必ずお読みください
・回答までに数日いただきますので、緊急を要する場合(誤飲、頻回の下痢・嘔吐、おしっこが出ない等)は、すぐに動物病院を受診してください。 ・当掲示板での回答は、お申し出内容に基づく一般的な回答となります。 ・「ワード検索」にお悩みのキーワード(トイレ等)入れていただくと、過去の類似の回答をご確認いただくことができます。 ・ニックネーム、タイトル、コメント欄は全体に公開されますので、氏名や証券番号など、個人情報の入力はお控えください。
証券番号
(記入例:S00123452)
ニックネーム
タイトル
コメント
暗証キー
投稿キー
文字色
しつけで困ってます
投稿者:シズママ
投稿日:2017/03/04(Sat) 10:11
No.4647
初めまして しつけで困ってます。三歳になる犬です。二歳の時に里親で募集があり引き取った犬なんですが 犬種はわかりません。元の飼い主も赤ちゃんの時に拾ったらしく…大型犬で20キロあります。困ってるのは散歩での事などです。元の飼い主は引っ張り癖があるのと人や犬とは大丈夫ですとは聞いてました。引っ張るのは今も同じです。性格が変わってしまったのか、散歩で人や動いてる車、他の犬を見るとグイグイ引っ張る 吠える 車では危なく引かれそうにたなったこともあります。力がすごいので振り回されてます。人には近づくと手を噛んだりします(甘噛みですが)大型なので痛いと思います。吠えてる最中飼い主が手を出すと噛まれそうになります。怖くてあまり人がいないような散歩コースにしてます。家の事ではだいぶいい子になったんですが(名前呼んでおいでなど芸などした時おやつをご褒美としてあげてます) 後、人間がご飯食べるときに臭いを嗅ぎに来たとき手を出すと噛もうとする 後子供が出掛けるときに吠える突っ込んで甘噛しようとして大変です。何か良い意見があれば宜しくお願いします。
Re: しつけで困ってます
- 愛玩動物飼養管理士 三留
2017/03/07(Tue) 13:13
No.4655
シズママ 様弥生の侯、シズママ様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。この度はご相談をいただきまして誠にありがとうございます。早速、ご案内をさせていただきますが、一般的なご案内となりますことをご了承ください。シズママ様のワンちゃんは、2歳のときにお迎えになられて、今3歳とのことですね。若いということもあり、元気いっぱいで、お散歩のときの力も強く制御するのも一苦労とのことでございますね。私たち人間もそうですが、ワンちゃんも若い頃は、ほとばしるようなエネルギーを上手に発散させてあげることがたいへん重要な時期です。そのためには、お散歩がたいへん重要ですが、群れの移動ともいわれる散歩はなかなか難しく、苦労なさる飼い主様が多くいらっしゃいます。ワンちゃんにとって屋外は、興味のあるものがいっぱいで落ち着きがなかったり、怖くて仕方がなくて吠えたり突発的な行動に出てしまったり、恐怖から固まってしまったりします。息があったお散歩ができるようになるまでには、根気や経験の積み重ねが必要ですが、あきらめず信頼の糸をつむいでいくうちに必ず変わってきます。シズママ様のワンちゃんは、大きな環境の変化を経験しているとのことですので、これまで戸惑ったり、不安だったりすることも多かったのかもしれませんね。「もう大丈夫、どんなことがあっても、守ってあげる」ということをシズママ様やご家族様が、しっかりと行動でお示しになることがたいへん重要でしょう。具体的なポイントを幾つかご案内させていただきたく存じます。「シズママ様やご家族様に、ワンちゃんは率いられ守られている」というイメージでお散歩をなさることが大切でしょう。お宅を出るときは、まず、オスワリ、などとワンちゃんに指示をなさって、ワンちゃんを落ち着かせてシズママ様が先にお家を出るようになさってはいかがでしょうか。まだ若いのでワンちゃんはオスワリがまだ、ということでしたら、シズママ様は毅然とした表情で、ワンちゃんが落ち着いた状態になるまで待つ、というのでもよろしいでしょう。日ごろからワンちゃんが興奮しやすく、構って欲しくて騒いでしまう、というのであれば、声をかけないこと、相手にせず落ち着く前待つ、ということが有効なことがあります。興奮している間は相手にせず、落ち着いてから相手をすることで、落ち着いていることがワンちゃんにとって良いことになります。※オスワリを教えるためにオスワリと言葉をおかけいただき、オヤツやボールなどをワンちゃんの鼻先にもっていってから、そっとワンちゃんの頭の上から少し後ろに移動させると、ワンちゃんはオスワリの姿勢になります。偶然でもオスワリの姿勢になったら、褒めていただきます。その後、オヤツを与えたり遊んでいただき、オスワリという言葉と、ワンちゃんの座った姿勢と、ワンちゃんにとって嬉しいことをワンちゃんの中で結びつけることを続けていただくとよろしいでしょう。なかなかオスワリの姿勢ができないようでしたら、オスワリと指示を出し、その後、腰をそっと押し下げてあげてオスワリの姿勢になるようにしてあげてもよろしいでしょう。オスワリができるようになっても、興奮しているときや気が散る状態では、難しいのが一般的ですが、根気強く集中できるときに、日常的に、指示に従いオスワリをしたら良いことがあった、という経験をさせてあげてください。「指示に従うことが大切であること」、また「落ち着いていたら良いことがある」ということを教えることが目的ですので、オスワリでなくても、マテ、という指示でもよろしいかもしれません。空気を掌を広げて押す、というようなジェスチャーで「待て」と声をかけていただいてもよろしいでしょう。お散歩が始まってからも可能な限り、シズママ様のペースでお散歩を進めるようにしましょう。そして、どうしたらよいのか、先に指示を出すようにして、指示にしたがったら褒めるようにします。車の往来する道を横切るときには、ワンちゃんが車に反応をする前に、マテと指示をなさるとよろしいでしょう。このときもマテ以外に「おすわり」と座らせて、すぐには動けない状態を作るのもよろしいでしょう。信号が青になったり、車が通らない状態になったら、「ヨシ」と、シズママ様がワンちゃんを率いるイメージで、胸をはって毅然とした、穏やかな表情でなるべく先を歩くようになさるとよろしいでしょう。お散歩中、ワンちゃんが右にいきたい、と意思表示をしても、シズママ様が左にいらっしゃるつもりであれば、強引にでも左にいく、という姿勢を貫きましょう。ワンちゃんに「こちらを注目しなさい」という指示をお示しになるときには、リードをさっと緩めて素早くリードをひくようになさって軽い振動を伝えるとよろしいでしょう。遊歩道などで、向こうからワンちゃんとすれ違わなくてはいけない、というときは、ワンちゃんが反応する前に、「オスワリ」と指示をなさって座らせます。シズママ様は、向こうからいらっしゃる飼い主様とワンちゃんと、シズママ様のワンちゃんとの間にお立ちいただいてワンちゃんを守いるという雰囲気をお出しになることが大切でしょう。ワンちゃんが前に出ようと体を少しでも動かしたら、その瞬間に、落ち着いた声で「ダメ」と制し、またお尻をむずむず動かしていたら、もう一度「オスワリ」と毅然とした声で指示をしていただきます。座っている間中、オリコウと褒め続けたり、オモチャやオヤツで気持ちをひきつけておいてもよろしいでしょう。そのようになさって、上手に通りすぎたら褒めてあげましょう。指示をなさるときは、ワンちゃんが「言うことを聞かなくちゃ」と思うようなリーダーらしいトーンで指示をお出しになり、褒めるときにはワンちゃんが心から嬉しくなるような明るいトーンで、上手に使い分けるようにしましょう。また、ワンちゃんは一度吠えてしまったり、興奮してしまったら収拾がつかなくなりますので、困った状態になる手前の段階で、吠えそうなとき、興奮しそうなときに制するのがポイントです。ワンちゃんは、自分の行動の後、周囲にどのようなことがあったということをたいへん良くみており、さまざまな経験から、どのようにしたらよいのかということを学んでいきます。ワンちゃんのとった行動の後、ご家族の皆様がどのような対応をするかということがたいへん重要です。偶然でも、望ましい行動をワンちゃんが取ったら、すかさず、その場でシズママ様が褒めることで、ワンちゃんはその行動が良いのだということを学んでいきます。また、いけない行動をしたときは、その場で、毅然とした、いかにも頼れるリーダーという表情でいつも決まって叱る言葉を落ち着いて発することで、ワンちゃんがいけない行動だったということを理解します。最初は「分かっているのかしら」とお思いになることがあるかもしれませんが、根気強く落ち着いた毅然となさった対応をなさることで、シズママ様が頼りになる存在であることを理解していきワンちゃんのご様子は変わっていくでしょう。さて、ワンちゃんは動く車に反応するのでございますね。ワンちゃんは狩猟して生をつないできた動物ですから、動くものに反応するのは自然なことといってもよろしいかもしれません。特に祖先が狩猟をしていた種類のワンちゃんの血が入っている場合はその傾向が強いことがございます。お散歩は自分ひとりで歩いているのではない、シズママ様に率いられているということをお示しいただくことが重要です。車に反応しそうになったら、毅然としっかりと制し、我慢ができたら褒めてあげましょう。車にひかれそうになったとのこと、びっくりとなさりましたね。ワンちゃんにとって、シズママ様は本当に命の恩人ですね。怖くて向かっていく、ということもございますが、どのような感じで向かっていくのでしょうか。特に怖い経験をすると、ワンちゃん自身、訳が分からなくなってしまっていることがございます。やはり、反応する前に座らせて落ち着かせることが大切でしょう。また、怖いものが「大丈夫だ」と教えるためには無理をなさらないことが大切です。ワンちゃんは皆、多かれ少なかれ、怖いものがあるようです。恐怖を感じたとき、吠えて向かっていくワンちゃんもいれば、固まってしまうワンちゃんもいますが、その物に対するイメージを少しずつ良くしていくとよろしいでしょう。例えば、ワンちゃんの好きな物と結びつけていきます。中にはワンちゃんが怖くて仕方がないワンちゃんがいますが、最初からワンちゃんと接するように強いるのではなく、ワンちゃんが向こうにいるけど、まだ反応しないくらいの場所で楽しく遊ぶなどします。 食いしん坊の子であればオヤツをあげる、など、ワンちゃんが視界に入る程度の場所で楽しい経験をさせ、徐所に距離を近づけていくとよろしいでしょう。シズママ様のワンちゃんは、人の手が近づくと吠えたり噛もうとするのでございますね。ワンちゃんにとって、知らない方に触られることはたいていの場合、怖くてたまらず、苦痛を伴うことが多くあります。特に、人の手が上からおりてくる、後ろから急に手がでる、ということは恐怖を伴うことが多くございます。お散歩中などで、知らない方が手を撫でたいと近づいていらっしゃったら、「触りたいって、いい?」などと声をかけ、一度その方の手の匂いを嗅がせるなどなさってから、まず様子をワンちゃんに分かるようになさるとよろしいでしょう。嫌そうであれば、うちの子は怖がり屋さんなので、とお断りいただければ、ワンちゃんはシズママ様のことを「ママはよく分かってくれているな」と感じるかもしれません。また、ワンちゃんが興奮しているときや食事や睡眠時など無防備な状態では、手をお出しにならないようになさったほうがよろしいでしょう。月日が経て、ゆるがない信頼関係ができれば、どのようなときに手を出しても大丈夫になるかもしれませんが、それは先のお楽しみになさったほうがよろしいでしょう。また、困った状態にならないようにする、ということも大切なしつけのポイントです。ご家族がお食事をなさるときやお子様がおでかけになるときは、ケージや柵などをご利用なさって、あるところから近づいてこられないようになさるとよろしいでしょう。ワンちゃんが噛んでしまったときは、歯があたった瞬間、低い声で叱り、「今、したことがいけない」ということを教えることは大切でしょう。ただ、大騒ぎになったり、興奮状態にしてしまわないことも大切でしょう。また、噛んだあと、ご家族様が逃げたり、怖がったりする表情をみせると、ワンちゃんを強気にさせてしまうことがございます。噛んでも思うようにならない、噛んでも何ともない、という表情でいらっしゃることが大切でしょう。噛んだあとに、ワンちゃんにとって楽しい状態、望んだ状態になさらないことが大切でしょう。ワンちゃんは、自分で自分を守らなくてはいけない、という状態ですと、常に緊張しなくてはいけない状態ですので、困った行動を起こしやすいともいえます。リラックスして過ごせるようにするためには、お家の中でお気に入りの場所がある、ということも大切です。ワンちゃんは、もともと、穴倉のようなところで暮らしていたと考えられます。そのようなことからも、ワンちゃんは、狭くて、自分から周囲は見渡せるけど、周囲から自分の姿は見えないという所に安心を覚えます。バリケンなどが適していますが、これ以外でも、サークル、ケージ、お気に入りのベッドやダンボールなどでもよろしいでしょう。中に大好きなお気に入りのクッションやタオルなどを入れてあげるとくつろげるでしょう。ワンちゃんは、名前をお呼びになるとシズママ様のところに来たり、芸もできるようになったとのこと、素晴らしいことでございますね。ワンちゃんとの関係を築く中で、名前を呼ぶと振り向く、来る、ということは何より大切なことです。シズママ様のご努力の賜物でございますね。ワンちゃんも幸せでございますね。飼い主様が変わるということは、ワンちゃんにとっては、大きな戸惑いと不安を抱くことかもしれませんが、毅然としたシズママ様やご家族様の頼もしさ、強さ、優しさに包まれた毎日を繰り返す中で、必ず、ワンちゃんが「ここが自分が安心して暮らしていける場所だ」ということを感じ、変わってくる日がきます。どうか自信をお持ちいただき、山や谷を乗り越えた先にある、「素晴らしい共に過ごす喜び」を味わっていただければと存じます。アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、しつけ相談のサービスを承っております。こちらのサービスもお気軽にご利用ください。お電話番号は、あんしんサービスセンター 0800-888-8256です。平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。いつも、シズママ様とワンちゃんの笑顔を応援いたしております。今後ともアニコムをどうぞよろしくお願い申し上げます。
たまに後脚(片脚)を痛そうに上げ...
投稿者:フラ子ママ
投稿日:2017/03/03(Fri) 16:27
No.4646
今月で3才になる、フラットコーテッドレトリバーの女の子ですが、たまに急に後脚が痛そうに片脚を上げて歩く仕草をします。外飼いで、寝起きにその仕草が見られます。だいたい症状は一時的で、普段散歩などしている時は全くその仕草はしません。ブラッシングの時など脚を触ってみたりしても嫌がる様子もありません。たまにある程度の仕草なら様子を見てていても良いでしょうか?
Re: たまに後脚(片脚)を痛そうに...
- 獣医師 江口
2017/03/07(Tue) 09:38
No.4653
フラ子ママ 様うららかな日差しに春の気配を感じる今日この頃ですが、フラ子ママ様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。この度はご相談を頂きまして誠にありがとうございます。フラ子ママ様のフラットコーテッドレトリバーちゃんに、たまに痛そうに後脚の片足をあげて歩く様子がみられるというご相談ですね。症状は、寝起きにみられ、普段の散歩ではみられず、触ったりしても痛がる様子がないということですね。早速、お問い合わせにつきましてご案内させて頂きますが、実際のご様子を拝見しておりませんので、一般的なご案内となりますこと何卒ご了承下さい。ワンちゃんが脚を持ち上げ、地面に着かないようにしている場合、何らかの原因で痛みや違和感があることが考えられます。脚には体重が負荷としてかかっているので、脚を持ち上げることでその負荷を軽減し、痛みや違和感を逃がそうというわけです。フラ子ママ様がワンちゃんの状態をチェックなさったように、外圧や外傷が原因となっていることもありますし、それ以外にも関節炎、脱臼、捻挫、打撲、炎症、まれに神経の損傷や腫瘍が原因となっていることもあります。普段、散歩の時などはその仕草はないとのことですが、脚を上げて痛みを逃そうとする行動だとすると、後ろ脚の関節(股関節、膝関節、足根関節、指関節)のどこかで軽度の関節炎や捻挫が起きている状態、また筋肉の打撲なども考えられます。関節炎は、感染や過度の運動など様々な原因により関節に炎症が起こっている状態です。捻挫は高い場所から飛び降りた際、あるいは全力疾走をしたり障害物へつまづいたり、急な方向転換の際などに、関節を無理に曲げることで関節にある靱帯が引き延ばされてしまった状態のことです。引き延ばされた靱帯は損傷を受け、炎症を引き起こします。捻挫や打撲の軽度なものは、安静にして無理な運動をしなければ数日で回復するのが一般的ですが、そのような回復がみられず、脚をあげたままであれば、治療が必要な病態であったり、悪化している可能性も考えられます。今回、寝起きのみにみられる一時的な症状であれば、寝ている間に片方の後ろ脚に体重がかかりしびれているだけかもしれません。ただ、フラットコーテッドレトリバーちゃんは大型犬で骨や関節の病気(股関節形成不全や前十字靱帯断裂など)も多い犬種ですので、一度かかりつけの動物病院へご相談いただくことをお勧めいたしたく存じます。その際、獣医師の先生に症状を伝える一助として、フラットコーテッドレトリバーちゃんに症状が出ている時、動画をお撮りいただき、先生にチェックしていただくとよいかと思います。なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、しつけ相談サービスを承っております。気がかりなことがございましたら、お気軽にご利用ください。お電話番号は、あんしんサービスセンター0800-888-8256です。平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。フラ子ママ様の心配が一日でも早く解消され、安心できるよう心よりお祈りしております。今後ともアニコムをどうぞよろしくお願い申し上げます。
突然キャンと鳴く
投稿者:えいここ
投稿日:2017/03/02(Thu) 18:19
No.4645
初めまして。相談をさせてください。4歳チワワの男の子ですが、先日突然「キャン!」と言い出しました。何かあったのかと思い、抱っこしようと脇を抱え、持ち上げようとした瞬間にも「キャン!」と言われてしまいました。家族で2日間で3回ほど確認をしています。しかし、震えもなく顔つきも元気でその後散歩なども行きたそうにしており、歩く姿、顔つき、食欲、排便等々を踏まえとてもいつも通り元気そうです。抱っこをする際や関節など、痛い場所を触ってしまったのかと思い、触ったり押してみても見たのですが平気そうでもっと触ってほしいと甘えてきている次第です。思い当たることは長時間お出かけをした日があり、その日のみいつもの散歩時間よりも多くお出かけをして歩いている。【疲労をしていた】ということと【肥満気味】ということです。このような状況でたまに「キャン!」と甲高い声を出す以外は元気そうなのです。この場合、頻度も多くなく、元気そうにしているため、どのようなポイントをみてどのような対処をすればいいのかアドバイスをいただければと思います。宜しくお願い致します。
Re: 突然キャンと鳴く
- 獣医師 山田
2017/03/06(Mon) 17:23
No.4651
えいここ 様ようやく春めいてまいりましたが、えいここ様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。この度はご相談いただきありがとうございます。早速ご案内させていただきたく存じますが、ワンちゃんの実際のご様子を拝見しておりませんので、一般的なご案内となりますことをご了承ください。ワンちゃんが抱っこの際や、突然「キャン」と鳴く場合、身体のどこかに痛みや違和感を感じている可能性がございます。このような症状を示す病気として、頸や腰の椎間板ヘルニア、脊髄空洞症、環軸不安定症、小型犬に多い膝蓋骨脱臼など関節の痛みを伴う疾患が挙げられます。椎間板ヘルニアは背骨と背骨の間にあるクッションの役割を果たしている椎間板に変性が生じ、その内容物が突出することにより脊髄を圧迫・障害し、さまざまな神経症状をひきおこす病気です。ソファーや階段の登り降りを嫌がったり、抱き上げると「キャン」と鳴き痛がる、動くことを嫌がる、背中を丸めてじっとしている、後肢のふらつき、麻痺や運動失調などの症状がみられます。重症になると、完全な四肢の麻痺が見られたり、排尿・排便が困難になることもあります。脊髄空洞症は何らかの原因により脊髄内に空洞が生じ、その空洞内が脳脊髄液と同様の液体で満たされ、脊髄を内側から圧迫してしまう病気です。症状は、空洞の部位と広がり具合により、無症状から重度の四肢麻痺まで様々です。軽度の場合には感覚障害として首、体幹部(胸腹部・胴体部分)の引っかき行動、手足の先端を舐める行動、仰向けになって背中を床にこすり付ける行動が見られます。他にも「体に触れられるのを嫌がる」「どこかに痛みがある様子」「跛行(はこう)する」「足を挙げたまま地面に着けようとしない」「音や振動に過敏に反応する」などの症状を認めることもあります。症状が進行し重度になると、四肢の麻痺がみられたり、首の側弯(そくわん)※がみられたりします。※首の側弯:上からワンちゃんをみたとき、正常ではまっすぐな首が曲がってしまっている状態。また、環軸不安定症は第一頸椎(環椎)と第二頸椎(軸椎)の関節が不安定になることにより、脊髄が傷害を受けて頸部の痛みや四肢の麻痺などがおこる病気です。症状は頸部の痛み、ふらつきや四肢の麻痺、起立不能などの神経症状がみられます。膝蓋骨脱臼とは、ワンちゃんの後肢にある膝蓋骨(膝にあるお皿のような骨)が正常な位置から内側、または外側に外れてしまう状態をいいます。小型のワンちゃんでは、膝蓋骨の内側への脱臼(内方脱臼)が多くみられます。症状は、無症状な状態から歩くことが困難な状態までと幅が広く、その程度(グレード)により 4 段階に分けられています。現在、えいここ様のチワワちゃんは「キャン」と鳴く頻度もそれほど多くなく、元気そうにしていらっしゃるのですね。また、震えもなく、その後散歩なども行きたそうにしており、歩く姿、顔つき、食欲、排便等もいつも通りのご様子とのことですので、何らかの痛みや不安定な状態が生じたのかもしれませんが、その後落ち着いているようでございますね。今後も「キャン」と鳴くことがないか、鳴いた場合にはどのような状況で鳴いたのか、頻度やその後の様子などを、今と同じ様によくご観察いただければと存じます。また、歩き方にふらつきや跛行が無いかどうかや、食欲・元気、排尿・排便をする際にどこか痛がっていそうなことが無いかどうかなども見ていただき、いつもの様子と何か違うような気がする時や急に麻痺などの症状が見られた場合には、お早めにかかりつけの先生に診察していただきますようお願いします。えいここ様のお心当たりとしては長時間お出かけで疲労をしていた点と肥満気味という点なのですね。椎間板ヘルニアや膝蓋骨脱臼といったお病気を予防いただくためにも、腰や足への負担をかけないように日常の生活で注意を払っていただくことはたいへん重要なことでございます。例えば、ご家庭ではソファーや階段や段差の登り降りをなるべくなさらないようにしていただき、フローリングなどの滑りやすい床材は避けたり、足の裏の毛が伸びてくるワンちゃんは滑らないように足の裏の毛を短くカットしたり、ジャンプや過度な運動をさせないようになさる方がよろしいかと思います。また、ちょっと肥満気味とのことでございますので、これ以上、体重が増えないよう体重管理を心がけましょう。肥満は入るエネルギーと出るエネルギーの両方に注意を払っていただくことが大切です。一般的には休まず歩き続けるお散歩を20分程度、一日に2回続けることが体重管理のために有効だといわれています。チワワちゃんが若い今のうちから、食事管理とともに無理のない適度な運動で、適切な体重管理をしていただければと思います。なお、えいここ様のチワワちゃんが「キャン」と鳴いたときの原因や状態によって、安静が必要なものと、筋力を落とさないようにある程度、適度な運動が必要なものなどがありますが、そのような場合はできるだけ安静にしていただき、早めに診察をお受けいただくことをお勧めいたします。なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、しつけ相談のサービスを承っております。気がかりなことがおありの際には、ぜひご利用くださいませ。電話番号は、あんしんサービスセンター 0800-888-8256です。平日9:30〜17:30 / 土日祝9:30〜15:30土日祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。えいここ 様とチワワちゃんが楽しく、笑顔いっぱいの毎日を送られますよう心から応援しております。今後ともアニコムをよろしくお願いいたします。
痛みと震え
投稿者:ななとさくら
投稿日:2017/03/02(Thu) 15:06
No.4644
以前脂肪織炎のことで相談させていただきました12歳のトイプードルです(4474)ステロイド減薬中に体の震えや身体の痛み、発熱、炎症反応の上昇がみられ、精査のため血液、エコー、レントゲン、CT、MRIなどあらゆる検査をしましたが、これが原因という箇所が見つかりませんでした。このように画像診断で特定できない痛みもあるのでしょうか・
Re: 痛みと震え
- 獣医師 霍田
2017/03/06(Mon) 17:02
No.4650
ななとさくら 様日毎にのどかになり春の装いを感じる季節となりましたが、ななとさくら様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。この度はご相談を頂きまして、誠にありがとうございます。以前、脂肪織炎のことでご相談いただいた12歳のトイプードルちゃんについてのご相談でございますね。ステロイド減薬中に震えや痛みなどの症状がみられたとのこと、ななとさくら様のご心配なお気持ち、お察しいたします。お問合せにつきましてご案内させて頂きますが、実際のご様子を拝見しておりませんので、一般的なご案内となりますことを何とぞご了承ください。精査のため血液検査をはじめ様々な検査を行ったけれども、痛みなどの症状の原因特定には至らなかったのですね。ワンちゃんが震える場合、一般的には「寒い」「怖い・不安」「痛い」のいずれかが原因となることが多いとされます。また、高齢のワンちゃんでは甲状腺機能の低下などが原因で、寒さに弱くなり、震えの症状が見られることもあります。ワンちゃんは恐怖や不安で震えることもあり、一度怖い経験をすると、次に同じような環境が揃ったとき、また怖いことが起こるのではと不安を感じ、強い反応を示すことがあります。ワンちゃんが痛みで震えている場合は、痛い部位に触れられたときに緊張して力が入ったり、嫌がって噛みつこうとするなどから、どこに痛みがあるのか推測できることもありますが、痛みで全身が緊張していて部位の特定が難しいことも少なくありません。痛みが出る原因は様々なものが考えられ、代表的なものとしては、外傷、炎症、脱臼、捻挫、打撲や、その他にも神経の損傷や腫瘍などで見られる場合もあります。被毛で隠れてわかりにくい場合もありますが、外傷であれば視診や触診で通常見つけることができるため、ななとさくら様のトイプードルちゃんは考えにくいと思います。さらに詳しく、レントゲンやCT、MRI検査といった画像検査もなさったのですね。こういった画像診断でも残念ながら判断がつかないものもあります。 例えば、細胞や組織などの変質により機能を失う変性性疾患や、早期あるいは一部の炎症性疾患などでは「画像診断で特定できない痛み」というものも存在します。画像上、明らかな病変がない場合であっても症状が見られるケースも実際にあり、そういった場合は症状や複数の検査結果をあわせて検討し、疑いのある疾患に対する治療を試みることになるかと思います。発熱や炎症反応の上昇も見られたとのことですので、身体のどこかで何らかの炎症を起こしていること、またステロイドを減薬中に症状が見られたことから、ステロイドで痛みや炎症が抑えられていた可能性は高いと思います。たくさんの検査を行ったにも関わらず原因が明確にならなかったことは、ななとさくら様もさぞご心配かと思います。具体的なご案内ができず、お力になれずに申し訳ございません。原因が判明し、疾患に合った治療を行えるのが一番ですが、現状ではかかりつけの先生とよくご相談いただき、トイプードルちゃんの痛みを和らげ、コントロールすることが必要かと思います。なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、しつけ相談サービスを承っておりますので、ぜひご利用ください。お電話番号は、あんしんサービスセンター 0800-888-8256 です。平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。トイプードルちゃんの症状が早く改善し、ななとさくら様とご一緒に安心してお過ごしいただけるようお祈りしております。今後とも、アニコムを何卒宜しくお願い申し上げます。
ゴールデンレトリバー
投稿者:コウイチ
投稿日:2017/02/26(Sun) 21:50
No.4635
生後7ヶ月になるゴールデンレトリバーの男の子ですが、二週間ほど前から両足の股関節のあたりが、歩くたびにコキコキしてるようです。歩いている時に手を当てるとコキコキしてるのがわかります。ゴールデンレトリバーは股関節に…と良く聞きますが、早いうちに医者にかかるべきでしょうか。
Re: ゴールデンレトリバー
2017/02/28(Tue) 13:20
No.4641
コウイチ 様春の訪れが嬉しい頃でございますが、コウイチ様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。この度はご相談を頂きまして、誠にありがとうございます。早速ご案内をさせていただきますが、ワンちゃんのご様子を拝見しておりませんので、一般的なご案内となりますことをご了承ください。7 ヶ月齢になるゴールデンレトリバーちゃんが、 2 週間ほど前より歩く際に股関節のあたりが「コキコキ」し、犬種ということからも、早いうちに動物病院に通院すべきか悩んでいらっしゃるのですね。股関節あたりを触った際に「コキコキ」するということは、関節に何らかの異常があったり、関節の動きが正常ではない可能性があるかもしれません。そのため、可能であれば早めにかかりつけの動物病院さんで、関節やその周囲の触診をしていただいたり、診察をお受けいただくことをお勧めいたします。成長期のワンちゃんの股関節周囲に見られる疾患には、「股関節形成不全」や「大腿骨頭壊死症(レッグペルテス病)」というものがございます。次にそれぞれの疾患についてご案内いたしますので、今のゴールデンレトリバーちゃんの症状と照らし合わせていただき、ご参考にしていただけたらと存じます。【股関節形成不全】股関節が発育の段階で形態的な異常を起こす病気で、遺伝的素因や、栄養のバランスを欠いた食事、過度な運動、肥満などの環境要因が関与しているといわれています。大腿骨を受け止める骨盤のくぼみ(寛骨臼)が浅かったり、本来は丸い大腿骨の先端が変形していたりするために、うまく関節がかみ合わず歩行の異常などの症状が現れます。一般的に両側の股関節に発症することが多いといわれておりますが、片側性の場合もあります。コイウチ様がお聞きになられたように、ゴールデンレトリバーちゃんのような大型犬や超大型犬で特に問題となることが多いですが、様々な犬種で発症が認められます。幼齢期の骨の適切な成長のためには、栄養のバランスが大切です。カルシウムなどの栄養を過剰に与えたりすることはバランスを崩すことにもなり、股関節形成不全を発症させる要因の一つといわれております。また、成長期の運動は適度に、過度な負荷を与えないことが重要だとされています。症状は成長期である 5 〜 6 ヶ月以降に現れることが多いのですが、2 〜 3歳になってから症状が現れる場合もあり、次のような症状がみられます。・横座りをする・腰をふるように歩く(モンローウォークといわれています)・四肢をつっぱるように歩く・ウサギ跳びのように後ろ足を一緒に動かして走る・立ち上がるのに時間がかかる・高いところからの昇り降りや、運動することを嫌がる・立っているとき、後ろ足の左右の接地点間隔がせまい 【大腿骨頭壊死症(レッグペルテス病)】大腿骨頭壊死症はレッグペルテス病とも呼ばれ、ワンちゃんの後肢にある大腿骨頭(ふとももの骨と骨盤とを連結している部分)への血液の供給量が不足し、骨頭が壊死することによって起こる疾患です。両側の肢で起こる場合もありますが、多くの場合片側の肢に起こり、 1 歳以下の成長期にある小型犬で発症が多くみられます。また、症状としては、痛みのために地面に足を最小限しか着けないような歩き方をしたり、足をあげたままの状態になります。股関節形成不全や大腿骨頭壊死症(レッグペルテス病)の治療には内科的治療と外科的治療があり、ワンちゃんの年齢や症状、股関節の状態、飼い主さんの要望により選択されます。内科的治療法は、鎮痛剤の投与やレーザー療法を用いて痛みの管理をメインに行います。関節に配慮したフードやサプリメントも補助的な役割を期待して利用されます。しかし関節の炎症がひどく内科的治療法では痛みをコントロールできない場合や、関節の変形が重度の場合には、外科的治療が必要になる場合もあります。また、大腿骨頭壊死症(レッグペルテス病)は進行性の病気のため、内科的治療を行っても症状の改善がみられない場合が多く、その場合外科治療を行います。股関節形成不全や大腿骨頭壊死症(レッグペルテス病)の外科的な手術方法はいくつかあり、大腿骨の骨頭(股関節を形成している大腿骨の先端)を切除し、結合組織による偽関節を形成させる大腿骨頭切除術、人工股関節を設置する人工股関節全置換術などが行われています。ただし、人工股関節の手術ができる施設は限られています。さて、コウイチ様のゴールデンレトリバーちゃんのご様子は、その後いかがでしょうか。足を痛がったり、跛行したり、歩様(歩くときのご様子)に変化がみられる、などというようなことはございませんでしょうか。上述した疾患の可能性やその他なんらかの異常があるかどうかについては、やはり診察をお受けいただいてからの判断となります。かかりつけの先生に触診や歩様のチェックをしていただき、場合によってはレントゲン検査など必要な検査をお受けいただき、ご判断をしていただくということになるかと存じます。なお、関節やその周囲に特段異常が見られなかった場合でも、大型犬のワンちゃんですと関節になるべく負担をかけない生活を心がけていただいた方がよろしいでしょう。そのため、肥満にさせないよう体重管理をしていただいたり、バランスのよい食事の管理、適切な運動の管理が重要となります。また、足裏の毛や爪のお手入れを定期的に行い、足が滑りすべりにくい環境を作っていただくことも大切なポイントです。フローリングなどの滑る箇所にはカーペットなどをご利用いただくなど、家の中の環境も整備していただくとよろしいでしょう。なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、しつけ相談サービスを承っておりますので、ぜひご利用ください。お電話番号は、あんしんサービスセンター 0800-888-8256 です。平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。コウイチ様とゴールデンレトリバーちゃんがお元気で楽しい毎日を過ごされますよう応援致しております。今後とも、アニコムを何卒宜しくお願い申し上げます。