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ピロリ菌
投稿者:みー
投稿日:2015/11/09(Mon) 18:14
No.4187
人から猫にピロリ菌は移りますか?ネット見ても移る、移らないが書いてて分かりません。猫自体持ってるって聞きますが、何か問題ありますか?人に移るのは別にいいのですが猫が心配です。
Re: ピロリ菌
- 獣医師 江口
2015/11/12(Thu) 13:57
No.4192
みー 様紅葉がきれいな季節になりましたが、みー様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。この度はご相談をいただきまして誠にありがとうございます。ピロリ菌が人からネコちゃんにうつるものなのか、ネコちゃんのピロリ菌への感染についてご心配されていらっしゃるのでございますね。早速ご案内をさせて頂きますが、実際にネコちゃんのご様子を拝見していないため、一般的なご案内となることをご了承下さいませ。ピロリ菌は正式名称をヘリコバクター・ピロリ (Helicobacter pylori) といいます。ヘリコバクター・ピロリは、よく知られている通り、人で胃潰瘍や十二指腸潰瘍、胃癌などの病気との関連性が指摘されています。ヘリコバクター属にはピロリ菌以外にも数十種類の細菌が存在すると言われています。人間に多いピロリ菌(ヘリコバクター・ピロリ)は、現在のところ、ネコちゃんの自然感染例では見つかっていないようです。全く感染しないと言えるわけではありませんが、人のピロリ菌の保有率から考えても、人からネコちゃんへピロリ菌がうつる可能性と言うのはとても低いと言えるのではないかと思います。同じヘリコバクター属の別の数種類の菌については、ペットのワンちゃんやネコちゃんが保有している割合は高いと言われております。その中には、人間の胃のリンパ腫の原因となる可能性があると言われている菌(ヘリコバクター・ハイルマニイ(H.heilmanni))も含まれており、ペットのどうぶつとの濃厚な接触が感染源となっている可能性が指摘されています。このような菌が実際に人からどうぶつ、どうぶつから人へうつるかどうか、また、どのような行為でうつるのかということがはっきり証明されているわけではありませんが、濃厚な接触等によりお互いが感染源となる可能性は十分考えられるのではないかと思います。ミー様はネコちゃんのヘリコバクター感染をとても心配なさっているのですね。ペットのワンちゃんやネコちゃんがピロリ菌と同じヘリコバクター属の菌を保有している割合は高いと言われていますが、実際にワンちゃんやネコちゃんがそれらの菌が原因で胃炎や胃潰瘍などを起こすことは少ないと言われています。ただ、人と同様にヘリコバクター・ハイルマニイがネコちゃんに胃のリンパ腫を引き起こす可能性が報告されており、また、ネコちゃんの慢性的な嘔吐の原因の一つにヘリコバクター感染が関係している可能性も指摘されています。なお、ヘリコバクター感染を診断するためには、ネコちゃんの場合、全身麻酔下で内視鏡による生検(胃の粘膜の組織を一部採取して病理検査を行う)が必要になります。ネコちゃんに慢性的な嘔吐が見られる場合、食事の問題やアレルギー、寄生虫、その他の臓器の問題(腎疾患や肝疾患、膵炎など)など、ヘリコバクター感染以外の原因のことが圧倒的に多くみられます。ですから、ヘリコバクター感染だけを過度にご心配なさることはないと思います。ただ、ヘリコバクターの病原性についてはまだわかっていないことも多く、お互いに病原性のある可能性のあるヘリコバクターの感染源となってしまう可能性はありますので、過度なスキンシップをさけたり、生活環境の清潔を保つなど、常識的な範囲でご注意いただいておくとよろしいかと思います。ご自身のことより、ネコちゃんに感染することが心配とおっしゃって頂けて、みー様のネコちゃんは本当にお幸せですね。みー様のそのお気持ちに、私どもも幸せのお裾分けをして頂いた気分でございます!寒い日が続きますので、みー様もねこちゃんも、風邪にはお気をつけてお過ごし下さい。なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、しつけ相談のサービスを承っております。気がかりなことがおありの際には、お気軽にご利用くださいませ。お電話番号は、あんしんサービスセンター0800-888-8256です。平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。今後ともアニコムをどうぞよろしくお願い申しあげます。
急性膵炎のフード
投稿者:そら豆
投稿日:2015/11/08(Sun) 10:04
No.4184
ミニチュアシュナウザーの雌、12歳と9ヶ月になります。10歳の時に肝細胞癌により、肝臓の3分の2を切除しました。肝臓、小腸、十二指腸の病理組織診断では腫瘤は完全に切除されて、腫瘤細胞が脈管内へ浸潤はしていないとの結果でした。ただ、十二指腸の粘膜固有層では軽度から中程度の浮腫がみられ、中心リンパ管は軽度から中程度に拡張していたが、腸炎を示唆する炎症細胞の増加は確認されないとの結果でした。胆嚢もかなりの胆泥症ではありましたが、肝臓の手術のときに一緒に切除してしまうのは負担が大きすぎるとのことでそのままの状態です。今のところ大きな悪さはしていないとのことで様子をみていました。シュナには、僧帽弁閉鎖不全症、肝臓、胆嚢、甲状腺機能低下症があるため薬で様子をみていましたが、3ヶ月前にセカンドオピニオンで他の病院で診てもらい薬が変わりました。その後、お腹のふくらみ、軟便、口臭と異変が出たため先生に症状を訴えるも血液検査で特に異常はなかったので大丈夫でしょうとの見解。しかし、一月前に突然下痢になり1時間おきに便をするようになり、翌日にはトマトジュースのような血便になったため、以前の病院に連れて行きました。そこで、8日間入院をし、検査を行いましたが、膵炎ではなく大腸炎の診断。便も硬くなって食欲も出たからと退院しました。そのときのフードがロイヤルカナンの消化器サポート高繊維。スペシフィックのウェイトマネジメント。今までは同じ消化器サポートの低脂肪の缶詰とドライフードを使っていました。医師から処方されたフードのため、信用してあげましたが、退院の翌日には嘔吐し全く食べなくなりそのまま再入院。CPL検査をその時点で初めて行い、膵炎だったといわれました。前回の腸炎と判断したのは、リパーゼは3500あるけど、アミラーゼが350と正常値だからというもの。再入院したときのリパーゼは6000に近い数値がでるほどにまでなっていました。長くなりましたが、今も入院中ですが、絶食から3日たったので食事を与え始めたと一昨日聞きました。昨日弁が出たがプリン状の硬さの少し粘膜が付いた便だったと。フードは高繊維のものを再度与えているて聞きましたが、低脂肪にしなくてもいいのでしょうか?以前の退院後のトラウマで食事の影響もあるのではと心配です。先生しか頼れないため大丈夫だと言われれば信頼して行いますが、何度もSOSを出していて誤診による悪化であれば恐ろしく、わんちゃんの負担を少しでも軽くしてあげたいためご教示のほどよろしくおねがいします
Re: 急性膵炎のフード
- 獣医師 酒井
2015/11/11(Wed) 09:40
No.4190
そら豆様夜の冷え込みが秋の深まりを感じさせる季節になりましたが、そら豆様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。この度はご相談をいただきまして誠にありがとうございます。そら豆様のミニチュアシュナウザーちゃんが、現在入院中で、その療法食についてのご相談でございますね。早速ご案内をさせていただきますが、実際にワンちゃんのご様子を拝見していないため、一般的なご案内となることをご了承ください。そら豆様のミニチュアシュナウザーちゃんは、肝細胞癌、胆泥症、僧帽弁閉鎖不全、甲状腺機能低下症など、様々なご病気があり、手術やお薬で治療をしながら乗り越えて来られたのですね。そして1ヶ月前に突然下痢の症状が始まり、その翌日からはトマトジュースのような血様性の下痢便になったということですね。病院では大腸炎ということで、8日間の入院治療を行い、ロイヤルカナンの消化器サポート高線維とスペシフィックのウェイトマネジメントを処方されたと言うことですね。しかし退院後翌日に嘔吐があり、再入院し、その際にリパーゼと膵リパーゼ(cPL)が高値で、膵炎の診断がついたということですね。まだ入院中とのこと、ミニチュアシュナウザーちゃんのご様子が安定せず、大変ご心配でいらっしゃることと お気持ちお察しいたします。膵炎は中高齢のワンちゃんに発症しやすく特に、ミニチュアシュナウザーちゃんやヨークシャー・テリアちゃんなどの犬種に多く認められる病気です。発症前に多量の脂肪を摂取したり、肥満したワンちゃんに認められたりすることもありますが、原因がわからず、突然発症する場合もあります。また甲状腺機能低下症により脂質の代謝機能が低下していると、血中のコレステロールや、中性脂肪が高くなり、膵炎を引き起こす要因になることも考えられます。症状は、食欲不振、元気消失、腹痛、嘔吐、出血性下痢、症状が進むと中にはショック症状を示す場合もあります。膵炎の診断は難しく、上記のような臨床症状に加えて、血液検査、エコー検査などを組み合わせて、総合的に診断をしていきます。今回のそら豆様のシュナちゃんはまず、大腸炎の疑いで、治療を開始し、最終的には膵炎という診断結果がでたということでございますね。膵臓はタンパク質や脂肪を分解するための消化酵素を十二指腸に分泌する臓器です。 通常は十二指腸に分泌されてから活性化をするので、膵臓内で問題が起こることはないのですが、何らかの原因で、膵臓内で酵素が活性化してしまい、膵臓と周辺の組織を消化してしまうために、膵臓に炎症が起こってしまいます。急性の炎症が起こって、出血性の下痢など重篤な状態の場合には、酵素の活性化を沈静化させるために絶食が必要になる場合があります。通常は入院治療が必要となり、点滴で栄養補給をしながら、抗生物質、制吐剤を投薬、状況によって鎮痛剤を使用します。膵臓の酵素の活性化を抑えるため、タンパク分解酵素阻害剤を使用する場合もあります。症状をみながら、徐々に低脂肪、低タンパクの食事を少量ずつ開始します。もともとシュナちゃんは消化器サポート低脂肪のドライと缶詰を食べていたということですね。胆泥症や、肝細胞癌の治療歴もあり、脂肪を抑えたフードを勧められていたのでしょうか。今回の症状で、大腸炎の診断でも膵炎の診断でも入院初期には絶食を行い、点滴、投薬治療を行っているのではないかと存じます。その後の療法食の開始ですが、通常膵炎ですと低脂肪、低タンパク食が推奨されます。消化器サポートの高線維や、スペシフィックのウエイトマネジメントも決して脂肪が多いわけではなく、一般的なフードに比べて消化に配慮し、繊維を多く含んで便の調子を整える効果が期待出来ます。今回の症状に対して必ずしも不適切な食事というわけではないと存じますが、ご相談から伺える状況から考えますと、もともとの維持食が消化器サポートの低脂肪であったのであれば、元にもどすということでよろしいのではないかと思われます。ただ、この意見は、シュナちゃんを実際に拝見していない状況で、お話ししておりますので、やはり、先生が実際に低脂肪ではなく高線維をお勧めされる理由を直接お尋ねになられることが大切です。そら豆様ご自身がご心配されていますように、療法食は治療の一環になりますので、シュナちゃんの治療のためにはお薬同様、もしくはそれ以上に大切です。ご不安や疑問を抱えたまま、療法食を使用することはとても良い状況とは思えません。直接ご相談しやすかったり、ご相談がしにくかったりなど、病院さんによってはそれぞれの事情はおありかとは存じますが、シュナちゃんの順調な回復と健康維持のために大切なことですので、きちんとそら豆様ご自身が治療内容を理解し、納得できるよう、先生、もしくは看護師さんにお尋ねになってみてはいかがでしょうか。なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、しつけ相談のサービスを承っております。気がかりなことがおありの際には、お気軽にご利用くださいませ。お電話番号は、あんしんサービスセンター0800-888-8256です。平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。多くの持病がありながらも、治療、看護を頑張って乗り越えてこられて、シュナちゃんもそら豆様も本当に素晴らしいですね。あと3ヶ月で13歳をお迎えになるシュナちゃん、一日も長くお元気で、皆様が笑顔一杯でお過ごしになられますよう、応援いたしております。今後ともアニコムをどうぞよろしくお願い申しあげます。
他の犬との遊び方
投稿者:まりも
投稿日:2015/11/07(Sat) 11:41
No.4183
マルチーズとトイプードルのMIX オス1歳です昔からビビりで他の犬に興味を示さず、犬に近寄られると逃げてばかりだったので、克服してほしく、半年前からよくドッグランに連れて行ってました。ドッグランでは私たちの足元から離れず、ワンちゃんが寄ってきても逃げ回っていましたが、最近は一人であっちこっち行ったり、他のワンちゃんのおしりの臭いをかいだりするようになってきました。散歩中他のワンちゃんを見ると、ガッと上半身だけ伏せの様な状態で、吠えて、とびかかったりするようになりました。とにかく吠えます。ジャンプしながら、とびかかって手を上にあげてとびかかります。他のワンちゃんに興味が出てきたんだと正直うれしくなりましたが、相手の飼い主の方がびっくりしてしまい、すみませんとあやまり、やめさせるしかありません。私としては、最近になって興味が出てきて、どうやって遊んだらいいのかわからないし、とにかくうれしいんだと思います。相手のワンちゃんが「キャン」とか言わない限り、本人どうして遊んでいろいろ覚えていってほしいのですが、相手の飼い主さんがびっくりしてしまうので、なかなかそれもできません。どうやって、他のワンちゃんとの遊び方を教えてあげたらいいですか?余談なのですが、散歩が大好きなんですが、「散歩いくよ!」というとはしゃぎまわって、自分のゲージのベット(ドーム型)に入って隠れて出てこなくなります。あとは、隅っこのテーブルの下に隠れて、動きません。散歩に行きたいはずなのに、どうしてでしょうか。何かのサインですか?
Re: 他の犬との遊び方
- 愛玩動物飼養管理士 三留
2015/11/10(Tue) 16:53
No.4189
まりも 様紅葉の美しい頃でございますが、まりも様におれましてはいかがお過しでしょうか。まりも様のワンちゃんは1歳になられ、元気いっぱいにお過ごしのご様子でございますね。私たち人間が十人十色であるのと同じようにワンちゃんも性格がそれぞれであり、例えば同じお母さんから産まれてきても慎重な子、あっけらかんとした子など、それぞれでございますね。まりも様のワンちゃんは、小さい頃から恐がり屋さんだったのですが、まりも様がワンちゃんと接する楽しさをお教えいただき、最近ではドッグランでもあちらこちら歩いたり、他のワンちゃんのお尻のにおいをかぐようになったのですね。ワンちゃんには楽しむ様子がみられ何よりでございます。このようにワンちゃんの魅力を引き出すことは、思いのほか難しく、本当に素晴らしいことと感激いたしております。ワンちゃんはどの子にも「恐い!」「不安!」という気持が多かれ少なかれあります。これは生きる上で危険から自分の身を守るためには大切な気持ちであり、体の大きな強そうなワンちゃんでも、ちょっとした物音にビクリとする様子が見られたりします。ワンちゃんは社会性が高く、周囲の様子を把握する能力は大変高いのが特徴ですが、「ワタシ(ボク)は恐いけど、ママが笑顔だから大丈夫かな」「ワタシ(ボク)は頼りになるママに守られているんだ」と、安心したり自信をもちながら、だんだん平気になったり、楽しむ余裕を持つようになります。ワンちゃんとのコミュニケーションを恐がるワンちゃんは多く、同じようにドッグランにお連れになり慣らそうとしても、ますます恐がるようになることも一方で多くみられます。まりも様は、きっとワンちゃんに無理を強いることなく、少しずつ安心や自信をお与えになられながら、ワンちゃん同士の遊びが楽しいことを感じさせてあげられたのではないでしょうか。素晴らしいことでございます。まりも様のワンちゃんは、散歩中に他のワンちゃんを見ると、上半身だけ伏せの様な状態で、ぴょんぴょん飛び掛るような動作が見られるとのことでございますね。お話のご様子から察しますと、「プレイボウ」と呼ばれる「遊ぼう」と、他のワンちゃんを誘うときの動作ではないでしょうか。ドッグランで他のワンちゃんとのかかわりの中から覚え、お散歩のときも他のワンちゃんを誘っているのかもしれませんね。相手の飼い主さんがびっくりなさるので、謝って止めさせているとのことですが、特に相手の飼い主さんに謝ることもないのではないでしょうか。他のワンちゃんの飼い主さんがびっくりなさっても、あまり気になさらず、「遊びたいのね、でもここはドッグランじゃないから、さぁ、いきましょう」とさり気なく通り過ぎられてはいかがでしょうか。あるいは、お互いに遊びモードに入り、相手の飼い主さんが理解ありそうな方でしたら、危険のない公園などに移動なさってはいかがでしょうか。 楽しそうに相手の飼い主さんと談笑いただいたり、堂々と振舞って楽しそうなまりも様の様子を、ワンちゃんに見せていただくことも大切でしょう。ワンちゃんは吠えるとのことですが、誘いながら興奮してしまうのではないでしょうか。若いワンちゃんなので興奮しやすいのは仕方がないことですが、日ごろから「オスワリ」などの指示をご利用いただき、ママの指示に従い、オスワリをして落ち着いたら良い事があった、という経験を根気強く教えてあげてください。なお、ワンちゃんのテンションが高くなっている時ほど、周りの皆様は落ち着いた様子を見せていただくのがよろしいでしょう。例えば、まりも様がご帰宅なさった時、ワンちゃんが興奮して「おかえり」と吠えていても、知らん顔でご自分の用事をなさってください。また、お散歩は群れの移動、ともいわれます。まりも様がワンちゃんをしっかりと率いていただき、まりも様についていけば安心だと感じさせていただくことが大切でしょう。まりも様から伺ったワンちゃんの様子からですが、まりも様のワンちゃんは、もう十分に他のワンちゃんとのコミュニケーションが取れ、遊べているのではないでしょうか。このまま、ごく自然に楽しみ、無理をなさらず、笑顔で毎日を過ごしていただければと存じます。さて、まりも様がワンちゃんをお散歩にいこうと誘うと、ワンちゃんはケージの中に隠れたり、テーブルの隅に隠れたりするとのことでございますね。「お散歩が楽しい」というのと同時に、「恐い」という気持ちをあわせ持つことも自然なことでございますが、いかがでしょうか。躊躇したり、ちょっと恐いという気持ちから、このような行動が見られるのかもしれません。あるいは隠れた時に、「出ていらっしゃい」とまりも様がお呼びになり、隠れん坊をするのが楽しいのかもしれません。お散歩に出る時間が読めなくて、ご用のおありの時などは大変かとは存じますが、隠れたり、逃げたりすることには気にもしていない素振りで、これから楽しいことが待っているよ、と楽しそうな雰囲気をお見せいただき、思わず出てきてしまうように誘っていただくとよろしいでしょう。お散歩を楽しむためには、まりも様がリーダーシップを発揮いただくことが重要です。日々の生活の中では、「いけないことはいけない」と落ち着いて叱っていただき、良い状態のときには明るい声で褒め、何がよくて何がいけないのか、ワンちゃんによく分かるように教えてあげてください。お出かけの時など、家を出るのはまりも様が先、ソファの真ん中にはまりも様がお掛けになり、散歩のルートも時間帯も、全てまりも様がお決めいただくとよろしいでしょう。まりも様とワンちゃんが笑顔いっぱいに毎日をお過ごしになられますことを、心から応援しております。なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からの電話での健康相談しつけ相談サービスをうけたまわっておりますので、ぜひご利用ください。電話番号は、あんしんサービスセンター 0800-888-8256平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。一日の間でも気温差が大きく、体調管理の難しい時期でございますが、まりも様におかれましてはくれぐれもご自愛ください。今後とも、アニコムをどうぞよろしくお願い申し上げます。
高齢犬のトイレトレーニングにつ...
投稿者:さくらこ
投稿日:2015/11/05(Thu) 19:26
No.4182
9歳になるメスのミニチュアダックスを飼っています。室内で飼い始めたのは7歳の時で、それまでは外で飼っておりトイレも自由にさせていたせいで、室内飼いになってからも、好きなところでオシッコもウンチもします。今まではオムツで凌いでいたのですが、さすがによくないと思い一念発起してトイレトレーニングをしようと思っています。高齢犬でも覚えられるでしょうか?根気はいると思いますが、上手く覚えさせるためのコツなのはありますか?ちなみに今、トイレシーツを犬がしそうだなと思う所にオシッコの匂いをつけて置いてはいるのですが、匂いを嗅ぐだけでシーツの上でしようとはしません。何度も声掛けをやってみたり、自発的にシーツの上に乗った時などは誉めてるんですが・・・。もちろんシーツ以外の所でした時はすぐに匂いが残らないように拭き取っています。まだ始めて間もないのですが、既に心が折れそうです・・・。
Re: 高齢犬のトイレトレーニング...
2015/11/10(Tue) 16:47
No.4188
さくらこ 様山々を彩る紅葉が美しい頃でございますが、さくらこ様におかれましては、いかがお過ごしでしょうか?この度は、ご相談を頂戴いたしまして、誠にありがとうございます。早速ご案内させていただきますが、実際のご様子が分かりかねるため、一般的なご案内になりますこと、何とぞご了承下さい。さくらこ様のミニチュアダックスちゃんは、7歳からお家の中での生活が始まり、それまで外での排泄だったため、トイレトレーニングにお困りとのことでございますね。ミニチュアダックスちゃんとは反対に、お家の中でずっと生活をしてきたワンちゃんで、お家の中のトイレシートで排泄をしていたワンちゃんであっても、成長に従い家の中では頑ななまでに、排泄をしなくなることも多くみられます。もともとワンちゃんには、自分を含めて群れの仲間を外敵から守り、自分の居住空間を汚さないようにするため、自分の居住空間(特に寝場所や食事場所)から離れたところで排泄をしようとする習性があるといわれています。また、「自分の排泄物の臭いによって、他のワンちゃんに対して自己主張をしたい」という本能が成長に伴い発揮されることや、外でする排泄の心地良い開放感からか、外でしかしなくなるのかもしれません。特に、日本犬や大型のワンちゃんには、成長に伴い、外でしか排泄をしなくなる傾向が強くみられるようです。 お家のトイレで排泄ができているワンちゃんも、環境の変化などにより、できなくなることもみられます。このような場合には、もう一度、最初の頃のように、トイレのしつけをし直す必要がございます。ワンちゃんの排泄は、私たち人間がすでに失った「嗅覚によるコミュニケーション」の手段として、重要な役割を果たしています。ワンちゃんたちは残された排泄物の匂いから多くの情報を授受するとされています。この様子は、お散歩の時に、くんくんと熱心に地面の匂いを嗅ぐワンちゃんの姿があらわしています。また、ほとんど出ないオシッコをしぼり出して、自分の匂いをつけようと足をあげてオシッコをする、けなげなワンちゃんの姿を目になさることもあるのではないでしょうか。このように、ワンちゃんにとって、排泄とは生理現象でもありますが、縄張りを示す自己主張の道具でもあります。先にご案内したように、まったく家の中で排泄をしないのではなく、さくらこ様のミニチュアダックスちゃんは、お家の中でも排泄をするのでございますね。さくらこ様がおっしゃるように、根気を要するのは確かでございますが、ミニチュアダックスちゃんは、お家の中でも排泄をするとのことですので、外でしかしない子に比べると、成功体験をさせやすいのではないでしょうか。偶然でも、お家の中のトイレでオシッコをしたら褒める、という状況を通して、「ここでしてもいいのだよ」ということをワンちゃんに教えていただくことが大切です。さて、現在、ミニチュアダックスちゃんはシーツにつけたオシッコの匂いを嗅ぐけどシーツの上ではしないとのことでございますね。ワンちゃんは自分の排泄する場所を、匂いだけではなく、足の裏の感触、場所など、さまざまな要素で選ぶといわれています。トイレシーツは、私たち人間が便利だからと利用しているのですが、ワンちゃんがトイレシーツの上を選んで排泄をする、ということとは別なことだと考えられます。好みということでいえば、ワンちゃんは、ジュワーとオシッコがしみていくような、カーペットやラグやマット類でしたがる傾向がみられます。ワンちゃんにトイレシーツの上でしたらいいのだよ、ということを教えるためには、偶然でも良いので、トイレシーツの上で排泄をしたら褒めてもらった、という成功体験をさせることが大切でしょう。お家の中で、いつもマット類の上でする、というのであれば、しばらくしっかりと覚えるまでは、ラグやマット類は、ミニチュアダックスちゃんの生活範囲から取り除いていただくのがよろしいかもしれません。また、排泄は、たいへんデリケートで無防備な行動ですので、ご家族様が大丈夫かとご覧になって緊張感が漂っていると、かえって出なくなってしまったり、隠れて排泄するようになることもございますので、「上手くいかなくて、もともと」、くらいのお気持でいらっしゃって、成功するように誘導いただき、できたら褒めることをリラックスした雰囲気で、繰り返していただければと思います。家の中でミニチュアダックスちゃんが、いつもしてしまう場所はありますでしょうか。もしおありでしたら、そのような場所をトイレにしてしまうのも一つでしょう。 あるいはご家族が行き来しない静かな場所に、トイレを用意していただいてはいかがでしょうか。お散歩の時など、ミニチュアダックスちゃんが排泄をしている時に、「トイレ、トイレ」などと、いつも決まった声がけをしていただき、ミニチュアダックスちゃんに、「排泄=ご家族の決まった声がけ」という連鎖のようなものをミニチュアダックスちゃんの中に、作っていただくようになさるのも一つの方法でしょう。このようにしていただきながら、ミニチュアダックスちゃんの排泄のリズムをメモなどにつけていただき、そろそろたまっているな、というようなタイミングでミニチュアダックスちゃんを掛け声とともにシートに誘導いただきます。何気ない表情で、リラックスした雰囲気で、トイレシーツの上で排泄をするタイミングを見守っていただければと思います。偶然でもできたら褒め、偶然を根気強く引き出していただくことが大切でしょう。成功体験をさせやすくするためには、シートをなるべく広く何枚か敷いていただく、あるいはトイレの周りを柵状のもので囲っていただき、全面トイレシーツを敷き詰めておいて、トイレ用のサークルをお作りいただくのもよろしいでしょう。そろそろというタイミングで、このトイレの中にミニチュアダックスちゃんをお入れになっておけば、「トイレシーツの上でオシッコをしたら、褒めてもらえた」という成功体験をさせてあげることが、より身近になるでしょう。トイレシーツの上でできたら、ご褒美をお与えいただくのもよろしいでしょう。お散歩が大好きなのであれば、首輪やリードをつけて、散歩と同じように演出してみるのも宜しいかもしれません。少しでもトイレでオシッコができたら褒めてあげて下さい。ご褒美としてその後にお散歩へ連れて行ってあげる、というような雰囲気をお見せになり、また、もし排泄をしなくても、そのままさりげなく、いつものようにお散歩にいらっしゃるとよろしいでしょう。トイレシーツの枚数を減らしたり、周りを柵状のものを取り外したいということであれば、おしっこをするシーツがある程度決まってきたら、しないシーツを取り除いていただいたり、できるようになってきたら、柵を取り除いてしまってもよろしいかもしれません。ワンちゃんは環境の変化に敏感なところがありますので、いつもあそこにいったらトイレがあったというようにしていただくためには、トイレはできるだけ移動しないほうがよろしいでしょう。トイレシーツの場所を移すときには、ほんの数センチずつ、少しずつ移してあげれば、ミニチュアダックスちゃんも環境の変化に戸惑わないですむかもしれません。トイレシーツの上での排泄に慣らすためには、お散歩中にトイレシーツをお持ちいただき、オシッコをしそうなタイミングで、そっとミニチュアダックスちゃんの足元に広げてあげるのも一つでしょう。トイレ以外のところでしてしまった時の対応でございますが、さりげなく何もなかったかのうように接していただいたほうがよろしいでしょう。この理由として、飼い主様が「した場所が違う」ということで叱っても、排泄行為そのものを叱られたと感じ、隠れて排泄をしたり、叱った方の前では排泄をしない、ということがあるからです。あるいは、「あっ」と思わず声が出たり、ご家族様同士の会話であっても、「色々なところですると、たくさん注目してもらえる」と、かえって粗相にご褒美を与えてしまうことになる場合もあります。上手くいったときだけ褒めていただき、声をかけたり、目配せもなさらないほうがよろしいでしょう。排泄行為に関しては、周囲がのんびりと構え、叱らず、出来たら褒めることが大切です。先にご案内したように、人と暮らすにあたって、もともとの習性と違うことをワンちゃんに強いている部分もあるかと存じますので、慌てず、のんびりと教えてあげてください。なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、しつけ相談サービスをうけたまわっておりますので、ぜひご利用ください。お電話番号は、あんしんサービスセンター 0800-888-8256です。平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。さくらこ様とミニチュアダックスちゃんの笑顔いっぱいの毎日を、心から応援いたしております。今後とも、アニコムをどうぞよろしくお願い申し上げます。
白内障、緑内障
投稿者:ちびこ
投稿日:2015/11/08(Sun) 14:32
No.4185
まだ9歳なのに右目は白内障、左は緑内障になり光がかすかにしか見えません。緑内障は点眼薬を使用していますが、緑内障は病状が進むと色々酷くなるみたいで、手術で治るなら受けようかと思っています。その場合、保険は使えますか?
Re: 白内障、緑内障
- カウンセリングチーム 三留
2015/11/09(Mon) 14:44
No.4186
ちびこ 様いつも大変お世話になっております。この度、ちびこ様に投稿いただきました、白内障・緑内障の治療についてのお問い合わせは、「教えて!アニコム損保!」掲示板 No. 269 にて回答を掲載しております。よろしければ以下URLよりご覧いただけますと幸いでございます。教えて!アニコム損保!掲示板http://www.anicom-sompo.co.jp/ani_bbs/bbs_001/bbs_001.cgiお子様のお体をご心配される、ちびこ様のお気持ちは、いかばかりかと心よりお察しいたします。どうか、お大事にお過ごしください。なお、アニコムでは、ご契約者様へのサービスとして、当該WEB上でのご相談と併せて電話でのしつけ・健康相談サービスも行っておりますので、お気軽にご利用ください。電話番号は、あんしんサービスセンター 0800-888-8256です。平日9:30〜17:30 / 土日祝9:30〜15:30(土日祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。なお、日・祝日および年末年始はお休みさせていただきます。)立冬を迎え、朝晩は冷え込むようになってまいりました。ちびこ様におかれましてもお風邪など召されませぬよう、くれぐれもお体ご自愛ください。今後ともアニコムをどうぞよろしくお願い申し上げます。