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ケージ外のおしっこ!
投稿者:れんくん
投稿日:2015/02/20(Fri) 09:01
No.3887
お世話になります。トイプードルを飼い始めてから19日目です。生後3ケ月です。お座りと待てはちゃんと出来る様になりました。トイレのしつけもやっているのですが、ケージに入っている時はトイレシーツの上で90%くらいは出来るのですが、ケージから出して遊んでいる時に、こたつの敷布の上でしてしまいます。ケージから出して30分くらい経つと、気にかけてトイレへ誘導したりするのですが、遊びたい為かケージに入らず、そのうちこたつの陰に隠れてしていたり、目立つところへしてしまったり。「ダメ」と言って無視し、片付けをするのですが、また次の日に今度は違った所へしてしまったり、前にした所に近い位置でしてしまいます。ケージの外[リビング]にはトイレシーツは置いていなかったのですが、昨日の夜からリビングにもシーツを置いてそこへするように導いたのですが、ちょっと目を放した隙に敷き毛布にしてしまっていて(@_@)何か良い方法はありますか?まだまだ、時間はかかると思いますが、間違った方法をしていたらいけないので相談させて頂きました。後、最近歯が痒いのか、色々なものを噛んでいます。おもちゃや噛んで良い物は与えているのですが、手を噛んだりしてきます。怒ると止めますが・・・。本当にやんちゃで、でも甘えん坊で抱っこして歩くとすごく大人しいです。2月22日の日曜日に2回目のワクチンを打ちに行く予定です。こういう場合のトイレも気になっています。どうかよろしくお願いいたします。
Re: ケージ外のおしっこ!
- ドッグライフカウンセンラー 三留
2015/02/23(Mon) 16:51
No.3891
れんくん 様日の光の明るさに春の訪れを感じる頃でございますが、れんくん様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。れんくん様のお宅ではトイプードルちゃんをお迎えになられたのでございますね。「オスワリ」や「待て」がもうできるようになられたとのこと、お利口さんでございますね。可愛くて、ご家族様の笑顔を一身に集めていらっしゃるのではないでしょうか。この度はご相談をいただきまして誠にありがとうございます。早速、ご案内をさせて頂きたく存じますが、一般的なご案内となりますことをご了承ください。【トイレのしつけ方について】トイプードルちゃんは、ケージの中で90%くらいはトイレシートでの排泄ができているのですね。ケージの中でトイレでの排泄ができるようになったワンちゃんでも、ケージから出して遊んでいると、位置感覚が変わったり、遊ぶことに夢中になっている時や興奮している時は、排泄のためケージに戻ることが難しいのが一般的です。ワンちゃんの排泄は成功体験を増やして、その時に褒めることで、どのようにしたら良いのかを教えるのが望ましいので、現在、れんくん様がなさっているように、ケージの中のトイレでオシッコをした後、ケージから出てひとしきり遊び、いつもの排泄のリズムからみて、「そろそろオシッコがたまっているかな」というタイミングで、トイレに誘導してみる方法は望ましいかと存じます。その際に、「トイレはここよ」などといつもの声がけをなさりながらなさるとよろしいでしょう。偶然でも良いので、トイレシーツの上でオシッコやウンチができた時に褒めるという方法は、そのままお続けいただければと存じます。このようにしながら、「リビングのこの場所からは、ケージにはこのようにして戻る」、「キッチンの近くで遊んでいるときは・・・」とわかってくると、何かの折に自分で行くようになる時がくるでしょう。その時は、いつもよりも、たくさん褒めてあげてください。タイミングなのですが、排泄の仕草の後、トイレに連れていくのも一つですが、あわただしくて難しくなってしまうこともあるかもしれません。一度、トイプードルちゃんのオシッコの間隔がどのくらいか、メモを付けていただき、この間隔を目安に、トイレに連れていっていただくのもよろしいでしょう。また、寝起きやお水を飲んだ後、体を動かした後、興奮した時などに排泄することが多いので、まずは、このようなタイミングで一度トイレに誘導してみるのもよろしいでしょう。この時にご注意いただきたい点ですが、粗相をしても叱らず、できた時だけ褒めるようにしていただくということでございます。その理由ですが、飼い主様は排泄行為をトイレでしなかったことを叱ったつもりでも、ワンちゃんは排泄行為そのものがいけないと思ってしまい、隠れたところで排泄をするようになってしまうこともあるからです。また、粗相を見つけた時なのですが、飼い主様が「あらーっ」と声を上げた様子を、「注目を浴びたこと」「ご褒美」だと思ってしまい、トイレではない所ですることが、ご家族の注目を浴びることの一つの手段となってしまうこともあります。このようなことを防ぐため、トイレ以外のところで排泄をしてしまっても、声をあげたり、叱ったり、騒いだりなさらないほうがよろしいでしょう。中には、オシッコを片付ける際の飼い主様の手にある白い雑巾に反応して、「遊べる」と喜ぶワンちゃんもいますので、片付ける際にはあまりその様子を見せないほうがよろしいかもしれません。れんくん様は、「ダメよ」とおっしゃった後、無視をなさって片付けるとのことですね。その際、何もおっしゃらず、また片付けるところをなるべく見せないようになさったほうがよろしいかもしれません。れんくん様からお教えいただいたご様子からですと、トイプードルちゃんは毛布やコタツ布団などの上でおしっこをするとのことですが、ワンちゃんは、マット類やラグ類、布団のようなものの上では、排泄を誘発される傾向がみられます。トイプードルちゃんが、どこでオシッコやウンチをしたら良いのかが分かるまで、トイプードルちゃんの目に、なるべくこれらのものが触れないようになさったり、取り除いていただくほうよろしいかもしれません。コタツ布団もご家族がコタツに入っていらっしゃらない時には、コタツ板の上にあげてしまうなどなさったほうがよろしいかもしれません。れんくん様は、ケージの外にトイレシートをお置きになられたのでございますね。お部屋の配置状態などでケージの中に戻すのがたいへんな場合などでは、特にケージの中以外にもトイレがあると、誘導などがうまくいくと思います。リビングで遊んでいる時など、こちらのトイレにも誘導していただき、成功したら褒めてあげましょう。なお、ワンちゃんにとっては、大好きなご家族に注目してもらえることだけでもご褒美になってしまいます。したがいまして、誘導しようと思って、さっと走っていらっしゃったり、粗相をしてしまった時など、はっと目をやったり、声をあげたりしてしまうかとは存じますが、意に反して、粗相することにご褒美を与えてしまうような結果をもたらすことも中にはございます。トイレにつれていこうと追いかけたり、抱っこをして移動することがトイプードルちゃんが、嬉しかったり、視線があうと遊んでもらえると興奮したりするようなことはございませんでしょうか。トイレに誘導する時は、なるべく視線をあわせず、あわただしくしないようにゆっくりと動くようになさるとよろしいかもしれません。以下その他、ご注意いただきたい点を挙げておりますので、参考にしていただければ幸いでございます。1. リラックスして排泄ができる環境を作るワンちゃんは感情を把握する能力のたいへん高いどうぶつさんですので、「いつするのだろう」と息を詰めてみていると、緊張感がワンちゃんに伝わってしまい、かえってうまくいかなくなることも見られます。たいへんではございますが、できるだけ肩の力を抜いて、見守っていただくことも大切かと存じます。2. ケージを好きなところにするケージの中のトイレに戻りたいけど、叱られてケージに戻された経験があるなど、嫌な経験とケージがワンちゃんの中で結びつくと、ケージに戻ることそのものに躊躇するようになることがあります。褒めたときにケージに戻す、ケージに入ったらお気に入りのおもちゃを渡す、ケージの中にいるときに優しく声をかけていただくなどして、ケージを好きなところにしておきましょう。場所をたくさんとってしまうことになりますが、リビング内にもう一つお作りいただいたトイレを、例えばサークル状の囲いの中全体に、トイレシートを敷いて広めのトイレにしていただくと、褒めるチャンスはうんと大きくなるかもしれません。しばらくして、何枚かのシートのうち、いつもするシートが決まってきたら、使わないシートをはずしていくのも一つの方法でしょう。シートの位置を移動させるときには、数センチずつ日にちをかけて移すとトイプードルちゃんが戸惑わないで済むでしょう。ケージにいるときは、トイレで出来るのですから、あともう一息でございます。根気強く、できるだけ成功する環境をお作りいただき、できたら褒めることで、どこでしたら良いのかを教えていただければと存じます。【噛むことについて】れんくん様がおっしゃるように、トイプードルちゃんの月齢のワンちゃんは、歯の生え変わりでお口の中がむずむずしますし、好奇心も旺盛な時期ですので、生後3か月頃のワンちゃんは、例外無くと言っても良いくらい噛みたがるものでございます。一方で、この時期のワンちゃんには、ヒトの手は温かくて良いものであること、また、飼い主様に守られてうれしいということを感じさせてあげることが大切です。今すぐ何とか止めさせるようと急いでしまうと、一生懸命になり過ぎて、子犬ちゃんに人の手が怖い、という体験をさせてしまうこともみられます。今後の良い関係作りという視点で、落ち着いた一貫性のある対応をなさることが肝要かと存じます。「噛んでも良いことがない」・「噛むのを止めると良いことがある」と根気強く教えてあげましょう。れんくん様のワンちゃんも、さまざまな物を噛んだり、かじったりしているとのことでございますね。ご対応方法につきまして以下ご案内させていただきますのでご参考にしていただければ幸いでございます。1. 「何が良くて、何がいけないか」を落ち着いた態度で教える低く落ち着いた声で叱ることで、いけないことを教え、良い状態の時に褒めることで、何が良いのかを教えましょう。まず、噛んだ時に叱る言葉をご家族様で統一してみましょう。「痛い」、「いけない」、「止め」など分かり易い言葉がよろしいでしょう。叱る時はいつも同じ言葉で、声のトーンは低く、毅然とした調子で叱るのがポイントです。噛んではいけないものを噛んでいる時には、ワンちゃんの目を見て決めてある言葉でしっかりと叱りましょう。タイミングが大切ですので、まさに噛んでいるその時、今やっていることについて教えるようにしましょう。叱られた後、ワンちゃんがふっと噛んでいる口元を緩めたり、噛むのを止めたりしたら、褒めてあげてください。幼犬のころはどうしても「遊んでほしい」、「追いかけてほしい」と噛みながらどんどん興奮していってしまうことがよくあります。このようなときには、視線も合わせず無視をして、隣の部屋に姿を消してしまってもよろしいでしょう。数分、姿を消してワンちゃんに考えさせ、少ししたら戻って、落ち着いて噛まないでいたら褒めてあげます。2. 「噛んだら遊んでもらえる」と思わせないワンちゃんが噛んだ時に、ご家族様が止めさせようと大騒ぎしてしまうと、そのことがワンちゃんにとって、楽しい時間になってしまったり、ワンちゃんの興奮度をあげてしまったりする可能性もございます。「遊んでもらいたくてかじっているな」と感じる場合には、噛んだりかじったりした時に、れんくん様やご家族様が背中を向けてワンちゃんの近くから離れてみるのもよいでしょう。また、子犬ちゃんにはクッションやトイレシートなどをかじって破いてしまうことが多くみられます。ワンちゃんにはいたずらをする対象にも好みがあり、「破いて中のものを出すことが面白くてたまらない」という場合もございます。何でも口にして、思いもかけないことをするのが小犬ちゃんだと思っていただき、ワンちゃんをケージから出して遊ぶ時には、ある程度スペースを制限して、かじって困るものは、そのスペースに置かないようになさることが大切でしょう。3. 「噛むのはオモチャ」だと思わせるワンちゃんがれんくん様やご家族の手を噛むのはどのようなタイミングでしょうか。例えば、ケージから出して、お部屋を走り回った後に、「遊ぼう」といわんばかりに噛みにくるのであれば、そのタイミングで、れんくん様がポケットに入れておいた「噛んでも良い大好きなオモチャ」を口元に持っていくようにしてはいかがでしょう。日頃の遊びの中で、噛んで遊ぶのに適したお気に入りのオモチャを作っておき、「噛むならこのオモチャ」とワンちゃんが連想するように日頃から仕向けておいてください。ただし、噛んだ後にオモチャを見せると、噛むことにご褒美を与えてしまうことになってしまうかもしれません。必ず、噛んではいけないものを噛み始める前に、噛んでも良いオモチャを噛むように仕向けてください。4. 「噛んでも思うようにならない」と思わせる例えば、ブラッシングしている時に、ワンちゃんは「止めて」と飼い主様の手やブラシを噛むことがございます。このときに「嫌なのね」と止めてしまうと、「噛んだら思うようになった」ということになってしまいます。軍手などを利用なさってでも、噛んでも平然と続けてしまうほうがよろしいでしょう。ただしブラッシングは気持ちがいい、楽しいと思わせてあげることも大切です。また、ブラッシングをした後にボール遊びをするなど、ご褒美にあたることをしてあげてもよろしいでしょう。5. 人の手を好きにする人の手が怖いという経験をすると、自分を守るために思わず噛んでしまうこともございます。人の手は温かくて素敵なものだということを感じさせてあげましょう。日頃からワンちゃんのお世話やお声がけをなさる時には、しゃがんでなるべく視線の高さを近づけるようになさるとよろしいでしょう。また、身体を撫ぜる時も、ワンちゃんの顔の上から突然手が出てくると驚いてしまうことがありますので、お首の後ろや腰周りなどを優しく撫ぜてあげましょう。噛んだときにケージにお入れになられることが多くみられますが「叱られたらケージに入れられる=ケージは嫌なところ」とならないようにしていただくよう、また、ケージが良い所に感じるようになさっていただければと存じます。【その他のご注意いただきたい点】トイプードルちゃんは、昨日、2回目のワクチン接種がおすみになったのでございますね。ご案内が遅くなりましたので、その際のトイレについてのご案内ができず、申し訳ございませんでした。接種後のトイプードルちゃんのご様子はいかがでございますか?抱っこをして外を歩く時など、トイプードルちゃんはれんくん様をすっかり頼り、甘えるのですね。可愛いですね。プードルちゃんは我が家であること、またれんくん様が頼れる存在であることを感じているのでしょうね。元気いっぱい、健やかにお育ちでのご様子が目に浮かぶようでございます。ちょうどトイプードルちゃんくらいの月齢は、社会性が育まれる時期ですので、今さまざまなものごとに触れあうことが健やかな精神的な成長を促すと考えられています。ただし、地面と直接触れる、リードをつけたお散歩などは、ワクチン接種が全回完了しておらず、免疫力がついていない段階では、お天気が良く、快適な時間帯などに、抱っこしたり、キャリーバックにお入れいただき、汚いものに直接触れない状態で、さまざまな外の様子に触れさせてあげるなど、健康上のご配慮が必要です。また、お家の中でも、掃除機や洗濯機の音などにも、ごく当たり前の音として馴染ませていただくのが望ましいでしょう。また、今の時期は、睡眠時間をたくさんとって、しっかりと成長させてあげることが大切な時期でもありますので、遊ばせすぎず、ケージの中でたっぷりと寝かせてあげることが重要でございます。ケージでゆっくりとさせてあげるためには、ケージを「安心できる場所」「好きな場所」にすることが大切でございますので、叱った時にケージに入れたりなさらないようにご注意ください。「可愛いけど、たいへん」という時期かと存じますが、愛らしい小犬ちゃんとの生活を楽しんでいただければと存じます。ワンちゃんのお健やかな成長を心からお祈り申しあげております。なおアニコムでは、お電話でのしつけ・健康相談サービスも行っておりますので、お気軽にご利用ください。電話番号は、あんしんサービスセンター 0800-888-8256です。平日9:30〜17:30 / 土日祝9:30〜15:30土日祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。なお、日・祝日および年末年始はお休みさせていただきます。トイプードルちゃんのお健やかなご成長をお祈りいたしております。体調管理の難しい季節ですが、お体をご自愛いただき、ワンちゃんと素敵な春をお迎えください。今後ともアニコムをどうぞよろしくお願い申し上げます。
頻尿、血尿
投稿者:なぎまる
投稿日:2015/02/16(Mon) 22:08
No.3885
9歳ビーグル♀です。何ヶ月か前に気づいてから今まで頻尿、血尿が続いています。一度病院に連れて行き、エコーでは異常なしで抗生剤が処方され、様子を見ていましたが、症状は変わらず、再度違う薬を処方してもらいました。でも一向に治らず困っています。病院の先生は「夜中ケージの中にいておしっこしないということは膀胱炎ではない」とのことで納得しています。でも日中は何分かに一度、おしっこの体勢に。散歩中も止まっていることの方が多いぐらいです。膀胱炎以外に何か思い当たるものはありますか?
Re: 頻尿、血尿
- 獣医師 山田
2015/02/17(Tue) 18:37
No.3886
なぎまる 様寒気も少しずつ緩みはじめましたが、なぎまる様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。この度はご相談をいただきまして、誠にありがとうございます。9歳の女の子のビーグルちゃんが、数ヶ月前から頻尿と血尿が続いているのですね。現在も症状に変化がなく、なぎまる様おかれましては、さぞかしご心配されていらっしゃることと思います。早速、お問合せにつきましてご案内させて頂きますが、実際のご様子を拝見しておりませんので、一般的なご案内となりますことを何とぞご了承ください。血尿や頻尿の原因として一般的なものは、「膀胱炎」です。膀胱内に細菌感染を起こしたり、結晶や結石などがあることで膀胱粘膜が炎症を起こします。血尿の他、頻尿や発熱、下腹部痛などの症状を伴うこともあります。尿検査で赤血球の他に膀胱粘膜の細胞や白血球、細菌、結石や結晶などが見られます。しかしながら、なぎまる様のビーグルちゃんはかかりつけの先生より、「膀胱炎ではない」と診断されていらっしゃるのですね。膀胱炎以外に血尿や頻尿を引き起こす原因には、以下のものがあげられます。1.腎結石、尿路結石腎臓あるいは腎臓でつくられた尿が排泄されるまでの経路(尿路:尿管・膀胱・尿道)に結石があると、尿に血が混ざります。二次的に細菌感染を起こすこともあります。結石が尿路に詰まってしまうと、尿が出なくなったり、少しずつしか排泄ができなくなったりします。超音波検査や、結石の種類によってはレントゲン検査でわかります。2.膣炎膣粘膜に細菌感染が起こり、血液や分泌物が尿に混ざったり、おりものがみられることもあります。膣粘膜の細胞診検査でわかります。3.子宮、膣、腎臓、膀胱、尿路系の腫瘍腫瘍からの出血や、腫瘍が粘膜を刺激することにより、尿に血が混ざったりおりものが見られることがあります。特に膣の平滑筋腫はワンちゃんに多く見られます。4.子宮断端部の炎症避妊手術で子宮を摘出しているワンちゃんの場合、まれにですが体に残った子宮の断端部が炎症を起こすことがあります。炎症の状態によっては、尿に血が混ざったり、おりものや排膿が見られることがあります。5.縫合糸に対する炎症反応避妊手術で子宮を摘出する際に使用した縫合糸に対して過剰な組織反応を起こし、「縫合糸反応性肉芽腫」というものができてしまうワンちゃんがまれにいます。状態によっては尿に血が混ざったり、おりものが見られることがあります。6.椎間板ヘルニアや脊髄の腫瘍などの神経学的疾患膀胱や尿道筋の神経的な機能不全のため排尿のコントロールが上手くできずに尿が出にくい状態や尿漏れなどが見られることがあります。また、頻尿は妊娠や発情期など、病気が原因でない場合にも起こります。避妊をしていない女の子の場合、発情期のホルモンの変化により、頻繁な排尿が起こることがございます。ビーグルちゃんは数ヶ月前より頻尿と血尿の状態が続いており、エコー検査でも異常がなく、抗生物質の治療をされたものの、、症状の改善がないとのことですね。お伺いしたビーグルちゃんの状態だけでは、血尿と頻尿の原因を特定することが難しく、詳細のご案内がいたしかねますが、頻尿、血尿が数ヶ月も続いているとのことですので、尿検査や画像診断(エコー検査やレントゲン検査など)をお受け頂き、腎臓、尿管、膀胱、尿道などの泌尿器系に問題が無いかどうか、再度先生に確認して頂けたらと思います。なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、しつけ相談のサービスを承っております。気がかりなことがおありの際には、ぜひご利用くださいませ。お電話番号は、あんしんサービスセンター0800-888-8256です。平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。立春とは申しますが、お風邪など召しませぬようお気を付けください。今後ともアニコムをどうぞよろしくお願い申し上げます。
トイレ以外でウンチ
投稿者:ラックママ
投稿日:2015/02/09(Mon) 17:50
No.3882
こんにちは。4歳のシンガプーラ♂のことで悩んでます。もともと甘えん坊で外には出さず大事に育てています。人懐っこい性格です。常に私の近くにいて、つきまといます。1年前くらいから、私が一晩帰らなかったりすると、私以外の家族がいるのにトイレ以外でウンチをしてしまいました。最初は寂しかったのかな〜とあまり気にしなかったのですが、最近は私が家にいても他の部屋でウンチをしてしまいます。オシッコはちゃんとするのですが、、、トイレも汚れていないし、どうすればいいか困ってます。
Re: トイレ以外でウンチ
- ドッグライフカウンセラー 三留
2015/02/10(Tue) 16:28
No.3884
ラックママ 様 梅の花が寒空にぬくもりを彩る頃ですが、ラックママ様におかれましては、いかがお過ごしでしょうか。 この度はご相談を頂戴致しまして、誠にありがとうございます。4歳のシンガプーラちゃんがトイレ以外でウンチをしてしまい、お困りとのことでございますね。早速ご案内をさせていただきますが、一般的なご案内となりますことをご了承ください。ネコちゃんにはもともと、排泄物を埋めようとする習性がありますので、砂や枯れ葉の上などを選んで排泄を行いますが、室内にその条件を満たすトイレを用意することで、多くはその場所をトイレと認識し、排泄をするようになります。しかしながら、環境の変化などが原因となり、トイレ以外の場所でするようになることもしばしば見られます。ネコちゃんがトイレ以外の場所で排泄をする原因といたしましては、以下のようなものが挙げられます。1. 「トイレの砂を変えた」、「トイレのカバーをつけた」などのトイレ周囲の環境変化2. 「部屋の配置換え」、「ご家族のお留守の時間が増えた」などのご家庭内の環境変化3. 成長に伴い、今までちょうど良かったトイレが小さくなり、快適ではない4. トイレが汚れていた5. トイレの場所が落ち着かない6. トイレ以外の気に入った場所を見つけた7. 家族の気を引きたい8. トイレでの排泄時に嫌な経験をした9. 匂いが嫌だ(消臭剤の利用など)ラックママ様からうかがったご様子からは、オシッコは問題ないとのことですし、トイレも清潔になさっていらっしゃるとのことですね。もし、トイレの砂のタイプを変えたなどの環境の変化におおありでしたら、トイレを以前の状態に戻してあげる、あるいはなるべく以前の状態に近づけるようにしてみることが望ましいでしょう。この他、最近、窓の外を他のネコちゃんが行き来して気になって仕方がない、などということにもしお心当たりがおありでしたら、窓の外の様子が気にならない状況を作っていただくことも大切でしょう。特に何も変化がないとのことであれば、シンガプーラちゃんは同じトイレでオシッコとウンチをするのが好みではない、あるいはたまたまトイレでウンチをした時に、嫌なことが起きた、ということも可能性もございます。シンガプーラちゃんの好みのタイプのトイレをもう一つ、シンガプーラちゃんがよくウンチをしてしまう場所か、あるいはのんびりと排泄ができる人の出入りの少ない場所に、ご用意いただくことで効果がある場合がございます。ネコちゃんのトイレの個数は一般的に、お宅のネコちゃんの頭数プラス一頭といわれています。もし、ラックママ様のお宅にシンガプーラちゃん以外にもネコちゃんがいらっしゃるのであれば、よけいにトイレの個数を増やすことは大切でしょう。なお、一般的には、ネコ砂の深さが浅いと、ネコちゃんは排泄物を埋めにくいため、適度な深さをご用意いただき、また、砂の種類に関しましては、ネコちゃんが掘った実感を味わうことのできるものがよろしいでしょう。また、排泄はネコちゃんにとって無防備な状態ですので、ゆっくりと排泄ができるように、静かで不意に人が出入りしない落ち着いた環境にすることも大切でしょう。また、トイレ以外の場所でウンチをしたことにラックママ様がお気づきになっても、声を出したり、声をかけたりなさらないほうがよろしいでしょう。もちろん、叱ったりはせず、トイレでしたときにほめてあげるだけになさることが大切でしょう。なお、ウンチがゆるくて我慢ができない、ということも中にはあるかもしれません。ウンチの状態がいつもと違う、というような時には、ご安心のためにも、かかりつけの獣医師さんにご相談いただくことをおすすめいたします。なお、アニコムでは下記の受付時間で、お電話でのご契約者様への健康相談、しつけ相談サービスを承っておりますので、ぜひご利用くださいませ。電話番号は、あんしんサービスセンター 0800-888-8256平日9:30〜17:30 / 土日祝9:30〜15:30土日祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。シンガプーラちゃんの可愛らしさはご家族の宝ものでございますね。ラックママ様とシンガプーラちゃんの笑顔いっぱいの毎日を心から応援いたしております。今後ともアニコムをどうぞよろしくお願いいたします。
2才のトイプードル男の子
投稿者:ラブ
投稿日:2015/02/08(Sun) 14:46
No.3881
散歩の都度他の犬に出会いますと激しく吠えるのですがどのようにおとなしくするには、同じトイプードルには全く吠えることはないのですがどのように対処すればよいでしょうか?又人には全く吠えることはしません。
Re: 2才のトイプードル男の子
2015/02/10(Tue) 16:23
No.3883
ラブ 様梅の芳しい香りに春の訪れを予感する頃でございますが、ラブ 様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。この度はご相談をいただきまして誠にありがとうございます。ラブ様のトイプードルちゃんは、お散歩の時に、トイプードルちゃん以外のワンちゃんに激しく吠えるのでございますね。早速、ご案内をさせていただきたく存じますが、実際のご様子を拝見しておりませんので一般的なご案内となりますことをご了承いただければ幸いです。ワンちゃんが吠えることに関しては、以下にあげる例のように、さまざまな理由があります。・怖くて吠えている ・自分のテリトリーを守ろうとしている ・自分の要求を主張している・遊びに誘おうと興奮して吠えている 散歩中、ラブ様のトイプードルちゃんが吠える時は、どのような雰囲気でしょうか。例えばワンちゃんとすれ違う時、ぐいぐいと前へ出ようとして、相手のワンちゃんを吠え立てるようにする時は、強気に、「あっちに行って」といっているのかもしれません。 あるいはトイプードルちゃんが後ろにさがりながらも必死で前に出て吠える、というような時は、「怖いの。お願いだからこちらに来ないで」と、いっているのかもしれません。ワンちゃんのこれまでの経験の中で、他のワンちゃんに吠えられて嫌な経験をしたため、他のワンちゃんに吠えようになることもありますし、あるいは、「強気になって吠えてみるけれど、怖くなってきた」というように、強気と恐怖がミックスしていることもあるようです。また、この他、遊びに誘おうと吠えることもあるようです。ラブ様のトイプードルちゃんは、同じ犬種のワンちゃんには吠えず、大きさや気質が異なる別の犬種のワンちゃんに吠える傾向があるということですので、「遊ぼう」と誘っているのとは違うような気がしますが、いかがでしょうか。さて、いずれの場合にも、まずご注意いただきたいことは、「吠えたら思い通りになった」という経験をさせないようにすることです。例えば、「怖くて、抱っこして欲しい」というワンちゃんが、吠えた時に抱っこをしてもらえると「吠えること=要求をかなえる方法」となってしまうかもしれません。もし、抱っこをする必要があれば、吠えていない時に抱っこをするなどしていただくほうが望ましいでしょう。また、「静かにしなさい」などという声がけをしても、止まらない、ということも多いのですが、叱っているつもりが、「構ってもらえている」、「応援してもらっている」と感じさせていることも多いようです。また、ワンちゃんが吠えたことに飼い主様が動揺したり、困ったという表情をなさるとワンちゃんが自分に力があることを感じてしまうかもしれません。トイプードルちゃんの目に、「自分が吠えても、ラブ様は動じない、吠えることなど気にもしていない、常に堂々と毅然としている」という印象を与えることも大切でしょう。また、叱るのであれば、大きな声や高い声ではなく、テンションを下げて、低くてびっくりするくらい毅然とした声で叱ったほうが良いでしょう。さて、トイプードルちゃんが吠えている時の対応ですが、ラブ様もご高承のとおり、ワンちゃんはいったん吠え始めてしまうと、どんどんヒートアップして落ち着かせるのは至難の業となります。そのため、吠えそうな状況になったり、吠え始めた段階で、トイプードルちゃんの意識をサッと他のことにそらしたり、トイプードルちゃんに、吠える以外の行動をさせるなどなさることがポイントです。例えば、車道を隔てて向こうの歩道を他のワンちゃんが飼い主さんに連れられて歩いてきたなど、相手との距離がある程度あり、トイプードルちゃんは他のワンちゃんがいるということは認識しているけど、これくらい離れているのであればまだ吠えない、というくらいの距離で、相手のワンちゃんとトイプードルちゃんとの間にラブ様は立っていただき、「オスワリ」と穏やかな安定したお声で指示をしていただきます。その後、トイプードルちゃんがオスワリをして落ち着いた状態で、相手のワンちゃんが通りすぎるのを待ちます。この時、ラブ様はまるでトイプードルちゃんを守っているかのように振る舞っていただき、トイプードルちゃんの好きなオモチャを見せるなどなさって、少しでも相手のワンちゃんを気にならない状況をお作りいただくとよろしいでしょう。通りすぎる中で、トイプードルちゃんが相手のワンちゃんの存在が気になり「ウー」というなどしたら、その瞬間に、低くて落ちついた声で「いけない」と叱り、うなるのをやめたら「お利口」とほめてあげましょう。「あら」と空を指さすなど、他のことに気をそらせたり、私たち人間がさっと体を触って相手の気持を引きつけるかのように、トイプードルちゃんの肩をさっと触るなど、注意をひきつけてもよろしいでしょう。トイプードルちゃんがオモチャやオヤツなどに気を取られて吠えないでいる間に相手の方が通りすぎたら、「お利口だったね」と褒めてあげましょう。怖くて吠えてしまっているワンちゃんには自信をつけさせてあげることが大切ですので、このように、「吠えない状態を作って褒める」ということは自信をつけさせてあげるためにも効果があるでしょう。オスワリで落ち着かせること以外にも、ラブ様がしゃがんで、トイプードルちゃんの体を優しく撫でながら他のワンちゃんが通り過ぎるまで、トイプードルちゃんの気持ちをひきつけておくのも一つの方法でしょう。オモチャやオヤツを利用いただく際、ご注意いただきたい点は、吠えた時に気持を引こうとオヤツを与えるなどなさると、「吠えればご褒美をもらえる」ということを教えることになってしまいますので、必ず、吠えていない状態の時に、ご利用いただきたいということです。さて、散歩中に他のワンちゃんを見つけた時、トイプードルちゃんはどのようなご様子でしょうか。例えば、ぐいぐいと引っ張って、前へ前へいこうとするのであれば、ラブ様はリードを短く持つなどなさって、先に先にいかれないようにしてしまうとよろしいでしょう。お散歩の行き先をお決めになるのはラブ様である、ということが分かるように、トイプードルちゃんを率いるような雰囲気で、違う道へ歩を進めてしまうとよろしいでしょう。他のワンちゃんが怖くて仕方がない場合、慣らそうとして、無理にワンちゃんがたくさんいるところにつれていくことで、余計に恐怖心が強まってしまうことが多くみられます。そのような場合には、無理をなさらず、最初はある程度離れた距離、例えば広い公園などでずっと向こうにワンちゃんがいるのは分かるけど、トイプードルちゃんにとって、「このくらい離れていれば大丈夫」というくらいの場所で、ラブ様と楽しく遊んだり、ベンチで座ってリラックスして過ごすなど、「ワンちゃんがいたけど、楽しかった」という経験を積み重ねていくことが大切でしょう。このようなご対応を根気強く繰り返していただき、トイプードルちゃんの中で「ワンちゃんがいること」と「嬉しいこと・褒められたなど良いこと」が結びつくと、落ち着きをみせるようになるかと存じます。さて、怖くて吠えているワンちゃんにとっても、強気に吠えているワンちゃんにとっても飼い主様のご様子はたいへん大きなポイントとなります。ワンちゃんに「飼い主様が守ってくれるから、吠えて自分を守る必要はない」と感じさせていただき、飼い主様がワンちゃんを適切に統率してくれる存在であることがたいへん重要です。また、不安で仕方がないワンちゃんはチラリと飼い主様の様子を見ようとすることが多いのですが、このときに飼い主様が戸惑った姿を見せてしまうと、ワンちゃんは余計に不安になってしまいます。飼い主様が落ち着いて毅然としていらっしゃることにより、「私には飼い主様がついているから、安心なんだ」、「飼い主様は落ち着いているし、楽しそうにしているから、大丈夫なのかもしれない」「自分が頑張らなくてもいい」と感じさせてあげましょう。「パパ(ママ)を守らなくては・・・」と吠える場合もございますが、ワンちゃんが、「自分は飼い主様に守られて生活している」と 認識させ安心させてあげることが必要です。お散歩中に、トイプードルちゃんが上手に歩いている時など、なるべく声をかけていただき、トイプードルちゃんが振り向いたら褒めてあげることで、お散歩は飼い主様に連れられていることを教えてあげましょう。また、車やオートバイがきたときには、必ず道の端の安全な場所にトイプードルちゃんを寄せてあげ、ラブ様がいれば安心だと繰り返し感じさせてあげましょう。散歩中にワンちゃん連れの方にお会いになると、「吠えてしまって嫌だわ」と、避けたい気持ちになられることは当然ですが、そのような飼い主様のご様子から、ワンちゃんの存在というものが余計に嫌なものだと感じてしまうかもしれません。どちらかというと、にこやかに、凛々しく、堂々と、相手の方に接するようになさったほうがトイプードルちゃんの目からすると、「パパやママって、頼もしい」と映るかもしれません。また、日ごろから、トイプードルちゃんが吠えている時に、「吠えたら思うようになった」という経験をさせないようにしましょう。何かしてあげるときは、オスワリ、などの指示を上手に使っていただき、指示にしたがったとき、また、落ち着いていたら、良いことがあったという経験を繰り返しさせてあげます。例えば、ラブ様とトイプードルちゃんがお留守番をなさっている時、ご家族様が帰宅なさった時、トイプードルちゃんがうれしくて吠えて歓迎していても、興奮しているトイプードルちゃんに「ただいま」などとお声をかけるのではなく、落ち着いて静かになってから声をかけるようになさることで、落ち着いたらよいことがあると感じるでしょう。また、トイプードルちゃんは守られていることを伝えるため、人間のご家族様であるラブ様に先に「ただいま」などと声をかけていただき、トイプードルちゃんには最後にお声をおかけいただくのが望ましいでしょう。なお、アニコムでは下記の受付時間で、お電話でのご契約者様への健康相談、しつけ相談サービスを承っておりますので、ぜひご利用くださいませ。電話番号は、あんしんサービスセンター 0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。平日9:30〜17:30 / 土日祝9:30〜15:30土日祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。少しずつ陽の光に春を感じる頃でございますね。まだまだ寒さは続きますが、春はもう過ぎそこまできています。ラブ様とトイプードルちゃんの素敵な毎日を心から応援いたしております。今後ともアニコムをどうぞよろしくお願い申しあげます。
猫の体重減少について
投稿者:リン
投稿日:2015/02/06(Fri) 10:51
No.3879
推定12歳の猫(女の子、避妊済み)についての相談です。元々2.8キロあった体重(昨年10月に最終測定)が現在2.4キロに減ってしまい、被毛も以前に比べ、バサバサしているように感じます。食欲等に変化はありませんが、10月の検診の際、少し腎臓が弱まってきている可能性があるとのことで、その頃から市販のフードをやめ、腎機能に配慮した処方食をドライ、ウエットともに与えるようにしました。また、私に対してとても甘えん坊な性格で、よくゴロゴロいいながら付いてくるのですが、私自身が先日2週間ほど自宅を不在にしたため、寂しい思いをさせてしまった可能性もあります。(その間も同居人がお世話はしてくれていました)以上の状況ですが、体重の減少が心配なため、原因として考えられることや、してあげられることがあれば、教えていただければと思います。どうぞ、よろしくお願いいたします。
Re: 猫の体重減少について
- 獣医師 酒井
2015/02/06(Fri) 17:52
No.3880
リン 様節分も過ぎ、いよいよ春の到来を待ち焦がれる毎日でございますが、リン様におかれましては、いかがお過ごしでしょうか?この度はご相談をいただきましてありがとうございます。リン様の12才の女の子のネコちゃんの体重が減ってしまい、被毛がバサバサしているような感じがするためご心配ということでございますね。早速ご案内させていただきたく存じますが、ネコちゃんの実際のご様子を拝見していないため一般的なご案内となりますことをご了承下さい。リン様のネコちゃんは昨年10月の検診時に腎臓の機能が少し弱ってきているという診断により、現在腎臓用の処方食を食べさせている状況でございますね。腎臓用の処方食はタンパク質、リン、ナトリウムを制限した腎臓への負担を軽くするためのお食事です。処方食に変更して4ヶ月ほど経過しましたが、その後のネコちゃんの腎機能のご様子はいかがでしょうか。もし腎臓の機能の低下が進んでいた場合には、今までと同じ量を食べていても痩せてしまうということが考えられます。また一般食から処方食に変更して、摂取カロリーには変化はございませんか。腎臓の処方食に変更した際、以前よりも摂取カロリーが減る場合もあり、身体が徐々に痩せていく可能性があります。処方食にも体重辺りの摂取量が目安として記載されていますが、ネコちゃんの代謝はそれぞれ個体差がありますので、食事量は体格、体重の変化、腎機能の検査数値をあわせて検討する必要があります。このような場合には処方食の内容や量をかかりつけの先生とご相談していただくことが大切となります。腎機能の低下以外で、体重減少や被毛のツヤがなくなる症状を示す高齢のネコちゃんの病気として、甲状腺機能亢進症や糖尿病などの内分泌疾患、リンパ腫などの腫瘍が挙げられます。甲状腺機能亢進症は体重減少の他に、多食もしくは食欲不振、活動亢進、呼吸速迫など様々な症状を示します。高齢のネコちゃんに多く認められる病気の1つであるため、このような症状があって、疑われる場合には血液検査で甲状腺ホルモンの濃度を測定して診断します。糖尿病は多飲多尿、体重減少、多食などの症状を示す病気ですが、一般的な血液検査や尿検査で診断されます。腫瘍は発生する場所によって症状は様々ですが、乳腺や、体表のしこり、下顎や脇の下、足の付け根など、体表にあるリンパの腫れがないか、病院さんでお腹の触診等を受けて腹部のしこりがないか、また下痢や嘔吐などの消化器の症状がないかなどによって、さらに詳しいレントゲンや、MRIなどの検査を行い診断します。またネコちゃんは病気ではなくても高齢による変化として体重減少が認められたり、被毛のツヤがなくなりバサバサした感じになることもありますので、小さな変化に気付いた際に、すぐにかかりつけの先生にご相談いただき、年齢に伴う変化であるのか何か病気が潜んでいないのか判断していただくことが大切です。ネコちゃんは特に、安心できる我が家で普段通りの生活を好むどうぶつさんですので、大好きなリン様が2週間いらっしゃらなかったということが、ストレスとなり、今回の体重減少に多少なりとも関係している可能性もあるかと思われます。引き続きネコちゃんの体重の変化やお食事の量、お水を飲む量、動悸や呼吸状態などをチェックしていただき、グルーミングや、爪研ぎなども普段通りしているかどうかも合わせてよく観察していただくとよいでしょう。高齢になるとグルーミングが億劫になる場合もあり、知らないうちに被毛に毛玉が出来て皮膚の炎症を起こすこともあります。日常のケアとして、毛玉予防や、全身の循環をよくしてあげるためにもストレスにならない程度に優しくブラッシングをしてあげることも大切です。爪の伸びすぎで、肉球に刺さってしまう場合もありますので、定期的に爪のチェックも行いましょう。400gとはいえ小さなネコちゃんとっては大きな体重の変化になりますので、安心のためにも一旦はかかりつけの先生にお早めに受診していただき、腎臓の経過や食事量についてもあわせてご相談いただければと存じます。暖かい日差しの中、窓辺でゆったりくつろいでいるネコちゃんを見ていると、こちらも暖かく幸せな気持ちになりますね。リン様とネコちゃんの毎日が穏やかで幸せ一杯でありますようお祈り申し上げます。なお、アニコムでは下記の受付時間で、お電話でのご契約者様への健康相談、しつけ相談サービスを承っておりますので、ぜひご利用くださいませ。お電話番号は、あんしんサービスセンター 0800-888-8256です。平日9:30〜17:30 / 土日祝9:30〜15:30土日祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。今後ともアニコムをどうぞよろしくお願いいたします。