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・回答までに数日いただきますので、緊急を要する場合(誤飲、頻回の下痢・嘔吐、おしっこが出ない等)は、すぐに動物病院を受診してください。 ・当掲示板での回答は、お申し出内容に基づく一般的な回答となります。 ・「ワード検索」にお悩みのキーワード(トイレ等)入れていただくと、過去の類似の回答をご確認いただくことができます。 ・ニックネーム、タイトル、コメント欄は全体に公開されますので、氏名や証券番号など、個人情報の入力はお控えください。
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乳腺腫瘍 手術について
投稿者:rie
投稿日:2012/12/07(Fri) 21:42
No.1802
ミニチュアダックス・メス9歳のことで先日も相談させて頂きご丁寧なお返事ありがとうございました。手術が来週になり、親バカながら眠れない日々が続いております。。手術や入院するのは始めてなので不安がいっぱいです。病院にも聞こうと思っていますが、またお聞きしたいことがあります。手術後1泊入院することになっていますが、動物病院では夜間は先生が巡回で様子見てくれるのでしょうか?色々ネットで手術された方の話しを見ると夜間に死んだとか悲しいお話が沢山あるのでとても不安です。できることなら私がずっと見守りたいと思ったりもします。飼い主が病院で1晩一緒にいるのはやはり無理ですよね。。また今回乳腺腫瘍と思われる0.5ミリほどのしこりの切除と避妊手術・歯石除去も一緒にしたほうが良いと先生に言われました。いちをお願いしたのですが、ここにきて歯石除去もすると麻酔の時間も長くなるし、体の事を考えたら大丈夫なんだろうかと迷っています。考えすぎて何が愛犬にベストな選択なのか解らなくなってきています。。なにかアドバイスをどうかお願い致します。
Re: 乳腺腫瘍 手術について
- 獣医師 岸田
2012/12/11(Tue) 17:39
No.1808
rie 様その後、ミニチュアダックスちゃんは乳腺腫瘍の手術をなさることになられたとのことでございますね。大切なミニュチュアダックスちゃんの手術に際してのご相談でございますね。早速、問合せにつきましてご案内させて頂きますが、実際のご様子を拝見していないため、一般的なご案内となりますことを何卒ご了承ください。【夜間のご対応について】手術後の1泊入院の際の夜間の対応についてでございますが、動物病院さんによっていろいろでございます。夜間当直制のあるような大きな病院さんですと、夜間担当の先生が見廻りを行ってくれると思います。夜間獣医師が不在となるような動物病院さんも多いと思いますが、手術直後のどうぶつや重症のどうぶつに対応しては状態によって夜間も付き添って様子を見てくれたり、モニターで様子をチェックして急変にすぐに対応できる体制をとっているような場合もあります。ただし、病院さんによると思いますが、防犯上の観点から、夜間の飼い主様の付き添いはお断りされている病院さんが多いのではないかと思います。夜間の対応につきましては、ミニチュアダックスちゃんが手術されるご予定の病院さんによくお聞きになって下さい。避妊手術など開腹処置を伴う手術の場合には、術後の状態の確認と十分な安静の必要から1泊入院を行うケースが多いと思いますが、もし夜間の対応にご不安が残りご自宅で見守りたいということであれば、状況によってそのようなことが可能かどうかということも含めてご相談いただくとよろしいでしょう。その際には、どのような状態に注意が必要かということと、万が一の急変のときにどのように対応するか(対応してもらえる機関があるかどうか)ということについても確認しておきましょう。【併せて歯石除去をなさることについて】乳腺のしこりの切除と避妊手術に加えて、歯石除去も一緒に行うことを主治医の先生に勧められ、ご心配されていらっしゃるとのことですね。歯石除去の処置は一般的には皮膚切開を伴う他の外科的処置と同時に行うことはできませんので、歯石除去を行うとそれだけ麻酔時間が長くなるのは確かです。おそらく、麻酔中の循環や呼吸の状態と麻酔の安定性をモニターした上で、しこりの切除や避妊手術の終了後に続けて歯石の除去処置を行っても大丈夫かどうかを判断してくださることと思います。もし循環や呼吸の状態に心配な点が見られたり、麻酔処置を早めに切り上げた方がよいような様子が見られる場合には、歯石の除去処置は行わずに終了するということもあるかもしれません。中高齢のワンちゃんでは歯肉炎などの歯周疾患が多く見られますが、歯石が炎症の原因となっており、歯石を除去しなければ完治が難しいケースも多く見られます。歯肉炎の部位から血液中に入りこんだ細菌が体の様々な部位に影響を及ぼす可能性もあり、歯肉炎は未然に防ぐことが大事ですが、そのためには、すでに付いている歯石を除去し、新たな歯石をつけないようにすることが重要です。もし今回麻酔をかけた時に状況が許すのであれば、一緒に歯石除去をしておくことは将来的に考えるととても良いことだと思います。しかし、一度麻酔下で歯石を除去しても、その後の適切なケア(定期的な歯磨きなどのお家でのデンタルケア)を行わないと、早ければ半年から数年程度でまた同じような状態に戻ってしまう場合もございます。処置後のケアがきちんとできるかどうかは、今回麻酔時間が長くなるリスクを負っても歯石除去の処置を行うメリットがあるかどうかを検討する上で大事なポイントとなってくると思いますので、その点も併せて主治医の先生とご相談され、ご納得された上で処置をお受けになっていただければと思います。ミニュチュアダックスちゃんにとっても、始めての体験ですので、不安を抱くのは当然かと存じます。ミニュチュアダックスちゃんが少しでも、安心して、リラックスをして手術を受けられるため、ワンちゃんは飼い主様の気持ちをとても敏感に察するどうぶつですので、ご心配かとは存じますが、rie様が安心なさっている表情をミニュチュアダックスちゃんに見せてあげることが重要でございます。そのためにも、是非、ご不安な点やご不明な点については主治医の先生によくお聞きになって、ご納得された上で、当日は「大丈夫だから安心してがんばっておいで」と笑顔で送りだしてあげていただけたらと思います。手術が無事終わって、前よりももっと元気なミニチュアダックスちゃんになれるように、心よりお祈りいたしております。どうぞお大事になさってください。寒くなりますが、rie様もどうぞお体大切にお過ごし下さい。また、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、しつけ相談サービスを承っておりますので、ぜひご利用くださいませ。お電話番号は、あんしんサービスセンター 0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。今後とも、アニコムをよろしくお願い申し上げます。
トイプードルの震え
投稿者:ヴィーたん
投稿日:2012/12/07(Fri) 18:47
No.1801
1歳10ヶ月のトイプードルの女の子です。1週間ほど前から、朝起きてからゴハンを食べるまでや、私が帰宅した後にケージから出す時など、小刻みに震えていることが頻繁にあります。何か健康上で問題があるのでしょうか? 食欲、便、尿などは健康そのものなので病院に連れていくべきか悩みます。病気でないとしたら震えるということは何を心配するべきでしょうか? 体重は1.8kg、体高は約25cmです。アドバイスお願いいたします。
Re: トイプードルの震え
- 獣医師 溝谷
2012/12/11(Tue) 17:33
No.1807
ヴィーたん様師走に入り、なんとなく気忙しい季節となりましたが、いかがお過ごしでしょうか。この度はご相談を頂きまして、誠にありがとうございます。トイプードルちゃんが1週間程前から、小刻みに震える様子が見られてご心配なさっているとのことでございますね。お問合せにつきましてご案内させて頂きますが、実際のご様子を拝見しておりませんので、一般的なご案内となりますことを何卒ご了承ください。ワンちゃんに「震える」という症状が見られる場合、一般的には「寒い」「痛い」「怖い」「うれしい」のどれかが原因となっていることが多いといわれます。ワンちゃんは一般的に、寒さには強いと思われていますが、小さいころから温度環境の整った室内で育ったワンちゃんや小型犬のワンちゃんは寒さには弱い子が多いようです。ヴィーたん様のトイプードルちゃんは、朝起きてからご飯を食べるまでや、ケージを出すときに震えるとのことですが、朝の室内の寒さが原因となっている可能性があるかもしれません。人間にとっても、特に最近寒さが身にしみて、不調を感じることの多い時期ですが、もし寒さが原因の震えでしたら、室温をあげていただいたり、寒いときに体を温めることが出来るように、毛布などを置いておいてあげたりしてはいかがでしょうか。ペットヒーターなどをご使用いただいてもよいと思いますが、その際には、暑さを感じたら自分で涼しい場所に移動できるようなスペースをつくり、ワンちゃんが自分で調節できるようにしてあげましょう。また、ワンちゃんは「お腹が痛い」「腰が痛い」「足が痛い」などの「痛み」で震えることもございます。震えの症状が見られる時に身体に触れてみると、痛いところに触れられたときに緊張して力を入れたり、嫌がって噛みつこうとしたりすることで、どこの部位が痛いのか推測できることもございますが、痛みで全身的に緊張していて部位の特定が難しいこともあります。ヴィーたん様のトイプードルちゃんは食欲もあり日中はとても元気とのことですので、何か大きな病気による痛みである可能性は低いと考えられますが、朝食前の空腹時に震えているとのことですので、空腹時の胃酸過多による胃の痛みやむかつきを感じて震えている可能性もあるかもしれません。空腹時の胃酸過多は夕食を食べてから朝食を食べるまでの間の時間が長いワンちゃんによく見られ、明け方に胃液などを吐くといった症状で気が付かれることもございます。朝食を食べれば症状が改善しあとはケロッとしているというのも特徴です。その場合、夕食の時間をなるべく遅めにしたり、寝る前に軽く食事を与えていただき、空腹になる時間をなるべく短くしていただくことで改善することがございますので、一度試してみられてはいかがでしょうか。なお、胃酸過多の症状が疑われて、食事時間の変更のみで症状が改善しない場合には、制酸剤などの胃薬の使用が必要な場合もありますので、状況によってはかかりつけの先生にご相談されるとよろしいと思います。また、ワンちゃんは恐怖や不安で震えることもございますが、うれしさや喜びで震えることもございます。ヴィーたん様のトイプードルちゃんは、ご飯の前やケージから出る前の震えですので、うれしさの表現としての震えかもしれません。トイプードルちゃんが「大好きなヴィーたん様と遊べる」、「おいしいご飯がもらえる」と感じて喜びがいっぱいになり、震えているのかもしれません。また、ワンちゃんは飼い主さんの注目がほしくて仕方がないどうぶつですが、震えたときに、ヴィーたん様が心配そうなお顔をなさる様子をみて、震えることを構ってもらえる行動としてトイプードルちゃんが思っている可能性もあるかもしれません。したがいまして、ヴィーたん様はトイプードルちゃんが震えているときにも不安そうに声をかけることなく、平然と、いつもと変わらない落ち着いた様子をトイプードルちゃんに見せてあげたほうがよろしいでしょう。ヴィーたん様のトイプードルちゃんは食欲、便、尿などは健康そのものとのことでございますね。元気や食欲、その他の体調に問題がないのであれば、まずは部屋の温度のチェックや食事時間の改善などできるところから試してみて、症状の改善が、なかなか見られなかったり悪化する様子がある場合や、食欲元気等に変化が見られるような場合には、動物病院さんでご相談されるとよろしいと思います。まだまだ寒い日が続いてまいります。低気圧が近づくと、身体に不調を感じたり、気分が優れないこともございますので、ヴィーたん様もトイプードルちゃんも、体調を崩されませんよう、お身体大切にお過ごし下さい。なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、しつけ相談サービスを承っております。お気がかりなことがお有りの際には、ぜひご利用くださいませ。お電話番号は、あんしんサービスセンター 0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。今後ともアニコムを宜しくお願い申し上げます。また何か気がかりなことがございましたらご相談下さい。今後ともアニコムをよろしくお願い申し上げます。
吐く
投稿者:コジロー
投稿日:2012/12/10(Mon) 02:06
No.1804
滅多に吐かないオス柴7歳です。昼食に私たちの長崎ちゃんぽんを洗ったものを少し与えたのが悪かったのか、夜になって吐いたため、かかりつけの病院で吐き気止めの注射をしてもらって帰宅したところ、深夜に2度吐いてしまいました。病院が月、火と休みのため二日分の抗生物質と吐き気止めの錠剤をもらってありますが、脱水とかを心配しております。スポーツドリンクを与えるとか、家庭でできることはないものでしょうか?
Re: 吐く
- 獣医師 山田
2012/12/10(Mon) 17:54
No.1806
コジロー 様この度はご相談を頂きまして、誠にありがとうございます。コジロー様の柴ちゃんが、長崎ちゃんぽんを食べた後から吐いていて、動物病院さんで治療して頂いた後も、まだ嘔吐が続いているという事でございますね。お問合せにつきましてご案内させて頂きますが、実際にワンちゃんのご様子を拝見しておりませんので、一般的なご案内となりますことを何卒ご了承くださいませ。まず、ワンちゃんの嘔吐の原因は多岐にわたります。今回の症状は長崎ちゃんぽんを食べた後からとの事ですので、これを食べたことが、要因の1つかもしれません。普段食べなれないものを食べた事で、胃腸が驚き、軽度の胃腸炎を起こし嘔吐する場合もございますし、長崎ちゃんぽんの中に長ネギやにんにくなど入っていた場合には、中毒症状をおこし、嘔吐の症状が出る可能性もございます。中毒の場合は、嘔吐以外にも様々な症状(下痢、流涎、貧血、抑鬱、痙攣など)が出てくる場合がございます。また、洗った長崎ちゃんぽんを与えたとの事ですが、脂分の摂取により消化酵素を出す膵臓に負担がかかり急性膵炎を起こす可能性もございます。この膵炎でも嘔吐の症状が見られる事がございます。コジロー様の柴ちゃんにおかれましては、動物病院さんで診察を受け、抗生剤と吐き気止めの内服を処方して頂いているとの事ですので、おそらく中毒や膵炎の重篤な状況ではないのかとは思います。ただ、胃腸炎であっても、嘔吐が続いてしまいますと、コジローさまがおっしゃるとおり、脱水を起こす可能性もございますし、嘔吐により胃酸で食道粘膜が炎症をおこし、さらに嘔吐が助長されることもございますので、適切な処置が必要となります。お口から水分を摂取しても嘔吐が見られる様であれば、やはり点滴等で脱水しないようにしてあげる事が必要となります。お口からお水を飲んでも吐かない様であれば、少しずつ飲水をさせてあげた方が良いでしょう。スポーツドリンクを与えるのも1つの方法ですが、人間が飲むスポーツドリンクの濃度ですと、糖分の摂取し過ぎになってしまいますので、薄めて与える必要がございます。また、人と違って、「お水を飲んで」と言っても、なかなか飲んではくれませんので、スポイトのようなもので少しずつ与えるというのも方法の1つですが、気管に入って誤嚥しないように注意が必要となります。また、いつも食べているフードがドライフードならば、ぬるま湯でふやかして与える事で、水分摂取量を増やす事ができますし、フードをふやかしていただく事で、硬いままより消化吸収が良くなり、吐きにくくなる事がございますので、お試しいただいても良いかと思います。その後の柴ちゃんのご様子はいかがでしょうか?食欲や元気はございますか?嘔吐以外に下痢などの症状は出ていませんでしょうか?かかりつけの動物病院さんが12/10、12/11と休診とのことで、コジロー様におかれましては不安なお気持ちでいらっしゃるのではないかと思います。柴ちゃんの症状や様子によってはご家庭でのケアだけでは改善が見られないこともございますので、嘔吐が続いたり、食欲がない、元気がなくぐったりしているような様子が見られるようでしたら、他の動物病院さんで診察していただく必要もあるかと思います。また、今回は長崎ちゃんぽんを食べてからの症状のため、主にそのお話をさせて頂きましたが、それ以外にも嘔吐を起こす病気はございます。改善傾向が認められないようでしたら、全身の検査(血液検査やレントゲン検査、場合によってはエコー検査など)が必要となる可能性もございますので、かかりつけの先生とよくご相談ください。体調を崩しやすい季節ですが、お身体大切にお過ごし下さい。柴ちゃんもどうぞお大事になさってください。なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、しつけ相談のサービスを承っております。気がかりなことがおありの際には、お気軽にご利用くださいませ。お電話番号は、あんしんサービスセンター 0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。今後ともアニコムを宜しくお願い申し上げます。
このままで良いのでしょうか?
投稿者:ショコロン
投稿日:2012/12/06(Thu) 12:54
No.1799
Tプードル.1歳3ヶ月女の子の事で相談させていただきます。今年の3月に避妊手術をしたのですが、手術で使った糸が悪く炎症を起こしているか膀胱炎との事で避妊手術をした所とは別の病院で治療をしています。最初は血尿が出ていて、抗生物質を3ヶ月ほど飲んでいますが良くなりません。毎週尿検査をしていて、月に1度はエコー検査もしています。1ヶ月前に膀胱から直接おしっこを採って薬剤耐性検査をした結果今飲んでいるお薬は効かないとの結果が出たのですが、先生いわく多少は効いているみたいだし薬を変えると薬が効かない子になってしまうので様子を見ましょうと言われています。私としては様子を見ましょうと言われてもそれならわざわざ痛い思いをさせた薬剤耐性検査の意味が無いのでは?と不信感を感じ始めてしまいました。毎週の尿検査の結果は血球やストラバイトが減ったり増えたりです。長文になってしまいましたが、このまま通院した方が良いのか転院した方が良いのか悩んでるいます。よろしくお願いします。
Re: このままで良いのでしょうか...
2012/12/10(Mon) 12:47
No.1805
ショコロン 様この度はご相談を頂きまして、誠にありがとうございます。トイプードルちゃんに血尿が見られ、治療を続けているけれどもなかなか良くならないとのことで、ショコロン様におかれましてはさぞかしご心配されていらっしゃることと思います。お問合せにつきましてご案内させて頂きますが、実際のご様子を拝見していないため、一般的なご案内となりますことを何卒ご了承ください。トイプードルちゃんはオシッコに血液が混ざる状態が続いていて、抗生物質の治療を受けているけれども良くならないとのことですね。お伺いした状況から考えられる血尿の原因としては、次のようなことが挙げられます。1.膀胱炎膀胱内に細菌感染を起こしたり、結晶や結石などがあることで膀胱粘膜が炎症を起こします。血尿の他、頻尿や発熱、下腹部痛などの症状を伴うこともあります。尿検査で赤血球の他に膀胱粘膜の細胞や白血球、細菌、結石や結晶などが見られます。2.腎結石、尿路結石腎臓あるいは腎臓でつくられたオシッコが排泄されるまでの経路(尿路:尿管・膀胱・尿道)に結石があると、オシッコに血が混ざります。二次的に細菌感染を起こすこともあります。超音波検査や、結石の種類によってはレントゲン検査でわかります。3.膣炎膣粘膜に細菌感染が起こり、血液や分泌物がオシッコに混ざることがあります。おりものがみられることもあります。膣粘膜の細胞診検査でわかります。4.子宮、膣、腎臓、尿路系の腫瘍腫瘍からの出血や、腫瘍が粘膜を刺激することにより、オシッコに血が混ざったりオリモノが見られることがあります。特に膣の平滑筋腫はワンちゃんに多く見られます。5.子宮断端部の炎症避妊手術で子宮を摘出しているワンちゃんの場合、まれにですが体に残った子宮の断端部が炎症を起こすことがあります。状態によってオシッコに血が混ざったり、オリモノや排膿が見られることがあります。6.縫合糸に対する炎症反応避妊手術で子宮を摘出する際に使用した縫合糸に対して過剰な組織反応を起こし、「縫合糸反応性肉芽腫」というものができてしまうワンちゃんがまれにいます。状態によってオシッコに血が混ざったり、オリモノが見られることがあります。トイプードルちゃんは尿検査で血球やストルバイトが見られているとのことですね。ストルバイトは砂状あるいは結石状になると、膀胱粘膜を傷つけ出血の原因になります。ストルバイト結晶はオシッコがアルカリ性になるとできやすい結晶で、特に症状のない健康なワンちゃんでも見られることもありますが、継続して見られていたり、オシッコのpHがアルカリ性になっていることが多いようであれば、砂状あるいは結石状になって出血の原因になることも考えられますので、食事療法を行っていただいた方がよろしいかもしれません。また、膀胱内を含め、腎臓や尿路系にすでに結石状になってしまったものがないかどうかを確認していただくことが必要でしょう。ショコロン様のトイプードルちゃんは、膀胱から直接採尿して細菌の薬剤耐性検査を行って、それまで飲んでいたお薬に耐性のある細菌が感染していることがわかったとのことでございますね。もし細菌性の膀胱炎を起こしている可能性が高く(尿検査で細菌や白血球、膀胱粘膜などが多く見られる)、その細菌がトイプードルちゃんの血尿の原因となっている可能性が高いと考えられるのであれば、やはり、適切な抗生物質を使用してきちんと治療することが必要だと思います。ただ、細菌が検出されても、それが必ずしも症状の原因となっているとは限りません。また、抗生物質にも様々な種類があり、薬によって注射が必要だったり、副作用が心配されたり、耐性菌ができやすかったり、状況によっては使うことが難しいような場合もあり、どうしてもその治療が必要と判断される場合には、リスクと効果をよく検討した上で使用することになります。トイプードルちゃんの主治医の先生が薬は変えずに様子をみましょうとおっしゃったのは、血尿の治療に対して今抗生剤を変更してその耐性菌をやっつける効果と、抗生剤を変更するリスクを評価した上でそのようにご判断されたのではないかと思いますが、詳細は主治医の先生にお聞きになっていただければと存じます。もし自然排尿した尿中の細菌や白血球に比べて、膀胱から直接採取した尿中の細菌や白血球などが少ないようであれば、感染部位は膀胱内ではなくそれより下部の部分(尿道や膣)、あるいは子宮断端部などの可能性が高くなります。そのような判断をするためにも、膀胱から直接採尿して検査したことに意義はあったのではないかと思いますが、その点に関しましても、主治医の先生にご確認いただければと思います。近年、外科手術後の縫合糸に対する炎症反応(縫合糸反応性肉芽腫)が認められるケースが増加してきていることが指摘されています。避妊手術では、子宮を摘出する際に使用した縫合糸に対して過剰な組織反応を起こし、子宮断端部に肉芽腫ができて、血尿やおりものが見られて発見されるケースが多いようです。なお、卵巣摘出のみの避妊手術の場合には卵巣摘出した周囲に炎症反応が見られますが、子宮を摘出していないので子宮断端部の肉芽腫は見られないことが多いです。また、この反応は身体の免疫反応ですので、どのような糸を用いても反応が出てしまう体質の子もおります。縫合糸反応性肉芽腫は主に免疫抑制剤などで治療を行いますが、あまり反応がよくない場合が多く、最終的には外科的な切除が必要になることが多くみられます。時間の経過とともに周囲組織(子宮断端部の場合は膀胱や尿管など)との癒着が進行し、手術のリスクが高くなる可能性もありますので、もしそのような可能性があるのであれば、早めに診断し、対処を行っていただいた方がよろしいでしょう。避妊手術で使用した糸の炎症か膀胱炎かの診断は、症状がよく似ているため診断が困難な事がございます。病院の先生も、まずは膀胱炎の治療を行い、治療に対する反応を見ていらっしゃるのではないかと思います。トイプードルちゃんは現在は定期的な検査で経過観察を行っていらっしゃるということですね。食欲や元気など一般状態に問題がなく、出血に伴う痛みなどもないようでしたら、一般的な膀胱炎に対する生活上の注意(排泄を我慢しない、水分摂取量を増やすなど)を続けていただき様子を見ていただくというのも一つの方法とは思いますが、なかなかよくならないことでご心配されていらっしゃることと思いますので、再度、今後の治療方針について、主治医の先生とよくご相談いただくとよろしいと思います。またはセカンドオピニオンとして他の獣医師の先生のご意見を聞いてみることもよいと思います。早くよくなるといいですね。どうぞお大事になさってください。寒くなりますが、どうぞお体大切にお過ごし下さい。また、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、しつけ相談サービスを承っておりますので、ぜひご利用くださいませ。お電話番号は、あんしんサービスセンター 0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。今後とも、アニコムをよろしくお願い申し上げます。
排泄が…
投稿者:くー
投稿日:2012/12/04(Tue) 10:47
No.1795
ロシアンブルー 10歳 一匹飼い ♂去勢済です。昨年尿路結石で手術をし、その件は問題なくなったのですが、秋の初めくらいから毎日出ていた便が2,3日に一度くらいとなり、固めの便で便秘気味になってしまいました。出なくて食欲が落ちるようでしたら病院に行こうと思っているのですが、幸い食欲はいつも通りあります。その頃は間隔が開くくらいで普通にトイレにしてたのですが、ここ一ヶ月くらいは便のときはトイレ以外でするようになってしまいました。子供の机の後ろとか、リビングの床だったり、床に落ちてたスーパーの袋や、昨日は玄関でした。先日たまたま排泄しそうな動きを見つけたのであわててトイレに入れたら前足が出て後ろ足も出てかろうじておしりがトイレにかかってなんとかセーフでしたが、おさえつけてやっとという感じでした。おしっこは普通にトイレにしてます。砂は何年も同じものを購入してます。ご飯はずっと療法食で、便秘気味になってからは缶詰を少し混ぜてあげてます。家族は、ボケたんじゃないかと言ってますが、早いんじゃないかとも思いますが…何かアドバイスがありましたらお願いします。
Re: 排泄が…
2012/12/06(Thu) 19:22
No.1800
くー 様この度はご相談いただきありがとうございます。ロシアンブルーちゃんが便秘気味で排便回数が減り、トイレ以外の場所で排便をするようになってしまったとのことでございますね。お問合せにつきましてご案内させて頂きますが、実際のご様子を拝見しておりませんので、一般的なご案内となりますことを何卒ご了承ください。中高齢のネコちゃんでは便秘が比較的多くみられます。もともと飲水量が少ない動物であるというネコちゃんの特性に加えて、運動不足や加齢の影響で腸の動きが悪くなってくることや、腰痛や関節痛などがあって排便姿勢をとることに痛みがあり、排便をさけるために回数が減ることも原因となることがあります。また、中高齢のネコちゃんでは腎臓機能が低下していることも多く、体内の水分がおしっこで失われて慢性的に脱水気味になり、便秘症になってしまうこともあります。ロシアンブルーちゃんは2〜3日に1回のペースで固めの便をしている状況で、おしっこはトイレでするけれども、排便はトイレでしなくなってしまったとのことですね。固めの便が出る時にお尻が痛かった、あるいは、踏ん張ったときに腰や関節が痛かったなど、トイレで排便をしたときに何かとても痛いことや嫌なことなどを経験してしまい、トイレでの排便と、その痛いことや嫌なことが結びついてしまって、トイレでの排便を避けるようになってしまったのかもしれません。トイレ以外の場所で排便するときに、きちんと排便姿勢をとって自分の意思で排便しているようであれば、そのような可能性が高いかと思います。なお、ロシアンブルーちゃんは排便時に排便のしぐさが見られるようですのでご心配には及ばないと思いますが、万が一排便姿勢をとらずに自分の意思に関係なく排便してしまっている場合には、神経学的な異常などが考えられますので、受診していただいた方がよい場合もございます。ロシアンブルーちゃんに排便に伴う痛みや苦痛があるのであれば取り除いてあげた上で、トイレ以外の場所で排便するよりもトイレで排便した方が気持ちがよいということをもう一度教えてあげるための再トイレトレーニングが必要でしょう。便秘を防ぐために必要なことは人間とほぼ同じですが、ネコちゃんでは特に、便を固くしないための十分な水分摂取と、お腹の動きをよくするための適度な運動が重要です。ネコちゃんの飲水量を増やすためには、ネコちゃんの好むタイプの水(汲み置きの水、新しい水、蛇口から出る水、冷たい水、あたたかい水など)を探してあげたり、静かなところ、家族の近く、窓の近くの外が見える場所など、お水の置き場所の好みもネコちゃんによってさまざまですので、いろいろな場所に水を用意してみて、ロシアンブルーちゃんが一番水をたくさん飲める環境を整えてあげるとよいでしょう。飲み水は1か所ではなく数か所に置いた方が、飲水量が増えると言うデータもあります。現在なさっていらっしゃるように、フードをドライからウェット(缶詰)に変えたり、ドライフードをぬるま湯でふやかして与えていただくことでも水分摂取量を増やすことができます。水分摂取を増やすことに加えて、便秘のネコちゃん専用で、便が固くなりづらい療法食を利用していただくのも効果的ですが、ロシアンブルーちゃんは尿石症で療法食を食べていらっしゃるとのことですので、お食事に関しては、主治医の先生とご相談なさってください。十分な水分摂取と適度な運動ができていても便秘が改善しないようであれば、一度動物病院さんで、血液検査やレントゲン検査など、便秘の原因を探るための詳しい検査をお受けになっていただき、考えられる原因に応じた治療や対処法を行って頂いた方がよろしいでしょう。便秘対策を行って排便に伴う痛みや苦痛をできる限り取り除いてあげながら、トイレ以外の場所で排便するよりもトイレで排便した方が気持ちがよいということをもう一度教えてあげましょう。今お使いになっているトイレに嫌な印象を持ってしまっているのかもしれませんので、別の場所に全く別のタイプのトイレ(屋根の有無や大きさ、砂の種類などを変えたもの)を用意してあげて、排便の時に誘導してあげるとよいかもしれませんね。一般的に猫ちゃんの好むトイレ環境としては、次のようなことがいわれていますので、参考になさってください。1..トイレの数最低限お家にいるネコちゃんの数+1個が必要、留守の多いお家ではそれ以上必要と言われています。2.トイレの大きさネコちゃんの体の長さの1.5倍くらいがよいと言われています。3.トイレの種類屋根や扉がない開放的なトイレを好むネコちゃんが多いようです。野生のネコちゃんや野良猫ちゃんは、空の下の開放的な広い場所で排泄します。4.トイレの砂鉱物系、紙砂、木の砂、シリカゲルなどの素材、また、粒の大きさなど、ネコちゃんによって好みは様々です。初めは数種類の砂を用意して、ネコちゃん自身に好きな砂を選んでもらうようにするとよいでしょう。5.トイレの場所ネコちゃんが落ち着いてトイレができる場所にあるか、暑さ寒さなどの影響を受けない、どんなときでも入りやすい場所にあるかどうか確認しましょう。6..トイレの掃除や砂の取り換えの回数の見直し汚れたトイレでの排泄を嫌がり我慢してしまうネコちゃんもいますので、排泄をしたらすぐに片づけるのが理想です。それが難しい場合は、常にきれいなトイレを利用できるように複数個のトイレを用意しておくとよいでしょう。砂の種類にもよりますが、トイレの砂は少なくとも1週間に1度は総取り換えをし、トイレの容器も清潔にしましょう。また、中高齢のネコちゃんでは、腰痛や関節痛などが原因でトイレの入り口をまたぐのが苦痛であったり、冬場は部屋の外など寒い場所にあるトイレを使うことを避けるネコちゃんもいるようですので、そのような点も考慮して、ロシアンブルーちゃんが快適に排便できるトイレ環境を探してあげて下さい。ご家族様は、ロシアンブルーちゃんがボケてしまったのではないかとご心配されていらっしゃるとのことでございますね。ワンちゃんに比べるとネコちゃんで痴呆症状が見られることは多くはありませんが、加齢や脳疾患などでそのような症状が見られることが全くないわけではありません。しかしながら、ロシアンブルーちゃんの場合は、排尿はきちんとトイレでされていますし、その他の生活の中で気になるようなご様子がないのであれば、おそらく心配ないと思います。10歳のネコちゃんはまだまだ若いですが、加齢に伴った様々な変化が見られてくる年齢でもあります。便秘の原因になるような体の変化がないかどうかを調べておくことは、病気の早期発見にもつながるかもしれません。便秘の改善がなかなか見られないようであれば、主治医の先生にご相談いただき、全身的な検査をお受けになっておくと安心だと思います。どうぞお大事になさってください。なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、しつけ相談のサービスを承っております。気がかりなことがおありの際には、ぜひご利用くださいませ。お電話番号は、あんしんサービスセンター 0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。今後ともアニコムを宜しくお願い申し上げます。