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・回答までに数日いただきますので、緊急を要する場合(誤飲、頻回の下痢・嘔吐、おしっこが出ない等)は、すぐに動物病院を受診してください。 ・当掲示板での回答は、お申し出内容に基づく一般的な回答となります。 ・「ワード検索」にお悩みのキーワード(トイレ等)入れていただくと、過去の類似の回答をご確認いただくことができます。 ・ニックネーム、タイトル、コメント欄は全体に公開されますので、氏名や証券番号など、個人情報の入力はお控えください。
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熱が続く
投稿者:tamayon
投稿日:2014/07/07(Mon) 07:51
No.3596
こんにちは。フレブル8歳のこが一週間前から熱っぽいのが続いています。血尿もあったのでびっくりして、前に腎炎になったときにも熱っぽくなって血尿にもなったこと、結石症があるので血尿は何度かあることから、尿検査をしましたが、結石も腎炎も異常なしで、はてなでした。便も普通に出ているし、熱っぽくてもぐったりはしておらず、食欲もあるので、ひとまず経過観察で薬などももらわずに帰宅しました。それから一週間になるのですが、どうも頭を触るとまだ熱っぽいのですが、食欲が落ちたり元気がなくなったりとかの様子は出ておらず、熱っぽいこと以外は何ももんだいなくいつも通りなのです。また病院にいっても経過観察になるでしょうか?検査は尿検査しかやっていません。犬の熱はこれぐらい続くものなのでしょうか?よろしくお願いします。
Re: 熱が続く
- 獣医師 山田
2014/07/09(Wed) 11:09
No.3600
tamayon 様夏空がひときわまぶしく感じられる季節となりましたが、tamayon様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。この度はご相談をいただきまして誠にありがとうございます。tamayon様のフレブルちゃんが1週間前から熱っぽい状態と血尿がみられるのでございますね。早速ご案内をさせていただきますが、実際にワンちゃんのご様子を拝見していないため、一般的なご案内となることをご了承ください。ワンちゃんの平熱はヒトよりも少し高めで、一般的に正常な体温は直腸温で38.0℃〜39.2℃と言われております。ただし、年齢や個体差によっても正常の体温は多少異なりますし、激しい運動後やストレスなどによっても体温が上がることもございます。一般的にワンちゃんですと40.5℃を超える発熱の場合には、早急にその原因を調べて対応する必要があります。発熱を認める疾患は多岐にわたる為、以下に主な疾患を挙げさせていただきます。1.熱射病/日射病2.全身性の感染症細菌性心内膜炎、ジステンパーウイルス、トキソプラズマ症、全身性真菌感染など3.局所性の細菌感染膿胸、膿瘍、胆嚢炎や慢性肝疾患、腎盂腎炎、前立腺炎、尿路感染など4.免疫介在性疾患全身エリテマトーデス、リウマチ様関節炎、多発性関節炎など5.膵炎6.腫瘍リンパ腫、白血病など、7.中枢神経系疾患視床下部の病変8. 薬物・中毒物質病歴や身体の一般所見で体温が上昇する原因がはっきりとわからなかった場合には、何度か体温測定を繰り返して、本当に発熱があるのかどうかを確認していく必要があります。休息時に体温が正常であれば不安やストレスが原因の可能性もございます。あるいは、体温の上昇が周期的(例えば数週間や数日ごとに見られる場合)に認められる場合には、無菌性の炎症や免疫介在性の疾患が疑われます。可能であれば、どうぶつ専用の体温計を使用して、ご家庭でリラックスしている状態のフレブルちゃんの体温を測定していただき、微熱が続いている状態を確認してみても良いかもしれません。人用の体温計しかお手元になくても、ももの付け根のところにはさんで体温を測っていただくだけでも参考になる場合があります。tamayon様のフレブルちゃんは熱っぽいことと、血尿が見られたという事でございますね。また、以前には腎炎の治療をされたこともおありという事なので、前回と同様に腎盂腎炎の可能性もあるのかもしれません。腎臓は外側から順に皮質、髄質、腎盂という構造に分かれています。腎盂は腎臓と尿管の接続部にあたります。尿は一度腎盂に集められてから、尿管を経て膀胱に貯留されます。腎盂腎炎は、腎盂やさらに腎臓の髄質が炎症を起こしている状態となります。腎盂腎炎が単独で発症することは少なく、細菌性の尿路感染症に併発して起こることがほとんどです。大腸炎やブドウ球菌などの尿路感染症の原因となっている菌が、尿管を介して腎臓へ感染することで発症します。急激に症状があらわれる急性型の腎盂腎炎と、軽微な症状が長期間続く慢性型の腎盂腎炎に区別されます。急性型では、「頻尿」、「血尿」、「膿尿(※)」、「排尿時の痛み」などの症状と併せて、「発熱」や「食欲不振」、「嘔吐」などの症状がみられます。慢性型では「食欲の減退」や「運動をしたがらない」などの症状と「微熱」が繰り返しみられます。「軽度の多飲多尿」がみられるほかは、ほとんど特徴的な症状を示さずに経過して、慢性腎不全になってから初めて異常に気付くこともあります。※膿尿(のうにょう)とは、膿(うみ)が混じった尿のことです。腎盂腎炎は尿検査、細菌培養検査、血液検査、超音波検査、X線検査により診断します。腎盂腎炎の治療のためには長期的な抗菌薬療法が必要です。何らかの原因により免疫力が低下した状態や尿路感染症の素因となるような基礎疾患(糖尿病、副腎皮質亢進症、尿石症など)がある場合、免疫力低下の原因となる基礎疾患の治療が併せて必要となります。tamayon様のフレブルちゃんは尿検査を実施されたのでございますね。上記に挙げさせていただいたように、腎盂腎炎以外にも発熱を呈する疾患はたくさんございますので、尿には問題がなかったようですが、微熱が続いていらっしゃるのであれば、原因を追究するために血液検査など、追加の検査をお受けいただく事をお勧めいたします。tamayon様のフレブルちゃんは排便も正常で、食欲も変わらないご様子ですが、わずかに体温が上昇した微熱の状態ですと、明らかな体調不良を呈さない事もあります。前回の診察から1週間ほどたっていらっしゃるようですので、その後の経過を先生に診察していただき、今後の方針などをご相談していただけたらと思います。なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、しつけ相談サービスを承っておりますので、ぜひご利用くださいませ。お電話番号は、あんしんサービスセンター 0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。蒸し暑い日が続きますが、tamayon様におかれましてはお体ご自愛ください。今後ともアニコムをどうぞよろしくお願いいたします。
- ハイジ
2014/07/11(Fri) 05:30
No.3604
山田先生。こんにちは。詳しくご説明してくださり、ありがとうございました。今は少し熱が下がったような気もしますが、人間用の体温計ではかるやり方はすぐできるので、御熱をはかってみようと思います。今日も結石症の尿検査があったので通院してきたばかりですが、尿検査は異常なく、むしろ久しぶりに蛋白やPHも良い結果でもあったので、熱はなんだったのだろうと思っていましたが、まだ完全に下がったわけではないので、主治医のところへ行ってこようと思います。ありがとうございました!!
2014/07/11(Fri) 12:43
No.3607
ハイジ 様この度はご丁寧にご返信をいただき、誠にありがとうございます。フレブルちゃんのお熱が少し下ってきているご様子で、また、本日の尿検査の結果も良い結果だったと伺い、私も安心いたしました。人は皮膚の表面から汗をかいて体温をさげますが、ワンちゃんは肉球と鼻にしか汗腺がなく、「ハァハァ」と舌を出す『パンティング』という呼吸法で体温を下げようとします。それでも放散できる熱量には限界があるため、これからの暑い季節はワンちゃんにとっては人以上につらい季節となります。特にフレブルちゃんのような短頭種のワンちゃんは熱の放出が苦手ですので、できるだけ体に無理のかからぬよう夏の環境整備にご留意いただければと存じます。例えば、カーテンやすだれなどを利用してワンちゃんの居住スペースに直射日光が当たることを避け、通気性を良くしてあげましょう。快適な環境を作るためクーラーを利用したり、定期的に空気の入れ替えをしたりすることも良いですね。飲みたいときにはお水をいつも飲めるようにしてあげましょう。今後も気になることがございましたら、またお気軽にご相談下さい。今後ともアニコムをどうぞよろしくお願い申し上げます。
お漏らし
投稿者:DAICHAN
投稿日:2014/07/09(Wed) 21:33
No.3601
8歳のパピヨン、女の子です。昨年から梅雨時から夏の間トイレを我慢してお漏らしする事が度々あります。蒸し暑いので体調がおかしくなっているのでしょうか。蒸し暑い時期以外は漏らす事はありません。よろしくお願いします。
Re: お漏らし
- 獣医師 阿部
2014/07/11(Fri) 12:00
No.3606
DAICHAN 様蒸し暑い梅雨に青い空が恋しい頃ですが、DAICHAN様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。この度はご相談をいただきまして、誠にありがとうございます。8歳のパピヨンちゃんが、昨年から、梅雨時から夏の間にトイレを我慢し、お漏らしをするとのことですね。早速ご案内をさせていただきますが、実際のご様子を拝見しておりませんので、一般的なご案内になりますこと、何卒ご了承ください。DAICHAN様のパピヨンちゃんの場合、梅雨から夏にかけての季節だけということですので、当てはまる可能性は低いかもしれませんが、一般的にワンちゃんがトイレを我慢し、お漏らしをする原因として次のようなことが挙げられます。 1. 「トイレシートや足場が濡れていて、足元が気持ち悪かった。」「トイレでオシッコをしようとしたら大きな音がして怖い思いをした」など、トイレに対して嫌悪や怖いという感情を持つ経験をしたため、排泄を我慢するようになった。2.環境の変化により、排泄の場所などが分からなくなった。「ケージ内のトイレの場所の移動」や「お部屋全体の模様変え」などの環境の変化などばかりではなく、「自由に遊べるスペースを広げた」、「ご家庭内の生活習慣の変化」などの場合などでも分からなくなることがある。3.粗相を飼い主様に叱られたことで、排泄行為そのものがいけないと思い、隠れたところで排泄をするようになってしまうことがある。4.粗相を見つけた飼い主様が「あらーっ」と声を上げた様子を「注目を浴びたこと」「ご褒美」だと思った経験があり、トイレではない所ですることがご家族の注目を浴びることの一つの手段となっている。中には、粗相をしたときに、叱ろうとしたことを、ワンちゃんによっては「騒いでくれてうれしい」と思うこともある。5.泌尿器科などのお病気があることで、排泄のリズムが変わったり、オシッコを我慢できなくなったりしている。以上のように、ワンちゃんの粗相にはさまざまな原因が考えられますが、DAICHAN様のパピヨンちゃんはいかがでしょうか。ワンちゃんは環境の変化などに対して繊細ですので、お心当たりのことがおありでしたら、可能な限り、原因と思われる事を取り除いてあげましょう。パピヨンちゃんの粗相は梅雨から夏の間だけに見られるということですので、季節的な要因があるとすれば、普段排泄を外でする場合、外でしたくない何らかの理由があるのかもしれません。例えば、梅雨時であれば、足が雨で濡れるのが嫌で外に出たくなくて我慢してしまうのかもしれません。天候が悪く、足場が濡れていたり、雨で体が濡れてしまうことを嫌がるワンちゃんは多くみられます。また、夏の間の蒸し暑さを嫌がり外に出ることを嫌がって我慢してしまうことも考えられます。もし、パピヨンちゃんがいつもお外の排泄で、外に行きたがらないようでしたら、お家の中でもトイレを作っていただき、お家の中で排泄する練習をしてあげてはいかがでしょうか。そろそろおしっこがたまったかな、というタイミングでシートに誘導していただき、上手くいったときには明るく、ワンちゃんが嬉しくなってしまうような声で褒めてあげます。お漏らしをしてしまっても叱らず、できたときだけ褒めてあげるとよろしいでしょう。日ごろからオシッコをするときに、「トイレはここよ」などの言葉をかけていただき、できたら褒めることを繰り返してあげていると掛け声とオシッコをすることが、パピヨンちゃんの中で結びついて、DAICHAN様の掛け声を聞くとオシッコをするようになることがあります。また、女の子には通常ほぼ半年に一度、発情期がありますが、この時期はホルモンの関係で尿量や回数が増えます。このため、いつもはしないのに、この時期にお漏らしをしてしまうワンちゃんは多くみられます。パピヨンちゃんが避妊手術をなさっていない場合、偶然、梅雨の季節に発情があたり、この時期にお漏らしをするようにみえる可能性があるのかもしれません。なお、DAICHAN様がご心配されていらっしゃいますように、ワンちゃんの体調が思わしくなくてトイレを我慢し粗相をしてしまう場合もございます。例えば、梅雨時から夏場にかけては、天候不順や暑さから体力や抵抗力が落ちて、感染症にかかりやすくなる場合もあり、膀胱炎を起こしていて粗相が見られることも考えられます。念のため、一度かかりつけの病院さんで尿の検査を受けていただくとよろしいでしょう。新鮮な尿をきれいな容器に入れて持参するか、院内で採尿できるように、尿がたまった状態のときに連れて行かれることをお勧めいたします。また、関節炎などがあり動くと痛みがあるためトイレを我慢したり、循環器や呼吸器、肝臓や腎臓などの疾患によりだるさがあり、動きたがらない可能性もあります。トイレを我慢する以外、元気も食欲もあり、動きもいつもと変わらないということであれば心配はないと思いますが、何か気になる様子が見られるようであれば、病院さんでご相談いただくとよろしいでしょう。また、DAICHAN様のパピヨンちゃんはトイレを我慢して粗相してしまうということですのであてはまらないかもしれませんが、排泄しようとせずに尿が漏れてしまうようなことがあるようであれば、なんらかの疾患が原因となっている可能性もございます。ご参考までにいくつかご案内をいたします。1.先天的な奇形(異所性尿管、尿膜管遺残など)膀胱や尿管の形態的異常のため、尿漏れが起こります。正常な排尿が認められるにもかかわらず、尿の滴下が認められます。2.泌尿器の炎症(膀胱炎や尿道炎など)炎症のために残尿感があり尿漏れが起こります。頻尿や血尿、尿の臭いが強くなるなどの症状を伴うことが多いと言われています。3.脳や仙髄などの神経疾患膀胱や尿道筋の神経的な機能不全のため排尿のコントロールが上手くできずに尿漏れが起こります。4.内分泌疾患(糖尿病や副腎皮質ホルモンなどの異常)多飲多尿症状(たくさん水を飲み、尿量や排尿回数が増加する症状)の影響により、尿漏れが起こります。5.体内のホルモン量の変化の影響尿道筋の運動性に影響を与えるホルモンの減少によって、尿道括約筋の機能が低下し、睡眠時や休息時に尿漏れが認められることがあります。治療が必要な状態なのかどうか、また、どのような治療を行う必要があるのかは原因によって異なってきますので、まずはその原因を特定することが重要です。その原因を特定するためには、・いつから尿漏れが始まったのか ・尿漏れを起こすときの状態・尿漏れの回数や量、色など ・通常の排尿の状態・飲水量や尿量 などの情報が重要になります。病院では、一般的にはまず身体検査と尿検査を行い、必要に応じてエコー検査、レントゲン検査、血液検査、神経学的検査などを行います。また、その結果によって、さらに詳しい検査が必要となる場合もあります。パピヨンちゃんは8歳になられるとのことでございますので、少しずつ、素敵なシニアライフをお迎えになるための準備として、行動や体調に、いつもと違う、とお感じになられることがありましたら、かかりつけの動物病院さんにご相談いただくことはたいへん重要でございます。アニコムでは、お電話でのしつけ・健康相談サービスも行っておりますので、お気軽にご利用ください。電話番号は、あんしんサービスセンター 0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。平日9:30〜17:30 / 土日祝9:30〜15:30土日祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。なお、日・祝日および年末年始はお休みさせていただきます。時節柄、体調管理の難しい時期でございますが、DAICHAN様におかれましては、くれぐれもお体ご自愛くださいませ。今後ともアニコムをどうぞよろしくお願いいたします。
転居での通院
投稿者:ハイジ
投稿日:2014/07/09(Wed) 03:47
No.3598
お世話になっております。まだはっきりとはしませんが、引っ越しの話が出ております。通院歴と手術歴が結構あるので、今の先生の所にずっと通いたいのですが、だいぶ遠くなってしまうので通院は難しくなります。今までの病歴等、毎週の通院もあるだけに、書類作成だけでは新しい先生への説明が足らないと思うので、カルテのコピーベストかと思うのですが、カルテのコピーとゆうのはおねがいすればできるのでしょうか?よろしくお願いいたします。
Re: 転居での通院
- 獣医師 山中
2014/07/10(Thu) 17:37
No.3602
ハイジ 様梅雨空の合間にみる青空が恋しい季節ですが、ハイジ様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。この度はご相談をいただきまして、誠にありがとうございます。早速ではございますが、動物病院のカルテについてご案内をさせていただきます。ハイジ様のお子様はこれまでに通院歴と手術歴が結構おありで、引越をされた場合に、新しい先生に対する説明のためにカルテのコピーができないかとお考えなのですね。やむを得ない事情で、病院の変更をしなければならない時は、言葉でのコミュニケーションが可能な人間の患者さんでも、病状を新しい先生にうまくお伝えできるか不安な方は多いかと存じます。ましてや、どうぶつさんは言葉でお話してくれませんので、ハイジ様のご不安はいかばかりかとお察しいたします。カルテ開示については、特に獣医師法上の義務はございませんが、先生に事情を説明してご相談されれば開示して頂くことは可能かと存じます。余談ではございますが、日本獣医師会の小動物医療の指針では、飼い主様にカルテの開示を求められた場合には積極的にこれに応じるよう努めなければならないとされています。しかし、カルテの種類や書き方については、統一されておらず、特に決め事はございません。また、処置内容、検査結果、処方箋の記載方法は病院によっても違いますし、先生によって書き方の癖があったり略語を使用していてわかりにくい場合もございます。そのため、カルテのコピーを他の先生にお見せいただいても、詳細な内容はよく伝わらない可能性もあります。また開示には応じていただいても、コピーをお渡しいただけるかにつきましては病院さんによって対応が異なるかと存じますので、直接お問い合わせいただくのがよろしいでしょう。したがいまして、書類作成料がかかるかもしれませんが、ベストな方法は、やはり紹介状を現在のかかりつけの先生に書いて頂くことかと存じます。紹介状には、現在のお子様の状態や治療だけではなく、新しい先生にお分かりいただけるように、これまでの病歴や経過等も書いて下さるはずです。また、病院さんによっては血液検査などの結果をコピーして頂けたり、画像等についてはDVD等に焼いてお渡しいただける場合もございますのでご相談していただければと存じます。勿論、文字やデータだけでは伝わらないことが多いのは確かでございますので、お子様の過去の状況について、お引っ越し後も電話等でお尋ねして良いか、現在のかかりつけの先生にあらかじめお声掛けをしていただいておくのもよろしいでしょう。なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、しつけ相談のサービスを承っております。気がかりなことがおありの際には、お気軽にご利用くださいませ。お電話番号は、あんしんサービスセンター 0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。梅雨冷えの頃でございますが、ハイジ様におかれましては、お風邪など召されませぬようご自愛下さい。今後ともアニコムをどうぞよろしくお願い申し上げます。
2014/07/11(Fri) 05:25
No.3603
山中先生、このたびはわかりやすく説明していただき、ありがとうございました!早速引っ越しのことと書類作成について、主治医に話してこようと思います。
2014/07/11(Fri) 11:20
No.3605
ハイジ 様この度はご丁寧にご返信をいただき、誠にありがとうございます。早速、主治医の先生にご相談されるとのこと、ハイジ様のお子様におかれては、ハイジ様にしっかり守られていらっしゃるので安心でございますね。お引っ越しが決まれば何かとお忙しくなるかと存じますがお体ご自愛ください。お子様のご様子が少しでも落ち着かれて、ハイジ様とお子様が穏やかな日々をお過ごしいただけますよう心よりお祈りしております。今後ともアニコムをどうぞよろしくお願い申し上げます。
フィラリア予防薬の副作用につい...
投稿者:いーたん
投稿日:2014/07/04(Fri) 18:40
No.3595
もうすぐ12才のゴールデンレトリバーです。先月、今まで飲んでいたものと違う種類のフィラリア予防薬を飲ませたところ、飲んだ数時間後に下痢、嘔吐をしました。薬が合わなかったのかも?と思い、獣医師に相談し、今後の薬は昨年まで飲んでいた種類に変更してもらいました。その変更済みの薬を、今月に入って飲ませたところ、また飲んだ数時間後に下痢をしました(嘔吐はなし)。普段はあまり下痢をしないので、下痢の原因はフィラリア予防薬以外には考えられない感じです。下痢は翌日まで続きました。今まで飲んでいて問題なかった薬に、急に副作用が出ることはあるのでしょうか?また次回の服用までに獣医師にも相談してみるつもりですが、こちらでもご意見を伺えればと思います。宜しくお願いします。
Re: フィラリア予防薬の副作用に...
2014/07/09(Wed) 11:01
No.3599
いーたん 様初夏の風に肌も汗ばむ季節となりましたが、いーたん様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。この度はご相談を頂きまして誠にありがとうございます。もうすぐ12才になられるゴールデンレトリバーちゃんが、先月、今まで飲んでいたものと違う種類のフィラリア予防薬をお飲みになったところ、数時間後に下痢、嘔吐の症状がみられたとのことですね。かかりつけの先生にご相談され、今まで処方されていたお薬に変えたあとも、投薬してから数時間後に下痢がみられたとのことですね早速、お問い合わせにつきましてご案内いたしますが、実際のご様子を拝見しておりませんので、一般的なご案内となりますことご了承ください。フィラリア症とは、既にフィラリア症(犬糸状虫症)に感染しているワンちゃんの血液を吸った蚊が、他のワンちゃんを吸血することにより感染する寄生虫疾患です。予防方法といたしましては、内服薬(錠剤・粉末・チュアブル)、注射、外用薬(滴下式スポット薬)など、いくつかの種類がございます。また、製品名で分類いたしますと「ミルベマイシン錠」、「カルドメック錠」、「モキシデック錠」、「レボリューション」などがあり、上記外にも各製薬会社で開発されたお薬が、多数販売されております。 また、各フィラリア予防薬はそれぞれ有効成分が異なっており、ミルベマイシンは「ミルベマイシン オキシム」、カルドメックは「イベルメクチン」、モキシデックは「モキシデクチン」、レボリューションは「セラメクチン」という有効成分を含んでおり、マクロライド系という同じグループに属する予防薬です。カルドメック(イベルメクチン)は、フィラリア予防薬として承認・発売されたお薬になりますが、ミルベマイシン(ミルベマイシン オキシム)は、フィラリア予防以外にも消化管内寄生虫(犬回虫、犬鉤虫、犬鞭虫)の駆除にも効果があります。カルドメック(イベルメクチン)もチュアブルタイプの製品では、「ピランテルパモ酸塩」という成分を配合しており、犬回虫、犬鉤虫の駆除効果があります。モキシデック(モキシデクチン)はフィラリア予防以外にニキビダニ症の治療にも用いられ、レボリューション(セラメクチン)はノミ成虫の駆除、ノミの卵の孵化を阻害及び殺幼虫作用によるノミ寄生予防、ミミヒゼンダニの駆除にも効果を発揮します。コリーやシェットランド・シープドッグ、ボーダーコリーなどのコリー系のワンちゃんでは、MDR1遺伝子変異があり、薬物が脳に入らないようにバリアの役割をしている血液脳関門の働きが弱い犬種といわれています。ミルベマイシンやカルドメックの投与で神経毒性をあらわす恐れがあるため注意が必要ですが、低用量のお薬なので、一般的には神経毒性の副作用が出る可能性は低いと言われております。モキシデックやレボリューションは上述したワンちゃんに対して、比較的安全に使用できるお薬となります。どの種類のお薬も、たくさんのワンちゃんが毎年服用しており、比較的安全なお薬のひとつですが、ワンちゃんによっては使用できないお薬があったり、下痢や嘔吐などの症状を引き起こす場合がございます。また、フィラリアにすでに濃厚感染しているワンちゃんに対して、予防薬を投与した結果、ワンちゃんがショック状態におちいる可能性もございますので、フィラリア予防薬の処方前には血液検査にてフィラリアの感染がないことを確認することが推奨されます。フィラリア症の予防開始時期は、お住まいの地域によって、蚊の発生時期が異なるため、投薬の開始時期が異なります。また、予防薬につきましても、お薬の種類により、投与可能な月齢や投薬期間が異なってまいります。一般的に獣医師は、その地域の気温や、湿度、蚊の発生状況などを考慮して予測されるフィラリア症の予防開始時期や終了の時期、また、そのお子様の月齢や、犬種を考慮して投薬期間やお薬の種類を決定いたします。いーたん様のゴールデンレトリバーちゃんがどの種類のフィラリア予防薬を処方されたのかわかりかねますが、嘔吐、下痢のきっかけとしてフィラリア予防薬が考えられるのであれば、今までに使用したフィラリア予防薬とは異なるタイプのフィラリア薬を処方していただいた方が良い場合もあります。経口での投与が嘔吐、下痢を起こす場合は、外用薬(滴下式スポット薬)のフィラリア予防薬などもご検討いただければと存じます。なお、チュアブルタイプのフィラリア予防薬には嗜好性を上げるために、添加物が含まれています。ワンちゃんによっては、今まで服用していても問題がなかったのに、その添加物に対してアレルギー反応を起こし、嘔吐、下痢などの症状を起こす場合がございます。また、たまたまフィラリアの予防薬の投与したときに下痢・嘔吐の症状が出たけれども、原因はフィラリアのお薬の投与によるというより、体調が優れずに症状が出ることもございます。ワンちゃんの嘔吐、下痢の原因は多岐にわたりますので、飲水やお食事を与えても嘔吐が繰り返し見られたり、下痢や元気がないなどの気になる症状がみられる場合にも、かかりつけの動物病院さんにご相談頂くことをお勧めいたします。その後、お子様のご様子はいかかでしょうか。どうぞお大事になさってくださいませ。厳しい暑さが続く中、夏の疲れも出やすい時期でございますので、くれぐれもご自愛いただき、残りの夏をお子様と共に健やかで楽しくお過ごしいただければと存じます。なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、しつけ相談のサービスを承っております。気がかりなことがおありの際には、ぜひご利用くださいませ。お電話番号は、あんしんサービスセンター 0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。今後とも、アニコムを何卒宜しくお願い申し上げます。
骨折1年後
投稿者:心配性
投稿日:2014/07/03(Thu) 11:19
No.3592
お世話になっております。1年前に骨折をし、2度手術をしました。なんとか歩けるまでに回復しましたが、変形治癒しています。散歩時間も長かったりすると、びっこを引き始めます。最近になって、よく骨折した足を舐めています。見る限り、皮膚に異常はありません。骨折は2年間は壊死の危険があるとHPで見たのですが本当でしょうか?それは、チタンの棒を入れたままにしてある場合に限ってのことでしょうか?心配なので一度病院でレントゲンをとってもらいたいのですがアニコムの対象になりますか?治ったと言われてから、特にレントゲンも撮っておりませんが、そもそも、もっと定期的にレントゲンを撮ってらう必要があったのでしょうか?
Re: 骨折1年後
2014/07/07(Mon) 12:15
No.3597
心配性 様蒸し暑い梅雨に青い空が恋しい頃ですが、心配性様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。この度はご相談をいただきまして、誠にありがとうございます。早速ご案内をさせていただきますが、実際のご様子を拝見しておりませんので、一般的なご案内になりますこと、何卒ご了承ください。お子様が1年前に骨折をし、2度手術をされ、現在は歩けるものの骨折部が変形しているのですね。一般的に、骨折における治療では、整復と固定を行いますが、固定方法には大きく分けて、外固定と内固定の2種類に分けられます。外固定は、ギプスのように、手術はせず患部を外から固定する方法で、内固定は、手術をして骨のズレを直し、プレートやピン、ワイヤー等を用いて固定する方法です。処置を行った後は、出来る限り安静にして、固定した骨がずれないようにすることが必要です。しかし、どうぶつさんは、痛みがなくなるとお元気になってしまうことが多く、骨折部分が完全に癒合するまで安静に出来ず、骨折部が変形してしまうことがあります。心配症様のお子様におかれましては、チタンの棒を入れたままにしてあるとのことですので、内固定で、プレートかピンで骨折部を固定されていると推測できます。固定方法にはそれぞれ特徴があり、骨折の種類や、どうぶつさんの年齢、性別、品種、持病、性格等を考慮して固定方法を決定します。ピンを用いる固定法は、髄内ピン法と呼ばれ、針金のようなピンを骨の中心部の骨髄に通して固定します。髄内ピン法は、他の内固定に比べると手術は簡単ですが、固定の強度が弱いのが難点です。プレートを用いたプレート法は、髄内ピン法に比べると、精密に元の骨の形に整復することが可能なのですが、骨折部や周囲の組織にダメージを与えたり、プレートによって血流を阻害したりするので、骨の治るスピードが遅く、また治癒後も強度が弱くなる場合があります。プレートやピンを取り除くかどうかは、その時のどうぶつさんの状態や、骨折部位によって判断が異なります。取り除かなくても、一生問題なくお過ごしできるどうぶつさんも多いのですが、なかには、時間が経つと骨の再吸収が起こってしまうことがあります。心配症様がご心配されている骨の壊死とは、この骨吸収のことであろうと思われます。骨は、常に吸収と形成を繰り返して、新陳代謝を行っています。何らかの理由で、骨吸収が骨形成を上回ると、骨がどんどんやせていき、また、骨自体が脆くなっていきます。レントゲン撮影で骨吸収が起こった部分を確認すると、まるで骨が溶けているような像が見られます。骨折の治療の際、骨に対してあまりに丈夫すぎるプレートを使用した場合には、力学的ストレスが骨にかからずプレートにかかってしまうため、骨吸収が起こります。このように、手術の方法によって、またその後の症状によって、今後の注意点、経過の検査の頻度は異なって参りますので、気になる点がおありの場合には、なるべくお早めにかかりつけの先生にご相談されることをお勧め致します。心配症様のお子様は、長時間のお散歩時に跛行(はこう)がみられたり骨折部を舐めたりして気にしていらっしゃるとのことですね。ピンの素材に用いられているチタンは非常に軽くて、強くさびにくいという性質を持っていて、毒性もなくアレルギー反応をおこしにくいため、人間でも人工股関節や心臓ペースメーカーに使用される安全な素材です。そのため、入れっぱなしにしても大きな問題はないのですが、金属が体内に入っていると、季節によって痛みが出るどうぶつさんもいらっしゃいますので、心配症様のお子様も痛みがあって舐めているのかもしれません。その場合は、レーザー治療等で痛みを緩和するケアも現在では行われていますので、骨の状態の確認のためのレントゲン検査も併せて、かかりつけの動物病院さんにご相談されると良いでしょう。また、今回レントゲン検査が対象かどうかのお問い合わせについてですが、心配症様からのお申し出内容に基づいた一般的なご案内となりますこと、あらかじめご了承ください。アニコム損保では、どうぶつ健保「ふぁみりぃ」のご契約始期日以降に発症したケガ・病気(初年度契約の場合、病気は 30 日間の待機期間終了後)が補償の対象となります。※どうぶつ健保「べいびぃ」「すまいるふぁみりぃ」のご契約の場合は、どうぶつさんのお引渡し後以降に発症したケガ・病気が補償の対象となります。今回のレントゲン検査については、散歩時にびっこをひく、足を舐めるといった症状があり、獣医師がその原因究明の一環として必要な検査と判断された場合、補償の対象となります。その他、補償対象やアニコム損保の保険の内容等について、ご不明な点等ございましたら、アニコム損保あんしんサービスセンターまで、ご連絡をいただけますと幸いでございます。なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、しつけ相談のサービスを承っております。気がかりなことがおありの際には、お気軽にご利用くださいませ。お電話番号は、あんしんサービスセンター 0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。梅雨明けが待ち遠しい今日この頃ですが、お子様の症状が早く治り、晴れ晴れとした心でお過ごしできるよう、心よりお祈り申し上げます。今後ともアニコムをどうぞよろしくお願い申し上げます。