必ずお読みください
・回答までに数日いただきますので、緊急を要する場合(誤飲、頻回の下痢・嘔吐、おしっこが出ない等)は、すぐに動物病院を受診してください。 ・当掲示板での回答は、お申し出内容に基づく一般的な回答となります。 ・「ワード検索」にお悩みのキーワード(トイレ等)入れていただくと、過去の類似の回答をご確認いただくことができます。 ・ニックネーム、タイトル、コメント欄は全体に公開されますので、氏名や証券番号など、個人情報の入力はお控えください。
証券番号
(記入例:S00123452)
ニックネーム
タイトル
コメント
暗証キー
投稿キー
文字色
尿素窒素の値
投稿者:はっしー
投稿日:2015/05/27(Wed) 23:47
No.4021
前にもご相談させていただきました。再検査の結果、お兄ちゃんの方は、尿素窒素が正常値(20)の範囲内になりました。ただ、妹の方が、まだ34あり、前回の37とあまり変わっていません。食事を色々考えてあげていたのですが。。。同じ食事でお兄ちゃんは正常値まで下がったのに。。。と悩みが増えてしまいました!2ワンコとも体重が減ってしまい、戻すように先生に言われました。食事は、ドックフード50%に野菜や果物、芋などを半分で構成しています。タンパク質の少ない野菜を選んでます。野菜の蛋白源である大豆にアレルギーの疑いがあるので、あまりあげられないので、これまた悩みが増えています。前回、ドッグフードの粗たんぱく質について教えていただいたのですが、うちのドッグフードがドライでなくて、フリーズドライ(水を加えれる)か生肉(冷凍して解凍してあげるもの)なのです。水分がどちらも70%以上あり、粗タンパク質が16%位になります。16%だとそんなに多くもないと思うのですが、値が下がりません。ワンコが、1日に必要なたんぱく質の量はどのくらいなのでしょうか?おやつもお肉系はあげていません。おやつもたんぱく質の少ない野菜をあげています。たんぱく質の量がまだ多いんでしょうか?たんぱく質の量を気にしながら、体重を増やすのが難しいのですが、何か良い食材はありますでしょうか?よろしくお願いいたします。
Re: 尿素窒素の値
- 獣医師 酒井
2015/06/01(Mon) 10:17
No.4023
はっしー 様初夏の訪れとともに、そろそろ熱中症にも注意が必要な季節となって参りましたが、はっしー様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。この度はご相談をいただきまして、誠にありがとうございます。以前ご相談があったワンちゃん達の血中尿素窒素の検査結果の件で、お兄ちゃんのワンちゃんの方は正常値となりましたが、妹のワンちゃんの方がまだ依然として高値を示しているため、お食事の内容についてのご相談でございますね。早速ご案内させていただきますが、実際のワンちゃん達のご様子を拝見しておりませんので、一般的なご案内となりますことをご了承下さい。お兄ちゃんのワンちゃんは、お食事の工夫により、血中尿素窒素が正常値になり、妹のワンちゃんの血中尿素窒素の値が思ったように下がらず悩まれているということでございますね。ワンちゃんはお食事を食べると、それを消化し、身体の中で代謝し、栄養を吸収し、不要なものを排泄していきます。その代謝能力は肝機能や腎機能も関係していますので、それぞれ個体差があります。そのため、全く同じお食事を与えていても、当然、血液検査の結果が異なってまいります。不要物である尿素を体外に排泄するためには、尿素ができる原因となるたんぱく質を減らすこととともに、肝臓や腎臓の機能を維持するため、良質で、適量のたんぱく質を摂取することも併せて重要です。さて、はっしー様のワンちゃん達のお食事は、フリーズドライで水を加えて与えるタイプのフードと冷凍生肉を解凍して与えるタイプのものを利用してそれに野菜類を加えているということですね。ドライフードと異なり、自然の食材をそのまま利用したフードは、原材料の肉そのものに成分のバラつきがありますので、恐らく粗タンパク量として、最低16%以上は入っていることを保証する「保証成分値」で記載があるのではないかと存じます。そのため実際に摂取しているタンパク量というのは考えている以上の量になっている可能性はあるかもしれません。しかし、フードと野菜を半々で与えているということは、フードは一日必要量の半分で、半分が野菜になっているということでしょうか。野菜にもタンパクが含まれるとはいえ、植物性タンパクはワンちゃんにとっては吸収しにくいといわれていますので全体としてはむしろタンパク量が少なすぎるのではないかと思われます。一般的にドッグフード等の栄養基準に関するガイドラインを設定している米国飼料検査官協会(AAFCO)が提示している栄養基準が日本でも採用されており、その基準によりますと、成犬のワンちゃんの必要タンパク量は18%以上となっています。タンパクは体を作り維持する大切な栄養素であるために、最低限の量を表示するようになっています。しかし、腎臓疾患などによりタンパクの制限が必要になる場合もあります。また、普段より高タンパク食を摂取していると、高窒素血症になることもありますので、その場合にはタンパクの量を減らす必要があります。ただし、ご注意いただきたいのは、先にも述べましたように、タンパク質は体を作り、維持するために必要不可欠の栄養素ですので、必要以上に制限することはかえって健康上よくありません。お食事についてですが、総合栄養食でドライフードのような製品は、動物性、植物性、様々な原材料を消化吸収しやすい形に加工して様々なタンパク質から何種類もの必要なアミノ酸を摂取できるように作られています。はっしー様が与えていらっしゃるお食事は総合栄養食かとは存じますので、次にお伝えすることは該当しない可能性も大きいと思います。あくまでも一般的な傾向ではございますが、より自然に近い形で、加工を加えていない材料で作られたフードは、特定の一種類の肉といったように、タンパク源に偏りがあるようであれば、フード一種類では十分な栄養バランスがとれない可能性もあります。自然食材で加工を加えていないタイプのフードを利用の場合には、その点を補うためにも、毎日同じものではなく、様々な良質なたんぱく質(肉、白身魚、卵、カッテージチーズなど)を含む食材で作られた食事で補う工夫が必要な場合もあるでしょう。以前のご相談の時にもご案内いたしましたが、ワンちゃんが必要とするタンパク質の量は、年齢や運動量、健康状態などによっても異なります。またはっしー様のワンちゃん達は2頭とも、意識してタンパク制限をするようになってから、体重が減ってしまったとのことでしたね。これは、体脂肪が減ったということなのか、筋肉量が落ちてしまったということかによっても、今後のお食事の改善のポイントが異なってまいります。かかりつけの先生に診察していただき、タンパクを減らしすぎて、筋肉量が落ちてしまっているのか、もしくは脂肪が減った結果なのかも判断いただき、体重を元に戻すために増やすべき食事のポイントをお聞きいただくことをお勧めいたします。2頭のワンちゃんの中でも妹のワンちゃんは以前よりは改善しているとはいえ、まだ血中尿素窒素が高めですので、もし今後も続くようでしたら、その原因が高タンパク食だけでなく、腎臓の機能低下や脱水、消化管出血など他の原因がないのか、血液検査や尿検査、エコー検査などでチェックしていただきながら経過を注意深く見ていく必要があるかもしれません。なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、しつけ相談のサービスを承っております。気がかりなことがおありの際には、お気軽にご利用くださいませ。お電話番号は、あんしんサービスセンター0800-888-8256です。平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。現在は以前よりも、さまざまなタイプのフードが販売され、その分飼い主さんの考え方にマッチしたフードを選択いただけるようになりました。しかし、様々な情報の中、多くの種類のフードからワンちゃんのために選ぶことは、大変難しく、悩まれることも多々あるかと存じます。しかし大切なことは、どうぶつさんが、おいしく食べてくれて、健康と適正な体重が維持できることです。今後も状況に応じてお食事の工夫をしていただきながら、ぜひはっしー様のワンちゃん達が元気で楽しい毎日を送ることができますよう、応援致しております。今後ともアニコムをどうぞよろしくお願い申し上げます。
スプレーが愛猫に付着!?
投稿者:イナハル
投稿日:2015/05/23(Sat) 18:09
No.4017
4歳オス(去勢済み) Mix猫 室内飼です。気温が上がり、1Fを網戸にしていたところ、オスの外猫が網戸越しに愛猫に近づき、室内に向けてスプレーをしました。床にはスプレーが付着していましたが(掃除済)、愛猫にも付着している可能性もあります。すぐにボディータオルで清拭しましたが、しきりに毛づくろいをしていて、愛猫のにおいを嗅ぐとほんの少しスプレーのにおいもします。近所では飼い猫でも外に出している家もあり、野良猫も散歩しています。我が家のテラスにもたびたび訪れますが、このようなことは初めてです。愛猫は猫用ビルバゲンワクチンを接種しており、FeLV/FIVともに陰性です。(父猫が野良だったため感染症チェックをしています)本年も8月にワクチン接種を予定していますが、今後感染症に罹患する可能性はあるのでしょうか?また、本年は感染症に罹患しているかチェックしたほうがよいのでしょうか?他に、今後気を付けて観察したほうがよいことはどのようなことか教えていただけると幸いです。お忙しい中おそれいりますが、回答をお待ちしています。宜しくお願いいたします。
Re: スプレーが愛猫に付着!?
- 獣医師 霍田
2015/05/26(Tue) 17:41
No.4018
イナハル 様この度はご相談をいただき、誠にありがとうございます。外猫ちゃんのスプレーが、イナハル様の4歳の男の子の猫ちゃんに付着した可能性があるとのことですね。お問い合わせについてご案内いたしますが、実際の様子を拝見していないため、一般的なご案内となりますことをご了承ください。イナハル様の猫ちゃんは室内飼いであり、混合ワクチンを接種済で、FeLVとFIVは陰性なのですね。通常、猫エイズウイルス(猫免疫不全ウイルス・FIV)の主な感染経路は、交尾やケンカによる接触感染と言われています。猫エイズウイルス自体の感染力は弱いとされており、猫同士のグルーミングなどでも感染するということはほとんどありません。もし外猫ちゃんのスプレーがかかっていても、エイズウイルスに感染する可能性はほぼないと考えられます。続いて、猫白血病ウイルス(FeLV)は、感染している猫ちゃんの唾液、血液、乳汁、尿などにみられます。このウイルスは主に口や鼻から(経口・経鼻)感染するといわれています。主な感染経路は、ケンカやグルーミング、トイレの共有などの直接接触や、母猫からの乳汁や胎盤を介しての感染です。お話からも可能性はとても低いと思われますが、もしスプレーをした外猫ちゃんが白血病に感染していた場合、尿にウイルスが排出される場合もあるため、イナハル様の猫ちゃんも感染の可能性はゼロとは言いきれないと思います。現段階では検査が必須ではないと思いますが、念のため、一度かかりつけの先生とご相談いただき、検査の実施についてお決めいただければと思います。猫白血病は、血液を用いた検査キットで感染の有無が調べられますが、血液中にウイルスの抗原が現れるまでに時間がかかるために、感染直後(1ヶ月後ほどまで)は陰性と出ていても感染している場合もありますので注意が必要です。また、おとなの猫ちゃんでは、急性期の病気に打ち勝ち、ウイルスが排除されることがよくあるため、最初の検査でウイルス陽性の結果が出ても、他の猫ちゃんとの接触を避け、1ヶ月後に再度検査をすることをお勧めします。2回目の検査で陰性と出たら、感染症から回復したと考えられるでしょう。もし猫ちゃんがウイルスに感染していても、日頃から十分な栄養や水分、ストレスの少ない快適な生活環境を整えて免疫力を維持できれば、ウイルスの活性化を制御することも十分可能です。FeLVやFIV以外にも、猫ちゃん同士でうつる感染症は多くあります。例えば猫ウイルス性鼻気管炎や、猫カリシウイルス感染症といったいわゆる風邪のような症状が見られるものや、猫汎白血球減少症、猫伝染性腹膜炎、クラミジア感染症などです。猫用ビルバゲンワクチンには、猫ウイルス性鼻気管炎、猫カリシウイルス感染症、猫汎白血球減少症の予防効果がありますので、万が一感染してしまった場合も、接種しない場合に比べて軽い症状ですむことが多くあります。その他の感染症については、接触感染や、くしゃみなどから飛び散った鼻汁、唾液などを介しての感染が主であるため、今回のようにスプレーがかかって感染してしまう可能性は低いと思われます。今後、観察していただきたいポイントとしては、食欲や元気の他、主に目、鼻、口の様子です。鼻汁やくしゃみ、目やにや涙などがないか、炎症などがないか、よだれや口臭はないか、便の様子に変化はないかなどをチェックしましょう。外猫ちゃんと直接接触がある場合にはダニなどの寄生虫の心配もありますが、今回はおそらく問題ないと思います。念のため、耳やからだに痒みがないか、いつもと違う行動をしていないかなどは確認してあげてください。清拭した後もほんの少しにおいがあり、イナハル様の猫ちゃんはしきりに毛づくろいをしているのですね。猫ちゃんがにおいを気にしてそのように毛づくろいをくり返していることも考えられますので、可能であれば一度猫ちゃん用のシャンプーで洗浄をされると良いと思います。シャンプー後はしっかり洗い流し、よく乾かしてあげてください。また、毛づくろいの際に毛をたくさん飲み込んでしまわないよう、必要に応じてブラッシングもお勧めいたします。念のため、特に1,2週間ほどは猫ちゃんの様子がいつもとかわりないか、よく観察してあげてください。なお、アニコムでは下記の受付時間で、お電話でのご契約者様への健康相談、しつけ相談サービスを承っておりますので、ぜひご利用ください。気がかりなことがお有りの際には、いつでもお気軽にご利用くださいませ。お電話番号は、あんしんサービスセンター 0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。平日9:30〜17:30 / 土日祝9:30〜15:30土日祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。なお、日・祝日および年末年始はお休みさせていただきます。急に暑くなってまいりましたが、イナハル様も体調など崩されませぬようご自愛ください。また何か気がかりなことがございましたらご相談下さい。今後ともアニコムをどうぞよろしくお願い申し上げます。
- イナハル
2015/05/26(Tue) 22:14
No.4019
霍田先生、懇切丁寧な返答をいただきありがとうございました。潜伏期間なども考えるとすぐに受診しても愛猫の負担になると考えていました。(昨年の定期受信時には「今日は病院に行くよ。」と言った直後にベットの下に潜り込み、約半日ろう城していました・・・。)数週間様子を看て、異変があれば早急にかかりつけを受診したいと思います。頻回な毛づくろいは23日だけで、今は落ち着いています。気温が上がり抜け毛がいっそう増えてきたのでマメにブラッシングと外猫との接触を避けていきたいと思います。先生の返答でとても安心することができました。本当にありがとうございました☆
2015/05/27(Wed) 16:30
No.4020
イナハル 様この度はご丁寧にご返信をいただき、誠にありがとうございます。イナハル様のネコちゃんは、ご家族様のお話が分かって賢いのですね。半日もろう城して大変でございましたが、そのご様子はさぞかし愛らしいことと存じます。また、多くの猫ちゃんがそうであるように、通院することが負担になってしまう、繊細な猫ちゃんなのですね。それであれば、なおさらネコちゃんに負担をかけないためにも、イナハル様がおっしゃるように、しばらく様子をご覧いただき、異変があれば受診されるのがよろしいかと思います。ネコちゃんの毛づくろいも落ち着いたとのこと、安心いたしました。しっかりケアを行っていただき、イナハル様の猫ちゃんはお幸せでございますね。また何かございましたら、お気軽にお声がけください。今後ともアニコムをよろしくお願い申し上げます。
サプリメント成分に関する質問で...
投稿者:Mickey
投稿日:2015/05/18(Mon) 18:38
No.4009
現在獣医師の推薦のグルコサミン・コンドロイチンを飲ませていましたが、転居により不可能になり他のものを探しております。世田谷自然食品からお送りいただきました成分表ですが、人間の摂取では問題ないものの、ミニチュアダックスが摂取する場合、問題はございませんか。以下が、ご返答の内容となります。下記が「グルコサミン」における主成分の種類と配合量になります。 【「グルコサミン+コンドロイチン」主成分一覧及び容量】 ■8粒(1日分目安量)あたり ・グルコサミン(カニ・エビ殻由来)─1200mg ・鮫の軟骨抽出物(コンドロイチン60mg含有)─300mg ・ヒアルロン酸(乳酸菌由来)─5.04mg ・鶏軟骨抽出物(II型コラーゲン1mg含有)─3.36mg ・しょうが末─12mg ・ビタミンP(温州みかん由来)─10.08mg ・ビタミンC(とうもろこし由来)─40.08mg ・セルロース ─360mg ・デキストリン ─433.44mg ・ステアリン酸カルシウム ─36mg ※グルコサミン(錠剤)の品質劣化などを抑えるため「シェラック」 という成分で粒をコーティングしています。 ごく微量のコーティングとしての使用ため、 パッケージなどの原材料表記はありますが、 成分配合量には加えておりません。 また、下記が「グルコサミン」における栄養成分数値になります。 ■8粒 2,4g(1日分目安量)あたり エネルギー−9,46Kcal たんぱく質−0,58g 脂質−0,03g 炭水化物−1,72g ナトリウム−4,56r(食塩相当量11.5mg) カリウム−1,22r リン−0,048r 鉄−0.012r グルコサミンの原料は、自然由来の為、 季節や原料により成分に差異が生じる場合がございます。 なお、弊社の「グルコサミン」は成人が飲用する事を前提に製造しております。通常は8粒が目安量となりますので、ペットに与える場合は体重をお考えいただき、与える量を調整いただければと存じます。以上、ミニチュアダックス14歳 体重5キロ に飲ませても犬種的なアレルギー等の問題はございませんか。
Re: サプリメント成分に関する質...
2015/05/20(Wed) 17:36
No.4013
Mickey 様この度はご相談を頂きまして、誠にありがとうございます。14歳のミニチュアダックスちゃんに与えるグルコサミン・コンドロイチンのサプリメントについてのご相談でございますね。お問合せにつきましてご案内させて頂きますが、一般的なご案内となりますことを何卒ご了承ください。サプリメントは薬とは異なり、栄養的なサポートをすることで、病気の予防、健康維持のために用いられたり、発症した病気に対して治療の補助として用いられることもあります。人と同じように、ワンちゃんも高齢になってくると関節が弱ってくるため、その対策として、グルコサミンやコンドロイチンなどを主成分とするサプリメントを利用されていることも多いかと存じます。Mickey様のミニチュアダックスちゃんは獣医師の先生がご推薦のサプリを飲ませているということですが、お引っ越しされてからは同じ製品をお取り寄せすることは不可能ということでございますね。このサプリを推薦されたのは、何かすでに発症している病気などのサポートとしてでしょうか。ワンちゃん用のグルコサミン・コンドロイチンの製品はその体調に合わせて、成分の量を調整されたものも販売されています。そのような製品をご利用の場合には、ミニチュアダックスちゃんの病状をよくご存じのかかりつけの先生に、お電話でご相談いただき、お近くで入手出来るような製品をいくつか紹介していただくと安心です。もしくはお引っ越し先で、新たにかかりつけの先生にご相談できる状況でしたら、今までの既往歴をお話して、現在のミニチュアダックスちゃんの状態をチェックしていただきそれに合わせたサプリメントをご紹介いただくのがよろしいかと存じます。サプリメントは人用、どうぶつ用など様々な製品が市販されており、基本的には主成分が同じだからといって、人用のサプリメントをそのままワンちゃんなど他のどうぶつに使用されることはあまりお勧めできません。医薬品とは異なり、成分の表記や安全基準などもあいまいな部分がありますし、人とはどうぶつ種も、体重も全く異なるワンちゃんを対象に作ったサプリメントではありませんので、実際のワンちゃんへの使用例、効果の有無などのデータも少ないかと存じます。また、人用のサプリメントですと8粒といったようにかなり多くの量を摂取することで、成分が均一になる場合でも、一粒一粒の成分のバラツキがあるようでしたら、少量の投与となるワンちゃんに正確な量の投与が出来ていないことも考えられます。私どもでも人用のサプリメントを、ワンちゃんに使用した際の安全性の情報を持ちあわあせておらず、ご案内をしかねますことを何とぞご了承ください。またアレルギーにつきましては、どうぶつ用であっても人用であっても成分由来となっている、原材料のカニやエビなどのアレルギーがあるということであれば使用を避け、アレルギーの原因ではない原材料で作られた製品を利用した方がよろしいでしょう。高齢のワンちゃん用のフードに、関節の維持などに配慮した成分を含有している場合もありますので、利用される場合には、フードもご持参いただき、獣医師の先生にご相談されることをぜひお勧め致します。なお、アニコムでは下記の受付時間で、お電話でのご契約者様への健康相談、しつけ相談サービスを承っておりますので、ぜひご利用ください。気がかりなことがお有りの際には、いつでもお気軽にご利用くださいませ。お電話番号は、あんしんサービスセンター 0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。平日9:30〜17:30 / 土日祝9:30〜15:30土日祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。なお、日・祝日および年末年始はお休みさせていただきます。お引っ越しをされたということですが、ミニチュアダックスちゃんは新しい環境には馴染まれましたでしょうか?Mickey様も季節柄体調など崩されませんよう、ご自愛下さいませ。今後ともアニコムをどうぞよろしくお願い申し上げます。
- Mickey
2015/05/21(Thu) 14:26
No.4014
酒井先生懇切ご丁寧なご回答に感謝申し上げます。転居し環境に馴染むか心配いたしましたが、以前より元気でこちらが心配するほど走り回っています。サプリメントはMダックスのかかりやすいヘルニアを予防する意味で、早期から朝晩服用させておりました。ネットなどで調べると多種あり、「家の子に合うのかしら?」と決めあぐね、成分表を迅速に送ってきてくださった健康食品会社を検討しようかと確認させていただきました。やはり転居地の獣医さんも決めましたので、その先生のご意見を聞きながら、我が家の老犬君が快適に過ごせるようにサプリメントも与えたいと思います。ご意見、ご助言に心より感謝申し上げます。
2015/05/22(Fri) 16:00
No.4016
Mickey様この度は丁寧にご返信いただきまして、誠にありがとうございます。サプリメントは、椎間板ヘルニアを予防する目的で早いうちから利用されていたということですね。Mickey様のミニチュアダックスちゃんに対する普段からの細やかな気遣いが、14歳というご高齢でも引越のストレスをものともせず、元気いっぱい過ごされている秘訣なのだと感じました。すでにお引っ越し先でのかかりつけの先生も決まったとのこと、ご安心でいらっしゃいますね。新たな環境で、ますます皆様お元気で、笑顔いっぱいの毎日をお過ごしください。今後とも、アニコムをよろしくお願い致します。
ネコが早起きすぎて困ります
投稿者:マシュー
投稿日:2015/05/20(Wed) 15:54
No.4011
来月2歳になるスコティッシュフォールド(オス)です。1歳になった頃、てんかんの症状を発症し朝夜と抗てんかん剤を飲ませています。お薬を飲んでいれば発作はおきないので今は元気です!ですが朝早起きすぎて困っています。3:00 ふすまガリガリ(ふすまは開いているにもかかわらず)4:00 おやつおねだりで鳴く(メディファス・スープ)5:00 鳴き続け誰も起きないと大運動会を始める家族は土日もゆっくり寝ていられません。夜中に発作がおさまらず救急病院に連れて行ったということもあるため少しの異変・物音でも家族がかけつけるなど過保護に接しすぎました。朝はゆっくり寝ていたいという人間の勝手ですが今から何かしつけることはできませんでしょうか。。お忙しい中おそれいりますが、回答をお待ちしています。宜しくお願いいたします。
Re: ネコが早起きすぎて困ります
- 愛玩動物飼養管理士 三留
2015/05/22(Fri) 15:38
No.4015
マシュー 様若葉が美しく輝く頃でございますが、マシュー様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。この度はご相談をいただきまして誠にありがとうございます。早速ご案内をいたしたく存じますが一般的なご案内となりますことを何とぞご了ください。スコティッシュフォールドちゃんは1歳のころにてんかんを発症され、現在は毎日の投薬で上手に症状が出ないように管理なさっていらっしゃるのでございますね。スコティッシュフォールドちゃんの投薬などのお世話やお体を気遣うお気持だけでもたいへんでいらっしゃるのに、朝とても早く起き、土日もゆっくりとなされず、ご家族の皆さまを困らせていらっしゃるのですね。眠いときにゆっくりと睡眠が取れないということほど辛いことはございませんので、お気持とお身体の両面で、ほんとうに、たいへんでいらっしゃることと存じます。もともとネコちゃんは夜行性だといわれていますが、特に明け方や夕暮れに活動が活発になるどうぶつだということもあり、ネコちゃんと暮らす多くの飼い主様は、いちばん飼い主様にとって眠い早朝と呼ぶにも早すぎる時間に部屋を走り回るネコちゃんにお困りになられます。特に子猫ちゃんや若いネコちゃんでは顕著ですが、年を重ねるごとに落ち着いてくることも多いようです。猫ちゃんは狩りの時に力を出すために、いざというとき以外は無駄に動かず、のんびりと力を温存しようとする習性がありますが、この傾向が月日とともにあらわれてくることもあります。また「飼い主様を呼んだけど相手してくれない」という経験をくり返すことによって、ゆったりと落ち着いて過ごすようになることもあるでしょう。マシュー様のように、スコティッシュフォールドちゃんの病気をご心配なさり、夜中に物音がすれば、「発作ではないか」と駆けつけることは、病気のネコちゃんの体を気遣う飼い主様であればもっともなことでございます。 スコティッシュフォールドちゃんが愛情にあふれたご家庭で成長され、お幸せに過ごしていらっしゃるご様子が目に浮かぶようです。ただ、ガリガリとふすまをひっかく、あるいは鳴く、というスコティッシュフォールドちゃんの働きかけに対して、飼い主様が来てくれた、あるいはオヤツをくれた、というご褒美が得られることをスコティッシュフォールドちゃんが学習してしまったということも充分に考えられます。夜寝るのは別の部屋になさったり、2階建てや3階建てのケージを用意していただき覆いをすることで、スコティッシュフォールドちゃんがゆっくり過ごせるお気に入りの場所を作っていただくことで、なるべくスコティッシュフォールドちゃんが鳴いても顔をみせないですむ環境をお作りいただくことが望ましいでしょう。「物陰に隠れた」という気分になれる場所、キャットタワーやたんすの上など、ネコちゃんが好む高い場所が十分にあることも大切なことでしょう。もし、おなかが空いて鳴くのであれば、お食事の時間を遅くしたり、寝る前に与えていただいたり、また、昼間に多めに遊ばせていただき、リズムそのものを飼い主様の生活リズムに合わせていく働きかけも大切でしょう。エネルギーが発散しきれず、活動を欲している可能性もあるかもしれませんし、ネコちゃんにとって、狩猟することは本能ですので、そのような本能を解消したという満足感を得させてあげることは大切でしょう。例えば、ネズミくらいのオモチャを投げてみる、ネコじゃらしを、棒の先に付けて、釣竿のようにして誘ってみるというように、狩猟したいという気持ちに働きかけるのもよろしいでしょう。寝る前の時間に十分に遊ばせていただき、満足したという気分を持たせてあげることも大切でしょう。しかしながら、マシュー様のネコちゃんは、てんかんの投薬治療をなさっていらっしゃるので、物音がしても見に行かない、ということは現実的にできることではないと思われます。また、疲れさせようとあまり興奮させてしまうことが、かえってスコティッシュフォールドちゃんのご病気の管理にとってマイナスになってしまう可能性も考えられない訳ではございません。できれば、ご安心のためにも、一度、実際のスコティッシュフォールドちゃんの様子をよくご存知のかかりつけの先生にご相談いただき、アドバイスをお受けになられることをお勧めいたします。なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、しつけ相談のサービスを承っておりますので、ぜひご利用くださいませ。お電話番号は、あんしんサービスセンター 0800-888-8256です。平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。スコティッシュフォールドちゃんが元気で、ご家族が元気いっぱいにお過ごしになられますよう心から応援いたしております。気温差が大きく、体調管理が難しい時期でございますが、マシュー様におかれましてはくれぐれもお体ご自愛ください。今後ともアニコムをよろしくお願い申し上げます。
膝蓋骨脱臼手術
投稿者:やせなくっちゃ
投稿日:2015/05/16(Sat) 12:06
No.4007
3歳キャバリアです。1歳の時急激な方向転換で脱臼してしまい手術を受けました。今では全く普通の犬と同じように元気に過ごしています。すっかり安心していたのですが、先日、「手術は成功しても、この先、手術したところに不具合が出ることもある。」と聞いて大変にショックでした。いちがいには言えないでしょうが、どのくらいのワンちゃんが不具合を発症するのでしょうか?再手術なんてこともあるのでしょうか?痛みを伴うのでしょうか?
Re: 膝蓋骨脱臼手術
2015/05/20(Wed) 16:53
No.4012
やせなくっちゃ 様この度はご相談をいただき、誠にありがとうございます。3歳のキャバリアちゃんが、1歳の頃脱臼してしまい、膝蓋骨脱臼整復の手術を受けられたのですね。現在キャバリアちゃんは元気に過ごしているけれども、今後不具合が出る可能性があるとお聞きになり、ご心配なさっているとのことですね。お問合せにつきましてご案内させて頂きますが、実際のご様子を拝見していないため、一般的なご案内となりますことを何卒ご了承ください。キャバリアちゃんの手術が成功し、現在お元気にお過ごしとのこと、何よりでございます。おうかがいしたご様子ですと、術後の経過が良く、とても良好な状態のようでございますね。確かに、ご心配なさっているように、手術が成功しても再度脱臼してしまうなどの不具合が起こる可能性はございます。術前の脱臼の程度(グレード)や様子、遺伝的な素因、手術方法、術後の環境など、様々な要因が関連しますので、やせなくっちゃ様のご質問のうち、「不具合を発症するワンちゃんの割合」についてのご案内はお答えすることがたいへん難しいことをお詫びいたします。もちろん手術後大きな問題もなく、元気に過ごすワンちゃんも多くいらっしゃいますし、手術してからすぐに再発をしてしまう場合もあります。一般的には、手術後2,3ヶ月から半年以内の再発があるようでございます。再発をしてしまった場合には、程度や状況にもよりますが再手術を行うこともございます。膝蓋骨は膝関節(大腿骨と下腿骨との関節)の前方に位置している膝のお皿の骨です。膝蓋骨は大腿骨にある、滑車溝(かっしゃこう)というくぼみにはまっていて、膝関節の前方および回転の安定性を保ち、膝関節のなめらかな屈伸運動に役立っています。膝蓋骨の周囲には靱帯が付着しているので、脱臼することにより損傷してしまい、痛みが出ることもあります。また、膝蓋骨が常に脱臼し続けることで骨の形が変わってしまったり、脱臼したり元の場所に戻ったりを繰り返すことで、軟骨がすり減って痛みが出る場合もあります。膝蓋骨脱臼の症状は、無症状な場合から、歩くことが難しい場合までと幅広く、そのグレードにより4段階に分けられています。再発した場合も、グレードや状態により、痛みが伴うこともありますし、痛みがないことも多くあります。現在はとても良好のようで何よりですが、今後も良好な状態を維持するために、念のため、定期的に診察をお受けいただき、膝の関節の状態をチェックしていただくとご安心かと思います。不具合や再発をできる限り予防するためには、関節になるべく負担をかけない生活を心がけていただくことが重要です。気をつけていただきたいポイントを以下に記載いたしますので、ご参考にしていただければ幸いです。1.体重管理体重の増加は膝だけではなく関節に負担をかけますので適切な体重を維持しましょう。痩せすぎて筋肉が少ない状態になってしまうことも膝関節に負担がかかりますので、無理のない適度な運動で筋肉を維持しながら体重管理をすることが大切です。2.ジャンプや飛び降り・飛び乗り、過度の運動は避ける繰り返し飛び跳ねる・ベッドやソファーなどにジャンプして飛び乗ったり飛び降りたりする・階段を昇り降りする、といった行動は膝関節に負担がかかってしまいます。そのような習慣がすでにある場合には、飛び乗ったりしないような環境作りをお勧めいたします。「ベッドのある部屋には入れないようにする」、「階段を昇り降りできないように昇り口に柵をつける」など、物理的にガードなさるのもよろしいでしょう。3.歩行中の急な発進や、急に止まるような行動を避けるある程度の運動は大切ですが、急な発進や停止、方向転換、激しい運動などは膝に負担がかかります。お散歩中は激しく走り回ったりしないように、リードを短めにお持ちいただき、ワンちゃんは、なるべくやせなくっちゃ様の横を歩かせるようにしましょう。4.すべらない環境作り走ったり歩いたりする際に滑ると関節に負担がかかります。室内のフローリングなどの滑りやすい床は、立つだけでも余計な力が必要となる可能性もあります。滑り止めのマットを敷くなどの対策をしましょう。また、爪や足裏の毛が伸びていると、床を歩く際に滑ってしまうことがありますので、定期的に爪や足裏の毛のケアをしてあげてください。その他、状況に応じてサプリメントや療法食が効果的な場合もございます。サプリメントや療法食の効果はワンちゃんにより個体差が大きく、お薬のように一定の効果がはっきり見られるとは限りませんが、使用することにより良好な状態を維持できるとの報告がございます。サプリメントや療法食には関節軟骨を強化したり軟骨の再形成を促したり、損傷した靱帯の修復を助けたりする成分が含まれています。グルコサミンやコンドロイチンに代表される多糖類、メチルスルフォニルメタン(MethylSurfonylMethane:MSM)、緑イ貝抽出物などが代表的でございます。これらの成分は関節の保護や修復を促したり、炎症や痛みを緩和する効果を期待して配合されております。膝蓋骨脱臼の発生自体をサプリメントで予防することはできませんが、膝蓋骨脱臼を起こしてしまった時の関節の負担を減らすという効果は認められる場合があるようです。もしご興味がおありでしたら、かかりつけの先生に聞かれてみてはいかがでしょうか。キャバリアちゃんが今後も現在の状態を維持し、お元気にお過ごしいただけることをお祈りしております。なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、しつけ相談のサービスを承っております。気がかりなことがおありの際には、お気軽にご利用くださいませ。お電話番号は、あんしんサービスセンター 0800-888-8256です。平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。今後ともアニコムをどうぞよろしくお願い申し上げます。