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寒がりの対処法
投稿者:こりぞう
投稿日:2017/01/19(Thu) 16:00
No.4598
今年10歳になりますMピンシャーです4月生まれでパピー時に梅雨寒で嘔吐下痢があったので寒くないように寒くないように育てましたら非常に寒がりで雪が降るくらいの気温は散歩で玄関から出ても歩きません獣医さんと相談して室内では服は着せないいきなり寒い外には出さずに窓を開けて服を着せるなど段階を上げています散歩時の服は手作りでインナーとコートだけで二着だけど人間の服で5枚重ねになる作りにしていますインナー フリースとTシャツ コート 合皮とウール✖2ですそれでも寒い時期は普段と違って抱っこ抱っこであるきません抱っこで公園に連れて行きそこから歩くかやはり抱っこです無理にもっと歩かせるか悩んでいます年齢的に痴呆が心配なので長距離の散歩で刺激を与えるべきか暖かい室内で遊ぶか室内ではおもちゃを一斉に投げてモッテコイと頭を使わせるようにはしているつもりです御回答お待ちしています
Re: 寒がりの対処法
- 愛玩動物飼養管理士 三留
2017/01/20(Fri) 12:20
No.4604
こりぞう 様寒さ厳しき頃でございますが、こりぞう様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。この度は、ご相談をいただき、誠にありがとうございます。早速ご案内させていただきますが、実際のワンちゃんのご様子を拝見しておりませんので、一般的なご案内となりますことをご了承下さい。夏の暑さにくらべて、寒さには比較的強いといわれているワンちゃんですが、「原産国が寒い地域であるか、比較的暖かい地域であるか」、「被毛が下毛で寒さから守られているダブルコートか、上毛だけのシングルコートか」「毛足が長いか、短いか」「日常生活の環境」などにより、寒さへの耐性はそれぞれのワンちゃんによって異なるようです。こりぞう様のワンちゃんはMピンシャーちゃんということですので、毛足が短く、ワンちゃんの中でも寒さが嫌いな傾向がたいへん強いワンちゃんたちといえるでしょう。こりぞう 様のMピンシャーちゃんも寒くなるとお散歩が辛く感じるようで、冬場の散歩では歩こうとせず、抱っこが多くなってしまうので、無理して歩かせたほうがよいのか悩んでいらっしゃるとのことでございますね。Mピンシャーちゃんは10歳とのことで、よい良いシニアライフを、ということもご考慮なさっていらっしゃるご様子、素晴らしいことですね。骨格筋は熱を作り出すために大変重要な部位ですが、加齢とともに筋肉量が低下しますので、体温の調節機能はシニアになると段々低下します。また、このため、ワンちゃんも年齢を重ねる毎にだんだん寒さに弱くなってきますので、筋肉量を維持し、体力をつけるためにも、できるだけお散歩に連れていってあげるようになさることも大切なことだといえます。また、こりぞう様がおっしゃるように、程良い刺激を与えてあげることはずっと若々しさを保つためにも大切なことですので、今後もできる限り、外の空気を吸い、歩かせてあげることはたいへん重要なことといえるでしょう。ただ、嫌がっているときにも歩かせたほうが良いのか、というとそうともいえず、なるべく心地よい状態でお散歩にいらっしゃって、少しでも、一緒に歩くと楽しいね、という状況を冬の間はお作りになったほうがよろしいかもしれません。寒い時期のお散歩だけを嫌がり、暖かくなるとお散歩を楽しめるということでしたら、寒い時期のお散歩はなるべく心地良く歩くことができる暖かい時間になさるに留めていただいてもよろしいのではないでしょうか。お散歩にいらっしゃる時間帯は、なるべく暖かい時間帯にしていただき、少しでも歩いたらほめてあげてください。主導権はこりぞう様にあり、Mピンシャーちゃんは守られているから安心、ということを伝えるためにも、歩くのが嫌だ、といえば抱っこをしてもらえる、という状況をつくるより、こりぞう様のご都合やご意思で公園までは抱っこをするわよ、となさるのも一つでしょう。「ほんの短時間でも、少し歩きましょう」ということを、一年を通して根気強く続けていただくことが大切でしょう。ワンちゃんが冬の散歩を嫌がるようになるのは、寒さ以外にも、強い風や風にはためく自転車カバーなどにびっくりした、などというような冬ならではの光景もあるようです。怖い経験をすると、そのときと結びつくことに、「また怖いことがあるのかしら」と、お散歩自体が嫌いになってしまうことも中にはあります。できるだけ「お散歩は楽しい」と感じさせてあげることも大切でしょう。 また、「何があってもこりぞう様が守ってくれるから安心」と感じさせてあげるためにも、こりぞう様がお散歩中、堂々とMピンシャーちゃんを率いている、という余裕のある笑顔でお歩きになることも大切でしょう。また、こりぞう様のMピンシャーちゃんの場合にはあてはまらないかもしれませんが、高齢になってから寒さに急に弱くなった、というような場合、「甲状腺機能低下症」という病気に罹患している場合もあります。甲状腺ホルモンは体の代謝を活発にするホルモンで、甲状腺機能低下症では、甲状腺ホルモンの分泌が減少することによって、体温が低下したり、寒さに弱くなるという症状がみられることがあります。高齢犬には比較的多く見られる病気です。他にも、動きたがらず寝ている時間が多い、顔つきがぼんやりしている、毛がぱさついたり脱毛する、などの症状が見られる場合には、甲状腺機能低下症の可能性もありますので、気になる点がおありの際には、念のため主治医の先生にご相談いただくとよろしいかと思います。なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、しつけ相談のサービスをうけたまわっております。気がかりなことがおありの際には、ぜひご利用ください。電話番号は、あんしんサービスセンター 0800-888-8256です。平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。愛情いっぱいのこりぞう様のお手製のお洋服を着て、Mピンシャーちゃんは幸せですね。寒くても、心の中はぽかぽかなのではないでしょうか。こりぞう様とMピンシャーちゃんの笑顔のいっぱいの毎日を心からお祈りいたしております。今後ともアニコムをどうぞよろしくお願いいたします。
綿棒を飲んでしまった
投稿者:りり
投稿日:2017/01/20(Fri) 08:19
No.4600
2017/01/20 am7:20に紙芯の綿棒を1本飲んでしまいました。吐く、下痢などの症状が出るまでは様子をみることしかできなぃのでしょうか?それから遊びが好きですが、安静の方がいいのでしょうか?回答をよろしくお願いします!
Re: 綿棒を飲んでしまった
- りり
2017/01/20(Fri) 08:23
No.4601
補足1.8kgヨーキー♀です。何度もすみません。
- 獣医師 岸田
2017/01/20(Fri) 11:50
No.4603
りり 様この度はご相談を頂きまして、誠にありがとうございます。ヨーキーちゃんが紙芯の綿棒を飲みこんでしまったとのことでございますね。お問合せにつきましてご案内させて頂きますが、一般的なご案内となりますことをご了承ください。飲みこんでしまった綿棒の素材や飲み込んでしまった時のご様子はいかがでしょうか。プラスチック芯ではなく紙芯の綿棒ということで、もし綿棒を細かく噛み砕いて飲みこんでいるようであれば、おそらく便の中に排泄される可能性が高いのではないかと思います。一方で、もし綿棒を長いまま飲みこんでしまっているとすると、紙芯の材質によっては水分を含んでやわらかくなりそのまま便の中に排泄されると思いますが、場合によっては胃から上手く排出されず胃の中に長期間残ってしまったり、腸の中を移動するときに粘膜を傷つけたりという可能性が全くないとは言い切れないかと思います。特に体重1.8kgと小さなワンちゃんということですので、綿棒の棒の長い部分がやわらかくならずに固いまま残ってしまうということであれば、なんらかの影響が出る可能性はあるかもしれません。可能であれば、飲みこんでしまった綿棒と同じものを持参して、念のため動物病院でご相談されることをおすすめいたします。もし材質によって胃の中に残ってしまう可能性が高そうであれば、内視鏡などの処置が必要になる可能性もあるかもしれません。便の中への排泄が期待できそうであれば、減量用の療法食など、繊維質の多い食事を与えることで、なるべく腸に傷をつけずに異物を排泄させることができますので、必要があればそのような食事を処方していただくとよいでしょう。お家では特に安静にしている必要はないと思いますが、嘔吐や下痢、腹痛などの症状がでないかどうかを観察していただき、排便後には飲みこんでしまった綿棒がちゃんと排泄されたかどうかを毎回確認していただくとよいかと思います。綿棒の誤飲の場合、紙芯の部分は確認が難しいこともあるようですが、先の綿の付いている部分はそのまま確認できることが多いようです。なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、しつけ相談のサービスを承っております。気がかりなことがおありの際には、ぜひご利用くださいませ。お電話番号は、あんしんサービスセンター 0800-888-8256です。平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります今後ともアニコムをよろしくお願い申し上げます。
色素沈着
投稿者:ほのか
投稿日:2017/01/17(Tue) 21:02
No.4596
いつもお世話になっております。先日、右の黒目に黒っぽいシミを見つけたので、病院に連れていったところ「色素沈着です。たぶん半年くらい前から症状はあったと思います。」と言われ、ロメワンとヒアルロン酸で治療しています。黒い部分はまったく見えていないのでしょうか?予後はどうなりますか?目薬で治りますか?この症状に良い治療法や目薬があれば教えてください。よろしくお願いします。
Re: 色素沈着
- 獣医師 霍田
2017/01/19(Thu) 18:15
No.4599
ほのか 様こちらこそいつもお世話になり、誠にありがとうございます。また、この度はご相談をいただきましてありがとうございます。どうぶつさんの右の黒目のシミが、色素沈着の可能性を疑われ、点眼液で治療なさっているのですね。さっそくご案内をさせていただきますが、実際のご様子を拝見していませんので、一般的なご案内となりますことを、何とぞご了承ください。黒目に黒っぽいシミが見られる可能性のある、一般的なものについてご案内いたします。1.色素性角膜炎黒目の部分を覆っている透明な膜を角膜といい、表面から上皮、実質、デスメ膜、内皮という層から成る薄い組織です。この角膜が黒く混濁してしまう疾患が「色素性角膜炎」です。色素性角膜炎は、何らかの原因によって角膜に炎症が起こり、血管新生(傷を治すための新しい血管ができること)と色素沈着が起こります。角膜表面の露出が多いペキニーズ、パグ、シーズーなどの短頭種と言われるワンちゃんに多く見られます。また、眼瞼の内反などが原因となることがあります。この疾患では逆さまつげなど、慢性的な刺激が原因となることがありますので、涙が減少するドライアイが色素性角膜炎を引き起こすこともあります。症状が悪化して角膜が全体的に真っ黒になると、最終的に視覚を失うこともあります。治療には原因の除去が必要です。角膜への慢性的な刺激を抑えるために、目薬を使用して保護したり、ドライアイがある場合には、その治療を同時に行います。視覚が著しく障害されている場合などは、状況によって黒い部分を除去する手術を行うこともありますが、リスクも検討する必要があります。2.乾性角結膜炎(ドライアイ)涙が減少することにより角膜や結膜の表面に炎症が起きる疾患です。原因としては感染や外傷などの他、自己免疫性、原因不明の特発性と呼ばれるものがあります。進行すると結膜に色素沈着します。 また、角膜にも血管が侵入して色素の沈着がみられることもあります。治療には人工涙液や眼軟膏、抗生物質の点眼薬を併用したり、場合によっては免疫抑制剤の点眼薬を用いることもあります。3.虹彩母斑局所的に発生する良性の色素過剰症です。虹彩表面の状態に変化はありません。4.虹彩嚢胞良性の増殖性疾患で、毛様体と虹彩色素上皮が増えることによって起こります。黒い嚢胞(液体状のものが入った袋のようなもの)がみられ、光が当たると嚢胞内が透けて見えます。虹彩嚢胞は自然に消失することもあり、どうぶつさんの生活に支障が出るような症状がない場合がほとんどなので、通常、治療は不要です。5.腫瘍発生率は低いですが、角膜に腫瘍ができて、黒っぽく見えることがあります。このように、さまざまな可能性がございますので、ほのか様のどうぶつさんの目の黒い部分の見え方については分かりかねますが、色素性角膜炎である場合、黒くなっている部分は光を通さなくなるので、見えにくくなります。今後の予想されるご様子についても色素沈着の原因によって異なりますので、何とも申し上げられないのですが、炎症によって起こっている色素沈着であれば、現在の目薬での治療に反応が良い場合、改善する可能性はあるかもしれません。しかしながら、程度にもよりますが、完全に色素がなくならないこともありますし、原因や状況によっては色素沈着の状況が変わらなかったり、広がる可能性も考えられます。現状では、なるべく目への刺激を抑えるために、点眼薬・眼軟膏で目を保護したり、感染を予防・コントロールするために抗生物質を用いて経過を観察していくことかと存じます。目薬の必要性について分からないどうぶつさんに目薬をさすことには、どの飼い主様も苦心をなさっていますが、ほのか様のどうぶつさんはいかがでしょうか。目薬が近づいてくる様子が見える状態から薬を近づけると、怖くてたまらなくて払いのけようとするのが通常の行動だと思いますので、できるだけどうぶつさんが目薬の存在が気にならないように、例えば顔の脇からそっと視界に入りにくいようにして点してあげるとよろしいのではないでしょうか。点させてくれたらほめていただき、がんばって目薬を点した後には嬉しい気持ちにさせてあげてください。なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、しつけ相談サービスを承っておりますので、ぜひご利用ください。電話番号は、あんしんサービスセンター0800-888-8256です。平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。寒い季節でございますので、風邪など引かれませんようご自愛ください。今後ともアニコムをよろしくお願い申し上げます。
糖尿病
投稿者:伊藤 さつき
投稿日:2017/01/17(Tue) 17:05
No.4595
run丸が糖尿病と診断が出ました。今は、糖コントロールを与えていますが、インシュリン注射をした方が良いとの診断です。検索すると、猫の糖尿病は診断が難しいとあります。セカンドオピニオンも考慮した方がいいのでしょうか?
Re: 糖尿病
- 獣医師 江口
2017/01/19(Thu) 15:56
No.4597
伊藤 さつき 様初春とはいえ厳しい寒さが続いておりますが、伊藤様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。この度はご相談をいただきまして誠にありがとうございます。run丸ちゃんが糖尿病とのこと、大変ご心配なこととお察しいたします。早速ご案内をさせていただきますが、実際のご様子を拝見していないため、一般的な案内となりますことをご了承ください。通常、膵臓から分泌されるインスリンにより血糖値は一定に保たれます。インスリンは体の中で血糖値を下げる唯一のホルモンですが、このインスリンの不足(T型糖尿病)、またはそのインスリンの作用の不足(U型糖尿病)によって糖質、脂質、タンパク質代謝の異常を起こすのが糖尿病です。人でもよく知られている糖尿病ですが、ネコちゃんでも近年では肥満の増加などとともに発症が多くなっており、持続的な血糖値の上昇が特徴です。ネコちゃんではU型糖尿病からはじまって、徐々にインスリンを分泌する膵臓自体が破壊され、T型糖尿病に移行することが多いようです。糖尿病は初期での発見が難しく、初期症状としては、飲水量が増え、尿量が増す多飲多尿や、食欲があるのに体重が減少するなどがあります。症状が進行すると血液中にケトン体という有害な物質が現われ、ケトアシドーシスという状態になり、嘔吐や下痢などの症状を引き起こします。重症になると神経障害や昏睡などを起こし、死に至ることもあります。また、糖尿病は合併症を伴うことが多く、合併症には白内障や腎疾患、肝疾患、細菌感染症などがあります。遺伝や免疫疾患、感染、慢性膵炎、膵臓の癌、肥満やストレス、偏った食事、加齢などが原因あるいは発症を促す要因となります。伊藤様はネコちゃんの糖尿病の診断は難しいということをご覧になったのですね。糖尿病の診断は多飲多尿や多食、体重減少といった典型的な臨床症状、身体検査、持続的な絶食後の高血糖、糖尿の有無から判断します。診断自体は比較的容易ですが、ネコちゃんの場合、興奮やストレスで血糖値が上昇しやすいということがあります。そのため、糖尿病ではなくても、採血時に一過性に血糖値が上昇してしまうことがあり、これが診断を難しくすることがあります。できるだけストレスや興奮を避けるため静かな場所でネコちゃんが落ち着いている時に採血できるのが理想的です。お家で安静時の尿で尿糖のモニターをすることもあります。血糖値が上昇する疾患は糖尿病以外にも多くあるので、血糖値の評価は厳密に行わなくてはいけません。このような理由から診断が難しいということがあるかと存じますので、かかりつけの動物病院さんにしっかりご相談頂きますようお願い致します。その上でセカンドオピニオンを検討して頂ければと思います。また、糖尿病では病態を悪化させないよう、血糖値のコントロールが治療の主体となります。食事療法と、インスリンの投与や経口血糖降下薬などの投与を併用して行います。また、下痢をしている場合は下痢止めの投与、脱水時やケトアシドーシスを起こしている場合には点滴による治療など、さまざまな症状に応じて対処療法を行います。糖尿病の治療は、基本的には生涯継続となります。家庭内での処置(インスリン投与)やモニター(多飲多尿、多食、体重、尿糖など)と動物病院さんでの定期的な血液検査や体重測定などのモニターが大変重要となります。かかりつけの獣医師のご指示に従い、一緒に治療を継続していくことができるよう、動物病院さんとの連携をしっかり取っていく必要があります。疑問点などはそのままにせず、しっかりご相談なさり、run丸ちゃんの様子を細かく報告することで、動物病院さんにも伊藤様のお考えやrun丸ちゃんのご様子を詳しく理解して頂け、よりよい治療に繋がっていくと思います。なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、しつけ相談のサービスを承っております。気がかりなことがおありの際には、ぜひご利用くださいませ。お電話番号は、あんしんサービスセンター 0800-888-8256です。平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。寒さが続きますので、伊藤様もrun丸ちゃんもくれぐれもご自愛ください。今後ともアニコムをどうぞよろしくお願い申し上げます。
噛み癖
投稿者:ニコ
投稿日:2017/01/08(Sun) 11:08
No.4591
生まれて2ヶ月半のシュナウザーとキャバリアのミックスですが、凄く噛みます。どうしつけたらいいのでしょう?
Re: 噛み癖
2017/01/11(Wed) 18:17
No.4594
ニコ 様新春の候、ニコ様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。この度は、ご相談いただきまして誠にありがとうございます。生後2ヶ月半の子犬ちゃんの甘噛みについてのご相談でございますね。早速ご案内させていただきますが、一般的なご案内となりますこと、何とぞご了承ください。子犬ちゃんの乳歯は生後2、3ヶ月で生え始め、その後抜けて、8ヶ月ごろを目安に永久歯が生えそろいます。この期間は、子犬ちゃんの口の中はむず痒いこともあり、何かにつけて噛みたがり、例外がないといって良いほど噛んで飼い主様を困らせます。子犬ちゃんの乳歯はとがっていますし、夢中になって噛みますので、噛まれると痛くて、「これでは甘噛みとはいえない」と心配になってしまわれることも多くみられます。永久歯が生え揃った後は、むず痒さは治まってきますので、噛まなくなる傾向はみられます。ただし、ワンちゃんは、「自分がした行動の前後にどのようなことがあったか」ということをもとに、行動を選択するようになりますので、「噛んだら構ってもらえた」という経験をすることで「噛むこと=良いことがあった」ということを覚えると、その後も噛み続けることがあります。したがいまして、これからの子犬ちゃんとの長い月日を考え、子犬ちゃんが噛んだあとに子犬ちゃんが「面白い」、「構ってもらった」、「楽しい」と感じる行動をなさらないことが重要でしょう。例えば、噛んだことを叱っているつもりでも、高くて大きな声で叱ってしまうと、ワンちゃんにとっては、「楽しくなってしまう」、「余計に興奮する」という状態になることがございます。叱る時のタイミングや声のトーンを、ワンちゃんに「今の行動はいけない」と伝わるように工夫いただくことが重要です。まずは、あらかじめご家族様の間で叱る時の言葉を決めておきます。そして、叱る時には、噛んだその瞬間に、決まった言葉を使い、低く落ち着いたトーンと毅然とした態度で、お叱りいただくとよろしいでしょう。子犬ちゃんがした行動に対し、飼い主様がいつも同じように落ち着いて毅然とした対応をなさると、子犬ちゃんは「あの時も、この時も、噛んだら楽しいことがなくなった」という経験を積み、「噛んでも良いことがない」、「噛んではいけない」ということを理解していくでしょう。子犬ちゃんが、「噛むと遊んでもらえる」と思い、ちょっかいを出そうと噛んでいる様子であれば、子犬ちゃんが噛んだ瞬間に、ご家族様は一緒に、子犬ちゃんに背中を向けてその場から離れてしまうのもよろしいでしょう。廊下などへ姿を消してしまい、「噛んだら楽しいことがなくなる」という経験をさせてあげることも一つの方法です。最初のうちは、子犬ちゃんは知らん顔をして一人遊びをしているのかもしれませんが、繰り返していただくうちに、おかしいな、いつも噛むと、遊べなくなってしまう、ということが分かってくるでしょう。「良い状態を作るように誘導して、それを褒める」ということも、ワンちゃんと生活を共にする上で大切なことです。生活の中で子犬ちゃんの目につく場所に手をおかないようにする、あるいはワンちゃんの目の前を通るときには手を首の後ろなどに置くなど、ひらひらと手が子犬ちゃんの目の前で動く状況を作らないということも、子犬ちゃんが「噛みたい」という状態を作らないためには大切でしょう。また、「噛まない状況」を作り、「噛まないでいたら良いことがあった」という経験をさせてあげるためには、例えば、子犬ちゃんがニコ様の手を噛むかもしれない、というタイミングで、オモチャなどを見せてそちらを噛むように誘導したり、オモチャをポンと投げてみてはいかがでしょうか。しかしながら、噛んだ後にオモチャをみせて気をひくと、ワンちゃんには「噛めばオモチャを与えてもらえる」と伝わってしまうかもしれません。必ずワンちゃんが噛んでいない状況で、オモチャを見せたり与えることが重要でしょう。子犬ちゃんといっても、噛まれると痛くてたいへんですが、「痛い」「怖い」という飼い主さんのマイナスの感情をみせると、ワンちゃんが強気になってしまうことがあります。噛まれても、毅然とした強い表情でいらっしゃるほうが良いでしょう。また、焦って「何とか止めさせなくては」と手で叱ったり、飼い主さんが興奮しすぎてしまったりして、「人の手が怖い」などと恐怖や不安定さを感じる状況は、成犬になってからも影響を及ぼすことが多くみられます。長い目でみること、急がないという姿勢も大切なのかもしれません。また、人の手に対する恐怖は、「怖くて自分を守るために噛む」、という状況が今後生じてしまうこともありますので、「人の手は良いものだ」という経験をたくさんさせていただくことが大切でしょう。ワンちゃんとの生活では、ブラッシングや歯磨きなど、さまざまなお世話をしていただく必要があります。「嫌だから、止めて欲しくて噛む」という行動については、噛んだ瞬間に、飼い主様は「いけない」などと一言おっしゃって、後は「平然と余裕の笑顔でブラッシングを続ける」というように、「噛んでも止めてもらえない」という状況を作るとよろしいでしょう。もちろん、ブラッシングをしている間に無理をして痛い思いをさせないこと、ブラッシングって気持ちが良い、という経験にしてあげることはたいへん重要です。そして、ブラッシングをしたら、ご褒美になることをしてあげたり、与えていただくとよろしいでしょう。ニコ様の子犬ちゃんの月齢の頃は成長著しい時期でもありますので、健康管理のために睡眠をしっかりととることが重要な時期です。好奇心旺盛な時期でもありますので、遊びたがりますが、構い過ぎない、ということも大切でしょう。ケージをタオルケットなどで覆うなどしていただき、周囲が気にならない状況を作っていただき、遊びたいと子犬ちゃんが騒いでいても知らん顔をしていればそのうち、すやすやと寝息をたてると思います。そして、静かにしている時に良いことがある、と教えるためにも、またワンちゃんが静かに落ち着いているときに、ケージから出して遊んであげるようにしましょう。また、エネルギーを発散できていないと、噛んだり吠えたりする行動に結びついてしまうことがありますので、これからの生活で、お散歩などを通して十分な運動を確保していただくことは大変重要です。ワクチンの接種が全回終わるとリードをつけての本格的な散歩が始まりますが、子犬ちゃんのワクチンがまだ終わっていないのでれば、社会性を育むためにも、抱っこやキャリーバッグなどをご利用いただき、安全に十分ご注意いただいた上での散策などを通して、外の気持ちよさなどを味あわせていただくのもよろしいでしょう。なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、しつけ相談サービスを承っておりますので、ぜひご利用ください。電話番号は、あんしんサービスセンター0800-888-8256です。平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。子犬ちゃんのお健やかにご成長を心からお祈り申し上げております。今後ともアニコムをどうぞよろしくお願いいたします。