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興奮しやすい
投稿者:小梅ママ
投稿日:2011/05/22(Sun) 09:42
No.757
アドバイスおねがいします。11ヶ月になるパグ♀についてです。以前からハウスから出して遊んであげると興奮して部屋中走り回って大変でした。ただ、まだ赤ちゃんだからかな・・と思っていました。つい最近、ペットショップにて爪きりを頼み、20分後に迎えに行くと、息が上がり歩くことも水を飲むことも出来なくなっており、ぐったりして舌も紫色になっていたため、慌てて動物病院に駆け込みました。酸素吸入するとのことで1時間預けました。1時間後迎えに行き、理由を聞いたところ、体温もそれほど高くはなく興奮したんだろうとの事でした。またなるかもしれないから気をつけてあげるようにと。それからは、あまり散歩には行かず家の中で遊ばせています。でも、ハァハァしだしたらハウスに戻しています。遊び足り無そうなんですが、どうしてあげたらいいのでしょうか?パグはなかなか落ち着かないと聞きますが、もう少しすれば興奮することも落ち着くのでしょうか・・我が家は共働きのため、平日は11時間ほど一人でお留守番です。その反動で興奮しやすいのでしょうか・・遊んであげたいし散歩にも連れて行ってあげたいのですが、この前のわが子の様子を思うと怖くて出来ません。わが子は散歩も遊びも、もちろん大好きです。一体どうしてあげればいいのでしょうか?アドバイス、よろしくお願いします。長文、失礼しました。
Re: 興奮しやすい
- ドッグライフカウンセラー 三留
2011/05/24(Tue) 13:44
No.759
小梅ママ様日の光に輝く緑の美しい時期ですが、小梅ママ様におかれましてはいかがお過しでしょうか。この度はご相談をいただきまして誠にありがとうございます。先日、爪きりのためにお預けになられた際、パグちゃんが興奮のあまりお水も飲めなくなり、ぐったりとしてしまったとのことでございますね。小梅ママ様におかれましてはさぞかし驚かれ、ご心配されたこととお察しいたします。ご相談についてさっそくご案内をさせていただきたく存じますが、実際のパグちゃんのご様子を拝見していませんので、一般的なご案内となりますことをご了承くださいませ。パグちゃんには陽気で周囲の状況について感受性が高い賢い子が多いようです。そのため、小梅ママ様がおっしゃいますように、パグちゃんの中には興奮しやすいお子様も多いかもしれません。また、それだけではなく、11ヶ月という、まだまだ落ち着かなく、興奮しやすい月齢であることや興奮したり、温度や湿度などが高い場合などに、呼吸器官などの体調の変化があらわれやすいパグちゃんやフレンチブルドッグちゃんなどのお鼻が短いタイプの短頭種と呼ばれる犬種であることも関連があるのかもしれません。なお、以下の「どうぶつ相談室」では、短頭種のお子様にご注意いただきたい点などをご案内いたしておりますので、ご参考にしていただければ幸いでございます。http://www.anicom-page.com/labo/2010/07/post-325.htmlhttp://www.anicom-page.com/labo/2009/04/post-68.htmlこの中でご案内をさせていただいておりますが、短頭種のワンちゃんが肥満になってしまうことは呼吸器のトラブル等をひき起こす可能性を高めてしまうとされております。小梅ママ様におかれましては、先日のことでご心配なこととは存じますが、湿度や気温に注意をしていただき、無理のない適度なお散歩や運動を継続的にしていただくことは、かえって大変重要です。そのためにも、小梅ママ様がおっしゃいますように、興奮させない工夫をしていただければと存じます。<興奮をさせないために>1.パグちゃんが興奮しそうなときほど、周囲の雰囲気を落ち着かせましょう。ワンちゃんは、「どのようなときに、周囲がどのような対応をしたか」をよく見ています。興奮しているとき、周囲に楽しいことがあると、結果として興奮することにご褒美を与えてしまうかもしれませんし、余計に興奮させてしまうかもしれません。また、自分が興奮をしているときに、ご家族が落ち着く様子を目にすることで、パグちゃんも少しずつ落ち着くことを覚えてゆくでしょう。2.話しかける声はゆっくりと、体を撫ぜるときもゆっくりと!お散歩の後や家族と遊んだ後、からだをゆっくりと優しく撫ぜていただき、落ち着かせる習慣をつけましょう。話しかけるときも、ゆっくりとした話し方をする習慣をつけましょう。パグちゃんの様子が落ち着かないときほど、声のスピードやトーンを落とすようにしましょう。3.興奮しているときは構わないようにしましょう。ご家族がご帰宅されたときなど、パグちゃんは大喜びでお出迎えではないでしょうか。もし、そのようなとき、パグちゃんが興奮していても、知らん顔をしていただき、落ち着くのを待ってから声をかけるようにしましょう。お家の中を駆けっこすることもあるかもしれませあんが、走り回って興奮しそうなときは、知らん顔をしていただき、落ち着いた状態のときに声をかけるようにしましょう。4.興奮しやすい遊びは避け、指示に従う練習をしましょう。ワンちゃんと遊ぶときには、引っ張りっこなどパグちゃんが興奮する遊びはなるべく控えましょう。もし、なさっても、ボルテージが高くなる前に終えてしまうようにしましょう。遊びなどの生活の全てにおいて飼い主様が主導権を持ち、オモチャなどを持って遊ぼうと小梅ママ様を誘うときには、オスワリ、と落ちついて小梅ママ様の指示にしたがい、落ち着いたから、遊べるとパグちゃんが思うようにしましょう。いったんオスワリ、をさせて、落ち着いたら、何か嬉しいことがあるという習慣をつけるとよいでしょう。また、オモチャをどうしても口から話さないようなときは、他の、もっと大好きなオモチャを見せて、離したら、そのオモチャを与えるのよろしいかもしれません。また、遊びの開始、終了も、飼い主様が決めるようにしましょう。5.興奮しているときは気持ちをそらしましょう。他のワンちゃんやご家族がお出かけになられるなど、パグちゃんにとって、嬉しかったり寂しかったり、いろいろな感情で興奮することがございます。このようなときは、パグちゃんの気持ちを興味のあるオモチャや音を立てるなどして、いったんそらすとよろしいでしょう。例えば、ご家族の後姿を興奮して見送っているときは、部屋のドアを開けてみたり、ボールところころと転がしてみるなどはいかがでしょうか。また、ペットショップさんに爪切りをお願いした際に興奮してしまったとのことでございますが、パグちゃんは普段から足を触られるのが苦手なお子様でしょうか?もしそうであれば、嫌な部分を触れたということで過剰に反応をしてしまったという可能性もあります。もともと足先はワンちゃんが触られるのを嫌がる部分ですが、苦手なままですと、今後爪切りが難しくなってしまう可能性もあります。もし足先を触れられるのが苦手な様子であれば、ご自宅でも優しくお声を掛けつつ無理のない程度から足先を触る練習をしてみましょう。この時おやつなどのご褒美を用意して頂くと、足を触られることが良い記憶と結びつきやすくなり効果的です。小梅ママ様のお話からは、パグちゃんが大きな愛情に包まれ、お幸せなご様子が目に浮かぶようでございます。パグちゃんは幸せでございますね。パグちゃんがお健やかに成長され、ご家族様が笑顔の溢れる毎日をお過しになられますよう心からお祈り申しあげております。今後ともアニコムをどうぞよろしくお願いたします。
子猫5ヶ月
投稿者:大坪
投稿日:2011/05/20(Fri) 02:17
No.756
食欲低下について伺います。つい最近、風邪を引き、かかりつけ医に超音波検査もしていただき、風邪と診断されました。その後、薬を朝晩飲ませておりますが、風邪を引いた当初でさえ、もりもり食べていたエサを最近食べなくなりました。ただし遊んでいるときはいつもと(元気なときと)同じレベルのテンション。走り回り転げまわっています。調子にのりすぎてばてているときもありますが。水も普通に飲んでいるにもかかわらず、食事量だけ減っております。完全家ネコで外に出してはいません。ネットなどで検索すると、フィラリアという単語まで出てくる始末。獣医さんにもう一度見ていただくべきでしょうか?食欲不振な子猫の気をつけるべき点をご教授いただけますでしょうか
Re: 子猫5ヶ月
- 獣医師 垣本
2011/05/23(Mon) 14:04
No.758
大坪様吹く風にも、もう初夏を感じる季節になってまいりましたが、大坪様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか?この度はご相談をいただきましてありがとうございます。5ヶ月の子猫ちゃんが最近、風邪と診断され、お薬で治療中とのことでございますね。風邪をひいた当初には旺盛だった食欲が、ここのところ減ってきているとのこと、ご心配でございますね。早速ご案内させていただきたく存じますが、子猫ちゃんの実際のご様子を拝見していないため一般的なご案内となりますことをご了承下さいませ。【猫ちゃんの風邪について】猫ちゃんも、ウイルスや細菌の感染によりヒトの風邪と似たような症状を引き起こすことがあり、俗称として猫風邪と呼ばれることがあります。代表的な例として、ヘルペスウイルスやカリシウイルス、クラミジアなどに感染することで起こります。一般的には「発熱」、「せき」や「くしゃみ」を示し、「涙」や「目やに」が出ることもあります。また口腔内の粘膜がただれて口内炎や舌炎などを引き起こす場合もあります。【食欲不振の原因について】1.風邪の症状風邪の症状の一つとして食欲不振が表れることも考えられます。中には、風邪のひき初めにはあった食欲が、発熱が続くことによってなくなっていくこともありますし、くしゃみや鼻水が出ている場合には鼻がつまり、食べ物の匂いへの感受性が落ちるため、ご飯を食べなくなるということがございます。他にも、口腔内に炎症がある、歯の生え変わりが上手くいっていないなどの原因による食欲不振も比較的多く見られます。食欲が落ちたときには、缶詰を温めて与えてみたり、にぼしや鰹節などを利用した出し汁をかけてみたりして、食べ物の匂いがより立つように工夫してみることも一つの方法です。風邪につきましては現在投薬中とのことでございますが、お薬を飲んでいても症状が続いていたり、今後も食欲不振が続いたりするようであれば、再度、獣医師さんのご診察をお受けになられることをおすすめいたします。2.食事の内容が好みにあわない猫ちゃんの中には、お食事の内容を変えたことで食べなくなったり、薬をご飯に混ぜて与えたことで味が変わってしまい、不快と感じてから食べたがらなくなることもあります。また、食事に飽きてしまい食べなくなるということもあるようです。子猫ちゃんは最近食事内容の変更はございませんでしたでしょうか?お食事内容を変えた場合には、もと与えていらっしゃったお食事に戻すのもよろしいでしょう。また、お薬をご飯に混ぜて与えている場合は、投薬の方法などをかかりつけの病院さんによくご相談されることをおすすめいたします。3.食事の量食事の量はいかがでしょうか?一日にお与えになられるお食事の量はフードの裏袋の印刷が目安となります。多めに与えた場合、残ったものはあまり魅力的に思えなくなったり、出したままにしていることで味が落ちることもあるかもしれません。食器に入れる量は少なめ、何回かに分けて新しいお食事を入れてあげるのも一つの方法でしょう。また、便の量と体重の変化も目安になります。子猫ちゃんはきちんと便が出ておりますでしょうか?心地よく排便ができていないために食欲不振となることも考えられます。4.精神的ストレス猫ちゃんの性格によっては、精神的な影響を受けて食欲が低下することがございます。通院や投薬によるストレス、環境の変化、慣れない来客などが食欲に影響することも少なくありません。思い当たるストレスがある場合は、できればストレスにあたることを取り除くのが望ましいのですが、難しい場合もございます。そのようなときは、ネコちゃんがストレスに感じることとネコちゃんの好きなこととを結びつけながら少しずつ慣らしていくことが望ましいとされています。さて、大坪様はフィラリア症をご心配されているとのことでございますね。猫ちゃんのフィラリア症につきまして次にご案内させていただきますので、ご参考にしていただき、ご心配であれば予防法なども含め、動物病院さんでご相談されることをおすすめいたします。【猫ちゃんのフィラリア症について】フィラリアとは、蚊を媒介にして感染する寄生虫です。猫ちゃんの場合は主に肺に障害を起こすといわれています。主な症状は、しつこい咳、呼吸困難、元気消失、疲労、嘔吐、食欲不振、体重減少、うつ状態などです。猫ちゃんのフィラリア症の診断は難しく、予防が大切な病気の1つです。大坪様の子猫ちゃんは現在5ヶ月とのことですし、お家の中だけで過ごしていらっしゃるとのことですので、時期的にも蚊に刺された経験がないのであれば、フィラリアに罹っている可能性はほとんどないのではないでしょうか。ネコちゃんの食欲不振には、多くの原因が挙げられます。大坪様の子猫ちゃんは元気に走り回っており、お水も普通に飲んでいるとのことでございますね。まずはご安心かとは存じますが、ネコちゃんが絶食してしまうと肝臓に脂肪が蓄積する肝リピドーシスをひきおこす危険性が高くなりこともあります。また、寄生虫の感染や内臓の病気など、風邪以外の病気にかかっている可能性も考えられますので、食欲不振が続き、それに伴って体重が減っているようであれば、やはり早めのご通院と詳しい検査をおすすめいたします。陽ざしも少しずつ強くなって参りました。日によって気温差が大きく、体調維持の難しい季節でございますが、大坪様におかれましては、お体ご自愛くださいませ。子猫ちゃんの健やかな成長を心よりお祈り申し上げております。なお、アニコムでは下記の受付時間で、お電話でのご契約者様への健康相談、しつけ相談サービスを承っておりますので、ぜひご利用くださいませ。お電話番号は、あんしんサービスセンター 0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。平日9:30〜17:30 / 土日祝9:30〜15:30土日祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。今後ともアニコムをどうぞよろしくお願いいたします。
老犬の
投稿者:川田
投稿日:2011/05/15(Sun) 22:51
No.753
14歳のミニチュアダックスフンド女の子の生理について伺います。ここ何年かは生理の期間や量が大分減ってきました。昨年は年に1回で短く量も少なめでした。今年は1月に2週間位いつものような感じであり、更に5月に入ってから少しですがまだ生理が続いています。 かかりつけ医に話したところ、子宮蓄膿症の疑いがと言われ超音波検査をしましたが、異常なしで安心しました。 若い頃は年に2日位のほぼ定期的な生理がありましたが、老犬になると間隔はランダムになるのでしょうか。 それから、今までもそうでしたが、生理がある時は食欲が無くなり半分の量しか食べません。元気はあり、散歩にも行きますが。水分はいつもと変わりなく摂りますし、排尿も普通です。食事量が減るのは普通のことなのでしょうか。 老犬の生理について一般的なことと気を付けなければいけないことをご教示ください。
Re: 老犬の
2011/05/17(Tue) 09:34
No.755
川田様吹き渡る風が青葉の香りを運んで来る季節となりましたが、川田様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか?この度はご相談をいただきましてありがとうございます。14歳のミニチュアダックスフンドちゃんの生理の期間や出血の量に変化があり、ご心配とのことでございますね。早速ご案内をさせていただきますが、実際のミニチュアダックスフンドちゃんのご様子を拝見していないため、一般的なご案内となりますことをご了承くださいませ。【ワンちゃんの発情につきまして】ワンちゃんの発情は、発情前期、発情期、発情後期の三つの時期に分かれており、その後の無発情期を含め、「発情前期」→「発情期」→「発情後期」→「無発情期」→「発情前期」というサイクルを繰り返しています。このサイクルは6ヶ月周期で年に2回の場合が多いといわれておりますが、ワンちゃんによっては1年に1回の事もあるようです。ワンちゃんの陰部からの出血は、妊娠準備のため肥厚した子宮内膜の毛細血管が充血して切れることによるもの、つまり発情が始まるという合図です。この出血が見られる期間のことを「発情前期」と呼び、「発情前期」は出血開始から約7〜10日間続きますが、長いワンちゃんでは20日間ほど出血が認められることがあります。発情前期の後、すなわち出血が止まった頃が「発情期」となります。「発情期」は約10日間続き、この時期に排卵があります。【老齢期のワンちゃんの発情について】ワンちゃんには人間の閉経にあたるものはなく、生涯にわたり発情周期を繰り返します。老齢期と言われる年齢は、やはり個体差がありますが、小型犬では一般的に10〜12歳前後と言われており、この頃になると発情周期が不順になったり、排卵数が減少したりする傾向にあるようです。また、出血の量や色にも変化がみられることもあるため、発情に気づきにくくなることも多いようです。しかしながら、加齢によるごく自然な変化である一方で、子宮蓄膿症などの病気や、卵胞腫瘍などのホルモン異常によっても発情周期が不安定になる場合があるため注意が必要です。子宮蓄膿症の発症には女性ホルモンが関与しているため、繰り返される発情によって、加齢とともに発症する危険性が増加するといわれております。特に、出産経験のないワンちゃんや長く繁殖を休止しているワンちゃんはこの病気にかかりやすい傾向にあります。ミニチュアダックスフンドちゃんにおかれましても子宮蓄膿症を疑い、検査をされたとのことでございますね。その結果、異常は見られなかったとのこと、何よりでございます。次に、今後ご注意いただきたい、ワンちゃんの生理に関連する病気を以下にご案内いたします。ご参考にしていただければ幸いでございます。【子宮蓄膿症】ワンちゃんの子宮蓄膿症は、中年期(約6才以降)に多い疾患であり、特に発情出血後、1〜2ヵ月の間に発症することが多い傾向にあります。これは発情周期に伴って分泌される黄体ホルモン(プロジェステロン)の関与が大きく、子宮の細菌感染に対する防御機能が低下することが一因とされています。このため、外陰部から細菌が感染しやすく、子宮内で増殖し、子宮内膜炎から蓄膿症へと移行します。子宮蓄膿症になると、「水をよく飲むようになる」、「尿の回数が増える」「陰部をよくなめる」、「お腹が膨らむ」、「元気・食欲の低下」といった症状が見られます。その他、嘔吐や下痢を伴うこともあります。外陰部からのおりものは、出る場合と出ない場合があります。これは、子宮内で産生された膿が、完全に子宮内に溜まり込んでしまう場合と、少しずつ陰部より漏れ出る場合があるためです。早期発見のためには、川田様がなさっていらっしゃるように、日頃から発情周期をチェックすることです。特に避妊手術を受けていない老齢期のワンちゃんに発情周期の変化がみられたり、また、前述の症状があらわれた場合はすぐに受診をおすすめいたします。【卵巣腫瘍】この病気も加齢とともに増加する病気です。腫瘍は、大きくなる速度が遅いので、大きくなってから気づくことが多いようです。腹部が膨張してくると、食欲不振、元気消失、嘔吐、腹部圧通などの症状がでます。卵巣の異常により、分泌されるホルモンの量も変わるため、発情が長期間続いたり、不規則になるなど、定期的にみられた発情兆候に異常がみられるようになります。【偽妊娠】ワンちゃんは発情が終了した後に、妊娠していないのに乳腺が腫大してしまう(張る)・食欲が低下する・神経質になるおもちゃをかわいがって離さないなど、妊娠をしたワンちゃんのような行動が続きます。このような様子を「偽妊娠」といいますが、食欲低下や神経質になるなどは発情中でもみられます。ミニチュアダックスフンドちゃんは生理がある時は食欲が無くなり半分の量しか食べないとのことでございますね。現在も食欲の低下は続いておりますでしょうか?元気に散歩にも行き、飲水や排尿もいつも通りであれば、発情に伴う一時的なものである可能性がございますが、全く食べなくなってしまったり、生理が終わっても現在の状態が続くようであれば、ご安心のためにもかかりつけの動物病院さんで診ていただくことをおすすめいたします。季節の変わり目ですので、川田様におかれましてもご無理をなさらぬようご自愛くださいませ。今後とも、アニコムを宜しくお願い申し上げます。
鳴き続ける
投稿者:早川史人
投稿日:2011/05/13(Fri) 15:12
No.752
夕方から夜中にかけて、大声で鳴き続けています。遊びも十分に行っていますが、鳴いているときはなにをしても鳴きやんでくれません。近所迷惑にもなってしまい、また睡眠の妨げにもなっています。なんとか鳴きやませる方法はないでしょうか?それともこれは、病気のサインなのでしょうか?よろしくお願い致します
Re: 鳴き続ける
- アニコムカウンセラー 児玉
2011/05/16(Mon) 17:53
No.754
早川 様吹く風が肌に心地よい今日この頃でございますが、早川様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。この度はご相談をいただきまして誠にありがとうございます。早川様のネコちゃんが鳴き続けることにお困りでいらっしゃるとのことでございますね。早速ご案内をさせていただきますが、実際のネコちゃんのご様子を拝見していませんので一般的なご案内となりますことをご了承ください。1.生活サイクルについてネコちゃんが鳴く理由は様々でございますが、「夕方から朝方にかけて活動する」というネコちゃん特有の生活サイクルが関係していることも多くございます。例えば、日中の大半を寝て過ごしているネコちゃんですと、夜の食事を終えた後にエネルギーがわいてきて、活動的になりますので、夕方頃にからだをよく動かすかくれんぼや狩りをしたいという欲求を満たすような遊び、あるいは上下運動を取り入れた活発な遊びをすることで、夜間のエネルギーを消費させられるかと存じます。早川様におかれましては、今も十分にネコちゃんを遊ばせていただいているとのことでございますので、このことに加えて、ご飯の時間を夜遅くに与えることで、ネコちゃんの体内時計を少しずつ変えていくと効果があるかもしれません。2.行動の学習についてネコちゃんは、鳴いたときに何らかの「ご褒美」を得た経験から、その行動が継続してしまう場合もございます。例えば、鳴き止ませるためにご飯をあげたことから、「鳴けば、ご飯がもらえる」と学習していくかもしれません。その他にも、「外に出してもらうこと」や「飼い主さんの関心を引くこと」などが「ご褒美」になっていることもあります。例えば、飼い主さんの関心を引くことがネコちゃんにとってのご褒美になっている場合ですと、鳴いても構わないようにしていようとお思いになられても、頻繁に鳴かれてしまうと、どうしても声をかけるなど、構わずにはいられず、「鳴く」という行動が、習慣化されていくことがみられます。この場合には、ネコちゃんが鳴いたらネコちゃんが嫌がることを繰り返し行うことで、「鳴くと、なんだかわからないけれど、嫌なことが起こる」と学習させることで徐々に鳴かないようにさせる方法もございます。嫌いなものは、ネコちゃんによっては異なりますが、例といたしましては、霧吹きや水鉄砲で水をかけたり、ドライヤーで空気を送るなどが挙げられます。ただし、この場合、ネコちゃんから見えないように行い、飼い主さんは嫌なことをする人だと思わせないようにすることが大切です。3.飼育環境について不安や恐怖、あるいはストレスなどから、自分を落ち着かせるために、繰り返し「鳴く」こともございます。その時間帯に、ネコちゃんにとって不快に感じる音が聞こえていたり、行動範囲内にある家具などの配置が変わることに不安感を抱くお子様もいます。周囲の環境を見直していただき、ネコちゃんが不安に思っている原因にお心当たりがございましたら、その原因を取り除いていただいたり、不安感を抱いているものを、ネコちゃんにとって好きなものと結びつけることで少しでも気にならないようになさるとよろしいでしょう。ネコちゃんは、隠れるところがあることで安心をいたしますので、生活スペース内に隠れられる、好きな場所を用意なさるのも良いかもしれません。4.発情による行動について決まった時期だけ鳴くということであれば、発情期によるものや、他のネコちゃんの発情に誘発されて鳴いていることも、十分に考えられますので、行動をよく観察していただき、原因を探してみていただくと、よろしいかと存じます。ネコちゃんは習慣を大切にするどうぶつですので、どの方法でも、すぐに鳴くのをやめさせるということは難しいことかと存じますが、根気よく教えてあげてください。また、以前の鳴き声と異なる場合や、トイレ付近でよく鳴いたり、グルーミングをした際によく鳴くなど、気になる行動が見られる場合には、痛みなどの症状による「病気のサイン」である可能性もございますので、ご安心いただくためにも、一度、動物病院さんにご相談されてみるのもよろしいかと存じます。なお、アニコムでは下記の受付時間で、お電話でのご契約者様への健康相談、しつけ相談サービスを承っておりますので、ぜひご利用ください。お電話番号は、あんしんサービスセンター 0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。平日9:30〜17:30 / 土日祝9:30〜15:30土日祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。今後ともアニコムをどうぞよろしくお願いいたします。汗ばむような日があると思うと、肌寒い日もございます。体調維持の難しい時期でもございます。早川様におかれましては、くれぐれもお体ご自愛ください。今後ともアニコムをどうぞよろしくお願いいたします。
猫の食欲不振と嘔吐について
投稿者:natsu
投稿日:2011/05/03(Tue) 20:05
No.749
うちの猫(1歳8ヶ月/♂)が、急に食欲不振になり、ほとんど食べないし食べても嘔吐を繰り返します。いつものような元気もありませんが、動かないというほどでもありません。去年の夏にも似たようなことがあり、二、三日で治ったので病院には連れて行っていません。実家の猫もたまに似たようなことがあるけれど、ほうっておいたら治るそうです。ですが、こういう時はきちんと病院でみてもらった方がいいのでしょうか?余り動かないながらも苦しんでいる様子でもないし、移動の方が負担になりそうでためらいます。流動食など与えてみても良いでしょうか。ちなみに今回は数ヶ月ぶりのシャンプーをした翌日だったのですが、それが原因なのかなとも思います。前回はシャンプーをした時期ではないですが、猛暑でクーラーをきかせすぎていた時期でした。
Re: 猫の食欲不振と嘔吐について
2011/05/06(Fri) 19:52
No.751
natsu様野山の緑が艶やかな色を見せる季節となりましたが、natsu様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。この度はご相談を頂戴いたしまして誠に有難うございます。猫ちゃんが突然食欲不振になり、いつものような元気がなく、食事をしても嘔吐を繰り返しているとのこと、ご心配でございますね。早速ご案内をさせて頂きたいと存じますが、お子様の実際のご様子を拝見していないため、一般的なご案内となりますことをご了承下さいませ。もともと猫ちゃんの食欲にはむらがみられる傾向があるともいわれ、食べる量は、その日の運動や精神状態などによっても変わりますし、また、単純に味に飽きてしまったということもあるようでございます。特に猫ちゃんは環境の変化に敏感ですので、暮らしの中でも、引っ越し、家庭内の家族構成の変化、新しい猫ちゃんが来たなどの生活環境の変化、食事内容の変更、手術や入院などが食欲不振の原因となることがございます。もちろん、食欲は健康のバロメーターとしても重要であり、口内炎や消化器系の病気、その他の内臓の病気に起因していることも考えられます。さて、natsu様の猫ちゃんは数ヶ月ぶりにシャンプーをし、その翌日に食欲不振が見られるようになったとのことでございますね。natsu様の仰るように、空調などの効き具合やシャンプーによるストレスなども、食欲不振の原因となり得るかと存じます。環境の変化や一時的なストレスなどが原因となっている場合には、原因を取り除くことで、次第に回復する場合も多いようでございます。ふとしたことがきっかけとなり、猫ちゃんが食事を摂らないことがございますが、そのことが肝臓の病気の原因となることがございますので猫ちゃんの絶食には注意が必要です。食事を摂取しない日が長く続くと、 猫ちゃんは体を維持するために蓄積している脂肪を使ってエネルギーにします。このため、脂肪が血液中に遊離してしまい、脂肪を肝臓へ過剰に蓄積してしまうことになります。これを肝リピドーシス(脂肪肝)といい、症状としては、食欲不振の他に元気がなくなったり、嘔吐、便秘、下痢、 黄疸などがみられたり、体重が減少します。natsu様の猫ちゃんは食べたあとに嘔吐を繰り返しているとのことでございますが、その後、いかがでしょうか? 先にご案内をさせていただきましたが、食事を摂らないようであれば猫ちゃんの好きな物や流動食など、食べ物を与えることが望ましいのですが、嘔吐を引き起こす原因が他にあり、それがもとになって食欲不振が見られているのであれば、同時にその原因に対する治療が必要となります。猫ちゃんが嘔吐を起こす原因は様々であり、その中には、毛玉を出すために戻すような生理的なものもあれば、注意が必要な、重大な病気が原因で起こる嘔吐もあります。嘔吐は、胃の中の物を強制的に口から出すための反射的な作用であり、胃、腸、肝臓や腎臓、脳や耳の器官のトラブルなどが原因で、脳の嘔吐中枢を刺激するために起こります。具体的には、直接胃の壁を刺激するような中毒物質や異物を飲み込んだり、消化器内に炎症や閉塞があったり、他にも尿毒症や肝臓疾患などで全身の血液に問題があるときに起こります。また強い臭いを嗅いだり、頭部を打ったり、恐怖などのストレスを受けたときなどにも起こります。natsu様がご心配されているように、病院に行くための移動には猫ちゃんにとってのストレスが伴う可能性もございますが、ご安心のためにも早めにご通院されることをおすすめいたします。その際に、もし嘔吐物がありましたら、ご通院の際にお持ちになられると、診断の助けとなるかと存じます。猫ちゃんの一日も早い回復をお祈りいたしています。季節の変わり目ですので、natsu様におかれましても体調を崩されませんようご自愛くださいませ。今後ともアニコムをよろしくお願いいたします。