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尻尾を踏んでしまい動きが変
投稿者:lima
投稿日:2016/02/16(Tue) 07:36
No.4264
里子として引き取ったトイプードルの男の子(7歳、去勢済)を飼っています。昨日の夜に私の不注意で尻尾を踏んでしまって、いつもは聞いたことがないような「ギャイーン」というような悲鳴をあげました。尻尾を踏んでしまってからは、下がりっぱなしになり心なしか尻尾の曲がり方も変な感じがします。トイレ時には尻尾が多少上がりますし、いつもより動きは鈍いですが動きます。痛いようで尻尾の付け根〜中間部分を触られると気になるようです。(先の方は触っても気にしません)私が触らなければ尻尾のことは気にしませんが、普段はピーンと立った尻尾が下がりっぱなしなので不安で仕方ありません。(尻尾は断尾しておらず、長いです。かかりつけには、その場で連絡しましたが何度かけても繋がりませんでした。病院受診しますが、とても不安です。不注意とはいえ、申し訳ないことをしたと思っています。
Re: 尻尾を踏んでしまい動きが変
- 獣医師 山田
2016/02/18(Thu) 13:04
No.4269
lima 様寒気の中にも早春の息吹が感じられるころとなりましたが、lima様におかれましては、いかがお過ごしでしょうか。この度はご相談をいただきまして誠にありがとうございました。7歳になる男の子のトイプードルちゃんの尻尾を踏んでしまい、その後から尻尾が下がり、付け根〜中間部分を触られると、気にするそぶりがあるのですね。lima様のご不安なお気持ち、お察しいたします。お問い合わせをいただいてから、お日にちが経ったため、すでにかかりつけの動物病院で診察をお受けいただいていらっしゃるとは思いますが、さっそくご案内をさせていただきます。実際のトイプードルちゃんのご様子を拝見していませんので、一般的なご案内となりますことを、何とぞご了承ください。早速ですが、尻尾は強くぶつけたり、踏まれたりすることで、骨折や脱臼をすることがあります。その際、尾椎(尻尾部分の骨)の中を通っている神経に損傷が生じた場合には、尾の痛覚や運動機能が低下したり、消失することもあります。一般的な話とはなりますが、ワンちゃんの背骨は頭の方から@頸椎(頸部)、A胸椎(胸の部分)、B腰椎(腰の部分)、C仙椎(骨盤の部分)、D尾椎(尻尾部分)からなり、この脊椎の内側に脊髄神経が通っています。脊髄神経にはそれぞれ分布する部位があり、尻尾周囲の神経としては仙骨神経や尾骨神経というものがあります。仙骨神経は臀部や肛門部、後肢に神経が分布していき、尾骨神経は尾に分布していきます。そのため、外傷など何らかの理由で仙骨神経や尾骨神経が損傷を受けた場合には、腰部に痛みが生じ階段の昇降やジャンプを嫌ったり、後肢の麻痺、排便・排尿障害、尾部の麻痺、それら麻痺に伴う違和感から後肢や尾、会陰部を舐めたり噛んだりするしぐさがみられることがあります。もし、尾の感覚や運動機能が低下してしまうような骨折や脱臼があった場合、尾の機能回復が難しいと判断されたなら、一般的には断尾手術が適応になります。また、手術を希望されない場合は、おおよそ1〜1.5ヵ月程度保存的に治療し、尾の神経が戻るかどうかを見ていきますが、尾が垂れ下がったままの為、排便時の便が尾に付着してしまうことなどがおこります。さて、lima様のトイプードルちゃんですが、尻尾を踏んでから、下がりっぱなしで、いつもより動きが鈍いのですね。多少、踏んでしまった程度であれば、骨折や脱臼までにはいたっていないのではないかと思いますが、念のため、かかりつけの動物病院で診察していただくと安心です。骨折や脱臼がなく、少し痛みが認められるような場合には、安静にしていただき、痛み止めの内服で様子を見ていくこともございます。万が一、尾だけではなく後肢などのふらつきや麻痺が出てきたり、排便・排尿がしにくい様子が見られた場合には、すぐにかかりつけの先生にご相談頂き、診察してもらいましょう。なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談・しつけ相談サービスを承っております。状況をお伺いした上でより具体的なご案内ができると思いますので、ぜひご利用ください。お電話番号は、あんしんサービスセンター0800-888-8256です。平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。最後とはなりますが、朝夕の寒さごとに厳しい時、lima様におかれましては、くれぐれもおからだを大切になさってください。今後ともアニコムをどうぞよろしくお願い致します。
おもちゃを怖がって逃げる
投稿者:makomon
投稿日:2016/02/16(Tue) 00:06
No.4263
現在9か月のミックスの男の子です。同時期に生まれた男の子と兄弟で飼っています。以前はとても活発でおもちゃも兄猫より先に突進していくような子だったのですが、最近急に大好きなじゃらしから逃げるようになりました。特にそれで怖い思いをしたとかは思い当たりません。でも遊びたい気持ちはあるのか、そばで兄猫が遊んでいるのをじーっと見てはいます。でもそちらへじゃらしを向けると逃げてしまいます。普段はないのですが、その遊んでいるときは時々背中が変にビクビクしているような(痙攣しているような?)感じもあります。性格が変わってしまったのでしょうか?
Re: おもちゃを怖がって逃げる
- 愛玩動物飼養管理士 三留
2016/02/16(Tue) 17:08
No.4267
makomon 様まだまだ寒い日が続きますが、makomon様のネコちゃんたちは、元気に日向ぼっこを楽しんでいらっしゃいますでしょうか。この度は、ご相談を頂戴いたしまして、ありがとうございます。早速、ご案内をさせていただきたく存じますが、一般的なご案内になりますことを何とぞご了承ください。makomon様のネコちゃんのうち、弟のネコちゃんがじゃらしを怖がるようになってご心配をなさっているとのことですね。ネコちゃんの怖がるような経験については、makomon 様には心当たりはおありでないのですね。ネコちゃんは、怖い経験をしたとき、たまたまその場にあったものに対しても、この経験と結びつけて記憶をすることがありますので、じゃらしを直接怖いと思った、ということ以外にも、たまたまじゃらしがあった状況で、猫ちゃんが「怖い」と思う経験をした可能性もあるでしょう。また、じゃらしに対する経験ということと併せて、2頭のネコちゃんたちが成長して、少しずつ優位差が生じた可能性があるのかもしれません。例えば、お兄ちゃんのネコちゃんが「自分のものだ」と主張するじゃらしなので、弟のネコちゃんが近づくことを躊躇する、ということも考えられるかもしれません。ネコちゃんも毎日さまざまな体験をしていくうちに、好き嫌いや優位差の変化など、日々変化しながら成長していくのは、人と同じかと存じます。ネコちゃんは怖かったり、嫌だという経験をすると、同様の状況下で、また同じことがあるのではないかと、強く緊張したり不安を抱くなど、行動に変化がみられて、興奮して手がつけられなくなることも中にはあります。できるだけ、ネコちゃんのご様子が変化する、という状況は作らず、穏やかな日常が過ぎるようにしてあげることが大切でしょう。今後、ネコちゃんが毎日の生活の中でまた変化が生まれたときに、好き嫌いがかわることもあるので、自然に任せていただいてはいかがでしょうか。なお、嫌いなものを平気にする、具体的には、ネコちゃんのじゃらしに対する反応を和らげるということでしたら、じゃらしをネコちゃんからある程度離れた場所に置いた状況でネコちゃんの好きなことをするなど、じゃらしのイメージを少しずつ良くしていただくとよろしいかもしれません。ただ、無理はなさらないことが重要でしょう。さて、ネコちゃん同士の様子はいかがでしょうか。もし、弟のネコちゃんがうまくお兄ちゃんのネコちゃんと遊べていないようでしたら、他のネコちゃんがいない状況で、makomon 様と一対一で遊んでいただいてもよろしいでしょう。じゃらし以外の、例えば小さめのねずみさんのぬいぐるみを投げて遊んでいただいたり、懐中電灯の光を追わせて遊ぶなど、他の遊びに誘ってみてはいかがでしょうか。ネコちゃんたちが狩りの気分を発散できたり、運動量が十分にたりるように遊ぶ環境を用意いただいたり、隠れてのんびりできる場所をそれぞれの子に用意いただくなど、エネルギーを発散させ、くつろげるような状況をお作りいただくことも大切でしょう。縄張りを上手く住み分けるためには、ネコちゃんたちが身を隠す場所や上下運動ができるように家具などの配置を工夫していただくことが望ましいでしょう。なお、トイレの個数は、少なくとも頭数+1個あるのが望ましいとされています。これを機会に、上手く使い分けているかを見直していただき、足りないようであれば、お気に入りになりそうな場所を増やしていただくのもよろしいかもしれません。makomon 様は、ネコちゃんの背中が変にビクビクしているような様子を感じていらっしゃるのですね。うかがったご様子からは、ネコちゃんはかなり強い興奮、あるいは恐怖を感じている可能性もあるかと存じます。やんちゃ盛りですので、楽しく遊んで興奮する程度であれば問題ありませんが、異常な興奮状態が治まらなくなる様子であったり、痙攣のような症状が起こりやすいようでしたら、そのようになる状況をなるべく作らないようにしてみるとよろしいでしょう。今後、普段通りに生活をしている中で、お兄ちゃんのネコちゃんやおもちゃなどに対して異常に興奮したり、恐怖を示すなど、ご心配な様子が続くようでしたら、携帯電話のムービーなどでその様子を撮影していただき、かかりつけの獣医師さんにご相談いただくとよろしいかもしれません。なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、しつけ相談サービスをうけたまわっておりますので、ぜひご利用ください。●あんしんサービスセンター 0800-888-8256平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)土日・祝日は予約のみとなります。makomon様とネコちゃんたちの笑顔いっぱいの毎日を心から応援いたしております。今後ともアニコムをどうぞよろしくお願い申し上げます。
食べるとすぐ吐く
投稿者:おかちゃん
投稿日:2016/02/15(Mon) 10:37
No.4262
今朝のことですが、毎朝ほど食事をほしがらず様子がおかしいなとおもっていましたが、いつもどおりドライフードをあげ、食べた後20分ぐらいしたら吐いてしまいました。吐いたあと、少しだるそうに寝ていたのですが、すぐ元気になったので、少しチュールをあげて、その後少しだけドライフードをあげたら、またすぐ吐いてしまいました。吐いた中に毛玉があったこと、熱はないようで、元気ではいるのですが、しばらく様子みでもよいのでしょうか。・アメリカンショートの1歳のメス・虚勢済み・基本ドライフード、おやつにチュール
Re: 食べるとすぐ吐く
- 獣医師 酒井
2016/02/16(Tue) 16:16
No.4266
おかちゃん 様めまぐるしい気温の変動で、身体がついていくのも大変な季節ですが、おかちゃん様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。おかちゃん様の1才の女の子のアメリカン・ショートヘアちゃんにが嘔吐の症状があり、しばらく様子を見ても大丈夫かどうかのお問い合わせでございますね。早速お問い合わせについてご案内をいたしますが実際にネコちゃんのご様子を拝見していないため、一般的なご案内となることをご了承下さい。ネコちゃんは普段ほど朝の食事を欲しがらず、いつも通りフードをあげたところ、食後20分程で、吐いてしまったということですね。普段と異なって、食事を欲しがらなかったということですので、ネコちゃんはその時から空腹感がなく胃腸が本調子ではなかったかと思われます。しかし、全く食べ物を受けつけないほどの状態ではないために、フードを与えられると、いつも通りに食べてくれたのですね。もともと胃が本調子ではなかったところに食べ物が入ってきたため、消化できず、もたれて嘔吐してしまったのでしょう。また嘔吐の後に嗜好性の良いおやつであるチュールを与え、その後に少量のフードも与えたところまた吐いてしまったのですね。明らかに大急ぎで食べてむせてしまい、嘔吐後もお腹を空かせて食べたそうにしている場合を除いて、食後に嘔吐した時には、胃腸に何らかの問題があり、消化器を休ませる必要がありますので、まずは半日程度食事を与えず安静にすることが大切です。特に嗜好性のよいおやつ類を与えられると、少し調子が悪くても無理してネコちゃんも食べようとしてしまいますので、注意が必要です。水もすぐに飲ませると、嘔吐の刺激になることがありますので、少し様子を見た方がいいでしょう。2-3時間落ち着いている様子で、お水を欲しがるようでしたら少しずつ与えてみて、またしばらく様子をみて、嘔吐がないか確認しながら次はほんの少量のフードというようにゆっくりと食べさせてみるとよろしいでしょう。ただし、嘔吐が止まらない、元気がなくぐったりしている場合には、脱水も進み緊急性を要することもありますので、直ちに受診していただくことが大切です。ネコちゃんは、まだ1歳と、やんちゃ盛りでいろいろといたずらをする時期かと思われますが、ヒモやビニールなど、何か異物を食べられてしまった可能性はありませんか?誤飲の心当たりがありましたら、ぜひお早めに動物病院にご相談いただくことをお勧めします。また、子猫ちゃんの時にはほとんど毛玉を吐くことがなくても1歳頃になると、換毛も活発になり、入念なグルーミングで毛玉が溜まりやすくなり、毛玉を吐く症状が見られる可能性はあります。毛玉による症状であっても普段の食事の内容を工夫したり、サプリメントを使用することによって、コントロールすることも可能な場合があります。ただし、毛玉がたまったことで、食欲不振になり、便にも出ず、胃に停滞している状態でしたら、毛球症と言って、治療が必要になることもあります。毛玉を時々吐き、その後の食欲は普通で、元気もある場合は様子を見ても問題ないかと存じますが、毛玉だけでなく、食べたフードやおやつも吐いてしまうようでしたら、念のためかかりつけの先生ご相談いただいた方が安心かと存じます。なおアニコムでは下記の受付時間で、お電話でのご契約者様への健康相談、しつけ相談サービスを承っておりますので、またお気軽にお声がけください。お電話番号は、あんしんサービスセンター 0800-888-8256です。平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります気温の変動で、体調管理の難しい季節ではございますが、おかちゃん様におかれましても、お風邪など召されませんようご自愛下さい。アメリカン・ショートヘアちゃんの症状が一日も早く治まり、元の食欲に戻ってお元気に過ごされますことを祈っております。
ジャンプをさせないしつけ
投稿者:めろんぱん
投稿日:2016/02/13(Sat) 11:26
No.4261
ポメラニアンとトイプードルのMixの女の子です。今月1歳になりました。生後9ヵ月の時に椅子から落下して左前足を骨折しプレートを入れる手術をしました。骨折は回復に向かい経過は順調なのですが、今度は左後ろ足の膝が外れるようになりまして、グレードは1から2になってしまいました。とにかくジャンプをして飛び跳ねないこと!と言われたのですが、ジャンプも後ろ足で立つことも歩くこともしょっちゅうで、その都度注意しながらジャンプや立つことをさせないようにしているのですが・・・特に家族が帰宅すると嬉しくてすごい勢いでジャンプしてきます。しつけ教室へ通わせたいのですが、骨折も完治しないまま通うことも悩んでいます。自宅でのしつけ方法など、アドバイスをよろしくお願いいたします。
Re: ジャンプをさせないしつけ
2016/02/16(Tue) 12:42
No.4265
めろんぱん 様梅の芳しい香りが春の訪れを告げる頃ですが、皆さま、いかがお過ごしでしょうか。めろんぱん様のワンちゃんの足のご様子はいかがでしょうか。ワンちゃんのお父さんとお母さんはポメラニアンちゃんとトイプードルちゃんとのこと、どちらのワンちゃんもジャンプをしたり、後ろ肢で立つことを好んですることが多いワンちゃんですし、若くて元気いっぱいの月齢でもありますので、ジャンプをさせないようにすることに苦心なさるお気持ちお察しいたします。めろんぱん様のワンちゃんは、ご家族様が帰宅なさると、すごい勢いでジャンプしていくのでございますね。そのようなご様子に、ご家族の皆様はどのように対応なさっていらっしゃるのでしょうか。ワンちゃんはどの子も、愛されたくて、注目されたり、構ってもらうことが大好きですので、どのようにしたら構ってもらえるかということをたいへん良くみています。ジャンプするというワンちゃんの行動も、アピールの気持ち、構ってもらいたい、という気持ちの現れであることが多くみられます。走ってきてジャンプするワンちゃんのご様子に皆さまの視線が集まったり、「ただいま、お利口だったの」と抱っこをされたりすることが、ジャンプしたことへのご褒美になってしまうこともあります。中には、止めさせたくて「ジャンプしないのよ」などと声をかけることも、ご褒美になってしまうこともあるかもしれません。したがいまして、ジャンプをしているときには視線もあわせず、さっと着替えなどご自身のことをなさるため、その場を通りすぎてしまうなどされてはいかがでしょうか。そして、タイミングをみはからって、ジャンプをしていないとき、落ち着いたときに、「ただいま」と声をおかけいただくとよろしいでしょう。また、日ごろの生活の中で、ワンちゃんがジャンプをしたらご家族の皆様は背中をむけてワンちゃんから傍れていくいうように、「ジャンプをしたら良いことがなくなる」ということを根気強くお続けになるのも一つの方法でしょう。もちろん最初は、あんなに構ってくれていたのに、おかしいな、と思い、もっとジャンプをしてアピールをしようとするかもしれませんが、そのことには目もくれず、落ち着いてご家族の皆様のペースでお過ごしになり、飛び跳ねていない状態のときを見計らって声をかけていただいてはいかがでしょうか。このような経験を繰り返すうちに、飛び跳ねる行動に対する魅力をワンちゃん自身が感じなくなるのを、根気強く待つことが、たいへんですが、長い目でみたら効果があるかと存じます。また、ケージの中でジャンプをしていると、ジャンプをさせたくないので、どうしてもケージから出してしまう、ということはありませんでしょうか。ワンちゃんの目に「ジャンプをしたから出してもらった」という感じを抱かせないためには、オスワリ、などの指示の言葉を利用いただき、「めろんぱん様の指示にしたがって、オスワリをしたから、出してもらった」ということを根気強く経験させていただくこともよろしいでしょう。興奮しているときにオスワリをさせることはなかなか難しいのですが、日ごろから、オスワリ、と指示の後に良いことがあった、楽しいことがあったという経験を習慣づけていただくことが重要でしょう。まためろんぱん様の指示をなさる声やご様子が毅然とした落ちついた表情であることも大切でしょう。大切なことは、ワンちゃんのペースではなく、めろんぱん様のペースで家の中のことが動いているという雰囲気を作っていただくことかと存じます。ワンちゃんの両親のトイプードルちゃんとポメラニアンちゃんはどちらも骨が細く、高いところから飛び降りたりすることで骨折をすることが多いワンちゃんです。また遺伝的な素因から膝蓋骨脱臼(パテラ)のワンちゃんもたいへん多い犬種です。ご高承のように、膝蓋骨脱臼とは、膝蓋骨(膝のお皿)が正常な位置から内側、または外側に外れてしまう状態をいいます。小型犬のワンちゃんの場合には、膝蓋骨の内側への脱臼(内方脱臼)の発症が多くみられ、多くの場合、先天的に骨や関節、靭帯などに膝蓋骨脱臼を起こす原因となる構造的な異常が認められます。膝蓋骨脱臼の症状は、無症状な状態から歩くことが困難になってしまう状態までと幅が広く、その程度(グレード)により次のように4つの段階に分けられています。そのグレードや症状の出る頻度によって、経過観察、サプリメントの服用、鎮痛剤などによる内科的治療、そして、外科的な整復など、様々な治療が行われます。・グレード1ご家族の方でも気づかないことが多く、健康診断などの触診の際に診断されることが多い様です。症状は無いことがほとんどですが、たまにスキップのような歩き方をすることがあります。脱臼しても自然と正常な位置に戻り、痛みはほとんどありません。・グレード2通常は膝蓋骨が正常の位置にありますが、膝を曲げると脱臼をします。日常の生活で時々脱臼を起こすようになります。また、軽度の骨の変形が見られることもあります。痛みはあまり伴わないようですが、このままの状態を放置することで、膝蓋骨自体の表面や滑車溝(膝蓋骨が通常はまる溝)が削れてしまったり、膝蓋骨を支える靱帯が伸びることになってしまい、グレード3へ進行することもみられます。・グレード3常に脱臼している状態です。指で押すことで整復できますが、またすぐに脱臼を起こします。跛行も顕著となり、骨の変形も明らかになってきます。・グレード4常に脱臼をしている状態で、指で押しても正常な位置には戻りません。歩き方は常に膝を曲げてうずくまるようになったり、地面に足を最小限しか着けられなくなります。骨の変形もさらに重度となります。獣医師さんのアドバイスの、とにかくジャンプをさせないこと、というのも大切な点なのですが、この他にも次のような点にご注意いただくことも重要でしょう。1.適切な体重管理をしましょう。体重の増加は膝の関節に負担をかけます。めろんぱん様のワンちゃんはまだ若いワンちゃんですので、今の段階ではそれほど神経質になる必要はないかとは存じますが、今後も適正な体重を維持するように気をつけていただくとよいでしょう。ただし、痩せ過ぎでしっかりとした筋肉がついていない状態もまた、関節に負担をかけます。適度な運動で、筋肉を維持しながら体重管理をしましょう。2.室内ではすべらないように注意しましょう。フローリングの床はすべりやすく、関節に負担がかかります。ワンちゃんの行動範囲に、マット等を敷く、すべり止めのワックスを利用するなどの対策をしましょう。フローリング部分の全部というのは難しくても、部分的に滑らない場所を作るだけでも効果はあります。また、爪が伸びすぎたり、足裏の毛が伸びてくるとすべりやすくなります。特に足裏の毛はこまめにカットするようにしましょう。3.過度の運動を避けましょう。ジャンプをすることを含め、激し過ぎる運動は関節に負担がかかります。特に階段の昇り降りやベッドから飛び降りることを繰り返すことなどは注意を要します。対応策としては、物理的に階段を勝手に昇り降りできないように柵を付ける、玄関の段差やソファなどにはスロープを用意することなども有効です。また、ソファの足元の位置に、ワンちゃん用の所定の場所をあらかじめ作り、お気に入りのマットを置くこともよろしいでしょう。また、ケージの中のイメージをよくして、ケージの中が安心できる大好きなところにしていただくことも大切でしょう。急な方向転換も、膝関節に無理な力がかかります。お散歩のときは飼い主様の横をゆっくり歩くように習慣づけることを意識なさるとよろしいでしょう。このためには、お散歩中にワンちゃんの名前を明るく楽しい声で何度もお呼びいただき、めろんぱん様を意識する習慣をお付けになられ、上手に隣を歩いているときに褒めてあげるとよろしいでしょう。なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、しつけ相談のサービスを承っております。気がかりなことがおありの際には、お気軽にご利用くださいませ。お電話番号は、あんしんサービスセンター 0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。今後ともアニコムをどうぞよろしくお願い申し上げます。ご家族皆様の笑顔いっぱいの毎日を応援いたしております。寒暖の差が大きく体調管理が難しい時期ですが、メロンパン様もくれぐれもお体ご自愛ください。
肺水腫の子にしてあげられること
投稿者:メイ
投稿日:2016/02/09(Tue) 18:09
No.4255
12歳のマルチーズの男の子です。心臓肥大から肺水腫に罹っています。夜になるとゼイゼイ、ヒンヒンとした呼吸や咳をすることが増えています。また、ごはんやお水を飲むと吐くような咳?が出て、見ているだけでつらいです。実際にごはんを吐くことはほとんどありませんが、縦抱きに抱っこをしてしばらくすると収まってきます。その際は肩が上下する呼吸や、心拍が尋常じゃない速さになり、体力を消耗しているようです。 このように辛そうにしている時に私たちは何をしてあげればよいでしょうか?このような症状が出た時や日常的に苦しさが和らぐといった対処法はないでしょうか?また、酸素室は呼吸が楽になると聞いたことがありますが、うちの子はもう導入したほうが良いでしょうか?苦しそうにしている時に酸素室に入れると呼吸は楽になるかもしれませんが本人は心細く感じそうな気がして不安です。年齢や体力的に手術や完治は期待していませんが、少しでも症状が軽く、症状悪化の進行が遅く、本人がつらくないようにしてあげたいです。肺水腫の子にしてあげられる策をひとつでも多く知りたいです。どうかご教示ください。よろしくお願いいたします。
Re: 肺水腫の子にしてあげられる...
2016/02/10(Wed) 18:23
No.4259
メイ 様繰り返しやってくる寒波の中にも、時折優しい日差しを感じ、着実に春の到来を実感する今日この頃でございますが、メイ様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。この度はご相談をいただきまして誠にありがとうございます。早速ご案内をさせていただきますが、実際のご様子を拝見しておりませんので一般的なご案内となりますことを何卒ご了承ください。メイ様の12才の男の子のマルチーズちゃんが、心臓性の肺水腫を患っており、その辛そうな症状を和らげてあげるために何かしてあげられることがないかというご相談でございますね。肺水腫は高齢の小型犬に多く発生がみられる、僧帽弁閉鎖不全のような心臓疾患が原因で起こる心原性肺水腫と、熱射病や感電など、心臓疾患以外の原因で起こる非心原性肺水腫に分けられます。心原性の肺水腫は、全身へ血液を送り出すポンプの役割をしている心臓の機能が低下し血液の流れが滞り、うっ血すると肺の中に水分がしみ出ることによって起こります。メイ様のマルチーズちゃんも何らかの心臓病から心肥大があり、肺水腫を起こしているという状況でございますね。肺水腫は、急激な悪化をしますと、命を落としてしまう可能性もある危険な病気です。肺に水が溜まっている状態なので、食事や飲水、少しの興奮などでも咳が止まらなくなったり、呼吸困難の状態に陥りやすくなります。肺水腫で咳がひどく呼吸状態も悪い急性症状を示している場合には一般的には充分に広がり切れない肺でも呼吸が楽になるように酸素室で管理し、入院治療などで利尿薬や気管支拡張薬などの投薬を行いながら、安静を保ちます。治療によって回復し状態が落ち着いたら、家での看護になり、血圧のお薬や強心剤などで心臓病のコントロールをしながら、状況によって利尿薬、気管支拡張剤なども併用して症状を少しでも和らげたり肺水腫の再発を防ぎます。メイ様のマルチーズちゃんは現在、家で看護されている状況でございますね。夜になると明らかに呼吸がゼイゼイして肩も上下する努力呼吸をしており、咳もあるということですね。仰るとおり、ワンちゃんがこのような症状を示しているときは、とても苦しい状態ですので見守るメイ様もたいへんお辛く、たまらないお気持ちになられるのではないかと思います。ただ、マルチーズちゃんにとってはメイ様がいらっしゃるだけで温かい気持ちになり、知らぬ間にマルチーズちゃんを癒していらっしゃるのではないでしょうか。メイ様の香り、メイ様のお声、温かな手のひら、そっと優しく声がけ、楽な姿勢にしてあげ、優しく撫でたり抱っこしてあげてくださいね。浅い頻回の呼吸をしているのは、1回の呼吸で充分に身体が必要な酸素を取り込むことができず、辛い状況です。横になると休むことができず、縦に抱いてあげると落ち着くのは、普通にしていては肺を充分に広げることができず苦しいのですが、姿勢を変えることによって、肺が広がり呼吸が楽になるためです。このような状況をくり返しているのでしたら、マルチーズちゃんのために、なるべくお早めに先生にお宅にレンタルなどの酸素室のご用意についてご相談いただくか、入院治療をご相談いただくことをお勧めします。酸素室といういつもと違う場所に入れられることで、マルチーズちゃんが不安に感じないかというご心配ももっともですが、呼吸が苦しいという状況は私たちが水の中で息ができなくなって苦しいのを想像していただくとおわかりのようにとても辛いものです。呼吸症状が改善するまでは酸素室に入れてあげて、心細い思いをしないよう、安心できるよう、お近くで見守ってあげたり優しく声をかけてあげるのがよろしいのではないかと存じます。心臓の疾患はメイ様がおっしゃるように、完治は難しく、内科的には心臓に負担をかけないように内服薬を投薬しながら、維持することがほとんどです。心臓疾患の進行を遅らせるための投薬をきちんと行いながら、肺水腫の状態を診断していただき、入院治療でいったんある程度改善させるのか、家での管理で問題ないのか、かかりつけの先生にも充分に相談の上、治療を進めていくことがとても大切です。肺水腫を起こしている場合、気をつけなければいけないのは酸素管理、温湿度管理、安静 (特に興奮をさせることがないように注意)、適切な投薬です。また心臓病に配慮した減塩食を与えて、おやつ類でも塩分を取りすぎることがないよう注意することも大切です。食事やお水を与えると慌ててむせやすいとか、興奮しやすい場合には少しずつ与えたり、声をかけながら与えたりして、落ち着いて食べられる工夫が必要かもしれません。ご家族が帰ってきたときに大喜びして興奮してしまうワンちゃんでしたら、すぐに抱っこして落ち着けてあげるといいですね。肺水腫は急速に悪化して、命に関わる危険のある病態ですので、もし緊急事態になっても、慌てず対処できるように、緊急薬のニトログリセリンをお持ちになっておくとよいかと存じます。人では舌下錠といって舌の下に投与するお薬を緊急時に備えて携帯するのですが、ワンちゃんの場合、この舌下錠を男の子の場合には包皮に入れることができます。緊急時の対応、薬の使用や挿入方法については事前にかかりつけの先生に充分にご相談、ご指導いただき、またかかりつけがお休みの日や夜間の場合に対応していただける病院も事前にチェックしておくことが大切です。心臓病を煩っているワンちゃんは、暑い夏の時期だけでなく冬の時期も負担がかかりがちです。とてもご心配な状況かとは存じますが、ぜひ、マルチーズちゃんが気持ちよく過ごせるよう、先生ともご相談いただきながら、治療を行い、酸素室も含めて生活環境について検討いただければと思います。なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、しつけ相談サービスを承っております。気がかりなことがございましたら、お気軽にご利用くださいお電話番号は、あんしんサービスセンター 0800-888-8256です。平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。大切なマルチーズちゃんのお世話で心身ともにメイ様もたいへんお疲れではないでしょうか。くれぐれもお体をご自愛ください。そしてマルチーズちゃん、お大事になさってください。いつも応援いたしております。今後ともアニコムをどうぞよろしくお願い申し上げます。