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緊急を要する健康相談の場合は、すぐに動物病院を受診してください。
直接どうぶつさんのご様子を拝見しておりませんので、一般的なご案内となりますこと、また、投稿フォームにはURLを入力できない設定となっておりますことをご了承ください。

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水虫薬

投稿者:noamama

投稿日:2013/05/25(Sat) 09:52

No.2083

1才6か月のMダックス5kgを飼っています
今朝目を離したすきに塗るタイプの水虫薬を噛んでいました。
薬をどれだけ口にしたのかはわかりませんが
チューブの残りはだいぶありましたので
そんなに口にしていないと思います。
多くてさくらんぼ大ぐらいだと思います
どのような対処をしたらよいでしょうか?

Re: 水虫薬

- 獣医師 酒井

2013/05/27(Mon) 18:10

No.2087

Noamama 様

ついこの間、暖かな春の訪れを喜んでいましたが、もう梅雨が近づいて来ているようですね。
noamama様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。
この度はご相談いただきまして、誠にありがとうございます。
1才6ヶ月の5kgのM.ダックスちゃんが塗るタイプの水虫の薬を噛んでいて、
誤飲をした可能性もあるとのことでございますね。
お問い合わせについてご案内させていただきますが、一般的なご案内となりますことご了承ください。

今回かじっていたという水虫の薬はチューブに入っていたということですので、軟膏タイプのお薬かと思われます。
水虫の原因は真菌ですので、お薬の中には抗真菌剤が主成分ではいっていると思いますが、
他に炎症を抑える消炎剤、痒みを抑える抗ヒスタミン剤などが含まれていることもあります。
お薬の成分の中には外用薬に適しているもの、外用薬にも内服薬にも使われているもの、
内服薬に適しているものがあり、それぞれ適用の方法で使用した場合の安全性は確認されていますが、
外用薬を誤飲したり、内服薬でも適正な薬用量以上に飲んでしまった場合には、注意が必要です。
抗真菌剤は外用でよく使われるものと、内服で使われるものの種類が違うことが多いため、
外用薬を誤飲した場合の安全性ははっきりとはわからないのが現状です。
体内に入った薬剤は、肝臓や消化管粘膜、腎臓などで分解され代謝されますが、
その中でも最も大きな役割を示すのが肝臓です。
今回5月25日にご相談いただいてから2日が経っていますので、急性の症状があったのであれば
すでに動物病院さんで処置をしていただいていることと思いますが、
薬物誤飲の際には、急性で嘔吐や、下痢、元気消失、震えなどの症状がなくても、
飲み込んでしまった薬の種類によっては、後から内臓機能に何らかの障害が出る
可能性もありますので、
動物病院さんでなるべくお早めに一般状態を見ていただき、
血液検査で肝機能、腎機能のチェックをされておくとご安心でしょう。
また軟膏は基剤というベースの中にお薬が混ぜてあり、基剤には薬の吸収をよくしたり、
皮膚病変部の保護をする役割があります。
基剤にもさまざまなものがあり、粘膜刺激の強いものや、油脂が多い場合には、
誤飲した量によっては胃腸粘膜のただれや、下痢、軟便の原因となる可能性があります。
しばらくは、Mダックスちゃんのご様子を注意深く見守っていただき、
少しでもご様子に変化がみあれたら、かかりつけの病院さんにご連絡ください。

誤飲をしてすぐであれば、
食べたかもしれない薬のチューブをすぐ持参していただき、まずはかかりつけの病院さんに
ご相談いただくのが安心です。
動物病院さんで催吐剤を用いてすぐに吐かせることができれば、その後、薬剤を体内に吸収される量が
少なくなるため症状を最小限に抑えることができます。
また中毒症状が強い場合には胃洗浄や点滴をすることもあります。

またここまで軟膏のお話をさせていただきましたが、水虫の液状のお薬などには、刺激性のある
エタノールなどが含まれることもあります。
ワンちゃんが好んで飲むことはないとは思われますが、
液体タイプでしたら、軟膏よりも粘膜刺激が強く胃腸の症状が強く出ることが考えられますので
さらに、嘔吐、下痢、便の色などに注意をして下さい。

1度いたずらでお薬などを誤飲したお子様は、繰り返しいろいろなものを誤飲する傾向がありますので、
今後も充分な注意が必要です。
アニコムのホームページの下記のページにも子犬ちゃん向けではありますが、
STOP誤飲のチェックリスト等をご紹介しています。
http://www.anicom-page.com/labo/imgs/stop_dog.pdf
http://www.anicom-page.com/labo/2012/04/post-430.html
よろしければご参考にしていただき、事故の再発がないようダックスちゃんの生活環境をチェックいただければと
思います。

なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、
しつけ相談のサービスを承っております。気がかりなことがおありの際には、
お気軽にご利用くださいませ。

お電話番号は、あんしんサービスセンター 
0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。
平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)
土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。

M.ダックスちゃんとnoamama様が、いつもお元気で、笑顔いっぱい過ごされますよう
応援致しております。
今後ともアニコムをどうぞよろしくお願い申し上げます。



火傷

投稿者:moka

投稿日:2013/05/21(Tue) 13:09

No.2080

10か月のポメラニアンの背中に火傷を負わせました。病院でゲンタシン軟膏をもらいました。所どころ、皮膚が剥がれています。毛は再生するでしょうか?

Re: 火傷

- 獣医師 山田

2013/05/23(Thu) 11:40

No.2081

moka 様

この度はご相談を頂きまして、誠にありがとうございます。
10ヶ月のポメラニアンちゃんの背中に火傷を負わせてしまったとのことでございますね。
moka様におかれましては、さぞご心配のことと存じます。
今は動物病院さんでゲンタシン軟膏の処方を受けており、所どころ皮膚が剥がれている
状態で、今後その部分に発毛がみられるのかについてのご質問でございますね。
お問合せにつきましてご案内させて頂きますが、
実際のご様子を拝見しておりませんので一般的なご案内となりますことを何卒ご了承ください。

被毛が再生するかについてのご案内の前に、皮膚の構造についてご案内させていただきます。
ワンちゃんの皮膚は外側から、表皮、真皮、皮下組織の3層構造で成り立っています。
いちばん外側をおおう表皮は、さらに4層に分かれており、
内層から基底細胞層→有棘細胞層→顆粒細胞層→角質層となっております。
表皮の細胞は4層の最下層である基底細胞層で作られ、一定の周期で角質層に押し上げられる
ことにより細胞の入れ替わりが行われております。
これを「皮膚のターンオーバー」と呼び、一般的にワンちゃんでは20〜25日といわれております。
(ワンちゃんの皮膚構造については、よろしければ「どうぶつ相談室」の次の記事を
ご参考になさってください。
http://www.anicom-page.com/labo/2010/09/post-338.html )
また、表皮が内側に筒状に入り込んだ部分に脂腺、汗腺(アポクリン腺)、毛包という付属器
があり、脂腺から分泌される皮脂は、汗と混ざり合って天然の保護膜を形成し、表皮の角質層の
水分蒸散を防ぐ役割を持ち、皮膚の潤いを保っております。
また、汗腺の1つであるアポクリン腺は性フェロモンの役割を果たしていると推測されております。
表皮が内側に筒状に入り込んだ最も底の部分を毛包といい、毛の元となる毛母細胞が集まり
盛んに分裂していくことで毛を成長させていきます。
さらに、被毛は一定の周期で発育と脱毛を繰り返しており(この被毛の発育周期のことを毛周期
と言います)、個々の毛周期は異なり、常に適正な被毛が保持される仕組みとなっています。

表皮の下には真皮という組織があり、細胞成分(血管内皮細胞、リンパ管細胞など)と
非細胞成分(細胞外マトリックス)からできており、
この非細胞成分が真皮の細胞の間を埋め、水分保持や細胞の分化・増殖、創傷治癒に
重要な役割を果たしております。
また、上述した表皮の付属器が筒状に入り込んでいるのも真皮となり、毛包は真皮にある
血管に囲まれて、ここから栄養をもらっています。

moka様のポメラニアンちゃんのように、皮膚が火傷を受けると、皮膚再生のために創傷治癒機構
が働き、皮膚の損傷が浅く真皮の中層くらいまでだった場合は症状が軽く、患部が赤くなる程度で、
適切な処置によって数日から1週間程で治りますが、
皮膚の損傷が深く真皮の深層から皮下組織にまで及ぶ重い火傷では、患部がただれ、
水泡ができ、皮膚の表面がはがれ痛みを伴うことがあります。
このように皮膚の損傷が深い場合、毛包の損傷がおこり、正常な毛周期が行われずに、
部分的または不規則な脱毛が起こり、毛包のダメージの程度によっては被毛が生えてこない
こともございます。

moka様のポメラニアンちゃんにおかれましては、ところどころ皮膚が剥がれている状態との事で
ございますね。
実際に皮膚の様子を拝見しておりませんが、もし皮膚の損傷が強かった場合には、
皮膚の再生に時間がかかってしまうかもしれません。
また、今後の発毛に関しましても、毛包がどれほどダメージを受けているかによりますので、
現状での判断は非常に難しいかと存じます。
火傷の程度がそれほど重度ではなかった場合は、時間はかかりますが被毛は発毛してくる
のではないかと思いますので、今後の火傷の治りをご確認いただき、
皮膚の剥がれなどの拡がりが出るようであれば、再度かかりつけの動物病院さんで診察して
いただきますようお願いいたします。

火傷の傷が早く治り、ポメラニアンちゃんとmoka様が元気にお過ごしいただける事を
私どもも心から祈っております。

なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、
しつけ相談のサービスを承っております。気がかりなことがおありの際には、
お気軽にご利用くださいませ。
お電話番号は、あんしんサービスセンター 
0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。
平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)
土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。
今後ともアニコムを宜しくお願い申し上げます。



ノミ・ダニ駆除剤について

投稿者:KR

投稿日:2013/05/18(Sat) 16:00

No.2075

室内飼いで猫一頭を飼っております。
以前のかかりつけ医でレボリューションを勧められ、
0歳から7歳になるまで年間を通して塗付しています。

昨年末に以前のかかりつけ医が閉院してしまい、
別の動物病院へ行ったところレボリューションの他に、
ノミ・ダニ駆除剤を勧められました。

以前のかかりつけ医では、
ノミ・ダニ駆除剤を一度も勧められた事が無く、
本当に必要なのか疑問に思っています。

ご意見よろしくお願いします。

Re: ノミ・ダニ駆除剤について

- 獣医師 山田

2013/05/21(Tue) 11:09

No.2079

KR 様

この度はご相談をいただきまして、誠にありがとうございます。
お問い合わせにつきましてご案内させていただきますが、
実際の様子を拝見していませんので、一般的な案内となりますこと
何卒ご了承ください。

KR様のネコちゃんはこれまでレボリューションを塗布なさっていらっしゃり、
その病院さんの閉院により新しくかかられた動物病院さんではレボリューションの他に、
ノミ・マダニ駆除剤を勧められ、必要かどうか疑問に思っていらっしゃる
とのことでございますね。

ノミやマダニがワンちゃんやネコちゃんに寄生すると、かゆみや皮膚炎を起こすだけでなく、
様々な病原体を媒介する場合がございます。
そのため、定期的な予防と駆除が重要となってきます。
また、予防・駆除に用いられる薬には様々な種類があり、
それぞれの効能・効果が異なるため、どうぶつさんの症状や必要となる予防措置に
併せて選択します。

KR様が今まで使用していたレボリューションという薬の主成分は、
セラメクチンと言われるマクロライド系の駆虫薬です。
ネコちゃんでは、ノミ成虫の駆除、ノミ卵の孵化(ふか)を阻害する、及び幼虫を殺す
用によるノミ寄生予防、ミミヒゼンダニの駆除、回虫の駆除、犬糸状虫(フィラリア)の
寄生予防といった効果があります。
レボリューション以外ですと、フロントラインやフロントラインプラスという薬
などがあります。
フロントラインでは寄生するノミ成虫とマダニの駆除、ノミのライフサイクルを
遮断して新たに寄生するノミが産卵する前に駆除できると言われています。
また、フロントラインプラスでは寄生するノミ成虫、マダニ、ネコハジラミを
駆除します。それぞれ薬の主成分が異なるので、このように効能・効果が少しずつ
異なってきます。

今回KR様のネコちゃんはレボリューションの他に
ノミ・マダニ予防を動物病院さんから勧められたとのことでございますね。
レボリューションは上述したようにノミに対する効果はありますが、
マダニへの効果が無いため、マダニ予防としてレボリューション以外の予防薬も
お勧めになられたのではないかと思います。

KR様のお住まいの環境にもよると思いますが、マダニは山や森、公園や河川敷の
草むらに潜み、そばを通りがかった人やどうぶつに飛び移って寄生する機会を
うかがっています。
マダニ独特の感覚器官でどうぶつの体温やニオイ、振動、二酸化炭素などで感知しています。
場合によってはKR様が公園や森林などを散策した時に衣類に付き、
家の中まで持ち運んでしまう可能性もありますので、
室内飼いの猫ちゃんがマダニに感染してしまう可能性もございます。
予防という観点ではマダニ予防も行ってあげたほうがよろしいかと思いますが、
0歳から7歳までで、マダニの予防を行っていなくても感染した経緯がない
ようですので、お住まいの地区のネコちゃんへのマダニの感染や発症について
動物病院さんに確認し、ノミ・ダニ予防を行う必要性について再度ご相談
いただけたらと思います。

また、ノミ・マダニがひき起こす症状や媒介する病気につきましては、
よろしければ「どうぶつ相談室」の記事をご参考にしていただけたらと存じます。
http://www.anicom-page.com/labo/2009/04/post-58.html

尚、弊社では健康体に施す予防措置(予防薬含む)につきましては、
補償の対象外項目となっておりますのでご了承下さいませ。

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土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。

今後ともアニコムを宜しくお願い申し上げます。



続・フィラリア検査陽性の猫の治...

投稿者:NJFAN

投稿日:2013/05/13(Mon) 19:24

No.2062

酒井先生、今回はご丁寧な詳しいご説明をありがとうございます。
もう少しお尋ねしてもよろしいでしょうか。

>第1病期は未成熟虫が肺動脈に到達した際、その虫体とその死滅虫体
>(大半はここで死滅します)に
>対して、肺血管、間質が急性炎症を起こします。この時の主な症状は咳、呼吸困難、
>嘔吐などです。

咳、呼吸困難、嘔吐などは、同時期に症状としてあらわれると考えても差し支えない
でしょうか。
猫は嘔吐しますので、それがいつもの嘔吐なのかフィラリア症の症状なのか見極める
ポイントなどはございますか。

>ネコちゃんの場合、未成熟虫が成虫になった場合に宿主の免疫応答が抑制されて
>症状が消失することがあります。

これは症状が消えるだけであって、心配のない状態になったということでは
ない、と考えてよろしいでしょうか。
第2病期へ移行する過程ととらえましたが、正しいでしょうか。

>症状の悪化や死亡率の面を考慮して、無症状の猫ちゃんには駆除薬をもちいらず、
>症状が出ている猫ちゃんには症状の安定を図る治療を行う事が多いようです。

レボリューションは駆除薬ではなく予防薬ですから、今回投薬されたことは
問題ないということでよろしいでしょうか。
(駆虫できないことはご説明で理解いたしました)

前回投稿時書けばよかったのですが、受けた血液検査は「抗原検査」でした。
(いろいろ種類があると知らなかったもので、重要な情報だったのですね)
かかりつけ医は、「抗原検査で陽性であればほぼ間違いなくフィラリアがいる」
とおっしゃっておりました。
いまはエコーなどで成虫を確認できていない状態ですが、いると仮定して、
その上でレボリューション投薬は、本猫たちにとって負担などの問題は
発生しないのでしょうか。

>呼吸器の症状には常に注意をしていただき、胸部レントゲンで
>経過を引き続きチェックしていくことも大切です。

胸部レントゲンは、どのくらいの頻度で受けることを推奨なさいますか。
ノルはおとなしいのでいいのですが、ロシはレントゲンの際にも鎮静を
かけねば撮影できないコです。その身体的負担も考えてしまいます。
半年に1回くらい、3ヶ月に1回くらい、など、具体的なサイクルを
ご提案戴ければ幸いです。

何度も申し訳ございません。
ご回答、よろしくお願い申し上げます。

Re: 続・フィラリア検査陽性の猫...

- 獣医師 酒井

2013/05/15(Wed) 15:12

No.2069

NJFAN様

この度はご丁寧に返信をいただき、またご質問をいただきまして誠にありがとうございます。
早速、ご案内をさせていただきますが、実際のネコちゃんのご様子を診察しておりませんので、
一般的なご案内となりますことご了承下さいませ。

まず、初めのご質問、第1病期の肺血管、間質の急性炎症時の症状でございますが、
咳、嘔吐はネコちゃんの場合症状がよく似ていて、吐きたいのに吐けないような症状として
認められることがあります。炎症の程度にもよりますが、急性の症状であれば
一両日中に悪化が認められることになると思います。
普段の毛玉などの嘔吐との違いは呼吸の症状を伴うかどうかで判断していただいて
良いかと思われます。

2点目のご質問、第2病期の前の症状の消失ですが、おっしゃるとおり回復したのではなく、
成虫が生きている間は宿主の免疫反応を抑える作用を発揮して、
宿主(ネコちゃん)と共存をしている状況です。
そのため、第2病期への移行(成虫が死んだ時の反応)に注意をする必要がある状況です。

3点目のご質問、レボリューションは予防として投薬されていて、もちろん問題ございませんし
必要な投薬と考えられます。
抗原検査陽性ということで、やはり成虫が寄生している可能性は高いと
思われますが、レボリューションでは成虫駆除できませんので、この投薬によるネコちゃん達への負担を考慮
するよりも、やはり再感染への警戒を優先する必要があると思われます。

4点目のご質問、胸部レントゲン検査の頻度ですが、呼吸器の症状を見ながら3か月に1回ほど検査が
受けられればご安心かとは思います。
しかしながら、ロシアンブルーちゃんのように鎮静をかけないと撮影が出来ない場合には、来院による興奮、
鎮静による心肺機能への負担を考慮しなくてはならず、家での呼吸状態、咳の有無などの症状と併せて
先生に一般状態を診察していただき、必要最低限のサイクルで検査を受けられることをお勧め致します。

ネコちゃんのフィラリア感染症例は報告が徐々に増えてきていて、中には寄生がありながら
無症状で経過する場合もあるようです。
以前は検査も一般的でなく、原因不明の呼吸器、心疾患症状として見過ごされることも多かった
のですが、NJFAN様は、検査をきちんと受けて、事前に感染を把握されていらっしゃいますので、
今後もかかりつけの先生と経過を見ながら、ご相談されて治療を続けられて下さい。
何か気がかりなことや心配なことありましたら、どんなことでもぜひまたお気軽にご相談下さい。
今後ともアニコムをどうぞよろしくお願いいたします。



Re: 続・フィラリア検査陽性の猫...

- NJFAN

2013/05/18(Sat) 16:54

No.2076

酒井先生、再度のご丁寧なご回答をありがとうございました。
感謝申し上げます。

かかりつけ医と相談しながら、ケアしていきたいと存じます。
幸い、現在は二匹とも無症状ですので、咳などの症状がではじめたときは、
わかりやすいのではないかと思っております。

酒井先生のご回答はもちろん、大変参考になり、今後の対処の指針となりましたが、
情報があまりにも少ないため、伝手にて他にも何名かの獣医師の方に
同じ状況を説明の上、アドバイスを戴きました。
猫へのフィラリア感染はあまり心配する必要はないと言いきる方、
抗原検査の正確性自体に疑問を持っていらっしゃる方など、
(札幌在住ということもあるのかもしれません)
獣医師の方々の見解も定まっていない印象も受けました。

しかし、用心するに越したことはございませんので、
酒井先生のご回答を基準に、かかりつけ医への相談を続け、
心配し過ぎず気を抜きすぎず、経過を見て参ります。

また不安なことがございましたら、ご相談させていただきます。
その折は、どうぞよろしくお願い申し上げます。

あちらこちらで相談をしていた件、どうかご不快に感じられませんよう、お願い申し上げます。



Re: 続・フィラリア検査陽性の猫...

- 獣医師 酒井

2013/05/20(Mon) 11:52

No.2077

NJFAN 様

この度はご丁寧にご返信いただき誠にありがとうございます。
日本でのネコちゃんのフィラリア感染状況はワンちゃんに比べて
まだまだ不明な点が多いのですが、今後検査の普及に伴い、症例が増え
治療のガイドラインについてもしっかりと定まっていくことになるとは思われます。
そういった中で、NJFAN様はきちんと情報収集をされ、
そしてネコちゃん達の症状の経過を見ながら、きちんと病気と向かい合っていかれているご様子、
素晴らしいことと思います。
不快に感じることなど滅相もございません。お気遣いいただきましてありがとうございました。
今後もぜひ、何かお手伝いできることがございましたら、お声をかけていただければと思います。
NJFAN様とネコちゃん達、皆様が笑顔いっぱい楽しい毎日を過ごせますよういつも応援しております。

今後もアニコムをどうぞよろしくお願い致します。



耳ダニの完治について

投稿者:ななお

投稿日:2013/05/15(Wed) 15:18

No.2071

4/18に耳ダニと獣医に診断され、点耳薬による治療を開始しました。2週間ほどで耳は非常にきれいになりましたが、完治の判断について、耳垢が全くないため検査ができない、もう少し様子をみましょうといわれています。
特に判断の期限は教えてもらえず、耳垢による検査ができない限り、完治していない可能性があるから様子をみる必要があるとのことです。
運悪くトリミングにいく直前に診断されたことから毛がボサボサで目に毛が入り涙が非常に出てきているのと、涙やけも非常にひどくなってきました。
獣医さんの判断が正しいと思っていますが、飼い主のわがままとしては、耳垢がないのであれば完治しているものと判断し、トリミングに連れていってあげたいです。
すみませんが、セカンドオピニオンをお願い致します。

Re: 耳ダニの完治について

- 獣医師 岸田

2013/05/16(Thu) 15:06

No.2074

ななお 様

この度はご相談いただきまして誠にありがとうございます。
ななお様のワンちゃんが耳ダニに感染し、治療でよくなったものの、
完治の診断を受けられないためトリミングに行かれず悩んでいらっしゃるとのことでございますね。
お問い合わせについてご案内させて頂きますが、
一般的なご案内となりますことをご了承下さい。

耳ダニは「耳疥癬」あるいは「ミミヒゼンダニ」ともよばれ、
主にどうぶつの外耳道の表面に寄生します。
耳ダニが寄生しているどうぶつとの接触によって感染し、
耳の中で分泌物や耳垢などを食べて生活し、卵を産んで増えていきます。
卵は2〜4日で孵り、幼虫になります。
幼虫は脱皮をくりかえして3週間程度で成虫になり、雌の成虫は産卵します。
成虫の寿命は1〜2カ月間と言われています。

耳ダニが感染すると外耳炎が起こり、
激しい痒みで頭を振ったり後足で耳を引っかいたりといった症状が見られます。
また、黒褐色の乾いた耳垢が多量に認められます。

耳ダニの存在が確認されたら、耳道内をきれいに洗浄し殺ダニ剤でダニを駆除します。
ただし、殺ダニ剤は成虫の耳ダニに対して効果があり、耳ダニの卵には効果が期待できません。
そのため、一定の間隔で2 - 3回程度殺ダニの処置をすることがあります。

ななお様のワンちゃんは点耳薬による治療をお受けになり、
2週間ほどで耳垢がない状態まで改善したとのことで、何よりです。
完治の判断についてですが、耳ダニの場合、「これで完治」という診断を行うのは
確かに難しいことです。
一度治療により成虫を駆除し耳垢がない状態になっても、
万が一耳の中に卵が残っていると、
それがまたかえることで症状の再発を繰り返してしまうこともみられます。
また、耳ダニの卵がワンちゃんの生活環境中に落ちていて、
再感染を起こしてしまうこともあります。

治療法や使用する薬によっても異なりますが、
通常は一定期間(1〜2週間程度)おきに数回成ダニを駆除する治療を行い、
症状が認められなくなってからも数週間おきに数回検査を行って、
耳垢や耳ダニが認められない状況が続けば、
完治と判断する病院さんが多いのではないかと思います。
「耳垢が全くない」ということは「現在耳ダニの成虫が認められない」と判断してもよいと思いますが、
その状態が今後(できれば2〜3週間程度)持続するかどうか様子をみてみないと、
完治と判断するのは難しいかもしれません。

他のどうぶつへの感染の拡大を防ぐために、
完治するまではトリミングに行くことを避けていただくのはとても大事なことです。
とはいえ、毛が伸びて眼に入り、涙が出たり涙やけがひどくなってしまうのはかわいそうですし、
早くトリミングに連れて行ってあげたいお気持ちはとてもよくわかります。

耳垢や症状はほぼなくなっているとのことですので、
治療が適切に行われて、他のワンちゃんへの感染の可能性が低いことがわかれば、
完治の診断はなくても、状況をきちんと説明した上で
トリミングを受けていただける可能性はあるかもしれません。
ただ、ななお様のワンちゃんの現在の状態が、
まだ他のワンちゃんに感染させてしまう可能性が高い状態なのかどうなのかは、
治療方法や症状の経過によっても異なってまいりますので、
トリミングに連れて行きたい旨をお話になった上で、
主治医の先生とよくご相談いただくとよろしいのではないでしょうか。
もし現在の段階でどうしてもトリミングに連れて行くのが難しいようであれば、
眼に入ってしまっている毛をカットして涙やけを防ぐ処置だけでも病院でしていただけないかどうか、
ご相談されてみるとよろしいと思います。

なお、主治医の先生からご指示があったかとは思いますが、
ワンちゃんの生活環境中に多数の耳ダニの卵が落ちていて、
それが再感染の原因となってしまうことがあります。
ワンちゃんのベッドやケージ、敷物などは洗浄・消毒し、
お部屋も頻繁に掃除機がけやぞうきんがけを行うなど、
環境中からの再感染の防止に気をつけてあげていただければと思います。

なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、
しつけ相談のサービスを承っております。気がかりなことがおありの際には、
お気軽にご利用くださいませ。

お電話番号は、あんしんサービスセンター 
0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。
平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)
土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。

寒暖の差が大きい日が続いております。
ななお様もワンちゃんもどうぞお体に気をつけてお過ごし下さい。

今後ともアニコムをどうぞよろしくお願い申し上げます。