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体重減少

投稿者:くうママ

投稿日:2013/03/05(Tue) 23:14

No.1940

今月で2歳になるミニチュワダッツクス(メス)ですが、(6ヵ月のとき避妊手術済)去年の夏くらいから、それまで食べていたフードを嫌がり、あまり食べなくなったので、動物病院でも薦めていた避妊用のドッグフードに切り替えたのですが、体重が減少してきました。(3.8kgから3.4kg)フードは標準の量を与えてるのですが・・
もう少し多めに与えたほうがいいのでしょうか?それともフードを普通のに替えたほうがいいのでしょうか?アドバイスをお願いします。

Re: 体重減少

- 獣医師 山田

2013/03/08(Fri) 17:04

No.1943

くうママ様

春の訪れを感じる頃ですが、くうママ様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。
この度はご相談を頂きまして、誠にありがとうございます。
2歳になる女の子のミニチュアダックスちゃんが、去年の夏くらいから
それまで食べていたフードを嫌ってあまり食べなくなり、
動物病院で薦めていた避妊用のドッグフードに切り替えたが、
体重が減少してきたとの事でございますね。
早速、ご案内させて頂きますが、一般的なご案内となってしまうことをご了承ください。

ミニチュアダックスちゃんは6ヶ月齢の時に避妊手術をされたとの事ですね。
一般的に避妊・去勢手術をすると、少しですが代謝が低下し、過食傾向になることなどで
肥満傾向になるということがさまざまな研究で明らかにされております。
したがいまして、避妊手術前と同じカロリーのお食事を摂取していると、
手術前よりも太ってしまう事が多いため、避妊・去勢したワンちゃん用として
脂質やカロリーを抑えたフードが様々なメーカーさんから販売されております。
(メーカーさんによっては標準的な成犬用フードに比較し、約15%もカロリーが低く
作られているものもあるようです)

くうママ様のミニチュアダックスちゃんは食事を避妊用のフードに切り替えてから
体重が3.8kgから3.4kgに減少してきたのですね。
おそらく、避妊・去勢したワンちゃん用のフードが今までのフードより、
脂質やカロリーが低いためではないかと思います。
このように脂質やカロリーを押さえたフードを、変更前の食事量と同じ量を与えた場合、
ワンちゃんは痩せてくる事が多く、これにより避妊・去勢後の肥満傾向を予防しております。

くうママ様は今、避妊用フードを標準量で与えているとの事ですね。
フードの袋に印刷されている分量はあくまでも目安であり、同じ体格のお子様に同じ量の
食事を与えていても、太るワンちゃんもいれば痩せてくるワンちゃんもおりますので、
それぞれのワンちゃんの運動量や代謝の状態によっても適量は異なってきます。
筋肉質で活動的なワンちゃんなどは比較的高カロリーを要求します。
一方であまり動かない静かなワンちゃんなどは、それほどカロリーを必要としない事も
ございますので、体重と体型を確認しながら、
ミニチュアダックスちゃんに適した給与量を調節してあげる必要がございます。

現在、与えていただいている分量では体重が減少しているようですので、可能であれば
少し食事量を増やしてみましょう。
しかし、いきなりフードの量が増えた場合、胃腸に負担がかかり嘔吐や下痢をしてしまう
ことなどがありますので、増量する際は少しずつ増やしてみると良いでしょう。
それでも体重が増えない場合や、現在の食事の量を増やしたが与えた食事を全て食べきれない
ような場合には、もう少しカロリーが高いフード(避妊・去勢後のフードではないもの)
へ変更してみても良いでしょう。
フードの種類を変える際もいきなり全部を変更してしまうと、嘔吐や下痢をしてしまう事が
ございますので、2週間くらいかけて、ゆっくりと食事を切り替えていきましょう。

このように食事を変更しても体重増加が認められない場合は、食事以外でも体重減少を
引き起こす原因を考える必要も出てまいります。
例えば、胃腸疾患で嘔吐や下痢などの症状があった場合、食べたフードは小腸で栄養分を
吸収できず、食べても痩せてしまいます。
現在のミニチュアダックスちゃんは下痢や嘔吐などの症状は出ていませんでしょうか。
もし、嘔吐や下痢が認められる場合には、かかりつけの動物病院さんを受診して
頂けたらと思います。
また、胃腸疾患以外でも痩せてくる原因として、糖尿病や甲状腺機能亢進症(ワンちゃんでは
稀ですが)などの内分泌疾患がございます。
くうママ様のミニチュアダックスちゃんはまだ若いので、内分泌疾患の可能性は低い
かとは思いますが、フード量を増加しても、カロリーの高いフードを与えても体重が増えて
こない様であれば、一度かかりつけの動物病院で、痩せてくる原因が食事以外に無いかどうか
ご相談頂けたらと思います。

ミニチュアダックスちゃんは去年の夏頃から、それまで食べていたフードを嫌がるように
なったとの事ですが、その後、食欲や元気にムラはございませんか?
食事の種類が変わった事で良く食べる様であれば、一種のわがままのようなもので、
一時的にフードの食べが悪くなった可能性が高いかとは思いますが、食欲不振と併せて
元気消失や嘔吐、下痢などの症状があった場合には、念のため動物病院の先生に
ご相談頂けたらと思います。

くうママ様のミニチュアダックスちゃんは、昨年の夏から約半年ほどで400g体重が減っている
とのことでございますね。
ご心配かとは存じますが、体重は1つの目安であり、それぞれワンちゃんの骨格にあった体型
であることが大切です。
今の体重が骨格に対して痩せ気味なのか正常範囲内なのかどうかの評価は
ボディ・コンディション・スコア(BCS)という基準を元に、視覚と触覚で判断をいたします。
(詳細については、しつけ・健康相談サイト「どうぶつ相談室」の次のページをご参考
になさってください。http://www.anicom-page.com/labo/2009/10/1-15.html

ボディ・コンディション・スコア(BCS)では、胸のところを触って肋骨が触れるかどうか、
骨格の大きさ、筋肉あるいは脂肪のつき具合などを総合的に見て、「太っていないか、
痩せすぎていないか」を判断することになりますので、一度、かかりつけの動物病院の先生に
現時点でのミニチュアダックスちゃんのBCSを
ご確認して頂けたらと思います。
もう少し太った方がいい様であれば、上述したようにフード量を増加していただいたり、
フードの種類変更を考えて頂けたらと思います。

くうママ様のミニチュアダックスちゃんがお健やかにお過ごしになることを
お祈りいたしております。
なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、
しつけ相談のサービスを承っております。気がかりなことがおありの際には、
ぜひご利用くださいませ。
お電話番号は、あんしんサービスセンター 
0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。
平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)
土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。
今後ともアニコムを宜しくお願い申し上げます。



たらこを食べていた

投稿者:くう

投稿日:2013/03/04(Mon) 22:15

No.1938

なんだか静かだと思ったら、流しのカウンターにのぼり、なまごみの袋の中から、すてたたらこを取り出し食べていたようです。テーブルの上がたらこだらけでしかもぺろぺろしていました。大量ではないとはおもうのですが、一かけは食べていたかと思います。しかも冷蔵庫に入っていたのを、生ゴミ袋にいれたばかりでしたが、冷蔵庫で1〜2週間たっていたものです。
たらこ自体食べたらだめなのに、食べてしまったこと、そして人間にしてみれば少し古くなったたらこ。
ダブルで猫には悪いもので、心配です。
わざわざはかせたりはしませんでしたが、大丈夫でしょうか。

Re: たらこを食べていた

- 獣医師 酒井

2013/03/06(Wed) 13:27

No.1942

くぅ 様

この度はご相談をいただきまして、誠にありがとうございます。
くぅ様のネコちゃんが少し古くなって捨てたたらこを食べてしまってご心配ということでございますね。
お問い合わせにつきましてはご案内させていただきますが実際にネコちゃんのご様子を拝見
しておりませんので、一般的なご案内となりますことを何卒ご了承下さいませ。

たらこはスケソウダラの卵巣を塩漬けしたもので、くぅ様が廃棄されたたらこの賞味期限はわかりませんが、
一般的に冷蔵保存であれば3日から1週間といったところかと思われます。
たらこはタンパクが豊富で高栄養の食品ですが、コレステロールや脂質も高く、また塩漬けされているため
塩分も高いので、くぅ様がおっしゃるように、ネコちゃんに与えない方がよい食品です。
また、冷蔵庫で1-2週間保存していたものということで、傷んでいた可能性があるのが心配な点です。
冷蔵庫からゴミ袋に入れたばかりということですが
タンパクの多く含まれるたらこがすでに傷んでいた場合、食中毒の症状が出る可能性があります。
実際に食べた量がはっきりわからず一片くらいということですので、症状がでるかどうかはわかりませんが、
食べたその日もしくは翌日ごろまでに嘔吐や下痢等消化器の症状がでることが考えられます。
細菌性の食中毒の場合には、発熱を伴ったり元気がなくなるなどの全身症状が現れることもあるので
注意をしてあげてください。
少しでも様子に心配な点をお感じでしたら、すぐにかかりつけの動物病院さんで
診てもらうようにして下さい。
また特に変わった様子がなくても、新鮮なお水をいつでも飲めるように用意して食欲や排便排尿の
様子を注意深く1週間ほどよく観察してあげるようにして下さい。

ネコちゃんはおいしい物を発見した場所をよく覚えていて、今後も何度もチャンスをうかがうようになります。
生ゴミに、ネギ類やニンニクなど少量でもネコに毒性を示すものや鳥、魚の骨などが混ざっていた場合には
取り返しのつかないことになる場合もありますので、生ゴミの処分には充分注意が必要です。
また誤って食べてしまったことにすぐ気づいた場合、食べた物の内容にもよりますが30分以内であれば
動物病院さんで催吐剤を使って吐かせることも可能ですので、まずはお電話をされて相談されるといいでしょう。
緊急事態でも慌てないために普段からかかりつけの動物病院さんの電話番号、診療時間、休診日、
そして時間外や休診日にはどこに相談できるかなどチェックをしておくことも大切です。

少しずつ春らしい日差しを感じられるようになってまいりましたので、ネコちゃんと一緒にのんびり日向ぼっこ
などが楽しめる季節ですね。
くぅ様のネコちゃんも今回のことで特に症状もなく元気に過ごされていますようお祈り申し上げます。

なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、
しつけ相談のサービスを承っております。気がかりなことがおありの際には、
ぜひご利用くださいませ。
お電話番号は、あんしんサービスセンター 
0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。
平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)
土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。
今後ともアニコムを宜しくお願い申し上げます。



目の充血とズレ

投稿者:chiki

投稿日:2013/03/04(Mon) 16:23

No.1936

いつもお世話になります。
去年から右目の涙の出る部分が赤く、
眼球も少しずれてる気がして何度か病院に行きました。
抗生物質の目薬でその時ははおさまりますがが 
目薬が終了すると またすぐに再発します。

年末に歯が割れて手術を受けた時に
目も歯からきてる』と言われて
術後は消えてたので安心してたのですが、抗生剤の注射の期間が終わるとまた
同じ症状が出てます。

この症状でおすすめの病院を教えていただけますか?
よろしくお願いします

Re: 目の充血とズレ

- 獣医師 岸田

2013/03/05(Tue) 17:12

No.1939

Chiki 様

この度はご相談を頂きまして、誠にありがとうございます。
昨年よりワンちゃんの右目が充血して眼球がずれているような症状が見られ、
抗生物質の目薬の治療により良化するものの、やめると再発を繰り返していらっしゃる
とのことでございますね。
お問合せにつきましてご案内させて頂きますが、実際のご様子を拝見していないため、
一般的なご案内となりますことを何卒ご了承ください。

ワンちゃんの右目の充血は、抗生物質の目薬やお注射をするとよくなり、
やめると再発してしまうとのことでございますね。
抗生物質は、細菌の増殖や機能を阻害する薬です。
抗生物質で症状が抑えられるということは、その症状に細菌感染が関係していることが推測されます。
一般的な細菌性の結膜炎であれば、一定期間抗生物質を使用することで
完治することが多いと思いますが、抗生物質をやめるとすぐに再発してしまうことから考えると、
何らかの原因で細菌の感染が引き起こされやすい状態になっていると言えると思います。

chiki様のワンちゃんは年末に歯が割れて手術を受けた際、主治医の先生から、
目の症状も歯が原因の可能性があると指摘されたとのことですね。
目に近い、上顎の奥歯の歯根周囲に炎症があると、目の周囲に炎症が波及し、
結膜炎などの症状を起こすことがあります。
ワンちゃんに多い、歯周病などに伴って見られることのある症状です。
もし右側の上顎の奥歯に歯石がついていたり、歯肉が腫れていたり、歯周病の様子が見られるようで
あれば、それが右目の症状の原因になっている可能性もあるかもしれません。
また、歯や歯肉の見た目は問題なくても、歯根部のみに炎症が起こっている可能性もあります。
症状の悪化が見られるようでしたら、そのようなことも疑って、
歯科に詳しい動物病院さんで歯根部のレントゲン撮影などの検査を受けてみるとよろしいかもしれません。

また、ワンちゃんの眼球が少しずれているような気がするとのことですが、
この症状も抗生物質の点眼でよくなるということでしょうか。
「眼球のずれ」というのがどのような状態なのか、実際のご様子を拝見していませんので
はっきりしたことは申し上げられませんが、もし目の充血以外に目立った症状がなく、
抗生物質の点眼のみで「眼球のずれ」もよくなるように見えるのであれば、
眼球のずれではなく、結膜や瞬膜、角膜などが炎症で腫れてそのように見えている
だけなのかもしれませんね。
眼球自体が突出したように見える眼窩膿瘍(目のくぼみに膿がたまる)や緑内障、眼窩腫瘍
などの場合には、目の痛みや食欲、元気がなくなるなどの症状を伴うことが多く、
通常抗生物質の点眼だけでよくなることはありません。
また、眼球ではありませんが水晶体(レンズ)の部分がずれてしまう水晶体脱臼などの場合にも、
抗生物質の点眼だけで治ることはありません。
もし目が痛い、目を気にする、食欲、元気がない、などの症状を伴っていたり、
結膜の赤みなど炎症が治まっても、眼球がずれているような様子が続いているのであれば、
主治医の先生にもう一度目の状態を診ていただくか、
眼科に詳しい動物病院さんでご相談いただくとよろしいと思います。

なお、おすすめの病院のご紹介の件ですが、
アニコムでは個々の動物病院に関する詳細なデータを持ち合わせておらず、
具体的な動物病院さんの御紹介は行っておりません。
お役に立てず申し訳ございません。
chiki様のワンちゃんの場合、治療をやめると再発することを繰り返していらっしゃるようですので、
症状の程度にもよるかとは思いますが、根本的な原因を探るためには、
歯科および眼科に詳しい動物病院さんを受診されてみるとよろしいのではないかと思います。

なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、
しつけ相談のサービスを承っておりますので、ぜひご利用くださいませ。
お電話番号は、あんしんサービスセンター 
0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。
平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)
土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。

今後ともアニコムをどうぞよろしくお願い申し上げます。



鉄分の過剰摂取について

投稿者:ジュエル

投稿日:2013/03/01(Fri) 12:30

No.1933

昨日質問させて頂いたジュエルです。(No.1932)
書くのを忘れてしまいましたが、うちの子はチワワで体重は3、5キロです。
ご回答、お待ちしております。

Re: 鉄分の過剰摂取について

- 獣医師 岸田

2013/03/04(Mon) 15:24

No.1935

ジュエル 様

チワワちゃんのご相談につきましては、NO.1934で併せてご案内いたしております。
ご了承いただきますよう、何とぞよろしくお願い申し上げます。



鉄分の過剰摂取について

投稿者:ジュエル

投稿日:2013/02/28(Thu) 20:13

No.1932

いつもお世話になります。
一昨年の6月に血小板減少症と免疫介在性溶血性貧血を併発し、現在も治療を続けています。
アニコムさんに加入していたおかげで、高額な治療費に頭を悩ませる事無く、治療が続けられている事に感謝しております。
本当にありがとうございます。

免疫抑制剤として、毎日プレロンとシクロキャップを飲んでいますが、あまり効果が見られず、食べ物からも貧血対策出来ない物かと思い、馬肉や鹿肉やレバー等を与えています。
1日に25g程度なのですが、知り合いの人から鉄分を与え過ぎると良くないと聞き、心配になり質問させて頂きました。
また、溶血性の貧血だと、鉄分を取っても意味がないのでしょうか?
いろいろ自分でも調べてみたのですが、ハッキリとした答えが見つからず困っております。
私が出来る事は何でもして、病気を少しでも治してあげたいと思って日々過ごしております。
ご回答、お待ちしております。

Re: 鉄分の過剰摂取について

- 獣医師 岸田

2013/03/04(Mon) 15:08

No.1934

ジュエル 様

この度はご相談を頂きまして、誠にありがとうございます。
血小板減少症と免疫介在性溶血性貧血の治療中でいらっしゃるジュエル様のワンちゃんのお食事
についてのご相談でございますね。
お問合せにつきましてご案内させて頂きますが、一般的なご案内となりますことを何卒ご了承ください。

ジュエル様はワンちゃんの貧血対策として、お食事に加えて馬肉、鹿肉やレバーなどを与えて
いらっしゃったところ、お知り合いの方から鉄分を与え過ぎると良くないとお聞きになり、
ご心配されていらっしゃるとのことですね。

食物から摂取した鉄分は、十二指腸で吸収され、骨髄へ運ばれてヘモグロビンをつくるもととなり、
赤血球の生成に大事な役割を果たします。
鉄分が不足すると正常な赤血球がつくられず、鉄欠乏性貧血となります。
鉄欠乏性貧血は人では貧血の中では最も発生頻度が高く、特に若い女性で多く見られるため、
貧血を予防するためには、鉄分を積極的に摂取することが大事というイメージが強いと思います。
しかしながら、近年、さまざまな疾患の原因の一つに鉄分の過剰摂取があるのではないかと
いうこともわかってきています。
人での研究では、過剰な鉄分が動脈硬化や肝臓障害、糖尿病、癌などの原因となる可能性が
あることが指摘されています。
お知り合いの方はそのようなことを御存じで心配して下さったのかもしれませんね。

なお、ワンちゃんでは現在のところ、鉄分の過剰摂取とそのような病気との因果関係は
はっきりしていないと思いますが、人と同様である可能性は指摘されています。
また、鉄分を含むサプリメントの大量誤飲などによる過剰摂取では、
ワンちゃんが急性中毒症状(嘔吐、下痢、痙攣、肝障害、低血圧、昏睡など)を起こすことが
あると言われています。

ジュエル様のワンちゃんは、免疫介在性溶血性貧血とのことですね。
溶血性貧血では血液中の赤血球が壊れてしまうため、赤血球中の鉄分が血液中に出て、
一般的には血清鉄は上昇することが多いと言われます。
鉄欠乏性貧血など、血清鉄が不足している場合には鉄分の補給が貧血の改善につながりますが、
鉄分が不足している兆候がないのであれば、
鉄分だけを過剰に補給しても貧血の改善にはつながらないと考えられます。
鉄分が不足しているかどうかは血液検査の値などで判断できますので、
一度かかりつけの先生にご相談いただくとよろしいでしょう。
ジュエル様が今お与えになっている赤身のお肉やレバーなどは、
鉄分の中でも「ヘム鉄」と呼ばれる、腸からの吸収率が高い鉄分が豊富に含まれています。
鉄分が不足している時にはとても効果的に鉄分を補給できるよい食材ですが、
もし今のところ鉄分不足の兆候が見られないのであれば、
念のため控えておいていただいた方がよろしいかもしれませんね。

ただ、どのような貧血であっても、新しい赤血球を再生し身体の機能を維持するために、
鉄分を含め、バランスのとれた栄養が必要なのは確かです。
そのためには、ワンちゃんの体質に合った高品質の総合栄養食のフードを中心に与えていただき、
トッピングとして、あるいはオヤツとして、フード以外の食材を加える場合には、
食事の全体量の1割程度にしていただくなど、栄養バランスがくずれないように気をつけていただくと
よろしいでしょう。

血小板減少症も免疫介在性溶血性貧血もとても難しい病気だと思いますが、
ワンちゃんのために愛情深く看護されているご様子が伝わってまいります。
これからもワンちゃんが元気に過ごせるよう、心よりお祈りいたしております。
少しでもお役に立てればと思いますので、
また何か気がかりなことがおありの際には、いつでもご気軽にご相談下さい。

なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、
しつけ相談のサービスを承っておりますので、ぜひご利用くださいませ。
お電話番号は、あんしんサービスセンター 
0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。
平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)
土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。

今後ともアニコムをどうぞよろしくお願い申し上げます。