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ケージ内をうんちだらけにしてし...

投稿者:水谷 圭

投稿日:2010/11/09(Tue) 23:38

No.554

11か月と7か月のトイプードルを飼っています。
2匹は別々のケージで外出時は留守番をさせています。ケージはトイレと寝床を区切ることができるものです。
悩んでいるのは7か月の子です。最近1か月ほど毎回外出するたびにケージ内の寝床にウンチをしてケージ内をうろうろするのでウンチをふんでウンチだらけにしてしまいます。飼い主がいないときにウンチをしたいようです。飼い主が家にいるときは1日中我慢しています。2日目の朝には我慢できなくなるようでうんちの体制をとるのでトイレに連れて行ってウンチをさせていますが、全部を出し切っていないようでウンチをさせたからと外出すると帰ったときはウンチだらけになっています。足の裏以外にウンチがついていないので、外出している間中うろうろしているようです。外出時間は短いときは1、2時間、長いときは7、8時間になりますが、短くてもウンチをしてしまっています。休日に朝のご飯をあげてから外出したふりをして別室から見ていると飼い主の姿が見えなくなったと気づいたとたんにうんちの体制をとっていました。すかさず出て行ってトイレに連れて行くとウンチをしませんでした。その繰り返しで1日中うんちをしなかったことがあります。ウンチをしたことで怒ったことはありませんし、トイレでウンチができた時は思い切りほめています。犬は自分の寝床には排泄をしないと聞きましたが、彼は夜は寝床で寝ていますし、食事中はケージに入れていますがおとなしく入っているので寝床である認識はあると思っているのですが、本人はそう思っていないのでしょうか。飼い主の就寝中と食事中と外出中はケージに入れています。それ以外は自由に部屋を歩かせています。散歩は雨の日以外は30分から1時間夜に行っています。散歩中は多いときで3回ウンチをします。外にでるとすぐにウンチをするので我慢しているのかもしれません。どうしたらウンチをトイレでしてくれるようになるのでしょうか。

Re: ケージ内をうんちだらけにし...

- アニコムカウンセラー 山田

2010/11/11(Thu) 17:52

No.563

水谷 圭 様

日毎に冬の足音が近づいてまいりましたが、
水谷様におかれましては、いかがお過ごしでしょうか。
この度は、ご相談をいただきまして、誠にありがとうございます。

7ヶ月のトイプードルちゃんが、飼い主様のお留守のときにウンチをして、
足を汚してしまうとのことですね。
トイプードルちゃんは、「ウンチは飼い主様が不在のときにするものだ」と
思ってしまっているのかもしれません。

水谷様は、ウンチをしたことに対して叱っていらっしゃらないとのことですので
該当されないかとは存じますが、過去にウンチを粗相し叱られたときの記憶があるなど、
何らかの出来事によって、ワンちゃんが「ウンチをすることはいけないことなんだ」と
思ってしまうことは比較的よくみられます。
また、このようなときには、飼い主様がいないときに排泄をしようとする傾向があります。

他にも、飼い主様がご在宅のときは、楽しくて仕方がなくて、お留守のときに
ウンチをする習慣がついてしまったり、反対に飼い主様のご不在が不安になり、
動揺から排泄をしてしまう場合などもみられます。

今後、精神的にも成長して自分に自信がついてくることで、
変化が生まれてくる場合も多いようですし、また、成犬に近づくにつれ、
1 日の排便回数が少なくなってくることが多いため、ゆったりとしたお気持ちで、
温かく見守ることで解決につながることもございます。

<不在時にウンチを踏まないための方法について>
1.外出前にお散歩にいき、排便を済ませておく
 お散歩中には、たくさんウンチをされるとのことですので、外出前に排便を済ませ、
 ご不在中の排便の可能性を少しでも低くされるとよろしいかと存じます。

2.ゲージを広くする
 状況により難しいかとは存じますが、
 動けるスペースが広くなることにより、ウンチを踏む可能性が低くなるでしょう。

3.ハウストレーニングを強化する
 お留守番に対する不安や退屈から、ゲージ内を歩き回るということが考えられます。
 普段から「ハウスに入っていればあんしんなんだ」と思えるよう、
 ケージの中でのんびり過ごすよう、ケージを大好きなところにしましょう。
 ケージの中に大好きな毛布やタオルなどを用意していただくのもよろしいでしょう。

 なお、以下 URL にてご案内しておりますので、ご参照くださいませ。
  
 どうぶつ相談室 「ワンちゃんはハウスが好き!」
  http://www.anicom-page.com/labo/2009/04/post-136.html#more

<ウンチをトイレでする方法>
1.すでに水谷様にも実行していただいているとおり、
 トイレの成功の最大の秘訣は、「褒めること」です。
 排泄は無防備な状態になることですので、リラックスをして
 快適な排泄タイムとなるように、知らん顔をしてあげてくださいませ。

2.お散歩時に排便時の「号令」をかける
 お散歩時など、ウンチをしているときに
 決まった号令(なるべく短い言葉)をかけ、
 ウンチが終わったら、思いっきり褒めていただきます。
 ご褒美をあげるのもよろしいでしょう。

 この方法を何度も繰り返すことにより、ワンちゃんの中で
 「号令 = 排便 = 褒めてもらえる(いいことがある)」と学習し、
 号令をかけることにより、排便を促すことができるように
 なるかと存じます。

3.お家の中の静かで隠れた場所にサークルなどで
 囲ったトイレを作ってあげてはいかがでしょうか。
 中にトイレシートを敷き詰めれておけば、そろそろ排泄するかな、というときに
 この中に入れておけば、かなり高い確率で成功体験を持たせてあげられます。
 偶然でもウンチが出たら褒めてあげましょう。
 
いずれにせよ、排泄行為は生理現象ですので、時間と根気が必要となりますが、
水谷様におかれましても、きっといつか「あの頃は大変だったな」と
懐かしく思われる日が来るかと存じますので頑張ってくださいませ。

少しずつ、寒さが厳しくなってまいりますので、
水谷様、ご家族様におかれましては、くれぐれもご自愛くださいませ。

今後とも、アニコム損保をどうぞよろしくお願い申し上げます。



偽妊娠ですか?

投稿者:ぽぽmama

投稿日:2010/10/29(Fri) 20:01

No.523

いつもお世話になっております。

11か月・雌のポメラニアンについてお聞きします。

先日から、一日何度も激しく陰部のあたりを舐め、痒いのか
お尻をこすりつけたり腰を振るので、病院を受診しました。
(初発情は7月末にありました。)


<偽妊娠>と言われました。

お乳も少し張っていて、少しだけですが白いものも出ました。
痒み・炎症を抑える注射を打ってもらいましたが、症状は治まりません。

<偽妊娠>の症状は個体差が大きく、
我が家のポメラニアンの場合は、避妊手術をしない限り、毎発情後<偽妊娠>を繰り返す可能性が高い。
と、言われました。

色々調べましたが、お乳の変化については書かれていますが、陰部をしきりに舐める事もあるのですか?

出産を考えていますので、避妊手術をすぐに受けさせる予定は無いのですが、毎回こんな症状なら可哀そうで・・・どうしたものかと・・・

2回目の発情時(予定では1歳2か月時)での交配は早すぎますか??

普段散歩の時でも、他の犬を怖がり、近づく事も出来ないような我が家のポメラニアンですが、お見合いは成立するのでしょうか??

獣医さんには交配も難しいものですよ。
と、言われました。

ご回答よろしくお願いします。

Re: 偽妊娠ですか?

- 獣医師 羽鳥

2010/11/02(Tue) 13:42

No.532

ぽぽmama様

落ち葉が風に舞う季節となりましたが、ぽぽmama様におかれましては
いかがお過ごしでしょうか。

この度はご相談を頂戴いたしまして、誠にありがとうございます。
先日よりポメラニアンちゃんに、「陰部をなめる」、「お尻をこする」、「マウンティングをする」などの
行動がみられ、偽妊娠とのご診断だったとのことでございますね。
また、ぽぽmama様におかれましては、今後、ポメラニアンちゃんの出産を考えられていらっしゃり、
出産の時期や避妊手術などについて悩まれていらっしゃるとのことでございますね。
早速ご案内をさせて頂きたいと存じますが、お子様の実際のご様子を拝見していないため、
一般的なご案内となりますことをご了承くださいませ。

【偽妊娠について】
偽妊娠とは、妊娠していないにも関わらず、「乳腺の張り」、「乳汁の分泌」、「巣作り行動」や
「子育て様の行動」などの妊娠様症状がみられる状態のことをいいます。
生理的な症状ではありますが、症状には個体差があり、ほとんど症状がみられない場合もあれば、
重い食欲不振などの症状を示すワンちゃんもいます。

偽妊娠が起こるメカニズムでございますが、ワンちゃんでは排卵後に卵巣に形成される黄体が、
妊娠した場合と同じ期間、機能し、プロジェステロン(黄体ホルモン)と呼ばれるホルモンが
この期間中、分泌され続けることによって起こります。
このプロジェステロンは、妊娠維持の作用をもつホルモンであり、プロジェステロンの分泌が
低下した頃に乳腺を刺激するホルモンが分泌されます。
そのため、乳腺の張りなどの妊娠様の兆候がみられることになります。

生理的な現象ですので、治療をしない場合でも一般的には数週間から約2ヶ月程度で症状は
自然に落ち着いてまいります。
しかしながら、食欲不振や乳腺の炎症など、偽妊娠の症状により日常生活に支障を
来たす場合には、ホルモン剤などによる治療が必要になる場合があります。
また、一度このような症状が起こった場合には発情期のたびに同様の症状を繰り返す場合も
多いことから、避妊手術を行うことで、偽妊娠が二度と発現しないような根本的な治療を
行う場合もございます。

ポメラニアンちゃんの場合、乳腺の腫れやマウンティングなどの症状が現れている
ということでございますが、かかりつけの先生がおっしゃる通り、これらの症状は
偽妊娠の症状である可能性が高いと存じます。先述の通り、乳腺の腫れなどは
時間の経過とともに落ち着いてくる可能性が高いかと存じます。
しかしながら、経過をみていても、乳腺の腫れが引く様子がないなどの場合は、
乳腺炎などを引き起こしている場合もございますので、改めて先生にご相談頂くことを
お勧めいたします。

マウンティングに関しましては、今回の偽妊娠によるホルモンバランスの変化がきっかけに
なっている可能性もございますが、それが習慣または遊びになってしまった場合、
今後も継続してしまう可能性がございます。
マウンティングを行っている対象物が物であれば、「ポメラニアンちゃんが見ていないときに、
それを隠して頂く」、または人に行う場合であれば、マウンティングをしてくるような素振りが
ポメラニアンちゃんに見られたら「ポメラニアンちゃんとの距離をとる」、
「マウンティングのしにくい姿勢を取る」などの方法をお取りいただければと存じます。

なお、マウンティングに関する特集記事がございますので、
こちらも参考にして頂けましたら幸いです。
http://www.anicom-page.com/labo/2010/02/post-295.html#search_word=マウンティング
http://www.anicom-page.com/labo/2010/02/2-25.html

また、「陰部を舐める」、「お尻をこする」などの症状もみられるとのことでこざいますが、
ポメラニアンちゃんの陰部やお尻の周辺に赤みや腫れなどはございませんでしょうか。
一度ご通院をされてご確認頂いているということですので、可能性は少ないかとは存じますが、
このような症状が見られる場合は、陰部の粘膜や陰部周囲の皮膚、または肛門嚢等に
炎症を起こしている場合がございます。また、気にして舐めることによっても皮膚炎を
起こす場合がございます。

特に発情後の時期には、細菌が感染しやすくなり、
子宮蓄膿症が起こるリスクが高くなる時期といわれております。
ポメラニアンちゃんの陰部からの分泌物の漏出、あるいは食欲不振や嘔吐、多飲多尿などの
症状はございませんでしょうか。もしそのようなご様子がみられた場合には、
お早めにかかりつけの病院にご通院されることをお勧めいたします。

【出産について】
出産に関しましては、ワンちゃんの発育の状況などにより個体差はございますが、
一般的に3回目以降の発情に交配を行うことが望ましいといわれております。
その理由といたしましては、以下のようものが挙げられます。
1. まだ若齢のワンちゃんでは、体も精神面も成長段階であり、
  出産にあたってのワンちゃんへの負荷が大きい
2. 成熟したワンちゃんの方が、生殖組織の成熟などにより安定した妊娠や出産が期待できる
3. 発情周期が安定し、発情のペースを把握してからの交配、妊娠のほうが、
成功率が高くなること

ぽぽmama様は、ポメラニアンちゃんのお子様を、お考えでいらっしゃるとのことで
ございますが、交配、妊娠につきましては、もうしばらく、ご成長を見てからのほうが
よろしいかと存じます。
それまでの間、症状が時間の経過とともに落ち着いてくるご様子であれば、
経過を観察して頂くのも一つかと存じますが、症状が落ち着かない場合につきましては、
かかりつけの先生とご相談されながらホルモン剤や症状に対する対症療法などの治療を
行って頂き、経過を見て頂くということも方法も一つかと存じます。

また、ポメラニアンちゃんにつきましては、シャイなお子様ということで、
他のワンちゃんを怖がるご様子がみられるとのことでございますね。
交配につきましては、他のワンちゃんとの接触はもちろんのこと、
さらに相性の問題もございますので、かかりつけの先生のおっしゃる通り、
交配を行うこと自体が難しいというケースもあるかもしれません。
恐怖心がある状態で無理をして行うことにより、ポメラニアンちゃんやお相手のお子様が
お怪我をしてしまう可能性もあるかと存じます。

対策と致しましては、交配をご希望される場合、ポメラニアンちゃんの体調が
落ち着かれましたら、無理強いをせず、他のワンちゃんとほんの少しずつから
触れ合うような機会をお持ちいただき、じょじょに増やして頂くと宜しいかもしれません。
子犬の時期に他のワンちゃんとの接触が少なかったり、怖い思いをしてしまった経験を
もっているお子様などは、他のワンちゃんとすぐに触れ合うことが難しいことも
あるかと存じます。
また、ドッグランなどの色々なワンちゃんが集まるオフリードの場所では、
怖い思いをして逆に他のワンちゃんが苦手になってしまう可能性もございます。
したがいまして、最初は他のワンちゃんが視界の中に認められるくらいのところで、
飼い主様と楽しく遊んでいただいたり、「他のワンちゃんがいると楽しいな」という
経験を作っていただくところからお始めいただき、じょじょに距離を縮めてくださいませ。
このようにしながら、他のワンちゃんを見て楽しい雰囲気を飼い主様が作っていただく
などから始められるとよろしいかと存じます。
少しずつ他のワンちゃんと交流をもつ機会をもたせ、ポメラニアンちゃんのペースで
慣らしていっていただければと思います。

寒さに向かう季節となりました。ぽぽmama様におかれましては、
お風邪など召されませんよう、ご自愛くださいませ。

今後とも、アニコムを何卒宜しくお願い申し上げます。



Re: 偽妊娠ですか?

- ぽぽmama

2010/11/08(Mon) 21:17

No.550

先日はご丁寧なご回答いただきありがとうございます。

実は10月初めに症状が出だし、加えて
おしっこの回数が増え、色も濃く、食欲が落ちる等がありましたので<膀胱炎>を疑い受診しました。

検査の結果<膣炎>との事。
注射、点滴、飲み薬で治療後、陰部を痒がる症状だけは治まりませんでしたので別の病院を受診しました。

そこで<偽妊娠>と診断されました。

お乳を舐める事も巣作り行動もしません。
ただ、陰部が痒いのか気持ち悪いのか舐める症状だけなのですが・・・
発情が終わりもうすぐ3か月
長く続きすぎではありませんか?

もう一度受診してみようと思います。

お世話になりありがとうございました。



Re: 偽妊娠ですか?

- 獣医師 羽鳥

2010/11/10(Wed) 19:52

No.562

ぽぽmama様

この度はご丁寧にご返信を頂きまして、誠にありがとうございます。

ぽぽmama様のワンちゃんは、以前に食欲不振や頻尿などの症状がみられたとのことがあり、
その際には膣炎とのご診断だったのですね。

今は治療を受けられて、陰部の痒み以外の症状については一旦落ち着かれ、
食欲なども戻られているということ、何よりでございますが、
陰部を気にするご様子は継続されているのですね。

ぽぽmama様もご高承の通り、偽妊娠の症状については、
一般的にそれぞれのワンちゃんによって症状が異なりますし、
症状が継続する時期も発情終了後の数週間〜約2ヶ月と幅がみられます。
ぽぽmama様のワンちゃんは、現時点で発情終了後から3ヶ月が経過している
ということですので、今後の様子にもよりますが、やや期間が長いようにも感じられます。

もし今後も乳腺の腫れが引き続き継続している様子でしたら、
ホルモンの分泌異常などにより、発情周期が変化している可能性があるかもしれません。
また、乳腺の腫れなどの症状が落ち着いてきた場合でも、陰部の痒みのみが残っている場合は
当初は偽妊娠による痒みが原因だったとしても、舐めることにより感染を引き起こし、
皮膚や膣粘膜の炎症や膀胱炎などを引き起こしている可能性もございます。

近々ご通院のご予定ということですので、今までの経過や現在の症状をかかりつけの先生にお伝え
いただき、その後の治療等についてよくご相談頂くことをお勧めいたします。

色とりどりの紅葉やイルミネーションが美しい季節です。
早くお子様の症状が改善され、健やかに成長されますことを
アニコムスタッフ一同お祈り申し上げております。



これはどうしたら・・・

投稿者:さなえ

投稿日:2010/11/06(Sat) 02:36

No.546

こんばんは

もうひとつ相談させてください。
チワワの他に猫を飼っています。

チワワの子と同じ6歳なんですが、最近歯が伸びてきたような気がします、そして犬歯のあたるところが腫れてしまっています。可哀想で見てられないのですが、病院に連れて診療してもらう他におうちでできることはないのでしょうか。

そして、ご飯もカリカリを食べなくなってしまって柔らかいものしか食べなくなってしまったのです。


下痢もしだして、次の日には普通の便になったので安心していたのですが、一度診てもらったほうがいいのでしょうか・・・

Re: これはどうしたら・・・

- 獣医師 羽鳥

2010/11/10(Wed) 19:23

No.561

さなえ様

青空も高く澄み、木の葉の舞い散る季節となりましたが、
さなえ様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。

この度はご相談を頂戴いたしまして、誠にありがとうございます。
早速ご相談頂きました件に関しましてご案内させて頂きたく存じますが、
実際のお子様のご様子を拝見していないため、一般的なご案内となりますことを
ご了承下さいませ。

さなえ様のネコちゃんは犬歯が当たる部分が腫れてしまい、痛みがでていることから
固いご飯が食べられなくなっているご様子ということですね。

犬歯の当たる部分は口唇の部分でしょうか。あるいは、歯肉でしょうか。
犬歯が歯肉や口唇に当たってしまう原因としては、咬み合わせ等の異常や、
加齢による顎周囲の筋力の低下などが考えらます。
また、現在、ネコちゃんのお食事の様子を観察されて、顔を傾けながら食べている、
もしくはどちらか一方の顎でのみ咀嚼をしているなどのご様子はみられるでしょうか。

もしそのような場合には、犬歯のあたる部分以外にも歯肉炎や歯周炎、口内炎などが
みられ、痛みがでている可能性があるかもしれません。
また、歯周病が悪化したことにより、奥歯が抜け、咬み合わせに問題をきたしたこと
から、犬歯が下の部分に強く当たるようになってしまうこともございます。

いずれにしても、犬歯が当たることによる物理的刺激によったり、あるいは傷ができたりして、
そこから感染を起こすことによる炎症で腫れてしまっているのかもしれません。
なお中には炎症ではなく、腫瘍などの可能性もあります。

ネコちゃんの口の腫れが炎症である場合には、対症療法により痛みを軽減させてあげることは可能では
ありますが、犬歯が当たることにより刺激が加わり、炎症を繰り返し引き起こしてしまうようであれば、
犬歯を抜くような処置が必要かもしれません。
犬歯は、歯根が長くしっかりとした歯ですので、抜歯を行う際にはほとんどの場合、麻酔が必要となります。
歯垢や歯石の蓄積により歯周病などが起っている場合や腫れが腫瘍のようなものであった場合についても、
歯石の除去や腫瘍の摘出などの処置を行う可能性があり、その場合も同様に麻酔の処置が必要に
なるかと存じます。

全身麻酔をかけることについては、どのネコちゃんでもリスクがある程度ありますので、
検査等により全身状態を評価する必要性があり、その場合ネコちゃんの状態に合わせて、
視診や触診、聴診などに加えて、血液検査やレントゲンなどの検査を行うことが多くの場合あります。
また、その結果等によっては、追加で精密な検査が必要になることもあります。

ネコちゃんのご様子が、硬いものを噛む際に痛みがでてしまう場合には、既になさっていらっしゃる
かもしれませんが、ドライのフードに水分を加えてふやかして頂くとよろしいでしょう。
あるいは食べやすいウェットフードをご用意頂くのも宜しいかもしれません。

さなえ様のネコちゃんの場合、痛みから既に食欲の低下がみられている状況であり、
ご様子をみられることで悪化してしまう可能性もございます。
また、猫ちゃんはお食事をとれず絶食状態になってしまうことで、肝臓に
負荷がかかってしまう可能性もございます。

さなえ様のネコちゃんの場合、上述のような口の症状や食欲低下と関連しているかどうかは
分かりかねますが、先日一時的に下痢をされていたとのことですので、
念のため、便などをお持ちいただき、お早めにかかりつけの病院さんにご相談されることをお勧め致します。

日一日と寒さが増してまいりましたが、さなえ様におかれましては
お風邪など召されませんようどうぞご自愛くださいませ。

今後とも、アニコムを何卒宜しくお願い申し上げます。



猫の膀胱炎治療について

投稿者:あけみママ

投稿日:2010/11/07(Sun) 05:33

No.548

いつも大変お世話になっています。
4才になりました猫のことで、ご相談です。

7月はじめ、食欲がなくなり、膀胱炎と診断され、お薬を
動物病院で処方され、元気になりました。

その後の治療なんですが、毎週、一日預かりとなり
尿検査をして、薬を飲んだり、やめたりという日々が
3ヶ月、続いています。

再発の可能性もありますので、今まで通院してきましたが
元気になって、尿検査も毎回しても、ほとんど異常がなく
(回数をやっているので、たまにはPHが少しあがってことも
ありましたが)続けて通院をしていくものか悩んでいます。

毎週、一日預かりになってしまうので、猫のストレスも
心配です。
尿検査は元気になっても、ずっと毎週続けるものなのでしょうか?

ちなみに複数の医師がいる病院で、院長先生はそろそろ、3ヶ月に一度くらいで、いいでしょうと昨日は言っていたのですが
、担当の若い医師が、毎週と言っているので、統一した意見も
聞きたいと思い、来週院長と話をしたいと申し出ようと
思っています。

Re: 猫の膀胱炎治療について

- 獣医師 山本

2010/11/10(Wed) 17:54

No.560


あけみママ様

気持ちのよい秋晴れが続く今日この頃でございますが、あけみママ様におかれまして
はいかがお過ごしでしょうか?
この度は、ご相談を頂戴いたしまして誠にありがとうございます。

4歳になられたお子様が膀胱炎と診断され、治療をお受けになりその後改善され、
現在は週に一回の検査をしていただいていらっしゃるとのことでございますね。
症状はいまは落ち着き、元気にお過しとのことで安心いたしました。
検査のため週に一日、病院さんへお預けになられることが、
ネコちゃんの負担にならないかとご心配になられているご様子、お気持ちお察しいた
します。


早速、お問い合わせの件につきましてご案内させていただきますが、ネコちゃんの
実際のご様子を拝見していないため、一般的なご案内になりますことをご了承くだ
さいませ。

膀胱炎や尿道炎の一般的な原因は細菌による感染だと言われていますが、それ
以外にも結晶や結石による膀胱・尿道の損傷、先天的な構造の異常、腫瘍、スト
レス、さらに原因不明の特発性膀胱炎があげられます。
膀胱・尿道のことを下部尿路系といいますが、下部尿路の感染は、尿道が太くて
短いという特徴から女の子に発生しやすいと言われています。

症状は一般的に痛みを伴い、違和感により「尿があまりたまってないのに何度
もトイレに通う(頻尿)」、「トイレで長時間じっとする」、「おなかを痛そうに
うずくまる」、「おなかを触れられることを嫌う」、「陰部をしきりに舐める」、
「イライラして怒りやすくなる」、「元気・食欲の減退」「お水を飲む量が増える」
などさまざまな症状を呈することもございます。
膀胱・尿道の異常は、尿の色、尿のにおい、尿の混濁の有無、排尿の回数、
排尿時間の延長、排尿困難などで発見でき、まずは動物病院へ受診し、一般的
な身体検査と尿検査をしていただく必要性がございます。

尿検査では、尿試験紙での検査と尿を遠心分離機にかけ、得られた沈渣を顕微鏡
で確認する検査などがございますが、その結果からは、尿比重、尿pH、赤血球、
白血球、硝酸塩、ケトン類、尿糖、尿蛋白、ビリルビン、細菌、結晶、細胞の
有無などがわかります。
さらに症状や経過によっては尿の培養検査、血液生化学検査、単純レントゲン
検査や膀胱造影・尿路造影検査、超音波検査(膀胱や腎臓など)が必要になる
こともございます。

治療に関しましては、まずは数週間の抗生物質の投与が必要になることが一般的
であり、その経過次第では、尿の培養検査を行い、その細菌にあった抗生物質の
投与を必要に応じて継続することもございます。
違和感が強くみられる場合には、非ステロイド抗炎症薬(NSAIDs)や違和感を
取り除くために抗うつ薬などをあわせて使用することもございます。NSAIDsに
関しましては、特にネコちゃんでの使用は腎臓や消化器に影響が出ることがある
ため、かかりつけの先生とよく相談をしていただく必要がございます。

通常、単純な尿路感染であれば、適切な抗生物質の治療を始めれば、すぐに症状
がみられなくなることが一般的ですが、解剖学的な異常により正常な排尿ができ
ない場合や結石や腫瘍などの物理的な刺激などによる膀胱炎であれば、抗生物質
の治療を開始しても症状が続いたり、効果があっても抗生物質の投与を止めると
すぐに再発することもございます。
また、膀胱炎が慢性化してしまうことにより、より複雑で重篤化し、難治性に移行
することもございますが、その場合は、早急に検査を進め、原因を調べる必要が
ございます。

さて、あけみママ様のお子様はお薬の投与により症状が落ち着き、その後は週に
一回、お預けでの検査を続けていらっしゃるとのことでございますね。
膀胱炎は、適切な抗生物質を適切な期間、投与することが重要です。
症状が改善したとしても、適切な期間抗生物質の投与を行わないと再発をして
しまう可能性があります。そのため、治療期間中に尿検査などで、状態が改善して
いるかどうかを確認するとともに、その後服用をやめても問題ないかの再検査を行
うことが一般的です。さらに1〜数ヶ月後にも膀胱炎の再発の有無の確認を行うこ
とが望ましいと言われています。

その後の再検査の間隔に関しましては、そのネコちゃんの症状や治療経過、体質、
年齢などによって異なってまいりますのでかかりつけの先生とご相談の上、決め
ていただくとよろしいかと存じます。
なお、一度の軽い症状ですぐに症状が治まったのであれば、治療完了後は経過を
みることもございます。

あけみママ様のかかりつけの動物病院の先生はとても慎重に膀胱炎の治療をして
いただき、そのためお子様は、現在元気にしていらっしゃるとのことで、何より
でございます。
院長先生も「そろそろ3ヶ月に一度でいいでしょう」とおっしゃっていらっしゃ
るとのことでございますが、複数の獣医師さんがいらっしゃる病院とのことです
ので、行き違いもあるかとも存じます。
次回ご通院されたときにあけみママ様のお気持ちを率直に院長先生にお話しいた
だき、今後のご相談をしていただいてはいかがでしょうか。

また、病院さんへお預けになられることに対するネコちゃんへの負担に関しまし
ても、院長先生にご相談していただくことをお勧めいたします。
検査の内容によっても異なりますが、尿検査だけであればご自宅にてご自身で
採尿を行い、病院へ持参していただければネコちゃんのご通院なしで検査できる
こともございます。
なお、ご自宅での採尿をされる際に生じ易い問題点もございますので、
以下、例として挙げさせていただきます。
1. 時間が経過した尿は性状が変化し、正確な検査ができなくなるため、出来る
限り新鮮な尿でなければならないこと
2. 適切に洗浄した容器に採取しても、自然排尿であれば、尿道、陰部を通過した
尿の採取することになるので、尿道、陰部、陰部周囲の被毛に付着している
細菌も検出してしまう恐れがあること

膀胱をマッサージしての採尿や軟らかいカテーテルによる採尿が必要な場合はご
通院が必要になりますし、尿が膀胱内に貯まっていなければ採尿ができず、尿が
貯まるまでのお預かりも必要になるかもしれません。他にも必要な検査をしてい
ただいている可能性もございますし、ご通院していただくことにより、お子様の
一般的な身体検査もしていただけると思います。
上述の内容をご参考にしていただき、今後の尿検査の間隔のご相談以外にもご
通院やお預かりの必要性なども併せてかかりつけの動物病院の院長先生にご相談
していただけるとよろしいかと存じます。

朝晩はぐっと冷え込み、体調を崩しやすい頃でございます。
あけみママ様におかれましては体調を崩されませぬよう、どうか十分にご自愛
くださいませ。
あけみママ様のお子様が健やかな毎日をお過ごしになることができますよう、
心よりお祈りいたしております。

今後ともアニコムをどうぞ宜しくお願い申し上げます。



トイレについて

投稿者:hana

投稿日:2010/11/06(Sat) 20:28

No.547

引っ越しをして2カ月になります。
以前はベランダに出れるようにしていたので、トイレはベランダでいていましたが
今は完全に家の中で、ベランダに出す事ができないせいか
なかなかトイレを覚えてくれません。
粗相をした時は臭いが残らないように掃除したりしているんですが…
どうすればシートの上でするようになるんでしょうか?

Re: トイレについて

- ドッグライフカウンセラー 三留

2010/11/10(Wed) 14:56

No.557

hana 様

紅葉の美しい季節となりましたが、hana様におかれましてはいかがお過しでしょうか。
2ヶ月前にお引越しをなさったとのこと、新しい環境には慣れられましたでしょうか。

この度は、ご相談をいただきまして誠にありがとうございます。
早速ではございますが、実際のご様子を拝見しておりませんので、
一般的なご案内になりますことを何とぞご了承くださいませ。

さて、ワンちゃんは環境の変化に敏感などうぶつですので、
お引越しをされた場合、自分の縄張りがどこなのか分からなくなり、
戸惑いや混乱から、トイレでの排泄についても分からなくなってしまうことが多くございます。

hana様のワンちゃんは、以前のお宅ではベランダのトイレで排泄をなさっていた
とのことでございますが、現在、トイレはどちらにご用意をなさって
いらっしゃいますでしょうか。
ワンちゃんにはもともと自分がくつろぐスペースから離れたところで排泄をする習性がございます。
現在、ケージの中にトイレを用意している場合は、もう一ヶ所、ケージから離れた静かな場所
にも用意なさってもよろしいかと存じます。
また、いつも粗相をする場所がある程度決まっているのであれば、
その場所をトイレになさるのもよろしいかもしれません。
どちらにしても、大変ではございますが、hana様が最初にワンちゃんをお迎えに
なられたときのように、もう一度、どこでトイレをしたらいいのかを根気強く
教えてあげてくださいませ。

具体的には、ワンちゃんが排泄するタイミングを見計らっていただき、
「トイレはここよ」などと決まった言葉で声がけしながらトイレに誘導します。
タイミングは、メモをとるなどして排泄のリズムを把握していただき、
「そろそろ排泄しそうな頃だな」という時を見計らうとよろしいでしょう。
ワンちゃんは褒めてあげることで、どこでオシッコをしていいかを学習すると
いわれておりますので、偶然でも上手く排泄ができましたら
うんと褒めてあげてくださいませ。
多少はみ出していても大目に見ていただき、トイレシートの上で少しでも排泄ができたら
たくさん褒めていくことで成功の割合を少しずつ高くしていきましょう。
また、なるべくゆったりとしたトイレタイムを作るようにしていただければと存じます。

なお、トイレの以外でオシッコをしても叱ったり、騒いだりしないほうがよろしいでしょう。
叱ってしまうことで、排泄行為を悪いことだと思い、隠れて排泄をすることがございます。
あるいは「アッ」と声をあげたり、騒いだりする飼い主様の反応を
「注目を浴びたこと」=「ご褒美」だと思ってしまい、構ってほしいがために、
トイレ以外で排泄することもございます。
中には粗相の後を雑巾で拭く飼い主様の様子が楽しくて、はしゃいでしまう子もいますので、
余計な言葉をかけず、何もなかったかのように片付けていただいたほうがよろしいでしょう。

また、トイレの場所の周囲をサークルなどで囲い、
中にトイレシートを敷き詰めるのも一つの方法でございます。
トイレシーツが敷き詰めてあるので、サークルの中は全部トイレになりますから、
成功体験を持たせやすくなります。
しばらくすると、いつも排泄をするトイレシート、しないシートができてきますので、
しないシートを取り外していき、少しずつトイレシートのスペースを狭めることで、
最終的にはトイレシート1枚でできるようにしていきます。
その後、サークルが邪魔であれば取り払い、またトイレシートの位置を動かしたいときには、
ワンちゃんが戸惑わないように、毎日数センチずつ移動させていきます。
サークルで囲うのが難しい場合も、トイレシートを何枚か広げることで
同様に成功の確率は高まるかと存じます。

なお、ワンちゃんは匂い、位置関係、足裏の肉球でのトイレシートの感触など、
幾つかの要素でトイレの位置を覚えるようでございます。
絨毯やマット類などはトイレシートに感触が似ていて、ワンちゃんの排泄を促す
ともいわれております。
尿意を覚えるとトイレシートの上に行きますが、トイレシートに似た感触の物があると、
区別がつかなくなりますので、行動範囲にトイレシーツと似た感触の素材の物がある場合は、
可能であれば取り外していただければよろしいかと存じます。
取り外すのが難しい場合でいつも粗相をしてしまう場所が決まっているのであれば、
その上に何か物を置いてしまったり、トイレシートを敷き、その場所をトイレの場所に
してもよろしいかもしれません。

そろそろ年の瀬のせわしなさを感じる頃でございますね。
hana様のワンちゃんとの毎日が笑顔にあふれて素晴らしいでありますよう
心からお祈り申し上げております。今後ともアニコムをどうぞよろしくお願い申し上げます。