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色素沈着
投稿者:ほのか
投稿日:2017/01/17(Tue) 21:02
No.4596
いつもお世話になっております。先日、右の黒目に黒っぽいシミを見つけたので、病院に連れていったところ「色素沈着です。たぶん半年くらい前から症状はあったと思います。」と言われ、ロメワンとヒアルロン酸で治療しています。黒い部分はまったく見えていないのでしょうか?予後はどうなりますか?目薬で治りますか?この症状に良い治療法や目薬があれば教えてください。よろしくお願いします。
Re: 色素沈着
- 獣医師 霍田
2017/01/19(Thu) 18:15
No.4599
ほのか 様こちらこそいつもお世話になり、誠にありがとうございます。また、この度はご相談をいただきましてありがとうございます。どうぶつさんの右の黒目のシミが、色素沈着の可能性を疑われ、点眼液で治療なさっているのですね。さっそくご案内をさせていただきますが、実際のご様子を拝見していませんので、一般的なご案内となりますことを、何とぞご了承ください。黒目に黒っぽいシミが見られる可能性のある、一般的なものについてご案内いたします。1.色素性角膜炎黒目の部分を覆っている透明な膜を角膜といい、表面から上皮、実質、デスメ膜、内皮という層から成る薄い組織です。この角膜が黒く混濁してしまう疾患が「色素性角膜炎」です。色素性角膜炎は、何らかの原因によって角膜に炎症が起こり、血管新生(傷を治すための新しい血管ができること)と色素沈着が起こります。角膜表面の露出が多いペキニーズ、パグ、シーズーなどの短頭種と言われるワンちゃんに多く見られます。また、眼瞼の内反などが原因となることがあります。この疾患では逆さまつげなど、慢性的な刺激が原因となることがありますので、涙が減少するドライアイが色素性角膜炎を引き起こすこともあります。症状が悪化して角膜が全体的に真っ黒になると、最終的に視覚を失うこともあります。治療には原因の除去が必要です。角膜への慢性的な刺激を抑えるために、目薬を使用して保護したり、ドライアイがある場合には、その治療を同時に行います。視覚が著しく障害されている場合などは、状況によって黒い部分を除去する手術を行うこともありますが、リスクも検討する必要があります。2.乾性角結膜炎(ドライアイ)涙が減少することにより角膜や結膜の表面に炎症が起きる疾患です。原因としては感染や外傷などの他、自己免疫性、原因不明の特発性と呼ばれるものがあります。進行すると結膜に色素沈着します。 また、角膜にも血管が侵入して色素の沈着がみられることもあります。治療には人工涙液や眼軟膏、抗生物質の点眼薬を併用したり、場合によっては免疫抑制剤の点眼薬を用いることもあります。3.虹彩母斑局所的に発生する良性の色素過剰症です。虹彩表面の状態に変化はありません。4.虹彩嚢胞良性の増殖性疾患で、毛様体と虹彩色素上皮が増えることによって起こります。黒い嚢胞(液体状のものが入った袋のようなもの)がみられ、光が当たると嚢胞内が透けて見えます。虹彩嚢胞は自然に消失することもあり、どうぶつさんの生活に支障が出るような症状がない場合がほとんどなので、通常、治療は不要です。5.腫瘍発生率は低いですが、角膜に腫瘍ができて、黒っぽく見えることがあります。このように、さまざまな可能性がございますので、ほのか様のどうぶつさんの目の黒い部分の見え方については分かりかねますが、色素性角膜炎である場合、黒くなっている部分は光を通さなくなるので、見えにくくなります。今後の予想されるご様子についても色素沈着の原因によって異なりますので、何とも申し上げられないのですが、炎症によって起こっている色素沈着であれば、現在の目薬での治療に反応が良い場合、改善する可能性はあるかもしれません。しかしながら、程度にもよりますが、完全に色素がなくならないこともありますし、原因や状況によっては色素沈着の状況が変わらなかったり、広がる可能性も考えられます。現状では、なるべく目への刺激を抑えるために、点眼薬・眼軟膏で目を保護したり、感染を予防・コントロールするために抗生物質を用いて経過を観察していくことかと存じます。目薬の必要性について分からないどうぶつさんに目薬をさすことには、どの飼い主様も苦心をなさっていますが、ほのか様のどうぶつさんはいかがでしょうか。目薬が近づいてくる様子が見える状態から薬を近づけると、怖くてたまらなくて払いのけようとするのが通常の行動だと思いますので、できるだけどうぶつさんが目薬の存在が気にならないように、例えば顔の脇からそっと視界に入りにくいようにして点してあげるとよろしいのではないでしょうか。点させてくれたらほめていただき、がんばって目薬を点した後には嬉しい気持ちにさせてあげてください。なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、しつけ相談サービスを承っておりますので、ぜひご利用ください。電話番号は、あんしんサービスセンター0800-888-8256です。平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。寒い季節でございますので、風邪など引かれませんようご自愛ください。今後ともアニコムをよろしくお願い申し上げます。
糖尿病
投稿者:伊藤 さつき
投稿日:2017/01/17(Tue) 17:05
No.4595
run丸が糖尿病と診断が出ました。今は、糖コントロールを与えていますが、インシュリン注射をした方が良いとの診断です。検索すると、猫の糖尿病は診断が難しいとあります。セカンドオピニオンも考慮した方がいいのでしょうか?
Re: 糖尿病
- 獣医師 江口
2017/01/19(Thu) 15:56
No.4597
伊藤 さつき 様初春とはいえ厳しい寒さが続いておりますが、伊藤様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。この度はご相談をいただきまして誠にありがとうございます。run丸ちゃんが糖尿病とのこと、大変ご心配なこととお察しいたします。早速ご案内をさせていただきますが、実際のご様子を拝見していないため、一般的な案内となりますことをご了承ください。通常、膵臓から分泌されるインスリンにより血糖値は一定に保たれます。インスリンは体の中で血糖値を下げる唯一のホルモンですが、このインスリンの不足(T型糖尿病)、またはそのインスリンの作用の不足(U型糖尿病)によって糖質、脂質、タンパク質代謝の異常を起こすのが糖尿病です。人でもよく知られている糖尿病ですが、ネコちゃんでも近年では肥満の増加などとともに発症が多くなっており、持続的な血糖値の上昇が特徴です。ネコちゃんではU型糖尿病からはじまって、徐々にインスリンを分泌する膵臓自体が破壊され、T型糖尿病に移行することが多いようです。糖尿病は初期での発見が難しく、初期症状としては、飲水量が増え、尿量が増す多飲多尿や、食欲があるのに体重が減少するなどがあります。症状が進行すると血液中にケトン体という有害な物質が現われ、ケトアシドーシスという状態になり、嘔吐や下痢などの症状を引き起こします。重症になると神経障害や昏睡などを起こし、死に至ることもあります。また、糖尿病は合併症を伴うことが多く、合併症には白内障や腎疾患、肝疾患、細菌感染症などがあります。遺伝や免疫疾患、感染、慢性膵炎、膵臓の癌、肥満やストレス、偏った食事、加齢などが原因あるいは発症を促す要因となります。伊藤様はネコちゃんの糖尿病の診断は難しいということをご覧になったのですね。糖尿病の診断は多飲多尿や多食、体重減少といった典型的な臨床症状、身体検査、持続的な絶食後の高血糖、糖尿の有無から判断します。診断自体は比較的容易ですが、ネコちゃんの場合、興奮やストレスで血糖値が上昇しやすいということがあります。そのため、糖尿病ではなくても、採血時に一過性に血糖値が上昇してしまうことがあり、これが診断を難しくすることがあります。できるだけストレスや興奮を避けるため静かな場所でネコちゃんが落ち着いている時に採血できるのが理想的です。お家で安静時の尿で尿糖のモニターをすることもあります。血糖値が上昇する疾患は糖尿病以外にも多くあるので、血糖値の評価は厳密に行わなくてはいけません。このような理由から診断が難しいということがあるかと存じますので、かかりつけの動物病院さんにしっかりご相談頂きますようお願い致します。その上でセカンドオピニオンを検討して頂ければと思います。また、糖尿病では病態を悪化させないよう、血糖値のコントロールが治療の主体となります。食事療法と、インスリンの投与や経口血糖降下薬などの投与を併用して行います。また、下痢をしている場合は下痢止めの投与、脱水時やケトアシドーシスを起こしている場合には点滴による治療など、さまざまな症状に応じて対処療法を行います。糖尿病の治療は、基本的には生涯継続となります。家庭内での処置(インスリン投与)やモニター(多飲多尿、多食、体重、尿糖など)と動物病院さんでの定期的な血液検査や体重測定などのモニターが大変重要となります。かかりつけの獣医師のご指示に従い、一緒に治療を継続していくことができるよう、動物病院さんとの連携をしっかり取っていく必要があります。疑問点などはそのままにせず、しっかりご相談なさり、run丸ちゃんの様子を細かく報告することで、動物病院さんにも伊藤様のお考えやrun丸ちゃんのご様子を詳しく理解して頂け、よりよい治療に繋がっていくと思います。なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、しつけ相談のサービスを承っております。気がかりなことがおありの際には、ぜひご利用くださいませ。お電話番号は、あんしんサービスセンター 0800-888-8256です。平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。寒さが続きますので、伊藤様もrun丸ちゃんもくれぐれもご自愛ください。今後ともアニコムをどうぞよろしくお願い申し上げます。
噛み癖
投稿者:ニコ
投稿日:2017/01/08(Sun) 11:08
No.4591
生まれて2ヶ月半のシュナウザーとキャバリアのミックスですが、凄く噛みます。どうしつけたらいいのでしょう?
Re: 噛み癖
- 愛玩動物飼養管理士 三留
2017/01/11(Wed) 18:17
No.4594
ニコ 様新春の候、ニコ様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。この度は、ご相談いただきまして誠にありがとうございます。生後2ヶ月半の子犬ちゃんの甘噛みについてのご相談でございますね。早速ご案内させていただきますが、一般的なご案内となりますこと、何とぞご了承ください。子犬ちゃんの乳歯は生後2、3ヶ月で生え始め、その後抜けて、8ヶ月ごろを目安に永久歯が生えそろいます。この期間は、子犬ちゃんの口の中はむず痒いこともあり、何かにつけて噛みたがり、例外がないといって良いほど噛んで飼い主様を困らせます。子犬ちゃんの乳歯はとがっていますし、夢中になって噛みますので、噛まれると痛くて、「これでは甘噛みとはいえない」と心配になってしまわれることも多くみられます。永久歯が生え揃った後は、むず痒さは治まってきますので、噛まなくなる傾向はみられます。ただし、ワンちゃんは、「自分がした行動の前後にどのようなことがあったか」ということをもとに、行動を選択するようになりますので、「噛んだら構ってもらえた」という経験をすることで「噛むこと=良いことがあった」ということを覚えると、その後も噛み続けることがあります。したがいまして、これからの子犬ちゃんとの長い月日を考え、子犬ちゃんが噛んだあとに子犬ちゃんが「面白い」、「構ってもらった」、「楽しい」と感じる行動をなさらないことが重要でしょう。例えば、噛んだことを叱っているつもりでも、高くて大きな声で叱ってしまうと、ワンちゃんにとっては、「楽しくなってしまう」、「余計に興奮する」という状態になることがございます。叱る時のタイミングや声のトーンを、ワンちゃんに「今の行動はいけない」と伝わるように工夫いただくことが重要です。まずは、あらかじめご家族様の間で叱る時の言葉を決めておきます。そして、叱る時には、噛んだその瞬間に、決まった言葉を使い、低く落ち着いたトーンと毅然とした態度で、お叱りいただくとよろしいでしょう。子犬ちゃんがした行動に対し、飼い主様がいつも同じように落ち着いて毅然とした対応をなさると、子犬ちゃんは「あの時も、この時も、噛んだら楽しいことがなくなった」という経験を積み、「噛んでも良いことがない」、「噛んではいけない」ということを理解していくでしょう。子犬ちゃんが、「噛むと遊んでもらえる」と思い、ちょっかいを出そうと噛んでいる様子であれば、子犬ちゃんが噛んだ瞬間に、ご家族様は一緒に、子犬ちゃんに背中を向けてその場から離れてしまうのもよろしいでしょう。廊下などへ姿を消してしまい、「噛んだら楽しいことがなくなる」という経験をさせてあげることも一つの方法です。最初のうちは、子犬ちゃんは知らん顔をして一人遊びをしているのかもしれませんが、繰り返していただくうちに、おかしいな、いつも噛むと、遊べなくなってしまう、ということが分かってくるでしょう。「良い状態を作るように誘導して、それを褒める」ということも、ワンちゃんと生活を共にする上で大切なことです。生活の中で子犬ちゃんの目につく場所に手をおかないようにする、あるいはワンちゃんの目の前を通るときには手を首の後ろなどに置くなど、ひらひらと手が子犬ちゃんの目の前で動く状況を作らないということも、子犬ちゃんが「噛みたい」という状態を作らないためには大切でしょう。また、「噛まない状況」を作り、「噛まないでいたら良いことがあった」という経験をさせてあげるためには、例えば、子犬ちゃんがニコ様の手を噛むかもしれない、というタイミングで、オモチャなどを見せてそちらを噛むように誘導したり、オモチャをポンと投げてみてはいかがでしょうか。しかしながら、噛んだ後にオモチャをみせて気をひくと、ワンちゃんには「噛めばオモチャを与えてもらえる」と伝わってしまうかもしれません。必ずワンちゃんが噛んでいない状況で、オモチャを見せたり与えることが重要でしょう。子犬ちゃんといっても、噛まれると痛くてたいへんですが、「痛い」「怖い」という飼い主さんのマイナスの感情をみせると、ワンちゃんが強気になってしまうことがあります。噛まれても、毅然とした強い表情でいらっしゃるほうが良いでしょう。また、焦って「何とか止めさせなくては」と手で叱ったり、飼い主さんが興奮しすぎてしまったりして、「人の手が怖い」などと恐怖や不安定さを感じる状況は、成犬になってからも影響を及ぼすことが多くみられます。長い目でみること、急がないという姿勢も大切なのかもしれません。また、人の手に対する恐怖は、「怖くて自分を守るために噛む」、という状況が今後生じてしまうこともありますので、「人の手は良いものだ」という経験をたくさんさせていただくことが大切でしょう。ワンちゃんとの生活では、ブラッシングや歯磨きなど、さまざまなお世話をしていただく必要があります。「嫌だから、止めて欲しくて噛む」という行動については、噛んだ瞬間に、飼い主様は「いけない」などと一言おっしゃって、後は「平然と余裕の笑顔でブラッシングを続ける」というように、「噛んでも止めてもらえない」という状況を作るとよろしいでしょう。もちろん、ブラッシングをしている間に無理をして痛い思いをさせないこと、ブラッシングって気持ちが良い、という経験にしてあげることはたいへん重要です。そして、ブラッシングをしたら、ご褒美になることをしてあげたり、与えていただくとよろしいでしょう。ニコ様の子犬ちゃんの月齢の頃は成長著しい時期でもありますので、健康管理のために睡眠をしっかりととることが重要な時期です。好奇心旺盛な時期でもありますので、遊びたがりますが、構い過ぎない、ということも大切でしょう。ケージをタオルケットなどで覆うなどしていただき、周囲が気にならない状況を作っていただき、遊びたいと子犬ちゃんが騒いでいても知らん顔をしていればそのうち、すやすやと寝息をたてると思います。そして、静かにしている時に良いことがある、と教えるためにも、またワンちゃんが静かに落ち着いているときに、ケージから出して遊んであげるようにしましょう。また、エネルギーを発散できていないと、噛んだり吠えたりする行動に結びついてしまうことがありますので、これからの生活で、お散歩などを通して十分な運動を確保していただくことは大変重要です。ワクチンの接種が全回終わるとリードをつけての本格的な散歩が始まりますが、子犬ちゃんのワクチンがまだ終わっていないのでれば、社会性を育むためにも、抱っこやキャリーバッグなどをご利用いただき、安全に十分ご注意いただいた上での散策などを通して、外の気持ちよさなどを味あわせていただくのもよろしいでしょう。なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、しつけ相談サービスを承っておりますので、ぜひご利用ください。電話番号は、あんしんサービスセンター0800-888-8256です。平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。子犬ちゃんのお健やかにご成長を心からお祈り申し上げております。今後ともアニコムをどうぞよろしくお願いいたします。
しつけについて
投稿者:めい
投稿日:2017/01/09(Mon) 11:23
No.4592
もうすぐ2ヶ月半のコーギー♂を迎えて3日目です。しつけについてアドバイスいただけますでしょうか。ケージから出して遊びたいのですが、出すと・飼い主の手や足に嚙みついて唸る→おもちゃを噛ませても落ち着かず結局手足や服を噛んで引っ張り唸る・抱っこしたり撫でるとすぐに手や足、服に噛みつきたがり結局噛んで唸る、吠えるということになり結局すぐにケージに戻す、の繰り返しです。10分遊んだら2時間休憩、とペットショップで教わったのですが、10分も遊ぶことができずこれで大丈夫なのかなと心配しています。ケージの中にいるときはおもちゃを噛んで遊んだり、眠ったりしておりたまにキュンキュン鳴くこともありますが、今のところおとなしく過ごしています。このような状況でどのようなスキンシップをとるのが良いのでしょうか。
Re: しつけについて
2017/01/11(Wed) 18:16
No.4593
めい 様寒空に美しい星が輝き、夜空の美しい頃ですが、めい様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。この度は、ご相談いただきまして、誠にありがとうございます。早速ご案内させていただきますが、一般的なご案内となりますこと、何とぞご了承ください。めい様におかれましてはコーギーちゃんをお迎えになられたばかりとのことでございますね。子犬ちゃんの時期は、エネルギーがありあまって興奮しやすく、「可愛いけど、思ったより大変」「目が回りそう」とおっしゃる方が多いのですが、いかがでしょうか。多かれ少なかれ、子犬ちゃんはどの子も興奮しやすく、好奇心旺盛です。また、子犬ちゃんの乳歯は生後2、3ヶ月で生え始め、その後抜けて、8ヶ月ごろを目安に永久歯が生えそろいますので、コーギーちゃんくらいの月齢の頃は口の中がむず痒いこともあり、何かにつけて噛みたがり、例外がないといって良いほど噛んで飼い主様を困らせます。永久歯が生え揃った後は、むず痒さは治まってきますので、噛まなくなることが多いのですが、ワンちゃんは、「自分がした行動の前後にどのようなことがあったか」ということをもとに、行動を選択するようになりますので、子犬ちゃんの時期から、コーギーちゃんが困った行動をした後に、コーギーちゃんの要求をのまないようにしていただき、噛んでも、吠えても、思うようにならないとコーギーちゃんが感じるようなご対応をなさることが大切でしょう。例えば、吠えた後、「仕方がない」とケージから出してしまうと、「吠えたら(コーギーちゃんにとって)良い事があった」ということになり、吠えて要求を通そうとすることがあります。めい様のコーギーちゃんもケージから出すと大はしゃぎのご様子、目が回りそうで、気ぜわしくお感じなのではないでしょうか。ケージから出すタイミング等、以下をご参考にしていただければ幸いでございます。◇ケージの中で過ごすことは、たいへん重要成長著しい子犬ちゃんの時期は、健やかな成長のため睡眠をしっかりととることが重要な時期です。特に、お迎えになられた後の1〜2ヶ月の間は、子犬ちゃんにとっても環境の変化が大きいため、体調を崩してしまうことが多い時期です。子犬ちゃんは好奇心でケージから出たがり、大はしゃぎすると、飼い主様もついつい遊んであげなくてはと思い、構いすぎる傾向がありますが、今の時期は、ケージの中で一日のほとんどを過ごすくらいがちょうど良いとお考えいただいてもよろしいでしょう。うつらうつらとケージで過ごす時間は一日に20時間くらいは欲しいところです。めい様のコーギーちゃんはケージの中は気に入っていらっしゃるご様子、たいへん望ましいことでございます。ワンちゃんにとって、自分がいつも過ごす安心で安全な場所があるということはたいへん重要なことです。コーギーちゃんが自分のケージがお気に入りの場所になるように、「ケージに入ったら良いことがある」、「ケージで過ごすのは心地良い」と感じるようになさることが大切でしょう。反対に、叱られたとき、「ダメでしょ」とケージに入れられた、という経験を続けていると、「嫌だな」というできごととケージに入ることが、記憶の中でつながり、ケージに入りたがらなくなることがございます。なるべく、ケージに入ったら、コーギーちゃんにとって嬉しいことをしていただき、ケージに入っている時には笑顔で声をおかけになるなど、ケージが好きな場所になるようになさることも大切でしょう。ケージの中で落ち着かない時には、ケージをタオルケットで覆うなどしていただき、周囲が気にならない状況を作り、遊びたいとコーギーちゃんが騒いでいても知らん顔をしてみましょう。そのうち、すやすやと寝息をたてると思います。◇ケージから出すときは、良い状態の時にする「静かにしていると良いことがある」と教えるためにも、コーギーちゃんが良い状態の時に、ケージから出して遊ぶなど、コーギーちゃんにとって嬉しいことをしていただくことが大切でしょう。興奮して大騒ぎしているときには知らん顔をしたり、ケージから離れていくなどなさり、あきらめて落ち着いた状態になった時に、ケージから出すようにしていただくのが望ましいでしょう。これから先、オスワリ、マテなどの指示が伝わるようになりましたら、「オスワリ」などの指示にしたがったらケージから出すなどなさって、「めい様のいうことをきいたら嬉しいことがあった」「落ち着いたら良いことがある」ということを伝えるために、「オスワリ」「待て」などの指示を上手にご利用なさるとよろしいでしょう。◇噛んだときの対応についてエネルギーがありあまっている時期の子犬ちゃんは、ケージから出した後、ものすごい勢いでお部屋の中を走り回っているのではないでしょうか。また、走り回った後など、飼い主様の気をひこうと今度は飼い主様の手足を噛んでくる様子がよくみられます。めい様のコーギーちゃんはケージから出した後、めい様の手足を噛んで困られているご様子ですね。噛んだことを叱っているつもりでも、高くて大きな声で叱ってしまうことでワンちゃんからみると、「楽しくなってしまう」、「余計に興奮する」という状態になっていることもよくみられます。叱る際には、噛んだその瞬間、毅然とした低くて落ち着いた声で、落ち着いた態度でお叱りいただくことが重要でしょう。「いけない」、「ダメ」など、ご家族様の間で叱るときの言葉を決めていただくとよろしいでしょう。ワンちゃんがした行動に対し飼い主様がいつも同じ対応を毅然となさることで飼い主様のご様子を落ち着いた信頼できるものとしてとらえ、あの時も、この時も、噛んだら、楽しいことがなくなった、という経験から「噛んでも良いことがない」、「噛んではいけない」ということを理解していくでしょう。反対に感情で叱って大騒ぎになってしまうと、ワンちゃんを余計に興奮させたり、飼い主様への信頼が減じてしまったりすることが懸念されます。落ち着いて対応いただくことが望ましいでしょう。飼い主様の手足を噛んだ後にオモチャを見せたりなさると、「噛めば思うようになる」ということを教えてしまいかねません。オモチャで気持ちをそらすのは、噛んでいないとき、まだ噛んでいないけどこれから噛むかも、というタイミングでさっとオモチャで気をひくようになさるとよろしいでしょう。子犬ちゃんが、「噛んだ後に遊んでもらえる」と思っているご様子であれば、ご家族様が一緒に、子犬ちゃんが噛んだ瞬間に背中を向けてその場から離れて廊下などへ姿を消してしまうというのも一つの方法でしょう。「噛んだら楽しいことがなくなる」という経験をさせていただくのです。最初のうちは、コーギーちゃんは知らん顔をして一人遊びをしているのかもしれませんが、繰り返していただくうちに、おかしいな、いつも噛むと、遊べなくなってしまう、ということが分かってくるでしょう。「良い状態を作るように誘導して、それを褒める」ということもワンちゃんとの生活を共にする上で大切なことです。生活の中でコーギーちゃんが気になる場所に手をおかないようにする、あるいはワンちゃんの目の前を通るときには手を首の後ろなどに置くなど、ひらひらと手が動く状況を作らないということを習慣付けるというように、なるべくコーギーちゃんが「噛みたい」という状態を作らないことも大切でしょう。子犬ちゃんといっても、噛まれると痛くてたいへんですが、「痛い」「怖い」という飼い主さんのマイナスの感情をみせると、コーギーちゃんが強気になってしまうことがあります。噛まれても、毅然とした強い表情でいらっしゃるほうが良いでしょう。また、焦って「何とか止めさせなくては」と手で叱ったり、飼い主さんが興奮しすぎてしまったりして、「人の手が怖い」などと恐怖や不安定さを感じる状況は、成犬になってからも影響を及ぼすことが多くございます。長い目でみること、急がないという姿勢も大切なのかもしれません。また、人の手に対する恐怖は、「怖くて自分を守るために噛む」、という状況が今後生じてしまうこともありますので、「人の手は良いものだ」という経験をたくさんさせていただくことが大切でしょう。ワンちゃんとの生活では、ブラッシングや歯磨きなど、さまざまなお世話をしていただく必要があります。「嫌だから、止めて欲しくて噛む」という行動も多いのですが、噛んだ瞬間に、飼い主様は「いけない」などと一言おっしゃって、後は「平然と余裕の笑顔でブラッシングを続ける」というように、「噛んでも止めてもらえない」という状況をお作りいただくとよろしいでしょう。もちろん、ブラッシングをしている間に無理をして痛い思いをさせないこと、ブラッシングって気持ちが良い、という経験にしてあげることはたいへん重要です。そして、ブラッシングをしたら、ご褒美になることをしてあげたり、与えていただくのが望ましいでしょう。◇ワンちゃんの遊ぶスペースをある程度制限していただく子犬ちゃんのうちは何でも口にしてしまったり、なめてみますので、めい様はハラハラし通しではないでしょうか。遊ばせるスペースの範囲内は安心いられる、という状況を作ると、めい様も安心してコーギーちゃんを遊ばせられます。さっと立ち上がり、コーギーちゃんに背中をみせてその場を離れてる必要があるときも安全な場所を区切ってあれば、安心いただいいて行動いただけるでしょう。リビング全部を自由に走らせるのではなく、柵やパーテーションなどをご利用なさって自由に遊べる範囲を制限なさるとよろしいでしょう。◇社会勉強をさせるコーギーちゃんはお家に少しずつ慣れてきましたでしょうか。すやすやと眠る顔には癒されますね。お迎えになられてまだ数日とのことですので、ゆっくりと今は過ごさせていただくことを優先いただければと存じます。コーギーちゃんは優秀な牧羊犬で、人間の仕事を助けてくれた能力の高い、エネルギッシュな犬種です。エネルギーを発散できていないと、噛んだり吠えたりする行動に結びついてしまうことがありますので、これからの生活では、お散歩などを通して十分な運動を確保していただくことは大変重要です。お散歩はワクチン接種が終わり、抗体が十分についてからです。コーギーちゃんが、まだワクチンが終わっていないのでれば、社会性を育むためにも、抱っこやキャリーバッグなどをご利用いただき、安全に十分ご注意いただいた上での散策などを通して、外の気持ちよさなどを味あわせていただくのもよろしいでしょう。なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、しつけ相談サービスを承っておりますので、ぜひご利用ください。電話番号は、あんしんサービスセンター0800-888-8256です。平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。コーギーちゃんのお健やかにご成長を心からお祈り申し上げております。今後ともアニコムをどうぞよろしくお願いいたします。
猫の食欲不振嘔吐
投稿者:タロウ
投稿日:2017/01/04(Wed) 20:37
No.4585
1歳の雌猫、完全室内飼いです早朝に嘔吐しました透明な液体だけでしたので、胃液かなと思い、空腹かも?と餌を5粒あげたら食べたので、30分後くらいに普通に朝ごはんをあげましたが、残しました残した餌を別皿に置き餌して仕事へいきましたカメラで3時のおやつは食べてるのを確認帰ってきて、餌を嘔吐した後を発見置き餌した朝ごはんは完食していました嘔吐したのが朝ごはんなのかおやつなのかはわかりません晩ごはんは食べましたが残していますお水も飲んでいますオシッコもいつもと変わらず出ていますウンチもしています食後は静かに寝ていますが、特に奥に隠れたりして いるわけではなく、居間のソファーで隣で寝ています今の所晩ごはんは嘔吐していませんちょこちょこ残した餌を食べには行きます数日様子を見ても大丈夫でしょうか?土曜日なら病院に連れていけるのですが・・・お正月休みでリズムが崩れストレスでしょうか?平日は仕事でお留守番ですよろしくお願いします
Re: 猫の食欲不振嘔吐
- 獣医師 山田
2017/01/06(Fri) 15:53
No.4589
タロウ 様新たな年が始まりましたが、タロウ様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。この度はご相談をいただきまして誠にありがとうございます。1歳の女の子のネコちゃんが、食べたものを吐いて、食欲が低下しているご様子なのですね。また、平日はお仕事で、土曜日でないと動物病院にお連れになることができず、数日ご様子を見ても良いかについてのご相談でございますね。早速ご案内をさせていただきますが、実際のご様子を拝見していないため、一般的なご案内となりますことをご了承ください。ネコちゃんが嘔吐を起こす原因は様々です。毛玉を出すために戻すような生理的なものもあれば、注意が必要な重大な病気が原因で起こる嘔吐もあります。嘔吐は、胃の中の物を強制的に口から出すための反射的な作用であり、胃、腸、肝臓や腎臓、脳や耳の器官のトラブルなどが原因で、脳の嘔吐中枢を刺激するために起こります。具体的には、直接胃の壁を刺激するような中毒物質や異物を飲み込んだり、消化器内に炎症や閉塞があったり、他にも尿毒症や肝臓疾患などで全身の血液に問題があるときに起こります。また強い臭いを嗅いだり、頭部を打ったり、恐怖などのストレスを受けたときなどにも起こります。また、ネコちゃんは環境の変化に敏感なことが多いので、年末年始など、いつも以上に来客があるなどして、ご家族のご様子がいつもと違う場合などには、環境の変化や一時的なストレスから嘔吐や食欲不振がみられる可能性もございます。食欲は健康のバロメーターとしても大変重要で、ストレス以外にも口内炎や消化器系の病気、その他の内臓の病気に起因して食欲が低下している場合もございます。なお、ネコちゃんが食事を摂取しない日が長く続くと、肝臓の病気の原因となることがございますので、絶食が続く場合には注意が必要です。ネコちゃんは体を維持するために、蓄積している脂肪を使ってエネルギーにします。そのため、脂肪が血液中に遊離してしまい、脂肪を肝臓へ過剰に蓄積してしまうことになります。これを肝リピドーシス(脂肪肝)といい、症状としては、食欲不振の他に元気がなくなったり、嘔吐、便秘、下痢、 黄疸などがみられたり、体重が減少します。タロウ様のネコちゃんは食べたあとに嘔吐をしていたとのことでございますが、その後のご様子はいかがでしょうか。もし、嘔吐と食欲の低下が継続していたり、排尿や排便の異常、目の輝きがいつもよりない様だったり、ぐったりしているご様子がございましたら、早めにご通院されますようお願いいたします。なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、しつけ相談のサービスを承っております。気がかりなことがおありの際には、ぜひご利用くださいませ。お電話番号は、あんしんサービスセンター 0800-888-8256です。平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。ネコちゃんの一日も早い回復をお祈りいたしています。今後ともアニコムをどうぞよろしくお願い申し上げます。