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直接どうぶつさんのご様子を拝見しておりませんので、一般的なご案内となりますこと、また、投稿フォームにはURLを入力できない設定となっておりますことをご了承ください。

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老猫が痩せてきた

投稿者:Yuyu

投稿日:2015/04/24(Fri) 15:00

No.3975

13歳の雌猫のことです。
食欲・排せつ回数&量も以前と同じです。元気もあります。
2月までは毛玉を含んだ嘔吐が月1回
3月11日・18日・29日 それぞれ少量毛玉入り
4月2日・4日・15日・18日それぞれ少量毛玉入り
*4月15日は毛玉の量が多かったです。
朝・昼・夕問わず前に比べ泣くようになりました。
最近(気づいたのは4月に入って)お尻の肉が落ちて
痩せてきました。
ケージに入らないので病院に連れて行くのは難しいので
心配です。病気でしょうか??

Re: 老猫が痩せてきた

- 獣医師 山田

2015/04/27(Mon) 16:31

No.3979

Yuyu 様

春の日差しが心地よい頃ですが、
Yuyu様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。
この度はご相談をいただきまして、誠にありがとうございます。
早速ご案内させていただきたく存じますが、実際にネコちゃんの様子を
拝見しておりませんので、一般的なご案内になりますこと、
どうぞご了承くださいませ。

Yuyu様の13歳の女の子のネコちゃんが、食欲・元気もあるのに、
最近痩せてきたのでご心配とのことでございますね。
また、2月は毛玉を吐いたのが1回でしたが、3月は3回、4月は4回と少し回数が多く
なるとともに、朝・昼・夕問わず前に比べなくようになっているのですね。

ネコちゃんの高齢期に見られる一般的な体の変化として、1.皮膚に張りがなく、
フケが増える 2.被毛にツヤがなくなる 3.口臭が強くなる 4.食べているのに
痩せてくる などがあります。
これらは、中高年期になると、若い時よりも免疫機能が低下し、内臓の疾患や
皮膚疾患などが徐々に増えてくるために起こります。
また、行動の変化としては、1.睡眠時間が長くなった2.高い所に上がれなく
なる
3.徘徊する 4.粗相をするようになった5.怒りっぽくなった などが
見られることがあります。

Yuyu様のネコちゃんは、いつもと変わらずにご飯を食べているのに痩せて
きているのですね。
考えられる病気としては、ホルモン疾患の1つである「甲状腺機能亢進症」が
あげられます。甲状腺とは、甲状腺ホルモンを分泌する内分泌器官です。
頚部に一対ありますが、通常は皮膚の上からは触ることはできません。
この甲状腺が腫瘍化したり過形成になったりすることで甲状腺ホルモンの
分泌量が過剰となった状態が甲状腺機能亢進症です。
人間でいうと「バセドウ病」となり、ワンちゃんよりネコちゃんに多い病気で、
特に中高齢のネコちゃんによく見られます。

甲状腺ホルモンは体のほとんどの組織に作用して代謝を活発な状態にする
ホルモンです。このホルモンの分泌が過剰になると体の代謝が常に亢進して
活発な状態が続くため、様々な症状が現れます。
甲状腺機能亢進症では、以下のような症状がみられることがあります。
・ 食欲が異常に増すが、痩せてくる
(必要なカロリー量が増えるため食欲は増すが、基礎代謝が亢進するため
痩せてしまう)
・ 多飲多尿になる
・ 性格が変わる(例えば、活発になる、攻撃的になる、落ち着きがなくなる、など)
・ 眼がランランとするようになる
・ イライラして毛づくろいを過剰にするようになるため、脱毛したり、毛づやが悪くなる
・ 嘔吐・下痢
・ 呼吸が速くなったり、心雑音、心拍数の増加がみられる(活発になった結果、
代謝や酸素要求量が増えるため)
・ 腫大した甲状腺が触って分かるようになる
ただし、このような症状がすべてあらわれるのではなく、ネコちゃんによってみられる症状は様々です。

甲状腺機能亢進症の診断は、血液検査による甲状腺ホルモン濃度の測定で
行います。ホルモン濃度の測定と同時にその他の血液検査も行うことが多いです。
仮に、甲状腺機能亢進症だった場合、治療は内科的治療と外科的治療があります。
内科的治療では甲状腺ホルモンの合成を阻害する抗甲状腺薬の投与、
外科的治療では手術で甲状腺を取り出す方法がありますが、
それぞれの治療法にはメリット・デメリットがありますので
治療が必要な場合はかかりつけの先生とよく相談することが大切です。

甲状腺機能亢進症以外の疾患では、例えば、「糖尿病」の初期症状として、
飲水量が増え、尿量が増す多飲多尿や、食欲があるのに体重が減少する
症状などが見られます。
症状が進行すると血液中にケトン体という有害な物質が現われ、
ケトアシドーシスという状態になり、嘔吐や下痢などの症状を引き起こします。

また、高齢のネコちゃんで多い疾患に「慢性腎不全」がございます。
これは、長い経過をたどり腎臓の働きが徐々に低下していくものです。
初期には無症状な期間がありますが、その後、飲水量が増え、尿量が増す
多飲多尿の状態となります。
また、体重減少や嘔吐、貧血などの症状が見られ、尿毒症まで発展すると
元気消失、下痢、痙攣などの神経症状も引き起こします。
初期の腎不全では食欲の低下がはっきりと分からず、だんだん痩せていく場合
もございますので、できれば、一度、かかりつけの病院で血液検査などを
お受けいただけたらご安心です。

Yuyu様のネコちゃんは、最近、毛玉を吐くことが増えていらっしゃるご様子なので、
毛玉を吐くことについても少しだけご案内致します。
ネコちゃんはご存じのとおり毛づくろいをする習性があり、ザラザラとした舌で
全身をなめて身体をきれいにしています。
その時に舌に引っかかった抜け毛を飲み込んでしまいますので、
その毛を毛玉として吐いたり、便と一緒に排泄したりします。
毛玉を吐くこと自体は病気ではありませんが、吐くときに胃酸や胆汁などの
刺激の強い液体が食道や喉を通って逆流し、食道炎などの二次的な障害を
引き起こしてしまうことがあります。
そのため、毛玉はなるべく吐かせないようにすることが大切です。
また、抜け毛の時期に多くの毛を飲み込んでしまい、被毛が消化管内にとどまり、
吐くことも便と一緒に排泄することもできなくなると、「毛球症」という病気になる
場合がございます。
毛球症を予防するためには、1.ブラッシングなどを行い、飲み込む毛を
できるだけ減らしてあげること
2.毛球除去剤で、毛球を吐かせるのではなく便と一緒に排泄するように
促すことです。

Yuyu様のネコちゃんは食欲や元気は問題ないとのことですが、
毛玉を吐く回数が少し増えているようですし、何よりも痩せてきているという事が
ありますので、なかなかケージに入らず、どうぶつ病院に連れて行くのは
難しいかとは思いますが、できたら診察をお受けいただく事をお勧めいたします。

最後とはなりますが、ネコちゃんがなかなか捕まらずに、病院に連れて行くことが
難しい場合、大きな洗濯ネットにネコちゃんを入れてからキャリーに入れると、
比較的スムーズにキャリーに入ることができます。

また、外が見えない方がよろしいので、普段使っているタオルなどでキャリーを
覆うと良いでしょう。さらに、可能であれば普段からキャリー内にベッドを
置いたり、キャリー内でおやつを与えたりすることで、
お気に入りの場所にしておくと、キャリーに対して良いイメージを付けることが
できます。そうすることで、病院へ受診する際にキャリーを出してきても、
ネコちゃんが抵抗なく入りやすくなりますので、ご参考にしていただけたらと
思います。

なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での
健康相談、しつけ相談サービスを承っております。
お電話番号は、あんしんサービスセンター0800-888-8256です。
平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)
土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。

今はとてもご心配だと存じますが、ネコちゃんの状態が落ち着き、
Yuyu様家族の不安が少しでも軽減されますことをお祈り申し上げております。
また、何か気がかりな事などがございましたら、いつでもお気軽にご相談ください。

今後ともアニコムをよろしくお願い申し上げます。



分離不安について

投稿者:こじはぐ

投稿日:2015/04/23(Thu) 17:47

No.3973

8歳のチワワを2頭飼ってますが、そのうちの1頭が飼い主のそばにるのに定期的に分離不安のような行動を起こします。
・呼吸が異常に荒くなる
・震える
・トイレを間違える
・普段行かないような場所に入りたがる(押入れやカーテン裏等)
・ケージに入れると暴れて、金具を咬む
共働きの為、留守番には慣れております。
留守中に問題行動を起こす事は少ないですが、飼い主がそばにいる時は常に傍に寄り添いたがります。
普段から、ある程度の距離感を保つよう心掛けてますが、2ヵ月に1度位のペースで発作のように問題行動を起こします。
大体、いつも半日程度で収まりますが心配です。
どのようにすると、落ち着きますでしょうか?

Re: 分離不安について

- 愛玩動物飼養管理士 三留

2015/04/27(Mon) 15:42

No.3978

こじはぐ 様

風薫る頃でございますが、こじはぐ様におかれましてはいかがお過しでしょうか。
このたびはご相談をいただきまして誠にありがとうございます。
こじはぐ様の2頭のチワワちゃんのうち、一頭のチワワちゃんの行動に
ご心配をなさっていらっしゃるのでございますね。

ご相談の内容に対しましてご案内をさせて頂きたく存じますが、
実際のご様子を拝見していませんので、一般的なご案内となりますことを
何とぞご了承ください。

社会性の豊かな動物であるワンちゃんの行動は、ご家族の皆さまを
はじめとした周囲とのやりとりなど、さまざまな経験がもとになります。
また、このように、ワンちゃんは社会性が豊かであるがゆえに、
家族という群れから離れたり、離れてしまうかもしれないということに不安を感じて、
さまざまないつもと違う行動をします。この状態を分離不安といいます。 
多かれ少なかれ、ワンちゃんには飼い主様と離れることに不安を感じる傾向が
みられるともいえるかもしれません。しかし、その症状はさまざまで、
軽い症状から中には投薬が必要となる場合もございます。

こじはぐ様のチワワちゃんは、ご家族様がいらっしゃるときに、定期的に強い
不安をあらわす行動がみられ、また留守番は上手にできるとのことですので、
チワワちゃんにとって、飼い主様と離れることへの不安というよりも、
過去に「恐い!」と感じた経験をしたなど、何か他の原因があるような感じが
しましたが、何かお心当たりはございませんでしょうか。
例えば、大きな風が吹いて雨戸がガタガタするのが恐かった、というような
一時的な出来事や、新しくワンちゃんがきてから愛情がとられたような気がする、
などという継続的な不安の蓄積というようなことも考えられるかもしれません。
また、ワンちゃんは、強い恐怖を感じたものが目の前になくても、そのときと
似た状況になると、「またあのときと同じようなことが起きるのではないか」と
不安で仕方がなくなり、いつもと異なる行動をみせることもございます。

このようないつもと異なる行動をチワワちゃんがみせたとき大切なのは、
飼い主様はいつもと行動を変えない、ということでございます。
チワワちゃんがうろたえているときほど、飼い主様は平然と、毅然と、
何があってもびくともしない頼れる飼い主様であることをチワワちゃんに
お示しいただくとよろしいでしょう。そんな飼い主様に守られているのだから
心配しなくてもいいんだよと教えてあげましょう。
余裕のある表情で、いつもと同じように、笑顔でお過ごしになられたほうが
よろしでしょう。
また、守られている気持ちを強くするためにも、「オスワリ」「マテ」などの
指示をご利用なさって、こじはぐ様のいうことを聞いたら良い事があった、
という経験を積み重ねてあげることも大切でしょう。

また、なだめたり、なぐさめたりしないということも大切なポイントでしょう。
いつもと違う様子に大丈夫、大丈夫と抱っこをしたり、構い過ぎると、
逆に不安な気持ちをあおってしまう場合もあります。
飼い主様が行動をかえず、平然とすることで、チワワちゃんが不安に
思っていることがたいしたことではないよ、ということをお伝えいただく
ようにしましょう。
チワワちゃんに変化がみられる状況や傾向がお分かりになってきたら、
そのような状況でチワワちゃんにとって大好きな遊びをなさることも
一つの方法でしょう。もちろん、可能であれば、そのような状況を作らない
ということもよろしいでしょう。

ワンちゃんは、不安や恐怖を感じているときにオシッコをしてしまうことは
よくみられることですが、生理現象である排泄については、失敗しても、
叱ったり、声をかけたりすることで、余計に混乱させてしまうことが
多くみられます。
したがいまして、粗相をしても叱ったり、声をかけたりなさらず、
何もなかったかのように、さっと片付けてしまったほうがよろしいでしょう。

チワワちゃんは、いつもと違う行動がみられたときにケージの中にお入れに
なると、暴れて金具を噛んでしまうのですね。まず、チワワンちゃんにとって、
ケージの中はお気に入りの場所にしていただき、日ごろから、
入れば安心できる場所だと感じさせていただくとよろしいでしょう。
ケージに入ったら大好きオモチャをお与えになる、ケージに入っているときに
「お利口ね」と優しくお声がけいただく、ケージの中には大好きなこじはぐ様
の香りのする使い古しのタオルなどをいれておくなど
なさってはいかがでしょうか。

さて、こじはぐ様の2頭のチワワちゃんたちのご様子はいかがでしょうか。
一般的にですが、多頭飼育をなさる場合、先住のワンちゃんは縄張りを
取られたような気がしたり、飼い主様の愛情を取られたような不安を感じる場合
がございます。
もし、不安な様子をみせるほうのチワワちゃんが先住のワンちゃんであれば、
こじはぐ様をはじめとして、ご家族様の皆様がお声をかけたり、
視線を向けたりなさる順番や食事の順番、お散歩時の歩く順番など、
生活の中で、全てにおいて先住のワンちゃんを優先していただき、
先住のワンちゃんがより順位の高いワンちゃんであることを飼い主様が
認めていることをはっきりとワンちゃん達にお示しになることも
大切なポイントでしょう。
また、こじはぐ様の愛情はちゃんとチワワちゃんに注がれていることを
示すためにも、先住のチワワちゃんと一対一の時間をお作りいただき、
体を優しく撫ぜて、スキンシップをお取りいただくことでリラックスした
安心できる時間をお作りいただくことも大切でしょう。
もちろん、後からお迎えになられたワンちゃんにも、同じようにこじはぐ様に
深く愛されていることを示すために、たいへんではございますが、
時折一対一の時間を作っていただくことは大切でございます。

ワンちゃんは一般的には、少しでもたくさん構ってもらい、たくさん愛されたい
というどうぶつですので、いつもと異なる行動がみられたときに声をかけたり、
構ってもらえたような感触をワンちゃんに与えてしまうと、余計にこれらの
行動を強めてしまうこともございます。
困った行動をしたときには知らん顔をなさって、
良い状態のときにしっかりと「愛されて幸せだな」という満足な時間を作って
あげることも大切なのかもしれません。

このように、何らかの不安により行動に変化がみらたきときには、原因となること
を取り除いたり、原因となることをワンちゃんにとって好きなことなどと
結びつけて記憶付けることにより、恐怖や不安を和らげていくことが一般的です。
ただし、行動の変化が体調不良による場合も中にはございますので、
例えば、震えるという行動がみられるときには、強い痛みがあったり、熱がある
場合もございますし、呼吸が異常に速くなるときには循環器疾患であったり
神経や脳に疾患がみられる場合も中にはございます。
病気が隠れている可能性もございますので、まずはかかりつけの獣医師さんに
ご相談をいただくことをお勧めいたします。
そのときの様子を携帯電話の動画などでお撮りいただき、
獣医師さんにおみせになり、ご相談をいただくとよろしいでしょう。
なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での
健康相談、しつけ相談のサービスをうけたまわっております。
気がかりなことがおありの際には、ぜひご利用ください。
お電話番号は、あんしんサービスセンター 
0800-888-8256です。
平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)
土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。

一日の気温差が大きく体調管理の難しい時期でございますが、
こじはぐ様におかれましては、くれぐれもお体ご自愛くださいませ。
今後ともアニコムを宜しくお願い申し上げます




皮膚の爛れ

投稿者:ミッキーマッスル

投稿日:2015/04/22(Wed) 16:30

No.3971

トイプードル2歳を買っているのですが、自分の両方の前足(脇を付近)等を噛んで皮膚が真っ赤に爛れて瘡蓋みたいになっております。
特に餌を食べ終わった後によくします。
足の裏や後ろ脚も噛みますが前脚がひどいです。
餌を食べ終わった後で、舌で自分の口の周りを掃除しているのでその延長であちこち甘噛みしているので、食後の掃除をしているのかと思っていたのですが、餌でアレルギーが出ているのかともおもいます。
それともストレスでしょうか?
食後すぐによくします。
どうか教えて頂きたいのですが。

Re: 皮膚の爛れ

- 獣医師 霍田

2015/04/24(Fri) 14:57

No.3974

ミッキーマッスル 様

この度はご相談をいただきまして、ありがとうございます。
2歳のトイプードルちゃんが、特に前肢を噛んで皮膚が爛れてしまっている
のですね。
お問合せにつきましてご案内させていただきますが、トイプードルちゃんの
実際のご様子を拝見していないため、一般的な案内となりますことを
ご了承下さい。

自分の手足を噛んだりなめたりするワンちゃんは多く、
そのことで悩まれている飼い主様はたくさんいらっしゃいます。
ワンちゃんが自分の手足を噛んだりなめたりする原因としては、
主に次のようなことが挙げられます。

1.退屈している
お留守番や飼い主様に構ってもらえないときなどに、暇つぶしに自分の手足を
なめてしまう場合があります。

2.皮膚が炎症を起こしている
炎症に伴う痒みや違和感から、噛んだりなめたりしてしまうこともあります。
炎症を起こす原因としては、細菌や真菌の感染、アレルギーなどが挙げられます。

3.気持ちを落ち着かせるための行動
不安やストレスを感じているときなどに、気持ちを落ち着かせるために
自分の手足を噛んだりなめたりする場合があります。

4.飼い主さんの気をひこうとしている
以前噛んだりなめたりしたときに声をかけてもらった経験があると、
「噛んだりなめたりすると飼い主さんが構ってくれる、注目してくれる」と思う
ようになり、頻繁に行ってしまうこともあります。

5.エネルギーが発散できていない
お散歩などで十分にエネルギーを発散させてあげることで噛んだり
なめたりする行動を抑えることができる場合があります。

上記のいくつかの原因が重なって、噛むようになっている場合も考えられます。
原因がいずれであっても、噛んだりなめたりすることによって皮膚に唾液が
ついたり、皮膚が刺激されることによって、細菌感染を起こしやすくなります。
それにより痒みが生じ、さらに噛んだりなめたりするという悪循環を起こします。
もともと皮膚に問題がなくても、なめることによって皮膚炎を起こしてしまう
こともあり(舐性皮膚炎)、これは治りにくく、厄介な病気です。
また、習慣化してしまっていると、やめさせるのが大変な場合もあります。

対処法として、まず、なめている部分に炎症などがある場合は、治療により
痒みや違和感を取り除くのが第一です。
原因に応じて、抗生物質や抗真菌剤、炎症や痒みを抑える消炎剤などが
使われます。
完全に舐めさせないために、一定期間、エリザベスカラーを装着することが
有効な場合もありますが、痒みや炎症がある場合にはその原因を取り除くこと
を同時に行わないと、痒いところに触れられないストレスがたまってしまうことが
ありますので、注意が必要です。
また、噛むことにより付着する唾液をこまめなシャンプーで洗い流すことが
有効な場合もあります。
その際、シャンプー剤は低刺激のものを使用し、30℃ほどの低温のお湯で
洗ってあげましょう。洗った後は患部を刺激しないように注意していただきながら
よく乾かしてあげることも大切でしょう。

お留守番の時などに退屈で噛んでしまっている場合には、長時間遊べるおもちゃ
を与えておき、普段のお散歩や遊びの時間に十分体力を使ってエネルギーを
発散させてあげるとよいでしょう。
また、不安感やストレスが原因でなめていることが疑われる場合には、
その原因を探ってできる限り改善してあげることが必要です。
また、なめるのを止めさせようと声をかけることが、かえってなめることに
ご褒美を与えてしまう結果になる場合もございますので、
止めさせたいときには、ミッキーマッスル様はさっと立ち上がってドアを
あけたり、「あら、何かしら」などとおっしゃって他のことに気をひくと
よろしいかもしれません。
また、止めさせようとオヤツやおもちゃで気をひくと、なめると良いものが
もらえるということになってしまうこともありますので、必ず手足をなめて
いない状態のときに与えるようになさったほうがよろしいでしょう。
トイプードルちゃんがいつもお食事の後になめるのが習慣になっている
のであれば、お食事が終わった後、お口周りなどを拭いてきれいにして
いただき、手足をなめ始める前に、他の行動をさせてあげるのも
一つの方法でしょう。
食後ゆっくりとすることは消化にも良いことですので、例えばソファに座る
ミッキーマッスル様のお膝に乗せて、体を優しくなでてあげるというような
トイプードルちゃんにとって、特別に心地よい時間にされてはいかがでしょうか。

ミッキーマッスル様のトイプードルちゃんのように、噛んでいる部分に赤みや
痂皮(かひ:かさぶたのこと)など炎症反応が見られる場合、痒みや炎症を
抑える治療を行わないと、噛むことをやめさせるのは難しいかもしれません。
トイプードルちゃんは、炎症があり、痒みがあるために噛んでしまうのか、
噛むから炎症が起こってしまったかはわかりかねますが、
食後すぐに口の周りの掃除の延長であちこち甘噛みをしていたということで
あれば、始めは習慣だったのかもしれません。

しかしながら、現在の様子として皮膚に赤みや爛れなどが見られるとのこと
ですので、痒みや違和感などにより、余計に気にして噛んでしまっていると
思われます。
また、ミッキーマッスル様がご心配されている食物アレルギーが疑われる要因
としては、季節に関係なくかゆがる(なめる、噛むなど)、口や目のまわり、
背中などに炎症がある、便の回数が多い、1歳までに初めての症状が
見られるなどです。
食物アレルギーの症状としては、皮膚炎の他にも下痢や嘔吐などが見られる
こともあります。ワンちゃんのアレルギーの中で、純粋に食物がアレルギーの
原因となる例は多くはないのですが、アレルギーとしては他にも、
アトピー性皮膚炎、接触アレルギー、ノミアレルギー性皮膚炎などがあります。
アレルギーは細菌感染や炎症、ストレスやその他の要因など、複数の原因が
重なって、より強い症状を起こすこともあります。
また、アレルギーを持っているワンちゃんの場合、皮膚のバリア機構が弱く、
刺激物質や細菌などの微生物、アレルゲン(アレルギーの原因物質)などが
皮膚に侵入しやすい状態になっていて、皮膚のトラブルを起こしやすくなっている
ことがあります。

いずれにしても、まずはかかりつけの病院で、トイプードルちゃんがいつから
なめるようになったか、どこを一番噛んだりなめたりするか、悪化しているか
どうかなどの状態を獣医師にお伝えいただき、必要に応じてアレルギーの有無
などについても検査をお受けいただければと思います。
その結果、アレルギーの原因となっている食物などが分かれば、摂取しない
ようにフードで調整いただければと思います。

なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、
しつけ相談サービスを承っております。
気がかりなことがございましたら、お気軽にご利用ください。
お電話番号は、あんしんサービスセンター0800-888-8256です。
平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)
土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。

トイプードルちゃんの症状がよくなり、ミッキーマッスル様がご心配なく
お過ごしになりますよう、お祈りいたしております。
気温差の大きい季節でございますので、ミッキーマッスル様におかれましても
お体ご自愛ください。

今後とも、アニコムをどうぞよろしくお願いいたします。



前足の跛行

投稿者:テト

投稿日:2015/04/21(Tue) 15:56

No.3966

昨日から前足の跛行があります。昼間だけで、起床時や散歩も普通です。怪我や腫れなどはなく、前足の右・左と都度変わります。どうしたらよいでしょうか?犬はMIX(ポメラニアン×ウエスティ)4歳♀ 去勢済み 5Kgです。
2歳の時も後ろ足に一時的に跛行があり動物病院で異常なく、1日のみで症状はなくなりました。

Re: 前足の跛行

- 獣医師 酒井

2015/04/23(Thu) 12:24

No.3972

テト様

穏やかな日差しの中、ワンちゃんとのお散歩が気持ちいい季節になりました。
テト様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか?
この度はご相談をいただきまして、誠にありがとうございます。
テト様の4歳の女の子のわんちゃんが前肢の跛行があるため、どのようになさったらよいか
とのことでございますね。
お問合せにつきましてご案内させて頂きますが、実際のご様子を拝見しておりませんので、
一般的なご案内となりますことを何卒ご了承ください。

テト様のワンちゃんは2歳の時に、後ろ足に一時的に跛行があり動物病院を受診したところ、
異常は認められず、症状も1日でなくなったということでございますね。
今回は起きたときや、お散歩のときには普通に歩くことができるのに、昼間だけ前肢に跛行があり、
症状が右の跛行、左の跛行と都度変わるということでございますね。

前肢跛行の原因は様々ですが、例えば、肩関節の脱臼や亜脱臼、二頭筋腱損傷のような
腱の断裂や、炎症、肩関節不安定症、変形性関節症、免疫介在性関節疾患、
頸部の椎間板ヘルニア、肢端の皮膚炎などが挙げられます。

昼間だけであっても、跛行の症状がある場合は、まずはジャンプをしたり、走ったりすることが
ないよう、なるべく安静に過ごすことが大切です。
現在怪我や腫れはないとのことですが、関節や神経の異常は、病院で検査をしなければ、
わかりませんので、症状がすぐに落ち着かないようでしたら、なるべくお早めの受診を
お勧め致します。

病院では通常触診を行い、何か小さな異物(とがった小石、ガラス、植物の種、木片など)
を踏んだりしていないか、皮膚炎はないか、前肢の関節に異音がないか、筋肉や骨に腫れ
がないか、痛みがないか、頸の動きは正常かなどチェックします。
また、状況によっては神経に異常がないのか神経学的検査を行い、さらに必要な場合には
レントゲンの検査などを行います。症状の悪化が認められなければ、安静にして消炎鎮痛剤などを
内服することで様子をみる場合もあります。また、内科治療に反応せず、経過が思わしくない場合
には、さらにMRI検査などの精密検査が必要になる可能性もあります。

右前肢、左前肢と跛行の足が都度変わることにつきましては、最初片方の前肢に違和感や痛み
があってかばっていたため、反対側に無理がかかり、どちらの跛行も見られるという可能性もありますし、
いずれも同時に異常が生じ、ある時に片方の跛行が目立ち、ある時には反対側が目立つということも
あるかと存じます。
起きがけではなく、しばらく体を動かした後の昼間に症状が顕著になるとのことですので、
一時的な腱などの炎症なのかもしれませんが、症状が軽度の内に普段通りの生活をして
無理がかかり、急激に悪化することもありますので、まだ症状があるようでしたら、
お早めに先生にご相談されると安心です。
なお、以前のように、1日で症状が治まるということであれば、1週間ほど再発がないかよく注意して
観察し、安静に過ごしていただければ問題ないかと存じます。
テト様のワンちゃんの症状が1日も早く落ち着きますようお祈り申し上げます。

なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、しつけ相談
サービスを承っておりますので、ぜひご利用くださいませ。
お電話番号は、あんしんサービスセンター 
0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。
平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)
土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。

今後ともアニコムをどうぞよろしくお願いいたします。





ドッグフード&ご飯

投稿者:はっしー

投稿日:2015/04/13(Mon) 19:43

No.3951

血液検査で2ワンコとも尿酸窒素が高い値がでました。
食べ物が原因と言われました。確かにお肉中心なのです。
ドッグフードも85%がお肉・内臓で、他は野菜・果物のグルテンフリーです。
とてもいいドッグフードだと聞いて食べさせていたのですが。。。
おやつがお肉だったのもいけないのかもしれません。
野菜が確かに少ないのですが、アミノ酸値は、
お肉は100だし、野菜の方が100ないものが多いし。。。
ほとんどの食べ物でタンパク質が入ってるし。。。
何をあげたらいいのかわからなくなってしまいました。
たんぱく質が多いといけない!と言われても、野菜に変えてもタンパク質はあるし。。。
一体、何を食べさせたらいいのでしょうか?
肉のタンパク質だけがダメなのでしょうか?

それとドッグフードの箱に書かれてる、
粗タンパク質○○%の表示がたんぱく質が
含まれてる量なのでしょうか?
獣医さんにたんぱく質が3割と言われました。
ドッグフードをみたら、39%以上と書いていたので、
1割多い?と思ってる所です。

よろしくお願い致します。

Re: ドッグフード&ご飯

- 獣医師 山田

2015/04/15(Wed) 15:28

No.3956

はっしー 様

木々もすっかり芽吹き、新緑の葉が茂る季節となりましたが、
はっしー様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。
この度はご相談をいただきまして、誠にありがとうございます。
はっしー様の2頭のワンちゃんたちは血液検査で、尿素窒素が高く、
かかりつけの先生からは「食べ物が原因」というお話があったのですね。
早速ご案内させていただきますが、一般的なご案内となりますことをご了承下さい。

タンパク質は被毛や筋肉などを作るために必要なアミノ酸を供給するだけでなく、
酵素やホルモン、病気に対する免疫反応の担い手となる抗体などの構成成分にも
なる重要な栄養素です。
もともと肉食動物のワンちゃんは米などの炭水化物が主食である人間より
多くのタンパク質の摂取が必要です。
タンパク質が体内で分解されると、アンモニアが発生します。
このアンモニアは有毒なため、肝臓で無毒な尿素に代謝されます。
尿素は再利用されることなく、腎臓から尿中に排泄されますが
腎機能が低下していると、尿素の排泄量が減少するため、
血液中の尿素量が上昇します。
このことから、血液中の尿素に含まれる窒素成分(尿素窒素-BUN)の値は、
腎機能の指標として広く用いられています。

腎臓の働きが悪くなると尿素窒素(BUN)は高値になりますが、
それ以外に、食事内容(タンパク質の摂りすぎ)や脱水、循環不全、
消化管出血等の腎臓以外の影響でも尿素窒素の数値は高くなります。
尿素窒素の基準値は検査機器にもよりますが、おおよそ 7 – 30 mg/dL程度
となります。高タンパク食の摂取などによっては、 50 mg/dL程度までの上昇する
こともあると言われています。

はっしー様はワンちゃん達のお食事をいろいろ考えたところ、
何を与えたら良いのかわからなくなってしまったとのことですね。
上述のように、タンパク質は体を作ったり免疫力を保つために、大変重要ですが、
ただ、たくさんタンパク質を摂取したら良いというものではなく、
バランスが大切になります。

ドッグフードは、毎日の主要な食事として給与することを目的とし、
ペットフードと水だけでそれぞれの成長段階における健康を維持できるような
栄養的にバランスのとれた製品であり、「ペットフード公正取引協議会」の定める
分析試験の結果、その基準を満たしている総合栄養食と、
特定の栄養の調整又はカロリーの補給を目的とするその他の目的食に
大きくわかれています。

はっしー様のワンちゃんが現在食べているお食事は、おそらく総合栄養食
かと思われますが、この総合栄養食はワンちゃんに必要な栄養を
バランスよく含んでいます。
フードのタンパク質含有率は、低いものから高いものまで様々ですが、
ワンちゃんの健康維持に際して妥当だとされている範囲だと考えられます。
ただ、タンパク質はメインのフードだけではなく、おやつにも含まれます。
一般的に、総合栄養食の他に、おやつを与える場合には、
栄養のバランスから考えると、一日に与えるすべての食事量の一割程度、
多くても二割以内であることが推奨されております。
おやつを与える時には、その分だけ、フードの量を減らす必要があります。
はっしー様のワンちゃんはおやつにお肉を食べていらっしゃるとのことですので、
総合栄養食+αでタンパク質の摂取が少し多くなっているのかもしれません。
おやつを一度やめて、今の総合栄養食のみにしていただいたり、
おやつをお肉よりもタンパク質が少ないものに切り替えてみるのなど
試してみてはいかがでしょうか。
それでも、尿素窒素の数値が高いようであれば、
主食のフードの変更を検討されてみてはいかがでしょうか。

次に「粗タンパク質」についてですが、「粗タンパク質」とは、
直接たんぱく質を定量するのではなく、食品中の窒素量を定量し、
タンパク質に換算する方法で測定したものになります。
窒素はタンパク質のほか、アミノ酸やアミン、アンモニアなどからも由来することから、
粗タンパク質と言われます。
つまり、タンパク質の原料となる成分がどれくらい含まれているか、
おおよそのタンパク質の含有量がどれくらいかというものを表しています。
そのため、はっしー様のワンちゃんが今現在食べているフードは
粗タンパク質が 39 %以上とのことなので、
39 %以上タンパク質の原料となる成分が含まれているという、
大まかな目安となります。

ワンちゃんが必要とするタンパク質の量は、年齢や運動量、健康状態など
によっても異なります。
一般的に、幼齢犬や妊娠・授乳中の母犬や運動量の多いワンちゃんには
高タンパク食を与えることが良いとされていますし、逆に高齢犬では、
あまり高タンパクな食事は内臓機能に負担がかかると言われています。
その子その子に合ったバランスの良いお食事をご選択いただく事が重要です。

ただ、どのようなフードを選択すべきかは、大変悩まれる事だとおもいます。
はっしー様がおっしゃる通り、「タンパク質」といっても、肉など動物性タンパク質
と植物由来の植物性タンパク質があり、その種類は多種多様です。
野菜も植物性タンパク質を含んでいますが、その種類によって含有量が異なります。
例えば、タンパク質を多く含むものとしては豆類、トウモロコシ、ブロッコリー
などで、キャベツやキュウリ、レタスは豆類に比べるとタンパク質の含有量が
比較的少なくなります。
また、植物性タンパク質ではワンちゃんの必須アミノ酸を全て
まかなうことができず、ワンちゃんは植物性タンパク質の分解が苦手という事も
ありますので、今後、どのようなお食事をご選択いただくかについては、
かかりつけの先生ともご相談いただき、今の2頭のワンちゃんに適した
フードをお選びいただけたらと思います。

春風が気持ちよく、過ごしやすい季節になってきましたが、
はっしー様とワンちゃん達がお元気にお過ごしいただけたらと存じます。
また何か気がかりなことがございましたらご相談下さい。

なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、
しつけ相談のサービスを承っております。気がかりなことがおありの際には、
お気軽にご利用くださいませ。
お電話番号は、あんしんサービスセンター0800-888-8256です。
平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)
土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。

今後ともアニコムをどうぞよろしくお願い申し上げます。




Re: ドッグフード&ご飯

- はっしー

2015/04/15(Wed) 22:43

No.3959

こんばんは。なるほどですねぇ〜
やはり、おやつとトッピングに問題があったのですね。。。
ドッグフードが規定量だとあまりに少なくて。。。
ちゃんと計算されてるものをいじってはいけないですね。。。
お兄ちゃんワンコの親戚が2ワンコ、門脈シャントの疑い(1ワンコは手術済)で、病院で「その病気のワンちゃんにこの肉量のドッグフードは。。。」と言われてしまいました。
なので余計分からなくなってしまいました。
ドッグフードは難しいですね。。。
数値が悪いのは事実なので、がんばってみます!
獣医さんでもご飯まで詳しい方はあまりいないので、
ほんとこういう時は困ります。。。
ありがとうございました!



Re: ドッグフード&ご飯

- はっしー

2015/04/15(Wed) 23:29

No.3960

ちょっと分かりにくい文章になっていたので。。。
うちの子がシャントの診断を受けた訳ではありません。
血液検査の時に一緒にできなか?という事で先生にお話ししたんです。
そしたら、再検査の時に、
「もし、シャントだったら、このご飯は辛い」
と言われたのです。。。

栄養学をもっと勉強してみます!



Re: ドッグフード&ご飯

- 獣医師 山田

2015/04/17(Fri) 17:06

No.3963

はっしー 様

この度はご丁寧にご返信をいただきまして、誠にありがとうございます。
はっしー様のこんなにも深く強い愛情に包まれて過ごすワンちゃんは
ほんとうに幸せでございますね。

ワンちゃんの血縁に門脈シャントで手術をされた子がいらっしゃるのですね。
門脈シャントは肝臓で無毒化されるべき有害物質が処理されないまま
直接全身を回ってしまい、さまざまな症状が引き起こされる病気です。
そのため、アンモニアの産生をできるだけ抑制する必要があり、
低タンパク質の食事を与える食事療法やアンモニアの産生や吸収を防ぐ薬剤の投与、
その他、さまざまな症状に応じて症状を抑える薬を投与します。
また、症状が強くみられる場合や根治を目的とする場合などは、
シャント血管の閉鎖手術を行ないます。
はっしー様のワンちゃんは、門脈シャントではないとのことですが、
尿素窒素は正常より高い数値とのことですので、
是非、かかりつけの先生にもお食事面のご相談をいただけたらと思います。

また、気がかりなことやご心配なことがございましたら、いつでもお気軽に
お声掛けください。
今後もどうぞよろしくお願い致します。



Re: ドッグフード&ご飯

- はっしー

2015/04/19(Sun) 10:46

No.3964

すいません。
もぉ1つ、質問が。。。
穀物がワンちゃんは苦手という情報と雑食だから大丈夫という情報と両極端で迷ってます。
消化が苦手なものが入っていた場合、消化はどうなるんでしょう?
分解されず、ウンコになって出てしまうのでしょうか?
野菜のたんぱく質の分解が苦手と書かれているので、分解されないと分解された時の副産物はできないから尿素窒素は上がらいのでしょうか?
それとも、分解されなくても、尿素窒素は上がるのでしょうか?
情報を調べれば調べるほど、分からなくなりました。
すいませんが、よろしくお願い致します。



Re: ドッグフード&ご飯

- 獣医師 山田

2015/04/21(Tue) 19:36

No.3968

はっしー 様

この度はご質問いただきありがとうございます。
ワンちゃんに穀物を与えることについての両極端の情報をご覧になり、迷ってしまっていらっしゃる
とのことでございますね。
どうぶつたちの口の中に入った食べ物は唾液と混ざり合い、飲み込まれて食道に入ります。
食道に入った食べ物は、食道の壁から産生される粘液の働きと筋肉の収縮によって
胃に送られます。胃は袋状をしており、食道に続く入り口部分を噴門(ふんもん)、
十二指腸へと移行する出口部分を幽門(ゆうもん)と言います。
胃の主な働きは「食べ物の貯蔵」と「消化の準備」です。
胃では、強酸性の胃酸とタンパク質の分解酵素であるペプシンを主成分とする胃液が分泌されます。
胃粘膜から分泌される粘液が胃内部を覆い、加えてプロスタグランジンという生理活性物質(※)が
胃粘膜の血流を促進したり細胞を修復したりすることで、強酸性の胃液からどうぶつ自身の胃を
守っています。胃で軟らかくドロドロの状態になった食べ物は少しずつ小腸に送られ、小腸で本格的な
消化・吸収に入ります。
※ホルモンや神経伝達物質のように、体の機能の調節や活性化などの作用をもたらす物質が
生理活性物質です。

本格的な消化と吸収をする臓器である小腸は、胃に近いほうから十二指腸、空腸、回腸と呼ばれます。
膵臓からは膵液が、肝臓からは胆汁が分泌され、どちらも十二指腸に流れてきます。
また十二指腸を含む小腸全域には腸液が流れてきています。
これらの消化液の力により、脂肪は脂肪酸とグリセリンに、タンパク質はアミノ酸に、炭水化物は単糖に
というように、食べた物がさらに小さな成分へと消化されていきます。

膵液には、「食べ物を分解して体内に吸収しやすい大きさにする」という働きがあり、リパーゼ、
アミラーゼ、トリプシンといった消化酵素が含まれています。
胆汁は脂肪を水に溶けやすく変え、小腸で吸収しやすくするという働きがあります。
膵液や胆汁はアルカリ性ですので、胃を通過して十二指腸や小腸に入った内容物のpHは、
すぐに酸性から中性へと中和されます。

小腸で栄養を吸収した血液は門脈を通って肝臓に送られます。肝臓では血液の栄養成分の加工と
貯蔵、血液中の有害成分の解毒が行われます。その後、血液は肝静脈を経て心臓に戻ります。
栄養が吸収された後の不要な物は、盲腸、結腸、直腸から成る大腸に送られ、
水分が吸収され、ウンチが作られ、最終的には肛門から排泄されます。

さて、多くの穀物は、炭水化物だけでなく、タンパク質も含んでいます。
炭水化物は、消化・吸収できる「糖質」と消化ができない、あるいは難しい「食物繊維」の総称になります。
食物繊維には水溶性のものと不溶性のものがありますが、不溶性の繊維の代表的なものは
野菜など植物の繊維類であるセルロースです。

ワンちゃんの食性の特徴として、かつては肉食動物であったが、人との生活の中で雑食化したと
されていたこととも関わりがあるのかもしれませんが、はっしー様がおっしゃるように、
ワンちゃんはもともと穀物などの炭水化物の消化があまり得意ではないと言われています。

肉などの動物性食品は消化吸収が速やかであるのに対して、植物性のものはやや時間がかかります。
そのため、草食動物は肉食動物よりも長い腸をもっています。
ワンちゃんの腸は草食動物よりも短いため、穀類などの炭水化物の消化があまり得意ではないと
言われています。その代りに、肉などのたんぱく質を効率よくエネルギー源として使用するようになっています。

消化されない食物繊維を沢山摂取した場合、胃腸は時間をかけて分解しようと頑張りますが、
上手くできず、そのまま便として排出されます。
しかし、食物繊維を上手く消化できない事が利点になることもあります。
1.消化されないので、便の量を増やし、腸壁を刺激するため、便秘予防。
2.消化されないので、胃の中でとどまる時間が長くなるので、腹持ちがよい。
3.適度な量の食物繊維は小腸内の腸内細菌のバランスを維持し、整腸作用を持つ。

野菜には、ビタミンやミネラル、食物繊維などの他、タンパク質も含まれます。
先にご案内した通り、ワンちゃんは食物繊維のうち、不溶性の食物繊維を消化することができないので、
食物繊維が豊富な野菜は、なかなか消化されませんし、
動物性たんぱくに比べると植物性たんぱくの消化吸収には時間がかかります。
また、野菜、穀物(小麦・米)などの植物性たんぱくが分解された際にも、尿素窒素は発生します
もちろん、尿素窒素を産生するという点は心配でございますが、
健康な体を維持するためには適度のタンパク質の摂取はたいへん重要なことでも
ございます。
何をどれだけの分量で与えるかについては、とても難しく悩まれるところだと思いますが、
消化性の高い蛋白質でバランスの良い食事がよろしいかとは思います。
そして、何より、2頭のワンちゃんたちがおいしくお食事を摂取いただける事
ではないかと思います。

花冷えの時節でございますが、はっしー様におかれましては
くれぐれもお体をご自愛ください。
今後もどうぞよろしくお願い致します。



Re: ドッグフード&ご飯

- はっしー

2015/04/21(Tue) 22:28

No.3969

ありがとうございます!
とっても分かりやすかったです!
そういう経路でウンコになるんですね。。。
消化とはそういうものなんですねぇ〜
人間もそうですが、食べ物は難しいです。
自分のものより気を使います!
私があげるものでこの子達の健康が決まるかと思うと
責任がありすぎて、今の知識ではダメだわ!って思います。
まだまだ勉強したいと思います!



Re: ドッグフード&ご飯

- 獣医師 山田

2015/04/22(Wed) 11:44

No.3970

はっしー様

この度はご丁寧にご返信をいただきまして、誠にありがとうございます。
お話のご様子からはっしー様のワンちゃんに対する責任感の強さと、
愛情の深さが伝わってまいります。
はっしー様のワンちゃんは幸せでございますね。

はっしー様とワンちゃんの、笑顔いっぱいの毎日をいつも応援いたしております。
今後ともアニコムをどうぞよろしくお願いいたします。