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去勢について

投稿者:桃太郎

投稿日:2014/04/03(Thu) 14:36

No.3470

お世話になっております。

犬の去勢についてご相談がございます。

現在3月で7歳になったミニチュアダックスフント(6.3s)を
飼っているのですが、先日かかりつけの獣医さんに会陰ヘルニアの予防に去勢を勧められました。

うちの犬は、肛門腺がすぐ溜まり、1〜2週間に一度は
絞らないといけないので、時々肛門腺炎になるときもあります。

このように、肛門腺に異常というか問題のある犬は、
会陰ヘルニアになる可能性が高いのでしょうか?

去勢をすれば病気の予防になるのは承知しているのですが、
もう7歳ですので躊躇しています。

もし、肛門腺炎も会陰ヘルニアの要因になるなら
すぐ去勢手術を受けようと考えています。

以上、よろしくお願い致します。

Re: 去勢について

- 獣医師 竹田

2014/04/07(Mon) 09:30

No.3474

桃太郎 様

この度はご相談を頂きまして、誠にありがとうございます。
会陰ヘルニアの予防のため、ミニチュアダックスフントちゃんの去勢手術を
かかりつけの獣医師さんで勧められ、
お悩みでいらっしゃるとのことでございますね。
お問合せにつきましてご案内いたしますが、実際のご様子を拝見して
おりませんので、一般的なご案内となりますことを何卒ご了承ください。

会陰ヘルニアは肛門周囲の筋肉が衰え、薄くなり、排便時のいきみや、
吠えたりした際に腹圧がかかってできた隙間から直腸や膀胱などが飛び出す病気です。
ウンチが出にくい、肛門の周りがぽっこりと膨らんできた、などの症状から
飼い主さんが異常に気づき、受診される場合が多いようです。
ほとんどが高齢の去勢をしていない男の子に発症し、前立腺肥大を併発している
場合も多くみられます。
原因として男性ホルモン(アンドロゲン)が関与していると強く推測されており、
去勢によって予防できる(発症のリスクを軽減できる)病気の1つと
考えられています。

一方、肛門腺炎(肛門嚢炎)は犬が便に自分の臭いをつけるための分泌物を
産生する腺の炎症です。
肛門嚢は袋状になっており、肛門の斜め下方向、4時と8時の位置に一対ある
のですが、分泌物が多かったり、詰まりやすかったりという原因がある場合には、
両方または片方がしばしば炎症を起こします。

このように会陰ヘルニアと肛門嚢炎とは別々の原因で発症する病気のため
ミニチュアダックスフントちゃんが肛門嚢炎になりやすいことが、
会陰ヘルニア発症のリスクを直接高めるというわけではないと思われます。
しかし肛門腺の炎症が繰り返し起こっているために、周囲に炎症が波及し、
肛門周囲の皮膚や筋肉が脆弱になっている可能性はあるかもしれません。
会陰ヘルニアの発症自体は肛門嚢炎と関連して起こるものでなくても、
今までの肛門嚢炎の経過によっては、もし会陰ヘルニアになった場合に、
整復手術が困難になるので去勢手術をすすめられたのかもしれません。

肛門周囲の皮膚や筋肉に特に問題が無くても
ある程度の年齢に達していて、将来交配させる予定のない男の子のワンちゃんに、
会陰ヘルニアを含む生殖器関連疾患の予防のため、去勢手術をおすすめになられる
獣医師さんは多くいらっしゃいます。
会陰ヘルニアは症状の程度や年齢などにより便を出しやすくするなどの内科療法で
維持することもありますが、根本治療は手術での整復になります。
全身麻酔下での手術となるため高齢で発症した場合には手術自体のリスクが
高くなることが予想され、最悪の場合、麻酔に耐えられないため手術できない、
ということも考えられます。
会陰ヘルニアに関して言えば、好発年齢は8歳以降と言われていますが、
昨今、ワンちゃん達の平均寿命は長くなってきており、
末永く元気にお過ごしいただくために、
健康で体力のある6〜7歳くらいまでに、獣医師さんが予防的に
去勢手術をすすめるのはこういった理由からです。

もちろん健康であっても、麻酔や手術のリスクはゼロではありませんから、
実際に手術するかどうかはメリット・デメリットを検討のうえ、
かかりつけの獣医師さんとよく相談されて決めていただければと存じます。

最後に去勢手術についての一般的な内容をご案内します。
去勢手術は、外科的に男の子の精巣を摘出する手術です。
去勢手術のメリットは、男性ホルモンを分泌する精巣が無くなるために、
男性ホルモンに関連して起こる病気や行動を抑えることができることです。
予防できる病気としては、先にご案内をした、会陰ヘルニアをはじめ、
肛門周囲腺腫、前立腺の病気(前立腺肥大など)、精巣腫瘍
などがあげられます。
また、男性ホルモンの影響で起こる攻撃性を抑えたり、マーキングやマウンティングなどの
性行動を抑える効果も期待できます。
性的欲求から解放してあげることで、穏やかな落ち着いた生活ができるようになることも
期待されます。

しかしながら、ワンちゃんの攻撃的な行動に関しては、男性ホルモンの影響以外に
原因があることもあります。マーキングやマウンティングなども、性的行動としてではなく、
縄張りや順位の主張として行っているような場合、あるいは去勢手術以前にすでに
行動として記憶している場合などには、去勢手術をしても
行動が改善されないこともあります。

また、手術のデメリットとしては、
去勢手術後は、代謝エネルギー量が減るために太りやすくなることですが、
手術後に体重の変化をチェックしながら食事の量を調節していただくことと
適度な運動を続けることでリスクが軽減できると
いわれています。
また何か気がかりなことがございましたらお気軽にご相談下さい。

アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、しつけ相談
サービスを承っておりますので、ぜひご利用くださいませ。
お電話番号は、あんしんサービスセンター 
0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。
平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)
土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。

今後ともアニコムをよろしくお願い申し上げます。



血液検査の結果について

投稿者:ペルちゃん

投稿日:2014/04/01(Tue) 21:19

No.3469

お世話になっております。
我が家のトイプードル2歳3ヶ月♂の血液検査の事でご相談があります。先週血液検査でast(got)の数値が55と少し高めの数値が出ました
。一年前は参考値の範囲に入ってました。獣医の先生は経過観察で良いとの事ででしたが心配です。
おやつにチーズを毎日与えています。おやつやフード等が原因でしょうか。動物病院から検査結果が郵送で送られてきてから病院には行ってません。診察もしてもらったほうがいいのでしょうか。よろしくお願いします。

Re: 血液検査の結果について

- 獣医師 山中

2014/04/03(Thu) 15:46

No.3471

ペルちゃん様

お花見の季節を迎え、春風に吹かれれば、
身も心も生き生きしてくるような気が致しますが、
ペルちゃん様におかれましてはいかがお過ごしですか。
この度はご相談を頂戴いたしまして誠に有難うございます。
ペルちゃん様のトイプードルちゃんは、血液検査でAST(GOT)の値が
少し高めで、ご心配なさっているご様子でございますね。
早速ご案内をさせて頂きたいと存じますが、
お子様の実際のご様子を拝見していないため、
一般的なご案内となりますことをご了承下さいませ。

肝臓の状態をあらわす主な指標である、ALT(GPT)、ALP、AST(GOT)、γ-GTP(GGT)
などは肝臓やそれ以外の組織に存在し、肝臓に障害があった際など血液中の濃度
が上昇して高値を示します。

AST(GOT)はアスパラギン酸アミノトランスフェラーゼの略で、
肝細胞や筋肉、心臓、小腸などに広く分布している酵素です。
何らかの理由で肝細胞や筋肉、心臓、小腸に障害が起こり、
ASTが血中に出てしまうと、血液検査でASTの値が上昇しますので、
肝障害だけでなく、運動直後に筋肉の炎症があった時や腸炎などの際にも
ASTの数値が上昇することがあります。
そのため、ASTのみの上昇だけで「肝臓に異常がある」と判断するのではなく、
他の肝酵素(γ-GTP 、ALT、ALPなど)と合わせて、総合的に判断をしていく
ことが必要となります。

ALT(GPT)はアラニンアミノトランスフェラーゼの略で、肝臓での活性が高く、
肝臓に特異な酵素ですので、肝臓の働きを測る指標となります。
肝細胞の壊死や障害が起きると値が上昇します。
ALPはアルカリフォスファターゼの略で、肝細胞や胆管上皮細胞、骨芽細胞など
で産生される酵素です。
ステロイド薬の投与、胆汁の流出経路の異常、肝疾患、腎疾患、骨の病気など
により上昇します。
また健康な子犬の成長期にも骨の成長に伴って上昇がみられます。
また、ある種の腫瘍でも上昇がみられることがあります。

さて、ペルちゃん様のトイプードルちゃんにおかれましては、
先週、動物病院さんで血液検査をしたところASTの数値が少し高く出たので
ございますね。
ASTの数値ですが、検査器械によって幅もありますが、
一般的に正常値はおおよそ50〜60 IU/lくらいまでではないかと思われます。
ペルちゃん様のトイプードルちゃんのASTは55 IU/lで、病院の検査結果の参考値
よりも少し高かったのですね。
どのような機器で測定し、参考値の上限が幾つなのかというところまでは分かり
かねますが、55 IU/lという数値は、おそらく参考値よりごくわずかに
上昇しているだけではないかと思います。
先にご案内した通り、ASTとALTの両方の数値が高い場合は肝臓に異常がある
可能性が高いと判断しますが、ASTのごく軽度の上昇のみなので、
かかりつけの先生は、経過観察と判断されたのかもしれませんね。

ペルちゃん様におかれましては、血液検査の結果を郵送でお受け取りに
なられてから通院をされていないとのことですね。
ASTの値も含めASTの上昇が一時的なものかどうかや、他に精密な検査
が必要かどうかを判断いただくため、
一度、ご安心のためにもご通院なさってはいかがでしょうか。
また、先にご案内した通り、ASTは心臓や筋肉に異常があっても上昇する
こともあり、血液検査だけで病気の判断をするのは難しいため、
健康診断の際に、併せて聴診や触診等をしていただくとよろしいでしょう。
検査の頻度についてはかかりつけの動物病院さんにご相談して頂くのが
良いのですが、まずは最初の血液検査から2〜4週間での検査をお勧めいたします。

【食事について】
ペルちゃん様におかれましては、おやつやフードが肝臓に与える影響を
ご心配されているご様子でございますね。
現在チーズをおやつに与えていらっしゃるとのですね。

チーズはカルシウムやタンパク質、脂質の他に、ビタミンやミネラルを多く含み、
最近、注目を集めている発酵食品でもあるため、乳酸菌も含まれています。
そのため、とても優れた食品ですが、栄養価が高いため、
1日に必要なカロリー量の中には、チーズなどのオヤツのカロリーも含めて
お与えいただき、摂取頻度や摂取量を適度に保ち、肥満には注意をする必要が
あるでしょう。
ペルちゃん様がどんな種類のチーズをどの程度の量与えていらっしゃるかにも
よりますが、適量であれば、肝臓に影響を与えることはそれほど考えなくても
よろしいのではないでしょうか。
ただし、ヒト用のチーズは塩分が多く含まれていますので、
どうぶつさん用の、塩分を考慮した商品をお与えいただければと思います。

なお、肝臓は解毒や代謝を行う臓器であり、合成保存料、合成着色料、
合成香料などの合成添加剤を摂取することにより肝臓に負荷がかかる可能性
がございます。したがいまして、おやつを選ばれる際には、脂肪分を多く
含みすぎているタイプのものを避けていただき、また、合成添加物の使用も適切に
なされているものを選んでいただければと存じます。

なお、アニコムでは下記の受付時間で、お電話でのご契約者様への健康相談も
承っておりますので、こちらのサービスもお気軽にご利用くださいませ。

お電話番号は、あんしんサービスセンター 0800-888-8256
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平日9:30〜17:30 / 土日祝9:30〜15:30
土日祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。

新しい年度を迎え、気忙しさを感じますが、ペルちゃん様におかれましては、
ぐれぐれもお体ご自愛ください。
今後とも、アニコムをどうぞよろしくお願いいたします。



膝蓋骨脱臼について

投稿者:

投稿日:2014/03/29(Sat) 10:58

No.3466

お世話になっております。
我が家の3歳になるチワワなのですが、先日、混合ワクチンで動物病院へ行ったところ、右後脚がグレード3、左後脚はグレード2の膝蓋骨脱臼であると診断を受けました。
先生に、痛がる様子もなく元気に走り回っていると伝えたところ、グレード3は手術を考えてもいい段階ではあるけど、痛がってないなら内科的治療(サプリメント服用)で様子を見てもいいかも…とのお話でした。
サプリメントを飲ませれば、症状が酷くなるのを抑える事が出来るのでしょうか?
また、病院でサプリメントを出してもらった場合、保険適用になりますでしょうか?
また、体重管理や飛び跳ねたりだとかの行動に気をつける他に、何か飼い主としてしてあげられる事があればお教え頂きたいと思います。
宜しくお願いいたします。

Re: 膝蓋骨脱臼について

- 獣医師 東

2014/04/01(Tue) 12:33

No.3468

笑 様

暖かな春の日差しが心地よい季節となってきましたが、
笑様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。
この度はご相談をいただきまして、誠にありがとうございます。
早速ご案内をさせていただきますが、実際のご様子を拝見して
おりませんので、一般的なご案内になりますこと、何卒ご了承ください。

笑様の3歳になるチワワちゃんが、膝蓋骨脱臼であると診断をお受けに
なられたのでございますね。
すでに動物病院の先生からご説明があったかと存じますが、
膝蓋骨脱臼とはワンちゃんの後肢にある膝蓋骨(膝にあるお皿)が
内側もしくは外側に向かって正常な位置からずれる状態のことをいいます。
笑様のチワワちゃんのような小型犬のワンちゃんでは、膝蓋骨が内側に脱臼
する内方脱臼が多く見られます。
膝蓋骨脱臼になるワンちゃんは、先天的に骨や関節、靭帯などの
構造的異常が認められることが多く、これらが原因になっています。

膝蓋骨脱臼では、脱臼の程度によってグレード1からグレード4まで
分かれています。
症状もグレードによって様々で、無症状や日常生活では目立たない程度
の軽度のものから、重度のものまでさまざまです。
笑様のチワワちゃんは、右後肢がグレード3、左後肢がグレード2という診断
だったということでございますね。

膝蓋骨脱臼は、グレードによって以下のように分類されます。
(1)グレード1
膝蓋骨が脱臼しても、自然と正常な位置に戻る程度の脱臼です。
通常の生活をしている中で膝蓋骨が脱臼することは少ないです。
痛みや症状はほとんどありませんが、時折スキップのような歩き方をしたり、
挙上することもあります。
病院に行って触診の際に見つかることが多いです。
(2)グレード2
膝蓋骨は正常な位置にありますが、膝を曲げたときに脱臼が起こります。
日常生活でも時々脱臼が起こるようになりますが、自然と整復できます。
痛みはあまり強くありませんが、脱臼している時には跛行が見られることも
あります。
(3)グレード3
膝蓋骨は常に脱臼している状態です。
膝蓋骨は手で正常な位置に整復できますが、
膝を屈伸することで、またすぐに脱臼が起こります。
跛行も見られるようになり、また、骨の変形も明らかになってきます。
Cグレード4
膝蓋骨は常に脱臼している状態です。
グレード3とは異なり、手で正常な位置に整復させることはできません。
膝関節を伸展させることができないため、うずくまるような歩き方になります。
骨の変形もさらに重度になります。

膝蓋骨脱臼の治療方法は、内科的治療(鎮痛剤やサプリメントなど)と
外科的治療(手術で脱臼を整復)があります。
グレードによって治療方法は異なりますが、
そのどうぶつさんの年齢や脱臼の状態、症状、関節炎の有無などによって
治療方法が決まります。
状態によっては外科的治療を行わず、内科的治療で経過を観察する場合も
多くみられます。

笑様のチワワちゃんは痛がっていないので、サプリメント投与の内科的治療で
様子をみるという先生のお話だったのでございますね。
膝蓋骨脱臼を起こすワンちゃんは膝の関節が不安定なため、
脱臼を繰り返すことによって将来的に膝の関節炎を起こしてしまう場合が
多くみられます。
また、膝をかばって歩いたり走ったりすることで、股関節にも負担がかかり、
股関節の関節炎を招く可能性もございます。
そのため、関節を保護する目的でサプリメントをお勧めすることが多く、
使用するサプリメントは関節軟骨を強化したり軟骨の再形成を促す成分を
含んでいます。、
その成分はコンドロイチンやグルコサミン、緑イ貝などが代表例になります。
コンドロイチンとグルコサミンは一緒に摂取することで、より効果が期待できると
言われています。

サプリメントは関節を保護したり、炎症を起こしにくい丈夫な関節を作る
ことを目的として投与しますが、膝蓋骨脱臼の原因となる骨などの構造異常を
治すものではございません。
また、膝蓋骨脱臼の発症を予防できるわけではございません。
したがいまして、サプリメントの服用は、膝蓋骨脱臼が起こった時の
関節への負担を減らすことが目的であると考えていただくとよろしいでしょう。
サプリメントを飲ませていれば症状が進行しないというわけでは
ございませんので、後でご案内いたしますが、
負担がかからない生活環境を作っていただくことが大切でしょう。

さまざまなワンちゃんの関節用のサプリメントが販売されており、
製品によって含まれている成分、含まれている成分量が異なり、
また、効果は個体差がありますし、製品によって効果や吸収率も
さまざまです。
形態もカプセルタイプ・タブレットタイプなどがございますし、
その風味や大きさも異なります。
タブレットタイプのサプリメントは全体的にサイズが大きいものが多いようです。
笑様のチワワちゃんがサプリメントを服用するのであれば、
チワワちゃんに適したサプリメントを主治医の先生に伺っていただくことを
お勧めいたします。
しかしながら、誠に恐れ入りますが、アニコムではサプリメントは保険の
補償対象外とさせていただいておりますので、ご了承くださいませ。

膝蓋骨脱臼では、脱臼を繰り返すことでグレードが上がることもあります。
膝蓋骨脱臼を起こしているチワワちゃんと一緒に過ごす上で、
状態を悪化させないため、やはり大切なことは関節に負担をなるべく
かけない生活をさせることです。
関節に負担をかけないようにして、症状の悪化を防ぐことが重要になります。
気をつけていただきたいポイントを以下にご案内いたしますので、
ご参考にしていただければ幸いです。

■ 体重管理
笑様がおっしゃっていただいているように、体重管理は大切です。
体重の増加は膝の関節に負担をかけますので、適切な体重を維持する
ようにしましょう。
体重の増加を気にするあまり、痩せすぎて筋肉を落とした状態になって
しまった場合も膝関節に負担がかかりますので、筋肉は維持しながら
適切な体重管理をすることが大切になります。

■ジャンプや過度の運動は避ける
こちらも、笑様がおっしゃっているように、飛び跳ねたりする行動は避けるように
しましょう。
ぴょんぴょんと飛び跳ねる・ベッドやソファー、椅子などにジャンプして
飛び乗ったり飛び降りたりする・階段を昇り降りする、といった行動は
膝関節に負担がかかってしまいます。
もし、ソファーなどに飛び乗ったりする習慣がすでにある場合には、
スロープなどを使って飛び乗ったりしないようにする・ソファーなどの
足元の位置にチワワちゃん専用の場所を作ってあげる、など
対策をしていただくことをお勧めいたします。
もしくは、ベッドのある部屋には入らないようにする・階段を昇り降り
できないように昇り口に柵をつけるなど、物理的にガードなさるのも
よろしいでしょう。
ある程度の運動は大切ですが、激しい運動は負担がかかります。
お散歩中に走り回ったりしないように、笑様の横について
歩かせるようにしましょう。

■ 室内ではすべらないようにする
室内でチワワちゃんがよく居る場所はフローリングでしょうか。
フローリングは滑りやすく、滑ると関節に負担がかかります。
フローリングなどの滑りやすい床にはマットを敷く・滑り止めのワックスを
利用する、などの対策をしましょう。
また、爪が伸びていたり、肉球の間や周りの毛が伸びていると、
床を歩く際に滑ってしまうことがありますので、定期的に爪や足裏の毛の
ケアをしてあげてくださいませ。

膝蓋骨脱臼は手術をしない場合は、今後も経過観察が必要な病気です。
かかりつけの先生とよくご相談されて、チワワちゃんにとって
一番良い治療方法を決めてあげてくださいませ。
チワワちゃんが今後も元気に過ごせることをお祈りいたしております。

アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、
しつけ相談のサービスを承っております。気がかりなことがおありの際には、
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土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。

今後ともアニコムをどうぞよろしくお願い申し上げます。



肥満についての悩み

投稿者:チャオ

投稿日:2014/03/28(Fri) 19:14

No.3465

こんにちは。
我が家の3歳10ヶ月のMIX猫の男の子の「肥満」について
悩んでいます。もともと体が大きく(手足伸ばすと1m越えます)
しっかりした体つきで体重は7.7kgあります。
5ヶ月で迎えた時にはすでに成猫並みの大きさでした。
当時から動物病院へ行く度に『太り気味なのでダイエットさせて
下さい』と未だにいわれ続けています。。。
しかし、獣医さんに言われたように成猫になってからは
ダイエット用のご飯で、さらに量は『1日50g』と
決めてあげていて、少なすぎるんじゃないかと思ったりします。
それでも写真のように、だんだんお腹の皮?がたるんできて、
ワキや胸の肉もついて肋骨が確認できない状態です。
上から見るとウエストは膨らんではいません。
1匹なので最低でも1日に1度は遊んでいますが、
それでも運動量が足りないと、ご飯の量を減らしていても
太ってしまうのでしょうか?
もう3年も解決策を見いだせないで謎のまま…
どうぞよろしくお願いします。


Re: 肥満についての悩み

- ペット栄養管理士 三留

2014/04/01(Tue) 12:20

No.3467

チャオ 様

桜花爛漫の頃、チャオ様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。
この度はご相談を頂きまして、誠にありがとうございます。
チャオ様のネコちゃんの肥満についてのご相談でございますね。
早速、ご案内させて頂きますが、一般的なご案内となってしまう
ことをご了承ください。

チャオ様のネコちゃんは、しっかりとした体つきで、5ヶ月でご家族にお迎えに
なられたときから成猫ちゃん並みの大きさだったとのことでございますので、
チャオ様のネコちゃんは、骨格がしっかりとしたネコちゃんなのかもしれませんね。
私たち人間も、体重だけでは肥満状態や健康状態が把握できないのは
ネコちゃんの場合も同じで、骨格のしっかりとしたネコちゃんと華奢な
ネコちゃんとは同じ体重でも状態は異なります。
猫ちゃんの体格の状態を客観的に把握する目安としては
BCS(ボディ・コンディション・スコア)を利用するのが一般的です。
5つのスコアに分けられており、
これによると、ネコちゃんの理想的な体格は、次のような状態だとされています。
・肋骨は触診可能であるが、見ることができない
・上・部からの観察で、わずかに腰部が確認できる
・ 横からみると腹部のくびれはある。
・ わき腹のひだは存在する

チャオ様のネコちゃんは、成猫になってから、ダイエット用のお食事を
一日50gと制限しても、お腹の皮がたるんでくるのでございますね。
ネコちゃんのお腹の皮がゆるゆると伸びたような状態であるのは、
狩りをするどうぶつである猫ちゃんが、相手に襲われて腹部を食いつかれた
ときに内臓を守り、襲われたときのダメージを少なくするためだと
いわれています。
ある程度、肥満と連動する要因があるかもしれませんが、
これは肥満とは別に考えたほうが良い場合が多いと思われます。

肥満は、通常、摂取されるエネルギーと消費されるエネルギーのバランスが
崩れることから生じますが、ネコちゃんそれぞれ体質も異なりますし、体調は
良いかなど健康管理をなさりながら、現状を維持することが望ましい場合も
ございます。
ワンちゃんはお散歩の分量で運動量を調節できますが、
ネコちゃんは、いざというときのため(狩り)になるべく体力を温存しようと、
余計な運動をしたがらないのが一般的ですが、月齢を重ねると
余計にこの傾向は強くなります。
特に去勢手術を済ませると、代謝が変わり、太りやすくなるのが通常です。
現在、チャオ様におかれましては、たいへん良く健康管理をなさっていらっしゃる
ご様子で、これ以上お食事量を減らして、ネコちゃんがいつも、お腹が空き、
イライラとした状態になることはかえって好ましいことではないかと思われます。
したがいまして、現在、体重が増えておらず、現状維持を保っているのであれば、
健康状態のチェックをまめにしていただき、
このままの健康管理を続けていただいては、いかがでしょうか。

どうしても、運動量が減ったり、年齢とともに代謝が低下することで、
一日あたり同じ量のお食事を食べていても、徐々に体重が増えてくる場合も
ございます。肥満が及ぼす悪影響は、関節疾患(関節炎など)や糖尿病、
尿路結石(特に雄猫)、心疾患のリスクの上昇などがあげられますし、
急激に体重が増える、急におなかが張ってきた場合は病気が隠れていることが
ございます。
ネコちゃんのダイエットは食事管理がメインとなりますので、
今まで通りの食事管理を続けていただきながら、
折をみて、かかりつけの先生に健康チェックをしていただくことも重要でしょう。

チャオ様のネコちゃんは、一日の食事の回数は何回でしょうか。
ネコちゃん本来の摂食方法を考えますと、食事の回数を増やしていただくのも
よろしいでしょう。
また、ダイエットの際にはお食事の選択もとても重要です。
ダイエット中であっても、必要な栄養素が摂取できないと、筋肉量が減ってしまったり、
毛づやが悪くなるなどの弊害がでるため、単にカロリーを抑えているだけではなく、
栄養バランスがとれたダイエット専用のお食事を選択していただくことが大切です。
肥満傾向のネコちゃんが絶食などの急激なダイエットをすると肝リピドーシス
という肝疾患になることがあるので特に注意が必要です。
お食事の選択方法や目標体重の設定の仕方など、ネコちゃんの健康を
損なわないダイエット方法についてかかりつけの先生にご相談をなさることも
お勧めです。

また、運動量を増やすため、ネズミさんくらいのオモチャを投げて追わせるなど、
ネコちゃんの狩りを模した遊びを誘ってあげたり、
高低差のある遊び場を提供していただくこともよろしいでしょう。
キャットタワーなどの遊び場にドライフードを隠していただき、
探しながら食べてもらう遊びや転がすと穴からフードが出てくるようにするため、
ボール状や筒状の容器にフードが出るくらいのスペースの穴をあけるなど
していただき、ネコちゃんに転がしながら食べてもらっても良いでしょう。

なおアニコムでは、お電話でのしつけ・健康相談サービスも行っておりますので、
お気軽にご利用ください。
電話番号は、あんしんサービスセンター 0800-888-8256
(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。

平日9:30〜17:30 / 土日祝9:30〜15:30
土日祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。
なお、日・祝日および年末年始はお休みさせていただきます。

チャオ様とネコちゃんとの、お健やかな笑顔に溢れた毎日をお祈りいたしております。
今後ともアニコムをよろしくお願い申し上げます。




過呼吸

投稿者:オレオッピ

投稿日:2014/03/28(Fri) 11:09

No.3462

お世話になります。1歳半のチワワの男の子です。普段はとってもヤンチャで困るくらいの元気ありありです。今日の朝までとっても元気がありオモチャでも遊んでいたのに急に震えたり過呼吸なったり元気がなくなり、お散歩の誘いにもいつもならジャンプしてすごく喜ぶのに無関心みたいな表情でご飯も食べなくて。病院に連れて行くべきでしょうが?今は比較的おちついています。30分位そんな状況でした。

Re: 過呼吸

- 獣医師 山田

2014/03/28(Fri) 17:04

No.3464

オレオッピ 様

陽射しのうららかさに春の到来の喜びを感じるようになりましたが、
オレオッピ様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。
この度はご相談を頂きまして、誠にありがとうございます。
オレオッピ様の1歳半になるチワワの男の子に突然の震えや過呼吸なご様子
がみられ、元気も食欲もないご様子なので、病院に連れて行くべきかどうか
について悩まれていらっしゃるのですね。
突然のことで、オレオッピ様におかれましては、さぞかしご心配な事と
お気持ち察し申し上げます。
お問合せにつきましてご案内させて頂きますが、実際のご様子を拝見して
いませんので、一般的なご案内となりますことを何卒ご了承ください。

一般的にワンちゃんに「震える」という症状が見られる場合、「寒い」「痛い」
「怖い」などが原因となっていたり、その他には神経的な疾患が原因となる場合も
考えられます。
老齢のワンちゃんでは甲状腺機能の低下などが原因で、寒さに弱くなって
震えの症状が見られることもありますが、オレオッピ様のチワワちゃんは
まだ年齢も1歳半と若いのですし、季節からも「寒いから震えていた」
ということは考えにくいと思われます。

ワンちゃんは「お腹が痛い」「腰が痛い」「足が痛い」などの「痛み」で震える
こともございます。
チワワちゃんは、いつもなら喜ぶお散歩の誘いにも無関心なご様子だったこと
からも、もしかすると足や腰など、走ることに影響のある部位に痛みがある
可能性も考えられます。
足や腰以外にも、体のどこかの部位に違和感があり、そのことに動揺を覚えて震えた
可能性はあるかもしれません。
震えの症状が見られる時に身体に触れてみると、痛いところに触れられたときに
緊張して力を入れたり、嫌がって噛みつこうとしたり、キャンと鳴いたりする
ことで、どこの部位が痛いのか推測できることもございますが、
痛みで全身が緊張していて部位の特定が難しいこともあります。

また、熱があったり、低血糖をおこしていたりなどの痛み以外の体調不良が
もとで震えることもございますし、発作の前兆として震えが生じている場合も
あるかもしれませんので、お早めに病院さんでチェックしていただくことを
お勧めいたします。
もし、病院にご来院される前に再度、震えや過呼吸などの症状がみられた場合は、
その様子と合わせて、眼振※がないか、顔の一部が引きつったような震えがないか、
呼びかけに反応するか、身体の一部分の震えがひどくないか、などを
よく見ておいていただき、また症状の出た日の前後のこと、気付かれたことは
どんなことでも(車に乗った、食事をしてどのくらい時間が経っていたか、
その日の天候等)メモにお取りになり、先生にお伝えになるとよろしいでしょう。
また、その際、できればチワワちゃんの様子を携帯電話等の動画で撮影をして
おき、ご覧いただくとよろしいでしょう。
※眼球が一方に片寄ったあと、中央に戻る動きを繰り返す症状を眼振といいます。

また、過呼吸の原因ですが、震えと関連しての症状なのか、全くの別の症状
なのかにつきましては、判断が難しいところでございますが、
小型犬の若いワンちゃんに多く見られる過呼吸の様なものに「逆くしゃみ」
というものがございます。
これは、飲水時や食事のとき、興奮した時などに起こることが多く、突然ズーズーと
大きな音を立てて息を急激に吸い込み続ける状態が見られます。
それが原因で気を失ったりということはありませんが、突然起こって息ができない
ように見えたり、咳と間違われることもあります。
咳との見分け方は、咳をするときは口を開いていますが、逆くしゃみの場合は
口を閉じています。
症状が治まると何事もなかったようにケロッとしているのも逆くしゃみの特徴です。
詳しいメカニズムはわかっていませんが、特に治療をしなくても3〜4歳までに
おさまってくることが多いといわれますが、
それ以上の年齢になっても続けてみられることもあります。
それが原因で呼吸困難に陥るようなことはありませんので特に心配しなくても
大丈夫と言われていますが、
4歳以上になって突然現れたり頻度が増えるような場合、あまりにも長時間
続くような場合には、鼻腔内などに何らかの問題があることもございますので、
検査が必要です。

小型犬に多い気管虚脱(呼吸時に空気の通り道である気管がつぶれて呼吸困難を
起こす)や鼻腔内や喉の病気が原因で同じような症状が見られることもあります。
念のため一度かかりつけの病院さんでご相談いただき、今回みられた過呼吸が
「逆くしゃみ」なのか、それ以外に何か原因があるかどうかを
確認していただくと安心です。
また、逆くしゃみが疑われる場合も、実際の様子を見てみないと診断できない
こともありますので、症状があらわれている時の様子を携帯電話等の動画に
撮影しておいて、主治医の先生に見ていただくとよろしいでしょう。

その後、チワワちゃんのご様子はいかかでしょうか。
ご相談いたさいた症状が30分ほどあり、食欲も元気もないようですので、
できましたらかかりつけの病院さんで診察をお受けいただければと存じます。

なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、
しつけ相談のサービスを承っております。気がかりなことがおありの際には
お気軽にご利用くださいませ。
電話番号は、あんしんサービスセンター 
0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。
平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)
土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。

一日も早くオレオッピ様のチワワちゃんが元気になり、
オレオッピ様やご家族様と一緒に楽しくお過ごしいただける事を祈っております。
今後ともアニコムをどうぞよろしくお願い申しあげます。