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ワクチンの副作用について
投稿者:ロック
投稿日:2017/04/24(Mon) 13:44
No.4721
4月16日に6種ワクチンを受けました注射後すぐには、何も変化はなかったのですがそれから、5日後に注射を打った方の右足の歩き方がおかしかったので病院に連れて行きましたが、ワクチンとは無関係だとヘルニアとの診断でした。ワクチンで、足に麻痺が残るとかということはないのでしょうか?前日まで飛び跳ねて元気だっただけに、ワクチンを打って悪くなったようにしか思えないのですが‥去年のワクチンの時は腫れが少しあるくらいで問題はなかったです。
Re: ワクチンの副作用について
- 獣医師 明永
2017/04/26(Wed) 11:23
No.4725
ロック 様一段と暖かさが増し、日中は汗ばむほどの陽気となっておりますが、ロック様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。この度はご相談いただきまして、誠にありがとうございます。ワクチンの副作用についてのご相談でございますね。早速、ご案内させて頂きますが、一般的なご案内となりますことをご了承ください。ワクチンは病気からワンちゃん、ネコちゃんを守るためのものですが、まれに、接種後に好ましくない反応(副作用、副反応)が出ることがあります。ワクチンには、病原性を失わせた上で生きた病原体を接種する「生ワクチン」と、病原体を殺した状態、あるいは病原体の一部(病原性のない部分)から作られる「不活化ワクチン」があります。 どちらも毒性を失わせているのですが、当然体には刺激として伝わるため、この刺激によって副作用を及ぼす場合があります。その副作用は注射部位の軽度の熱感から、アレルギー反応まで様々な反応があります軽度なものですと、発熱や元気・食欲低下、接種部位の疼痛などの症状が注射後1〜2日で発現することがありますが、通常、時間経過と共に治癒に向かいます。中程度の副作用の代表的症状はじんましんです。口や目の周りが腫れたり、全身性の発赤として注射後数時間以内でみられることが多いとされます。嘔吐や体の震えを伴うものもあります。重度の副作用は、「アナフィラキシー反応」といわれるものです。こちらは突然起こり、呼吸困難に陥るなど生命に関わる危険性のあるアレルギー反応です。原因となる成分はさまざまですが、不活化ワクチンに含まれているアジュバントに対するアレルギーが多いとされています。不活化ワクチンは死んだ病原体か、あるいは病原体の一部から作られ、病原体は生きていません。ですからワクチンとしての効果を高めるために化学物質を加えており、これがアジュバントといわれます。以上のように、個体によっては副作用として様々な反応が見られることがあります。ロック様のお子様に見られた注射を打った側の足の痛みも、ワクチン接種の影響であった可能性もあります。接種された場所の局所痛があり筋肉痛の様な状態になっている、あるいは注射が神経を刺激し一過性に痛みや麻痺のような症状を見せる等が起こることもありますが、その他の要因が関係している可能性ももちろんあります。ワクチン接種とヘルニアの発症が偶然重なったということも考えられますが、いずれにしても、治療、予後に関しましてはかかりつけの先生とよくご相談いただくことをお勧めいたします。なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、しつけ相談サービスを承っておりますので、ぜひご利用ください。お電話番号は、あんしんサービスセンター 0800-888-8256 です。平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。ロック様とお子様にとりまして楽しく、笑顔いっぱいの毎日を送られますよう心から応援しております。今後ともアニコムをどうぞよろしくお願い申し上げます。
歯の治療に付いてご相談させてく...
投稿者:sora
投稿日:2017/04/22(Sat) 13:06
No.4720
12歳ミニュチュアダックス雄です。健康診断の結果はのちりょうをしたほうがいいといわれました・高齢なので麻酔をかけるのが心配なのですが?お医者さんからは最後の治療だと言われました。治療をしたほうがいいでしょうかお尋ねします。よろしくお願いします。
Re: 歯の治療に付いてご相談させ...
- 獣医師 山ア(
2017/04/25(Tue) 17:48
No.4724
sora 様暖かな春風が心地よい頃でございますが、sora様におかれましてはいかがお過しでしょうか。このたびはご相談をいただきまして誠にありがとうございます。お問合せについてご案内させていただきますが、実際のご様子を拝見しておりませんので、一般的なご案内となりますことをご了承下さい。ミニチュアダックスちゃんのかかりつけの先生から歯の治療を勧められているけれど、シニアのワンちゃんのため、麻酔をかけることをご心配されているのですね。はじめに、ミニチュアダックスちゃんの歯周病についてご案内いたします。歯周病には、歯肉にのみ炎症が起こる歯肉炎と、歯周組織にダメージが及んだ歯周炎が含まれます。通常、歯肉炎ですと、治療により健常な状態に回復可能ではございますが、歯肉炎は回復が難しいため、手遅れにならないうちに処置を行うことが重要です。歯肉炎が起こる原因である歯垢は、「食べ物の残りかす」や「口腔内粘膜が剥がれたもの」、「口腔内細菌」がもととなり、食後6〜8時間くらいで形成されます。また、歯垢をそのまま放置しておくと、約3〜5日ほどで唾液に含まれるミネラルと結合して硬い歯石になっていきます。この状態を放置すると歯肉炎が起こり、歯肉の腫れや出血、口臭などの様々なトラブルの原因となります。さらに歯周組織まで波及して歯周炎と呼ばれる状態になると、歯根の周囲にまで炎症が起こり、口腔内粘膜や皮膚を溶かして穴を開けてしまう、「歯瘻(しろう)」と呼ばれる状態になることもあります。また、特に下顎の歯の歯周炎が進行すると、下顎の歯槽骨(歯を支える土台)が融解していき、徐々に下顎の骨が薄くなっていき、まれに骨折に至る場合もあります。 慢性的に進行していき、「食事の食べ方がおかしい」、「痛そう」という症状が出る場合があります。なお、中高齢のワンちゃんでは歯肉炎などの歯周疾患が多く見られ、炎症の原因となっている歯石を除去しなければ完治が難しいケースも多く見られます。また、歯肉炎の患部から血液中に入りこんだ細菌が、腎臓や心臓などの体の様々な部位に影響を及ぼす恐れもあります。このように、歯周病はお口の中だけではなく全身に影響を与えますので、歯周病の予防や治療は健康維持には欠かせないものになります。歯肉炎はすでに付いている歯石を除去し、新たな歯石をつけないようにすることにより、歯周病を未然に防ぐことが重要です。歯石をきれいに除去するためには全身麻酔が必要であり、年齢に関係なく、たとえ若くて元気なワンちゃんであっても、ご心配なさっているように、麻酔によるリスクはゼロではありません。このリスクを限りなく低くするために、獣医師は手術前に身体検査や血液検査をはじめとする各種検査や、術中・覚醒の管理を十分に行います。ただし、一般的には、全身麻酔の危険性は加齢とともに増加する傾向がありますので、なるべくリスクが低い年齢のうちに行うことが望ましいとされています。主治医の先生が最後の治療とおっしゃったのは、歯周病など歯の病気は全身に影響を及ぼすおそれもありますし、歳を重ねますとさらに麻酔のリスクも増すため、ミニチュアダックスちゃんの健康のためには、なるべく早期に治療を行った方が望ましいとお考えになってのこと思います。ただ、せっかく麻酔下で歯石を除去しても、その後の適切なケアを行わないと、早ければ半年から数年程度でまた同じような状態に戻ってしまう場合もあります。歯磨きについては、まずは口の周りを触るなど手で練習なさって、次にガーゼなどで歯と歯肉の表面を軽くこすったりして慣らしていき、最後に歯ブラシ(どうぶつ用、小児用も可)を使えるようになれば、ワンちゃんの大切な口内環境を良くすることにつながっていくかと存じます。実際のミニュチュアダックスちゃんの歯の状態などの様子をよくご存知な主治医の先生と、麻酔が不安であることなどよくご相談いただき、ご納得された上で処置をお受けになっていただければと思います。季節の変わり目でございますのでsora様におかれましてはお身体ご自愛くださいませ。ミニュチュアダックスちゃんと共に、笑顔いっぱいの毎日をお祈りしております。また、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、しつけ相談サービスを承っておりますので、ぜひご利用くださいませ。お電話番号は、あんしんサービスセンター 0800-888-8256です。平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。今後とも、アニコムをよろしくお願い申し上げます。
アレルギーに乳酸菌
投稿者:ちい
投稿日:2017/04/21(Fri) 21:00
No.4719
いつもお世話になります。マルチーズ6歳半の女の子です。穀物アレルギーがあり、ドライフードをオリジナルで作ってもらったり、メーカー品でそれ用のを利用しています。昨年、アニコムさんの腸内環境の検査に参加しましたところ腸内の乳酸菌が他の子に比べ少ないとのこと。アレルギーの原因のひとつかとも思うのですが。人間でもアレルギーには腸内環境が影響してると言われていることから、ウチの犬にも乳酸菌を与えようとおもうのですが、いかがでしょうか。改善の症例とかあるのでしょうか。ショップでサメのエキスもすすめられたのですが。何かサプリメントみたいで、気休めなのかと思ったりします。食事療法は完璧でもホコリとか、外的な要因には手が届かないので、体質が変わればと思います。ご意見を伺えれば幸いです。
Re: アレルギーに乳酸菌
- 獣医師 霍田
2017/04/25(Tue) 17:12
No.4723
ちい 様春の日差しが心地よい季節でございますが、ちい様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。この度は、ご相談をいただきまして、誠にありがとうございます。また、弊社の腸内フローラ測定にもご協力いただいたとのこと、重ねてお礼申し上げます。早速ご案内させていただきますが、一般的なご案内となりますことを何とぞご了承下さい。ちい様のマルチーズちゃんは穀物アレルギーがあり、フードもよくお考えの上で選択なさっているのですね。また、マルチーズちゃんは他のワンちゃんに比べ、乳酸菌が少なめだったのですね。乳酸菌とは、生育に必要なエネルギーを得るために、オリゴ糖、乳糖などの糖類(炭水化物)を分解して乳酸を作り出す細菌の総称で、現在600種以上確認されています。人でも近年、腸内細菌が注目を集めており、乳酸菌が腸内で悪玉菌の異常な増殖を抑制することにより、整腸作用はもちろん、免疫力の活性化や、アレルギーの改善など様々な効果が期待できるということもわかってきています。乳酸菌の中には、アトピー性皮膚炎や花粉症、アレルギー性鼻炎など、アレルギー症状への有効性があるということも明らかにされています。アレルギー反応は、免疫を担当する1型ヘルパーT細胞と2型ヘルパーT細胞のバランスが崩れ、2型ヘルパーT細胞の働きが異常に強くなることで起こると言われています。人では一部の乳酸菌を摂ることにより、このバランスが改善するという研究成果が報告されています。ワンちゃんにおいても、アトピー性皮膚炎と診断されたワンちゃんに、ステロイド剤と併用して乳酸菌を与えることにより、通常よりステロイド剤の使用量を減らすことができたり、症状の緩和が認められたという報告もあります。日頃より、ワンちゃんの腸内細菌のバランスを整えることは、身体の健康のためにもよいと言われています。アレルギー症状に対しては、どの乳酸菌でも、またどのワンちゃんにも効果があるというわけではありませんが、症状の緩和や、治療の補助として有効な可能性がありますので、一度お試しいただいてもよいのではないでしょうか。動物用に開発された乳酸菌製剤やサプリメントもありますが、含有している乳酸菌の種類や量などは多種多様であり、マルチーズちゃんにどのようなものが合うかは見極める必要があります。乳酸菌のサプリメントなどは、動物病院さんでも扱っていることもありますし、他のお薬を使用中の際には、注意が必要な場合もございますので、一度かかりつけの先生にご相談いただくとよろしいかと思います。なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、しつけ相談サービスを承っておりますので、ぜひご利用ください。お電話番号は、あんしんサービスセンター 0800-888-8256 です。平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。ちい様とマルチーズちゃんが、お元気に春を満喫されますよう心から応援いたします。今後ともアニコムをどうぞよろしくお願い申しあげます。
人や犬に対して吠える
投稿者:srs
投稿日:2017/04/20(Thu) 19:17
No.4717
こんにちは。8ヶ月のMダックスの女の子を飼っています。散歩や動物病院で他の犬や猫に対して吠えたり、散歩中にすれ違う人に吠えるのを直したいです。人に対しては私の家は来客が多いのですが家に来られる人に対しては全く吠えず、初対面でもお腹を見せたりするのに、散歩中にすれ違う人に対して吠えます。特に小学生以外の子供に対して吠えます。来客は多いものの子供が家に来ることがないので触れ合う機会がなかったのが原因でしょうか?ちなみに動物病院の先生や看護師さん?に対しては来客と同じくお腹を見せたりしっぽを振って撫でてもらってます。他の犬に対しては社会性が育つ3ヶ月までの間にワクチンの関係で触れ合うのを避けていたため、怖いなどの感情ができてしまったのでしょうか?一応吠える時はしっぽを振っていますが、相手のわんちゃんが近づいてきてくれると腰が引けて、逃げようとします。ネットで自分なりに調べたところ飼い主との服従関係というか上下関係が出来ていないから飼い主を信頼出来ず自分で守る為に吠えるなどは拝見しました。確かに上下関係がしっかり築けている自信はないのでこれも原因の一つだと思うのですがいまいち上下関係の築きかたが分からず、どうしていいのか困っています。上下関係の築き方、他の犬へ慣れる方法、を出来れば具体的に教えていただけると助かります。あと散歩のことでリーダーウォークをしてけたいのですがネットや本を調べただけではよく分からず、うまくできなかったので、やり方も教えていただけますでしょうか?室内で出来るようになるまで練習した方がいいのでしょうか?長々とすみません。よろしくお願いします。
Re: 人や犬に対して吠える
- 愛玩動物飼養管理士 三留
2017/04/24(Mon) 15:05
No.4722
srs 様次々と美しい春の花々がお散歩道を彩る季節ですが、srs 様におかれましては、いかがお過ごしでしょうか。この度はご相談をいただきまして誠にありがとうございます。早速ご案内させていただきますが、実際のご様子を拝見していませんので、一般的なご案内となりますことをご了承ください。【吠えることについて】srs 様のMダックスちゃんが散歩中や動物病院さんで吠えてお困りとのことですね。ワンちゃんが吠えるとき、次のような状況が考えられます。・怖くて吠えている・自分のテリトリーを守ろうとしている・自分の要求を主張している・遊びに誘おうと興奮して吠えている Mダックスちゃんは、他のワンちゃんに対して、しっぽを振ってはいるが、近づいてくると腰が引けて、逃げようとするのでございますね。srs様のMダックスちゃんは人間のお子様に吠えるとのことですが、お子様は動きも声も大きいので、嫌がったり怖がったりするワンちゃんは多くみられます。向こうのワンちゃんが近づいてくると腰が引けて逃げようとするとのことですから、怖くて、「近づかないで」という感情で吠えているのかもしれませんね。なお、しっぽの動きは感情の動きをあらわすといわれていますので、ご機嫌なときだけにしっぽを振る訳ではなく、興奮したり、緊張したりしているときも振りますので、楽しそうな表情をしているか、などの全身の様子をご覧いただくことも大切です。確かに、社会化期はくったくなく物事を受け入れる傾向が大きい時期ですので、この時期にさまざまな体験を楽しいものとしてさせてあげることにより、成長してから物怖じしないワンちゃんになる傾向はあります。ただ、これから楽しい経験をさせてあげることで、どんどん成長していきますのでご安心ください。なお、Mダックスちゃんは、獲物をみつけたときに知らせるため、吠えるように改良してきたといわれていますので、どちらかといえば、吠えやすいワンちゃんといえるでしょう。「怖い」という感情はネガティブなものと感じがちですが、危険な状況に陥ってしまわないようにするため、「怖い」、「不安だ」という感情は、危険から命を守るためにたいへん重要な感情ともいえるのではないでしょうか。怖いときに、吠えるワンちゃんもいれば、固まったように動けなくなってしまうワンちゃんなど、表現はいろいろですが、多かれ少なかれワンちゃんには苦手なもの、怖いものがあるのが通常です。srs 様はフレンドリーにお腹を出して甘えることもあり、散歩中や動物病院さんで吠えるとのことで、愛らしいワンちゃんですね。ワンちゃん同士も、人とワンちゃんも相性がありますので、Mダックスちゃんがフレンドリーで楽しそうな表情をしたときに褒めてあげ、そのような状況を増やしてあげることも大切なことだと存じます。Mダックスちゃんがよく吠えるという状況は散歩や動物病院さんなのですね。散歩は群れの移動ともいわれることもありますが、向こうからくるのはどのような群れなのかは不明ですので、ワンちゃんたちにとっては本来緊張感をもつ状況です。また、動物病院さんもワンちゃんたちにとっては何が始まるのか緊張を要する場所なのかもしれませんね。「どのようなときも守っているからね」、「そんなに吠えなくても、守られているよ」というメッセージを与えるためにsrs 様がおっしゃるように、上下関係を明確にする、ということは重要なことだといえるでしょう。【上下関係の築き方】ワンちゃんにとって優位性を感じる場所や位置は、「真ん中」や「先頭」だとされています。場所や順序を工夫いただくことにで、群れの中の位置をMダックスちゃんに教えてあげましょう。また、決定権はMダックスちゃんではなく、srs 様にあることをお示しになることも大切でしょう。◇例1Mダックスちゃんと外出なさるとき、srs 様が最初に玄関を出るようにします。ソファでご家族様がくつろいでいらっしゃるとき、Mダックスちゃんがご家族様の真ん中に座ってしまうと、Mダックスちゃんにお家の中の優先度の高い場所を譲ってしまったということになってしまいます。ソファの足元にMダックスちゃん用のお気に入りのクッションなどの座る場所を用意させてあげたり、ソファの端の席に座らせるようになさってはいかがでしょうか。◇例2srs 様とMダックスちゃんがお留守番をなさっているとき、例えばご家族様のどなたかがご帰宅なさったとします。Mダックスちゃんが大喜びして玄関でお出迎えしても、そのご家族様が最初に「ただいま」をおっしゃるのはsrs 様に、です。このとき、ダックスちゃんが吠えて大喜びをしていたら、ダックスちゃんには視線も向けないようにします。吠えていないとき、落ち着いてテンションが低くなったら、「ただいま」と声をかけてあげるようにすることで、吠えないでいたら、落ち着いていたら良いことがあったという経験をさせてあげるとよろしいでしょう。◇例3高いところで抱っこをすると、ワンちゃんの視線は高くなり、気持ちが大きくなってしまうようです。抱っこをするときは、抱っこなさっている方のお腹あたり、体の低い位置で抱っこをしていただき、胸や肩あたりに上がろうしてもお腹の位置におろすようにしましょう。◇例4srs 様がMダックスちゃんの名前を呼んで、Mダックスちゃんがsrs 様のほうをみたら「オリコウ」と褒めてあげましょう。srs 様の声かけに反応したら、嬉しい気持ちになった、という経験、楽しい経験をたくさんさせてあげましょう。併せて、オリコウなとき、良い状態のときなど、たくさん褒めてあげることもたいへん重要です。◇例5「srs 様の指示に従ったら嬉しいことがあった、従ってよかった」という経験をさせることはたいへん重要です。そのためには「オスワリ」という指示はたいへん便利です。大好きなおもちゃで遊んであげるとき、ご飯のときなど、丁寧に「オスワリ」と指示を出すようにしましょう。◇例6ワンちゃんは怖いとき、不安なとき、ちらりと飼い主様の様子を見て、状況を把握することがあります。そのようなとき、「大丈夫」と感じさせてあげるように、Mダックスちゃんが不安そうなときほど、胸をはっって、堂々と、毅然とした飼い主様であることを示しましょう。【他の犬への慣らし方】ワンちゃんが嫌いなものや恐いものを、平気にして、慣らしていくためには、「少しずつ」、「リラックスした雰囲気」で、「良いことと結びつけること」がポイントです。無理をして、大きな刺激の中に入れてしまわないで、少しずつ「大丈夫だった」、「楽しかった」という経験を積み重ねていっていただき、自信をつけてあげましょう。例えば、公園で散歩をして、飼い主様に連れられたワンちゃんが向こうから近づいてくると吠えるのであれば、慣らそうと近づけるのではなく、ある程度の距離で、「他のワンちゃんがいたとき、嬉しいことがあった」という状況を作ります。このようにすることで、ワンちゃんのイメージをよくしていきます。ある程度の距離とは、ワンちゃんには、嫌な対象が視界にはいっても、「これくらい離れていれば大丈夫」と感じるくらい離れた距離が一般的にはあり、この「いるのはわかるけど、吠えないで済む程度の距離」を指します。そのくらいの位置でベンチに座り、やさしくMダックスちゃんの体を撫でてあげたり、ボールで遊んだり、オヤツをあげてもよろしいかもしれません。時間や日数をかけながら、吠えずにいられる距離を徐々に長くしていただくとよろしいでしょう。お散歩中に他のワンちゃんや人とすれ違わなくてはいけないとき、吠える手前の段階で「オスワリ」などと指示をして落ち着かせます。好きなオモチャなどで気持ちをひいてもよろしいですし、優しく声をかけたりしながら、相手が通りすぎるのを待ちます。この時、srs 様はまるでワンちゃんを守っているかのように振る舞っていただき、好きなオモチャを見せるなどなさって少しでも相手のワンちゃんが気にならない状況をお作りいただくとよろしいでしょう。吠えないで通りすぎられたら、明るい声で褒めてあげます。大好きなオヤツをお与えていただいてもよろしいでしょう。なお、オモチャやオヤツを利用いただく際、ご注意いただきたい点は、吠えた時に気持ちを引こうとオヤツを与えるなどなさると、「吠えればご褒美をもらえる」ということを教えることになってしまいますので、必ず、吠えていない状態の時に、ご利用いただくとよろしいでしょう。他の方やワンちゃんとすれ違うとき、srs 様はできるだけ明るい声で、楽しげに声をかわすなどなさって、ワンちゃんの目に「大丈夫な状態」だと映るようになさることも大切でしょう。ワンちゃんはいったん吠え始めてしまうと、どんどんヒートアップして落ち着かせるのは至難の業となります。そのため、吠えそうな状況や吠え始めた段階で、ワンちゃんの意識をサッと他のことにそらしたり、ワンちゃんに、吠える以外の行動をさせるなどなさることがポイントです。いったん吠え始めてしまうと、「静かにしなさい」などという声がけをしても、止まらない、ということも多いのですが、叱っているつもりが、「構ってもらえている」、「応援してもらっている」と感じさせていることも多いようです。かえって声をかけないほうが良いことも多くみられますが、叱るのであれば、大きな声や高い声ではなく、テンションを下げて、低くてびっくりするくらい毅然とした声で叱ったほうが良いでしょう。【リーダーウォークについて】飼い主の主導による歩き方がリーダーウォークです。この歩き方を教えるため、例えば、ワンちゃんが勝手な方向へ行こうとしても、飼い主は無言で急に止まるということを繰り返します。名前を呼んで注目させ、褒めることで、飼い主様に注意を払い歩くことを教えていきます。また、飼い主様はまったく正反対の方向に歩こうとするなどして、飼い主様に委ねて歩かざるを得ない状況を作ります。リーダーウォークは、どちらかというと、ぐいぐいと飼い主様より先を歩きたがるワンちゃんにしっかりと教えることが多いのですが、srs 様から伺ったご様子ですと、Mダックスちゃんはどちらかというと「怖い」という気持ちをお散歩中に抱くことが多いようですので、まずはお散歩は楽しいと感じるようにし、良い状況を褒めることで、自信を付けることを続けていただいてはいかがでしょうか。ぜひ、楽しげな声で、Mダックスちゃんの名前を呼んだり、「オリコウ」と褒めながら歩いてみましょう。なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、しつけ相談のサービスをうけたまわっております。気がかりなことがありましたら、お気軽にご利用ください。お電話番号は、あんしんサービスセンター 0800-888-8256です。平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。Mダックスちゃんのお健やかなご成長と笑顔いっぱいの毎日を心より応援いたしております。今後とも、アニコム損保をどうぞよろしくお願いいたします。
フードについて
投稿者:いーちゃん
投稿日:2017/04/20(Thu) 17:10
No.4714
ミニチュアダックス、4歳、現在、免疫介在性多発性関節炎の治療の為、免疫抑制剤を1日おきに飲んでおります。過去に膵炎になった事があるので、低脂肪のフードをあげています。現在食べているフードは、ドイツの「ボッシュ」で、低脂肪タイプ、安心な原材料から作られている、冷蔵保存なのが特徴です。先日の血液検査でも問題なく、体重管理も出来ております。今回、このフードがリニューアルする事になり、βグルカンが配合されました。βグルカンは、免疫力アップ効果があると考えております。摂取して良い成分なのか、関節炎の再発に影響ないか、心配になりメールしました。もうすぐフードが切れるので、もし、積極的に摂らない方がいい成分でしたら、フードの見直しを考えなければなりません。出来ましたら、お早めにご連絡頂ければ、幸いです。
Re: フードについて
- 獣医師 山田
2017/04/21(Fri) 16:34
No.4718
いーちゃん 様やわらかな春風に心華やぐ季節となりましたが、いーちゃん様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。この度はご相談いただきまして、誠にありがとうございます。4 歳 のミニチュアダックスちゃんのお食事についてのご相談でございますね。早速、ご案内させて頂きますが、一般的なご案内となりますことをご了承ください。ミニチュアダックスちゃんは、免疫介在性多発性関節炎の治療中で、以前には膵炎の治療もされており、今は低脂肪のフードをあげていらっしゃるのですね。確かに、膵炎で治療されたことがおありの場合、繰り返す可能性もございますし、免疫介在性多発性関節炎の治療で免疫抑制剤を内服されていらっしゃいますので、胃腸や膵臓に負担の少ない、低脂肪食をご選択いただくのが良いのだと思います。さて、いーちゃん様が今与えていらっしゃる低脂肪のフードがリニューアルする事になり、「βグルカン」が配合されたことがご心配とのことでございますね。いーちゃん様がおっしゃるように、βグルカンは、マクロファージなど免疫を担う細胞の働きを活性化し、免疫力を高めると言われていますので、免疫が低下しているような場合や、腫瘍性の疾患のワンちゃんなどで用いられる場合がございます。一方で、ミニチュアダックスちゃんが治療中の免疫介在性多発性関節炎は、何らかの原因により、通常体を守る免疫系が関節を異物だとみなして攻撃してしまうことでおこる炎症性疾患です。そのため、フードに配合された「βグルカン」がミニチュアダックスちゃんの免疫系を刺激し、関節炎が再発する可能性を危惧していらっしゃるのですね。確かに人では「βグルカン」により免疫が活性化され、免疫反応が活発化して炎症反応が強くなったり、症状が悪化する場合があるなどと言われることもあるようです。しかし、「本当に影響が出るのか」、「どれくらいの量の摂取で影響が出るのか」などについては、大変恐縮ではございますが、ご案内できる研究などについて把握しておらず、分かりかねております。そのため、フードにどれくらいの量で配合されており、どれくらい免疫に関与し、それがミニチュアダックスちゃんのご病気にどれくらい影響する可能性があるのかなどにつきまして、具体的なご案内をいたしかねております。もしよろしければ、フードメーカーや販売元にお問い合わせいただき、ご確認いただけましたら幸いでございます。また、それらの情報をお持ちになって、かかりつけの先生に、ミニチュアダックスちゃんのお食事内容についてご相談いただけたらと思います。なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、しつけ相談サービスを承っておりますので、ぜひご利用ください。お電話番号は、あんしんサービスセンター 0800-888-8256 です。平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。いーちゃん様とミニチュアダックスちゃんが楽しく、笑顔いっぱいの毎日を送られますよう心から応援しております。今後ともアニコムをどうぞよろしくお願い申し上げます。