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おしっこの問題と肉球
投稿者:syu-mama
投稿日:2011/10/13(Thu) 23:43
No.1002
6ヶ月になりたてのロングコートチワワです。お散歩の時に、家の近所ではいわゆるマーキングの形でおしっこをするのですが、家から遠い場所などは初めて行く場所ではなくても、おしっこをしないで我慢をしてしまいます。長くて6時間もちっちと言っても絶対にしませんでした。マナーベルトをつけてもしません。これではおでかけする時に遠くに行くとずっと我慢してしまうと思い、悩んでいます。お散歩を始めて1ヶ月くらいは外でおしっこもしなかったので何事も時間がかかる子なんでしょうか?なおるのか心配です。それと、肉球なのですが、昔の写真より茶色から薄ピンクの色をしている部分が多いです。お散歩の時はアスファルトが熱い時間は避け、また保温クリームをつけていたのですが、こちらは大丈夫でしょうか?
Re: おしっこの問題と肉球
- ドッグライフカウンセラー 三留
2011/10/18(Tue) 14:38
No.1011
syu-mama 様少しずつ色づく木の葉に秋の深まりを感じる頃でございますが、syu-mamaにおかれましてはいかがお過しでしょうか?ロングコートチワワちゃんは生後6か月になられたとのこと、ほんとうに愛らしい時期でございますね。幼さの残る中、少しずつ大人の表情も見せるようにお有りなのではないでしょうか。さて、このたびはロングコートチワワちゃんのご相談を頂戴いたしまして誠にありがとうございます。早速ご案内をさせていただきたく存じますが、ご案内は一般的なものとなりますことをご了承くださいませ。<慣れないところでオシッコをしないことについて>ロングコートチワワちゃんはご自宅のご近所でしかオシッコをしないとのことですね。一般的に、まだ幼い頃のワンちゃんだけでなく、大人のワンちゃんであっても慣れていない場所などでは排泄をしない傾向が見られます。また、気質が大人しかったり恐がりのワンちゃんにはそのような傾向が特にみられるようでございます。ロングコートチワワちゃんもお散歩デビューから一か月くらいは外でオシッコをしなかったとのことですね。お散歩ルートが馴染みの場所になり、また、ママに守られているから安心していいことが分かってきて、排泄ができるようになったのではないでしょうか。子犬ちゃんのときは、馴染みのないところでオシッコをしない子であっても、成長をするにつれて自分に自信がついてくれば、オシッコができるようになることも多くみられますので、もうしばらく様子をご覧になられてはいかがでしょうか。気の弱いワンちゃんなどでは、成犬になっても外で一切排泄をしない子も中にはいますが、そのような場合にも、自信をつけてあげることで、排泄をするようになることがございます。自信を持たせるためには、折にふれ、よい子のときにはうんと褒めてあげることが重要です。また、リラックスをさせてあげることも重要ですので、お散歩を楽しんで、声をかけたり褒めたりすることを続けていただいてはいかがでしょうか。お出かけのご予定のある日には、外出前にオシッコをさせていただいてからお出かけをなさるようにしていただき、外出先で、オシッコがたまってくる頃だな、というタイミングで、周囲を散策してみるとよろしいでしょう。「オシッコをさせなくては・・・」と思ってしまうと、その緊張感がワンちゃんに伝わってしまいますので、楽しそうな雰囲気でなるべくロングコートチワワちゃんにリラックスをさせてあげましょう。外出先でロングコートチワワちゃんが大好きなオモチャをご持参なさったり、お気に入りのボールで遊んであげてリラックスさせてあげましょう。また、偶然でも上手いタイミングでオシッコをしたら褒めてあげましょう。ロングコートチワワちゃんを「守ってあげる、安心しなさい」という飼い主さんの気持ちがロングコートチワワちゃんに伝わるように振舞うことも大切でしょう。具体的には、車が通る道を渡るときなど、必ず「オスワリ」と落ち着いた声で指示をしていただき、飼い主さんの指示にしたがっていれば安全が守られると感じさせてあげましょう。チワワちゃんやトイプードルちゃんのような小さくて愛らしいワンちゃんはお散歩をなさっていると、可愛くて触りたがる方もいらっしゃいますが、小さなワンちゃんにとって、知らない人の手が触ってくると、かなり恐い出来事なのではないでしょうか。お散歩中に触りたいという方がいらっしゃったら、座った状態でなるべく視線の高さを近づけていただき、ロングコートチワワちゃんがびっくりしないように声をかけたり、手の匂いを嗅がせてから触るようにしていただくなどに注意をしてあげましょう。ロングコートチワワちゃんは6時間くらいオシッコを我慢してしまうので、ご心配のご様子でございますね。ワンちゃんはオシッコをかなりためることができますので、成犬はオシッコをかなり長時間我慢することができます。中には12時間以上我慢するワンちゃんもいます。子犬ちゃんのうちは排泄機能が未発達ですので、成犬に比べて排泄の頻度が高いのが一般的ですが、中には子犬ちゃんのうちからかなりの時間、我慢できる子もみられます。もちろん、適宜トイレに連れて行ってあげたほうが体への影響という点では望ましいのは確かですが、ヒトがオシッコを我慢するのとは事情が違うため、ご心配には及ばないかと存じますので、今はゆっくりと成長を見守ってあげてくださいませ。また、ロングコートチワワちゃんが馴染みの場所だと感じる範囲を少しずつ広げていかれるように、お散歩のルートを少しずつ広げていただき、知らない道を通ったけど大丈夫だった、という自信を付けさせていただき、オシッコができる範囲を少しずつ広げていただくことも重要でしょう。<肉球の色について>ワンちゃんの肉球は、皮膚の角質層の発達した厚い表皮の部分と、その中の軟らかい脂肪球とでできています。厚い表皮の部分は、肢の裏を地面の刺激から守る靴底の役割をしており、脂肪球は肢への衝撃を和らげるクッションの役割をしています。肉球の表皮の角質層の厚さは、ワンちゃんの年齢や生活環境によって変化します。子犬や普段室内のみで生活しているワンちゃんでは、角質層があまり発達せず、軟らかな肉球ですが、成犬の中でも、お外で生活していたり、よくお散歩をするワンちゃんでは、角質層が厚くなり、だんだん硬い肉球になってきて、それだけ、外部の刺激や衝撃に耐えられるようになってきます。ロングコートチワワちゃんは今6か月になられたばかりで、お外でお散歩をし始めたばかりですので、まだ肉球が薄く軟らかい状態である上、保湿クリームでお手入れを習慣的になさっているとのことですから、柔らかな状態が保持されており、あるいは以前より柔らかな状態になり、薄ピンク色になったとお感じになられるのかもしれません。おそらく、お外を歩いて刺激を受けるようになって、これからしっかりした肉球の、厚い角質層が作られようとしているところではないのかとは存じます。ロングコートチワワちゃんが肉球を痛がったり気にして舐めたりというような様子がないようであれば、おそらくは問題ないかと存じます。しかしながら、ロングコートチワワちゃんが肉球を気にする、触られるのを嫌がる、肢を着くのを嫌がるなどの気になる様子がありましたら、動物病院さんを受診されることをお勧めします。ロングコートチワワちゃんの可愛さにご家族様はメロメロなのではないでしょうか?ロングコートチワワちゃんのお健やかなご成長を心からお祈り申しあげております。お気がかりなことがおありの際はお気軽にご連絡くださいませ。今後ともアニコムをどうぞ宜しくお願い申しあげます。
人慣れ、犬慣れ、無駄吠え
投稿者:樋口
投稿日:2011/10/13(Thu) 21:46
No.1001
いつも丁寧なご回答ありがとうございます。今月で8ヶ月になるチワワ♀のソプラと申します。悩みが2つありメールをさせて頂きました。@未だに「人と犬」に慣れず、悩んでいます。 小さいときから人と犬に怖がりだった為数回パピー教室に行ったり、極力ワンちゃんがいる環境(ペットショップやドッグランを見させたり)に連れて行ってましたが全く慣れず、最近ドッグランデビューしたのですが他のワンちゃんに会うと逃げまわります。(散歩は吠えることなくおとなしくすれ違えます。過去数回お尻のにおいを嗅いだり嗅がれたりしたことはあります。) また今ではやっと人に慣れて来たのですが、他人に尻尾を振って喜んで勢いよく走っていくのですが..手前で素早くUターンをしてなかなか触らせてくれません。 協力してもらえる友人がいますが友人とは月に一度位しか会えないため慣れさせるまでの効果がありません。 このような環境で人とワンちゃんに慣れさせるにはどうしたらよいでしょうか?最近、ワンちゃん幼稚園に通わせることも考えていますが効果があるものなのでしょうか?今まだ8ヶ月なのでなんとか克服の道はないかと思っています。Aここ最近になって物音に吠えるようになりました。インターホンや玄関の鍵を回す音はいつも吠え、外で大きな音がしたときはたまに吠えます。ただし「ワン!」と一度だけ吠えるだけでうるさくはありません。一日に2〜3回程度「ワン」を聞くだけなのですがこれも改善したいと思います。効果的な方法はありますでしょうか。 長文になりましたが宜しくお願い致します。
Re: 人慣れ、犬慣れ、無駄吠え
2011/10/18(Tue) 14:10
No.1010
樋口 様高く透きとおるような秋の空が心地良い季節でございますが、樋口様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。この度はご相談をいただきまして誠にありがとうございます。早速、ご案内させていただきますが、実際の様子を拝見しておりませんので、一般的なご案内となりますことをご了承ください。1.人や他のワンちゃんに慣れないソプラちゃんが、人や他のワンちゃんに慣れないとのことでございますね。ほとんどのワンちゃんは、それぞれ恐いものや嫌いなものがあるようでございますが、それに対する行動は、吠えたり、逃げたり、固まったようになったりと、ワンちゃんの個性により異なります。慣れるまで時間がかかるかもしれませんが、ゆっくりと待ってあげましょう。まず、ワンちゃんが嫌いなものや恐いものに、慣れさせていくためには、「少しずつ」そして「良いことと結びつけること」がポイントでございます。少しずつ「大丈夫だった」「楽しかった」という経験を積み重ねることで、ワンちゃんに自信を持たせてあげましょう。例えば、他のワンちゃんがソプラちゃんの見える範囲にいても、ソプラちゃん自身がリラックスできるくらいの環境で、ソプラちゃんの身体をやさしく撫でてあげたり、お話をしたりしながら、楽しい経験をさせてあげると良いでしょう。また、ドッグランなどに連れて行く場合も、急にワンちゃんたちの中に入れると「恐い」という気持ちがさらに強くなることもございます。ワンちゃんがいたけど、恐くなかった、心地良かったという経験を重ね、時間をかけて他のワンちゃんとの距離を少しずつ近づけていきましょう。さて、人になかなか慣れないワンちゃんの中には、お散歩中などに見知らぬ人に「可愛いワンちゃんですね」などと急に触られた経験がトラウマになっている場合もあるようです。特にソプラちゃんのような小型のワンちゃんの身体の大きさからすると、人はかなり大きく見えますので、それだけでも恐怖心を抱く要因になります。そのため、お散歩の時などにソプラちゃんを撫でたいという方がいらっしゃった時などには、その方にしゃがんでいただき、ソプラちゃんに手のニオイを嗅がせてあげ、「触っていい?」と声をかけていただいてから、斜めの位置から手を出すようにしていただきましょう。相手の方にしゃがんでいただくためには、樋口様がまずしゃがんでいただくと良いかもしれません。また、ソプラちゃんが恐がっていたり、緊張したりしている時ほど、飼い主様が「守ってあげるから安心しなさい!」という気持ちで、堂々と落ち着いた表情をソプラちゃんに見せてあげましょう。2.吠えることについてソプラちゃんが最近吠えるようになりお困りとのことでございますね。ワンちゃんはそれぞれ縄張り意識を持っていますので、縄張りの中に危険があるのではないかと感じた時に吠えることはたいへんよく見られます。ソプラちゃんは8か月になられたとのことで、幼い愛らしさの中に少しずつ、大人の表情を見せてくれる頃ではないでしょうか。ちょうどこの月齢くらいのワンちゃんは縄張りに対する意識が強くなり、今まで吠えなかったワンちゃんが吠えるようになることも多く見られます。さて、実際にソプラちゃんが吠え始めるときの様子はお分かりでしょうか。恐怖心から吠えているワンちゃんや、縄張りへ侵入してくる相手を追い払おうと思い吠えているワンちゃんもいますが、ソプラちゃんはどちらでしょうか。今は「外で物音がすると吠える」という行動を取るのが習慣となっているかもしれませんので、「吠える」以外の行動を取るように、習慣付けるのもよろしいでしょう。例えば、ご家族様にもご協力いただき、インターフォンを鳴らしてから、ソプラちゃんが吠え始める前の段階で、「オスワリ」と指示をしてみましょう。落ち着いていたら褒めていただき、吠えないでいると良いことがあると教えてあげましょう。このときにオモチャやオヤツを与えていただいてもよろしいかと存じます。また、ソプラちゃんにとってハウスが安心できる大好きな場所であれば、「ハウス」と指示し、ケージやクレートなどに入るよう促していただいても良いでしょう。その他にも、家の中からあまり外の物音に対して気にならない環境を作ってあげるのも良いでしょう。いつもいるスペースを窓の外が気にならない場所にしたり、カーテンをひいておいたり、小さな音でラジオをかけておくことで、少し外の物音に対する恐怖心が和らぐこともございます。また、ワンちゃんの縄張り意識を強くさせないためにも、「飼い主様に守られている」ことを伝えていただくことも大切でございます。特に、ワンちゃんは不安なときにチラリと飼い主様の様子を見ようとすることが多いのですが、このときに飼い主様が戸惑った姿を見せると、ワンちゃんは余計に不安になってしまいます。飼い主様が落ち着いて毅然とした態度でいることで、「ママが落ち着いているから大丈夫なのかもしれない」と感じさせてあげましょう。インターフォンがなったときなど、あわてて飼い主さんが出る対応から「何か起こるのではないか」と心配をするワンちゃんも多くいますので、できるだけ落ち着いてゆったりと行動していただければと存じます。ソプラちゃんと迎える始めての紅葉の季節でございますね。樋口様とソプラちゃんにおかれましては素敵な秋をお過しください。今後ともアニコムをどうぞよろしくお願いいたします。
輸血
投稿者:小松
投稿日:2011/10/15(Sat) 19:10
No.1004
今日,血管肉腫による手術をしました。脾臓を摘出しましたが出血が多かったので,血小板が非常に少なくなっているため,輸血ができると回復が早くなるので,輸血できる犬を飼い主が探すように言われました。しかし,輸血できるような犬を飼っている知り合いがいません。何か良い方法がないでしょうか?
Re: 輸血
- 獣医師 岸田
2011/10/17(Mon) 19:57
No.1009
小松様この度はご相談を頂きまして、誠にありがとうございます。ワンちゃんが血管肉腫で脾臓摘出術を受けられ、その後、血小板の減少が見られ輸血が必要とのことですね。小松様におかれましてはさぞかしご心配のこととお察し申し上げます。お問合せにつきましてご案内させて頂きますが、一般的なご案内となりますことをご了承ください。人と同様にワンちゃんやネコちゃんでも、さまざまな病気や事故による出血や貧血などが原因で、輸血が必要になるケースは多くみられます。人間では、献血が広く一般的に行われ、血液製剤の供給システムもきちんと確立されているため、必要な時に迅速に輸血を受けることができますが、残念ながら日本では、動物にはそのような確立されたシステムが存在しません。そのため、輸血のための血液の入手方法は動物病院さんによってさまざまです。動物病院における輸血血液の入手方法には、一般的に次のようなものがあります。1.病院で飼育している供血犬、供血猫やスタッフの飼育している動物から供血してもらう条件があえば迅速に輸血を行えるメリットがありますが、通常の病院さんでは飼育している頭数に限りがあり、輸血が重なってしまった場合や、血液型が適合しないような場合には、輸血できない場合もあります。2.患者さんからあらかじめ供血ドナー登録を受けつけ、必要な時にドナーになってもらうドナーの条件は病院さんによって異なりますが、若いこと(7〜8歳まで)、健康であること、おとなしく採血をさせてくれること、ワクチン・駆虫などの予防をきちんと行っていること、妊娠・出産の経験がない、ある程度の体重があるなどが条件となっている病院さんが多いようです。あらかじめ血液型検査などを行っているため、必要なときに適合するドナーを紹介してくれます。3.あらかじめドナーから採取した血液を保存血液としてストックしておき利用する血液の保存できる期間にも限りがありたくさんのドナーを必要とすることや、特別な機材を必要とすることなどから、今のところ行われている動物病院さんは少ないのが現状です。このような方法が利用できない場合、飼い主さんにご自身でドナーを探してきてもらうことになります。しかし、ワンちゃんならどんなワンちゃんでもよいというわけではありません。若くて健康状態がよいこと、事前の健康診断や血液検査で問題がないこと、血液型が適合すること、交差適合試験(供血される血液と輸血されるワンちゃんの血液との間に悪い反応が起こらないかを調べる試験)で問題がないこと、飼い主さんに供血に伴う万が一のリスクを御理解、御承知いただけること等、多くの問題をクリアしたワンちゃんでないと、供血してもらうことはできません。また、輸血される側のワンちゃんがある程度大きなワンちゃんであれば、必要な量の血液を提供してもらうためには、やはり大きなワンちゃんが必要になります。御親戚、お知り合いのつてなどでそのような適切なワンちゃんが見つけられるとよいのですが、どうしても難しいようであれば、かかりつけの動物病院さんに、ドナーとなってくれそうなワンちゃんをご紹介いただけないか、あるいは、そのようなワンちゃんのいる病院さんをご紹介していただくことができないか、ご相談されてみてはいかかでしょうか。また、近隣の動物病院さんなどにそのようなワンちゃんがいるかどうかを問い合わせてみるのも一つの方法だと思います。その他、インターネットでも供血犬を募集するようなサイトがありますので利用してみる方法もあるかと思います。(いろいろなサイトがありますので、信用性に関しては十分注意が必要だと思います。)さらにお住まいの地域によりましては、獣医師会で血液バンクの登録を行っている地域もございますので、お問い合せ頂くのも一つの方法かと存じます。小松様のワンちゃんに適切なドナーが見つかり、輸血を受けて一日も早く元気になられることをお祈りしております。なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、しつけ相談のサービスを承っております。気がかりなことがおありの際には、ぜひご利用くださいませ。お電話番号は、あんしんサービスセンター 0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。今後ともアニコムを宜しくお願い申し上げます。
猫の白血球(リンパ球)の異常
投稿者:Casper
投稿日:2011/10/07(Fri) 20:29
No.997
はじめまして。6ヶ月の猫の白血球の異常値について質問です。本日去勢手術を終えました。去勢手術の前に、血液検査、生化学検査、ウィルス検査をして頂いたのですが、白血球が29.3×1000/μリットルでした。(参考正常値は5.5〜19.5×1000との事ですので、かなり多い数ですよね・・・。)猫免疫不全ウィルス抗体、猫白血病ウィルス抗原はともに陰性でしたので、原因が今のところ不明です。白血球のなかのリンパ球がかなり多いみたいで、今の時点では先生も原因が分からないとおっしゃてました。ただ単に一過性のものなのか否かを判断するために、今月末ぐらいに再度検査する予定です。先生はきちんと説明してくれ、かつ、私が必要以上に不安にならないような配慮もして下さるのですが、やはり不安です・・・。この様なリンパ球の増加はどのような原因が考えられるでしょうか?
Re: 猫の白血球(リンパ球)の異...
2011/10/13(Thu) 17:51
No.1000
Casper 様この度はご相談を頂きまして、誠にありがとうございます。6か月のネコちゃんの血液検査でリンパ球の増加が見られ、ご心配されているとのことですね。お問合せにつきましてご案内させて頂きますが、実際のご様子を拝見していませんので、一般的なご案内となりますことをご了承ください。リンパ球は、白血球の一つで、免疫を担当している細胞です。細菌やウイルスなどの異物に対して抗体(免疫グロブリン)を産生して攻撃したり、病原体に感染した細胞や腫瘍細胞を破壊したりするという働きをしています。血液中のリンパ球が増加した状態をリンパ球増加症と言います。リンパ球増加症は、慢性的な感染症やウイルス血症、免疫介在性疾患など、強い免疫刺激があったときに見られます。リンパ性白血病、リンパ腫などの腫瘍性疾患や、ネコ白血病ウイルス感染症でも見られることがあります。一方で健康上全く問題のないネコちゃんでも、運動や興奮などに伴って、一過性のリンパ球増加症が見られることがあります。また、生後6カ月を過ぎると、大人と同じくらいの数になると言われていますが、子ネコでは大人のネコちゃんより白血球数とリンパ球数が多いのが普通です。(なお、総白血球数5.5〜19.5×1000/μLは大人のネコちゃんの正常値で、 子ネコちゃんの場合、これより多くても正常の場合があります。)血液検査でリンパ球増加症が認められた場合、それが生理的なものなのか、病的なものなのかは、今までの病歴、身体検査やその他の血液検査などの結果等を総合的に見て判断することになります。また、増加しているリンパ球が正常なリンパ球なのか、あるいは、正常なリンパ球とは異なった形態のリンパ球(リンパ性白血病、リンパ腫などの腫瘍性疾患で見られる)なのかを調べるために、血液塗抹検査(顕微鏡で血液中の細胞を形態的に調べる検査)を行うことも重要です。Casper様のネコちゃんは、去勢手術の際の血液検査で白血球数とリンパ球数の増加が認められたとのことですね。・現在ネコちゃんの健康状態に問題がないこと、・6か月の子ネコちゃんでもともとリンパ球数が多い可能性があること、・運動や興奮などに伴う生理的なリンパ球増加症の可能性があること、・形態的に異常なリンパ球が認められなかったこと、などの理由から、経過観察で後日再検査ということになったのではないかと推測されます。万が一、今後もリンパ球数の増加が長期にわたって続く場合や、発熱、体調不良等の臨床症状が見られる場合には、何らかの疾患に関係している可能性もありますので、より詳しい検査が必要になると思います。しかしながら、健康状態に問題がなく、次回の再検査で数値が落ち着いているようであれば、まずご心配はいらないと存じます。再検査の結果が出るまでご不安なこととは思いますが、今までの経緯から考慮し、問題のないものである可能性も高いため、あまりご心配されすぎずにお過ごしいただければと思います。なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、しつけ相談のサービスを承っております。気がかりなことがおありの際には、ぜひご利用くださいませ。お電話番号は、あんしんサービスセンター 0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。今後ともアニコムを宜しくお願い申し上げます。
他の犬に興奮してしまう。
投稿者:西田勇
投稿日:2011/10/08(Sat) 16:31
No.998
躾の相談です。我が家の、1歳2カ月になるフレンチブルドッグの事なんですが。最近、犬に対して興奮してしまうんです。 以前は、 そんな事なかったんですが。。。 威嚇じゃなく、 遊びたくてしょうがない感じで、突っ込んで行ってしまうんです。 遊びたい気持ちは解るんです。 でも、 あの体で、トイプードルやチワワみたいな小型犬に突っ込んで行っちゃうと。。。 先日、 他の飼い主さんに迷惑かけてしまって。 甘噛みしてしまって、 トイプードル、脅えさせてしまったんですよね。 抱っこして、 行かせないようにすると、 「ギュゥーン!!!!」って、高い声出して。バタバタと暴れてしまいます。 家では吠える事も一切ないんです。 待て、おいで、ハウスと云ったコマンドにも従順に従ってくれます。 本当に良い子なんです。 でも、 躾が甘かったのかな。と、 散歩時も多少引っ張ってたんで。 躾し直しのつもりで取り組み。最近では、 引っ張り癖も殆んど解消し、自分の横をゆっくり一緒に歩いてくれます。 ただワンコを見掛けると、 スイッチが入ったように、 コントロールが効かなくなるんです。 どうしたら良いものか? このままじゃ遊べない事が、ストレスになってしまわないかと心配で。 ドッグトレーナーの躾教室等も考えたのですが、 まずはこちらに相談メールさせてもらいました。
Re: 他の犬に興奮してしまう。
2011/10/13(Thu) 16:35
No.999
西田 勇 様秋も深まり、紅葉の報せも聞かれるようになりましたが、西田様におかれましては、いかがお過ごしでしょうか。西田様のお話を伺っていると、フレンチブルドッグちゃん愛らしいご様子が目に浮かぶようでございます。そんなフレンチブルドッグちゃんの唯一のお困りごとが、他のワンちゃんと遊びたいがゆえにコントロールが効かなくなるとのことですね。遊びたくて仕方がなくて、と分かっていらっしゃるだけにお辛いこととお気持ちお察しいたします。早速ご案内をさせていただきますが、実際のご様子を拝見していませんので、一般的なご案内となりますことをご了承くださいませ。ワンちゃんが何かに夢中になって興奮しているときは、落ち着かせようと声をかけたり、叱ったりして周りが騒ぐと、逆にワンちゃんの興奮を煽ってしまうことがほとんどです。興奮しているワンちゃんを落ち着かせるポイントを、以下にご案内させていただきますので、ご参考にしていただければ幸いでございます。1. 「飼い主様に呼ばれたら良いことがある」と思わせる日常生活の中で、「名前を呼び、フレンチブルドッグちゃんが振り向いたら褒める」ということを続けていただくのは、たいへん大切なことです。ワンちゃんは飼い主様の笑顔を見ることが大好きですから、声に反応して西田様を見たときには、西田様の笑顔がご褒美になるでしょうし、あるいは、フードを一粒与えていただいてもよろしいでしょう。「飼い主様の指示にしたがうと、良いことがある」と繰り返し教えていくことで、興奮したときであっても、「何はともあれ、飼い主様の言うことを聞こう」という反応をフレンチブルドッグちゃんが取るようになるかもしれません。2. 「落ち着いていると良いことがある」と思わせるワンちゃんは、「自分がした行動の後にどのようなことが起きたか」ということをたいへん良く覚えており、こういった経験を元にさまざまな行動を選択するようになります。たとえば、興奮した後に他のワンちゃんと遊べたという経験があれば、興奮した後に、ご褒美を得たわけですから、どんどんと興奮をするようになってしまいかねません。また、ワンちゃんは一度、ご褒美を得た経験に対しては、かなり執着をしますので、たいへんではありますが、「興奮していたら、良いことがあった」という経験をさせないことが重要です。そして、「落ち着いていたら良いことがあった」という経験をさせていただくことが大切です。しかしながら、いったん興奮してしまうと収集がつかなくなるのがワンちゃんですから、興奮する寸前に手を打っていただく必要がございます。そのため、いつもならこれから興奮するかもしれない、という状況になった時には一旦、「おすわり」と落ち着いた声で指示をしていただいたらいかがでしょうか。また指示するタイミングですが、他のワンちゃんがフレンチブルドッグちゃんの視界に入っていても、まだ興奮する状態に至っていない時点で、落ち着いた表情と声で「オスワリ」と指示をしましょう。そして、フレンチブルドッグちゃんが落ち着いて指示に従えた場合には、他のワンちゃんと遊ばせてあげます。落ち着いたら、いいことがあったと教えていただければと存じます。3.何がいけなくて何が好ましいのかを教える。突進したら、その瞬間に低くて落ち着いた声で「ダメ」と叱っていただき、上手に遊んでいるときには、「上手に遊べてお利口」と褒めてあげましょう。なお、一旦座らせて落ち着かせるということは、日常生活の他の場面でも同様でございます。例えばフレンチブルドッグちゃんが西田様のところに「遊んで!」とオモチャを持ってきたときなどには、「オスワリ」といったん座らせていただき、「言うことをきいて、お利口だったから遊ぼうね」と落ち着いた状態で遊ばせるようにしましょう。4.飼い主様が落ち着いた表情を見せるフレンチブルドッグちゃんが興奮しているときは、どうしても飼い主様は何とかしなくてはと、慌ててしまわれるかとは存じますが、フレンチブルドッグちゃんのペースにのまれないことが大切です。飼い主様は常に落ちついて堂々している、という雰囲気でいていただければと存じます。たいへんかとは存じますが、根気強く対応いただくことで必ず改善するかと存じます。どうぞあきらめず頑張ってくださいませ。爽やかな秋の透き通った空気の下、枯葉を踏みしめてのお散歩が楽しい季節でございますね。西田様におかれましては、フレンチブルドッグちゃんと素敵な秋をお過しください。今後ともアニコムをどうぞよろしくお願いいたします。