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気になります
投稿者:たかこ
投稿日:2014/09/27(Sat) 11:39
No.3707
マズルから耳にかけて、カイカイがひどくなっています。23日(火)にトリミングをしたばかりです。耳の中も綺麗にしてもらったのですが・・・。皮膚も綺麗な状態です。原因が解らず・・・後、考えられる原因はなにかありますか?
Re: 気になります
- 獣医師 山中
2014/10/01(Wed) 14:05
No.3712
たかこ 様虫の音に秋の訪れを感じるころとなりましたが、たかこ様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。早速ご案内をさせていただきますが、実際のご様子を拝見しておりませんので、一般的なご案内になりますこと、何卒ご了承ください。たかこ様のお子様のマズルから耳にかけて痒みがひどくなっているのですね。現在は、トリミングに行かれたばかりで、お耳も皮膚も綺麗なため、原因がわからずお困りなのですね。痒くなり始めたのが、トリミングの直後からで、直前まで何もなかったのであれば、下記のいずれかの状態であることが考えられます。1.乾燥シャンプーで脂質を過剰に洗い流してしまうことによって皮膚が乾燥し、痒みの症状があらわれることがあります。シャンプーの種類、お湯やドライヤーの温度などが乾燥の原因として挙げられます。対策としてシャンプーの種類を保湿力のあるものに変えたり、お湯の温度をぬるめにして、ドライヤーの温度を低めにすることで乾燥を防ぎます。また、シャンプーの回数が多すぎても乾燥します。脂漏症などの皮膚病がない、ワンちゃんネコちゃんの場合は、月1回程度のシャンプーで十分でしょう。2.過敏症トリミングの際に使用している、シャンプーや器具に対して、過敏症を起こすことがあります。シャンプー以外にも、耳洗浄液、香水(どうぶつ用)、ブラシ(ブラシの材質)など様々なものが原因の可能性があります。普段から利用されているドッグサロンさんであれば、以前と異なるシャンプーや器具の使用がなかったか、念のため確認していただくといいかもしれません。3.カットの後の違和感を気にしているお顔周りのカットでバリカンを使用した場合にはしばらく気にすることがあります。通常は数日間様子をみていただければ落ち着くのですが、掻き壊して皮膚炎になることもありますので、赤みや発疹などの症状が出てきた場合にはお早めにかかりつけの先生に相談しましょう。トリミングをされる前から症状があったのであれば、外耳炎や軽度のお顔周辺の炎症があって、痒がっている可能性もあります。特に、ワンちゃんネコちゃんの外耳道は人間と違ってL字型に折れ曲がっていますので、奥の方は専用の器具を使用しないと確認出来ません。一見、お耳が綺麗な状態でも、奥の方で炎症を起こしている可能性がございますので、動物病院さんで確認していただくと安心です。また、これまでに症状を繰り返していたり、お顔以外にも症状があるのであれば、下記の病気の可能性も考えられます。・膿皮症 ・真菌症 ・寄生虫(ノミ・ダニ・毛包虫症など)・アトピー・アレルギー ・ホルモン異常原因によって治療方法が異なりますが、痒みが主体の皮膚病は、原因に対する治療だけでなく、痒みのコントロールが重要でございます。皮膚は、掻くことによって状態が悪化し、更に痒みの症状がひどくなることがあります。痒みのコントロールが出来なければ、原因に対する治療を行っても完治が困難になります。痒みがひどくなっているとのことですので、早めに動物病院さんへご相談されると良いでしょう。なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、しつけ相談のサービスを承っております。気がかりなことがおありの際には、ぜひご利用くださいませ。お電話番号は、あんしんサービスセンター 0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。朝晩は随分冷え込むようになってまいりましたので、たかこ様におかれましては、くれぐれもお体ご自愛くださいませ。今後ともアニコムをどうぞよろしくお願いいたします。
無駄吠えをやめさせるには…
投稿者:ムモママ
投稿日:2014/09/27(Sat) 19:10
No.3708
我が家にはミニチュアダックスが二匹います。我が家に迎えてもうすぐ1年になる下の子がやたらと吠えます。家の中にいても人が通る時、犬が通る時、郵便・宅配の人、散歩に出てすぐ・・・とありとあらゆるところで吠えます。散歩中も人にも犬にも吠えます。遊びたいんだとは思うんですが、犬に向かっては気が狂ったように吠えます。1歳二カ月ですがどうしたらいいでしょうか?そしてこの子は食糞もします。食糞を治す薬など試しましたがだめでした。どうしたらいいでしょうか?お願いいたします。
Re: 無駄吠えをやめさせるには…
- ドッグライフカウンセラー 三留
2014/10/01(Wed) 10:41
No.3711
ムモママ 様秋の深まりを感じる頃でございますが、ムモママ様におかれましては、いかがお過しでしょうか。この度はご相談をいただきまして誠にありがとうございます。さっそくご案内をいたしますが、一般的なご案内となりますことを何とぞご了承ください。【吠えることについて】ワンちゃんが吠える原因といたしましては、「縄張りを守ろうとする防衛本能から吠える」、「周囲のご家族様に要求をして吠える」、「怖くて吠えて何とか身を守ろうとしている」、「お知らせをしようと吠える」、「周囲のご家族様に指示をしようと吠える」など、さまざまな原因が考えられます。赤ちゃんのときは怖いもの知らずのワンちゃんも、成長に伴い、またある程度の経験を重ね、怖さがわかり、吠えるようになることはよくみられます。また、生活の中で吠えたとき、興奮したとき、飼い主さんが「どうしたの?」などと声をかけたことで「注目をしてもらった」というような経験をすると、ワンちゃんの中で、吠えるという行動が、飼い主さんの気を引くための一つの手段となっている場合もみられます。ミニチュアダックスちゃんが吠えるのは、宅配便の配達の方や郵便局の方がいらっしゃった時、お散歩中、お家の中にいらっしゃって他の人やワンちゃんと通り過ぎる時などでございますね。吠えているときの様子はどのような感じでしょうか。「後退しながら進む」あるいは、「とにかく、ぐいぐいと向かっていく」など、ワンちゃんの動きから、強気に追い払いたくて吠えているのか、あるいは怖くて吠えているのかなどと、吠える原因を推測することができます。強気で吠えているのであれば「群れを司るのはあなたの仕事ではないよ」と伝えるように心がけていただくことも必要でしょう。怖くて仕方がないのであれば、「大丈夫だった」という自信を持てる経験をさせてあげながら、怖いものや嫌なことがあっても、「守られているから心配しなくても良い」と伝えるように心がけていただくことも必要かもしれません。以下に具体的なご案内を以下させていただきます。ご参考にしていただければ幸いでございます。例えば、ミニチュアダックスちゃんが、リビングでのんびり過ごしている状況で外を歩くワンちゃんの気配を感じた時、ミニチュアダックスちゃんは、すぐに「吠える」という行動を起こそうとするのではないでしょうか。このときに、ミニチュアダックスちゃんが耳をぴくぴくとさせて「今にも吠えそう」という状況があると思いますが、いかがでしょうか。ワンちゃんは、一度吠え始めると、興奮して手に負えなくなり、また、「静かにしなさい」などと何とかしようとして飼い主さんがかける声に、「ママたちも応援してくれている」とばかりに、余計に興奮するのが一般的でございます。したがいまして、今にも吠えそう、あるいは吠え始めたばかりの段階で対応するのが望ましいでしょう。吠えそうな状態の時に、落ち着いた声で「オスワリ」などと他の行動をさせていただきます。そして指示に従ってオスワリをしたら、すかさずミニチュアダックスちゃんの大好きなオモチャやオヤツなどを与えていただきます。このようになさって、「吠えようとした時に、吠えないで他の行動をしたら、うれしいことがあった」という行動を続けていただくことで、ミニチュアダックスちゃんの行動に変化がみられるかもしれません。オスワリ以外にも、ボールを投げたり、窓をあけるなど、吠える以外のことに気持ちをそらすことに効果がみられる場合もあります。ただし、吠えている時に、何か好きなもので気持ちを引こうとすると、「吠えればいいことがあった」と学習してしまうことがございますので、ご注意ください。あるいは、吠えそうな時、吠え始めた時に、低くて落ち着いた声で「いけない」などといつもいけないことを叱る時に使う言葉で叱ることで、「吠えることはいけない」ということを伝えることができる場合もございます。ただし、叱る声のトーンが高い場合などでは声をかけると余計に興奮することもございます。このような場合や、ちらりと、いかにも構ってほしげに吠えているのであれば、かえって吠えても相手にしないほうがよろしいでしょう。また、年少のミニチュアダックスちゃんが若いため、元気に吠えている行動が目立っているけれど、実のところ、年長のミニチュアダックスちゃんが先に吠え始めて伝播しているということも考えられますが、いかがでしょうか。もしこのような状況であれば、先に吠え始めた年長のミニチュアダックスちゃんにご指示をなさるとよろしいでしょう。この対応は、お散歩中、向こうから他のワンちゃんが近づいてきて吠える時にも応用いただけます。ミニチュアダックスちゃんの行動をご覧になっていると、「このくらい離れていれば反応しないけど、もう少し近づくと吠える」という場所があると思います。相手のワンちゃんと飼い主さんとの距離がその程度離れている場所で、相手のワンちゃんたちの目隠しになるような感じで、ミニチュアダックスちゃんたちとの間にムモママ様がお立ちいただき、すかさず「オスワリ」と指示をしていただきます。この時に、ワンちゃんたちのお気に入りのオモチャなどで気持をひき、リラックスをした雰囲気をお作りいただいてもよろしいでしょう。この状態で、吠えずに相手のワンちゃんたちが通りすぎるまでいられたら、ご褒美を与えていただくなどして、「吠えないで通りすぎたら良いことがあった」という経験をさせてあげましょう。また、「守られているから吠える必要がない」と感じさせてあげるためにも、お家の中のさまざまなことは、ムモママ様が中心に回っているということを教えてあげましょう。例えば、ムモママ様が良い場所をしめ、先に歩き、先に部屋にはいります。また、ご家族が帰宅なさったとき、ムモママ様と2頭のミニチュアダックスちゃんがお留守番をなさっている場合、この時、帰宅されたご家族が最初にムモママ様にお声を「ただいま」とおかけになられ、次に年長のミニチュアダックスちゃん、最後に年少のミニチュアダックスちゃんに声をおかけいただきます。この時大切なのは、「興奮していたり、嬉しくて吠えていたら、ミモママ様に相手にしてもらえない」と感じさせていただくため、落ち着いて静かになるのを待って声をかけていただくとより望ましいでしょう。日ごろから、「落ち着いている時、吠えていない時に嬉しいことがある」という経験をさせてあげましょう。また、お散歩にいらっしゃる時、ムモママ様が先頭を歩き、次に年長のミニチュアダックスちゃん、年少のミニチュアダックスちゃんは、いちばん後を歩くようにリードを繰っていただくとよろしいでしょう。お散歩から帰って、家に入るのもムモママ様が最初、歩く様子もいかにもワンちゃんたちを率いているかのように、胸をはって、堂々とした様子をおみせいただくとよろしいでしょう。吠える状態には恐縮してしまい、相手の飼い主さんについ謝ってしまいますが、ワンちゃんからみると、相手の飼い主さんやワンちゃんの存在が余計に嫌な存在にみえてしまい、飼い主様が弱くて頼りなげに見えてしまうこともあるようです。ミニチュアダックスちゃんからみて、強くてたくましそうな飼い主様であるように振舞っていただき、相手の方やワンちゃんとも堂々とリラックスして対応していただくことも大切でしょう。相手の飼い主さんと楽しげに会話をすることを続けることで、ワンちゃんの敵意や不安が和らぐこともございます。また、インターフォンがなると飼い主様があわてて走ることから、「外から人がくると何か大変なことがおきるのでは」と吠えるようになることもございます。できるだけのんびりと、あわてないで振舞っていただくほうがよろしいでしょう。また、いつも過ごす場所から窓の外が見渡せることから、自分が見張り番役だと思ってしまうワンちゃんもいます。いつも過ごす場所から見渡せたり、窓の外を見下ろせたりするようであれば、物を置いたり、カーテンやパーテーションをご利用なさって「あなたは見張り番役ではないよ」と教えてあげましょう。ミニチュアダックスちゃんたちが玄関に走ってきて、「来客を追い払おう」「玄関の様子を見張ろう」としているのであれば、「玄関はあなたたちの来る場所ではない」とばかりに、なるべく奥にワンちゃんたちを移動させたり、玄関スペースに走りよってこられないように玄関に通じるドアは閉めておいたり、パーテーションなどで仕切っていただいてもよろしいでしょう。なお、家という縄張りの中に、ケージやクレートといった、もう一つの小さな縄張りを作っていただくことで、縄張り意識が和らぐともいわれています。ケージやクレート、ドーム型のベッドなど、落ち着き、大好きな場所を作っていただくのもよろしいでしょう。またエネルギーが有り余る若いワンちゃんですので、お散歩でしっかりとエネルギーを発散させてあげることも大切でございます。これから、お散歩の気持ちよい季節を迎えますので、お散歩を通してコミュニケーションをお取りいただければと存じます。【食糞について】人間の世界ではびっくりするような行為である食糞ですが、ワンちゃんがウンチを食べることは、さほど珍しいことではございません。住処である巣穴を汚さないため、また臭いを消して子犬ちゃんを守るため、母犬が子犬ちゃんの排泄物を食べるということが知られています。このような習性があるからか、子犬ちゃんのうちには、ウンチを食べる子が多いともいわれます。ワンちゃんがウンチを食べる原因として以下のようなことが挙げられます。1.食事の量が多すぎたり少なすぎたりして、適量でない2.好奇心から食べてしまう3.ウンチを片付けているつもりで食べてしまっている4.排泄の失敗を叱られた経験からウンチをすることがいけない行為と思い、ウンチを隠すため食べるようになる5.ウンチを食べたときに周囲がびっくりして声をかけてもらった経験から、構ってもらえると思い注意をひきたくて食べてしまう6.環境の大きな変化などの不安やストレスが原因でウンチを食べる7.退屈のあまりウンチで遊んでいる間に食べてしまう8.ウンチに食事の匂いが残っている9.寄生虫感染10.消化不良 などまず、お食事の量が適当かを確認いただくため、ドッグフードの容袋に記載されている分量をご確認いただくとよろしいでしょう。この分量は通常、一日のお食事量の目安ですので、この分量を食事の回数で割ったものが、一回の食事量の目安です。ワンちゃんの運動量や季節などの環境要因により、調節をしてあげますが、いつも食事が足りなくて、食後、器をペロペロなめているなどの様子がみられたら、1割〜2割程度であれば、増減は問題がないとされておりますので、フードの量や回数を増やしていただいてもよろしいでしょう。中には腸内に寄生虫がいることで、栄養が十分に摂れていないことによる場合もございます。また、消化が不十分でウンチから食べ物の匂いがしていることも考えられます。ワンちゃんの健康状態に問題が無いかどうか確認して頂くために、ウンチを動物病院にお持ちになり、ワンちゃんのお腹に寄生虫がいないかのチェックをしていただき、その際に消化の状況も併せてみていただくとご安心でしょう。ウンチを食べるチャンスを与えないようにするため、素早くウンチを片付けることが大切ですが、ウンチを急いで片付ける飼い主様の様子を「飼い主様もウンチを欲しがっているみたい。」と感じ、飼い主様に取られまいと、かえってウンチへの執着心を強くして、急いで食べてしまうワンちゃんも見られます。ウンチを少しでも魅力のないものだと思わせるために、あわてて走り寄らないほうがよろしいかもしれません。中にはもう一頭のワンちゃんよりも、少しでも飼い主さんに構ってもらいたいとウンチを食べる子もいるようですので、ウンチをした瞬間、素早くミニチュアダックスちゃんに視線を向けたりなさらないほうがよろしいでしょう。また、できるだけ、ウンチへの執着心を軽減するために、排便後は可能な限りワンちゃんの気持ちをウンチから離してしまいましょう。具体的には、ウンチをしたワンちゃんを少し離れたところから呼んで、ウンチから離す習慣をつけていただくとよろしいでしょう。「お利口ね」とウンチをしたことを褒めていただくなどして、おもちゃなどで遊ばせてあげているうちに、さっと片付けてしまいます。あるいは、ボールなどを転がして気持ちをそらしてしまい、ワンちゃんがボールなどで遊んでいる間に片付けてしまいましょう。また、ミニチュアダックスちゃんがウンチを食べようとした時には、とにかく低くて落ち着いた声で叱っていたければと存じます。なお、あわてたり騒いだりすると、逆効果になってしまうこともございます。ウンチを食べるのを躊躇してやめたら褒めましょう。その際、取り分けておいていただいたフードを与えてあげたり、大好きなオモチャで遊んであげたり、ウンチを食べないでいたら良いことがあると教えてあげましょう。ただし、ウンチを食べている時に、オヤツなどで気をひこうとするとなさると、「ウンチを食べると、オヤツがもらえる」と思ってしまう可能性がありますので、ご注意いただければと存じます。いけないと教えることができるは、目の前のことを叱るときだけですので、ミニチュアダックスちゃんがウンチを食べたことに後から気付かれても、ムモママ様は平然と、かえって知らん顔をなさるほうがよろしいかもしれません。ミニチュアダックスちゃんは1歳2ヶ月とのことですので、ウンチの回数も一時期の小犬ちゃんの頃より減ってきているのではないでしょうか。子犬ちゃんのうちは排泄の回数が多いので、たいへんでございますが、だんだんウンチ後の対応も楽になるかと存じます。このほかにも、食糞防止のための商品がペットショップさんなどで販売されているようですが、この効果については、個体差もあるようですし、詳しい情報も持ち合わせておりませんので、お店の方にお問い合わせいただければと存じます。なお、アニコムでは下記の受付時間で、お電話でのご契約者様への健康相談、しつけ相談サービスを承っておりますので、またお気軽にお声がけください。お電話番号は、あんしんサービスセンター 0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。ムモママ様とミニチュアダックスちゃんたちのお健やかで笑顔いっぱいの毎日を心からお祈りいたしております。今後ともアニコムをどうぞよろしくお願いいたします。
眼の充血が落ち着かない
投稿者:みかん
投稿日:2014/09/24(Wed) 11:36
No.3693
トイプードル4歳男の子です。2012年秋に若年性白内障が発覚し、翌2013年3月下旬に右目の白内障が急激に進行し、ぶどう膜炎を発症。ぶどう膜炎完治後にレンズを入れる手術をしましたが、網膜剥離になり目が見えなくなりました。その時点では左目の白内障は進行もなく安心していたのですが、同年8月下旬白内障が急激に進行し、炎症がとれず、手術がなかなかできずにいる間に、網膜剥離となってしまいました。同年12月に白濁を除去する手術を受けて現在に至ります。右目は大変落ち着いているのですが、後で手術した左目が充血しやすく、先生からは毛細血管が弱く集中しやすいから炎症を起こしやすいと言われました。現在、ベガモックスとベルベゾロンを点眼しています。他に原因はないのでしょうか?
Re: 眼の充血が落ち着かない
- みかん
2014/09/24(Wed) 12:08
No.3694
追記眼圧は毎回低眼圧で測定不能です。
- 獣医師 酒井
2014/09/25(Thu) 16:25
No.3701
みかん 様日暮れの虫の声が聞こえてきますと、秋の深まりを感じる今日この頃ですが、みかん様におかれましては、いかがお過ごしでしょうか。この度はご相談いただきありがとうございます。4歳のトイプードルちゃんが、若年性白内障を発症され、右目、左目と手術を受けられ、その後、左目が充血しやすくなったということでございますね。早速ご案内させていただきますが、一般的なご案内となりますこと、ご了承下さいませ。白内障は人では一般的に老人性の眼の病気として知られていますが、ワンちゃんでは若年性白内障の発生がかなり多く認められます。またみかん様のトイプードルちゃんを含めた一部の犬種(アメリカン・コッカー・スパニエル、柴、キャバリア・キング・チャールズスパニエルなど)に発生が多いことも知られています。白内障は単に眼が白くなるというだけでなく、水晶体の濁りの程度により失明することもあり、また、ブドウ膜炎や網膜剥離、緑内障といった合併症を引き起こす可能性も高い病気です。特に若年性の白内障は数日のうちに急激に進行することもあります。残念ながら、みかん様のトイプードルちゃんにおきましては、どちらの眼も網膜剥離を併発してしまわれたとのことですので、現在は失明による怪我や事故などがないよう、みかん様がトイプードルちゃんの目となり支えていらっしゃるのではないかと存じます。さて、みかん様のトイプードルちゃんの術後の右目は大変落ち着いているということで、良好な経過、何よりでございます。ただ、左目の方が、充血をしやすい状況が続いているのでございますね。一言に眼の充血と言いましても、結膜炎の他にも眼瞼炎、ドライアイ、角膜炎、強膜炎、緑内障など病気は様々です。追伸に低眼圧とありましたので、眼圧が上がる病気の緑内障ではないと思われますが、それ以外の病気に関しましても、鑑別するためには眼の検査が必要になります。鑑別するための眼の検査として、涙の量の測定(シルマーティアーテスト)や、眼の表面の小さな傷を染色して調べる検査(フルオレセイン染色)などが挙げられます。ただ、術後の経過を最もよくわかっていらっしゃる白内障の手術をされた先生が、、白内障の急激な進行による炎症のため、脆弱な毛細血管が発達し、それ以来、炎症を起こしやすい状況とご判断されているのであれば、恐らくその通りかと存じます。現在使用されている点眼薬はベルガモックスとベルベゾロンでございますね。抗生物質のベルガモックスは細菌の感染を抑え、抗炎症剤のベルベゾロンは炎症を抑えるために用います。また充血しやすい眼は、痒みや違和感のために、トイプードルちゃんが気にして、こすってしまい眼球を傷付けてしまう場合もありますので、現在使用していただいている点眼薬による治療に加えて、眼をこすったりしないよう注意することが大切です。目薬をさすことで、気にしてこすることもあるので点眼した後に、少し様子を見てあげるといいでしょう。特に眼をシパシパするようなことがあったり、黄緑色の眼ヤニがではじめたりした場合には角膜への傷があることが考えられますので、すぐにかかりつけの先生にご相談されるとよいでしょう。普段のトイプードルちゃんのご様子はいかがでしょうか。私たち人間に比べて、ワンちゃん達は視覚以外の感覚が優れているために、住み慣れたお家では眼が見えないことをあまり感じさせないほど上手に生活されているのではないでしょうか。若年性の白内障という辛く、大変な病気を乗り越えられ、みかん様の心強いサポートの元、きっとトイプードルちゃんは元気で笑顔いっぱいの毎日を送られているのではないかと存じます。みかん様とトイプードルちゃんを心から応援いたしております。なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、しつけ相談のサービスを承っております。気がかりなことがおありの際には、ぜひご利用くださいませ。お電話番号は、あんしんサービスセンター 0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。今後ともアニコムを宜しくお願い申し上げます。
2014/09/25(Thu) 23:37
No.3704
ご回答有難うございます。左目は興奮すると充血しやすく大好きなお友達と会うとよくなります。時々目を開けずらそうにします。様子を見てなかなか改善されない時は病院に連れて行っています。両目が見えなくなって、もうすぐ1年になります。ぶつからないように気を配りながらの散歩ですが、目が見えないことを知らない人は全く気付く事がないぐらい普通に散歩しています。コマンドを理解し、階段の上り下り、スロープのアップダウン、側溝などを飛び越えるジャンプなど上手に散歩することができます。自信を持って歩くので私たちが十分に用心してリードを持つ必要があるほどです。車でのおでかけも大好きで、初めて行くところでも物おじせずに歩きます。先住犬も弟が見えていないことを十分理解してくれているので、いつも私たちのお願いを聞いてくれます。今後どのような事を気を付けてあげればいいのか?何かアドバイスがありましたら、教えてください。
2014/09/26(Fri) 16:02
No.3705
みかん 様この度はご丁寧なご返信をいただきまして、ありがとうございます。みかん様のトイプードルちゃんが物おじせず、お家の中だけではなく、お外でも元気いっぱいお散歩を楽しまれているご様子をうかがい、嬉しい気持ちで一杯になりました。左目の充血は大好きなお友達に会ったりして興奮すると起こるということでございますね。興奮により一気に血圧が上がるため、毛細血管が発達している左目は特に目立った充血を起こしてしまうのかもしれませんね。また、結膜の充血に伴い、違和感や痒みを感じて、こすってしまい、その刺激で浮腫を起こして眼が開け辛くなっているのかもしれません。通常は、一時的なものであることが多く、しばらく新たに刺激を加えず静かに過ごしていれば、落ち着いてきますが、仰る通り、様子をご覧になっていても落ち着かない場合には、病院さんでご相談されると安心です。また、血圧が高い場合の症状として、充血が認められる場合もあります。高血圧は腎疾患や心疾患など万病の元にもなりますので、時折、眼の経過だけではなく、全身の健康状態もかかりつけの先生にチェックしていただくとさらにご安心かと存じます。トイプードルちゃんがのびのびと、目が見えないことでおびえることなく過ごされている様子をうかがいますと、みかん様はじめご家族のみなさまがしっかりとサポートされていることが伝わって参ります。生活面では、もうアドバイスすることは何もないかと存じますがいくつか一般的なことをご紹介させていただきます。【家の中での注意点】・家具の配置変えはなるべく控えて、やむをえず変えた場合には何度か一緒にその場所に行き、確かめてもらうようにしましょう。・ぶつけやすい場所などがあるようでしたら、その場所にやわらかい布などを巻いて、衝撃を和らげるようにしておきましょう。・話しかけを増やし、また触るときもゆっくり行い、驚かせないようにしましょう。【家の外での注意点】・リードをしっかりと持ち、慣れた場所でも段差や落ちている物など常に周りをよく気にしながらお散歩を楽しみましょう。・1度何かにひどく驚いたり、恐怖を感じる経験をすると、目が見えているワンちゃん以上に、その経験を忘れず、過敏に怯えてしまうことがありますので、そういった状況を事前に避けられるようにご注意ください。・今は元気で難なくジャンプしたり、上手に歩けていたところでも、年を重ねるに従って危険になる場合もあります。ワンちゃんの運動能力にも十分に注意をして、踏み外しなどの事故がないように日々注意するようにしましょう。先住のワンちゃんの協力も頼もしく、またトイプードルちゃんもコマンドを理解し、安全にお散歩を楽しんでいるとのこと、本当に素晴らしいことだと思います。今後も皆様がお元気でお過ごしになられるようお祈りしております。何か気がかりなことや心配なことありましたら、どんなことでもぜひまたお気軽にご相談下さい。今後ともアニコムをどうぞよろしくお願いいたします。
2014/09/26(Fri) 16:16
No.3706
ありがとうございます。目は見えませんが、楽しい事をたくさん経験させてあげたいと思っています。また何かありましたら相談させて頂きます。
2014/09/29(Mon) 17:20
No.3709
みかん様ご丁寧に再度のご返信ありがとうございます。これからのお散歩にもいい季節、ぜひ皆さまで楽しい時間をたくさんお過ごしになって下さい。今後ともアニコムをどうぞよろしくお願い致します。
朝ごはん
投稿者:ちびまるこ
投稿日:2014/09/22(Mon) 11:24
No.3691
はじめて質問させていただきます。チワワ3歳6か月の女の子(未避妊)ですが、なかなか朝ごはんを食べません。2か月前にヒートがあり1か月前から食欲が落ちました。夜ごはんは食べますが、朝は夜の半分量を茹でたササミや野菜をトッピングしてやっと食べる状況です。このままだと栄養状態が悪くなるのではと心配です。アドバイスよろしくお願いいたします。ちなみに今回、母乳が出るなど偽妊娠と思われる症状は出ていません。
Re: 朝ごはん
- 獣医師 岸田
2014/09/24(Wed) 17:38
No.3697
ちびまるこ 様夜空に浮かぶ秋の月が美しい頃でございますが、ちびまるこ様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。この度はご相談を頂きまして、誠にありがとうございます。3歳のチワワちゃんが2カ月前に発情があり、1カ月前から食欲が落ちているとのことでございますね。お問い合わせにつきましてご案内させて頂きますが、一般的なご案内となりますことをご了承ください。ワンちゃんの発情は、発情前期、発情期、発情後期の三つの時期に分かれています。出血が見られるのが「発情前期」で一般的には7〜10日間続き、その後排卵の起こる「発情期」が約10日間続きます。発情が終わると「発情後期」を迎え、これは約60日間続きます。「発情後期」に卵巣に黄体が形成され、妊娠していなくても、妊娠していた場合と同じ期間(約63日)機能しプロジェステロン(黄体ホルモン)と呼ばれる妊娠を維持するためのホルモンが分泌されます。プロジェステロンの分泌が低下した頃に乳腺を刺激するホルモンが分泌され、乳腺の張りや乳汁分泌などの妊娠しているような兆候がみられたり、巣作り行動や食欲不振、行動の変化(神経質・攻撃的になるなど)が見られることがあります。これを「偽妊娠」といいますが、これはワンちゃんでは生理的な変化で、異常ではありません。通常、ホルモンのバランスが正常に戻るとともに症状も落ち着きます。チワワちゃんの食欲が落ちてきた1カ月前からの時期は、ちょうどこの発情後期の偽妊娠の時期にあたると思います。今回は乳汁分泌などといった顕在的な偽妊娠の兆候は見られていないとのことですが、身体の中では上記のように大きなホルモンバランスの変化が起きていますので、その影響で食欲が落ちてしまっていることは十分考えられるかと思います。チワワちゃんは朝ごはんを食べる量が減っているということですが、それ以外に元気がないなど、気になる症状はございませんか。発情後のこの時期は黄体ホルモンの影響で、免疫力の低下がみられることが知られており、感染症にかかりやすい時期とされています。もし他に何か普段と違う様子や気になるご様子があるようでしたら、他の原因があることも考えられますから、一度動物病院さんでご相談いただくとよろしいかと思います。また、発情後のこの時期に最も注意してくべき病気の一つに子宮蓄膿症があります。子宮蓄膿症は、子宮粘膜に大腸菌などの細菌感染が起こることで子宮内腔に膿が溜まり、さまざまな症状を引き起こす病気です。子宮粘膜が増殖していて免疫力が低下している発情後期に細菌感染が起こりやすく、発情から2カ月後頃の発症が多くみられます。子宮蓄膿症になると、食欲や元気がなくなり、多飲多尿(お水をたくさん飲んでおしっこをたくさんする)、発熱、嘔吐、お腹がふくらむ、陰部からの排膿(血液の混ざった膿)などの症状が見られます。チワワちゃんは発情後2カ月とのことで、子宮蓄膿症に最も気をつけなければならない時期です。もし上述のような兆候が認められたり、食欲不振が続くようであれば、念のため、早めに動物病院を受診されることをお勧めいたします。さて、ちびまるこ様のチワワちゃんは朝ごはんをなかなか食べないけれども、夜ごはんはいつもどおり食べていて、朝ごはんもトッピングをすれば半分くらいは食べられているとのことでございますね。総合栄養食とは栄養のバランスが調整されているフードです。ちびまるこ様の与えていらっしゃるフードが総合栄養食であるということを前提にお話いたしておりますが、フードをある程度摂取できているご様子ですので、食欲が減退していること以外に健康状態に変化がなく、体重が極端に減ってくるようなことがないのであれば、発情後期が終わってホルモンバランスが戻るまで、今の食事の与え方を続けていただいても問題ないのではないかと存じます。なお、栄養のバランスを崩さないようにするためにも、トッピングの分量をフードの1日の給与量の1割から2割くらいまでに留めていただきますようになさるのが望ましいでしょう。なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、しつけ相談のサービスを承っております。気がかりなことがおありの際には、ぜひご利用くださいませ。お電話番号は、あんしんサービスセンター 0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。今後ともアニコムをどうぞよろしくお願い申し上げます。
- ちびまるこ
2014/09/24(Wed) 18:37
No.3698
岸田先生ご丁寧に返信いただき、ありがとうございました。今後の参考にさせていただきます。
2014/09/25(Thu) 17:16
No.3703
ちびまるこ 様この度はご丁寧にご返信をいただき、誠にありがとうございます。早くチワワちゃんにいつもの食欲が戻り、ちびまるこ様とチワワちゃんが笑顔で毎日をお過ごしいただけますよう心より応援いたしております。今後ともアニコムをどうぞよろしくお願い申し上げます。
猫の耳について
投稿者:リン
投稿日:2014/09/20(Sat) 11:01
No.3690
いつもお世話になっております。我が家の猫(11歳、女の子、避妊済、室内飼い)についての相談です。先日、右の耳を下げ、しきりに激しく耳を掻く行動がみられました。若干、右目も涙目になっていたように感じます。その日は夜だったこともあり、翌日まで様子をみて、病院に行こうと考えていたのですが、翌日は普段どおり耳も下がっておらず、痒そうにもしていませんでした。(なお、以前から、時々右耳が気になるのかなと思ったことがあります。)ちなみに、耳は外傷もなく外も中も両耳ともに耳垢などもなくキレイで、他に持病もなく元気です。何かの病気が考えられるのでしょうか?ご回答よろしくお願いいたします。
Re: 猫の耳について
- 獣医師 山田
2014/09/24(Wed) 16:17
No.3695
リン 様こちらこそ、平素よりお世話になり誠にありがとうございます。さわやかな秋風が吹く季節となりましたが、リン様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。この度はご相談いただきまして誠にありがとうございます。お問い合わせについてご案内させて頂きますが、実際のご様子を拝見していないため、一般的なご案内となりますことをご了承下さい。先日、リン様の11歳のネコちゃんが、耳を下げて激しく耳を掻く行動がみられたのですね。一般的に、ワンちゃんやネコちゃんが耳のあたりを激しく引っ掻く場合には外耳や中耳、内耳の炎症など、耳の疾患の可能性が考えられます。外耳炎の原因は、耳ダニの寄生、真菌(カビ)や細菌の感染など様々です。一般的な症状としては、耳の痒みや痛みのために、ネコちゃんが首を振ったり傾けたりする仕草や、後肢で耳を引っかく仕草がみられます。その他に耳の赤み、腫脹、悪臭、耳垢の増加などの症状も多くの場合みられます。また、中・内耳炎の場合には耳に痛みを生じ、頭を傾けたり(斜頚)、回転するように歩く動作(旋回運動)が見られることがあります。炎症が内耳まで波及し、さらに症状が悪化すると平衡感覚が失われしっかり立てず倒れたり、嘔吐や食欲不振などの症状もみられたりする場合もあります。リン様のネコちゃんは、痒がっていた翌日には痒みも落ち着き、外傷や耳垢などもなく綺麗な状態だったのですね。外耳炎がある場合、通常は耳垢が出てくることが多いのですが、耳道の奥深くに耳垢がある場合には、ご家庭で耳の中をのぞいても耳垢が見えない場合もございます。ご安心いただくためにも、動物病院を受診し、専用の検査器具で耳の奥を確認していただくことをお勧め致します。また、リン様のネコちゃんのように、しきりに耳を掻いたり頭を振ったりする症状は、アレルギー性皮膚炎によってもみられることがございます。アレルギー性皮膚炎とは、アレルギー症状を起こす原因物質であるアレルゲンによって、ネコちゃんの体の中の免疫機構が過剰に反応するために生じる皮膚炎のことをいいます。アレルゲンの種類にはノミやハウスダスト、花粉や食物などがあります。アレルギー性皮膚炎は、原因によって次のような種類が挙げられます。1.吸引性アレルギーハウスダストや花粉、カビなどがアレルゲンとなり、これらを吸引することによって発症します。2.食事性アレルギーアレルゲンとなる食物を摂取することによって引き起こされます。主にタンパク質が原因となることが多く、牛乳や肉類等が挙げられます。3.ノミアレルギーノミの唾液中にあるタンパク質がアレルゲンとなり、ノミがネコちゃんの皮膚に寄生して吸血することでアレルギーを起こします。4.接触性アレルギーじゅうたんや食器等など身の回りにあるあらゆるものがアレルゲンとなり、アレルゲンに皮膚が触れることによって引き起こされます。アレルギー性皮膚炎では皮膚の痒みが主な症状で、ネコちゃんが体をしきりに舐めたり引っ掻いたり、噛んだりする行動が見られます。症状が進行すると脱毛や小さな発疹が見られます。食事性アレルギーでは同時に外耳炎や、下痢などの消化器症状を引き起こす場合もありますし、接触性アレルギーでは、原因となるアレルゲンと接触した部分に皮膚炎がみられます。リン様のネコちゃんは激しく耳を掻く行動がみられた際に、右目も若干涙目になっていたように感じたとのことですので、食事など何らかのアレルギーが関与している可能性があるかもしれません。アレルギー性皮膚炎の治療にあたっては、まず原因となるものの特定を行い、原因を除去していくとともに、抗ヒスタミン剤や副腎皮質ホルモン剤などを用いることによって症状の緩和を行います。他に減感作療法を行う場合もあります。この方法はアレルギーの原因となる物質を繰り返して微量身体に入れることにより、最終的には体に慣れさせてしまおうという治療法です。これらの治療にあわせて、ネコちゃんのいる環境を清潔にすることでアレルゲンとなりうる物をなるべく排除するという環境づくりも重要となってきます。また、耳を引っ掻く行動や頭を激しく振る仕草が続くと、耳介に物理的刺激が加わることで、皮膚と耳介の軟骨の間に血液などが溜まって耳介が膨れてしまう「耳血腫」という状態になる可能性もございます。現在は耳も下がっておらず、痒そうにもしていないとのことですが、今後また同様の症状が出る可能性もございますので、一度、かかりつけの先生に耳の中やその周囲の皮膚の状態などの診察を行っていただけたらと思います。なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、しつけ相談のサービスを承っております。気がかりなことがおありの際には、お気軽にご利用くださいませ。お電話番号は、あんしんサービスセンター 0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。これからの季節、朝夕冷え込んでまいりますので、リン様もネコちゃんもどうぞお体に気をつけてお過ごし下さい。今後ともアニコムをどうぞよろしくお願い申し上げます。
- リン
2014/09/25(Thu) 14:09
No.3699
山田先生詳しいご説明、ありがとうございます。病院に行く前に様々な可能性を知ることができたので、安心して通院できます。夏も終わり、家のネコたちも寄り添ってくる季節になりました。アニコムの皆さんも体に気をつけてくださいね。ありがとうございました。
2014/09/25(Thu) 16:57
No.3702
リン 様この度はご丁寧にご返信をいただき、誠にありがとうございます。リン様のお気持ちが少しでも安心できるお手伝いが出来き、嬉しく思います。また何か気がかりなことがございましたら、いつでもお気軽にお声掛けていただければと存じます。リン様とネコちゃんたちが笑顔で毎日をお過ごしいただけますよう心より応援いたしております。秋風が心地よい季節でございます。どうぞリン様におかれましてもご自愛くだい。今後ともアニコムをどうぞよろしくお願い申し上げます。