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肝臓とレントゲンについて

投稿者:いっくま

投稿日:2015/08/07(Fri) 21:13

No.4091

ゴールデンレトリバー12歳♀です。
膀胱炎と、急にお腹が出てきたことで通院。
レントゲンにて、肝臓がだいぶ腫れていること、お腹の写真がやけに白っぽくモヤモヤしている点を指摘されました。
腹水が溜まってることで白く写っているのかもしれないとのことで、お腹に注射針を刺す検査をするも、何も吸い取れないことから、腹水ではないとの診断、原因は分からず終いでした。
とりあえず全て様子見でオッケーとなったのですが、今後の生活で何か注意することはありますか?
また、肝臓の腫れ(肝臓の数値は一年以上前から高めの項目がいくつかあります)と、お腹のレントゲン写真が白くモヤモヤと写る原因は何が考えられるのでしょうか?
ご回答、宜しくお願いします。

Re: 肝臓とレントゲンについて

- 獣医師 山田

2015/08/11(Tue) 15:45

No.4096

いっくま 様

今年は格別に暑さが厳しいようですが、いっくま様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。
この度はご相談を頂きまして、誠にありがとうございます。
12歳のゴールデンレトリバーちゃんが膀胱炎と、急にお腹が出てきたためにご通院されたのですね。
いっくま様のご不安なお気持ちはいかばかりかとお察しいたします。
早速、お問合せにつきましてご案内させて頂きますが、実際のご様子を拝見しておりませんので、
一般的なご案内となりますことを何卒ご了承ください。

まず、お腹の腫れについてご案内いたします。
お腹の腫れは腹腔内の臓器が腫れる事や腫瘍、体液の貯留、腹部の筋肉の
緊張性が低下することなどによっておこります。
何が原因でお腹が出ているかについては、体を触っての検査(触診)だけ
ではわからないこともあり、レントゲン検査や超音波検査、血液検査などを
実施して判断します。
いっくま様のゴールデンレトリバーちゃんもおそらく、お腹の腫れがあった
ので、レントゲン検査を実施されたのだと思います。

次に、レントゲン検査についてご案内いたします。
レントゲン検査とは「エックス線」を利用した検査です。放射線の一つである
エックス線を体に照射し、通過したエックス線量の差を検出器で可視化すること
により、体の内部を画像化します。
エックス線の波長は、きわめて短いので物質を透過する性質がありますが、
エックス線が透過する程度は組織により異なるため、身体の部位により
透過するエックス線量が変わります。これをフィルム上に反映して
身体の内部を写し出すのが、レントゲン検査です。

骨や歯はエックス線をよく吸収するので、写真上では他の体の部位と比べて
最も白く見えます。反対に、空気のたくさんあるところでは、
エックス線はほとんど素通りしてしまいますので、肺の中や消化管の中のガス
などは黒く見えます。また、液体や体の臓器などの軟部組織は、
レントゲン上では薄灰色の陰影として映ります。
しかし、腹腔内に液体が溜まった状態(腹水など)だと、液体の影響で、
周囲の臓器の陰影がきれいに描出できなくなってしまい、
腹腔が全体的に白くもやっとした画像になります。
また、液体の貯留以外にも、「腹膜炎」「癌の播種性(はしゅせい)(※1)転移」
「削痩(さくそう)(※2)による脂肪の消失」などによっても、画像のコントラストが
低下します。
※1播種性とは、悪性腫瘍細胞が、あたかも種をまいたかのようにまき散らされ、
付着した部位で増殖する転移の仕方をいいます。腹膜に見られることが多く、
ワンちゃんでは卵巣癌、ネコちゃんでは腸に発生した腫瘍などが播種しやすい
ことが知られています。
※2体重が著しく減少して、異常に痩せてしまった状態を削痩(さくそう)といいます。

しかし、「何が原因でそのような白くモヤモヤしたレントゲンになっているのか」
についての鑑別は、レントゲン検査単独では判断する事が困難です。
そのため、原因を追究するためには、超音波検査や、
いっくま様のゴールデンレトリバーちゃんが実施いただいた「腹腔穿刺」という、
お腹に針を刺す検査や、血液検査なども実施して、
総合的に判断していく必要があります。

いっくま様のゴールデンレトリバーちゃんは、お腹に針を刺しても何も吸い取れず、
レントゲン画像で見えた白くモヤモヤしているものが何だったのかの特定には
至らなかったのですね。ただ、かかりつけの先生のご指示が
「様子を見ていく」ということですので、総合的に見て、腹膜炎や癌の播種性転移
などの可能性は低いと判断されたのではないかと思います。

さて、いっくま様のゴールデンレトリバーちゃんはレントゲン検査で肝臓が
腫れていることが分かったのですね。
肝臓が腫れる(肝腫大)原因は肝臓自体や肝臓周囲にある胆嚢・胆管系の疾患に
起因する場合と、それ以外の原因で腫大する場合とがあります。肝臓や胆嚢・
胆管以外で肝臓が腫大するものとして、@右心不全に伴う肝臓の腫大、
A副腎皮質機能亢進症、B糖尿病、C細菌、真菌、ウイルスなどの感染による
全身疾患、D副腎皮質ホルモン、抗てんかん薬やその他の薬剤の利用などが
あげられます。
そのため、肝腫大の原因特定には、やはりレントゲン検査だけではなく、
血液検査やエコー検査と臨床症状などを合わせて総合的に判断していく必要
がございます。

今回の検査では「経過観察」となっていらっしゃいますので、今後も定期的に
血液検査や腹部のレントゲン検査を実施していただくとよろしいでしょう。
また、今後の経過によっては早い時期に一度超音波検査をお受けいただいた方が
ご安心かと思います。
超音波検査のメリットは、「麻酔を利用しなくても検査が可能なこと」、そして心臓の
弁や腹腔内の臓器などの状態を「リアルタイムにチェックできること」です。
また、超音波検査は肝臓、腎臓などの臓器や筋肉、脂肪組織などの描出にとても
優れていますので、レントゲン検査ではわからなかった病変を確認できるかも
しれません。一度、かかりつけの先生にもご相談を頂けたら幸いでございます。

ご家庭では引き続きゴールデンレトリバーちゃんのご様子をよく観察していただき、
食欲低下や嘔吐・下痢、発熱や多飲多尿などの有無、お腹がさらに腫れてきて
いないかなどをチェックしていただけたらと思います。
いつもと違う様子が見受けられたら、すぐにかかりつけの動物病院に受診し
診察をしていただけたらと思います。

なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、
しつけ相談のサービスを承っております。気がかりなことがおありの際には、
ぜひご利用くださいませ。

お電話番号は、あんしんサービスセンター 0800-888-8256 です。
平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)
土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。

今後ともアニコムを宜しくお願い申し上げます。



嘔吐が続いています

投稿者:ココアママ

投稿日:2015/08/09(Sun) 20:33

No.4093

トイプードル もうすぐ2歳の男の子です。
2ヶ月位前から1週間に3〜4日程度、黄色っぽい胆汁の嘔吐が続いています。何度か通院し、吐き止めの注射や胃薬を処方してもらいましたが、薬がある間は大丈夫ですが、なくなると吐くの繰返しです。血液検査、エコーは問題ありませんでした。
元々食欲にムラがあるのですが、食事量が少ない時は吐きやすいと思われます。朝方や夕方に吐くことが多いので。
でもしっかり食べた時でも吐くことがあります。対処方法として食事回数を増やすこともありますが、あまり効果がありません。
夏バテなのかもしれませんが、吐く回数が多いので、早く治してあげたいのですが、何か病気の可能性はありますか?
未消化の物を吐くことはありません。体重もへっていません。
食事はドライフードにささみを混ぜていますが、食べない時はウェットフードをトッピングしたりしています。
先生の勧めもあり、低脂肪食にしようとしましたが全く食べませんでした。
精密検査を受けた方がいいのでしょうか?それとも食事を見直したほうがいいのでしょうか?食事を見直すとしたら、どうすればいいでしょうか?アドバイスをお願いいたします。

Re: 嘔吐が続いています

- 獣医師 霍田

2015/08/11(Tue) 12:02

No.4095

ココアママ 様

この度はご相談を頂きまして、誠にありがとうございます。
もうすぐ2歳のトイプードルちゃんが、2ヶ月ほど前から週に3〜4日程度、
黄色い液体を嘔吐するとのことでございますね。
お問合せにつきましてご案内させて頂きますが、実際にご様子を拝見して
おりませんので、一般的なご案内となりますことを何卒ご了承ください。

嘔吐が続いたため、何度かご通院され、お薬の使用中は問題ないけれども、
お薬がなくなるとまた嘔吐がみられるのですね。
血液検査やエコー検査での異常はないとのことでございますね。

ワンちゃんの嘔吐の原因として比較的多いものに、空腹時の胃酸過多による
嘔吐があります。
このタイプの嘔吐には、「朝食前や夕食前などの空腹時に見られる」、「食欲は
普通にある」、「吐いた後も元気である」というような特徴がございます。
この場合、吐いたものが黄色い泡のような液体であることが多く、
胃液に胆汁が混じったものと思われます。
ココアママ様のトイプードルちゃんも、朝方や夕方に黄色っぽい液体を嘔吐して
いるとのことですので、食欲などの体調に変わりがないご様子であれば、
このような原因も考えられるかと思います。
その場合の対策としては、空腹時間をなるべく短くするということが一番に
あげられます。
例えば夕ごはんの時間をいつもよりも遅くしたり、お休み前にほんの少量、
フードを与えてみる等をなさるとよろしいかと思います。
実際に行っていただいたことがおありとのことですが、胃の負担を減らすため
には、1日の食事量は変えず、1回の給与量を減らし、少量を小分けにして
あげることが望ましいとされます。しかし、食事回数を増やしても、
あまり効果がみられないとのことでございますね。

空腹時間が長いことにより胃酸過多となり、嘔吐をする場合には病気とは
言えませんが、嘔吐する際には強酸である胃酸を含む嘔吐物が食道を
通過しますので、食道の粘膜が傷ついて食道炎を起こすこともあります。
はじめは胃酸過多による嘔吐でも、繰り返すことで食道炎や胃炎などの
消化器疾患を引き起こし、今度はそれが原因で嘔吐することもあります。
場合によっては、お食事のタイミングや量の調節と並行して、胃酸の分泌を
抑えたり、消化器の働きを助けるようなお薬の使用や、食道炎や胃炎の
治療が必要なこともございます。

ワンちゃんが吐く原因は様々であり、他にもアレルギー、異物、不適切なフード、
食道や胃腸の閉塞・圧迫・炎症、細菌・ウイルス・寄生虫などの感染、
腫瘍、ストレスなどが考えられます。
暑い日が続いておりますので、気温や湿度などのストレスを受け、
おっしゃるような夏バテのような状態にあり、胃腸の機能が低下している
可能性も考えられます。


また、お食事との相性が原因で嘔吐が見られることも考えられます。
元気や食欲、体重に変化がなく、その他の症状がみられないのであれば、
詳しい検査の前に、まずは食事の変更をご検討いただいてもよろしい
かもしれません。

嘔吐が何度もみられるのであれば、吐き止めの薬や胃腸の薬を使用しながら
食事変更をすると、トイプードルちゃんの負担が少ないと思います。
嘔吐が続いている場合、おなかに優しい消化のよい食事が望ましいため、
できれば動物病院でお取り扱いのある療法食に変更することがよろしいでしょう。
かかりつけの先生がおすすめ下さった低脂肪食を試みたものの、全く食べて
くれなかったのですね。
かかりつけの先生は、実際にトイプードルちゃんの診察をされて、一番適したも
のが低脂肪食であるとご判断されたのだと思われますが、低脂肪食以外にも
消化に良い療法食はありますし、フードの種類やメーカーなどによって
嗜好性も異なります。
したがいまして、お勧めいただいた低脂肪食以外にトイプードルちゃんに適した
療法食があるか、かかりつけの先生にお尋ねいただき、もしあればサンプルを
お試しいただいてはいかがでしょうか。
また、いずれの療法食も食べてくれない場合には、現在お使いのフードとは
異なる、市販の総合栄養食を一度お試しいただき、症状に変化があるか
みていただいてもよろしいかと思います。
なお、お食事を変更なさる際には、1週間ほどお時間をかけて、少しずつ
新しいものに切り替えると、おなかへの負担が少ないといわれています。
療法食をお使いの際は、できればおやつやその他の食事を混ぜない方が
効果的ですが、ドライフードをあまり食べない場合には、ぬるま湯でふやかしたり、
ウェットフードを少し温めて混ぜ合わせると、匂いが立って食欲が増す場合も
ございます。

また、頻回に嘔吐する、食欲や元気がない、下痢をするなどの症状が見られる
ようでしたら、他の消化器疾患の初期症状である場合もございますので、
その際には再度かかりつけの先生とご相談いただき、より詳しい検査をご検討
いただいた方が安心です。

なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、
しつけ相談サービスを承っておりますので、ぜひご利用ください。
お電話番号は、あんしんサービスセンター 
0800-888-8256です。
平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)
土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。
今後とも、アニコムをよろしくお願い申し上げます。



無題

投稿者:愛玩動物飼養管理士 三留

投稿日:2015/08/10(Mon) 14:31

No.4094

むぎ 様

NO. 4092のご投稿につきましては、お電話での獣医師のご対応でご案内させていただきましたので
削除をさせていただきました。
むぎ 様とワンちゃんのお健やかで笑顔にあふれた毎日を心より応援いたしております。
ご心配なことがおありの際にはお気軽にご相談ください。
今後とも、アニコム損保を何とぞよろしくお願い申し上げます。

無題

投稿者:りりまる

投稿日:2015/08/05(Wed) 12:41

No.4087

ペルシャのオス11ヶ月とメス1歳
二人とも避妊、去勢ずみです。一緒二飼い始めて8ヶ月になるのですが、突然、メスの方がオスにかかって行くようになり、オス猫は、怖がって逃げ回っているのですが、それでもメス猫は追いかけて喧嘩するようになってしまいました
原因がわからず、ただ、玄関の網戸をするようになり、野良猫が来るのがわかるようになっているので、そのせいなのかとも感じたのですが、ちょっと顔見るとうなって、すきがあれば襲いかかって行ってしまいます。
仲が良かったのに何故?と悩んでいます。メス猫は喧嘩で爪を折ってしまい、また、どらかが怪我をするのでわと心配しています
こういう場合、どう対応すればいいのでしょうか?
また仲良く遊ぶようになるのでしょか?
心配でしかたありません、どうか教えて下さい

Re: 無題

- 愛玩動物飼養管理士 三留

2015/08/07(Fri) 12:47

No.4090

りりまる 様

盛夏の候、りりまる様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。
この度はご相談をいただきましてありがとうございます。
りりまる様のペルシャネコちゃんたちのご様子に突然変化がみられてお困り
とのことでございますね。
早速ご案内をさせていただきたく存じますが、お子様の詳しいご様子が分かり
かねますため、一般的なご案内になりますことを何卒ご了承下さいませ。

突然ネコちゃんが特定のネコちゃんや特定のご家族様に攻撃的になるなど変化を
見せることは比較的よくみられます。
このような場合に、次のような原因が考えられます。

1. 環境の変化
ネコちゃんは縄張りへの意識が大変強いこともあり、環境の変化があると行動に
大きく変化がみられることがあります。
2. 転嫁性の攻撃行動
本当はネコちゃんが攻撃を仕掛けたい対象がいるのだけど、実現が不可能な場合、
代わりに近くにいる同居ネコちゃんや飼い主様を攻撃することもみられます。
3.恐怖心
多くの場合、ネコちゃんが見せる威嚇は、恐怖が出発点になっていることも
多いようです。近所で「道路工事が始まって恐い」などネコちゃんが「恐い」
「嫌だ」と感じるようなことがあり、様子に変化がみられることがあります。
4.しつこくされることへの抵抗
「そろそろもう放してほしいの、しつこくされるのは嫌!」という意思表示である
場合もあります。
5.性ホルモンの変化など
避妊・去勢をしていないネコちゃんですと、自身のホルモンの変化や
周囲のネコちゃんの発情によって行動の変化が認められる場合があります。
また、まれではありますが、避妊、去勢をしていても発情のような行動が引き続き起こる
ケースがあります。
縄張りを主張する本能が強い場合には、子ネコちゃんから大人のネコちゃんに成長する
過程で攻撃的になる行動がみられることがあり、特に多頭飼育で多く認められます。
6. 体の不調がある
体に「痛い」「不快」など不調がある可能性もございます。

さて、りりまる様のお宅では、玄関に網戸をなさったので野良ネコちゃんの往来が
分かるようになったというお心あたりがおありなのでございますね。
このように、自分の縄張りを侵す存在を追い払いたい、あるいは恐くて仕方がないなどで、
そのネコちゃんに向かっていきたいけど、それができないので、身近にいる同居の
ネコちゃんに向かう、八つ当たりのような行動は比較的よくみられます。
また、最初は外のネコちゃんが発端であっても、そのうち、女の子のペルシャちゃんに
とって男の子のペルシャちゃんが襲う対象になってしまうことも考えられるでしょう。
エネルギーの発散ということもあるかもしれませんし、本能的な狩猟本能がかきたて
られているのかもしれませんし、反射的に遊びの一環として体が動くということも
あるかもしれません。

このような場合、まずは野良ネコちゃんの往来を家の中からみられなくすることにより、
ペルシャちゃんたちが縄張りへの不安などを感じなくてもすむ環境にしていただくことが
大切でしょう。
暑い時期ですから網戸を取り外すのは難しいかもしれませんので、
玄関にペルシャちゃんたちが行かれないようにしたり、いつも過ごす場所から外の様子が
気にならないように目隠しをしていただくのも一つの方法でしょう。
また、このほかにも、お家の中の模様替えをなさったり、お気に入りの場所が
なくなったり、狭くなったなどの環境の変化がありましたら、できるだけ以前の状態に
戻していただくようになさるのが望ましいでしょう。
また、多頭飼育のネコちゃん達がストレスなく安心して使用するために必要なトイレは
「頭数プラス1個」と言われています。もし不足しているようであれば、
ネコちゃんのイライラの原因を減らすためにもご検討いただくと良いかもしれません。

女の子のペルシャちゃんにとって、男の子のペルシャちゃんが襲う対象になり、
男の子にとって女の子が恐怖の対象となってしまっていて、網戸から外の様子を
みられないようになさってもその状態が変わらないようでしたら、一時的に
2頭のペルシャちゃんたちが過ごすスペースを別々になさるのも一つの方法でしょう。
例えば、ケージをご利用なさったり、別の部屋で過ごすようになさっては
いかがでしょうか。
相手の存在を感じるのは、食事など、女の子のペルシャちゃんにとってお気に入りの
時間だけにします。 反応が強い間は、女の子のペルシャちゃんの食器の下に男の子の
匂いのついた布を忍ばせるなどなさって、男の子の匂いを女の子の好みのことや物と
結び付けるようにします。
次はドアストッパーなどを利用なさって、存在だけを感じるけど、行き来することは
できない状態を作っていただくなど、状況にあわせて工夫なさってはいかがでしょうか。
女の子のペルシャちゃんにとって、今は男の子のペルシャちゃんが外を往来する
ネコちゃんの存在と結びついているのかもしれませんが、女の子のペルシャちゃんに
とって、男の子のペルシャちゃんの存在を、お食事など好きなものと結びつけながら、
イメージを変えていきます。
環境の中に、どちらのペルシャちゃんにとっても、さっと自分の身を隠せる逃げ場所を
用意してあげることも大切なポイントです。
また、ネコちゃんはもともと狩りをしてきた動物ですので、日ごろから、何かを追わせる
ような遊びをすることで、獲物を追いかける気分になれる遊びを十分させて
あげることも大切でしょう。

女の子のペルシャちゃんが男の子を襲ったときには、ご家族様はびっくりなさって
大きな声で仲裁に入るなどしてしまうかとは存じますが、大きな音や動きにより
その場が恐怖に満ちたものになり、余計に女の子のペルシャちゃんを興奮させてしまう
可能性も考えられます。
なるべく、そのような状況を作らないようになさり、また女の子が男の子の存在を
察知して襲ってしまう状況に何か気配があるようでしたら、襲う前にオモチャなどを
投げて女の子の意識を他のことにそらしてしまうとよろしいでしょう。
また、万が一に備えて、普段よりペルシャネコちゃん達の爪をこまめにチェック
していただき、爪が折れたり、爪で相手をケガさせてしまうようなことを
なるべく未然に防ぐようにしましょう。
大切なことは急がず、焦らず、時間をかけてネコちゃんたちの縄張りが今までと
変わらず安全で安心できることを感じさせてあげることでございます。
また、女の子のペルシャちゃんの体に何らかの不調がある可能性も皆無では
ございませんので、ご安心のためにも一度かかりつけの獣医さんに
ご相談をいただくことをお勧めいたします。
また、ネコちゃんのストレス緩和のため、マタタビなどやフェロモンを調合した
製品なども市販されております。原因によりましては、このような製品の使用などに
ついても先生にご相談をなさってはいかがでしょうか。

特に体調にも問題なく、環境の見直しもしていただきましたら、なるべくお怪我がない
ようにはご注意していただきながらも、ペルシャネコちゃん達の新たな関係作りを
温かく見守ることが大切なのかもしれません。
以前の子猫ちゃんの時代のような関係とは少し異なってくるかもしれませんが、
気持ちが落ち着いた状態で過ごせる距離がお互いわかってくると、
トラブルを起こさないようになってくるのではないかと思います。

体調管理の難しい季節でございます。りりまる 様におかれましてはくれぐれもお体
ご自愛ください。りりまる様とネコちゃんたちがお健やかで楽しい毎日をお過ごしに
なられますよう、心から応援いたしております。

アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、
しつけ相談のサービスを承っておりますので、お気軽にご利用ください。
お電話番号は、あんしんサービスセンター 
0800-888-8256です。
平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)
土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。
今後ともアニコムをよろしくお願い申し上げます。



蛋白漏出性腸症につきまして

投稿者:ハイジのママ

投稿日:2015/07/26(Sun) 13:52

No.4070

初めまして。相談よろしくお願いします。4月にフィラリア予防薬処方の為血液検査をしたところ、全て正常値で異常なしでした。
(アルブミン3.44 コレステロール127)
その時に少し体重の増えすぎを指摘され、6月頃からダイエット食に変更したところ、便の回数が増え、粘性の弁が出るようになりまた血尿もあったので獣医を受診したところ、エコーより膀胱炎の診断が下り、抗生剤を一週間服用し、フードも元のフードに戻したところ、軟便は治まりましたが、時々便の後に少量の軟便がありました。
膀胱炎の経過観察で一週間後受診したらエコーにほんのわずかであるが、腹水がみられるので、血液検査をしました。
そしたら、アルブミンが1・96,コレステロールが77まで下がり、蛋白漏出性腸症だろうと診断が下り、本来なら内視鏡検査で確定診断が望ましいが、今のとろこ軽症なので低脂肪フード(ロイヤルカナン消化器サポート)と抗生剤(タイロシン)で様子を見ようと言う事でした。
現時点でとても元気で食欲は旺盛です。体重も減ってません。
ダイエットフードは国産のものできちんとしたメーカーの物ですが原因はフードなのでしょうか?またたった2カ月でこんなに症状が進む病気なのでしょうか?血液検査では、腎臓、肝臓の値は正常でした。
蛋白漏出性腸症以外に考えられる疾患はありますでしょうか?
下痢や嘔吐は今の所全く無胃のですが色々この病気で検索すると急変するという話ですので心配です。主治医はこの段階はかなり初期でこの状態で見つかって良かったですね〜と言われましたが初期で見つかったらコントロールしやすいのでしょうか?
出来ればステロイドは使いたくないです。調べてみると、重度で見つかっても軽度で見つかっても予後があまり変わらない様な事も書いてあります。低アルブミン、低コレステロールが一時的という事は無いのでしょうか?先の事を考えたら不安で、またダイエットさせる為にフードを変えた事をすごく後悔しています。今後の治療や現状から推測される状況をご教授ください

Re: 蛋白漏出性腸症につきまして

- 獣医師 岸田

2015/07/28(Tue) 18:15

No.4074

ハイジのママ 様

この度はご相談をいただきまして誠にありがとうございます。
ワンちゃんが蛋白漏出性腸症の疑いと診断されたのでございますね。
4月の血液検査では全く問題がなかったとのことで、急な病状の変化に
とてもご心配されていることと思います。
お問合せにつきましてご案内させて頂きますが、
実際のご様子を拝見しておりませんので、一般的なご案内となりますことを何卒ご了承ください。

蛋白漏出性腸症は、腸管から多量の蛋白質が漏れ出てしまうことによって、
血液中の蛋白質が少なくなる低蛋白血症を起こす病気です。
症状として慢性的な下痢が見られることが多いですが、見られないこともあります。
その他、栄養が十分吸収されないため、体重減少や元気消失、嘔吐、脱水がみられたり、
低蛋白血症のために血液中に水分を保持する力が低下し、
浮腫や腹水の症状が起こることがあります。

ハイジのママ様のワンちゃんは、エコー検査で少量の腹水が見つかり、
血液検査でアルブミンとコレステロールの値の低下が認められたとのことでございますね。

アルブミンは血清中に含まれるタンパク質の一つで、肝臓で食事中のアミノ酸から合成されます。
慢性の肝疾患、食事の摂取量不足、消化・吸収不良があると、アルブミンの産生が低下するため
値が低くなります。
また、出血、蛋白漏出性腸症、腎疾患などでもアルブミンの喪失が起こるため値が低くなります。
血液検査でアルブミンの低値が認められる場合、原因としてこのようにいろいろな疾患が
考えられますので、臨床症状や血液検査、エコー検査など様々な検査の結果から、
可能性のある疾患を一つ一つ除外していって、診断を行うことになります。
ハイジのママ様のワンちゃんの場合も、臨床症状(軟便や粘膜便が続いていたことや
他の疾患を疑うような目立った症状が認められないことなど)や
その他の検査の結果から、蛋白漏出性腸症の疑いが強いという診断に至ったのかと思います。

ワンちゃんの蛋白漏出性腸症は
腸のリンパ腫や腸リンパ管拡張症、リンパ球性―形質細胞性腸炎などの慢性の炎症性腸疾患
が原因となっていることが多く見られます。
これらの疾患により、腸粘膜から蛋白が喪失してしまうために低蛋白血症が起こります。
その他、消化管内の寄生虫,腸重積,消化管潰瘍などが原因となっている場合もあります。

蛋白漏出性腸症を診断するためには、
血液検査に加えて、糞便検査、超音波検査、内視鏡検査などを行いますが、
多くの場合、確定診断には腸の生検(腸の組織を一部とって病理検査を行うこと)が必要になります。

ワンちゃんの蛋白漏出性腸症の原因として多くみられる
腸のリンパ腫、腸リンパ管拡張症、炎症性腸疾患は、
いずれもステロイドや免疫抑制剤によって症状を抑えますが、
原因を取り除く治療法は疾患によって若干変わってきます。
腸のリンパ腫の場合には、抗癌治療が奏功することが多く、
腸リンパ管拡張症の場合には、腸のリンパ管からの蛋白漏出を防ぐために脂質の制限が
必要です。また、炎症性腸疾患では食事のアレルギーが関与していることが多く、
アレルゲンを除去した食事療法を行うことで症状が緩和することが多く見られます。
適切な治療を行うためには、これらのうちのいずれの疾患が原因となっているかをはっきり
させることが必要ですが、そのためには、主治医の先生からご説明があったように、
内視鏡、あるいは開腹手術で腸の生検を行う必要があります。

ハイジのママ様のワンちゃんは、2カ月前にフードを変更した頃から軟便などの症状が認められる
ようになったため、フードの変更が原因である可能性をご心配されていらっしゃるのですね。
炎症性腸疾患が原因の蛋白漏出性腸症の場合、食物アレルギーが関与している可能性があります
ので、変更したフードの中のなんらかの成分に対してアレルギー反応を起こして
発症のきっかけとなった可能性は否定できないかもしれません。
しかしながら、食物アレルギーだけが原因であれば、食事を元にもどすことで、症状が完全に治まるかと
存じます。
炎症性腸疾患の原因については未だ不明な点も多く、未然に発症を防ぐというのは難しかったと
言えると思います。
ただ、変更したフードの中に今まで食べていたフードとは違った食材が含まれているようでしたら、
その食材に対してアレルギー反応を起こした可能性は否定できないかと思いますので、
現在使用されている療法食に同じような食材が使われているようであれば、
念のため注意していただいた方がよいかもしれません。

また、たった2カ月で症状が進んでしまったことをご心配されていらっしゃるのですね。
蛋白漏出性腸症の原因は上記のようにいろいろあり、その経過もワンちゃんによって
さまざまです。
激しい下痢を伴うようなケースもあり、そのような場合、もっと短期間に食欲不振や吸収不良
によって痩せてしまったり衰弱してしまったりする場合もあります。
ハイジのママ様のワンちゃんの場合、今のところとても元気で食欲も旺盛で体重も減っていない
ということですので、主治医の先生がおっしゃるように、今の時点で見つかってよかったと思います。
確かに、軽度な初期の時点で見つかったからと言って必ずしもコントロールしやすいとは
言い切れない部分もあるのですが、経過が長く、削痩してしまっていたり、衰弱して体力や免疫力が
落ちてしまっていると、麻酔をかけての検査や薬を使った治療を行うリスクが高くなって、
思うように治療が奏功しない可能性もあります。
体力のあるうちに必要な検査を受け、正確な診断がついた上で適切な治療を初期に始めることは、
その後の経過にとってとても重要になります。

ハイジのママ様のワンちゃんは現在のところ、ステロイドなどの薬は使わず、
低脂肪フード(ロイヤルカナン消化器サポート)と抗生剤(タイロシン)で様子を見ていらっしゃる
とのことですね。もしこれで軟便が改善し、血液検査の値も正常に戻るようであれば、
何らかの原因による一時的な消化不良であった可能性もあるかもしれません。
ただ、なかなか改善が見られないようであれば、念のため今後症状が進んでくる可能性も考えて、
体力が十分あるうちに、原因を特定するための必要な検査(内視鏡検査や腸生検など)を
お受けになっておくとよろしいのではないかと思います。
経過を見ながら、今後の治療については主治医の先生とよくご相談いただければと存じます。

暑い日が続きますが、どうぞお体大切にお過ごし下さい。
ワンちゃんもどうぞお大事になさって下さい。

なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、
しつけ相談のサービスを承っております。気がかりなことがおありの際には、
ぜひご利用くださいませ。
お電話番号は、あんしんサービスセンター 
0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。
平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)
土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。

今後ともアニコムをよろしくお願い申し上げます。



Re: 蛋白漏出性腸症につきまして

- ハイジのママ

2015/07/29(Wed) 22:15

No.4078

岸田先生
お忙しい所大変わかりやすく詳しく教えていただきありがとうございました。今の所一度粘膜便は出ましたが下痢自体は落ち着いており食欲元気あります。しかし、最近頻繁に草を食べたりと気になる症状もあるので一度内視鏡検査を受けてみようと思ってます。大事な家族なので出来るだけのことはしていきたいです。また何かありましたら、相談させてください。ありがとうございました



Re: 蛋白漏出性腸症につきまして

- 獣医師 岸田

2015/07/30(Thu) 15:22

No.4080

ハイジのママ 様

この度はご丁寧にご返信をいただきまして、また、その後のワンちゃんのご様子をお教えいただき、
誠にありがとうございます。
ワンちゃんのご様子は食欲も元気もおありで、お腹の具合も落ち着いていらっしゃるとのこと、
何よりでございます。
ハイジのママ様の温かな愛情に包まれてワンちゃんは本当に幸せでございますね。


さて、ワンちゃんは、遊びの一つとして、また吐きたいときなどに草を食べたがることがよくありますが、
ハイジのママ様のワンちゃんもこのところ、頻繁に草を食べたがるのでございますね。
そのようなご様子など、気になる点もおありなので、内視鏡検査をなさるご予定とのこと、
先日のご案内でもお伝えいたしましたが、蛋白漏出性腸症の原因は様々ですので、
内視鏡検査を通してワンちゃんの状態を適切に把握なさることは大切なことと存じます。

また、ワンちゃんにとってアレルゲンとなる食べ物を把握するアレルギー検査などを通して、
アレルゲンとなる食べ物をワンちゃんのお口にいれないようになさることも、
今後のお腹の状態を管理なさるために、ご検討なさってもよろしいかもしれません。
なお、リンパ管拡張症による蛋白漏出性疾患の場合のお食事は、低脂肪のお食事が推奨されております。

また、乳酸菌やビフィズス菌などの生菌を摂取することにより、腸内細菌叢の改善を図る事を目的として、
プロバイオティクスを積極的に取り入れる病院さんも多いようでございます。
人間の炎症性の腸疾患では一定の抗炎症効果がみられたとの報告もされているようでございます。
この点につきましても動物病院さんにご相談なさってもよろしいかもしれません。

ワンちゃんのお腹の状態が良くなり、元気いっぱい笑顔の毎日をお過ごしになられますよう
心から応援いたしております。
厳しい暑さが続き、体調管理の難しい時期でございますが、
ハイジのママ様におかれましては、くれぐれもお体ご自愛くださいませ。
今後ともアニコムをどうぞよろしくお願い申し上げます。



Re: 蛋白漏出性腸症につきまして

- ハイジのママ

2015/08/05(Wed) 19:26

No.4088

岸田先生

何度もすいません。8月1日にフォローアップの為に獣医を受診しましたら、アルブミンが2.14(前回1.96で改善してるのでとりあえず内視鏡検査まではしなくて良いでしょうとの事で時々まだ粘膜便が出る旨を訴えると3日に一度ステロイドを投与してみましょう。と言われステロイドを始めました。まず1.96から2.14は改善されてるのでしょうか?ご基準値も下回ってますし、誤差位だと感じます。また8月1日にステロイド注射をし、その後3日に一度ステロイドを飲ませてますが、今日、粘膜便がありました。ピンク色です。粘膜便以外は本当に普通の便です。ステロイドを投与しても、すぐには治らないものでしょうか?8月1日はエコーも無く、内視鏡検査もお願いしましたが、状況から不要との事でした。獣医を変えたほうが良いかとも悩んでます。現状から考えられる先生もお考えをお聞かせください。よろしくお願いします。



Re: 蛋白漏出性腸症につきまして

- 獣医師 岸田

2015/08/06(Thu) 19:03

No.4089

ハイジのママ 様

この度はワンちゃんのその後の経過をお教えいただき、ありがとうございます。
まだ時々粘膜便が出る状態が続いていらっしゃり、8月1日に再受診されたのですね。

アルブミンの数値が1.96から2.14に上がったことは、確かに改善傾向にあるとは思われますが、
時間を追って今後の経過をみていかなければ、まだ何ともいえないところかと思います。
粘膜便がまだみられることもあり、ステロイド治療も始められたのですね。
ステロイドの効果については、投与量や投与間隔によっても変わってきますので、
すぐに効果が出るとは言い切れません。
今後、症状の経過をみながら、投与量、投与間隔が適切かどうか評価を行い、
ステロイドの使用を調節していくのではないかと思います。

今後の治療をどうしていくのかについては、確かにとても悩むところだと思います。
今回の症状が一時的な腸の炎症によるものだった場合には
ステロイドによる治療で完治する可能性もあるかもしれません。
しかしながら、ワンちゃんの蛋白漏出性腸症の原因として多いといわれる
腸のリンパ腫、腸リンパ管拡張症、炎症性腸疾患については、
いずれもステロイドや免疫抑制剤による治療で、ある程度症状を抑える効果は期待できますが、
長期的に良好な状態を維持していくためには、それぞれの疾患に対する特異的な治療が
必要となることがほとんどです。
困ったことにステロイドを使用すると、これらの疾患を鑑別するために行う生検の結果が
正確に出なくなる場合があるため、生検を行う前には休薬期間が必要になります。
また、症状が進んで、ステロイドが休薬できないような状態になると、
確定診断のための検査自体が難しくなってしまうこともあります。

そうとはいえ、内視鏡や開腹などによる生検には全身麻酔が必要となり、
麻酔や手術(生検)によるリスクもゼロではありません。
そのため、まずはワンちゃんに負担のない検査や治療を行い、経過をみることもあります。
ハイジのママ様のワンちゃんの場合、現在のところ一般状態もよく、悪化傾向も見られない
ことから、主治医の先生は今回はリスクを伴う詳しい検査を見送られたのではないかと思います。

今後の経過をよく観察していただき、「現在の治療でも便の状態や血液検査の値に改善傾向が
みられない、あるいは悪化傾向が見られる」、 「食欲や元気、体重等に変化が見られる」などの
様子があれば、体力が落ちてきてしまう前に、原因を探るための詳しい検査を受けて
いただいた方がよいのではないかと思います。

また、蛋白漏出性腸症の原因を調べるためのエコー検査や、内視鏡、開腹による生検材料の
採取には、ある程度熟練した技術が必要と言われています。
もちろん、一般の動物病院でもそのような技術をお持ちの先生はたくさんいらっしゃると思いますが、
そのような詳しい検査が必要になった場合には、この病気に詳しい先生のいらっしゃる病院や
大学病院などをご紹介いただいて、受診してみることも一つの方法かと思います。
ワンちゃんの蛋白漏出性腸症の原因となっている疾患の診断法や治療法には
まだまだ獣医学的にはっきりしていない部分も多いため、
たくさんの症例を診ていらっしゃる獣医師の先生に診ていただき、アドバイスいただくことは
とても有効なのではないかと思います。

ハイジのママ様とワンちゃんをいつも、心から応援いたしております。
アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、
しつけ相談のサービスを承っておりますので、お気軽にご利用ください。
お電話番号は、あんしんサービスセンター 
0800-888-8256です。
平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)
土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。

暑さの中のご通院などで、お疲れのこともあるかと存じます。
ハイジのママ様におかれましては、くれぐれもお体をご自愛ください。
今後とも、アニコムを何卒宜しくお願い申し上げます。