教えて!アニコム損保!しつけ・健康相談 皆様のご質問にお答えいたします。

ご注意

回答までのお時間は3営業日以内とさせていただきます。
緊急を要する健康相談の場合は、すぐに動物病院を受診してください。
直接どうぶつさんのご様子を拝見しておりませんので、一般的なご案内となりますこと、また、投稿フォームにはURLを入力できない設定となっておりますことをご了承ください。

証券番号

  • (記入例:S00123452)

  • ご入力いただいた証券番号は公開されません。

ニックネーム

タイトル

コメント

  • URLはご入力いただけません。

添付File

暗証キー

  • (英数字で8文字以内)

投稿キー

  • (投稿時 投稿キー を入力してください)

文字色

術後の生活

投稿者:なおこ

投稿日:2013/01/05(Sat) 15:20

No.1849

膝蓋骨脱臼整復術(パラガード使用)を12月19日に受けました。翌日退院し1月4日の抜まで、サークルではなく、室内で自由に過ごしました。抜糸の2〜3日前より手術前と同じように動けるようになり、室内とはいへ歩くスピードも走りかたも術前と同じです。ベットの上に上りたがったり、テーブルに手をついて立ち上がったり、手術した膝に悪影響があるのではないか心配でしかたがありません。このような過ごし方でよいのでしょうか?犬は、キャバリア・メス・10ケ月です。

Re: 術後の生活

- 獣医師 岸田

2013/01/08(Tue) 16:06

No.1854

なおこ 様

この度はご相談を頂きまして、誠にありがとうございます。
キャバリアちゃんが膝蓋骨脱臼の手術を受けられ、その後手術前と同じように動いていて、
術後の経過をご心配されているとのことでございますね。
お問合せにつきましてご案内させて頂きますが、
一般的なご案内となりますことを何卒ご了承ください。

膝蓋骨脱臼の手術は、脱臼の程度や膝関節の状態によって、様々な術式で行われます。
手術後、一般的には1週間程度はケージレスト(ケージの中でなるべく動かないように安静にする)、
2〜3週間は運動制限を行い、1〜2カ月程度は走ったりジャンプしたりといった膝に負担のかかる
動きをしないように気をつけていただくことが多いようです。
ただ、術後のケアについては、術前の状態やどのような術式を行ったかに加え、
ワンちゃんそれぞれの術後の経過によっても異なってきますので、
経過を観察しながらどの程度の運動を行うかを決めていきます。
安静ばかり続けて全く足を使わない状態が長く続いてしまうと、筋肉が落ちてしまったり、
関節が固くなってしまってその後の状態に問題が生じることにもなりますので、
適切な時期に適切なリハビリや運動を始めることが大事です。

キャバリアちゃんは3週間ほど前にパラガードを使用した膝蓋骨脱臼整復術を受けられ、
現在は手術前と同じくらい動けるようになり元気いっぱいのご様子ですね。
元気いっぱい動けるということは今のところ術後の経過がよいということではないかと思いますが、
ベッドの上に飛び上がったり、テーブルに手をついて立ち上がったりという動作は
膝関節に負担をかけてしまう可能性があります。
また、室内を走ったときに、万が一すべってしまったりすると、膝関節を痛めてしまうこともあります。
現在まだ術後3週間ですので、膝関節に負担をかける動きはなるべく避けていただいた方が
よろしいかと存じます。
パラガードを装着する手術は他の術式に比べると回復が早いと言われていますが、
術後しばらくは患部に負担をかけない方がよいというのは同じです。
また、膝蓋骨脱臼の手術は一つの術式ではなく状態によって複数の術式を併用することもあり、
術式によっては厳密な安静を行わないと術後の経過に影響が出る場合もあります。
キャバリアちゃんの場合、現時点でどの程度の運動制限や注意が必要なのか、
主治医の先生に経過を診ていただいた上で、ご指導いただくとよろしいと思います。

また、膝蓋骨に限らず、関節に負担をかけないような生活習慣を身に着けさせることは、
手術後であっても、必要になってくると思います。
一般的な内容とはなりますが、以下にご案内させていただきますので、
参考にしていただければ幸いです。

1.適切な体重管理をしましょう。
体重の増加は関節に負担をかけます。適正な体重を維持するように気をつけましょう。
痩せ過ぎでしっかりとした筋肉がついていない状態もまた、関節に負担をかけます。
適度な運動で、筋肉を維持しながら体重管理をしましょう。

2.室内ではすべらないように注意しましょう。
フローリングの床はすべりやすく、関節に負担がかかります。
すべり止めのワックスを利用する、マット等を敷くなどの対策をしましょう。
また、爪が伸びすぎたり、足裏の毛が伸びてくるとすべりやすくなりますので、
こまめにチェックしましょう。

3.ジャンプや過度の運動を避けましょう。
ジャンプや激しい運動は関節に負担がかかります。
ぴょんぴょんと飛び跳ねたり、ソファーや階段などを昇り降りする習慣をつけないようにしましょう。
飛び跳ねたときに、「どうしたの」などと声をかけてもらったり、ケージから出してもらうなどの経験をすると
「飛び跳ねたらいいことがある」と思ってしまいますので、飛び跳ねたときには、
相手になさらないほうがよろしいでしょう。
ワンちゃんが、相手にしてもらえずに、あきらめて飛び跳ねるのをやめたタイミングで
声をかけてあげたり、遊んであげたり、ケージから出していただくとよろしいでしょう。
根気強く、「飛び跳ねたら、いいことがなくなる」、「飛び跳ねていないときに、楽しいことが
ある」とワンちゃんに伝わるようしましょう。
急な方向転換も、膝関節に無理な力がかかりますので、お散歩のときは、飼い主様の横を
まっすぐゆっくり歩くようにしつけておきましょう。
このためには、お散歩中にワンちゃんの名前を何度もお呼びいただき、
飼い主様を意識する習慣をお付けになられ、
上手に隣を歩いているときに褒めてあげるとよろしいでしょう。

キャバリアちゃんは術後も元気に過ごされているようで何よりです。
10カ月の元気な盛りのワンちゃんに運動制限をするというのはかわいそうではありますが、
術後の管理が今後の経過に影響することもありますので、
どのような点に注意が必要なのか、主治医の先生によくお聞きになって、
対応してあげていただければと思います。

なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、
しつけ相談のサービスを承っております。気がかりなことがおありの際には、
お気軽にご利用くださいませ。
お電話番号は、あんしんサービスセンター 
0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。
平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)
土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。

今後ともアニコムをどうぞよろしくお願い申し上げます。



太りすぎですか?

投稿者:はなはな

投稿日:2013/01/02(Wed) 12:04

No.1848

2月で5才になる雌猫、メインクーンとスコティッシュのミックスです。
避妊手術済です。
現在、体重が7.6sです。
これは太りすぎでしょうか。
ご飯は避妊猫用のドライフードで病院から購入しています。
1日約70gで給与量の目安よりもやや少なめです。
ドライフード以外は食べていません。
前回のワクチン接種の時は7.8sでその前の年は6.8sでした。

ここ最近は7.6sを保っていますが、理想体重は何s位なのでしょうか。
ちなみにあまり運動はしません。

ご回答よろしくお願いいたします。

Re: 太りすぎですか?

- ペット栄養管理士 三留

2013/01/07(Mon) 19:14

No.1853

はなはな 様

新しい年を迎え、はなはな様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。
ネコちゃんは2月に5歳のお誕生日のお誕生日を迎えられるとのこと、
楽しみでございますね。本当におめでとうございます。


この度はご相談を頂きまして、誠にありがとうございます。
はなはな様のネコちゃんは、メインクーンとスコティッシュフォールドの
ミックスとのことでございますね。
メインクーンは猫種の中でもかなり大柄なネコちゃんで、目安となる体重は4kgから
10kgほどでございます。
スコティッシュフォールドは2.4kgから6kgでございますが、
メインクーンの血を引いていらっしゃるので、はなはな様のネコちゃんも、
どちらかというとしっかりとした骨格なのではないでしょうか。
性差や種、両親の体型によっても骨格はみな違いますので、骨格にあった体型で
あることが大切であり、ネコちゃんを体重だけでは、太り気味なのか、痩せ気味
なのかを評価することは難しく視覚と触覚で判断をいたします。
そのためのボディ・コンディション・スコア(BCS)という基準が推奨されております。
(詳細については、しつけ・健康相談サイト「どうぶつ相談室」の次のページを
ご参考になさってください。http://www.anicom-page.com/labo/2009/10/1-15.html

ボディ・コンディション・スコア(BCS)では、胸のところを触って肋骨が触れるかどうか、
骨格の大きさ、筋肉あるいは脂肪のつき具合などを総合的に見て、
「太っているかどうか」を判断することになります。
はなはな様のネコちゃんは、肋骨や腹部のあたりのお肉の状態、歩く際のお腹の脇の
お肉の状態などはいかがでしょうか。
肋骨や背骨を手で触れることができ、動く際のお腹周りのお肉があまり揺れることも
ないのであれば、今の体重が適当であるとお考えいただけばよろしいでしょう。

さて、はなはな様のネコちゃんは、昨年と今年の予防接種時に測定された体重が一キロ
増えたとのことでございますね。
現在、避妊ネコちゃん用のお食事を、目安量より少なめに与えていらっしゃるとのことで
ございますが、子猫ちゃんのような運動量の多い時期を過ぎ、動きも落ち着いてくる年齢
になって、運動量の低下にあわせてお食事量を減らすことが必要な状況も多くみられますが、
はなはな様のネコちゃんは、この一年くらいで運動量が減ったということは
ございませんでしょうか。
肥満は、入るエネルギーと出るエネルギーのバランスが上手くとれていないということ
ですので、年齢的な要因や、多頭の場合など運動量の大きなネコちゃんであれば
消費するカロリーも大きくなります。
このように、容袋に記載されているお食事の給与量は、それぞれのネコちゃんに
よって調整する目安量でございますので、もし、はなはな様のネコちゃんの運動量が
減ってきており、体重が増えたのであれば、もう少しだけ、お食事量を
減らしてみながら、適当な分量を把握なさることを検討いただくのも
よろしいかもしれません。

はなはな様のネコちゃんは素敵な飼い主様に守られて幸せで
ございますね。
2013年がはなはな様とネコちゃんにとって、素敵な一年でありますよう心からお祈りいたしております。

なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、しつけ相談
サービスを承っておりますので、ぜひご利用ください。
お電話番号は、あんしんサービスセンター 
0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。
平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)
土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。
本年もアニコムをどうぞよろしくお願い申し上げます。



噛み付きについて

投稿者:はっしー

投稿日:2012/12/27(Thu) 22:29

No.1846

10ヶ月ちょっとのマルチーズです。ここ1ヶ月ほど、マーキングや悪戯をやたらとします。
ちょっと彼の好きな高さのものがあると、チョーン。ちょっと歩いてまたチョーン。
今まで、おトイレ以外でおしっこをする事はほとんどありませんでした。
違う場所でおしっこをするので、私が叱ると、噛み付きます。

もともと私の手を甘噛みしていたのですが、叱った時の噛み付きは、本気です。牙をむいて「ウゥー。ガルガル。」と唸りながら噛みます。
なので、私の指は、何個となく穴があいています。
叱り方が悪いのか?甘噛みの延長なのか?主従関係がちゃんと出来ていないのか?
全部が関係しているんでしょうけど、噛み付くのをやめて欲しいのです。どうにか、やめてくれる方法はないでしょうか?
叱り方が彼には怖すぎて、恐怖で噛み付いているんでしょうか?
叱った後は、机の下で彼はおとなしく私が笑い掛けるまで寄って来ません。
何かいい方法があったら教えてください。

Re: 噛み付きについて

- ドッグライフカウンセラー 三留

2013/01/07(Mon) 15:45

No.1852

はっしー 様

輝かしい新年を迎え、はっしー様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。
このたびはご相談をいただきまして、誠にありがとうございます。
年末年始をはさみ、ご案内までお時間を頂戴してしまい申し訳ございません。
早速、ご案内をさせていただきますが、一般的なご案内になりますことを
何とぞご了承下さい。

マルチーズちゃんは10ヶ月になられ、元気いっぱいで可愛い盛りでございますね。
このくらいになると、性成熟を迎え男の子らしさがでてくる時期でもあり、
また、自我が芽生え、今までの経験をもとに、自分で行動を選択しようと
する頃でもございます。
このようなこともあり、今までと違う行動をして、飼い主様を戸惑わせてしまう
ことが多い月齢ではございますが、
これから共に過ごす日々のためにも、ワンちゃんとの関係を見直す絶好のチャンスと
とらえていただき、根気強く向き合っていただければと存じます。

【マーキングについて】
ワンちゃんはもともと群れで生活をしていたどうぶつであり、
群れの中での順位を付けたり、縄張りを主張するのは本能だといわれております。
また、ワンちゃんには自分の縄張りを侵入者から守る習性があり、お散歩の時など
自分の縄張りを示すためにオシッコで目印を付け、侵入者に警告を発しようとします。
男の子のワンちゃんはおおむね1歳近くなると男の子として成熟してきますが、
マーキングは性成熟に伴い起こることも多く、
男の子がお散歩の際、足を挙げてオシッコをするようになることは
性成熟の目安にもなります。

家の外は多くのワンちゃんがお互いの力関係を牽制しあう場でありますので、
お散歩時のマーキングは、ワンちゃんにとってごく当たり前の自己主張と
いえるかもしれません。
一方で、多頭飼いをなさっていらっしゃらないのであれば、ワンちゃんが家の中でも
マーキングにより縄張りを主張する場合は、性成熟に伴うということだけではなく、
リーダーである飼主様より自分が群れの中での順位が上位だと思っていることや、
群れの中での順位が不明確であることが原因である可能性もあるともいわれています。
また、自己主張以外には、何らかの不安やストレスなどがある場合にもみられます。

【順位を明確にするためのポイントについて】
1. はっしー様が優位な場所や順位を占める
はっしー様がご帰宅された際、マルチーズちゃんが嬉しそうお出迎えを
なさっていると、ついつい、一番に声をかけたくなりますが、
「ただいま」と声をおかけになられるのは、人間のご家族様が先で、
マルチーズちゃんには最後に声をかけていただくとよろしいでしょう。
また、この際、「落ち着いていると良いことがある」と、マルチーズちゃんに教えるため
には、落ち着いた状態のときに、「ただいま」と声をかけていただくと
なお、望ましいでしょう。
このほかにも、お散歩時など、お家への出入りをなさる順番も、はっしー様が先に
お入りいただきます。
マルチーズちゃんが先に入ろうとしたら、「イケナイ」と低い声で叱って、
当たり前という雰囲気ではっしー様が先にお入りいただきます。
ソファーなどにおかけになられる際にも、マルチーズちゃんの座る位置は端か、
あるいははっしー様の足元に座らせてあげましょう。

2. はっしー様の指示にしたがうと、良いことがあると思わせる
マルチーズちゃんの要求を安易に呑むのではなく、はっしー様の指示にしたがったら、
よいことがあったという経験をさせていただくとよろしいでしょう。
具体的には、マルチーズちゃんが、オモチャなどを持ってはっしー様に「遊ぼう」と
誘いに来たら、「オスワリ」などと指示を与え、マルチーズちゃんが指示に従ったこと
へのご褒美として、遊んであげるようにしましょう。常にはっしー様が主導権を
持つようにします。
また、オモチャなども自由にマルチーズちゃんが選ぶというような状況よりは、
はっしー様が管理していると思わせてあげたほうが良いでしょう。

3. 毅然と、一貫性をもって対応する
常に一貫性があり、感情的にならず、落ち着いた対応をする飼い主様の態度に、
マルチーズちゃんは深い信頼を寄せていくことでしょう。
「リーダーとして毅然した態度で接する」、「しっかりコミュニケーションを取る」、
「褒める時、いけないことを伝える時、メリハリをつけて対応する」などに留意して
頂くことが重要でしょう。

4. マルチーズちゃんの行動範囲ははっしー様が決める
ケージを大好きなところにしたり、キャリーバッグの中にお気に入りのクッションを
いれたりして、お家という縄張りの中に、マルチーズちゃんの小さな縄張りを
作ってあげるのもよろしいでしょう。
また、お家の中でも、ここから先はダメ、という場所を作るのも
よろしいでしょう。
ベランダやデッキ、窓際で遊ぶ際には、あまり見晴らしがよいところで過ごし、
人やワンちゃんなどが行きかう様子を見渡せるより
少し目隠しを作ってあげるのもよろしいかもしれません。

4.コミュニケーションを十分にとる
スキンシップやコミュニケーションを十分にとることで、マーキングが軽減することも
あるようです。マーキングをしないときに、十分なコミュニケーションを
お取りいただくとよろしいでしょう。
また、お散歩時、外で他のワンちゃんがしたオシッコの匂いをかぐということは、
嗅覚でのコミュニケーションが重要な役割を果たすワンちゃんの世界では、
大切な会話の時間ともいえますので、できれば、毎日お散歩に連れ出してあげて、
自己主張をする時間を作ってあげることも大切でしょう。


【マーキングをしたときの対応について】
1. マーキングをしたことに気付いても、騒がない
ワンちゃんは、構ってもらえたり、注目されたりすることを好みます。
叱られても、相手にしてほしいワンちゃんもたくさんいます。
マーキングをすることが、注目してもらう手段だと、思っているワンちゃんも中には
いますので、マルチーズちゃんが実際にマーキングをしている姿を目になさっても
飼い主様は慌てたり、感情的に怒ったりしないようにしましょう。
過ぎたことに関しては、適切に教えることはできませんので、マーキングがしてある
場所を見つけても、取り合わないほうがよろしいでしょう。

マーキングをしそうになっている、あるいはしているとき、「いけない」と教えるため、
低くて落ち着いた声で
「ダメ」「いけない」などのご家族で決めた分かりやすい言葉で叱っていただきます。
その後、もしマーキングをするのを躊躇したり、止めたら、
褒めてあげましょう。遊んでいただいたり、ご褒美を与えていただくなどして、
「マーキングを止めたら、いいことがあった」という経験をさせてあげましょう。
はっしー様が指示をする立場であり、マルチーズちゃんが指示に従う立場であることを
日々の生活の中でしっかりと教えていただきながら、
「マーキングをしても相手にしてもらえない」と思わせたほうがよい場合もございます。

2. マーキングをしそうになったら、他の行動をさせる
マルチーズちゃんがマーキングをしそうな気配をお感じになられたら、
オスワリ、など他の行動をさせていただき、
座ったら、指示に従ったことに対し褒めていただき、
ボール遊びなどをなさって、気持ちをそらしてしまうのもよろしいでしょう。
「マーキングをしないことを選んだら、楽しかった」と思わせていただきます。

3.マーキングをしていい場所を作る
マルチーズちゃんがマーキングをする場所は、ある程度、決まっているのでしょうか。
マルチーズちゃんが足を挙げてオシッコをしても大丈夫なように、
ペットボトル、タオル、新聞紙、ビニールシートなどを利用いただくなどして、
マーキングにも対応できる場所を用意いただいてもよろしいかもしれません。
お食事をする場所ではマーキングを躊躇する傾向があるといわれていますので、
マルチーズちゃんがいつもする場所でおやつをあげたり、お食事や飲水を与えて
いただいてもよろしいかもしれません。

なお、はっしー様におかれましては、お聞き及びかと存じますが、
マーキングなど男性ホルモンの影響で、さまざまな行動の変化がみられる場合、
去勢手術をするとこれらの行動が和らぐことがございます。
去勢手術は外科的に男の子の精巣を摘出する手術であり、
一般的に、全身麻酔をかけて精巣付近の皮膚を切開して行います。
去勢手術を行うと性ホルモンを分泌する精巣がなくなるために、
男性ホルモンに関連して起こる病気や行動を抑えることができるといわれておりますので、
マーキングが解消する場合もございます。
しかしながら、男性ホルモンの影響以外にも、ワンちゃんの行動に影響を与えている要因も
多く、また、一度、身に着いてしまった行動ですと、変化がないこともございます。
去勢手術は、手術後、代謝が変化して太りやすくなる等デメリットもございますが、
男の子特有の病気を防ぐ等、行動面以外に大きなメリットがございますので、
マルチーズちゃんの子どもをお考えになっていらっしゃらないのであれば、
一度、かかりつけの病院さんにご相談なさってもよろしいかもしれません。

【噛むことについて】
マーキングを止めさせようとすると、マルチーズちゃんははっしー様の手を噛んでしまい
お困りとのことでございますね。
唸りながら、興奮して強く噛むということですので、
マーキングをすることから始まる興奮した状況を遊びと思っている可能性もございますし、
マルチーズちゃんが噛んだとき、恐くて手を引いたり、ひるんだりなさると、
マルチーズちゃんにとって、はっしー様に対する優越感を感じる状況になってしまう
可能性もございます。マルチーズちゃんが噛んだときには、
気持ちの上で弱いところを見せず、落ち着いて
噛んだ瞬間、声のトーンを低くして、落ち着いた、リーダーらしい雰囲気で叱ります。
ワンちゃんは、自分の行動の後、周囲にどのようなことがあったか、ということを
たいへんよく覚えており、このような経験をもとに、行動を選択していきますので、
噛んだ後、自分の思うようになった、という経験をしてしまうと、
噛むことが、自分の要求を通すための手段になってしまいます。
噛んでも思うようにならない、噛まないでいたらいいことがあると、
しっかりと伝えましょう。
一方で、お利口なときには、うんと明るい声で、遊んでいただき、メリハリを付けて
ご対応ください。 
「はっしー様にはぜったいにかなわない」「どんなに楽しい遊びをしていても噛んだら
終わりだよ」「噛まないでいると褒められたり、遊んでもらえたり、いいことがあるよ」と
マルチーズちゃんにしっかりと分かるように伝え続けてあげましょう。

はっしー様がおっしゃるように、ワンちゃんは恐くて、
恐怖心から噛んでしまう場合も多くみられます。
手を恐いと思う状況を作らないようになさって、
重複したご案内となりますが、マーキングを叱るときには、その場のテンションを
下げるように、落ち着いて、毅然となさることが望ましいでしょう。

なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、
しつけ相談のサービスを承っております。気がかりなことがおありの際には、
ぜひご利用くださいませ。

お電話番号は、あんしんサービスセンター 
0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。
平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)
土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。

マルチーズちゃんをお迎えになられて初めての新年でございますね。
2013年がはっしー様とマルチーズちゃんにとって、素晴らしい年でありますよう、
笑顔いっぱいの一歳のお誕生日をお迎えになられますよう
心からお祈り申しあげております。

今後ともアニコムをどうぞよろしくお願い申しあげます。



爪切りと吠え

投稿者:チロ

投稿日:2012/12/26(Wed) 14:44

No.1842

先日は、ミニチュアダックス オス 2才弱について、
スリングの使用方法、ヘルニア予防の対策を教えて下さり有難うございました。
教えて下さった方法を実施していきたいと思います。

今日は、躾方法について、お聞きしたいのですが・・・。

★まず、一つ目は、爪切りについてです。
愛犬は、爪切りが非常で苦手で、家では出来そうにないので、サロンにて、爪切りをお願いしています。
今後も、サロンでお願いするつもりではあるのですが・・・
先日、サロンで切ってもらっている際、
他のお客様が、「あの犬かわいそう・・」と言っているのを聞いてしまいした・・・。
後ろ足の爪は嫌がりながらも切らせてくれますが、
前足の爪は暴れて、ピーピー鳴いてしまっている状態です。
幸い、トリマーさんに噛みついたりはしていませんが、
ご迷惑をかけているので、どうにかしたいです。
また、本犬も大変辛そうなので、どうにかしてあげたいです。

躾本に書いてあるように、
体のどこでも触れるように→爪に鍵などをあてる→爪に爪切りをあてる
までは、訓練できています。この後は、どのような訓練をすればいいのでしょうか?


★もう一つの、質問は、吠えについてです。
ダックスですので、よく吠えるます。

ワンワンワンワンと言うようなドスの聞いた警戒吠えに関しては、庭では20回くらい、家の中では10回以内で、人間が指示を出したらやめてくれます。
家の前に人が通るなど、犬が吠えることが予測できるときは、
聞こえてるよ と伝えると、大抵は吠えるのを我慢してくれるまでになりました。


★帰宅歓迎吠え
しかし、家族が帰宅した際、玄関の鍵を開けている間に、嬉しくてワンワンワンと泣くのは、我慢できないようです。
そして、ご近所さんが帰宅したときにも、勘違いしてワンワン吠えてしまいます。
私が指示すると(私以外の家族では無理)キューキューと言うような鳴き声まで、抑えてくれますが・・・
切ない声なので、とても聞いてて辛いです。

ダックスなので、声も野太く、さらに夜なので、近所迷惑になっていないか心配です。
近所の方が帰宅した際に勘違い吠えはやめさせたいのですが、何か良い方法はありますか?


★行かないでの要求吠え
朝や留守番時の行かないでの要求吠えはほぼ無く、
朝は静かにサークルで待機し、
留守番のときにはおやつをつめたコングを見せると、
自分からサークルに入ってくれます。

しかし、私(基本、在宅ワーク)以外の家族が仕事から帰宅し、その後、2階(犬は1階で生活)に行くと、吠えてしまいます。
その後、と言うのは、帰宅直後もですし、
帰宅してから数時間過ぎてもです。
しかし、私にはこのような要求吠えはあまりしません。
土日で愛犬と家族と一緒に過ごす時間が長いときには、
家族にもあまりこのような要求吠えはしない気がします。

私の指示はよく聞くけど、他の家族に指示にはそこまで従わないと言うこともあるでしょうが、
やっぱり、寂しいのでしょうか?

何か、対策ありますでしょうか?



よろしくお願い致します。

Re: 爪切りと吠え

- ドッグライフカウンセラー 三留

2012/12/27(Thu) 16:12

No.1845

チロ 様

新しい年を迎える準備に忙しない頃でございますが、チロ様におかれましては、
いかがお過ごしでしょか。
この度はご相談をいただきまして誠にありがとうございました。
早速ご案内をさせていただきますが、一般的なご案内となりますことをご了承ください。

【爪きりについて】
ワンちゃんにとって、手先や尻尾、鼻先などの体の先端部分は急所ですので、
たいていのワンちゃんは触られるのを嫌がり、爪きりに苦労をなさる飼い主さんは
多くいらっしゃいます。
どのワンちゃんにも、嫌いなこと、怖いことがありますが、ワンちゃんに嫌いなことを
慣らしていくためには、嫌いなことを、好きなことに結びつけながら、
少しずつ慣らしていくのがポイントでございます。

ミニチュア・ダックスちゃんが爪きりを見て、体を堅くするのであれば、お部屋でチロ様と大好きな遊びを
なさっているときに、ミニチュア・ダックスちゃんの目が届くところに爪きりを置いておくのも
よろしいでしょう。
爪に鍵などをあてることから始められて、爪に爪切りをあてるという訓練をなさっているとのことでございますので、
爪きりを当てた後に、「お利口」と褒めていただいたり、好きなことをしていただくとよろしいでしょう。
爪に物をあてた後に良いことがあるというイメージを抱かせてあげてください。
また、ワンちゃんは、不安なときには、飼い主様の表情を見て様子をうかがおうとすることがございます。
「大丈夫かしら」と不安そうな顔をなさると、余計にミニチュア・ダックスちゃんは爪切りが嫌なことに
見えてしまうかもしれません。
反対に、毅然として落ち着いた表情をなさっているとワンちゃんは安心しますので、
チロ様がこのとき、毅然と堂々と、さも良いことをしているという雰囲気を見せていただくことも大切でしょう。

チロ様はトリミングサロンでミニチュア・ダックスちゃんの爪切りのご様子をご覧になり、
他の方が「可哀想ね」とおっしゃった様子をご覧になられたとのことでございますね。
爪を切られるのを嫌がる様子をご覧になられるのはお辛かったこととお察しいたします。
ただ、ミニチュア・ダックスちゃんがカーペットなどに爪をひっかけて怪我をなさらないようにするためにも、
滑りやすい場所でワンちゃんの足腰を守るためにも、爪きりは大切なことでございます。
「嫌がっても、大切なことだから、するのよ」という毅然としたお気持ちで、チロ様がミニチュア・ダックスちゃんを
送りだされることは、ミニチュア・ダックスちゃんにも「しなくてはいけないこと」として伝わるかもしれません。
できるだけ、平然と堂々と、「あなたならできる」と信じる表情で、迎えていただければと存じます。
そして、爪を切った後には、「よく頑張ったね」と褒めていただき、トリミングサロンからの帰路に
大好きな公園でお散歩をするなど、何か楽しいことをしてあげるのもよろしいでしょう。

爪きりに慣れてきて、お宅でなさるのであれば、ほんの先を切ってみて、すかさず、「お利口だったね」と褒めて
あげましょう。ワンちゃんは、自分がした行動のあとに、周囲に何があったかということをたいへんよくみており、
そのことをもとに行動を選択していきます。
もし、嫌がり、唸ったり、噛んだときに、チロ様が手を引いたり、爪きりを止めてしまうと
唸ったり、噛めば思うようになると、ミニチュア・ダックスちゃんが理解してしまうかもしれません。
唸ったり、噛んだら、「ダメ」と低くて落ち着いた声で叱っていただき、続けてしまいます。
また、チロ様に主導権があることを明確にするため、始めるのも、止めるのも、チロ様が決めることが
大切でしょう。
ただし、初めから無理をして嫌がるのを押さえつけてやったりすると、ますます「爪切りは嫌なものだ」という
認識を強くしてしまうことになりますので、初めは1本の爪をほんの少しだけ切って褒めておしまいにするなど、
ミニチュア・ダックスちゃんが嫌がる前にやめて、徐々に時間を長くしていくようにして、
少しずつ慣らしていくことが大切でございます。
なお、ワンちゃんの爪きりにつきましては、どうぶつ相談室の以下に記事が
ございますので、ご参考にしていただければ幸いでございます。
http://www.anicom-page.com/labo/2009/04/1-11.html#more

ワンちゃんの体のどこを触っても大丈夫だということは大切なことではありますが、
同時に、このリーダーになら、「何があっても守ってもらえる」という信頼関係を作ることも重要でございます。
また、「触られたら、嬉しい」という、ご家族の手を温かく心地良いものをして感じさせてあげることも
大切でございます。
名前を呼んで、ミニチュア・ダックスちゃんが振り向いたら褒める、
ミニチュア・ダックスちゃんが触れて気持ちよいところを優しく撫でていただくなど
同時になさっていただければと存じます。

【吠えることについて】
ワンちゃんが吠える原因といたしましては、「縄張りを守ろうとする防衛本能から吠える」、
「周囲のご家族様に要求をして吠える」、「怖くて吠えて何とか身を守ろうとしている」、
「お知らせをしようと吠える」、「周囲のご家族様に指示をしようと吠える」など、
さまざまな原因が考えられます。
吠えているときのワンちゃんの様子やワンちゃんの気質などをみながら、
その子の気持ちにあった対応をしていくことが大切でございます。

1.警戒吠え
ミニチュア・ダックスちゃんは、警戒をして吠えているとき、「いけないよ」とチロ様がおっしゃると
我慢ができるようになったとのことで、本当にお利口さんでございますね。
我慢することが良いことだと教えていただくために、この後、うんと褒めてあげてください。
いけないと伝えるときの、チロ様のお声は、とにかく落ち着いた毅然となさった
低いトーンになさるとよろしいでしょう。
チロ様がいらっしゃるから、ミニュチュア・ダックスちゃんは安心していていい、と感じさせていただくため、
ミニュチュア・ダックスちゃんが不安そうなとき、興奮しているときほど、
チロ様は落ち着いていただくとよろしいでしょう。

2.ご帰宅なさったときの吠え
ご家族様が帰宅なさったときに嬉しくて吠えるとのことでございますね。
ご家族様が帰宅なさって嬉しくて興奮して吠えているとき、「ただいま」と声をおかけになられては
いらっしゃいませんでしょうか。
「吠えているときには相手にしてもらえない」、でも「吠えていないときに構ってもられえて嬉しい」と
ミニチュア・ダックスちゃんが感じるようになさるとよろしいでしょう。
例えば、興奮して吠えているときは、ご家族様は知らん顔をなさって相手にせず、
まず、群れの上位である、人間のご家族様に「ただいま」とお声掛けいただきます。
ミニチュア・ダックスちゃんが吠えている間は、着替えをなさったり、ご自分の用事をなさり、
ミニチュア・ダックスちゃんがあきらめて吠えるのを止めたときに、「ただいま。お利口だね」と声をかけてあげましょう。
また、帰宅なさった以外のときも、例えばオモチャをミニチュア・ダックスちゃんが持ってきて「遊んで」と誘いに
きたときにも、「オスワリ」と一回落ち着かせていただき、落ち着いたら楽しいことがあったと、
感じさせてあげましょう。

1. 行かないでの要求吠え
ミニチュア・ダックスちゃんは、ご家族様がご帰宅後、2階にあがられるときに吠えるとのことでございますね。
ミニチュア・ダックスちゃんは、ご家族のそれぞれの方が、どのようなときにどのような対応をなさるということを
よく見ていて、他の方は、自分の思うようになると思っているのかもしれませんね。
あるいは、チロ様以外の方が2階にあがられるとき、たまたま吠えて、その際声をかけてもらったり、
抱っこをしてもらったなど、何か嬉しいことがあり、吠える習慣がついてしまった可能性があるかもしれません。
いずれにせよ、吠えて何かを要求しているご様子であれば、知らん顔をなさったほうがよろしいでしょう。
2階に抱っこをなさってあがるときには、オスワリをさせて、指示に従って、落ち着いてからになさるのも
一つの方法でしょう。

お話を伺っていて、ご家族の皆様に愛されているミニチュア・ダックスちゃんのご様子が目に浮かぶようです。
寂しいというより、吠えた後に、何か良いことがあった、という経験があるのかもしれませんので、
吠えても良いことがない、吠えていないときに良いことがあるとしっかりと教えてあげましょう。
同時に、人間のご家族様が中心に、回っていることを、教えていただくことも大切でしょう。
他にも、ミニチュア・ダックスちゃんは若くて、元気いっぱいなときですので、
お散歩などで十分にエネルギーを発散させてあげることも大切でございます。

なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、しつけ相談
サービスを承っておりますので、ぜひご利用ください。
お電話番号は、あんしんサービスセンター 
0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。
平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)
土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。

チロ様とミニチュア・ダックスちゃんが、ご健康で笑顔いっぱいの2013年をお迎えになられますことを
心からお祈りいたしております。
寒い日が続いておりますが、どうぞお身体に気をつけてお過ごし下さい。
今後とも、アニコムをよろしくお願い申し上げます。



目の病気について

投稿者:さくら

投稿日:2012/12/24(Mon) 22:48

No.1836

もうすぐ3歳になるフェレットです。
気づいたら左右の目の色が違っていました。
左目が茶色っぽくなっています。

どのような病気がかんがえられますか?


Re: 目の病気について

- 獣医師 溝谷

2012/12/26(Wed) 16:38

No.1843

さくら 様

心もせわしい年の暮れでございますが、さくら様とフェレットちゃんはいかがお過ごしでしょうか。
この度はご相談を頂きまして、誠にありがとうございます。
フェレットちゃんの左目が茶色っぽくなっているとのこと、
さくら様におかれましてはご心配のこととお察し申し上げます。
お問合せにつきましてご案内させて頂きますが、実際にフェレットちゃんの
ご様子を拝見しておりませんので、一般的なご案内となりますこと
何卒ご了承くださいませ。

実際のフェレットちゃんを拝見いたしておりませんが、
お写真を拝見する範囲では、右目(写真に向かって左眼)に赤茶色の部分があり、
この赤茶色の部分は出血などの可能性が考えられます。
お忙しい年末でございますが、かかりつけの獣医師の先生の診察をお受けになられ、
診断治療してもらっていただきたく存じます。

出血の原因を説明させて頂く前に、眼の解剖から少しご案内させていただきます。
眼球正面には黒目があります。黒目の表面には透明な角膜があり、その奥には透明な水(房水)が
貯められた前眼房と虹彩と呼ばれる膜がございます。
この虹彩の中央には瞳孔という孔が開いており、瞳孔が散瞳・縮瞳することで眼内に入る光の量を
調節しております。その後ろには水晶体があり、表面は水晶体嚢と呼ばれる薄い透明な膜で覆われており、
その中には透明な蛋白質が入っております。水晶体嚢の前方は前嚢、後ろは後嚢と呼ばれています。
この水晶体は虹彩の後ろでチン小帯といわれる無数の糸のようなものにより眼内に宙吊り状態で
固定されております。
さらに水晶体の後ろには、硝子体と呼ばれる組織が存在し、眼球内を満たしています。
硝子体もまた完全に透明で卵の白身のような状態となっています。
硝子体の後ろの眼球壁の内面には、網膜という神経と血管の膜があり、この網膜が光の刺激を
電気信号に変換して視神経から脳へと伝えていきます。
この目の奥の網膜や血管、視神経の辺りを眼底と呼んでおります。

目の中に起こる出血はその出血がおこる部位により様々ですが、眼底出血といわれる
目の奥の眼底部におこるものや、前眼房出血といわれる角膜と虹彩の間で起こる
出血などがございます。
眼底部に起こった出血は、目の奥の部位ですが、角膜、房水、硝子体などの
透明な部位から透かしてみることができます。

眼底出血や前眼房出血は眼球に対する打撲などの鈍的な外傷で発症するほか、
網膜剥離や炎症、眼内腫瘍の際にも起こります。
また、殺鼠剤中毒や血小板減少症、播種性血管内凝固(DIC)等の止血障害、
高血圧症、リンパ腫などの全身疾患に関連して起こることもあります。
今回は、片側の目のみの症状かと思いますので、どこかに目をぶつけたなどが原因かと思われます。
しかし、止血異常などの原因が隠れている可能性もあるかもしれませんので、
動物病院さんでしっかり診察してもらってください。

目の中でおこった出血の治療は、止血薬投与と安静、
なるべく暗い部屋で過ごす(目に刺激が加わらないようにするため)等の対処療法が一般的です。
また、原因となる疾患がある場合は、その治療をする事が重要となってまいります。
眼底出血、前眼房出血ともに、多くは原因疾患の治療がうまく行えれば、
出血が吸収されると共に視力が回復いたします。
しかし、網膜と脈絡膜の間に起こった眼底出血が網膜剥離を引きおこし、
しばしば永久的な視覚喪失をおこす場合もございます。
(逆に、網膜剥離を起こしているから眼底出血を起こす場合もございます)
網膜剥離の初期においては、はっきりした症状が出ないことが多いのですが、炎症がある場合、
充血や目やに、目をしばしばしたりします。
ほとんどの場合は眼底検査で見つかりますが、超音波検査で診断されることもございます。
網膜剥離は原因疾患(炎症など)の治療で治癒することもございますし、
利尿薬やステロイド製剤の投与や最近ではレーザー治療もあるようです。

フェレットさんの目はワンちゃんやネコちゃんに比べてもとても小さく、
超音波診断やレーザー治療は難解であると思われますが、まずは角膜検査、
眼底検査等を行って頂いきたいと存じます。
今回はお写真から出血の可能性を考え、ご案内させていただきましたが、
それ以外の可能性も十分ございますので、かかりつけの動物病院さんにて
診察して頂く事をお勧めいたします。

寒い日が続きますが、さくら様におかれましてはくれぐれもお身体をご自愛くださいませ。
またフェレットちゃんもどうかお大事になさってくださいませ。

なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、
しつけ相談のサービスを承っております。気がかりなことがおありの際には、
ぜひご利用くださいませ。
お電話番号は、あんしんサービスセンター 
0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。
平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)
土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。

今後ともアニコムを宜しくお願い申し上げます。