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ケトン体が出る病気を教えてくだ...
投稿者:azuyomo
投稿日:2012/03/24(Sat) 21:58
No.1206
昨年の12月で3歳になったミニチュアダックスのよもぎです。 昨年夏に突然散歩で歩かなくなって、座り込んだり遠くを眺めて尻尾を丸めて立ち止まったりするようになりました。 股関節の形成不全があるのと、生後10ほどで両後ろ足の爪が全部とれて、しっぽの先が壊死して脱落しました。 その後爪はまた直ぐに生えて来ましたが、また直ぐに抜け最終的には左右3本づつの変形した爪になりました。 肉球も未熟で散歩に行くと傷だらけになりながらしばらくは鍛えて皮膚がかたくなるようにと思っていましたし獣医さんにもそのようにいわれました。 毎回散歩は喜びますが、帰ってきてから痛そうに赤く腫れた足を舐めるのがかわいそうで、今はラバーシューズを履いています。 足先をかばって余計に股関節にも負担がかかるのではとの獣医さんの話もあり、痛みから散歩が出来なくなったようで、便も出にくいこともあります。 1日30分の運動制限と4.5kgの体重を維持しながらの大樹制限をして、今は走ることもできるようになりました。 母犬が免疫介在性溶血性貧血なので、他の部分も気になって血液検査クームステストをしましたが、異常はありませんでした。 11月に尿検査をするとケトンが+で飢餓や糖尿病の心配はありませんが、毎月診ていただいてますが、毎月ケトンが出てしまいます。 フード会社に問い合わせてみたところ、脂質の代謝異常ではないかと言われて、脂質を少なくしたフードを作ってくださいましたが、3月にも出てしまいました。 何か他にケトンが出る病気などはありますか?また、それを防ぐことは出来ますか?他には尿が1日7回ぐらい出ています。 足のことなど、いろんなストレスがあるのでストレス性のものでしょうか?
Re: ケトン体が出る病気を教えて...
- 獣医師 岸田
2012/03/28(Wed) 16:48
No.1213
azuyomo様この度はご相談を頂きまして、誠にありがとうございます。よもぎちゃんには小さいころから足の爪や股関節にトラブルがおありで、azuyomo様におかれましては大変なご苦労をされてきたのですね。azuyomo様の愛情あふれる丁寧なケアで今は走ることもできるようになったとのことで、何よりでございます。お問合せにつきましてご案内させて頂きますが、実際のご様子を拝見しておりませんので、一般的なご案内となりますことを何卒ご了承ください。<ケトン体について>よもぎちゃんの毎月の尿検査でケトンが出ていてご心配されているとのことですね。私たちヒトもワンちゃんも、通常、糖質をエネルギー源として利用していますが、何らかの原因で糖質を利用できなくなると、体は脂肪をエネルギー源として利用するようになります。この脂肪を分解してエネルギー源として利用する際できる代謝産物の総称が、ケトン体です。尿中にケトン体が検出される場合、エネルギー源としての糖質の利用が不足している病態を考えます。多く見られる原因としては、「絶食や飢餓で糖質摂取が不足してしまっている」、「糖尿病などの疾患でインスリンが不足、あるいはインスリンが十分働けず糖質が利用できない状態になっている」などがあげられます。その他、「嘔吐や下痢などを伴う消化器疾患に伴い、糖質の吸収が十分にできない状態」や「過度の体重制限や激しい運動で糖質の利用が不足している場合」などでもケトン体が産生されます。また、「発熱、感染症などで身体にストレスがかかっている状態」、「過度の精神的ストレスのある状態」でも、ケトン体の産生が刺激されると言われています。まれではありますが、高度の着色尿(オシッコの色が濃い)の場合にも尿中にケトン体の反応が出ることがあります。よもぎちゃんは動物病院さんで定期的に検査を受けられ、糖尿病の心配はないとのことですので、ひとまずはご安心かと思います。ストレスとの関係についてははっきり申し上げることはできませんが、血液検査等に異常が見られず、嘔吐や下痢などの消化器症状や、体重がどんどん落ちてくる、発熱が続いているなどの症状もないのであれば、それほどご心配なさらずに、主治医の先生のご指示に従って経過を観察していただいてはいかがでしょうか。また、今後、検査を受ける際には、食事をきちんととり、激しい運動をさけ、水分を多めにとった状態で採尿し、検査をしていただくことも大切かと存じます。<オシッコの回数について>よもぎちゃんは、オシッコの回数が1日7回ぐらいとのことでございますね。ワンちゃんの排尿回数には個体差があります。排尿回数が多くても、飲水量の増加や、検査で尿糖や血糖の上昇、膀胱炎の所見、尿比重の低下などの兆候がみられないのであれば、ほとんどの場合心配はいりませんが、ご安心のためにも、一度主治医の先生にご相談いただくとよろしいでしょう。azuyomo様の温かな愛情に包まれて、よもぎちゃんは幸せでございますね。今後も、定期的になさる健康チェックの内容をもとに、主治医の先生のご指示を仰いでいただきながら、よもぎちゃんと笑顔あふれる毎日をお過しください。日差しがあたたく感じられるようになり、お散歩が心地よい季節になりましたね。これからもよもぎちゃんが大好きなお散歩を楽しめるよう応援しております。なお、アニコム損保では下記の受付時間で、お電話でのご契約者様への健康相談、しつけ相談サービスを承っておりますので、お気軽にご利用ください。一般電話からはアニコム損保あんしんサービスセンター(0800-888-8256)へ、携帯電話・PHSをご利用の場合は 03-6810-2314 へご連絡ください。 平日 9 : 30 − 17 : 30 土日・祝日 9 : 30 − 15 : 30※ 土日祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。今後ともアニコムをどうぞよろしくお願いいたします。
- azuyomo
2012/03/28(Wed) 22:42
No.1214
ケトンについて詳しくご説明いただきありがとうございました。 母犬の病気のこともありどうしても神経質になってしまいがちですが、今後もホームドクターの先生といろいろ相談にのっていただきながら、様子を診て行こうと思います。ありがとうございました。
2012/03/29(Thu) 12:18
No.1216
zuyomo様この度はご丁寧にご返信をいただきありがとうございます。私どももazuyomo様とよもぎちゃんをいつも応援いたしております。気がかりなことやご心配なことがございましたら、いつでもお気軽にお声掛けください。桜の開花が楽しみな頃ですが、この時期はまた寒暖の差が大きく体調管理が大変でございますね。azuyomo様におかれましては、何とぞお体ご自愛くださいませ。今後ともアニコムをどうぞよろしくお願いいたします。
おしっこをしなくなった。
投稿者:佐井ケント
投稿日:2012/03/25(Sun) 22:49
No.1207
2歳8ヶ月のチワワなんですが、今まできちんとトイレで(トイレのそばでしてしまうこともあった。)おしっこしたいたのに、いきなりおしっこじたいしなくなってしまいました。外に連れて行けばおしっこするのですが、前までのように室内でおしっこしてほしいです。もしかしたら、トイレからはずした時に”あーっ!”と言ってしまったからでしょうか?元のようにしてくれるようになるにはどうしたら良いでしょうか?このままでは膀胱炎や、尿結石になってしまうのではと心配です。
Re: おしっこをしなくなった。
- ドッグライフカウンセラー 三留
2012/03/28(Wed) 16:02
No.1212
佐井 ケント 様このたびはご相談を頂戴いたしまして、誠にありがとうございます。チワワちゃんが、急にお家のトイレでおしっこをしなくなってしまったとのことでございますね。早速ご案内させていただきたく存じますが、チワワちゃんの詳しいご様子が分かりかねますため、一般的なご案内になりますことを何卒ご了承下さいませ。ワンちゃんは繊細なところがありますので、環境の変化などに戸惑いトイレの場所が分からなくなることがございます。また、オシッコをしようとトイレにいったときに濡れていたことが気持ち悪かったり、たまたまオシッコをしようとしたときに大きな音がしてびっくりしたりすることで、その場所でしたがらなくなることもございます。佐井様におかれましては、チワワちゃんがトイレからオシッコをはずしたときに、「あーっ!」とおっしゃったことが原因ではないかとご心配のご様子でございますね。ワンちゃんは生理現象である排泄を叱られたとき、トイレ以外のところでしたことがいけないと理解するのは難しく、はずしたことがいけないのではなくて、オシッコそのものをお家の中でしてはいけないと思ってしまうことがあります。したがいまして、チワワちゃんも叱られたことが原因となっている可能性はあるかもしれません。他にも、成長にともなって「自分の排泄物の臭いによって、他のワンちゃんに対して自己主張をしたい」という本来の本能が発揮され、あるいはワンちゃんにはもともと自分の居住空間(特に寝場所や食事場所)から離れたところで排泄をする習性もあり、家での排泄を嫌がることも多くみられます。外での排泄が開放感に溢れて心地よいということもあるのかもしれません。いずれにせよ、一度外でしか排泄をしなくなったワンちゃんを家の中でさせるようにするのは、簡単ではないことが予想されますが、排泄行為に関しては、周囲がのんびりと構え、叱らず、出来たら褒めることが大切でございます。以下に挙げるポイントをご参考にしていただき、あわてず、のんびりと教えてあげてくださいませ。偶然でも、お家の中で「できた!」というタイミングをつかみ、褒めるタイミングを気長に待ちましょう。ワンちゃんに対して、飼い主様がイライラとワンちゃんの排泄を待つことがかえってワンちゃんの排泄を促す上でマイナスに作用することも考えられますので、「排泄したらいいな」と思う程度に考えていただき、のんびりと対応して頂いたほうがよろしいかもしれません。<具体的な方法>1.今までのトイレとは別にトイレを用意してあげてはいかがでしょうか。出来れば、チワワちゃんが家の中を自由に動き回っているスペースから離れたところで、かつ、ご家族があまり通らない、静かなところがよろしいでしょう。タイミングはオシッコがたまっていそうなときに「トイレ」と決めた場所へ連れていきます。お散歩に出る前にこのトイレに立ち寄る習慣をつけてもよろしいかもしれません。偶然でも、できたら、「お利口ね」と褒めてあげます。なお、トイレをサークル状に囲ってもよいでしょう。トイレ用サークルの中には全面トイレシートを敷きつめておきます。排泄の時間を見計らってこのサークルの中へチワワちゃんを誘導します。視線を感じて緊張をしてしまうのであれば、知らん顔をしてその場を離れてしまうのもよろしいでしょう。偶然でもサークル内で排泄をしたら褒めてあげましょう。サークル状に囲わない場合には、何枚かシートを利用して広めに敷くことで成功の確率を高めるようにしてもよろしいでしょう。なお、シートの場所を移動させるときは急に変えてしまうと戸惑うことがあります。チワワちゃんが変化に気がつかない程度、少しずつ移動するようにしましょう。2.排泄の際の合図を決めて頂き、合図によって排泄を促すように声がけをして頂くのも良いでしょう。お散歩中に排泄しているとき、毎回明るい声で「トイレ」などと決まった合図をかけて頂き、何度も繰り返すことで、マロンちゃんの中では「その合図を聞くこと=排泄したい」という条件反射となっていくこともあります。その後、家の中でも排泄の際に合図をかけて頂き、合図によって排泄ができるようにトイレトレーニングしてみましょう。ただし、チワワちゃんの中に、オシッコをすること自体に戸惑いがあるようであれば、外であっても、お家の中であっても、「オシッコをすることは良いことなんだよ」と笑顔で感じさせてあげることから始めるとよろしいでしょう。3. 上手くいったときだけ、声をかけたり、褒めましょう。違うところでしてしまっても、知らん顔をして何事もなかったように片付けてしまいます。<泌尿器科疾患について>年齢や飲水量、運動量などによっても異なりますが、一般的に成犬のワンちゃんは半日以上の長時間、排泄を我慢できるようです。もちろん、適度な間隔で排泄をさせることは体調管理のためにはたいへん重要ですが、多くの場合、排泄の間隔についてはあまり心配には及ばないようです。尿結石は、尿に含まれるリン酸、アンモニウム、カルシウム、マグネシウムなどのミネラル成分が結晶化して尿石となり、さまざまな症状が見られるようになります。尿石の種類にもいろいろありますが、特にワンちゃん、ネコちゃんには、尿がアルカリ性に傾くことによりできる、リン酸アンモニウムマグネシウム結晶(ストラバイト結晶)が多くみられます。また、オシッコが酸性に傾くことによりできるのが、シュウ酸カルシウム結晶です。尿結石等の泌尿器科疾患については、体質的なことや、普段の食事でのミネラル摂取の偏りなどの要因もありますし、そのほかにも、飲水量の減少で尿量や排尿回数が減少して尿が濃縮してしまうために尿石ができやすくなることなど、多くの原因が挙げられます。また、細菌の尿路感染による膀胱炎などでも、オシッコがアルカリ性に傾いたり、炎症によって剥がれ落ちた上皮細胞が結晶の核となることで、尿石ができやすくなる傾向がみられます。これらの病気を予防するためには、排泄と排泄の時間をあけすぎないようにすることも大切ですが、それ以外にも、十分な水分摂取やお食事のバランスの調整等も重要です。オシッコを我慢している様子をみると、水分を取ることが心配に思えてしまいますが、水分を十分に取らないことがかえって問題となることがございますので、ご注意いただければと存じます。時節柄、佐井様におかれましてはくれぐれもお体ご自愛いただき、チワワちゃんと素適な春をお迎えくださいませ。今後ともアニコムをどうぞよろしくお願い申しあげます。
無題
投稿者:ドッグライフカウンセラー 三留
投稿日:2012/03/26(Mon) 10:15
No.1210
佐井 ケント様平素よりお世話になりまして誠にありがとうございます。NO.1208のご相談に関しましては、NO.1207と併せてのご案内を予定いたしております。何とぞご了承いただきますようお願い申し上げます。
歩くのが よたよた歩く
投稿者:加藤笑子
投稿日:2012/03/21(Wed) 21:45
No.1204
4月22日で10歳になるシェリーのことです 避妊してます。体重は肥満傾向で獣医からヒルズのrd購入して食べさせる量は一日60gと野菜が大匙6杯です。体重は9.5kgでした。散歩は私が散歩ですのでゆっくりペースで30分くらいです。シェリーが最近歩くのがビッコひいてるような歩き方で 歩く姿も よっこらしょ どっこいしょ と 歩きにくそうです。 散歩も 途中嫌がるそぶり見せます。呼吸も スムーズな呼吸してないような気がします。
Re: 歩くのが よたよた歩く
2012/03/23(Fri) 13:47
No.1205
加藤 笑子 様この度はご相談を頂きまして、誠にありがとうございます。シェリーちゃんは来月22日に10歳のお誕生日を迎えられるとのことですね。本当におめでとうございます。さて、シェリーちゃんがお散歩を嫌がったり歩きづらそうにしたり、呼吸もスムーズでないような様子が見られるとのこと、ご心配でございますね。お問合せにつきましてご案内させて頂きますが、実際にシェリーちゃんのご様子を拝見しておりませんので、一般的なご案内となりますことを何卒ご了承ください。犬種や個体による差はありますが、ワンちゃんは一般的に7〜8歳を過ぎるとシニア期に入るといわれます。加齢に伴う様々な身体の変化が起こってきて、それに伴い、ワンちゃんの身体機能や行動にも変化が見られるようになります。動きが鈍くなったり、散歩に行くのをおっくうがったり、息が切れやすくなったりというのも、シニア期に入ったワンちゃんによく見られる変化ですので、シェリーちゃんにみられる様子が、加齢に伴う生理的な変化である可能性もございます。一方で、何らかの疾患に伴うものであり、治療により改善するものなのかもしれない、という視点を持ち併せることも必要なことでございます。老化による生理的な身体機能の変化はある程度避けられない面もありますが、それが老化現象によるものなのか、あるいは何らかの疾患に伴う変化であるものなのか、見極め適切に対処をしていくことは、ワンちゃんに快適なシニアライフを送ってもらうためにとても大事なことです。シェリーちゃんには歩きづらそうだったり、お散歩を嫌がるような様子が見られるとのことですね。どうしても年を重ねると筋肉量が落ちたり、関節軟骨がすり減ったり、骨の変形が起こったりしやすくなりますので、骨関節炎、変形性脊椎症、椎間板ヘルニアなどに罹りやすくなります。ワンちゃんに歩きづらそうな様子が見られる場合には、このような疾患が隠れている可能性もあるため、今後も注意深く見守ってあげましょう。私たちもそうですが、足の関節や腰に痛みを感じると、歩くのがつらくなりますが、早期に発見し適切な治療を行うことで、ある程度痛みを抑えてまた元気に歩くことができるようになることもあります。シェリーちゃんの症状が続くようであれば一度かかりつけの先生にご相談されるとよろしいでしょう。また、シェリーちゃんに呼吸がスムーズでない様子が見られることがあるとのことですね。シニア期には、若い時と比べると心肺機能の低下がみられることが多く、運動内容によっては息が切れたり、運動をしたがらなくなったりということがみられます。心臓や呼吸器の疾患、貧血などでもそのような症状が見られることがありますので、定期的に動物病院さんで健康チェックを受けていただくとよろしいでしょう。なお、少し運動だけでハアハアする、喉につまったような咳をする、舌や口の中の色が悪いなどの症状が見られるようでしたら、早めに動物病院さんにご相談下さい。シェリーちゃんは体重管理のための食餌療法をされているとのことですね。「肥満は万病の元」といわれるように、太り過ぎは足腰にも心臓や呼吸器にも大きな負担をかけますので、適切な体重を維持するための食餌療法を続けていただくのはとても大切なことだと思います。体重管理のためには、摂取カロリーの制限はもちろん大事ですが、筋肉量を落とさないようにする必要もあります。足や背中の筋肉が落ちてしまうと、関節や背骨をしっかり支えることができなくなり、結果的に足腰に大きな負担がかかることになります。また、筋肉量が減ると基礎代謝も低下してしまいます。筋肉量を落とさずに体重管理を行うためには、やはり適度な運動が必要です。加藤さまは現在ゆっくりペースで毎日30分程度お散歩されているとのことですね。シェリーちゃんの体調とペースに合わせて、無理のない範囲で続けてあげて下さい。ただし、関節炎や腰痛などの症状がひどい時には、安静が必要な場合もございます。しかし、ずっと安静にしていたのでは体力も筋力も落ちてしまうことにもなってしまうことが懸念されます。鎮痛剤などである程度痛みをコントロールした上でやはり適度な運動は必要となりますが、シェリーちゃんの様子をよくご存知のかかりつけの先生のご指示に従いながら、調節をしてあげてください。立ち上がるのがつらそうな様子が見られるときは、滑りにくいマットなどを敷いてあげたり、タオルなどを利用して腰のあたりを支えてあげたりするとよろしいでしょう。また、お散歩に出かけるときには、家の中でじっとしていた状態からいきなり動こうとしても関節や靭帯や筋肉が固まっていて上手く動けないことがあります。お家の中やお庭などをゆっくり歩くなど、準備運動をして身体を慣らしてからお散歩にでかけるとよいでしょう。お散歩コースは、急な体調の変化に備えてお家からあまり遠くない範囲に留めておいたほう望ましく、また、足腰に負担がかかる階段や急な段差があるコースなどは避けて、なるべく負担のない道を選びましょう。お散歩の途中で水分補給をしてあげることも大事です。なお、シニア期のワンちゃんの暮らし方やお散歩やお食事について、どうぶつ相談室の以下の記事でもご案内しておりますので、参考にしていただけると幸いです。http://www.anicom-page.com/labo/2010/09/post-339.htmlhttp://www.anicom-page.com/labo/2010/09/2-27.htmlhttp://www.anicom-page.com/labo/2010/09/3-10.html」なお、アニコム損保では下記の受付時間で、お電話でのご契約者様への健康相談、しつけ相談サービスを承っておりますので、お気軽にご利用ください。一般電話からはアニコム損保あんしんサービスセンター(0800-888-8256)へ、携帯電話・PHSをご利用の場合は 03-6810-2314 へご連絡ください。 平日 9 : 30 − 17 : 30 土日・祝日 9 : 30 − 15 : 30※ 土日祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。桜のたよりが待ち遠しい頃ですね。加藤様におかれましては、シェリーちゃんと素敵な春のお散歩をお楽しみください。今後ともアニコムをどうぞよろしくお願い申し上げます。
腎臓と肥満
投稿者:中川 隆子
投稿日:2012/03/16(Fri) 13:07
No.1198
5月で6歳になるゴールデンの女の子 避妊済み。パピーの頃食が細く栄養失調と言われ、とにかく食べさせる努力をし成犬の頃には、成長しましたがその後どんどん体重が増えダイエットを考えるようになりダイエット食に切り替えました。3歳の頃血液検査でエクレアチニンが1.5〜1.6でエコー、レントゲン検査で腎臓が小さいのが見つかりそれ以来腎臓フードを与えています。他に吸着剤のサプリ、フォルテコールも飲んでます。腎臓の為に高カロリーのフードに切り替えて一気に3キロ増。給餌量を減らし、茹でて水にさらしたキャベツとトマトで量増しして与えてます。でも体重は落ちずコレステロールも高いです。おやつは歯垢とりも考慮して馬アキレスです。ジャーキーやビスケット等、人間の食物は与えません。散歩は1日3回、走りますし、ジャンプも階段も一気に駆け上がれます。動けるおデブちゃんです。しっかり脂肪がついてますが、最低給餌数値をきってる状態でこれ以上減らせません。いつも食べたい!状態です。どうしたら体重を減らせますか?
Re: 腎臓と肥満
2012/03/19(Mon) 18:12
No.1203
中川 隆子 様この度はご相談を頂きまして、誠にありがとうございます。ワンちゃんの体重管理についてのご相談でございますね。早速、お問合せにつきましてご案内させて頂きますが、一般的なご案内となりますことを何卒ご了承ください。中川様のゴールデンちゃんは、腎臓が小さくクレアチニンの数値が少し高いとのことですが、中川様の愛情に包まれて食欲も旺盛、元気いっぱいお過ごしのご様子で何よりでございます。さて、現在腎臓のケアのために投薬と食事療法を行っていらっしゃるとのことですね。一般的に腎臓病のための療法食はダイエット用のフードに比べるとカロリーが高めにできており、腎臓への負担を減らすため、ナトリウム、リン、タンパク質が制限されています。「いつも食べたい!食べたい!」という状態のワンちゃんに我慢を強いることはかわいそうなことですが、肥満も心配ですし、とても悩むところでございますね。体重が増えてしまうのは、摂取するカロリーが消費するカロリー(基礎代謝と運動)よりも多いためです。したがって、体重を減らすためには、摂取するカロリーを減らすか、消費するカロリーを増やすかということになります。中川様は現在療法食の給餌量を減らし、キャベツやトマトで量増ししてカロリーを抑えるようになさっていらっしゃるとのことですね。そのように、野菜など低カロリーの食材をトッピングしていただいて、ワンちゃんに満腹感を与えながら摂取カロリーを減らすことも一つの方法です。現在腎臓の食餌療法中とのことですので、トッピングする食材の種類や量に関してはかかりつけの先生によくご相談いただくとよろしいでしょう。腎機能が安定しているようであれば、食事量の1〜2割を目安に低カロリーで満腹感を得られやすいように作られている減量用の療法食を混ぜていただくことも一つの方法かもしれません。また、ワンちゃんに満腹感を与えながら摂取するカロリーを抑える方法としては、他には、以下のような方法もございます。・食事の回数を増やし、少量頻回で与える・ぬるま湯でふやかして、かさを増やして与えるまた、お皿に出されたフードを一気に食べてしまうと、楽しいお食事の時間がすぐに終わってしまい、満足感が得られづらいかもしれません。フードを中につめて少しずつ出てくるようなコングのようなおもちゃを利用して遊びながら食事を与えていただいたり、そのおもちゃを布の下などに隠して(布を食べないように注意して下さい)宝探しを楽しみながら与えていただくなど、遊びながら食事の時間を長くしていただくことでも満足感が得られやすくなることもございます。一度に食器の中に入れるのではなく、ある程度食べたら、その後はフードを一つかみずつ入れながら増やしていくなど、試していただいてはいかがでしょうか。一方、消費するカロリーを増やすためには、やはり運動が必要です。運動により筋肉量を増やすことは基礎代謝を増やすことにもつながり、「太りづらい体」をつくることで、さらにカロリーを効果的に消費することができるようになります。一般的に体重管理のために目安とする運動量は、一日に2回、20分中断せずに歩かせることが目安とされております。中川様のゴールデンちゃんは一日に3回は走っていらっしゃるとのこと、よく健康管理をされていらっしゃる様子でございますね。ゴールデンちゃんは鳥猟犬として活躍してきたワンちゃんですから、もともと運動量はかなり必要なタイプのワンちゃんでもございます。ワンちゃんの体調等などを調節しながら、筋肉を強化することを目的にして、現在よりも少しでも運動量を増やしていただければと存じます。まだまだ寒い日もありますが、春はもうすぐそこですね。どうぞゴールデンちゃんと素敵なお散歩を楽しんで下さい。今後ともアニコムをどうぞよろしくお願いいたします。