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寝ぼけてる?
投稿者:たか
投稿日:2012/04/22(Sun) 23:33
No.1299
5月で2歳になるラブラドールRの♂について質問させてください。飼い始めて2週ぐらい経つのですが、寝ている時に後ろ足をかなり激しく蹴るような仕草をすることがあり、夜中でもケージの中で暴れているような感じになってしまっています。昨年の10月に股関節レントゲン検査、肘・膝関節検査を行ったところ、股関節や肘は問題ありませんでしたが、膝関節はグレード1と評価されたようです。グレード1ですので、最も軽度な症状ですが、アジリティやフリスビーなども激しい運動は禁止されております。しかし、ケージを激しく蹴っていますので、膝に負担がかかってしまうのではないかと心配です。特に痙攣しているような感じは無く、寝ぼけて蹴っているような感じなのですが、何か理由はあるのでしょうか。考えられる病気があるのかも気になっています。ちなみに前の飼い主は、蹴る音がうるさすぎて買うのを断念したぐらいです。我が家には先住犬(ゴールデンR♀2歳4ヶ月)もいるため、少し離してケージを置いてあるのですが、音にビックリして起きてしまうこともあるようです。何か考えられる原因があればご教示いただけると助かります。よろしくお願いします。
補足です。
- たか
2012/04/23(Mon) 23:37
No.1302
新たに家族として迎えたラブラドールRは盲導犬のキャリアチェンジ犬です。キャリアチェンジの理由は、「動物への反応が強く、注意散漫。優位性も高く作業を維持させるのが難しい。」となっていました。先住犬と口を舐めあったりしていますし、先住犬があごを首に乗せてきたりしていても、暫くは我慢しています。限度を超えると反撃はしますが・・・我が家に来る前に、別のお宅にもお試し期間として一時的に預けたこともあるようですので、精神的な問題もあるのでしょうか。食欲は旺盛で、玩具でも元気良く遊んでいますが、尻尾を殆ど振らないのも少し気になっています。ただし、脅えているような感じはしませんし、尻尾を握ると神経が通っていることは確認しています。
Re: 寝ぼけてる?
- 獣医師 岸田 ドッグライフカウンセラー 三留
2012/04/25(Wed) 13:09
No.1303
たか 様春たけなわの頃でございますが、たか様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。この度はご相談を頂きまして、誠にありがとうございます。ラブラドールちゃんが、寝ている時に後ろ足をかなり激しく蹴るような仕草をすることがあり、ご心配なさっているとのことでございますね。お問合せにつきましてご案内させて頂きますが、実際のご様子を拝見しておりませんので、一般的なご案内となりますことを何卒ご了承ください。人間と同じ様に、ワンちゃんも夢を見る可能性が高いと言われています。実際に、寝ている時に寝言を行ったり、吠えたり、うなされたり、手足をばたつかせたりして、寝ぼけるワンちゃんも多いようです。睡眠時にはワンちゃんもレム睡眠(浅い眠り)とノンレム睡眠(深い眠り)を繰り返すことが知られており、浅い眠りであるレム睡眠のときに、夢を見たり、体が動いたりすることがあると言われています。たか様のラブラドールちゃんに見られた睡眠中の行動も、レム睡眠時に見た夢に反応して起こっていた可能性はあると思いますし、ワンちゃんにも感受性の強い子や、神経の細やかな子がいます。たか様のラブラドールちゃんの睡眠中の動作も寝ぼけている可能性もあるのかもしれません。しかしながら、かなり激しい動きでケージに足をぶつけて大きな音が出たり、ぶつけた痛みがあるのではないかと予想されるにもかかわらず、起きずに同じ動きを続けていたりする様子があるのであれば、てんかんなどの発作である可能性もないとはいえないのかもしれません。ラブラドールちゃんのこの症状について、たか様がまだ動物病院さんにご相談されていないようでしたら、ご安心のため、一度診察をお受けになられることをお勧めいたします。その際、お話だけでは状況が伝わりづらいこともございますので、睡眠中に症状を携帯電話等の動画を撮影して、先生に診ていただくと参考になると思います。その他、症状が見られる頻度、症状が見られる前後のラブラドールちゃんの様子(寝てしまっているのか、起きてケロッとしているのかなど)、食欲や体調、日中にあった出来事などもわかると参考になることがありますので、記録をつけておき持参していただくとよろしいでしょう。また、ケージを蹴ってしまうことで膝への負担をご心配されているとのことでございますね。かなり強く蹴るご様子ですので、やはり肢への負担を考えて、怪我のないような環境を作ってあげる必要はあると思います。大型犬のラブラドールちゃんですのでなかなか対策も難しいとは思いますが、例えばお風呂用のマットをつなぎ合わせてサークル状のものを作ったり、ビニールプールなどをご利用され、蹴ってもけがをしづらく、夜中にご家族が大きな音に驚かなくてもすむ環境を工夫いただくのもよろしいかと思います。ラブラドールちゃんは寝ぼけている様子とのことですので当てはまらないかもしれませんが、中には、夜中に目が覚めたとき、床を蹴ることで、人が集まってきてくれた、という経験が過去にあり、人に来てほしいとき、床を蹴るようになっていることもあるようです。このような場合には、激しく蹴っていることに気付いても、かえって近づかないほうがよろしいかもしれせん。さて、ラブラドールちゃんは、たか様のご家庭で第二の人生を歩き始めたとのことでございますね。たか様がおっしゃるように、環境が大きく、またたびたび変わることで、ラブラドールちゃんの中に戸惑いがあるのかもしれませんが、日々の安定した生活の中から、たか様がずっと守ってくれ、この家が終の住み家だと分かることで良い変化がみられるのではないでしょうか。まずは、夜間過ごすケージの中をなるべく好きな場所、安心できる場所にしてあげましょう。ラブラドールちゃんがケージの中に入っているときに、優しく声をかけてあげたり、好きなオモチャを与えていただいてはいかがでしょうか。他にも、お散歩から帰ってきた後やお食事の後にケージ内でゆっくりと休ませてあげたり、ケージに入ったらご褒美を与えていただいてもよろしいでしょう。また、ラブラドールちゃんはお膝に問題があるためアジリティなどの運動は制限を受けていらっしゃるとのことですが、お散歩などを通して、楽しく気分を開放できる時間を十分に過ごさせてあげましょう。後からワンちゃんをお迎えの場合、先住犬に戸惑うことが多いのですが、先住犬のゴールデンちゃんはいかがでしょうか。ゴールデンちゃんが今までと何ら変わらず愛され、優先され、縄張りも保たれているので心配することがないことを伝えてあげましょう。ゴールデンちゃんは、アゴをラブラドールちゃんの首の上に乗せ、自分が優先だと主張しているご様子、良い兆しではないでしょうか。しっかりとゴールデンちゃんに主張させていただき、もしラブラドールちゃんが唸ったり反撃したときは、ラブラドールちゃんを叱り、「上位のゴールデンちゃんにそんなことをしてはいけない」と教えてあげましょう。そのような中で上下関係ができていき、ワンちゃん同士の関係も安定するとよろしいですね。ゆっくりと時間をかけて見守っていらっしゃる間に、ラブラドールちゃんのしっぽもぶんぶんと、感情を表すようになられるのではないでしょうか。新しいご家族様と一緒にこれからもずっとラブラドールちゃんが楽しく生活ができるように、応援いたしております。また何か気がかりなことがございましたらご相談下さい。今後ともアニコムを宜しくお願い申し上げます。なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、しつけ相談サービスを承っております。お気がかりなことがお有りの際には、ぜひご利用くださいませ。お電話番号は、あんしんサービスセンター 0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。今後ともアニコムを宜しくお願い申し上げます。
2012/04/25(Wed) 23:31
No.1306
獣医師 岸田様ドッグライフカウンセラー 三留様丁寧なご回答ありがとうございました。ケージを蹴った音があまりに大きい時は驚いたように起きますので、癲癇ではないと思いますが、念のため動画を撮って病院で診てもらうようにします。多頭飼いは初めてですので、愛犬はもちろん、飼い主である私達もストレスを溜めないようにしていこうと思います。今回は丁寧なご回答をいただき、大変安心しました。ありがとうございました。
2012/04/26(Thu) 00:30
No.1307
動画が撮れたので添付させていただこうと思いましたが、1.7MBもあるためか添付できませんでした。足をバタバタしている時に声を掛けると起きてバタバタを止めますのでやはり寝ぼけているような感じです。ただ、バタバタが激しく膝への負担が心配ですので、かかりつけの病院にフィラリアの薬をもらいに行った際にでも診てもらおうと思います。
- 獣医師 岸田、ドッグライフカウンセラー 三留
2012/04/26(Thu) 18:14
No.1310
たか 様この度はご丁寧にご返信をいただきまして、誠にありがとうございます。動画をお撮りいただき、かかりつけの病院さんでの受診をご予定とのこと、ご安心いただくため、また、今後の対策をご相談されるためにもいちばん望ましいかと存じます。ご様子が落ち着き、ご家族のあたたかな愛情に見守られて、ゴールデンちゃんとラブラドールちゃんがお健やかに毎日をお過ごしになられることをお祈りいたしております。また、気がかりなことやご心配なことがございましたら、いつでもお気軽にお声掛けください。今後ともアニコムをどうぞよろしくお願いいたします。
震えについて
投稿者:りょう
投稿日:2012/04/23(Mon) 18:27
No.1301
こんにちは。お世話になっております。1才3ヶ月になるミニチュアシュナウザーの女の子です。最近朝早くの時間帯に震えます。起きてから餌を食べるぐらいの間震えてます。尻尾も下がり腰が抜けた感じです。食欲は大変あり日中は元気です。何か体調が悪くて震えているのか分からなく心配ですが、日中の元気の良さをみると病院に行くのを考えてしまいます。もともとすごく神経質です。避妊手術のあとも3日間震え続けていました。最近トレーナーさんにお勉強の為一日保育をしてもらったりしていますが、朝迎えに来ると思って震えているということはあるものでしょうか?トレーナーさんに無駄吠えを叱られてからトレーナーさんをみると震えます。震えは癲癇予備軍のこともあると本で読んで心配です。どうぞ宜しくお願いします。
Re: 震えについて
2012/04/25(Wed) 19:07
No.1305
りょう様緑が目に鮮やかな頃でございますが、りょう様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。この度はご相談を頂きまして、誠にありがとうございます。ミニチュアシュナウザーちゃんが朝早くの時間帯に震える様子が見られご心配なさっているとのことでございますね。お問合せにつきましてご案内させて頂きますが、実際のご様子を拝見しておりませんので、一般的なご案内となりますことを何卒ご了承ください。ワンちゃんに「震える」という症状が見られる場合、一般的には「寒い」「痛い」「怖い」のどれかが原因となっているといわれます。ワンちゃんは一般的に、寒さには強いと思われていますが、小さいころから温度環境の整った室内で育ったワンちゃんや小型犬のワンちゃんは寒さには弱い子が多いようです。りょう様のミニチュアシュナウザーちゃんは早朝に震えるとのことですが、明け方の室内の寒さが原因となっている可能性があるかもしれません。人間にとっても、この時期は昼夜の寒暖の差が大きく、身体が気温差についていかれないと感じることの多い時期ですが、もし寒さが原因の震えでしたら、室温をあげていただいたり、また、これから暖かい季節になることで、症状は見られなくなると思います。また、ワンちゃんは「お腹が痛い」「腰が痛い」「足が痛い」などの「痛み」で震えることもございます。震えの症状が見られる時に身体に触れてみると、痛いところに触れられたときに緊張して力を入れたり、嫌がって噛みつこうとしたりすることで、どこの部位が痛いのか推測できることもございますが、痛みで全身的に緊張していて部位の特定が難しいこともあります。りょう様のミニチュアシュナウザーちゃんは食欲もあり日中はとても元気とのことですので、何か大きな病気による痛みである可能性は低いと考えられますが、朝食前の空腹時に震えているとのことですので、空腹時の胃酸過多による胃の痛みやむかつきを感じて震えている可能性もあるかもしれません。空腹時の胃酸過多は夕食を食べてから朝食を食べるまでの間の時間が長いワンちゃんによく見られ、明け方に胃液などを吐くといった症状で気が付かれることもございます。朝食を食べれば症状が改善しあとはケロッとしているというのも特徴です。その場合、夕食の時間をなるべく遅めにしたり、寝る前に軽く食事を与えていただき、空腹になる時間をなるべく短くしていただくことで改善することがございますので、一度試してみられてはいかがでしょうか。なお、胃酸過多の症状が疑われて、食事時間の変更のみで症状が改善しない場合には、制酸剤などの胃薬の使用が必要な場合もありますので、状況によってはかかりつけの先生にご相談されるとよろしいと思います。また、ワンちゃんは恐怖や不安で震えることもございます。りょう様のミニチュアシュナウザーちゃんは、以前トレーナーさんに叱られた経験があり、そのときからトレーナーさんを目にすると震えるとのことですので、ミニュチュアシュナウザーちゃんが朝早くに震えることとトレーナーさんの存在とは関係があるかもしれません。ワンちゃんは以前経験したことと、同じような状況になると、そのときのことを思い出し、不安に思うことはよくみられることです。もし、ミニチュアシュナウザーちゃんにとって、そのような結びつきがあるのであれば、しばらくは保育をお休みになって様子をご覧にならえるのも一つの方法でしょう。そして、朝がくると、楽しいことがあるというイメージを持たせていただくのもよろしいでしょう。また、ミニチュアシュナウザーちゃんが震えているときにもりょう様が不安そうに声をかけることなく、平然と、いつもと変わらない落ち着いた様子をミニュチュアシュナウザーちゃんに見せてあげてください。トレーナーさんとの関係を改善するためには、なかなか難しいかもしれませんが、ミニュチュアシュナウザーちゃんがトレーナーさんを目にしたときに、りょう様はミニチュアシュナウザーちゃんにオスワリ、と指示をして、お利口ね、と褒めていただき、好きなオヤツなどを与えていただくのもよろしいかもしれません。できるだけ、トレーナーさんのイメージを良くするとよろしいのですが、無理をなさらないほうがよろしいでしょう。ミニュチャアシュナウザーちゃんに自信をつけさせてあげるためにも、良い状態のとき、褒めていただくことも大切でしょう。また、いつもと同じ生活を安定して繰り返すことはワンちゃんに安心感を抱かせるためには大切でございます。りょう様のワンちゃんはお昼間は元気いっぱいとのことでございますね。元気や食欲、その他の体調に問題がないのであれば、まずは部屋の温度のチェックや食事時間の改善などできるところから試してみて、症状の改善が、なかなか見られなかったり悪化する様子がある場合や、食欲元気等に変化が見られるような場合には、動物病院さんでご相談されるとよろしいと思います。ようやく春が来たと思ったら寒暖の差が激しく不安定なお天気が続いていますね。りょう様もミニチュアシュナウザーちゃんも、体調を崩されませんよう、お身体大切にお過ごし下さい。なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、しつけ相談サービスを承っております。お気がかりなことがお有りの際には、ぜひご利用くださいませ。お電話番号は、あんしんサービスセンター 0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。今後ともアニコムを宜しくお願い申し上げます。また何か気がかりなことがございましたらご相談下さい。今後ともアニコムをよろしくお願い申し上げます。
- りょう
2012/04/26(Thu) 09:04
No.1308
早速のお返事ありがとうございます。部屋は常に暖かいのですが、空腹は関係があるかもしれません。以前食事が遅くなったとき黄色の嘔吐物を吐いたことがあります。寝る前に少しおやつをあげてみようと思います。また、トレーナーさんに近々きてもらうことになっておりますので、また震えがでるようでしたら、そちらの可能性も考えて見たいと思います。 震えるとつい大丈夫?と言っていましたが、普通の態度でいるよう心がけたいとおもいます。
2012/04/26(Thu) 18:11
No.1309
りょう 様この度はご丁寧にご返信をいただきまして、誠にありがとうございます。ミニチュアシュナウザーちゃんにとって、朝が気分のよい楽しい時間となり、震えの症状が早く治まるといいですね。また、気がかりなことやご心配なことがございましたら、いつでもお気軽にお声掛けください。今後ともアニコムをどうぞよろしくお願いいたします。
吠える
投稿者:黒田
投稿日:2012/04/23(Mon) 14:37
No.1300
何度かお世話になっております。うちの愛犬トイプードル♂(1歳5ヶ月)の子についてです。家ではおとなしいのですが、たまに社会性を養わせるために犬OKのファーストフード店のテラスやコーヒーショップのテラスに一緒に行きます。注文するために店内に入って、ワンコはリードをきちんと椅子などに固定したりソフトゲージに入れたままにしたりして、待たせるのですが、そのちょっと私が側にいなくなった時のギャンギャンという鳴き声が酷いのです。普段は(家で)まったくそんな鳴き声はしないのですが。なんとかならないもんでしょうか。またどんなしつけが必要でしょうか。ご教授ください。宜しくお願いします。
Re: 吠える
- ドッグライフカウンセラー 三留
2012/04/25(Wed) 16:42
No.1304
黒田 様新緑の色増す頃でございますが、黒田様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。この度はご相談をいただきまして誠にありがとうございます。さっそくご案内をさせていただきたく存じますが、実際のご様子を拝見していませんので一般的なご案内となりますことをご了承くださいませ。トイプードルちゃんをお連れになられてコーヒーショップにいらっしゃった際のトイプードルちゃんの吠えるご様子にお困りとのことでございますね。ワンちゃんにとって、知らない人やワンちゃんが行き交う場所で、飼い主様と離れることはたいへん不安ですので、トイプードルちゃんも、不安で、怖くて吠えているのかもしれませんね。また、吠えたら戻ってきてくれたという経験を以前にしたことがあり、「ママを呼ぶこと=戻ってきてくれる」と思っているのかもしれません。「吠えずに待っていれば、良い事があるよ」「大丈夫だよ」ということを根気強くトイプードルちゃんに教えてあげましょう。そのための方法をご案内させていただきます。ご参考にしていただければ幸いです。お店にお連れになられるときには、ソフトケージをご利用なさるとのことでございますね。このソフトケージを日頃からトイプードルちゃんにとって大好きな場所にすることも大切でしょう。「そのソフトケージに入ると褒めてもらえた」、「優しく声をかけてもらえた」、「楽しいところに連れていってもらえた」などの経験をさせてあげましょう。リビングにおいておき、眠くなったら入って落ち着く場所にするのもよろしいでしょう。また、ソフトケージでいらっしゃらないときには、トイプードルちゃんはリードを付けた状態で椅子の近くで待っているとのことでございますね。その際に、もし日頃からトイプードルちゃんのお気に入りのマット類があれば、そのマット類をお持ちいただき、その上で待つようにしてもよろしいでしょう。ソフトケージの中、あるいはお気に入りのマット類の上で、黒田様は「オスワリ」と指示をしてみましょう。オスワリをしたら、ほんの数歩でもよろしいので、黒田様がトイプードルちゃんの傍を離れてみます。トイプードルちゃんがまだ吠えないくらいの状態で、戻っていらっしゃって、吠えないでいたことに対して褒めてあげましょう。日数をかけて、少しずつ離れる時間を延ばしていきます。このような状態では、飲み物類を注文できないこともあるかもしれませんが、例えば、お二人でいらっしゃって、お一人が注文をなさっている間に、練習をなさったり、顔馴染みのお店であれば、しばらく練習をしますので、とあらかじめお伝えいただいてもよろしいかもしれません。このように、嫌なこと、不安なことに対しては、そのこととワンちゃんにとってご褒美に値することを結びつけながら、根気強く、大丈夫だったという経験を積み重ねていくことが大切です。どんなときも、黒田様が守っているから大丈夫だよ、という気持ちを伝えましょう。ワンちゃんは不安なときや怖いときほど、飼い主様の表情をみながら、状況を感知しようとしますので、トイプードルちゃんが不安そうなときや怖いときほど、飼い主は落ち着き払い、平然とした表情をワンちゃんに見せることが大切です。吠えていなければ、うんと褒めていただき、たとえ吠えても、黒田様があわてることなく、構うことなく、堂々と落ちつきはらった表情をトイプードルちゃんに見せてあげましょう。そして、吠えても効果がないということを教えてあげましょう。また、日ごろから、オスワリ、などと指示をして、従ったら良いことがあると教えてあげましょう。例えば、オモチャをもってきて、遊ぼうと黒田様に誘ったときも、「オスワリ」と指示をして、オスワリをして、落ち着いたら遊んであげます。良い状態のときに、たくさん褒めていただくことで、自信を持たせていただくことも大切です。無理をして、不安なことや怖いことに慣らすのではなく、少しずつ、楽しい経験と結びつけることで自信をつけさせていただければと存じます。なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、しつけ相談のサービスを承っております。気がかりなことがおありの際にはお気軽にご利用くださいませ。お電話番号は、あんしんサービスセンター 0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。黒田様とトイプードルちゃんがお健やかで笑顔いっぱいの毎日をお過しになられることを心からお祈り申し上げております。今後ともアニコムをどうぞよろしくお願い申しあげます。
ご飯を食べてくれません…。
投稿者:みやび
投稿日:2012/04/16(Mon) 23:27
No.1277
ご相談です。今月の19日で5カ月になるトイプードルの男の子を飼っています。その子がまったくと言っていいほどご飯を食べてくれません。もともと少食と聞いてはいたのですが、あまりにも食べなさすぎるのです。1回に8グラムを食べればいいほうなのです。仔犬の時が一番、栄養を必要としているのに心配で仕方がありません。何かご飯を食べてくれる方法はないものでしょうか?宜しくお願い致します。
Re: ご飯を食べてくれません…。
- ペット栄養管理士 三留
2012/04/18(Wed) 19:08
No.1288
みやび 様みやび様のトイ・プードルちゃんは明日、5か月になられるとのこと、おめでとうございます。可愛い盛りでございますね。愛らしい仕草はご家族様を虜にしてしまっているのではないでしょうか。このたびはご相談を頂戴いたしまして誠にありがとうございます。トイ・プードルちゃんの食が細くてご心配とのこと、早速ご案内をさせて頂きますが、一般的なご案内となりますことを何卒ご了承下さいませ。みやび様のワンちゃんは現在、子犬用のお食事を与えていらっしゃるということでよろしいでしょうか。子犬用のお食事は成長と健康維持のために栄養価やカロリーが特別にたっぷりと含まれています。食事量が少ないと心配になってしまいますが、子犬用のお食事は栄養価もカロリーも高いので、まずはご安心くださいませ。また、ドッグフードの裏袋にはお食事量の目安が印刷してありますが、この記載の量はあくまでも目安でございます。それぞれのお子様の生活や運動量、消化能力等など、さまざまな要因で個々のワンちゃんによって必要な分量は変わってきますので、それぞれのワンちゃんに適した分量を探っていただくことも大切でございます。それでは、できるだけ美味しく食べられる環境のためのポイントを以下、ご案内させていただきます。ご参考にしていただければ幸いでございます。【対応方法のポイント】1. いつでも食べられると思わせない食事を出したままにしておくと、いつでも食べられると思い、食事は後回しにして、目の前にある別の興味のあることに夢中になってしまうことがあります。また、出したままにしておくことで、ドッグフードが空気に触れ、食感や風味等が落ちることが懸念されます。ドッグフードは出してから15分〜30分くらいで片付けてしまい、「ママが出してくれたときに、食べないと、困る」と思わせましょう。食べ方が少なくて心配なときは、1〜2時間したら、再度、食事の時間にしてもよいでしょう。なお、次の食事の際には必ず新しいものをご用意ください。食事のスタートはいつでも、「オスワリ」「マテ」「ヨシ」という合図から始め、「ママのお蔭で食べられること」を教えてあげましょう。さらに、「マテ」から「ヨシ」にいたる時間を、トイ・プードルちゃんのお口からよだれが出るくらいじらすと、ワンちゃんの体の食事を受け入れる態勢を万全にさせることができるといわれております。2.食べることが楽しいと思わせるついつい食べて欲しいので、食べていないときに声をかけてしまうと「食べないでいると、構ってくれる」と思わせてしまうことがありますが、食べることが嬉しくなるように、少しでも食べたら、「美味しいね」などと声をかけてあげましょう。ただし、最初から食器の中にたくさん入れてしまうのではなく、少しずつ入れていただき、食べたら「お利口」と笑顔でもう一つかみ入れていただくのもよろしいでしょう。また、食事をさせることが飼い主様にとって心配な時間になってしまうと、食事の時間に重い雰囲気が漂ってしまうことがあります。食事は楽しい時間であると思わせるためにも、明るい雰囲気を作ってあげましょう。3.運動量を増やすお食事の時間を「お腹が空いているから、おいしい」という時間にするため「お食事の前に長めのお散歩をする」、「お家の中でボール遊びをする」などして、なるべく運動をさせてあげましょう。なお、食前や食後の運動によって嘔吐をしてしまうことがありますので、少なくとも食前・食後30分の激しい運動は控えましょう。4.フードをオヤツ代わりにするフードを少し取り分けてお持ちいただき、お利口なときご褒美の代わりに与えていただくと楽しい雰囲気に思わず食べるかもしれません。◇嗜好性を増す方法1.温めてみるドライフードにお湯などをかけてお食事の匂いを立たせてみましょう。ワンちゃんは人よりはるかに嗅覚がすぐれています。ドライフードにお湯をかけて温めることで、食事の香りを漂わせることができて食欲が増すことがあるようです。また、煮干やカツオなどのだし汁などをフードにかけてみたり、お肉の茹で汁をかけてもよいでしょう。2.お肉やお野菜を和えるドッグフードの中でも、特にドライフードはどうしても嗜好性が落ちますので、人の食べ物やウェットフードを混ぜ合わせて与えるのもよいでしょう。脂身の少ない赤身やササミ、マグロ肉などを湯がいて細かく刻んでいただき、よく混ぜ合わせて美味しい匂いをドッグフードにも移して与えてみましょう。なお、鶏肉や魚の骨を間違って与えてしまうと、先がとがって危険ですので、注意深く取り除いてください。なお、お肉やお野菜を和える際に注意いただきたい点ですが、総合栄養食であるドッグフードには、すでに栄養のバランスが整えてあるため、加える食事の量は全体の1割程度に抑えていただくことで、栄養のバランスを崩さないようにしましょう。また、初めて与える食材に関しては少量を1種類から与えていただき、嘔吐や下痢、痒みはないかを確認しましょう。もしもこのような症状がみられたらその食材は与えるのを控えましょう。症状が続く場合にはかかりつけの動物病院さんの受診をお勧めします。ウンチの状態もよく、体重の減少もみられなく、元気いっぱいであれば、まずはご安心いただき、「楽しいお食事」という雰囲気を演出していただければと存じます。一方で、今後、ワンちゃんのご様子をご覧になられ、食べ辛そうにするなど、体調等の様子にご心配な点がお有りの際には、一度、トイ・プードルちゃんのご様子をかかりつけの動物病院さんに診ていただきますとご安心いただけるかと存じます。トイ・プードルちゃんのお健やかな成長とご家族の皆様が笑顔いっぱいにお過しになられますことを心からお祈り申しあげております。なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、しつけ相談サービスを承っております。お気がかりなことがお有りの際には、ぜひご利用くださいませ。お電話番号は、あんしんサービスセンター 0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。今後ともアニコムを宜しくお願い申し上げます。
- みやび
2012/04/19(Thu) 23:02
No.1295
ペット栄養管理士 三留 様早速のご回答有難うございました。三留様のご回答を読み、まずは安心致しました。目の前の別の興味のあることに夢中になってしまうことがあります。という一文には、まったくその通りだなと思ってしみました。ご回答いただいたポイントを早速、実践してみようと思います。有難うございました。
2012/04/20(Fri) 13:02
No.1298
みやび 様この度はご丁寧にご返信をいただき、誠にありがとうございます。好奇心がいっぱい、愛らしいトイ・プードルちゃんのご様子が目に浮かぶようでございます。お気がかりなことがおありの際には、お気軽にお声掛けください。今後ともアニコムをどうぞよろしくお願い申し上げます。
甘噛み、疥癬について
投稿者:サブちゃん
投稿日:2012/04/17(Tue) 14:45
No.1279
3か月になる柴(咲空ちゃん)と暮らし始めて、3週間になります。食欲旺盛、元気に走り回り、好奇心旺盛なおてんばさんです。甘噛みがひどいので、声を低くして、怖い顔で「ダメ」と言い、サークルに入れ、姿を消してしつけをしてます。しかし、「ダメ」と言っても目は全然怖がってなく、平気そうな感じで、口を緩めようとはしません。姿を消すとクゥーンとさみしそうに鳴きますが。マグルをおさえる、鼻を指でパチンとはじく、身体を上にむける(服従の姿勢)等も良いと教えてもらいましたが、言葉で「ダメ」と言うに加えて、上記のこともやってもいいのでしょうか?********************************************************10日ほど前から左の脇腹の脱毛し、他の毛より色が黒っぽくなっているのが気になっていました。病院へ行き、疥癬かもしれないと言われ、皮膚検査と真菌培養をし、フィラリア予防のレボリュージョンというのを首元に落としてもらいました。1週間後に再診予定です。どこかで感染したかカビかもとのこと。しかし、家では週1で全て洗濯し、きれいにしています。他の犬とは接触させていません。抱いて外へ散歩に行く程度。購入した時から感染していたのか…気を付けるべきこと、治療はどうなるのか心配です。幼いので、あまり負担をかけずに治してあげたいです。宜しくお願いします。
Re: 甘噛み、疥癬について
- 獣医師 田村、ドッグライフカウンセラー 三留
2012/04/19(Thu) 15:46
No.1291
サブちゃん 様春風に誘われて、お散歩の足取りも思わず軽くなる頃でございますが、サブちゃん様におかれましては、いかがお過ごしでしょうか、この度はご相談を頂戴いたしまして誠にありがとうございます。咲空ちゃんの甘噛みと疥癬についてのご相談でございますね。以下、ご案内させていただきますので、ご参考にしていただければ幸いでございます。1. 甘噛みについて咲空ちゃんの月齢の頃のワンちゃんの噛み癖には多くの飼い主さんが悩まされます。咲空ちゃんのように、好奇心いっぱいで何でも噛んで試してみようと思うかもしれませんし、人の手や足がひらひらと動いて面白いかもしれませんね。あるいは、噛むと構ってもらえると思っているかもしれません。「噛んでも、いいことがないよ」「噛まないでいると、良いことがあるよ」と根気強く、繰り返し教えてあげましょう。さて、サブちゃん様は、咲空ちゃんが噛んだときには、低くて怖い声で叱っていらっしゃるとのことでございますね。たいへん望ましいご対応かと存じます。咲空ちゃんは分かっているのかしら、とお思いになられるかもしれませんが、「ダメ」とおっしゃるときには、声のトーンを、もっと低く、とにかく怖い声でしっかり叱っていただきます。いつもと違う雰囲気に、咲空ちゃんが戸惑って、偶然でもよろしいのでお口を離したら、褒めていただき、ボールで遊んであげるなど、「噛むのを止めたら、いいことがあった」という経験をさせてあげます。叱るときのご家族の雰囲気が、落ち着いて、感情的にならないことも大切なポイントです。また、手を咲空ちゃんの口から出そうと手をひっこめると、余計に噛もうとすることがありますので、少し押し気味にしていただき、咲空ちゃんが思わず手を離してしまうというようになさってもよろしいでしょう。しかしながら、叱っても噛み続けるようであれば、今もなさっていらっしゃるように、サッと立ち上がって、その場を離れてしまわれてはいかがでしょうか。お伺いしたところによると、サブちゃん様に構って欲しくて仕方がないようですので、噛んだら遊んでもらえなくなるということをはっきりと示してあげるとよろしいかもしれません。あるいは、噛まない状況を作らないためには、咲空ちゃんがいつもこのタイミングで噛むという状況に大好きなオモチャを見せ、オモチャを噛むように促すのも一つの方法です。この方法はタイミングが重要であり、噛んだ後にオモチャを与えてしまうと、噛んだらご褒美を与えてしまうことになってしまいますので、ご注意いただきますようお願いいたします。咲空ちゃんは、最初のうちはオモチャを見ても知らん顔をしているかもしれませんが、日頃の遊びの中で、噛んで遊ぶのに適したオモチャを作っておき、「噛むならこのオモチャ」と咲空ちゃんが連想できるようにするとよろしいでしょう。なお、噛んだときに、叱って、サークルの中に入れていらっしゃるとのことでございますね。サークルの中はワンちゃんにとって、落ち着く、大好きなところにしておくことが大切でございますが、叱られた後にサークルに入れられると、叱られるという嫌なイメージがサークルと結びついてしまい、ワンちゃんによっては、サークル自体に嫌なイメージを持ってしまう場合があります。したがいまして、かえって、サブちゃん様がその場を離れるという方法のほうが望ましいかもしれません。また、ワンちゃんは時として、ブラシや歯みがきなどのケアの際など、止めて欲しくて噛むこともございます。このようなときには、噛んでも、思うようにならないということを教えるために、咲空ちゃんが噛んだら低くて怖い声で叱ることは同じですが、止めてしまうと、噛めば思うようになると思わせてしまいますので、落ち着いて平然と、そのままの行動をお続けになられたほうがよろしいでしょう。さて、噛んだときに、マズルをつかんだり、鼻先をパチンとはじくような方法がございますが、ワンちゃんに、人の手に対して、大好きだという気持ちを抱かせることはたいへん重要ですので、出来れば、手を使って叱らないほうが望ましいかと存じます。また、仰向けにするという方法ですが、飼い主様には抗えないと思わせる意味では、中には効果がある場合もございますが、咲空ちゃんはまだまだ子犬ちゃんですので、あまり恐怖心を抱かせないほうが望ましいかもしれません。ただ、柴犬ちゃんはもともと狩猟犬でもあり、頭が良く、体力のあるワンちゃんでもありますし、ワンちゃんにとって、飼い主様が主導権を持っているところを見せることはたいへん重要です。仰向けは服従を表す姿勢であるともいわれ、今のうちから、抱っこをするときにはあお向けにするようになさるとよろしいでしょう。また、次第にオスワリ、マテ、ヨシなどの指示の言葉を覚えたら、オモチャを持ってきて「遊ぼうよ」と誘いにくるときやご飯のときなど、何かにつけて、この指示の言葉をご利用いただき、ママの指示にしたがったら良いことがあると教えましょう。また、お散歩時に、お玄関を出るときなど、サブちゃん様が先、という具合に、何かにつけて、サブちゃん様が上位であることを示すようになさるとよろしいでしょう。2. 皮膚の症状について咲空ちゃんの皮膚に脱毛して毛が黒っぽくなっている部分が認められ、かかりつけさんを受診され、疥癬か真菌症の疑いがあるとのことでございますね。大変ご心配のことと存じます。お問合せにつきましてご案内させて頂きますが、実際のご様子を拝見しておりませんので、一般的なご案内となりますことを何卒ご了承ください。【ワンちゃんの疥癬について】ダニの一種のヒゼンダニが皮膚の表面に穴を掘って寄生することによって生じる皮膚疾患です。激しい痒みを伴い、感染部位では脱毛、紅斑、丘疹、痂皮(かさぶた)、色素沈着などが見られます。主に、感染しているワンちゃんやその他の動物との接触で感染し、人にも感染するので注意が必要です。治療にはダニ駆除効果のある薬を投与します。ダニ駆除剤はダニの卵には効果がないことが多く、ダニの卵が孵化するとともに再度ダニが増えてしまうこともあります。そのため1回の投与だけでなく、日にちをあけて2〜3回の投与が必要となることが一般的です。【ワンちゃんの皮膚真菌症について】皮膚真菌症は皮膚や被毛に真菌(カビ)が感染することで起こる病気です。特に幼犬や毛の生え変わる時期など被毛が活発に発育する時期に感染が起きやすく、また、抵抗力が落ちているときにもかかりやすい病気です。感染は全身に認められ、顔面や四肢に比較的多く発症し、円形の脱毛がみられます。痒みはほとんどないか軽度ですが、感染したどうぶつと接触することで人にも感染して皮膚炎を起こすことがあるので注意が必要です。治療は抗真菌剤の投与を行います。状況により患部の毛刈りや抗真菌薬の含まれたシャンプーによる薬浴治療をおこなうこともあります。症状が改善するまでには1か月以上かかることが多いようです。咲空ちゃんには脱毛と毛が黒っぽく変色している様子が認められるとのことでございますが、痒みはいかがでしょうか。痒みが強いのであれば、やはり疥癬が疑わしいと言えるかもしれません。しかし、真菌症の場合でも脱毛部位に二次感染が起こり痒みを生じる場合もあります。真菌培養の結果によって真菌症であるかどうかの判断がなされると思います。いずれの病気であっても適切な治療を行うことで症状は改善されますのでご安心ください。疥癬も真菌症も人に感染しワンちゃんと同様の症状がみられます。もしもご家族様にそのような症状がみられましたら皮膚科を受診しご相談ください。サブちゃん様はとても清潔に環境を保っていらっしゃるご様子でございますね。感染したどうぶつの抜け毛やフケからも感染してしまうことがありますので、今後もこまめに清掃を心がけていただくことに加えて、脱毛部位を触ったり、抱っこをするときに触れてしまった場合にはよく洗ってください。咲空ちゃんの症状が早くよくなられますことをお祈りいたしております。どうぞお大事になさって下さい。愛らしい咲空ちゃんにどうぞよろしくお伝えください。今後ともアニコムを宜しくお願い申し上げます。
- サブちゃん
2012/04/19(Thu) 22:25
No.1294
大変、ご丁寧で適格なアドバイス、ありがとうございました。さっそく、今日から実践してみました。いつもより増して怖い顔で叱ると、キョトンとするようになり、口を緩めることがみられました。その際はとても褒めてあげました。土曜日に再診に行きます。幼いので、注射や薬はあまり使いたくないと先生は言われていたので、これからどういう治療法になるか分かりませんが、私たち家族ができる清潔な環境作り、免疫を低下させないよう、栄養をしっかりつけて、よく睡眠をとらせようと思います。アニコムに入っていたので、気軽に病院に行くことができ、病気が分かって良かったです。また何かご相談させていただくことがあった場合は宜しくお願いします。
- 獣医師 田村 ドッグライフカウンセラー 三留
2012/04/20(Fri) 13:01
No.1297
サブちゃん 様この度はご丁寧にご返信をいただき誠にありがとうございます。サブちゃん様がおっしゃいますように、咲空ちゃんにとって、今の時期、栄養をしっかりつけて、たっぷり休ませてあげることは、免疫力をアップするためにたいへん重要でございます。 ご家族様の愛情に育まれ、咲空ちゃんが健やかにご成長されますことを心からお祈りいたしております。何かございましたら、いつでもお気軽にお声掛けください。今後ともアニコムをどうぞよろしくお願いいたします。