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軟便の原因

投稿者:ぐー

投稿日:2015/08/26(Wed) 21:58

No.4103

ゴールデンレトリバーの男の子、1歳8ヶ月です。

軟便の原因が分からず困っておりますので、アドバイスをいただきたく、お願いします。

◆3ヶ月〜15ヶ月まで 
 ロイヤルカナン マキシジュニア(大型犬子犬用)を食べていた。便はずっと良好だった。
◆15ヶ月(今年4月)
  同メーカーのゴールデンレトリバー用(成犬用)に切り替え。軟便が3回に2回程度起こるようになる。(下痢まではいかないが、拾った時、地面に少し残る程度)
1ヶ月ほど続けても、状況変わらなかったため、同メーカーのマキシアダルト(大型犬成犬用)に切り替え。状況変わらず。
2週間程経った頃、ひどい下痢をする。→1日の絶食、下痢止め等の薬を飲んで回復。
その後、マキシジュニアに戻したところ、良い便になった。

◆原因
@切り替え時は、5日ほどかけて少しずつ変えた。また1ヶ月続えても、改善しなかったので、原因ではないと思われる。
Aメーカーに問い合わせたところ、小麦が、マキシジュニアに入っておらず、成犬用の2つのフードに入っていると言われた。そこで、病院でアレルギー検査をしたが反応無しだった。牛肉、ダニ等の基本的な一般検査のいずれも反応無し。

◆相談
現在は、子犬用のフードに戻していて便は快調(1日2回ほど)ですが、メーカーから、いつまでも子犬用を食べさせるのも良くないと言われていて心配です。と言っても、原因が分からないので、何に変えてよいかもわからず困っています。どのような原因が考えられるでしょうか?またおすすめのフードなどありましたら、お教えいただきたく、お願いいたします。

  
  

Re: 軟便の原因

- 獣医師 酒井

2015/08/28(Fri) 15:50

No.4107

ぐー 様

日差しが少しずつ和らぎ、秋が近づいていることを実感する毎日でございますが、
ぐー様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか?
この度はご相談を頂きまして、誠にありがとうございます。
ぐー様の1歳8ヶ月の男の子のゴールデンレトリバーちゃんが軟便でお悩みということですね。
お問合せにつきましてご案内させて頂きますが、実際のご様子等を拝見していませんので
一般的なご案内となりますことを何卒ご了承ください。

ぐー様のゴールデンレトリバーちゃんは15ヶ月までは、大型犬子犬用のマキシジュニアを
食べて良便だったのですね。
15ヶ月以降成犬用のフードに変更したところ軟便気味になり、さらに1ヶ月後マキシアダルトに
変更するも改善できず、2週間後にはひどい下痢をしてしまったのですね。
下痢は絶食と投薬によって回復し、それ以降は子犬用のマキシジュニアに戻し、
現在は良便が続いているということでございますね。

フードの切り替えは時間をかけたというお話ですし、単純にフードの切り替え方による不調で
あれば、1ヶ月も続くことは考えられませんので、仰るとおり軟便の原因ではないと思われます。
また、メーカーにお問い合わせをして2種類の成犬用に含まれていて、
マキシジュニアに含まれていない食材が小麦だったので、アレルギー検査を行って
確認をなさったということでございますね。
ワンちゃんの食物アレルギーには2種類の反応があると言われており、一つはIgEが関与する
タイプ、もう一つはリンパ球が直接反応するタイプです。
ワンちゃんの食物アレルギーにおいては、IgEよりもリンパ球によるアレルギー反応が関与して
いることが多いのではないかといわれていますので、もしIgE検査のみを実施された場合には、
今後の症状によってはリンパ球反応検査を受けてアレルギーのチェックをしておかれると
よいかもしれません。

現在ゴールデンレトリバーちゃんの体調はいかがですか。
フードを充分量食べているのに、栄養が吸収されておらず、やせているとか、元気がない、
疲れやすいなどの症状はございますか。
また検便で、寄生虫感染や、細菌バランスの大きな異常などもございませんでしたか。
このような異常がみられなく、栄養バランスが整った良質な総合栄養食を必要量食べており、
成長も順調で、体調も良好であれば、拾った際に地面に少し残る程度の軟便であれば、
正常の範囲である場合もあります。
子犬用のフードで便が快調で、さらに成犬用のフードでは栄養不良となり、やせ気味になる
ということであれば、かかりつけの先生とも相談しながら、子犬用のフードを継続する方法も
ありますが、栄養が過剰になっていないか、定期的な健康診断など受けながら、
食事を検討していく必要があるかと存じます。

また成犬用のフードの中でも食物繊維の多いタイプですと、便が適度に固まりやすい傾向が
ありますので、ゴールデンレトリバーちゃんの健康状態、体質をよくご存じの
かかりつけの先生にご相談いただき、フードのご紹介をしていただいてはいかがでしょうか。
一旦ひどい下痢も経験されて、食事に関して強いご不安を抱えていらっしゃることと思います。
お腹の調子の良し悪しは、フードが直接の原因ではない場合も多く、ワンちゃんが日常で受ける
様々なストレスによっても起こることが分かっています。
腸は第二の脳とも呼ばれ、神経細胞が多く集まっているため、ストレスに敏感に反応します。
ストレスと一言で言っても、原因は様々で、気温の変化、家の中や、お散歩コースなどの
環境の変化、私たちがあまり気にならない音や匂いの変化などが挙げられます。
はっきりと原因は分からないことも多いのですが、食事制限をして、少しお腹を休め、
いわゆる下痢止めを飲んで安静にすることで、回復する場合には心配ないかと思われます。

便の性状についてですが、健康なワンちゃんであっても食事によって、また体質にもよって
硬さや水分の含有量なども多少異なります。
もちろん見た目にも形が崩れるくらいの水分の異常に多い下痢、軟便や水様の下痢であれば、
何らかの異常と考えられ治療が必要ですが、拾った時に地面に少し残る程度の便であれば、
やや軟便気味ではありますが、消化器の何らかの異常ととらえる必要がないこともあります。

健康を維持するために腸内環境を整えることがとても重要であることが近年注目されています。
受診されても特に異常が指摘されず、軟便気味の便の性状が気になる場合には
栄養バランスが整った、良質な成犬用の総合栄養食をいくつか先生からご紹介いただき、
腸内細菌のバランスを整えることを目的に乳酸菌配合のサプリメントを併用しながら、
ゴールデンレトリバーちゃんの体質にあったフードを順番に試してみるのも一つの方法かと存じます。
なお、軟便が悪化して明らかな下痢の症状になり、また下痢を頻繁にくり返したり、血便や嘔吐など
他の症状を伴う場合には、精密検査や治療が必要になることが考えられますので、
お早めの受診をお願い致します。

軽度の軟便であれば、時間の経過によって体質が変化する場合もありますので、
ゴールデンレトリバーちゃんが食事を楽しみながら、元気で毎日を過ごしているようでしたら、
体質にあった食事を少しずつゆっくりと試していこうねというお気持ちで、フードを探していただいても
よろしいのではないでしょうか。

アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、しつけ相談
サービスを承っております。
状況をお伺いした上でより具体的なご案内ができると思いますので、ぜひご利用くださいませ。
お電話番号は、あんしんサービスセンター 
0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。
平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)
土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。

今後ともアニコムをよろしくお願い申し上げます。



秋・冬のライオンカット

投稿者:ぎんなん

投稿日:2015/08/26(Wed) 19:09

No.4102

長毛MIXオス4歳の猫の相談です。
春の換毛期にグルーミングした自分の毛で腸閉塞の手術をしました。ブラッシングは毎日して定期的にラキサトーンを舐めさせて長毛種用の餌を食べさせていました。
手術後、抜糸してからまたグルーミングをして、毛玉を2日連続して吐いたので、ライオンカットにしました。
ライオンカットにしてからは毛玉を吐くこともなく、猫は楽にしているように見受けられます。
これから秋〜冬にかけて、伸びた毛をもう一度ライオンカットしたら猫は寒く感じるのでしょうか?

Re: 秋・冬のライオンカット

- アニコムカウンセラー 能登

2015/08/28(Fri) 15:21

No.4106

ぎんなん 様

朝夕の風に涼しさを感じる季節となりましたが、ぎんなん様におかれましては
いかがお過ごしでしょうか。

この度はご相談を頂きまして誠にありがとうございます。
ぎんなん様のネコちゃんは長毛種で、春にグルーミングの毛で腸閉塞の手術をなさったとのこと、
ぎんなん様のご心配なさったお気持ちはいかばかりであったかと、お察しいたします。
その後、ライオンカットになさったところ、ネコちゃんの様子はよろしいとのことで、
これから
秋から冬にかけてライオンカットをした時にネコちゃんが感じる寒さについての
ご質問でございますね。
早速、ご案内させていただきますが、実際のご様子を拝見しておりません
ので、一般的なご案内となりますことご了承ください。

ぎんなん様のネコちゃんがグルーミングした毛で腸閉塞をお起こしになられたのが春とのことでございますが、
一般的に、ネコちゃんには1年の中でも、とりわけ抜け毛が目立つ時期が春と秋にあります。
その後、ライオンカットにしてからは毛玉を吐くこともなく、楽にしているように見受けられる。
とのことですし、ネコちゃんがカットに強いストレスを感じないようであれば、
秋にかけて伸びた毛をカットされることは
グルーミングした毛を飲み込むことを防ぐためにも有効だと存じます。

夏と異なり、寒い時期に向かうのでご心配かと存じますが、室内で飼育しているネコちゃんは、
室温などの管理をしていただければ、問題なく過ごせますのでご安心ください。

ネコちゃんの秋から冬にかけての室温管理などについて、
以下にいくつかご案内させていただきますので、参考にしていただければ幸いです。

1. 部屋の室温や湿度
室内で飼育しているネコちゃんには、湿度が30%から70%、室温が18℃から23℃くらい
と言われています。
暖房を効かせすぎてしまうと、室内の湿度がカラカラになってしまいますので、部屋の換気や、
湿度の調整をしてあげましょう。

2. 暖かい場所を用意する
ネコちゃんは、フワフワとした暖かな場所を好みますので、ネコちゃんが好む場所に
フリース素材などの暖かいネコちゃん用のベッドや、毛布などを用意してあげましょう。
冬の間は、潜り込むことができる暖かいハウスなどを好むネコちゃんもいます。
そのような場所をいくつか用意して、ネコちゃんが自分で調節できるようにしていただくのが理想的です。

3. ヤケドから守る
ストーブなどの暖房器具でヤケドをすることもあるので、物理的にネコちゃんが近づけないように
工夫しておくと安心です。
お出かけの時など、暖房器具をつけたままにしておくのが心配な時は、タイマーをつけておいたり、
湯たんぽがわりに、ペットボトルにお湯を入れて、しっかりとバスタオルで包んだものをおいてあげましょう。

また、カット後も、これまでどおり、スキンシップをかねてネコちゃんの毎日のお手入れや、
オモチャなどで遊ぶ時間をとっていただくことで、グルーミングからネコちゃんの気をそらしていただけます。
お食事につきましても、かかりつけの獣医師さんにご相談の上で続けていただければと存じます。

なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、
しつけ相談サービスを承っておりますので、ぜひご利用くださいませ。
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平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)
土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。

体調管理の難しい時期でございますが、ぎんなん様におかれましては、
くれぐれもお体ご自愛ください。
今後ともアニコムをよろしくお願い申し上げます。



皮膚が波打つ

投稿者:ちょっぴー

投稿日:2015/08/20(Thu) 17:25

No.4099

3歳の雄猫(mix)です。
3日前に動物病院で毛玉カットをしてきてから、腰から下の皮膚が波を打ったようにグニャグニャと自然に動いてしまい、そうなると口を開けてシャーといったりします。毛玉カットは、先生が3人がかりで押さえつけてやった状態でした。皮膚がグニャグニャすると、それが嫌みたいで、誰も居ない部屋の隅で小さくなってジュータンやクッションの下に頭を隠しています。
多分相当怖い思いをさせてしまったんだと思い後悔しています。
皮膚がグニャグニャするのは良くなるのでしょうか?
私達家族は、これからどのようにケアをしていってあげたら良いのでしょうか?

Re: 皮膚が波打つ

- 獣医師 霍田

2015/08/24(Mon) 18:49

No.4100

ちょっぴー 様

秋にはまだ遠く暑い日が続いておりますが、ちょっぴー様におかれましては
いかがお過ごしでしょうか。
この度はご相談をいただきまして誠にありがとうございます。
3歳の男の子の猫ちゃんが動物病院で毛玉カットをしてきてから、腰から下の皮膚が
波を打ったように動いてしまうことについてのご相談でございますね。
急にそのような症状が見られ、ちょっぴー様とご家族様のご不安はいかばかりかと
お察しいたします。
お問い合わせにつきましてご案内させていただきますが、実際のご様子を拝見して
おりませんので、一般的なご案内となりますことご了承ください。

この度の猫ちゃんの毛玉カットの際は、先生が3人で押さえて行ったとのこと、
相当な怖い思いをしたのではないかとお考えなのですね。

猫ちゃんの皮膚が波立つように動いてしまう原因としてはいくつか考えられますので
以下にご案内いたします。
◇感染などにより皮膚に病変がある場合
皮膚が外部寄生虫(ノミやシラミなど)や細菌感染などにより、違和感があったり、
刺激を受けているケースです。フケや脱毛、赤みなど、皮膚に変化がある場合には
病院で皮膚の検査をお勧めします。
◇知覚過敏症
内臓の障害や神経学的な異常などによって、皮膚の知覚過敏症状が出る場合があり、
また、猫伝染性腹膜炎などの感染症によって、神経症状が引き起こされることも
あります。
その他、猫ちゃんではなんらかのストレスが強くかかったことが原因で、
知覚過敏が認められることがあると言われています。
その場合は、知覚過敏とともに過剰な毛繕いがみられることもあるとされます。
◇てんかん
てんかんとは、発作的に起こる全身性の痙攣や意識障害を主な症状とする
脳疾患です。てんかん発作の症状は、全身を強直させて痙攣を起こすような
重度のものから、体の一部分だけが痙攣するようなものまで様々です。
皮膚に部分的に発作が起こった場合、皮膚が波打ったように見えることがあります。

ちょっぴー様の猫ちゃんは、毛玉をカットしてから皮膚が波打ったような症状が
見られるとのことでございますね。猫ちゃんにとって、それが強いストレスと
なったのであれば、皮膚の症状の引き金になった可能性は十分考えられます。
皮膚が動く症状が改善するかについては、原因によっても異なってきます。
もしてんかんと診断された場合には、抗てんかん薬を使用することで改善する
場合もありますし、ストレスが原因であった場合には、ストレスの元となるものを
取り除くことにより、時間の経過とともに症状が改善することがあります。

今後のケアにつきましては、猫ちゃんにストレスをかけないように
ご注意いただくことが大切かと存じます。
例えば快適な室温、ストレスにならない静かな環境、清潔なトイレなど
でございます。
ただ、ご家族がご心配のあまり過剰に反応すると、猫ちゃんにご家族の不安が
伝わってしまいます。猫ちゃんはご家族の感情をとても敏感に感じ取るため、
ご家族が心配そうにしていらっしゃると、猫ちゃんも不安になってしまうのです。
そのため、ご家族が落ち着いた様子でいつも通りに接していただくことが
とても大切です。また、適度に猫ちゃんと遊んだり、新しいおもちゃを与える
などで、猫ちゃんの気を紛らわせることも役立つかもしれません。

もし時間が経っても皮膚が動く症状に改善が認められない、もしくは悪化する場合
や、その他の症状が認められる場合には、診察を受けていただくことを
お勧めいたします。
受診の際には、家での猫ちゃんの症状を撮影した動画をお持ちいただくと、
よろしいでしょう。動物病院では、皮膚の検査や全体的な身体検査、必要に応じて
神経学的検査や血液検査などを行い、異常がないかの確認をしていただくことに
なるかと存じます。

また、猫ちゃんの毛玉はそのままにしておくと、皮膚のトラブルの原因になります。
できてしまった毛玉はカットするしかないため、こまめなブラッシングにより、
毛玉の予防とあわせてスキンシップをとっていただくことをお勧めいたします。
ちょっぴー様の猫ちゃんは、長毛のお子様なのでしょうか。
ふわふわの被毛はとても愛らしいことかと存じます。
お手入れが大変かと存じますが、ちょっぴー様と猫ちゃんの無理のない範囲で、
ぜひ頑張っていただければと思います。

ネコちゃんは概してじっとしているのがあまり好きではありませんので、
一回のブラッシングは短く、3分程度で終えるようにします。
最初は手で撫でることからお始めいただき、触られることが気持が良いと
いうことを教えてあげましょう。
また、ブラッシングをした後には、好きな遊びやオヤツなど、
ネコちゃんにとってご褒美にあたることをしていただくとよろしいでしょう。
ネコちゃんが嫌がらない程度で、褒めながらブラッシングをなさって、
終えた後には嬉しいことが待っていると感じさせていただければと存じます。

なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、
しつけ相談サービスを承っておりますので、ぜひご利用ください。

お電話番号は、あんしんサービスセンター0800-888-8256です。
平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)
土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。

猫ちゃんの症状が改善し、ご家族様と一緒に心穏やかにお過ごしになれますよう
お祈りしております。




アレルギー検査について

投稿者:嶋田

投稿日:2015/08/16(Sun) 07:51

No.4097

マルチーズ雌10ヶ月です。
目の周りが赤く片足を咬みます。
獣医に相談したところ、アレルギー(アトピー)の可能性はあるが、まだそこまでの症状はない。様子をみるとの事。
食物アレルギーであれば、検査をして改善したいと考えてますが、獣医は検査をしてもハッキリと分からないからする必要なしとの事。


・食物アレルギー検査はあんまり意味がないか?

・アレルギー検査で、毛を約20本送ると血液検査と同じアレルギー検査が出来るとネットであったが、ありえるか?

上記2点と、何かコメントあれば下さい。






Re: アレルギー検査について

- 獣医師 酒井

2015/08/18(Tue) 18:29

No.4098

嶋田 様

お盆を過ぎても、日中の厳しい暑さが続いておりますが、
嶋田様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。
この度はご相談をいただきましてありがとうございます。
嶋田様の10ヶ月の女の子のマルチーズちゃんが、目の周りの赤みなど気になるご様子があり
受診をなさったところ、アレルギーの可能性があるということで、その検査についてのご質問でございますね。
早速ご案内をさせていただきますが、お子様の詳しいご様子が分かりかねますため、
一般的なご案内になりますことを何卒ご了承下さいませ。

嶋田様のマルチーズちゃんにみられる現在の症状としては目の周りが赤く、片足を咬んでいると
いうことでございますね。今回は症状が軽度なために様子見となったようですが、
アレルギー以外の皮膚の検査などは行われたのでしょうか。
皮膚のかゆみ、赤みを主訴とする病気は多くありますので、アレルギーが疑われる場合であっても、
それ以外の病気の可能性も考え、必要に応じて検査を行います。
例えば毛包虫(ニキビダニ)やヒゼンダニ、ノミ、マダニなどの外部寄生虫の感染、マラセチアなどの
真菌感染症や、細菌感染による膿皮症など、一つ一つの病気について検討し、
必要であれば掻把試験(病変部の皮膚を掻き取り、中に潜む寄生虫を診断するための検査)や、
スタンプ検査(病変部にスライドグラスを押しつけ皮膚表面の分泌物や細胞、微生物などを採取し、
染色して顕微鏡でみる検査)、真菌や細菌の培養同定、細菌の薬物感受性検査(皮膚病の
原因となっている菌を同定し、効果のある抗生物質を調べる検査)などを行います。
皮膚病は原因が一つとは限らず、アレルギーの体質があって、さらに二次感染を起こしているなど
複雑な病態になっていることもよくありますので、まずは明らかになった原因を一つずつ治療して、
その他の原因があるかどうか、根気よく探っていくという作業が必要になります。

嶋田様のマルチーズちゃんの目の周りの赤みや足を咬む症状は現状況では、
特に感染症などの疑いもなく、アレルギーの症状であったとしても軽度なため、
今後の症状の変化を経過観察ということだったのでしょうか。
嶋田様は食物が原因のアレルギーであれば、検査を行い、その食物を摂らせないことで症状を
改善させたいと考えていらっしゃるのですね。
食物アレルギーはアレルギーの原因物質(アレルゲン)を摂取することでIgEやリンパ球反応性の皮膚炎が
起こります。原因の食物さえ摂取しなければ治りますので、症状が出始めた時期、皮膚炎を起こして
いる場所、二次感染の治療結果などを総合的に判断した上で、食物アレルギーが疑われる場合には、
検査をすることをお勧めいたします。
原因が食物アレルギーのみの場合には、原因となる食物を食べさせない食餌療法を開始すると、
通常1ヶ月から2ヶ月程度で良好な結果が期待されます。
しかしながら、食物アレルギーがあり、さらにアトピーの体質(食物ではなくハウスダストマイトなどの
環境アレルゲンが原因であるもの)を併せ持っている場合には、食物アレルギーの食餌療法を行っても
症状が完全には治まらないこともあります。
このようにアレルギーの疑いがある場合、検査をして治療を始めても必ずしも即完治というわけではなく、
原因によっては根治が難しく、薬や食事、サプリメントやシャンプーなどを併用しながら、
ある程度良好なところで維持し、病気と上手に付き合っていく必要があります。

アレルギーの血液検査は一般的に高額となるため、診断が下されてそれに沿って行われる治療も
すぐに効果がみられるのではないかと期待されがちです。
しかし、アレルギー性皮膚炎の治療は、湿気や気温などの変化や二次感染の有無などによっても
治療効果は左右され、治療期間も長期にわたる場合があります。
そのため、飼い主さんがしっかりと適切な食事管理、かゆみ・赤みなど症状の変化の把握、
治療に対する反応の観察を行い、かかりつけの先生に家での様子をお伝えし
根気よく治療を続けることがとても大切です。

食物アレルギーは一般的に、1歳以内に発症が見られ、目周り、口周り、背中などに症状が出る
ことが多いと言われています。
嶋田様のマルチーズちゃんも発症年齢や発症部位からは、食物アレルギーの可能性も考えられます。

アレルギー以外の病気の鑑別をしながら、症状の改善を目指して今後皮膚炎と向き合うのであれば、
アレルギーの血液検査は決して意味がないわけではありません。むしろ食事、環境の両面の改善内容
を把握し、治療方針を固め、今後、治療の効果が現れているかどうかの判定にも役立つのでとても
有意義な検査と言えるかと存じます。

なお、アレルギー検査で直接の原因を追及するのではなく、アレルゲンとなりにくい大きさまで加水分解
されたフードや新奇タンパク質(ナマズや鹿などこれまで食べた経験のないタンパク質)でできたフード
などを試験的に数ヶ月使用してみて、症状が治まるかどうか確認する「除去食試験」という方法もあります。

かかりつけの先生に受診して、様子見となったということですが、もしよろしければ、今後どのような
タイミングでさらなる検査や治療を行っていくべきか、少し先の話も含めてご相談されておくと
ご安心かと存じます。

もう一つの、「被毛20本で血液検査と同じアレルギー検査ができるのか」のお問い合わせにつきましては、
検査の原理についての情報を持ち合わせておりませんため、ご案内致しかねますことご了承ください。

季節柄、皮膚の痒みが悪化しやすい時期ではありますので、急に進行することがないよう
ご注意いただければと思います。
なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、
しつけ相談のサービスを承っております。気がかりなことがおありの際には、
ぜひご利用くださいませ。

お電話番号は、あんしんサービスセンター 0800-888-8256 です。
平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)
土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。

今後ともアニコムを宜しくお願い申し上げます。



肝臓とレントゲンについて

投稿者:いっくま

投稿日:2015/08/07(Fri) 21:13

No.4091

ゴールデンレトリバー12歳♀です。
膀胱炎と、急にお腹が出てきたことで通院。
レントゲンにて、肝臓がだいぶ腫れていること、お腹の写真がやけに白っぽくモヤモヤしている点を指摘されました。
腹水が溜まってることで白く写っているのかもしれないとのことで、お腹に注射針を刺す検査をするも、何も吸い取れないことから、腹水ではないとの診断、原因は分からず終いでした。
とりあえず全て様子見でオッケーとなったのですが、今後の生活で何か注意することはありますか?
また、肝臓の腫れ(肝臓の数値は一年以上前から高めの項目がいくつかあります)と、お腹のレントゲン写真が白くモヤモヤと写る原因は何が考えられるのでしょうか?
ご回答、宜しくお願いします。

Re: 肝臓とレントゲンについて

- 獣医師 山田

2015/08/11(Tue) 15:45

No.4096

いっくま 様

今年は格別に暑さが厳しいようですが、いっくま様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。
この度はご相談を頂きまして、誠にありがとうございます。
12歳のゴールデンレトリバーちゃんが膀胱炎と、急にお腹が出てきたためにご通院されたのですね。
いっくま様のご不安なお気持ちはいかばかりかとお察しいたします。
早速、お問合せにつきましてご案内させて頂きますが、実際のご様子を拝見しておりませんので、
一般的なご案内となりますことを何卒ご了承ください。

まず、お腹の腫れについてご案内いたします。
お腹の腫れは腹腔内の臓器が腫れる事や腫瘍、体液の貯留、腹部の筋肉の
緊張性が低下することなどによっておこります。
何が原因でお腹が出ているかについては、体を触っての検査(触診)だけ
ではわからないこともあり、レントゲン検査や超音波検査、血液検査などを
実施して判断します。
いっくま様のゴールデンレトリバーちゃんもおそらく、お腹の腫れがあった
ので、レントゲン検査を実施されたのだと思います。

次に、レントゲン検査についてご案内いたします。
レントゲン検査とは「エックス線」を利用した検査です。放射線の一つである
エックス線を体に照射し、通過したエックス線量の差を検出器で可視化すること
により、体の内部を画像化します。
エックス線の波長は、きわめて短いので物質を透過する性質がありますが、
エックス線が透過する程度は組織により異なるため、身体の部位により
透過するエックス線量が変わります。これをフィルム上に反映して
身体の内部を写し出すのが、レントゲン検査です。

骨や歯はエックス線をよく吸収するので、写真上では他の体の部位と比べて
最も白く見えます。反対に、空気のたくさんあるところでは、
エックス線はほとんど素通りしてしまいますので、肺の中や消化管の中のガス
などは黒く見えます。また、液体や体の臓器などの軟部組織は、
レントゲン上では薄灰色の陰影として映ります。
しかし、腹腔内に液体が溜まった状態(腹水など)だと、液体の影響で、
周囲の臓器の陰影がきれいに描出できなくなってしまい、
腹腔が全体的に白くもやっとした画像になります。
また、液体の貯留以外にも、「腹膜炎」「癌の播種性(はしゅせい)(※1)転移」
「削痩(さくそう)(※2)による脂肪の消失」などによっても、画像のコントラストが
低下します。
※1播種性とは、悪性腫瘍細胞が、あたかも種をまいたかのようにまき散らされ、
付着した部位で増殖する転移の仕方をいいます。腹膜に見られることが多く、
ワンちゃんでは卵巣癌、ネコちゃんでは腸に発生した腫瘍などが播種しやすい
ことが知られています。
※2体重が著しく減少して、異常に痩せてしまった状態を削痩(さくそう)といいます。

しかし、「何が原因でそのような白くモヤモヤしたレントゲンになっているのか」
についての鑑別は、レントゲン検査単独では判断する事が困難です。
そのため、原因を追究するためには、超音波検査や、
いっくま様のゴールデンレトリバーちゃんが実施いただいた「腹腔穿刺」という、
お腹に針を刺す検査や、血液検査なども実施して、
総合的に判断していく必要があります。

いっくま様のゴールデンレトリバーちゃんは、お腹に針を刺しても何も吸い取れず、
レントゲン画像で見えた白くモヤモヤしているものが何だったのかの特定には
至らなかったのですね。ただ、かかりつけの先生のご指示が
「様子を見ていく」ということですので、総合的に見て、腹膜炎や癌の播種性転移
などの可能性は低いと判断されたのではないかと思います。

さて、いっくま様のゴールデンレトリバーちゃんはレントゲン検査で肝臓が
腫れていることが分かったのですね。
肝臓が腫れる(肝腫大)原因は肝臓自体や肝臓周囲にある胆嚢・胆管系の疾患に
起因する場合と、それ以外の原因で腫大する場合とがあります。肝臓や胆嚢・
胆管以外で肝臓が腫大するものとして、@右心不全に伴う肝臓の腫大、
A副腎皮質機能亢進症、B糖尿病、C細菌、真菌、ウイルスなどの感染による
全身疾患、D副腎皮質ホルモン、抗てんかん薬やその他の薬剤の利用などが
あげられます。
そのため、肝腫大の原因特定には、やはりレントゲン検査だけではなく、
血液検査やエコー検査と臨床症状などを合わせて総合的に判断していく必要
がございます。

今回の検査では「経過観察」となっていらっしゃいますので、今後も定期的に
血液検査や腹部のレントゲン検査を実施していただくとよろしいでしょう。
また、今後の経過によっては早い時期に一度超音波検査をお受けいただいた方が
ご安心かと思います。
超音波検査のメリットは、「麻酔を利用しなくても検査が可能なこと」、そして心臓の
弁や腹腔内の臓器などの状態を「リアルタイムにチェックできること」です。
また、超音波検査は肝臓、腎臓などの臓器や筋肉、脂肪組織などの描出にとても
優れていますので、レントゲン検査ではわからなかった病変を確認できるかも
しれません。一度、かかりつけの先生にもご相談を頂けたら幸いでございます。

ご家庭では引き続きゴールデンレトリバーちゃんのご様子をよく観察していただき、
食欲低下や嘔吐・下痢、発熱や多飲多尿などの有無、お腹がさらに腫れてきて
いないかなどをチェックしていただけたらと思います。
いつもと違う様子が見受けられたら、すぐにかかりつけの動物病院に受診し
診察をしていただけたらと思います。

なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、
しつけ相談のサービスを承っております。気がかりなことがおありの際には、
ぜひご利用くださいませ。

お電話番号は、あんしんサービスセンター 0800-888-8256 です。
平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)
土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。

今後ともアニコムを宜しくお願い申し上げます。