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真夜中の・・・

投稿者:ショコラ

投稿日:2013/12/26(Thu) 10:57

No.3363

5歳11ヶ月のチワワ雌を飼っていますが、最近夜中に排尿のため外に出たがり困っています。通常朝、夕の散歩で問題なく過していますが、最近、2週間に2〜3度位夜中に騒ぎます。家のゲージには、排尿しません。朝は、エアコンで過し、日中はコタツの中に入って寝たり、ストーブの前で寝たりしています。
水はよく飲みます・・(飲みすぎかな?)日常気を付ける事を教えてください。

Re: 真夜中の・・・

- 獣医師 山田

2013/12/27(Fri) 11:26

No.3369

ショコラ 様

早いもので、師走も押し迫ってまいりましたが、ショコラ様におかれましては
いかがお過ごしですか。
この度はご相談をいただきまして誠にありがとうございます。
さっそくご案内をさせていただきたく存じますが、実際のご様子を拝見して
いませんので、一般的なご案内となりますことをご了承くださいませ。

今までは朝と夕方の散歩でトイレを済ませたら、問題なくお過ごしの
ショコラ様のチワワちゃんが、最近は2週間に2〜3度位、夜中にお外に出たいと
騒ぐことがあり、お困りなのですね。
また、お水を良く飲んでいる事も気になっていらっしゃるのですね。


ワンちゃんはもともと自分の居住空間(特に寝場所や食事場所)から離れたところで
排泄をしようとする習性があるといわれており、これは自分を含めて群れの仲間を
外敵から守り、自分の居住空間を汚さないようにするためではないかと
考えられております。
この他にも、外でする排泄が開放感に溢れて心地よいということもあるかも
しれませんし、言葉や視線で他人とコミュニケーションをとる人間とは異なり、
ワンちゃんはおしっこなどの臭いを通して他のワンちゃんの情報を収集すると
いわれており、自分の臭いを残そうということも関係があるのかもしれません。
このように、さまざまな要因があると思われますが、ショコラ様のチワワちゃん
のように、外でしか排泄をしないワンちゃんは多くいらっしゃいます。

我慢が出来る間はトイレを我慢しますが、我慢の限界となった時には、
飼い主様にトイレに連れて行ってほしいとアピールします。
ショコラ様のチワワちゃんもトイレが我慢できなくて夜中に騒いでいるかも
しれませんが、たまたま夜中に騒いでいたら外に連れて行ってもらえたというような
経験が元になり、「夜になると騒ぐ→外に連れて行ってもらえる」という行動が
習慣化している可能性もあるのかもしれません。

ショコラ様のチワワちゃんは、たまにはお家のトイレですることもあるので
しょうか。
ケージの中のトイレではしないとのことですが、
リビングなどの端や廊下、お玄関などの、出入りの少ない静かな場所に
トイレをご用意いただいてもよろしいでしょう。
チワワちゃんが外に出たいと騒いだとき、外にお連れになられる前に、
一度お家の中のトイレに誘導してあげてはいかがでしょうか。
このとき、「トイレに行こうね」などの、いつも排泄するときの言葉があれば、
かけてみます。
排泄は生理現象ですので、リラックスした雰囲気を作っていただいき、
偶然でもチワワちゃんがオシッコをしたら、褒めてあげましょう。
お褒めいただくことで、「ここでしたらいいんだ」ということが分かってくれば、
だんだん、室内のトイレですることもみられるようになるかもしれません。
「したくなったら、トイレにいく」ようになれば、夜中のトイレも家の中でできる
ようになり、夜中に騒ぐ回数も減るかもしれません。
また、騒いだら連れて行ってもらえる、という流れを変えるためには、
お家を出る前に、ショコラ様が、玄関で一度、オスワリという指示を出していただき、
指示に従ったら、出してもらえた、とチワワちゃんが感じるようになさっても
よろしいでしょう。

また、家の中のトイレトレーニングが難しい場合やどうしても外でしかしない
ようであれば、夕方のトイレ以降にもトイレに連れて行っていただき、
特に、寒い時期でたいへんですが、ショコラ様がお休みになる前に、
チワワちゃんをトイレに連れて行ってあげると良いかと存じます。

それでも夜にオシッコをしたいと騒いだり、日中でもトイレに行きたいと騒ぐこと
が続いたり、、トイレの我慢が出来ずに粗相をしてしまう事があれば、
なにかご病気などが隠れている場合もあるかもしれません。
頻尿(トイレに何度も行くようになり1回の尿量が少なくなる症状)や
残尿感(トイレで長時間排尿姿勢をとる)などがある場合には
トイレの間隔が短くなりますし、お水をたくさん飲んだり、おしっこをたくさんする
ような「多飲多尿」と言われる状態でもトイレの間隔が短くなることがございます。

一般的にワンちゃんでは、体重1kgあたり1日で90〜100ml以上の飲水がある
場合に「多飲」、体重1kあたり1日で45〜50ml以上の尿量がある場合を「多尿」
と言います。
ショコラ様はチワワちゃんの飲水量が少し多い様に感じていらっしゃる様ですので、
1日に何mlほど飲水しているか測っていただき、
チワワちゃんの1日の飲水量が「多飲」に該当するほどの量のお水を飲んでいる
ご様子であれば、かかりつけの先生に一度診察していただけたらと存じます。

次に、頻尿や多飲多尿を起こしやすい疾患や状況を幾つかあげさせて
いただきますので、ショコラ様のチワワちゃんのご様子と照らし合わせて
いただき、もしご心配な点がおありであれば、
一度、かかりつけの獣医師さんにご相談いただけたらと存じます。

1. 頻尿の症状を認める状況や疾患
◆膀胱炎
膀胱炎とは、何らかの原因により膀胱に炎症が起こることを言います。
膀胱炎をおこす原因で多いのは、細菌性や膀胱結石や結晶による膀胱炎です。
膀胱炎の症状は原因に関わらず、だいたい同じような症状を示すことが多い
のですが、原因を調べその原因に合った治療をすることが重要です。
頻尿や残尿感以外にも尿の色の変化や尿の色が濁ったり、尿が臭くなったりする
ことがあります。

◆尿石症
尿石症は尿路結石症ともいわれますが、尿に含まれるリン、カルシウム、
マグネシウムなどのミネラル成分が結晶化し、腎臓、膀胱、尿道などの泌尿器で
結石となるためにさまざまな症状を引き起こす病気です。特に、尿がアルカリ性に
傾くことでできるリン酸アンモニウムマグネシウム結石(ストラバイト結石)が
多く見られます。
結石の形成については、食事の種類や飲水量の減少、細菌の尿路感染、
遺伝的体質などが原因であるといわれています。
年齢問わず、男の子のワンちゃんに多くみられますが女の子にも見られる疾患です。
症状は膀胱炎と同様に、頻尿や血尿が見られます。
時には発熱、食欲不振などがみられたり、排尿時に背中をまるめて痛がる様子が
みられることもあります。

※膀胱炎や尿石症のワンちゃんは早期発見が重要となってきますので、日頃ワンちゃんの
水を飲む量やトイレの回数、尿色や量などをきちんと確認することが大切です。

◆発情周期に関連したもの
避妊をしていない女の子のワンちゃんの場合、発情周期に関連するホルモンの影響
により、発情中に食欲の減退や頻尿、トイレの失敗、情緒不安などをしめすことが
ございます。
これはホルモンの影響ですので、発情の周期に合わせて自然と症状が改善して
いきますが、あまりにも症状が長く続いたりする場合は、ホルモンの分泌異常などが
あることもございます。
症状が重い場合などはその改善法として、避妊手術が勧められます。

2. 多飲・多尿を起こす状況や疾患
◆食事の変更
食事内容の変更などがあった場合には、今までよりも多くお水を飲むように
なることもございます。
基本的に、ドライフードはウェットフードよりも水分含量が少ないので、
今までウェットフードを食べていたワンちゃんがドライフードに切り替えた際は、
いつもよりお皿から飲水する量が増えたと感じることがあるかもしれません。
また、同じドライフードであっても、メーカーにより塩分含量などが微妙に異なり
ますので、お食事内容の変更に伴い飲水量が変化することは十分に考えられます。
重要なのは、飲水している量が正常範囲を超えて多飲の域に達しているかどうか
という事になります。

◆子宮蓄膿症
子宮は、女の子のワンちゃんの腹腔内にあるY字型の生殖器官です。
子宮蓄膿症は、この子宮内に細菌感染が起こることで膿が溜まり、さまざまな症状を
引き起こす病気です。
外陰部からの異常な(血液や膿状の)分泌物が見られる場合と、
全く外陰部からの分泌物がみられない場合があります。
その他の症状としては多飲多尿、元気消失、食欲不振、嘔吐などの症状がみられます。
女性ホルモンの影響を受けやすく、特に子宮粘膜が増殖している発情後期に細菌感染
が起こりやすいため、避妊していない中高齢以上のワンちゃんでの発症が
多いようです。

◆内分泌疾患(糖尿病や副腎皮質機能亢進症など)
糖尿病、副腎皮質機能亢進症は共に多飲多尿の症状を認める内分泌疾患です。
糖尿病の初期症状としては、多飲多尿、食欲があるのに体重が減少する症状などが
みられますが、初期症状での発見が難しく、病状の進行とともに白内障や腎疾患、
肝疾患など、多くの合併症を伴うことが多いので注意が必要です。
副腎皮質機能亢進症は、副腎皮質ホルモンが過剰に分泌されることにより、
多飲多尿、食欲の異常増加、肥満、腹部膨満(お腹が膨らむ)、
皮膚のひ薄化(皮膚の厚さが薄くなる)などさまざまな症状がみられる疾患です。
副腎皮質機能亢進症は中高齢のワンちゃんでしばしば見られる病気です。
 
◆腎不全
腎臓は、尿の生成や体の中で不要になった老廃物や毒素の尿への排出、
ホルモンの分泌などを行っている臓器で、腎臓が障害を受けて十分に機能しなくなると、
ワンちゃんは多飲や食欲不振、嘔吐などさまざまな症状を引き起こします。
この状態を「腎不全」といい、主に高齢の動物に見られます。

子宮蓄膿症、内分泌疾患、腎不全などはいずれも中〜高齢の動物に多くみられる
疾患で、また、ショコラ様のチワワちゃんの年齢では、これらの疾患の可能性は低い
かとは思います。
ただ、これからチワワちゃんがシニア期を迎えらえたときのためにも、
少しショコラ様の頭の片隅に入れておいていただいても良いかと思い記載させて
いただきました。
上述した疾患以外にも、頻尿や多飲多尿の症状を示すご病気はありますので、
チワワちゃんが飲水量以外で何かいつもと異なるご様子が無いかどうか確認して
いただき、いつもの様子と異なるようでご心配な事があれば、
かかりつけの動物病院さんにも一度ご相談していただけたらと存じます。

なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、
しつけ相談サービスを承っておりますので、ぜひご利用くださいませ。
お電話番号は、あんしんサービスセンター 
0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。
平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)
土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。

年末ご多忙の折ではございますが、ショコラ様におかれましても
お体にお気を付けて、良き年をお迎えください。
今後とも、アニコムをよろしくお願い申し上げます。



Re: 回答のお礼

- ショコラ

2013/12/29(Sun) 15:11

No.3372

丁寧にご回答いただきありがとうございます。教えてもらったことを、実践してみます。ちなみに、飼いはじめた頃(生後5ヶ月)は、ゲージの中でしていましたが、外に散歩に行くようになってからは(7〜8ヶ月)ゲージ内排尿排便、家の中での粗相は全くありません。病気でないといいのですが・・・



Re: 真夜中の・・・

- 獣医師 山田

2014/01/06(Mon) 10:08

No.3374

ショコラ 様

新年あけましておめでとうございます。
年末年始をはさみ、お礼を申しあげるのが遅くなってしまい申し訳ございません。

この度はご丁寧にご返信をいただきまして、誠にありがとうございます。
ショコラちゃんは、お外に行くようになってからは家の中では全く排泄や粗相がないのですね。
小犬ちゃんが成長をして自我に目覚めるころになり、
家の中全体を自分の居住空間だと思っていたりすると、
だんだんと居住空間での排泄を嫌がることがみられます。
また、成長に伴い、「自分の排泄物の臭いによって、他のワンちゃんに対して
自己主張をしたい」というワンちゃんの本来持つ本能も相まり、
ショコラ様のチワワちゃんのように外でしか排泄をしないワンちゃんも多いようでございます。

ご案内させていただいたように、リビングなどの端や廊下、お玄関などの、出入りの少ない静かな場所に
トイレをご用意いただき、チワワちゃんが外に出たいと騒いで
外にお連れになられる前に、一度お家の中のトイレに誘導しいただくことを
続けていただき、
それでもお家の中で排泄を我慢してしまうようであれば、寒い時期でたいへんですが、
ショコラ様がお休みになる前に、チワワちゃんをトイレに連れて行ってあげていただけたらと存じます。
また、コタツに入っていたりストーブの近くで過ごしていたりしているときには
私たち人間でもノドが乾いて水分摂取量が多くなりますが、
気温などのチワワちゃんの生活環境についても、今一度見直していただいては
いかがでしょうか。

ご病気による変化ではないかとご心配でございますね。
お伺いしたご様子だけでは何とも申し上げられませんが、チワワちゃんの飲水量以外にも、
元気や食欲の有無や、尿や便の性状がいつもと変わりがないかについても見ていただき、
ご心配な点がありましたら、かかりつけの先生にもご相談いただくと安心かと思います。
新たな年を迎え、ショコラ様とご家族様、そしてチワワちゃんにとって本年にご多幸がありますよう
お祈りいたしております。
また何かございましたらお気軽にご相談下さい。
今後ともアニコムをどうぞよろしくお願い申し上げます。



粗相について

投稿者:リーケン

投稿日:2013/12/27(Fri) 01:23

No.3368

5歳になるチワワオスです。最近寒いのもあって一緒にベットで寝ていたのですが、トイレがすぐ近くにあるのにベットの上や、トイレのそばでおしっこやウンチをしてしまう時があります。あと、小さかった時に少しの時期していた喜びシッコをしてしまう時もあります。トイレをしつけてから粗相など一度もなかったのに、5歳になってからこのような事をするのはなぜなのか見当がつきません。ストレスかな?もしかして病気なのかとも思っています。回答をお願いします。

Re: 粗相について

- 獣医師 秋吉 ドッグライフカウンセラー 三留

2013/12/27(Fri) 17:35

No.3371

リーケン 様

年の瀬も押し迫ってまいりましたが、
リーケン様におかれましては、いかがお過ごしでしょうか。
この度はご相談をいただきまして誠にありがとうございます。

5歳になる男の子のチワワちゃんの排泄についてのご相談でございますね。
さっそくご案内をさせていただきたく存じますが、
実際のご様子を拝見していませんので、
一般的なご案内となりますことをご了承くださいませ。

チワワちゃんは、トイレで排泄ができていたのに、
ベッドで寝るようになってから、粗相をするようになったとのことでございますね。
今までできていたトイレでの排泄ができなくなることは
ワンちゃんで比較的よくみられます。

リーケン様は、チワワちゃんに何か病気があったり、ストレスがあるのではないかと、
ご心配なさっているとのことでございますね。
ワンちゃんで多い膀胱や尿管、尿道の病気として膀胱炎、尿結石などがあげられます。
また、腎臓の病気では糸球体腎炎、尿毒症などがワンちゃんでは時々起こります。
去勢手術を受けていない男の子のワンちゃんでは前立腺疾患(前立腺炎、前立腺膿疱など)
は頻繁に見られます。
このような疾患でみられる尿の異常は、血尿、膿尿(尿に膿が混じる)、
頻尿(尿の回数がいつもより増える)、尿が出ない、尿が出にくい、薄い色の多量の尿
をする、でございます。
さらに、内分泌系疾患(副腎皮質機能亢進症、糖尿病など)や薬物の投薬(ステロイド剤など)
も尿の異常を引きおこすことがあります。
これらの病気では尿の異常だけでなく、食欲、元気の低下のようなその他の症状も
でることが多いです。
そのためリーケン様のチワワちゃんでは病気による粗相ではないと思われますが、
このような症状が当てはまるようであれば動物病院の先生にご相談ください。

また、ウンチの失敗に関しましては、
下痢のときには我慢できずに粗相をしまうことがございます。
便秘傾向でも違和感のためにトイレ以外で排便する可能性はあるかと思われます。
いつも通りの良い便をトイレ以外で少量漏らしてしまうケースは肛門周囲に異常がある病気
が疑われます。
例えば、高齢のワンちゃんでの肛門括約筋の筋力の低下や、去勢手術を受けていない
中高齢の男の子のワンちゃんの会陰ヘルニアが考えられます。

あるいは、関節炎や椎間板ヘルニアのような体に痛みが出る病気のワンちゃんでは、
トイレまで動くのがおっくうであるため、トイレ以外で排尿、排便をするかも
しれません。
比較的高齢のワンちゃんで想定される病気ですので、リーケン様のチワワちゃんが
お元気でお過ごしであれば可能性は低いかと思われます。

これらのように、病気に伴い排泄の粗相がみられることはございます。
「排泄の回数が増えた」、「排泄の素振りをするのに上手く
出ていないようだ」、「我慢ができない」など、気になる様子があれば、
一度かかりつけの動物病院さんにご相談いただくことをお勧めいたします。

さて、リーケン様のチワワちゃんは、ベッドの上や、トイレのそばでオシッコや
ウンチをしてしまうとのことでございますので、
ベッドで寝るようになるという環境の変化に伴い、どこで排泄をしたらいいのか
分からなくなっているのかもしれません。
特に、ワンちゃんにとって、マット類や布団類のようなところは、
トイレシートと間違えやすい傾向がたいへん強くみられます。
足裏の感触自体が似ているということもありますし、フワフワしたところなので、
オシッコをしたくなってしまうのかもしれませんし、
ベッドの中が気持ち良くて、ベッドを出るタイミングを逸してしまいがちなのかも
しれません。

あるいは、ワンちゃんが布団でオシッコをしたときに
飼い主様が視線を向けたり、あわてて走り寄るなどなさったことが
構ってもらえた、振り向いてもらえた、など、ご褒美になってしまうことで、
注目を浴びたくてお布団の上でオシッコをすることが習慣となることもみられます。
一方、気持ちの弱いタイプのワンちゃんですと、排泄行為そのものがいけない
ことだと思ってしまいどこでしたら良いのか混乱してしまうこともみられます。
したがって、チワワちゃんが粗相をしても、叱ったり声をかけたりしないほうが
よろしいでしょう。

リーケン様のワンちゃんは、このところ嬉しいときなど、興奮したときに
オシッコをしてしまうことがあるとのことですが、
このように、興奮したときにオシッコをする傾向のあるワンちゃんは、
どちらかというと、素直で従順なワンちゃんが多いと思われます。
従順だということは、どちらかというと、おとなしいお子様かもしれませんので、
今までできていたのに、粗相がみられるようになるのは冬は洗濯物が乾き難い
こともありますし、リーケン様にとっても大変でございますが、
大きな声を出して叱ったり、びっくりさせたりなさらないことが重要でしょう。

ベッドで休むようになり、どこで排泄をしたらいいのかを混乱してしまうワンちゃんは
多いのですが、チワワちゃんの排泄のタイミングをみて、トイレに誘導していただく
ようにして、できたら褒めることを続けることで、どこでしたらいいのかもう一度、
教えていただければと存じます。
オシッコのタイミングになったら、「トイレはここよ」などと明るい声で
トイレシートに誘導いただき、できたら褒めてあげましょう。

ベッドで寝るようになってから粗相が始まったのであれば、
もう一度、その前の、トイレでしっかりとできていた頃の生活のパターンにお戻しに
なられるのも一つの方法でしょう。
布団の上などのフワフワとしたところでの排泄は習慣化することが多いので、
シートでオシッコをすることを思い出すまでは、チワワちゃんを布団に近づけない
ようになさったほうがよろしいかもしれません。
あるいは、布団をビニールシートなどで覆っておき、トイレでオシッコが出たら
お布団を広げるようになさるのもよろしいかもしれません。
また、ワンちゃんにとって、安全、安心な場所を提供するということで、
ケージを上手に利用なさるのも望ましいでしょう。
ケージをご利用なさるときは、中が心地良い場所だと思わせてあげること
がたいへん重要ですので、叱ったときにケージに入れることはなさらないよう
ご注意いただければと存じます。

チワワちゃんは、どこでオシッコをして良いのかが分からなくなっているのかも
しれませんね。
シートの近くまでいったら、「トイレはここよ」、と、シートに誘導していただき、
どこでしたら良いのかをチワワちゃんに分かるように教えていただき、
できたときだけ、反応を示していただければと思います。
もし、上手くいかなくても、知らん顔でササッと片付けてしまいます。
シートの上が濡れているとしたがらないことも多いので、
シートはまめに取替えるようにしましょう。

排泄行為は生理現象ですので、周囲の皆様の緊張感はワンちゃんに伝わり
やすいこともあり、できるだけリラックスをした雰囲気で、成功体験により、
どこでしたら良いか教えていただければと存じます。

なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、
しつけ相談サービスを承っておりますので、ぜひご利用ください。
お電話番号は、あんしんサービスセンター 
0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。
平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)
土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。
今後ともアニコムをどうぞよろしくお願い申し上げます。


新しい年が、リーケン様とチワワちゃんにとって、素晴らしい一年でありますよう
心からお祈りいたしております。
今後ともアニコムを宜しくお願い申し上げます。



MRCNSについて

投稿者:すずらん

投稿日:2013/12/22(Sun) 15:56

No.3360

12歳、ヨーキーのメスを飼っています。
腎臓・肝臓…あちこちが悪く、ずっとお薬を飲んでいるのですが、先日、目ヤニからMRCNS(メチシリン耐性コアグラーゼ陰性ブドウ球菌)が検出されました。
人間にも感染の恐れがあるということで不安です。
今後どのような注意が必要なのか、犬・人間、両方について教えていただけますでしょうか?
ネットで検索してみたのですが、ペットのMRCNSについての説明がほとんど見つかりませんでした。
どうぞよろしくお願いいたします。

Re: MRCNSについて

- 獣医師 山田

2013/12/26(Thu) 16:41

No.3365

すずらん 様

年の暮れを迎え、町を行きかう人々の足取りにもあわただしさが感じられるように
なってまいりましたが、すずらん様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。
この度はご相談をいただきまして、ありがとうございます。
さっそくお問い合わせについてご案内させて頂きますが、
実際のご様子を拝見していないため、一般的なご案内となりますことを
何卒ご了承ください。

すずらん様のヨーキーちゃんは、目ヤニから
MRCNS(メチシリン耐性コアグラーゼ陰性ブドウ球菌)が検出され、
今後のご注意点についてのご相談でございますね。

まず、ブドウ球菌属は自然界ではヒト、家畜を含む哺乳動物、鳥類に広く分布
しており、ブドウ球菌属はStaphylococcus spp.といいます。
属名StaphylococcusのStaphyloは「ブドウの房」を意味し、
顕微鏡で観察すると、特徴的なブドウの房状のようにみえます。

ブドウ球菌属の中では病原性が高い種として、「黄色ブドウ球菌」が知られて
います。
皮膚や鼻腔、消化管などの常在菌であり、ヒトもどうぶつも健康な状態では
感染して病気を起こす病原性はありません。
一方、何らかの理由(免疫抑制剤や抗がん剤の使用など)で生体の防御機構が低下
した状況(免疫機能が低下している状況)で感染を起こしやすくなります。
これらの黄色ブドウ球菌属の中で、抗菌薬※に対して耐性を獲得したのが
MRSA(methicillin resistant Staphylococcus aureus:メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)
です。
MRSAとは言っても、健康なヒトとどうぶつでは病気の原因となることは少ない
と考えられていますが、生体の防御機構が低下した場合、MRSAが病気の原因と
なることがあります。
MRSAは上述のように各種の抗菌剤に抵抗性を示すため、抗菌剤を用いて治療
する際に、治療が難渋し、重症化する事例も多いことから、医療現場で恐れられて
いるのは事実です。

※抗菌薬
病気の原因となる細菌が増えるのを抑えたり、殺したりする作用がありますが、
ウイルスには効果はありません。
抗菌薬のうち、微生物からつくられたもの(代表的なものにアオカビから発見された
ペニシリン)を「抗生物質」といいます。
近年では人工的に合成された合成抗菌薬も多数あり、総称して「抗菌薬」と言います。

一方、黄色ブドウ球菌以外のブドウ球菌の多くはコアグラーゼという血漿
(けっしょう:血液に含まれる液体成分)を凝固させる酵素を産生しない菌です。
これらを「コアグラーゼ陰性ブドウ球菌(coagulase negative staphylococci:CNS)」
と総称し、黄色ブドウ球菌と同様に、皮膚の常在菌として知られていますが、
一般的に毒性が弱い菌だと言われています。
これらのCNSも、生体の感染防御能力(免疫力)が低下した状況で感染を
起こしやすくなります。

さて、今回すずらん様のヨーキーちゃんからは、目ヤニからMRCNSが検出された
のですね。
MRCNSはMethicillin Resistant Coagulase Negative Staphylococciの頭文字を
取ったもので、「メチシリン耐性コアグラーゼ陰性ブドウ球菌」のことを言います。
MRSNSは、メチシリンと言う抗菌剤に耐性を持った、コアグラーゼを産生しない
ブドウ球菌の総称です。
MRSAと同様に、通常の感染防御能力(免疫力)を有する場合には、
MRCNSは病気の原因となることは少ないと考えられていますが、
いったん感染が成立すると治療が難渋することがございます。
最近は、どうぶつの診療においても、皮膚、結膜や目脂、外耳道などの化膿性疾患で
細菌の培養検査と薬剤感受性検査を実施すると、抗菌薬が効かない耐性がある菌
が検出されることも増えています。

ヨーキーちゃんの目ヤニからMRCNSが検出されたとの事ですので、
MRCNSが目ヤニに関連している可能性があると考えられます。
MRCNSが関連している場合、これまでにご説明しましたように、
治療が難しいことがありますので、かかりつけの先生の指示にしたがって
治療を継続することが重要と思われます。

さて、ワンちゃんからMRCNSが検出された際の、ご家族様の対応ですが、
先にご案内をさせていただきましたように、
ご家族様が健康でいらっしゃり、しっかりと体力があり、免疫力を保っていれば
それほどご心配をなさらなくてもよろしいかもしれません。
一方で、当然のことですが、ご家族の皆様はヨーキーちゃんのお世話をなさったり
触れ合った後は、よく手洗いや手指の消毒をしていただくことは大切でございます。
ただ、このことは、すずらん様のワンちゃんだけではなく
どのワンちゃんと生活なさるときに共通することでもございます。
また、ヨーキーちゃんのお世話をなさった後のタオルなどは洗浄・消毒を
行いましょう。
同時に、寒い時期ですが、滋養のあるお食事や休息しっかりとお摂りいただき、
免疫力が発揮できる健康状態を維持いただくようご自愛いただくことが
重要でございます。
また、すずらん様のご家族様の中に、抗がん治療や免疫抑制剤の投与などをして
おられたり、高齢、免疫抑制疾患(糖尿病など)で免疫力が低下している可能性が
ある方はいらっしゃいますでしょうか。
もし、いらっしゃる場合には、かかりつけの医師にご相談いただきますよう、
お勧めいたします。

なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、
しつけ相談サービスを承っておりますので、ぜひご利用くださいませ。
お電話番号は、あんしんサービスセンター 
0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。
平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)
土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。

年末ご多忙の折ではございますが、すずらん様におかれましても
お体にお気を付けて、良き年をお迎えください。
今後とも、アニコムをよろしくお願い申し上げます。



Re: MRCNSについて

- すずらん

2013/12/26(Thu) 18:08

No.3367

年末のお忙しい中、このように素人にもわかり易くご丁寧に教えていただきまして、心より感謝申し上げます。
幸い家族全員健康でおりますので、それほど恐れる必要は無さそうで、ひと安心です。
本当にありがとうございました。



Re: MRCNSについて

- 獣医師 山田

2013/12/27(Fri) 12:34

No.3370

すずらん 様

この度はご丁寧にご返信をいただきまして、誠にありがとうございます。
聞きなれなかったり、難しかったりする病気関連の言葉を耳にされると、
ご不安なお気持ちになられてしまうかと存じますが、
これからも今までと同じようにヨーキーちゃんと接していただけたらと思います。
すずらん様とご家族様、そしてヨーキーちゃんが毎日楽しい時間を
お過ごしになられ、お健やかなる新年をお迎えになられますよう、
心よりお祈り申し上げます。
また何かございましたらお気軽にご相談下さい。
今後ともアニコムをどうぞよろしくお願い申し上げます。



トイレの失敗について

投稿者:えりんこ

投稿日:2013/12/24(Tue) 22:18

No.3361

4歳のイタリアングレーハウンドを飼っています。
最近になって急にトイレを失敗しはじめました。
環境が変わったわけでも何でもないのに、いきなりです。
トイレを無視してカーペットの上にしてしまうのです。
ペット用の消臭スプレー、トイレのしつけ用のスプレーなど試してみましたが、全く効きめがありません。
この先どういったしつけをしていけばよいでしょうか?
よろしくお願いいたします。

Re: トイレの失敗について

- ドッグライフカウンセラー 三留

2013/12/26(Thu) 16:55

No.3366

えりんこ 様

新年を迎える準備に気忙しい頃でございますが、
えりんこ様におかれましては、いかがお過ごしでしょうか。
この度は、ご相談をいただきまして、誠にありがとうございます。
早速、ご案内をさせていただきますが、一般的なご案内となりますことをご了承ください。

えりんこ様のイタリアングレーハウンドちゃんが、最近になって
急にトイレではない所で排泄をするようになられたとのことでございますね。
ワンちゃんは、場所や匂い、足の裏の感触、飼い主様の対応(褒める)など、
複合的な要因でトイレでの場所を覚えていきます。
また、いったん、トイレの場所を覚えても、何かの拍子で、急にどこでオシッコをしていいのか
分からなくなることがございます。
えりんこ様のワンちゃんは、カーペットの上でオシッコをしてしまうとのことですが、
カーペットやラグやマット、布団などのようなフワフワしたものは、ついついトイレと間違えて
しまうことが多くみられます。
ワンちゃんがオシッコをしようとしたら、ペットシーツが濡れていたということが原因で
シーツの上でしたがらなくなることもみられますし、
このほかにも、遊びに夢中になっていたら粗相をしてしまって、このときに「あら」などと
声をかけられたことから、構って欲しくて粗相を繰り返すようになるなど、いろいろでございます。

このように、ワンちゃんの排泄に変化がみられたときですが、とにかく上手くいったときだけ
声をかけて褒めていただくことで、「ここでするのがいいんだよ」ということを
しっかりと伝えるようにしましょう。
上手くいかないと、叱ったり、声をあげたくなったりしますが、粗相を飼い主様に叱られたことで、
排泄行為そのものがいけないと思い、隠れたところで排泄をするようになってしまうこともあります。
また、粗相を見つけた飼い主様が「あらーっ」と声を上げた様子を、「注目を浴びたこと」「ご褒美」
だと思ってしまい、トイレではない所ですることが、ご家族の注目を浴びることの一つの手段となって
しまうこともあります。そのようなことを防ぐため、トイレ以外のところで排泄をしてしまっても、
声をあげたり、叱ったり、騒いだりしないようにしましょう。
とにかく、上手くいったときだけ、注目していただき、排泄ができたことを褒めることだけに、
注力しましょう。
また、中には、オシッコを片付ける際の飼い主様の手にある白い雑巾に反応して、
遊べると喜ぶワンちゃんいますので、片付ける際もあまりイタリアングレーハウンドちゃんに
その様子を見せないほうがよろしいかもしれません。
排泄の時間をメモしてみると、だいたいのオシッコのタイミングが把握できると思いますので、
「そろそろオシッコかな」というタイミングをみながら、トイレに誘導していただいてもよろしいでしょう。
「トイレはここよ」などと声がけをしていただき、できたら褒めることを繰り返してあげましょう。

いつも排泄してしまう場所が決まっているのであれば、その場所をいったんトイレにしていただき、
その後、トイレの場所を移動させるのも一つの方法かもしれません。
イタリアングレーハウンドちゃんは、カーペットの上でしてしまうとのことですね。
いつもしてしまうところにシートを敷いていただいてもよろしいかもしれません。
ワンちゃんは環境の変化に敏感ですので、トイレの場所を移動させる際には、
イタリアングレーハウンドちゃんが戸惑わないように、1日少しずつ移動させていただくと
よろしいでしょう。
このようにしながら、最終的にえりんこ様の生活に支障のない場所にしていただいては
いかがでしょうか。
あるいは、どうしても、カーペットの上でしてしまうのであれば、
可能であれば、カーペットを片付けてしまうのも一つの方法でしょう。

さて、イタリアングレーハウンドちゃんのトイレは現在、どこにありますでしょうか。
トイレがケージの中にあるのであれば、ケージのトイレに戻ることを躊躇させないようにするため
ケージの中がイタリアングレーハウンドちゃんにとって安心できる、好きな場所にしておくことも
重要でしょう。
叱ったときにケージに入れたり、お留守番のときだけケージに入れるというのではなく、
えりんこ様がお家にいらっしゃるときもケージに誘導し、優しく声をかけていただいたり、
好きなオモチャを与えていただくなどなさってはいかがでしょうか。
また、もともとワンちゃんは、自分の生活スペースから離れたところに排泄をする習性が
ありますので、成長にしたがう変化としてケージの中でしたがらなくなることもございます。
このようなときには、ケージ以外のところで、ご家族の出入りがあまりない静かなところに
トイレを用意いただくのもよろしいでしょう。
根気強く、成功するように仕向けていただき、
リラックスしてオシッコができる雰囲気を作っていただければと存じます。

なお、一つご注意いただきたい点でございますが、今までしなかったのに粗相をするようになる
場合、泌尿器科などのお病気があることで、排泄のリズムが変わったり、
オシッコを我慢できなくなったりしていることもあります。
「オシッコの回数が増えた」、「オシッコをする素振りをするのに上手く
出ていないようだ」などいつもと変わった様子があれば、
一度かかりつけの動物病院さんにご相談いただくとご安心いただけるかと存じます。

なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、
しつけ相談サービスを承っておりますので、ぜひご利用くださいませ。
お電話番号は、あんしんサービスセンター 
0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。
平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)
土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。

新しい年が、えりんこ様とイタリアングレーハウンドちゃんにとって、
笑顔に溢れた素晴らしい年となりますよう心からお祈りいたしております。
今後ともアニコムをどうぞよろしくお願い申し上げます。



カルシウムについて

投稿者:アルファ

投稿日:2013/12/21(Sat) 10:52

No.3358

お世話になっております。チワワ♀(1歳半、2.7kg)、
Mダックス♀(1歳半、5.3kg)です。カルシウムの摂取量についてですが、ドライフードをあげていますが、成分表示欄に「カルシウム」とは書いてありません。そこで、カルシウム入りのガム等をあげようと考えているのですが、1日あたりの摂取量の目安はどのくらいでしょうか?
カルシウムはあげすぎてもよくないと聞いた事がありまして。

ちなみに、現在のドライフードの内容は以下の通りです。

チキン生肉、玄米、粗挽き米、乾燥チキン、米糠、米粉、乾燥ラム肉、乾燥サーモン、タンパク加水分解物、鶏脂*、ビートパルプ、亜麻仁、オーツ麦、ひまわり油*、乾燥卵、トマト、ザクロ、ブルーベリー、クランベリー、パンプキン、ホウレン草、ニンジン、ビタミン類(A、B1、B2、B6、B12、C、D3、E、β-カロテン、コリン、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、葉酸)、ミネラル類(カリウム、クロライド、セレン、ナトリウム、マンガン、ヨウ素、亜鉛、鉄、銅)、アミノ酸類(L-カルニチン)、酸化防止剤(ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物)
*ミックストコフェロールで保存

お忙しい中、お手数をおかけいたしますが、よろしくお願い申し上げます。

Re: カルシウムについて

- 獣医師 秋吉

2013/12/26(Thu) 12:57

No.3364

アルファ 様

今年もいよいよ残りわずかとなってまいりましたが、アルファ様におかれましては
いかがお過ごしでしょうか。
この度はワンちゃんたちのお食事についてのご相談いただきまして
誠にありがとうございます。
アルファ様は、大切なワンちゃんたちの食事の内容をしっかりと把握されているご様子で、
アルファ様のワンちゃんたちは本当に幸せでございますね。
早速ご案内をさせていただきたく存じますが、
一般的なご案内となりますことをあらかじめご了承ください。

ワンちゃんは、もともと肉食でしたが、人間との長い歴史の中で雑食化してきたとされており、
ワンちゃんのお食事は、こういったワンちゃんの食性にあったお食事を与えていただくこと
が必要でございます。
また、犬種、ライフステージ(若齢期、壮年期、老齢期)、体の大きさはもちろん、
妊娠、授乳期、健康状態によっても必要な栄養素は変化いたしますので、
ワンちゃんの状況にそった食事をお選びいただくいことも同時に重要でございます。
ワンちゃんが摂取する一般的な食事は、タンパク質、繊維、脂肪、ミネラル、
ビタミンなどおよそ50種類の栄養素から構成されています。
また、市販されているワンちゃんの食事は、「総合栄養食」と
「間食(おやつまたはスナック)」と「その他の目的食」に分けられます。

アルファ様のチワワちゃんとMダックスちゃんが毎日食べて
いらっしゃるフードの容袋をご覧になられると「総合栄養食」と印字
されているのではないでしょうか。
「総合栄養食」とは、ワンちゃんが必要としている栄養素をすべて含んだ
フードで、毎日の主要な食事として新鮮な水と一緒に与えることで
健康を維持できるように調整されているというものです。
調整の基準となる栄養バランスは、「ペットフードの表示に関する
公正競争規約」および施行規制に基づいたものであり、
AFFCO(米国飼料検査官協会)の栄養基準と同じだとされています。
また、幼犬期(成長期、グロースなど)、成犬期(維持期、
メンテナンスなど)、高齢期(シニアなど)のように成長段階に合わせた
総合栄養食が販売されています。
しつけの時やごほうびの時などのコミュニケーション用の食べ物である
間食(おやつまたはスナック)は、嗜好性が高いものが多いですので、
欲しがるままに与えるとカロリーオーバーになったり、
栄養の偏りにつながることがあります。
・ 「その他の目的食」は、「一般食」、「副食」のような表記があるフードであり、
・ 総合栄養食といっしょに与えることを目的としている食べ物です。
・ また、ある特定の病気のワンちゃんが食事療法を行うときに食べる
・ 「特別療法食」や「食餌療法食」も含まれます。

さて、アルファ様のチワワちゃんとMダックスちゃんは1歳半でいらっしゃいます
ので、およそ8歳くらい(人間で換算するとおよそ50歳前後)までは
成犬期の総合栄養食を選択されていると思います。
チワワちゃんとMダックスちゃんが食べていらっしゃる食事が成犬用の「総合栄養食」
である場合、カルシウムはその食事の0.6%〜2.5%含まれていると考えられます。
アルファ様のペットフードの成分表示欄のミネラル類にカルシウムの記載は
ございませんが、例えばチキン生肉、玄米やホウレン草といった原材料に
すでにカルシウムは含まれています。
ペットフードに使用される原材料は、元々自然・天然のものなので、
そのままフードとして加工すると、そこに栄養素が含まれていますが、
ばらつきが生じます。
そこでペットフードの中の栄養素を一定に保つために、原材料だけでは補いにくい、
もしくは不足している栄養素がペットフードに添加されることがあります。
そのような添加物は食品として使用することが許可されたもので、
ワンちゃんの健康を損なわないことを確認する安全性試験が実施されている
ものです。
したがいまして、アルファ様のワンちゃんたちが総合栄養食を食べている場合、
ご利用なさっているフードにカルシウムの記載がなくても
原材料を加工することによりすでにカルシウムはすでに充足していると
お考えいただけますので、カルシウムを補給する必要は特にありませんので
ご安心いただければと存じます。

カルシウムなどのミネラル類は体にとって不可欠なものですが、
一つのミネラルは他のミネラルの消化や代謝に影響を及ぼしますので、
ミネラル類の摂取では、特定のミネラルを過剰に摂取せず、他のミネラルとの
バランスを崩さないように適度に摂取することが大切です。
例えば、骨はカルシウムを貯蔵する部位としても重要な役割を果たし、リ
ンもカルシウムと同様に骨の主要成分ですが、
カルシウムとリンの摂取の比率は、1:1〜2:1が望ましいとされています。
カルシウム入りのおやつ類は少量ならば体に影響は少ないと思われますが、
長期的に多量に摂取しつづければ、ミネラルのバランスを崩す可能性も
ございますのでご注意ください。
なお、ワンちゃんの体質(シュウ酸カルシウム結石を作りやすい、など)
によっては、摂取するカルシウムの総量を厳密にコントロールする必要がある
場合もございますので、ワンちゃんたちの体質にご不安がおありの場合には、
主治医の先生にご相談の上、食事を選択していただくことをお勧めいたします。

寒い日がまだまだ続きますが、アルファ様もお身体に気をつけてお過ごし下さいませ。
アルファ様とチワワちゃんとMダックスちゃんが笑顔いっぱいにお過ごしに
なられますよう、心から応援しております。

なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、
しつけ相談サービスを承っておりますので、ぜひご利用くださいませ。
お電話番号は、あんしんサービスセンター 
0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。
平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)
土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。
今後とも、アニコムをよろしくお願い申し上げます。