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MRCNSについて
投稿者:すずらん
投稿日:2013/12/22(Sun) 15:56
No.3360
12歳、ヨーキーのメスを飼っています。腎臓・肝臓…あちこちが悪く、ずっとお薬を飲んでいるのですが、先日、目ヤニからMRCNS(メチシリン耐性コアグラーゼ陰性ブドウ球菌)が検出されました。人間にも感染の恐れがあるということで不安です。今後どのような注意が必要なのか、犬・人間、両方について教えていただけますでしょうか?ネットで検索してみたのですが、ペットのMRCNSについての説明がほとんど見つかりませんでした。どうぞよろしくお願いいたします。
Re: MRCNSについて
- 獣医師 山田
2013/12/26(Thu) 16:41
No.3365
すずらん 様年の暮れを迎え、町を行きかう人々の足取りにもあわただしさが感じられるようになってまいりましたが、すずらん様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。この度はご相談をいただきまして、ありがとうございます。さっそくお問い合わせについてご案内させて頂きますが、実際のご様子を拝見していないため、一般的なご案内となりますことを何卒ご了承ください。すずらん様のヨーキーちゃんは、目ヤニからMRCNS(メチシリン耐性コアグラーゼ陰性ブドウ球菌)が検出され、今後のご注意点についてのご相談でございますね。まず、ブドウ球菌属は自然界ではヒト、家畜を含む哺乳動物、鳥類に広く分布しており、ブドウ球菌属はStaphylococcus spp.といいます。属名StaphylococcusのStaphyloは「ブドウの房」を意味し、顕微鏡で観察すると、特徴的なブドウの房状のようにみえます。ブドウ球菌属の中では病原性が高い種として、「黄色ブドウ球菌」が知られています。皮膚や鼻腔、消化管などの常在菌であり、ヒトもどうぶつも健康な状態では感染して病気を起こす病原性はありません。一方、何らかの理由(免疫抑制剤や抗がん剤の使用など)で生体の防御機構が低下した状況(免疫機能が低下している状況)で感染を起こしやすくなります。これらの黄色ブドウ球菌属の中で、抗菌薬※に対して耐性を獲得したのがMRSA(methicillin resistant Staphylococcus aureus:メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)です。MRSAとは言っても、健康なヒトとどうぶつでは病気の原因となることは少ないと考えられていますが、生体の防御機構が低下した場合、MRSAが病気の原因となることがあります。MRSAは上述のように各種の抗菌剤に抵抗性を示すため、抗菌剤を用いて治療する際に、治療が難渋し、重症化する事例も多いことから、医療現場で恐れられているのは事実です。※抗菌薬病気の原因となる細菌が増えるのを抑えたり、殺したりする作用がありますが、ウイルスには効果はありません。抗菌薬のうち、微生物からつくられたもの(代表的なものにアオカビから発見されたペニシリン)を「抗生物質」といいます。近年では人工的に合成された合成抗菌薬も多数あり、総称して「抗菌薬」と言います。一方、黄色ブドウ球菌以外のブドウ球菌の多くはコアグラーゼという血漿(けっしょう:血液に含まれる液体成分)を凝固させる酵素を産生しない菌です。これらを「コアグラーゼ陰性ブドウ球菌(coagulase negative staphylococci:CNS)」と総称し、黄色ブドウ球菌と同様に、皮膚の常在菌として知られていますが、一般的に毒性が弱い菌だと言われています。これらのCNSも、生体の感染防御能力(免疫力)が低下した状況で感染を起こしやすくなります。さて、今回すずらん様のヨーキーちゃんからは、目ヤニからMRCNSが検出されたのですね。MRCNSはMethicillin Resistant Coagulase Negative Staphylococciの頭文字を取ったもので、「メチシリン耐性コアグラーゼ陰性ブドウ球菌」のことを言います。MRSNSは、メチシリンと言う抗菌剤に耐性を持った、コアグラーゼを産生しないブドウ球菌の総称です。MRSAと同様に、通常の感染防御能力(免疫力)を有する場合には、MRCNSは病気の原因となることは少ないと考えられていますが、いったん感染が成立すると治療が難渋することがございます。最近は、どうぶつの診療においても、皮膚、結膜や目脂、外耳道などの化膿性疾患で細菌の培養検査と薬剤感受性検査を実施すると、抗菌薬が効かない耐性がある菌が検出されることも増えています。ヨーキーちゃんの目ヤニからMRCNSが検出されたとの事ですので、MRCNSが目ヤニに関連している可能性があると考えられます。MRCNSが関連している場合、これまでにご説明しましたように、治療が難しいことがありますので、かかりつけの先生の指示にしたがって治療を継続することが重要と思われます。さて、ワンちゃんからMRCNSが検出された際の、ご家族様の対応ですが、先にご案内をさせていただきましたように、ご家族様が健康でいらっしゃり、しっかりと体力があり、免疫力を保っていればそれほどご心配をなさらなくてもよろしいかもしれません。一方で、当然のことですが、ご家族の皆様はヨーキーちゃんのお世話をなさったり触れ合った後は、よく手洗いや手指の消毒をしていただくことは大切でございます。ただ、このことは、すずらん様のワンちゃんだけではなくどのワンちゃんと生活なさるときに共通することでもございます。また、ヨーキーちゃんのお世話をなさった後のタオルなどは洗浄・消毒を行いましょう。同時に、寒い時期ですが、滋養のあるお食事や休息しっかりとお摂りいただき、免疫力が発揮できる健康状態を維持いただくようご自愛いただくことが重要でございます。また、すずらん様のご家族様の中に、抗がん治療や免疫抑制剤の投与などをしておられたり、高齢、免疫抑制疾患(糖尿病など)で免疫力が低下している可能性がある方はいらっしゃいますでしょうか。もし、いらっしゃる場合には、かかりつけの医師にご相談いただきますよう、お勧めいたします。なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、しつけ相談サービスを承っておりますので、ぜひご利用くださいませ。お電話番号は、あんしんサービスセンター 0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。年末ご多忙の折ではございますが、すずらん様におかれましてもお体にお気を付けて、良き年をお迎えください。今後とも、アニコムをよろしくお願い申し上げます。
- すずらん
2013/12/26(Thu) 18:08
No.3367
年末のお忙しい中、このように素人にもわかり易くご丁寧に教えていただきまして、心より感謝申し上げます。幸い家族全員健康でおりますので、それほど恐れる必要は無さそうで、ひと安心です。本当にありがとうございました。
2013/12/27(Fri) 12:34
No.3370
すずらん 様この度はご丁寧にご返信をいただきまして、誠にありがとうございます。聞きなれなかったり、難しかったりする病気関連の言葉を耳にされると、ご不安なお気持ちになられてしまうかと存じますが、これからも今までと同じようにヨーキーちゃんと接していただけたらと思います。すずらん様とご家族様、そしてヨーキーちゃんが毎日楽しい時間をお過ごしになられ、お健やかなる新年をお迎えになられますよう、心よりお祈り申し上げます。また何かございましたらお気軽にご相談下さい。今後ともアニコムをどうぞよろしくお願い申し上げます。
トイレの失敗について
投稿者:えりんこ
投稿日:2013/12/24(Tue) 22:18
No.3361
4歳のイタリアングレーハウンドを飼っています。最近になって急にトイレを失敗しはじめました。環境が変わったわけでも何でもないのに、いきなりです。トイレを無視してカーペットの上にしてしまうのです。ペット用の消臭スプレー、トイレのしつけ用のスプレーなど試してみましたが、全く効きめがありません。この先どういったしつけをしていけばよいでしょうか?よろしくお願いいたします。
Re: トイレの失敗について
- ドッグライフカウンセラー 三留
2013/12/26(Thu) 16:55
No.3366
えりんこ 様新年を迎える準備に気忙しい頃でございますが、えりんこ様におかれましては、いかがお過ごしでしょうか。この度は、ご相談をいただきまして、誠にありがとうございます。早速、ご案内をさせていただきますが、一般的なご案内となりますことをご了承ください。えりんこ様のイタリアングレーハウンドちゃんが、最近になって急にトイレではない所で排泄をするようになられたとのことでございますね。ワンちゃんは、場所や匂い、足の裏の感触、飼い主様の対応(褒める)など、複合的な要因でトイレでの場所を覚えていきます。また、いったん、トイレの場所を覚えても、何かの拍子で、急にどこでオシッコをしていいのか分からなくなることがございます。えりんこ様のワンちゃんは、カーペットの上でオシッコをしてしまうとのことですが、カーペットやラグやマット、布団などのようなフワフワしたものは、ついついトイレと間違えてしまうことが多くみられます。ワンちゃんがオシッコをしようとしたら、ペットシーツが濡れていたということが原因でシーツの上でしたがらなくなることもみられますし、このほかにも、遊びに夢中になっていたら粗相をしてしまって、このときに「あら」などと声をかけられたことから、構って欲しくて粗相を繰り返すようになるなど、いろいろでございます。このように、ワンちゃんの排泄に変化がみられたときですが、とにかく上手くいったときだけ声をかけて褒めていただくことで、「ここでするのがいいんだよ」ということをしっかりと伝えるようにしましょう。上手くいかないと、叱ったり、声をあげたくなったりしますが、粗相を飼い主様に叱られたことで、排泄行為そのものがいけないと思い、隠れたところで排泄をするようになってしまうこともあります。また、粗相を見つけた飼い主様が「あらーっ」と声を上げた様子を、「注目を浴びたこと」「ご褒美」だと思ってしまい、トイレではない所ですることが、ご家族の注目を浴びることの一つの手段となってしまうこともあります。そのようなことを防ぐため、トイレ以外のところで排泄をしてしまっても、声をあげたり、叱ったり、騒いだりしないようにしましょう。とにかく、上手くいったときだけ、注目していただき、排泄ができたことを褒めることだけに、注力しましょう。また、中には、オシッコを片付ける際の飼い主様の手にある白い雑巾に反応して、遊べると喜ぶワンちゃんいますので、片付ける際もあまりイタリアングレーハウンドちゃんにその様子を見せないほうがよろしいかもしれません。排泄の時間をメモしてみると、だいたいのオシッコのタイミングが把握できると思いますので、「そろそろオシッコかな」というタイミングをみながら、トイレに誘導していただいてもよろしいでしょう。「トイレはここよ」などと声がけをしていただき、できたら褒めることを繰り返してあげましょう。いつも排泄してしまう場所が決まっているのであれば、その場所をいったんトイレにしていただき、その後、トイレの場所を移動させるのも一つの方法かもしれません。イタリアングレーハウンドちゃんは、カーペットの上でしてしまうとのことですね。いつもしてしまうところにシートを敷いていただいてもよろしいかもしれません。ワンちゃんは環境の変化に敏感ですので、トイレの場所を移動させる際には、イタリアングレーハウンドちゃんが戸惑わないように、1日少しずつ移動させていただくとよろしいでしょう。このようにしながら、最終的にえりんこ様の生活に支障のない場所にしていただいてはいかがでしょうか。あるいは、どうしても、カーペットの上でしてしまうのであれば、可能であれば、カーペットを片付けてしまうのも一つの方法でしょう。さて、イタリアングレーハウンドちゃんのトイレは現在、どこにありますでしょうか。トイレがケージの中にあるのであれば、ケージのトイレに戻ることを躊躇させないようにするためケージの中がイタリアングレーハウンドちゃんにとって安心できる、好きな場所にしておくことも重要でしょう。叱ったときにケージに入れたり、お留守番のときだけケージに入れるというのではなく、えりんこ様がお家にいらっしゃるときもケージに誘導し、優しく声をかけていただいたり、好きなオモチャを与えていただくなどなさってはいかがでしょうか。また、もともとワンちゃんは、自分の生活スペースから離れたところに排泄をする習性がありますので、成長にしたがう変化としてケージの中でしたがらなくなることもございます。このようなときには、ケージ以外のところで、ご家族の出入りがあまりない静かなところにトイレを用意いただくのもよろしいでしょう。根気強く、成功するように仕向けていただき、リラックスしてオシッコができる雰囲気を作っていただければと存じます。なお、一つご注意いただきたい点でございますが、今までしなかったのに粗相をするようになる場合、泌尿器科などのお病気があることで、排泄のリズムが変わったり、オシッコを我慢できなくなったりしていることもあります。「オシッコの回数が増えた」、「オシッコをする素振りをするのに上手く出ていないようだ」などいつもと変わった様子があれば、一度かかりつけの動物病院さんにご相談いただくとご安心いただけるかと存じます。なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、しつけ相談サービスを承っておりますので、ぜひご利用くださいませ。お電話番号は、あんしんサービスセンター 0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。新しい年が、えりんこ様とイタリアングレーハウンドちゃんにとって、笑顔に溢れた素晴らしい年となりますよう心からお祈りいたしております。今後ともアニコムをどうぞよろしくお願い申し上げます。
カルシウムについて
投稿者:アルファ
投稿日:2013/12/21(Sat) 10:52
No.3358
お世話になっております。チワワ♀(1歳半、2.7kg)、Mダックス♀(1歳半、5.3kg)です。カルシウムの摂取量についてですが、ドライフードをあげていますが、成分表示欄に「カルシウム」とは書いてありません。そこで、カルシウム入りのガム等をあげようと考えているのですが、1日あたりの摂取量の目安はどのくらいでしょうか?カルシウムはあげすぎてもよくないと聞いた事がありまして。ちなみに、現在のドライフードの内容は以下の通りです。チキン生肉、玄米、粗挽き米、乾燥チキン、米糠、米粉、乾燥ラム肉、乾燥サーモン、タンパク加水分解物、鶏脂*、ビートパルプ、亜麻仁、オーツ麦、ひまわり油*、乾燥卵、トマト、ザクロ、ブルーベリー、クランベリー、パンプキン、ホウレン草、ニンジン、ビタミン類(A、B1、B2、B6、B12、C、D3、E、β-カロテン、コリン、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、葉酸)、ミネラル類(カリウム、クロライド、セレン、ナトリウム、マンガン、ヨウ素、亜鉛、鉄、銅)、アミノ酸類(L-カルニチン)、酸化防止剤(ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物) *ミックストコフェロールで保存 お忙しい中、お手数をおかけいたしますが、よろしくお願い申し上げます。
Re: カルシウムについて
- 獣医師 秋吉
2013/12/26(Thu) 12:57
No.3364
アルファ 様今年もいよいよ残りわずかとなってまいりましたが、アルファ様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。この度はワンちゃんたちのお食事についてのご相談いただきまして誠にありがとうございます。アルファ様は、大切なワンちゃんたちの食事の内容をしっかりと把握されているご様子で、アルファ様のワンちゃんたちは本当に幸せでございますね。早速ご案内をさせていただきたく存じますが、一般的なご案内となりますことをあらかじめご了承ください。ワンちゃんは、もともと肉食でしたが、人間との長い歴史の中で雑食化してきたとされており、ワンちゃんのお食事は、こういったワンちゃんの食性にあったお食事を与えていただくことが必要でございます。また、犬種、ライフステージ(若齢期、壮年期、老齢期)、体の大きさはもちろん、妊娠、授乳期、健康状態によっても必要な栄養素は変化いたしますので、ワンちゃんの状況にそった食事をお選びいただくいことも同時に重要でございます。ワンちゃんが摂取する一般的な食事は、タンパク質、繊維、脂肪、ミネラル、ビタミンなどおよそ50種類の栄養素から構成されています。また、市販されているワンちゃんの食事は、「総合栄養食」と「間食(おやつまたはスナック)」と「その他の目的食」に分けられます。アルファ様のチワワちゃんとMダックスちゃんが毎日食べていらっしゃるフードの容袋をご覧になられると「総合栄養食」と印字されているのではないでしょうか。「総合栄養食」とは、ワンちゃんが必要としている栄養素をすべて含んだフードで、毎日の主要な食事として新鮮な水と一緒に与えることで健康を維持できるように調整されているというものです。調整の基準となる栄養バランスは、「ペットフードの表示に関する公正競争規約」および施行規制に基づいたものであり、AFFCO(米国飼料検査官協会)の栄養基準と同じだとされています。また、幼犬期(成長期、グロースなど)、成犬期(維持期、メンテナンスなど)、高齢期(シニアなど)のように成長段階に合わせた総合栄養食が販売されています。しつけの時やごほうびの時などのコミュニケーション用の食べ物である間食(おやつまたはスナック)は、嗜好性が高いものが多いですので、欲しがるままに与えるとカロリーオーバーになったり、栄養の偏りにつながることがあります。・ 「その他の目的食」は、「一般食」、「副食」のような表記があるフードであり、・ 総合栄養食といっしょに与えることを目的としている食べ物です。・ また、ある特定の病気のワンちゃんが食事療法を行うときに食べる・ 「特別療法食」や「食餌療法食」も含まれます。さて、アルファ様のチワワちゃんとMダックスちゃんは1歳半でいらっしゃいますので、およそ8歳くらい(人間で換算するとおよそ50歳前後)までは成犬期の総合栄養食を選択されていると思います。チワワちゃんとMダックスちゃんが食べていらっしゃる食事が成犬用の「総合栄養食」である場合、カルシウムはその食事の0.6%〜2.5%含まれていると考えられます。アルファ様のペットフードの成分表示欄のミネラル類にカルシウムの記載はございませんが、例えばチキン生肉、玄米やホウレン草といった原材料にすでにカルシウムは含まれています。ペットフードに使用される原材料は、元々自然・天然のものなので、そのままフードとして加工すると、そこに栄養素が含まれていますが、ばらつきが生じます。そこでペットフードの中の栄養素を一定に保つために、原材料だけでは補いにくい、もしくは不足している栄養素がペットフードに添加されることがあります。そのような添加物は食品として使用することが許可されたもので、ワンちゃんの健康を損なわないことを確認する安全性試験が実施されているものです。したがいまして、アルファ様のワンちゃんたちが総合栄養食を食べている場合、ご利用なさっているフードにカルシウムの記載がなくても原材料を加工することによりすでにカルシウムはすでに充足しているとお考えいただけますので、カルシウムを補給する必要は特にありませんのでご安心いただければと存じます。カルシウムなどのミネラル類は体にとって不可欠なものですが、一つのミネラルは他のミネラルの消化や代謝に影響を及ぼしますので、ミネラル類の摂取では、特定のミネラルを過剰に摂取せず、他のミネラルとのバランスを崩さないように適度に摂取することが大切です。例えば、骨はカルシウムを貯蔵する部位としても重要な役割を果たし、リンもカルシウムと同様に骨の主要成分ですが、カルシウムとリンの摂取の比率は、1:1〜2:1が望ましいとされています。カルシウム入りのおやつ類は少量ならば体に影響は少ないと思われますが、長期的に多量に摂取しつづければ、ミネラルのバランスを崩す可能性もございますのでご注意ください。なお、ワンちゃんの体質(シュウ酸カルシウム結石を作りやすい、など)によっては、摂取するカルシウムの総量を厳密にコントロールする必要がある場合もございますので、ワンちゃんたちの体質にご不安がおありの場合には、主治医の先生にご相談の上、食事を選択していただくことをお勧めいたします。寒い日がまだまだ続きますが、アルファ様もお身体に気をつけてお過ごし下さいませ。アルファ様とチワワちゃんとMダックスちゃんが笑顔いっぱいにお過ごしになられますよう、心から応援しております。なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、しつけ相談サービスを承っておりますので、ぜひご利用くださいませ。お電話番号は、あんしんサービスセンター 0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。今後とも、アニコムをよろしくお願い申し上げます。
美容院にて・・・。
投稿者:山根 千恵子
投稿日:2013/12/21(Sat) 17:48
No.3359
3歳のオスのシーズーを飼っています。美容院に行くと顔周りのカットを嫌がり切らせてもらえない時があります。どうすれば抵抗なく切らせてもらえるようになるのでしょうか?
Re: 美容院にて・・・。
2013/12/25(Wed) 14:13
No.3362
山根 千恵子様年の瀬を迎え、せわしなさを感じる頃でございますが、山根様におかれましては、いかがお過ごしでしょうか。この度はご相談をいただきまして誠にありがとうございます。さっそくご案内をさせていただきたく存じますが、実際のご様子を拝見していませんので、一般的なご案内となりますことをご了承くださいませ。3歳のシーズーちゃんが美容院での顔周りのカットを嫌がりお困りとのことでございますね。美容院が苦手なワンちゃんは多く、とりわけ、お顔周りのカットは、ワンちゃんの視界にトリマーさんの手の動きや、手に持つ器具が入ることもあり、たいていのワンちゃんが「怖い!」「嫌だ」と苦手に思っているのではないでしょうか。ただ、お顔周りのカットは、目に被毛が入らないようにするため、健康管理のためにも大切でございますので、少しでも抵抗しないでさせてくれたらよろしいですね。以下、そのためのポイントについてご案内いたしております。ご参考にしていただければ幸いでございます。1. 美容院のイメージを良くするワンちゃんはどの子も意外と恐がり屋さんで、たいてい幾つか、嫌いなこと、怖いことを持っているようでございます。ワンちゃんは、嫌いなことを強いられて、怖くて仕方がないときには、何とか止めてほしくて、自分を守ろうとしようとします。このとき、山根様のワンちゃんにように抵抗をするワンちゃんもいれば、怖くて震えてしまい、おもらしをしてしまうワンちゃんもいるなどワンちゃんの表現方法はいろいろでございます。特に、今までその状況下で、怖いという経験をしていたりすると、強く反応をするようになります。また、抵抗して止めてもらえたという経験があると抵抗することが成功体験とつながり、より強く抵抗をするようになります。ワンちゃんを嫌いなことに慣らしていくためには、嫌いなことを、好きなことに結びつけながら、少しずつ慣らしていくことが大切でございます。例えば、美容室に入るだけで体を硬くしてしまうのであれば、お散歩の途中にでも美容室の近くを通るようにしていただき、シーズーちゃんの視界に美容室が入っているくらいのところで、シーズーちゃんの好きなことをしていただくとよろしいでしょう。このとき、「オスワリ」などと指示をしていただき、シーズーちゃんが指示に従ったことを褒めていただき好きなことをしていただいてはいかがでしょうか。ご褒美を与えていただいたり、撫でていただいたりして、明るくて、嬉しそうなお声で褒めてあげましょう。このようなことを繰り返しながら、美容室にご予約がない日にでも訪ねていただき、スタッフの方に遊んでもらったり、ご褒美をもらったりなさるのもよろしいでしょう。できるだけ、シーズーちゃんにとって、美容室が馴染みのところ、親しみを感じるところにしていただくとよろしいでしょう。実際に美容室のスタッフの方にカットを委ねられるときには、いかにもこれからとっても素敵なことが待っているかのように笑顔で送り出していてだき、終わってお迎えになるときも、満面の笑顔で迎えてあげましょう。もし、美容室のスタッフの方から、「今日は、お顔周りのカットができなかった」とお聞きになられ、残念なお気持ちになられても、「素敵だよ、良く似合うよ」とカットした可愛い様子を褒めていただき、怖くても、精一杯頑張ったのですから、ねぎらってあげましょう。お迎えをなさるときには、大好きな、特別なオヤツを与えていただき、そして、「今日は顔周りもカットさせてくれましたよ」という日には、特上の褒め方でシーズーちゃんを得意な気持ちにさせてあげましょう。シーズーちゃんが、実際に美容室でお顔周りのカットをなさっているところをもし、山根様がお店でご覧になっているのであれば、心配そうにしないことが大切でございます。「カットするのが当たり前、素敵なことをしているのよ。」というような表情でいらっしゃるとよろしいでしょう。どのワンちゃんも、飼い主様の気持ちをたいへんよく感じ取りますので、緊張をさせないためにも、山根様ができるだけリラックスをなさることはたいへん重要でございます。お家では、山根様にお顔の周りを触られることに、少しずつシーズーちゃんを慣らしていくのもよろしいでしょう。どのワンちゃんでも、目の前や突然人の手が振り下ろされれば怖いのが当たり前ですから、急に手を視界に入れないようにご注意いただければと存じます。シーズーちゃんをお膝に乗せるなどして、体を優しく撫ぜながら、気持ちよい状態の延長として、顔のあたりをそっと触ってみます。そのあと、「オリコウね。」と褒めていただいたり、オヤツを与えていただいたりしながら、少しずつ顔を触られることに慣らしていくようにしましょう。また、触るときにはできるだけ、「気持ちがいい。」と感じられる触り方をするようにします。さて、シーズーちゃんはいつも、お家で抵抗をするような状況はありますでしょうか。日頃から、「抵抗すれば、止めてもらえた」という経験をさせないことが重要でしょう。何かに抵抗しても、山根様は落ち着いて、堂々と、うろたえたりせずに、すべきことは、平然と続けてしまいます。抵抗した瞬間には、低い声で、「ダメよ」などと、いつも叱るときに利用される言葉で、「抵抗することはいけないよ」と伝えることは良いのですが、大きな声で叱るなど、興奮させる状態を作らないようにしましょう。また、「ボクは大丈夫なんだ」と自信を付けさせていただくため、良い状態のときには、すかさず褒める習慣をお付けいただくことも重要でしょう。また、いつもであれば、抵抗して嫌がる状況でも、シーズーちゃんが落ち着いて嫌がらなかったら、褒めてあげましょう。日頃から、落ち着いたときに褒めていただき、落ち着くと良いことがあると感じるようにしていただくことも大切でしょう。シーズーちゃんの中で、今ご利用の美容室さんに対するイメージが強く、抵抗感が和らぐことが難しいのであれば、シーズーちゃんとの相性が良い美容室を開拓なさってみるのも一つの方法かもしれません。お散歩のときにでも他の飼い主さんに評判をお尋ねいただくのもよろしいですし、お散歩の途中にでもお寄りいただくことから様子をみるのもよろしいでしょう。いくつか訪れる中で、シーズーちゃんの様子から、できるだけ上手にワンちゃんの緊張感をほぐしてくださる雰囲気をお持ちのお店をお選びいただくことも大切でしょう。なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、しつけ相談のサービスを承っております。気がかりなことがおありの際には、ぜひご利用くださいませ。お電話番号は、あんしんサービスセンター 0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。寒さ厳しき折、山根様におかれましては、お風邪など召されませぬよう、お体ご自愛くださいませ。新しい年が素晴らしい年でありますよう、心からお祈りいたしております。今後ともアニコムをどうぞよろしくお願い申しあげます。
よくつまずきます。
投稿者:いーたん
投稿日:2013/12/14(Sat) 19:05
No.3352
度々の質問ですみません。ゴールデンレトリバー11歳♀です。最近よく前足のつまずきがあります。散歩中に、前足がガクッとなる感じです。左右どちらもです。そんな時は足先にがグーになっていることが多いです。半年ほど前から、後ろ足をたまにひきずるようになったので、レントゲンを撮りましたが、特に異常はなく、老化現象とのことでした。今は後ろ足より前足のつまずきのほうが頻繁なのですが、何か考えられる病気はありますか?教えてください。宜しくお願いします。
Re: よくつまずきます。
2013/12/18(Wed) 16:18
No.3357
いーたん 様No.3352のご相談に関しましては、NO.3351のご相談と併せてご案内をさせていただいております。何とぞご了承いただきますようお願い申し上げます。