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無駄吠え
投稿者:きーぼう
投稿日:2012/08/21(Tue) 12:15
No.1549
お世話になっています。うちに来て二ヶ月になりました。生後三ヶ月過ぎたチワワなんですが最近とても吠えます。人が動く度に吠えます。無視したり、口を抑えたりしてみましたが泣き止みません。どーしたらいいですか?
Re: 無駄吠え
- ドッグライフカウンセラー 三留
2012/08/23(Thu) 15:12
No.1561
きーぼう 様秋の気配が待ち遠しい頃でございますが、きーぼう様におかれましてはいかがお過しでしょうか。この度はご相談をいただきまして誠にありがとうございます。早速、ご案内させて頂きたく存じますが、実際のご様子を拝見しておりませんので、一般的なご案内となりますことをご了承くださいませ。きーぼう 様におかれましては、チワワちゃんを2か月前にお迎えになられたとのことでございますね。幼い頃のワンちゃんは可愛くてたまらないのですが、同時にエネルギッシュさに目が回りそうな時期でもございますが、いかがでしょうか。さて、きーぼう様のチワワちゃんが最近、吠えてお困りとのことでございますね。ワンちゃんは、縄張りを防御して吠えたり、要求して吠えたり、怖がって吠えたり、興奮のあまり吠えたり、さまざまな状況で吠えるのですが、チワワちゃんの場合はいかがでしょうか。子犬ちゃんが吠えるとき、構って欲しくて吠える場合がたいへん多いようです。ワンちゃんは一般的に「自分の行動をした後にどのようなことがあったか」という経験をもとに次第に自分で行動を決めるようになります。吠えたら、振り向いてくれた、ケージから出してくれた、ご飯を食べられた、このような経験がもとになり、次第に吠えることが、注目してもらう手段となることがございます。吠えても無駄だということを教えるためには、きーぼう様が以前なさったように、無視をする必要があります。ただ、ワンちゃんは一度成功をすると成功体験に固執して「吠え方が足りないから、気付いてもらえないのかもしれない」と思ってしまい、激しく吠えます。このときに、根負けをしてしまうと、「やはり、頑張って吠えた甲斐があった」と吠えることがワンちゃんの中で、ますます有効な手段となります。それでも心を鬼にしていただき、本当に「吠えても無駄だ」と教えてあげることが重要です。そして、あきらめて静かになったときに構ってあげることで、落ち着いて静かにしているときに良いことがあると教えてあげることが大切です。きーぼう様のチワワちゃんが吠えるタイミングはいかがでしょうか。もし、きーぼう様の気を引こうとして吠えているのであれば、相手をしないほうがよろしいでしょう。そばに寄って欲しくて吠えているのであれば、チワワちゃんが吠えたら、きーぼう様はチワワちゃんから離れていってしまうとよろしいでしょう。ワンちゃんが吠えているときの対応ですが、口を押さえたり、うるさい、と声をかけたりしがちですが、ご家族様は、叱っているつもりでも、ワンちゃんは「構ってもらっている」と勘違いしてしまうこともみられます。ワンちゃんが興奮しているときほど、ご家族様は落ち着いて、トーンを抑えた対応をすることが重要でしょう。また、体の小さなチワワちゃんにとって、人間の手は大きく怖く思えることも多く叱るときに手を使うことは人の手に対する恐怖心を抱かせてしまうことにもなりかねませんので、ご注意いただければと存じます。ワンちゃんが吠えることをあきらめるまで待つというのは、ご近所とのこともあり、なかなか難しいのも現実でございます。「吠えた後に、チワワちゃんにとって嬉しいことをしない」ことが重要ですので、また、そろそろ吠える、というタイミングがわかれば、その前の吠えていないタイミングにお食事を与えていただいたり、遊んであげていただくとよろしいでしょう。また、落ち着くのを待って、吠えていないときに、良いことがあったという経験をたくさんさせてあげましょう。そのため、日頃から、「オスワリ」と指示をする行動を習慣づけ、指示にしたがったら、要求をかなえてあげるようにしていただくとよろしいでしょう。きーぼう様のワンちゃんは、ご家族様が動くたびに吠えるとのことでございますが、このときも、吠えたことに対して、関心を示さず、そのまま、平然と行動をお続けになられたほうがよろしいでしょう。ワンちゃんと生活する上で、主導権はチワワちゃんではなくご家族様にあることを教えることがたいへん重要ですが、そのことを教えるためにも、このようにすることは望ましいご対応かと存じます。いたずら盛りの子犬ちゃんでございますが、生活の中でいろいろなことを覚えながら落ち着いてくるようでございます。どうぞ、ご安心いただき、お健やかなチワワちゃんのご成長をお楽しみくださいませ。きーぼう様とワンちゃんが笑顔に溢れた毎日をお過しになられることを心からお祈り申しあげております。なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、しつけ相談サービスを承っておりますので、ぜひご利用くださいませ。お電話番号は、あんしんサービスセンター 0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。時節柄、きーぼう様におかれましてはくれぐれもお身体ご自愛ください。今後ともアニコムをよろしくお願い申し上げます。
おやつ
投稿者:三澤典子
投稿日:2012/08/21(Tue) 12:37
No.1550
尿石症の時に食べさせても良いおやつを教えてください。
Re: おやつ
- 獣医師 岸田
2012/08/23(Thu) 15:07
No.1560
三澤典子様この度はご相談をいただきまして、ありがとうございます。尿石症のワンちゃんのおやつについてのご相談ですね。お問合せにつきましてご案内させて頂きますが、一般的なご案内となりますことを何卒ご了承ください。三澤様のワンちゃんは現在、尿石症の療法食をご利用なさっていらっしゃるということでしょうか。尿石症のワンちゃんの治療において、食事療法はたいへん重要です。その理由としては、食事療法を行うことによって・結石のもととなるミネラル分の摂取を制限すること・結石のできにくい酸性度(pH)の尿を産生すること・飲水量を増加させ尿量をふやすことで結石のできづらい尿の環境をつくることなどがあげられます。これは、飲み薬や注射などの治療のみでは難しいことであり、尿石の種類によって、さまざまなタイプの療法食が販売されておりますが、いずれも、このような目的に合わせて栄養学的に調整されています。ところが、せっかく食事療法をされていても、療法食以外のフードやおやつを食べてしまうと、栄養学的なバランスがくずれるため、食事療法の効果が落ちてしまいます。そのため、食事療法中は療法食以外のものはなるべく食べさせないようにと指示される獣医師の先生が多いことと思います。ただ、ワンちゃんの大好きなおやつは、ご褒美として、また、コミュニケーションの一つとして、たいへん便利でもあり、そして、ワンちゃんにとっての楽しみがなくなってしまうのはかわいそうと思われる飼い主様も多くいらっしゃいます。さて、尿石症やその他の疾患で食事療法を行っているワンちゃんでも安心して食べさせてあげることのできるおやつですが、療法食を作っているメーカーさんから販売されているものもあり、そのような療法食用のおやつを利用してみるのも一つの方法でしょう。そのようなおやつは「療法食」の一つとして扱われていますので、動物病院さんでかかりつけの獣医師さんの判断のもと処方していただくことになります。ただし、尿石症の場合、現在、尿中に石は認められず、新しく結石ができないように予防を兼ねて療法食を利用なさっている場合には、おやつを食べさせても大丈夫ですが、膀胱内に結石があって治療中の場合や、尿のpHが安定していない状態ではおやつは食べさせない方がよいなど、いろいろなケースがありますのでかかりつけの獣医師さんにご相談の上、ご利用していただくとよろしいでしょう。もうひとつの方法としては、療法食のフードやサプリメントをおやつとして与えるという方法もあります。尿石症の場合、いろいろなメーカーさんから様々なタイプの療法食が販売されており、ドライタイプやウエットタイプ、原材料や味もいろいろなものがあります。普段食事として与えているのとは別の療法食を、おやつとして与えてみてもよいでしょう。尿石症のサプリメントも、ワンちゃんが喜んで食べてくれるように嗜好性が高く作られているものもあり、おやつとして利用することもできます。ワンちゃんの状態にあったものをかかりつけの先生に紹介していただくとよろしいでしょう。ワンちゃんの好きなおやつを食べさせてあげられないことはかわいそうなことではありますが、飼い主様が「こんなものしかあげられなくてかわいそう」というような雰囲気を出してしまうと、ワンちゃんの方も敏感に察して、「こんなおやつじゃ嫌だ!」というようになってしまうこともあります。どんなおやつであっても、「こんな素敵なおやつが食べられていいな〜」という雰囲気を演出していただいて、「飼い主さんにおやつをもらえてうれしい」「おやつの時間は楽しい」と感じさせてあげるようにしていただくとよいと思います。まだまだ暑い日が続きますが、お身体に気をつけてお過ごし下さい。ワンちゃんもどうぞお大事になさって下さい。なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、しつけ相談サービスを承っておりますので、ぜひご利用くださいませ。お電話番号は、あんしんサービスセンター 0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。今後とも、アニコムをよろしくお願い申し上げます。
投稿者:シェル
投稿日:2012/08/19(Sun) 15:46
No.1547
小さいころから無駄吠えが凄くおさまりません。最近は外で注意するとしないこともありますが外につないでいたり家の中で一匹でいるとかなり興奮し吠えています。人が家の前を歩いていたり犬が散歩していたりするとそれはかなりのものです。しつけをどうやってやっていけば良いか困っています。ずっと側にいるわけにもいかないし。よろしくお願いします。
- ドッグライフカウンセラー三留
2012/08/22(Wed) 19:57
No.1558
シェル 様秋の訪れが楽しみな頃ですが、シェル様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。この度はご相談をいただきましてありがとうございます。シェル様のワンちゃんの吠えるご様子にお困りとのことでございますね。早速、ご案内をさせていただきたく存じますが、一般的なご案内となりますことを何とぞご了承くださいませ。ワンちゃんは、お家という縄張りに、他の人やワンちゃんが近づいてきたり、いつもと違う音がすると、縄張りを守ろうという防衛本能が働き吠えることがたいへん多くみられます。ほかには、怖くて吠えることも多いのですが、シェル様のワンちゃんはいかがでしょうか。以下、ご留意いただきたいポイントをご案内させていただきます。ご参考にしていただければ幸いでございます。【縄張り意識を弱めるために】どのワンちゃんにも縄張り意識がありますが、この意識が強い子は、どうしても周囲の様子に敏感に強く反応をします。この意識を弱めるためには、「パパやママが守ってくれるから大丈夫」とワンちゃんに思わせること、そして、お家の中にケージなどの安心できる場所を用意してあげとよろしいでしょう。お散歩中も、車道に出るときには、「オスワリ」と指示をしていただき、シェル様の指示に従うことで、自分の安全が守られているということを教えてあげるなど、飼い主様の指示に従っていれば安心だという経験をさせてあげましょう。例えば、ご家族様が帰宅なさったときに声がけをなさる順番は、人間のご家族様が先で、ワンちゃんにはその後に声をかけるようにするとよろしいでしょう。また、「遊んで」とワンちゃんがオモチャを持ってきたタイミングで遊び始めるのではなく、「オスワリ」などの指示に従ったら遊ぶというように、日常生活の中で習慣づけをなさるとよろしいでしょう。「落ち着いたときによいことがある」ということを教えることも重要でしょう。例えば、飼い主様のご帰宅後などのワンちゃんに声をかけるタイミングを、吠えたり、騒いだり、興奮しているときには構わないようにしていただき、落ち着いて静かになったタイミングで声をかけるなどなさってはいかがでしょうか。【ワンちゃんが吠えたときにご注意いただいたい点について】1. 飼い主さんの動じない姿勢が重要ワンちゃんは一度、興奮して吠え始めると、なかなか止まず、大声で叱っても、「パパやママが応援してくれている」とばかりに、余計興奮することがありますが、シェル様のワンちゃんはいかがでしょうか。吠えたときに落ち着いた声で叱って効果が見られないのであれば、かえって相手にせず、ゆったりと落ち着いた様子でいらっしゃったほうが、よろしいかもしれません。特に、ワンちゃんはご家族の気持ちを把握する力のたいへん優れていますので、ご家族が外の音に「また吠えるのでは」と不安に思ったり、インターフォンにあわてて出たりすることがかえってワンちゃんの縄張り意識を刺激する場合もあります。外の音は怖がる必要もなく、「何があってもパパやママが守ってくれるから大丈夫」だと教えるためには、デンと構えて、動じないパパとママという雰囲気を見せることも重要です。2. お家の中に安心できる場所を作る縄張り意識を弱くするために、ケージなどの安心できる場所がお家の中にあるということが望ましいといわれております。シェル様のワンちゃんは、お家の中で安心できる場所はありますでしょうか。また、ケージを好きなところにすることも大切でございます。ケージに入ると楽しいことがある、ケージはのんびりできるというイメージ作りを根気強くしていただき、少しずつケージを好きなところにしていただくとよろしいでしょう。お散歩やお食事の後などにケージの中でまどろむようにしたりケージの中に入ったら、好きなオモチャを与えてあげたらいかがでしょうか。3. 吠える以外の行動をさせる今は外で物音をすることと吠えるという行動がワンちゃんの頭の中で結びついているのだと思いますが、吠えるという行動を他の行動に替えるため、ケージなどを利用する方法をご案内します。ワンちゃんは一回吠え始めると、落ち着かせるということはたいへん難しいので吠える前に手を打ち、音が気になるけど、吠えない状況を作ります。そのために、トイプードルちゃんが外の音に反応し始めているが、まだ吠えていないようなタイミングに、「ハウス」と声をかけて、ケージやキャリーバッグなど、安心できる場所に入るように誘導します。ケージに入ったら、お気に入りのご褒美やオモチャを与えていただき、吠えないでいたことに対して「オリコウ」と褒めてあげます。このように練習することで、「外の物音を耳にする」→「ケージに入る」という行動パターンを作っていきます。ケージに入ることが難しいのであれば、大好きなクッションやタオルの上に座るようにしていただき、吠えないでいたら、良いことがあると教えてあげましょう。このほかにも、外の音に反応をしそうなときには、ボールを投げたり、窓をあけるなど、吠える以外のことに気持ちをそらすことに効果がみられる場合もあります。4. 外の物音を気にしない環境を作るワンちゃんが、玄関や窓の外の様子がよく見渡せる場所でいつも過ごしているのであれば、カーテンを引いたり、外を見渡せる場所に行かれないようにしたり、パーテーションで目隠しをするなど、外の様子や音が気にならない環境を作ることも大切です。また、ラジオやテレビをつけておいたり、お外でいつもワンちゃんをつないでおく場所から、外の様子があまり気にならないように、目隠しをおくなどもよろしいでしょう。吠えたときに、「いけない」と教えるときは低い声で落ち着いて教えてあげていただき、吠えるのを止めたら褒めてあげましょう。3.お家の中をリラックスできて安心できる場所にするワンちゃんが外の音に吠えると、どうしてもご家族の気持ちには、外の音を嫌なもの感じてしまいますが、この気持ちが敏感に察知したワンちゃんは、外の物音にたいして余計に警戒感を強めてしまうことがあります。外の物音がしても動じないで、できるだけリラックスして過ごしていただき、安心させてあげることが同時に望ましいでしょう。たいへんではございますが、根気強くワンちゃんを見守ってあげてくださいませ。なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、しつけ相談サービスを承っておりますので、ぜひご利用くださいませ。お電話番号は、あんしんサービスセンター 0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。日々、気温差が大きく、体調管理の難しい頃ですが、くれぐれもお体ご自愛くださいませ。シェル様とワンちゃんとの笑顔にあふれた毎日をいつも応援いたしております。
投稿者:ゆきんこ
投稿日:2012/08/19(Sun) 13:39
No.1546
ミニチュアダックスフントの6歳女の子を飼っています。私たちが部屋を出て出かけるときや、玄関でチャイムが鳴った時など、私たちの「待て」や「おすわり」の言葉が聞こえていないほど吠えまくります。無駄吠えや落ち着かせる方法は何かないものでしょうか? 生まれたばかりの私たちの子供がいて、部屋を区切るように柵をしているのですが、どうしても気になるのか右往左往して落ち着きがありません。しつけの方法など教えていただけないでしょうか…
2012/08/22(Wed) 19:53
No.1557
ゆきんこ 様朝晩吹く風には、心なしか秋の訪れを感じるこの頃でございますが、ゆきんこ様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。お子様をご出産なさったとのこと誠に本当におめでとうございます。お子様のお健やかなご成長が楽しみでございますね。この度はご相談をいただきまして誠にありがとうございます。6歳のミニチュアダックスフントちゃんの吠えるご様子にお困りとのことでございますね。早速、ご案内をさせていただきますが、実際のミニチュアダックスフントちゃんのご様子を拝見しておりませんので一般的なご案内となりますことを何とぞご了承くださいませ。ワンちゃんが吠える原因といたしましては、「縄張りを守ろうとする防衛本能から吠える」、「周囲のご家族様に要求をして吠える」、「怖くて吠えて何とか身を守ろうとしている」、「お知らせをしようと吠える」「周囲のご家族様に指示をしようと吠える」など、さまざまな原因が考えられます。ゆきんこ 様のワンちゃんは、ご家族様がお出かけのときや、インターフォンが鳴ったときに吠えるとのことでございますね。以下、具体的な方法につきましてご参考にしていただけましたら幸いです。【チャイムがなったときに吠える】どのワンちゃんにも縄張り意識がありますが、この意識が強い子は、どうしても周囲の様子に敏感に反応をいたします。この縄張り意識を弱めるためには、「飼い主様がいれば心配しなくても良い」とワンちゃんに思わせ、飼い主様にすべての主導権があることを示し続けることでございます。日頃から、飼い主様が落ち着いて毅然とした態度を見せるようにしていただき、「飼い主様の指示に従ったら良いことがある」と、ことある毎にワンちゃん達に根気強く教えてあげましょう。例えば、ミニチュアダックスフントちゃんがオモチャを持ってきて、「遊んで」と誘ってきたときにも、オスワリと指示をしていただき、指示に従ったら遊ぶようにすれば、主導権を飼い主様が握ることになります。他にも、「いけないことと良いことを、一貫性をもって教える」「ケージを好きなところにする」、「ご家族は毅然とした態度を見せることで頼り甲斐があると思わせる」などに注意いただくことも吠えの軽減につながることもあります。また、お家の中をどこでも自由にするのではなく、ある程度、行動範囲を制限することが望ましいともいわれています。ケージなどをご利用いただいて、安心な自分の場所を作ってあげてもよろしいでしょう。家の中でお気に入りの場所が、いつもガラス窓の前や高窓など、見張り番のしやすい状態でワンちゃんが過ごしているのであれば、パーテーションやカーテンを利用いただき、外の様子が気にならないようにしていただくこともよろしいでしょう。ワンちゃんは一度、興奮して吠え始めると、なかなか止まず、大声で叱っても、「ママが応援してくれている」とばかりに、余計興奮することがあります。もし、叱るのであれば、吠え始めの興奮度の低いときに、低くて落ち着いた声で、「いけない」と叱り、止めたら褒めていただくとよろしいとは思いますが、声をかけることで余計に興奮するのであれば、相手にせず、知らん顔をしていたほうが良い場合もございます。ミニチュアダックスフントちゃんが興奮しているときほど、ご家族様は冷静に、ゆったりと落ち着いた様子でいらっしゃったほうが、よろしいかもしれません。このほか、吠えることに関する具体的な対応についてのご案内をさせていただきます。ご参考にしていただければ幸いでございます。1.運動量を増やすワンちゃんは、エネルギーの発散が上手くできていないと、お家の中での吠えなどの困った行動につながることもございます。小さなお子様がいらっしゃるとたいへんかと存じますが、しっかりと運動をさせていただくことも大切でしょう。2.お家の中に自分の好きな場所を作るケージやクレート、キャリーバッグなどをお家の中に用意いただき、この場所を安心できる場所になさると、よろしいでしょう。この中に入ると、いいことがある、落ち着く場所だと思わせるために、入った後に、すきなオヤツやオモチャを与えたり、お散歩やお食事後、この中で休ませてあげるようにしましょう。3.インターフォンの音に慣らすインターフォンの音が嫌いなワンちゃんであれば、インターフォンの音と好きなものを結びつけることで、インターフォンの音に慣らすためには、有効な方法です。お宅のインターフォンの音量が調節できるのであれば、一番小さい音量にしていただき、インターフォンをどなたかに鳴らしていただき、音がしたら、オスワリをさせて、一度落ち着かせていただき、ご褒美を与えたり、好きなオモチャで遊んであげましょう。ただ、吠えた後に、気をひこうと、オヤツを与えると、吠えればオヤツがもらえると思ってしまうこともありますので注意なさってください。4.インターフォンがなったときに、吠える以外の行動をするように習慣付ける。ワンちゃんが何か気になることがあり、吠えるまでの間に、「何かな」と聞き耳を立てる瞬間があると思いますので、この瞬間に、吠えない状況を作って、吠えなければ良いことがあると教えのもよろしいでしょう。インターフォンがなったり、人の足音がしたときなど、いつもならワンちゃんが吠える状況で、ワンちゃんが吠える寸前に、落ち着いた声で、「ハウス」などとおっしゃっていただき、ケージやクレートの中に入るように指示や誘導をします。ケージに入ったり、座ったら、「お利口」と褒めて、吠えること以外のころにワンちゃんの気持ちを引き寄せていただきます。吠えなかったことに対して、褒めたり、ご褒美を与えたりしましょう。「ハウス」以外にも、吠えようとしたときに、お気に入りのクッションなどに「オスワリ」と指示をしていただくのもよろしいでしょう。すぐには、上手くいかないかもしれませんが、根気強く対応するうちに、行動が変わってくるかもしれません。5.吠えそうになったら、他のことに気をそらす外の音に反応をしそうなときには、ボールを投げたり、部屋のドアをあけるなど、吠える以外のことに気持ちをそらすと効果がみられる場合もあります。6. インターフォンがなってもご家族はあわてないインターフォンがなったときに、ご家族様が急いで走ってくることで、「何か起きるのではないか」と不安になり、インターフォンの音が嫌いになってしまい、吠えるようになることがあります。ワンちゃんを安心させるためには、ワンちゃんの興奮を相手にせず、ご家族様が大丈夫そうな落ち着いた表情をお見せになられることが、かえって効果をみせる場合もございます。【お出かけをなさるときに吠える】ご家族様がお出かけをなさるときに吠えるとのことでございますね。ミニチュアダックスフントちゃんが吠えたときに、ご家族様はどのような対応をなさっていますでしょうか。ワンちゃんは「自分がした行動のあと、どのようなことがあったか」ということをたいへんよく見ています。例えば、吠えた後に、声をかけてもらったり、出かけるのを躊躇してミニチュアダックスフントちゃんのところにいったりすると、吠えれば良いことがあると思ってしまいます。吠えても知らん顔をしていただくことで、吠えても、良いことがないと、教えてあげましょう。なお、ワンちゃんは一度、上手くいくと、その行動にかなり強く執着することがあります。あまり長時間吠えるからと、「仕方がないわね」と折れてしまうと、「やっぱり吠えればいいことがある」と強く思ってしまうことになります。 根気強く、「吠えても無駄だ」ということを教えていただければと存じます。また、長時間遊べるおもちゃ(中にフードやおやつをつめて少しずつ出てくるおもちゃなど)を与えておいたり、お出かけ前のお散歩や遊びの時間に十分体力を使ってエネルギーを発散させていただくとよろしいでしょう。また、お出かけのとき、ご帰宅なさったときはさりげなくなさっていただき、帰宅後、吠えたり騒いだりしているミニチュアダックスフントちゃんには声をかけないようにしていただき、疲れて落ち着いた後に、「お利口さんだったね」と声をかけていただくことで、静かにしていると良いことがある、という経験をさせてあげることも大切でしょう。時節柄、ゆきんこ様におかれましては、くれぐれもお体ご自愛くださいませ。アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、しつけ相談のサービスを承っております。気がかりなことがおありの際にはお気軽ご利用くださいませ。お電話番号は、あんしんサービスセンター 0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。今後ともアニコムを宜しくお願い申し上げます。
毛の抜け替わり
投稿者:jasmin
投稿日:2012/08/18(Sat) 16:16
No.1545
フレンチブルドッグ3歳♂です。季節の毛の抜け替わりなのですが、うちの子はあきらかに抜け替わったのは成犬になる前の一度きりです。それ以来、あきらかな抜け替わりはなく、多少抜け毛か多いと思うときもありますが、それ以上はありません。そのせいなのか、洋服や寝たり座ったりした摩擦で擦り切れてしまった毛がいつまでもそのままなのです。夏場には細菌性の円形ハゲができてしまったりするのですが治っても生え方が悪いところもあります。生後6か月くらいのときに点滴するために剃られた部分も生えそろったのはごく最近です。代謝が悪いのでしょうか?せっかく人に「綺麗な毛色ですね」って褒められるのに年々みすぼらしくなっていきそうで…。何かアドバイスがあったらお願いいたします。
Re: 毛の抜け替わり
- 獣医師 田村
2012/08/22(Wed) 14:53
No.1555
jasmin様この度はご相談を頂きまして、誠にありがとうございます。フレンチブルドッグちゃんの毛の抜け替わりについてでございますね。また、短くした部分の毛がなかなか伸びないご様子とのことで、ご心配のことと存じます。お問合せにつきましてご案内させて頂きますが、実際にワンちゃんのご様子を拝見しておりませんので、一般的なご案内となりますことを何卒ご了承ください。ワンちゃんの被毛の種類には、シングルコートとダブルコートがあります。ヒトの場合、基本的に1つの毛穴から1本の毛が生えていますが、ワンちゃんの場合は、1つの毛穴から上毛(トップコート)と下毛(アンダーコート)が複数生えています。ダブルコートは上毛と下毛の二重構造で、上毛は皮膚の保護、下毛は保湿の役割があります。そして、下毛は換毛期(通常、春と秋)が訪れると抜け替わります。シングルコートは被毛が一重で下毛がなく、換毛期もありません。ワンちゃんの毛は構造は人と同じですが、人よりも毛が細く、キューティクルも薄いためダメージを受けやすいと言えます。フレンチブルドッグちゃんは、短毛でシングルコートですので、換毛期は特にありませんが、抜けた毛をブラッシングで取り除くことは皮膚の健康維持のためにはたいへん重要でございます。脱毛や発毛の遅延の原因はさまざまです。毛の成長にはあらゆるホルモンが作用すると考えられ、さまざまな内分泌の異常により脱毛が見られたり、毛をカットした後の発毛が遅かったりします。また、遺伝的に正常な毛包構造が形成できないこともあります。それ以外にも心因性(ストレスなど)やアレルギー性の自傷行為によって毛が引きちぎられたり、健康な毛の成長に必要な栄養素の摂取不足や吸収不良などによって、発毛の遅延が起こることがあります。フレンチブルドッグちゃんの現在の毛の状態の原因によっては、治療を要することもございますので、ご安心いただくためにも一度かかりつけさんを受診しご相談されることをお勧めいたします。さて、フレンチブルドッグちゃんは、夏になると細菌性の円形の脱毛が生じるとのことでございますね。炎症を伴う細菌性の脱毛は抗生物質の投与を行う必要があります。皮膚に強い炎症反応が起こって毛根の組織が大きなダメージを受けると、その後の発毛が遅くなったり、脱毛したままになってしまう可能性もございますので、早めに治療を開始されることをお勧めします。また、脱毛の原因により治療方法は異なります。例えば、毛の生え変わる周期に異常がある場合、メラトニンを投与することで発毛が促されると言われておりますし、内分泌疾患の場合には薬を服用することで症状に改善がみられます。日々のケアでは定期的なブラッシング、定期的なシャンプーを心がけましょう。ワンちゃんの皮膚は、ヒトと比較して表皮が薄くデリケートです。また、皮膚の水素イオン指数(pH)も人間とは異なりますので、シャンプーを行う場合は、ヒト用のものではなく、ワンちゃん用のシャンプーを使うようにしましょう。保湿と皮膚のバリア機能の改善や紫外線予防も重要でしょう。皮膚のバリア機能の改善にはサプリメントなどもございますし、ドライフードもございますので、かかりつけの獣医師にご相談の上、お試しいただくのもよいでしょう。陽射しの強い中のおでかけはなるべく避けるようにしましょう。暑い日々が続いておりますのでjasmin様におかれましてはお身体ご自愛くださいませ。フレンチブルドッグちゃんどうぞお大事になさってください。なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、しつけ相談サービスを承っておりますので、ぜひご利用くださいませ。お電話番号は、あんしんサービスセンター 0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。今後とも、アニコムを何卒宜しくお願い申し上げます。