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異常行動

投稿者:みー

投稿日:2014/08/10(Sun) 23:45

No.3633

8歳のミニチュアダックス、オスです。

4月に去勢手術を行い、マーキングも少なくなり、気性もおとなしくなったのですが、6月下旬に具合が悪くなり病院に連れて行ったところ、脱水症状になっていました。どうやら椎間板ヘルニアで水も飲めなっかたようです。

投薬と赤外線レーザーで現在も治療中ですが、最近異常な行動が見られます。あちこちグルグル歩き回り、物と物の狭い間に頭を突っ込んで何十分もそうしているのです。時には無理矢理隙間に入っていくので、自力では出られないこともあり危険です。隣の部屋に行かないように柵をしていますが、それも力ずくで押しのけて、隣の部屋の隙間を探して頭を突っ込んでいます。

環境の変化としては、2月まで日中誰もいない生活でしたが、その後私が退職し、日中家にいることになりました。しかし、7月下旬からまた働きだし、日中家にだれもいなくなりました。

働き出す前から、様子は少しおかしかったのですが、働き始めてからひどくなったような気がします。

病院の先生に話をしましたが、聞き流されました。
やはり精神的に病んでいるのでしょうか。

よろしくお願いいたします。

Re: 異常行動

- 獣医師 山田

2014/08/12(Tue) 14:47

No.3637

みー 様

暑さますます厳しく、しのぎがたい毎日が続いておりますが
みー様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。
このたびはご相談をいただきまして誠にありがとうございます。
早速ご案内をさせていただきたく存じますが、
実際のワンちゃんのご様子を拝見していないため、
一般的なご案内となりますことを何卒ご了承ください。

椎間板ヘルニアで治療中のミニチュアダックスちゃんが
ここ最近、異常な行動が見られることについてご相談でございますね。

みー様に思い当たる点としては、2月から7月までの日中は
ミニチュアダックスちゃんと一緒にお過ごしいただいていましたが、
7月下旬から、ミニチュアダックスちゃんお一人での留守番となり、
環境に変化があったとういうことですね。

ワンちゃんは、小さな環境の変化でもストレスを感じますので、
今まで、みー様が日中一緒にいた環境から、一人でお留守番することになったということは
ミニチュアダックスちゃんにとって大きな変化だったのかもしれませんね。
ワンちゃんにみられる行動の変化は、不安に伴うことが多いようなので、
なるべく「安全だ」、「安心だ」と感じさせてあげるようにすることが重要です。
飼い主様はいつも毅然とした態度をとり、「飼い主さんはどんなことがあっても
自分を守ってくれる」という安心感を常日頃から与えてあげましょう。
また、お家の中に安心できる場所や環境を用意してあげることも重要です。
ワンちゃんは一定のリズムで繰り返される毎日の生活に安心を覚えますので、
「最近様子が違う」ということで、いろいろと今までと違う対応をなさるのではなく、
今までと同じ対応を続けていただいたほうがよろしいかもしれません。
ご家族の戸惑いや焦りの気持ちが、ワンちゃんに伝わり、「いつもと違う状況」
だと感じてしまうこともあるかもしれません。
このようなときこそ、いつもと変わらず、ご家族が守ってくれる、という安心を
温かな声かけで、あるいは温もりで語りかけていただくことが大切かもしれません。

さて、環境の変化によるストレスでワンちゃんにみられる症状は様々ですが、
一般的には下痢や嘔吐、トイレではない場所でオシッコやウンチをしてしまったり、
留守中に部屋がぐちゃぐちゃになっていたり、物が破壊されていたりすることが多いかと思います。
ご相談いただきましたミニチュアダックスちゃんの行動は、
●あちこちグルグル歩き回る。
●物と物の狭い間に頭を突っ込んで何十分もその状態でいる。
●無理矢理隙間に入っていく、または隙間を探して頭を突っ込んでいってしまう。
ということでございますね。
「一人でお留守番する」という環境の変化から、このような行動がみられている可能性もございますが、
8歳という年齢的にも、疾患に伴う行動の変化についても考慮する必要がございます。

ワンちゃんの行動異常が見られる疾患としては、
脳炎や脳腫瘍など頭蓋内の疾患や前庭疾患などがあげられます。

脳炎や脳腫瘍の場合、発作、失明、捻転斜頸(首が左右どちらかの方向に傾きねじれる状態)、
旋回(ぐるぐると回ること)、運動失調など、さまざまな神経症状が現れます。
診断方法は、MRIなどの画像検査を実施し、脳など中枢神経の病変を確認することになりますが、
確定診断するためには組織の病理検査が必要であることから、
臨床症状や画像診断から推定して治療を開始することもございます。
また、MRIなどの画像診断には全身麻酔が必要となるため、
検査をお受けいただけるかどうかは、どうぶつの健康状態にもよります。

前庭疾患は、耳の奥にある内耳神経の一部である前庭神経に異常が起こることによります。
異常が起こる原因としては、外耳や中耳の炎症が内耳に波及することによるもの、
あるいは耳の奥の腫瘍によるものなどがありますが、
原因不明で発症する場合もあります。原因不明で発症する前庭疾患は特発性前庭障害とよばれ、
比較的高齢のワンちゃんに多くみられます。
症状は突然現れることがあり、頭をかしげ(斜頚)まっすぐ歩けなくなったり、
場合によってはぐるぐる回転するように歩く様子(旋回運動)が見られます。
また、目が周期的に細かく揺れる(眼球震盪)症状が見られることもあり、
この場合は視野が回転して見えるため、嘔吐や食欲不振を伴うことがあります。

上述した病気以外にも、ワンちゃんの行動に変化が生じるものとして、
肝性脳症や内分泌疾患、何らかの原因による視力の低下
も挙げられます。
また、みー様のミニチュアダックスちゃんのような行動を示すものに、
ワンちゃんの痴呆(認知症)もございます。
一般的には12〜13歳以上の高齢犬でみられる症状ですので、
8歳のミニチュアダックスちゃんであれば、少し早いかと思いますが、
痴呆の主な症状を記載させていただきます。
●狭いところに入り出られなくなる。
●夜、単調な声で鳴き続ける。
●ぐるぐる同じところを回っている。
●他の犬に興味を示さない。
●異常に食べるが下痢もせず、太らない。
●飼い主のことがわからず、名前を呼ばれても反応しない。
●昼夜を問わず一日中寝てばかりいる。
●トイレを失敗することが多くなる。

ワンちゃんの痴呆に確実に有効な治療法は確立されていませんが、
初期症状の場合に脂肪酸のサプリメント(エイコサペンタエン酸:EPA、ドコサヘキサエン酸:DHA)を
投与することで症状を改善したり、進行を遅らせることができる場合があります。

いずれにしても、みー様のミニチュアックスちゃんは、
ここ最近ご様子がおかしいということですので、
環境の変化に関連したものなのか、それ以外の疾患が隠れているのか、
もう一度かかりつけの先生にご相談いただき、診察していただくことをお勧めいたします。
何か疾患が隠れていた場合には、症状が進行したり、別の症状がみられるという事もあるかもしれませんので、よくミニチュアダックスちゃんのご様子を観察していただきますようお願いします。

その後、ミニチュアダックスちゃんの椎間板ヘルニアのご様子はいかがでしょうか。
どうぞお大事になさってくださいませ。
厳しい暑さが続く中、夏の疲れも出やすい時期でございますので、
みー様におかれましては、くれぐれもご自愛くださいませ。

なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、
しつけ相談のサービスを承っております。気がかりなことがおありの際には、
ぜひご利用くださいませ。
お電話番号は、あんしんサービスセンター 
0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。
平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)
土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。

今後ともアニコムをどうぞよろしくお願いいたします。



挨拶の件

投稿者:ミル

投稿日:2014/07/30(Wed) 21:21

No.3622

前までは 他のワンちゃんに会うと お尻のにおいをクンクンして挨拶をしていましたが、最近はお尻に回られると嫌がって逃げ回ります。どのワンちゃんにもです。お尻に何かできてるのかなと思ってみてみましたが、何もありません。 どういうことなのでしょうか?

Re: 挨拶の件

- ドッグライフカウンセラー 三留

2014/08/01(Fri) 14:17

No.3625

ミル 様

海や山が恋しい頃でございますが、
ミル様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。
この度はご相談をいただきまして誠にありがとうございます。

ミル様のワンちゃんは、以前は他のワンちゃんとお尻をクンクンして
挨拶していたのに、最近は相手のワンちゃんが後ろに回ると嫌がって
逃げ回るようになったとのことでございますね。
早速ご案内をさせていただきますが、
一般的なご案内となりますこと何とぞご了承ください。

ワンちゃんはニオイをかぐこと(嗅覚)で多くの情報を得るどうぶつであり、
相手のニオイからどのようなワンちゃんなのかを認識しますが、
その際に大きな役割を担うのがお尻のニオイです。
ワンちゃんのお尻には肛門腺という臭腺があり、この中に独特の悪臭がする
分泌物(液体〜ペースト状)が入っています。ワンちゃん同士は、
そのワンちゃん特有のこのニオイをかぐことで相手の情報を収集します。
お散歩のときなど、ワンちゃん同士が出会うと相手のニオイを嗅ぎあう、
いわば名刺交換のような行動をします。
ワンちゃんにも相性があり、お散歩のときにすれ違う際などは、
異なる群れがすれ違うという状況といえますので、私たち人間が感じるより
ずっとワンちゃんは緊張を感じる瞬間なのかもしれません。
お散歩時、「敵意はありません」ということを示し無難に通りすぎることは
群れを守ることとなり、そのためにワンちゃん同士は、視線を合わせず
そ知らぬ様子で通りすぎることが重要なことなのかもしれません。
お尻のニオイを相手に嗅がせるという行為は、ワンちゃんにとっては相手に
自分の情報を与える行動ですので、相手のニオイは嗅ぎたいけど、
自分の後ろに回られニオイを嗅がれるのは嫌だというワンちゃんも
多くみられます。
ワンちゃん同士は相手と接するとき、瞬時に相手のワンちゃんとの
上下関係を見極めようとするともいわれていますが、ワンちゃんにとって
相手が自分より上下関係において上なのか下なのかは大切な要素です。
お尻のニオイを嗅がせるのは、まずは年齢等が下のワンちゃんが先にお尻を
差し出し、上のワンちゃんにかがせるといわれています。

ミル様のワンちゃんは、以前はお尻のニオイを嗅がせていたとのことですね。
以前は、年齢が若く好奇心が旺盛の子犬ちゃんであったためニオイを嗅がせて
いたのかもしれませんが、
年齢を重ねプライドのようなものが生じてきたのかもしれませんね。
あるいは、以前無作法な嗅ぎ方をしたワンちゃんがいて嫌だった、というような
経験がどこかであったのかもしれません。
無理強いをせず、しばらく様子をご覧になられながら、相性の良い
ワンちゃんと接し、リラックスをして楽しげな雰囲気のときに、
そっとミル様のワンちゃんの体に手を添えて相手のワンちゃんが嗅ぎやすい
ように位置を変えてあげるのもひとつかもしれません。
ちょうどよいタイミングにあうまでは、あまり気になさらず、楽しく散歩を
なさりながら見守ってあげましょう。
また、お散歩は群れの移動、ともいわれますが、ミル様とワンちゃんの群れは、
ミル様がしっかりと率いて守ってくれているから何があっても安心であると
感じるように、ミル様が堂々とワンちゃんを率いるという雰囲気で
お散歩をなさることも大切でしょう。

なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、
しつけ相談のサービスを承っております。気がかりなことがおありの際には、
ぜひご利用くださいませ。
お電話番号は、あんしんサービスセンター 
0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。
平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)
土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。

ご家族皆さまの笑顔いっぱいでお健やかな毎日を心から応援いたしております。
時節柄、ミル様におかれましては、くれぐれもお体ご自愛くださいませ。
今後ともアニコムをどうぞよろしくお願いいたします。



Re: 挨拶の件

- ミル

2014/08/12(Tue) 10:33

No.3635

早速の返信ありがとうございました。
用件のみで、犬種とか年齢を報告せず申し訳ありませんでした。
6歳のミニチュアシュナウザー 女の子です。

今後もゆっくりと様子を見て行きたいと思います。
ただ、お散歩友達の飼い主さんには ミルちゃんは お嬢様だね。と言われます。 他のワンちゃんよりプライドが高いのかなと私も思います。
これからは、ゆっくりと、楽しんで散歩していきます。

ありがとうございました。



Re: 挨拶の件

- ドッグライフカウンセラー 三留

2014/08/12(Tue) 13:48

No.3636

ミル 様

この度はご丁寧にご返信をいただきましてありがとうございます。

お散歩はミニチュアシュナウザーちゃんと生活する上で、
たくさんのことを一緒に経験できる大切な機会ですので、
ぜひミル様にとっても、楽しい時間にしていただけたらと思います。

また、何か気がかりなことがございましたら、お気軽にご連絡ください。
今後ともアニコムをどうぞよろしくお願い申し上げます。



トイレについて

投稿者:まぁこ

投稿日:2014/08/02(Sat) 22:59

No.3628

もうすぐ4ヶ月になるオスのトイプードルです。
私が見ている間は、トイレもちゃんとシートの上で行い、しつけ用のメッシュガードもなくてもいじりません。
しかし、仕事にいっている間は義理の父が見てくれているのですが、トイレをシート以外のところでやってしまったり、メッシュガードがないといじってしまいます。
これは、ストレスによるものだったり、見下しているからなのでしょうか?

Re: トイレについて

- ドッグライフカウンセラー 三留

2014/08/05(Tue) 16:34

No.3631

まぁこ 様

青い海と空が恋しい頃でございますが、
まぁこ様におかれましては、いかがお過ごしでしょうか。
この度は、ご相談をいただきまして誠にありがとうございます。
早速、ご案内をさせていただきますが、一般的なご案内となりますことを
ご了承ください。

まぁこ様のトイプードルちゃんはもうすぐ4ヶ月になられるとのこと、
この頃のワンちゃんは、まだ排泄機能も成長の途中で、
オシッコの回数もウンチの回数も多い時期ですので、「できるようになったかな」
と思っても、環境などの変化などが少しでもあると粗相をしてしまうのが
普通の時期でございます。

ワンちゃんは、場所や匂い、足の裏の感触、飼い主様の対応(褒める)など、
複合的な要因からトイレで排泄をすることを覚えていきますが、
いったんトイレの場所を覚えても、何かの拍子に、どこでオシッコをしてよいのか
分からなくなることがございます。
時間などで「そろそろかな」というタイミングを見計らって
「トイレはここよ」などと声がけをしながらトイレに誘導してあげ、
望ましい場所で排泄ができたら褒めることで、
ワンちゃんにどこで排泄をしたら良いのかを教えていきます。
成功しやすい状況を作り、なるべく褒めてあげる状況を作ることが重要なのですが、
まぁこ様は上手にトイプードルちゃんにお教えになられたのでございますね。

反対に粗相をした時でございますが、叱ったり騒いだりしないことが
大切なポイントです。
粗相をした時には「どうしてなのか」とご家族様はいらいらとしてしまいますが、
気の小さなワンちゃんなどが粗相をしたときに叱られると、
「排泄することそのものがいけない」と勘違いしてしまい、
隠れて排泄をすることがございます。
また、「叱られても構ってほしい」タイプのワンちゃんの場合、
「粗相をすると構ってもらえる」と勘違いをさせてしまうこともございます。
粗相をするとどうしても、「うまくできるかしら」と緊張感が漂ってしまうもの
ですが、排泄行為という生理現象ですので、なるべくリラックスをさせて
あげることも大切です。

さて、まぁこ様がお仕事にいらっしゃる時は、お義父さまがトイプードルちゃんを
見守っていらっしゃり、その時にトイプードルちゃんに粗相やいたずらが
みられるのでございますね。
お仕事にいらっしゃる時には、トイプードルちゃんをお義父様のお部屋に
連れていらっしゃるのでしょうか。
もしそうであれば、たとえ同じトイレトレーを使っても、
トイプードルちゃんにとってはまったく異なる環境ですし、
いつも傍にいらっしゃるまぁこ様がいらっしゃらないのですから、
トイプードルちゃんにも不安があり、戸惑ってしまっているのかもしれませんね。

日ごろから、トイプードルちゃんに、お義父様の存在が同じ群れの一員として
馴染んだ存在と思わせてあげるため、まぁこ様がお仕事の時以外にも
皆様で楽しくお散歩なさったり、まぁこ様がご在宅のときに
義父様のお部屋で寛ぐところを見せていただき、
親しみの気持ちをトイプードルちゃんに芽生えさせることも大切でしょう。

特に、「お仕事でまぁこ様が外出されるということ=お義父様にお預けに
なられること」という結びつきがトイプードルちゃんの頭の中でできあがると、
お義父様の存在が「好ましくないこと(まぁこ様の外出)」にまつわる存在と
なってしまう可能性もございます。

トイプードルちゃんにとって好ましい時にお義父様が傍にいらっしゃる状況を
お作りいただくとよろしいでしょう。
そのような状況をお作りいただきながら、そろそろトイレかな、という
タイミングにトイレに誘導していただき、うまくいったら「おりこうね」と
褒めてあげ、お義父様のお部屋ではどこで排泄をしたらいいのか教えて
あげましょう。

また、メッシュガードがない状態でトイレシートをいたずらしたら、
低くて怖い声で、「ダメ」などと、叱るときの言葉を使って落ちついて叱り、
お義父様のお部屋でも、シートをいたずらすることはいけないということを
しっかりと教えてあげましょう。

まぁこ様がお留守のときも、トイプードルちゃんは過ごす場所を変えず、
お義父様がまぁこ様とトイプードルちゃんのお部屋にいらっしゃるという形を
お取りであっても、トイプードルちゃんにとって、いつもいらっしゃる方が
いらっしゃらないのですから、いつもと違う状況であるのかもしれませんね。
お留守の時以外にもお義父様に来ていただき、親しげな気持ちを
トイプードルちゃんの心に育むようにしましょう。
まだお迎えになられて間がないご様子ですし、子犬ちゃんですので、
いつもと違うということで落ち着かず戸惑って、どこでしていいのかが
わからなくなっているのかもしれませんが、「そろそろかな」という
タイミングを見計らってトイレに誘導いただき、たとえ粗相をしても叱ったり、
騒いだりせず、うまくいった時だけ注目して褒めていただくことを
お続けいただけば、状況は落ち着いていくかと存じます。

また、ワンちゃんは使おうと思ったときに、トイレシートが濡れていたり、
汚れていたりすると、嫌がって、トイレ以外のところでしてしまうこともあります
ので、まめにトイレシートを取り替えていただくことも大切でございます。
このほかにも、座布団やクッションなどのフワフワしたものでは
粗相をしてしまうことが多いのですが、このような紛らわしいものを
取り除くようなさるとよろしいでしょう。

ケージの中にトイレを用意している場合、ケージの中でできるようになっても、
ケージから出て遊んで行動範囲が広くなると、分からなくなるのが一般的です。
根気強く、タイミングをみてトイレを誘導し続けることで、
「ここで遊んでいるときにトイレにいくのは、こうやっていくのだ」ということが
わかるようにしてあげましょう。
また、いつもしてしまうところが決まっているのであれば、そこにトイレシートを
置いていただいてもよろしいかもしれせん。

なお、トイプードルちゃんは月齢からいっても、またお迎えになられてから
あまり時間が経っていないことからいっても、ゆっくりと寝かせてあげ、
かまいすぎないことが重要な時期でございます。
健やかな成長のためにも、環境の大きな変化で免疫力を低下させないためにも、
一日の大半をケージの中でのんびりとすごさせていただくことも大切でしょう。
好奇心旺盛な時期ですので、トイプードルちゃんは「遊びたい」と騒いでしまう
ことも多いかもしれませんが、騒いでいるときに出すと「騒げば出してもらえる」と
思ってしまうかもしれませんので、トイプードルちゃんが落ち着いて静かな時に
出していただき、落ち着いていると良いことがあると教えてあげてください。
同時に、ワンちゃんにとってケージの中が落ち着く安心できる場所だと
感じさせてあげることもたいへん重要でしょう。
ケージを、生活の中で叱った時や困った時に入れる場所にはせず、
ケージに入ると良いことがある、ケージは良いところだと感じさせてあげることは
重要でしょう。

まぁこ様のトイプードルちゃんは、まだ4ヶ月とのことですので、
楽しくて夢中になって遊んでいるうちに粗相をしてしまったり、いつもと違う状況
への緊張や不安や興奮から失敗をしてしまっても当然の時期でございます。
10回に1回でもお義父様といっしょのときにも成功をするのであれば、
褒めることで、その割合を増やしていきましょう。

ワンちゃんにとって、群れの中で守られるということはたいへん重要ですので、
群れの中で自分の位置を把握しようとするといわれておりますが、
トイプードルちゃんの月齢やお迎えになられたからの期間を考えても、
ご家族の雰囲気から、お義父様も同じ群れ、ということが少しずつ
分かってきているくらいの時期なのかもしれません。
毅然としたご家族様が一貫性のある対応で、「いけないことはいけない」と教え、
笑顔で褒めてあげることで何が良いのかをお教えいただくことで、
トイプードルちゃんに「あなたは守られ、愛されているから安心だ」ということを
感じさせてあげ、自信をお持ちいただき、トイプードルちゃんとの生活を
楽しんでいただければと存じます。

なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、
しつけ相談サービスを承っておりますので、ぜひご利用くださいませ。
お電話番号は、あんしんサービスセンター 
0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。
平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)
土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。

トイプードルちゃんとの初めての夏でございますね。
まぁこ様におかれましては、ご家族皆様で素敵な夏をお過ごしください。
今後ともアニコムをどうぞよろしくお願い申し上げます。




無題

投稿者:水野

投稿日:2014/08/02(Sat) 01:19

No.3627

4歳の雑種のメス猫です。
3歳の時血液検査にてBUN37、Cre2.0で療法食を開始しております。
6月下旬より口唇炎の症状があり抗生剤、抗炎症剤の服用(ビクタス2T・分2、朝・夕、プレドニン5r0.5T朝食後)しておりますが、なかなか完治せず現在まで3週間以上服用中です。
腎機能の方が心配だったため尿検査を依頼したところ潜血(+)ストラバイト結晶(+)PH7.0で尿石症、膀胱炎とのことで食事をPHコントロールの療法食に変更するよう勧められました。
腎臓への影響が心配だとお伝えしたところヒルズのc/dを試してみるよう指示をいただきました。
血液検査にてBUNは22〜24ですがCreが一年前が1.5、1月1.9、6月2.1とやや上昇傾向です。
頻尿や排尿時の不快な様子等は見られず、手持ちのウロペーパーでは潜血反応はマイナス、ただPH7.0です。
このような場合、やはり尿石症の療法食を優先して摂取すべきでしょうか。
腎臓の療法食で比較的安定していたため食事を切り替えるのに不安があります。
またプレドニン服用の腎機能への影響はどの程度ものなのでしょうか。今回の用法、用量は気にするほどのものではないでしょうか?
ちなみに尿比重については何もおっしゃられなかったため問題なかったのだと思います。
まとまりのない文章でわかりずらく恐縮ですがご意見いただければと思います。よろしくお願いいたします。

Re: 無題

- 獣医師 山田

2014/08/05(Tue) 13:56

No.3630

水野 様

蒸し暑い日が続いておりますが、
水野様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。
この度はご相談をいただきまして誠にありがとうございます。
早速ご案内をさせていただきますが、実際のご様子を拝見しておりませんので、
一般的なご案内になりますこと、何卒ご了承ください。

水野様のネコちゃんは腎臓の数値が少し高く、腎臓病用の療法食を開始している
のですね。尿検査を実施したところ潜血とストラバイト結晶が出ており
「尿石症」と「膀胱炎」とのことで、お食事をpHコントロールや
c/dを試してみるように勧められたのですね。
水野様におかれましては、元々の腎蔵の数値のこともあり、
尿石症の療法食を優先して食べさせるべきか、お悩みなのですね。

腎臓は1.尿の生成、2.ネコちゃんの体の中で不要になった老廃物や毒素を
尿の中に排出、3.ホルモンの分泌、などを行っている臓器です。
この腎臓が障害を受けて十分に機能しなくなると、ネコちゃんは
多飲(お水をたくさん飲む)や食欲不振、嘔吐など、さまざまな症状を
引き起こします。この状態を「腎不全」といいます。
すでに破壊されてしまった腎臓の組織は、回復することはないので、
病気は徐々に進行していきます。
治療は病気の進行を遅らせるための内科的治療や食事療法がメインとなってきます。
内科的治療としては、血液中の老廃物や毒素を体外に排出させることが
治療の主体となります。
腸管内毒素を便として体外に排泄させるような吸着剤や腎臓の機能が悪くなることに伴う
高血圧(腎高血圧)をふせぐために降圧剤などの内用薬を投与する場合もあります。
また、腎臓の負担を軽減させるために食事療法が推奨されます。
タンパク質の多い食事は尿毒症を引き起こす老廃物の素となるため、その量を
制限することと良質なものを与えることが重要です。
また、リンやナトリウムについても制限が必要となりますので、
腎不全用の療法食は特別にタンパク質やリン、ナトリウムの含有量を調整したもの
になっております。


慢性腎臓病の進行具合は、IRIS; International Renal Interest Society(アイリス)分類
というものが用いられます。この分類は血液検査のCRE(血漿クレアチニン)の数値を
元に4つのステージに分けます。
・ステージ1
血漿クレアチニン濃度:1.6mg/dl未満 
非窒素血症、尿濃縮能力の低下、腎層の形態的な異常、蛋白尿
・ステージ2
血漿クレアチニン濃度:1.6〜2.8mg/dl 
非窒素血症〜軽度腎性窒素血症、臨床症状は欠如〜軽度
・ステージ3
血漿クレアチニン濃度:2.9〜5.0mg/dl 
軽度〜中等度腎性窒素血症、様々な臨床症状
・ステージ4
血漿クレアチニン濃度:5.0mg/dl以上 
重度腎性窒素血症(→末期腎不全)、最終的には腎移植が必要

このIRIS分類からいくと、水野様のネコちゃんはステージ2なのかと思われます。
この時期は、臨床的な症状はあまり見られない時期ですが、
症状が出る前の早い時期から腎臓病専用の療法食を用いることで、病気の進行を
遅らせることができます。
水野様におかれましては、ネコちゃんが3歳の時の血液検査後から
療法食を開始していらしたとのことですので、
早い段階で療法食が開始されていたのだと思います。

一方、尿石症は尿路結石症ともいわれますが、
尿に含まれるリン、カルシウム、マグネシウムなどのミネラル成分が結晶化し、
腎臓、膀胱、尿道などの泌尿器で結石となるためにさまざまな症状を引き起こす
病気です。
特にネコちゃんでは、尿がアルカリ性に傾くことでできる
リン酸アンモニウムマグネシウム結石(ストラバイト結石)が多く見られます。
結石の形成については、食事の種類や飲水量の減少、細菌の尿路感染、遺伝的体質
などが原因であるといわれています。
治療方法は、尿道内の結石を超音波で破砕したり、カテーテルを尿道に挿入する
処置などを行うことがありますが、
尿石の大きさや位置によっては外科手術で摘出する場合もあります。
また、結石溶解や結石形成予防のために食事療法を行ないます。
血尿がある場合は止血剤、尿路感染がある場合は抗生物質の投与など、
症状を抑える治療を行います。
療法食以外の尿石症の予防方法ですが、特に肥満が関わっていると言われて
おりますので、肥満にならないようにしてあげることが大切です。
また、飲みたいときに新鮮な水を飲める環境にすることや、
排尿しやすい環境を作ってあげることも重要です。

ご存じかと思いますが、尿石症の治療や予防に使用する療法食は
ストラバイト結石やシュウ酸カルシウム結石を形成されにくくするため、
マグネシウム、リン、カルシウムを調整しております。
また、尿石症の療法食は塩分がすこし多い事がありますが、
c/dは塩分控えめで長期的な投与に適していると言われているフードになります。

水野様におかれましては、腎臓用の療法食で比較的安定している現状で、
お食事の切り替えに不安を感じられていらっしゃるのですね。
腎臓のことを考えると腎臓用の療法食を継続していただくことが一番なのですが、
尿石症になってしまった場合には、お食事で尿石症をコントロールしなければ
なければならないこともございます。


一般的には、慢性腎臓病のネコちゃんは尿石症にかかりづらいといわれています。
その理由は、腎臓の機能が低下すると、尿の濃縮が上手く出来なくなるため、
尿が薄くなり結晶ができづらくなるためです。
また、ネコちゃんの場合ストルバイト結晶は無菌性にできることが多いのですが、
中には細菌感染が原因で尿のpHがアルカリ性に傾くことが原因でできる
場合もあります。その場合、細菌感染をコントロールすることで、
ストルバイト結晶を防ぐことができる可能性もあります。
以上のことから、慢性腎臓病で尿比重が低下気味で、かつ細菌感染を伴う
ストルバイト結晶の場合には、お食事を変更しなくても、適切な抗生物質を使用
することと、水分を十分にとることなどで治療することができる可能性も
あるかと思います。
しかしながら、尿比重がある程度高く、また、細菌感染を伴わない
無菌性のストルバイト結晶が継続的にみられる場合には、
やはり尿石症の食事療法などを行わないと、
維持していくことができない可能性もあります。

同時に二つ以上の疾患を持っていて、療法食の利用の仕方に悩むケースは
多くあります。一般的に、腎臓病のネコちゃんで腎臓病用の療法食が
利用できない場合には、病気のステージにもよりますが、通常の食事や他の療法食に、
食事中のリンの吸収を抑えるリン吸着剤や、尿毒症の毒素を吸着する
活性炭などを併用することで、
腎臓病用の療法食と同様に症状の進行を抑える効果を期待することもできます。
また、ストルバイト尿石症のネコちゃんでその療法食が利用できない場合には、
その他の食事に、尿のpHを下げてストルバイト結晶ができづらくするための
サプリメントを併用することもあります。
腎臓病と尿石症とどちらの治療を優先して行っていくかは、その時の状況による
と思いますが、どちらの病気も進行しないようにしていくために
どのように治療をすすめていくか、主治医の先生とよくご相談いただければと
思います。

また、腎臓病と尿石症と共通して必要なのは、
十分な水分摂取を行うことです。
たくさん水分をとって尿量を増やすことは、血液中の老廃物や毒素を体外に排出
させ、尿毒症を悪化させる要因でもある脱水を防ぎ、
また、尿の濃度を薄くして結晶をできづらくするためにとても重要です。
水分摂取量を増やすためには、
水の温度や置き場所などを変えてネコちゃんの好むタイプの水を用意する、
飲み水に混ぜて嗜好性を高めるための液体状のサプリメントを利用する、
フードをドライからウェット(缶詰)に変えたりドライフードをぬるま湯で
ふやかして与える、などの方法がありますので、
お試しになられてはいかがでしょうか。

さて、口唇炎で内服している「プレドニン」の腎臓への影響も
ご心配とのことですね。「プレドニン」はいわゆるステロイド薬です。
その作用は多岐にわたり、糖代謝作用、脂質代謝作用、タンパク質代謝作用、
抗炎症作用、免疫抑制作用、抗アレルギー作用、血液細胞への影響、中枢神経に
対する作用などがあります。
副作用としては多食、多飲・多尿、胃潰瘍、肝障害、糖尿病、高脂血症など、
さまざまですが、ワンちゃんよりネコちゃんはステロイドに対して
比較的抵抗性を示すため、副作用は出にくいと言われております。

お薬は「体重1kgあたりに何mgを与えるか」で計算いたします。
誠に申し訳ありませんが、ネコちゃんの体重が正確にわからないと、
現在のお薬の量が多すぎるかどうかがわかりかねます。
ただ、一般的に、ワンちゃんやネコちゃんに用いる抗炎症作用の薬用量は
0.5〜1mg/kgとなっております。5mg錠のプレドニンを1/2錠であれば、
逆算すると体重2.5kg〜5kgのネコちゃんの抗炎症作用の薬用量に該当します。
(※ネコちゃんはワンちゃんよりもステロイドに対して抵抗を示すことが多いので、
この倍量でないと薬の効果がない場合もございます。)
低用量でそれほど長い期間の使用でなければ、大きな副作用などは問題が
ないかと思いますが、吐き気や食欲不振など、いつもとご様子が異なる場合には、
かかりつけの先生にご相談いただきますようお願いします。

水野様のネコちゃんは6月下旬より口唇炎の治療も行っていらっしゃるのですね。
なかなか完治せずご心配な気持ち、お察しいたします。
一日も早く口唇炎と尿石症、膀胱炎が落ち着き、
水野様とご家族様、そしてネコちゃんが笑顔でお暮らしいただけるように祈っております。

なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、
しつけ相談のサービスを承っております。気がかりなことがおありの際には、
ぜひご利用くださいませ。
お電話番号は、あんしんサービスセンター 
0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。
平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)
土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。

厳しい暑さが続きますが、水野様におかれましては、くれぐれもご自愛くださいませ。
今後ともアニコムをどうぞよろしくお願いいたします。



お茶について

投稿者:のんのん

投稿日:2014/07/31(Thu) 16:19

No.3624

いつもおせわになります。
猫メス1歳のことで相談します。
夏なのでテーブルに麦茶などコップに入れたまま離籍すると、ちょっとのスキをみて猫が飲んでしまいました。っすぐにやめさせました。
お水は毎日取り換えて3か所に置いています。
これから注意して飲みかけはおかないようにします。
猫がお茶を飲んだら健康に害はありますか?
教えてください。

Re: お茶について

- 獣医師 山中

2014/08/04(Mon) 15:24

No.3629

のんのん 様

梅雨明けと同時に連日猛暑が続いておりますが、
のんのん様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか
早速ご案内をさせていただきますが、実際のご様子を拝見しておりませんので、
一般的なご案内になりますこと、何卒ご了承ください。

1歳の女の子のネコちゃんが、テーブルの上の麦茶を飲んでしまい、
のんのん様は、ネコちゃんの健康にお茶が有害であるかどうかご心配されて
いるのですね。

日本では、昔からお茶を飲む習慣があり、お茶には様々な効能があることが
知られています。
しかし、ご存じのように、多くのお茶にはカフェインが含まれています。
ネコちゃんがお茶を飲んでしまった場合、一番心配なのは、このカフェインの摂取による
カフェイン中毒です。
今回、のんのん様のネコちゃんが飲んでしまった麦茶は、
代表的なノンカフェイン飲料として知られていますので、カフェインについては心配ないと
思われます。
ただし、麦茶は大麦などが原料ですので、小麦にアレルギーのあるお子様では注意が必要です。
なお、ミネラル分を調整しているタイプの麦茶は体内のミネラル分の不均衡を招いたり、
尿石の発生の要因となる可能性もございますので、ご注意いただいたほうがよろしいでしょう。

さて、カフェインは植物に含まれ人や動物に薬としての効果や毒性を示すアルカロイドと
呼ばれる物質のひとつで、中枢神経を興奮させます。
カフェインは、脳に直接働きかけて興奮させるのではなく、神経にブレーキがかからないように
作用するため、人では穏やかな覚醒作用を示します。
他にも強心作用(心臓の働きを促進する)、気管支拡張作用、利尿作用、
平滑筋弛緩作用、胃酸分泌促進作用もあります。
そのため、栄養ドリンクや風邪薬などに配合されていて、集中力アップや
眠気・倦怠感・頭痛の防止効果が期待されます。
しかし、一度に大量摂取をすることによる急性中毒や、継続的に摂取することによる
慢性中毒があることも知られています。
どうぶつさんの場合には、毎日習慣的に、コーヒーや薬を飲むことはありませんので、
通常問題になるのは、一度に大量摂取をすることによる急性中毒です。

人における急性中毒の症状は、精神症状と身体的症状が確認されていて、
重症になると、命に危険が及ぶこともあります。体重1kgに対して約200mgのカフェインの
摂取が致死量と言われていて、体重50kgの人が、5-10gのカフェインを一度に摂取すると
何らかの中毒症状を呈することになります。
しかし、カフェイン含有率の高いコーヒーでも10杯、20杯と摂取しない限りは急性症状に
ついては気にする必要はありません。
なお、人によって、年齢やカフェイン分解酵素の量や肝機能が異なるため、
急性症状を呈する摂取量については大きな幅があります。
ご参考までに、各種飲料に含まれるカフェインの量は1杯(150ml程度)あたり、玉露180mg、
コーヒー60〜180mg、紅茶45mg、ほうじ茶30mg、煎茶30mg、番茶15mg、ウーロン茶30mg、
ココア45mg、です。

このように人に対してはカフェインの毒性は低いものですが、ワンちゃんやネコちゃんでは、
カフェインを分解出来る能力が人より低く、分解に時間がかかるため、
人より少ない20mg/kgで症状が出ると言われています。
そのため、少量を口にしただけでも、体重の少ないどうぶつさんですと、重篤な症状が出る
可能性があります。
のんのん様におかれては、飲みかけの飲料は置かないようにご注意なさるとのことですが、
ネコちゃんを守るためにはたいへん大切なことでございます。
今回はおそらく季節的にネコちゃんが飲んでしまったのは麦茶で、カフェインについての問題は
ありませんでしたが、他のお茶でしたら何か症状が出ていた可能性もございます。
ぜひ飲みかけの飲料を置いてネコちゃんから目を放すことがないよう
今後も気をつけていただければと存じます。

また、ネコちゃんは、泌尿器系の病気にかかることが多いため、新鮮なお水を充分に飲むことが
できる環境が望ましいと言われています。
飲み水は一か所だけでなく数か所に置いた方が、飲水量が増えるというデータもございますので
お水を3カ所において毎日取り替えるという工夫も大変素晴らしいことだと思います。
ネコちゃんは、くみ置きの水が好きな子、新鮮な水が好きな子、蛇口から出る水が好きな子、
冷たい水が好きな子、温かい水が好きな子など、飲み水の好みはどうぶつによってさまざまです。
いろいろなタイプの飲み水を用意しておき、どのような飲み水を好むかを観察してみましょう。
また、お水の置き場所も重要です。静かな所で飲むのが好きな子、家族の近くで飲むのが
好きな子、窓の近くの外が見える場所で飲むのが好きな子など、さまざまですので、
いろいろな場所において試してみましょう。
また、飲み水に混ぜて嗜好性をあげるための液体状のサプリメントなどもありますので
動物病院で相談なさるとよろしいでしょう。

なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、
しつけ相談のサービスを承っております。気がかりなことがおありの際には、
ぜひご利用くださいませ。
お電話番号は、あんしんサービスセンター 
0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。
平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)
土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。

厳しい暑さが続きますが、のんのん様におかれましては、くれぐれもお体ご自愛くださいませ。
今後ともアニコムをどうぞよろしくお願いいたします。