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・回答までに数日いただきますので、緊急を要する場合(誤飲、頻回の下痢・嘔吐、おしっこが出ない等)は、すぐに動物病院を受診してください。 ・当掲示板での回答は、お申し出内容に基づく一般的な回答となります。 ・「ワード検索」にお悩みのキーワード(トイレ等)入れていただくと、過去の類似の回答をご確認いただくことができます。 ・ニックネーム、タイトル、コメント欄は全体に公開されますので、氏名や証券番号など、個人情報の入力はお控えください。
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朝の嘔吐
投稿者:ありぽん
投稿日:2013/01/25(Fri) 19:01
No.1888
マルチーズとトイプードルのミックスの1歳3カ月の避妊メスです。昨年12月に仙台に転居しました。転居以来時々、朝ごはんを食べないなと思って見ていると黄色い胃液?胆汁?なのか不明ですが嘔吐する事があります。元気がない様子なのでクレートでしばらく休ませるといつものごはんを食べて元気にはなりますがどうしてでしょうか?
Re: 朝の嘔吐
- 獣医師 酒井
2013/01/28(Mon) 16:10
No.1891
ありぽん 様この度はご相談を頂きまして、誠にありがとうございます。ワンちゃんが転居以来、時々朝ごはんを食べず、黄色い液を嘔吐するとのことでございますね。お問合せにつきましてご案内させて頂きますが、実際にワンちゃんのご様子を拝見しておりませんので、一般的なご案内となりますことを何卒ご了承ください。12月にお引っ越しをされたとのことで、新しいお家に落ち着かれてまだ1ヶ月前後ということですね。お引っ越し以前には見られず、転居をきっかけに今回の症状が始まったことを考えますと、ワンちゃんが新しい環境にまだ慣れていないために症状が出ている可能性が一番に考えられます。胃が痛くなったり、食欲が無くなったり、お腹がグルグルなったり、症状は様々ですが、私たち人間でも緊張をしたりストレスを感じると、胃や腸の調子を崩すことはよくみられます。それは胃腸が自律神経の働きと密接に関わっているからなのですが、ワンちゃんの場合にも、環境の変化、家族構成の変化などに大変影響を受けやすいものです。特にお引っ越しとなりますと、最も心のよりどころであるありぽん様とご一緒であったとしても、安心できるお家、お散歩コース、出会う人々、そして周りのすべての匂いや音も変わり、場合によっては気温や湿度と様々な環境が変わるわけですので、知らないうちにかなりのストレスを受けていて、そのため胃腸の機能が低下していることは十分考えられます。そうは言いましても、まだありぽん様のワンちゃんは1歳3ヶ月とのことですので、順応性も高く新しい環境を受け入れるのにそれほど時間を要することはないかとは思いますので、お引っ越しが落ち着き、いつもの日常生活に戻っていくうちにこの点につきましては解決されることと思います。今はなるべくストレスを軽減してあげるために、お引っ越し前のお気に入りのおもちゃや、敷きものなどを身の回りにおいてあげて、安心させてあげるようにして下さい。ワンちゃんが黄色い液を吐く病気の一つに胆汁嘔吐症候群というのがあります。名前の通り嘔吐している黄色い液の正体は胆汁液です。朝ごはんの前は1日の中で最も長時間空腹になっている時です。そのような状況で胃の運動が低下していると、本来小腸へ流れるはずの胆汁液が胃へ逆流してしまうのです。対策といたしましては、胃の空腹時間をなるべく短くしてあげるということが一番にあげられます。夕ごはんの時間をもっと遅くしてみる、お休み前にほんの少量フードを与えてみる等をなさるとよろしいでしょう。胃の負担を軽くしてあげるためには、1日の食事量は一定にして、食事回数を増やしてあげるのもよい方法です。もしそれでも改善しないようでしたら、寝る前に胃の運動を助けるお薬を飲ませてあげると効果的なこともございますので、お引っ越しして間もないので、病院さん探しもこれからかもしれませんが、動物病院の先生とご相談されることをお勧めいたします。また嘔吐が頻繁になったり、1日の食事量が減っていたり、また食べ物自体を吐く、下痢をするようなことがございましたら、他の消化器疾患の初期症状とも考えられますので、なるべくお早めに受診されるようお願いいたします。まだまだ寒い日が続いております。ありぽん様もワンちゃんも、お体大切にお過ごし下さい。なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、しつけ相談サービスを承っておりますので、ぜひご利用ください。お電話番号は、あんしんサービスセンター 0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。今後とも、アニコムをよろしくお願い申し上げます。
- ありぽん
2013/01/30(Wed) 15:00
No.1895
酒井先生 ご返答有難うございます。確かに転居のみならず家族構成にも変化がありましたので、わんこもストレスを感じていたことでしょう。船橋から仙台と気温や環境も随分変化してしまいましたし。今のところ落ち着いている様子なので食事などに気をつけて様子見をしてみます。今後とも宜しくお願いします。
2013/01/30(Wed) 16:00
No.1896
ありぽん 様この度はご丁寧にご返信をいただきましてありがとうございます。船橋から仙台へのお引っ越しとなりますと、環境の変化も大きかったかもしれませんね。今のところ症状が落ち着いているということで、安心いたしました。新しい環境で、最初はストレスを感じることはあるかもしれませんが、きっと新しいお友達を見つけたり、新しいお散歩コースを見つけたりと楽しいこともこれからたくさんあることでしょうね。ありぽん様とワンちゃんが、ますますお元気で、過ごされるよういつも応援いたしております。また何かございましたらお気軽にご相談下さい。今後ともアニコムをどうぞよろしくお願いいたします。
動物アレルギー
投稿者:ココパパ
投稿日:2013/01/25(Fri) 22:30
No.1889
2才のミニチュア・シュナウザーのココです。数ヶ月位前から家族が咳や鼻水が止まらなくなり、動物アレルギーを疑っています。医者のアレルギー検査でも反応があるそうですが、花粉などにも反応しているとのことでした。私以外の家族はココを触わる回数を減らしたり、ココを別の部屋に移してもあまり改善しないので、本当にココが原因なのかはわかりません。ただ、疑いは残るので少しでも軽減できる方法を教えていただければと思います。今ココの実の周りの手入れは次の通りですが、改善するとすればココのお風呂の回数とクッションや洋服の洗濯の回数を増やすこと位しか思いつきませんが、いかがでしょうか。・2、3日に1度スリッカーブラシでグルーミングします。場所は床が樹脂の脱衣所で換気せんを強くして行います。・2週間に1度お風呂に入れています。以前は入浴剤を使っていましたが、今はシャンプーを使っています。・冬のせいか、乾燥して入浴から1週間位でフケがでてくるようです。・クッションや洋服は1、2週間に一度洗濯します。ケージは毎日拭き掃除。・元々は家の半分位まで移動できるようにしていましたが、1週間位前からケージの中に制限しています。・朝は散歩、夜はケージがある部屋で運動です。・散歩の場所は歩道を歩いてから、公園の芝生でリードを伸ばし自由にします。・散歩の後は、足先はウエットティッシュで、その後全身をペット専用のミトンで拭いてからケージに向かいます。・リビングに人がいるときは、最新型の空気清浄機を動かしています。ハウスダスト99パーセント?脱臭や煙を除去する、加湿、アレルゲン、細菌、ウイルスを押さえる効果もある様です。・エアコンを使っています。(空気清浄機能付)フィルターの掃除は適宜。・家は24時間換気機能があるため、強制的にゆっくりと換気が行われます。・家は、殆ど毎日掃除機をかけているようです。以上よろしくお願いします。
Re: 動物アレルギー
- 獣医師 岸田
2013/01/29(Tue) 16:22
No.1893
ココパパ様この度はご相談を頂きまして、誠にありがとうございます。ご家族の方が動物アレルギーの可能性があり、その対策についてのご相談でございますね。お問合せにつきましてご案内させて頂きますが、一般的なご案内となりますことを何卒ご了承ください。動物アレルギーの原因は、動物の毛やフケ、唾液、尿などが原因となることが多いようです。また、動物の垢やフケはハウスダストアレルギーを引き起こすチリダニの餌となります。アレルギーの発症を抑えるためには、環境中からアレルゲンとなる可能性のあるものを極力取り除くことが必要ですが、動物アレルギーの場合には、アレルゲンとなる動物との接触をなるべく避けることに加えて、室内環境中の動物の毛やフケ、ハウスダストをできるかぎり減らすための対策が必要となります。ココパパ様のお家では、空気清浄機を置いたり、頻繁なお掃除やお洗濯、ココちゃんのブラッシングやシャンプーなど、すでにいろいろな対策を行っていらっしゃるとのことですね。基本的には現在行っていらっしゃるお手入れを続けていただくことがよろしいと思いますが、その他に気がついた点をいくつかご案内させていただきますので、参考にしていただければ幸いです。【ココちゃんのブラッシングやシャンプーについて】動物アレルギー対策として、どうぶつ自体のお手入れをすることはとても重要です。目的は動物の毛やフケが環境中に飛散しないようにすることですので、必要な頻度や回数は動物の被毛の状態や皮膚のコンディションによって異なってきます。幸い、ココちゃんはワンちゃん達の中でも抜け毛の少ないミニチュアシュナウザーちゃんでございますので、抜け毛の管理は比較的容易な犬種です。ブラッシングは抜け毛を取り除くために行いますが、あまり強くブラッシングをしてしまうと、皮膚が刺激を受けてフケが出やすくなったりトラブルになったりすることがありますので、優しく行うようにしてあげましょう。シャンプーはワンちゃん用の、ココちゃんの肌質にあった低刺激のシャンプーを使用します。ココちゃんは2週間に1度シャンプーをしているけれども、入浴から1週間位でフケがでてくるとのことですね。ココパパ様がおっしゃるように、冬場は空気が乾燥しますので、乾燥からフケがでているのかもしれませんね。保湿効果の高い薬用シャンプーやスプレータイプの保湿剤などをご利用していただくとよいかもしれません。市販のシャンプーで洗浄効果の高いものや刺激の強いもので頻繁にシャンプーをしてしまうと皮膚が荒れてしまうことがありますが、低刺激の薬用シャンプーの中には、毎日、あるいは数日に1度の頻度でシャンプーをしても皮膚を傷めず、よいコンディションに整えてくれるものもありますので、もしフケが多かったり、シャンプーの頻度を増やす必要がありそうであれば、一度主治医の先生にご相談いただくとよろしいと思います。シャンプーをする際は、ワンちゃんの皮膚は人より薄くデリケートですのでゴシゴシ洗わないように注意し、シャワーの温度も、高すぎると皮膚の刺激になったり痒みを出しますので、25〜30度程度のぬるま湯で行っていただくようにするとよいでしょう。風邪をひかないように、シャンプー時の室温等には注意してあげて下さい。シャンプーはただ単に頻繁に行えばよいのではなく、皮膚をよい状態(フケの出にくい状態)に保つことが大事ですので、どのようなシャンプーをどのように使用するのが効果的か、主治医の先生にココちゃんの皮膚を診ていただいてご相談いただくとよいのではないでしょうか。【布製品のお手入れについて】どうぶつの毛やフケは布製のものに付着しやすいといわれています。なるべく室内に布製品を置かないように、カーペットをはずしたり、カーテンをブラインドに換えたりすることも効果があると言われています。撤去できないものについては、頻繁にお洗濯をして日干ししたり、粘着クリーナーなどで付着した毛などをこまめにとっていただくお手入れが必要でしょう。抜け毛やフケを室内に飛散させないためにココちゃんにお洋服を着せることもよいと思います。必要なお洗濯の回数は毛の抜け具合や汚れ具合によっても違うと思いますが、ココパパ様がおっしゃいますように、もう少し回数を増やしてあげてもよいかもしれません。【お掃除について】 動物の毛やフケを取り除くためには、掃除機がけだけでなく、拭き掃除が有効と言われています。可能な範囲でお部屋の床や壁、家具などの拭き掃除を行っていただくと効果が見られるかもしれません。これは動物の毛だけでなく、ハウスダスト対策にも有効と考えられます。どうぶつの毛はどんなにがんばって排除しようとしても、100%取り除くのは難しいと言われます。お掃除やお洗濯でできるだけ清潔を保つことは大事ですが、あまりがんばりすぎてストレスをためて体調を崩してしまったりすると、かえってアレルギー症状をひどくしてしまうこともあるようです。必要以上に神経質になり過ぎないことも大事でしょう。大切なココちゃんが原因でご家族様がアレルギー症状を起こしているかもしれないというのは、ココパパ様やご家族様にとっても、とてもお辛い状況だと思います。ご家族様の症状が早くよくなられるよう、お祈りいたしております。これからもココちゃんとご家族の皆様が元気に楽しく一緒に暮らしていけるよう、いつも応援しております。また何かありましたらいつでもご相談下さい。アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、しつけ相談サービスを承っております。状況をお伺いした上でより具体的なご案内ができると思いますので、ぜひご利用くださいませ。お電話番号は、あんしんサービスセンター 0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。今後ともアニコムをよろしくお願い申し上げます。
好酸球性肉芽種について
投稿者:白猫
投稿日:2013/01/20(Sun) 21:55
No.1880
12月に猫カゼをひき、病院で抗生物質を処方されました。その後、猫カゼは治りつつあったのですが、左前足内側に炎症とハゲができていました。痒みはありません。慌てて受診すると、好酸球性肉芽種の可能性が高いとの事でステロイド系の軟膏を頂き治療中です。そこで教えて頂きたいのですが、抗生剤と好酸球性肉芽種の関連性はあるのでしょうか。また肉芽種という名前が悪性腫瘍を連想させるのですが、移行する可能性はありますでしょうか。現在の病院には大変信頼のおける獣医師がいらっしゃるので、次回来院時に確認しようと思いますが、少しでも知識を得たいと思い質問させて頂きました。よろしくお願い致します。
Re: 好酸球性肉芽種について
- 獣医師 山田
2013/01/22(Tue) 14:08
No.1882
白猫様このたびは、ご相談を頂きまして誠にありがとうございます。ネコちゃんの左前足内側に炎症と脱毛が認められ、好酸球性肉芽種の可能性があると診断されたとのことでございますね。白猫様におかれましては、ご不安になられていらっしゃることとお察しいたします。早速、お問い合わせいただきました件についてご案内をさせていただきますが、ネコちゃんの実際のご様子を拝見していないため、一般的なご案内になりますことをご了承くださいませ。好酸球性肉芽腫症候群はネコちゃんによく見られる皮膚科疾患のひとつで、臨床的な徴候により1.無痛性潰瘍、2.好酸球性プラーク、3.好酸球性肉芽腫の3型に分類されます。近年では、この3型に、4.猫粟粒性皮膚炎、5.猫の蚊咬傷過敏症の2疾患を加えて、「好酸球性皮膚症」とする皮膚科専門医もおります。以下にその詳細を記載させて頂きます。1.無痛性潰瘍上唇、あるいは上顎犬歯に隣接する部分が痛みや痒みを伴わずに潰瘍化することが特徴となります。無痛性潰瘍が単独で発生した場合、病因は不明なことが多いのですが、他の好酸球性肉芽腫と併発した場合、アレルギーが基礎にあると言われております。※傷害や疾患によって皮膚や臓器の表面に欠損が生じたクレーター状の病変を潰瘍といいます。2.好酸球性プラーク一般的には下腹部から大腿部内側、肛門周囲に好発します。特徴は、痒み、多発性、紅斑性プラークとして認められます。病因にはアレルギーが考えられています。3.好酸球性肉芽腫 大腿部後方または内側に病変が出ることが多いといわれておりますが、肉球や顔を含む全身にも発生します。顔面では口唇縁と顎に多く発生します。口腔内の舌などにも発生します。4.猫粟粒性皮膚炎ネコちゃんで最もよく見られる好酸球性皮膚症のひとつで、その病因はやはりアレルギーであると言われております。病変は、主に背中や体幹、頭頚部に好発します。特徴は、痒み・多発性・丘疹状の痂皮として認められます。痒みがない場合もありますが、痒みが強い場合は自分で引っかき、脱毛、紅斑、出血などが同時にみられることがあります。5.猫の蚊咬傷過敏症蚊に刺されたネコちゃんに発症します。病変は、鼻、耳介、眼の周囲、乳頭周囲、肉球にみられ、紅斑性の丘疹またはプラークから、痂皮を伴った潰瘍へと発展していきます。好酸球性肉芽腫症候群の原因はアレルギーではないかと言われておりますが、原因を特定することは困難な場合が多いのが現状です。例えば食物アレルギー、アトピー、蚊やノミに対するアレルギーなどが原因として考えられています。症状の緩和のため「消炎作用」や「免疫抑制作用」を持つステロイド剤等のお薬を使用していきますが、、完治のためには、根気よく原因を追及していく必要があります。ただ、ステロイド剤の使用である程度落ち着くのであれば、ひどいときのみお薬に頼る方法もございますので、今後の治療方針につきましては、かかりつけの先生とよくご相談されることをお勧めいたします。また皮膚の症状がでやすいお子様は、新たに皮膚炎の原因となる因子を事前になるべく予防してあげることも大切ですので、アレルギーの原因となるものを減らすために、低アレルギー食を検討していただいたり、ノミ予防を定期的にされることなども、ご検討いただくとよろしいかもしれません。ハウスダストもアレルギーの原因になることが多いので、お部屋のこまめなお掃除や布製品のお洗濯や日干しなども行っていただくとよろしいでしょう。白猫様におかれましては、今回、抗生剤を飲んだことと好酸球性肉芽腫症候群を発症したことの関連性についてご心配されているのとのことですね。上述したように、ネコちゃんの好酸球性肉芽腫症候群の原因を特定するのはなかなか困難ですが、アレルギー(食事や環境要因、蚊やノミなどに対する)が関与している事が多いですので、抗生剤を内服したこととはおそらく関係がないと思いますのでご安心ください。また、肉芽腫という名前が悪性腫瘍を連想させ不安を抱いていらっしゃるとの事ですね。ご高承のように、腫瘍といっても、悪性腫瘍と良性腫瘍があり、悪性腫瘍には「癌」と「肉腫」と呼ばれるものがあります。白猫様はおそらく、「肉腫」と「肉芽腫」の言葉が似ているので、ご心配されたのではないかと思いますが、「肉芽腫」は炎症反応の病変のひとつで、炎症性の細胞が増殖して結節(しこり)を形成したものであり、腫瘍ではありませんのでご安心ください。ただ、ネコちゃんの皮膚の様子によっては、初期の腫瘍と好酸球性肉芽腫症候群の症状が似ている場合もございますので、かかりつけの先生に経過をよく観察して頂けたらと思います。現在かかりつけの病院さんには大変信頼のおける先生がいらっしゃるとの事ですので、私どもでも安心しております。信頼がおける先生と巡り合えて、本当に白猫様もネコちゃんも幸せでございますね。寒い日が続き、体調を崩されやすい時期ではございますが、白猫様におかれましては、お風邪など召されませぬよう、十分にご自愛くださいませ。なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、しつけ相談のサービスを承っております。気がかりなことがおありの際には、ぜひご利用くださいませ。お電話番号は、あんしんサービスセンター 0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。今後ともアニコムを宜しくお願い申し上げます。
- 白猫
2013/01/22(Tue) 14:49
No.1883
山田先生、たいへんわかりやすくご回答頂きありがとうございました。もう1点疑問なのですが、カゼを引いて抵抗力が落ちる事でアレルギーが出やすくなる可能性はありますでしょうか?ともあれ、肉腫等に移行する事はないようで安心しました。お掃除を徹底し、ひどくならないように気を付けたいと思います^^
2013/01/23(Wed) 16:23
No.1886
白猫様ご返信いただき、誠にありがとうございます。少しでも白猫様の疑問やご不安を解消できたのなら、幸いでございます。ご質問を読ませていただいて、白猫様のネコちゃんへの大きな愛情が、手に取るように伝わり、心が温かくなりました。早速、問合せにつきましてご案内させて頂きますが、実際のご様子を拝見していないため、一般的なご案内となりますことを何卒ご了承ください。白猫様はカゼを引いたことで抵抗力が落ち、アレルギーが出やすくなった可能性について疑問をお持ちとの事でございますね。好酸球性肉芽腫症候群の原因はアレルギーではないかと言われており、このアレルギー反応には「免疫」が関与しております。免疫とは、体の防御反応の1つで、様々な種類の病原体(ウイルスや細菌、寄生虫、など)が体に侵入してきたときに、体を防御しようとする機構となっております。この防御反応には「リンパ球や白血球による免疫 」と 「抗体による免疫」の二つがございます。これらの免疫が正しく働くことで病気になっても回復できたり、病気になる前に予防することができます。同様に、環境要因(ハウスダストや花粉、カビなど)や食事(主にたんぱく質)に対して、無害であったり、害が少ないにもかかわらず過剰に免疫が働いた場合、「アレルギー」という反応が出てしまうことがございます。免疫はみんな持っている正常な機能ですが、アレルギー反応は環境などによって起こるようになります。(人では遺伝的なものもありますが、動物では分かっていません)白猫様のネコちゃんが風邪を引いた時は、おそらくカゼの病原体を排除しようと、体の免疫は一生懸命働いていたのではないかと思いますが、それと今回の好酸性肉芽腫との関連はあまり考えられないと思われます。症状は詳しく伺っていませんので推測にすぎませんが、もし風邪によって鼻水や目やにがひどかったのであれば、グルーミングの際刺激があって、もともと目立たなかった皮膚の症状が今回の風邪の後目立ってきた可能性はあるかもしれません。前回もお話させて頂きましたが、アレルギーの発症のきっかけや原因は分からない事が多いですが、食事アレルギーなどがある場合は、食べ物の変更に伴い出てまいります。白猫様のネコちゃんは食事の変更などはございませんでしたでしょうか?風邪の時に、栄養を付けるために今までのフードではなく、いつもと異なるフードを食べたなどがあれば、食事によるアレルギー反応などの可能性も考えられるかもしれません。まずは、かかりつけの先生とご相談頂き、治療を行って頂けたらと思います。白猫様のネコちゃんの皮膚が早く良くなりますよう、私どもでも祈っております。なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、しつけ相談サービスを承っておりますので、ぜひご利用ください。お電話番号は、あんしんサービスセンター 0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。今後とも、アニコムをよろしくお願い申し上げます。
2013/01/28(Mon) 15:05
No.1890
山田先生好酸球性肉芽種について、何度もご丁寧に教えて頂き本当にありがとうございました。フードについては変更もしていなかったので、違うかな・・と思っていたのですが、風邪の時に『病院がんばったね』のご褒美スープ(初めての商品)をあげた事を思い出しました。何が原因かは分りませんが、とりあえずスープは中止し、こまめなお洗濯と換気を心がけたいと思います。この度はお時間を割いて頂き本当にありがとうございました。大変勉強になりました。 お陰さまでハゲは広がっておりません^^お忙しいと思いますので、返信コメントは結構でございます。寒い日が続きますので、どうぞ慈愛下さい。
2013/01/28(Mon) 17:45
No.1892
白猫 様この度はお心遣いにあふれたご返信をいただきまして恐縮でございます。白猫様とネコちゃんが、お元気に笑顔いっぱいでお過ごしになられますことをいつも応援いたしております。何かご心配なことがおありの際は、お気軽にお声掛けください。今後ともアニコムをどうぞよろしくお願い申し上げます。
蛋白漏出性腸症
投稿者:まるまる
投稿日:2013/01/22(Tue) 21:30
No.1885
いつもお世話になっております。先日もNo.1856で相談させていただきました。あれからステロイド(5r)を半錠/日で1週間服用したのですが、3日目からご飯を残すようになり、その後全く食べれなくなり嘔吐してしまいました。病院に行きステロイドと抗生剤の注射をしてもらいました。その日の夜からはまたご飯を食べられるようになりました。総タンパクが3.0、アルブミンが1.2になってしまいました。白血球など他の血液検査は異常はなかったようです。今回のことで先生からも薬は減らすことができないと言われてしまいました。こんなにもステロイドに反応してしまうものなのでしょうか。体重も3.6sから3.25sまで一気に減ってしまいました。下痢はしていないのですが、食べるとすぐウンチをするので何も身になっていないのではないかとおもってしまいます。最近は1日に3〜4回します。状態は色も形もいいと思います。最近は体重もなかなか元に戻らないです。このような状態で何か食べさせてもよいものはありますでしょうか。少しでも栄養をつけてあげたいです。今は消化器サポート低脂肪のドライフードとササミをたべてます。タンパクを増やせて腸疾患の子でも食べられるものが何かありましたら教えていただきたいです。よろしくお願いいたします。
Re: 蛋白漏出性腸症
2013/01/25(Fri) 16:16
No.1887
まるまる 様この度はご相談をいただきまして誠にありがとうございます。ステロイドの量を減らしたところ、食欲不振や嘔吐の症状が出てしまったのですね。総タンパクやアルブミンの値や体重がなかなか戻らないとのことで、ご心配のこととお察し申し上げます。パピヨンちゃんのお食事についてのお問合せにつきましてご案内させて頂きますが、実際のご様子を拝見しておりませんので、一般的なご案内となりますことを何卒ご了承ください。蛋白漏出性腸症では、食事療法が重要と言われます。どのような食事がよいかというのは、その原因となっている疾患によって異なります。ワンちゃんの蛋白漏出性腸症の原因疾患として多いものには、腸リンパ管拡張症と炎症性腸疾患があります。腸リンパ管拡張症の場合は、腸のリンパ管からの蛋白の漏出を防ぐために、脂質の制限が必要です。一方、炎症性腸疾患では食事のアレルギーが関与していることが多く、アレルゲンを除去した食事療法を行うことで症状が緩和することが多く見られます。現在パピヨンちゃんは、消化器サポート低脂肪のドライフードとササミをたべていらっしゃるとのことでございますね。消化器サポート低脂肪は脂肪の含有量をかなり低く抑えてあり、カロリーを補うために高消化性の蛋白質や炭水化物を使用していますので、蛋白漏出性腸症の食事療法でよく使用されるフードです。腸リンパ管拡張症が原因となっている蛋白漏出性腸症では症状の改善が認められることがあります。しかしながら、その原材料となっている食材に対してアレルギーを持っている場合、そのアレルギー反応による炎症が原因で、症状の改善が認められない可能性も考えられます。蛋白漏出性腸症の原因の一つである、リンパ球性―形質細胞性腸炎などの炎症性腸疾患は、食物に対するアレルギーが原因の一つとして考えられています。消化器サポート低脂肪のドライフードの原材料は、米、家禽肉(鶏・七面鳥)、小麦、大麦などです。ささみも鶏肉ですが、これらの食材に対して、パピヨンちゃんがアレルギーを持っている可能性はありませんでしょうか。パピヨンちゃんは以前アレルギー検査を受けられ、該当するものがなかったとのことでしたね。もし検査を受けられたのがかなり前で受けられてから時間が経過しているのであれば、現在の状態はそのときとは変わっている可能性もございます。また、どうぶつのアレルギー性疾患で多いものには、IgE抗体を介するT型アレルギーと白血球の一種であるリンパ球を介して起こるW型アレルギーというものがありますが、食物アレルギーにはW型アレルギーが関与しているものが多いといわれています。ワンちゃんでよく行われるアレルギー検査には、血液中のIgEの量を調べることで、T型アレルギーのアレルゲンとなっている物質を特定する「アレルゲン特異的IgE検査」と、W型アレルギーのアレルゲンとなっている物質を特定する「リンパ球反応検査」の2種類があります。食物アレルギーが疑われる場合は、アレルゲン特異的IgE検査とリンパ球反応検査の両方を行うことが勧められます。これらの検査で消化器サポート低脂肪のドライフードの原材料である米、家禽肉(鶏・七面鳥)、小麦、大麦などに対してアレルギーがないことが確認できているのであれば安心して与えていただいて大丈夫ですが、もし米アレルギーや鶏アレルギーなどがあるとすると、その食材に対するアレルギー反応が腸で起こるために、食事をとることで腸の炎症反応が増長され、ステロイドが減らせない状態になってしまっているということもあるかもしれません。もしまだこれらのアレルギー検査をお受けになっていらっしゃらないようでしたら、安心して与えられる食材を探すためにも、検査をお受けになっていただくとよろしいのではないかと思います。蛋白漏出性腸症の原因としてT型アレルギーとW型アレルギーの両方が関与している可能性があるのかどうかはまだわからないところもあるようですが、アレルギーの原因となりうる食材をとり続けることを避けた方がよいのは確かだと思います。あるいは、アレルゲンとなり得る食材を極力使っていない除去食(ロイヤルカナンのアミノペプチドフォーミュラや、ドクターズケア アミノプロテクトケアなど)を与えてみるのも一つの方法でしょう。ただ、これらのフードは消化器サポート低脂肪に比べると脂肪分が高くなりますので、腸リンパ管拡張症が原因であった場合には、症状が悪化してしまう可能性もあります。その場合には、給餌量を抑えて、足りないカロリーを他のもので補うことを考えないといけないかもしれません。腸リンパ管拡張症では、食事に含まれる脂肪分のうち「長鎖脂肪酸」と呼ばれるものが、腸管のリンパの流れを刺激してリンパ管を拡張させ、腸管内への蛋白の喪失を大きくし、病態を悪化させます。一般的なペットフードに含まれる脂肪の多くは「長鎖脂肪酸」なので、なるべく脂肪分を制限したフードを利用することが必要ですが、カロリーが不足するため、リンパの流れを刺激しない「中鎖脂肪酸」を多く含む食品を利用して摂取カロリーを補うことが推奨されています。ワンちゃんに利用できる「中鎖脂肪酸」としてはココナッツオイルやMCTパウダー(MCT-中鎖脂肪酸トリグリセリド)などがあります。脂肪分の高いフードを利用する場合には、給餌量を制限した上でこれらの食品を利用してカロリーを補うとよいのではないでしょうか。この他に、腸リンパ管拡張症のときに摂取するとよい食材としては、長鎖脂肪酸の吸収を抑制してリンパの流れを減少させる働きのある、食物繊維を豊富に含む食品があげられます。また、腸リンパ管拡張症は、脂質の吸収不良を起こすので、脂溶性のビタミン(ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンK)を補っておくことも必要と言われています。また、パピヨンちゃんは低蛋白血症を起こしていますので、良質な蛋白質を十分取ることが必要です。一般的によいといわれるのは低脂肪高蛋白のささみや白身魚、カッテージチーズなどではないかと思いますが、鶏肉や魚、乳製品にアレルギーを持っているとすると、与えることで炎症反応がひどくなり結果として蛋白の漏出が増加してしまうことも考えられるので、蛋白質を与える時は注意が必要です。いずれにしても、腸が大変デリケートな状態であるのは間違いありませんので、フードの変更や追加の場合には、かかりつけの先生ともよくご相談の上、ほんの少量より始められて、1週間以上かけて状態を見ながら行うようにしてください。その他、人の炎症性腸疾患の研究で、魚油などに含まれるω3脂肪酸(抗炎症効果)や、腸内環境を改善するプロバイオティクス(乳酸菌やビフィズス菌など、消化管内の細菌叢を改善する有用微生物)などが効果がある可能性もわかってきていますが、今のところワンちゃんでこれらの効果を証明するデータはなく、今後の研究成果が待たれるところです。蛋白漏出性腸症の原因となる疾患は、難しい病気でまだその原因や治療法がわかっていないところも多いようですが、同じ病気で悩むワンちゃんやネコちゃんはとても多く、様々な機関で有効な治療法を探して研究が進められています。パピヨンちゃんも現段階でお薬を減らすのが難しい状況とのことですし、症状が悪化して状態が悪くなってしまってからでは対処が難しくなることも心配されますので、もし可能であれば、確定診断のための腸生検は外科手術より負担の少ない内視鏡によって行うこともできますので一度、大学病院などで診察していただくことを検討されてはいかがでしょうか。ステロイド以外の有効な治療法が早く見つかるといいですね。パピヨンちゃんがこれからも元気いっぱい過ごせるよう、お祈りいたしております。どうぞお大事になさってください。なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、しつけ相談のサービスを承っております。気がかりなことがおありの際には、ぜひご利用くださいませ。お電話番号は、あんしんサービスセンター 0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。今後ともアニコムをよろしくお願い申し上げます。
虐待されました
投稿者:リク
投稿日:2013/01/18(Fri) 22:36
No.1878
友人の腕を噛んで友人に叩かれてから様子が変です。一応病院には行ってシロップを渡されました。けれど自分にも怯えてます。餌も食べずに2日経ちました。何か解決策はありますか…
Re: 虐待されました
- ドッグライフカウンセラー 三留
2013/01/22(Tue) 13:44
No.1881
リク 様厳しい寒さが続きますが、リク様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。このたびはご相談をいただきまして誠にありがとうございます。ご友人に叩かれてから、その後、怯えて食事もせず、ご心配なご様子でございますね。さっそくご案内をさせていただきますが、一般的なご案内となりますことを何とぞご了承ください。お話のご様子から、リク様のお子様はワンちゃんということを前提にご案内をさせていただきます。ご友人とワンちゃんの間で、リク様はお辛かったこととお察しいたします。ワンちゃんのお食事につきましてご心配でございますね。お食事を2日摂っていないとのことですが、その後いかがでしょうか。小犬ちゃんの場合、長時間食事をしないでいると、体のエネルギーである、血中のグルコース(糖分)の濃度が低下してしまい低血糖症を引き起こすことがございます。リク様は既にご通院をなさっていらっしゃるご様子ですのでご安心かと存じますが、状況に応じて動物病院さんにご相談をいただけばと存じます。お食事の時間に、ワンちゃんの食器をいつもの場所にお置きになられたら、リク様は別のお部屋などにいらっしゃってもよろしいかもしれません。もし、ワンちゃんが食べなくても、声をかけたり、心配そうにせず、少しでも食べたときだけ、優しく声をかけてあげてください。もし、お食事をなかなか摂らないようでしたら、お水以外にも、ワンちゃん用のミルクを飲ませてあげてもよろしいかもしれません。ワンちゃんが、恐い経験をしてしまった場合、リク様のワンちゃんのように、怯えたり、身を隠したりする様子を見せることは多く見られますが、穏やかな、今までと同じ生活を繰り返す中で、「大丈夫なんだ」、「今までと何も変わらない」「安心すればいいんだ」という思いがワンちゃんに芽生え、以前の元気な様子を少しずつ見せるようになります。根気強く、焦らず、ゆっくりとワンちゃんの恐怖心を溶かしていくことが重要でございます。以下、具体的なご案内をさせていただきたく存じます。1.無理をして、視線を向けたり、話しかけたり、触ろうとしない何とかして、癒したいと、声をかけるなど、何かをしてあげたくなりますが、かえって、声をかけたり、見つめたり、触らないほうがよろしいでしょう。だんだん、ワンちゃんの気持ちがほぐれてきて、自分からリク様の近くに寄ってきたら、「お利口ね」と優しく褒めてあげましょう。ボールなどワンちゃんの好きなオモチャを、リク様とワンちゃんとの間に転がしてみてもよろしいかもしれません。2.いつもと同じ生活をくりかえすワンちゃんにとって、戸惑うことがあったり、不安なことがあったときほど、いつもと変わらない生活を繰り返すことが重要です。そして、今までと変わらず、穏やかな温かい表情をワンちゃんに見せてあげましょう。以前とかわらない毎日が、繰り返し過ぎていくことが何よりワンちゃんを安心させます。2. ケージを安心できる場所にするワンちゃんにとって、お家の中に、自分が守られ、安心できる場所があるということはたいへん重要なことです。ワンちゃんがケージの中に入ったままで出てこないのであれば、無理に出そうとするのではなく、自分から出てくるのをゆっくりと待ちましょう。ケージに入っているとき、ワンちゃんがリク様に視線をむけたら、お利口ねと優しく声をかけてあげましょう。好きなオヤツを与えてあげてもよろしいかもしれません。ケージが心地よい場所だと思わせてあげてください。3. リク様が頼れるリーダーであることを伝える以前と何も変わらず、ワンちゃんはリク様に守られているから安心すれば良いと感じさせてあげましょう。少しずつ、ワンちゃんの様子がもとに戻ってきた段階でもよろしいので、指示にしたがったら良いことがあると教えてあげるため、お散歩に出るとき、好きなボールで遊んであげるとき、何かしてあげる前には、「オスワリ」などの指示を出すとよろしいでしょう。堂々と、いつも毅然とした表情をワンちゃんに見せていただければと存じます。4. 今回と似たような状況を作らないワンちゃんは恐いという経験をすると、次の同じような状況に、また同じようなことが起こるのではないかと強い不安を感じることがあります。今回、ワンちゃんを叩いてしまわれた方と同じような雰囲気の方にも反応することがあるかもしれませんが、そのようなときには、ワンちゃんが反応する前に、「オスワリ」などと落ち着かせてあげましょう。そして、オヤツを与えたり、好きなオモチャを与えてあげたり、優しく声をかけていただくとよろしいかもしれません。ワンちゃんが不安げな表情を見せたときほど、リーダーであるリク様は落ちついた表情をワンちゃんに見せていただき、安心をさせてあげましょう。人の手が恐いという気持ちがあるかもしれませんので、お世話をなさるときも、ワンちゃんの頭上から手を出したり、後ろから手を出してびっくりとさせないようにしましょう。どんなときも、穏やかに、毅然と、頼りになるよ、というところをワンちゃんにお見せいただき、待つことで、変化がみられるかと存じます。あせらず、ワンちゃんが心を少しずつ開く素振りを見せたときにはしっかり受け止めていただければと存じます。なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、しつけ相談のサービスを承っております。気がかりなことがおありの際には、ぜひご利用くださいませ。お電話番号は、あんしんサービスセンター 0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。リク様におかれましては、お風邪など召されませぬよう、くれぐれもお体ご自愛くださいませ。皆様が笑顔に溢れお過ごしになられますことを心から応援いたしております。