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糞尿
投稿者:オムチイ
投稿日:2016/11/04(Fri) 01:16
No.4530
我が家に約40日前にやってきた8ヶ月の雄のチワワです。ペットショップ購入時に、トイレ場所を覚えてもらうために、我が家に連れてきてからは、10日〜2週間はゲージから絶対に出さないでくださいと説明を受けたのですが、初日からリビングに出してしまい、あちらこちらに糞尿をしている状況で、また、食糞もしています。なお、病気予防とマーキング行為防止のため、約3週間前に去勢を行ったのですが、マーキング行為も無くならない状況です。なお、チワワにとってストレスになるのは重々承知しておりますが、糞尿の問題より日中留守の時と就寝時はゲージの中に入れている状況です。あらためてトイレ場所を覚えてもらうために、糞尿をする頻度が高い食事後はゲージの中に入れておき、糞尿をしてからゲージ外に出しているのですが(食事後から糞尿をするまでの間は多々吠えます)、目を離したすきにリビング内に糞尿をされている状況です。糞尿をされているときは、無言で騒がないで、糞尿を片づけています。このような状況での、トイレのしつけのアドバイスを受けたいと思っております。よろしくお願いいたします。
Re: 糞尿
- 愛玩動物飼養管理士 三留
2016/11/08(Tue) 16:10
No.4533
オムチイ 様立冬を迎え、朝晩の冷え込みも厳しくなってまいりましたが、オムチイ様におかれましては、いかがお過ごしでしょうか。オムチイ様のご一家ではチワワちゃんをお迎えになられたとのこと、可愛いけど、たいへん、という感じなのではないでしょうか。さて、この度は、ご相談をいただきまして、誠にありがとうございます。早速、ご案内をさせていただきたく存じますが、一般的なご案内となりますことを何とぞご了承下さい。【どこでトイレをしたら良いかを教えていただく】トイレの場所をお教えになるため、現在チワワちゃんは、お留守番のときと就寝時に、ケージの中で過ごすようになさっているとのことですね。「ワンちゃんがケージ内で過ごすことはストレスになるのかもしれない」ということを、ご心配なさる方も多いのですが、実際にはかえって落ち着くことができるようです。ワンちゃんは、もともと、穴倉のようなところで暮らしていたと考えられますので、狭くて、自分から周囲は見渡せるけど、周囲から自分の姿は見えないという所に安心感を覚えることが一般的だとされています。ただ、叱ったとき、困ったときなど、ワンちゃんにとって嫌なときにケージにお入れになっていると、ケージと嫌な記憶が結びついて、入りたがらなくなることがございます。また、好奇心旺盛な子犬ちゃんの時期は、ケージの外には楽しそうなものがたくさんあるので出たがりますが、安心で安全な場所を提供してあげるのよ、と自信をもってケージをご利用なさっていただければと思います。屋根などのないオープンなタイプのケージであれば、後ろ半分くらいに大判のシーツをかけるなどなさって、落ち着く雰囲気を演出するのもよろしいでしょう。ケージやサークル以外にも、クレートやキャリーバッグ、バリケンなども、中に入ったら良いことがある、という経験や、オムチイ様のご利用なさったバスタオルや毛布などをお入れになっても落ち着くかもしれません。さて、ワンちゃんにトイレの場所を教えるためには、成功体験をさせてあげること、「すごいね、トイレでできたね」と褒めてもらった経験をさせてあげることが大切です。したがいまして、現在なさっているように、食事の後はケージの中で過ごし、排泄をしたら褒めて外に出していただくという方法は、たいへん望ましいと思います。トイレの上で排泄をしたら、「お利口」などと褒めていただくことを根気強く続けましょう。タイミングをみきわめるために、排泄をしそうな仕草をみて、というのも一つではございますが、排泄にはリラックスできる雰囲気が不可欠です。オシッコをしたくなったとき、飼い主様のあわてる姿に、出そうになっていたオシッコやウンチも出なくなってしまうということもあるようです。できれば、排泄をしてから次の排泄までの間隔を把握するため、メモにとるなどなさってはいかがでしょうか。食事や飲水の摂取時間などから、「そろそろかな」というタイミングで、「トイレはここよ」などの、いつも排泄をするときの声掛けとともに、トイレのあるケージに誘導してあげましょう。反対にうまくいかなかったときは、今オムチイ様がなさっているように、知らん顔をして片付けることが重要です。つい「あっ」などと声をあげたくなりますが、声もあげず、さっと視線を向けることもせず、何もなかったかのように片付けてしまいましょう。ワンちゃんは、自分の行動の後、周囲でどのようなことがあった、ということをよくみており、こういった経験をもとに、自分で行動を選択するようになります。ワンちゃんは構って欲しくて、愛されたくて仕方がないので、粗相をしたら声をかけてもらえた、というように、叱られたことや声をかけてもらったことが、騒いでもらったと、かえってご褒美のようになってしまうことがあります。振り返ってもらったり、視線を向けてもらうことさえもワンちゃんにとってのご褒美になってしまいかねません。また、気の弱い、おとなしいタイプのワンちゃんでしたら、「ここでオシッコしてはいけないのよ」と場所について叱ったつもりが、排泄をしたことそのものを叱られたと思い、「オシッコしてはいけない」、「ウンチをしてはいけない」、でも出てしまうのですから、隠れて排泄をするようになることもみられます。そのため、成功するように誘導していただき、できたら褒めるということを根気強く続けるように工夫していただければと存じます。褒める機会を少しでも増やすために、ケージの中のベッドなど、ゆっくりとするところ以外のところは、全部トイレシートを敷いて、なるべくトイレを広くしてあげるのも一つの方法でしょう。そのうち、するシートしないシートができてきますので、しないシートを取り外してしまってもよろしいでしょう。トイレとベッドの区別がつかないようでしたら、スノコなどをご利用いただき、例えばベッドを一段高くするというのも良いかもしれません。あるいはスペースに余裕があれば、トイレとベッドの間隔をあける、というのも区別がつきやすくする一つの方法です。ケージが広いようでしたら、クレートやキャリーバッグなどをケージに組み込んでしまうのも、トイレとベッドの区別がつきやすくするための一つの方法です。なお、トイレシートをビリビリに破り、遊んでしまう子も多くみられます。中には破くことがただ楽しい、というワンちゃんもいますので、破いてしまう場合には、網で押さえるタイプのトイレトレ-を利用するなどの対策をなさるのも一つでしょう。ただ、「いたずらをすると構ってもらえる」ということで、構って欲しくてチラチラと飼い主様の様子をみながら、シートをいたずらすることも多くみられます。このようなときの大切なポイントは、構ってもらったと思わせてしまうような叱り方をなさらないことが大切でしょう。「今やっていることはいけない」ということをしっかりと伝えるためには、叱るときには低くて落ち着いた声で、毅然と叱ることです。また、ケージの中にいるときの位置関係などから、トイレの場所は把握できても、ケージの外に出るとトイレの場所が分からなくなるということも一般的です。位置関係が把握し辛いというのもあるでしょうし、遊びに夢中になっているうちに・・ということもあるでしょう。このような場合も、タイミングをみはからって「トイレはここよ」などとトイレに誘導をしていただいているうちに、トイレへのいき方を覚えていくでしょう。根気強く対応していただければと思います。ワンちゃんにとって、排泄とは自分の匂いを周囲のワンちゃんたちにアピールする手段でもあるということもあるでしょうし、自分の縄張りは汚さず、自分の足跡を残さないという習性でもあるといわれています。このようなことからか、成長するにしたがい、ケージの中ではしなくなる場合がありますが、そのような場合も考慮なさって、ケージ以外のいつも粗相をしやすい場所にもう一ヶ所トイレを用意していただくのもよろしいでしょう。トイレシートを広めに敷くのも一つですし、小さめのケージや柵などで囲ったスペースをトイレにしていただき、全面にシートを敷いて、タイミングをみてお入れいただくというのも一つの方法でしょう。「上手くいくかしら」など、ぴりぴりとした雰囲気ですと、その気持ちはチワワちゃんに伝わります。リラックスして、排泄がし易い雰囲気を作っていただくことも大切でしょう。【吠えることについて】チワワちゃんは、ケージに入って、オシッコやウンチをするまでの間、吠えることが多いとのことでございますね。そのとき、オムチイ様はどのように対応なさっているのでしょうか。「出して」と要求して吠えている場合、吠えているときに出せば、「吠えれば出してもらえる」ともっと吠えるようになってしまうという傾向がみられます。ワンちゃんは一度成功すると、成功をもたらした行動にたいへん強く執着しますので、吠えても構わないでいると、何時間でも吠える、ということになってしまいがちです。そして、あまりに吠えるので飼い主様がしびれをきらして構ってしまうと、「やったー、やっぱり吠えればいいんだ」と、吠えることがますます素晴らしい手段となってしまいます。「吠えても何の効果がない」ということをお教えいただくためには、知らん顔をしていただくことが有効でしょう。一方で、「おすわり」などの飼い主様の指示にしたがったときや、吠えていないで落ち着いているときに、ケージから出して遊んであげたりすることで、「落ち着いているときに良いことがあった」という経験をさせてあげましょう。大切なことは、チワワちゃんの都合ではなく、あくまでもオムチイ様の都合でお家の中が動いていると感じさせてあげることでしょう。【ケージをお気に入りの場所にするために】先に案内させていただいたように、ケージの中をチワワちゃんのお気に入りの場所にしていただくことは、たいへん重要なことです。そのため、叱るときにケージにいれるのではなく、「入ったら嬉しいことがあった」という経験をさせてあげましょう。お散歩やご飯の後などに、ケージの中でのんびりと過ごさせてあげてもよろしいでしょう。ケージに入った後、特別にお気にいりのオモチャを与えていただいたり、オヤツを与えていただくなどもよろしいでしょう。「ケージ=一人になる、置いていかれる」というイメージがあるようでしたら、ケージの中にいるチワワちゃんの隣に、ケージ越しに座って笑顔を見せてあげたり、ケージのある部屋で読書をなさったりして、ケージがお留守番のときだけの場所でないと感じさせてあげましょう。また、オムチイ様のご負担を少なくするためにも、リビングの半分を柵などで区切って、遊べるスペースになさるなど、遊んでも良いスペースを作っていただくのも一つでしょう。【マーキングが続くことについて】一度行動として覚えてしまった性成熟に伴う行動は、去勢手術をした後も行動として記憶されており、続いてしまうことは多いようです。ただ、徐々に和らぐ傾向がみられるようです。また、男性ホルモンの関係とは別に、ご家族様との関係性を見直すことでマーキングの状況がかわることもございます。ワンちゃんはもともと群れで生活をしていたどうぶつであり、群れの中で上位下位を付けたり、縄張りを主張するのは本能だといわれております。また、ワンちゃんには自分の縄張りを侵入者から守る習性があり、お散歩の時など自分の縄張りを示すためにオシッコで目印を付け、侵入者に警告を発しようとします。マーキングの大きな原因は自己主張だと考えられておりますが、他にも、何らかの不安やストレスなどがあるのではないかといわれております。 家の外は多くのワンちゃんがお互いの力関係を牽制しあう場でもありますので、お散歩時のマーキングは、ワンちゃんにとってごく当たり前の自己主張といえるかもしれません。一方、他のどうぶつの匂いがしない家の中でも、マーキングにより縄張りを主張する場合は、リーダーである人間のご家族に、ワンちゃんが群れの中の優位性を主張していたり、群れの中での順位が不明確であることが原因である可能性もあるといわれております。 ほかにも「恐い」という気持ちや不安な気持ちが強く、縄張り以外に住むどうぶつなどに、「ここはボクの縄張りだから、来ないで!」と宣言をしている可能性もあるかもしれません。対応策として、まずはチワワちゃんに「自分は飼い主に守られて生活している」と認識させ、群れの中での生活に安心感を持たせてあげましょう。日常の生活では、チワワちゃんに対して「要求を呑まない」、「リーダーとして毅然した態度で接する」、「しっかりコミュニケーションを取る」、「褒める時、いけないことを伝える時、メリハリをつけて対応する」などに留意していただくことが重要でしょう。常に一貫性があり、感情的にならず、落ち着いた対応をする飼い主様の態度に、チワワちゃんは深い信頼を寄せていくことでしょう。具体的には、いつもチワワちゃんは、オモチャなどを持ってオムチイ様に「遊ぼう」と誘いにくるのであれば、そのようなときの主導権をオムチイ様が握るため、「スワレ」などと指示を与え、チワワちゃんが指示にしたがったことへのご褒美として、遊んであげるようにしましょう。またオモチャなども、自由にチワワちゃんが選ぶというような状況よりは、オムチイ様が管理していると思わせてあげたほうが良いでしょう。順序も大切なポイントです。ご帰宅なさったご家族が挨拶をなさるとき、まず人間のご家族に「ただいま」とおっしゃって、チワワちゃんには最後に、吠えたり、騒いだりせず落ち着いた状態になってから声をかけるようにしましょう。デッキやベランダなどで遊ぶときがあるなら、見晴らしが良く、人やワンちゃんなどが行きかう様子を見渡せるのであれば、少し目隠しを作ってあげるのもよろしいかもしれません。一方、お家の中にチワワちゃんの場所をしっかりと用意してあげることも大切です。落ちついてのんびりと過ごせる環境を作ってあげましょう。構ってほしいが故にマーキングをするケースもございます。チワワちゃんが実際にマーキングをしている姿を見たり、マーキングがしてある場所を見つけても、落ち着いてご対応いただき、飼い主様はあわてたり、感情的に怒ったりしないようにしましょう。スキンシップの時間を増やしたりすることで、マーキングをしなくなる例もあるようです。実際にしている場面を叱るのであれば、極力落ち着いて、低い声で「いけない」など決めた言葉で伝えるようにしましょう。するのを止めたときには、明るい声で褒めてあげましょう。【食糞について】ワンちゃんの世界では、母犬は、子犬を危険から守るためなのか、子犬の排泄物を食べて片付ける習性があります。このような母犬の様子を目にしてきたせいなのか、多くの子犬が自分のウンチを食べて飼い主さんを戸惑わせます。子犬のうちは食べた物を消化吸収する力が不十分ですので、食べ物が充分に消化されずに出てくることから、ウンチを食べてしまったり、好奇心や退屈しのぎのおもちゃとして遊んで食べてしまうことがあります。このような習慣が残り、ウンチを食べることはたいへんよくみられます。ワンちゃんがウンチを食べる原因は、次のようなことが考えられます。1.食事の量が多すぎたり少なすぎたりして、適量でない2.ウンチに食事の匂いが残っている3.好奇心から食べてしまう4.ウンチを片付けているつもりで食べてしまっている5.排泄の失敗を叱られた経験からウンチをすることがいけない行為と思い、ウンチを隠すため食べるようになる6.ウンチを食べたときに周囲がびっくりして声をかけられた経験があり、構ってもらえると思い、注意をひきたくて食べてしまう7.環境の大きな変化などの不安が原因となり、そのストレスのはけ口としてウンチを食べる8.退屈のあまりウンチで遊んでいる間に食べてしまう9.寄生虫感染10.消化不良 などオムチイ様のチワワちゃんの場合も、食事量が適量であるかなど、今一度ご確認をしていただくとよろしいでしょう。また、一度に沢山食べられないけど、すぐにお腹が空いている様子であったり、すぐにウンチがゆるくなってしまうようであれば、食事の回数を増やしていただいてもよろしいでしょう。ケージの中でウンチをオモチャにしているようであれば、お散歩の時間や距離を増やして、チワワちゃんがケージに戻る頃には、心地よい疲れに、うとうとしてしまう状態にしていただくのもよろしいでしょう。多くのワンちゃんは自分のしたウンチに対して執着心もあるようです。例えば、ワンちゃんがウンチをするのを目で追い、急いで飼い主様がウンチを片付ける様子を、「ママもウンチを欲しがっているみたい。取られるものか」と、かえってワンちゃんのウンチへの執着心を強くしてしまわないように、ご注意をしていただければと思います。ウンチへの執着心を軽減するために、可能な限り、排便後はワンちゃんの気持ちをウンチから離してしまいましょう。具体的には、ワンちゃんがウンチをしたら、少し離れたところから呼んで、ウンチから意識を離す習慣をつけるとよろしいでしょう。できれば、まず「上手にできてお利口ね」と声をかけて褒めていただき、呼び寄せるようにします。その後、ご褒美のオヤツをあげたり、おもちゃなどで遊ばせてあげたり、ボールなどを転がして気持ちをそらしてしまい、ワンちゃんがボールなどで遊んでいる間に片付けてしまいましょう。ウンチをして、ママのほうにいくと、オヤツをもらったり、おもちゃで遊べて楽しいという状況を作ります。繰り返していく中で、この一連の動作が、ウンチをした後に食べるというチワワちゃんの動作とすり替わってしまうという訳です。ただ、ご家族がいつも見ているわけにはいきませんし、思うようにいかないこともあると思いますが、まずは可能な範囲で工夫していただき、ウンチをした後、ウンチからチワワちゃんの気持ちを離す、というようにしていただければと思います。また、チワワちゃんの目に、オムチイ様がウンチのことを気にしていないと見せることも大切でしょう。ママが気にする素振りを見せないことで、「ウンチは魅力ないものだ」と思わせるようにしましょう。また、チワワちゃんがウンチに口を近づけようとした瞬間、低くて落ち着いた声で「いけない」などと叱っていただき食べない状況を作ることもよろしいでしょう。そして、食べないでいたら「オリコウね」とご褒美を与えていただいたり、明るい声で褒めてあげたりしましょう。ケージが狭く、ベッドにいるといつも目の前にウンチがあるのであれば、例えばケージそのものをサークルのようなもので囲い、少し遊ぶスペースを作るなど工夫なさるのも一つの方法でしょう。食糞はどうしても、尾をひくことがあり、ずっと食べなくなったワンちゃんが、ひょんなことでまた食べてしまうこともみられますが、のんびりと対応していただくお気持ちも大切なことかもしれません。なお、ウンチを口にして体を壊すことは通常はありませんが、食糞の原因が寄生虫の感染で、栄養が十分に足りていない場合や消化が不十分であることなども考えられます。チワワちゃんの健康状態に問題が無いかどうか確認していただくために、ウンチを動物病院にお持ちになり寄生虫がいないかのチェックをしていただき、その際に消化の状況も併せてみていただくことも大切でしょう。食糞防止用のシロップやサプリメントの利用については、ウンチを食べたら嫌な味がした、嫌な匂いがしたなどの効果を期待しているのだろ思いますが、感受性の相違もありますし、ワンちゃんによってはだんだん慣れて平気になる場合もあるようです。アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、しつけ相談サービスを承っておりますので、ぜひご利用ください。お電話番号は、あんしんサービスセンター 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オシッコ粗相
投稿者:MOMOGUMI
投稿日:2016/11/01(Tue) 12:01
No.4526
8ヶ月の猫の女の子です。先住猫は一歳と2ヶ月の男の子です。夜はそれぞれのハウスで寝かしていますが、昼間は広いリビングで一緒に遊ばせてます。時々、トイレじゃないところにオシッコをしてしまいます。怒ってはいけないと本などに書いてあるのでダメじゃないと言いながら始末してますが、どうしたら良いかわかりません。トイレはリビングに3個置いていて、この子専用もあります。先住猫にも気を使いながら、二人共可愛がっていますが、嫉妬しているのでしょうか?ハウスでは、ちゃんとトイレでできています。何か解決方法を教えていただけると助かります。よろしくお願いいたします。
Re: オシッコ粗相
2016/11/02(Wed) 15:31
No.4529
MOMOGUMI 様太陽の温もりが嬉しい季節になりましたが、MOMOGUMI 様のネコちゃんたちは、元気に日向ぼっこを楽しんでいらっしゃいますでしょうか。この度は、ご相談を頂戴いたしまして、ありがとうございます。早速、ご案内をさせていただきたく存じますが、一般的なご案内になりますことを何とぞご了承ください。MOMOGUMI 様の2頭の猫ちゃんのうち、8ヶ月の女の子のネコちゃんがトイレではないところでオシッコをしてお困りとのことでございますね。ネコちゃんを多頭で飼っていらっしゃる場合、「トイレを使おうとしたら、先住のネコちゃんが使った後だった」ということもあるでしょうし、ネコちゃん同士の力関係もあり遠慮してしまったり、邪魔をされたりすることによることもあるようですので、一頭で飼っていらっしゃる場合に比べると、トイレがうまくいかないということも多くみられる傾向はみられます。一般的に猫ちゃんのトイレは、一般的に猫ちゃんの「頭数プラス1個以上」が望ましいとされております。MOMOGUMI様のお宅では3個ご用意なさっているとのことですので、個数は足りているようですね。8ヶ月のネコちゃんのトイレを先住ネコちゃんが使っていたり、うまく使い分けられているか、などネコちゃんが安心してオシッコをできるトイレ環境であるかをご確認いただくことも大切でしょう。また、トイレとトイレが隣どうしであったり、先住ネコちゃんがいつも見える所のトイレですと粗相につながることもありますので、この点も併せて女の子のネコちゃんが快適に、安心して排泄できる環境かを見直していただければと思います。ネコちゃんはたいへんナイーブなところがありますので、トイレの砂の種類やトイレのタイプ、トイレ周囲の匂いなどが変わったり、気に入らなかったりすると粗相をするようになることもあります。以前はトイレでできていて、最近できなくなったということであれば、新しい砂のタイプが気に入らないというようなことがあるかもしれません。このような場合は、以前の砂のタイプに戻すというように、以前上手にトイレをしていた頃の環境に戻すことも効果があるでしょう。また、成長にしたがい体が大きくなり体が上手くトイレにおさまらない、なとどいうことはありませんでしょうか。このような場合は、体がちょうどよくおさまるトイレにしてあげることも必要でしょう。ネコちゃんは、ケージの中では出来ているとのことですが、お迎えになられた最初の頃はリビングのトイレでできていたということでしょうか。もし、最近になって粗相が始まったということではなく、お迎えになられてから同じ状態ということであれば、ケージの外に出たときのトイレの場所がよくわかっていないということなのかもしれません。もしそのような状態であれば、排泄と排泄の間隔等からタイミングを見計らっていただき、オシッコが出るタイミングにそっとトイレの場所に連れて行ってあげて、偶然でもできたら褒めていただき、排泄する場所はここなのよ、ということを教えていただくとよろしいでしょう。MOMOGUMI様がおっしゃるように、ネコちゃんに粗相を叱らないということは大切なことです。また、叱っていなくても、ネコちゃんが叱られた、と思ってしまうようなことがあると、「オシッコそのものがいけない」と思ってしまい、隠れて排泄をしてしまったり、我慢をして、泌尿器疾患を引き起こしてしまうということも中にはみられます。また、多頭ネコちゃんですと、飼い主様に構ってもらいたい、という気持ちが強いこともありますが、粗相をするとママが「また・・・」と声に出す様子を、声をかけてくれる、ということで、構ってもらいたくて粗相をする、ということも中にはあるかもしれません。できれば、何もおっしゃらず片付けてしまわれたほうがよろしいでしょう。そして、上手く出来たときだけ褒めるようにしていただければと思います。中には、特に原因はなくても、布団やクッションなどでオシッコした時の感触が気に入って、つい粗相をしてしまうこともございます。「その場所で過ごしていると気持ちがよくてしてしまう」というので、なかなか解決は難しいので、「その場所を粗相したくない場所にする」、「粗相をしたくなる場所にいかれないようにする」というのも一つの方法でしょう。たとえばいつもクッションの上にする、ということであれば、ネコちゃんがリビングで過ごす間は、クッションはクローゼットの中に入れる、使用していないときには布団の上にはビニール製のシートで覆っておく、というのも一つの方法でしょう。生活空間全体で、ネコちゃん同士の縄張りが上手く使い分けられていないことにより、ストレスや自己主張をするための排泄である可能性も中にはあります。お家の中で、ネコちゃんにはそれぞれ、お気に入りの場所があり、くつろいで生活をしているでしょうか。自分の姿を隠してしまえる場所、高いところでのんびりできる場所など、ネコちゃんたちがのんびりと過ごせる場所がそれぞれの子にあるかを確認してあげましょう。また、「最近窓の外を他のネコちゃんが通るようになった」というようなことで粗相をするようになることもありますので、「窓の外が気にならないようにカーテンを引く」など、ネコちゃんが不安やストレスに感じているようなことがあれば、できるだけ取り除いていただくことも大切でしょう。ネコちゃんの粗相が始まった場合、「たまたまトイレで排泄をしているとき嫌な事があった」ということも中にはみられます。ネコちゃんは一度、嫌だと思ってしまうと、なかなか嫌いになってしまった場所で排泄をするというのは難しいので、そのような場合は、違う場所にお気に入りのトイレを用意いただくのが望ましいでしょう。なお、避妊をしていないネコちゃんの場合、ホルモンの変化と関連して粗相がみられることも中にはございます。また、膀胱炎や尿路結石などの泌尿器疾患においても、同様のトイレ以外の場所での排泄がみられることもございます。オシッコをしようとする体勢を何度も繰り返しする、など気になる様子がみられたりはしていませんでしょうか。気になることがおありでしたら、ついでの際にでも動物病院さんにご相談をいただくとご安心かと存じます。なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、しつけ相談のサービスを承っております。気がかりなことがおありの際には、ぜひご利用ください。お電話番号は、あんしんサービスセンター 0800-888-8256です。平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。日々寒さがつのる季節でございますが、MOMOGUMI様におかれましてはくれぐれもお体ご自愛ください。今後ともアニコムをよろしくお願いいたします。
噛みつき
投稿者:ちゃーみー
投稿日:2016/10/30(Sun) 22:15
No.4524
ビーグルの生後4カ月弱の女の子です。我が家に来て1週間が過ぎましたが甘噛みが激しく、歯形が残ったり、噛まれて出血することも度々です。しつけスプレーなども試してみましたが、殆ど効果はありません。効果的なしつけ方法を教えてください。
Re: 噛みつき
2016/11/01(Tue) 15:55
No.4528
ちゃーみー 様秋色をまとい始めた木々の葉の美しい頃ですが、ちゃーみー様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。この度は、ご相談いただきまして、誠にありがとうございます。早速ご案内させていただきますが、一般的なご案内となりますこと、何とぞご了承ください。1週間前にビーグルちゃんをお迎えになられたとのことでございますね。子犬ちゃんの時期は、エネルギーがありあまって興奮しやすく、「可愛いけど、思ったより大変」「目が回りそう」とおっしゃる方が多いのですが、いかがでしょうか。さて、ビーグルちゃんの甘噛みについてのご相談でございますね。子犬ちゃんの乳歯は生後2、3か月で生え始め、その後抜けて、8か月ごろを目安に永久歯が生えそろいます。この期間は、子犬ちゃんの口の中はむず痒いこともあり、何かにつけて噛みたがり、例外がないといって良いほど噛んで飼い主様を困らせます。子犬ちゃんの乳歯はとがっていますし、夢中になって噛みますので、噛まれると痛くて、「これでは甘噛みとはいえない」と心配になってしまわれることが多くみられます。永久歯が生え揃った後は、むず痒さは治まってきますので、かまなくなるのが多いのですが、ワンちゃんは、「自分がした行動の前後にどのようなことがあったか」ということをもとに、行動を選択するようになりますので、「噛んだら構ってもらえた」という経験をすると、「噛むこと=良いことがあった」ということになり、その後も噛み続けることもあります。したがいまして、噛んだあと、「面白い」、「構ってもらった」、「楽しい」とワンちゃんが感じる行動をご家族様がなさらないことが重要でしょう。例えば、噛んだことを叱っているつもりでも、高くて大きな声で叱ってしまうことでワンちゃんからみると、「楽しくなってしまう」、「余計に興奮する」という状態になっていることもよくみられます。叱る際には、噛んだその瞬間、毅然とした低くて落ち着いた声で、落ち着いた態度でお叱りいただくことが重要でしょう。「いけない」、「ダメ」など、ご家族様の間で叱るときの言葉を決めていただくとよろしいでしょう。ワンちゃんがした行動に対し飼い主様がいつも同じ対応をなさることでワンちゃんは毅然とした飼い主様のご様子を落ち着いたものとしてとらえ、あの時も、この時も、噛んだら、楽しいことがなくなった、という経験から噛んでも良いことがない、噛んではいけないということを理解していくでしょう。反対に感情で叱って大騒ぎになってしまうと、ワンちゃんを余計に興奮させたり、飼い主様への信頼が減じてしまったりすることが懸念されます。落ち着いて対応いただくことが望ましいでしょう。成犬になってからの噛みには、この他にも「とっさに自分を守るために噛む」、「自分の力を示すために噛む」、「嫌なことを止めてもらうために噛む」などということもあります。したがいまして、子犬ちゃんの甘噛みの対応は「噛んだら良いことがない」ということを根気強く教えるとともに、「人の手は良いものだ」、「飼い主様は頼もしく、しっかりと自分を率いてくれるから安心だ」、「噛んでも嫌なことを止めてもらえない」という経験を積み重ねることがたいへん重要になります。子犬ちゃんといっても、噛まれると痛くてたいへんですが、「痛い」「怖い」という飼い主さんのマイナスの感情をみせると、ワンちゃんが強気になってしまうことがあります。噛まれても、毅然とした強い表情でいらっしゃるほうが良いでしょう。中には、噛んだら手でワンちゃんの口を押さえるなど、飼い主様の手をご利用なさって叱ることもあるようですが、「人の手が怖い」という状況を作ると、怖くて自分を守るために噛む、という状況が今後生じてしまうこともあります。これから長いこと、共に暮らす上で、「人の手は良いものだ」という経験をたくさんさせていただくためにも、できれば手でお叱りにならないほうが望ましいでしょう。子犬ちゃんの様子をご覧になり、遊んでもらうことを期待して噛んでいるようであれば、「噛んだら遊んでもらえなくなった」という状態を作ってもよろしいでしょう。例えば、噛んだら、ちゃーみー様も他のご家族様も、その場を立ち去ってしまうというのはいかがでしょうか。噛んだらワンちゃんをケージに戻す、という方もいらっしゃいますが、ワンちゃんにとって、くつろぐ場所であり、安全で安心なケージが叱られるということと結びついて、自分のケージが好きな場所でなくなってしまうようになることがあります。ワンちゃんの遊ぶスペースをある程度制限していただき、安全な状況にしていただいた上で、噛んだり、皮膚に歯をあてたら、ワンちゃんをその場に残したまま、ご家族様が皆様立ち去るのも一つの方法ですし、あるいは叱ったときに入れ、最初は平気で一人遊びをしているかもしれませんが、「おかしいな、いつも噛むと、遊んでもらえなくなってしまう」と分かる時が来ると思います。ワンちゃんが望ましい行動をした後には、「褒める」など、ワンちゃんにとって嬉しいことをしていただくことで、「それは良い行動だよ」ということを教えてあげましょう。 良い状態を作るように誘導して、それを褒めることもワンちゃんとの生活を共にする上で大切なことです。「噛まない状況」を作り、「噛まないでいたら良いことがあった」という経験をさせてあげましょう。例えば、ビーグルちゃんがちょっかいを出そうと、ちゃーみー様の手や足を狙っている気配をお感じになったら、噛む前にオモチャなどで気持ちをそらし、オモチャで遊ぶように仕向け、噛まない状態を作るというのも一つの方法です。なお、ご注意いただきたい点ですが、噛んだ後オモチャなどに興味をそらすと「噛めばオモチャで遊べる」という経験を子犬ちゃんにさせてしまうことになりかねません。したがいまして、例えば、ケージから出てお部屋の中をひとしきり夢中で走り回った後、ご家族様の手を噛む、というのがいつものお決まりの行動だとすると、走り回った後、噛む前に、お気に入りのオモチャをみせたり、オモチャをさっと投げて遊ばせる、などはいかがでしょうか。焦って「何とか止めさせなくては」と手で叱ったり、飼い主さんが興奮しすぎてしまったりして、「人の手が怖い」などと恐怖や不安定さを感じる状況は、成犬になってからも影響を及ぼすことが多いので、長い目でみること、急がないという姿勢も大切なのかもしれません。ワンちゃんとの生活では、ブラッシングや歯磨きなど、さまざまなお世話をしていただく必要があります。「嫌だから、止めて欲しくて噛む」という行動については、噛んだ瞬間に、飼い主様は「いけない」などと一言おっしゃって、後は「平然と余裕の笑顔でブラッシングを続ける」というように、「噛んでも止めてもらえない」という状況を作るとよろしいでしょう。もちろん、ブラッシングをしている間に無理をして痛い思いをさせないこと、ブラッシングって気持ちが良い、という経験にしてあげることはたいへん重要です。そして、ブラッシングをしたら、ご褒美になることをしてあげたり、与えていただくとよろしいでしょう。ビーグルちゃんの月齢は、成長著しい時期でもありますので、健康管理のためには睡眠をしっかりととることが重要な時期です。ただ、好奇心旺盛な時期でもありますので、遊びたがりますが、十分な睡眠時間をとることがたいへん重要です。構い過ぎない、ということも大切でしょう。ケージをタオルケットなどで覆うなどしていただき、周囲が気にならない状況を作っていただき、遊びたいと子犬ちゃんが騒いでいても知らん顔をしていればそのうち、すやすやと寝息をたてると思います。そして、静かにしている時に良いことがある、と教えるためにも、またワンちゃんが静かに落ち着いているときに、ケージから出して遊んであげるようにしましょう。ビーグルちゃんはお家に少しずつ慣れてきましたでしょうか。すやすやと眠る顔には癒されますね。ビーグルちゃんは、人間の猟を助けてきた能力の高い、エネルギッシュな犬種です。エネルギーを発散できていないと、噛んだり吠えたりする行動に結びついてしまうことがありますので、これからの生活で、お散歩などを通して十分な運動を確保していただくことは大変重要です。お散歩はワクチン接種が終わり、抗体が十分についてからです。ビーグルちゃんが、まだワクチンが終わっていないのでれば、社会性を育むためにも、抱っこやキャリーバッグなどをご利用いただき、安全に十分ご注意いただいた上での散策などを通して、外の気持ちよさなどを味あわせていただくのもよろしいでしょう。なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、しつけ相談サービスを承っておりますので、ぜひご利用ください。電話番号は、あんしんサービスセンター0800-888-8256です。平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。ビーグルちゃんのお健やかにご成長を心からお祈り申し上げております。今後ともアニコムをどうぞよろしくお願いいたします。
無題
投稿者:ベル
投稿日:2016/10/26(Wed) 16:37
No.4521
ドックフードを食べてくれません。以前までウェットフードをかけていたのですが、食べなくなりました。フードを変えて試して見てますがどれも好きではないのか食べません。どうしたらいいのでしょうか?
Re: 無題
- ペット栄養管理士 三留
2016/10/28(Fri) 13:43
No.4522
ベル 様真っ青な秋の空が爽やかな頃ですが、ベル様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。この度はご相談を頂きましてありがとうございます。ベル様のワンちゃんのお食事についてのご相談でございますね。早速、お問合せにつきましてご案内をさせて頂きますが、一般的なご案内となりますことを何卒ご了承下さい。ベル様のワンちゃんがドッグフードを食べなくなったとのことでございますね。ドライフードにウェットフードをかけた状態で以前は与えていらっしゃったとのことですが、ウェットフードをかければ食べていたのが、最近はかけても食べなくなったということでしょうか。あるいはウェットフードの部分だけは食べるということなのでしょうか。保存性に優れたドライフードは水分含有量がおよそ9%程度ですのでどうしても嗜好性が低い傾向にあり、水分をたくさん含んだ美味しい食事があることが分かってくると、ドライフードを食べたがらなくなることはよくみられます。ベル様がなさっているようにウェットフードをご利用なさる以外にも、ササミなどを細かく刻んでドライフードに和えて与えるなどという方も多いのですが、美味しい部分だけなめ取りドライフードだけを残すというワンちゃんも多くみられます。なお、ワンちゃんが食べなくなった場合、このような嗜好性の問題であることもありますが、中には体調が思わしくないという場合もあります。ベル様におかれましても、ワンちゃんのウンチの状態など以外にも、「吐いていないか」「元気がいつもと同じようにあるか」など、全身の様子をご覧になり、「いつもと違う」、「何か心配」というようなことがあれば一度動物病院さんの診察をお受けになるとご安心でしょう。一過性の食欲不振やお腹を休めたいというようなときは、食事量を減らすことで消化器の負担を減らしてあげることができます。ワンちゃんもその日により食欲がある日もあれば、ない日もあるでしょうし、自然と食べる量を調節していることもあるのかもしれません。体調面で問題がない場合には、一度食事量を確認していただくことも大切でしょう。ワンちゃんに与える食事量の目安はドライフードの容袋に記載されていますが、これはあくまでも目安ですので、運動量、季節、体調、体質などによって1〜2割程度調節していただくように作られています。「これだけは食べさせたい」という分量ではなく、目安ですので、食の細いタイプのワンちゃんであれば少し減らしていただき、お散歩にたくさん行き、食べたあとも食器をペロペロなめ名残惜しそうにみている、やせ気味というワンちゃんであれば少し足すなど、調節していただければよろしいでしょう。また、成長の段階で食欲に変化がみられることもございます。子犬ちゃんの時期は健康維持のためだけではなく成長のための栄養やカロリーが必要ですので、子犬ちゃんの体が要求する栄養やカロリーも多く、またたくさん食べようとします。しかし、成長が落ち着いてくる7〜8か月くらいになると食欲が落ちてくる時期があります。したがいまして、子犬ちゃんのドッグフードの供与量でもこの頃になると食事量を減らすように作られている子犬ちゃん用のフードが多いようです。もしベル様のワンちゃんが幼犬用のお食事を食べている子犬ちゃんで、成長が落ち着いてくる段階に入っているのであれば、この点も確認いただければと思います。この他にも、フードを食べないと、「もっと食べましょうね」と声をかけてもらえる、もっと美味しいものがもらえる、と、食べないでいると良いことがある、構ってもらえる、とワンちゃんが思ってしまっていることもみられます。愛情に貪欲で、大好きな飼い主さんに構って欲しくて仕方がないのがワンちゃんです。ワンちゃんの状態が望ましいときに構っていただき、褒めていただくことが大切でしょう。ワンちゃんが少しでも食べたとき、「すごい」「お利口」と褒めていただくようになさり、食べないでいるときには知らん顔をなさっているのも一つの方法でしょう。また、最初から食器の中にたくさん用意をなさるのではなく、「これぐらいなら食べる」というくらいを用意いただき、食べたら褒めて、足す、というようになさってはいかがでしょうか。食事を出したままにして、いつでも食べられる、という状況はフードも劣化し、食べることに対する喜びをワンちゃんが感じ難くなってしまうかもしれません。あるときに食べなくては困る、と感じさせてあげるためにも、15分程度して食べなかったら、さっと片付けてしまいます。食べ方が少なくて心配なときは、1〜2時間したら、再度、食事の時間にしてもよいでしょう。ドライフードとウェットフードを和えて与えていらっしゃるのであれば、ウェットフードのカロリー分だけドライフードは少なくても良いということになりますし、オヤツなどを含めて一日に摂取する分をトータルに考えていただき食事量を把握いただくことも大切でしょう。お腹が空いていない様子であれば、運動量を増やして食欲を刺激してあげることも必要かもしれません。長めのお散歩をして、お腹が空いたという状態でご飯を与えていただくようになさると思いもかけず、ワンちゃんは食べてくれるかもしれません。お腹をすかせるため、というだけではなく、ワンちゃんは消化に時間がかかりますし、胃拡張・胃捻転などの疾患を防ぐためにも、食べた後はゆっくりと休ませてあげるように、お散歩に行ってからご飯をお与えになることが大切でしょう。お食事のときにはワンちゃんに「オスワリ」「待て」をなさって、少しじらし気味になさるとよろしいでしょう。 「食べることが嬉しいことだ」とワンちゃんが感じ、楽しい雰囲気に思わず食べてしまうよう「いいものをあげるよ」という表情で与えていただくことも大切です。ベル様はいろいろなドッグフードを試していらっしゃるとのことですね。ペットショップさんや動物病院さんにおいてある小袋のサンプルをオヤツ代わりに与えてみて様子をご覧になるのも一つですが、「食べないでいると美味しいものがでてくる」と思っている場合には、すぐに別のフードに変えてしまうと悪循環になり、逆効果のこともあります。その場合は、ある程度嗜好的にあうフードであれば、食べなくても知らん顔をなさって、少量であっても「食べたら褒める」、運動量を増やすということをなさりながら、様子をご覧になられてもよろしいでしょう。どうしてもドライフードを食べないこともあるかもしれませんが、ご家族様が食事に使われる食材や嗜好性の高いウェットフードなどと和える以外にも次のような方法もございます。◇嗜好性を増す方法1.温めてみるドライフードにお湯などをかけてお食事の匂いを立たせてみましょう。ワンちゃんは人よりはるかに嗅覚がすぐれています。ドライフードにお湯をかけて温めることで、食事の香りを漂わせることができて食欲が増すことがあるようです。なお、熱湯をかけるとせっかくのドライフードの栄養が壊れてしまうことが懸念されます。お湯をご利用になるときは、沸騰した状態ではなく、少し冷ました状態でなさることをお勧めいたします。2.お肉やお野菜を和える脂身の少ない赤身やササミなどを湯がいて細かく刻んでいただき、よく混ぜ合わせて、美味しい匂いをドッグフードにも移して与えてみましょう。少し温めたこのような食材やウェットフードなどをドッグフードと分けることができないくらいよく和えて与えていただくほうがよろしいでしょう。なお、鶏肉や魚の骨を間違って与えてしまうと、先がとがって危険ですので、注意深く取り除いてください。お肉やお野菜を和える際に注意いただきたい点ですが、総合栄養食であるドッグフードは、すでに栄養のバランスが整えてあるため、加える食材の量は全体の1割程度に抑えていただき、栄養のバランスを崩さないようにしましょう。また、特に初めて与える食材に関しては少量を1種類から与えていただき、嘔吐や下痢、痒みはないかを確認しましょう。もしもこのような症状がみられたらその食材は与えるのを控えましょう。なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、しつけ相談サービスを承っておりますので、ぜひご利用ください。お電話番号は、あんしんサービスセンター 0800-888-8256です。平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。ベル様とワンちゃんの笑顔に溢れる毎日を心から応援いたしております。今後ともアニコムを宜しくお願い申し上げます。
吠えについて
投稿者:コロコロ
投稿日:2016/10/23(Sun) 10:31
No.4519
ミニチュアダックスの吠え癖についてのご相談です。8歳のオスで、もともとよく吠える子ですが、このごろは家にいるときは無駄吠えはなくなっていました。それが、先週体調を崩して体調が戻ってから、なぜか要求吠えが増えているように感じます。体調が悪いのかとも思ったのですが、観察している限り体調は戻っているようで、要求吠えのように思えます。体調を崩したことによって、甘えて吠えるようになったのでしょうか?このような例があるのか教えてください。宜しくお願いします。
Re: 吠えについて
2016/10/25(Tue) 17:57
No.4520
コロコロ 様爽やかな秋の空が美しい頃ですが、コロコロ様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。この度は、ご相談をいただきまして、誠にありがとうございます。早速ご案内をさせていただきますが、一般的なご案内となりますことを何とぞご了承ください。先週、ミニチュアダックスちゃんが体調を崩されたとのこと、ご心配でございましたね。その後、回復をされ、元気なご様子をご覧になられて、ほっと一安心なさっているかと存じます。その後、ミニチュアダックスちゃんのご様子はいかがでしょうか。このところ、朝晩と昼間の気温差が大きく、体調を崩すワンちゃんが多い時期でもございます。どうぞお大事にお過ごしください。大切なワンちゃんの体調が思わしくないと、飼い主さんは、大丈夫だろうか、様子はどうだろうか、といつもよりずっと多く、視線を配り、注意を向けると思います。ミニチュアダックスちゃんも、コロコロ様の優しさや心配りがあって、回復をなさったかと存じますが、そんな中で、コロコロ様がおっしゃるように、甘えて要求する吠え、をするようになったのかもしれませんね。ワンちゃんはそれぞれ、自分がした行動の前後に周囲に何があったかということをもとに、さまざまな経験を選択するようになります。ミニチュアダックスちゃんが吠えた後、たまたまでも要求が叶った、良いことが起きた、という経験をすれば、「要求する時は吠えれば良い」ということになってしまいます。要求吠えについては、「吠えても要求を叶えない」ことが大切なことは、ご高承のことと存じますが、このことがなかなか難しいことです。ワンちゃんは成功体験にはたいへん強く執着しますので、一度、「何かしてもらう時には、吠えればいい」と思うと、かなりしつこく、吠えることにこだわり、何時間でも吠え続けるということも多くみられます。ここで無視をし続けることが、「吠えても無駄だ」と教えることになるのですが、たいへん難しく、我慢しきれず構ってしまうと、「がんばった甲斐があった」と吠えることがどんどんワンちゃんの中で大切な手段となってしまいます。吠えたとき、「どうしたのかしら」という表情で様子をご覧になるだけでも、ワンちゃんにとってはご褒美になります。「とにかく構ってほしい」というのがワンちゃんですので、ミニチュアダックスちゃんが何か要求があって吠えたとき、コロコロ様やご家族様は視線をミニチュアダックスちゃんに向けたり、吠えたタイミングに心配そうにしたり、近づいたりすることもなさらないほうがよろしいでしょう。一方で、嬉しいことは、吠えたときではなく、静かに落ち着いているときにある、と教えていただくことが重要です。そのために「オスワリ」などを指示する言葉として、お使いになられるのも効果的でしょう。 例えば、「オスワリ」の指示に従い落ち着いたら、大好きなお散歩にいく、ケージから出ておもちゃで遊ぶ、というようになさるとよろしいでしょう。あるいは、ご帰宅なさったご家族様に、ミニチュアダックスちゃんが「おかえり」とばかりに吠えて興奮しているのであれば、落ち着いて静かになるまで知らん顔をなさって、落ち着いたら「ただいま」と声をおかけになられることで、落ち着くと良いことがあった、という経験をさせてあげることが望ましいでしょう。体調を崩した後、ワンちゃんがこれまでより吠えるようになった、行動に変化がみられるようになった、ということは良くみられます。ワンちゃんは環境の変化に敏感ですし、いつもと違うことに大きく反応します。行きなれない病院への通院、飼い主さんと離れて診察室でがんばった・・・などということもあると思います。病院で一緒にいたワンちゃんが良く吠えるワンちゃんで吠えるようになった、などということもみられます。ミニチュアダックスちゃんは体調を崩したのが先週とのことですので、体調を崩したときの余韻や不安な気持ちが残っていて、いつもよりコロコロ様はじめ、ご家族様を求める気持ちが大きくなっても仕方がない時期だと思います。あるいは、回復したように傍目にみえたり、ミニチュアダックスちゃん自身もそのような気持ちであっても、まだ完全に本調子とはいえない可能性もあります。 痛みや違和感などが体のどこかに残っていれば、吠えるということにつながることもあります。これから、ミニチュアダックスちゃんの吠えも落ち着いてくる可能性もありますので、ゆっくりと様子を見守っていただく姿勢も大切でしょう。いつでも、どんなときも、コロコロ様やご家族様が、ミニチュアダックスちゃんを守っている、だから何も心配しなくてもいい、ということを感じさせていただくよう、落ち着いて対応していただければと思います。なおアニコムでは、電話でのしつけ・健康相談サービスも行っておりますので、お気軽にご利用ください。電話番号は、あんしんサービスセンター 0800-888-8256 です。平日9:30〜17:30 / 土日祝9:30〜15:30土日祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。なお、日・祝日および年末年始はお休みさせていただきます。落ち葉を踏みしめてのお散歩が楽しい季節でございますね。コロコロ様とミニチュアダックスちゃんの笑顔いっぱいの毎日を心から応援いたしております。今後ともアニコムをよろしくお願い申し上げます。