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しつけ

投稿者:

投稿日:2013/06/18(Tue) 07:29

No.2130

柴犬1歳9カ月
人にいきなり飛びつく・傍を通る人を吠える・散歩の時ぐいぐい引っ張る。
しつけ教室に頼む他ないのでしょうか・・・?

Re: しつけ

- ドッグライフカンセラー 三留

2013/06/20(Thu) 12:56

No.2137

文 様

紫陽花の美しい頃でございますが、文様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。
この度はご相談を頂戴致しまして、誠にありがとうございます。
個々のご質問のご案内に入る前に、ワンちゃんの習性についてご案内をさせていただきます。

オオカミの末裔であると考えられているワンちゃんは、「群れ」という単位で集団を
把握するのですが、ヒトのご家庭に迎えいれられた場合も、ご家庭を「群れ」と把握する側面が
ございます。
そして、ワンちゃんにとって、「群れに自分を守ってくれる、信頼できる統率者はいるのだろうか」、
「自分はこの群れのどの位置で生きていけばいいのだろうか」ということが
たいへん重要なことだといわれています。
毎日の生活の中で、ワンちゃんは自分を守ってくれ、従うに値するのは誰かを把握しようとしますが、
従うリーダーがよく分からないと、自分で自分を守らなくてはいけないと思い、
あるいは、自分が周囲を支配しなくてはいけないと思って神経をぴりぴりと尖らせる様子が
見られます。また、ヒトが上位だと理解できていないことから、従うことを拒んだりすることが
あります。
したがいまして、生活の中で、飼い主様は頼れる、飼い主様に守れているから安心だと
柴犬ちゃんに思わせていただき、飼い主様の指示に従おうと思わせることが重要となります。
文様が「何があっても、あなたを守る」という強い気持ちをしっかりと柴犬ちゃんに伝える
ようにしていただき、落ち着いて毅然と「何がいけないか」を根気強く教え、
褒めえることで何が良いのかを教えてあげていただければと存じます。
以下、それぞれのご質問につきましてご案内をさせていただきますが、
一般的なご案内となりますことをご了承ください。

【人にいきなり飛びつくことについて】
柴犬ちゃんが人に急に飛びつくことにお困りとのことでございますね。
遊びたくて飛びついたり、嬉しさの余り飛びついていたりいろいろでございます。
中には、自分の力を誇示したくて飛びつくこともあるようですが、
柴犬ちゃんの場合はいかがでしょうか。
いずれにせよ、柴犬ちゃんが飛びついた後に、「嬉しい」、「よかった」と思うようなことが起きないように
することが重要でしょう。
例えば、遊びたくて飛びついた後、叱っているつもりでも、
ワンちゃんにとって、面白い、楽しいという雰囲気になってしまっていることがあります。
「飛びつくといいことがない」と思わせていただき、
柴犬ちゃんのペースになってしまわないようにしましょう。
ワンちゃんの中には、自分の力を示したいと思っていることも多いのですが、
そのときに逃げ回ったり、「怖い」という表情をしないことはたいへん重要でしょう。
飛びついた瞬間に、「いけない」と毅然と落ち着いた表情で、低い声で叱っていただく、
あるいは、飛びついた後に柴犬ちゃんが遊んでもらっているような雰囲気をみせているのであれば、
飛びついた瞬間に、背中を向けてその場を離れてしまってもよろしいでしょう。

【傍を通る人を吠える】
柴犬ちゃんが傍を通る人を吠えるとのことでございますね。
具体的には、どのような状況で吠えているのでしょうか。
ワンちゃんが吠えるのは、縄張りを主張する場合、近づくな、といっているような場合、
怖いと思っている、嬉しさあまって、などさまざまなケースがあります。
ワンちゃんは一度吠え始めると、興奮して、止めることが難しいことが多いのですが、
いけないと叱るときは、低くて、落ち着いた声で叱って、たくさん声をかけないほうが
よろしいでしょう。
できれば、吠えそうな素振りを見せたときに、低くて落ち着いた声で叱ったり、
柴犬ちゃんの肩のあたりをさっと触って、ハッと気持ちをそらすようにしてもよろしいでしょう。

どのような状況で吠えるかということが、だいたいでも把握できていれば、
この状況では、いつもなら吠えるな、というタイミングで、
文様が統率者であり、この空間を支配している、ということを示すような雰囲気で、
「オスワリ」と指示をして、落ち着かせるようにする習慣をつけることが望ましいでしょう。
通りなどで、向こうから人が来るな、というときも、
相手の方と柴犬ちゃんとの間に文様がはいり、
文様と柴犬ちゃんの群れは文様が守っているという雰囲気で、
オスワリをさせていただき、好きなボールなどで気持ちをそらしながらでもよろしいので
吠えない状況を作り、通りすぎることができたら、
「おりこう」と褒めてあげましょう。
柴犬ちゃんが、どのようにしたらいいのかについて分かるようにしてあげ、文様に指示され、指示に従ったら
安心できたという経験を、一回でも多くさせてあげましょう。

【お散歩のときに先を歩く】
お散歩のときに、ぐいぐいと引っ張ってお困りとのことでございますね。
お散歩は群れの移動ともいえるくらい、
ワンちゃんとの関係をつむぐためには大切なことだといえるでしょう。
お散歩のため家を出られるとき、玄関先で一度「オスワリ」など指示をしていただき、
柴犬ちゃんを落ち着かせてあげてから、必ず文様が先に出るようにしましょう。
車の通る道であれば、車がくるときには脇のほうに柴犬ちゃんを寄せて、
オスワリをさせて、安全が確保できらた、歩くようにしましょう。
車道に出るときも、オスワリと指示をして、安全の確認ができたら
よし、と歩き始めるようにしましょう。
柴犬ちゃんの安全は文様が守っていることをしっかりと感じさせてあげてください。

柴犬ちゃんが文様の前を歩こうしたら、リードを一度、軽く緩めた後、
サッと引いていただき、柴犬ちゃんの注意をひくようにしましょう。
はっと気付いて、柴犬ちゃんが文様のほうによってきたら、オリコウと褒めて歩きます。
どんどん先を歩いても、文様は柴犬ちゃんを追ったりせず、
文様が立ち止まってしまい、柴犬ちゃんを歩けなくしてしまいます。
どうしたのだろう、と文様のほうを柴犬ちゃんが気にしたら、オリコウと歩きつづけます。
文様の隣を上手に歩いているときには、なるべく褒めていただき、どのように歩くのが
望ましいのかを教えてあげましょう。
お散歩が終わって、家にお入りになられるときも、
文様が入るようになさって、群れを率いるのは誰なのかが柴犬ちゃんに分かるようにしましょう。
また、文様が柴犬ちゃんを上手にコントロールするために、力の強さ比べとならないように、
ジェントルリーダーやイージーウォークハーネスといったトレーニング用の道具を利用する
方法もあります。どちらもワンちゃんに苦痛を与えずに、飛びつきやひっぱりをコントロールできるように
工夫されたものですが、サイズがあっていなかったり、使用方法を間違えると、装着自体を嫌がるように
なることもありますので、ご使用前にそれぞれの道具の特徴をよくご理解いただき
柴犬ちゃんに合ったものを選んでいただくことが大切です。
装着により、興奮して暴れるようですと逆効果ですので、まず楽しい雰囲気で装着の練習、
それからトレーニングと順を追って進めていただくといいでしょう。

柴犬ちゃんをしつけ教室にお出しになることをお考えとのことでございますね。
しつけ教室でもこういった道具の正しい使い方を一緒に指導していただけるところもありますので、
ご相談いただくといいでしょう。
しつけにもいろいろな考え方、方法がございますので、
文様が納得され、柴犬ちゃんの気質にあった教室に出会うことができればよろしいですね。
ワンちゃんはその場の雰囲気等を把握する力がたいへん高いどうぶつですので、
教室の先生のいうことは聞いても、お家に帰ったら、また戻ってしまうということもみられます。
また、上述のように、柴犬ちゃんはまだ若いワンちゃんですが、
文様やご家族様と柴犬ちゃんが、一つの群れのメンバーとして守り、守られる
関係をお作りになられる中で、柴犬ちゃんの行動もかわっていく側面も大きい
のではないでしょうか。
したがいまして、文様がしつけ教室の先生からどのように
柴犬ちゃんに声をかけ、指示をすると効果的かを学ばれることを強くお勧めいたします。

文様と柴犬ちゃんをいつも応援いたしております。
アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、しつけ相談
サービスを承っておりますので、ぜひご利用くださいませ。
お電話番号は、あんしんサービスセンター 
0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。
平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)
土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。

時節柄、文様におかれましては、くれぐれもお体ご自愛くださいませ。
今後ともアニコムをどうぞよろしくお願いいたします。



質問です

投稿者:giorno

投稿日:2013/06/18(Tue) 21:16

No.2134

ノルウェージャンフォレストキャットオスの1歳0か月です。コームでグルーミングしていたところ、嫌がって少々暴れた時に肛門から臭いのある液体が染み出てきました。肛門腺だと思うのですが。犬にはよくあるようですが、猫でも肛門腺絞りは必要ですか?普段はお尻をしつこく舐めるでもなく、肛門を気にする様子はありません。

Re: 質問です

- 獣医師 阿部

2013/06/20(Thu) 11:56

No.2136

giorno様

このたびはご相談をいただきましてありがとうございます。
ネコちゃんのおしりから、臭いのある液体が染み出したとのことでございますね。
早速ご案内をさせていただきますが、実際のネコちゃんのご様子を
拝見していないため、一般的なご案内となることをご了承くださいませ。

giorno様のネコちゃんのおしりから出た臭いのある分泌物ですが、
肛門線からの分泌物かと思います。
肛門の左右(時計に例えれば 4 時と 8 時の位置)には、肛門嚢(腺)という
一対の袋があります。
この中に悪臭がある分泌物(液体からペースト状)が入っています。
この分泌物が「肛門嚢液」、あるいは「肛門腺液」などと呼ばれているものです。
通常、ウンチをする時や興奮したときに肛門腺が圧迫されて、
ウンチと共にこの分泌物が排泄されます。
ところが、生まれつきこの肛門腺が出にくかったり下痢などによる炎症が原因で
排出する穴がふさがってしまっていると、肛門腺液が溜まり続けてしまいますので
定期的に絞ってあげることが必要です。
分泌物は液状であったり、粘土状であったりと、様々です。色も薄黄色から黒茶色、
灰色とバラエティーに富んでいます。

ネコちゃんやワンちゃんはこの肛門腺の臭いで自分以外の相手を識別したり、
縄張りの臭い付けに利用したりしています。
ネコちゃんはワンちゃんよりも肛門腺がつまることは少ないといわれているので、
ワンちゃんのように定期的に肛門腺を絞る必要はあまりありませんが、
まれに肛門腺のトラブルを起こし、肛門腺炎や肛門腺破裂などを起こすことがあります。
ネコちゃんがお尻を舐めたり、痒がったりする仕草をみせる場合には
獣医師の先生に相談してみてください。

肛門腺炎になってしまった場合は、肛門腺を絞ってたまりすぎている分泌物を
排出させます。
また炎症がひどい場合や化膿が起こっている場合には化膿止めなどの
薬(外用薬・内用薬)の投与を行います。
肛門腺が破裂した場合、皮膚が破けてしまうこともあるので、その際は消毒や
外科的な縫合が必要なこともあります。

giorno様のネコちゃんは普段はお尻を舐めたり、肛門を気にする様子はない
とのことですね。
肛門腺の分泌物がたまりやすいネコちゃんは、人が定期的に絞ってあげる
必要があります。
お手入れのときに、肛門腺を触ってみてコリっとしたものがありましたら、
肛門腺が貯まっている場合が多いので、目安にされてもよろしいかと思います。
ネコちゃんによっては、おしりを触られるのを嫌がる子もいますので、
肛門腺を絞る際はくれぐれもお気をつけくださいますようお願いいたします。
また、肛門腺は絞りやすい子もいれば、絞りづらい子もいますし、
中には肛門腺の分泌物が固くて絞ることが難しい場合もあります。
このようなときは無理をして絞ると、肛門腺破裂を起こすこともありますので、
獣医師の先生やトリマーさんに絞ってもらいましょう。

暑い日が続いておりますが、giorno様とネコちゃんがお元気に過ごされますよう、
お祈り申し上げます。
今後ともアニコムを宜しくお願い申し上げます。



避妊済みのおりもの

投稿者:こまち

投稿日:2013/06/18(Tue) 13:42

No.2132

1歳10か月のMダックス(雌 避妊済み)です。

先月頃から不定期におりもの?のようなものが陰部からたまに出ています。
週に1回みるかみないかなのですが、留守がちなので日中にでている可能性はあります。

粘度が高く、透明、少し白濁、少し白濁+黄色っぽい  といったかんじです。
動物病院にも連れて行ったのですが以下のような結果でした。

●5月下旬くらいの受診
・避妊済みなので子宮蓄膿症ではなさそうだ
・膣にめんぼうで細菌検査をしたが陰性であった(膣炎ではなさそうだ)
・手術の糸でアレルギーをおこす子もいるが、もっと膿のようなものがでる
 ので、それもたぶん違うと思う
・抗生物質を1週間処方で様子見

その後おりものをみることはありませんでしたが、6月8日に出ているのを
みたので、また同じ病院へつれていきました。

●6月16日受診
・膣のまわり(皮ふのただれなどはなく綺麗である)
・おりものの量が増えたり色が変わったりしていない
・6月8日以降はみてないということで様子見

そして6月17日にまた出ているのをみかけました。

本犬は元気で食欲もあり特に変わった様子はありません。
たまに陰部をきにしたり、おしりを気にしたりと舐めている様子は
ありますが、痛がったり痒がったりしている感じではありません。

いまいち原因がわからず、今の病院へまた行ったとしても抗生物質を
出して様子見になるんじゃないか。。と思っています。
別の病院へいってみるのも手なのでしょうか?
ただ個人病院に連れて行っても同じような設備で、結局同じような
処置になるのであれば意味があるのかなぁ とも思います。

このような状況ですと次の診察STEPはあるのでしょうか?
明日いずれかの病院に連れていこうと思ってるのですが、何かアドバイス
頂けると幸いです。

元気そうなので、そこだけは安心なのですが万が一病気の予兆だったり
すると大変なのできちんと原因を把握して治療してやりたいのです

よろしくお願いします。


Re: 避妊済みのおりもの

- 獣医師 山田

2013/06/19(Wed) 11:49

No.2135

こまち 様

この度はご相談を頂きまして、誠にありがとうございます。
1歳10か月のMダックスちゃんの陰部より不定期にオリモノのようなものが見られ、
5月下旬頃に動物病院さんで診察を受けたが、はっきりとした原因が分からず
抗生剤の処方と経過観察となったのですね。
お薬を飲んでいる間にオリモノは認められなかったが、6月8日に再度見られ、
動物病院さんで診察した結果、症状の悪化がないことと6月8日のみの症状だったため、
経過観察となったのですね。
しかし、6月17日にも同様のオリモノが出ており、こまち様におかれましては原因が分からず
不安を抱かれている事と存じます。
お問合せにつきましてご案内させて頂きますが、
実際のご様子を拝見していないため、一般的なご案内となりますことを何卒ご了承ください。

ワンちゃんの陰部からオリモノがみられる場合、子宮蓄膿症や子宮粘液腫、膣炎や子宮断端部
の炎症、避妊手術の際の縫合糸に対する炎症反応などが疑われます。
かかりつけの先生がおっしゃる通り、こまち様のMダックスちゃんは避妊手術を済ませていらっしゃる
との事ですので、避妊手術で卵巣と子宮を摘出している場合には、子宮蓄膿症や子宮粘液腫の
可能性は低くなります。
(避妊手術の様式によっては卵巣のみ摘出していることもあります。摘出した卵巣が少し残って
いた場合や、子宮が残っている場合には蓄膿症や粘液腫の可能性もありますが、
基本的に卵巣が摘出されていれば可能性はかなり低くなります。)
そうなると、膣炎や子宮断端部の炎症、縫合糸に対する炎症反応などの可能性が考えられます。

膣炎は外陰部や肛門周囲の細菌が膣に侵入し膣粘膜に細菌感染が起こり、オリモノが
認められます。オリモノが出ることでワンちゃんが外陰部を舐める行動が増えたり、
排尿が頻回となることもあります。
治療は抗生剤の内服や感染が重度の場合には膣の洗浄を行うこともあります。

子宮断端部の炎症は、避妊手術で子宮を摘出しているワンちゃんにまれにおこるもので、
体に残った子宮の断端部が炎症を起こすものです。
状態によってオリモノや排膿が見られたり尿に血が混ざったりすることがあります。
細菌感染が原因の場合は膣炎と同様に抗生剤の内服を行います。

縫合糸に対する炎症反応は避妊手術で子宮を摘出する際に使用した縫合糸に対して過剰な
組織反応を起こし、「縫合糸反応性肉芽腫」というものができてしまう状態です。
近年、外科手術後の縫合糸に対する炎症反応が認められるケースが増加してきていることが
指摘されています。
避妊手術では、子宮を摘出する際に使用した縫合糸に対して過剰な組織反応を起こし、
子宮断端部に肉芽腫ができ、血尿やおりものが見られて発見されるケースが多いようです。
この反応は身体の免疫反応ですので、どのような糸を用いても反応が出てしまう体質
の子もおります。
縫合糸反応性肉芽腫は主に免疫抑制剤などで治療を行いますが、あまり反応がよくない場合
が多く、最終的には外科的な切除が必要になることが多くみられます。
時間の経過とともに周囲組織(子宮断端部の場合は膀胱や尿管など)との癒着が進行し、
手術のリスクが高くなる可能性もありますので、早めに診断し、対処を行う必要があります。
一般的に縫合糸などに反応が起こっている場合、外陰部から排泄されるものは透明な粘液
というよりは、膿瘍物のことが多いので、今回、かかりつけの先生はこまち様のMダックスちゃんの
オリモノの様子から、縫合糸に対する炎症反応の可能性は低いと判断されたのでは
ないかと存じます。

一般的にオリモノに感染や炎症が確認されず、卵巣が少し残っているということが無かった場合には、
子宮の頸管または腟からの生理的な分泌物で、治療が必要とはならない場合もあります。
治療が必要かどうかの判断には炎症や感染の有無によりますので、
その検査はとても重要になってきます。

膣炎や子宮断端部の炎症、避妊手術の際の縫合糸に対する炎症反応の症状を疑った場合
の検査は、外陰部から膣に綿棒を入れて細胞を採取して行う「膣スメア検査」が
一般的かと思います。
膣スメア検査で細胞を確認すると同時に、細菌などの感染の有無も確認していきます。
白血球や細菌が確認できた場合は、まずは膣炎を疑い抗生剤の処方を行い治療の反応を
見ていきます。
抗生剤に対する反応が悪い場合は細菌の培養検査を行い、感受性のある抗生物質を使用し
治療を行うこともございます。

感染や炎症があり、治療を行っても改善が認められなかったり、同様の症状を繰り返す場合には、
その症状や疑われる病気に合わせて次の検査に進みます。
子宮の断端の炎症を疑う場合には超音波検査を行うこともございます。
また、それでも原因が特定できない場合には、外陰部から内視鏡を入れて炎症やポリープなどが
無いかを確認していくこともございます。
ただ、内視鏡検査は全身麻酔を必要とする検査ですので、ワンちゃんの体に多少負担がかかる
検査となります。
内視鏡が必要かどうかはワンちゃんの症状と様子に応じて判断を行う事が重要です。
もし、内視鏡検査で炎症があった場合には炎症部位を外科的に切除する必要性も
出てくるかもしれません。

また、ワンちゃんの外陰部には尿道も開口しております。膣や子宮からの分泌物だけでなく、
膀胱炎など泌尿器の問題でも外陰部から血尿やオリモノ様のものがみられる可能性
があります。そのため、生殖器からの分泌物なのか、膀胱や尿道など泌尿器系の問題なのかを
尿検査で検査していただくのも一つです。

こまち様におかれましては、繰り返してみられるMダックスちゃんの症状に、さぞご心配されて
いることと存じます。
個人の動物病院さんを替えても同じような処置になるのではないかと懸念されて
いらっしゃるのですね。
病院が変われば違う切り口で検査や治療を行う可能性もあるかと存じます。
また、同じ病院さんで再度診察を受けるのであれば、今回の症状の原因追及には
どのような検査が必要となるのかについて、よくお話を聞いていただけたらと存じます。
大きな病院でないとこれ以上原因追及の検査が困難な場合は、先生から二次診療を
ご紹介していただく事も可能かと存じますので、
今後の検査や治療方針について、動物病院の先生とよくご相談いただくとよろしいかと思います。

こまち様の不安が解消され、Mダックスちゃんと元気にお過ごしいただける事を
私どもも心から祈っております。

また、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、しつけ相談
サービスを承っておりますので、ぜひご利用くださいませ。
お電話番号は、あんしんサービスセンター 
0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。
平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)
土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。

今後とも、アニコムをよろしくお願い申し上げます。



音に吠える

投稿者:はっしー

投稿日:2013/06/16(Sun) 22:52

No.2128

マルチーズ1歳♂です。
性格は、怖がりだと思います。
赤ちゃんの時は、そんな感じではなかったのですが、
最近は、怖がってる?と思う事が良くあります。

マンションに住んでいるのですが、
1・扉についてるポストから新聞を取る音(金属音)にすごい反応をします。
飛び出ないように部屋にしているゲージを飛び越えます。
我が家は新聞を購読してないので、この音はしません。
ですが、ご近所の音に反応して、すごい顔をして吠えます。
怖いのか?嫌いなのか?は不明です。
2・チャイムです。
なので、宅配便が来ると大変です。
チャイムとダンボール箱が気になるようです。
3・ゴミ袋を持つ私。
ゴミ袋に噛み付きます。

この3種類の音以外は、反応しても1,2声で吠えるのを止めますが、この3種だけは止めてくれません。
かなり興奮しているので、噛み付かれる事もしばしばです。
何か、1個でも吠えるのを止める方法がないでしょうか?
新聞は、朝早いため、ご近所迷惑です。
できれば、1と2を止めてくれるととても助かるのですが。。。

Re: 音に吠える

- ドッグライフカウンセラー 三留

2013/06/18(Tue) 13:57

No.2133

はっしー 様

海が恋しい頃でございますが、はっしー様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。
この度はご相談をいただきましてありがとうございます。
はっしー様のワンちゃんが吠えるご様子にお困りとのことでございますね。
早速、ご案内をさせていただきたく存じますが、一般的なご案内となりますことを
何とぞご了承くださいませ。

ワンちゃんが吠える原因といたしましては、
「縄張りを守ろうとする防衛本能から吠える」、「周囲のご家族様に要求をして吠える」、
「怖くて吠えて何とか身を守ろうとしている」、「お知らせをしようと吠える」
「周囲のご家族様に指示をしようと吠える」など、さまざまな原因が考えられます。
はっしー様のワンちゃんは、どちらかというと恐がり屋さんとのことですので、
怖いとき、不安なときに吠えているのかもしれません。

はっしー様のワンちゃんは1歳になられたとのことでございますね。
赤ちゃんのときは怖いもの知らずのワンちゃんも、成長に伴い、またある程度の経験を重ね、
怖さがわかり、吠えるようになることはよくみられます。
また、生活の中で吠えたとき、興奮したとき、飼い主さんが「どうしたの?」などと声をかけた
ことで「注目をしてもらった」というような経験をすると、ワンちゃんの中で、吠えるという行動が、
飼い主さんの気を引くための一つの手段となることもみられます。
以下、ご留意いただきたいポイントをご案内させていただきます。
ご参考にしていただければ幸いでございます。

1.守られていることを感じられる環境を作る
マルチーズちゃんが吠えるのは、新聞受けの金属性の音がしたとき、インターフォンが
なったとき、はっしー様がゴミ袋を持ったときでございますね。
怖がっているご様子とのことですので、マルチーズちゃんは吠えながら、後じさりをしている
のでしょうか。
金属性の新聞受けの音は、理由が分からないマルチーズちゃんからすれば、
自分たちの縄張りの近くに何が起きているのか、心配になる音かもしれませんね。
また、インターフォンの音がすると、外から悪い人がくるのではないかと不安になるのかも
しれません。
はっしー様がゴミ袋を持つと、ゴミ袋に噛み付くとのことですが、
ゴミ袋に対してはっしー様が心配なのかもしれませんね。
怖いものがあっても、マルチーズちゃんは守られているのだから、心配しなくてもいいと
教えてあげましょう。

守られていることを感じさせてあげるため、
はっしー様が中心にお家の中のさまざまなことは回っているということを教えてあげましょう。
例えば、お散歩中も、車道に出るときには、「オスワリ」と指示をしていただき、はっしー様の指示に
従うことで、飼い主様の指示に従っていれば安心だという経験をさせてあげましょう。
ご家族様が帰宅なさったときに声がけをなさる順番は、人間のご家族様が先で、
マルチーズちゃんにはその後に声をかけるようにするとよろしいでしょう。

2.飼い主さんの動じない姿勢が重要
ワンちゃんは一度、興奮して吠え始めると、なかなか止まず、大声で叱っても、
「応援してくれている」とばかりに、余計興奮することがありますが、
はっしー様のワンちゃんは、たいていのことは、一言、二言注意をすると、止めるとのことで、
お利口さんでございますね。
吠えるのをやめたら、褒めてあげることで、望ましい行動を教えてあげましょう。
また、褒めることは自信につながりますので、なるべく良い子のときは褒めてあげてください。
吠えることを注意するときは、低くて落ち着いた声で
「ダメ」などと、分かりやすい言葉で叱りましょう。
叱っても効果が見られないときは、かえって相手にせず、ゆったりと落ち着いて、
知らん顔でいらっしゃったほうが、望ましい場合もあります。
特に、ワンちゃんはご家族の気持ちを把握する力のたいへん優れていますので、
ご家族が外の音に「また吠えるのでは」と不安に思ったり、インターフォンにあわてて出たり
することがかえってワンちゃんの縄張り意識を刺激する場合もあります。
外の音は怖がる必要もなく、「何があってもパパやママが守ってくれるから大丈夫」だと教えるため
には、デンと構えて、動じないパパとママという雰囲気を見せることも重要です。

2.指示をして、落ち着いたら、良い事があったと思わせる
日頃から、はっしー様がオスワリ、などと指示をなさって、指示にしたがって落ち着いたら
良い事があったという経験をさせてあげましょう。「遊んで」とマルチーズちゃんがオモチャを
持ってきたタイミングで遊び始めるのではなく、
「オスワリ」などの指示に従ったら遊ぶなど、お食事のとき、散歩のためお家を出る時など、
さまざまなときに、はっしー様の指示にしたがったら、嬉しいことがあったという経験を
繰り返すことで、はっしー様に守られていることを感じさせてあげましょう。
「落ち着いたときによいことがある」ということを教えることも重要でしょう。
例えば、飼い主様のご帰宅後などにマルチーズちゃんに声をかけるタイミングを、
吠えたり、騒いだり、興奮しているときには構わないようにしていただき、
落ち着いて静かになったタイミングで声をかけるなどなさってはいかがでしょうか。

3. お家の中に安心できる場所を作る
縄張り意識を弱くするために、ケージなどの安心できる場所がお家の中にあるということが
望ましいといわれています。
マルチーズちゃんはケージを利用されているとのことですので、ケージを好きなところにして
あげるのが望ましいでしょう。
ケージに入ると楽しいことがある、ケージはのんびりできるというイメージ作りを根気強くしていただき、
少しずつケージを好きなところにしていただければと存じます。
お散歩やお食事の後などにケージの中でまどろむ
ようにしたりケージの中に入ったら、好きなオモチャを与えてあげたらいかがでしょうか。

4. 外の物音を気にしない環境を作る
マルチーズちゃんが、玄関や窓の外の様子がよく見渡せる場所でいつも過ごしているのであれば、
カーテンを引いたり、外を見渡せる場所に行かれないようにしたほうがよいでしょう。
玄関の様子を気にする様子がみられるようであれば、
玄関とリビングの間にパーテーションを置いて目隠しをするなど、外の様子や音が気にならない
環境を作ることも大切です。

5. お家の中をリラックスできて安心できる場所にする
ワンちゃんが外の音に吠えると、どうしてもご家族の気持ちとしては、外の音を嫌なものと感じて
しまいますが、この気持ちを敏感に察知したワンちゃんは、外の物音にたいして余計に警戒感を
強めてしまうことがあります。
外の物音がしても動じないで、できるだけリラックスして過ごしていただき、
安心させてあげることが同時に望ましいでしょう。

6.吠えそうなときに、吠える以外の行動をさせる
今は新聞受けの音がすることと吠えるという行動がワンちゃんの頭の中で
結びついているのだと思いますが、
吠えるという行動を他の行動に替えるため、ケージなどを利用する方法をご案内します。

ワンちゃんは一度吠え始めると、落ち着かせるということはたいへん難しいので
吠える前に、吠える以外の行動に誘導し、吠えない状況を作ります。
どなたかに協力していただき、新聞受けの音を立ててみます。
マルチーズちゃんが気にしているが、まだ吠えていないようなタイミングに、「ハウス」と
声をかけて、ケージやキャリーバッグなど、安心できる場所に入るように誘導します。
ケージに入ったら、お気に入りのご褒美やオモチャを与えていただき、
吠えないでいたことに対して「オリコウ」と褒めてあげます。
このように練習することで、「新聞受けの音を耳にする」→「ケージに入る」→「嬉しいことがあった」という
行動パターンを作っていきます。
ケージに入ることが難しいのであれば、大好きなクッションやタオルの上に座るようにしていただき、
吠えないでいたら、良いことがあると教えてあげましょう。
このほかにも、外の音に反応をしそうなときには、ボールを投げたり、窓をあけるなど、
吠える以外のことに気持ちをそらすことに効果がみられる場合もあります。
チャイムがなったときにも同様に指示をしていただきます。
また、はっしー様がゴミ袋を手にした状況では、一度、オスワリ、と落ち着いた声で指示をして、
吠えずに座ったら、褒めてあげましょう。
ゴミ袋を噛もうという仕草を見せたら、その瞬間に、「いけない」ということが、分かるように、
しっかりと叱りましょう。また、噛まないでいたら、褒めてあげましょう。
はっしー様がゴミ袋を手にしたとき、吠えたり、噛もうとした状況が
マルチーズちゃんにとって、遊んでもらっている雰囲気はありますでしょうか。
もし、そうようなことをお感じになられるようであれば、
ゴミ袋を噛もうとしても、騒がず、構っているという雰囲気を作らないことも重要でしょう。

また、お散歩などでエネルギーが十分に発散できていないと、
お家の中でリラックスできず、吠えることにつながることもあります。
暑い時期でたいへんでございますが、
朝晩の涼しい時間に、できるだけお散歩に連れだしていただくことも
大切でしょう。

なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、しつけ相談
サービスを承っておりますので、ぜひご利用くださいませ。
お電話番号は、あんしんサービスセンター 
0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。
平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)
土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。

時節柄、はっしー様におかれましては、くれぐれもお体ご自愛くださいませ。
今後ともアニコムをどうぞよろしくお願いいたします。



頸椎ヘルニア

投稿者:ビスケ

投稿日:2013/06/15(Sat) 23:10

No.2127

もうすぐ4歳半になるオスのトイ・プードルについてです。
半年ほど前に抱上げるとキャンと鳴き、心配になり動物病院へ。
獣医師によると首からくるヘルニアを疑われました。
レントゲン・CT・MRIなどの説明も聞きましたが、お金をかけて調べてもわからないケースが多い旨の説明を受け、様子見となり、お薬を処方していただきました。

アリチア・サンバゾン・レベニン・トランサミンを1週間分です。
その後は調子も良くなり、普通の生活をしていましたがここ半月くらい前から、右前足がびっこを引くようになりました。(お気に入りのソファーの下から出てくると)
ネットで調べて【頸椎ヘルニア】では?と・・・。

@病院へ行き、レントゲン・MRI・CTを撮るべいでしょうか?
A手術をしないと治らないですか?
B散歩時間が現在朝、30分 夕方40分ほどですが首に負担がかかりますか?
C現在は首輪ですが、胴輪に変えた方がいいですか?

Re: 頸椎ヘルニア

- 獣医師 山田

2013/06/18(Tue) 12:31

No.2131

ビスケ 様

初夏の風に肌も汗ばむ頃でございますが、ビスケ様におかれましては
いかがお過ごしでしょうか。
この度はご相談を頂きまして、誠にありがとうございます。
もうすぐ4歳半になるビスケ様のトイ・プードルちゃんは、頸椎のヘルニアの可能性があり
投薬による治療をされ、調子が良かったけれども、ここ半月くらい前から右前肢の跛行が
みられるようになったのでございますね。
お問合せにつきましてご案内させて頂きますが、実際のご様子を拝見しておりませんので、
一般的なご案内となりますことを何卒ご了承ください。

前肢の跛行が認められた際、疑われる病気は複数ございます。
半年ほど前に、かかりつけの病院さんで頸椎の椎間板ヘルニアを疑って治療を行い、
改善が見られたとの事ですので、
今回も前回と同様に頸部の椎間板ヘルニアによる跛行の可能性もあります。
ただ、頸部の椎間板ヘルニア以外にも痛みや跛行の症状を呈する病気はいくつもありますので、
今回の跛行が前回と同じ原因で出ている症状なのか、新たに出た症状なのかなど含めて、
検査を行う必要がございます。
また、痛みや跛行を引き起こす原因により、治療内容も異なってきますので、
今回のトイ・プードルちゃんの跛行の原因を検査していく事はとても重要と考えられます。

ビスケ様はこれから病院に行ってレントゲン検査やCT検査、MRI検査を行うべきかどうか
悩んでいらっしゃるとの事ですね。
一般的に跛行が認められた際、いきなりレントゲン検査やCT検査、MRI検査は行いません。
問診と触診により身体検査を行い、前回と同じ症状なのか、異なる症状なのかを診察
していただく必要があります。
その診察により、整形疾患を疑うのか神経疾患を疑うのかで次の検査をどうしていくか
検討していきます。
整形疾患であればレントゲンを撮り、それでも詳細が分からない場合はCT検査まで行う
こともあるかもしれません。また、身体検査で神経疾患を疑った場合の次の検査はMR検査が
必要となることがございます。

トイ・プードルちゃんの症状が、痛みだけなのか、跛行は続いているのか、麻痺があるのかなど、
どのような状態なのかが分かりかねる為、すぐにCT検査やMRI検査が必要かどうかの判断が
できかねます。
原因によっては治療方法が異なりますので、検査を受けて原因をはっきりさせるのも一つの方法
でしょう。
ただ、CT検査やMRI検査は全身麻酔を必要としますので、体に負担がかりますし、
時間もかかってきます。
その点を踏まえて、今現時点でCT検査やMRI検査などの画像診断が必要かどうか判断されても
良いかと思います。
また、ビスケ様におかれましてはかかりつけの先生からお金をかけて調べてもわからない
ケースが多い旨の説明を受けたのですね。
先生がおっしゃる通り、CT検査やMRI検査はかなり高額な医療費がかかりますし、
CT検査やMRI検査を行ったから原因がすべてわかるかといえば、わからない事も
ございます。高額な金額を支払って何もわからなかったら意味が無いとお考えになるかとは
思いますが、現時点で異常があるのかないのかを検査しておくのも一つの方法です。
そのあたりは、トイ・プードルちゃんの症状や内科治療に対する反応などを見て、
CT検査やMRI検査が必要か再度かかりつけの先生とご相談していただけたらと存じます。

今回、ビスケ様はトイ・プードルちゃんの様子が頸部の椎間板ヘルニアの様で心配されている
との事ですね。
ご存じの通り、椎間板ヘルニアは椎間板に変性が生じ、その内容物が突出することにより
脊髄を圧迫・障害し、さまざまな神経症状をひきおこす病気です。
その発生の部位により頸部椎間板ヘルニアや胸腰部椎間板ヘルニアなどと呼ばれます。
症状はソファーや階段の登り降りを嫌がる、抱き上げると「キャン」と鳴き痛がる、
動くことを嫌がる、背中を丸めてじっとしている、前後肢のふらつき、麻痺や運動失調などの
症状がみられます。
重症になると、完全な四肢の麻痺が見られたり、排尿・排便が困難になることもあります。

もし、トイ・プードルちゃんが頸部の椎間板ヘルニアだった場合、手術をしないと治らないかどうか
という事でございますが、疼痛は薬を使用することで改善しますが、突出した椎間板は
内科治療では消えませんので、完治となると手術が必要かもしれません。
ただ、症状が重度でない場合には内科治療と安静にしていただく事で、症状の改善は
認められます。外科手術は脊髄神経の近くを触りますので、当然リスクもありますので、
激しい疼痛や麻痺の有無が、外科治療か内科治療かを選択する判断点となるかと存じます。
内科治療では、痛み止めやビタミン剤(神経賦活剤)などを用いることが一般的ですが、
併せてケージレスト(安静療法)も行います。
ケージレストとは、ワンちゃんの運動を制限して安静を管理する方法の一つです。
安静を要する場合に狭いケージの中に入れ、かつ動かない状態を保ちます。
運動制限を行うことで、痛みが出ている部位を休ませてあげることも内科治療では重要
となってきます。
現在のトイ・プードルちゃんの散歩時間は朝30分、夕方40分との事ですが、
頸部痛や跛行の症状が強いときは無理して散歩はされない方がよろしいでしょう。
また、どうしてもお外でないと排泄ができないようであれば、トイレだけを済ませて
あげるようにしてみましょう。
さらに、首輪よりも胴輪の方が首にかかる負担が軽減されますので、そのあたりも
改善していただいた方がよろしいでしょう。

症状が落ち着いてきたら、適正体重を維持したり、筋肉を落とさないために、ある程度の
運動は必要です。
状態に合わせて少しずつ負担がかからない程度の運動を始めた方がよいでしょう。
一般的には短時間のお散歩などを回数を分けて(1日3回くらい)行うことが勧められますが、
どのような運動をどの程度の時間行うのがよいのかについては、
経過をみながらかかりつけの先生によくご相談いただくとよいでしょう。

また、ご家庭の中ではソファーや階段や段差の登り降りをさせないようにすること、
フローリングなどの滑りやすい床材は避けること、などにご注意いただけたらと存じます。
(椎間板ヘルニアの詳細はどうぶつ相談室の記事を参考にしていただけたらと存じます
http://www.anicom-page.com/labo/2009/04/post-96.html

最後になりましたが、冒頭でもお話しさせていただきましたが、跛行や疼痛を示す病気は
複数あります。例えば、関節疾患でも跛行や疼痛を認められますし、脊髄空洞症という
脊髄疾患でも疼痛や跛行を認めます。
この脊髄空洞症は、先天性、または後天性の原因により脊髄内に空洞が生じ、
空洞内に脳脊髄液と同様の液体が満たされ脊髄障害をおこす疾患です。
疼痛が認められる場合は、跛行や肢の拳上、体に触れられるのを嫌がったり、
振動などに過敏に反応するなどの症状を認めることがあります。
また、環軸不安定症といって、第一頸椎(環椎)と第二頸椎(軸椎)の関節が不安定に
なることにより、脊髄が傷害を受けて頸部の痛みや四肢の麻痺などがおこります。
先天性の環軸亜脱臼の多くは、小型犬でみられますが、外傷などによる場合には、
中型犬や大型犬でもみられます。
これらの疾患を鑑別して行くためには、身体検査やレントゲン検査だけでなく、
やはりCT検査やMR検査が必要となることが多いです。
その検査が現時点で必要かどうかにつきましてはトイ・プードルちゃんの今の状態によるかと
思いますので、跛行が続いていたり、疼痛があるようでしたら、かかりつけの先生に再度診察
していただきますようお願いいたします。

ビスケ様におかれましては、時節柄、何とぞ、お体をご自愛いただき、トイ・プードルちゃんを
支えてあげてください。
なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、しつけ相談
サービスを承っておりますので、ぜひご利用くださいませ。
お電話番号は、あんしんサービスセンター 
0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。
平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)
土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。

今後ともアニコムをどうぞよろしくお願いいたします。