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お留守番

投稿者:プーまま

投稿日:2016/04/14(Thu) 21:45

No.4347

はじめて相談させていただきます

来月6歳になるトイプードル・男の子です

分離不安症になってしまったのか。。と心配してます

二ヶ月前、戸建てから(周りも静かな環境)
アパートへ引っ越しをしました
今までは1日に4時間ほどのお留守番はできてました
「待っててね」とゆうと自らサークルの中へ入ったり
リビングソファーへと動き私が出かけても吠えることは無かったのですが。。(お留守番や日中はリビングで自由にさせてました)

引っ越し後、一ヶ月半位は私と24時間ほとんど一緒に過ごしてて
(夜は別々の部屋で愛犬はサークル内のベッド)
そろそろ日中のお留守番再開!ってことで
今までの通り指示したら寂しそうにクウンクウン泣きし
数分後激しくワンワン吠え
すぐに泣き止むと思い15分ほど留守にし戻ってきたらまだ激しく吠えてました(>_<)

その後は私がカバンや鍵を持ち立ち上がるだけで激しく吠えるようになりトイレとかにも付いてくるようになってしまいました
そして数日前は突然嘔吐もしてしまいました

引っ越し後、夜は今まで通り自らサークルに入り自分のベッドで寝ています
おトイレも翌日からは失敗することなくトイレシートでしています
日中は私がいれば吠えることもほとんどしません
けど私が出かけようとすると吠え続けどーにもなりません

隣人のこともあり吠え続けたままでは出かけることもできません

環境が変わったのに加え
旦那が単身赴任となり毎日会えてたパパに会えなくなり愛犬は
かなり寂しそうにも見えます

今まで通りおとなしくお留守番させるには
どう導いたらよいのでしょうか?

「お留守番しててね」って声かけはやめたほうがいいですか?
カバンを持ち私が立ち上がると激しく吠えますがこんなときは
無視して出かけたほうがよいのですか?

出かけるのを察知すると私から離れなくなり震え始めます
大好きなおやつさえ食べようともしません

今までお留守番出来てた子がこんなにも激しく吠え続けるので
どこにも出れないし。。
愛犬がすごく寂しそうな顔をするので見るのも辛くて。。。

練習として出かけるふりをして10秒部屋をでるってのを
試したのですが(出来たらたくさんほめてあげようと思い)
1秒たりとも静かでいる事ができなくて

愛犬の性格はビビリで甘えん坊です

もう二度とお留守番は出来ない子になってしまったのでしょうか。。
分離不安症になってしまったのでしょうか。。

Re: お留守番

- 愛玩動物飼養管理士 三留

2016/04/18(Mon) 19:34

No.4360

プーまま 様

春風が頬に心地よい頃でございますが、プーまま様におかれましてはいかがお過しでしょうか。
このたびはご相談をいただきまして誠にありがとうございます。
プーまま様のトイプードルちゃんのお留守番についてでございますね。

さっそくご案内をさせて頂きますが、
実際のご様子を拝見していませんので、一般的なご案内となりますことを
何とぞご了承ください。

プーまま様のお宅ではご主人様が単身赴任となり、またお引越しをなさったとのことですね。
ワンちゃんは環境の変化に対して繊細なところがあるどうぶつですので、
いつもと違う、ということに対してはたいへん大きな不安を感じます。
このため、環境の変化があった後に行動の変化がみられることは
多かれ少なかれ、どのワンちゃんにもみられます。
環境の変化の後、不安そうであったり寂しそうな表情をワンちゃんが見せたり、
いつもと違う行動をしたとき、飼い主さんは、ワンちゃんの様子を、心配そうな表情で
ご覧にならないということが重要でしょう。
例えば、お散歩も、トイプードルちゃんにとっては今までなじんできた、景色も匂いも違う、
知らない土地を歩くのですから、不安で最初はトイプードルちゃんも戸惑うでしょうが、
そのようなトイプードルちゃんに対して、プーまま様はおおらかに、堂々と楽しそうな笑顔を
見せることが大切でしょう。 
「ママについてくれば間違いないよ」とトイプードルちゃんに伝えるうちに、
次第に、お気に入りの場所ができ、また芝生の気持ちよい公園のベンチで
くつろぐのが楽しみになり、だんだん知らない場所ではなく、よく知っている馴染みの場所に
なっていくと嬉しいですね。

ワンちゃんは不安なとき、チラリと飼い主様の表情をみることが多いのですが、そのようなとき、
ママはワンちゃんに安心感を与える表情を見せていただくことが大切でしょう。
お引越しをなさった後は、お忙しく、ご近所の勝手も違いますし、
ご主人様が単身赴任でいらっしゃるとのことですので、プーまま様にとってもご不安がいっぱいかとは
存じますが、できる限り、トイプードルちゃんが「ママはたくましい」「守ってもらえる」と
感じさせるようにしていただければと思います。
また、どうしても、「パパがいなくて寂しい思いさせて、ごめんね」というお気持ちになられるかも
しれませんが、あやまったり、なだめたり、申し訳なさそうにしないことも重要です。
「これが当たり前」とトイプードルちゃんが感じるように、自信満々に、
今までと同じような毎日の生活を続けていくことが望ましいでしょう。

ワンちゃんにとって新しいお宅の中は、知らない匂いでいっぱいでしょうから、
まだまだ落ち着かないかもしれませんね。
使い慣れたトイプードルちゃんの食器を使ったり、お気に入りのキャリーバッグをお部屋に
置いたりなさるなど、以前のお宅で使っていたものをお使いになられるとよろしいでしょう。
単身赴任で毎日は会えないパパですが、トイプードルちゃんがパパの温もりを感じることが
できるように、パパの使っていたタオルや、古くなったトイプードルちゃんのお気に入りの毛布を
さりげなくお気に入りの場所においたりして、落ち着けるな、とトイプードルちゃんが
感じるようにしてあげても良いでしょう。

プーまま様が「待っててね」とおっしゃると、トイプードルちゃんは自分でサークルに入り、
また、ひとりで寝るとのこと、お留守番ではないかもしれませんが、ひとりでサークルで寝られて
えらいですね。
不安がいっぱいですと、どうしても自信がなくなるのはワンちゃんも人と同じかもしれません。
このような良い状態のとき、お利口なとき、たくさん、明るい声で褒めてあげましょう。
プーまま様が家事をなさっているときにも、くっつくことなく、ひとりでいられるとのことですので、
たくさん褒めていただければと思います。

さて、ワンちゃんはもともとある程度の頭数で群れとなり、集団で力を併せて狩りをしてきた
どうぶつだと考えられています。このため、たいへん社会性が高いのが特徴ですが、
その分、家族という群れから離れることや、離れることになってしまうかもしれないと不安を感じたとき
に反応をみせる傾向がみられます。
ワンちゃんはどの子も多かれ少なかれ分離不安の傾向があるといえるのかもしれませんね。

お引越し後ですので、トイプードルちゃんは、まずは、新しい環境になれるようにしていただき
だんだん慣れてきたら、お留守番に少しずつトライいただければと思います。
今回、プーまま様とトイプードルちゃんは、お引越し後のほとんど24時間一緒の生活を
なさったとのことですね。
お留守番をたいへん辛いものとトイプードルちゃんが感じた一因として、
密着度が高ければ高いほど、その後の分離を辛く感じたということがあるのかもしれません。
慣らすためには、急に、ではなく、少しずつ、ということが大切でしょう。
ママがいらっしゃらないことも、お留守番も、特別なことではなく
当たり前のことだと感じさせてあげるためには、さりげなくでかけて、さりげなくご帰宅されることが
重要でしょう。
このためには、「お留守番しててね」という声がけはなさらないほうがよろしいかもしれません。
特に、「この言葉をかけた後、ママはいつも出かける」と感じている場合や
プーまま様が「でかけるけど、ごめんね」という胸の痛みをお感じになるようであれば、
余計に、何もおっしゃらないほうがよろしいでしょう。
「ごく当たり前のことを、当たり前にする」という感じで、さりげなくおでかけになられてください。

プーまま様がトイレにいらっしゃっているときは、トイプードルちゃんは様子を見にくるとのことですが、
それ以外の、トイプードルちゃんはプーまま様がご在宅のときのご様子はいかがでしょうか。
ワンちゃんと飼い主様との依存度が高いことが分離不安の強さに関係があるといわれることが
ありますが、トイプードルちゃんがじっとプーまま様をみつけていても、あまり気になさらず、
さりげなくいっしょの空間にいる、という雰囲気になさるとよろしいでしょう。
そのようになさりながら、ちょっと洗濯物を干す、お風呂に入る、ということから、
最初はほんの数秒や数分から慣らしていきましょう。
長めのお散歩の後、ゆったりと体を撫ぜてあげ、リラックスをしているとき、
好きなオモチャで遊んでいるときなど、ちょっと部屋を離れ、トイプードルちゃんが反応を見せる前に
部屋に戻っていただきます。そして、吠えていないことを褒めていただくことを気長に繰り返しては
いかがでしょうか。このようになさりながら、様子をご覧になられて、ちょっとゴミ出し、などという
ところからお留守番に慣れるようにしてあげてください。

プーまま様は、お留守番の前に長めのお散歩をなさったとのこと、
たいへん望ましく、大切なことだと思います。
ただ、緊張感や出かけてしまうかもしれない、といく気持ちが勝ってしまい、
緊張感を察知して、トイプードルちゃんは身を固くしていたのかもしれませね。
この先、だんだん慣れてきて、お散歩を楽しみ、その後リラックスをして生活できるようになると
思いますので、そうしたら、お散歩で疲れて、うつらうつらとお留守番をしている間に、
ママが帰ってきたという流れをお作りいただくことは好ましいでしょう。

急に長時間のお留守番をするのではなく、少しずつ短い時間のお留守番から慣らしていくことが
望ましいのですが、トイプードルちゃんが慣れる前に、お出かけをなさる必要のあることも
もちろんあるでしょう。
そのようなとき、もしトイプードルちゃんがたとえ痛々しい声で鳴いたとしても、顔色を変えず、
さりげなく、あたりまえのような表情で、気にせずお出かけになられたほうがよろしいでしょう。

また、鳴いたからプーまま様が外出をおやめになられると、鳴くほど不安な気持ちでいる
トイプードルちゃんの状態に対して、結果的にご褒美を与えてしまうことになったり、
鳴いたら思うようになるということになってしまうかもしれません。
お出かけなさることが、特別なことではなく、日常生活の一こまと感じさせてあげるためにも、
もし、トイプードルちゃんが鳴いても、でさりげなくお出かけになられたほうがよろしいでしょう。
また、ご帰宅時も、申し訳そうにしたり、たくさん声をかけたりせず、さりげなくなさったほうが
よろしいでしょう。 
たとえご帰宅時、吠えて興奮していても、「ただいま」、「ごめんね」などとあまりたくさん声を
おかけにならず、しばらくは知らん顔をなさって、落ち着いたときに「ただいま」と声をかけていただくと
よろしいでしょう。

さて、ワンちゃんにとって、ご家族が出掛けること以上に、出掛けてしまって、一人ぼっちになって
しまうかもしれない、という不安が辛いといわれています。
トイプードルちゃんは、プーまま様がカバンを持って立ち上がると激しく吠えるとのことですが、
トイプードルちゃんにとって、プーまま様のかばんを持って立ち上がる、という行動が
「ママがでかけること」を予測する、キーとなる行動だと考えられます。
このような場合は、「ママがかばんを持っても、出かけるわけではない」というように感じさせて
あげるために、かばんを持っても出かけず、リビングのソファで座る、あるいは、立ち上がった後、
出かけず、オモチャをもって、トイプードルちゃんと遊ぶ、というように、
キーとなる行動とお留守番との結びつきを解いて、できれば断つようになさることが望ましいでしょう。
一度ついた結びつきですので、解くことはなかなか難しいかもしれませんが、
かばんはあらかじめお玄関においておいたり、立ち上がってもすぐにでかけず、
他のことをなさってから出かけるというように、結びついた行動をトイプードルちゃんが目にしないような
工夫をなさることも一つの方法でしょう。

ワンちゃんとの暮らしには、楽しみや喜びがあるのと同じように、たいへんなこともありますが、
そのときは、ワンちゃんとの関係をよりよくするチャンスと考えていただき、
ゆっくりと導いていただければと思います。
新しい環境への楽しい思い出が沢山できて、のんびりとリラックスをして過ごせるようになれば、
だんだんトイプードルちゃんの行動は変わってくると思います。
どうしても焦ってしまわれるかもしれませんが、今はまず新しい環境に慣らしていただくことを
お考えいただき、少しずつ、お留守番にも慣らしていただくように、
気長に見守っていただければと思います。

なおアニコムでは、お電話でのしつけ・健康相談サービスも行っておりますので、
お気軽にご利用ください。
お電話番号は、あんしんサービスセンター 0800-888-8256です。
平日9:30〜17:30 / 土日祝9:30〜15:30
土日祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。
なお、日・祝日および年末年始はお休みさせていただきます。

プーまま様におかれましては、お引越しをなさってお疲れは
たまっていませんでしょうか。
どうぞお体をご自愛いただき、素敵な春をお過ごしください。
今後ともアニコムをどうぞよろしくお願い申し上げます。



左前足の嚢胞について

投稿者:ハッピ

投稿日:2016/04/11(Mon) 16:16

No.4335

お世話になります、3才半のフレンチブルドッグ♀です。

一昨年の秋頃、左前足の足首付近に人間の踝のような脹らみがあることに気づき受診しました。
注射器で吸出したところ、ほぼ無色透明でジェル状の関節の潤滑液と思われる物質でした。検査をしても特に病気を疑うような所見はありませんでした。

3〜4ヵ月に1度、直径2センチ×高さ1.5センチほどに膨らむ度に注射器で吸い出してもらっています。
前回はかなり粘度が増していて、今までと同じ注射器では吸えずにかなり太いものを使用して、シリンダー内に注射針の太さで潤滑液の形が残るほどでした。

ギョッとする太さの針だったので年に数回やらなくてはいけないのは可哀そうだし、もっと粘度が増していくと吸い出すのが難しくなる気がしますが、何か他の手段などはありますか?
もうすぐ吸い出しをお願いしなくてはいけないので負担が少ない方法があればと思っています。

主治医の先生には、悪性ではないし関節付近で神経も近く手術をしても完全に取り除くのは難しいので現状は大きくなったら吸い出して悪い細胞がないか確認をして経過をみましょう、少しずつ溜まっていくので大きくなりすぎると血管や神経を圧迫してしびれや歩行困難に繋がるおそれがあるから日ごろから足の動きを観察するようにと言われています。

よろしくお願いいたします。

Re: 左前足の嚢胞について

- 獣医師 霍田

2016/04/13(Wed) 16:36

No.4337

ハッピ 様

暖かな春の日差しが気持ちのよい季節ですが、
ハッピ様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか?

この度はご相談いただきありがとうございます。
3歳半のフレンチブルドッグちゃんの足の膨らみについてのご質問でございますね。
ご質問についてご案内させていただきますが、実際のご様子を拝見して
おりませんので、一般的なご案内となりますことをご了承下さい。

一昨年の秋頃に、フレンチブルドッグちゃんの左前足の足首付近の膨らみに
気付いて受診され、検査では特に疾患を疑うような結果は出なかったのですね。
膨らんだ腫瘤への処置としては、現在かかりつけのどうぶつ病院さんで行っている
注射器での内容物の吸引が、一番フレンチブルドッグちゃんにとっては負担が
少ないものかと思います。
検査の結果、悪性所見がなく、急ぎ積極的な治療が必要ではないということで
あれば、腫瘤の大きさや、フレンチブルドッグちゃんの様子を観察しながら、
定期的に内容物を吸引するという方法も選択肢の1つかと存じます。
ただ、内容物の粘稠性(粘度)が高くなると、細い注射針では吸引することが
できなくなるため、注射器で抜き取る場合は、どうしても太い注射針の使用が
必要となってきます。
現在も注射針がかなり太くなっているとのことですが、今後内容物の粘稠性が
さらに高くなってくると、太い注射針でも抜くことができなくなる可能性も
あります。その場合は、局所麻酔をして、皮膚を切開して内容物を出すと
いった方法を行うことがあります。

実際に診察された先生が、「手術をしても完全に取り除くのは難しい」と
おっしゃっているのであれば、やはり手術のみで完治することは難しい
のかと思います。
しかしながら、手術を行うことで、完全に除去はできなくとも、
状況が改善したり、今までよりも液体が溜まるスピードを遅らせること
ができる可能性もあります。

フレンチブルドッグちゃんはまだ3才半とお若いので、腫瘤に起因する
しびれや歩行異常などが出る前に、手術を行うという選択肢もあるかと思います。
一般的には年齢が上がるにつれて麻酔のリスクも上がるとされています。
腫瘤除去の手術は全身麻酔をかけて行うため、手術を検討される場合、
年齢が若いうちがよいでしょう。
しかし、完全に取り除くことが難しい腫瘍は、手術をしても再発することが
あります。手術のリスク・再発のリスクについても合わせて、
ハッピ様のご不安なお気持ちをお伝えいただき、かかりつけの先生と
フレンチブルドッグちゃんの今後の治療方針について、
ご相談下さいますようお願い致します。

なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、
しつけ相談のサービスを承っております。
お電話番号は、あんしんサービスセンター 
0800-888-8256です。
平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)
土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。

何か気がかりなことがおありの際にはお気軽にお声掛けください。
今後ともアニコムをよろしくお願い申し上げます。



Re: 左前足の嚢胞について

- ハッピ

2016/04/13(Wed) 22:35

No.4338

霍田先生、返答ありがとうございます。

GW明け頃に次回の受診予定なので、長い目で見た今後の治療法を注射と切開、手術とどうするのがいいか詳しく聞いてみようと思います。

また、短頭種の麻酔は夏場は避けた方がいいと聞いたことがありますが、もし手術をするなら冬場の方がリスクは減りますか?



Re: 左前足の嚢胞について

- 獣医師 霍田

2016/04/14(Thu) 13:06

No.4340

ハッピ 様

この度はご丁寧にご返信をいただき、誠にありがとうございます。
GW明け頃ご通院予定とのこと、ハッピー様がおっしゃるように
治療方針についてかかりつけの先生とよくお話しになるとご安心ですね。

短頭種のワンちゃんは、喉の構造上、麻酔中や覚醒後に呼吸困難を起こしやすいため、
全身麻酔のリスクがその他の犬種のワンちゃんたちに比較して高いと言われています。
また、鼻が短く口腔の面積が狭いので、気化して熱を逃すのが苦手であるために
暑さに弱いとされています。全身麻酔のリスク自体は、夏も冬もそこまで
大きくは変わらないのではないかと思います。

しかしながら、短頭種のワンちゃんは上述のように熱の放出が苦手ですので、
夏はフレンチブルドッグちゃんにとって通常であっても負担になりやすい環境です。
できるだけ体に無理がかからないようにと考えますと、夏の手術よりは、
やはり涼しい季節の方が術後の負担も和らぐかと存じます。
そのため、できれば暑い時期を避けて手術を行うことをお勧めいたします。

もちろん緊急の場合などは、季節を問わず手術を行いますので、
もし手術をなさる場合は、フレンチブルドッグちゃんの様子を見ながら、
かかりつけの先生と手術時期についてもご相談いただければと思います。

また気がかりなことなどがおありの際は、いつでもお気軽にお声がけください。
今後ともアニコムをどうぞよろしくお願いいたします。



中性脂肪について

投稿者:はっしー

投稿日:2016/04/02(Sat) 00:23

No.4325

こんばんは。マルチーズ・♂4才です。
フィラリア検査と一緒に血液検査をしてもらったのですが、中性脂肪が242とかなり高く再検査に近いうちに行く予定です。
朝食を食べて1時間弱位で血液検査行いました。
妹犬も同じ状態で検査して、異常なしでした。
中性脂肪が何故そこまで増えてしまったのか?
お肉が多かったとも思えないのですが。。。
中性脂肪が増える食べ物と、
中性脂肪が減る食べ物があったら教えてください。
よろしくお願い致します。

Re: 中性脂肪について

- はっしー

2016/04/02(Sat) 22:41

No.4326

追記です。ご飯は手作りです。



Re: 中性脂肪について

- 獣医師 江口

2016/04/06(Wed) 16:29

No.4330

はっしー 様

花吹雪が舞うこの頃、はっしー様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。

この度はご相談をいただきまして誠にありがとうございます。
はっしー様のマルチーズちゃんが血液検査をされたところ中性脂肪が
高い数値となり、食事の内容との関わりについての相談でございますね。
早速ご案内をさせていただきますが、実際にワンちゃんのご様子を
拝見していないため、一般的なご案内となることをご了承ください。

生体のエネルギー源となっている中性脂肪はトリグリセライド(TG)といい、
食事から取り込まれ、消化、吸収され体内に蓄えられます。
脂肪組織や肝蔵に蓄えられ、組織で利用されるため、血流にのって運ばれます。
トリグリセリドの正常値は動物病院や検査機関で異なるのですが
およそ30〜150mg/dlです。中性脂肪の値が上昇する時、以下のことが考えられます。

・食事性
(食後1〜2時間以内に上昇し始め、通常は10時間以内に元にもどります。)
・病気
(甲状腺機能低下症、糖尿病、副腎皮質機能亢進症、胆汁うっ滞、肝不全、ネフローゼ症候群、
免疫疾患、急性膵炎など。)
・遺伝性の脂質代謝異常(シュナウザー)
・肥満

などです。
中性脂肪の数値は食事により大きく影響されるので、測定にあたっては少なくとも10〜12時間
の絶食という条件を守ることが必要となります。
絶食下においても中性脂肪の高値が認められた場合には、なんらかの病気に伴って起こって
いる可能性を考える必要が出てきます。
また、中性脂肪の高値が続くと、続発症として、てんかん様の発作、眼球の混濁、失明、
腹痛や嘔吐、下痢、食欲不振、膵炎などが起こることがありますので、
一般的には、中性脂肪の値が450以上になると治療が推奨されます。

今回、はっしー様のマルチーズちゃんは食後1時間弱くらいで検査を受けられたとのこと
ですので、今回の数値は食事の影響を受けて上昇していたということも十分考えられます。
再検査の際には、12時間程度絶食した状態で検査を受けていただき、正常範囲内で
あれば、おそらくご心配いらないのではないかと思います。
同じ状態で検査を受けられた妹犬ちゃんは異常なしということですが、脂肪の代謝の
個体差もあるかと存じます。

また、食事の内容と中性脂肪の関係についてですが、一般的に、中性脂肪の増える
要因としては、炭水化物(糖質)と脂肪の取りすぎがあげられます。
ブドウ糖や蔗糖は中性脂肪の原料となりますし、果糖は中性脂肪の合成を促進します。
トウモロコシ、米、小麦などの穀物が主原料になっているドックフードや、手作り食でも
穀類や芋類が多すぎる場合は炭水化物過剰となり中性脂肪が増える原因になります。
人間が食べるご飯、パン、サツマイモ、犬用のおやつのクッキーなどを食べ過ぎている
場合も要注意です。
肉と野菜が主となったドックフードや手作り食でも、脂肪分の多い肉類の取り過ぎで
中性脂肪を増やす可能性があります。食材では、タンパク質では鶏肉(レバーは脂肪分が
多いので与えすぎに注意)、脂身の少ない牛肉・豚肉を選びましょう。
炭水化物は与える量に気をつけましょう。また、雑穀は食物繊維・ビタミン・ミネラルを多く
含んでいるので消化の良い状態にして与えるには適しています。

一方、中性脂肪を減らす食材としては、食物繊維を多く含む食材や、オメガ3系の
不飽和脂肪酸(EPA、DHA)を多く含む食材がよいと言われています。
食物繊維は、腸管内で余分な脂質や糖質を吸着して便と一緒に排出してくれます。
また、胆汁酸を吸収するため、新しい胆汁酸をつくるためのコレステロールの消費を促し、
それに伴って中性脂肪を減らす働きもあります。
また、便秘は中性脂肪が高くなる原因の一つと言われていますが、食物繊維は善玉菌の餌
となって腸内環境を改善し便通をよくする働きがあり、中性脂肪を減らすことにつながります。
また、青魚などに多く含まれるオメガ3系不飽和脂肪酸(EPA、DHA)は、脂肪酸の合成を
抑えたり、脂質の吸収を抑え肝臓での分解を促したりなどの作用があり、
血液中の中性脂肪を減らす効果があると言われています。

以上のようなことから、中性脂肪が減る食材として、野菜はビタミン・ミネラル・食物繊維の
補給ができ、おすすめです。カボチャ、サツマイモ、ニンジンは糖質を多く含むので
あげすぎには注意です。その他の食材では、昆布、ひじき、わかめなどの海草が
食物繊維・ミネラルが豊富でおすすめです。キノコ類もカロリーはほとんどなく食物繊維や
アミノ酸が豊富でおすすめですが、消化が悪いのでミキサーなどを利用して
細かくして与えたほうがよろしいでしょう。
オメガ3系不飽和脂肪酸(EPA、DHA)が多く含まれる食材としてはシソ油、亜麻仁油、
えごま油、魚油などがあげられますが、不飽和脂肪酸は酸化しやすく、
また、青魚はアレルギーを引き起こすこともあるため、手作り食などに利用する場合には
注意が必要です。ワンちゃん用のサプリメントなどを利用するのも一つの方法かと思います。
また、どんな栄養的に優れたものであっても、与えすぎることでマイナス要因となる場合もあります。
新しい食材については少しずつ様子をみながら、またたくさん与えすぎるのではなく
栄養素全体をバランスよく与えるようにしていただくことがたいへん重要でしょう。

はっしー様はご飯を手作りされているということですね。愛情をたっぷりの手作り食で
マルチーズちゃん達も幸せですね。
手作り食は栄養のバランスを取るのが大変だと思います。
食事や食材に関しましても、中性脂肪の結果と合わせてかかりつけ病院様で
ご相談していただくことをお勧めいたします。

なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、
しつけ相談のサービスを承っております。気がかりなことがおありの際には、
お気軽にご利用くださいませ。
お電話番号は、あんしんサービスセンター 0800-888-8256です。
平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)
土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。



Re: 中性脂肪について

- はっしー

2016/04/10(Sun) 21:07

No.4334

こんばんは。
てんかん発作を11月から起こし始めて、お薬を飲んでます。
もしかして、中性脂肪が原因だったのでしょうか。。。
大量ではないですが、サツマイモ。ニンジンは毎食与えていたのですが。。。
他のものに変更するか、量を減らして代わりのものを与えようと思います。
検査は、12時間絶食して受ける予定です。
おやつも魚中心にして、アマニ油とマグロ油1・2滴ずつ毎食与えてます。
油が多かったのでしょうか?
検査結果でまたご相談します。
ありがとうございました!



Re: 中性脂肪について

- 獣医師 江口

2016/04/12(Tue) 18:24

No.4336

はっしー 様

ご丁寧にご返信いただきまして誠にありがとうございます。
はっしー様のマルチーズちゃんは、11月からてんかん発作を起こし始め、
お薬を飲んでいるのですね。

まず、てんかん発作と中性脂肪の関係につてご案内いたします。
高脂血症になると、中性脂肪・コレステロール・リン脂質・遊離脂肪酸などの
血液の中の脂質が多い状態となりますので、血液がドロドロになります。
水分は浸透圧の低い方から高い方へ移動するものなので、
血液がドロドロになった状態の血管内では浸透圧が上がり、体の中では浸透圧の
低い細胞から血管内へ水分の移動が起こります。
このような結果、水分を失うことで細胞に損傷が起こります。
この現象が脳細胞でも起こりますので、細胞の損傷によりてんかん様発作が
引き起こされるのです。

もし、はっしー様のマルチーズちゃんの発作が高脂血症により引き起こされて
いるとすれば、発作の治療と高脂血症の治療が必要となります。
はっしー様のマルチーズちゃんが前回なさった検査では食後一時間弱での検査
だったとのことですので、食事の影響を受けての生理的な上昇であったという
ことも十分考えられますし、別の原因で発作が起こっていることも考えられます。
したがいまして、12時間程度絶食した状態でお受けになられる再検査の結果を
みた上で、必要に応じて治療・経過観察していく必要性がございます。

また、与えている油の量もアマニ油・マグロ油を毎食1〜2滴ずつ加えていると
いうことですね。それぞれのワンちゃんの健康状態等によりますが、
通常、脂質の給与量は一日に与えるカロリーのトータルの10%程度で、
具体的にはティーカップスプーン1杯程度加える程度が目安ではないでしょうか。
はっしー様が与えていらっしゃる分量であれば、問題がない分量だと
いえるでしょう。食材にも脂質が含まれていることも加味して
お与えいただくとよろしいでしょう。
またアマニ油、マグロ油といったオメガ3系の不飽和脂肪酸は
たいへん酸化し易いので、保存はなるべく日光の当たらないようにしていただき、
空気が触れる時間が短い状態でお与えいただくとよろしいでしょう。
また、人間にとってもオメガ3系の不飽和脂肪酸の健康上のメリットが
マスコミでこのところ取り上げられていますが、
はっしー様もお使いいただくなどして、早めに使い切ることも重要です。

糖質と繊維質をあわせて炭水化物と呼び、エネルギーの重要な供給源です。
また、炭水化物はスムーズな排泄のためにも重要な食材です。
確かにイモ類は野菜の中では糖質が豊富ですので、過剰に与えないということは
大切な点です。
ただ、はっしー様もご高承のように、食事はバランスが大切で、
どのようにメリットのある食材であっても与えすぎないということは
大切なポイントでございます。
はっしー様におかれましても、検査結果と併せて一日トータルの分量や栄養の
バランス、食材の種類や量について、かかりつけ動物病院様にご相談いただきますと
ご安心でしょう。

はっしー様とマルチーズちゃんが笑顔で心穏やかな毎日を過ごされることを
心から応援いたしております。
今後とも何とぞよろしくお願いいたします。



じゃれ合いの甘噛み

投稿者:もてと

投稿日:2016/04/07(Thu) 09:57

No.4332

はじめての質問です!

一週間前に生後4ヶ月のチワワ×カニヘンダックスと3ヶ月のトイプードル×カニヘンダックスを飼い始めました。
本物の姉妹ではないですが、最初から同じゲージに入れています。(トイレは二箇所設置)
とても仲良くしていますが、じゃれあい方がとても激しいんです。
本当にに嫌な時はどちらかが本気怒りorキュイーンと痛がる声を上げて一時的に治ります。

気になるのは、じゃれ合い中にお互いを噛み合っている事です。
怒ったり痛がったりしているので、本気噛みはその時だけかと思うのですが、甘噛みのし合い?はこのままさせて大丈夫なのでしょうか…
だんだん力も強くなっていき、もしも相手の急所などを誤って噛んでしまったりしないかとても心配です。
けど楽しそうに遊んでいるので、止めに入るのも違うのかな、と思い不安ながらも様子を見学している状況です。
あと今は二匹に体格差はあまりありませんが、ダップーの方が少し大きくなりそうです。

このままでいいのか、アドバイスをお願いします。

Re: じゃれ合いの甘噛み

- 愛玩動物飼養管理士 三留

2016/04/08(Fri) 17:30

No.4333

もてと 様

一週間前に2頭のワンちゃんたちをお迎えになられ、もてと様におかれましては、
賑やかで笑い声の絶えない毎日をお過ごしではないでしょうか。
この度はご相談をいただきまして、ありがとうございます。
早速ご案内をさせていただきますが、実際のワンちゃんたちのご様子を
拝見いたしていませんので、一般的なご案内となりますことを
何とぞご了承ください。

ワンちゃん同士のじゃれあいは、時に、はらはらするほど激しく、
特に子犬ちゃん同士であればなおさらだと思います。
有り余っているエネルギーを発散するかのように、首のあたりをかみあい、
転げまわります。
また、初めて飼われる飼い主様は、ワンちゃんが頭をさげてお尻をあげ、
ぴょんぴょんとはねて遊びに誘う仕草にも、何が始まるのだろうと
びっくりとなさることもあるようです。

もてと様のワンちゃんたちは、じゃれあうとき以外、とても仲良くして
いらっしゃるとのことですので、ワンちゃん同士は遊びに夢中になっているだけ
ではないでしょうか。心配なさらずに、このまま様子をご覧いただければ
よろしいのではないかと思います。
ワンちゃんたちは遊びを通して、獲物の捕り方や、していいこと、
いけないことなど、たくさんのことを学ぶといわれています。
ワンちゃんの世界では、ワンちゃんたちが喧嘩しながらも、
力関係をお互いが計り、上下関係をつくることで、お互いの関係が安定すると
いわれていますが、喧嘩をすることもワンちゃんの世界では必要なことと
いえるのかもしれません。ワンちゃん同士のことは、基本的にワンちゃん同士に
任せておき、喧嘩にも介入しないほうがよろしいのではないでしょうか。

ワンちゃんの上下関係については、お家に迎えた日が前の子を優先することで、
飼い主様が意図的に定める、というようなやり方もございますが、
もてと様のワンちゃんたちは、ほとんど月齢は同じでお迎えの日も同じですので、
ワンちゃんたちが自分たちが決めていくかもしれませんね。
大切なことは、もてと様が2頭のワンちゃん達を守り、統率している姿を
明確に示していくことでしょう。
また、もてと様は、ワンちゃんたちの世界の理屈からみて、不公平な叱り方を
なさったり、片方の子に先に目を遣ったり、先に見る、というような
ワンちゃんたちからみて、嫉妬心をあおるようなところを
みせないことはたいへん重要です。
アピール上手の子の名前を先に呼んだり、お食事をあげたりしがちですが、
静かに落ち着けた子から先に、あるいは「おすわり」などの指示にしたがった子
から、お食事をあたえる、というように、どのようにしたら良いことがあるか、
褒めてもらえるかを飼い主様ご自身の行動を通して示していただくことが
大切でしょう。

このように、飼い主様には一貫性があり、いつも落ち着き、堂々として、
ワンちゃんたちが、「ボクたちは飼い主さんの言うことを聞いていれば安心だね」
というような状況を作ることがたいへん重要です。
また、お家のルールを定め、このルールに従うように、しっかりと指示を
することも同じように重要でしょう。
幾つか、今後気をつけていただきたい点を挙げさせていただきましたが、
基本的にはこのまま、ワンちゃんたちのじゃれあうご様子を、
群れを率いるリーダーというお気持ちで見守っていただければ
よろしいのではないかと思います。
その際、ワンちゃんたちの様子をはらはらと不安そうにご覧になるより、
落ち着いて、いけないことはしっかりと叱り、それ以外はあたふたしたところ
をみせず、デンと腹の据わったリーダー、という表情を
ワンちゃんたちに見せていただいたほうがよろしいかもしれません。

また、どうしても興奮しすぎてしまうと、じゃれあいを伴う喧嘩が激しく
なってしまうのであれば、ボルテージがあがりすぎる手前の段階で、
ワンちゃんたちのスイッチを入れ替えていただくとよろしいでしょう。
例えばもてと様が「あら、何かしら」などとおっしゃって違う部屋に
移動なさるとよろしいでしょう。
あるいは、大好きなオヤツを袋から出している音をさせるなども
よろしいでしょう。
また、お散歩ができる時期がきましたら、お散歩の時間をしっかりと取って、
エネルギーを十分に発散させてあげることも大切です。

これからワンちゃんたちが成長するに従い、自我が芽生え、縄張りを主張する
ようなこともあるかもしれませんが、どちらが上なのかが明確でない場合、
喧嘩を通してはっきりさせようとする時期が来るかもしれません。
そのような時には、「飼い主様の指示をきくと良いことがある」
「守ってくれる飼い主様に従わなきゃ」という状況を作っておくことは
たいへん重要です。

お散歩は「群れの移動」といわれることがありますが、お散歩時には、
もてと様が意識的に先を歩くようになさったり、もてと様が先に家から
出入りするというようになさることも、もてと様の立場の重みを伝え、
ワンちゃんたちに指示をしたときに耳を傾ける状態をつくるため、
効果があるかもしれません。
また、もてと様はケンカに負けた方のワンちゃんをかばわないように
したほうがよろしいでしょう。
負けた方は「下位のワンちゃん」ということになりますので、
群れの下位のワンちゃんをもてと様がかばって、勝った方を叱ったりすると、
上位のワンちゃんは納得できず、もてと様の目の届かないところや、
次の機会にもっと激しい喧嘩に結びついてしまうことがあるかも
しれないからです。

たいへんですが、あっという間に成犬になってしまいますので、
今の子犬ちゃんの愛らしい時期を大切に、どうぞ満喫なさってください。
なお、アニコムでは下記の受付時間で、お電話でのご契約者様への
健康相談、しつけ相談サービスを承っておりますので、またお気軽に
お声がけください。
お電話番号は、あんしんサービスセンター 
0800-888-8256です。
平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)
土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。

もてと様と子犬ちゃんたちの笑顔いっぱいの毎日を
いつも応援いたしております。
ワンちゃんたちのお健やかなご成長を心からお祈りいたしております。
今後ともアニコムをどうぞよろしくお願いいたします。



犬の咳について

投稿者:マンゴスチン

投稿日:2016/04/05(Tue) 10:58

No.4329

はじめまして、どうぞよろしくお願いいたします。
11歳のポメラニアンで、器官虚脱の持病があります。
昨年の秋頃から湿って最後に吐くような咳を夕方〜朝方にかけてするようになりました。弱った喉に菌が感染したのではということで病院で咳止めや抗生物質を処方してもらいその時は治まりましたが、薬を止めてしばらくすると水を飲んだ後、後足を舐める様な体を捻るようなポーズをとるときのみ湿って最後に吐くような咳をするようになりました。病院では心臓が肥大しているとのことでエースワーカーを処方してもらっていますが、散歩時にはよく走りますし、疲れて座ってしまうようなこともありません。咳も先ほどのような場合のみ出ることはありません。病院はどこへ行っても心臓のせいではと言われますが、何か他に原因があるのではと心配です。気温が高くなる前に適切な治療をしてあげられればと思うのですが、この症状の場合他に考えられる病気はありませんでしょうか。器官虚脱の器官を広げる薬もあまり常用すると効果がなくなると聞いたので、本人が夜ゼイゼイして眠れないときのみ使用してきました。暖かくなると散歩時ゲコゲコしますが、それ以外は温度管理に気を付ければそんなに不自由はしていません。うちの子はちょっとがたいのいいので、心臓も大き目ってことはないのでしょうか。腎臓への副作用も心配ですし、このままエースワーカーを飲ませていいのか迷っています。

Re: 犬の咳について

- 獣医師 山田

2016/04/06(Wed) 17:43

No.4331

マンゴスチン 様

桜の便りが次々に聞かれるこの頃ですが、
マンゴスチン様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。
この度はご相談をいただきまして、ありがとうございます。
さっそくお問い合わせについてご案内させて頂きますが、
実際のご様子を拝見していないため、一般的なご案内となりますこと
何とぞご了承ください。

まず、「咳」は気道の異物や滲出物を除去するための反射的な防衛機構です。
そして、ワンちゃんが咳の症状を示す病気は、大きく2つに分けられます。
1つは呼吸器疾患によるもの、もう1つは心臓疾患によるものです。
呼吸器の疾患には、喉頭炎、気管炎、気管支炎、肺炎など、
主に感染が原因となり発症する病気があります。
症状としては、咳だけでなく、鼻水や目やにを伴うこともあります。
パラインフルエンザウイルスなどによるケンネルコフは咳を主訴とする、
子犬に多い感染症の代表です。
また小型犬や短頭種に比較的多い気管虚脱は、遺伝的な素因や肥満などが原因で、
気管が押しつぶされたようになってしまい、空気の流れが悪いために興奮時に
咳をしたり、ひどい時には呼吸困難を起こします。
気管虚脱は年齢を重ねるにつれて悪化する傾向があり、
夏の暑い季節には特に注意が必要です。
それ以外にも、鼻腔・副鼻腔から咽頭・喉頭に腫瘤ができたり、
異物が混入することでも発咳が見られる場合があります。

心臓疾患でワンちゃんに多いものとして、僧帽弁閉鎖不全が挙げられます。
小-中型犬に特に多く、心臓の僧帽弁という弁がしっかりと閉まらなくなることで、
全身に血液を送り出す際に血液の逆流がおこり、様々な症状を示す病気です。
心臓の左心房が肥大することで、物理的に気管支が圧迫され、
咳が出るようになります。
また、症状が進行すると心臓の機能が低下し、血液の流れが滞りうっ血することで、
肺の中に水分がしみ出る「肺水腫」を引きおこし、呼吸困難に陥ることがございます。

マンゴスチン様の11歳のポメラニアンちゃんは、気管虚脱の持病がおありのなか、
昨年の秋頃から夕方〜朝方にかけて咳が出るようになり、
咳止めや抗生物質の治療で一旦は改善したけれども、薬を止めてしばらくすると、
また咳が出るようになってきたのですね。
かかりつけの先生は「心臓が肥大しており、その影響で咳が出ている」と
おっしゃっていらっしゃいますが、咳は、水を飲んだ後に
体をひねるようなポーズをとるときに限ってみられることや、
散歩時にはよく走り、疲れて座ってしまうような
こともないため、心疾患以外、他になにか咳の原因があるのではないかと
ご心配なさっているのですね。

確かに、心疾患と聞くと「疲れやすい、咳が出る、元気がない」などを
想像されることも多いかと思います。
しかし、心疾患でも初期には運動時でも臨床的に無徴候な時期がございます。
また、先にご案内したように、高齢になった小型のワンちゃんに多くみられる
「僧帽弁閉鎖不全」の場合、飼い主様が気付くような変化が見られなくても、
心臓の左心側が大きくなることで、物理的に気管を圧迫し、咳が生じる
ようになります。そのため、かかりつけの先生は咳の要因の一つとして
心疾患(心臓の肥大)をご説明されたのかと思います。
また、心臓の拡大がわずかであっても、気管支の軟骨が軟化しているような
場合には、その影響を強く受け、咳が続く事もございます。
なお、心臓の大きさを評価する際には、レントゲン検査やエコー検査にて測定
しますので、検査の結果先生に「心臓が大きい」と言われたのであれば、
骨格の問題ではなく、実際に心臓が大きくなっていると考えてよろしいと思います。

心臓が発咳の原因と考えられる場合には、心臓のお薬を用いて治療する
ことになります。
現在処方されているエースワーカーは血管拡張、心肥大抑制作用により、
総合的に慢性心不全による各種症状の悪化を抑えるお薬で、
初期の心不全のお薬として広く利用されております。
また、副作用は比較的少なく、安全に利用できるお薬といわれております。

マンゴスチン様はエースワーカーの腎臓への副作用がご心配かと思いますが、
先生のご指示のもとご利用いただければ、問題はないと思います。
なお、僧房弁閉鎖不全で心臓の拡大が見られる場合には、臨床的に
運動不耐などの症状が無くても、お薬を開始すべきだと言われております。

お薬は心臓の疾患を治すものではありませんが、心臓病の進行を遅らせ、
心臓の負担を軽減するものでございます。
そのため、お薬を使用していても、症状が進行していく可能性はございます。
しかし、すでに少し心臓が大きくなっているのであれば、
心臓の負担を少しでも軽減するために、お薬は続けていただいた方が
良いのではないかと思います。
また、腎臓への副作用については、定期的に血液検査などをお受けいただく事で、
腎臓への負担がかかっていないかどうかをお調べすることも可能で
ございますので、かかりつけの先生にも、一度ご相談なさってみては
いかがでしょうか。

なお、心臓の拡大がないにもかかわらず、頑固な咳が続くような場合には
呼吸器の疾患を疑う必要がございます。
その場合にはレントゲン検査を行い、それでも決定的な原因がわからない場合には
CT検査や気管支鏡検査などを行う事もございます。

咳の原因については、実際のポメラニアンちゃんの咳のご様子や
心臓の状態などを総合して判断する必要がございます。
そのため、現状では具体的な疾患をご案内できず、大変心苦しいですが、
まずは心臓の治療を行い、心臓の大きさの改善が見られるのかどうかと、
改善が見られても咳が続いている場合には、
もう一度かかりつけの先生に咳の原因についてご相談いただけたらと思います。

なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での
健康相談、しつけ相談サービスを承っておりますので、ぜひご利用ください。

お電話番号は、あんしんサービスセンター 0800-888-8256 です。
平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)
土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。

マンゴスチン様とポメラニアンちゃんが、心地よい春の季節を満喫されますよう
応援いたしております。

今後ともアニコムを宜しくお願い申し上げます。