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ケージに入れたとき

投稿者:かばお

投稿日:2014/08/15(Fri) 18:49

No.3651

初めて相談させていただきます。今回、ミニチュアピンシャーを飼いはじめました。まだ、2か月の男の子で、今週月曜日に来たばかりです。家に来た時から、ケージに入れるとキャンキャン、クーンクーン鳴き続けます。ケージに近づいたり、シーと言えば一時は鳴きやむのですが、すぐにまた鳴き続けます。無視し続け鳴きやむのは、寝たときぐらいです。どのようにして躾けていけばいいのでしょうか?

Re: ケージに入れたとき

- ドッグライフカウンセラー 三留

2014/08/20(Wed) 10:04

No.3654

かばお 様

残暑厳しき頃でございますが、かばお様におかれましては
いかがお過ごしでしょうか?
ミニチュアピンシャーちゃんをお迎えになられ、
2014年の夏は素晴らしい出会いの季節でございますね。

さて、このたびはご相談をいただきまして、誠にありがとうございます。
ミニチュアピンシャーちゃんがケージに入ると鳴き続けお困りとのこと、
早速、お問い合わせの件につきましてご案内をさせていただきたく存じますが、
一般的なご案内になりますことをご了承ください。

迎えられた直後のワンちゃんは、環境の変化への戸惑いや淋しさもあるのでしょうか、
クーンクーンと甘えた声で鳴いて、ご家族様を呼ぶことがたいへん多いのですが、
この状態でご家族様が顔を見せたり、ケージの中のワンちゃんの様子をご覧に
なるため近くに寄ると、「鳴くとパパやママが来てくれる」、「鳴けばいいこと
がある」ということを覚えてしまいます。
鳴くことを、思いを遂げる手段にしないためにも、鳴いたり、甘えた声で呼んだり
している時には知らん顔をなさって、鳴いていない時に声をおかけになったり、
遊んであげたりなさることが望ましいでしょう。

したがいまして、ミニチュアピンシャーちゃんが心細くてクンクンと鼻を
鳴らしたり、吠えても、かばお様は見にいらっしゃったり話しかけたりなさらず、
また、ケージやサークルから出したり、撫でたりしないようにすることが
重要でしょう。
「ミニチュアピンシャーちゃん、大丈夫かしら」とチラッとみることも、
ミニチュアピンシャーちゃんは「注目してくれた」と思ってしまうこともありますので、
のぞきにいらっしゃるのもお止めいただいたほうがよろしいでしょう。

ミニチュアピンシャーちゃんは賢いご様子なので、すでに「鳴けば構ってもらえる」
ということが分かっているのかもしれませんね。
ワンちゃんは、一度成功した手段に対してはかなり執拗に固執いたしますので、
無視をしようとしても、激しくしつこく吠えて閉口してしまうのが一般的です。
このとき根気負けをして相手をしてしまうと、ワンちゃんにとって、
ますます吠えることが魅力的なことになってしまいます。
ここでぐっと堪えていただき、「やっぱり鳴いても無駄なんだ」、「どんなに鳴いても
相手をしてもらえない」ということを実感した時に、吠えることがワンちゃんにとって、
構ってもらえる手段ではなくなるようです。

切なく可愛い声でミニチュアピンシャーちゃんが鳴いているのに知らん顔をなさるのは
胸が痛むことではございますが、鳴いていないときに構ってあげるようにして
いただければと存じます。また、ミニチュアピンシャーちゃんにとって、ケージが
好ましい場所になるようにしていただくことも大切でしょう。
ケージの中にかばお様の匂いのするバスタオルなどを置いたり、シーンとした雰囲気が
落ち着かない様子であれば、小さな音でラジオをつけておいてもよろしいでしょう。
また叱ったときにケージの中に入れるのではなく、ケージに入ったらオモチャを
与えるなどなさって、ケージに入ると良いことがあると感じさせてあげることも
大切でしょう。

成長期でもあり大きな環境の変化を経てご家族様に迎えられたミニチュアピンシャー
ですが、この時期の健康管理で大切なことは、構いすぎず、よく寝かせてあげることで
ございます。ワンちゃんは穴倉のような自分から周りを見渡せて、周りから自分の姿が
見えないような場所が落ち着くようですので、このような場所を模し、
ケージの半分くらいにタオルケットのようなものを被せるなどなさっても
よろしいでしょう。
鳴いても知らん顔をしていたら、いつの間にか、眠っているかもしれません。

さて、現在のミニチュアピンシャーちゃんくらいの月齢は一般にワンちゃんの
社会化にとって大変重要な時期だといわれております。
人や物に動じることの少ないワンちゃんに育てるためには、
今のうちに、いろいろな匂いや音、物や他のワンちゃんなどの様々なものに優しく
触れあう経験をさせてあげるとよろしいでしょう。ワクチン接種が終わり、
免疫がしっかりとできるまでは、リードをつけてのお散歩は控えていただく
必要はございますが、朝晩の涼しい時間に抱っこをしたり、キャリーバッグに
入れたりして、公園や戸外の雰囲気をたっぷりと味あわせてあげては
いかがでしょうか。
また、お家の中の洗濯機や掃除機のような生活音にも自然に慣れさせていただくと
よろしいでしょう。

アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、
しつけ相談のサービスをうけたまわっておりますので、ぜひご利用ください。
お電話番号は、あんしんサービスセンター 
0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。
平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)
土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。

ミニチュアピンシャーちゃんのお健やかなご成長と笑顔いっぱいの毎日を
心から応援いたしております。
今後ともアニコムをどうぞよろしくお願いいたします。



ありがとうございます。

投稿者:ゆめちゃん

投稿日:2014/08/14(Thu) 17:37

No.3647

早速のお返事ありがとうございます。おっしゃる通り思い当たることがあります。小さくて臆病で甘えん坊なこだと思います。前の犬と違うことも多く、戸惑いもありますが、長い目で成長を見守りたいと思います。また相談させてください。よろしくお願いします。

Re: ありがとうございます。

- アニコムカウンセラー 能登

2014/08/15(Fri) 13:42

No.3650

ゆめちゃん 様

この度はご丁寧にご返信をいただきましてありがとうございます。
優しく見守るゆめちゃん様と、愛されて幸せいっぱいの中で育つチワワちゃんが目に浮かびます。
ゆめちゃん様とチワワちゃんが笑顔で過ごされるよう、心から応援しております。

また、何か気がかりなことがございましたら、お気軽にご相談ください。
それでは、今後ともアニコムをどうぞよろしくお願い申し上げます。



困ったこと

投稿者:ゆめちゃん

投稿日:2014/08/13(Wed) 19:43

No.3642

7ヶ月のチワワ女の子です。叱られたとき、嫌なときに唸りながら、しっぽを追いかけてぐるぐる回ります。大丈夫でしょうか。

Re: 困ったこと

- アニコムカウンセラー 能登

2014/08/14(Thu) 17:01

No.3646

ゆめちゃん 様

秋風の待ち遠しい頃でございますが、
ゆめちゃん様におかれましては、いかがお過ごしでしょうか。
この度は、ご相談をいただきまして、誠にありがとうございます。
早速、ご案内させていただきますが、一般的なご案内となりますこと、何とぞご了承ください。

ゆめちゃん様のチワワちゃんが、叱られた時や嫌な時に、唸りながら尻尾を追いかけて、
ぐるぐると回るとのことでございますね。

唸る行動は、威嚇や、攻撃をしかけるときの行動だといわれることが多く、
チワワちゃんが唸る様子をご覧になられると、ご心配なさるかもしれませんが、
このような状況以外でも、怖くて仕方がない時や、興奮しすぎて唸ることもあります。
また、「こうしたいけど、できない」という葛藤状態の時に、自分の尻尾を噛む場合があるようです。
チワワちゃんは、自分の尻尾を噛もうとして、でもなかなか尻尾を捕まえられず、
結果的にぐるぐる回ってしまっているのかもしれません。

チワワちゃんが唸りながら回っている時、ゆめちゃん様やご家族様は、
どのような対応をしていらっしゃいますでしょうか。
チワワちゃんが、「唸りながら回ると注目を浴びることができる。」
と感じるような状況はございませんでしょうか。

ワンちゃんは、愛情に貪欲で、構って欲しくて仕方がないので、
注目を浴びることができた行動を繰り返しするようになります。
そのため、尻尾を追いかけてぐるぐる回った時に、
注目を浴びることができた過去の記憶があると、
ご家族様の注目を浴びたいがために、同じ行動をしてしまう可能性もございます。

もし、そのような場合は、「唸りながら回っても、注目してもらえない(かまってもらえない)。」
と根気強く教えてあげましょう。

例えば、チワワちゃんが唸りながら回り始めたら、
ご家族様がチワワちゃんに背を向けて離れてみたり、別の部屋に移動してみましょう。
繰り返し行うことで、「おかしいな、注目してもらえると思ったけど、唸りながら回ると、
皆そばからいなくなってしまう。」とチワワちゃんは理解していきます。

また、直接チワワちゃんに声をかけるのではなく、ドアの開閉をするなど、
ちょっとした音を鳴らして、さっとチワワちゃんの気持ちを他のことにそらしてしまうのもよいでしょう。

ワンちゃんは、一度上手くいくと、とてもしつこくその行動に執着します。
ご家族様が唸って回るチワワちゃんに注目したり、その行動の後にかまってあげると、
「やはり唸って回ると注目してくれる、かまってくれる。頑張ってよかった。」ということになります。
大変ですが、唸りながら回っている間は相手をせず、
「唸りながら回ることは無駄だ。」ということを教えてあげましょう。
そして、チワワちゃんが落ちついたら、チワワちゃんを見ながら優しく声をかけて
「落ち着いたら、注目してもらえた(良い事があった)」という経験をさせてあげることも、
とても重要です。

なお、あまりに回り続けたり、尻尾を噛んで、ケガをしてしまうような場合は、
一度、かかりつけの先生にご相談をいただくと、ご安心いただけるかと存じます。

なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、
しつけ相談サービスをうけたまわっております。ぜひご利用ください。
お電話番号は、あんしんサービスセンター 
0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。
平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)
土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。

暑い日が続きますが、ゆめちゃん様、ご家族様におかれましては、
お身体に気をつけてお過ごし下さい。

今後ともアニコムをよろしくお願い申し上げます。



歯肉腫

投稿者:CAVママ

投稿日:2014/08/11(Mon) 13:14

No.3634

初めてご相談させていただきます。アビシニアンの7ヶ月の男の子です。去勢手術から二週間ほどしたら、歯肉腫と歯根茸腫ができ全身麻酔で除去手術をしました。それから二週間ほどしたら、また場所は違うとのことでしたがまた同じ物が出来て同じように除去手術をしました。それから二週間でまた再発して除去手術をして約1ヶ月で3回も手術をしましたがまた二週間で今再発中です。獣医さんはこんなに短い期間で再発は珍しいと言われましたが、このまま何回も手術をして大丈夫なのか心配です。このまま治る見込みはないのでしょうか?心配で相談させて頂きました。よろしくお願いします。

Re: 歯肉腫

- 獣医師 小西

2014/08/13(Wed) 17:54

No.3641

CAVママ様

盛夏の時節ですが、台風の到来以来、今ひとつはっきりしない天候が続いております。
CAVママ様におかれましては、いかがお過ごしでしょうか。
この度はご相談をいただきまして、誠にありがとうございます。
早速ご案内をさせていただきますが、実際のご様子を拝見しておりませんので、
一般的なご案内になりますこと、何卒ご了承ください。

CAVママ様のアビシニアンちゃんには歯肉腫の再発が認められているということでございますね。
歯肉腫(エプーリスと呼ぶこともございます)は歯肉あるいは歯肉上に限局した
腫瘤性病変を示す口腔内良性疾患の総称で、以下のように分類されます。
@線維腫性エプーリス ・・・ 構成成分が歯周靱帯の間質(組織成分)
A骨化性エプーリス ・・・ 上記同様だが成分に骨の構成成分に似た成分(類骨基質)を含む
B棘細胞腫性エプーリス ・・・ 構成成分は未熟な歯根膜上皮細胞
エプーリスは歯根膜の細胞または歯周靱帯と呼ばれる歯を取り囲む組織に由来する良性の腫瘍です。
一般的に病理学的には良性とされていますが、
臨床的には外科的に摘出しても再発を伴うことも少なくなく、
由来する細胞成分によっては悪性腫瘍との鑑別が難しいものも報告されています。
そのため、手術で切除した後には、病理検査を行うことが必要です。
もし、CAVママ様のアビシニアンちゃんが病理検査を今までに行っていらっしゃらないのであれば、
主治医の先生と相談して、切除した組織の詳細な病理検査を行うのも
今後の治療指針を決定する上では有用かと存じます。

また、エプーリス以外にも口腔内に腫瘤を生じることがございます。
・歯原性良性腫瘍(エナメル上皮腫など)
・線維腫
・感染性肉芽腫性病変(ウイルス性乳頭腫・細菌性/真菌性肉芽腫性炎など)
・非感染性肉芽腫性病変(異物の刺入・外部の持続的な刺激など)
・悪性腫瘍(悪性黒色腫・扁平上皮癌・線維肉腫・骨肉腫・リンパ腫・肥満細胞腫など)

歯周組織由来の良性腫瘍は由来組織によりエナメル上皮腫や線維腫のように分類され、
一般的にはエプーリスに比べれば再発のリスクは少ないとされています。

感染性肉芽腫性病変については乳頭腫ウイルスや
一部の細菌または真菌の感染により引き起こされ、口腔内に腫瘤物を形成します。
感染源がウイルスの場合は一般的に重篤な症状を伴うことが少ないとされていることから、
ウイルスが体から排除されるまでの間、経過観察を行います。
感染源が細菌または真菌の場合はそれらに感受性のある抗菌剤や抗真菌剤の
全身的または局所的投与が行われます。

非感染性肉芽腫性病変ですが異物の刺入(骨や木片等)や
持続的な外部からの刺激(噛んで遊ぶタイプのおもちゃを病的な頻度で口にする など)などにより
反応性に肉芽腫(腫瘤)を生じることがございます。
このような原因が明らかである場合は、原因を除去すれば改善が認められ再発も防ぐことが可能です。

最後に、悪性腫瘍については由来細胞によって多くの分類がございます。
一般的に口腔内に生じる悪性腫瘍の多くは悪性度が高く、経過が芳しくないものが少なくありません。
しかしながら今回、CAVママ様のアビシニアンちゃんは年齢が7ヶ月齢と言うこともあり、
悪性腫瘍の可能性は極めて低いかと存じます。

CAVママ様におかれましてはアビシニアンちゃんの再発の頻度が高く、
手術における体への負担や予後について不安な日々をお過ごしかと存じ、
心が痛む思いでございます。
今一度主治医の先生とよくご相談の上、今後の経過によっては切除方法や
再発防止のための他の治療法の併用
(レーザーメス/凍結切除や放射線治療・免疫抑制/賦活剤の併用等)、
高次診療施設(いわゆる専門病院)へ紹介いただく等、多角的な治療計画について
ご検討頂ければと存じます。

CAVママ様のアビシニアンちゃんが一日も早く健康を取り戻され
穏やかな日々が送られますようお祈りしております。

なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での
健康相談、しつけ相談サービスを承っておりますので、ぜひご利用ください。

お電話番号は、あんしんサービスセンター 
0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。
平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)
土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。

今後ともアニコムを宜しくお願い申し上げます。



Re: 歯肉腫

- CAVママ

2014/08/13(Wed) 21:04

No.3643

いろいろとお答え頂き有難うございました。初めての時に病理検査はした上で歯肉腫と歯根茸腫と言う答えでした。その後は獣医さんが同じ物と言うことで切除のみです。今一度獣医さんと相談するか腫瘍科のある獣医さんにセカンドオピニオンをお願いするか検討します。麻酔を何回もすることが心配で手術もだんだん不安で仕方ない状態です。有難うございました



Re: 歯肉腫

- 獣医師 小西

2014/08/14(Thu) 16:20

No.3645

CAVママ 様

この度はご丁寧にご返信をいただきましてありがとうございます。

1回目の手術の際には病理検査をお受けいただいていたのですね。
また、1ヶ月に3回手術を行っており、今も再発していらっしゃるとのことで、
CAVママ様の不安なお気持ち、お察しいたします。

ご心配されている全身麻酔や手術ですが、健康であってもリスクはゼロではありません。
しかし動物病院では、どうぶつの年齢や状態に適したお薬を使用することで、
より安全に全身麻酔をかけて手術を行っているかと存じます。
不安を少しでも解消できるよう、どうぞかかりつけの先生にも
今後の治療方針などを再度ご確認いただけたらと思います。

ご心配なことがおありのとき、つらいお気持ちになられたときは、
どうぞお気軽にお声がけくださいませ。心から応援いたしております。
今後ともアニコムをどうぞよろしくお願いいたします。



病気について

投稿者:はなこ

投稿日:2014/08/10(Sun) 23:21

No.3632

3歳のラブラドールレトリバーメスです。2年前に尿石症と診断(尿石はできておらず、尿検査でストルバイト結晶を認め、エコーでやや膀胱が肥厚していると言われました)されました。
その後ずっと療法食をあげ続けています。おやつや間食は全くあげていません。
現在は、明らかな症状はなく、水分もよく飲みます。尿検査はしていませんが、血液検査等でも異常所見はありません。いつまで専用の餌を食べさせた方がいいのか、普通のえさに戻してもよいのか、どうなったら完治や治癒になるのか教えて下さい。
また、妊娠・出産を計画しようと思いますが、不可能でしょうか?注意点があれば教えて下さい。
よろしくお願いします。

Re: 病気について

- 獣医師 阿部

2014/08/13(Wed) 15:47

No.3638

はなこ 様

蒸し暑い日が続いておりますが、はなこ様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。
この度はご相談をいただきまして誠にありがとうございます。
3歳のラブラドールレトリバーちゃんですが、尿検査でストラバイト結晶が検出され、
現在も療法食を続けていらっしゃるとのことでございますね。
血液検査は異常がみられず、お水もよく飲まれており、明らかな症状も
今はみられないとのことでございますね。
早速ご案内をさせていただきますが、実際のご様子を拝見しておりませんので、
一般的なご案内になりますこと、何卒ご了承ください。

【尿石症について】
尿石症は尿路結石症ともいわれますが、尿に含まれるリン、カルシウム、マグネシウムなどの
ミネラル成分が結晶化し、腎臓、膀胱、尿道などの泌尿器で結石となるために
様々な症状を引き起こす病気です。
尿がアルカリ性に傾くことでできるリン酸アンモニウムマグネシウム結石(ストラバイト結石)は
ワンちゃんで最も一般的な結石です。
結石の形成については、細菌の尿路感染、食事の種類や飲水量の減少、遺伝的素因などが
関与していると言われています。

尿石症になると、頻尿、血尿、発熱、食欲不振などがみられたり、排尿時に背中をまるめて
痛がる様子がみられることがあります。
最も気をつけなければならない症状は、結石が尿路に詰まってしまい、
全く尿が出ない状態(尿道閉塞)になることです。
この状態になると、血液中の老廃物が排出されず増加してしまう尿毒症を引き起こしたり、
膀胱破裂を起こしてしまう可能性があり、命に危険が生じることもあります。

尿石症の治療方法は、尿石のタイプや大きさや位置によって様々です。
ストラバイト結石の場合は、結石溶解や結石形成予防のために食事療法を行いますが、
外科手術で摘出する場合もあります。
血尿や尿路感染がある場合は抗菌剤や止血剤の投与など、対症療法を併せて行います。

尿石の形成を防ぐためには、食事中の尿石の原因となる成分を極力減らし、
尿石が出来にくい体内環境をつくることが必要です。
そのため、尿石症の治療や管理にあたって、食事療法がたいへん重要な役割を果たします。
どのような食事が適切かについては、結石の種類によって変わってきます。

はなこ様のラブラドールレトリバーちゃんのように、ストラバイト結石の場合、
尿がアルカリ性に傾くと形成しやすくなるため、尿を酸性化する食事が勧められます。
ストラバイト結石は食事療法で比較的溶解しやすいのが特徴です。
リンとマグネシウムを制限した食事や、結石の材料となるアンモニウムの供給をおさえ、
尿を濃縮する能力を調整するためにも、タンパク質を適度に制限した食事が有効です。

ワンちゃんでストラバイト結石に次いで多い結石はシュウ酸カルシウム結石です。
シュウ酸カルシウム結石は、尿が酸性に傾くと形成しやすくなります。
シュウ酸カルシウム結石の形成を予防するには尿をアルカリ化する食事が勧められます。
そのためには食事中の過剰なカルシウムやシュウ酸を抑える必要があります。
ストルバイト結石は食事療法による溶解が可能ですが、
シュウ酸カルシウム結石の場合、現在のところ効果的な内科溶解療法はありませんので、
手術によって結石を摘出するのが一般的です。

はなこ様は、処方食をこのまま与え続けるか、
普通食に切り替えるのかお悩みでいらっしゃるとのことですね。
ストラバイト結石やシュウ酸カルシウム結石の形成を予防するためには、
専用の処方食(療法食)を用いていただくのが一番効果的とされていますが、
療法食を使わずに尿石予防効果があるサプリメントなどを使用するケースもあります。

また、普通食に切り替える場合は、ストルバイト結石の予防のために
マグネシウムやリンの摂取を制限する必要がございます。
マグネシウムの含有量が高い食品として、「煮干し」「青海苔」「鰹節」「きなこ」など、
大豆食品や魚、海藻類がございます。
リンの含有量は、肉類や魚類、大豆製品などに多い傾向がございます。
お食事は全体のバランスで考える必要があります。
マグネシウムもリンもワンちゃんにとって必要なミネラルですが、
お食事の用意をなさるとき、これらの含有量が多い食品は
なるべく制限していただくとよろしいでしょう。

また、野菜や果物にはアルカリ性のミネラルが多く含まれます。
アルカリ性の食品や、酸性の食品(お肉類)を食べても、少量であれば、
体内の酸・アルカリ性を変えるほどの影響は出ません。
しかしながら、継続して過剰に野菜を与え続けると尿がアルカリ性に傾き始め、
結晶が出来る可能性はあるかと思われますので、
特定の野菜を多く摂取することは控えるよう注意していただいた方がよろしいでしょう。

なお、結石症を予防するため、お水をたくさん飲んで
尿をいっぱい出すことがたいへん重要でございます。
尿中の有害なもの(結晶や細菌など)を希釈し、
膀胱内に尿が長い時間留まらないようにすることが理想的です。
新鮮なお水を入れた容器をご自宅の中で複数の場所に置いてもらうことや、
お食事に水分を加えてたくさん摂取できるようにしていただくとよろしいでしょう。
適度な運動をさせていただくことも水分摂取を促すでしょう。
また、排尿を我慢させないことも大切です。
濃い尿には結晶が析出しやすくなります。
そのため水分をたくさんとり、うすい尿を頻繁に排泄することで、
尿石ができにくい状態を保つようにしましょう。
排尿したい時にストレスなくすぐにできるように、
ラブラドールレトリバーちゃんにとって排尿しやすい環境を用意してあげることも大切です。

そして尿石症において、どうぶつで大切なのは定期的な検診です。
血尿などの明らかな症状がなくとも結石が形成されることもあるため、
症状の有無に関わらず定期的に尿検査をしていただくと安心です。
お食事の内容を検討されるのであれば、以前膀胱の肥厚もあったとのことですので、
再度エコーで膀胱の肥厚が進んでいないか、尿中の結晶はコントロールされているのかどうか、
一旦受診していただき、かかりつけの先生と相談しながら療法食を継続すべきかどうかも含めて
ご相談されるとよろしいでしょう。
また経過が良好で、普通食に変更される場合には、その後、再発がないかどうか、特に注意が必要です。
尿石症につきましては、膀胱の肥厚などの症状が治まり、結石が確認されなければ落ち着いていると
考えられますが、尿検査により結晶が検出される場合には、再発の可能性が高いため、
完治・治癒とは言えないかもしれません。

【妊娠・出産について】
はなこ様は、ラブラドールレトリーバーちゃんの妊娠・出産を
計画されていらっしゃるとのことでございますね。
まずは、お母さんとなるラブラドールレトリーバーちゃんの健康状態が良好であることが大切ですので、
上述した尿石症の経過をかかりつけの先生にチェックしてもらう際に、
一緒にご相談していただくことをお勧めします。
妊娠により大きくなった子宮に膀胱が圧迫されますので、事前に膀胱の状態を
診ておいていただくと安心です。

一般的にワンちゃんは安産が多いと言われておりますが、出産は母子ともに
大きなリスクを伴うことですし、出産で命を落としてしまうワンちゃんもいます。
そのため、出産に関してはどんな場合も軽く考えず、万全の準備体制をもって臨む必要があります。
出産後の育児放棄がみられる場合もありますので、お母さんが赤ちゃんのお世話を放棄してしまい、
ちゃんとできない場合は、飼い主様が母親代わりとなり、ミルクをあげたり、
排泄の介助をしたりといったお世話を行う必要が出てきます。
産後そのような事態になったときにあわてないように、赤ちゃんのお世話の準備も
しておく必要があります。

また、交配の組み合わせによっては、遺伝による先天性疾患を発症する場合もございます。
特に、股関節形成不全、肘関節癒合不全、進行性網膜症などは遺伝子疾患と言われ、
これらの病気が出た血統は繁殖に用いないほうが良いとされています。
あくまでも、「可能性がある」ということですので、
必ずそのような疾患を持った子が生まれてくるというわけではありません。

なお、無事元気な赤ちゃんを出産するため、
妊娠中のワンちゃんに対してご注意いただきたい点といたしましては、
一般的なことですが、「バランスの良い十分な栄養をとること」や
「適度な運動を行い、出産に必要な体力をつけておくこと」が挙げられます。

また、妊娠中や分娩が近づいてくると、さまざまなトラブルが見られることがありますので、
どのような状態の時にすぐに受診した方がよいのかを獣医さんに確認しておくこともたいへん重要です。
緊急を要する場合にも、すぐに獣医さんに相談したり診察を受けたりできるように
事前の確認をなさっておく必要があります。

飼い主様がワンちゃんのためにできる一番重要なことは、
「想定されるあらゆる事態に最善の対応ができるようにあらかじめ手配しておくこと」
ではないでしょうか。
そのためには、ワンちゃんの妊娠・出産について正しい知識をもとに、
想定される事態に対しては、どう対処するのが最も良いかを検討しておくことを
かかりつけの先生と十分なコミュニケーションをとりながら事前に相談をしておき、
いざというときにすぐに対応してもらえるようにしておきましょう。

暑さが厳しい毎日が続いております。
はなこ様におかれましてはくれぐれもお身体ご自愛下さい。
また、ラブラドールレトリバーちゃんもどうかお大事になさって下さい。

なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、
しつけ相談のサービスを承っております。気がかりなことがおありの際には、
ぜひご利用くださいませ。

お電話番号は、あんしんサービスセンター 
0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。
平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)
土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。

今後ともアニコムを宜しくお願い申し上げます。