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おやつについて
投稿者:JJ
投稿日:2011/04/23(Sat) 13:24
No.742
現在、煮干しとホシカマを与えていますが、とても欲しがりますがたくさんあげてもいいのでしょうか?
Re: おやつについて
- ペット栄養管理士 三留
2011/04/26(Tue) 17:55
No.744
JJ様色とりどりの春の花が美しい季節でございますが、JJ様におかれましてはいかがお過しでしょうか。この度はご相談をいただきまして誠にありがとうございます。さっそくご相談の内容につきましてご案内をさせていただきますが、詳細なご様子を承知していないため、一般的なご案内となりますことを何とぞご了承くださいませ。JJ様のお子様は、煮干しやホシカマといったおやつが大好きとのことでございますね。毎日のお食事にどのようなものを与えていらっしゃいますでしょうか。ネコちゃんとワンちゃんではそれぞれ食性が異なり、また同じ種でも成長の段階によって必要とするカロリーや栄養は異なります。健康を維持するためには重要なことは、その子の状態に適したカロリーやバランスのとれた栄養を与えることですので、オヤツを与える際にも、全体のバランスの中で考えていただくことが大切でございます。ネコちゃんやワンちゃんのフードの中でも、総合栄養食と印刷されているフードには、栄養バランスがきちんと配慮されていますので、フードを与える際には、総合栄養食であることを注意して選んでいただき、印刷の給与量等を把握しながら与えていただくこと、また、すでに栄養のバランスを調整して作られているので、特定の食べ物を過剰に与えてしまうことでバランスを壊してしまわないようにすることを併せて注意いただければと存じます。煮干し自体は、カルシウム・マグネシウム・リン・鉄分などのミネラルやDHAやEPAといった脂肪酸、タンパク質などが豊富な、優秀な食材でございます。一方ホシカマの現在料は魚のすり身ですので、こちらもたんぱく質豊富かとは存じます。しかしながら、製造の過程で利用されている塩分の摂取が多くなることがお子様の体には負担になってしまうことが心配されます。ことに、ネコちゃんやワンちゃんには尿路に生じる結石が多くみられますが、この病気は、尿に含まれるリン、カルシウム、マグネシウムなどのミネラル成分などが何らかの原因で結晶化して、時間の経過と共に結石となり、さまざまな症状が見られるようになります。尿石ができてしまう原因といたしましては、犬種や個々のワンちゃんによる体質的な面もございますが、「お食事中からミネラルや蛋白質を過剰に摂取すること」により、これらが尿中に多く排泄され、結石が形成されやすくなるなどが挙げられます。したがいまして、塩分やカルシウムなどのミネラルを豊富に含む煮干しやホシカマをあまり多く与えてしまうことは、泌尿器科系のお病気をひきおこしてしまうことが心配されます。このため、お与えになられる際には、一日に与える量を決めていただき、「その範囲内で与える」、「小さく切り分けて回数を多く与える」など、状況にあわせて工夫をしていただければと存じます。陽射しのある日は、温かく心地良いのですが、雨の日にはまだまだ肌寒さを感じる頃でございますね。時節柄、JJ様におかれましてはくれぐれもお体をご自愛いただき、笑顔いっぱいの春をお過しくださいませ。今後ともアニコムをどうぞよろしくお願いいたします。
皮膚病でしょうか?
投稿者:万里
投稿日:2011/04/21(Thu) 08:23
No.736
おはようございます。我が家のチワワ(♂)虎雄3才の皮膚の状態についてお伺いしたいのですが、少し前からおなか周りに黒っぽいシミ?斑点?のようなものが出来始めまして。痒い様子などはなく、なんともなさそうですがシミ?斑点?が増えています。ピンクでキレイな肌だったので何か病気なのかとも心配になりました。ヨロシクお願いします。
Re: 皮膚病でしょうか?
- 獣医師 垣本
2011/04/21(Thu) 16:53
No.739
万里様四月も半月が過ぎ、いつしか桜の花が美しい頃も終わり、新緑が眩しい頃になりましたが、万里様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。この度はご相談をいただき、ありがとうございます。早速ご案内をさせて頂きたく存じますが、虎雄ちゃんの実際のご様子を拝見していないため、一般的なご案内となりますことをご了承下さいませ。チワワの虎雄ちゃんのおなかの皮膚に黒っぽいシミ(斑点)のようなものが出来始め、増えているような気がする、とのことでございますね。一般的に、ワンちゃんが成長すると皮膚に色素が現れてくることはよくあります。キレイなピンク色だったおなかに黒っぽい斑点が出来たり、汚れていないにもかかわらずピンク色だった肉球が黒くなったりするなど、体のやわらかいところに色素が出始めることが多いようです。これは人の皮膚にシミやそばかすが出来るのと同じように、病気でなくても成長の過程で自然と出来るものでございます。虎雄ちゃんには皮膚を痒がったり気にしたりするご様子が見られないと承っておりますので、上述のような成長の過程で見られる現象かもしれません。しかしながら、今後、黒いシミの部分に凹凸や腫れ、痛み、熱感などが伴っていないか、急速に広がっていないかなどによくご注意いただき、このような症状や変化がある場合には、動物病院さんで診ていただくことをお勧めいたします。気温差が大きく体も驚いてしまいますね。不安定な天候が続いておりますので、万里様におかれましてはお身体をご自愛ください虎雄ちゃんとの毎日が笑顔あふれる素晴らしいものでありますよう心よりお祈り申し上げております。何か気がかりなことがおありの際にはお気軽にお声掛けくださいませ。今後ともアニコムをよろしくお願いいたします。
- 万里
2011/04/21(Thu) 21:30
No.740
早いご回答ありがとうございました。初めてのワンコとの生活なので何かある度にドキドキです。様子をみて、異常を感じたら病院を訪れてみようかと思います。ありがとうございましたm(_ _)m
2011/04/22(Fri) 16:02
No.741
万里様この度は、ご丁寧にご返信をいただきましてありがとうございます。万里様の虎雄ちゃんへの温かいお気持ちが伝わってくるようでございます。ワンちゃんとの生活の中には、心配をなさったり、頭を悩ませてしまわれるような事も数多くございますが、その分、喜びや幸せも計り知れないことと存じます。虎雄ちゃんがすくすくと、お健やかにご成長されることを心からお祈りいたしております。今後ともアニコムをよろしくお願いいたします。
糞線虫
投稿者:mikik
投稿日:2011/04/18(Mon) 15:56
No.731
はじめまして。お世話になります。3月15日、我が家に6か月になるシェルティー♂を迎え入れました。4月16日、病院で糞の検査で糞線虫が見つかり、投薬をしています。糞線虫は人に移ると聞きました。今まで、直接糞を触ったりはしていませんが、家の中で粗相をした事が何回もあり、その度に市販の消臭除菌剤でふき取ったぐらいなので感染も心配です。今後の糞の始末、消毒方法など、できるだけ詳しく具体的に教えていただけると大変助かります。よろしくお願いします。
Re: 糞線虫
2011/04/20(Wed) 19:14
No.735
mikik様春風が気持ちよく、過ごしやすい季節になりましたが、mikik様におかれましてはいかがお過しでしょうか。3月15日にお迎えになられたシェルティーちゃんは、少しずつお家に馴染んできた頃ではないでしょうか。この度はご相談いただきましてありがとうございます。早速ご案内させていただきたく存じますが、実際のご様子を拝見していないため、一般的なご案内となりますことをご了承くださいませ。先日のシェルティーちゃんの糞便検査では糞線虫の感染が見つかり、現在投薬中とのことでございますね。シェルティーちゃんのご様子はもちろんのことですが、同時にご家族の方への感染につきましてもご心配されていることとお察しいたします。mikik様のおっしゃる通り、糞線虫はヒトにも感染する寄生虫でございますが、適切な糞便の取り扱いや消毒により、感染を予防することが可能でございます。それでは、以下、ご案内させていただきますので、ご参考にしていただきましたら幸いでございます。【糞線虫とは】糞線虫は、イヌ、ネコ、サル、ヒトなどの消化管(小腸)に寄生する寄生虫です。形状は細長く白色糸状で、約2mm程の大きさです。この虫はどうぶつの腸に寄生して過ごす世代と、外界で発育・交尾する2つの世代があります。外界にいるときは雄と雌がありますが、どうぶつの腸に寄生するのは雌だけです。虫卵は楕円形、無色で殻の薄い卵で、糞に出てくる時にはすでに中で幼虫になっています。この糞線虫が寄生し、下痢など様々な症状を示すのが糞線虫症です。【感染経路】この虫は腸の中で卵から孵化します。そのため、ウンチの中には幼虫の形で出てきます。幼虫は体の外で成長・脱皮を繰り返して、第3段階(第3期子虫といいます)にまで成長したものが具体的には、口から入ったり(経口感染)、皮膚を穿孔すること(経皮感染)などによって感染します。皮膚から侵入した場合、幼虫は肺に向かい、そこから口、消化管と移動して寄生します。ワンちゃんの腸には雌しか寄生しませんが、消化管内で無性生殖を行い産卵・孵化します。【ワンちゃんの症状】糞線虫に感染すると、成犬ではおもに水様性の下痢を起こしますが、特に症状が現れないこともあります。一方、子犬に感染すると、激しい下痢によって発育不良や体重の低下が見られることがあります。また、生後間もない子犬が感染した場合は、急性出血性の腸炎を生じ、命に関わる場合もあります。皮膚から感染した場合には血管を流れて肺に侵入するため、かゆみや赤みをともなった皮膚炎を起こす場合や、咳などの呼吸器症状が見られることもあります。【ウンチの始末について】ご高承のように、糞線虫症は人にも感染する人獣共通感染症のため、ウンチは直ぐに片付けることが重要です。上述の通り、ウンチの中の幼虫は脱皮し発育することにより感染源となるため(ヒトに感染するのは第3期子虫のみ)、排泄直後のウンチに含まれる幼虫にはまだ感染能力がありません。したがってワンちゃんのウンチが手に触れないように気をつけながら、速やかに処理することで感染を予防することができます。ご安心のために、しばらくは使い捨てのゴム手袋を使用することもひとつの方法かもしれません。【消毒について】糞線虫が外界において生存する際には適度な湿度が必要であり、感染幼虫は寒冷、乾燥、直射日光に弱いことが知られています。ウンチを速やかに片付け、室内環境の日照、乾燥保持に気をつけるなどの管理をしっかり行なっていれば感染の確率は低いと思われます。mikik様が現在ご使用されている市販の消臭除菌剤につきましては成分がわかりかねますが、「除菌」と示されたものについては、国からの承認がとれている医薬品製剤ではないものが多く、殺菌、殺虫作用については効果が低い場合もございます。糞線虫についての各消毒薬の効果については、弊社では正確なデータを持ち合わせておりませんが、手指などが汚染された場合には70%以上のエタノールによる消毒や、熱湯消毒が有効であるとの報告はございます。【その他の注意点】環境からの再感染に十分気をつけていても、腸管もしくは肛門周囲から再度体内に侵入することもあると言われております(自家感染)。このような糞線虫の生活環の特性から、一般的には「繰り返しの駆虫」が必要となります。投薬回数や投薬時期などについては、かかりつけの動物病院さんの指示に従って駆虫を行うことをおすすめいたします。また、今後も定期的に動物病院で糞便検査を行うとご安心かと存じます。シェルティーちゃんとmikik様が一日も早くご安心してお過ごしになられることを心よりお祈り申し上げます。今後ともアニコムをよろしくお願いいたします。
- mikik
2011/04/21(Thu) 08:44
No.737
具体的にアドバイスをいただけてとても助かります。使い捨てのゴム手袋、さっそく活用させていただきたいと思います。完全に虫がいなくなるまで、長期戦になりそうですが、がんばります。ありがとうございました。
2011/04/21(Thu) 09:24
No.738
mikik様この度はご丁寧にご返信をいただき、誠にありがとうございます。mikik様がおっしゃいますように根気を要するかと存じますがどうぞがんばってくださいませ。電話でのどうぶつ相談も行っております。お気がかりなことがおありの際は、お気軽にお声がけくださいませ。今後とも、アニコムを宜しくお願い申し上げます。
避妊手術
投稿者:梶川久美子
投稿日:2011/04/17(Sun) 17:14
No.730
こんにちは。お世話になります。8か月になる♀トイプードル2.8キロです。避妊手術を受けさせたいのですがかかりつけの獣医さんによると一回目のヒートが終わってからの法がいいと言われました。ネットや本を見るとヒート前の法がいいという意見もあり心配です。他の一度も診てもらっていない獣医に聞くのもどうかと思いますが、♀を飼うのは初めてだったのでよくわからず不安です。参考になる意見を頂ければ幸いです。
Re: 避妊手術
2011/04/20(Wed) 10:10
No.734
梶川久美子様木々の若葉もいちだんと爽やかに感じられるころとなりましたが、梶川様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか?この度はご相談いただきましてありがとうございます。8ヶ月のトイプードルちゃんの避妊手術の時期について、かかりつけの獣医さんの意見と、梶川様がインターネットや本でご覧になった意見が異なるため、ご心配されているとのことでございますね。ご相談の内容につきましてさっそくご案内させていただきたく存じますが、トイプードルちゃんの実際のご様子を拝見していないため、一般的なご案内となりますことをご了承くださいませ。ワンちゃんの避妊手術の時期につきましては、インターネット上などでも様々な情報があり、また動物病院さんによっても見解が異なることも多いようでございます。ご相談の内容から推測とさせていただきますと、避妊手術をトイプードルちゃんが1回目のヒートを迎えた後か、あるいはヒートを迎える前か、どちらが望ましいかを迷っていらっしゃるということでよろしいでしょうか。それぞれの見解についてご案内をする前に、まずワンちゃんのヒートについてご案内させていただきます。【ワンちゃんのヒートについて】女の子のワンちゃんは、一般的に生後6〜12ヶ月頃には体の成長が一段落して性成熟を迎えます。同時に最初のヒートを迎えるのですが、その後、1年に1〜2回、6〜12ヶ月の間隔でヒートを繰り返すことになります。最初のヒートを迎える時期は、一般的に小型犬では早く、大型犬では遅いといわれていますが、品種や成長のスピード、個々のワンちゃんなどにより個体差がございます。さて、わんちゃんの発情は、発情前期、発情期、発情後期の三つの時期に分かれており、その後の無発情期を含め、「発情前期」→「発情期」→「発情後期」→「無発情期」→「発情前期」というサイクルを繰り返しています。わんちゃんの陰部からの出血は、妊娠準備のため肥厚した子宮内膜の毛細血管が切れることによるもの、つまり「発情が始まりますよ!」という合図です。この出血が見られる期間のことを「発情前期」と呼び、「発情前期」は出血開始から約7〜10日間続きますが、長いわんちゃんでは20日間ほど出血が認められることがあります。発情前期の後、すなわち出血が止まった頃が「発情期」となります。「発情期」は約10日間続き、この時期に排卵が行われます。【最初のヒートを迎えた後が望ましいというご意見について】ワンちゃんにとって8ヶ月という年齢はまだ成長期ですので、成長に必要なさまざまなホルモンが分泌されます。ところが、成熟期を迎える前に避妊手術を行うと性ホルモンの分泌が不十分となり、ホルモンのバランスが崩れ、その結果成長に影響を及ぼしてしまうのではないかという見解がございます。おそらく、かかりつけの獣医さんはそのような事を考慮し、性成熟を迎え体がきちんと作られてから手術をされることを、お勧めになられたのではないかと存じます。【1回目のヒートより前の避妊手術が望ましいという意見について】ワンちゃんの腫瘍で圧倒的に多いのは乳腺腫瘍だといわれておりますが、1回目のヒートの前と後では乳腺腫瘍の発生率が異なると考えられています。乳腺腫瘍とは、ワンちゃんの腫瘍としては最も多く、全腫瘍の半分ともいわれており、良性腫瘍と悪性腫瘍の割合は、ワンちゃんの場合、それぞれ約50%であるといわれております。乳腺腫瘍は、乳腺部のしこりや大きな固まり、あるいは皮膚の炎症などで気づくことが多く、エストロジェンという卵巣から出るホルモンに支配されて腫瘍が発生すると考えられます。この乳腺腫瘍は、早期の避妊手術をすると発生率を下げられると考えられております。さて、乳腺腫瘍の発生率とヒートの関係につきましては、アメリカでの研究により以下のような報告がございます。・1回目の発情出血が始まる前に避妊手術をしたワンちゃんが、将来乳腺腫瘍になる確率は約0.05%(2000頭に1頭)・2回目の発情出血が来る前に避妊手術をした場合だと8%(12.5頭に1頭) ・2回目発情の後に避妊手術をした場合だと26%(3.8頭に1頭)なお、2歳半以上で避妊手術をした場合では、避妊手術を受けていないワンちゃんと変化はないと報告されております。 このような避妊手術の時期と発生率の相関関係についての発表を、避妊手術と乳腺腫瘍の予防関係の根拠として用いられることが多く、また、避妊手術は、乳腺腫瘍以外にも、子宮や卵巣の病気も予防し、発情期に発生するさまざまなトラブルも防止できるといわれております。トイプードルちゃんがすでにヒート中であったり、近いうちにヒートを迎えるような状況である場合は、ヒート、つまり発情後期が終わるまで避妊手術を見送った方がよろしいかもしれません。この理由といたしましては、ヒート中に避妊手術をすると、ヒートのために切除する子宮や卵巣が大きくなっており、また、血管も太くなっていることが多いため、手術をされた際、無発情期に比べて出血が多くなる傾向があるからです。このほか、全身の健康状態が良好であることが大切なポイントになるかと存じます。トイプードルちゃんが順調に成長しているか、栄養状態に問題がないか、現在ヒートの兆候があるかなども含め、今一度かかりつけの獣医さんとよくご相談されることをおすすめいたします。日差しが心地良くお散歩が楽しみな季節となりましたね。トイプードルちゃんがお健やかにお過ごしになられることをアニコムスタッフ一同、心からお祈り申し上げております。今後ともアニコムを宜しくお願い申し上げます。
はじめまして
投稿者:じゅじゅファミリー
投稿日:2011/04/16(Sat) 22:53
No.729
はじめまして。今月4月1日に、2か月少しになるトイプードルの女の子寿々を家族に迎えました。家に迎えて少しした頃から、肛門部の毛にウンチが付いて固まってきているのが気になっていたのですが、3日前にウンチが肛門部で塊になっていて、糞づまりの状態になっていました。元気もなく、ご飯も全く食べなかったので、慌てて購入先のペットショップの店員さんに電話でアドバイスをもらい、シャワーで洗い流して、何とか取れたのですが、肛門部が赤くなっていました。その日からウンチする度にウエットティッシュで肛門部を拭いてあげているのですが、やっぱり毛にウンチがついて固まっていて、また便が出せなくなってしまうのではと心配しています。肛門部が赤く腫れているようで、ウンチ以外にわずかに血のような匂いがする気がして、更に不安です。また、その前後から興奮した時などに尻尾を噛んだり噛もうとしたりする行動が見受けられるようにもなってきました。何か関係しているんでしょうか?尻尾を噛むのはどう対処していけばいいのか、多くなってしまいましたが、犬を飼うのも初めてで分からない事ばかりなので、アドバイス頂けたらと思います。よろしくお願いします。
Re: はじめまして
- 獣医師 甲斐
2011/04/20(Wed) 10:01
No.733
じゅじゅファミリー様次々と顔を見せてくれる春の花々が美しい頃でございますが、じゅじゅファミリー様におかれましてはいかがお過しでしょうか。4月1日に寿々ちゃんをご家族にお迎えになられたとのこと、目が回りそうに忙しく、そして笑い声に溢れた賑やかな毎日をお過しではないでしょうか。さて、この度はご相談をいただき誠にありがとうございます。早速ご案内をさせていただきますが実際の寿々様のご様子を拝見していないため、一般的なご案内となることをご了承くださいませ。先日、ウンチが寿々ちゃんの肛門部で固まってしまったとのことでございますね。便が緩くて付着してしまい、ウンチが肛門部で固まってしまうことがありますが、寿々ちゃんの場合、いかがでしょうか。ワンちゃんは、新しくご家庭に迎えられたときなど、環境の変化があったときなどに免疫力が落ちて下痢をしたり、ストレスから便が緩くなることは比較的多くみられます。他にも、寄生虫やウィルスなどによる感染症などが挙げられます。ウンチが緩いようでしたら、以下のようなことをご注意いただくとよろしいかもしれません。小さいお子様は、1回に摂取できるご飯の量も少ないので、1回のご飯の量が多いと消化しきれずに便が緩くなることがあります。1回のご飯の量を少なくして1日に5回程度とご飯の回数を増やすと改善することがあります。また、新しい環境へ慣れるまで、特にお宅に迎えられて一か月ほどの間は睡眠時間を充分とらせてあげ、あまり構い過ぎず、静かに過ごせる空間を作ってあげると良いでしょう。上述のようなご飯や環境を改善しても軟便が続く様でしたら、寄生虫感染など病気が隠れている可能性もあります。そのような場合は糞便検査を行うことで、寄生虫感染の有無や腸内細菌のバランスを確認することができます。次に、肛門付近が炎症を起こしてしまう原因ですが、便が肛門周りの毛に付着し、何度もそれを取ってあげるという行為や寿々ちゃんがウンチを気にしておしりを地面などにこすりつける事を繰り返したことによるものなどが考えられます。寿々ちゃんが尻尾を噛む様子がみられるとのことですが、肛門付近に便がついていた記憶から気になったり炎症があることで違和感があったりあるいは皮膚に気になる点があるからかもしれません。ご安心のためにも、一度、ウンチをお持ちいただき、糞便検査を含め、動物病院さんの診察をお受けになられることをお勧めいたします。寿々ちゃんは、ご家族の愛情が込められた素敵な名前でございますね。じゅじゅファミリー様と寿々ちゃんの毎日がご健康に、お幸せで、笑顔いっぱいにお過しになられますよう心からお祈りいたしております。何か気がかりなことがおありの際にはお気軽にお声掛けくださいませ。今後ともアニコムをどうぞよろしくお願い申し上げます。