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外が怖い

投稿者:ももっこ

投稿日:2013/06/03(Mon) 18:53

No.2104

もともとノラちゃんの子で、生後2か月頃ボランティアの方に保護された女の子(ミックス)のことでご相談があります。

子犬の頃、外に慣れるまで抱っこして近所を回ったりしていましたが、3歳になった今でも散歩に行けません。
特に、日中は外に出すとゆるいウンチをしてしまい、とても怖がり一目散に家に帰ろうとします。散歩どころじゃありません。(抱っこしてる時にウンチを漏らしてしまう時もあります)

そのような状態なので、朝は散歩へ行けず夜中の寝静まった時間に抱っこして外へ連れていってます。
だいぶ歩くようになってくれましたが(それでも10分弱の散歩)、車が来ると漏らしてしまうことがあります。

音に敏感でとても怖がりです。家の中でも、廊下に出ることもできません。
休みの日に公園に連れて行くこともありますが、ビクビクしながら歩いています。
色々調べて試みましたが、全くダメです。
ただ、自然の多い田舎へ行くと日中でも散歩へ行くので外を怖がってないようです。

臆病を直すことは難しいと思いますが、せめて家の中を歩き回ったり散歩へ行ったりできるようにしたいのですが何かいい方法はないでしょうか?
撫でられることがあまり好きではないので、撫でて褒めるということもできません。おもちゃやおやつで興味を引くこともダメでした。手を叩いて呼んでも来ません。
散歩以外は、言うことをよく聞きます。
体重20キロ超えの子なので、運動量が少なく心配です。

よろしくお願い致します。

Re: 外が怖い

- ドッグライフカウンセラー 三留

2013/06/05(Wed) 12:20

No.2108

ももっこ 様

新緑の美しい頃でございますが、ももっこ様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。
この度はご相談をいただきまして誠にありがとうございます。
ももっこ様のワンちゃんは、音に敏感で、お散歩に出てもびくびくして、
ウンチを漏らしてしまうことがあるとのことでございますね。
早速、ご案内をさせていただきますが、一般的なご案内となりますことをご了承くださいませ。

ももっこ様のワンちゃんは素敵なご家族に出会われ、本当によかったですね。
ももっこ様の手に抱かれるまでは、小さな体で、恐怖の中、がんばってきたのですね。
今も、その頃の癖や記憶が残っていて、常に不安で、常に緊張をしている状況かもしれません。
道のりは長くとも、必ず、ももっこ様に甘えながら、お家の中でのんびりと過ごし、
お散歩でエネルギー発散ができる日がくると思います。
その日のため、恐怖心をやわらげるポイントを以下、ご案内させていただきます。
参考にしていただければ幸いでございます。

1.お家の中でのことについて
(1)何もしないことが、かえって良い場合もある
ワンちゃんにとって、見られたり、触られたり、声をかけられることがしんどいこともあります。
ワンちゃんに、周囲の様子をみる余裕を与えて、ここは自分にとって安全な場所だと感じさせて
あげるためには、何もしないこと、つまり、話しかけず、構わず、触らないでいてあげることが
有効な場合もあります。

何とか慣らせようと、話しかけたり、触ろうとしてしまうことがありますが、このようなときも、視線を向けず、
声もかけず、撫でることもせず、ごく自然に、穏やかにその場にいるだけの
状況をお作りいただき、そしていつもと同じ生活のリズムを繰り返すことで、
安心を与えることがございます。
ワンちゃんは、その場の雰囲気を把握する力の長けたどうぶつですので、ご家族同士が、和やかに
談笑したり、楽しそうにすることで、なるべくリラックスした穏やかな雰囲気を作ってあげるとよいでしょう。
気長にワンちゃんのご様子に変化がみられるのを見守ってあげてください。

(2) お家に中に、安全で安心できる場所を作ってあげる
もともと、穴倉のようなところで暮らしていたと考えられるワンちゃんですので、
狭くて、自分から周囲は見渡せるけど、周囲から自分の姿は見えないという所に安心を覚えます。
クレートやバリケンなどが適していますが、これ以外でも、サークル、ケージ、お気に入りのベッドや
ダンボールなどでもよろしいでしょう。
また、中に大好きなお気に入りのクッションやタオルなどを入れてあげるとくつろげるでしょう。
ワンちゃんは、自分のお気に入りの安心できる場所ができてくると、少しずつ自分で周囲を探索
しようとするような仕草を見せることがあります。そのようにしながら、生活スペースを広げて
いくことを待ってあげましょう。
ワンちゃんは、褒めてあげることで自信がつきますので、そのような素振りを見せるようになり、
行ったことのない場所に初めて足を向けたら、うんと褒めてあげましょう。

(3)誰の指示に従ったらいいのかを理解させる
ももっこ様やご家族様が率いる群れを安心できる場所だということを教えてあげるため、
誰の指示に従ったらいいのかをしっかりと分かるようにしてあげましょう。
落ち着いた、穏やかな声で、しっかりと指示をして、従ったら褒めてあげるとよろしいでしょう。
お食事をするとき、ケージから出してあげるとき、「おすわり」と指示をだし、落ち着いた状態にして
許可を与えることで、ももっこ様に守ってもらっているということを、しっかりと感じさせてあげましょう。
そのための第一歩として、アイコンタクトはたいへん重要でしょう。
ワンちゃんの名前を呼んで、チラリとワンちゃんがももっこ様に視線を配ったら、オリコウね、と褒めることを
繰り返していただき、「ももっこ様の働きかけに、ワンちゃんが反応したら、うれしかった」と
ワンちゃんに感じさせてあげましょう。

(4)人の手を怖いと思わせない
ももっこ様のワンちゃんは、あまり触られるのが好きではないとのことですね。
ももっこ様の元に迎えられるまでに、人の手を怖いと思った経験があるのかもしれません。
何かの折に、ゆっくりと、やさしく撫でられる心地良さを知るようになり、そのうち、撫でられることが
大好きになるのかもしれません。じっくりと待ってあげましょう。
お世話のときなど、急に頭の上から手を振り下ろしたり、後ろから急に触らないように
注意なさっていただければと存じます。
また、体の先端は、ワンちゃんの急所ですので、触られることを嫌がることが多いようです。
手足の先や鼻先などは触らないほうがよろしいでしょう。
お世話のときも、声をかけたり、ももっこ様の手の匂いをかがせてからなさってください。
触れるときには、優しく、そっと首もとなど比較的触られることを好む場所を撫でてあげてください。
人の手を好ましいものだと思わせるためには、お食事のとき、フードをももっこ様の手から
食器の中にパラパラといれてあげたり、手から与えていただいてもよろしいでしょう。
時間をかけて、少しずつ、体に触られることになれてきたら、緊張をしがちなワンちゃんのようですので、
体の緊張を解くため、尻尾の根元、耳の根元などを優しくマッサージして揉みほぐしてあげると
効果があることも多いようです。

2.お散歩について
(1)ワンちゃんの顔色を見すぎない(なだめない)
散歩は群れの移動という側面がありますが、ももっこ様が群れの統率者であることを示しましょう。
ウンチが緩くなってしまいたいへんでございますが、不安そうなワンちゃんの表情をみたとき、なだめたり、
不安そうな表情でワンちゃんを見ないようにしましょう。
ももっこ様は堂々と、しっかりと指示をしていただき、胸をはって統率者らしく歩くことで、
ワンちゃんに、「怖いけど、ママがいるからだいじょうぶかな」と思わせてあげましょう。

(2)家を出るときには、「オスワリ」で、落ち着かせてから
緊張をしていたり、不安な状態でお散歩に出るのではなく、お家の門を出るとき、「オスワリ」と
穏やかな声で指示をしていただき、ワンちゃん自身も落ち着いて、穏やかな表情になってから
お家を出るようにしましょう。
ワンちゃんのお気に入りのオモチャやボールなどをちらちらと見せてもよろしいでしょう。
このようにしながら、お家の前を一歩でも歩けたら、オリコウと褒めていただき、自信をつけてあげましょう。
1分でも2分でもいいので、「歩けたよ」、「褒めてもらえて、うれしかった」という経験をさせてあげましょう。

ももっこ様におかれましては、夜、静かになってから、外に出ていらっしゃるとのことで
たいへんでございますね。
そのようなときも、もしお宅の近くに、車が通らない静かな公園などがあったら、そっと、下ろしてあげ、
気持ちのよい芝生などを歩かせてあげましょう。
少しでも歩いたら、褒めていただき、楽しかったという経験をさせてあげましょう。
「よーいどん」と、駆けっこに誘ってあげてもよろしいでしょう。
外で過ごすことが楽しい!という経験を少しずつさせていただき、得意な気持ちにさせてあげましょう。
「どうようにしたらいいか分からない」という不安な気持ちにさせないため、オスワリ、マテ、ヨシ・・・と
的確な指示をしていただき、ももっこ様についていけば安心だと感じさせてあげてください。

(3)家に入るときも、ももっこ様が先
怖くて一目散に走って帰るときも、家に入るときは、統率者であるももっこ様が先に入るように
しましょう。

3.怖いものに慣らすポイント
ももっこ様からうかがったお話から推測させていただきますと、ワンちゃんは、車が怖くて、
外を歩くことが怖くて仕方がないのでしょうか。
ワンちゃんに、怖いものを慣らしていくポイントは、「少しずつ、怖いものとワンちゃんの好きなことを
結びつけていくこと」でございます。
ただ、あまりに恐怖が強いと、好きなものもまったく効果が現れないのですが、ワンちゃんが、「怖い!」
という変化を見せない程度の状況から慣らしていくとよろしいでしょう。
止まっていても、走っていても、車そのものが怖いのであれば、例えばご自宅の駐車場から離れた
所で、ワンちゃんにとっては、車が停まっていることはわかっていても、まだ怖いという気持ちを
抱かないくらいの距離で、落ち着いた、穏やかな表情で、「オスワリ」と指示をします。
指示に従って、オスワリが出来たら、褒めてあげましょう。
この練習を、日数をかけて繰り返していただき、だんだん車の近くで練習をしてあげます。
少しずつ近くでもできるようになると、自信がついてくると思います。
走っている車が怖いのであれば、ワンちゃんが「怖い」という反応を表さない程度、車道からかなり
離れた所で、オスワリをさせてあげ、落ち着かせていただいてもよろしいでしょう。
落ち着いたら褒めてあげ、特別なご褒美を与えていただいてはいかがでしょうか。

ワンちゃんは、ずい分慣れてきて、10分ほど歩けるようになったとのこと、
ももっこ様におかれましては、本当のよく頑張られましたね。
車道とワンちゃんの間にももっこ様が歩いていただき、ワンちゃんが守られているという雰囲気を作り、
楽しそうな雰囲気を作っていただき、向こうから車が来るな、とお思いになられたら、
ワンちゃんにオスワリと指示していただき、穏やかな、毅然とした表情で、見守ってあげましょう。
ももっこ様がちょうどワンちゃんの目の前でかがんだり、立ったりなさることで、ももっこ様が車の存在を
強く感じないですむようになさってもよろしいでしょう。
オスワリをして、落ち着いて、通り過ぎたら、褒めてあげていただければと存じます。
また、好きなボールなどがあれば、そのボールを見せながら安心させてあげてもよろしいでしょう。

お家の中で、ガタリと音がしたときも、ワンちゃんは、身を堅くするご様子ですね。
そのようなときも、できれば、ワンちゃんが変化を見せる前に、オスワリをさせていただき褒めてあげると
よろしいでしょう。何かワンちゃんの好きなことを見せたり、してあげてもよろしいでしょう。

ワンちゃんが身を堅くするなどの変化が見えても、ももっこ様が不安に感じたり、なだめるような視線を
ワンちゃんに向けないことは、「目の前のことが、たいしたことでない」というように感じさせるためにも
大切ですので、平然とした表情を見せてあげていただければと存じます。
身を堅くしたときには、一度「オスワリ」と指示をしていただいてもよろしいですし、
優しく肩のあたりをさっと触れて、気持ちを他のことにそらしてあげてもよろしいでしょう。

小さな体で精一杯頑張ってきた経験をもつワンちゃんですので、可哀想なお気持ちになってしまうことが
おありになるかもしれせんが、可哀想、という周囲のお気持ちが、今を生きるワンちゃんにとって、
時にマイナスに働くことがございます。
今は素敵なご家族に守られているのですから、「あなたは、最高に幸せよ」と声をかけてあげましょう。
ももっこ様とワンちゃんが笑顔で、お元気にお過ごしになられますよういつも応援をいたしております。

なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、
しつけ相談のサービスを承っております。気がかりなことがおありの際には、
お気軽にご利用くださいませ。
お電話番号は、あんしんサービスセンター 
0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。
平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)
土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。

今後ともアニコムをどうぞよろしくお願い申し上げます。



Re: 外が怖い

- ももっこ

2013/06/07(Fri) 18:52

No.2117

ありがとうございます。
確かに、怖がってないかな…大丈夫かな…と思い、ついついなだめてしまっていました。顔色を見すぎないように気を付けて散歩しようと思います。
家の中でのことも、色々と参考にさせて頂きます。
本当に色々とありがとうございました。



Re: 外が怖い

- ドッグライフカウンセラー 三留

2013/06/10(Mon) 15:44

No.2120

ももっこ 様

この度はご丁寧にご返信をいただきましてありがとうございます。
ワンちゃんとの暮らしの中にはたいへんなことも多くございますが、
その何倍も、大きな喜びが待っているかと存じます。
根気強く頑張ってくださいませ。いつも応援いたしております。
お困りの際には、お気軽にいつでもお声掛けください。
今後ともアニコムをどうぞよろしくお願い申し上げます。



鼻なりがすごい

投稿者:ひらっち

投稿日:2013/06/07(Fri) 12:46

No.2114

一才のチワワのオスを飼っています。

興奮したとき、ミルクを飲んだときによく鼻なりしてむせます。
嘔吐はありませんが、呼吸がかなりつらそうでした。

お医者さんにミルクを控えるよういわれたのですが、ミルクが好きなのでなかなかやめにくく。

ちなみにロイヤルカナンのベビーミルクを最近まで飲んでいました。今はヤギミルクに代えたところあまりむせなくなりました。

ミルクは与えないほうがいいのでしょうか?
与えないほうがいい理由が具体的にわかると助かります。

よろしくお願いします。

Re: 鼻なりがすごい

- 獣医師 山田

2013/06/10(Mon) 14:11

No.2118

ひらっち 様

この度はご相談を頂きまして、誠にありがとうございます。
1歳のチワワちゃんの鼻なりがすごく、ミルクを飲んだ時や興奮時にむせているのですね。
また、かかりつけの先生からはミルクは控えるようにとお話があり、
与えない方が良いのかどうか、また、与えない方が良い具体的な理由が知りたい
との事でございますね。
お問合せにつきましてご案内させて頂きますが、実際のチワワちゃんのご様子を
拝見していませんので、一般的なご案内となりますことを何卒ご了承ください。

ワンちゃんの鼻なりの原因は、逆くしゃみや軟口蓋過長症、気管狭窄などの原因が
考えられます。逆くしゃみは小型犬の若いワンちゃんに多く見られる症状で、
飲水時や食事のとき、興奮した時などに突然ズーズーと大きな音を立てて息を
急激に吸い込み続ける状態です。
急に症状が出て息ができないように見えたりしますが、症状が治まると何事もなかったように
元に戻ります。それが原因で呼吸困難に陥るようなことはありませんので、
特に心配しなくても大丈夫だと言われておりますが、
頻度が増えるような場合には、鼻腔内などに何らかの問題があることもございますので検査が
必要です。

口腔内の天井部(硬口蓋)から後方にのびた柔らかい部分を軟口蓋といいますが、
軟口蓋過長症はこの部分が通常よりも長いことで呼吸が妨げられておこる呼吸器系の疾患です。
頭蓋骨幅に比して口吻が短いブルドッグなどの短頭種に多く認められます。
症状は上部気道に閉塞を伴っている場合、呼吸時に雑音が多く聞かれます(喘鳴性)。
また、飲食物などを飲み込んだ際などに気道が閉塞されて呼吸困難となり、
努力性呼吸や開口呼吸を示したり、大きないびきがみられたりすることもあります。

気管虚脱は気管が本来の強度を失って押しつぶされたような形に変形し、呼吸に障害を起こす
病気です。
小型のワンちゃんに多い疾患で、中高齢のワンちゃんに多くみられますが、若齢のワンちゃんでも
みられます。激しい運動や興奮、首輪による圧迫があった後などに咳や「ガーガー」という
アヒルの鳴き声のような喉鳴りが聞こえます。
重度の場合は、呼吸困難やチアノーゼ(舌の色が紫色になる)、失神などの症状を起こす
ことがあります。
(上記の詳細につきましては「どうぶつ相談室」のワンちゃんのかかりやすい病気の記事を
よろしければ参考になさってください。
http://www.anicom-page.com/labo/dog_s_index.html

ひらっち様のチワワちゃんは興奮時やミルクを飲んだ後に鼻なりがあるとのことですので、
上述したような逆くしゃみや軟口蓋過長症、気管虚脱などがあるのかもしれませんね。
かかりつけの先生にもご相談いただいているようですが、症状がひどくなるようでしたら、
再度、診察していただいた方がよろしいでしょう。

また、鼻なりの後にむせているご様子でございますので、ミルクを飲むときに勢いよく一気に
飲んでいる可能性も考えられます。
ミルク以外、お食事の際や飲水の際には鼻なりやむせることはありますでしょうか。
もし、お食事や飲水でむせないのであれば、本当にチワワちゃんはミルクが大好きで、
ミルクを飲む際だけむせるのかもしれませんね。
むせる場合に気を付けなければならないことは、誤嚥性の肺炎です。
本来、食道を通って胃の中に入らなければならないミルクや食事が、
唾液や口腔内常在菌と共に気管支内に入りこむと、誤嚥性の肺炎を引き起こす可能性があり
非常に危険です。

チワワちゃんが毎日食べているドッグフードの入っている袋をご覧いただいくと
総合栄養食という記載があるのではないでしょうか。
この総合栄養食は、ワンちゃんが必要とする栄養素をすべて含み、フードと新鮮な
水を一緒に与えるだけで健康を維持することができるよう、理想的な栄養バランスに
調整されています。
ミルクにはタンパク質や脂質、カルシウムやビタミンなどが含まれており、たくさん摂取する
ことで栄養素の過剰摂取から肥満になったり、カルシウムの摂取過剰につながる可能性も
ございます。
本来、ワンちゃん用のミルクは出産前後や育児成長用、病中・病後の栄養補助、高齢ペットの
栄養補強として用いるものですので、成犬のワンちゃんの場合、食欲不振や病中・病後でなければ
あえて与える必要性はないかと存じます。
かかりつけの先生は、誤燕性肺炎の危険性や栄養的なバランスの偏りのことを考慮され、
ミルクを控えるようにと指示をお出しになったのかもしれませんね。
チワワちゃんの大好きなミルクを控えることはひらっち様もチワワちゃんも辛いことかとは
思いますが、嘔吐は無いようですが、呼吸がつらそうなほどかなりむせている様子で
ございますので、出来るだけ控えていただけたらと存じます。

また、ひらっち様のチワワちゃんの食欲はいかがでしょうか。
もし、食が細くなかなか食べさせることが困難でミルクを使用しているのであれば、
ミルクではなく別の方法でご飯を食べさせる方法をとっていただいても良いかと存じます。
以下、ドライフードなどの嗜好性を増す方法をご案内させていただきます。

【嗜好性を増す方法】
1.温めてみる
缶詰も少し温めてみたり、ドライフードにお湯やスープ、だし汁などをかけて
お食事の匂いを立たせてみると効果があることもございます。
ワンちゃんは人よりはるかに嗅覚がすぐれていますが、
ドライフードにお湯をかけて温めることで、食事の香りを漂わせることができて
食欲が増すことがあるようです。
また、煮干やカツオなどのだし汁をフードにかけてみたり、お肉の茹で汁をかけても
よろしいでしょう。

2.お肉やお野菜を和える
ささみやお野菜などの食材をなるべく細かく刻み、よく混ぜ込むようにドライフードとよく和えて
しまうのも嗜好性を上げる一つの方法です。

上述させていただいたように、ミルク以外に嗜好性を増す方法はありますが、
ミルクを与える時と同様に、総合栄養食であるドッグフードの栄養バランスを崩さないようにして
いただく注意が必要となりますので、加える量は全体の1割程度に抑えていただけたらと
存じます。


アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、しつけ相談
サービスを承っておりますので、ぜひご利用くださいませ。
お電話番号は、あんしんサービスセンター 
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平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)
土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。

ご家族の皆様とチワワちゃんが笑顔いっぱいにお過しになられますことを心からお祈り
申し上げております。今後ともアニコムをどうぞよろしくお願いいたします。



フィラリアに検査ついて

投稿者:はっしー

投稿日:2013/06/03(Mon) 21:35

No.2105

マルチーズ1歳♂です。
5月からフィラリアの投薬時期ですが、去年は産まれて初めての夏を迎える前に投薬を始めたので気になりませんでした。
今年お薬を貰う時にフィラリアの検査がありませんでした。
そういえば、まえの子も1度もフィラリアの検査をした事がありません。
私の行っている病院では、ワンちゃんを連れて来なくて、お薬を貰ってる方もいます。
ワンママ友はみんな「検査しないとお薬出せないって言われたよ」と言って検査してくれるそうです。
ワンママ友は別々の病院に行っています。
フィラリアの投薬前の検査は、こちらが言うとしてくれるものなのでしょうか?
するのが義務付けられているのでしょうか?

Re: フィラリアに検査ついて

- 獣医師 阿部

2013/06/06(Thu) 10:53

No.2110

はっしー 様

初夏のさわやかな風が木々の緑とたわむれる頃になりましたが、
はっしー様とマルチーズちゃんにおかれましてはいかがお過ごしでしょうか。
この度はご相談を頂きまして、誠にありがとうございます。
フィラリアの予防に関するお悩みという事でございますね。
早速ではございますが、フィラリア予防についての一般的な見解につきまして、
以下にご案内させて頂きますので、ご参考にしていただければ幸いでございます。

フィラリア症は、フィラリア(犬糸状虫)に感染することで起こる病気でございます。
既にフィラリアに感染しているワンちゃんの血液を吸った蚊が、
他のワンちゃんを吸血する際に、感染幼虫がワンちゃんの体内に入ることにより
感染いたします。
感染したフィラリアの幼虫は6〜7ヶ月間かけてワンちゃんの体の中を移動し、
最終的には肺動脈や心臓にたどりつき、そうめん状の白い細長い成虫となります。
この成虫の寄生が原因となり循環障害を起こすため、運動を嫌うようになったり、
咳などの症状が起こり、重篤になると肝硬変・腎不全などを併発することが
知られております。

フィラリア症は予防期間に予防薬を投与することにより予防ができる病気であり、
予防方法といたしましては、内服薬(錠剤・粉末・チュアブル)、注射、
外用薬(滴下式スポット薬)など、いくつかの種類がございます。
フィラリア症の予防開始時期は、お住まいの地域によって、蚊の発生時期が
異なるため、投薬の開始時期が異なります。
また、予防薬につきましても、お薬の種類により、投与可能な月齢や投薬期間が
異なってまいります。
一般的に獣医師は、その地域の気温や、湿度、蚊の発生状況などを考慮して
予測されるフィラリア感染の開始時期や終了の時期、また、そのお子様の月齢や、
犬種を考慮して投薬期間やお薬の種類を決定いたします。

これらの予防薬は、蚊の吸血によって犬の体内に侵入した感染幼虫が血管内、
心臓内に到達する前に、幼虫を駆徐することでフィラリア症を予防しています。

ここで注意が必要なのは、すでにそのお子様の肺動脈や心臓にフィラリア成虫が
寄生していて子虫を産出していた場合、末梢血管中に多量の子虫(ミクロフィラリア)が
流れている状態で予防薬により一気にミクロフィラリアが駆虫されると、
ショック症状を引き起こす可能性があることです。
子犬の時期に初めてのフィラリア予防期間を迎えられるお子様につきましては、
すでに肺動脈や心臓にフィラリアの子虫を産出している成熟成虫が寄生している可能性
がないため、フィラリア検査は不要と考えられますが、
2年目、3年目のお子様にフィラリアの予防薬を飲ませる前には、
ショック症状を起こすことがないよう、検査を行ってから、処方するのが一般的です。
フィラリアの検査はワンちゃんから少量の血液を採取して、フィラリア成虫が産出
した子虫であるミクロフィラリアが血液中にいないかどうか顕微鏡で調べる検査と、
キットを利用した血液中のフィラリア成虫抗原を検出する方法があり、
前年度の予防状況に応じて検査内容を決定します。
(例えば、前年度の最後の予防薬を飲ませ忘れている場合には、今年度の
予防薬開始前にワンちゃんの身体の中に成虫が寄生している可能性があると
判断されます。)

はっしー様のマルチーズちゃんは、今年のフィラリア予防のお薬をおもらいになる
ときに、フィラリアの検査をしてもらわなかったとのことですね。
これまでのマルチーズちゃんのフィラリア予防状況について詳細は
わかりかねますが、はっしー様が昨年のフィラリア予防をしっかりされていて、
マルチーズちゃんの末梢血管中にミクロフィラリアが産出されている可能性が
ほとんどないと先生が判断されて、フィラリア検査を行わなかったのかもしれませんね。
ただ、飲み薬での予防の場合には、こっそりどこかで、吐き出してしまっていたということも
無いとは言い切れませんので、検査が義務というわけではありませんが、
安心のために、次年度の予防開始前にフィラリア検査を受けられることを
かかりつけの動物病院の先生に、ご相談されてはいかがでしょうか。

なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、
しつけ相談サービスを承っております。
気がかりなことがございましたら、お気軽にご利用ください。
お電話番号は、あんしんサービスセンター 
0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。
平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)
土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。

暑くなってまいりましたが、はっしー様とマルチーズちゃんが健やかに過ごされますよう
願っております。今後ともアニコムをどうぞよろしくお願い申し上げます。



Re: フィラリアに検査ついて

- はっしー

2013/06/06(Thu) 19:59

No.2112

ありがとうございます。
去年は骨型のフィラリアのお薬だったので、
食べ終わるまで見てました。なので、どこかで吐き出してはいないので、一安心です。
前の子が、錠剤を飲んだフリをして吐いていました。
今年は、フィラリアのお薬が普通の錠剤なので、どこかで吐きそうで怖いので、来年は、検査してもらおうと思います。



Re: フィラリアに検査ついて

- 獣医師 阿部

2013/06/07(Fri) 14:55

No.2115

はっしー 様

この度はご丁寧にご返信をいただきまして、誠にありがとうございます。
昨年はマルチーズちゃんがお薬を飲み終わるのをご覧になっていらした
とのことで、ご安心でございますね。
フィラリアのお薬には効果が同じでも、錠剤タイプやチュアブルタイプ
など様々な種類がございますので、マルチーズちゃんが飲みやすいもので
予防できるとよいですね。
また、動物病院によって取り扱っているお薬の種類が異なりますので、
ご相談されてもよいかと思います。

今年は錠剤のお薬で予防されるのですね。
おやつの時間に、マルチーズちゃんが喜びそうな食べ物といっしょに与えるなど、
工夫されてみるのもよいかもしれません。
またお薬を吐き出してしまった場合は、吐き出した量によっては、
もういちどお薬を飲むことが必要な場合もございますので、
かかりつけの先生にご相談いただくとよろしいでしょう。

はっしー様とマルチーズちゃんがお健やかにお過ごしになられるよう
お祈り申し上げます。
また何か気がかりなことや心配なことございましたら、お気軽にお声かけ下さい。
今後とも、アニコムをよろしくお願い申し上げます。



トイレでおしっこをしなくなった...

投稿者:コタちゃん

投稿日:2013/06/06(Thu) 01:25

No.2109

もうすぐ2歳になるオスのロングコートチワワです。
最近、トイレでおしっこをしなくなってしまいました。
きっかけは半年程前に、部屋のクロスの張り替えや天井を修理するため、短期間ですが別の部屋で過ごさせた時からのように思います。代わりにそれまで、ほとんど家の中ではすることのなかったマーキングを、部屋のあちこちでするようになったため、ケージの外に出す時はマナーベルトをすることが多くなりました。ですが、これではますますトイレでおしっこができなくなるだろうと思い、最近はマナーベルトをする回数を減らし、マーキングをしそうになった時も声をかけて気をそらせるなどして、マーキングさせないようにしていますが、やはりトイレでおしっこはほとんどしません。
トイレでおしっこをするのは月に1回程です。
なので、おしっこをするのは朝と夕方の2回散歩に行った時です。
散歩に行った時に外でするだけでは足りないのではないかと不安に思いますし、おしっこをすることを我慢しているのならとても可哀そうです。
おしっこを我慢して病気になってしまったりしないでしょうか?
あと、トイレの上で時々寝ていることがありますが、何か関係はあるのでしょうか?
水を飲む量は以前と変わりはないかと思います。

Re: トイレでおしっこをしなくな...

- ドッグライフカウンセラー 三留

2013/06/07(Fri) 11:40

No.2113

コタちゃん 様

強い陽射しに、夏を感じるころでございますが、
コタちゃん様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。
このたびはご相談をいただきまして、誠にありがとうございます。
もうすぐ2歳になるロングコートチワワちゃんが最近トイレでオシッコをしなくなられた
とのことでございますね。
早速ご案内をさせていただきますが、一般的なご案内となりますことをご了承ください。

ワンちゃんが今までしていたトイレではなく、別のところでするようになった場合に、
考えられる原因の例をいくつか挙げさせていただきます。
 1. 今までのトイレに対して嫌なイメージができてしまった
「トイレシートが濡れていて足元が気持ち悪かった」「トイレでオシッコをしようとしたら大きな音が
して怖い思いをした」など、トイレに対して嫌悪や怖いという感情を持つ経験をしたりすると、
以前と違うところでするようになることがあります。

2.環境の変化があった
ワンちゃんは環境の変化に敏感などうぶつですので、何らかの環境の変化により、排泄の場所などが
分からなくなることがあります。「ケージ内のトイレの場所の移動」や「お部屋全体の模様変え」などの
環境の変化などばかりではなく、「ご家族内の生活習慣の変化」などの場合でも
分からなくなることがあります。

3.粗相を見つけた周囲の反応
粗相を飼い主さんに叱られたことで、排泄行為そのものがいけないと思い、隠れたところで排泄を
するようになってしまうことがあります。また、粗相を見つけた飼い主様が「あらーっ」と声を上げた様子を
「注目を浴びたこと」「ご褒美」だと思った経験があり、トイレではない所ですることが
ご家族の注目を浴びることの一つの手段となっていることもあります。
中には、粗相をしたときに、叱ろうとしたことを、ワンちゃんによっては「騒いでくれてうれしい」と思うこと
もあります。

4.トイレシートと似た感触のものがある
キッチンマットなど、トイレシートと似た感触のものがあり、どこでオシッコをしていいのかが分からず、
区別がつかなくなることがあります。

5.体調不良による
泌尿器系などの病気があることで、排泄のリズムが変わったり、オシッコを我慢できなくなったりして、
トイレ以外のところでするようになることがあります。
自分の体調に変化や不安があり、安心して排泄ができる場所が変わった可能性もあります。

以上のように、さまざまな原因が考えられます。
コタ様のロングコートチワワちゃんは、半年程前に、部屋のクロスの張り替えや天井を修理するため、
別のお部屋で過ごさせたころからトイレでオシッコをしたがらなくなったとのことでございますね。
環境に戸惑い、トイレの位置が分からなくなったのかもしれませんね。
また、今までのお家の匂いが変わったことで、マーキング行動が強まった可能性もありますが、
月齢的にちょうど縄張り意識が強まる時期だったということもあるのかもしれません。
原因と思われる事を取り除いてあげるとよろしいでしょう。
ワンちゃんがトイレで排泄をしなくなることは比較的よくありますが、その度、どこでオシッコを
したらよいのかを、トイレトレーニングのやり直しとお考え頂き、根気強く教えてあげましょう。

上述のように、騒いで欲しくていろいろなところにマーキングをしている可能性がありますので、
上手くいかなくても叱ったり、騒いだりしないようにしましょう。
月に一回くらいはトイレでオシッコをするとのことですので、この上手くいったときにとにかく褒める
ようにしましょう。マーキングをしそうな雰囲気がみられたときは、今なさっているように、
気持ちをそらしていただくとよろしいでしょう。
「トイレはここよ」などと、いつも排泄をするときの言葉などをかけていただき、
偶然でも少し出たらほめてあげてもよろしいでしょう。
お散歩時にオシッコをなさるとのことですが、その前に一度、トイレのある場所に連れて行って
あげたり、そろそろ「オシッコをするかな」というタイミングでトイレへ誘導して「トイレはここよ」などと
声をかけていただいてもよろしいでしょう。上手くいったときには明るく、
ワンちゃんが嬉しくなってしまうような声で褒めてあげてください。

ロングコートチワワちゃんのトイレは、今どこに置いてありますでしょうか。
叱られたときにケージに入れるなどすることで、ケージに対して好ましくないイメージを持って
しまっているワンちゃんですと、なかなかケージのトイレに入りたがらないことがみられます。
トイレのためケージに戻ろうと思ったときに、躊躇しないようにするため、
またお家の中にロングコートチワワちゃんにとって安心できる場所を作ってあげるため、
ケージへのイメージを好ましいものにしてあげましょう。
ロングコートチワワちゃんがケージに入ったら、褒めてあげたり、お食事やお散歩のような嬉しい
ことの後にケージの中に入れていただき、できるだけ、嬉しいこととケージの存在を結び付ける
ようにしましょう。
(どうぶつ相談室「ハウスを好きにする<犬>」をよろしければご参考になさってください。
http://www.anicom-page.com/labo/2009/04/post-136.html )

また、いつもロングコートチワワちゃんが過ごしている場所から離れた所や、
ご家族の出入りの少ないゆっくりとオシッコができる場所などに、
ケージ以外に、もう一つ、トイレを用意するのも一つの方法です。
成功の確率を上げ、褒めるチャンスを大きくするため、トイレは、広めに何枚かシートを広げて敷いて
いただくのもよろしいでしょう。
しばらくして、何枚かのシートのうち、いつもするシートが決まってきましたら、
使わないシートをはずしていき、シートの位置を移動させるときには、数センチずつ日にちを
かけて移すとロングコートチワワちゃんが戸惑わないかと存じます。

<トイレの上で寝ていることについて>
コタ様のロングコートチワワちゃんはトイレのシートで寝ることがあるとのことですね。
暑い季節になると、ひんやりとしたシートの上が心地良くて、シートの上で寝たがるワンちゃんが
多いようです。トイレの上が気持ちよく休む場所になっている可能性がありますので、
ケージの中も夏仕様にしていただき、ひんやりとする素材のもので、休む場所を作ってあげても
よろしいでしょう。
また、ケージの中のトイレと寝るスペースが狭いなどで、区別がついていないのかもしれません。
区別がつきにくいようでしたら、トイレと寝るところのスペースを広げていただいてもよろしいでしょう。

<トイレの回数について>
年齢や飲水量、運動量、季節などによっても異なりますが、
一般的に成犬のワンちゃんは半日以上の長時間、排泄を我慢できるようです。
もちろん、適度な間隔で排泄をさせることは体調管理のためにはたいへん重要ですが、
多くの場合、排泄の間隔については人間よりもかなり長くても、
あまり心配には及ばないようです。
また、オシッコを我慢させたくないということで、お水を飲ませる量を減らすことは、
かえって体に害を及ぼすことが懸念されますので、いつでも新鮮なお水を飲めるように
なさってください。

<マーキングについて>
ワンちゃんはもともと群れで生活をしていたどうぶつであり、群れの中での順位を付けたり、
縄張りを主張するのは本能だといわれております。
また、ワンちゃんには自分の縄張りを侵入者から守る習性があり、お散歩の時など
自分の縄張りを示すためにオシッコで目印を付け、侵入者に警告を発しようとします。
男の子のワンちゃんはおおむね1歳近くなると男の子として成熟してきますが、マーキングは性成熟に
伴い起こることも多く、男の子がお散歩の際、足を挙げてオシッコをするようになることは
性成熟の目安にもなります。

家の外は多くのワンちゃんがお互いの力関係を牽制しあう場でありますので、お散歩時のマーキングは、
ワンちゃんにとってごく当たり前の自己主張といえるかもしれません。
一方で、多頭飼いをなさっていらっしゃらないのであれば、ワンちゃんが家の中でも
マーキングにより縄張りを主張する場合は、性成熟に伴うということだけではなく、
リーダーである飼主様より自分が群れの中での順位が上位だと思っていることや、
群れの中での順位が不明確であることが原因である可能性もあるともいわれています。
また、自己主張以外には、何らかの不安やストレスなどがある場合にもみられます。
ロングコートチワワちゃんの場合は、もしかして、工事に伴いお家の中の様子や匂いが変わったことへの
戸惑いである可能性が高いのですが、今後のコタちゃんとの生活のためにも、
お家の中がコタ様や人間のご家族様が中心に回っているということが、
ロングコートチワワちゃんに分かるようになさるのが好ましいでしょう。


【順位を明確にするためのポイントについて】
1.コタ様が優位な場所や順位を占める
コタ様がご帰宅された際、ロングコートチワワちゃんが嬉しそうお出迎えをなさっていると、
ついつい、一番に声をかけたくなりますが、「ただいま」と声をおかけになられるのは、
人間のご家族様が先で、ロングコートチワワちゃんには最後に声をかけていただくとよろしいでしょう。
また、この際、「落ち着いていると良いことがある」と、ロングコートチワワちゃんに教えるため
には、落ち着いた状態のときに、「ただいま」と声をかけていただくとなお、望ましいでしょう。
このほかにも、お散歩時など、お家への出入りをなさる順番も、コタ様が先に
お入りいただきます。
ロングコートチワワちゃんが先に入ろうとしたら、「イケナイ」と低い声で叱って、
当たり前という雰囲気でコタ様が先にお入りいただきます。
ソファーなどにおかけになられる際にも、ロングコートチワワちゃんの座る位置は端か、
あるいはコタ様の足元に座らせてあげましょう。

2.コタ様の指示に従うと、良いことがあると思わせる
ロングコートチワワちゃんの要求を安易に呑むのではなく、コタ様の指示にしたがったら、
よいことがあったという経験をさせていただくとよろしいでしょう。
具体的には、ロングコートチワワちゃんが、オモチャなどを持ってコタ様に「遊ぼう」と誘いに来たら、
「オスワリ」などと指示を与え、ロングコートチワワちゃんが指示に従ったことへのご褒美として、
遊んであげるようにしましょう。常にコタ様が主導権を持つようにします。
また、オモチャなども自由にロングコートチワワちゃんが選ぶというような状況よりは、
コタ様が管理していると思わせてあげたほうが良いでしょう。

3.毅然と、一貫性をもって対応する
常に一貫性があり、感情的にならず、落ち着いた対応をする飼い主様の態度に、
ロングコートチワワちゃんは深い信頼を寄せていくことでしょう。
「リーダーとして毅然した態度で接する」、「しっかりコミュニケーションを取る」、
「褒める時、いけないことを伝える時、メリハリをつけて対応する」などに留意して
いただくことが重要でしょう。

4.ロングコートチワワちゃんの行動範囲はコタ様が決める
ケージを大好きなところにしたり、キャリーバッグの中にお気に入りのクッションをいれたりして、
お家という縄張りの中に、ロングコートチワワちゃんの小さな縄張りを作ってあげるのも
よろしいでしょう。また、お家の中でも、ここから先はダメ、という場所を作るのも
よろしいでしょう。
ベランダやデッキ、窓際で遊ぶ際には、あまり見晴らしがよいところで過ごし、
人やワンちゃんなどが行きかう様子を見渡せるより
少し目隠しを作ってあげた方がよろしいかもしれません。

5.コミュニケーションを十分にとる
スキンシップやコミュニケーションを十分にとることで、マーキングが軽減することも
あるようです。マーキングをしないときに、十分なコミュニケーションを
お取りいただくとよろしいでしょう。
また、お散歩時、外で他のワンちゃんがしたオシッコの匂いをかぐということは、
嗅覚でのコミュニケーションが重要な役割を果たすワンちゃんの世界では、
大切な会話の時間ともいえますので、できれば、毎日お散歩に連れ出してあげて、
自己主張をする時間を作ってあげることも大切でしょう。


【マーキングをしたときの対応について】
1.マーキングをしたことに気付いても、騒がない
ワンちゃんは、構ってもらえたり、注目されたりすることを好みます。
叱られても、相手にしてほしいワンちゃんもたくさんいます。
マーキングをすることが、注目してもらう手段だと、思っているワンちゃんも中にはいますので、
ロングコートチワワちゃんが実際にマーキングをしている姿を目になさっても、飼い主様は慌てたり、
感情的に怒ったりしないようにしましょう。過ぎたことに関しては、適切に教えることはできませんので、
マーキングがしてある場所を見つけても、取り合わないほうがよろしいでしょう。

マーキングをしそうになっている、あるいはしているとき、「いけない」と教えるため、低くて落ち着いた声で
「ダメ」「いけない」などのご家族で決めた分かりやすい言葉で叱っていただきます。
その後、もしマーキングをするのを躊躇したり、止めたら、褒めてあげましょう。遊んでいただいたり、
ご褒美を与えていただくなどして、「マーキングを止めたら、いいことがあった」という経験を
させてあげましょう。
コタ様が指示をする立場であり、ロングコートチワワちゃんが指示に従う立場であることを
日々の生活の中でしっかりと教えていただきながら、
「マーキングをしても相手にしてもらえない」と思わせたほうがよい場合もございます。

2.マーキングをしそうになったら、他の行動をさせる
ロングコートチワワちゃんがマーキングをしそうな気配をお感じになられたら、オスワリ、など
他の行動をさせていただき、座ったら、指示に従ったことに対し褒めていただき、ボール遊びなど
をなさって、気持ちをそらしてしまうのもよろしいでしょう。
「マーキングをしないことを選んだら、楽しかった」と思わせていただきます。
現在、コタ様は、他のことに気持ちをそらしていらっしゃるとのことですので、
好ましいことと存じます。

ロングコートチワワちゃんがマーキングをする場所は、ある程度、決まっているのでしょうか。
ロングコートチワワちゃんが足を挙げてオシッコをしても大丈夫なように、
ペットボトル、タオル、新聞紙、ビニールシートなどを利用いただくなどなさるとよろしかもしれません。
また、お食事をする場所ではマーキングを躊躇する傾向があるといわれていますので、
ロングコートチワワちゃんがいつもする場所でおやつをあげたり、お食事や飲水を与えて
いただいてもよろしいかもしれません。

なお、コタ様におかれましては、お聞き及びかと存じますが、マーキングなど男性ホルモンの影響で、
さまざまな行動の変化がみられる場合、去勢手術をするとこれらの行動が和らぐことがございます。
去勢手術は外科的に男の子の精巣を摘出する手術であり、
一般的に、全身麻酔をかけて精巣付近の皮膚を切開して行います。
去勢手術を行うと性ホルモンを分泌する精巣がなくなるために、
男性ホルモンに関連して起こる病気や行動を抑えることができるといわれておりますので、
マーキングが解消する場合もございます。
しかしながら、男性ホルモンの影響以外にも、ワンちゃんの行動に影響を与えている要因も
多く、また、一度、身についてしまったマーキングは、去勢手術を行っても変化がないことも
ございます。去勢手術は、手術後、代謝が変化して太りやすくなる等デメリットもございますが、
男の子特有の病気を防ぐ等、行動面以外にも大きなメリットがございます。

暑い季節の到来でございますね。
ワンちゃんにとって、辛い季節でございますが、
熱中症にご注意いただき、元気にお過ごしください。
コタ様におかれましてもくれぐれもお体ご自愛ください。

なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、しつけ相談
サービスを承っております。お気がかりなことがお有りの際には、ぜひご利用くださいませ。

お電話番号は、あんしんサービスセンター 
0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。
平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)
土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。
今後ともアニコムをどうぞよろしくお願い申し上げます。



フィラリア投薬について

投稿者:ひかり

投稿日:2013/06/02(Sun) 11:06

No.2101

今年のフィラリア投薬について質問です。
愛知県に住んでおります。
今年のHDUを調べたら、5月19日が130以上になった日でした。

飲ませている薬がミルベマイシン (感染後15〜60日の原虫に対して有効らしい)なので
5/19から60日以内の投与が必要ということになります。

安全を考慮して、6/20からの投与を考えておりますが
それでは遅いでしょうか?

Re: フィラリア投薬について

- 獣医師 山田

2013/06/05(Wed) 11:36

No.2107

ひかり 様

そろそろ海や山が恋しい季節ですでございますが、ひかり様におかれましては
いかがお過ごしでしょうか。
この度はご相談を頂きまして、誠にありがとうございます。
フィラリア予防薬の投薬時期についてのご質問でございますね。
お問合せにつきましてご案内させて頂きますが、一般的なご案内となりますことを何卒ご了承ください。

ひかり様もご存じの通り、フィラリア症は犬糸状虫症ともいわれ、ワンちゃんにとって非常に重要な
病気であり、フィラリアに感染しているワンちゃんの血液を吸った蚊が、他のワンちゃんを吸血する
ことにより感染します。フィラリアに感染しているワンちゃんの血液を蚊が吸血する際に、
血液中の子虫(ミクロフィラリア)を一緒に取り込みます。
これにより、ミクロフィラリアが蚊の体内に入ります。ミクロフィラリアは、蚊の体内で成長することで、
ワンちゃんへの感染能力を持った感染幼虫になりますが、成長のためには一定の気温が
必要となります。このため、冬の間などの寒い時期はフィラリア予防を行わなくてよい期間が
発生します。 また、気温が下がると蚊の体内での幼虫の成長が中断されるのですが、
暖かくなるとすぐに再開されると言われています。
感染幼虫が寄生している蚊がワンちゃんを吸血し、その刺口からワンちゃんの体内に感染幼虫が入り
ますが、この時点ではワンちゃんには大きな変化はありません。
ワンちゃんの体内に入った感染幼虫は、皮下織や筋肉、脂肪組織などで生活しながら脱皮を繰り返し
成長します。(この脱皮にかかる期間は2〜3ヶ月と言われています。)
その後、血管を通って心臓や肺動脈に寄生し、成長を続け3〜4ヶ月後には成虫となりミクロフィラリアを
産出し始めます。
一般的に感染初期は無症状なことが多いのですが、その後、元気がなく疲れやすい、咳、
体重減少などの症状が起こり、末期の状態となると腹水や黄疸、血色素尿、呼吸困難、
失神などの症状が現れ、死に至ることもある非常に怖い病気です。

上記の様に、フィラリア症は発症すると大変恐ろしい病気で、発症後の治療は場合によっては、
外科的成虫虫体の摘出や長期にわたる内服治療が必要となりますので、しっかりと予防することが
重要となります。
フィラリアの予防薬には内服薬(錠剤・粉末・チュアブル)、注射、外用薬(滴下式スポット薬)など、
いくつかの種類がございますが、その効果は蚊の吸血によってワンちゃんの体内に侵入した感染幼虫
に対してとなり、幼虫が血管や心臓に入ってしまうと予防薬の効果が得られません。
そのため、フィラリアの感染期間開始月の翌月から、終了月の翌月まで投薬を行う必要が
あります。ただ、各地域によって気温や湿度の違いから、フィラリアの感染開始時期・終了時期が
異なってまいります。一年を通じて予防薬をずっと投与するのでしたら予防期間について考える
必要はありませんが、最小の投薬期間で確実に予防するためには、感染開始時期と終了時期を
正確に把握する必要があります。
そこで、HDU(Heartworm Development heat Unit)という単位を利用して感染期間を予測する方法
が考案されています。 このHDUは、フィラリアを媒介する蚊の体内でミクロフィラリアが感染幼虫に
発育するのに必要な積算温度の単位で、これにより、フィラリアの感染開始時期と終了時期を
算出しています。

今回、ひかり様がお調べになったところ、5月19日が130以上になった日だったのですね。
HDUから算出される内服開始時期は、感染期間の開始月の翌月である6月からとなりますので、
ひかり様がお考え頂いております6月20日で問題はないかと存じますが、
お住まいの愛知県では、1997〜2011年の15年間の平均感染期間が5月15日〜11月5日となっており、
またHDUによる感染期間の推定は、あくまでも過去のデータに基づいての目安ですので、
投薬期間につきましては一度かかりつけの先生にもご相談をいただいた方がよろしいかと存じます。

また、ミルベマイシンを投与予定との事でございますね。ミルベマイシンはマクロライド系のお薬で、
非常に効果の高いフィラリア症予防薬です。
ひかり様がお調べの通り、確実に幼虫を殺せるのは感染15〜60日齢の幼虫だと言われています。
今年のお住まいの感染開始時期が5月19日ということでございますので、その1ヶ月後くらいには
内服を開始していただけたらと思いますし、必ず感染終了時期の翌月まで予防を行って
いただけたらと存じます。

なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、しつけ相談
サービスを承っております。
状況をお伺いした上でより具体的なご案内ができると思いますので、ぜひご利用くださいませ。
お電話番号は、あんしんサービスセンター 
0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。
平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)
土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。

今後ともアニコムをよろしくお願い申し上げます。