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白内障
投稿者:ショコラママ
投稿日:2018/05/04(Fri) 18:27
No.5259
飼っているジャックラッセルテリア4歳の女の子先日左目が少し白い感じがして夜であったのもあっていつもの病院ではないところで診ていただきました。そこでは目に光を当てて診断していただき、まだ4歳ということ瞳孔も動いているし白内障ではないでしょうとの診断でした。しかし、気になったので眼科で有名な病院へセカンドオピニオンで診てもらったところ白内障との診断…手術を勧めるとのことでした。あと、激しい運動、興奮させるのはダメとのこと。遊ぶのが大好きな子なのに本当にダメなのか?白内障であって欲しくないとの想いから本当に白内障以外診断はないのかサードオピニオンをしたほうがいいのか。手術しか方法はないのか。白内障になる原因は?白内障の場合今後のケアは?診ていただいた病院で聞くべきなんでしょうが高圧的な厳しい感じの先生であったことと、ショックで質問するということも頭が働かず…こちらで伺えればと思いました。よろしくお願い申し上げます。
Re: 白内障
- 獣医師 山口
2018/05/08(Tue) 16:46
No.5262
ショコラママ 様この度はご相談いただきまして、誠にありがとうございます。目にはカメラのレンズと同じ役目をする水晶体と呼ばれる器官があり、正常な状態では透明ですが、この一部もしくは全部が何らかの原因で変性し、白く濁る病気を白内障といいます。水晶体を形成しているタンパク質の変性が原因とされ、加齢や活性酸素の影響などの酸化ストレスによって引き起こされるといわれています。白内障はその原因から、遺伝的素因による「原発性白内障」と、加齢による老齢性、糖尿病などの代謝性、外傷性、中毒性、網膜症などにより発生する「続発性(後天性)白内障」に大別されます。ワンちゃんの場合、遺伝性の白内障が徐々に進行し、2歳以降の若齢期になって発見されることもあります。初期の白内障であれば、日常生活を支障なく送ることができますが、進行すると物にぶつかるなどの症状がみられるようになります。進行程度は様々で、短期間で急速に眼が見えなくなることもあれば、年単位でゆっくり進行する場合もあります。治療は内科的治療と外科的治療に分けられます。内科的治療は点眼や内服薬によって白内障の進行を遅らせる目的で行われますが、視力が障害されている場合、視力を回復させることはできません。そのため、視覚を障害するような白内障では手術が推奨されることがあります。濁った水晶体を除去し、代わりに眼内レンズを挿入するのが現在の白内障の手術ですが、全身麻酔に耐えられる健康状態であることや、重度の網膜疾患や角膜疾患などの併発疾患がないことが条件となります。また術後管理も、指示された目薬や内服薬はもちろんのこと、レンズが安定するまでは、眼圧の上昇などを防ぐために、衝撃や激しい運動は避け、興奮をできるだけさせないようにすることが重要です。白内障はどんな治療をご選択されても、長期的な治療や観察が必要な病気ですので、主治医の先生にしっかりご相談いただける環境も大切かと思います。ご不安なことがあれば、再度、診断された先生にご相談されたり、異なる病院さんに受診されるのもよろしいかもしれません。それでは、今後ともアニコムをどうぞよろしくお願いいたします。
下痢
投稿者:クロチビ
投稿日:2018/05/03(Thu) 10:15
No.5258
こんにちは!3才の柴犬女の子ですが下痢が治らなくて心配です。獣医さんには食事療法しかないと言われて今はロイヤルカナンの消化器サポート(低脂肪)を食べさせてます。治らないのでまた連れていこうと思いましたが食事療法しかないと言われたのでどうしたら良いかわかりません。血液検査はしてないです。病院では暴れるし噛みつこうとしてくるので中々血液採れないと思います。普段は噛みません。先生との相性もあるかもしれないので、違う動物病院に行って見ようと思ってます。動物病院のセカンド・オピニオンはありでしょうか?
Re: 下痢
- 獣医師 柳原
2018/05/08(Tue) 16:39
No.5261
クロチビ 様この度は、ご相談をいただきまして、誠にありがとうございます。一般的に下痢の原因は、腸内寄生虫や細菌感染による胃腸炎、膵炎などの内臓疾患、腫瘍性疾患、環境の変化などによるストレス、食事性などがあり、治療も原因よって異なります。もし、軽い胃腸炎や食事性の下痢であれば、食事療法のみで治療することもあります。しかし、食事療法ではなかなか改善しない時や、下痢以外の症状がみられる場合は、糞便検査の他に血液検査やレントゲン検査、エコー検査などが必要になることもあります。こわがりなワンちゃんには難しい検査もあるかと思いますが、療法食でも改善しない旨を先生にお伝えいただき、今後の検査や治療方針について、よくご相談なさることをおすすめします。また、場合によっては別の病院で診察を受け、他の獣医師の意見を聞くこともひとつの方法かと思います。それでは、今後とも、アニコムをどうぞよろしくお願いいたします。
球体の異物を飲み込んでいるのが...
投稿者:ことら
投稿日:2018/04/29(Sun) 11:01
No.5256
3日前にワンちゃんドックのレントゲン検査で球体の異物(2.3cm径)を飲み込んでいるのがわかりました。その時にすぐ嘔吐を促す注射で排出を促しましたが胃液しか出ませんでした。連休明けに胃の中に食べ物が入っている状態で嘔吐を促して排出を試みることにしていますが、何時飲み込んだのか分らない現状で毎日心配しています。現状で選択すべき対処法(経時的に選択すべき対処法)をご教示くださるようお願いします。早期に胃の開腹手術を選択すべきなのでしょうか?異物:球体(別角度のレントゲンで確認)、材質不明だが全体が同じように白く写っている柴犬:12歳、雄、12.8kg
Re: 球体の異物を飲み込んでいる...
2018/05/01(Tue) 16:10
No.5257
ことら 様この度は、ご相談いただきまして、誠にありがとうございます。さて、誤飲の対処方法はいくつかあります。●催吐処置どうぶつさんへの負担が小さく、誤飲後すぐから2〜3時間以内までの場合に実施することが多いですが、時間が経過していても異物が胃内に残っていれば対応できるケースもあります。●内視鏡による摘出催吐処置でも異物が出ない場合には、全身麻酔をかけて内視鏡による摘出が必要となることがあります。ただし、大きい異物や、完全に詰まっている異物など、摘出が難しい場合も考えられます。●開腹手術上記の方法で摘出できず、便に出る可能性も低い場合には、全身麻酔下での外科手術を実施します。確実ではありますが、回復に時間がかかり、入院が必要となる場合がほとんどです。誤飲の処置にはそれぞれメリット・デメリットがあり、どれを選択するかは、症状の有無やどうぶつさんの年齢、体重や、異物の大きさ・性質、誤飲からの経過時間などによっても異なります。異物の誤飲から4〜5日経過していても、何も症状がなく、元気や食欲があり、便の状態もよいのであれば緊急性は下がる可能性があります。ご年齢による全身麻酔のリスクや体への負担、今までの経過や異物の大きさなどから、まずは催吐処置を選択することもありますので、かかりつけの先生もそのようなご判断をされたのかもしれません。次回の催吐処置でも摘出できない場合や、嘔吐などの症状が現れた場合には、開腹手術が必要になる場合もあります。食欲や便の状態、嘔吐の有無などをよく観察いただき、休診時に何かあった際にはどこへ連絡するべきかなど、前もって、かかりつけの先生に確認されておくことをおすすめいたします。それでは、今後とも、アニコムをどうぞよろしくお願いいたします。
一度定着したトイについて
投稿者:アン父
投稿日:2018/04/25(Wed) 12:41
No.5254
家の中ではトイレで大小ともに生後6ヶ月で、成功しましたが、外散歩が楽しくなりメスですが、おしっこがでなくてトイレの姿勢をするようになってからここ一か月家でのトイレが安定しません。大の成功率は7割ですが、小の方は七割失敗します。もうすぐ、一歳になります。トイレの再しつけ方法を教えてください。メス約一歳です。
Re: 一度定着したトイについて
- アニコムカウンセラー 小山
2018/04/26(Thu) 17:32
No.5255
アン父 様この度は、ご相談をいただきまして、誠にありがとうございます。また、ご質問の内容から、ワンちゃんと仮定して、回答いたしますことご了承ください。ワンちゃんは、ふとしたきっかけで今まで出来ていたトイレでの排泄ができなくなることは、比較的良くみられます。また、トイレトレーニングでは、初めての場合も、再度の場合でも、「排泄しそうなタイミングを把握して、成功するように誘導し、成功したら褒める」「ワンちゃんの成功体験を増やす」ことが重要です。トイレトレーニングの一例ですが、寝起きや食事の後など、ワンちゃんがよく排泄するタイミングを観察して、そのタイミングでトイレへ誘導し、トイレシートの上でできたら、たっぷり褒めてあげます。「トイレシートの上でしたら、アン父様に褒めてもらえた」という経験を今以上に増やしてあげましょう。トイレ以外の場所で排泄した時は、ワンちゃんと目を合わせることなく、声もかけずにサッと片付けてしまいましょう。粗相をした時に、ワンちゃんを見たり、何らかの声をかけると、ワンちゃんはアン父様の注目を集めたことがうれしくて、大好きなアン父様の関心を集めようと、トイレ以外の場所での排泄を繰り返すことがあります。なお、排泄姿勢をとっているのに、少量しか排泄していなかったり、以前より排泄の回数が増えたなどの場合は、何らかの病気が原因となっている可能性もございますので、早めに獣医師の診察を受けられることをおすすめいたします。うまくいかず、大変なこともあるかと思いますが、ワンちゃんにとってはアン父様から褒められることが一番の喜びです。成功しやすい環境を作ってあげて、出来たら褒めることを、あわてず、おおらかな気持ちで、繰り返しのんびりと教えてあげてください。それでは、今後とも、アニコムをどうぞよろしくお願いいたします。
猫 尿管ステントの入れ替え手術...
投稿者:みー
投稿日:2018/04/22(Sun) 14:17
No.5252
いつもお忙しいところ丁寧にお答えいただきありがとうございます。今年9歳になるスコティッシュホールドオスの猫の事でご相談させていただきます。2015年に、左右の尿管にステント設置手術をしました。腎臓の数値は回復しましたが、ステントがズレて膀胱まで行っていない事が分り、ズレが原因かわかりませんが、右の腎盂の拡張(1.4p)がみられました、しかし数値、体調共に良好の為、そのままにしていました。昨年、9月から、腎臓の数値が徐々に上がり始め、ラプロスなど開始しましたが、今現在BUN43クレアチニン2.5と、上がり続けています。しかし、本人は元気で食欲も今のところはあります。(数値が上がった原因として私の長期入院などのストレスか関わっているのではないかと自分では思っています)○腎盂の拡張の為に腎臓に負担がかかり数値が上がっている(ステント入れ替え手術で回復する可能性あり)○腎不全の悪化の為と二つを示唆されました。腎盂の尿を抜いて、次の日数値が下がればステント入れ替え手術が有効なのではとのこと。始めのステント手術は4時間かかり、以前の担当医は再手術となると、癒着などあり、前回より時間がかかるので、今のステントは残して、手術時間が短いsubシステムを設置との考えで、現在の担当医は、ステントの端のところ(膀胱付近)を切開し、ステントを抜き、入れ替えるので短時間で出来るといいます。ステント入れ替手術、実際はどうなのでしょうか?簡単にするりと、入れ替え出来るのでしょうか?腎盂拡張のせいで数値が上がっているとして、腎盂から尿を抜いて、すぐに数値に現れるものなのでしょうか?長文すみません。iPadから送信
Re: 猫 尿管ステントの入れ替え...
- 獣医師 明永
2018/04/24(Tue) 15:41
No.5253
みー 様この度は、ご相談をいただきまして、誠にありがとうございます。さて、尿管ステントのズレなどにより、尿の排出が滞った結果、腎臓の数値が上がっているのであれば、腎盂の尿を抜くことで短期間に数値が下がる可能性も考えられます。尿管ステントは、柔らかいチューブ(ステント)を腎臓−尿管−膀胱に設置することで尿の流れを確保する治療法です。体内に人工物をほぼ永久的に設置すること、ステント自体のズレや閉塞・破損は起こる可能性がありますが、再閉塞に対する予防的な処置として有効とされています。Subシステム(皮下尿管バイパスシステム)は、尿管を迂回し腎臓と膀胱を別のルートでつなぎ、尿の新しい排出路を確保する治療法です。尿管ステントと同様に人工物を設置する、システムが大きい、再閉塞予防のため定期的なシステムの洗浄が必要、などがデメリットですが、それぞれのカテーテルが尿管ステントよりも太く再閉塞のリスクが少ないと考えられています。また、尿管を介さないため、比較的短時間で設置できるというメリットがあり、尿管ステントの挿入が難しい場合などに有効な治療法と考えられています。なお、ステントの入れ替え手術は、尿管の状態によってはスムーズにステントが入る可能性もありますが、癒着が起こっている場合などは、設置が難しかったり、時間がかかることも考えられます。尿管ステント、Subシステムは獣医療ではまだ新しい治療法と言えますので、実施する動物病院で十分に説明をお聞きになった上で、ご判断いただくとよろしいかと存じます。それでは、今後とも、アニコムをどうぞよろしくお願いいたします。