必ずお読みください
・回答までに数日いただきますので、緊急を要する場合(誤飲、頻回の下痢・嘔吐、おしっこが出ない等)は、すぐに動物病院を受診してください。 ・当掲示板での回答は、お申し出内容に基づく一般的な回答となります。 ・「ワード検索」にお悩みのキーワード(トイレ等)入れていただくと、過去の類似の回答をご確認いただくことができます。 ・ニックネーム、タイトル、コメント欄は全体に公開されますので、氏名や証券番号など、個人情報の入力はお控えください。
証券番号
(記入例:S00123452)
ニックネーム
タイトル
コメント
暗証キー
投稿キー
文字色
難治性角膜潰瘍
投稿者:さくらさく
投稿日:2016/10/14(Fri) 14:44
No.4506
角膜に傷があり、目薬と飲み薬で治療中です。今は痛がっていません。剥がれかけている角膜を滅菌綿棒で取り除く、または目に傷つけて再生を促す等聞きました。目薬で治療は無理でしようか?
Re: 難治性角膜潰瘍
- 獣医師 山田
2016/10/18(Tue) 13:40
No.4510
さくらさく 様日毎に秋の深まりを感じる今日この頃でございますが、さくらさく様におかれましては、いかがお過ごしでしょうか。この度はご相談をいただきまして誠にありがとうございます。早速ご案内させていただきますが、実際のどうぶつさんのご様子を拝見しておりませんので、一般的なご案内となりますことをご了承下さい。さくらさく様のどうぶつさんが、角膜に傷があり、目薬と飲み薬で治療中とのことですね。今後、剥がれかけている角膜を滅菌綿棒で取り除いたり、目に傷つけて再生を促すなどの治療方法について、かかりつけの先生からお聞きになり、このまま目薬で治療していくことでは無理なのかどうかというご相談でございますね。ご高承のように、角膜潰瘍とは外傷や感染が原因で角膜の組織に傷がついてしまう病気です。角膜は透明で、表面から上皮、実質、デスメ膜、内皮という層から成る薄い組織で、角膜の損傷が上皮のみの浅いものを「表在性角膜潰瘍」、角膜実質に及ぶ深いものを「深部性角膜潰瘍」といいます。また、上皮細胞が基底膜に接着することができないことによる難治性潰瘍が見られることがあります。角膜は知覚神経が多く集まっているため、潰瘍があると強い痛みを伴い、まぶたの痙攣、羞明(しゅうめい=目をシパシパさせる)、流涙などの症状がみられます。また膿性の目ヤニや結膜の充血、角膜の浮腫や混濁、血管の侵入が見られることもあります。潰瘍が深部(デスメ膜)にまで届き、デスメ膜が瘤のように突出した状態(デスメ膜瘤)になることもあります。最悪の場合には欠損が角膜の全層にまで及び(角膜穿孔)、角膜に穴があいて眼房水が流出することもあります。治療に関しては角膜潰瘍に至った原因を確定して行います。一般的に抗生剤や消炎剤の点眼、ヒアルロン酸ナトリウムのような角膜保護剤の点眼などを使用しますが、状況によっては点眼薬だけでなく内服薬、注射などで全身投与をする場合もあります。また、新たに角膜を損傷することを予防するためにエリザベスカラーを装着したり、潰瘍が深い場合には、「自己血清点眼」と呼ばれる、自分の血液で作る点眼薬を用いて治療を行ったり、コンタクトレンズの装着で患部を保護することもあります。このような内科療法で改善が認められない場合や症状が重篤な場合には結膜フラップ、第三眼瞼(瞬膜)フラップ(※)などの処置や角膜縫合を行います。※結膜フラップ、第三眼瞼フラップとは角膜の潰瘍部分を、一定期間、結膜や第三眼瞼(瞬膜)などで覆って縫合することにより、角膜の保護をしながら治癒を促す処置の方法です。また、さくらさく様のどうぶつさんのように難治性の角膜潰瘍の場合には、上皮細胞が基底膜に接着できないことで、瞬きなどで眼球の表面が刺激をうけるだけでも角膜の表面がはがれてしまいます。そのため、点眼でのコントロールが困難な場合には、外科的処置が必要となります。通常の角膜は滅菌綿棒でこすってもはがれることは無いのですが、難治性角膜潰瘍の場合、接着できていない部分がどんどん剥がれます。そのため、しっかりと上皮細胞を剥がした後、角膜にわざと傷をつけることで、治癒を促進させます。さくらさく様のどうぶつさんの実際の角膜のご様子がわからないため、詳細の案内が難しいですが、点眼や内服での治療を行ってもあまり改善が無かったり、繰り返し角膜がはがれてしまうようであれば、外科的な処置も必要かと存じます。そのため、外科的な処置が必要かどうかの判断につきましては、かかりつけの先生にお伺いいただけたらと存じます。なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、しつけ相談サービスを承っておりますので、ぜひご利用ください。お電話番号は、あんしんサービスセンター 0800-888-8256 です。平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。今後ともアニコムをどうぞよろしくお願い申し上げます。さくらさく様におかれましては、とてもご心配かと存じますが、一日も早く角膜潰瘍が快方に向かい、さくらさく様も安心して過ごせる日が来ることをお祈りしております。今後ともアニコムをどうぞよろしくお願い申し上げます。
明日輸血なんですが水は飲んでも...
投稿者:アンジェリーナ
投稿日:2016/10/13(Thu) 12:29
No.4503
キャバリア ルビー 女の子 10歳と10カ月。明日の朝から輸血する予定なのですが、当日の朝ご飯抜きと医師に言われたのですが、水を与えていいか聞き忘れ本日休診日で確認したかったのですが。現在、極度の貧血状態でステロイド注射をしている為水を多量に飲んでます。返答お願いします。
Re: 明日輸血なんですが水は飲ん...
- カウンセリング担当 三留
2016/10/13(Thu) 16:53
No.4505
アンジェリーナ 様いつも大変お世話になりまして誠にありがとうございます。No. 4503のご投稿へのご返答は、お電話でのご案内に変えさせていただきましたことを何とぞご了承ください。キャバリアちゃん、どうぞお大事になさってください。アンジェリーナ様におかれましてもくれぐれもお体ご自愛ください。今後とも、アニコム損保をよろしくお願い申し上げます。
子猫の便について
投稿者:youta
投稿日:2016/10/12(Wed) 10:48
No.4501
初めまして。ラグドールの子猫と生活五日目なのですが、初日は便を出しませんでしたが2日目以降は毎朝元気に便を出しています。下痢になることも無く安心をしていたのですが三日目、五日目と二回に渡って、肛門付近に便が付着しています。排泄時に付着したのかと三日目以降、排便後確認をしましたが、その時はついておらず30〜1時間後に確認したらドライフード二個くらいの大きさの便が付着しています。何か体に異変が起きてるのでしょうか。すぐ病院に行った方がいいのでしょうか?排便時はきちんと猫用トイレで行っています。返答お願いします。
Re: 子猫の便について
- 獣医師 江口
2016/10/13(Thu) 16:50
No.4504
youta 様秋晴れが続く今日この頃youta様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。この度はご相談いただきまして誠にありがとうございます。さっそくご案内させて頂きますが、実際のご様子を拝見しておりませんので、一般的なご案内となりますことをご了承下さい。今回、ラグドールちゃんをお迎えになられて、3日目と5日目の2回にわたって肛門付近にドライフード2個くらいの大きさの便が付着していたということですね。また、便は下痢でなく、排便後にはついていなかったのに、30分〜1時間後に確認した際に、気付かれたとのことでございますね。ネコちゃんの便は、硬すぎず柔らかすぎず、便を取り除いた後のトイレの砂やペットシーツに汚れが残らない程度の便が正常な便となります。便中の水分量が多くなると柔らかくなったり、表面がツヤツヤしてくることがあります。さらに悪化すると泥状便や水様便、粘液便となります。何らかの理由で軟便や下痢になった場合には、便が軟らかくなるため、排泄後の肛門に便が付着することもございます。また、また「しぶり腹」といって、頻繁に便意をもよおすのに、ほとんど便が出なかったり、排便があってもわずかしかない場合があります。また、大腸に炎症が起きたときによくみられる「しぶり腹」という症状の際には、頻繁に便意をもよおすのに、ほとんど便が出なかったり、排便があってもわずかしかない場合があります。このような際に、少し出たウンチが被毛や肛門周囲につくということもあります。youta 様のラグドールちゃんの便は下痢になっているご様子はないということですので、お伺いした範囲では健康上、おそらくご心配なさることはないとは思います。なお、便の調子も問題なく、しぶり腹のようなご様子も無い場合、その他に考えられる事として、以下のようなことが考えられます。1.毛づくろいした被毛が便に混じっているネコちゃんが毛づくろいをした際、被毛をいっしょに飲み込んでしまうことがございます。飲み込んだ被毛が便に混じって排泄される際に、便は排泄されているけれども、被毛の一部が肛門内に残っており、肛門から便がぶら下がっているようにみえたり、肛門周囲に便が付着することがございます。短毛種よりも長毛種のネコちゃんの方が被毛が長い分、このような事がみられることが多いかもしれません。また、被毛に限らず、おもちゃなどの糸や紐などを飲み込んだ際にも、このようなことが起こる場合がございます。※紐状のものは、飲み込んでしまった場合、便から排泄されずに腸管で詰まり、腸閉塞などを起こす可能性がありますので、注意が必要です。また、便が少し緩めだった場合、排便時に便が肛門周囲につくことも多いですが、長毛のネコちゃんだと、便が被毛の中に隠れて見えない状態であったのが、遊んでいる間に見えるようになったということもあるかもしれません。2.肛門腺の分泌物の可能性肛門の左右(時計に例えれば4時と8時の位置)には、一対の肛門嚢(腺)という袋状のものがあり、この中に分泌物が溜まります。溜まった分泌物は排便と一緒に排出され、自分の匂いを付けるマーキングに利用されます。この分泌物の性質は、色は黒から緑、粘り気もサラサラからネバネバと個体差があり、肛門嚢の中で貯まっている間に凝固し固いツブツブとなることがございます。それが肛門嚢から出て肛門に付着すると、肛門周りに便のようなものが付着しているようにみえることがございます。今回、ラグドールちゃんの肛門周囲に付着していたのは、ドライフード2個程度の大きさの「便」ということなので、分泌物の付着の可能性は低いとは思います。しかし、ラグドールちゃんが分泌物のたまりやすい体質であれば、今後、「肛門腺しぼり」といって肛門嚢を絞って分泌物を出すケアが必要となるかもしれません。念のため分泌物の付着かどうか、チェックしてもらった方がよろしいでしょう。お迎えになりまだ5日目ということでございますので、これからも便の形状や軟らかさに変化がないかどうか、食欲や元気にかわりはないかどうかや「しぶり腹」のような症状がみられないかどうか、良くご様子をみていただけたらと思います。もし、少しでもご様子がいつもと違うようだったり、元気がないようであれば、すぐに動物病院さんで診察していただきましょう。ラグドールちゃんをお迎えになり、youta様もネコちゃんも楽しい日々を過ごしていらっしゃることと思います。成長の早い時期ですので、今このときのラグドールちゃんと過ごすお時間を思いっきり楽しんで下さいませ。なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、しつけ相談サービスを承っておりますので、ぜひご利用ください。お電話番号は、あんしんサービスセンター 0800-888-8256 です。平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。今後ともアニコムをどうぞよろしくお願い申し上げます。
CRP20超
投稿者:マリン
投稿日:2016/10/07(Fri) 17:40
No.4499
10歳のオスのシーズーです。2日間持続する食欲不振と元気がなかったため動物病院を受診し、血液検査、レントゲン(胸部、腹部)、エコー検査をしてもらいました。検査はすべて異常なしで、白血球値も正常でしたが、CRPの値のみ20以上という高い値でした。その日は点滴をしてもらい(抗生剤が少し入っていたそうです)、翌日から体調と食欲が戻ってきました。2日後に再受診しCRPを測ってもらうと、6程度に下がっていましたが、それでも基準値よりはるかに高い値でした(この時はすでに食欲も元気も通常の状態に戻っていました)。その日も点滴をし、それ以降は抗生物質を服用することになり、食欲不振と元気のなさは現時点で改善されています。他の検査結果に問題がなく、CRPの値のみ高いのには何か病気が潜んでいる可能性があるのでしょうか。よろしくお願いします。
Re: CRP20超
2016/10/13(Thu) 09:09
No.4502
マリン 様日毎に秋も深まり、朝晩は肌寒さを感じる日も増えてきましたが、マリン様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。このたびはご相談をいただきまして誠にありがとうございます。マリン様のシーズーちゃんのCRPの値が高いということについてのご相談ですね。さっそくご案内させて頂きますが、実際のご様子を拝見していないため、一般的なご案内となりますことをご了承ください。まず、CRP(C 反応性タンパク)についてご案内いたします。CRPは、体の中に炎症または組織壊死がある状態のときに血液中に増加する蛋白質(急性期蛋白)の一つであり、急性炎症の指標とされているものです。体のどこかで炎症が起こると、6時間ほどで上昇し、24〜48時間でピークを迎えます。また、半減期(CRPの数値が半分に下がるまでの時間)は約6時間〜8時間です。CRPを測定する目的としては次のようなことが挙げられます。1.炎症性の疾患かどうかの確認2.治療効果の確認炎症がなければCRPは上昇しませんし、CRPの半減期は6-8時間と短いので、「CRP価が減少していれば炎症を抑えることができている」、「CRP価に変化なければ治療の効果があらわれていない、炎症が続いている」などと考えられるからです。なお、CRPが高値を示す際に考えられる病気には、次のようなものがあります。・感染症(特に細菌感染)・免疫介在性の炎症(免疫介在性関節炎、アレルギー性胃腸炎など)・胃腸炎・腫瘍・膠原病・心筋梗塞・外傷、骨折、外科手術ただし、この限りではございませんし、炎症があっても、ウイルス感染、真菌感染、白血病、脳梗塞などのように、CRPが著しく増加しない炎症もあります。なお、一般的に、CRPの正常値は0〜1mg/dl、軽い炎症では1〜5mg/dl、重い炎症では5〜10mg/dl、10mg/dl以上ではかなり重い炎症が考えられるとされています。白血球数も炎症を調べる検査として利用されます。。細菌感染などが起きると白血球はすばやく攻撃しようとします。攻撃の結果として発赤・腫脹・疼痛・熱感といった炎症反応が起き、次に、炎症時に異物や壊死物質を貪食した単球やマクロファージから IL-6やTNFαなどのサイトカインが分泌され、それが肝細胞に作用してCRPやフィブリノーゲンなどの急性期蛋白の産生が促進されます。したがって、CRPと白血球とでは数値が上昇するタイミングには時間差が生じます。ちなみに、白血球数の上昇は炎症が発生した後数時間以内に起こり、CRPの増加は6〜12時間後から始まります。また、白血球数は炎症だけでなく、激しい運動や痙攣、中毒性疾患などでも上昇し、炎症後にだけ上昇するというわけではありません。また先にご案内したように、ウイルス感染症などではCRPが正常値であるため、感染症の早期診断時や炎症性疾患の度合いを把握するためには白血球数とCRPを組合せて測定します。マリン様のシーズーちゃんが検査なさった時、白血球数は正常値でCRPのみ高値を示したのですが、このことは、CRPと白血球のピークの時期に時差があるため、測定時では白血球のピークが収まり、逆にCRPがピークを迎えていたことが考えられます。またその他の血液検査、レントゲン検査、エコー検査でも異常がみられなかったということから、血液検査で調べることのできる臓器には異常はなく、もしくは異常値が出るほどではなく、レントゲン検査やエコー検査などの画像診断で見つけることもできない様な炎症が、体の中のどこかにあったということが考えられます。今回、治療後2日目のCRPはまだ高い数値ですが下がっており、症状に改善がみられたということは治療により炎症が抑えられていることがわかります。シーズーちゃんは現在も抗生物質で治療中ということでございますね。症状も改善されており何よりです。今後も炎症反応を経過観察して頂き、完治を目指していくことと思いますが、今回、CRPが高い値を示した原因は判明していないということですので、再発する可能性も考えられるかと思います。再発に対するマリン様の不安もとても大きなものかと思いますので、経過観察と原因究明につきましてはかかりつけ動物病院さまにしっかりご相談頂きますようお願い致します。マリン様におかれましては、とてもご心配かと存じますが、一日も早く、シーズーちゃんもお元気になられ、マリン様も安心して過ごせる日が来ることお祈りしております。なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、しつけ相談サービスを承っておりますので、ぜひご利用ください。お電話番号は、あんしんサービスセンター 0800-888-8256です。平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。今後ともアニコムをどうぞよろしくお願い申し上げます。
食糞について
投稿者:ユカルド
投稿日:2016/10/07(Fri) 10:42
No.4498
生後6ケ月のポメラニアンの女の子ですが、いつも食糞をしてしまい、困ってます。フードに混ぜる食糞 防止のシロップやサプリやパイナップルなどを試しましたが一向にやめず、ウンチをしてる最中でも食べに行こうとしています。食糞を止めるなにか良い方法 はないでしょうか?
Re: 食糞について
- 愛玩動物飼養管理士 三留
2016/10/11(Tue) 17:36
No.4500
ユカルド 様秋色の深まりを感じる頃ですが、ユカルド様におかれましては、いかがお過ごしでしょうか。この度は、ご相談をいただきまして、誠にありがとうございます。生後6ヶ月のポメラニアンちゃんの食糞についてお困りとのことですね。早速ご案内をさせていただきますが、一般的なご案内となりますこと、何とぞご了承ください。私たち人間にとっては驚き以外の何物でもない「ウンチを食べる」という行動ですが、動物界では「ウンチを食べるのが普通」という動物もいて、比較的よく見られる行動です。ワンちゃんの世界でも、母犬は、子犬を危険から守るためなのか、子犬の排泄物を食べて片付ける習性があります。このような母犬の様子を目にしてきたせいなのか、多くの子犬が自分のウンチを食べて飼い主さんを戸惑わせます。子犬のうちは食べた物を消化吸収する力が不十分ですので、食べ物が充分に消化されずに出てくることが考えられ、食べ物の匂いに誘われて食べることがあると思いますし、好奇心や退屈しのぎのおもちゃとして遊んで食べてしまうこともあるようです。このように、ワンちゃんがウンチを食べる原因は、次のようなことが考えられます。1.食事の量が多すぎたり少なすぎたりして、適量でない2.ウンチに食事の匂いが残っている3.好奇心から食べてしまう4.ウンチを片付けているつもりで食べてしまっている5.排泄の失敗を叱られた経験からウンチをすることがいけない行為と思い、ウンチを隠すため食べるようになる6.ウンチを食べたときに周囲がびっくりして声をかけられた経験があり、構ってもらえると思い、注意をひきたくて食べてしまう7.環境の大きな変化などの不安が原因となり、そのストレスのはけ口としてウンチを食べる8.退屈のあまりウンチで遊んでいる間に食べてしまう9.自分の所有物(ウンチ)をとられまいと食べてしまう9.寄生虫感染10.消化不良 などユカルド様がお試しになった、フードに混ぜる食糞防止のシロップやサプリ、そしてパイナップルの摂取は、ワンちゃんにとって口にしたウンチを嫌な状態にする、あるいは排泄物のにおいをかえるというところに注目した方法だと思います。ただ、効果がみられることもあれば、みられない場合もあり、また、だんだん効果がなくなることもあるようです。ポメラニアンちゃんは成長著しい時期から、少しずつ成長が落ち着いてくる時期に移行する頃だと思いますが、食欲はいかがでしょうか。ポメラニアンちゃんの食事量が適量であるかなど、今一度ご確認をしていただくことも大切でしょう。フードの袋に印刷してある適量は、あくまでも目安です。目安量の1〜2割程度であれば増減は問題ないとされており、食事量はそれぞれのワンちゃんにあわせて調節いただく必要がございます。ご飯を食べた後も食器をペロペロとなめたり、食器をながめたりする、ウンチがどちらかというとかためである、という場合には少し足りないかもしれません。あるいは多すぎて上手に消化ができていない場合もあるかもしれません。一度に沢山食べられないけど、すぐにお腹が空いている様子であるような場合には、食事の回数を増やしていただいてもよろしいでしょう。また、夕飯から朝ご飯までの時間が長くて、明け方にはお腹がすいて、排泄したウンチを食べてしまうような場合もあるようです。そのような場合には、一日のトータルの分量から少し取り分けておいた分を、夜寝る前にお与えいただいてもよろしいかもしれません。あるいはケージの中でウンチをオモチャにしていることもあるかもしれません。そのような場合には、お散歩の時間や距離を増やして、ポメラニアンちゃんがケージに戻る頃には、心地よい疲れに、うとうとしてしまっている状態にしていただくのもよろしいでしょう。ケージのスペースに比較的余裕があるのであれば、ケージの中にクレートなどを入れて、お気に入りの巣穴のような、お気に入りのスペースを作っていただき、寝るスペースとトイレを分けて、ケージの中で過ごしているとき、ウンチが目に入らない環境を作るのも一つの方法でしょう。ケージが狭いようであれば、ケージそのものをサークルのようなもので囲い、少し遊ぶスペースを作るなど工夫なさるのも一つの方法でしょう。ポメラニアンちゃんはウンチをしていても食べにいこうとするのですね。ウンチに対して「取られたくない」という気持ちがあるのかもしれませんね。多くのワンちゃんは、自分のしたウンチに対して執着心もあるようです。例えば、ワンちゃんがウンチをするのを目で追い、飼い主様が急いで走りよりウンチを片付ける様子を、「ママもウンチを欲しがっているみたい。取られるものか」とかえってワンちゃんのウンチへの執着心を強くしてしまっていることもあるかもしれません。ウンチへの執着心を軽減するために、排便後はワンちゃんの意識を可能な限りウンチから離すようにしまうことが重要でしょう。例えば、ポメラニアンちゃんがウンチをしたら、少し離れたところからポメラニアンちゃんを呼んで、「ウンチ出たのね。上手にできてお利口ね」と声をかけ褒めていただき、ご褒美のオヤツをあげたり、おもちゃなどで遊ばせてあげたり、ボールなどを転がして気持ちをそらしてしまい、ワンちゃんが遊んでいる間に片付けてしまいましょう。ウンチをしたら、ママの方にいき、オヤツをもらったりおもちゃで遊べて楽しいという状況を作っていただくのもよろしいかもしれません。ご家族様はいつも見ているわけにはいきませんし、思うようにいかないこともあると思いますが、まずは可能な範囲で工夫をしていただき、徐々にポメラニアンちゃんの「ウンチを食べよう」という意識を、「ママに褒めてもらおう」、「ボールで遊びたい」というほかのことに替えてしまえるとよろしいですね。また、ポメラニアンちゃんがウンチに口を近づけようとした瞬間、低くて落ち着いた声で「いけない」などと叱っていただき、食べないでいたら「オリコウね」と明るい声で褒めていただき、食べないでいたら良いことがあったと感じさせてあげましょう。また、「ウンチを食べたら、ママが構ってくれた」というのではなく、ウンチを食べないでいたときたくさん遊んで楽しかった、という記憶をたくさん作ってあげましょう。食糞はとくに止めさせるのが難しい行動ですが、飼い主様が止めさせようと力を入れることが、かえってワンちゃんのウンチへの執着心を高めてしまう場合もあるようです。子犬ちゃんのうちに食糞をしていた子も、成長にしたがいウンチを食べなくなることもありますし、お散歩時に排泄をするようになると排泄後の片付けがしやすくなります。「まあ、元気であればいい」とのんびりとした飼い主様の気持ちがワンちゃんがウンチへの興味をなくし、食べなくなることもみられます。食糞はどうしても、尾をひくことも多く、ずっと食べなくなったワンちゃんが、ひょんなことでまた食べてしまうこともみられますが、のんびりと対応していただくお気持ちも大切なことかもしれません。ウンチを食べるワンちゃんのご家族様にとって、ワンちゃんがウンチを食べたお口でなめるという行動が気になるものだと思います。なめるというのは、親愛の気持ちだとされていますので、ワンちゃんは「ママ大好き!」という気持ちでなめているのであれば、叱るというのもおかしなものですね。そのようなときは、叱るのではなく、そっとさりげなく体の位置をかえて、なめられても抵抗のない体の部位をなめさせるようにしたり、「あら」などとおっしゃって、さりげなくその場から離れたり、他の行動に誘ってあげてもよろしいでしょう。なお、ウンチを口にして体を壊すことは通常はありませんが、食糞の原因が寄生虫の感染で、栄養が十分に足りていない場合や消化が不十分であることなども考えられます。ワンちゃんの健康状態に問題が無いかどうか確認していただくために、ウンチを動物病院にお持ちになり、ワンちゃんのお腹に寄生虫がいないかのチェックをしていただき、その際に消化の状況も併せてみていただくことも大切でしょう。ポメラニアンちゃんのお健やかなご成長が楽しみですね。気温差が大きく、体調管理が難しい季節でございますが。ユカルド様におかれましては、くれぐれもご自愛ください。なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、しつけ相談サービスを承っておりますので、ぜひご利用ください。お電話番号は、あんしんサービスセンター 0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。今後ともアニコムをどうぞよろしくお願い申し上げます。