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やきもちかなぁ?
投稿者:荒地に咲く花
投稿日:2013/01/13(Sun) 23:33
No.1864
いつもお世話になっております。12歳 コーギー♀ と暮らしてます。息子夫婦と1歳になる孫が時々遊びに来るのですが、孫に対して激しく吼え続けます。ベビーチェアに飛びつき、すきあらば、孫のおもちゃを噛もうとしたり、年齢が年齢だけに具合が悪くなるのではと心配になります。どうすれば良いでしょうか?よろしくお願いいたします。
Re: やきもちかなぁ?
- ドッグライフカウンセラー 三留
2013/01/17(Thu) 10:27
No.1872
荒地に咲く花 様新春とはいえ、厳しい寒さが続いておりますが、荒地に咲く花様におかれましては、いかがお過ごしでしょうか。このたびはご相談をいただきまして誠にありがとうございます。12歳のコーギーちゃんが、1歳のお孫様に激しく吠えてお困りとのことでございますね。大切なご子息様ご一家とコーギーちゃんが和んだ雰囲気で心待ちになさったご訪問のときを過ごして欲しいという荒地に咲く花様のお気持ち、お察しいたします。早速、ご案内申し上げたく存じますが、一般的なご案内となりますことを何卒ご了承くださいませ。1.「お孫様がいらっしゃると良いことがある」とコーギーちゃんに思わせるコーギーちゃんの縄張りであるお宅に、ご子息様のご家族がいらっしゃることはコーギーちゃんにとって、縄張りを脅かされるようで不安なことなのかもしれませんね。また、荒地に咲く花様がおっしゃるように、自分への愛情が取られたようで、やきもちを焼いているのかもしれません。まずは、コーギーちゃんにとって、ご子息様のご家族のイメージアップをはかっていただくのもよろしいかもしれません。例えば、お孫様の匂いのついたタオルなどを、コーギーちゃんのお食事のときに近くに置いておくなどなさってはいかがでしょうか。オモチャ入れの中にお入れいただくのもよろしいかもしれませんね。実際にご実家にいらっしゃったときも、コーギーちゃんがあまり嫉妬心を感じないようにご注意いただきながら、お家の中では、終始、皆様がリラックスをなさって、穏やかに、楽しげに、コーギーちゃんにとって、「何かよからぬことが起きるのではないか」という不安を抱かせないようになさるとよろしいでしょう。今から楽しいことが始まる、という雰囲気を演出してあげてください。2.縄張りから離れたところで、なじませるご子息様のご家族がいらっしゃるときは、お宅でインターフォンを鳴らしてお迎えになられるより、コーギーちゃんの縄張りから離れたところでお迎えになられるのも一つの方法でしょう。例えば、コーギーちゃんのお散歩がてら、お気に入りの公園で待ち合わせをなさって、会話を楽しみながらご自宅へ、という具合でございます。また、待ち合わせに時間までに、既に長めのお散歩などでコーギーちゃんのエネルギーを十分発散しておき、コーギーちゃんを「楽しかった」と満足な状態になさっておくことも大切でしょう。待ち合わせの公園で、ご子息様やお孫様の姿がコーギーちゃんの視界に入ったら、微笑みをコーギーちゃんにお見せいただき、好きなおやつをオモチャを与えていただいてもよろしいかもしれません。3. リーダーである荒地に咲く花様の指示は絶対であり、指示に従えば良いことがあると教えるお散歩時など、お宅を出入りなさる際には、荒地に咲く花様が最初に、できればコーギーちゃんは出入り口に「オスワリ」の指示で座らせていただき、「よし」という言葉で最後に入るようにします。ソファーや椅子に座る際にも、コーギーちゃんの座る位置などもできれば荒地に咲く花様がお決めになるようにします。日常のご帰宅時にも、コーギーちゃんには最後に「ただいま」とご挨拶をいただくことで、ご家庭の中での順位や、荒地に咲く花様の意向を中心に動いていることを教えてあげましょう。していいこと、していけないことは、褒めること、叱ることで、一貫性を持って、毅然と対応いただきます。例えば、実際に、お孫様に吠えようとするなど、好ましくない行動をしようとしたら、低くて、毅然と落ち着いた声で、「いけない」と叱ります。吠えるのを止めたら、「お利口ね」と褒めていただければと存じます。実際に、ご子息様のご家族がいらっしゃって、お孫様の周りで談笑なさるときも、荒地に咲く花様の隣などに、コーギーちゃんのお好みのマットなどを敷いていただき、その場所に座るように指示をいただき、座ったら特別なご褒美を与えていただき、その場に座る習慣づけもよろしいかもしれません。コーギーちゃんが興奮しているときほど、周りのご家族様は「毅然と、穏やかに」なさることが重要です。一つ輪の中に、コーギーちゃんの確たる居場所があり、自分が愛されていることがコーギーちゃんに伝わっていれば、大切なリーダーである荒地に咲く花様が大切にするお孫様のことを、コーギーちゃんもごく自然に守っていこうとするようになるかと存じます。ワンちゃんには小さき者を守っていく力を持っているといわれており、あまりハラハラとした緊張感をコーギーちゃんに与えないことも必要ではございますが、やはり赤ちゃんとコーギーちゃんの双方を守るために、事前に事故を予防するためには、高さがある場所にベビーチェアを置いて寝かしてあげてくださいませ。また、日常生活の中で、コーギーちゃんの要求を簡単にのむのではなく、荒地に咲く花様が指示をなさって、「従えば良いことがあった」という経験をさせてあげましょう。食事のとき、お散歩のとき、ボールで遊びたそうにしているとき、「オスワリ」「マテ」と指示をなさって、落ち着いて指示に従ってから嬉しいことがあったというようになさるとよろしいでしょう。4.コーギーちゃんの逃げ場所を作る縄張りへの不安を和らげるためには、飼い主様を「頼れる」と強く認識されることとともに、自分が落ち着く場所がお宅の中に作ってあげることも重要でしょう。ケージやキャリーバッグがおありでしたら、その中にコーギーちゃんの好きなものを入れておき、また、入ったら、嬉しいことがあったという経験をできる限りでよろしいので、させてあげてもよろしいかもしれません。安心できるという場所があると思わせていただければと存じます。なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、しつけ相談のサービスを承っております。気がかりなことがおありの際には、ぜひご利用くださいませ。お電話番号は、あんしんサービスセンター 0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。2013年が、荒地に咲く花様とご家族様にとって、笑顔に溢れ、ご家族皆様がお健やかにお過しになられますことを心からお祈り申しあげております。今後ともアニコムをどうぞよろしくお願い申しあげます。
薬を飲まなかったから?
投稿者:まるまる
投稿日:2013/01/08(Tue) 22:57
No.1856
いつもお世話になっております。犬・パピヨン・雄・10才・体重3.6sで、昨年6月より蛋白漏出性腸症の症状があり、現在も通院中です。普段は特に症状はなく、腹水が1リットルも溜まり初めて病気がわかりました。体重が4.2sから2.8sになりました・・・ 現在は総タンパクが3.6、アルブミンが1.9とだいぶ数値も安定してきました。ステロイド5r/日、抗生物質半錠を服用しています。免疫抑制剤も2度試しましたが、蛋白の数値は上がり効果はあったのですが、食欲・元気がなくなりいずれも中断してます。ステロイドの服用期間も長くなり、担当の先生も減らしていきたいと色々試してくれます。(幸いにも肝臓等への副作用はあまり出ていないようです。)数値も安定しているので、先日も減薬に挑戦し薬の量は変えず1日おきにしてみました。すると、薬を飲まなかったその日の夜中に下痢をしてしまいました。これで3回目です。(10月にも2回)いずれも薬を飲まなかった日の夜中に下痢になりました。1、2時間おきに朝までします。それでも元気・食欲もあり、病院でステロイドの注射をすると下痢も止まります。今後は薬は空けず、量で調整していくことになりました。ですが、・たった一度薬を飲まなかっただけで、あんなにも下痢になること・蛋白漏出性腸症の症状なのか・ステロイドを減らしていけるのかと、不安もあります。この説明だけでは難しいとは思いますが、何かアドバイスがいただけたら、嬉しいです。ちなみに治療方針は血液検査の数値を上げることよりも、現在の元気・食欲を優先しています。確定診断はしていません。よろしくお願いします。
Re: 薬を飲まなかったから?
- 獣医師 岸田
2013/01/11(Fri) 14:35
No.1860
まるまる 様こちらこそ、お世話になりまして誠にありがとうございます。蛋白漏出性腸症の症状が見られ、投薬治療中のパピヨンちゃんが、ステロイドの減薬のために薬の間隔を開けると下痢をしてしまうとのことですね。お問合せにつきましてご案内させて頂きますが、実際のご様子を拝見しておりませんので、一般的なご案内となりますことを何卒ご了承ください。蛋白漏出性腸症は、腸管から多量の蛋白質が漏れ出てしまうことによって血液中の蛋白質が少なくなり低蛋白血症を起こす病気です。症状として慢性的な下痢が見られることが多いですが、見られないこともあります。その他栄養が十分吸収されないため、体重減少や元気消失、嘔吐、脱水がみられます。また、低蛋白血症のために血液中に水分を保持する力が低下し、浮腫や腹水の症状が起こります。パピヨンちゃんは腹水がたまったことでこの病気がわかり、抗生物質とステロイドの治療により現在は症状が安定しているけれども、ステロイドの減薬のために間隔を開けようとするとすぐに下痢をしてしまうとのことですね。パピヨンちゃんは、これまでに3回、ステロイドを飲まなかった日の夜に下痢をしてしまっているとのことですので、ステロイド剤がパピヨンちゃんの下痢の症状を抑えるために効いているということは確かなのではないでしょうか。蛋白漏出性腸症に限らず、何らかの強い炎症反応やアレルギー反応が下痢に関与しているとすると、今後もステロイドを飲まないと、すぐに下痢になってしまうというが考えられるかと思います。ただ、パピヨンちゃんの体重で1日に5rのステロイドを毎日飲み続けることは、長期的な副作用を考えると避けたいところだと思います。ステロイドを減薬して症状が再発してしまうときによく行われるのは免疫抑制剤を併用することですが、パピヨンちゃんは免疫抑制剤の使用で元気や食欲がなくなってしまったとのことですね。免疫抑制剤はいくつか種類がありますので、他のタイプの免疫抑制剤を試してみるのも一つの方法でしょう。ただ、免疫抑制剤にも副作用がある場合がありますので、できることであれば蛋白の漏出を起こしている原因を突き止めて、できる限り原因を取り除く治療を行うことが理想だと思います。ワンちゃんで蛋白漏出性腸症が起こる場合、その原因としてリンパ球性形質細胞性腸炎などの慢性の炎症性腸疾患、あるいは腸リンパ管拡張症や腸のリンパ腫があることが多く見られ、これらの疾患により、腸粘膜から蛋白が喪失してしまうために低蛋白血症が起こります。これらのいずれの疾患であっても、ステロイドや免疫抑制剤が症状を抑えるために効果を表しますが、原因を取り除く治療法は疾患によって若干変わってきます。腸リンパ管拡張症の場合には、腸のリンパ管からの蛋白の漏出を防ぐために脂質の制限が必要です。また、炎症性腸疾患では食事のアレルギーが関与していることが多く、アレルゲンを除去した食事療法を行うことで症状が緩和することも多く見られ、腸のリンパ腫の場合には、抗癌治療が奏功することが多く見られます。これらのうちのいずれの疾患が原因となっているかをはっきりさせるためには、内視鏡、あるいは開腹手術で腸の組織を一部とって病理検査を行う生検を行うことが必要です。適切な生検を行うことで確定診断が可能ですが、ステロイド治療を行っている場合、検査結果に影響を与える可能性があるので、一定期間、ステロイドを休薬することが必要となります。パピヨンちゃんのようにステロイドで状態が安定していて、休薬すると状態が悪化することが懸念される場合、ステロイドを休薬して検査を行うかどうか、とても難しい選択になると思います。ただ、今後ステロイドを減薬して行くことを考える場合、ステロイド以外の有効な治療法を見つけるために、生検はとても有意義な情報を提供してくれると思います。もしステロイドを休薬するリスクが高く、生検による原因の特定が難しいということであれば、効果が見られるまで時間がかかるかもしれませんが、試験的に食事療法などを試してみて、反応を見てみるのも一つの方法でしょう。炎症性腸疾患が疑わしい場合には、アレルゲン除去食(できる限りアレルゲンとなる蛋白質を含まない食事)を試してみると反応が見られる場合もあるでしょう。もしそれでも全く反応が見られないようであれば、リンパ管拡張症を疑って低脂肪食にしてみると反応が見られるかもしれません。( 炎症性腸疾患、腸リンパ管拡張症の管理については、どうぶつ相談室の以下の記事でもご案内しておりますので、参考にしていただけたら幸いです。炎症性腸疾患 http://www.anicom-page.com/labo/2011/04/post-372.html腸リンパ管拡張症 http://www.anicom-page.com/labo/2012/11/post-457.html )パピヨンちゃんは今のところ食欲も元気もあるようですので、今後のためにもしっかりと基礎体力をつけておいていただくとよいと思います。今後はステロイドの間隔は変えずに量を減らして行く方法で減薬を試みるとのことですね。下痢の症状が起こらずに上手く減薬ができるとよいですね。経過を見ながら、今後の治療については主治医の先生とよくご相談いただければと存じます。寒い日が続きますが、お体大切にお過ごし下さい。パピヨンちゃんもどうぞお大事になさって下さい。なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、しつけ相談のサービスを承っております。気がかりなことがおありの際には、ぜひご利用くださいませ。お電話番号は、あんしんサービスセンター 0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。今後ともアニコムをよろしくお願い申し上げます。
- まるまる
2013/01/11(Fri) 22:01
No.1863
ご回答ありがとうございます。今後のためにも基礎体力をしっかりつけてあげたいと思います。今は病院から処方されたロイヤルカナンの消化器サポート(低脂肪)のフードを食べています。それに茹でたササミとベジタブルサポートの腸用も良いと先生にすすめられ混ぜています。ご回答にもありましたように、アレルギー体質もあるようで食べ物も下痢が怖くて他のものはあげられません。ただ前に皮膚炎の症状が度々あり、アレルギー検査をしたのですが、何にも該当しなかったので、アレルゲンはわかりません。本当は原因を突き止めたほうが良いのでしょうが、担当の先生は確定診断しても今と治療は変わらないので始めから進めてきませんでした。薬のおかげなのでしょうが普段は症状もなく元気なので、私も開腹してまで・・・と考えてしまいます。ただ薬のことがやはり心配です。蛋白の数値はなかなか上がりませんが、岸田先生のおっしゃる通り症状が出ないのはステロイドが効いているのだと思います。このステロイドに代わる薬が見つかればいいのですが。難しい病気だとは聞いてましたが、担当の先生に相談しながら元気に過ごすことができるようにしてあげたいです。病院の先生の他に相談できるところがないので、とても助かります。またよろしくお願いします。
2013/01/15(Tue) 16:48
No.1869
まるまる 様この度はご丁寧にご返信をいただきまして、誠にありがとうございます。パピヨンちゃんはアレルギー体質もあり、以前に検査を受けられたことがあるのですね。そのときは何にも該当しなかったとのことですが、アレルギーの検査にも数種類あり、食事性のアレルギーに関してかなり信頼性の高い検査(リンパ球反応検査)もありますので、もしまだお受けになっていらっしゃらないようでしたら、ご検討いただいてみてはいかがでしょうか。あるいは、アレルゲンを可能な限り除去した食餌(アミノ酸やペプチドを使用した療法食)を利用してみるのも一つの方法かもしれません。今のところは低脂肪の療法食で症状が安定していらっしゃるようですので、食事を変更してみるかどうかは難しい選択ではありますが、経過を見ながらご検討いただくとよいと思います。まるまる様がおっしゃる通り、蛋白漏出性腸症は難しい病気ではありますが、これからもパピヨンちゃんが毎日おいしく食べて元気に過ごせるよう、主治医の先生とよくご相談されながら、治療を続けてあげて下さい。いつも応援いたしております。気がかりなことやご心配なことがございましたら、またいつでもお気軽にお声掛けください。寒い日が続きますが、どうぞお体大切にお過ごし下さい。今後とも、アニコムをよろしくお願い申し上げます。
ヘルニア
投稿者:遣キ-
投稿日:2013/01/11(Fri) 12:47
No.1859
9月に椎間板性ヘルニアの手術をしてほぼ障害もなく回復していました。その時の検査で頸椎にもヘルニアがある事がわかりました。暮れにキャンという声を出し、2,3日触ろうとすると震えたりしてました。その後雪山に連れて行きましたが元気に遊んでました。しかし、最近洋服を着替えさせたいと思い触ろうすると異常に興奮してきます。もしかしたら次のヘルニアが出てるのでしょうか?抱っこは出来ますが、背中から上部分は触らせません。
Re: ヘルニア
2013/01/15(Tue) 16:39
No.1868
遣キ- 様この度はご相談を頂きまして、誠にありがとうございます。ワンちゃんが首のあたりを触ろうとすると嫌がる様子が見られるとのことでございますね。ワンちゃんは頚椎の椎間板ヘルニアがあるとのことで、遣キ-様におかれましてはご心配のこととお察し申し上げます。お問合せにつきましてご案内させて頂きますが、実際にワンちゃんのご様子を拝見しておりませんので、一般的なご案内となりますことを何卒ご了承くださいませ。ワンちゃんが触られるのを嫌がるという様子が見られる場合、その部位に痛みを感じていることが多くみられます。また、現在は痛みを感じていなくても、以前その部位を触られた時に痛みや不快感などの経験があり、その記憶が残っていて触られるのを嫌がる場合もあります。実際に痛いのかどうか、どこの部位が痛いのかは分りづらいこともありますが、遣キ-様のワンちゃんは頚椎の椎間板ヘルニアがあるとのことですので、その部位を痛がっているという可能性は高いと思います。椎間板ヘルニアは、脊椎の椎体間に存在する椎間板が変性し、その内容物が突出して脊髄神経を圧迫・傷害することにより、様々な神経症状をひきおこす病気です。脊髄が傷害をうける部位と圧迫の程度によって症状は異なりますが、軽度では疼痛、四肢あるいは後肢の不全麻痺、運動失調、重度になると、起立不能(四肢あるいは後肢の完全麻痺)、排尿排便障害などが見られます。神経学的検査やX線検査、脊髄造影検査、CT検査、MRI検査など各種の検査で確定診断を行います。比較的軽度な場合は運動制限やケージレスト(安静)、消炎剤の投与やレーザー治療などの内科的治療が行われます。重度の場合や内科療法で改善が見られない場合には、脊髄の圧迫を取り除くための外科的治療が行われます。遣キ-様のワンちゃんに見られている症状が頚椎の椎間板ヘルニアによるものだとすると、現在のところ麻痺などの症状はなく、痛みだけのご様子ですので、比較的軽度な状態と言えると思います。このような場合は、一般的には安静と運動制限(4週間程度)、必要に応じて鎮痛剤などの投薬治療やレーザー治療を行うことになるでしょう。疼痛だけのヘルニアの場合、内科的治療で80%以上が回復するともいわれています。ただこの時期に無理をしてしまって症状が悪化するようなことがあると、外科的治療が必要になる場合もあります。万が一ヘルニアからの痛みであることを考えると、なるべく安静に気をつけた上で早めに主治医の先生に診ていただき、適切な治療をお受けいただいた方がよろしいでしょう。なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、しつけ相談のサービスを承っております。気がかりなことがおありの際には、ぜひご利用くださいませ。お電話番号は、あんしんサービスセンター 0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。早くよくなられますよう、お祈りしております。どうぞお大事になさってください。今後ともアニコムを宜しくお願い申し上げます。
成犬が異物を食べる行為
投稿者:nana
投稿日:2013/01/10(Thu) 15:31
No.1858
パピヨン♂3歳の「食べられないものを食べる行為」について相談させていただきます。飼育状況は室内飼育で多頭飼(パピヨン♀15歳)です。同居犬との相性は良くトラブルはありません。散歩は1日1回連れて行っています。体調や食事の状態も良く病気はありません。食事の量も獣医師の指示通りに与えており体重管理もきちんとできています。噛みつきなどのしつけ上の問題点もありません。性格は天真爛漫で甘えん坊です。ストレスを感じている様子もありません。子犬のころより床に落ちているものを何でも食べて飲み込んでしまう犬でした。もちろん犬の届くところに誤飲の可能性のあるものは置かないように気を付けていますが、うっかり落としてしまった輪ゴムやお菓子の包み紙(小さなビニール)などを食べてしまいます。成犬になればそのような癖もなくなるかと思っていましたが、一向におさまりません。もう一頭の犬は子犬の頃だけで、成犬になってからは食べられないとわかっているものは臭いをかぐだけで食べようとはしません。どうしてこのような事をするのでしょうか?また止めさせるにはどうしたらよいでしょうか?
Re: 成犬が異物を食べる行為
2013/01/11(Fri) 16:21
No.1862
nana 様寒さ厳しき折、nana様におかれましてはいかがお過しでしょうか。この度はご相談をいただきまして誠にありがとうございます。3歳のパピヨンちゃんが異物を口にしてしまいご心配とのことでございますね。さっそくご案内をさせていただきますが、実際のお子様のご様子を拝見していませんので、一般的なご案内となりますことを何とぞご了承くださいませ。ヒトとワンちゃんとの歴史は残飯整理から始まったといわれておりますが、落ちている物を「何か良いものかもしれない。とにかく口にしてしまおう」ということも多いようでございます。ことの外、nana様がおっしゃるように、子犬ちゃんの時期は探索行動から、とにかく口にしてみようと何でも口にしてしまうことが多いのですが、成犬になっても好奇心の旺盛な子などでは同様でございます。それ以外にも、拾う習慣が続くワンちゃんで多いのが、落ちている物を口にすると、周囲にいらっしゃるご家族が注目なさったり、「あら」などと声をおかけになられることが、ワンちゃんにとって、一種のご褒美となってしまっているというケースです。ワンちゃんは愛情に貪欲などうぶつだといわれますが、社会性が豊かである分、とにかく注目されたい、声をかけてもらいたい、愛されたいというところがみられます。ワンちゃんが落ちている物を口にしそうになったときに、振り返ったり、視線を向けたり、声をかけてしまって、「構ってもらえた」と思わせないように注意をすることが必要です。そして、「落ちている物を口にすることはいけないことだ」と、パピヨンちゃんに分かるようにする必要がございますがそのためには、叱るときに使うとご家族でお決めいただいた「いけない」などの言葉を使っていただき、声のトーンを低く抑えること、あわたり、大騒ぎになってしまわないようにご注意いただき、落ち着いて叱ることが重要です。そして、叱ったとき、食べるのをやめたら、声の調子を明るく変えていただき、「お利口」とお褒めいただき、「落ちているものを口にしなかったら、良い事があった」という経験をさせてあげましょう。口にしてしまったときにも同様に、低い怖い声で叱りますが、無理に口から出そうとすると、取られまいとあわてて飲み込んでしまうことが多いのでテンションを下げるように、落ち着いて対応いただくことが重要です。また、日頃からお口の中のものを出したら、もっといい物がもらえると教えておくとよろしいでしょう。例えば、ガムなどを与えていらっしゃるときに、お口の中にあるガムよりもお気に入りのガムなどご用意いただき、「出して」とおっしゃっていただきます。そして出したら、「お利口ね」とそちらのガムを与えていただきます。出したものも返してもらえると思わせるためには、しばらくしたら、また、取り替えるのもよろしいでしょう。落ちているものを拾うことが、遊びの一つになっていることがございますが、お散歩などでエネルギーを十分発散させてあげることも重要でしょう。このほかにも、「嬉しいことはnana様の指示にしたがったときにある」という経験をさせてあげるため、ボール遊びや抱っこをなさるときのは、「オスワリ」の指示にしたがったとき、という流れをお作りになられるのも一つでしょう。nana様からお伺いしたご様子からは、15歳と3歳のパピヨンちゃんを、大切に愛情豊かにお育てのご様子が目に浮かぶようでございます。また、たいへんしっかりと、健康状態等を管理されていらっしゃるご様子ですので、まずはご安心かとは存じますが、万が一、パピヨンちゃんに排便の異常や嘔吐、元気・食欲の低下などの症状がみられましたら、お早めにかかりつけの動物病院へご通院いただくとご安心かと存じます。また便への排泄を確認なさりたいときなど、便をほぐしていただくとよろしいかもしれません。早いもので、新しい年を迎え2週間が過ぎようとしております。この輝かしい一年が、nana様とパピヨンちゃんたちにとって、笑顔に溢れたものでありますよう心からお祈り申し上げております。なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、しつけ相談サービスを承っておりますので、ぜひご利用くださいませ。お電話番号は、あんしんサービスセンター 0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。今後とも、アニコムをよろしくお願い申し上げます。
血の混じった嘔吐と下痢
投稿者:rie
投稿日:2013/01/10(Thu) 12:55
No.1857
ミニチュアダックス・メス9歳昨年12月15日に乳腺腫瘍の切除(良性でした)・避妊手術を行いました。術後は元気に快復していましたが、昨日お昼に黄色の液体を吐きその後おやつをあげるとまた嘔吐、でも時間がたつとすぐご飯を欲しがり与えるとまた嘔吐と、計6回ほど繰り返しました。今日午前3時位に最後に嘔吐した際に血が少し混ざっており、その後便も下痢ぎみで血が混じってました。元気も少しなくなり、お腹が痛いのか伸びる姿勢を何度もしていました。それでもお腹がへるのか、ご飯は欲しがります。心配で朝一で病院へいってきました。人間の食べている物をたまに与えているので、もしかしたらそれが負担になったのかもしれないという事で、皮下点滴と吐き気止めの注射などをされました。血が混った便は病院へ持ち込み検査して頂きましたが以上無しということ。皮下点滴すると数回吐くかもしれないと言われ、帰ってきて3時間ほどで1度黄色の液体と白い泡の様な液体を吐きました。これは普通のことなのでしょうか?また明日まで改善されなければ血液検査し他に原因があると思われると言われ、とても心配です。原因は吐く前の日にスモークチーズを少し食べさせてしまいました。今まではなんとも無かったのですが、先生は手術して間もないので人間の食べ物は今後食べさせないようにといわれました。とても反省しています。。もし食べ物が原因でなければどのような病気が考えられますか?どうぞ宜しくお願い致します。。
Re: 血の混じった嘔吐と下痢
- 獣医師 山田
2013/01/11(Fri) 16:14
No.1861
rie 様この度はご相談を頂きまして、誠にありがとうございます。ミニチュアダックスちゃんの手術が無事に終わり、手術の結果が良性とのことで、rie様も一安心されている事かと思います。さて、この度はミニチュアダックスちゃんに嘔吐と下痢が見受けられるとのことでございますね。さっそく、お問合せにつきましてご案内させて頂きますが、実際にワンちゃんのご様子を拝見しておりませんので、一般的なご案内となりますことを何卒ご了承ください。ワンちゃんの嘔吐や下痢の原因は多岐にわたります。まずは、以下、主な原因をあげさせていただきます。【嘔吐の原因】1 食事が原因のもの(食べ過ぎ、一気食い、傷んだ食べ物、食物アレルギー、フードの変更など)2 異物(おもちゃ、ビニールなど)の摂取や中毒が原因のもの3 食道、胃、腸、肝臓、膵臓など消化器系の異常、炎症、腫瘍などの疾患が原因のもの4 腎疾患、ホルモンの異常、伝染病など、消化器系以外の疾患が原因のもの【血便の原因】1 異物や外傷により腸が傷ついている2 寄生虫感染、ウイルス感染、細菌感染等による炎症3 食物などアレルギ−による腸の炎症・腫瘍やポリープなどからの出血4 便秘5 その他腎不全や肝不全などの基礎疾患がある場合などでございます。今回は嘔吐と下痢の症状が出ているので、消化器疾患の可能性が高いのではないかと思います。きっかけとしてチーズを食べた後からとの事ですので、要因の1つかも知れません。普段食べなれないものを食べた事で、胃腸が驚き、胃腸炎から嘔吐や下痢を引き起こす場合がございます。また、寒い日が続いておりますので、寒さから体調を崩して胃腸炎を起こし、嘔吐や下痢が見られることも多い時期です。嘔吐と下痢が続いてしまいますと、脱水になったり、嘔吐により胃酸で食道粘膜が炎症をおこし、さらに嘔吐が助長されることもございますので、適切な処置が必要となります。今回、血液が混じったものを嘔吐しているとの事なので、粘膜が少し炎症を起こしているのではないでしょうか。また、下痢が続くと、大腸粘膜が損傷し鮮血が混じってしまう事がございます。そのような場合は糞便検査で腸内細菌のバランスの崩れなどが観察できる場合もありますし、糞便検査で異常が出てこない場合もございます。rie様のミニチュアダックスちゃんにおかれましては、動物病院さんで診察を受け、便検査では異常が無く、点滴と吐き気止めの注射をして頂いたとの事ですね。通常の胃腸炎や下痢であれば、点滴や吐き気止めの注射で症状の改善が見られることがほとんどでございますが、改善が認められない様であれば、動物病院の先生がおっしゃるとおり、血液検査などの適切な検査による原因の究明を行って頂いた方が良いでしょう。異物などで嘔吐が出ている場合には、超音波検査やレントゲン検査が必要になってくることもあるかもしれません。嘔吐や下痢の原因によって、治療方法も異なってまいりますので、症状が続くようでしたらかかりつけの先生に、しっかりと診ていただく事をお勧めいたします。その後のミニチュアダックスちゃんのご様子はいかがでしょうか?食欲や元気に変化はございませんか。寒さが増して体調を崩しやすい季節ですが、お身体大切にお過ごし下さい。ミニチュアダックスちゃんもどうぞお大事になさってください。なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、しつけ相談のサービスを承っております。気がかりなことがおありの際には、お気軽にご利用くださいませ。お電話番号は、あんしんサービスセンター 0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。今後ともアニコムを宜しくお願い申し上げます。