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尿道結石

投稿者:サイケント

投稿日:2012/06/01(Fri) 12:44

No.1369

病院でヒルズの結石を溶かすご飯缶を購入したのですが、どうしても食べてくれません。温めても、好きなふりかけを使っても逃げて食べてくれません。このままだと手術になってしまいます。注射とか何か違う方法はないのでしょうか?あれば病院と相談して治療していきたいのですが。

Re: 尿道結石

- 獣医師 羽鳥

2012/06/05(Tue) 09:16

No.1378

サイケント 様

この度はお問い合わせを頂戴致しまして誠に有難うございます。
尿道結石の治療のために始めた処方食に口をつけてくれず、治療が進まなくて悩んでいらっしゃる
ということでございますね。
様々な工夫をされても上手くいかないとのこと、ご心配なお気持ちお察しいたします。
早速頂戴しましたご相談についてご案内させて頂きますが、実際のご様子を拝見しておりませんので、
一般的なご案内になりますことを何卒ご了承下さい。

尿石症は尿に含まれるミネラル成分が結晶化し、尿道や膀胱、腎臓などの泌尿器で結石となるため、
血尿や排尿障害、発熱や食欲不振などの様々な症状を引き起こす病気です。
ワンちゃんやネコちゃんでは、ストラバイト(リン酸アンモニウムマグネシウム結石)が一般的に多くみられ、
次に多くみられるのがシュウ酸カルシウム結石です。その他にもシスチン、尿酸塩結石など様々な
種類の結石があり、結石の性質にあった治療を行うことが必要になります。

これらの結石の中には、ストラバイトやシスチン、尿酸塩結石など、食事療法を含めた内科療法で
結石を溶解することが期待できるものと、シュウ酸カルシウム結石のように溶解できないものとがあります。
サイケント様のお子様は現在結石を溶かす処方食で治療を行われているということなので、
前者の結石にあてはまるものと思われます。

このような溶解できる性質の尿石の場合、尿路閉塞がなく、緊急の外科処置が必要ではないケースでは、
まず内科療法による結石の溶解と尿路感染に対する治療を行います。
尿石症が起こる原因としては体質や尿路感染、飲水量の低下などが考えられますが、
食事の種類も原因の一つといわれており、結石の性質に適した処方食の給与を行うことは
内科療法のメインの治療の一つとなっています。
また、適した処方食を給与することにより、尿石の溶解に適した尿のphに調節することができ、
結石を形成しやすい成分を制限することなどができるため、処方食の給与は尿結石によって
有効な方法となっています。

しかしながら、今まで食べ慣れているフードがあったり、嗜好性の高いご飯やおやつを食べていた
場合などでは、処方食を食べてくれずに治療が進まず、悩んでしまうケースは多くあります。
また、処方食の給与と尿路感染に対する治療を行っていても効果がみられない場合もあり、
これらの場合には、結石の種類によっては、尿のphを調整する薬剤の投与や、
サプリメントの併用を行うことで効果が期待できることがあります。

また、結石ができた部位や数、大きさによっては、尿の生成を増加させることによって
尿中に結石が排泄されるように促すこともあります。
その場合には、点滴や利尿剤の投与、水分摂取量を増加させるなどの対処法を行います。

現在試していらっしゃるフードは缶詰ということですので、ドライタイプのフードより
水分摂取量が多くなるため、尿の生成増加という点では、缶詰のご飯を食べてくれることは理想的といえます。
また、水飲み場を増やす、水に肉のゆで汁などを添加して風味付けするなどで飲水量を増加させる方法もあります。
また、ドライフードを食べさせる場合には、ふやかして与えて頂くことで飲水量を増加させることができます。
水に何かを添加する場合には摂取させてもよいものかどうかを、かかりつけの先生にご相談下さい。
また、水に添加をすることで腐敗しやすくなりますので、衛生面でもご注意いただければと思います。
なお、処方食の治療を受けられる場合にはおやつを始め食事全般の管理を行うことが重要です。

サイケント様のワンちゃんの場合も、「現在与えていらっしゃるお食事を摂取しないので
困っていらっしゃる」ということをかかりつけの病院さんにご相談いただき、
今の状況に適した方法をお選びいただくとよろしいのではないでしょうか。

サイケント様のワンちゃんは療法食を食べてくれないとのご様子ですが、以下のような方法で食べるようになる
場合もございます。
1.他のメーカーのフードも試して見る
結石の種類により適したフードは異なりますが、他のメーカーでも同様の効果が期待できる
フードが出ていることがあります。お子様の好みに合わせて試してみてはいかがでしょうか。

2. 今までのフードと混ぜながら与えてみる
理想的には処方食のみ食べてほしいところですが、どうしても無理な場合には、
初めは今までのフードと混ぜつつ与え、徐々に処方食の量を増やして慣らしていくという方法もあります。
この場合、好みのフードのみを選んで食べてしまわないよう、しっかり混ぜて頂くなどご注意下さい。
なお、食事制限をされている場合は混ぜていいものかどうかは、かかりつけの先生の相談するように
して下さい。

3. ある程度の期間は根気よく処方食を続けてみる
どうぶつもお利口なので、食べないでいれば美味しいご飯が出てくるといことが分かってしまって
口をつけないケースもあります。また、もともと食の細い子であれば、ご飯自体に執着がなく、
更に好みのご飯でなければ食べてくれないという場合もあります。
そのような場合には、15〜30分程度で食事を食べないようであればお食事を下げてしまい、
お食事が出てきた時に食べないと困るということを学習させます。
どうしても食べる量が少なくて心配な場合には1〜2時間後に再度お食事の時間を作ってもよいでしょう。
どうぶつの種類や状態にもよりますが、ワンちゃんの場合であれば数日間お食事を摂取しなくても
問題がないことがほとんどですが、ネコちゃんの場合は絶食は好ましくありません。
また、元気がない、衰弱しているなどの状態によっては絶食が不適切な場合もありますので、
気がかりの場合には獣医師に判断を仰ぎましょう。

雨の合間にのぞく太陽はもう夏のような日差しですね。雨の季節が過ぎれば、
お出かけの楽しい夏がやってきます。
お子様の状態が1日も早く改善し、素敵な夏を迎えられますよう、
アニコムスタッフ一同お祈り申し上げております。

今後ともアニコムをどうぞよろしくお願いいたします。



フード難民です

投稿者:ももんが

投稿日:2012/06/01(Fri) 12:42

No.1368

いつもお世話になっております。

我が家の愛犬(Mix♀2歳4.4kg避妊済)のフード選びについての相談です。

現在、胆泥症で約1年前から毎月通院しています。
その間に泥が無くなったのは1度だけで、それ以外は毎日投薬の日々です。
胆泥発覚前、脂肪が高めのフードを与えていましたが、真逆の低脂肪フードに切り替えました。
が、なかなか治りません。

アレルギーも持っており、牛・鶏・小麦粉がダメなので、フードはフィッシュ系です。

また、時々レタスやブロッコリー、豚ガム、しつけ教室でのご褒美のおやつ(米粒くらいの市販のさつまいもふりかけ)を与えてます。

今、成犬一般食のドライフードを与えておりましたが、総合栄養食の方が良いのでしょうか?

それともアレルギーより胆泥を治す為、療養食に切り替えた方が良いのでしょうか?

Re: フード難民です

- 獣医師 岸田

2012/06/05(Tue) 09:08

No.1377

ももんが様

この度はご相談を頂きまして、誠にありがとうございます。
胆泥症で治療中のワンちゃんのお食事についてのご相談でございますね。
お問合せにつきましてご案内させて頂きますが、実際のご様子を拝見しておりませんので、
一般的なご案内となりますことを何卒ご了承ください。

胆泥症とは、胆汁が変質し泥状になったもの(胆泥)が胆嚢に貯留した状態をいいます。
ワンちゃんでは、胆嚢炎や内分泌疾患(甲状腺機能低下症や副腎皮質機能亢進症など)
に伴って胆汁の性状が変化し胆泥症となることが多いようです。
治療法としては、胆汁の生成を促して胆汁の流れをよくしたり、
胆嚢からの胆汁の排泄を促したりする目的で利胆剤が使われます。
胆嚢炎や内分泌疾患(甲状腺機能低下症や副腎皮質機能亢進症など)に伴う胆泥症の場合には、
原因となる疾患の治療が必要となります。
胆泥の貯留により胆嚢が腫大したり胆嚢壁がもろく破裂しやすい状態になっていたり、
総胆管閉塞の危険が高い場合には、外科的に胆嚢を切除する手術を行うこともあります。
原因となる疾患がなく、特に症状を示さず、肝障害なども伴っていない場合には、
治療をせず経過観察を行うことも多いようです。

ももんが様のワンちゃんは、1年ほど前より毎日の投薬治療を行い、
低脂肪のお食事を与えていらっしゃるけれども、胆泥がなくならないとのことですね。
胆泥症の予防には、高カロリー、高脂肪の食事を避けることと、
栄養バランスのとれた食生活をすることが大切だと言われております。
低脂肪であるというだけではなく、炭水化物やタンパク質など、それぞれの栄養のバランスが
重要でございます。
現在ワンちゃんに与えていらっしゃるお食事は、低脂肪だけれども、「総合栄養食」ではなく
「一般食」ということでしょうか。
ドッグフードの「総合栄養食」とは、主食としての栄養をすべて満たしているもので、
「一般食」はそれを満たしていない、嗜好性をあげることなどを目的としたものとなります。
栄養バランスという面で考えると、主食として与えるのは
「総合栄養食」と記載されているフードの方が適切であると言えます。

胆泥症のワンちゃんには低脂肪で栄養バランスのよい総合栄養食か療法食を与えて
いただくのが安心だと思いますが、
ももんが様のワンちゃんは牛・鶏・小麦粉のアレルギーも持っていらっしゃるとのことで、
悩むところでございますね。
牛・鶏・小麦粉を使ったフードを食べると、アレルギー性の皮膚症状や消化器症状が出てしまう
のであれば、それらのアレルゲンはできる限り避けるのが原則です。
牛・鶏・小麦粉を使っていない、低脂肪の総合栄養食や療法食があれば最も理想的だ
と思いますが、そのようなものが見つからないようであれば、どちらの病気を優先させる必要があるか
を考えることが必要です。

状況にもよりますので一概には申し上げられませんが、
胆泥はたまっていても少量であれば特に臨床症状を引き起こさず、
身体に悪影響を及ぼさずに長期間経過することもございます。
現在のところ胆泥の増加傾向が見られていたり、肝障害を伴っていないようであれば、
胆泥を全くない状態にすることではなく、
胆泥を増やさないこと、胆泥がたまっているために起こってくる二次的な障害(肝障害など)を
起こさないようにすることを目標として、
治療の方針を考えていただくことも可能ではないかと思います。
そうはいっても、状態によって、胆泥症は胆嚢破裂や胆管閉塞など、急性に重篤な状態になるリスク
もかかえているため、決して軽視してよい病気というわけではございません。
そのために、それぞれのワンちゃんで、食餌療法をどこまで徹底させる必要があるのか、
経過を見ながらよく検討していく必要があります。
特にももんが様のワンちゃんのように食物アレルギーをお持ちの場合、難しい選択となります。

アレルギーを重視してアレルゲンを含まない食事にするか、
胆泥症を重視してアレルゲンを含むけれども低脂肪の食事にするかは、
胆泥の貯留状態やアレルギーの病状にもよって変わってきますので、
現在のワンちゃんの病状を一番よく把握していらっしゃるかかりつけの先生にご相談いただき、
経過をよく見ながら検討していくのが一番だと思います。
いずれを選択するにしても、
胆泥の増加傾向がないかどうか、二次的な肝障害などが起こっていないか、
胆道閉塞や胆嚢破裂など急激な病態の悪化の可能性がないかどうかを定期的にチェックして、
状態の変化をできるかぎり事前に察知できるような対策をしていくことが重要でしょう。

また、近年では、特に臨床症状や合併症がなくても、
長期的に胆泥がたまっているケースや内科療法に反応しない場合には、
胆道閉塞や胆嚢破裂など重篤な状態になることを事前に予防するために
胆泥症の外科手術を積極的に行っているような病院さんもあるようです。
アレルギーとの兼ね合いで食事療法や内科的管理での維持が難しい場合には、
そのような方法も選択肢の一つと言えると思います。

また何か気がかりなことがございましたらご相談下さい。
アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、しつけ相談
サービスを承っておりますので、ぜひご利用くださいませ。
お電話番号は、あんしんサービスセンター 
0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。
平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)
土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。

ワンちゃん、どうぞお大事にお過ごしください。
今後ともアニコムをよろしくお願い申し上げます。



アレルギーについて

投稿者:レンママ

投稿日:2012/05/31(Thu) 21:16

No.1366

いつもお世話になっております。

近所のワンちゃんがアレルギーで、一週間に一度シャンプーをしているようです。

夏になると3日に一度シャンプーをしていると言っていました。

食べ物も、肉類、小麦粉はダメで病院のフードを食べているようです。

失礼な質問になるかもしれませんが、アレルギーのワンちゃんと一緒に遊ぶことは可能ですか?

うちのワンコは、枯葉など少しでも散歩中に付くと歩かない神経質な性格です。
少しでも毛に何か付いたり、トリミング後のバリカンで少しでも赤くなると気になり舐めたりするので心配です。

よろしくお願いします。

追加

- レンママ

2012/05/31(Thu) 21:22

No.1367

追加でお伺いしたいことがあります。

これからの季節、蚊がたくさん出てきますが、犬用の蚊取り線香と普通の蚊取り線香では、やはり違いがあるのでしょうか?

成分を見る限り、何も変わっていません。
我が家では、菊花線香を使っていますが、蚊を寄せ付けないだけの物ですので、
最近、1プッシュで何時間も効き目があるようなものまで発売されてますが、人体にはほぼ、問題ないらしいですが、
小型犬のワンコにも影響はないのでしょうか?

注意事項には、だいたいの蚊取り線香系は、ペットなどのいる部屋には直接使用しないようにしてくださいと書いています。

よろしくお願いします。



Re: アレルギーについて

- 獣医師 岸田

2012/06/04(Mon) 18:06

No.1375

レンママ様

この度はご相談を頂きまして、誠にありがとうございます。
お問合せにつきましてご案内させて頂きますが、実際のご様子を拝見しておりませんので、
一般的なご案内となりますことを何卒ご了承ください。

1. アレルギーにつきまして

ご近所のアレルギーのワンちゃんと一緒に遊ぶことについてのご相談でございますね。
人もワンちゃんも病原体などの外敵から生体を守るためには、免疫の働きが重要ですが、
アレルギーとは、本来闘う必要のない特定の物質(アレルゲン)に対して免疫反応が過剰に起こり、
さまざまな症状を引き起こしてしまう状態のことをいいます。
したがいまして、特定の食べ物に対してアレルギーを持っている場合には、それを除去した食事療法が
必要となります。また、ハウスダストや花粉、草花など環境中の物質にアレルギーを持っている場合には
被毛や皮膚についたアレルゲンが接触や吸引によるアレルギー症状を引き起こす可能性があるため、
頻繁なシャンプー療法でそれを除去することが必要になります。
すべてのアレルゲンを除去することは難しい場合も多く、長期的な管理が必要な病気ですが、
可能な限りアレルゲンを除去することで、症状を抑え、普通のワンちゃんと同じように
元気に生活することもできます。

アレルギーはワンちゃんの体質によって起こるものですので、一緒に遊んだり接触したりすることで
病気が伝染したり、健康状態に影響を及ぼしたりすることはありません。
ワンちゃん同士の相性に問題がないのであれば、一緒に遊んでいただいて全く問題はありませんので
ご安心ください。

2.蚊取り線香につきまして
昨今、蚊取り線香に関しましては、人間用のもの、ペット用のものを含め、さまざまなタイプのものが
市販されております。一般的には、蚊取り線香の成分であるピレトリン(天然の除虫菊の成分)や
ピレスロイド(ピレトリン類を似せて化学的に合成された物質)は
通常の使用の範囲であれば人やワンちゃんに対する毒性は低いと言われております。
また、体質や健康状態による個体差やご利用時の状況等によっても体にかかる負担が
異なってくることも考えられます。
ご使用される際には、十分ご注意いただきたく存じます。

しかしながら、弊社ではそれぞれの製品についての詳細や安全性についてのデータを持ち併せて
おりませんので、詳しいご案内はできかねますことを御了承いただきたく、
詳細につきましては、メーカーさんにお問い合わせいただきますよう、お願い申し上げます。

また何か気がかりなことがございましたらご相談下さい。
アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、しつけ相談
サービスを承っておりますので、ぜひご利用くださいませ。
お電話番号は、あんしんサービスセンター 
0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。
平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)
土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。

今後ともアニコムをよろしくお願い申し上げます。



アロマオイル

投稿者:クロ

投稿日:2012/05/29(Tue) 18:54

No.1362

下記に質問させて頂いておりますクロです。

もう1つ質問がありました。

人間用のアロマオイルを室内で焚く事は
ワンコにとっては害になりますか?
webで調べてみましたら、賛否両論で^^;;
アロマディフューザーを持っています。
またワンコにとってもし大丈夫でも
ダメな香りなどあれば教えてください。
宜しくお願い致します。

Re: アロマオイル

- 獣医師 岸田

2012/05/31(Thu) 11:54

No.1365

クロ 様

ご相談をいただきまして誠にありがとうございます。
クロ様におかれましてはアロマディフーザーをお持ちでいらっしゃるとのこと、
アロマの香りに包まれると癒され、素敵でございますね。
ワンちゃんとの生活のアロマオイルの芳香浴について、
以下、ご案内させていただきますが、一般的なご案内となりますことを
ご了承ください。

人のアロマテラピーが盛んに行われるようになってきたことに伴って、
ワンちゃんのアロマテラピーも最近よく行われるようになってきました。
しかし、まだまだ歴史は浅く、開拓中の面もあり、ワンちゃんに対する精油の効果や安全性について
はっきりした研究データや治験データがあるわけではなく、賛否両論あるというのが現状のようです。
現在のところワンちゃんに使用しない方がよいと言われている精油のタイプは幾つかありますが、
一般的には芳香浴(精油を室内で焚く)程度であれば
ほとんど安全性として問題はないと言われています。
ただ、人よりも優れた嗅覚をもつともいわれるワンちゃんたちですので、
香りの好みと使用する濃度には気をつけてあげた方がよいでしょう。
一般に「アロマオイル」として販売されているものの中には、
精油をアルコールやキャリアオイルなどで希釈したり、合成香料や不純物を含んでいたりするもの
もありますが、ワンちゃんのいるお部屋で使う場合には、
必ず純度100%の精油(エッセンシャルオイル)を使用して下さい。
また、ワンちゃんが口にしたり、皮膚に直接触れないように管理していただき、
保管に際しても、成分の変化を防ぐため、キャップをしっかりとしめて保管しましょう。

アロマオイルをお選びいただく際には、人での使用が勧められており安全性が高いと考えられている
精油の中から選んでいただくのがよいのではないでしょうか。
ラベンダー、カモミール、ゼラニウム、クラリセージ、ユーカリ、マジョラム、スイートオレンジ、ベルガモット、
ネロリ、ペパーミント、ローズ、イランイランなどが一般的によく使用されており、
その中でも、ラベンダー、カモミール、クラリセージ、マジョラム、イランイランはリラックス効果が
高いと言われています。
また、スイートオレンジ、ベルガモット、ネロリなど柑橘系の香りは、
気分を明るく元気にしてくれる作用があると言われています。
このような精油の中から、飼い主さんもワンちゃんも好きな香りを選んでいただくとよいでしょう。
ほんの少しティッシュなどに垂らしてワンちゃんに嗅がせてみて、
嫌がったり落ち着かなかったりする様子が見られるようであれば、ワンちゃんが好んでいない可能性が
ありますので、避けていただいた方がよいでしょう。

好きな香りが見つかったら、初めは飼い主さんと一緒にくつろいでいる時など、ワンちゃんが精神的に
安定しているときに使用してみるとよいようです。
精油の香りと、飼い主さんと一緒の幸せな時間が結びつくことで、
その香りを嗅いだ時のリラックス効果がより高いものになるといわれています。
初めは少量、短時間から始めて、ワンちゃんの様子を見てあげて下さい。

なお、子犬ちゃんや妊娠中のワンちゃん、高齢のワンちゃん、病気治療中のワンちゃんの場合には、
状態によって使用しない方がよい精油もあります。
また、ワンちゃんに対するアロマテラピーとして芳香浴だけではなくマッサージやスプレー、温湿布など
皮膚に直接使用する場合には他にもいろいろな注意する点がございます。
そのような場合には、ワンちゃんのアロマテラピーについて詳しい本などをご参考になさって下さい。

気温差が大きく、体調維持が難しい季節ですが、
クロ様におかれましてはくれぐれもお体ご自愛ください。
今後ともアニコムをどうぞよろしくお願いいたします。



分離不安でしょうか?

投稿者:クロ

投稿日:2012/05/28(Mon) 18:11

No.1360

何度かこちらではお世話になっております。
先日、3週間ほど海外に出張になり、
東京で私と愛犬のトイプードル(1歳半♂)の2人暮らしなのですが、
その3週間、実家の岡山に愛犬を空輸して預けておりました。
何度か帰省する際は愛犬を連れて帰っており、
実家の母も大変可愛がってくれております。

実家から東京での普通の私とワンコの暮らしに戻ったのですが、
ワンコに今までのような元気さがありません。
私のベッドの上でずっと寝てたり、
自分のハウスではなく狭い空輸用のゲージに閉じこもったりしてます。
いつも大人しく、実家での生活が恋しいのでは?と思っています。

母は預けておいた間は買い物に行くのも
いつも連れて一緒に寝ていましたので、
すっかり母には懐いており、
一軒家の実家でのびのびと3週間過ごしてたので、
そういうことも原因かな?と思っております。

犬の分離不安をネットで読んだ事がありますが、
まさにそれでしょうか?

どのように対処すればいいでしょうか?
ご教授頂ければ幸いです。宜しくお願い致します。

Re: 分離不安でしょうか?

- ドッグライフカウンセラー 三留

2012/05/30(Wed) 18:08

No.1364

クロ 様

雨上がりの緑が美しい時節でございますね。
クロ様におかれましては、3週間の海外出張を終えられほっとなさっていらっしゃるのではないでしょうか。

この度は、お問合せを頂戴致しまして、誠にありがとうございます。
ご実家から戻られたトイプードルちゃんのご様子がいつもと違い、ご心配とのことでございますね。
さっそくご案内をさせて頂きたく存じますが、お子様の詳しいご様子が分りかねますため、
一般的なご案内になりますことを何卒ご了承下さいませ。

ワンちゃんは、環境の変化に敏感などうぶつですので、
大きな環境の変化があった後には、行動の変化がみられ飼い主様が戸惑われることがあります。
トイプードルちゃんも慣れない飛行機に乗り、大好きなお母様がいらっしゃるものの
クロ様のいない生活を頑張って過ごしてきたこともあり、今、トイプードルちゃんはクロ様のベッドで
クロ様のなつかしい匂いにつつまれてホッとしているのかもしれませんね。
今はご心配かもしれませんが、ワンちゃんは、繰り返し、毎日の生活を繰り返す中で、
落ち着いて、安心感を取り戻してきます。
どんなに慕っているお母様であっても、あくまでもトイプードルちゃんの飼い主様はクロ様です。
リーダーとしての自信をトイプードルちゃんにお見せいただくことはたいへん重要ですので、
今までどおりの生活の中で心配はいらないよ、という余裕の表情を見せてあげましょう。
クロ様のお気持ちとしては、トイプードルちゃんがお母様に会いたいのでは、などと
不憫なお気持ちになられるかもしれませんが、
なだめたりすることなく、堂々と、いつものように、なるべく、話しかけてあげてください。

なお、疲れから体調を崩している可能性もないわけではございませんので、
もし、トイプードルちゃんの様子をご覧いただき、食欲やウンチの状態などに変化があったり
健康状態に気になる点がおありでしたら、一度、かかりつけの動物病院さんにご相談をいただくと
よろしいでしょう。

さて、クロ様はネットで分離不安症についてご覧になられたとのことでございますね。
分離不安症とは、ワンちゃんが飼い主様と離れてしまうことへの不安が原因となり、
行動に変化がみられることを総称していいます。
ワンちゃんはもともと数頭の群れで強力して狩りをして生活をしてきた
社会性の豊かなどうぶつですから、
群れから離れることに不安を感じるのは当たり前のことともいえ、
どの子も多かれ少なかれ、分離不安気味なのかもしれませんが、
中には日常生活に支障がみられることもございます。
行動の変化の例といたしましては、
 ・飼い主の留守中に物などを破壊する
 ・飼い主が出かけようとすると吠え始める
 ・飼い主の留守中に自分の手足を舐めたり噛んだりする。
 ・トイレではない場所でおしっこやウンチをしてしまう
などが挙げられます。
これらは、ワンちゃんが不安から混乱を起こしていることが原因となっていることですので、
叱ったりせず、少しずつ一人でいることへの自信を持たせてあげることが大切でございます。
トイプードルちゃんは、ひょっとしたら大好きなクロ様のお母様を懐かしく思う気持ちは
あるかもしれませんが、お話を伺ったところでは、分離不安症とは異なるような気がいたします。
これまでどおりの生活をして、普通に接していただくことで
トイプードルちゃんに安心させてあげてください。

なお、分離不安症については
以下のしつけ・健康情報サイト「どうぶつ相談室」にも載っておりますので
よろしければご参考になさってください。
http://www.anicom-page.com/labo/2009/04/post-240.html


アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、しつけ相談
サービスを承っておりますので、ぜひご利用くださいませ。
お電話番号は、あんしんサービスセンター 
0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。
平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)
土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。

お話のご様子からクロ様の温かいお人柄が伝わってまいります。
トイプードルちゃんは幸せでございますね。
お仕事がお忙しい中でのトイプードルちゃんのお世話はたいへんでございますが、
トイプードルちゃんと素敵な時間をお楽しみください。
気温差の大きな時期でございますが、くれぐれもお身体ご自愛くださいませ。
今後ともアニコムをよろしくお願い申し上げます。