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ドッグフード&ご飯

投稿者:はっしー

投稿日:2015/04/13(Mon) 19:43

No.3951

血液検査で2ワンコとも尿酸窒素が高い値がでました。
食べ物が原因と言われました。確かにお肉中心なのです。
ドッグフードも85%がお肉・内臓で、他は野菜・果物のグルテンフリーです。
とてもいいドッグフードだと聞いて食べさせていたのですが。。。
おやつがお肉だったのもいけないのかもしれません。
野菜が確かに少ないのですが、アミノ酸値は、
お肉は100だし、野菜の方が100ないものが多いし。。。
ほとんどの食べ物でタンパク質が入ってるし。。。
何をあげたらいいのかわからなくなってしまいました。
たんぱく質が多いといけない!と言われても、野菜に変えてもタンパク質はあるし。。。
一体、何を食べさせたらいいのでしょうか?
肉のタンパク質だけがダメなのでしょうか?

それとドッグフードの箱に書かれてる、
粗タンパク質○○%の表示がたんぱく質が
含まれてる量なのでしょうか?
獣医さんにたんぱく質が3割と言われました。
ドッグフードをみたら、39%以上と書いていたので、
1割多い?と思ってる所です。

よろしくお願い致します。

Re: ドッグフード&ご飯

- 獣医師 山田

2015/04/15(Wed) 15:28

No.3956

はっしー 様

木々もすっかり芽吹き、新緑の葉が茂る季節となりましたが、
はっしー様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。
この度はご相談をいただきまして、誠にありがとうございます。
はっしー様の2頭のワンちゃんたちは血液検査で、尿素窒素が高く、
かかりつけの先生からは「食べ物が原因」というお話があったのですね。
早速ご案内させていただきますが、一般的なご案内となりますことをご了承下さい。

タンパク質は被毛や筋肉などを作るために必要なアミノ酸を供給するだけでなく、
酵素やホルモン、病気に対する免疫反応の担い手となる抗体などの構成成分にも
なる重要な栄養素です。
もともと肉食動物のワンちゃんは米などの炭水化物が主食である人間より
多くのタンパク質の摂取が必要です。
タンパク質が体内で分解されると、アンモニアが発生します。
このアンモニアは有毒なため、肝臓で無毒な尿素に代謝されます。
尿素は再利用されることなく、腎臓から尿中に排泄されますが
腎機能が低下していると、尿素の排泄量が減少するため、
血液中の尿素量が上昇します。
このことから、血液中の尿素に含まれる窒素成分(尿素窒素-BUN)の値は、
腎機能の指標として広く用いられています。

腎臓の働きが悪くなると尿素窒素(BUN)は高値になりますが、
それ以外に、食事内容(タンパク質の摂りすぎ)や脱水、循環不全、
消化管出血等の腎臓以外の影響でも尿素窒素の数値は高くなります。
尿素窒素の基準値は検査機器にもよりますが、おおよそ 7 – 30 mg/dL程度
となります。高タンパク食の摂取などによっては、 50 mg/dL程度までの上昇する
こともあると言われています。

はっしー様はワンちゃん達のお食事をいろいろ考えたところ、
何を与えたら良いのかわからなくなってしまったとのことですね。
上述のように、タンパク質は体を作ったり免疫力を保つために、大変重要ですが、
ただ、たくさんタンパク質を摂取したら良いというものではなく、
バランスが大切になります。

ドッグフードは、毎日の主要な食事として給与することを目的とし、
ペットフードと水だけでそれぞれの成長段階における健康を維持できるような
栄養的にバランスのとれた製品であり、「ペットフード公正取引協議会」の定める
分析試験の結果、その基準を満たしている総合栄養食と、
特定の栄養の調整又はカロリーの補給を目的とするその他の目的食に
大きくわかれています。

はっしー様のワンちゃんが現在食べているお食事は、おそらく総合栄養食
かと思われますが、この総合栄養食はワンちゃんに必要な栄養を
バランスよく含んでいます。
フードのタンパク質含有率は、低いものから高いものまで様々ですが、
ワンちゃんの健康維持に際して妥当だとされている範囲だと考えられます。
ただ、タンパク質はメインのフードだけではなく、おやつにも含まれます。
一般的に、総合栄養食の他に、おやつを与える場合には、
栄養のバランスから考えると、一日に与えるすべての食事量の一割程度、
多くても二割以内であることが推奨されております。
おやつを与える時には、その分だけ、フードの量を減らす必要があります。
はっしー様のワンちゃんはおやつにお肉を食べていらっしゃるとのことですので、
総合栄養食+αでタンパク質の摂取が少し多くなっているのかもしれません。
おやつを一度やめて、今の総合栄養食のみにしていただいたり、
おやつをお肉よりもタンパク質が少ないものに切り替えてみるのなど
試してみてはいかがでしょうか。
それでも、尿素窒素の数値が高いようであれば、
主食のフードの変更を検討されてみてはいかがでしょうか。

次に「粗タンパク質」についてですが、「粗タンパク質」とは、
直接たんぱく質を定量するのではなく、食品中の窒素量を定量し、
タンパク質に換算する方法で測定したものになります。
窒素はタンパク質のほか、アミノ酸やアミン、アンモニアなどからも由来することから、
粗タンパク質と言われます。
つまり、タンパク質の原料となる成分がどれくらい含まれているか、
おおよそのタンパク質の含有量がどれくらいかというものを表しています。
そのため、はっしー様のワンちゃんが今現在食べているフードは
粗タンパク質が 39 %以上とのことなので、
39 %以上タンパク質の原料となる成分が含まれているという、
大まかな目安となります。

ワンちゃんが必要とするタンパク質の量は、年齢や運動量、健康状態など
によっても異なります。
一般的に、幼齢犬や妊娠・授乳中の母犬や運動量の多いワンちゃんには
高タンパク食を与えることが良いとされていますし、逆に高齢犬では、
あまり高タンパクな食事は内臓機能に負担がかかると言われています。
その子その子に合ったバランスの良いお食事をご選択いただく事が重要です。

ただ、どのようなフードを選択すべきかは、大変悩まれる事だとおもいます。
はっしー様がおっしゃる通り、「タンパク質」といっても、肉など動物性タンパク質
と植物由来の植物性タンパク質があり、その種類は多種多様です。
野菜も植物性タンパク質を含んでいますが、その種類によって含有量が異なります。
例えば、タンパク質を多く含むものとしては豆類、トウモロコシ、ブロッコリー
などで、キャベツやキュウリ、レタスは豆類に比べるとタンパク質の含有量が
比較的少なくなります。
また、植物性タンパク質ではワンちゃんの必須アミノ酸を全て
まかなうことができず、ワンちゃんは植物性タンパク質の分解が苦手という事も
ありますので、今後、どのようなお食事をご選択いただくかについては、
かかりつけの先生ともご相談いただき、今の2頭のワンちゃんに適した
フードをお選びいただけたらと思います。

春風が気持ちよく、過ごしやすい季節になってきましたが、
はっしー様とワンちゃん達がお元気にお過ごしいただけたらと存じます。
また何か気がかりなことがございましたらご相談下さい。

なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、
しつけ相談のサービスを承っております。気がかりなことがおありの際には、
お気軽にご利用くださいませ。
お電話番号は、あんしんサービスセンター0800-888-8256です。
平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)
土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。

今後ともアニコムをどうぞよろしくお願い申し上げます。




Re: ドッグフード&ご飯

- はっしー

2015/04/15(Wed) 22:43

No.3959

こんばんは。なるほどですねぇ〜
やはり、おやつとトッピングに問題があったのですね。。。
ドッグフードが規定量だとあまりに少なくて。。。
ちゃんと計算されてるものをいじってはいけないですね。。。
お兄ちゃんワンコの親戚が2ワンコ、門脈シャントの疑い(1ワンコは手術済)で、病院で「その病気のワンちゃんにこの肉量のドッグフードは。。。」と言われてしまいました。
なので余計分からなくなってしまいました。
ドッグフードは難しいですね。。。
数値が悪いのは事実なので、がんばってみます!
獣医さんでもご飯まで詳しい方はあまりいないので、
ほんとこういう時は困ります。。。
ありがとうございました!



Re: ドッグフード&ご飯

- はっしー

2015/04/15(Wed) 23:29

No.3960

ちょっと分かりにくい文章になっていたので。。。
うちの子がシャントの診断を受けた訳ではありません。
血液検査の時に一緒にできなか?という事で先生にお話ししたんです。
そしたら、再検査の時に、
「もし、シャントだったら、このご飯は辛い」
と言われたのです。。。

栄養学をもっと勉強してみます!



Re: ドッグフード&ご飯

- 獣医師 山田

2015/04/17(Fri) 17:06

No.3963

はっしー 様

この度はご丁寧にご返信をいただきまして、誠にありがとうございます。
はっしー様のこんなにも深く強い愛情に包まれて過ごすワンちゃんは
ほんとうに幸せでございますね。

ワンちゃんの血縁に門脈シャントで手術をされた子がいらっしゃるのですね。
門脈シャントは肝臓で無毒化されるべき有害物質が処理されないまま
直接全身を回ってしまい、さまざまな症状が引き起こされる病気です。
そのため、アンモニアの産生をできるだけ抑制する必要があり、
低タンパク質の食事を与える食事療法やアンモニアの産生や吸収を防ぐ薬剤の投与、
その他、さまざまな症状に応じて症状を抑える薬を投与します。
また、症状が強くみられる場合や根治を目的とする場合などは、
シャント血管の閉鎖手術を行ないます。
はっしー様のワンちゃんは、門脈シャントではないとのことですが、
尿素窒素は正常より高い数値とのことですので、
是非、かかりつけの先生にもお食事面のご相談をいただけたらと思います。

また、気がかりなことやご心配なことがございましたら、いつでもお気軽に
お声掛けください。
今後もどうぞよろしくお願い致します。



Re: ドッグフード&ご飯

- はっしー

2015/04/19(Sun) 10:46

No.3964

すいません。
もぉ1つ、質問が。。。
穀物がワンちゃんは苦手という情報と雑食だから大丈夫という情報と両極端で迷ってます。
消化が苦手なものが入っていた場合、消化はどうなるんでしょう?
分解されず、ウンコになって出てしまうのでしょうか?
野菜のたんぱく質の分解が苦手と書かれているので、分解されないと分解された時の副産物はできないから尿素窒素は上がらいのでしょうか?
それとも、分解されなくても、尿素窒素は上がるのでしょうか?
情報を調べれば調べるほど、分からなくなりました。
すいませんが、よろしくお願い致します。



Re: ドッグフード&ご飯

- 獣医師 山田

2015/04/21(Tue) 19:36

No.3968

はっしー 様

この度はご質問いただきありがとうございます。
ワンちゃんに穀物を与えることについての両極端の情報をご覧になり、迷ってしまっていらっしゃる
とのことでございますね。
どうぶつたちの口の中に入った食べ物は唾液と混ざり合い、飲み込まれて食道に入ります。
食道に入った食べ物は、食道の壁から産生される粘液の働きと筋肉の収縮によって
胃に送られます。胃は袋状をしており、食道に続く入り口部分を噴門(ふんもん)、
十二指腸へと移行する出口部分を幽門(ゆうもん)と言います。
胃の主な働きは「食べ物の貯蔵」と「消化の準備」です。
胃では、強酸性の胃酸とタンパク質の分解酵素であるペプシンを主成分とする胃液が分泌されます。
胃粘膜から分泌される粘液が胃内部を覆い、加えてプロスタグランジンという生理活性物質(※)が
胃粘膜の血流を促進したり細胞を修復したりすることで、強酸性の胃液からどうぶつ自身の胃を
守っています。胃で軟らかくドロドロの状態になった食べ物は少しずつ小腸に送られ、小腸で本格的な
消化・吸収に入ります。
※ホルモンや神経伝達物質のように、体の機能の調節や活性化などの作用をもたらす物質が
生理活性物質です。

本格的な消化と吸収をする臓器である小腸は、胃に近いほうから十二指腸、空腸、回腸と呼ばれます。
膵臓からは膵液が、肝臓からは胆汁が分泌され、どちらも十二指腸に流れてきます。
また十二指腸を含む小腸全域には腸液が流れてきています。
これらの消化液の力により、脂肪は脂肪酸とグリセリンに、タンパク質はアミノ酸に、炭水化物は単糖に
というように、食べた物がさらに小さな成分へと消化されていきます。

膵液には、「食べ物を分解して体内に吸収しやすい大きさにする」という働きがあり、リパーゼ、
アミラーゼ、トリプシンといった消化酵素が含まれています。
胆汁は脂肪を水に溶けやすく変え、小腸で吸収しやすくするという働きがあります。
膵液や胆汁はアルカリ性ですので、胃を通過して十二指腸や小腸に入った内容物のpHは、
すぐに酸性から中性へと中和されます。

小腸で栄養を吸収した血液は門脈を通って肝臓に送られます。肝臓では血液の栄養成分の加工と
貯蔵、血液中の有害成分の解毒が行われます。その後、血液は肝静脈を経て心臓に戻ります。
栄養が吸収された後の不要な物は、盲腸、結腸、直腸から成る大腸に送られ、
水分が吸収され、ウンチが作られ、最終的には肛門から排泄されます。

さて、多くの穀物は、炭水化物だけでなく、タンパク質も含んでいます。
炭水化物は、消化・吸収できる「糖質」と消化ができない、あるいは難しい「食物繊維」の総称になります。
食物繊維には水溶性のものと不溶性のものがありますが、不溶性の繊維の代表的なものは
野菜など植物の繊維類であるセルロースです。

ワンちゃんの食性の特徴として、かつては肉食動物であったが、人との生活の中で雑食化したと
されていたこととも関わりがあるのかもしれませんが、はっしー様がおっしゃるように、
ワンちゃんはもともと穀物などの炭水化物の消化があまり得意ではないと言われています。

肉などの動物性食品は消化吸収が速やかであるのに対して、植物性のものはやや時間がかかります。
そのため、草食動物は肉食動物よりも長い腸をもっています。
ワンちゃんの腸は草食動物よりも短いため、穀類などの炭水化物の消化があまり得意ではないと
言われています。その代りに、肉などのたんぱく質を効率よくエネルギー源として使用するようになっています。

消化されない食物繊維を沢山摂取した場合、胃腸は時間をかけて分解しようと頑張りますが、
上手くできず、そのまま便として排出されます。
しかし、食物繊維を上手く消化できない事が利点になることもあります。
1.消化されないので、便の量を増やし、腸壁を刺激するため、便秘予防。
2.消化されないので、胃の中でとどまる時間が長くなるので、腹持ちがよい。
3.適度な量の食物繊維は小腸内の腸内細菌のバランスを維持し、整腸作用を持つ。

野菜には、ビタミンやミネラル、食物繊維などの他、タンパク質も含まれます。
先にご案内した通り、ワンちゃんは食物繊維のうち、不溶性の食物繊維を消化することができないので、
食物繊維が豊富な野菜は、なかなか消化されませんし、
動物性たんぱくに比べると植物性たんぱくの消化吸収には時間がかかります。
また、野菜、穀物(小麦・米)などの植物性たんぱくが分解された際にも、尿素窒素は発生します
もちろん、尿素窒素を産生するという点は心配でございますが、
健康な体を維持するためには適度のタンパク質の摂取はたいへん重要なことでも
ございます。
何をどれだけの分量で与えるかについては、とても難しく悩まれるところだと思いますが、
消化性の高い蛋白質でバランスの良い食事がよろしいかとは思います。
そして、何より、2頭のワンちゃんたちがおいしくお食事を摂取いただける事
ではないかと思います。

花冷えの時節でございますが、はっしー様におかれましては
くれぐれもお体をご自愛ください。
今後もどうぞよろしくお願い致します。



Re: ドッグフード&ご飯

- はっしー

2015/04/21(Tue) 22:28

No.3969

ありがとうございます!
とっても分かりやすかったです!
そういう経路でウンコになるんですね。。。
消化とはそういうものなんですねぇ〜
人間もそうですが、食べ物は難しいです。
自分のものより気を使います!
私があげるものでこの子達の健康が決まるかと思うと
責任がありすぎて、今の知識ではダメだわ!って思います。
まだまだ勉強したいと思います!



Re: ドッグフード&ご飯

- 獣医師 山田

2015/04/22(Wed) 11:44

No.3970

はっしー様

この度はご丁寧にご返信をいただきまして、誠にありがとうございます。
お話のご様子からはっしー様のワンちゃんに対する責任感の強さと、
愛情の深さが伝わってまいります。
はっしー様のワンちゃんは幸せでございますね。

はっしー様とワンちゃんの、笑顔いっぱいの毎日をいつも応援いたしております。
今後ともアニコムをどうぞよろしくお願いいたします。



頸椎ヘルニアの可能性

投稿者:ちょこ

投稿日:2015/04/21(Tue) 10:03

No.3965

先週の日曜日に、もうすぐ11才になるポメラニアンの女の子に頸椎ヘルニアのような症状が出ました。具体的には、
・歩いているときにキャンとなくことがある
・前左足及び前左側にまひがあり、転ぶ
・首が曲がっている
・ふらふらしている
血液検査は異常なく、レントゲンを取りましたが、もしかしたら頸椎ヘルニアかな程度の診断しかできず、今週末にMRIの予定を入れています。
ただ、1人暮らしで飼っているので、そんなに手術をしたり検査をするお金がなく、この検査が最後になる可能性が高いです。
そんな中、ここ数日は、普通に歩けるようになったり、走ったり、まひもなくなり、しばらく様子見でも良いのではないかなと考えるようになりました。
そもそも頸椎ヘルニアではない可能性も高く、以下の症状があることから、神経症かもしれないとも言われており、どうしたらよいのかわからなくなってきあした。
・寝起きだけにまひ及びふらつきがみられる
・斜頸がある
・ふらつき及び転倒が一時期ひどかった

そこで、ご質問です。
@最後となっても、はやいうちにMRI検査をするべきでしょうか。
A症状的に、頸椎ヘルニアと神経症とどちらの可能性が高いでしょうか。
B今後、どのように行動するのが犬ちゃんにとって幸せな結果となるでしょうか。金銭面からできる措置が限られており、どうかアドバイスをいたあきたく存じます。最期まで健康で、かつ、自分で歩けて散歩を楽しめることを私は目標としています。

Re: 頸椎ヘルニアの可能性

- 獣医師 酒井

2015/04/21(Tue) 17:44

No.3967

ちょこ 様

春らしい気まぐれなお天気が続いておりますが、ちょこ様におかれましては
いかがお過ごしでしょうか?
さて、この度はご相談いただきまして、誠にありがとうございます。
ちょこ様のもうすぐ11歳になる女の子のポメラニアンちゃんが、頸椎ヘルニアの疑いがあるということで、
今後の検査や治療をどのようにするのがよいかのご相談でございますね。
早速ご案内させていただきますが、実際のご様子などを拝見していませんので、
一般的なご案内となりますことを何卒ご了承ください。

ちょこ様のポメラニアンちゃんは
確定診断のためにMRI検査を予定しているということでございますね。
今回のポメラニアンちゃんの症状からは、何らかの疾患により、神経症状が出ていることは明らかですが、
その原因を知るためにはMRIやCT検査などの画像診断が必要となります。
頸椎のヘルニアなどで、神経が圧迫を受けて麻痺が起こっている場合には、
なるべく早めに手術をして、圧迫の原因を取り除くことによって、回復を促します。

しかし、ポメラニアンちゃんは、ここ数日で普通に歩けるようになり、走ることもでき、
麻痺も無くなっているということでございますね。現在は内服薬で、治療中ということでしょうか。
安静にして、消炎鎮痛剤を飲むことにより、強い痛みを伴わず、症状の改善が認められる場合には、
内科的な治療を続けることも選択肢の1つになってきます。

次にちょこ様からいただいたご質問にそれぞれご案内いたします。
ご参考にしていただきましたら幸いでございます。

1.「最後となっても、はやいうちにMRI検査をするべきでしょうか」につきまして
ちょこ様はお一人でポメラニアンちゃんを育て、守っていらっしゃるのでございますね。
ワンちゃんとの暮らしは楽しいことも多くございますが、体調を崩したときなど、
費用の面でたいへんでございます。ポメラニアンちゃんは症状の改善も認められているところで
ございますので、今後MRIの結果次第で、すぐに手術をするということが難しいのであれば
必ずしもMRI検査が必須というわけではないかと存じます。

2. 「症状的に、頸椎ヘルニアと神経症とどちらの可能性が高いでしょうか」につきまして
「神経症」というのは精神疾患の用語で、ワンちゃんではパニック障害や強迫性障害などになりますので、
おそらく頸椎ヘルニア以外の脳、神経疾患ということで、脊髄梗塞や腫瘍による神経症状を伴う
病気ということではないかと推測されますが、このような神経疾患の鑑別(区別)は、
やはりMRIやCT検査などの画像診断を行わなければ判断は難しいかと思われます。

3. 「今後、どのように行動するのが犬ちゃんにとって幸せな結果となるでしょうか。
金銭面からできる措置が限られており、どうかアドバイスをいたあきたく存じます。
最期まで健康で、かつ、自分で歩けて散歩を楽しめることを私は目標としています」につきまして
高度医療の進歩に伴い、様々な検査や、治療など選択肢は増えていますが、その中でも、
それぞれのご事情の中、可能な範囲で検査や治療方法を選んでいくことが求められています。
また、ちょこ様が仰る通り、その中で可能な限り最後まで健康で、自分で歩くことができ、
お散歩を楽しむことができる毎日を送ることが飼い主さんの切なる願いだと思います。
現在の状況を伺う限りでは、症状がかなり改善し麻痺もなく元気に走りまわっているとのこと
ですので、先生に触診などによる神経学的な検査をしていただきながらにはなりますが、
内科的な治療を継続していくのがよろしいかと存じます。
ただし、一旦回復したように見えても、運動をして無理がかかると再発をすることもありますので、
なるべく安静に過ごしていただき、滑ったり、高いところから衝撃を受けるようなジャンプをしたり
することがないよう、お家の中の安全も見直していただくとよろしいでしょう。
また、内科治療中であれば、症状が落ち着いたからといって投薬をやめることなく必ず、
かかりつけの先生の指示に従うことが大切です。また再発の可能性もありますので、
体に無理のかからないよう日常の生活に注意し、普段の様子をよくみて、
何か異常を感じたらすぐに先生に相談するようにしましょう。

なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、
しつけ相談サービスを承っております。
気がかりなことがございましたら、お気軽にご利用ください。
お電話番号は、あんしんサービスセンター0800-888-8256です。
平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)
土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。

気温の変動の激しい時期ではございますが、お風邪など召されませぬよう
くれぐれもご自愛下さい。
今後ともアニコムをどうぞよろしくお願い申し上げます




無題

投稿者:ラファ

投稿日:2015/04/14(Tue) 12:12

No.3953

すみません先程の馬尾症候群の犬は現在、一歳七ヶ月のオスで、犬種はビションフリーぜです

Re: 無題

- 獣医師 酒井

2015/04/16(Thu) 15:57

No.3962

ラファ 様

No.3953に関しましては、NO. 3952のご相談と併せて
ご案内をさせていただいております。
何とぞご了承いただきますようお願い申し上げます。



トイレについて。

投稿者:はる

投稿日:2015/04/14(Tue) 19:03

No.3955

5ヶ月すぎの女の子のわんちゃんです。おトイレは大体覚えているようですが、時折おトイレではない場所でしてしまいます。おトイレが汚れているわけでもなく、特に何かを要求しているわけでもなさそうです。ただ単に100%覚えていないだけなのでしょうか……?

Re: トイレについて。

- 愛玩動物飼養管理士

2015/04/16(Thu) 15:47

No.3961

はる 様

若草萌える頃でございますが、
はる様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。
はる様のワンちゃんは5ヶ月とのことですね。
可愛くて、ご家族様の笑顔を一身に集めていらっしゃるのではないでしょうか。

さて、この度はご相談をいただきまして、誠にありがとうございます。
はる様のワンちゃんは、だいたいトイレでの排泄を覚えているけど
時折トイレではないところでするのでございますね。
早速、ご案内をさせて頂きたく存じますが、
一般的なご案内となりますことをご了承ください。

5ヶ月ごろの子犬ちゃんは、オシッコの回数はまだ多く、
月齢的に排泄のための機能がまだ完成していない頃であることが一般的です。
また、嬉しかったり、興奮したときにお漏らしをしてしまったり、
夢中で遊んでいるときに間に合わず、トイレ以外でしてしまうことも
良くみられます。
空間の認識もあやふやな頃だと思われますので、ケージから出て遊んでいる
うちに、トイレのある場所はどこなのかが分からなくなってしまうことも
多いのではないでしょうか。
粗相がみられる場合、中には体調不良が原因の場合もございますし、
発情期の間はホルモンの関係で尿量が増える傾向がありますが、
はる様の子犬ちゃんは、はる様がおっしゃるように、
まだ完全に覚えていないだけのような感じがいたします。

はる様におかれましては、トイレを汚れたままにしないように
気を配っていらっしゃるご様子、素晴らしいことでございますね。
ワンちゃんはトイレをしようとしたときにトイレが汚れていて戸惑い、
トイレでの排泄をしなくなることも、また、トイレの位置を変えたなど、
環境の変化があると、分からなくなってしまうこともございます。
この他、トイレでの排泄中に地震などの怖いことがあり、
同じトイレでできなくなることもございます。
この他にもワンちゃんはラグやマットなど、
フワフワしたものの上でしてしまう傾向が強くみられますので、
しっかりとトイレでの排泄を覚えるまでは、
紛らわしいものをおいておかないことも必要でしょう。

ワンちゃんには、このようにさまざまな原因で、
トイレでの排泄がうまくいかなくなることがみられます。
このようなときのご対応ですが、叱ったり、騒いだりしないほうが
よろしいでしょう。
飼い主様は排泄行為をトイレでしなかったことを叱ったつもりでも、
ワンちゃんは排泄行為そのものがいけないと思ってしまい、
隠れたところで排泄をするようになってしまうこともあるからです。
また、叱られたことを「構ってもらえて嬉しい」と思ってしまう子もいますし、
粗相を見つけた時なのですが、飼い主様が「あらーっ」と声を上げた様子を、
「注目を浴びたこと」「ご褒美」だと思ってしまい、トイレではない所でする
ことが、ご家族の注目を浴びることの一つの手段となってしまうこともあります。
このようなことを防ぐため、トイレ以外のところで排泄をしてしまっても、
声をあげたり、叱ったり、騒いだりなさらず、
「とにかくできたら褒める」ということが重要でしょう。
また、中には、オシッコを片付ける際の飼い主様の手にある白い雑巾に反応して、
「遊べる」と喜ぶワンちゃんもいますので、片付ける際には、
あまりその様子を見せないほうがよろしいかもしれません。

また、トイレがケージの中にあることも多いと思いますが、
「叱るとケージに入れる」ということを繰り返している間に、
ケージの中に入りたがらなくなり、トイレのために戻るのも躊躇してしまう
ことも中にはございますので、ケージの中に入ったらよいことがある、
ケージは安心できる場所だと感じさせてあげましょう。
また、お宅での、遊んでも良いスペースが広くて、トイレまで戻るのが
大変であることもあるでしょう。
そのような場合、もう一ヶ所トイレを用意いただくのも一つの方法でしょう。

なおアニコムでは、お電話でのしつけ・健康相談サービスも行っておりますので、
お気軽にご利用ください。
電話番号は、あんしんサービスセンター 0800-888-8256です。

平日9:30〜17:30 / 土日祝9:30〜15:30
土日祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。
なお、日・祝日および年末年始はお休みさせていただきます。

はる様の子犬ちゃんのお健やかなご成長をお祈りいたしております。
体調管理の難しい季節ですが、くれぐれもご自愛ください。
今後ともアニコムをどうぞよろしくお願い申し上げます。



犬の馬尾症候群

投稿者:ラファ

投稿日:2015/04/14(Tue) 12:06

No.3952

1月7日にトリミングから帰宅後すぐに散歩に出ると、右後ろ足をケンケンするようになりました。いつもの病院にみていただくと、お薬が出て、一週間安静と言われましたが、改善無し、また病院に行くとレントゲンと触診で異常なし、二週間様子を見る事に
1月23日シャンプーに行くと、トリマーさんが、この子腰が悪いかも と言われたので、整形外科が専門の病院に行く
この病院の先生に馬尾症候群の疑いがあると言われ、レントゲンとMRIを撮った結果、やはり馬尾症候群と判明しました。
この病院ではお薬はいちじしのぎだからと出ませんでした。

症状が、アスファルトを歩く時はケンケンをよくする

家では、ケンケンをしなくて、走ったり、ソファに飛び乗ったり、飛んだりしても平気な状態

土を歩く時はケンケン無し

土のドックランでは走ったり、飛んだりしてもケンケン無し、1時間から2時間いて、最後疲れたら、少しケンケンをする

こんな状態です。

手術をした方が良いのか❓
獣神経科にみせた方が良いのか❓

馬尾症候群の手術は早めにした方が良いのか❓

症状が出てからずっと悩んでいます

如何でしょうか

Re: 犬の馬尾症候群

- 獣医師 酒井

2015/04/15(Wed) 16:45

No.3958

ラファ 様

春らしい気まぐれなお天気が続いておりますが、ラファ様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか?
この度はご相談いただきましてありがとうございます。
ラファ様の1歳7ヶ月の男の子のビションフリーゼちゃんが、1月より右後ろ足をケンケンする症状があり、
検査によって馬尾症候群と診断され、今後の治療について悩まれているということでございますね。
早速ご案内させていただきたく存じますが、ビションフリーゼちゃんの実際のご様子を拝見しておりません
ので、一般的なご案内となりますことをご了承ください。

ワンちゃんの腰の部分は7つの腰椎と呼ばれる椎骨で形成されており、この中には頸椎、胸椎
から続いている脊髄神経が通っていますが、腰椎の5番目、6番目の部分で脊髄神経は先細り
となり、馬のしっぽのように細かく分かれています。このたくさんの神経の束(神経根)のことを
馬尾神経と呼びます。
馬尾神経が、椎間板ヘルニアや腫瘍、腰仙椎関節の不安定、外傷または、先天性の骨の奇形
などにより圧迫され、神経症状を示す病気を総称して馬尾症候群といいます。
症状としては走る、立ち上がる、ジャンプするといったことをしたがらなくなり、ゆっくり座るようになったり、
しっぽを上げるのを嫌うなど症状は様々ですが、腰の下部の痛みや後ろ足の跛行が共通して
見られることが多いようです。
一般的には中、高齢のワンちゃんの発症が多いため、加齢による変化として見過ごされがちです。
また、尾の付け根あたりを気にして、しきりに舐めたり噛んだりして、湿性の皮膚炎を起こして
いる場合もあります。
進行すると後ろ足のふらつき、足の筋肉の萎縮、尿失禁、排便困難などの症状が認められる
こともあり、このような場合には、治療を行っても、予後が悪いこともあります。

病院ではこれまでの症状の特徴や尾を背中側に曲げたときに起こる腰の痛みを触診により
確認することによって、この病気を疑い、確定診断のためにMRIによる画像診断を行います。
比較的症状が軽度の場合には消炎鎮痛剤の内服で一時的な改善が認められることがありますが、
ラファ様のビションフリーゼちゃんは、お薬と安静では症状の改善が認められなかったということで
ございますね。
また、家では正常な歩行でソファに飛び乗ったり、飛んだりしているということ、さらにアスファルト
では跛行しても、土の上では走ったり飛んでも跛行なし、1-2時間のドッグラン滞在後に
疲れたら跛行するということでございますね。

現在のところ運動制限などはされずに普段通りの生活をしているということでしょうか。
また馬尾症候群というのは単なる症候群の名称であるため、何が原因で馬尾症候群が発症したか
ということが今後の治療方針を決める上で重要となります。
年齢から推測しますと、まだ腫瘍の可能性は低いかと存じますが、万が一、腫瘍であれば
なるべく早めの手術が勧められます。
また椎間板ヘルニアによるもの、先天性の骨の奇形などであれば、神経圧迫により、起こっている
症状の程度により、痛みが激しかったり、麻痺が進行している様子が認められる場合には、
やはり手術が勧められるでしょう。

なお馬尾症候群の診断は非常に困難な場合もありますので、MRI上の異常は認められるものの、
実際に馬尾神経が圧迫を受けて症状が認められているものであるのか、一旦獣医神経科の
専門の先生にご相談されることも1つの方法かと存じます。

ラフィ様のビションフリーゼちゃんは、まだお若く、とても活発にお過ごしのようですので、普段の生活で、
安静第一というのはとても難しいことかと存じます。
ただ、馬尾症候群は神経が圧迫されることによる慢性進行性の病気ですので、
手術による治療を行っていない現状では、なるべく安静にして、無理をかけない生活を心掛ける必要が
あるかと存じます。
また今後の進行状況によりましては、手術を急ぐ必要がありますので、かかりつけの先生もしくは
セカンドオピニオンを依頼する先生と今後の生活の注意点、運動制限の必要性、
どのようなタイミングで手術を検討するのかといったことをよくご相談いただければ幸いです。

なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、
しつけ相談サービスを承っておりますので、ぜひご利用くださいませ。
お電話番号は、あんしんサービスセンター 
0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。
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土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。

今年に入ってから症状が続いているということで、とてもご心配な状況かと存じます。
1日も早くビションフリーゼちゃんの症状が落ち着きますことをお祈り申し上げます。
今後とも、アニコムをよろしくお願い申し上げます。