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蛋白漏出性腸症

投稿者:あきちゃん

投稿日:2013/05/27(Mon) 09:34

No.2085

この病気を発症してから2年近くなります。初めの内は症状も軽く食欲もあり本当に病気なの?と思わせる程元気がありました。今年の4月以降症状が出始め、みるみるうちに元気がなくなり腹水が起こり薬の量も増え、寝ている時間が増えました。最近はご飯を食べたり食べなかったりで薬を飲ますのに苦労します。なかなか症状が改善されずこのままでいいのか、何か出来ることはないのかと思う毎日です。ネットでこの症状を調べるととても厄介な病気なんだと辛くなります。克服出来ないのでしょうか?

Re: 蛋白漏出性腸症

- 獣医師 山田

2013/05/28(Tue) 15:06

No.2090

あきちゃん 様

この度はご相談を頂きまして、誠にありがとうございます。
あきちゃん様のお子様は、現在、蛋白漏出性腸症で治療中でいらっしゃるのですが、
今年の4月からは元気もなく、腹水がみられるためにお薬が増えたとのこと、
あきちゃん様のご心配なお気持ち、お察しいたします。
お問合せにつきましてご案内させて頂きますが、実際のご様子を拝見しておりませんので、
一般的なご案内となりますことを何卒ご了承ください。

あきちゃん様もご存じのとおり、蛋白漏出性腸症は腸管から多量の蛋白質が漏れ出てしまう
ことによって、血液中の蛋白質が少なくなり低蛋白血症を起こす病気です。
症状としては慢性的な下痢が見られることが多いですが、見られないこともあります。
また、その他の栄養が十分に吸収されないため、体重減少や元気消失、嘔吐、脱水が
みられたり、低蛋白血症のために血液中に水分を保持する力が低下し、
浮腫や腹水、胸水の症状が起こります。

ワンちゃんで蛋白漏出性腸症が起こる場合、その原因としてリンパ球性形質細胞性腸炎
などの慢性の炎症性腸疾患、あるいは腸リンパ管拡張症や腸のリンパ腫があることが多く
見られます。
また、胃腸潰瘍や重度の感染症や寄生性腸疾患などでも蛋白の漏出は起こりえます。
これら様々な疾患が原因となり、腸粘膜から蛋白が喪失してしまうために低蛋白血症が
起こります。

治療としては、腸リンパ管拡張症の場合には、腸のリンパ管からの蛋白の漏出を防ぐために、
脂質の制限が必要となり低脂肪食が推奨されます。
炎症性腸疾患では食事アレルギーが関与していることが多く、アレルゲンを除去した食事療法を
行うことで症状が緩和することも多く見られます。
症状によっては免疫抑制剤やステロイド剤を使用することもございます。
また、腸のリンパ腫の場合には、抗癌治療が奏功することが多く見られます。
(炎症性腸疾患、腸リンパ管拡張症の管理については、どうぶつ相談室の以下の
記事でもご案内しておりますので、参考にしていただけたら幸いです。)
「炎症性腸疾患」 http://www.anicom-page.com/labo/2011/04/post-372.html 
「腸リンパ管拡張症」 http://www.anicom-page.com/labo/2012/11/post-457.html 

いずれの疾患が原因となり蛋白漏出性腸症を引きおこしているかによって、治療法や用いる
処方食も多少異なってくるため、原因疾患を特定する事が治療には重要となってまいります。
あきちゃん様のお子様の蛋白漏出性腸症は、どのような疾患が原因なのでしょうか。
また、お薬はどのようなものを内服し、食事療法なども行っている状況でしょうか。 
原因に合わせた治療が一番となってきますが、蛋白漏出性腸症の時には食事療法が重要だと
言われております。
現在、ワンちゃんが食べている食事で症状の改善がみられないのであれば、
別のタイプの食事療法を行ってみるのも一つの方法ではないかと思います。
食べムラがあるとの事ですので、食事が変わったらフードの香りや食感が変わるので、
ワンちゃんも少し興味を持って食べてくれるかもしれませんし、
フードを食べてくれたらお薬も投薬しやすくなるのではないでしょうか。
また、投薬については、どうぶつ相談室でもご案内いたしております。
「ワンちゃんへの投薬について」
http://www.anicom-page.com/labo/2012/02/post-422.html


また、低蛋白血症を起こしていますので、処方食以外でも良質な蛋白質を十分取ることも
必要です。一般的に良いといわれるのは低脂肪高蛋白のささみや白身魚、カッテージチーズ
などですが、鶏肉や魚、乳製品にアレルギーを持っていた場合、与えることで炎症反応が
ひどくなり、結果として蛋白の漏出が増加してしまうことも考えられるので、
蛋白質を与える時は注意が必要です。いずれにしても、胃腸が大変デリケートな状態で
ありますので、フードの変更や追加に関しては、一度、かかりつけの先生にご相談して
いただきますようお願いいたします。

蛋白漏出性腸症の原因となる疾患は、難しい病気でまだその原因や治療法がわかって
いないところも多いようですが、同じ病気で悩むワンちゃんやネコちゃんはとても多く、
様々な機関で有効な治療法を探して研究が進められています。
予後に関しても様々言われておりますが、病気が完治するというより、
お薬や処方食で病気といかに上手く付き合うかとなりますので、
今後の治療方針につきましては、よくかかりつけの先生とご相談いただけたらと思います。
あきちゃん様に関しましては、元気のないお子様をご覧になられ、さぞご心配な
ことと存じます。
私どもでも、お子様の症状が少しでも改善し、穏やかにあきちゃん様と生活を楽しんで
いただける事を祈っております。

なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、
しつけ相談のサービスを承っております。気がかりなことがおありの際には、
ぜひご利用くださいませ。
お電話番号は、あんしんサービスセンター 
0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。
平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)
土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。

今後ともアニコムをよろしくお願い申し上げます。



オシッコ散歩回数?

投稿者:はなプーちゃん♪

投稿日:2013/05/25(Sat) 11:08

No.2084

トイ・プードル1才9ヶ月♀です。入院中トイレが出来ず、先生が外でトイレさせていたらしく、家に戻ってから室内トイレが出来なくなってしまいました。雨の日などでも必死で外へ3〜4回、連れて行ってますがハードです。ちなみにオシッコ回数は何回位が普通ですか?もしも室内トイレの再トレーニング方法があったら教えてください。

Re: オシッコ散歩回数?

- ドッグライフカウンセラー 三留

2013/05/28(Tue) 15:00

No.2089

はなプーちゃん♪ 様

新緑の美しい頃でございますが、はなプーちゃん♪様におかれましては
いかがお過ごしでしょうか。
この度はご相談をいただきまして誠にありがとうございます。
はなプーちゃん♪ 様のトイ・プードルちゃんは、ご退院後、室内でトイレをしなくなって
しまったとのことでございますね。
早速ご案内させていただきたく存じますが、一般的なご案内になりますことを
何卒ご了承下さい。

一般的に、ワンちゃんは環境の変化に敏感なところがございますので、
トイ・プードルちゃんのように入院をされた後や、お引越しやお部屋の模様替えなど、
生活環境に変化があった後には、排泄のリズムや場所などが変わることは
よくみられます。また、ワンちゃんにはもともと自分の居住空間(特に寝場所や
食事場所)から離れたところで排泄をする習性がありますが、
「自分の排泄物の臭いによって、他のワンちゃんに対して自己主張をしたい」という
本来の本能が成長に伴い発揮されて、子どもの頃はお家の中で排泄していたワンちゃん
が外でしかしなくなることも多くみられます。
このほかにも、外での排泄が開放感に溢れて心地よいということも大きな要因
かもしれませんね。

いずれにせよ一度、外でしか排泄をしなくなったワンちゃんを家の中でさせるように
するのは、簡単ではないことが予想されますが、偶然でも良いので、お家の中のトイレ
でするという経験をさせてあげ、その際に褒めていただくことで、
お家の中でもしていいのだよ、と思い出させてあげましょう。

そろそろ、オシッコがたまっているな、というようなタイミングで外に連れ出して
いらっしゃると思いますが、その前に、一度、お家の中のトイレに誘導して
あげましょう。その際に、「トイレはここよ」など、排泄の際の合図を決めて頂き、
合図によって排泄を促すように声がけをして頂くのも良いでしょう。
お散歩中に排泄しているとき、毎回明るい声で決まった合図をかけて頂き、
何度も繰り返すことで、トイ・プードルちゃんの中では
「その合図を聞くこと=排泄したい」という条件反射となって
いくこともあります。その後、家の中でも排泄の際に合図をかけて頂き、
合図によって排泄ができるようにトイレトレーニングしてみましょう。

偶然でも、トイレでオシッコが出たら、「オリコウね」と褒めてあげます。
排泄行為に関しては、周囲がのんびりと構え、叱らず、出来たら褒めることが大切で
ございます。偶然でも、お家の中で「できた!」というタイミングをつかみ、
褒めるタイミングを気長に待ちましょう。
「排泄したらいいな」と思う程度に考えていただき、のんびりと対応して頂いたほうが
よろしいかもしれません。上手くいったときだけ、声をかけたり、
褒めてあげるようにしましょう。また、違うところでしてしまっても、
知らん顔をして何事になかったように片付けてしまいます。

トイ・プードルちゃんのトイレは、今どこに置いてありますでしょうか。
ケージの中にあるのであれば、いつもトイ・プードルちゃんが過ごしている場所から
離れたところで、かつ、ご家族があまり通らない、静かなところにもう一か所用意
されてもよろしいでしょう。
また、トイレをサークル状に囲ってもよいでしょう。
トイレ用サークルの中には全面トイレシートを敷きつめておきます。
排泄の時間を見計らってこのサークルの中へトイ・プードルちゃんを誘導します。
トイ・プードルちゃんが、周りの皆様の視線を感じて緊張をしてしまうのであれば、
知らん顔をしてその場を離れてしまうのもよろしいでしょう。

サークル状に囲わない場合には、何枚かシートを利用して広めに敷くことで
成功の確率を高めるようにしてもよろしいでしょう。
なお、シートの場所を移動させるときは急に変えてしまうと戸惑うことがあります。
トイ・プードルちゃんが変化に気がつかない程度に、少しずつ移動するように
しましょう。

<トイレの回数について>
年齢や飲水量、運動量、季節などによっても異なりますが、
一般的に成犬のワンちゃんは半日以上の長時間、排泄を我慢できるようです。
もちろん、適度な間隔で排泄をさせることは
体調管理のためにはたいへん重要ですが、
多くの場合、排泄の間隔については人間よりもかなり長くても、
あまり心配には及ばないようです。

トイ・プードルちゃんのご様子はいかがでございますか。
どうぞ、お大事にお過ごしいただき、はなプーちゃん♪様とトイ・プードルちゃんが
笑顔いっぱい過ごされますよう心から応援致しております。
今後ともアニコムをどうぞよろしくお願い申し上げます。



水虫薬

投稿者:noamama

投稿日:2013/05/25(Sat) 09:52

No.2083

1才6か月のMダックス5kgを飼っています
今朝目を離したすきに塗るタイプの水虫薬を噛んでいました。
薬をどれだけ口にしたのかはわかりませんが
チューブの残りはだいぶありましたので
そんなに口にしていないと思います。
多くてさくらんぼ大ぐらいだと思います
どのような対処をしたらよいでしょうか?

Re: 水虫薬

- 獣医師 酒井

2013/05/27(Mon) 18:10

No.2087

Noamama 様

ついこの間、暖かな春の訪れを喜んでいましたが、もう梅雨が近づいて来ているようですね。
noamama様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。
この度はご相談いただきまして、誠にありがとうございます。
1才6ヶ月の5kgのM.ダックスちゃんが塗るタイプの水虫の薬を噛んでいて、
誤飲をした可能性もあるとのことでございますね。
お問い合わせについてご案内させていただきますが、一般的なご案内となりますことご了承ください。

今回かじっていたという水虫の薬はチューブに入っていたということですので、軟膏タイプのお薬かと思われます。
水虫の原因は真菌ですので、お薬の中には抗真菌剤が主成分ではいっていると思いますが、
他に炎症を抑える消炎剤、痒みを抑える抗ヒスタミン剤などが含まれていることもあります。
お薬の成分の中には外用薬に適しているもの、外用薬にも内服薬にも使われているもの、
内服薬に適しているものがあり、それぞれ適用の方法で使用した場合の安全性は確認されていますが、
外用薬を誤飲したり、内服薬でも適正な薬用量以上に飲んでしまった場合には、注意が必要です。
抗真菌剤は外用でよく使われるものと、内服で使われるものの種類が違うことが多いため、
外用薬を誤飲した場合の安全性ははっきりとはわからないのが現状です。
体内に入った薬剤は、肝臓や消化管粘膜、腎臓などで分解され代謝されますが、
その中でも最も大きな役割を示すのが肝臓です。
今回5月25日にご相談いただいてから2日が経っていますので、急性の症状があったのであれば
すでに動物病院さんで処置をしていただいていることと思いますが、
薬物誤飲の際には、急性で嘔吐や、下痢、元気消失、震えなどの症状がなくても、
飲み込んでしまった薬の種類によっては、後から内臓機能に何らかの障害が出る
可能性もありますので、
動物病院さんでなるべくお早めに一般状態を見ていただき、
血液検査で肝機能、腎機能のチェックをされておくとご安心でしょう。
また軟膏は基剤というベースの中にお薬が混ぜてあり、基剤には薬の吸収をよくしたり、
皮膚病変部の保護をする役割があります。
基剤にもさまざまなものがあり、粘膜刺激の強いものや、油脂が多い場合には、
誤飲した量によっては胃腸粘膜のただれや、下痢、軟便の原因となる可能性があります。
しばらくは、Mダックスちゃんのご様子を注意深く見守っていただき、
少しでもご様子に変化がみあれたら、かかりつけの病院さんにご連絡ください。

誤飲をしてすぐであれば、
食べたかもしれない薬のチューブをすぐ持参していただき、まずはかかりつけの病院さんに
ご相談いただくのが安心です。
動物病院さんで催吐剤を用いてすぐに吐かせることができれば、その後、薬剤を体内に吸収される量が
少なくなるため症状を最小限に抑えることができます。
また中毒症状が強い場合には胃洗浄や点滴をすることもあります。

またここまで軟膏のお話をさせていただきましたが、水虫の液状のお薬などには、刺激性のある
エタノールなどが含まれることもあります。
ワンちゃんが好んで飲むことはないとは思われますが、
液体タイプでしたら、軟膏よりも粘膜刺激が強く胃腸の症状が強く出ることが考えられますので
さらに、嘔吐、下痢、便の色などに注意をして下さい。

1度いたずらでお薬などを誤飲したお子様は、繰り返しいろいろなものを誤飲する傾向がありますので、
今後も充分な注意が必要です。
アニコムのホームページの下記のページにも子犬ちゃん向けではありますが、
STOP誤飲のチェックリスト等をご紹介しています。
http://www.anicom-page.com/labo/imgs/stop_dog.pdf
http://www.anicom-page.com/labo/2012/04/post-430.html
よろしければご参考にしていただき、事故の再発がないようダックスちゃんの生活環境をチェックいただければと
思います。

なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、
しつけ相談のサービスを承っております。気がかりなことがおありの際には、
お気軽にご利用くださいませ。

お電話番号は、あんしんサービスセンター 
0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。
平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)
土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。

M.ダックスちゃんとnoamama様が、いつもお元気で、笑顔いっぱい過ごされますよう
応援致しております。
今後ともアニコムをどうぞよろしくお願い申し上げます。



火傷

投稿者:moka

投稿日:2013/05/21(Tue) 13:09

No.2080

10か月のポメラニアンの背中に火傷を負わせました。病院でゲンタシン軟膏をもらいました。所どころ、皮膚が剥がれています。毛は再生するでしょうか?

Re: 火傷

- 獣医師 山田

2013/05/23(Thu) 11:40

No.2081

moka 様

この度はご相談を頂きまして、誠にありがとうございます。
10ヶ月のポメラニアンちゃんの背中に火傷を負わせてしまったとのことでございますね。
moka様におかれましては、さぞご心配のことと存じます。
今は動物病院さんでゲンタシン軟膏の処方を受けており、所どころ皮膚が剥がれている
状態で、今後その部分に発毛がみられるのかについてのご質問でございますね。
お問合せにつきましてご案内させて頂きますが、
実際のご様子を拝見しておりませんので一般的なご案内となりますことを何卒ご了承ください。

被毛が再生するかについてのご案内の前に、皮膚の構造についてご案内させていただきます。
ワンちゃんの皮膚は外側から、表皮、真皮、皮下組織の3層構造で成り立っています。
いちばん外側をおおう表皮は、さらに4層に分かれており、
内層から基底細胞層→有棘細胞層→顆粒細胞層→角質層となっております。
表皮の細胞は4層の最下層である基底細胞層で作られ、一定の周期で角質層に押し上げられる
ことにより細胞の入れ替わりが行われております。
これを「皮膚のターンオーバー」と呼び、一般的にワンちゃんでは20〜25日といわれております。
(ワンちゃんの皮膚構造については、よろしければ「どうぶつ相談室」の次の記事を
ご参考になさってください。
http://www.anicom-page.com/labo/2010/09/post-338.html )
また、表皮が内側に筒状に入り込んだ部分に脂腺、汗腺(アポクリン腺)、毛包という付属器
があり、脂腺から分泌される皮脂は、汗と混ざり合って天然の保護膜を形成し、表皮の角質層の
水分蒸散を防ぐ役割を持ち、皮膚の潤いを保っております。
また、汗腺の1つであるアポクリン腺は性フェロモンの役割を果たしていると推測されております。
表皮が内側に筒状に入り込んだ最も底の部分を毛包といい、毛の元となる毛母細胞が集まり
盛んに分裂していくことで毛を成長させていきます。
さらに、被毛は一定の周期で発育と脱毛を繰り返しており(この被毛の発育周期のことを毛周期
と言います)、個々の毛周期は異なり、常に適正な被毛が保持される仕組みとなっています。

表皮の下には真皮という組織があり、細胞成分(血管内皮細胞、リンパ管細胞など)と
非細胞成分(細胞外マトリックス)からできており、
この非細胞成分が真皮の細胞の間を埋め、水分保持や細胞の分化・増殖、創傷治癒に
重要な役割を果たしております。
また、上述した表皮の付属器が筒状に入り込んでいるのも真皮となり、毛包は真皮にある
血管に囲まれて、ここから栄養をもらっています。

moka様のポメラニアンちゃんのように、皮膚が火傷を受けると、皮膚再生のために創傷治癒機構
が働き、皮膚の損傷が浅く真皮の中層くらいまでだった場合は症状が軽く、患部が赤くなる程度で、
適切な処置によって数日から1週間程で治りますが、
皮膚の損傷が深く真皮の深層から皮下組織にまで及ぶ重い火傷では、患部がただれ、
水泡ができ、皮膚の表面がはがれ痛みを伴うことがあります。
このように皮膚の損傷が深い場合、毛包の損傷がおこり、正常な毛周期が行われずに、
部分的または不規則な脱毛が起こり、毛包のダメージの程度によっては被毛が生えてこない
こともございます。

moka様のポメラニアンちゃんにおかれましては、ところどころ皮膚が剥がれている状態との事で
ございますね。
実際に皮膚の様子を拝見しておりませんが、もし皮膚の損傷が強かった場合には、
皮膚の再生に時間がかかってしまうかもしれません。
また、今後の発毛に関しましても、毛包がどれほどダメージを受けているかによりますので、
現状での判断は非常に難しいかと存じます。
火傷の程度がそれほど重度ではなかった場合は、時間はかかりますが被毛は発毛してくる
のではないかと思いますので、今後の火傷の治りをご確認いただき、
皮膚の剥がれなどの拡がりが出るようであれば、再度かかりつけの動物病院さんで診察して
いただきますようお願いいたします。

火傷の傷が早く治り、ポメラニアンちゃんとmoka様が元気にお過ごしいただける事を
私どもも心から祈っております。

なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、
しつけ相談のサービスを承っております。気がかりなことがおありの際には、
お気軽にご利用くださいませ。
お電話番号は、あんしんサービスセンター 
0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。
平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)
土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。
今後ともアニコムを宜しくお願い申し上げます。



ノミ・ダニ駆除剤について

投稿者:KR

投稿日:2013/05/18(Sat) 16:00

No.2075

室内飼いで猫一頭を飼っております。
以前のかかりつけ医でレボリューションを勧められ、
0歳から7歳になるまで年間を通して塗付しています。

昨年末に以前のかかりつけ医が閉院してしまい、
別の動物病院へ行ったところレボリューションの他に、
ノミ・ダニ駆除剤を勧められました。

以前のかかりつけ医では、
ノミ・ダニ駆除剤を一度も勧められた事が無く、
本当に必要なのか疑問に思っています。

ご意見よろしくお願いします。

Re: ノミ・ダニ駆除剤について

- 獣医師 山田

2013/05/21(Tue) 11:09

No.2079

KR 様

この度はご相談をいただきまして、誠にありがとうございます。
お問い合わせにつきましてご案内させていただきますが、
実際の様子を拝見していませんので、一般的な案内となりますこと
何卒ご了承ください。

KR様のネコちゃんはこれまでレボリューションを塗布なさっていらっしゃり、
その病院さんの閉院により新しくかかられた動物病院さんではレボリューションの他に、
ノミ・マダニ駆除剤を勧められ、必要かどうか疑問に思っていらっしゃる
とのことでございますね。

ノミやマダニがワンちゃんやネコちゃんに寄生すると、かゆみや皮膚炎を起こすだけでなく、
様々な病原体を媒介する場合がございます。
そのため、定期的な予防と駆除が重要となってきます。
また、予防・駆除に用いられる薬には様々な種類があり、
それぞれの効能・効果が異なるため、どうぶつさんの症状や必要となる予防措置に
併せて選択します。

KR様が今まで使用していたレボリューションという薬の主成分は、
セラメクチンと言われるマクロライド系の駆虫薬です。
ネコちゃんでは、ノミ成虫の駆除、ノミ卵の孵化(ふか)を阻害する、及び幼虫を殺す
用によるノミ寄生予防、ミミヒゼンダニの駆除、回虫の駆除、犬糸状虫(フィラリア)の
寄生予防といった効果があります。
レボリューション以外ですと、フロントラインやフロントラインプラスという薬
などがあります。
フロントラインでは寄生するノミ成虫とマダニの駆除、ノミのライフサイクルを
遮断して新たに寄生するノミが産卵する前に駆除できると言われています。
また、フロントラインプラスでは寄生するノミ成虫、マダニ、ネコハジラミを
駆除します。それぞれ薬の主成分が異なるので、このように効能・効果が少しずつ
異なってきます。

今回KR様のネコちゃんはレボリューションの他に
ノミ・マダニ予防を動物病院さんから勧められたとのことでございますね。
レボリューションは上述したようにノミに対する効果はありますが、
マダニへの効果が無いため、マダニ予防としてレボリューション以外の予防薬も
お勧めになられたのではないかと思います。

KR様のお住まいの環境にもよると思いますが、マダニは山や森、公園や河川敷の
草むらに潜み、そばを通りがかった人やどうぶつに飛び移って寄生する機会を
うかがっています。
マダニ独特の感覚器官でどうぶつの体温やニオイ、振動、二酸化炭素などで感知しています。
場合によってはKR様が公園や森林などを散策した時に衣類に付き、
家の中まで持ち運んでしまう可能性もありますので、
室内飼いの猫ちゃんがマダニに感染してしまう可能性もございます。
予防という観点ではマダニ予防も行ってあげたほうがよろしいかと思いますが、
0歳から7歳までで、マダニの予防を行っていなくても感染した経緯がない
ようですので、お住まいの地区のネコちゃんへのマダニの感染や発症について
動物病院さんに確認し、ノミ・ダニ予防を行う必要性について再度ご相談
いただけたらと思います。

また、ノミ・マダニがひき起こす症状や媒介する病気につきましては、
よろしければ「どうぶつ相談室」の記事をご参考にしていただけたらと存じます。
http://www.anicom-page.com/labo/2009/04/post-58.html

尚、弊社では健康体に施す予防措置(予防薬含む)につきましては、
補償の対象外項目となっておりますのでご了承下さいませ。

アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、
しつけ相談のサービスを承っております。気がかりなことがおありの際には、
お気軽にご利用くださいませ。
お電話番号は、あんしんサービスセンター 
0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。
平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)
土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。

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