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人間に慣れない。
投稿者:ポルカ
投稿日:2012/11/28(Wed) 16:51
No.1788
大変、申し訳ないのですが、私の友人のワンコの事で困っています。友人は預かりさんをしているのですが、保健所から、救ったミックスの仔が人に慣れないそうなのです。きっと、怖い想いをしたのだと思います。でも、何頭もそこにいるワンコとは、関わり合い遊んだりしてるようです。側には来るようになったのですが、四ヶ月で預かり、もう六ヶ月位かと思います。6〜7kg位になってるようです。触るとキャンと鳴いて逃げます。どの様にしたら上手く人間と仲良くなれますか?よろしくお願いしますm(__)m
Re: 人間に慣れない。
- ドッグライフカウンセラー 三留
2012/11/30(Fri) 10:10
No.1792
ポルカ 様木々が美しく彩り、思わず足を止めたくなる頃ですが、ボルカ様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。このたびはご相談をいただきまして誠にありがとうございます。ご友人が預かっていらっしゃるワンちゃんが、なかなか人に慣れないとのことでございますね。以下、ご案内をさせていただきますが、一般的なご案内となりますことを何卒ご了承くださいませ。ワンちゃんは、他のワンちゃんとは関わりあい、遊ぶようになったとのことで、それだけでも、お世話をなさっているご友人はホッとなさっているのではないでしょうか。ワンちゃんの経験にもよりますが、抱いている警戒感や恐怖心が解けるまでの期間は長くかかると思っていただき、「何かをする」のではなく、「特に何もしないこと」を通し、ごく当たり前の生活の中で安らぎを感じさせてあげましょう。触るのは必要なときだけにしていただき、また視線もワンちゃんに向けず、またワンちゃんが反応する距離より内側には寄らず、穏やかで、落ち着いた雰囲気で毎日の生活を続けていただき、根気強く、ワンちゃんが「大丈夫なんだ」と感じてくれるまでとにかく待つことが大切でございます。ワンちゃんが側にくるようになったということで、本当に素晴らしい前進ですね。触るとキャンといって逃げるとのことですので、もしかして、何か人の手が恐いという経験をしたのかもしれません。近くに寄ってきたら、触ろうとせず、そのときには、明るい声で、「お利口ね」と声をかけていただき、さりげなく寄り添う気持ちを伝えてみましょう。ケージの中や食事のときに食器の下にお世話をなさる方の匂いのついた衣類などを置いてみて、ワンちゃんの好きなことと、人間の存在を結びつけるようにしてもよろしいでしょう。これから少しずつ慣れていく様子がみられたら、近づいてきたときに、ボールなどワンちゃんの好きなオモチャを、お世話をなさる方とワンちゃんとの間に転がしてみてもよろしいかもしれません。また、手でお食事を与えていただいたり、食器の下に手を置いてご飯を与えていただいたり、少しずつ、「人の手はワンちゃんにとって、良いものなんだよ」ということを感じさせてあげましょう。どんなときも、穏やかに、毅然と、頼りになるよ、というところをワンちゃんにお見せいただき、待つことで、変化がみられるかと存じます。あせらず、ただ、ワンちゃんが心をほんの少しでも開く素振りを見せたときにはしっかり受け止めていただければと存じます。このように、ワンちゃんを思ってご心配をなさるボルカ様のお優しいお気持ちは必ず、ワンちゃんに伝わります。皆様が笑顔に溢れ、幸せにお過ごしになられますことを心からお祈りいたしております。なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、しつけ相談のサービスを承っております。気がかりなことがおありの際には、ぜひご利用くださいませ。お電話番号は、あんしんサービスセンター 0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。ボルカ様におかれましては、お風邪など召されませぬようくれぐれもお体ご自愛くださいませ。今後ともアニコムをどうぞよろしくお願いいたします。
ワクチンアレルギー
投稿者:キキ
投稿日:2012/11/27(Tue) 13:41
No.1781
3歳のペキニーズ♀(避妊済み)のことで教えて頂きたくメールしました。生後4ヶ月でペットショップから我が家へ来たとき、すでに混合ワクチンと狂犬病予防接種が済んでました。〜生後4ヶ月〜 ペットショップにて狂犬病 ファイザー製薬6種混合 ペットショップからは何も聞いてないので、アレルギー反応は なかった?〜1歳〜 どうぶつ病院にて 狂犬病・・・問題なし 共立製薬8種混合・・・接種1時間後に顔全体が腫れ上がり、呼吸が苦しそうに。すぐに注射を打ってもらい、半日後には鎮静。〜2歳〜 どうぶつ病院にて狂犬病・・・口元が腫れたように感じ注射で鎮静共立製薬5種混合・・・接種2時間後に前年と同じ症状に。注射で鎮静。〜3歳〜先生と相談し、今後の狂犬病予防と混合ワクチンはやめる事にそこで質問です@製薬メーカーで成分が違うのでしょうか?パピー時に大丈夫だったファイザー製ならアレルギー反応がでないことも考えられますか?どちらにしてももう怖くて受けないとは思いますが。A混合ワクチンで予防することが出来なくなった病気を予防するためには、どうすればよいですか?ちなみに普段は庭で遊ばせているので、他のワンちゃんに接触することは殆どないですが、年に数回、イベントに出かけたりもします。イベントでも他のワンちゃんとの接触は、うちの子の性格上殆どないですBイベントやペット同伴可の宿泊施設などでは、狂犬病予防とワクチン接種をしていることが常識ですが、他のワンちゃんに迷惑をかけてしまうのでは?という思いと、ワクチン未接種のために感染しやすいのでは?という思いから、そういう場所は避けるべきなのでしょうか?アドバイス宜しくおねがいします。
Re: ワクチンアレルギー
- 獣医師 田村
2012/11/29(Thu) 17:55
No.1791
キキ 様この度はご相談を頂きまして、誠にありがとうございます。ワンちゃんのワクチン接種についてのご相談でございますね。お問合せにつきましてご案内させて頂きますが、一般的なご案内となりますことをご了承ください。ワクチンを接種すると体の中で免疫応答が起こり、それぞれのウイルスや細菌に対して抗体が作られます。抗体は、その病原体が体内に侵入してきたときに病原体と闘って、感染を防いだり、重症化を防ぐ役割を果たします。ワクチン接種後にワクチンに含まれる何らかの成分に対し、アレルギー反応を示すことがあり、接種後数分〜6時間くらいまでの間に症状がみられます。症状は顔面の浮腫、掻痒、蕁麻疹、嘔吐、下痢などが多く、重症な場合にはアナフィラキシーショック(虚脱、血圧低下、呼吸困難、痙攣など)や死亡例もあります。原因となる成分は様々であるといえます。ワクチンにはウイルス及び菌の抗原やアジュバンドに加えて、わずかですが抗生物質、ゼラチン、ウシ血清アルブミン、組織培養の細胞壊死片などが含まれています。これらすべてが原因となりえますが、不活化ワクチンの効果を高めるために添加されるアジュバントに対するアレルギーが比較的多いといわれています。5種混合ワクチンに含まれる病原体は生ワクチンといって、アジュバントを必要としないものですが、7種以上のワクチンに含まれるレプトスピラ(とコロナウイルスの一部)は不活化ワクチンであるため、アジュバントが添加されています。そのため、それらをふくむワクチンは、5種以下のワクチンに比べてアレルギー反応が起こる確率が高くなっています。(アジュバント以外のものに反応して起こるアレルギーもありますので、5種以下のワクチンでアレルギー反応が起こらないというわけではありません。)製薬メーカーを変更すればアレルギー反応はでないかとのご質問でございますが、確かに製薬メーカーさんによって成分の違いはございますので、メーカーを変えることでアレルギー反応が出ないという可能性もあります。しかしながら、メーカーさん各社で共通に使用されているような成分もあり、そのような成分に対してアレルギー反応を起こしていれば、メーカーさんを変えてもアレルギーが起こる危険はあります。現在のところ、実際にワクチンにアレルギーを起こしてしまうワンちゃんが、ワクチンの中の何の成分に対してアレルギー反応を起こしているのかを特定することはできません。そのため、ワクチンの使用説明書には、どのメーカーさんのワクチンであっても、これまでにアレルギー反応を示したことのあるお子様に対してのワクチン接種は控えるべきであると記載されています。これまでにキキ様のペキニーズちゃんはワクチン接種のたびにアレルギー反応が少なからず出ていますので、例えメーカーさんを変えたとしても接種は控えていただいた方がよいということになります。混合ワクチンで予防することが出来なくなった病気を予防するためにどうすればよいかというご質問でございますが、基本的には、感染の可能性のある他のワンちゃんとの接触を極力避けていただくことであると言えます。ワクチン未接種のワンちゃんが多く集まる場所や、ワクチンの完了していない子犬ちゃんが多いペットショップやホームセンターなどの場所は特に気をつけていただいた方がよろしいでしょう。直接他のワンちゃんとの接触がなくても、排泄物などを介して伝染する病気もありますので注意しましょう。ただ、ワクチンによってついた免疫力は、1年過ぎたからといってすぐになくなってしまうわけではありません。5種混合のワクチンに含まれる病気に関しては、初年度の複数回接種とその翌年の追加接種がきちんと行われた場合、数年以上(多くは3年以上)免疫力が持続するとも言われています。キキ様のペキニーズちゃんは、2歳まできちんとワクチン接種を受けられていたとのことですので、5種の病気に関しての免疫力はまだちゃんと残っている可能性も高いと思います。ただ、ワクチンによる免疫力の持続時間には個体差が大きく、今後何年間の間であれば大丈夫というようなことは一概には言えません。現在の段階で免疫力が残っているかどうかは、抗体価検査という検査をお受けになっていただくことで知ることができます。血液中に含まれるそれぞれの病原体に対する免疫力(抗体価)を測定することで、その病原体に対する免疫力が感染を防御できるレベルまで残っているかどうかをその検査で知ることができます。免疫力が十分残っているのであれば、当面ワクチンをうたなくても心配しなくてよいということになります。なお、ワクチンによってついた免疫力は時間の経過とともに落ちてきますので、1年ごとなど、定期的に測定していただく必要がございます。狂犬病に関しては、現在のところ日本は洗浄国とされておりワンちゃんでの発生は見られていませんので、日本国内であれば、予防注射をしていないことで狂犬病にかかってしまう確率はかなり低いと言えます。ただし、今後日本でワンちゃんやその他のどうぶつで狂犬病が発生すると状況は変わってきます。また、狂犬病は人にも感染する病気であり、致死率はほぼ100%というたいへん恐い病気です。海外からウイルスが持ち込まれ国内で蔓延することも危惧されており、現段階においてもそれを未然に防ぐためにワンちゃんへのワクチン接種は必要であるとされ、そのため、法律で接種することが義務付けられております。ワンちゃんが他のワンちゃんや人を噛んでしまった時に未接種であると大きな問題になることもございますので、そのような状況にならないように十分注意が必要でしょう。また、ワンちゃんの感染症の多くはウイルスによるものですが、ウイルスの体内での増殖を抑えるものにインターフェロンというものがございます。アレルギーや基礎疾患など様々な事情によりワクチンを打てないどうぶつに対して、このインターフェロンの注射を、ウイルス病の予防のために使用している動物病院さんもあるようですので、ご相談されてみるとよろしいかもしれません。インターフェロンの注射は5〜7日程度効果が持続しますので、イベントやホテルなどに出かける前に動物病院で接種していただくことで、感染予防効果が期待できます。ただし、確実な感染予防効果が証明されているわけではなくインターフェロンの効能外使用になることや、まれではありますがインターフェロン自体の副作用の可能性もあることなども考慮していただく必要がございます。イベントやペット同伴可の宿泊施設などを避けるべきかというご質問でございますが、出席されるイベントや宿泊施設などの規定にもよりますが、ワクチン接種を義務付け、証明書の提示を求められる場合もあるようでございます。事情があってワクチン接種を受けられないことをお話すれば、健康状態に問題がなければご理解いただける場合もあるかとは思います。ワクチン接種を義務付けていないようなイベントや施設の場合には、ワクチン未接種のワンちゃんが多く集まる可能性もあり、そういった場所では他のワンちゃんとの接触が避けられず感染症にかかるリスクが高まってしまう可能性もあります。ワクチンを接種していなくても、上述の抗体価検査をお受けになって、免疫力が十分あることが証明できれば、感染して重篤化する可能性は低いですので、ご心配されなくても大丈夫でしょう。なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、しつけ相談サービスを承っております。お気がかりなことがお有りの際には、ぜひご利用くださいませ。お電話番号は、あんしんサービスセンター 0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。寒い日が続いておりますのでキキ様におかれましてはご自愛ください。ペキニーズちゃんもお大事になさってください。今後ともアニコムをよろしくお願いいたします。
定期的な腹鳴、血便
投稿者:イヴ
投稿日:2012/11/27(Tue) 14:28
No.1782
チワワ♂5才ですが、3年程前より定期的に腹鳴、下痢、血便を繰り返します。病院も4−5件で診ていただき、血液検査、エコーをとってみましたが、好酸球が少し多いが、特に異常は見当たらないという見解でした。未だに症状が変わらす、週に一度のペースで同症状です。腹鳴はビックリする程の音で聞いているだけでも痛そうな感じです。その時の様子は草を食べたがります。食べると間もなく、草のままの状態の便をする事もあり、目を瞑り、うつぶせでジーっと痛みに耐えているかのように見えます。その後の便には粘膜状の黒っぽい血便が必ず見られます。体重の減少はみられませんが、どのような事が考えられるのか教えて下さい。頻繁に繰り返すので、困り果てております。フードはロイヤルカナンの療養食 低分子プロテインを食べております。どうぞ宜しくお願い致します。
Re: 定期的な腹鳴、血便
2012/11/29(Thu) 16:59
No.1790
イヴ 様この度はご相談を頂きまして、誠にありがとうございます。イヴ様のチワワちゃんは3年ほど前から定期的に腹鳴、下痢、血便の症状を繰り返しておられるのですね。大変ご心配のことと存じます。多くの病院さんを受診され、血液検査、超音波検査もなさっておられますが、特に異常を認めないとのことでございますね。お問合せにつきましてご案内させて頂きますが、実際にワンちゃんのご様子を拝見しておりませんので、一般的なご案内となりますことを何卒ご了承ください。腹鳴、下痢、血便といった症状を引き起こす原因はさまざまです。・食事によるもの(アレルギーも含む)・ウイルスや細菌感染によるもの・腸炎や膵炎、腫瘍などによるもの・寄生虫感染によるもの・肝臓疾患や腎臓疾患に伴うもの・ストレスによるものなどが挙げられます。そして便の中に血液が混ざる状態を「血便」といい、一般的には消化管からの出血を疑います。肉眼的に便の色が黒色あるいは黒褐色をしている場合には、上部消化管(食道、胃、小腸など)からの出血を疑い、便に赤色の血液が混ざる場合は、下部消化管(大腸)からの出血を疑います。また、便の表面のみに血液が付着しているような場合には、肛門近くの直腸や肛門、肛門周囲腺等からの出血も疑います。診断方法としては、一般的には、検便、血液検査、直腸検査(肛門から指を入れて腫瘤などの有無を調べる)、単純X線検査などを行い、必要に応じてX線造影検査、内視鏡検査、アレルギー検査、生検(臓器や組織の一部を切り取って病理組織検査をすること)などを行います。イヴ様のチワワちゃんは腹鳴、下痢、血便の原因を突き止めるために多くの検査をされたことと存じますが、原因となる疾患は上述のように多岐にわたるため、すべての検査を行って原因を突き止めた上で治療を行うことが難しいことも多く、対症療法や診断的治療(治療に対する反応によって原因を探る)を行う場合もございます。食欲や元気があり、発熱、体重減少などの症状がない等、一般状態がそれほど悪くない状態では、整腸作用のあるサプリメントの服用やお腹に負担のかかりにくい食事への変更、アレルギー除去食を試してみるなどの対処法を行うことで症状が改善されることもございます。食事につきましてはイヴ様のチワワちゃんは現在低分子プロテインを食べておられるのですね。アレルギー性の下痢を疑ってとのことだと思いますが、もしそれでも状態が改善しないようであれば、加水分解よりももっと細かく分解されているアミノ酸食を利用してみるのも一つの方法でしょう。また、血液検査でアレルギーの原因となっている食材が何であるかを調べることもできますので、かかりつけの先生にご相談いただくのもよろしいでしょう。腸の疾患の中には、検便や血液検査、レントゲン検査、超音波検査などでは異常が見つからないものもございます。原因を探るためには、麻酔下での内視鏡や試験開腹による生検(臓器や組織の一部を切り取って病理組織検査をすること)が診断に必要になることがございます。チワワちゃんは食欲もあり体重も落ちていないようですので、そのようなリスクを伴う検査がすぐに必要な状況ではないかもしれませんが、長期間にわたって頻繁に同じ症状を繰り返していらっしゃるようですので、今後も対症療法や食事療法などの様々な治療に反応がよくないようであれば、かかりつけの先生とご相談の上、そのような検査をお受けになっていただくことを考慮していただくこともよろしいかもしれません。症状を繰り返し、その症状のたびに痛そうな腹鳴がし、チワワちゃんはもちろんのこと、イヴ様も大変お辛いこととお察しいたします。症状をみながら適切な治療をお続けいただき、少しでも症状が緩和することを願っております。なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、しつけ相談サービスを承っております。お気がかりなことがお有りの際には、ぜひご利用くださいませ。お電話番号は、あんしんサービスセンター 0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。今後ともアニコムを宜しくお願い申し上げます。
ちょっと困ってます
投稿者:れお
投稿日:2012/11/27(Tue) 23:52
No.1786
教えてください。チワワとミニチアダックスのハーフ犬オスで2歳なのですが、家族4人のうち、一人(男)だけに異常に吠えるんです。その人が座っているときは懐いてそばにいるのですが、立とうとしたり、歩いてきたりすると尋常ではない吠え方をするんです。吠えてるときは尻尾を振っているので喜んでいるようにも見えますが・・・近所迷惑なので何とかしたいのですが・・・よろしくお願いします。
Re: ちょっと困ってます
2012/11/29(Thu) 12:55
No.1789
れお 様冬の訪れを感じる頃ですが、れお様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。この度はご相談をいただきまして誠にありがとうございます。れお様のワンちゃんが、ご家族の特定の方に吠えてお困りとのことでございますね。さっそくご案内をさせていただきますが、一般的なご案内になりますことを何卒ご了承くださいませ。ワンちゃんは集団を「群れ」という単位で把握する傾向が強いどうぶつであり、リーダーは群れが移動している最中にも、敵の存在を把握して群れの成員を守ります。リーダーは周囲の状況を把握するために高くて見晴らしのよい場所を占め、周囲の状況を監視して、成員を守ります。守られる成員は安全や安心を得ると同時にリーダーに従います。もともと、このような習性を持つワンちゃんは、人間と暮らす上でもある程度、この習性の影響を受けていると思われます。さて、ワンちゃんが吠えるときには、「縄張りへ入るな、と警告を発している」、「相手との力関係を示すため」、「怖くて仕方がない」、「要求をして吠えている」、「指示をしている」など、さまざまな要因が考えられます。いずれの場合も、ワンちゃんが群れの最下位にいることを教え、事ある毎に、「ワンちゃんは、れお様のご家族として守られ、従っていれば安心であるということ」、「お家の中のすべてのことは人間のご家族が中心に回り、主導権は人間のご家族にあること」をワンちゃんにしっかりと伝わるようにすることがたいへん大切でしょう。具体的には、例えばワンちゃんがオモチャを持ってきて「遊んで」とご家族のところに来たとき、すぐにそのまま遊んでしまうと主導権はワンちゃんにあるということになります。一方で、ワンちゃんに「オスワリ」などと指示をしていただき、指示に従ったことに対するご褒美として遊んであげるというように流れを変えると、主導権がご家族にあり、ご家族の指示に従うと良いことがあると教えてあげることができるでしょう。お家の中の、真ん中や高い所といった、良い場所は飼い主様が占め、ソファに座るときも、ご家族が真ん中、ワンちゃんは端か足元に座らせるようにします。お散歩から戻られたときなど、人間のご家族様が先にお宅にお入りいただきます。ご帰宅なさったご家族が「ただいま」と声をかけるのは、人間のご家族様が先です。加えて、ご帰宅を喜んでワンちゃんが吠えたり、騒いだりしていたら相手にしないで、あきらめて静かになったときに、声をかけるようにします。このようなことを通して、「静かにしているとき、ご家族の指示に従ったときに、良いことがある」、「ご家族全体の中で、順位はいちばん下だけど、のんびりと安心していられる」ということを根気強く教えてあげましょう。ワンちゃんが吠えるのは特定の方だけとのことでございますね。もし、ワンちゃんの目からみて、例えばお忙しくてあまり一緒に過ごすことがないのであれば、同じ群れに属していることを実感できるように、ワンちゃんの前で、その方と他のご家族と、楽しそうに、仲良くなさるところをお見せになられたり、一緒にお散歩にいらっしゃるとよろしいでしょう。なるべく、リラックスして、一緒に過ごす時間を通し、その方のことを、穏やかで、頼もしく、安心できる存在としてワンちゃんの目に映るようにしましょう。また、その方にワンちゃんが吠えているとき、尻尾を振っているとのことですね。ワンちゃんが尻尾を振っているときは、機嫌がよいというイメージがありますが、気持ちが高ぶっているとき、例えば興奮や警戒しているといいにも尻尾を振りますので、ワンちゃんの気持ちを把握するときは、全身の状態で判断する必要がございます。その方が動こうとしたときに吠えるとのことですが、「動くな」というような感じなのでしょうか。もし、そのような雰囲気であれば、「そんなことをするのは、立場が違う」ということがワンちゃんに分かるように、吠えても、その方は、動くことを躊躇したり、足を止めることはしないようにしましょう。特に、ワンちゃんにスペースを譲ることは好ましくございませんのでご注意いただければと存じます。ワンちゃんが吠えても、平然と顔色も変えず、毅然と落ち着いて穏やかに行動をなさるほうが大切です。また、吠えたことに対しては、低くて恐い声で「いけない」などとご家族で統一して使っていらっしゃる言葉で、落ち着いて叱り、吠えるのを止めたり、躊躇したら、「お利口」と褒めてあげます。叱るのは、ご自身でもよろしいですし、れお様が叱っていただいてもよろしいでしょう。もし、ワンちゃんにとって、その方がたいへん恐い方であれば、お散歩にいらっしゃって楽しく遊んであげるなどなさって、一緒にいて楽しかったという経験をさせてあげましょう。なお、ワンちゃんは、エネルギーが上手く発散できていないと、お家の中での吠えなどの行動につながることがございます。寒い時期ではありますが、しっかりとお散歩の時間をお取りいただければと存じます。お散歩は、ご家族に従っていれば安心だという気持ちを抱かせるにはたいへん有効ですので、車道を渡るときには、「ストップ」と足を止めるように指示をしていただくなど、「あなたの安全はしっかりと守られていること」を実感させるとよろしいでしょう。ワンちゃんとともに過ごす人生は、大変なこともある分だけ、喜びもそれ以上に大きいものでございますね。あきらめず、根気よく、ワンちゃんとの生活を楽しんでいただければと存じます。なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、しつけ相談のサービスを承っております。気がかりなことがおありの際には、ぜひご利用くださいませ。お電話番号は、あんしんサービスセンター 0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。れお様におかれましては、お風邪など召されませぬようくれぐれもお体ご自愛くださいませ。今後ともアニコムをどうぞよろしくお願いいたします。
乳首のしこり
投稿者:rie
投稿日:2012/11/23(Fri) 17:54
No.1777
アドバイスお願いいたします。ミニチュアダックス9さい雌です。避妊手術はしていません。昨日からだのチェックをした所、右の乳首の横にしこりを発見しました。見た目ではわかりませんが、触るところころとした0.5ミリほどのしこりがあります。ネットで調べると乳腺腫瘍とでますが、これは治るものなのでしょうか。。。あまりにショックで頭がおかしくなりそうです。週明け病院へ行こうと思っています。しこりについてどのような病気が考えられるかお教え下さい。どうぞ宜しくお願いいたします。
その後
- rie
2012/11/26(Mon) 15:11
No.1780
今日病院へいってきました。触診で多分乳腺腫瘍ではないかと。。今後のことも考えて、避妊手術も一緒にすることになりました。ただあまり手術の詳しい説明もなく、そして実家のダックス9歳(同じく避妊手術してません)も乳首の横にしこりができ病院へ行ったそうですが、針で細胞検査し脂肪だろうと言われたそうです。私が行った病院ではそのような検査はされなかったのですが、病院によってちがうものなのでしょうか?ただただ不安で仕方ありません。。また違う病院でもお話聞いてみようかと思ったり。。とても悩んでいます。なにかアドバイスお願いいたします。
Re: 乳首のしこり
- 獣医師 岸田
2012/11/27(Tue) 17:40
No.1785
rie様この度はご相談いただきありがとうございます。ミニチュアダックスちゃんの右の乳首の横にしこりがあるとのこと、さぞかしご心配のこととお察しいたします。お問合せにつきましてご案内させて頂きますが、実際のご様子を拝見しておりませんので、一般的なご案内となりますことを何卒ご了承ください。ワンちゃんの乳首の周辺にしこりや腫れが見られた場合、rie様やかかりつけの先生がおっしゃるように乳腺腫瘍であることが多いですが、その他にも、卵巣のホルモンの影響を受けて起こる乳腺の過形成(乳腺細胞が増えた状態)、乳腺炎、乳管拡張などが原因であることもあります。また、乳腺の組織ではなく、皮膚のできもの(皮膚の炎症や腫瘍など)や皮下のできもの(脂肪の塊など)のこともあります。針で細胞をとって調べる検査(細胞診)は、皮膚や体の表面から触知できるところにしこりなどができた場合、それが腫瘍であるか、あるいは腫瘍ではないのか、腫瘍であれば、悪性なのか良性なのかの可能性を知るために、患部に細い針を刺して細胞を吸引し(針吸引)、顕微鏡で細胞を観察して行います。針吸引は痛みも少なく、注射を打つのと同じ程度の痛みであるといわれていますので、通常は無麻酔でもどうぶつに大きな負担をかけずに行うことができるため、よく行われる検査の一つです。ただし、しこりを構成する全ての細胞を採取しているわけではないので、確定診断を行うことはできません。特に、乳腺腫瘍が疑われる場合、細胞診だけでは判断がつかないケースも多く、確定診断のためには、手術で切除した組織の病理検査が必要となります。細胞診だけで悪性の乳腺腫瘍の可能性を否定できることが少ないため、ミニチュアダックスちゃんの主治医の先生のように、細胞診を行わずに初めから手術で切除することをお勧めになる先生も多いと思います。一方、手術のリスクが高く手術を行うべきかどうか判断に迷う場合や、手術の方法や規模を決定したり、治療方針を立てるのに役立つこともあるため、乳腺腫瘍が疑われるケースでも細胞診を行う先生もいらっしゃいます。細胞診の結果、悪性の乳腺腫瘍が否定できない場合には、手術による摘出を行った方がよいということになります。rie様はミニチュアダックスちゃんのしこりが乳腺腫瘍であることをご心配されていらっしゃるとのことでございますね。乳腺腫瘍は避妊していない中高齢の女の子のワンちゃんに多く認められる腫瘍で、女の子のワンちゃんの腫瘍の半数を占め、発生率は第1位です。乳腺腫瘍のうち半数は良性で、半数が悪性の乳癌です。悪性腫瘍の場合は腫瘍の増殖とともに皮膚が破け出血や壊死を起こしたり、リンパ節や肺や肝臓などの他の組織に転移する場合があります。治療は、外科的に腫瘍を手術で摘出します。良性腫瘍では、早期摘出で経過が良好な場合が多いですが、悪性腫瘍では、摘出しても再発や他の組織に転移をすることがあり、経過が悪い場合もあります。手術で摘出する治療以外に、抗がん剤治療や放射線治療を行なうこともあり、またそれらの治療を手術と組み合わせて行なう場合もあります。ミニチュアダックスちゃんのしこりの大きさはごく小さいもののようですので、万が一悪性の乳腺腫瘍だとしても、リンパ節への転移や遠隔転移がないうちに適切な治療が行われれば、根治の可能性もあると思います。悪性の乳腺腫瘍の場合、時間の経過とともにステージが進行してしまいますので、早期に適切な治療を受けていただくことが大事です。主治医の先生は、乳腺のしこりの摘出と同時に避妊手術も行うことをお勧めになったとのことですね。高齢の女の子のワンちゃんには子宮蓄膿症や卵巣機能の異常を原因とする疾患が多く見られ、特に乳腺にしこりが見られる場合、それが乳腺腫瘍ではなく乳腺の過形成や乳腺炎、乳管拡張などだったとしても、これらの状態は卵巣機能の異常に伴うホルモンバランスの乱れによって起こっていることも多く見られるため、しこりの摘出と同時に避妊手術を行うことは多いようです。もし現段階でミニチュアダックスちゃんに重篤な基礎疾患がなく麻酔処置に大きなリスクがないのであれば、今のうちに避妊手術を行っておくことは将来のためにはよいことだと思います。ただ、しこりを摘出するだけの手術に比べて麻酔時間が長くなったり、手術のリスクも高くはなりますので、同時に行うメリットとデメリットについて手術を行ってくださる先生とよくご相談され、ご納得されてからお受けいただいた方がよろしいでしょう。今回のミニチュアダックスちゃんのような場合、どのような方法を行うのかということに関してこれが正解、というものがあるわけではなく、飼い主様や主治医の先生のお考えによって様々な方法をとることができると思います。現在のミニチュアダックスちゃんの健康状態と麻酔や手術に対するリスクをよく検討していただいた上で、今後ミニチュアダックスちゃんが元気に楽しく暮らして行くために現段階でどのような対処を行うのが最も良いと考えられるか、主治医の先生とよくご相談の上、決めていただければと思います。また、セカンドオピニオンとして他の先生の意見を聞いてみるのもとても参考になると思います。ご心配なこととは思いますが、よくご検討いただければと思います。どうぞお大事になさって下さい。 なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、しつけ相談のサービスを承っております。気がかりなことがおありの際には、ぜひご利用くださいませ。お電話番号は、あんしんサービスセンター 0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。今後ともアニコムを宜しくお願い申し上げます。