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できものについて
投稿者:ルーク
投稿日:2011/09/18(Sun) 22:05
No.972
お世話になります。犬種:バーニーズマウンテンドック(生後3ヶ月のオス)右前脚の肘の少し上(3cm程)の方に米粒2つ分くらいの大きさのできもののような物があるのに気がつきました。毛をかき分けて見たところ、少し赤みを帯びていてコロンとしたものが見えます。(ダニとかではないと思います。)皮膚を摘んだ感触は、もコロコロしているようです。触っても摘んでも痛がる様子もありません。 毎日のようにあちこち撫で回していますが、今まで気づかなかったのか、今日出来たものなのかもわかりません。これは何でしょうか? 病院に行った方が良いでしょうか?ご指導いただけますと幸いです。
Re: できものについて
- 獣医師 岸田
2011/09/22(Thu) 11:11
No.976
ルーク様この度はご相談を頂きまして、誠にありがとうございます。バーニーズマウンテンドッグちゃんの皮膚のできものについてのご相談でございますね。お問合せにつきましてご案内させて頂きたく存じますが、実際のご様子を拝見していませんので、一般的なご案内となりますことをご了承ください。一般的に、皮膚に「できもの」のように見えるものとして次のようなものが挙げられます。<皮膚、毛包などの炎症反応>細菌や真菌、寄生虫などの感染、虫さされ、アレルギー、毛包の皮脂づまりなどによる炎症反応により、皮膚が腫れて「できもの」のように見える <膿瘍(のうよう)> 細菌感染が原因となり、袋状に膿がたまったもの <血腫> ぶつけるなど何らかの衝撃を受けて血液がたまったもの <良性の皮膚腫瘍>脂肪腫、皮膚組織球腫、皮膚乳頭腫などの良性の皮膚腫瘍によるもの<悪性の皮膚腫瘍>肥満細胞腫、扁平上皮癌などの悪性の皮膚腫瘍によるもの皮膚に「できもの」が見られたとき、それが実際にこれらのうちの何なのかということは、外見だけで判断することはできません。経験のある獣医師の先生であれば、おおよその見当はついたとしても、実際に診断を下すためには、その「できもの」自体を詳しく調べる検査をしなければなりません。検査の方法としては以下のような方法があります。<細胞診検査> 「できもの」に針を刺して組織の一部を採取し、その中の細胞を調べる<組織生検> 「できもの」の一部、またはすべてを摘出し、組織を調べるまた、病状が急を要するものではなく、腫瘍以外の可能性が強く疑われる場合には、診断的治療を行う場合もあります。この方法では、抗生物質や抗炎症剤などを投薬してみて「できもの」が治癒するかどうかをみます。この場合、期待したような反応が見られず、治癒しない場合には、やはり、細胞診等の詳しい検査を行うことになります。この度のご相談の皮膚の「できもの」ですが、やはり添付していただいた写真を拝見しただけでは、それが何なのかはっきり申し上げることはできません。赤みの状態から皮膚もしくは毛包の単純な炎症のようにも見えますが、そのほかの可能性も完全に否定することはできません。今現在、単発で痛みやかゆみなどもない様子ですので、急を要する状態ではないとは思いますが、・できものがどんどん大きくなってくる・からだのあちこちに出来てくる・できものから出血する・ワンちゃんが気にして舐めたりかじったりするなどの様子が見られるようであれば、早めに受診することをお勧めいたします。バーニーズちゃんは生後3カ月とのことですので、悪性の皮膚腫瘍の可能性は低いかとは思いますが、なかには若齢のワンちゃんに多くみられる腫瘍もございます。万が一腫瘍性のものであった場合、早期の発見と治療が重要となることもありますので、ご安心のためにも、一度動物病院さんを受診されることをお勧めいたします。なお、バーニーズマウンテンドックちゃんは、スイス原産のワンちゃんですので、被毛はオーバーコート(上毛)とアンダーコート(下毛)のダブルコートである上に、毛量が多いのが特徴です。したがいまして、寒い時期には適しているのですが、暑い時期には皮膚にトラブルを起こしやすく、皮膚の健康を保つためにも丁寧なブラッシングなどの皮膚のケアに気を使っていただくことが大切です。「ワンちゃんの皮膚の特徴」については、以下、「どうぶつ相談室」でご案内しておりますので参考になさって下さい。http://www.anicom-page.com/labo/2010/09/post-338.htmlまた、アニコムでは下記の受付時間で、お電話でのご契約者様への健康相談、しつけ相談サービスを承っておりますので、気がかりなことがお有りの際には、いつでもお気軽にご利用くださいませ。お電話番号は、あんしんサービスセンター 0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。平日9:30〜17:30 / 土日祝9:30〜15:30土日祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。なお、日・祝日および年末年始はお休みさせていただきます。台風の通過に伴い不安定なお天気が続いております。体調維持の難しい時節でございますが、お体を大切にお過しください。バーニーズマウンテンドッグちゃんの健やかな成長を心からお祈り申し上げております。今後ともアニコムをどうぞよろしくお願いいたします
子猫の食事等について
投稿者:みや
投稿日:2011/09/17(Sat) 07:27
No.970
現在、先住猫(3歳)と新入り(4ヶ月)の二匹の猫を飼っています。子猫の方は家に来て3週間位になるのですが、やっと最近先住の猫との折り合いもよくなってきたのでケージから外に出すようになりました。その際先住の子用のフードを盗み食いしてしまい、それ以降ケージにいる時は自分のフードを食べますが、外に出ている時は隙あらば大人用のフードを食べたがります。(ケージを閉めていても手ですくって食べるため、最近はおかないようにしました。)水も同様で自分のものではなく、先住の子のを飲みたがります。健康面、猫同士の関係性も含めてこの行動に問題はないのでしょうか?まただいぶ慣れてきて、一緒の部屋にいても普通に生活していますが、子猫の方が急に飛んできたり、顔がくっつく位の近距離になると、先住の子が未だに威嚇をしています。先住猫自身も子猫を気にしている様子で、時々子猫のしっぽにじゃれついたり、飛びついたりするのを見かけるので、時間が経てば解決するのではないかと考えているのですが、どうなのでしょうか?場合によっては別々の部屋を与える等も検討はしますが、できれば一緒に仲良く生活してくれればと考えています。よろしくお願いします。
Re: 子猫の食事等について
- ペット栄養管理士 三留
2011/09/21(Wed) 18:33
No.974
みや様穏やかな秋の陽が待ち遠しいこの頃でございますが、みや様におかれましてはいかがお過しでしょうか。この度はご相談を頂戴いたしましてありがとうございます。早速、ご案内をさせて頂きたく存じますが、ネコちゃんたちの詳細なご様子が分かりかねるため、一般的なご案内になりますことを何卒ご了承くださいませ。<猫ちゃん同士の関係を育むためのポイント>みや様のお宅では、新しく子猫ちゃんをお迎えになられたとのことでござますね。ネコちゃんは一般的に環境や縄張りに対する感受性がたいへん高く、新しくネコちゃんをお迎えになられた際先住のネコちゃんは自分の縄張りへの不安感からストレスを感じることが多いようです。みや様のネコちゃん達は比較的短い期間で馴染んできたとのこと、まずは一安心でございますね。今後のネコちゃん同士の関係性を育む上でのポイントを以下、ご案内させていただきますのでご参考にしていただきましたら幸いです。1. 先住猫ちゃんの縄張りを確保する今まで先住猫ちゃんがお気に入りであったり、いつも隠れていた場所は、できるだけこれからも先住猫ちゃんの場所として確保いただくとよろしいでしょう。先住猫ちゃんにとっては、元気一杯な子猫ちゃんは、気が休まらず落ち着かなくなることがあるため、子猫ちゃんから自分の身を隠す場所、たとえばお気に入りのキャリーバッグや棚の上など高いところの逃げ場所などがあると先住猫ちゃんも安心できるかもしれません。みや様の子猫ちゃんは、先住猫ちゃんに急に飛びついていく様子がみられるとのことでございますね。まだ若い子猫ちゃんのため、遊んで欲しい気持ちからこのような行動を起している可能性が高いかと思いますが、このようなとき、先住猫ちゃんがストレスを感じるようであれば逃げ込める場所を用意してただくとご安心かと存じます。2. 先住猫ちゃんを優先する新しい猫ちゃんがやって来ても、自分の縄張りも飼い主さんの愛情も何も変わりはなく、「何も心配することがない」と先住猫ちゃんに示してあげましょう。そのことが先住猫ちゃんの安心につながります。ネコちゃん達に声をかける順序やお食事の順序などもできるだけ先住猫ちゃんを優先するようにします。先住猫ちゃんが子猫ちゃんに優位性を主張して、威嚇しているような様子をご覧になられるとご心配かと存じますが、ごく普通の行動でございますので、ゆっくりと見守っていただければと存じます。3. 先住猫ちゃんに嫉妬を感じさせない先住猫ちゃんの前で子猫ちゃんのお世話をなさることはなるべくお避けいただき、反対に子猫ちゃんのいるところで、みや様と楽しく遊ぶなど、子猫ちゃんがいると楽しいと感じさせてあげましょう。このようなことにご注意いただき、先住猫ちゃんが安心していられる状況をお作りいただくことで、時間が経てば、みや様がおっしゃいますように解決していくことかと存じます。中にはネコちゃん同士が長時間一緒に過ごすのが難しいこともございますが、このような場合には、最初は主に過ごすお部屋を別にしておき、一緒にいる時間を徐々に長くしていくのもよろしいかもしれません。<フードとお水について>子猫ちゃんが先住猫ちゃんの食事を欲しがるとのことでございますね。愛らしい仕草でございますが、先住猫ちゃんにとっては、自分の領域に邪魔が入ると感じてしまう可能性もございますので、避けていただいたほうが望ましいでしょう。また、食べている量を把握して食欲をチェックするという面でも、お食事は別々にあげて頂いた方がよろしいでしょう。さらに、成長期の子猫ちゃんは、成長をささえるために子猫ちゃんのライフステージにあったフードを食べる事が大切です。先住猫ちゃん用のフードを盗食することで、本来食べて欲しい子猫ちゃん用のフードを食べなくなってしまう可能性もありますし、今後、片方のネコちゃんにお病気がでた場合など、それぞれのネコちゃんの体調に合わせたフードを与えて頂く必要性がでてくる場合もあります。そのような場合にも考慮し、いまからお食事は猫ちゃんごとに分けて頂くことが理想的です。お食事ネコちゃんごとに分ける方法ですが、「お食事の時間をずらしていただく」、「お食事の時間が済むまではお部屋を分けたり、ケージから出さない」などの対応をとっていただければと存じます。また、お水も先住猫ちゃんと同じものを飲みたがるとのことでございますね。お水の器を分けるのは難しいですし、お二人のネコちゃん共にウイルス検査や便検査などの健康診断を済まされていて、特に感染症などのご診断がないようであれば、先住猫ちゃんとお水は一緒にして頂いても構わないかとは存じます。お水に関しては普段の生活の中で飲みたくなったときにはいつでも飲めるようにしておくことが望ましいので、何カ所か水飲み容器を用意していただけるとよろしいでしょう。今はまだお互いに慣れていないところも多くご心配な点もあるかとは存じます。成長に従い、お互いのテリトリーを上手に分け合うようになれ、心地よい空間と時間を享受できるようになるのではないでしょうか。今はゆっくりと、少しずつ慣らしつつ、成長を見守っていただければと存じます。みや様の愛情に育まれ、健やかに成長なさる猫ちゃんたちのご様子が目に浮かぶようでございます。みや様が笑顔いっぱい、楽しい毎日をお過しになられますよう心からお祈り申しあげております。今後とも、アニコムを宜しくお願い申し上げます
性格の変化?
投稿者:桃田ママ
投稿日:2011/09/16(Fri) 11:28
No.969
2歳半ミニチュアダックスの男の子です。。これまでトイレは、基本したい時に家の中の所定の位置で行い、毎朝の散歩に行った時もしたければするというスタイルでした。しかし最近家の中でする回数がどんどん減り、ここ数日は朝の散歩でしかせず、翌朝の散歩に行くまでしなくなってしまいました。(ウンチは時々します)そのせいか朝、散歩に行く前、私が起きる30分位前からキュンキュン・キャンキャン言い始めるようになってしまいました。(それまでは私が起きるまで起きてきませんでした)また、食事も今までは用意している段階から早くよこせ!と言わんばかりに騒いでいましたが、近頃あまり興味を示さなくなり、数粒〜半分位残すようになりました。我が家は私と主人とこの子と3人で暮らしています。共稼ぎの為、平日は朝から晩までお留守番です。元々かなり警戒心が強く、家族に(特に私に)相当な甘えん坊だと思います。子どもの頃はトイレを覚えさせたり、しつけをするので大変でしたが、大人になり、トイレも覚え、ご飯も大好きで、吠える以外はそんなに手がかからなくなって安心していたのですが、このところ急に態度が変わってきてしまい、戸惑っています。これまで夕方のお散歩の代わりに家の中で遊ばせていましたが、外でしかトイレをしなくなった為、夕方もお散歩の出るようにしました。しかし、将来の為に、またこちらの都合的に出来れば以前のように、トイレは基本家の中でして欲しいと思っています。私自身特にきっかけが思い浮かばないのですが、他のワンちゃんでもこういうことってあるのでしょうか?何かこちらにはわからないストレスがあったのでしょうか?トイレを以前のように家でするように戻すことは出来るのでしょうか?何かアドバイスなど頂けたら幸いです。宜しくお願い致します。
Re: 性格の変化?
- ドッグライフカウンセラー 三留
2011/09/20(Tue) 16:26
No.973
桃田ママ 様秋の虫が賑やかに鳴き、秋の気配を感じる頃でございますが、桃田ママ様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。この度はご相談にいただきまして誠に有難うございます。2歳半のミニュチュアダックスちゃんの行動や性格に変化に戸惑っていらっしゃるとのことでございますね。早速ご案内をさせていただきたく存じますが、一般的なご案内になりますことを何卒ご了承下さいませ。<トイレについて>1.ワンちゃんにとって外で排泄をするということについてミニュチュアダックスちゃんが、外で排泄をする頻度が増えてきて、ここ数日は外でしかトイレをしないとのことでございますね。成長につれ、またお家に対する縄張り意識が強くなる等によりワンちゃんのお外でしか排泄をしなくなるということは、たいへんよく見られます。もともとワンちゃんには「生活をするスペースから離れたところで排泄をする」という習性があるといわれています。また、ワンちゃんはお散歩のときに、他の子のオシッコの臭いを嗅ぎますが、このようにすることで、ワンちゃんは嗅覚を介しての情報交換をいたします。人でいえば会話のような行動ともいえるのかもしれませんが、ワンちゃんが排泄により、外に自分の匂いを残そうとする行動は、ワンちゃんにとっては、単なる排泄というだけではなく、社会性を伴う行動ともいえるかもしれません。桃田ママ様がおっしゃいますように、お家の中のトイレでの排泄は、ミニュチュアダックスちゃんが将来、高齢期を迎えたときや、天候の悪いときなどもご安心かと存じます。しかしながら、外での排泄を好むようになった子に、お家の中での排泄をさせることは、実際はなかなか難しいことでもありますが、「うまくいったらいいな」というくらいのお気持ちで試されたほうがよろしいかもしれません。2.お家の中での排泄を促す方法についてお散歩にいらっしゃる前に、一度、トイレに誘導してみて、一度室内のトイレに寄ってから、という流れになさってはいかがでしょうか。偶然でもいいので、トイレのシートでオシッコをしたら笑顔でほめてあげましょう。「どうしてもさせたい」と思ってしまうと、その緊張感がミニュチュアダックスちゃんに伝わってしまうことがありますので、排泄行為ですので、なるべくリラックスした雰囲気にしていただければと存じます。お散歩中などで排泄時するときに、「トイレ、トイレ」などといつも決まった声がけをする習慣をつけていただき、お家の中で排泄するときにも、「トイレ、トイレ」と声をかけていただくとママのその言葉をきくと、オシッコをしたくなってしまう、という雰囲気で、つられて排泄をしてしまうかもしれません。お家の中のトイレは、今までミニュチュアダックスちゃんが排泄していた場所ですので、ミニュチュアダックスちゃんの中ではトイレとしての認識はあるのではないでしょうか。あせらず、のんびりと対応していただければと存じます。<「トイレに連れて行って」と呼ぶことについて>ミニュチュアダックスちゃんは、「トイレに連れて行って」と、桃田ママ様が目覚める前から呼ぶとのことでございますね。「呼んだあとに、連れていってもらった」という経験をすると、呼べば連れていってもらえると思ってしまいますので、できれば、静かになってから、あるいはオスワリという指示に従ってから連れていっていただくのが望ましいかと存じます。<食事の量が減ったことについて>ドッグフードは、栄養のバランスはとれているのですが、どちらかというと嗜好性が低いこともあり、暑い季節や季節の変わり目などには、食事量が今までより減ることはしばしば見られます。私たちも胃腸の調子が芳しくないときには、食事の量を減らして胃腸への負荷を減らすこともありますが、ワンちゃんの場合でも、自然にそのようにしている可能性もございます。このようなときに、ご注意いただきたい点ですが、食べないときに、「もう少したべようね」などと心配して、声をかけると、「食べないでいると、構ってもらえた」ということを学習してしまうことがあります。したがいましして、食べたら、「お利口ね」と褒めるようにしてくださいませ。なお、なかには健康状態に問題があって食欲をなくしていることもございます。今後、食欲の低下が続いたり、下痢や、嘔吐、元気の低下、体重の減少など、健康状態に変化がみられましたら、体調不良による食欲不振をおこしている可能性もございますので、ご安心のためにも、かかりつけの獣医師さんのご診察をお受けになられることをお勧めいたします。これからはお散歩の楽しみな季節でございますね。パパとママの愛情を一身に受け、幸せいっぱいのミニュチュアダックスちゃんがお散歩しているご様子が目に浮かぶようでございます。どうぞ素敵な秋をお過しくださいませ。なお、アニコムでは下記の受付時間で、お電話でのご契約者様への健康相談、しつけ相談サービスを承っておりますので、気がかりなことがお有りの際には、いつでもお気軽にご利用くださいませ。お電話番号は、あんしんサービスセンター 0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。平日9:30〜17:30 / 土日祝9:30〜15:30土日祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。なお、日・祝日および年末年始はお休みさせていただきます。今後ともアニコムをどうぞよろしくお願いいたします
食事
投稿者:アンク
投稿日:2011/09/15(Thu) 02:03
No.966
6ヶ月になるパピヨンの男の子です。ある日から急にドッグフードを食べなくなりました。おやつのあげすぎかな?と思って、あげないようにしても食べませわん。私が促すと、一粒つまんで、皿の外に出したりして恐る恐る食べたりしますが、ほとんど食べません。食べない時は直ぐにお皿を下げてますが、次のご飯になっても食べません。単なるわがままならいいのですが食欲旺盛な子だったのですごく心配です。※何かもらえるかと思ったり、家族がご飯の時は、人間食はあげたことはないですが、臭いで寄ってきます。※犬用フリカケを混ぜても食べません。※便もかわりなく元気もあります。※食べなくなった食事の前に初めて牛たんのジャーキーを食べました。※前はドッグフードの袋を開けると喜んでいたのが、全く喜ばなくなりました。よろしくお願いいたします。
Re: 食事
2011/09/16(Fri) 09:56
No.968
アンク 様そろそろお彼岸を迎える頃だというのに厳しい残暑が続きますが、アンク様におかれましてはいかがお過しでしょうか。この度はご相談を頂きまして、誠にありがとうございます。パピヨンちゃんが急にドッグフードを食べなくなったとのこと、アンク様におかれましては、ご心配のこととお察し申し上げます。さっそくご案内をさせていただきたく存じますが、実際のワンちゃんのご様子を拝見していませんので一般的なご案内となりますことをご了承くださいませ。<考えられる原因とご対応について>1. 成長が一段落したことにより食欲の変化パピヨンちゃんは生後6か月になられたとのことでございますね。人間は20年ほどかけて一人前の体になるのですが、ワンちゃんはほぼ一年間で成犬へと成長いたします。このため、最初の一年間に必要とする栄養やカロリーはワンちゃんの一生の中で事のほか多く、この成長のための要求にあわせたお食事が幼犬用のお食事です。特に生後半年間の成長は著しく、食欲も旺盛ですが、生後6か月くらいになると、成長のスピードは落ち着いてきます。これに伴い、体が必要とするカロリー量なども落ち着く傾向にございますので、このころになると以前と比べて食欲が減ったように感じる飼い主様も多いようでございます。パピヨンちゃんの場合もこの影響があるのかもしれません。2. 暑さや季節の変わり目からくる食欲不振人間もそうですが、夏の暑さによるストレスから食欲をなくすことがありますし、季節の変わり目も体調を崩しがちです。このようなときは、胃腸への負荷を減らすためにも、食事量を調節することもよろしいでしょう。なお、フードの袋に印刷されている食事量などは、あくまでも目安ですので、運動量や環境要因などにより、1〜2割ほどの増減は問題ないといわれております。また、ドライフードは水分含有量が少ないため保存力という点では優れていますが、どうしても、通常、私たち人間が食べている食材よりも嗜好性が低いので、特に食欲をなくす暑い時期には、魅力を感じなくなることも多いようです。パピヨンちゃんは、ふりかけをかけても食べないとのことでございますが、ワンちゃん用のレトルト食品や缶詰などを少量あえてみたり、ワンちゃんは嗅覚により食欲がそそられるといわれますので、煮干やカツオを使っただし汁やお肉のゆで汁をかけてみたりするのも一つの方法でしょう。また、茹でたり蒸したりした鳥のササミ肉や牛肉、豚肉などを細かく刻んでドッグフードにあえたりするのも一つの方法でしょう。3. 食事を食べないでいると良いことがあると学習したドッグフード以外の美味しいものがあり、食べないでいると美味しいものが出てくると学習してしまった可能性もあるでしょう。また、ワンちゃんが食べないでいると、どうしてもご家族は心配そうになさったり、声をかけたりすることもあるのかもしれませんが、飼い主様の愛情に貪欲なワンちゃんにとっては、このようなご家族のご様子さえもご褒美になってしまうことがあります。フードを少しでも食べたら、そのときにうんと褒めていただくようにしていただき、食べないでいたときに、心配そうな表情で覗き込んだり、お声をかけたりすることは控えて頂いたほうがよろしいかもしれません。食べてくれるか心配な時間だと思うと、お食事の時間は気が沈んでしまうこともあるかもしれませんが、できるだけ、楽しい時間であるように演出しましょう。4. 運動量が減っている暑い時期は、どうしてもお散歩量が減りますし、運動量が減ってしまい、お腹が空かない状態でいるのかもしれません。涼しい時間に長めのお散歩して頂いたり、遊びの時間を増やして頂くなどして、なるべくお腹を空かせるようになさると食欲の増進につながる可能性があります。さて、アンク様におかれましては、パピヨンちゃんが食べないでいると、食事を下げてしまっていらっしゃるとのことですね。食べないことが続くとご不安になられるかとは存じますが、この対応を毅然とした表情でお続けになられるのがよろしいでしょう。お食事の時間は、食べたくなるように楽しげな雰囲気にしていただき、少しでも食べたら「お利口」と褒めていただき、ある程度の時間が過ぎて食べなければ平然として下げてしまってくださいませ。頑張って食べないでいたら、いいことがあるかもしれない、とパピヨンちゃんが感じる余地を残さないことが大切でございます。また、食器の中にたくさんのフードを一度に入れてしまうと残したことに気持ちがいってしまいがちですが、入れるフードの量を少なめに入れてして、たべたら、「お利口」といって一つまみ入れていただくということを続けていただくのもよろしいでしょう。なお、なかには健康状態に問題があって食欲をなくしていることもございます。アンク様のパピヨンちゃんはウンチも良い状態で元気いっぱいとのことですので、まずはご安心かと存じますが、今後、食欲の低下が続いたり、下痢や、嘔吐、元気の低下、体重の減少など、健康状態に変化がみられましたら、体調不良による食欲不振をおこしている可能性もございますので、かかりつけの獣医師さんのご診察をお受けになられることをお勧めいたします。ご相談のご様子からアンク様のパピヨンちゃんを大切に想うお気持ちが伝わってまいります。パピヨンちゃんのお健やかなご成長をお祈り申し上げております。なお、アニコムでは下記の受付時間で、お電話でのご契約者様への健康相談、しつけ相談サービスを承っておりますので、気がかりなことがお有りの際には、いつでもお気軽にご利用くださいませ。お電話番号は、あんしんサービスセンター 0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。平日9:30〜17:30 / 土日祝9:30〜15:30土日祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。なお、日・祝日および年末年始はお休みさせていただきます。今後ともアニコムをどうぞよろしくお願いいたします。
猫の避妊手術
投稿者:石田メル
投稿日:2011/09/13(Tue) 13:04
No.965
お世話になります。生後6ヶ月後半の猫(ラガマフィン)女の子です。9/22に避妊手術を予定していますが、改めて猫種について調べていたところ、ラガマフィンは成長が遅く成猫になるまでに3〜4年かかるとありました。かかりつけの病院は生後6ヶ月以上であれば手術対応・手術が早いほうが女の子は病気になりにくいと聞き手術の予約をしましたが、上記で述べたように平均より成長が遅いのであれば7ヶ月での手術は少し早いのかと不安になりました。猫種によって手術可能時期は異なりますでしょうか。また成長が遅いといわれている猫種ならばもう少し手術の時期をずらしたほうが良いのでしょうか。猫種:ラガマフィン生年月日:2011/2/19体重:2.3kg
Re: 猫の避妊手術
2011/09/15(Thu) 16:10
No.967
石田メル様澄んだ青空に秋を感じる季節となりましたが、石田メル様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。この度はご相談を頂きまして、誠にありがとうございます。ラガマフィンちゃんの避妊手術の時期についてのご相談ですね。お問合せにつきましてご案内させて頂きますが、実際にネコちゃんのご様子を拝見しておりませんので、一般的なご案内となりますことをご了承ください。<ネコちゃんの性成熟について>女の子のネコちゃんが性成熟を迎える時期は、一般的には生後7〜10カ月と言われていますが、飼育環境や栄養状態などによっても個体差は大きく、生後5〜6ヶ月で発情する子もいれば、生後1年以上たってから初めて発情が見られる子もいます。ラグドール、メインクーンなどの大型のネコちゃんでは、性成熟が遅い傾向があるようです。また、ネコちゃんの発情には日照時間も大きく関係しており、多くのネコちゃんでは、日が長くなってくる春先に発情します。ただ、室内で飼われているネコちゃんの場合にはその影響を受けにくいため、季節に関係なく発情が見られることもあります。<ネコちゃんの避妊手術の時期について>一般的には生後6〜8カ月程度の性成熟前に行われることが多いかと思います。以前は性成熟前の不妊手術は成長の妨げになる可能性があるという理由で避けられてきましたが、現在では、そのような影響はないとするのが一般的です。生後4〜6か月齢の性成熟前の手術は成長に影響を与えないという報告もあります。またアメリカのシェルター(動物保護施設)などでは、それより以前(生後2〜4カ月)の不妊手術が一般的であり、長期的に見ても成長に問題がないことが報告されています。アメリカでは一般開業の動物病院でも、70%近くの病院で早期(生後6か月以前)の不妊手術が取り入れられているそうです。ただ、体がまだしっかりしていない若齢期では、手術や麻酔処置に特別な配慮が必要になることもあり、日本の動物病院では一般的に、体がある程度成長した6カ月齢程度になってから行うところが多いようです。性成熟前(発情を迎える前)の避妊手術が勧められる理由としては、次のようなことがあげられます。・乳腺腫瘍などの発生率を考慮乳腺腫瘍はエストロジェンという卵巣から出るホルモンの影響により腫瘍が発生すると考えられます。ワンちゃんでは初回発情前に避妊手術をすることでその発生をほとんど抑えることができ、その後2回目の発情を迎えると更に発生率が上がることが知られています。ネコちゃんでは現在のところ、ワンちゃんのような明確なデータが報告されているわけではありませんが、避妊手術を行った場合と行っていない場合では明らかな発生率の違いが報告されており、同様の傾向があることが推測されています。・女の子のネコちゃんの発情中のさまざまなトラブルを考慮発情中のネコちゃんは、昼夜を問わず独特の大きな鳴き声で泣き続けたり、トイレ以外の場所でおしっこをしてマーキングをしたりといった行動をします。これらの行動は発情中のネコちゃんにとってはごく自然なものですが、一緒に暮らすご家族の方にとっては、とても困った問題となることが多いようです。特に、トイレ以外での尿マーキングは、一度その癖を身につけてしまうと、その後避妊手術を行っても繰り返すことがあります。このような、飼い主さんと一緒に暮らす上での困った行動を防ぐためにも、初回発情前の避妊手術が勧められます。・手術のしやすさ、精神的なトラウマなどを考慮一般的に、若齢のネコちゃんの方が、皮下や腹腔内の脂肪が少なく、また血管も未発達で、手術がしやすく短時間で終了できるという利点もあります。また、月齢が上がったネコちゃんに比べて、若齢の子の方が無邪気で、慣れない環境に対する精神的な苦痛が少ないのではないかといった意見もあります。以上のような観点から、一般的には生後6カ月程度の性成熟前の不妊手術を勧められるケースが多いですが、実際に手術が行えるかどうかは、成長具合や栄養状態、全身の健康状態などをしっかりと見極めた上で、個々の獣医師が判断することになります。したがいまして手術可能時期は、猫種によってというよりも、その子その子の発育状態によって変わると言えます。さて、石田様がおっしゃる通り、ラガマフィンは大型の猫ちゃんで成長が遅いと言われますが、性成熟については環境や外的要因によって個体差も大きく、正確にはいつ初回の発情がくるかはわからないと思います。そして、初回発情前に避妊手術を行うためには、体がある程度しっかりと成長してきて、手術のための処置や麻酔に耐えられると主治医の先生が判断された時点で、手術をされるのがベストかと思います。また、今までの報告からは、現時点での避妊手術が成長に影響を及ぼすことはおそらくないのではないかと考えられますが、発育状態の面でどうしても現時点での手術が心配な場合は、初回の発情を迎えてしまう可能性はありますが、もう少し成長を待ってから行うという選択もあるとは思います。いずれにせよ、主治医の先生とよくご相談され、納得された上で手術をお受け頂くことをお勧め致します。9月も半ばとなりましたが、まだまだ厳しい残暑が続いております。体調維持の難しい時節でございますが、お体を大切にお過しください。ラガマフィンちゃんの健やかな成長を心からお祈り申し上げております。今後ともアニコムを宜しくお願い申し上げます。