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夜中の破壊と興奮
投稿者:こりぞう
投稿日:2016/08/16(Tue) 14:45
No.4457
Mピンシャー9歳です以前から時々突然テンションが高くなり抱っこ抱っこをせがみましたそういった時は口を大きく開けて舌をダラリとだしてはあはあ興奮していますそれが今年は比較的多く 以前は1年に2回程度が2ケ月に1回くらいになってきて今年の夏はケージ内でトイレシーツをビリビリにして下に敷いてあるタオルやケージの傍にあるものもひっぱりこんでビリビリにしています破壊に気が付いて出した時も興奮して舌をだしてはあはあしていますパピー以来トイレシーツの破壊をしたことがなく今年の夏にやりだしすでに二回目です健康診断は一年に一回で今のところ問題はありません今年は奥歯が左右一か所ずつかけましたが神経には達していないので要観察ですコマンド指示も変化なく分かりますが興奮している時はフセお座りはすぐにやめます興奮している時は食事への執着が少々減りますいつもは綺麗に食べるのに食器にみじん切りにした野菜が少し残っています今年変わったことと言えば一回朝うんちとおしっこをしなかった事ですその時も興奮して少々震えていました家でできなかったので気分を変えて外に連れ出したら震えも興奮も収まりましたあとは外出時に乳清を入れたお水なら喜んで飲むのにこの炎天下であまり飲みたがらなかった事ですその時は外出を切り上げて帰宅したら同じお水を与えたらたくさん飲んでました乳清入りのお水は外出時でおしまいにしないと延々と飲み続けそうな勢いなので家ではいつもの通りだと思います破壊による誤飲は今のところなさそうですが回数が増えればトイレシーツを食べてしまいそうで心配ですトイレはメッシュタイプもあるので変更しようかな?と思いますが歯が欠けているのに硬いものを噛んで進行してしまったら・・・と思うとそれも躊躇します思い当たる事がございましたら回答頂けると幸いですよろしくお願いいたします
Re: 夜中の破壊と興奮
- アニコムカウンセラー 澤口
2016/08/18(Thu) 13:34
No.4458
こりぞう 様今年は暑さが厳しいようでございますが、こりぞう様におかれましては、いかがお過しでいらっしゃいますか。この度は、ご相談をいただきまして、誠にありがとうございます。9歳のミニチュア・ピンシャーちゃんが、興奮したり、ケージ内でトイレシーツをビリビリにしたりするとのことでございますね。早速、一般的に考えられる原因をご案内いたしますので、ご参考にしていただけますと幸いでございます。ミニチュア・ピンシャーちゃんは、以前から時々突然テンションが高くなり、抱っこをせがむことがあったり、その他、ハアハアと興奮することがあるとのこと、ワンちゃんのパンティング(速い呼吸)は、運動後や気温が高い時など、体が熱い時以外で行う場合、とても緊張していたり、もしくは不安な状態であることや、何かにストレスを感じて体温調整をしようとしていることもあります。※ストレスや恐怖心、不安心を抱くと、震える場合もございます。例えば、雷が苦手なワンちゃんですと、雷が鳴るとハアハア速い呼吸やヨダレが出たり、震えたり、不安そうに部屋の中をウロウロしたりと、普段とは違う様子が見られます。もし、ミニチュア・ピンシャーちゃんが、何かにストレスを感じていたとしても、ワンちゃんは言葉で伝えることはできないため、飼い主様へ自分の気持ちを伝える手段として、近くにあるものをビリビリにしたり、一生懸命伝えようとしているのかも知れません。今年、夏を迎えてから多いということですが、今年の暑さは、何かワンちゃんにも影響を与えている可能性や、夜中に、私たち人間には聞こえない、ワンちゃんにとっては不快な音が聞こえたり、それに伴い、外を警戒している場合も考えられますが、最近、近隣での環境変化や、ご家族様の生活スタイルの変化等はございませんでしょうか。また、ミニチュア・ピンシャーちゃんは、小型犬でありながら、毎日、ある程度の運動も必要でございます。暑さのため、なかなか、お散歩に行くタイミングも難しいかと思いますが、涼しい時間帯のお出掛けは、良い気分転換にもなるでしょう。お家の中でも、噛んでも安全なおもちゃ等を存分に与え、寝る前に少し多めに遊んであげたり、こりぞう様とのコミュニケーションもたっぷり取れると、心地良い疲れで、夜中はぐっすり眠れるかも知れません。部屋の温度調整や、新鮮なお水の準備、換気等にも気を配っていただき、ストレスの無い生活空間を与えてあげることも大切かと存じます。ワンちゃんは、一度興奮してしまうと、落ち着くまで少し時間がかかり、興奮している時は、冷静に飼い主様のコマンドに従えなくなることも多くあります。ご飯は落ち着いてからあげてみたり、誤飲防止のため、危ないと思うものはケージの傍に置かないようにしたり、トイレの変更も含め、ミニチュア・ピンシャーちゃんがどのような反応を示すか、ワンちゃんの様子を見ていただきながら、お試しいただければと思います。また、年齢を重ね、少しわがままになったり、神経質になるワンちゃんもいますが、今後、ご飯を残したり、好きなお水を飲みたがらなかったり、興奮や破壊が多くなるような場合、今までとは違う行動が見られるようであれば、一度かかりつけの動物病院に、ご相談いただくのも安心かと存じます。最後に、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、しつけ相談のサービスをうけたまわっておりますので、ぜひご利用ください。お電話番号は、あんしんサービスセンター0800–888- 8256 です。平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。それでは、今後ともアニコムをどうぞよろしくお願いいたします。
垂れ耳の犬が常に耳を立てている
投稿者:もこ
投稿日:2016/08/10(Wed) 11:47
No.4454
13歳のマルチーズの男の子です。元は耳が垂れていたのですが、最近は常に耳が上向き、もしくは横に広げていて、日常的に耳の穴が見える状態です。何か理由があるのでしょうか?風通しが良さそうなので問題ないかと思いますが、寝ているときもピンとさせているため、リラックスできないのではないかと心配です。考えられる理由があれば教えていただきたいです。よろしくお願いいたします。
Re: 垂れ耳の犬が常に耳を立てて...
- 獣医師 山田
2016/08/12(Fri) 13:42
No.4456
もこ 様夏の日盛りに木陰の恋しい季節となりましたが、もこ様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。 この度は、ご相談をいただきまして、誠にありがとうございます。13歳のマルチーズちゃんの耳が、最近は常に上向き、もしくは横に広げていて、寝ているときもピンとさせていらっしゃるのですね。早速、ご案内させていただきますが、実際のご様子を拝見しておりませんので、一般的なご案内となりますこと、何とぞご了承ください。ワンちゃんの耳は、耳介から鼓膜までの部分を「外耳」と言い、鼓膜の奥にあり振動を耳の奥へ伝える役割を果たす部分を「中耳」、中耳よりさらに深部にあり、聴覚や平衡感覚を司る神経がある部分を「内耳」と言います。耳介は周囲の音を集める役割を持ち、特にワンちゃんでは耳介を自由に動かすことで、効率よく音を集めることができます。この耳介の形は軟骨によって決まり、その形状により直立型、垂れ耳、半直立型などに分けられます。一般的に立ち耳のワンちゃんの方が音にはより敏感なようですが、ワンちゃんの聴覚は人の3倍から4倍ともいわれており、人よりもずっと広い範囲の周波数の音(人と比較して高周波音域が広い)を聞き分けることができるともいわれています。そして、ワンちゃんは寝ている時でも聴覚は活動しているといわれており、物音を立てるとすぐに起きたり、番犬として活躍できるのは、この様に常に物音を察知して反応できる聴力のおかげです。また、ワンちゃんの耳は、このように感覚器としての働きだけではなく、感情表現の一つにもなっています。※垂れ耳のワンちゃんでは分かりにくいこともあります。以下に一般的なワンちゃんお耳の向きと、それに対する感情をご案内いたします。@ 耳を立てて、前に傾きぎみで、口が軽く開いている時何か近くに興味を引かれるものを発見した時などの表情になります。飼い主が話しかけた時や物音がした時などにこのようなしぐさを見せます。A 耳を前に倒し、口をCの字に開いている時 耳を前にぐっと倒す場合、攻撃的な気持ちでいることを示します。特に鼻にしわを寄せていたり、歯をむき出しにする場合には、強い威嚇や攻撃性を表しています。B 耳を後ろに伏せて、口元は穏やかに開いている時「こんにちは」「いっしょに遊ぼう」という好意を示すサインです。C 耳を後ろに伏せて、歯がむき出しになっている おびえている表情です。「攻撃しないで」という防御のサインです。D 耳を後ろに引き気味で口は少し開いている時周囲の状況に少し緊張や不安を感じているサインです。耳の状態と同時にワンちゃんの口元や目などの表情もご覧いただくことが重要で、口元に力が入っていたり、目を合わせなかったり・目を伏せている場合などは不安やストレスを抱えている場合があります。もこ様のマルチーズちゃんはここ最近、常に耳が上を向き、寝ているときもピンとさせていらっしゃるのですね。考えられることとしては、ワンちゃんは私たち人間には聞こえない音でも聞こえるため、何か気になる音があり、聞き耳を立てている状態なのかもしれません。もこ様は、マルチーズちゃんがリラックスできていないのではとご心配かと存じますが、眠っているマルチーズちゃんの耳以外、たとえば体が緊張していたり、または落ち着かないように何度も寝返りをうつなどはございますでしょうか。そのようなことが無く、いつもと同じようにお休みいただいているのであれば、リラックスできており、特に問題はないのではないかと思います。また、よりマルチーズちゃんにリラックスしていただくため、マルチーズちゃんにとって、落ち着いてリラックスできる大好きな場所を、生活スペースの中にいくつか用意しておくことも良いかもしれません。ワンちゃんは元来、穴倉のような、自分から外は見渡せるけど、外からは自分の身を隠せるような狭い場所を好みます。クレートやドーム型のベッドなどを好むワンちゃんも多いようです。さらに、今までどおり、スキンシップ・声がけを十分にしてあげることも大切です。名前を呼んで、マルチーズちゃんがもこ様を見つめたら、「お利口ね」と褒めてあげたり、「さあ、お散歩に行こうね」、「ご飯、たくさん食べて、お利口ね」などと、優しく声をかけましょう。日々の生活の中でコミュニケーションをたっぷりととっていただければと存じます。触って喜ぶところを、優しく撫ぜてあげたり、甘えたいと近寄ってきたら、受け止めてあげましょう。安心できて、楽しい時間をマルチーズちゃんと過ごしていただければと思います。最後に、耳の疾患についても少しご案内いたします。今回は、常に耳が上向き、もしくは横に広げている状態という事ですが、耳が匂ったり、よく耳を掻いているご様子などはありますでしょうか。耳が匂ったり痒がっている時には、外耳炎や中耳や内耳の炎症など、耳の疾患の可能性が考えられます。外耳炎は、湿気や異物、細菌、真菌、耳ダニなどの寄生虫、アレルギーなどが原因となります。また、発症には体質や犬種的素因(垂れ耳である、耳道に毛が多いなど)なども大きく関係しています。症状は耳の痒みや痛みのために、ワンちゃんが首を振ったり傾けたりする仕草をしたり、後肢で耳を引っかく仕草がみられます。その他に耳の赤み、腫脹(しゅちょう=脹れ)、臭い、耳垢の増加なども症状として見られることがあります。もし、マルチーズちゃんがいつもよりお耳を気にしていらっしゃるご様子があれば、外耳炎などの耳の疾患の可能性も考えられますので、その際はかかりつけの先生に診察していただいた方が良いでしょう。また、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、しつけ相談のサービスをうけたまわっておりますので、ぜひご利用ください。お電話番号は、あんしんサービスセンター0800-888-8256です。平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。それでは、今後ともアニコムをどうぞよろしくお願いいたします。
水飲み後に咳き込む
投稿者:rira
投稿日:2016/08/10(Wed) 10:54
No.4453
ボールに入れた水を飲みますが、最近、水を飲んだ後に必ずと言っていいほど咳き込んで時に嘔吐することもあります。かかりつけ獣医さんに相談したら、冷たさが刺激になるのでしょうと言われました。水は常温で上げています。他に原因はないのでしょうか?また、対策などあればおしえて下さい。
Re: 水飲み後に咳き込む
- 獣医師 霍田
2016/08/12(Fri) 13:20
No.4455
rira様真夏の日差しが照りつける日が続いておりますが、rira様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。この度はご相談をいただきまして誠にありがとうございます。飲水後に咳こんだり、嘔吐することについてのご相談ですね。早速、お問合せにつきましてご案内させて頂きますが、実際のご様子を拝見しておりませんので、一般的なご案内となりますことを何卒ご了承ください。まず、「咳」は気道の異物や滲出物を除去するための反射的な防衛機構です。かかりつけの先生は、飲水時にお水の冷たさが刺激になる可能性を示唆されたのですね。ワンちゃんが咳の症状を示す病気は、大きく2つに分けられます。1つは呼吸器疾患によるもの、もう1つは心臓疾患によるものです。呼吸器の疾患には、喉頭炎、気管炎、気管支炎、肺炎など、主に感染が原因となり発症する病気があります。症状としては、咳だけでなく、鼻水や目やにを伴うこともあります。パラインフルエンザウイルスなどによるケンネルコフは咳を主訴とする、子犬に多い感染症の代表です。また小型犬や短頭種に比較的多い気管虚脱は、遺伝的な素因や肥満などが原因で、気管が押しつぶされたようになってしまい、空気の流れが悪いために興奮時に咳をしたり、ひどい時には呼吸困難を起こします。気管虚脱は年齢を重ねるにつれて悪化する傾向があり、夏の暑い季節には特に注意が必要です。それ以外にも、腫瘍によるものや、異物が混入することでも発咳が見られる場合があります。心臓疾患でワンちゃんに多いものとして、僧帽弁閉鎖不全が挙げられます。小-中型犬に特に多く、心臓の僧帽弁という弁がしっかりと閉まらなくなることで、全身に血液を送り出す際に血液の逆流がおこり、様々な症状を示す病気です。心臓の左心房が肥大することで、物理的に気管支が圧迫され、咳が出るようになります。また、症状が進行すると心臓の機能が低下し、血液の流れが滞りうっ血することで、肺の中に水分がしみ出る「肺水腫」を引きおこし、呼吸困難に陥ることがございます。ネコちゃんに咳の症状が続いて見られる場合、原因としてはウイルスや細菌による呼吸器感染症、気管支炎、肺炎、猫喘息、心臓疾患、猫糸状虫症(フィラリア症)、胸水、膿胸など、様々な病気の可能性も考えられます。rira様のどうぶつさんは、飲水後の咳や嘔吐の他に、食欲や元気など、様子の変化はないでしょうか。また、咳は飲水後だけでしょうか。咳が飲水後にのみ見られ、その他の症状がないのであれば、感染症の可能性は低いかと思います。お水を飲んだ後には必ずと言っていいほど咳こむとのことですので、飲水がのどを刺激して咳を誘発しているのは間違いないかと思います。飲水後に起こる咳や、むせる、嘔吐するといった症状は、もちろんお水の温度や飲水量が関係していることもありますし、お水の誤嚥や、ワンちゃんの場合には気管虚脱などでも比較的多いかと思います。気管虚脱は特に高齢の小型犬のワンちゃん、肥満傾向のワンちゃんに多いとされますが、それ以外のワンちゃんでも起こります。また、どうぶつさんの中にはお水を飲むのがあまり上手ではなく、病気ではなくても、むせるような咳をする子もいます。のどに負担をかけないようにお水の与え方を工夫することで、症状が改善する場合があります。床など低い位置にあるお皿でお水を与えると、気道を圧迫しやすい姿勢で飲むことになります。そのため、お水は今まで通り清潔なものを常温で、それに加えて台などを利用して、水皿を少し高めの位置にすることをお試しいただければと思います。また、一気にお水を飲むとのどに負担がかかり、咳やむせるといった症状が出やすくなる可能性があります。そういったことを避けるために、運動したり遊んだりするときはこまめに休憩を入れてお水を飲むように促してあげるのも一つの方法です。肥満傾向のどうぶつさんは心臓や呼吸器などにも負担がかかるので、適切な体重管理も大切です。食欲や元気もあり、症状が悪化しないのであればお水の与え方を工夫して、様子を見ていただいても良いかと思います。しかしながら、咳の仕方や回数などに変化があったり、その他の症状が見られるのであれば、原因解明のため詳しい診察や胸部のレントゲン撮影などをして、呼吸器や心臓の様子を確認していただくことをお勧めいたします。念のため、ガムなどの硬いオヤツや、のどを通りにくいものを与えないなど、普段からのどに負担のかかりそうなものは避けるようにしましょう。また、ワンちゃんやネコちゃんは痰を上手に吐き出せないため、痰が粘性の強いものになると、嘔吐に近い症状を見せることも考えられます。感染症などに移行すると良くありませんので、普段から呼吸器の症状には特に注意をして、少しでもいつもと違う様子がある時にはお早めにかかりつけの先生にご相談していただければ安心です。なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、しつけ相談サービスを承っております。気がかりなことがございましたら、お気軽にご利用ください。お電話番号は、あんしんサービスセンター0800-888-8256です。平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。暑い日が続きますが、どうぞご自愛ください。今後ともアニコムをどうぞよろしくお願い申し上げます。
耳のシミについて
投稿者:マロン
投稿日:2016/08/08(Mon) 00:24
No.4450
耳に黒いシミがあります。昔からありましたが、前より色が濃くなったような気がします。何かの病気の前兆とかでないか知りたいです。
Re: 耳のシミについて
- 獣医師 岸田
2016/08/09(Tue) 16:37
No.4452
マロン様この度はご相談をいただきまして誠にありがとうございます。さっそくご案内させていただきますが、画像のみのご様子からの案内となりますので、一般的なご案内となりますことをご了承ください。マロン様のワンちゃんのお耳の内側にできている黒いシミが前より色が濃くなっている様子があり、何かの病気の前兆ではないかご心配されていらっしゃるとのことですね。ワンちゃんの皮膚にシミのような色の変化が見られる場合、元々の体質による先天性の色素斑(盛り上がりがなく平坦な限局した皮膚の色の変化)の場合や、加齢や皮膚疾患などの伴う後天性の色素斑の場合があります。色素斑は皮膚にメラニン色素が沈着することで生じますが、ワンちゃんでも人と同じように加齢に伴う色素斑はとても頻繁に見られます。また、アレルギーや感染などによる皮膚炎に伴う色素沈着や、内分泌疾患に伴うもの、慢性的な皮膚への刺激に伴うものなども見られ、このような色素沈着は、皮膚の炎症や摩擦などの物理的刺激など、さまざまな刺激から皮膚を守るための防御機能によってメラニンが過剰産生されたことによって生じます。また、皮膚の腫瘍でもシミのような色の変化や皮膚の隆起がみられることがあります。悪性黒色腫(メラノーマ)はメラニン色素をつくる色素細胞であるメラノサイトが腫瘍化したもので、ワンちゃんでは比較的多く見られます。画像を拝見する限り、マロン様のワンちゃんのお耳のシミは、平坦で境界明瞭な黒っぽい色素斑のように思われます。このような色素斑はワンちゃんの加齢に伴って見られてくることが多く、ヒトでいう加齢性のシミのようなものであることが多いようです。年月とともに色調が変化してくることもあり、色が濃くなってきたように感じられることもあるかと思います。このような加齢性のシミであれば、ご心配はいらないでしょう。特に何かの病気に伴って色調が変化するということも通常はありません。ただ、メラノーマなどの皮膚の腫瘍や、その他の原因(皮膚疾患や内分泌疾患など)に伴う色素沈着の可能性も画像を拝見しただけでは否定はできません。念のため、一度主治医の先生に診察していただくことをお勧めいたします。特に、皮膚の色の変化している部分が隆起している場合や境界が不明瞭な場合、大きさが急激に変わってきたり、痛みや赤みなどを伴う場合、他の皮膚症状や全身症状を伴う場合などは、腫瘍や別の原因の可能性が高くなります。そのような場合には早めに受診していただいた方がよいでしょう。なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、しつけ相談サービスを承っております。気がかりなことがございましたら、お気軽にご利用ください。お電話番号は、あんしんサービスセンター 0800-888-8256です。平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。とても暑い日が続いておりますが、マロン様におかれましては、くれぐれもお身体ご自愛ください。今後ともアニコムをどうぞよろしくお願い申し上げます。
ある薬の処方量について
投稿者:ちょっちゃん
投稿日:2016/07/08(Fri) 14:36
No.4436
こんにちは、先日獣医さんで処方された薬のことで相談いたします。小さいころから皮膚や耳のトラブルが多いシーズー犬ですが、最近もフケが多く、トリマーさんのすすめもあり初めての獣医さんで診て頂いたところ、検査はしませんでしたがマラセチアとの診断で、その日は注射を一本とこれは根気がいる治療になるけど途中でやめないように、と テルビナフィン125mg「タイヨー」という錠剤を1日3錠必ず飲むようにと処方されました。飲みだして3日目に食欲がなかったので副作用かとお薬の情報をネットで見たところ、人間の大人でも1日1錠からと書いてあるページがあり、困惑しました。抗生物質なのでやめる事も迷い、現在1日1錠飲んで様子を見ています。食欲も今一つですが食べれています。この薬は体重3kgに1錠だから(うちの犬は7kg)1日3錠飲むように、と説明されたのですが、このお薬を獣医さんが出す場合この量が一般的なのか、また飲ませ続けて大丈夫か教えて頂きたく、どうかよろしくお願いします。
Re: ある薬の処方量について
2016/07/12(Tue) 10:59
No.4439
ちょっちゃん 様日ごとに陽射しも強くなり、木陰の恋しい季節となりましたが、ちょっちゃん様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。この度はご相談をいただきまして誠にありがとうございます。シーズー犬のワンちゃんに処方されているお薬についてのご相談でございますね。早速ご案内をさせていただきますが、一般的なご案内になりますこと、何卒ご了承ください。マラセチアはカビ(酵母菌)の一種で、健康なワンちゃんの皮膚や粘膜に常在しています。このマラセチアが過剰に増えると、皮膚が脂っぽくなったり、赤みや痒みを示したりします。マラセチアの過剰増殖は、アトピーや食事アレルギー、内分泌障害、角化異常、代謝異常などの基礎疾患がある時に起ると言われています。このようなマラセチアが過剰に増殖して起こる皮膚炎だけではなく、マラセチアに対する過敏反応(マラセチアに対するアレルギー反応)により症状が出る事もございます。マラセチア性皮膚炎の治療方法は様々で、外用療法といって専用のシャンプーで2〜3日毎に患部を洗ったり、皮膚の程度が重度だと抗真菌剤の内服を行ったりします。さて、ちょっちゃん様のワンちゃんはマラセチアと診断され、テルビナフィンというお薬が処方されたのですね。テルビナフィンは、ヒトの真菌症治療に対して処方される「アリルアミン系抗真菌剤」で、獣医療でも皮膚の糸状菌症やマラセチア性皮膚炎の治療に用いられるお薬です。ワンちゃんでの薬用量は、1日1回、体重1kgあたり10〜30mgで2〜4週間ほど継続して使用します。ちょっちゃん 様のワンちゃんは体重が7kgおありという事ですので、薬用量としては70〜210mgは必要になります。処方されているテルビナフィンは1錠が125mgという事でございますので、1日に1〜2錠ほどで効果が期待できる薬用量になるかと思います。ただ、皮膚のご様子などにより、薬用量は調節することもございます。その時のワンちゃんの皮膚のご様子で、先生が1日3錠は必要と判断されたのかと思いますが、内服を開始して、食欲不振が見られることから、一旦投薬を休止し、お薬を処方いただいた動物病院の先生へご相談いただきますよう願います。ヒトでのテルビナフィンの副作用は、胃の不快感や吐き気、下痢や腹痛などの消化器症状や、めまいやふらつき、また肝機能値の異常などと言われております。一方、どうぶつにおける副作用の情報は、ほとんどないと言われておりますが、時折、胃腸症状や肝臓に負担がかかる場合がございます。ワンちゃんの食欲不振が、投薬の影響なのか、それ以外に何か別の原因があるのか判断するためにも、早めに動物病院で受診していただけたらと思います。なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、しつけ相談のサービスを承っております。気がかりなことがおありの際には、ぜひご利用くださいませ。お電話番号は、あんしんサービスセンター 0800-888-8256 です。平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。今後とも、アニコムを何卒宜しくお願い申し上げます
- ちょっちゃん
2016/08/07(Sun) 14:54
No.4449
山田先生こんにちは、少し間が空いてしまいましたが、先日は質問のご返信真にありがとうございました。一番知りたかったお薬の量についてと、またマラセチアについても詳しく教えて頂き感謝しかありません。お薬の量は症状によっては適量より多めに処方する場合もあることなのですね。お陰様で食欲不振も良くなり先生とお話ししながら1日2〜3錠でお薬を続けて痒がり方もだいぶ軽くなってきました。こちらで一度相談できたことで、飼い主としてとても助かりました。返信は不要ですのでお礼だけ。読んで頂けたら幸いです、どうもありがとうございました。
2016/08/08(Mon) 16:54
No.4451
ちょっちゃん 様この度は、ご丁寧にお礼のお返事をいただきまして、ありがとうございます。ちょっちゃん様のワンちゃんの食欲不振が改善し、痒みもだいぶ落ち着いてきたとのこと、安心いたしました。夏場や湿度が高い季節などは、皮膚病が悪化しやすい時期となります。痒がっているワンちゃんを見ているのは、ちょっちゃん様も大変辛いことと思います。お薬が効いて、少しでもワンちゃんが快適にお過ごし頂けることを祈っております。まだまだ暑さが厳しいので、ちょっちゃん様も体調をくずされませぬようお元気でお過ごしください。今後ともアニコムをよろしくお願い申し上げます。