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眼の充血が落ち着かない

投稿者:みかん

投稿日:2014/09/24(Wed) 11:36

No.3693

トイプードル4歳男の子です。
2012年秋に若年性白内障が発覚し、翌2013年3月下旬に右目の白内障が急激に進行し、ぶどう膜炎を発症。ぶどう膜炎完治後にレンズを入れる手術をしましたが、網膜剥離になり目が見えなくなりました。その時点では左目の白内障は進行もなく安心していたのですが、同年8月下旬白内障が急激に進行し、炎症がとれず、手術がなかなかできずにいる間に、網膜剥離となってしまいました。同年12月に白濁を除去する手術を受けて現在に至ります。右目は大変落ち着いているのですが、後で手術した左目が充血しやすく、先生からは毛細血管が弱く集中しやすいから炎症を起こしやすいと言われました。
現在、ベガモックスとベルベゾロンを点眼しています。
他に原因はないのでしょうか?

Re: 眼の充血が落ち着かない

- みかん

2014/09/24(Wed) 12:08

No.3694

追記
眼圧は毎回低眼圧で測定不能です。



Re: 眼の充血が落ち着かない

- 獣医師 酒井

2014/09/25(Thu) 16:25

No.3701

みかん 様

日暮れの虫の声が聞こえてきますと、秋の深まりを感じる今日この頃ですが、
みかん様におかれましては、いかがお過ごしでしょうか。
この度はご相談いただきありがとうございます。

4歳のトイプードルちゃんが、若年性白内障を発症され、右目、左目と手術を受けられ、
その後、左目が充血しやすくなったということでございますね。
早速ご案内させていただきますが、一般的なご案内となりますこと、ご了承下さいませ。

白内障は人では一般的に老人性の眼の病気として知られていますが、
ワンちゃんでは若年性白内障の発生がかなり多く認められます。
またみかん様のトイプードルちゃんを含めた一部の犬種(アメリカン・コッカー・スパニエル、柴、
キャバリア・キング・チャールズスパニエルなど)に発生が多いことも知られています。
白内障は単に眼が白くなるというだけでなく、水晶体の濁りの程度により失明することもあり、
また、ブドウ膜炎や網膜剥離、緑内障といった合併症を引き起こす可能性も高い病気です。
特に若年性の白内障は数日のうちに急激に進行することもあります。
残念ながら、みかん様のトイプードルちゃんにおきましては、どちらの眼も網膜剥離を併発して
しまわれたとのことですので、現在は失明による怪我や事故などがないよう、
みかん様がトイプードルちゃんの目となり支えていらっしゃるのではないかと存じます。

さて、みかん様のトイプードルちゃんの術後の右目は大変落ち着いているということで、
良好な経過、何よりでございます。
ただ、左目の方が、充血をしやすい状況が続いているのでございますね。

一言に眼の充血と言いましても、結膜炎の他にも眼瞼炎、ドライアイ、角膜炎、強膜炎、
緑内障など病気は様々です。
追伸に低眼圧とありましたので、眼圧が上がる病気の緑内障ではないと思われますが、
それ以外の病気に関しましても、鑑別するためには眼の検査が必要になります。
鑑別するための眼の検査として、涙の量の測定(シルマーティアーテスト)や、眼の表面の
小さな傷を染色して調べる検査(フルオレセイン染色)などが挙げられます。

ただ、術後の経過を最もよくわかっていらっしゃる白内障の手術をされた先生が、
、白内障の急激な進行
による炎症のため、脆弱な毛細血管が発達し、それ以来、炎症を起こしやすい状況とご判断されて
いるのであれば、恐らくその通りかと存じます。
現在使用されている点眼薬はベルガモックスとベルベゾロンでございますね。抗生物質のベルガモックス
は細菌の感染を抑え、抗炎症剤のベルベゾロンは炎症を抑えるために用います。
また充血しやすい眼は、痒みや違和感のために、トイプードルちゃんが気にして、こすってしまい
眼球を傷付けてしまう場合もありますので、現在使用していただいている点眼薬による治療に加えて、
眼をこすったりしないよう注意することが大切です。
目薬をさすことで、気にしてこすることもあるので点眼した後に、少し様子を見てあげるといいでしょう。
特に眼をシパシパするようなことがあったり、黄緑色の眼ヤニがではじめたりした場合には角膜への傷
があることが考えられますので、すぐにかかりつけの先生にご相談されるとよいでしょう。

普段のトイプードルちゃんのご様子はいかがでしょうか。私たち人間に比べて、ワンちゃん達は視覚
以外の感覚が優れているために、住み慣れたお家では眼が見えないことをあまり感じさせないほど
上手に生活されているのではないでしょうか。
若年性の白内障という辛く、大変な病気を乗り越えられ、みかん様の心強いサポートの元、
きっとトイプードルちゃんは元気で笑顔いっぱいの毎日を送られているのではないかと存じます。
みかん様とトイプードルちゃんを心から応援いたしております。

なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、
しつけ相談のサービスを承っております。気がかりなことがおありの際には、
ぜひご利用くださいませ。
お電話番号は、あんしんサービスセンター 
0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。
平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)
土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。
今後ともアニコムを宜しくお願い申し上げます。



Re: 眼の充血が落ち着かない

- みかん

2014/09/25(Thu) 23:37

No.3704

ご回答有難うございます。
左目は興奮すると充血しやすく大好きなお友達と会うとよくなります。時々目を開けずらそうにします。様子を見てなかなか改善されない時は病院に連れて行っています。
両目が見えなくなって、もうすぐ1年になります。
ぶつからないように気を配りながらの散歩ですが、目が見えないことを知らない人は全く気付く事がないぐらい普通に散歩しています。コマンドを理解し、階段の上り下り、スロープのアップダウン、側溝などを飛び越えるジャンプなど上手に散歩することができます。自信を持って歩くので私たちが十分に用心してリードを持つ必要があるほどです。車でのおでかけも大好きで、初めて行くところでも物おじせずに歩きます。
先住犬も弟が見えていないことを十分理解してくれているので、いつも私たちのお願いを聞いてくれます。
今後どのような事を気を付けてあげればいいのか?
何かアドバイスがありましたら、教えてください。



Re: 眼の充血が落ち着かない

- 獣医師 酒井

2014/09/26(Fri) 16:02

No.3705

みかん 様

この度はご丁寧なご返信をいただきまして、ありがとうございます。
みかん様のトイプードルちゃんが物おじせず、
お家の中だけではなく、お外でも元気いっぱいお散歩を楽しまれている
ご様子をうかがい、嬉しい気持ちで一杯になりました。

左目の充血は大好きなお友達に会ったりして興奮すると起こるということで
ございますね。興奮により一気に血圧が上がるため、毛細血管が発達している
左目は特に目立った充血を起こしてしまうのかもしれませんね。
また、結膜の充血に伴い、違和感や痒みを感じて、こすってしまい、
その刺激で浮腫を起こして眼が開け辛くなっているのかもしれません。
通常は、一時的なものであることが多く、しばらく新たに刺激を加えず
静かに過ごしていれば、落ち着いてきますが、
仰る通り、様子をご覧になっていても落ち着かない場合には、
病院さんでご相談されると安心です。
また、血圧が高い場合の症状として、充血が認められる場合もあります。
高血圧は腎疾患や心疾患など万病の元にもなりますので、
時折、眼の経過だけではなく、全身の健康状態も
かかりつけの先生にチェックしていただくとさらにご安心かと存じます。

トイプードルちゃんがのびのびと、目が見えないことでおびえることなく
過ごされている様子をうかがいますと、みかん様はじめご家族のみなさまが
しっかりとサポートされていることが伝わって参ります。
生活面では、もうアドバイスすることは何もないかと存じますが
いくつか一般的なことをご紹介させていただきます。

【家の中での注意点】
・家具の配置変えはなるべく控えて、やむをえず変えた場合には
何度か一緒にその場所に行き、確かめてもらうようにしましょう。
・ぶつけやすい場所などがあるようでしたら、その場所にやわらかい布などを巻いて、
衝撃を和らげるようにしておきましょう。
・話しかけを増やし、また触るときもゆっくり行い、驚かせないようにしましょう。
【家の外での注意点】
・リードをしっかりと持ち、慣れた場所でも段差や落ちている物など常に周りを
よく気にしながらお散歩を楽しみましょう。
・1度何かにひどく驚いたり、恐怖を感じる経験をすると、
目が見えているワンちゃん以上に、その経験を忘れず、過敏に怯えてしまうことが
ありますので、そういった状況を事前に避けられるようにご注意ください。
・今は元気で難なくジャンプしたり、上手に歩けていたところでも、
年を重ねるに従って危険になる場合もあります。
ワンちゃんの運動能力にも十分に注意をして、踏み外しなどの事故がないように
日々注意するようにしましょう。

先住のワンちゃんの協力も頼もしく、またトイプードルちゃんもコマンドを理解し、
安全にお散歩を楽しんでいるとのこと、本当に素晴らしいことだと思います。
今後も皆様がお元気でお過ごしになられるようお祈りしております。

何か気がかりなことや心配なことありましたら、どんなことでも
ぜひまたお気軽にご相談下さい。
今後ともアニコムをどうぞよろしくお願いいたします。



Re: 眼の充血が落ち着かない

- みかん

2014/09/26(Fri) 16:16

No.3706

ありがとうございます。

目は見えませんが、楽しい事をたくさん経験させてあげたいと思っています。

また何かありましたら相談させて頂きます。



Re: 眼の充血が落ち着かない

- 獣医師 酒井

2014/09/29(Mon) 17:20

No.3709

みかん様

ご丁寧に再度のご返信ありがとうございます。
これからのお散歩にもいい季節、ぜひ皆さまで楽しい時間をたくさんお過ごしになって下さい。
今後ともアニコムをどうぞよろしくお願い致します。



朝ごはん

投稿者:ちびまるこ

投稿日:2014/09/22(Mon) 11:24

No.3691

はじめて質問させていただきます。
チワワ3歳6か月の女の子(未避妊)ですが、なかなか朝ごはんを食べません。
2か月前にヒートがあり1か月前から食欲が落ちました。
夜ごはんは食べますが、朝は夜の半分量を茹でたササミや野菜をトッピングしてやっと食べる状況です。
このままだと栄養状態が悪くなるのではと心配です。
アドバイスよろしくお願いいたします。
ちなみに今回、母乳が出るなど偽妊娠と思われる症状は出ていません。

Re: 朝ごはん

- 獣医師 岸田

2014/09/24(Wed) 17:38

No.3697

ちびまるこ 様

夜空に浮かぶ秋の月が美しい頃でございますが、ちびまるこ様におかれましては
いかがお過ごしでしょうか。
この度はご相談を頂きまして、誠にありがとうございます。
3歳のチワワちゃんが2カ月前に発情があり、
1カ月前から食欲が落ちているとのことでございますね。
お問い合わせにつきましてご案内させて頂きますが、
一般的なご案内となりますことをご了承ください。

ワンちゃんの発情は、発情前期、発情期、発情後期の三つの時期に分かれています。
出血が見られるのが「発情前期」で一般的には7〜10日間続き、
その後排卵の起こる「発情期」が約10日間続きます。
発情が終わると「発情後期」を迎え、これは約60日間続きます。
「発情後期」に卵巣に黄体が形成され、
妊娠していなくても、妊娠していた場合と同じ期間(約63日)機能し
プロジェステロン(黄体ホルモン)と呼ばれる妊娠を維持するためのホルモンが
分泌されます。
プロジェステロンの分泌が低下した頃に乳腺を刺激するホルモンが分泌され、
乳腺の張りや乳汁分泌などの妊娠しているような兆候がみられたり、
巣作り行動や食欲不振、行動の変化(神経質・攻撃的になるなど)が見られる
ことがあります。これを「偽妊娠」といいますが、これはワンちゃんでは生理的な変化で、
異常ではありません。通常、ホルモンのバランスが正常に戻るとともに症状も落ち着きます。

チワワちゃんの食欲が落ちてきた1カ月前からの時期は、
ちょうどこの発情後期の偽妊娠の時期にあたると思います。
今回は乳汁分泌などといった顕在的な偽妊娠の兆候は見られていないとのことですが、
身体の中では上記のように大きなホルモンバランスの変化が起きていますので、
その影響で食欲が落ちてしまっていることは十分考えられるかと思います。

チワワちゃんは朝ごはんを食べる量が減っているということですが、
それ以外に元気がないなど、気になる症状はございませんか。
発情後のこの時期は黄体ホルモンの影響で、免疫力の低下がみられることが知られており、
感染症にかかりやすい時期とされています。
もし他に何か普段と違う様子や気になるご様子があるようでしたら、他の原因があることも
考えられますから、一度動物病院さんでご相談いただくとよろしいかと思います。

また、発情後のこの時期に最も注意してくべき病気の一つに子宮蓄膿症があります。
子宮蓄膿症は、子宮粘膜に大腸菌などの細菌感染が起こることで子宮内腔に膿が溜まり、
さまざまな症状を引き起こす病気です。
子宮粘膜が増殖していて免疫力が低下している発情後期に細菌感染が起こりやすく、
発情から2カ月後頃の発症が多くみられます。
子宮蓄膿症になると、食欲や元気がなくなり、多飲多尿(お水をたくさん飲んでおしっこ
をたくさんする)、発熱、嘔吐、お腹がふくらむ、陰部からの排膿(血液の混ざった膿)
などの症状が見られます。
チワワちゃんは発情後2カ月とのことで、
子宮蓄膿症に最も気をつけなければならない時期です。
もし上述のような兆候が認められたり、食欲不振が続くようであれば、
念のため、早めに動物病院を受診されることをお勧めいたします。

さて、ちびまるこ様のチワワちゃんは朝ごはんをなかなか食べないけれども、
夜ごはんはいつもどおり食べていて、
朝ごはんもトッピングをすれば半分くらいは食べられているとのことでございますね。
総合栄養食とは栄養のバランスが調整されているフードです。
ちびまるこ様の与えていらっしゃるフードが総合栄養食であるということを前提に
お話いたしておりますが、フードをある程度摂取できているご様子ですので、
食欲が減退していること以外に健康状態に変化がなく、体重が極端に減ってくるようなこと
がないのであれば、発情後期が終わってホルモンバランスが戻るまで、
今の食事の与え方を続けていただいても問題ないのではないかと存じます。
なお、栄養のバランスを崩さないようにするためにも、トッピングの分量をフードの
1日の給与量の1割から2割くらいまでに留めていただきますよう
になさるのが望ましいでしょう。

なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、
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土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。
今後ともアニコムをどうぞよろしくお願い申し上げます。



Re: 朝ごはん

- ちびまるこ

2014/09/24(Wed) 18:37

No.3698

岸田先生
ご丁寧に返信いただき、ありがとうございました。
今後の参考にさせていただきます。



Re: 朝ごはん

- 獣医師 岸田

2014/09/25(Thu) 17:16

No.3703

ちびまるこ 様

この度はご丁寧にご返信をいただき、誠にありがとうございます。
早くチワワちゃんにいつもの食欲が戻り、ちびまるこ様とチワワちゃんが
笑顔で毎日をお過ごしいただけますよう心より応援いたしております。
今後ともアニコムをどうぞよろしくお願い申し上げます。



猫の耳について

投稿者:リン

投稿日:2014/09/20(Sat) 11:01

No.3690

いつもお世話になっております。
我が家の猫(11歳、女の子、避妊済、室内飼い)についての相談です。

先日、右の耳を下げ、しきりに激しく耳を掻く行動がみられました。若干、右目も涙目になっていたように感じます。その日は夜だったこともあり、翌日まで様子をみて、病院に行こうと考えていたのですが、翌日は普段どおり耳も下がっておらず、痒そうにもしていませんでした。(なお、以前から、時々右耳が気になるのかなと思ったことがあります。)ちなみに、耳は外傷もなく外も中も両耳ともに耳垢などもなくキレイで、他に持病もなく元気です。

何かの病気が考えられるのでしょうか?ご回答よろしくお願いいたします。

Re: 猫の耳について

- 獣医師 山田

2014/09/24(Wed) 16:17

No.3695

リン 様

こちらこそ、平素よりお世話になり誠にありがとうございます。
さわやかな秋風が吹く季節となりましたが、
リン様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。
この度はご相談いただきまして誠にありがとうございます。
お問い合わせについてご案内させて頂きますが、
実際のご様子を拝見していないため、
一般的なご案内となりますことをご了承下さい。

先日、リン様の11歳のネコちゃんが、
耳を下げて激しく耳を掻く行動がみられたのですね。
一般的に、ワンちゃんやネコちゃんが耳のあたりを激しく引っ掻く場合には
外耳や中耳、内耳の炎症など、耳の疾患の可能性が考えられます。

外耳炎の原因は、耳ダニの寄生、真菌(カビ)や細菌の感染など様々です。
一般的な症状としては、耳の痒みや痛みのために、
ネコちゃんが首を振ったり傾けたりする仕草や、
後肢で耳を引っかく仕草がみられます。
その他に耳の赤み、腫脹、悪臭、耳垢の増加などの症状も多くの場合
みられます。

また、中・内耳炎の場合には耳に痛みを生じ、頭を傾けたり(斜頚)、
回転するように歩く動作(旋回運動)が見られることがあります。
炎症が内耳まで波及し、さらに症状が悪化すると平衡感覚が失われ
しっかり立てず倒れたり、嘔吐や食欲不振などの症状もみられたりする
場合もあります。

リン様のネコちゃんは、痒がっていた翌日には痒みも落ち着き、
外傷や耳垢などもなく綺麗な状態だったのですね。
外耳炎がある場合、通常は耳垢が出てくることが多いのですが、
耳道の奥深くに耳垢がある場合には、
ご家庭で耳の中をのぞいても耳垢が見えない場合もございます。
ご安心いただくためにも、動物病院を受診し、専用の検査器具で耳の奥
を確認していただくことをお勧め致します。

また、リン様のネコちゃんのように、
しきりに耳を掻いたり頭を振ったりする症状は、
アレルギー性皮膚炎によってもみられることがございます。

アレルギー性皮膚炎とは、アレルギー症状を起こす原因物質である
アレルゲンによって、ネコちゃんの体の中の免疫機構が
過剰に反応するために生じる皮膚炎のことをいいます。
アレルゲンの種類にはノミやハウスダスト、花粉や食物などがあります。

アレルギー性皮膚炎は、原因によって次のような種類が挙げられます。
1.吸引性アレルギー
ハウスダストや花粉、カビなどがアレルゲンとなり、これらを吸引する
ことによって発症します。
2.食事性アレルギー
アレルゲンとなる食物を摂取することによって引き起こされます。
主にタンパク質が原因となることが多く、牛乳や肉類等が挙げられます。
3.ノミアレルギー
ノミの唾液中にあるタンパク質がアレルゲンとなり、ノミがネコちゃんの皮膚に寄生
して吸血することでアレルギーを起こします。
4.接触性アレルギー
じゅうたんや食器等など身の回りにあるあらゆるものがアレルゲンとなり、
アレルゲンに皮膚が触れることによって引き起こされます。

アレルギー性皮膚炎では皮膚の痒みが主な症状で、ネコちゃんが体を
しきりに舐めたり引っ掻いたり、噛んだりする行動が見られます。
症状が進行すると脱毛や小さな発疹が見られます。
食事性アレルギーでは同時に外耳炎や、下痢などの消化器症状を引き起こす
場合もありますし、接触性アレルギーでは、原因となるアレルゲンと
接触した部分に皮膚炎がみられます。

リン様のネコちゃんは激しく耳を掻く行動がみられた際に、
右目も若干涙目になっていたように感じたとのことですので、
食事など何らかのアレルギーが関与している可能性があるかもしれません。

アレルギー性皮膚炎の治療にあたっては、
まず原因となるものの特定を行い、原因を除去していくとともに、
抗ヒスタミン剤や副腎皮質ホルモン剤などを用いることによって
症状の緩和を行います。他に減感作療法を行う場合もあります。
この方法はアレルギーの原因となる物質を繰り返して微量身体に入れる
ことにより、最終的には体に慣れさせてしまおうという治療法です。
これらの治療にあわせて、ネコちゃんのいる環境を清潔にすることで
アレルゲンとなりうる物をなるべく排除するという環境づくりも重要と
なってきます。

また、耳を引っ掻く行動や頭を激しく振る仕草が続くと、
耳介に物理的刺激が加わることで、
皮膚と耳介の軟骨の間に血液などが溜まって耳介が膨れてしまう「耳血腫」
という状態になる可能性もございます。
現在は耳も下がっておらず、痒そうにもしていないとのことですが、
今後また同様の症状が出る可能性もございますので、
一度、かかりつけの先生に耳の中やその周囲の皮膚の状態などの診察を
行っていただけたらと思います。

なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、
しつけ相談のサービスを承っております。気がかりなことがおありの際には、
お気軽にご利用くださいませ。

お電話番号は、あんしんサービスセンター 
0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。
平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)
土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。

これからの季節、朝夕冷え込んでまいりますので、
リン様もネコちゃんもどうぞお体に気をつけてお過ごし下さい。

今後ともアニコムをどうぞよろしくお願い申し上げます。




Re: 猫の耳について

- リン

2014/09/25(Thu) 14:09

No.3699

山田先生
詳しいご説明、ありがとうございます。病院に行く前に様々な可能性を知ることができたので、安心して通院できます。
夏も終わり、家のネコたちも寄り添ってくる季節になりました。
アニコムの皆さんも体に気をつけてくださいね。
ありがとうございました。



Re: 猫の耳について

- 獣医師 山田

2014/09/25(Thu) 16:57

No.3702

リン 様

この度はご丁寧にご返信をいただき、誠にありがとうございます。
リン様のお気持ちが少しでも安心できるお手伝いが出来き、嬉しく思います。
また何か気がかりなことがございましたら、いつでもお気軽に
お声掛けていただければと存じます。
リン様とネコちゃんたちが笑顔で毎日をお過ごしいただけますよう
心より応援いたしております。

秋風が心地よい季節でございます。どうぞリン様におかれましてもご自愛くだい。
今後ともアニコムをどうぞよろしくお願い申し上げます。



犬嫌いを治したい

投稿者:くろ

投稿日:2014/09/24(Wed) 08:50

No.3692

先日はお電話でしつけアドバイスありがとうございました。

昨年12月に去勢手術をしてから気になっていたことがあります。
できるだけ他のワンちゃんとも仲良くなれるように
週末など時間がある時は定期的にドッグカフェに行って
他のワンちゃんと触れ合う機会を設けてきましたが、
去勢後はドッグカフェで他のワンちゃんが挨拶にお尻をクンクンすると
僕に「助けて」と言わんばかりに逃げて僕の膝の上に来たり、
僕の足下に隠れてしまうようになりました。
「帰ろうか」と言うと「やっと帰れる!」ような感じで
サッとキャリーバッグに入る始末で...^^;;

昨日は公園に行きました。
休日だったので多くの人やワンちゃんがいました。
最初は抱っこして景色を見させていたのですが、
「ちょっと歩こうか」と地面に降ろすと、
しっぽは思いっきり下に向いちゃって、周りをキョロキョロ、
「怖いよ」って言ってるようでした。
あまりにも大勢の人がいたからかもしれません。
結果、抱っこに戻りました。

ドッグカフェでワンちゃんと仲良く遊ばせたいのと、
公園など人が集まる場所でも楽しめるようにするには
どうしつけをすれば良いかアドバイスをお願いしたく投稿しました。
どうぞ宜しくお願いします。

Re :犬嫌いを治したい

- ドッグライフカウンセラー 三留

2014/09/25(Thu) 16:11

No.3700

くろ 様

秋の気配が深まりを感じる頃でございますね。
先日は、お電話をいただきましてありがとうございました。

昨日はワンちゃんと公園にいらっしゃったとのこと。
秋風が爽やかな季節でございますので、パパに抱っこをされて
ワンちゃんにとっても、気持ち良い一日だったのではないでしょうか。

それでは、一般的なご案内となりますが、
以下、ご質問につきましてご案内をさせていただきます。

〈ドッグカフェでのご様子について〉
昨年12月にくろ様のワンちゃんが去勢手術をなさってから、ドッグカフェでの
他のワンちゃんとの交流に変化を感じていらっしゃるとのことでございますね。

手術後、時間がかなり経過していますので、患部の近くを気にしているということは
無いと思いますが、その頃の、触られるのを躊躇したり、怖く思った記憶が
残っているのかもしれませんね。
あるいは去勢手術の後は、男性ホルモンの分泌に変化が生じますので、
この影響があり行動に変化が生じることも考えられるかもしれません。

さて、ご高承のように、ワンちゃんは、お尻にある肛門腺から分泌される
液状の物質を嗅ぐことでお互いを識別し合います。
「他のワンちゃんの匂いは嗅ぎたいけど、自分の匂いを嗅がせるのは嫌だ」
という傾向は、多くのワンちゃんにも共通するのかもしれません。
他のワンちゃんが、お尻の近くに来た時に、くろ様のワンちゃんが
「嫌だ、パパの膝に乗ろう」と思うより先に、緊張をほぐすかのように、
くろ様のワンちゃんの好きなことをしてあげてはいかがでしょうか。
他のワンちゃんが近づいてきた瞬間に、さっとオヤツをあげて、
気をそらしてあげるのも良いかもしれません。

ある程度の期間をかけて、慣れてきた頃に、くろ様のワンちゃんのお尻の匂いを
他のワンちゃんに、サッとかがせて、すかさず「よくできたね」と褒めてあげましょう。

ワンちゃんはその場の雰囲気や周囲の方の気持ちを把握する力に長けて
いますので、「大丈夫かな」と緊張の面持ちでご覧になるのではなく、
リラックスをした楽しげな雰囲気をお作りいただくのが望ましいでしょう。
無理強いをせず、根気強く、「楽しかった」、「褒められて嬉しかった」、
「ボクってすごい」とくろ様のワンちゃんが感じる経験をさせていただければと存じます。
「目の前のこと(=ワンちゃん同士で匂いを嗅ぐこと)は大したことではない」と
くろ様のワンちゃんが感じるように、できるだけリラックスをした楽しい雰囲気を
作ってあげるとよろしいでしょう。

また、練習相手のワンちゃんは、あまり積極的にグイグイやってくる子ではなく、
相性の良さそうなワンちゃんをお選びいただくと、くろ様のワンちゃんも緊張せず、
他のワンちゃんとのコミュニケーションの楽しさを感じやすいかもしれません。
「怖い」、「嫌だ」という気持の強い段階で、無理に挨拶をさせるより、
少しずつ、好ましい印象をつけながら、小さな変化を積み重ね、
自信をつけてあげるとよろしいでしょう。

<人がたくさんいる公園でのご様子について>
一緒に公園に行かれた時に、地面におろしたら、くろ様のワンちゃんが
怖さを感じているようだったとのことでございますね。
このような変化がワンちゃんにみられても、くろ様は意に介せず、
そのまま楽しそうな表情をおみせいただくとよろしいでしょう。

サッと地面におろして、笑顔でワンちゃんと会話をなさるなど、
ワンちゃんにとって嬉しいことをしてあげて、ワンちゃんの表情が、
「このまま歩き出したらこわばる」という雰囲気であれば、そのまま抱き上げて
いただいてもよろしいでしょう。
少しずつ時間を延ばしながら、楽しいという記憶を作ってあげてください。
地面におろさず、抱っこをして歩くだけで終えられてもよろしいでしょう。

人がたくさんいるところでは、私たちも圧倒されてしまうこともありますので、
少しずつ慣らす時は、できるだけワンちゃんが好みそうな雰囲気の所から
始めていただくとでしょう。
ワンちゃんが他人の存在を気にせずにすむような所から少しずつ、
「人がいると楽しいことがある」という記憶を作っていきましょう。
無理をなさらず、自然に、「楽しかった時に、たまたま人がいた」というような状況が
よろしいでしょう。
「慣らさなくては・・・」というお気持が、くろ様の中にあると、その気負いが
ワンちゃんに伝わってしまうこと懸念されます。
人にもいろいろな個性があるのと同じように、
「このようなところもワンちゃんの個性。だけど、どうせなら楽しい時間を
過ごそうね。」というお気持で見守られてもよろしいのではないでしょうか。

くろ様とワンちゃんがお健やかに笑顔でお過しになられますことを
心からお祈り申し上げております。
また、ワンちゃんの可愛らしいご様子をお聞かせくださいませ。

今後ともアニコムをどうぞよろしくお願いいたします。



投薬についてアドバイスをお願い...

投稿者:つる

投稿日:2014/09/12(Fri) 00:37

No.3682

いつもお世話になっております。
わが家のミニチュアダックス 雌 3歳 についてご相談させて
頂きます。

腹部の皮膚炎で受診したところMRCNSが検出され、ホスホマイシン
とミノサイクリンを服用しておりました。
4日目に嘔吐を繰り返し、急性膵炎と診断されました。

吐き気止めの注射と投薬で、3日経った現在は落ち着いております。

再度受診したところ、上記2種類の抗生剤と胃薬を処方されました。
先生は嘔吐が治まっているから問題ないと仰ったのですが、また膵炎をひきおこすのでは・・と不安を感じております。

過去に5種混合ワクチンでアナフィラキシーショックをおこした
事もあり、投薬については慎重に考えたいと思います。

心配し過ぎでしょうか? ご回答よろしくお願いいたします。




Re: 投薬についてアドバイスをお...

- 獣医師 山田

2014/09/16(Tue) 10:07

No.3684

つる 様

さわやかな秋風が吹く季節となってきましたが、つる様におかれましては
いかがお過ごしでしょうか。
この度はご相談をいただきまして、ありがとうございます。
さっそくお問い合わせについてご案内させて頂きますが、
実際のご様子を拝見していないため、一般的なご案内となりますことを
何卒ご了承ください。

かかりつけの先生からもご説明があったかもしれませんが、
まずMRCNSについて簡単にご説明致します。
MRCNSはMethicillin Resistant Coagulase Negative Staphylococciの
頭文字を取ったもので、「メチシリン耐性コアグラーゼ陰性ブドウ球菌」のことをいいます。
MRCNSは、メチシリンという抗菌剤に耐性を持った、コアグラーゼ※を産生しない
ブドウ球菌の総称です。
通常の感染防御能力(免疫力)を有する場合には、MRCNSは病気の原因となること
は少ないと考えられていますが、
いったん感染が成立すると治療に困難が伴うことがございます。
※コアグラーゼとは黄色ブドウ球菌の菌体外酵素の1つで、血漿(けっしょう:血液に
含まれる液体成分)凝固作用を有します。

最近では、どうぶつの診療においても、皮膚、結膜や目脂、外耳道などの化膿性疾患
で細菌の培養検査と薬剤感受性検査を実施すると、抗菌薬が効かない、
耐性がある菌が検出されることも増えています。
おそらく、つる様のミニチュアダックスちゃんも、薬剤感受性検査を実施いただき、
その結果、MRCNSに有効な抗生剤がホスホマイシンとミノサイクリンだった
のかと思います。

ホスホマイシンはホスホマイシン系の抗生物質で、細菌の細胞壁の合成を
阻害するお薬です。
ミノサイクリンはテトラサイクリン系の抗生物質で、細菌の蛋白質の合成を阻害
して増殖を抑えます。
どちらの抗生剤も皮膚感染症、尿路感染症などのさまざまな感染症の治療に
用いられますが、副作用として下痢や嘔吐、食欲不振などの症状がみられる
場合もございます。

つる様のミニチュアダックスちゃんはホスホマイシンとミノサイクリンで治療を行った
ところ、嘔吐を繰り返し、急性膵炎と診断されたのですね。
確かに、テトラサイクリン系の抗生物質は膵炎を誘発する可能性もゼロではないか
と思います。したがいまして、今回の抗生剤が膵炎を引き起こした可能性もある
のかもしれませんが、一般的に膵炎のはっきりとした発症の原因は詳しく
わかっておらず、肥満、高脂肪食、高カルシウム血症や尿毒症、ウィルスや
寄生虫の感染、免疫介在性疾患、薬物の投与によるものなど、多くの要因が
考えられています。
そのため、ミニチュアダックスちゃんも抗生剤以外のほかの要因の関与があった
のかもしれません。

つる様におかれましては同じお薬の内服で、
膵炎を再度ひきおこすのではないかと不安を感じていらっしゃることと、
過去に、5種混合ワクチンでアナフィラキシーショックをおこした経緯からも、
投薬については慎重に考えたいご意向とのことでございますね。

抗生剤が膵炎の原因と考えられる場合には、他の抗生剤に変更することが
望ましいかと思います。
ただ、MRCNSが検出されているという事なので、
MRCNSに有効な抗生剤の種類がかなり限られている可能性がございます。
場合によってはホスホマイシンとミノサイクリンしか有効な抗生剤がないという事
もあるかもしれません。
また、ホスホマイシンとミノサイクリン以外に有効な抗生剤があった場合でも、
「肝臓が悪いどうぶつには使わない方がよい」、「腎臓が悪いどうぶつには使わない方
がよい」などというお薬もあるため、お薬の代謝経路の違いも考慮することが
必要でございます。
その上で、感受性の高い抗生物質の中から、感染部位にもっとも浸透性がよく、
身体に対する負担や副作用が少ないものを選択することが望ましいと思われます。

今回、先生からは胃薬と併用して抗生剤を内服しましょうとのお話があった
という事ですので、おそらく、今のミニチュアダックスちゃんにホスホマイシンと
ミノサイクリンの服用は問題ないとの判断のもと、処方をされていらっしゃる
かと思いますが、つる様のご不安な気持ちを少しでも解決できるよう、
かかりつけの先生にその旨お伝えいただき、
お薬の種類変更が可能かどうかご相談されてみてはいかがでしょうか。
場合によっては、ホスホマイシンとミノサイクリンのどちらか一種類のみの内服
にすることなどにより、身体に対する負担や副作用を軽減できる可能性も
あるかもしれません。
皮膚の状態との兼ね合いにもなってまいりますので、
かかりつけの先生に今一度ご相談いただけたらと思います。

なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、
しつけ相談サービスを承っておりますので、ぜひご利用くださいませ。
お電話番号は、あんしんサービスセンター 
0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。
平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)
土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。

季節の変わり目ですので、つる様におかれましてもお風邪などお召しに
なりませんよう、お体にお気をつけください。
今後とも、アニコムをよろしくお願い申し上げます。



Re: 投薬についてアドバイスをお...

- つる

2014/09/17(Wed) 15:54

No.3685

山田先生
この度はご丁寧な回答をいただきありがとうございました。
詳しく説明していただいて、大変勉強になりました。
投薬についてもう一度かかりつけの獣医さんと相談しようと思います。
ありがとうございました。



Re: 投薬についてアドバイスをお...

- 獣医師 山田

2014/09/18(Thu) 15:54

No.3687

つる 様

この度はご丁寧にありがたいお言葉をいただきまして恐れ入ります。
ミニチュアダックスちゃんは、つる様にしっかり守られて
お幸せでございますね。
ミニチュアダックスちゃんのご様子が落ち着かれ、
つる様とミニチュアダックスちゃんが笑顔で毎日をお過ごしいただけますよう
心より応援いたしております。
今後ともアニコムをどうぞよろしくお願い申し上げます。