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ドライフードが上手に食べられま...

投稿者:らんたろう

投稿日:2017/06/10(Sat) 18:16

No.4803

牙が長いせいか、嚙むことが苦手のようで、ドライフードは丸呑みしてしまいます。その為、時折毛玉と一緒にフードが形の残ったまま大量に吐いてあります。猫缶のようなウエットフードも舐めるようにしか食べられないようです。食が細くて痩せているという訳ではなく、健康ではあるのですが、フードを時折(月に1度程度)吐いているのと、他の猫に食事をとられてしまうのが気になります。

Re: ドライフードが上手に食べら...

- 獣医師 江口

2017/06/15(Thu) 09:12

No.4808

らんたろう 様

梅雨明けが待ち遠しいこの頃ですが、らんたろう様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。
この度はご相談をいただきまして誠にありがとうございます。
ネコちゃんがドライフードを丸呑みして吐いてしまうことと、他のネコちゃんに食事をとられてしまうことについてのご相談ですね。
早速ご案内をさせていただきますが、実際のご様子を拝見していないため、一般的なご案内となりますことをご了承ください。

まず、ネコちゃんは人間のように食べ物をしっかり咀嚼しません。
尖った奥歯で食べ物を飲み込める大きさに小さくし、飲み込むという方法です。
人間よりも消化能力が高いため、そのような食べ方でもしっかり消化吸収ができます。
他にも、らんたろう様のネコちゃんもしているように舐めながら食べる食べ方もあります。
ざらざらした突起(糸状乳頭)がついた舌で食べ物をそぎ取って食べる食べ方です。
このざらざらは毛繕いの時のブラッシングの役割も担っています。
ドライフードを丸呑みする点については、ドライフードの大きさがネコちゃんの飲み込む大きさに適していれば問題ないと考えられます。
猫缶を舐めて食べるということもネコちゃんの食べ方のひとつなので、食べることができていれば心配ないかと思います。

ただし、牙(犬歯)が長いため噛むことが苦手という点は、歯のかみ合わせが大丈夫かどうかのチェックが必要です。
犬歯が通常より長く出ているためにかみ合わせの不正(不正咬合)がある場合、お口の開閉がしにくかったり、
口唇やお口の中を傷付けたりします。
そのため食欲不振となったりうまく採食できなかったりします。
そのような様子があればかかりつけ動物病院にお早めにご相談いただくことをおすすめします。

嘔吐についてですが、一般的にネコちゃんは、私たち人間と比べて嘔吐しやすいどうぶつさんだといえます。
もちろん、ネコちゃんごとの個体差もあり、よく吐くネコちゃんもいれば、滅多に吐かないネコちゃんもいます。
また、私たち人間が嘔吐した後は、一般的にかなり気分が悪い状態となり、吐いた後もぐったりしてしまうことがほとんどだと思いますが、
ネコちゃんの場合は、生理的な嘔吐の場合、嘔吐後はケロッとして元気なことも珍しくなく、
すぐに次の食餌を欲しがったりすることもあるくらいです。

しかし、らんたろう様がご心配のようになんらかの病気の症状のひとつとして、ネコちゃんが吐くということも十分考えられます。
また、「吐出」と言って、食べたお食事が胃に入る前に、勢いよく口からはき出す症状があります。
吐出は食べた直後に起こすことが多く、消化されていないフードの形そのものを塊状ではき出します。
ほとんど胃液が混じっていないのが特徴です。
嘔吐と異なり、吐く前におなかを上下させたり、気分が悪そうなしぐさはしません。
ただし「嘔吐」と「吐出」は時に区別することが難しいこともあります。

さて、ネコちゃんの嘔吐の原因は、一般に以下のようなものが挙げられます。
1.食べ過ぎ、一気食い、傷んだ食べ物の摂取、食物アレルギー、フードの変更など、食事に関する原因によるもの
2.毛玉、糸やひも、おもちゃ、ビニールなど異物の摂取や中毒によるもの
3.食道、胃、腸、肝臓、膵臓など消化器系の異常、炎症、腫瘍などの疾患によるもの
4.腎疾患、ホルモンの異常、伝染病など、消化器系以外の疾患によるもの

また、吐出の主な原因には以下が挙げられます。
1.一気食い、フードの変更など、食事に関する原因によるもの
2.食道の拡張あるいは閉塞、圧迫が原因によるもの

らんたろう様のネコちゃんの場合、食が細く痩せているというわけではないということですが、その他の様子はいかがでしょうか。
ネコちゃんがたまに(月に1.2回程度)吐くくらいで、吐いた後ケロッとしていて、
フードも普通に食べており、他の症状が見られないようであれば、
病気とは関係のない嘔吐もしくは吐出であり、特段の心配がないことがほとんどです。
また、ネコちゃんは環境の変化に敏感なことが多いので、例えばいつも以上に来客があるなどで、ご家族のご様子がいつもと違う
場合には、一時的なストレスから嘔吐がみられる可能性もございます。

ただ、病気ではないからといって放っておいてもよいとも言えません。
嘔吐する時には、必ず嘔吐物に混じって、強酸性の胃液などが食道を逆流するため、食道が荒れて食道炎を起こすことがあります。
その食道炎が原因となって嘔吐を繰り返す、といった悪循環に陥らないためにも、
なるべく「吐かない」ようにケアをしてあげる方が良いのです。

ネコちゃんの嘔吐でよく見られるのは、フードやおやつを一気にがつがつ食べた後に、
ほとんど消化されないものを嘔吐するというケースです。
これは、フードやおやつが胃の中で水分を含んで膨れ、胃の容量いっぱいになってしまうことが原因と推測されています。
吐きやすいネコちゃんであっても、フードを少量ずつ分けて与える、ゆっくり食べさせる、
あらかじめふやかしたフードを与える、などの工夫で吐かなくなることがあります。
また、フードやおやつの粒の大きさ、形状、脂肪分など、いろいろな要因で誘発される可能性があり、
特定の食べ物を食べさせると嘔吐や吐出するケースもあります。
その場合、フードを変えたり、そのおやつをやめることで吐かなくなることもあります。

ネコちゃんの嘔吐後の様子が、吐き気がなく、食欲や元気があれば、現時点では大きな問題はないと推測しますが、
今後も嘔吐が頻回続く場合や、食欲、元気や便の状態などに変化が見られる場合には、
何らかの病気が原因の嘔吐である可能性が高くなります。
また、嘔吐があまり続くと、脱水や体内の電解質バランスの異常など、様々な問題が出てきます。
今後、嘔吐の頻度に変化がみられるようでしたら、ご安心のためにも、動物病院を早めに受診されることをおすすめいたします。

また、毛玉と一緒にフードが形の残ったまま大量に吐いてあるとのことですね。換毛期や長毛のネコちゃんでは、毛玉が原因の嘔吐も
よく見られます。
吐いたものに毛が混ざっている場合もありますが、混ざっていない場合でも、飲み込んでしまった毛が原因のことがあります。
これは、こまめにブラッシングをして不要な毛を飲み込まないようにすることで防ぐことができます。
また、毛玉をうんちに出すためのサプリメント等を使用するのもよい方法ですので、
こちらにつきましても、動物病院さんに通院の際にご相談いただければと存じます。

最後に、他のネコちゃんに食事をとられてしまうということですが、
野良猫ちゃんの場合、女の子は群れを作り、男の子達は単独行動をする傾向にあります。
その中で身体の大きさやケンカの強さにより優劣ができます。
多頭飼いのネコちゃんは群れで生活している状態であると考えると、もしかしたらネコちゃん同士で順位があるのかもしれません。
そのためご飯を譲るという行動がみられる可能性があります。またはネコちゃん自身の優しい性格のせいかもしれませんね。
同居ネコちゃんにフードを少し食べられてしまっても、体重や様子に変化がないのであれば、問題ないかと思います。
ただ、毎日のように給与量の多くを食べられてしまったり、体重の減少などがある場合、食事の場所を分けるなどの対策が必要かと思います。
ネコちゃんによってフードを食べる速度も異なりますが、ゆっくり食べるネコちゃんであれば、マイペースで落ち着いて食べられるように
工夫していただくと良いでしょう。
歯周病や口内炎、不正咬合などがある場合、食事に時間がかかってしまうこともあるので、今までよりも食べる速度が落ちた場合は、
お口の様子も診察していただくと安心です。
なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、しつけ相談のサービスを承っております。
気がかりなことがおありの際には、ぜひご利用くださいませ。
お電話番号は、あんしんサービスセンター 0800-888-8256です。
平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)
土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。

らんたろう様とネコちゃんの不安がなくなり、笑顔の日々を過ごされますよう心よりお祈り申しあげます。
今後ともアニコムをどうぞよろしくお願い申し上げます。



トイレの失敗について

投稿者:しまこ☆

投稿日:2017/06/10(Sat) 12:17

No.4802

愛猫(雌猫避妊済み、推定15歳)のトイレについての相談です。

食欲、元気ともに普通なのですが、時々トイレで後ろ足を立てたまま、真後ろにおしっこを飛ばしてしまいます。

トイレにはいけており、また時々以外はきちんとお尻を下げておしっこしています。

以前から時々あったのですが、最近は数日に一度は真後ろにするようになりました。

なお、以前は友人が来た後などに上記の粗相をしていたのですが、今回はそういったことはありません。環境の変化ということでは、飼い主の私自身が4月からフルタイムの仕事についたため、留守番をする時間は長くなりましたが、そのくらいです。
ただ、齢とともに甘えが大きくなり、帰ると隙あれば抱っこを要求して来ています。

ちなみに、半年前の検診では、腎臓の数値は緩やかには悪くなっているものの、まだ正常の範囲内ということで薬などは飲んでおりません。

上記のことから、考えられる病気などありますでしょうか?もしあれば、教えていただけると幸いです。

よろしくお願いします。

Re: トイレの失敗について

- 獣医師 山田

2017/06/14(Wed) 08:59

No.4807

しまこ☆ 様

紫陽花が大輪の花を咲かせる頃となりましたが、しまこ☆様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。
この度はご相談を頂きまして、誠にありがとうございます。
推定15歳の避妊済みのネコちゃんが、最近、トイレで後ろ足を立てたまま、真後ろにおしっこを飛ばしていて、
ご心配とのことでございますね。
お問合せにつきましてご案内させて頂きますが、一般的なご案内となりますことをご了承ください。

ネコちゃんが後ろ足を立てたまま、真後ろにおしっこを飛ばす場合、「尿スプレー」と言われる、
尿をかけて自分の縄張り(テリトリー)を示すマーキング行動のことがございます。
尿スプレーは通常の排尿とは異なり、少量の尿を垂直な物に、立ったまま後方に向かって噴射し、
スプレーした尿には性別や年齢、健康状態などの様々な情報が含まれ、独特な臭いをしています。
この尿によるマーキング行動は、性的行動だったり、自分の存在を誇示する防衛・威嚇行動だったり、
不安・葛藤を解消する行動として見られます。
しまこ☆様のネコちゃんの行動は、避妊済みで推定15歳ということから、性的行動や自分の存在を誇示する行動というよりは、
「環境の変化」などによる不安を感じる出来事がきっかけとなって、おこっている可能性があるかもしれません。
お留守番の時間が長くなったとのことでございますが、
「知らない人の訪問があった」「家具やトイレ(箱・砂)などの変化」「飼い主様が不在がち」などは、
スプレー行動のきっかけとなることがございますので、環境の変化について今一度ご確認いただき、
不安要因の影響をなるべく感じないようにしていただけたらと思います。

次に、何らかの病気に起因して、排尿姿勢に変化が生じる可能性もございますので、
疾患に起因した可能性についてご案内いたします。
例えば膀胱炎や尿路結石などの尿路疾患の場合には、排泄時に痛みを伴うことがあり、
そのため、排尿回数や排尿場所、排尿姿勢に変化が生じる可能性がございます。
その他にも、糖尿病や腎不全などの疾患がある場合には「多飲・多尿」という、お水を沢山飲んで、
おしっこをたくさんするという症状にともない、トイレまで我慢ができなかったり、
トイレに間に合っても正しく排泄できないということも起こりえるかと思います。

なお、上記の疾患以外にも「馬尾症候群」の場合には、尿失禁や排尿障害が見られることがございます。
馬尾症候群とは馬尾神経(※)が様々な要因によって圧迫を受けることにより発症する神経症状の総称をいい、
この神経が障害を受けることで排尿や排便の調節がうまくできなくなったり、
尻尾の麻痺、腰部や後肢の痛みや後肢の筋肉の萎縮、ふらつきや跛行が見られることがあります。
※脊髄神経の末端は腰椎の部分で馬の尻尾のように細かく分かれており、この部分を総称して馬尾神経と呼びます。
今のネコちゃんの症状は尿失禁や排尿障害ということではございませんので、馬尾症候群の可能性は低いかと思いますが、
足のふらつきや腰部や後肢の痛みが見られないかご確認いただけたらと思います。

この度のネコちゃんの排尿については、「尿スプレー」の可能性が考えられますが、高齢になったネコちゃんでは、
加齢に伴ってトイレの失敗が多くなり、病気の可能性も高くなります。
そのため、食欲や元気以外にも、飲水量や尿の回数、尿の色、尿の臭い、排泄時の痛みの有無などをチェックいただき、
今までと違うように感じましたら、動物病院で診察していただく事をおすすめいたします。

なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、
しつけ相談のサービスを承っております。気がかりなことがおありの際には、
ぜひご利用くださいませ。
お電話番号は、あんしんサービスセンター 0800-888-8256 です。
平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)
土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。

時節柄、しまこ☆様におかれましてはくれぐれもご自愛ください。
今後ともアニコムをよろしくお願いいたします。



咳について

投稿者:みりん

投稿日:2017/06/09(Fri) 12:05

No.4800

現在生後約7カ月のMIX犬がいるのですが、たまに咳(比較的ですが夜間帯が多いように思います)をしたり、吐く動作(実際には何も吐かない)をすることがあります。咳は傍から見ると喘息のような感じです。その他に気づく範囲では症状は無く、食欲はあるし、走って遊びまわるくらい元気ですが、これは診察を受けた方が良いのでしょうか?

ご返答頂けると幸いです。

Re: 咳について

- 獣医師 霍田

2017/06/13(Tue) 14:31

No.4806

みりん様

雨に濡れたあじさいの花が、ひときわあざやかに咲いておりますが、みりん様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。
この度はご相談を頂きまして、誠にありがとうございます。
約7ヶ月のMIX犬ちゃんが、咳や吐くようなしぐさをすることについてのご相談でございますね。
お問合せにつきましてご案内させて頂きますが、一般的なご案内となりますことをご了承ください。

ワンちゃんが咳の症状を示す病気は、大きく2つに分けられます。
1つは呼吸器疾患によるもの、もう1つは心臓疾患によるものです。
呼吸器の疾患には、喉頭炎、気管炎、気管支炎、肺炎など、主に感染が原因となり発症する病気があります。
症状は咳の他にも、鼻水や目やになどを伴うことがあります。
まだ免疫力の弱い子犬期に多い感染症の代表が「ケンネルコフ」で、咳を主症状とした伝染力の強い呼吸器疾患です。
種々のウイルス(犬アデノウイルス2型、犬パラインフルエンザウイルス、犬ヘルペスウイルスなど)や細菌(ボルデテラ菌、
マイコプラズマ菌など)が、単独または混合感染することにより起こります。
症状としては、咳、鼻汁、発熱、元気消失、食欲低下などがみられることがあり、特に子犬では重症化することもあります。
感染経路は、病原体を含む飛沫の経鼻・経口感染や、感染しているワンちゃんとの接触感染といわれています。

ケンネルコフの治療としては、主に細菌性の病原体や二次感染を防止するために抗生物質の投薬を行うことが一般的です。
また、症状に合わせて、鎮咳薬や気管支拡張剤の投薬やネブライザーによる吸入治療などを行うこともございます。
発症にはワンちゃんの免疫力が関与しているため、充分に栄養をつけ、免疫力を高めることで治癒が促進されます。

ケンネルコフなどの感染症以外でワンちゃんが咳をする疾患として「気管虚脱」があります。
この気管虚脱は小型犬や短頭種に発生が多く、遺伝的な素因や肥満などが原因で、
気管が押しつぶされたようになり、空気の流れが悪くなることで、興奮時に咳をしたり、ひどい時には呼吸困難を起こします。
年齢を重ねるにつれて悪化する傾向があり、夏の暑い季節には特に注意が必要です。

その他にも、「逆くしゃみ」をするワンちゃんもいます。
逆くしゃみは、飲水時や食事のとき、興奮した時などに起こることが多く、突然ズーズーと大きな音を立てて
息を急激に吸い込み続ける状態が見られます。
多くの場合、何の前触れもなく突然始まり、数秒から数分以内に落ち着き、発作後は、何事もなかったかのように
けろっとしているというのも特徴です。
原因は不明ですが、可能性としては軟口蓋の炎症、タバコなど強い匂いによる刺激、急激な運動、急激な気温の変化、
ハウスダスト・花粉などの吸引、リードを引っ張るというような喉への刺激などが考えられます。
また短頭種の小型犬でやや発生頻度が高いとされます。

心臓疾患による咳は中高齢のワンちゃんに多くみられ、子犬ではまれです。
ワンちゃんに多くみられる心臓疾患として、僧帽弁閉鎖不全が挙げられます。
この病気は小-中型犬に特に多く、心臓の僧帽弁という弁がしっかり閉まらなくなることで、
全身に血液を送り出す際に血液の逆流がおこり、様々な症状を示します。
その症状の一つに、心臓の左心房が肥大することにより気管支が圧迫されて出る咳があります。

これらの病気に起因して起こる咳以外でも、首輪にリードをつけて、飼い主さんを引っ張りながらお散歩をするワンちゃんなどでは、
気管に負担がかかり、興奮時に咳がでることもあります。

また、MIX犬ちゃんはお水を飲んだ後に咳をすることはありますでしょうか。
飲水後に咳、むせる、嘔吐するといった症状は、お水の温度や飲水量が関係していることもありますし、
お水の誤嚥やなどでも起こり得るものです。

また、ワンちゃんの中にはお水を飲むのがあまり上手ではなく、病気ではなくても、むせるような咳をする子もいます。
のどに負担をかけないようにお水の与え方を工夫することで、症状が改善する場合があります。
床など低い位置にあるお皿でお水を与えると、気道を圧迫しやすい姿勢で飲むことになるため、
お水は清潔なものを常温で、また台などを利用して、水皿を少し高めの位置にすることをお試しいただければと思います。
一気にお水を飲むとのどに負担がかかり、咳やむせるといった症状が出やすくなる可能性があります。
そういったことを避けるために、運動したり遊んだりするときは、こまめに休憩を入れてお水を飲むように促してあげるのも一つの方法です。
肥満傾向のワンちゃんでは心臓や呼吸器などにも負担がかかるので、適切な体重管理も大切です。

上述しましたように、咳や咳のような症状の原因は様々です。
みりん様のワンちゃんがどのような原因で咳をしているかは、症状だけで判断するのは難しいかもしれません。
その他の症状もなく食欲や元気もあるとのこと、何よりですが、感染症や心臓病など、治療開始が遅れると悪化する病気もありますので、
なるべくお早めにかかりつけの動物病院を受診なさることをお勧めいたします。
なお診察時にはワンちゃんが咳をしないことが多いため、携帯電話などでワンちゃんの咳の様子を撮影し、
先生に見せていただくと、診断の助けになります。

落ち着くまでの間は、咳を誘発しないよう、なるべく気管に刺激を与えないように
激しい運動は控え、首輪を使用しているようでしたら、胴輪など、気管に直接刺激のないタイプのものに変更することをお勧めいたします。

なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での
健康相談、しつけ相談サービスを承っておりますので、ぜひご利用ください。

お電話番号は、あんしんサービスセンター0800-888-8256です。
平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)
土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。
今後とも、アニコムを何卒宜しくお願い申し上げます。



無駄吠えについて

投稿者:ハッピー

投稿日:2017/06/09(Fri) 14:06

No.4801

家族が帰ってきたとき、
インターホンが鳴ったときに
吠えてしまいます

1歳までは吠えることはありませんでした。
トレーニングしてますが、おさまりません。
どんなふうにしつけたらいいでしょう?

Re: 無駄吠えについて

- 愛玩動物飼養管理士 三留

2017/06/13(Tue) 12:14

No.4805

ハッピー 様

雨に濡れた紫陽花が美しい頃ですが、ハッピー 様様におかれましてはいかがお過しでしょうか。
この度はご相談をいただきましてありがとうございます。
ご案内をさせていただきたく存じますが、実際のワンちゃんのご様子を拝見しておりませんので、一般的なご案内となりますことを
何とぞご了承ください。

ハッピ- 様のワンちゃんは、インターフォンがなったときに吠えるとのことでございますね。
ワンちゃんが吠える原因といたしましては、「縄張りを守ろうとする防衛本能から吠える」、「周囲のご家族様に要求をして吠える」、
「怖くて吠えて何とか身を守ろうとする」などがあります。
この他にも、「来客をご家族様にお知らせしたくてようとして吠えている」、「ご家族を守ろうとしている」、「周囲のご家族様に
指示をしようと吠える」、「興奮しながら吠えてしまっているなど」のような場合もあるようです。

子犬ちゃんのときは怖いもの知らずであったワンちゃんも、成長に伴い、また経験を重ね、怖さがわかってきて、縄張り意識ができて
いきます。ハッピー様のワンちゃんもこれまで吠えなかったとのことでございますが、成長とともに1歳くらいになると自分たちを
守ろうなどと吠えるようになるワンちゃんも多くみられます。
どのワンちゃんにも縄張を守ろうとする意識があるのですが、この縄張り意識が強さやどの程度の範囲にもつかなど、
それぞれ異なります。
縄張り意識を和らげるためには、効果的だとされているものとして、次のようなことが挙げられます。
1.家の中でワンちゃんが過ごしてよい場所に制限を設ける
2.「飼い主様が守ってくれているから、安心して、のんびりと過ごしていればよい」という気持ちを育む

■1.の居住空間に制限を設けることについて
ワンちゃんは、インターフォンがなったとき、玄関に走ってきて「来客を追い払おう」「玄関の様子を見張ろう」とすることが
多くみられますが、ハッピ-様のワンちゃんはいかがでしょうか。
玄関は、ご家族様以外の世界と関わりの大きな場所ですので、「玄関はあなたたちの来る場所ではない」とばかりに、
なるべく奥の部屋にワンちゃんたちが行くようにしていただいたり、玄関スペースに走りよってこられないように
玄関に通じるドアは閉めておいたり、パーテーションなどで仕切っていただいてもよろしいでしょう。
この他にも、「台所には入ってはいけない」、「こちらの部屋に入るときは、ママの許可をもらってから」など
決まりごとを作ることも大切でしょう。

さて、ハッピ-様のワンちゃんは、家の中のお気に入りの場所はどのようなところでしょうか。
家という大きな縄張りの中に、ワンちゃんが安心できる、小さな縄張りを作っていただくことも有効でしょう。
一般的に、ワンちゃんたちは、穴倉のように自分から外を見渡せるけど、外から自分の姿が見えないといった場所が
安心できるといわれております。
クレート、キャリーバッグ、ドーム型のベッドなど、ワンちゃんのお気に入りの場所がおありでしたら、お部屋の中においておき、
いつでも入れるようにしてあげてはいかがでしょうか。

また、ワンちゃんは高いところから見下ろしているうちに、強くなったような気持ちになってしまうことがあります。
例えば、ワンちゃんがいつも2階の見晴らしのよい場所から外を見下ろしているうちに、見張り役のような気持ちになり、
外をみては吠えるようになることがあります。
ワンちゃんがいつも過ごす場所は、あまり外の風景がみえないようになさったり、カーテンをひいたりなさるとよろしいでしょう。
できるだけ、守られている雰囲気だとワンちゃんが感じるようにしていただければと思います。
また、抱っこをしたとき、ワンちゃんがハッピ-様の体の高いところにあがろうとしたら、なるべくお腹のあたりの
低い位置で抱っこをするようになさったほうがよろしいでしょう。

■2.の「守られていることを感じさせてあげること」に関連して
ハッピ-様のワンちゃんが吠えているときの様子はどのような感じでしょうか。
「後退しながら進む」あるいは、「とにかく、ぐいぐいと向かっていく」など、ワンちゃんの動きから、強気に追い払いたくて吠えて
いるのか、あるいは怖くて吠えているのかなどと、吠える原因を推測することができます。
強気で吠えているのであれば「群れを司るのはあなたの仕事ではないよ」と伝えるように心がけていただくことも必要でしょう。
怖くて仕方がないのであれば、「大丈夫だった」という自信を持てる経験もさせてあげましょう。
例えば、いつもなら吠える状況でも、吠えないでいられたら、「お利口」と褒めてあげます。
また、お家の中のさまざまなことは、ワンちゃんではなく、ハッピ-様が中心に回っているということを教えてあげましょう。
ソファの真ん中の席など良い場所にはハッピ-様が座るようになさる、あるいは部屋にお入りになるときは、ハッピ-様が先に
部屋にお入りいただきます。
ハッピ-様が外出から帰宅なさったとき、ワンちゃんが大喜びなさっても、他のご家族様がいらっしゃるときは、
最初に「ただいま」と伝えるのはそのご家族様、そしてワンちゃんに「ただいま」とおっしゃるのは最後です。
「興奮していたり、嬉しくて吠えていたら、ハッピ-様に相手にしてもらえない」と感じさせていただくため、
落ち着いて静かになるのを待って声をかけていただくとより望ましいでしょう。
日ごろから、「落ち着いている時、吠えていない時に嬉しいことがある」という経験をさせてあげましょう。

■吠えたときのご対応について
ワンちゃんは、「どのようなときに、どのようなことがあったか」ということをたいへん良く覚えており、
経験から行動を選択するようになります。
例えば、吠えたときに抱っこをすれば、「吠えれば抱っこをしてもらえる」と結びついてしまうかもしれません。
また、ワンちゃんは自分が不安なとき、ちらりと飼い主様の様子をみることがありますが、
ワンちゃんの不安そうな様子に戸惑っている飼い主様の姿をみて、余計にワンちゃんを不安な気持ちにさせてしまうことも
あるようです。
インターフォンがなったとき、あわてて宅配便の方の対応におわれる飼い主様のご様子を、ワンちゃんは頼りなげな気持ちで
みているかもしれません。あわてず、堂々と飼い主様が振る舞っていただくこと、吠えても思うようにならないと感じさせて
いただくことが重要でしょう。

インターフォンがなったときにあまり吠えると、戸惑い、相手の方に申し訳なくなってしまいますね。
ただ、飼い主様の申し訳なさそうに謝るご様子がワンちゃんには頼り無そうにみえてしまい、逆効果になってしまうことも
あるようです。余裕なく、あわててインターフォンに出るご様子は不安気にみているのかもしれませんね。
お客様や宅配業者の方を待たせてしまうことになってしまうかもしれませんが、インターフォンがなったら、ゆったりと
、そして堂々とご対応なさるほうがよろしいかもしれません。
ワンちゃんが吠えていることなど気にしない素振りで、宅配業者の方と笑顔で対応なさるのもよろしいでしょう。

ワンちゃんは、実際に吠えはじめると、収拾がつかなくなってしまうことが多いので、吠える手前の段階、あるいは吠え始めの
頃に対応するのがポイントです。
練習としては、リビングでのんびり過ごしている状況で、お友達やほかのご家族様に協力をしていただき、インターフォンを鳴らして
もらいます。瞬間的にワンちゃんが耳をぴくりとさせて「今にも吠えそう」という状況がワンちゃんにあると思いますが、
いかがでしょうか。この、吠える手前の状態で、落ち着いた声で「オスワリ」などと他の行動をさせていただきます。
オスワリをしたら、すかさずワンちゃんの大好きなオモチャやオヤツなどを与えていただきます。
このようになさって、「吠えようとした時に、吠えないで他の行動をしたら、うれしいことがあった」という行動を続けて
いただくことで、ワンちゃんの行動に変化がみられるように働きかけを続けます。

オスワリ以外にも、吠えそうな素振りをみせたときにボールを投げたり、窓をあけるなど、吠える以外のことに気持ちをそらす
ことに効果がみられる場合もあります。
また、オヤツなどで気持ちをひきつけて「ハウス」に入るように誘導なさってもよろしいでしょう。
ただし、吠えている時に、何か好きなもので気持ちを引こうとすると、「吠えればいいことがあった」と学習してしまう
ことがございますので、ご注意ください。
吠え方によっては、オスワリをさせる余裕のないことも多いかもしれませんが、そのようなときは、インファーフォンがなった後、
すぐにオヤツを与えたり、ボールをなげたりなさって、インターフォンがなること、と楽しいことをそのまま結びつけても
よろしいでしょう。

吠えそうな時、吠え始めた時に、低くて落ち着いた声で「いけない」などと、いつもいけないことを叱る時に使う言葉で叱る
ことで、「吠えることはいけない」ということを伝えることができる場合もございます。
ただし、叱る声のトーンが高い場合などでは声をかけると余計に興奮することもございます。
このような場合や、ちらりと、いかにも構ってほしげに吠えているのであれば、かえって吠えても相手にしないほうがよろしいでしょう。

なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、
しつけ相談のサービスを承っております。気がかりなことがおありの際には、ぜひご利用くださいませ。
お電話番号は、あんしんサービスセンター 
0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。
平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)
土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。

体調維持の難しい季節ではございますが、ハッピ-様におかれましてはくれぐれもご自愛いただき、
ワンちゃんと素敵な夏をお過ごしください。
今後ともアニコムをどうぞよろしくお願い申しあげます。



おしっこ

投稿者:めぐ

投稿日:2017/06/06(Tue) 22:28

No.4795

6ヶ月のラブラドールのおんなのこです
おしっこした後にすぐ少量のおしっこをします
家に来た3ヶ月くらいの頃から気にはなっていたのですが
よくお水も飲みます
病気の症状でしょうか
よろしくお願いします

Re: おしっこ

- 獣医師 山田

2017/06/09(Fri) 10:52

No.4799

めぐ 様

吹く風も次第に夏めいてまいりましたが、メグ様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。
この度はご相談を頂きまして、誠にありがとうございます。
6ヶ月のラブラドールちゃんが、排尿後にすぐに少量のおしっこをしていることと、
多飲の症状も見られているため、病気ではないかと心配されていらっしゃるというご相談でございますね。
お問合せにつきましてご案内させて頂きますが、一般的なご案内となりますことをご了承ください。

一般的に、1日に体重1sあたり100ml以上飲水している場合に病的な多飲を、1日に体重1sあたり50ml以上の尿をしている場合に
病的な多尿を疑います。
個体差はありますので、これより多いからと言って必ずしも病気であるとは限りませんが、
この量を超えている場合、病的なものを疑って検査をした方がよいという目安になります。
ラブラドールちゃんは3カ月くらいの頃より良くお水を飲むという事でございますので、
1日でどれくらいの量のお水を飲んでいるのかを測定してみるとよろしいでしょう。
なお、必要な飲水量はそれぞれの個体によっても異なりますし、気温や活動量、食べているものなどによっても変わってきます。
ドライフードはウェットフードよりも水分含量が少ないので、今までウェットフードや水分でふやかしたフードを食べていたワンちゃん
が、ドライフードに切り替わった場合には、いつもよりお皿から飲水する量が増えたと感じることがあるかもしれません。
また、同じドライフードであっても、メーカーにより塩分含量などが異なりますので、お食事内容の変更に伴い飲水量が変化する
ことも十分に考えられます。
重要なのは、「飲水している量が正常範囲を超えて多飲の域に達しているかどうか」という事になりますので、
1日当たりの飲水量を測ってみるとよろしいでしょう。

なお、たくさんお水を飲み、いっぱいおしっこをする「多飲多尿」と言われる状態には
病気が隠れていることもございます。ワンちゃんに多飲多尿症状が見られる代表的な病気には、次のようなものがあります。

・副腎皮質機能亢進症 ・子宮蓄膿症 ・糖尿病 ・慢性腎臓病 ・腎盂腎炎 ・高カルシウム血症 ・肝不全 ・甲状腺機能亢進症
・副腎皮質機能低下症 ・尿崩症・心因性多飲

このように、多飲多尿の症状を引き起こす病気は多岐にわたりますので、血液検査や画像診断、ホルモン検査などを行い、
一つ一つ鑑別をしていくことになります。明らかに飲水量が多いようであれば、念のため、かかりつけの動物病院にて
診察をお受けいただけますとご安心です。

次に、排尿についてご案内いたします。子犬のうちは、尿を溜める機能がまだ十分でないことや、嬉しいことや怖いことなどが
あったりすると、頻繁におしっこをすることがあります。なお、生後半年を過ぎてくると、排尿回数や排尿のタイミングも
おおむね決まってきて、散歩のときに排泄を済ませるということも出てきます。

めぐ様のラブラドールちゃんは排尿後、すぐ少量のおしっこをするということでございますが、毎回そのような状況でしょうか。
また、1回の排尿量が増えたり、もしくは減ったり、1日の排尿回数に変化はございますでしょうか。
年齢的な問題の可能性もあるかと思いますが、ワンちゃんが何回もおしっこをする場合には「頻尿」という可能性も考えられ、
原因として、膀胱炎、尿石症などの泌尿器疾患などの可能性もございます。
また、女の子の場合、病的なものではなく、成長に伴い発情時期を迎えると、ホルモンの変化によって、頻尿の症状が
見られることもございます。

ラブラドールちゃんは以前よりお水を飲む量も多いとのことですので、一度、かかりつけの先生にご相談いただき、
尿検査などで問題がないかどうかを調べていただくと安心かと思います。
なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、しつけ相談サービスを承っておりますので、
ぜひご利用ください。

お電話番号は、あんしんサービスセンター 0800-888-8256 です。
平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)
土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。

気温差が大きく体調維持が難しい時節でございますが、めぐ様におかれましては、くれぐれもご自愛ください。
ラブラドールちゃんのお健やかなご成長を心からお祈りいたしております。
今後ともアニコムをどうぞよろしくお願い申しあげます。