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ネコが早起きすぎて困ります
投稿者:マシュー
投稿日:2015/05/20(Wed) 15:54
No.4011
来月2歳になるスコティッシュフォールド(オス)です。1歳になった頃、てんかんの症状を発症し朝夜と抗てんかん剤を飲ませています。お薬を飲んでいれば発作はおきないので今は元気です!ですが朝早起きすぎて困っています。3:00 ふすまガリガリ(ふすまは開いているにもかかわらず)4:00 おやつおねだりで鳴く(メディファス・スープ)5:00 鳴き続け誰も起きないと大運動会を始める家族は土日もゆっくり寝ていられません。夜中に発作がおさまらず救急病院に連れて行ったということもあるため少しの異変・物音でも家族がかけつけるなど過保護に接しすぎました。朝はゆっくり寝ていたいという人間の勝手ですが今から何かしつけることはできませんでしょうか。。お忙しい中おそれいりますが、回答をお待ちしています。宜しくお願いいたします。
Re: ネコが早起きすぎて困ります
- 愛玩動物飼養管理士 三留
2015/05/22(Fri) 15:38
No.4015
マシュー 様若葉が美しく輝く頃でございますが、マシュー様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。この度はご相談をいただきまして誠にありがとうございます。早速ご案内をいたしたく存じますが一般的なご案内となりますことを何とぞご了ください。スコティッシュフォールドちゃんは1歳のころにてんかんを発症され、現在は毎日の投薬で上手に症状が出ないように管理なさっていらっしゃるのでございますね。スコティッシュフォールドちゃんの投薬などのお世話やお体を気遣うお気持だけでもたいへんでいらっしゃるのに、朝とても早く起き、土日もゆっくりとなされず、ご家族の皆さまを困らせていらっしゃるのですね。眠いときにゆっくりと睡眠が取れないということほど辛いことはございませんので、お気持とお身体の両面で、ほんとうに、たいへんでいらっしゃることと存じます。もともとネコちゃんは夜行性だといわれていますが、特に明け方や夕暮れに活動が活発になるどうぶつだということもあり、ネコちゃんと暮らす多くの飼い主様は、いちばん飼い主様にとって眠い早朝と呼ぶにも早すぎる時間に部屋を走り回るネコちゃんにお困りになられます。特に子猫ちゃんや若いネコちゃんでは顕著ですが、年を重ねるごとに落ち着いてくることも多いようです。猫ちゃんは狩りの時に力を出すために、いざというとき以外は無駄に動かず、のんびりと力を温存しようとする習性がありますが、この傾向が月日とともにあらわれてくることもあります。また「飼い主様を呼んだけど相手してくれない」という経験をくり返すことによって、ゆったりと落ち着いて過ごすようになることもあるでしょう。マシュー様のように、スコティッシュフォールドちゃんの病気をご心配なさり、夜中に物音がすれば、「発作ではないか」と駆けつけることは、病気のネコちゃんの体を気遣う飼い主様であればもっともなことでございます。 スコティッシュフォールドちゃんが愛情にあふれたご家庭で成長され、お幸せに過ごしていらっしゃるご様子が目に浮かぶようです。ただ、ガリガリとふすまをひっかく、あるいは鳴く、というスコティッシュフォールドちゃんの働きかけに対して、飼い主様が来てくれた、あるいはオヤツをくれた、というご褒美が得られることをスコティッシュフォールドちゃんが学習してしまったということも充分に考えられます。夜寝るのは別の部屋になさったり、2階建てや3階建てのケージを用意していただき覆いをすることで、スコティッシュフォールドちゃんがゆっくり過ごせるお気に入りの場所を作っていただくことで、なるべくスコティッシュフォールドちゃんが鳴いても顔をみせないですむ環境をお作りいただくことが望ましいでしょう。「物陰に隠れた」という気分になれる場所、キャットタワーやたんすの上など、ネコちゃんが好む高い場所が十分にあることも大切なことでしょう。もし、おなかが空いて鳴くのであれば、お食事の時間を遅くしたり、寝る前に与えていただいたり、また、昼間に多めに遊ばせていただき、リズムそのものを飼い主様の生活リズムに合わせていく働きかけも大切でしょう。エネルギーが発散しきれず、活動を欲している可能性もあるかもしれませんし、ネコちゃんにとって、狩猟することは本能ですので、そのような本能を解消したという満足感を得させてあげることは大切でしょう。例えば、ネズミくらいのオモチャを投げてみる、ネコじゃらしを、棒の先に付けて、釣竿のようにして誘ってみるというように、狩猟したいという気持ちに働きかけるのもよろしいでしょう。寝る前の時間に十分に遊ばせていただき、満足したという気分を持たせてあげることも大切でしょう。しかしながら、マシュー様のネコちゃんは、てんかんの投薬治療をなさっていらっしゃるので、物音がしても見に行かない、ということは現実的にできることではないと思われます。また、疲れさせようとあまり興奮させてしまうことが、かえってスコティッシュフォールドちゃんのご病気の管理にとってマイナスになってしまう可能性も考えられない訳ではございません。できれば、ご安心のためにも、一度、実際のスコティッシュフォールドちゃんの様子をよくご存知のかかりつけの先生にご相談いただき、アドバイスをお受けになられることをお勧めいたします。なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、しつけ相談のサービスを承っておりますので、ぜひご利用くださいませ。お電話番号は、あんしんサービスセンター 0800-888-8256です。平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。スコティッシュフォールドちゃんが元気で、ご家族が元気いっぱいにお過ごしになられますよう心から応援いたしております。気温差が大きく、体調管理が難しい時期でございますが、マシュー様におかれましてはくれぐれもお体ご自愛ください。今後ともアニコムをよろしくお願い申し上げます。
膝蓋骨脱臼手術
投稿者:やせなくっちゃ
投稿日:2015/05/16(Sat) 12:06
No.4007
3歳キャバリアです。1歳の時急激な方向転換で脱臼してしまい手術を受けました。今では全く普通の犬と同じように元気に過ごしています。すっかり安心していたのですが、先日、「手術は成功しても、この先、手術したところに不具合が出ることもある。」と聞いて大変にショックでした。いちがいには言えないでしょうが、どのくらいのワンちゃんが不具合を発症するのでしょうか?再手術なんてこともあるのでしょうか?痛みを伴うのでしょうか?
Re: 膝蓋骨脱臼手術
- 獣医師 霍田
2015/05/20(Wed) 16:53
No.4012
やせなくっちゃ 様この度はご相談をいただき、誠にありがとうございます。3歳のキャバリアちゃんが、1歳の頃脱臼してしまい、膝蓋骨脱臼整復の手術を受けられたのですね。現在キャバリアちゃんは元気に過ごしているけれども、今後不具合が出る可能性があるとお聞きになり、ご心配なさっているとのことですね。お問合せにつきましてご案内させて頂きますが、実際のご様子を拝見していないため、一般的なご案内となりますことを何卒ご了承ください。キャバリアちゃんの手術が成功し、現在お元気にお過ごしとのこと、何よりでございます。おうかがいしたご様子ですと、術後の経過が良く、とても良好な状態のようでございますね。確かに、ご心配なさっているように、手術が成功しても再度脱臼してしまうなどの不具合が起こる可能性はございます。術前の脱臼の程度(グレード)や様子、遺伝的な素因、手術方法、術後の環境など、様々な要因が関連しますので、やせなくっちゃ様のご質問のうち、「不具合を発症するワンちゃんの割合」についてのご案内はお答えすることがたいへん難しいことをお詫びいたします。もちろん手術後大きな問題もなく、元気に過ごすワンちゃんも多くいらっしゃいますし、手術してからすぐに再発をしてしまう場合もあります。一般的には、手術後2,3ヶ月から半年以内の再発があるようでございます。再発をしてしまった場合には、程度や状況にもよりますが再手術を行うこともございます。膝蓋骨は膝関節(大腿骨と下腿骨との関節)の前方に位置している膝のお皿の骨です。膝蓋骨は大腿骨にある、滑車溝(かっしゃこう)というくぼみにはまっていて、膝関節の前方および回転の安定性を保ち、膝関節のなめらかな屈伸運動に役立っています。膝蓋骨の周囲には靱帯が付着しているので、脱臼することにより損傷してしまい、痛みが出ることもあります。また、膝蓋骨が常に脱臼し続けることで骨の形が変わってしまったり、脱臼したり元の場所に戻ったりを繰り返すことで、軟骨がすり減って痛みが出る場合もあります。膝蓋骨脱臼の症状は、無症状な場合から、歩くことが難しい場合までと幅広く、そのグレードにより4段階に分けられています。再発した場合も、グレードや状態により、痛みが伴うこともありますし、痛みがないことも多くあります。現在はとても良好のようで何よりですが、今後も良好な状態を維持するために、念のため、定期的に診察をお受けいただき、膝の関節の状態をチェックしていただくとご安心かと思います。不具合や再発をできる限り予防するためには、関節になるべく負担をかけない生活を心がけていただくことが重要です。気をつけていただきたいポイントを以下に記載いたしますので、ご参考にしていただければ幸いです。1.体重管理体重の増加は膝だけではなく関節に負担をかけますので適切な体重を維持しましょう。痩せすぎて筋肉が少ない状態になってしまうことも膝関節に負担がかかりますので、無理のない適度な運動で筋肉を維持しながら体重管理をすることが大切です。2.ジャンプや飛び降り・飛び乗り、過度の運動は避ける繰り返し飛び跳ねる・ベッドやソファーなどにジャンプして飛び乗ったり飛び降りたりする・階段を昇り降りする、といった行動は膝関節に負担がかかってしまいます。そのような習慣がすでにある場合には、飛び乗ったりしないような環境作りをお勧めいたします。「ベッドのある部屋には入れないようにする」、「階段を昇り降りできないように昇り口に柵をつける」など、物理的にガードなさるのもよろしいでしょう。3.歩行中の急な発進や、急に止まるような行動を避けるある程度の運動は大切ですが、急な発進や停止、方向転換、激しい運動などは膝に負担がかかります。お散歩中は激しく走り回ったりしないように、リードを短めにお持ちいただき、ワンちゃんは、なるべくやせなくっちゃ様の横を歩かせるようにしましょう。4.すべらない環境作り走ったり歩いたりする際に滑ると関節に負担がかかります。室内のフローリングなどの滑りやすい床は、立つだけでも余計な力が必要となる可能性もあります。滑り止めのマットを敷くなどの対策をしましょう。また、爪や足裏の毛が伸びていると、床を歩く際に滑ってしまうことがありますので、定期的に爪や足裏の毛のケアをしてあげてください。その他、状況に応じてサプリメントや療法食が効果的な場合もございます。サプリメントや療法食の効果はワンちゃんにより個体差が大きく、お薬のように一定の効果がはっきり見られるとは限りませんが、使用することにより良好な状態を維持できるとの報告がございます。サプリメントや療法食には関節軟骨を強化したり軟骨の再形成を促したり、損傷した靱帯の修復を助けたりする成分が含まれています。グルコサミンやコンドロイチンに代表される多糖類、メチルスルフォニルメタン(MethylSurfonylMethane:MSM)、緑イ貝抽出物などが代表的でございます。これらの成分は関節の保護や修復を促したり、炎症や痛みを緩和する効果を期待して配合されております。膝蓋骨脱臼の発生自体をサプリメントで予防することはできませんが、膝蓋骨脱臼を起こしてしまった時の関節の負担を減らすという効果は認められる場合があるようです。もしご興味がおありでしたら、かかりつけの先生に聞かれてみてはいかがでしょうか。キャバリアちゃんが今後も現在の状態を維持し、お元気にお過ごしいただけることをお祈りしております。なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、しつけ相談のサービスを承っております。気がかりなことがおありの際には、お気軽にご利用くださいませ。お電話番号は、あんしんサービスセンター 0800-888-8256です。平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。今後ともアニコムをどうぞよろしくお願い申し上げます。
ALPについて
投稿者:いっくま
投稿日:2015/05/18(Mon) 12:41
No.4008
大型犬12歳です。血液検査にて、ALPが650、ALTが180という高値が出ました。他は中性脂肪がやや高めなこと以外は全て正常値です。ステロイド注射(関節炎の痛み止めとして)を血液検査日の40日ほど前に二回打っているのですが、その影響も考えられますか?獣医さんから薬は特に処方されませんでしたが、一般的にはどのくらいまで数値が上がったら薬を服用するようになりますか?お忙しいところお手数ですが、ご回答おまちしております。宜しくお願いします。
Re: ALPについて
- 獣医師 山田
2015/05/20(Wed) 15:47
No.4010
いっくま 様青葉が目に眩しいこの頃ですが、いっくま様におかれましては、いかがお過ごしでしょうか。この度はご相談をいただきまして、誠にありがとうございます。大型犬の12歳になるワンちゃんのALPとALTが高く、内服を始める数値についてのご相談でございますね。早速ご案内させていただきますが、実際のご様子を拝見していないため、一般的なご案内となりますことをご了承下さい。ALT(アラニンアミノトランスフェラーゼ)は主に肝細胞に存在している酵素です。この酵素は、肝臓の障害に伴い肝細胞から血中に出る(逸脱する)と言われており、現在起きている肝障害の程度を表す指標とされます。検査機器によって幅はありますが、一般的にALTの正常値はおおよそ100 IU/lくらいまでと考え、正常値から2〜3倍の上昇で軽度の肝細胞病変、5〜10倍で中等度の病変、10倍以上は著しい肝細胞障害を示していると考えられます。いっくま様のワンちゃんのALTは180 IU/lとのことですので、正常値より少し高いという事になります。ALTは肝細胞の障害で上昇しますが、その原因には肝臓自体に問題がある場合と、肝臓自体にそれほど大きな問題が無く上昇する場合があります。肝臓自体の問題としては、慢性肝炎や急性肝炎などがあげられます。肝臓自体にそれほど問題がなく ALTが上昇する原因としては、胃腸疾患、膵臓疾患、代謝性疾患(特に脂質代謝異常)、うっ血性心不全、グルココルチコイド(ステロイド剤)や麻酔薬など薬剤の使用などがあります。ALPはアルカリフォスファターゼの略で、肝臓・胆嚢をはじめ、腎臓、骨などの全身の臓器に分布している酵素です。肝臓や胆嚢の評価に用いることが多い酵素ですが、それ以外の疾患でも、骨疾患やある種の腫瘍でも上昇がみられることがあります。また、ALTと同じように種々の薬剤の影響をうけることもあり、グルココルチコイドやフェノバルビタールといった薬剤の投与によって、数値が上昇することもございます。中性脂肪はトリグリセライド(TG)といわれ、食事の影響を大きく受けます。従いまして、朝食を食べた後に血液検査をした場合、数値が高くなる可能性があります。数値が高い場合には、絶食したのちに、再度評価をしてみるのもよろしいでしょう。さて、高脂血症の要因となりうる疾患には、甲状腺機能低下症や糖尿病、副腎皮質機能亢進症、肝不全や胆汁のうっ滞などがあります。また、グルココルチコイドなどの薬物でも、高脂血症がみられる場合があります。いっくま様のワンちゃんは血液検査の40日前に2回ほどステロイドの注射を接種されたのですね。ALT、ALP、TGの数値はステロイド剤の影響を受けることがありますが、40日間ずっとステロイドを利用していたなどの長期投与ではなく、単発での利用であれば、おそらく今回の血液検査の数値はステロイド剤の影響はほとんどないと考えます。ALTやALPが上昇しているからといって、必ずしも肝機能が低下しているとは言えません。肝機能は、肝臓が生産する物質と肝臓が処理する物質を検査する事で確認します。例えばBUN(尿素窒素)、Alb(アルブミン)、Glu(グルコース)、T-Cho(総コレステロール)、T-Bil(総ビリルビン)などの数値が高すぎないか又は低すぎないか等を肝酵素(GOTやGPT、ALPなど)と併せて総合的に判断いたします。いっくま様のワンちゃんはALTやALP、TG以外は正常だったとのことですので、体の中の毒素を分解して無毒化したり、栄養素の分解や合成、貯蔵を行なったりする、「肝機能」はおそらく問題が無い状態なのだと思われます。また、肝臓自体に原因がなく、他の疾患の影響で二次的に数値が高くなっている場合もございます。特に高齢になってきてからですと、内分泌疾患である副腎皮質機能亢進症(クッシング病)により、ALTやALPが上昇することがあります。このクッシング病は、多飲多尿や腹囲膨満などの臨床症状を伴うことがありますので、ワンちゃんのいつものご様子をよく観察していただき、いつもより多くお水を飲んでいるご様子がありましたら、病院の先生にもご相談いただけたらと思います。肝疾患には様々なものがあり、いっくま様より伺いました、ALT、ALPの数値だけで鑑別することは難しいため、定期的な血液検査を実施していただき、高い数値が続く場合には、超音波検査や肝機能の評価を行い、他の疾患も視野に入れながら追加検査や治療を行っていただけたらと思います。なお、いっくま様のワンちゃんの現状の数値である、ALPが650、ALTが180という数値でしたら、内服を検討いただいてもよろしいかと思いますが、数値が高い原因により、内服内容も変わりますので、是非かかりつけの先生に、今後の治療方針について、ご相談していただけたらと存じます。内服以外にも、食事内容の改善として、おやつを与えていらっしゃるようでしたらやめていただいたり、少し太り気味ならダイエットを行っていただく事も良いでしょう。12歳と高齢になってきておりますので、無理のないようにしていただけたらと思います。なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、しつけ相談のサービスを承っております。気がかりなことがおありの際には、お気軽にご利用くださいませ。お電話番号は、あんしんサービスセンター 0800-888-8256です。平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。過ごしやすい季節ではありますが、気温差が大きい季節でもございます。いっくま様も体調をくずさないようお気をつけください。また何か気がかりなことがございましたらご相談下さい。今後ともアニコムをどうぞよろしくお願い申し上げます。
口臭について
投稿者:はな
投稿日:2015/05/13(Wed) 20:18
No.4003
はじめまして2歳のカニンヘンダックスを飼っています。つい先程、口から便臭がするのに気付きました。数日前にレーズンを少し食べてしまったのですが、何か関係があるでしょうか?レーズンのことは獣医さんに伝え、ほんの少量なので様子を見るように言われました。食べ物は変えていません。元気も食欲もよく、排便はレーズンを食べる前から軟めです。首に出来物ができ、2回抗生剤の注射をしました。出来物は かさぶた状で、数日前自然に取れました。もし、レーズンが関係無ければ、考えられる原因と対処法を教えていただければ幸いです。よろしくお願いいたします。
Re: 口臭について
- 獣医師 酒井
2015/05/15(Fri) 17:14
No.4006
はな 様若葉がまぶしい木々のそばで、巣立ちの練習をする小鳥の姿が見られる季節になりました。はな様におかれましては、いかがお過ごしでしょうか。この度はご相談を頂きまして、誠にありがとうございます。はな様の2才のカニンヘンダックスちゃんの口から便臭がしており、その原因や対処方法をお知りになりたいとのことでございますね。早速ご案内をさせて頂きたく存じますが、カニンヘンダックスちゃんのご様子を拝見しておりませんので、一般的なご案内となりますことをご了承ください。カニンヘンダックスちゃんは数日前にレーズンを食べてしまったとのことでございますね。ぶどうやレーズンは、ワンちゃんが食べることによって中毒を起こすことがある食品として知られています。ワンちゃんの体重1kgあたりブドウを約20g、レーズンで3g以上を摂取することにより急性腎不全を起こす可能性があるといわれています。摂取後4から5時間で嘔吐がみられることが多く、数日以内には急性腎不全の症状が見られ最悪の場合には命の危険もありますので、注意が必要です。中毒の原因としては、ブドウに付着したカビ毒や農薬によるものなのか、ブドウ自体の何らかの成分によるものなのか、詳細はわかっていないのが現状です。危険といわれている量を摂取したにも関わらず、発症しないワンちゃんもいますが、ブドウやレーズンをワンちゃんが食べてしまった場合には、数日から1週間程度はしっかりと様子をみることが大切です。はな様はすでにかかりつけの先生にもご相談をされて、様子を見るようにいわれたとのことですね。今のところ元気も食欲もあるとのことですので、おそらく急性腎不全によるものではないかと思われますが、腎不全による脱水で、口臭が強くなる場合はあります。念のため、あと数日は嘔吐や下痢がないか、食欲や元気は問題ないか、脱水症状などを起こしていないかなどよく観察していただくことをお勧め致します。また、カニンヘンダックスちゃんは、首にできものができて、抗生剤の注射を2回打って治療を受け、数日前にできものは自然にとれて、すでに治っているということですね。抗生物質の投与は、皮膚のできものの原因になっている細菌を殺し、症状を落ち着ける役割がありますが、場合によっては、腸内細菌のバランスを崩してしまうことがあります。通常、内服による飲み薬の方が影響が大きいと考えられていますが、注射によって、一時的に腸内細菌が影響を受け、口臭がいつもと異なるにおいになったりにおいが強くなる可能性があります。また、レーズンを食べる前から、便が柔らかめとのことですが、抗生剤の注射以前からでしょうか。もう首のできものは落ち着き、さらに抗生物質を注射することはないかと思いますので、薬の影響であれば、徐々に腸内細菌のバランスが元に戻って口臭が気にならなくなる可能性は高いかと存じます。もし便が首のできものの治療以前から柔らかいということであれば、何らかのストレス(例えば季節の変わり目や生活環境の変化など)によって腸内細菌のバランスが崩れるようなことがあり、口臭に変化が起こっていた可能性もあるかと存じます。腸内の異常な発酵により、ゲップやおなら、便のにおい自体が以前と異なり強くなったり臭く感じることも考えられます。このようなことが原因であれば、お薬やサプリメントの内服で腸の善玉菌を増やす治療を行い改善できる場合がありますので、症状が続くようでしたら、一旦便の検査を含めた、一般状態をかかりつけの先生に診ていただくと安心かと存じます。なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、しつけ相談サービスを承っておりますので、ぜひご利用ください。お電話番号は、あんしんサービスセンター 0800-888-8256 です。平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。はな様とカニンヘンダックスちゃんが笑顔一杯春を満喫されますよう、応援致しております。今後とも、アニコムを何卒宜しくお願い申し上げます。
おなかが黒くなった。
投稿者:まりも
投稿日:2015/05/12(Tue) 17:50
No.4000
9ヶ月のmix(トイプードル✖︎マルチーズ)オスなのですが、3週間前からお腹が黒ずみはじめました。最初、汚れかな?と思ってシャンプーしたのですが、汚れではないのできれいにはなりませんでした。日が経つごとにどんどん黒ずんでます。前はキレイなピンクの皮膚でした。全体的に黒くて、まだらだったり、何かプツプツしたものもありません。かゆがったりもしていないです。もちろん本人はものすごく元気で走り回っています。思い当たることは、うんちがゆるくて、下痢止めの薬を3週間程飲んでいました。薬が効かないので通院して、1週間毎に少しずつ薬を強くしました。それでも、うんちが硬くならず、原因はフードが合わなかったようで、フード変えたら、すっかり、うんちももとどおりになりました。クスリのんで臓器に負担がかかったのでしょうか?あと、2カ月前に去勢手術しました。
Re: おなかが黒くなった。
2015/05/14(Thu) 17:24
No.4004
まりも 様この度はご相談をいただきまして誠にありがとうございます。さっそくご案内させていただきますが、実際のご様子を拝見していないため、一般的なご案内となりますことをご了承ください。9ヶ月齢の男の子のミックスのワンちゃんのお腹が、3週間前から黒ずみはじめたのですね。皮膚の黒ずみ(=色素沈着)は元々の体質である先天性のものと、加齢や皮膚疾患などによる後天性のものがあります。後天性の色素沈着には、アレルギーや、寄生虫や細菌などによる皮膚疾患、内分泌疾患によるもの、慢性的な皮膚への刺激などがあげられます。まりも様のワンちゃんはまだ9ヶ月齢であることや、痒みや発疹などの症状もないとのことから、内分泌疾患や、皮膚疾患の可能性は低いと思われます。また、軟便のため下痢止めを服用し、少しずつ薬を強くしていたとのことですね。確かに、安全性の高い薬であっても、長期間服用することで多少なりとも身体に負担がかかる可能性はゼロではありません。しかしながら、下痢止めの薬の副作用で、皮膚に色素沈着が起こるということは一般的ではないため、考えにくいと思います。万が一薬による影響だった場合、投薬を中止して時間が経つとともに、色素沈着が改善する可能性があります。便も正常になり、お元気に走り回っているとのこと、何よりでございます。そのようなご様子からも、現在内臓に大きな負担がかかっている可能性は低いと思います。まりも様のワンちゃんの場合、年齢やご相談内容お話から、色素沈着が元々の体質であることも十分考えられます。一般的に、ワンちゃんの成長とともに、皮膚に色素が現れてくることはよくあります。キレイなピンク色だった皮膚が黒くなり、シャンプーしても変わらないとのことですね。成長とともに色素沈着が見られる場合、お腹など身体のやわらかいところに出始めることが多いようです。これは病気ではなく、一種の模様のようなもので、成長の過程で自然と出来るものであり、元来皮膚が黒くなる素因があったと考えられます。また、去勢手術を受けたとのことでございますね。術後、患部を舐め続けるなどで赤くなったり、場合によっては皮膚に変化が見られる可能性はありますが、お腹全体が黒ずんでいるとのことなので、直接的に関連している可能性はとても低いと思います。しかし、もしお腹の黒い部分が肥厚(ひこう=はれるなどして厚くなること)したり、痛みや痒み、熱感、脱毛などの症状が見られる場合、皮膚の疾患などが疑われますので、動物病院を受診することをお勧めいたします。なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、しつけ相談サービスを承っております。気がかりなことがございましたら、お気軽にご利用ください。お電話番号は、あんしんサービスセンター 0800-888-8256です。平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。気温差が激しい季節ではございますが、まりも様におかれましては、くれぐれもお身体ご自愛ください。今後ともアニコムをどうぞよろしくお願い申し上げます。