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薬を食事と一緒に吐いた!
投稿者:ラン丸
投稿日:2013/08/09(Fri) 10:45
No.2217
お世話になります。1歳7ヶ月トイプードルメス{2.2kg)散歩から帰り,月1回のフィラリアの薬{システック}を飲ませ,5〜6分してから食事を与えましたが、もどしてしまいました。犬は元気です。再度薬を与えたほうが良いでしょうか?教えた下さい。
Re: 薬を食事と一緒に吐いた!
- 獣医師 伊藤
2013/08/09(Fri) 18:10
No.2220
ラン丸 様今年も暑さが厳しいですが、ラン丸様におかれましては、いかがお過ごしでしょうか。この度はお問い合わせを頂きまして、誠にありがとうございます。1歳7ヶ月のトイ・プードルちゃんが、フィラリア予防薬を飲ませた後に吐いてしまい、予防効果についてご不安を感じておられるとのことでございますね。早速ではございますが、以下、ご案内をさせて頂きますので、参考にしていただければ幸いでございます。また、実際のご様子等を拝見していませんので一般的なご案内となりますことを何卒ご了承くださいませ。フィラリアの予防薬は、多くのお子様が副作用なくご使用いただけるよう、成分が低用量でつくられているものがほとんどですので、再度投与いただいても問題ない場合が一般的でございます。ご質問のシステックについても同様で、3倍量までは安全性が確認されているようでございます。今回、トイ・プードルちゃんに予防薬を飲ませてから5〜6分後に食事を与えて、もどしてしまったということであれば、薬の吸収速度にもよりますが、しっかりと体内に吸収されていない可能性がございます。また、胃腸の調子が思わしくない場合には、消化吸収機能自体が低下している場合もございます。フィラリアのお薬を飲んだ直後の嘔吐という事ですが、今までに月に一回のフィラリア薬の内服で嘔吐の症状が出た事はありましたでしょうか。嘔吐のきっかけとしてフィラリア薬が考えられるのであれば、今使用しているフィラリア薬とは異なる成分のフィラリア薬を処方していただいた方が良い場合もあります。また、予防薬の再投与につきましては、しっかりと薬の成分を吸収できるよう、体調が万全な状態に戻られてからの投与が望ましいため、投与の日程やお薬につきましては、かかりつけの先生とご相談いただければと存じます。ワンちゃんの嘔吐の原因は多岐にわたりますが、お腹が空いているときに食事を一気に食べることで、胃腸が驚き、食べたものをそのまま吐き出してしまう事がございます。今回のラン丸様のトイ・プードルちゃんは食後どれくらいで吐いたのでしょうか。もし、お食事のすぐ後であれば、この様な一時的なものなのかもしれませんね。現在のトイ・プードルちゃんは元気も通常通りあるようですが、飲水やお食事を与えても嘔吐が繰り返し見られたり、下痢や元気がないなどの気になる症状がみられる場合にも、かかりつけの動物病院さんにご相談頂くことをお勧めいたします。その後、お子様のご様子はいかかでしょうか。どうぞお大事になさってくださいませ。厳しい暑さが続く中、夏の疲れも出やすい時期でございますので、くれぐれもご自愛いただき、残りの夏をお子様と共に健やかで楽しくお過ごしいただければと存じます。なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、しつけ相談のサービスを承っております。気がかりなことがおありの際には、ぜひご利用くださいませ。お電話番号は、あんしんサービスセンター 0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。今後とも、アニコムを何卒宜しくお願い申し上げます。
威嚇について
投稿者:チョコラ
投稿日:2013/08/07(Wed) 15:53
No.2213
お尋ねいたします。我が家の犬は寝ている家族を起こそうとすると私を威嚇します。一緒に寝ているなら邪魔されたくないのだろうと思うのですが、寝ている子供のそばへ近づくとダッシュで飛んできてベッドに飛び乗り私を威嚇する感じです。たたみでごろ寝している主人のそばによっただけで威嚇し足をかまれたこともあります。一番すきなのは主人らしくいつも主人の手や顔をなめています。世話 散歩をすべて私がやっています。雷 花火 太鼓 階上(マンション)の物音に敏感ではぁーはぁーとするので獣医のすすめで2ヶ月ジルケーンを服用しましたが改善はしてません。社会性に乏しくほかの犬との交流はこのみません。普段はおとなしい方だとおもいます。いまのところ病気の兆候はないとおもいます。5月の血液検査も異常なしでした。威嚇は前からありましたが少々エスカレートしてきたように思います。以前は噛み付くようなことはありませんでした。
Re: 威嚇について
- ドッグライフカウンセラー 三留
2013/08/09(Fri) 12:45
No.2218
チョコラ 様立秋とは名ばかりで、厳しい暑さが続いております。チョコラ様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。この度はご相談をいただきましてありがとうございます。早速、ご質問いただいた内容についてご案内に入らせていただきたく存じます。なお、実際のご様子を拝見いたしておりませんので、ご案内が一般的なものとなりますことを何卒ご了承くださいませ。【ワンちゃんの威嚇について】チョコラ様がご家族を起こそうとした際、ワンちゃんがチョコラ様を威嚇するご様子にお困りとのことでございますね。威嚇とは「これから攻撃をする」という一種の警告であり、威嚇をするに至る原因としては、その場を支配したいというものだけではなく、恐怖心や痛みから自分を守ろうとしているケースもみられます。また、「以前、怖いこと(嫌なこと)があった」という経験をもとに同様の経験を嫌がる傾向が、威嚇という形で現れることもあります。チョコラ様のワンちゃんの威嚇は、大好きなパパへの所有欲から発しているような感じがするとのことでございますね。一般的ではありますが、ご家族の中で「私のパパ」という主張をワンちゃんがしている場合、ご家族とワンちゃんとの関係を見直すことが解決につながるケースが多くみられます。ワンちゃんは社会性の豊かなどうぶつで、数頭のワンちゃん達が「群れ」という形で協力をして狩りをしながら命をつないできました。ワンちゃんがヒトのご家庭に迎えいれられた場合も、ワンちゃんは多かれ少なかれご家族を「群れ」として把握するようです。この群れの中に、群れの仲間を守る信頼できるリーダーが存在し、また、群れの中での自分の位置が明確になっているとワンちゃんは安心して生活ができます。ワンちゃんには支配したいという気持ちと従いたいという気持ちが、群れの状況に応じてバランスを取ります。リーダーに全幅の信頼を置いていれば「従いたい」という気持ちが強くなりますが、誰に頼ったらいいのか分からない状況であれば、支配をしなくてはと思うでしょう。このような状況は、ワンちゃんにとっても、負担が大きく、かえってストレスを感じることにつながるため、ご家庭は人間のご家族を中心に回っているのであり、ワンちゃんが中心に回っているのではないということを伝える必要があります。人間のご家族は力強く、ワンちゃんは守られているので安心していれば良いということを示しましょう。また、ワンちゃんが飼い主様を威嚇したり、思うようにしようと噛んだりしたときにもチョコラ様は決してうろたえたりせず、動じず、平然でいることが大切です。気持ちの上でワンちゃんの行動に負けず、毅然としたご様子をワンちゃんにお見せになるための具体的なご対応について以下、ご案内いたしたく存じます。1.順位を明確にするためのポイントについて(1.)お家の中の優位な場所や順位はチョコラ様が占めるチョコラ様がご帰宅された際、ワンちゃんが嬉しそうお出迎えをなさっていると、ついつい、一番に声をかけたくなりますが、「ただいま」と声をおかけになられるのは、人間のご家族様が先で、ワンちゃんには最後に声をかけていただくとよろしいでしょう。また、この際、「落ち着いていると良いことがある」と、ワンちゃんに教えるためワンちゃんが落ち着いた状態のときに、「ただいま」と声をかけていただくと、なお望ましいでしょう。特に、大好きなご主人様が、チョコラ様をワンちゃんより先にご覧になられたり、声をおかけになられることはたいへん重要でしょう。このほかにも、お散歩時など、お家への出入りをなさる順番も、チョコラ様が先にお入りいただきます。ワンちゃんが先に入ろうとしたら、「イケナイ」と低い声で叱って、当たり前という雰囲気でチョコラ様が先にお入りいただきます。ソファーなどにおかけになられる際にも、ワンちゃんの座る位置は端か、あるいはチョコラ様の足元に座らせてあげましょう。お子様を起こしにいらっしゃったとき、ワンちゃんがベッドの上に上がって吠えるのであれば、上がろうとした段階で、いけないと制して、上がらせないほうがよろしいかもしれません。(2)チョコラ様の指示に従うと、良いことがあると思わせるワンちゃんの要求を安易に呑むのではなく、「チョコラ様の指示に従ったら、よいことがあった」という経験を根気強くさせていただくとよろしいでしょう。具体的には、ワンちゃんが、オモチャなどを持って「遊ぼう」と誘いに来てもすぐに遊んでしまうのではなく、「オスワリ」などと指示を与え、ワンちゃんが指示に従ったことへのご褒美として遊んであげるようにしましょう。散歩のときは、「胸をはり、堂々と歩くチョコラ様がワンちゃんを率いる」というイメージで歩きましょう。オモチャなども自由にワンちゃんが選ぶという状況よりは、チョコラ様が管理していると思わせてあげたほうが良いでしょう。(3)毅然と、一貫性をもって対応する常に一貫性があり、感情的にならず、落ち着いた対応をする飼い主様の態度に、ワンちゃんは深い信頼を寄せていくことでしょう。「リーダーとして毅然した態度で接する」、「しっかりコミュニケーションを取る」、「褒める時、いけないことを伝える時、メリハリをつけて対応する」などに留意していただくことが重要でしょう。(4)ワンちゃんの行動範囲はチョコラ様が決めるケージを大好きな所にしたり、キャリーバッグの中にお気に入りのクッションをいれたりして、お家という縄張りの中に、ワンちゃんの小さな縄張りを作ってあげるのもよろしいでしょう。また、お家の中でも、ここから先はダメ、という場所を作るのもよろしいでしょう。(5)コミュニケーションを十分にとる一緒に楽しい時間を過ごすこともたいへん重要でしょう。お散歩のときに、ベンチなどに座ってからだをゆったりとマッサージをしてあげたり、一緒に駆けっこをなさってはいかがでしょうか。お休みのときなど、ご主人様とチョコラ様、ワンちゃんと一緒にお散歩をなさって、同じ群れの一員であることを示すこともよろしいでしょう。2.うなったときの対応についてワンちゃんからすると、動揺したり、うろたえている人は弱い人だということになります。うなっても何も思うようにならないこと、飼い主さんにうなるなど、どんでもないことを教えるためには、飼い主さんが頼れる存在であることを示す必要があります。飼い主さんが毅然としたところを見せるためには、ワンちゃんがうなって威嚇しようとしているときも、一度、深呼吸をなさって、決して感情的にならないことが重要です。チョコラ様を威嚇しようとワンちゃんが走ってきても、ワンちゃんに場所を譲らないようにしましょう。「いけないことは、いけない」と、教えるためには、ワンちゃんがうなった瞬間、低くて、落ち着いた声で、「いけない」と叱るのもよろしいでしょう。もしうなるのを止めたら、「お利口」と余裕の表情で笑顔を見せてみましょう。うなるのを止めた瞬間、「お利口」と、お気に入りのご褒美を与えていただくのもよろしいでしょう。【音に対する反応について】ワンちゃんは雷、花火などの音にハアハアとするとのことでございますね。ワンちゃんが不安そうにハアハアと辛そうにするのをご覧になられるのは、お辛いことと存じます。心配ではございますが、震えるワンちゃんを、周囲の皆さまが不安そうな表情で見たり、なだめたりすると、目の前のことが、余計にたいへんなことのように、ワンちゃんの目に映ってしまうことがあります。ワンちゃんが、恐怖を感じ、いつもと違う不安を感じているときこそ、ご家族はとにかく平然として、落ち着いていることが大切でしょう。太鼓の音が遠くから聞こえてくる日やひどい雨が降っているような日など、いつもならワンちゃんの様子が落ち着かないような日のご対応ですが、まだ、ワンちゃんの様子にそれほど変化の見られないうちに、大好きな遊びをしたり、楽しいことをしてあげるのもよろしいでしょう。また、ワンちゃんが緊張していたら、尻尾の根元あたりを優しくもみほぐしてあげるなどワンちゃんの体をマッサージなさって、リラックスさせてあげてもよいでしょう。なお、どうぶつ相談室には関連のご案内がございますので、よろしければご参考なさってください。どうぶつ相談室 「ワンちゃんの雷・花火恐怖症について」http://www.anicom-page.com/labo/2012/06/post-437.htmlアニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、しつけ相談のサービスをうけたまわっております。気がかりなことがおありの際には、ぜひご利用ください。お電話番号は、あんしんサービスセンター 0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。厳しい暑さが続きますが、チョコラ様とワンちゃんにおかれましては、どうぞお体をお大事になさってください。今後ともアニコムを宜しくお願い申し上げます
椎間板ヘルニア?
投稿者:どんちゃん
投稿日:2013/08/07(Wed) 10:56
No.2211
初めまして。トイプードルの女の子4歳、避妊手術済みです。先週の月曜日の夜、突然抱き上げたときにキャンと鳴き、その後元気が鳴く歩こうとしませんでした。呼吸も浅く早くて眠れないようでした。翌日かかりつけ医を受診し血液検査で肝臓疾患を否定した後、触診で椎間板ヘルニアでしょうといわれました。当日はステロイド注射で安静にし翌日再度受診、その際は元気もでてきて歩くようにもなっていたので医師も軽度だったと判断したようで、追加注射も投薬も必要なしといわれました。安堵していたところ、金曜日の昼頃から再度同様な症状になり受診。ステロイド注射を金曜日、土曜日と繰り返し、ブレドニンとビクタスという薬を一週間分処方されました。注射の効果が出るのが5日後くらいと言われ見守っていますが、どうにも症状が改善されず痛そうにしているのでとても心配です。このまま様子を見ていて大丈夫でしょうか?回答、よろしくお願いします。
Re: 椎間板ヘルニア?
- 獣医師 山田
2013/08/08(Thu) 17:27
No.2215
どんちゃん 様暑さの中を吹く風の涼しさが嬉しい季節でございますが、どんちゃん様におかれましてはいかがお過しでしょうか。この度はご相談をいただきまして誠にありがとうございます。4歳のトイ・プードルちゃんが椎間板ヘルニアと診断を受け治療中なのですね。また、痛そうなご様子が続いており、このまま様子を見て良いのかどうかの判断に悩まれていらっしゃるとの事ですね。早速ご案内をさせていただきますが、実際のワンちゃんのご様子を拝見していませんので一般的なご案内となりますことをご了承くださいませ。どんちゃん様もご高承のように、椎間板ヘルニアは脊椎の椎体間に存在する椎間板が変性し、その内容物が突出して脊髄神経を圧迫・傷害することにより、さまざまな神経症状をひきおこす病気です。脊髄が傷害をうける部位と圧迫の程度によって症状は異なりますが、軽度では疼痛、四肢あるいは後肢の不全麻痺、運動失調、重度になると、起立不能(四肢あるいは後肢の完全麻痺)、排尿排便障害などが見られ、この症状は数分〜数カ月といった時間で進行していくことがあります。一般的に椎間板ヘルニアの重症度はその症状から5段階に分類されており、その重症度で内科治療とするか外科治療とするかの判断を行います。なお、グレード分類は研究者や書物によって若干の差がございますのでご了承ください。グレード1軽度の脊髄圧迫で脊髄の機能障害がなく、歩き方などの神経学的な異常がない状態です。痛そうに背中を丸め、じっとしていたり、階段の昇り降りを躊躇するなど運動したがらないというような症状がみられることもあります。 グレード2疼痛が繰り返し見られ、歩行は可能ですが後肢の力が弱いため、ふらつきながら歩く姿が見られます。足先を引きずるようにして歩き、爪の背面が磨り減っていることがあります。グレード3 部分的な麻痺(不全麻痺)がみられます。後肢は歩行に使うことはできませんが、後肢で支えて起立することは可能です。前肢だけで進み、後肢を引きずります。自力での排尿が可能な状況です。グレード4起立や歩行が不可能な状態で、完全に運動能力を失った状態(完全麻痺)の状態です。自分で排尿をすることができなくなります。また、爪や足先の骨をつまむと痛みを訴えますが、筋肉や関節など深部の痛覚は完全に消失はしていません。 グレード5起立や歩行が不可能な状態で、完全麻痺(完全に運動能力を失った状態)の状態です。グレード4よりも症状が深刻で、筋肉や関節などは痛みを感じることができません。ワンちゃんの症状に応じて内科治療、外科治療を選択しながら治療にあたりますが、症状が比較的軽く、進行性でない場合は内科的治療が選択される傾向があります。治療内容は主に運動制限やケージレスト(安静)、消炎剤の投与やレーザー治療を行います。グレード5では「深部痛覚を失った後、どのくらいの時間が経過したか」という点が重要となります。深部痛覚を消失してから48時間以上経過した場合は手術を行っても脊髄機能が回復する可能性が低いと言われています。どんちゃん様のトイ・プードルちゃんは先週の月曜日の夜に抱き上げたときに突然キャンと鳴き、その後元気がなく歩こうとしない状態で、翌日かかりつけの動物病院さんで椎間板ヘルニアと診断をうけ、ステロイドの注射と安静で、元気も出て歩けるようになったのですね。しかし、金曜日から再度同様の症状が認められたため、ステロイドの注射を行い、今はプレドニンとビクタスの内服を行っているとの事ですね。お話のご様子から、トイ・プードルちゃんの重症度はグレード1もしくはグレード2かと思われますが、トイ・プードルちゃんの今現在の歩様はいかがでしょうか。ふらつきや足を引きずるような症状は見られますか。椎間板ヘルニアのグレード1や2であれば、適切な内科治療で徐々に痛みが改善されてくると思いますが、症状が日に日に進行し、以前はなかった麻痺が見られる様になっているのであれば、現在の内科治療でも症状の進行が出てきている事になりますので、かかりつけの先生に状況をご確認いただき、適切な治療をお受けいただいた方がよろしいでしょう。また、かかりつけの先生に注射の効果が出るのが5日後くらいと言われているため、効果が出るまで様子を見守っているべきか悩まれていらっしゃるのですね。かかりつけの先生がおっしゃっている「効果が出るまでに5日かかるお薬」というのがステロイド剤のことなのか、内服薬で処方されているビクタスという抗生剤のことなのかがわかりかねますが、おそらく、「治療して、トイ・プードルちゃんの痛みが取れてくるまでには少し時間がかかる」という事ではないかと思います。お薬を飲んでも一向に痛みが取れない場合には、やはりかかりつけの動物病院さんで診察していただいた方が良いでしょう。内科治療で改善が見られない場合には、確定診断のために、X線検査、脊髄造影検査、CT検査、MRI検査など各種検査が必要となってくる場合もあるかと思います。脊髄造影検査、CT検査、MRI検査は全身麻酔が必要な検査となりますので、今後の治療方針とともに、よくかかりつけの先生とご相談いただく事をお勧めします。軽度の椎間板ヘルニアの際はお薬を使用することと合わせて、安静と運動制限が大変重要になってきます。お薬を使用すると痛みを忘れて元気に動き回ってしまうワンちゃんが多いのですが、一時的にお薬で痛みが改善されているだけで、椎体間に存在する椎間板が変性し、内容物が突出して脊髄神経を圧迫・傷害している状態には変わりがありませんので、激しい運動をすぐに行ってしまうと、症状が再発しやすくなってしまいます。ワンちゃんは人と異なり、自ら安静にできませんので、どんちゃん様やご家族様が、トイ・プードルちゃんが安静にできる環境を作っていただく事が大切です。ソファーや階段や段差の登り降り、フローリングなどの滑りやすい床材は避けていただき、場合によってはサークルをご用意いただき、治療中は運動を控えることなども必要となってくることもございますので、トイ・プードルちゃんの症状に合わせた環境作りをしていただけたらと思います。早くトイ・プードルちゃんの症状が落ち着かれますようお祈りしております。どうぞお大事になさって下さい。暑い日が続きますが、どんちゃん様もお身体に気をつけてお過ごし下さい。なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、しつけ相談のサービスを承っております。気がかりなことがおありの際には、ぜひご利用くださいませ。お電話番号は、あんしんサービスセンター 0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。今後ともアニコムを宜しくお願い申し上げます。
トイレのしつけ
投稿者:マッキー
投稿日:2013/08/05(Mon) 18:29
No.2208
最近トイプードル四か月を飼いはじめたのですが中々トイレが上手くいかず手を焼いてます。サークル内でしたら、ほぼ成功するのですが、サークルから出して遊んでいたら、ほとんど失敗(たまに成功)します。何かアドバイスお願いします。
Re: トイレのしつけ
- ドッグライフカンセラー 三留
2013/08/07(Wed) 12:41
No.2212
マッキ- 様夏空の眩しい頃でございますが、マッキー様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。マッキー様のトイプードルちゃんは4ヶ月とのことでございますね。愛らしい表情でご家族様の笑顔を一身に集めていらっしゃるのではないでしょうか。さて、この度はご相談をいただきまして誠にありがとうございます。トイプードルちゃんのトイレのしつけ方についてのご質問でございますね。早速、ご案内をさせて頂きたく存じますが、一般的なご案内となりますことをご了承下さい。マッキ-様のトイプードルちゃんは、ケージの中ではほとんどトイレができているとのことで、お利口さんでございますね。ケージの外に出ると、位置感覚が変わったり、遊ぶことに夢中になったりするなど、いろいろな事情はあると思いますが、ほとんどのワンちゃんは、ケージの中でできるようになってもケージから外に出すと、なかなか排泄のためケージに戻ることが難しいことが多いようです。トイプードルちゃんがケージの外で遊んでいる時間には、タイミングを見計らってトイレに誘導いただき、偶然でも成功したら褒めてもらえた、という経験をさせてあげましょう。例えば、ケージの中のトイレでオシッコをした後、ケージから出していただいたとき、いつもの排泄のリズムからみて、そろそろオシッコがたまっているかな、というタイミングで、「トイレはここよ」などといつもの声がけをなさりながらトイレに誘導してみましょう。偶然でもいいので、上手くできたら、「お利口ね」と褒めてあげることが大切です。オシッコのタイミングなのですが、排泄の仕草の後、トイレに連れていくのも一つですが、あわただしくて難しくなってしまうこともあるかもしれません。一度、トイプードルちゃんのオシッコの間隔がどのくらいか、メモを付けていただき、この間隔を目安に、トイレに連れていっていただくのもよろしいでしょう。例えば、トイプードルちゃんがケージでオシッコをした後、ケージの外に出して遊ばせていただいたのであれば、時計をご覧になり、そろそろオシッコがでるかな、というタイミングでケージに誘導してあげます。日ごろからオシッコやウンチのときに声がけをする言葉を決めていただき、このときにも「トイレはここよ」などと明るい声をかけていただくと、この声につられて、してくれるかもしれません。偶然でも、「上手くいって、褒めてもらった」という成功経験を積ませてあげることで、どこでオシッコやウンチをしたらいいかを根気強く教えてあげましょう。上手くいかないと、どうしても叱ったり、声をあげたりしたくなりますが、粗相を飼い主様に叱られたことで、排泄行為そのものがいけないと思い、隠れたところで排泄をするようになってしまうこともあります。また、粗相を見つけたときなのですが、飼い主様が「あらーっ」と声を上げた様子を、「注目を浴びたこと」「ご褒美」だと思ってしまい、トイレではない所ですることが、ご家族の注目を浴びることの一つの手段となってしまうこともあります。このようなことを防ぐため、トイレ以外のところで排泄をしてしまっても、声をあげたり、叱ったり、騒いだりなさらないほうがよろしいでしょう。上手くいったときだけご注目いただき、排泄ができたときに褒めることだけに、注力しましょう。また、中には、オシッコを片付ける際の飼い主様の手にある白い雑巾に反応して、「遊べる」と喜ぶワンちゃんもいますので、片付ける際にはあまりその様子を見せないほうがよろしいかもしれません。このようにしながら、「リビングのこの場所からは、ケージにはこのようにして戻る」、「キッチンの近くで遊んでいるときは・・・」とわかってくると、何かの折に自分で行くようになるかと存じます。そのときは、いつもよりも、たくさん褒めてあげましょう。以下、この他のご注意いただきたい点を挙げさせていただきます。1. 紛らわしいものは置かないワンちゃんは、マット類やラグ類などの上にいると排泄を誘発される傾向がみられます。マッキー様のトイプードルちゃんが、お部屋の中で粗相をしてしまうマット類などがあれば取り除いていただいたほうがよろしいでしょう。2. リラックスして排泄ができる環境を作るワンちゃんは感情を把握する能力のたいへん高いどうぶつですので、「いつするのだろう」と息を詰めてみていると、緊張感がワンちゃんに伝わってしまい、かえってうまくいかなくなることも見られます。たいへんではございますが、できるだけ肩の力を抜いて、見守っていただくことも大切かと存じます。3. ケージを好きなところにするケージの中のトイレに戻りたいけど、叱られてケージに戻された経験があるなど、嫌な経験とケージがワンちゃんの中で結びつくと、ケージに戻ることそのものに躊躇するようになることがあります。褒めたときにケージに戻す、ケージの中にいるときに優しく声をかけていただくなどして、ケージを好きなところにしておきましょう。遊びたい盛りですので、ケージに戻りたがらないことも多いですし、もともとワンちゃんは、生活のスペースから離れたところで排泄をしようとする習性があるといわれていますので、成長につれ、今までケージの中に戻っていたワンちゃんであっても戻りたがらないようになることもみられます。ケージの中以外に、今オシッコをしてしまう場所、あるいは静かで人の出入りの少ない場所などに、もう一個トイレを用意いただくこともよろしいでしょう。トイレは広めに何枚かシートを広げて敷いたり、サークル状の囲いの中の全体にシートを敷いたりしていただくと、褒めるチャンスはうんと大きくなるかもしれません。しばらくして、何枚かのシートのうち、いつもするシートが決まってきたら、使わないシートをはずしていってはいかがでしょうか。シートの位置を移動させるときには、数センチずつ日にちをかけて移すとトイプードルちゃんが戸惑わないで済むでしょう。ケージにいるときは、トイレで出来るのですから、あともう一息でございます。根気強く、できるだけ成功する環境をお作りいただき、できたら褒めることで、どこでしたら良いのかを教えていただければと存じます。なおアニコムでは、お電話でのしつけ・健康相談サービスも行っておりますので、お気軽にご利用ください。電話番号は、あんしんサービスセンター 0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。平日9:30〜17:30 / 土日祝9:30〜15:30土日祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。なお、日・祝日および年末年始はお休みさせていただきます。トイプードルちゃんのお健やかなご成長をお祈りいたしております。体調管理の難しい季節ですが、お体をご自愛いただき、ワンちゃんと素適な夏をお過しくださいませ。今後ともアニコムをどうぞよろしくお願い申し上げます。
早朝から啼いて困っています
投稿者:きらら
投稿日:2013/08/04(Sun) 16:47
No.2205
H24.11.03生まれのカニヘンダックス♀です。ゲージをリビングに置いていて、夜は11時頃まで起きています。しかし早朝に起きて啼いて困っています。啼きだすと私も起きて、餌をあげるのですが、当初は6時ごろだったのですが、だんだんエスカレートして最近は午前4時に吠えます。夏だから周囲が明るくなりだすからでしょうか?冬が近づき日の出の時刻が遅くなれば、吠える時刻も遅くなるものでしょうか?ご近所にも迷惑だからなんとか啼かないようにしたいのですが、どうしたらいいでしょうか。
Re: 早朝から啼いて困っています
- アニコムカウンセラー 能登
2013/08/06(Tue) 16:13
No.2210
きらら 様夏本番を迎え、海や山が一段と賑やかになる季節でございますが、きらら様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。カニヘンダックスちゃんは、子犬ちゃんの愛らしさに加え、少しずつ大人の表情を見せるようになる頃ではないでしょうか。この度はご相談をいただきまして誠にありがとうございます。カニヘンダックスちゃんが早朝に吠えはじめてお困りとのことでございますね。さっそくご案内をさせていただきたく存じますが、実際のワンちゃんのご様子を拝見していませんので一般的なご案内となりますことをご了承くださいませ。【原因について】ワンちゃんが吠える原因といたしましては、「縄張りを守ろうとする防衛本能から吠える」、「周囲のご家族様に要求をして吠える」、「怖くて吠えて何とか身を守ろうとしている」、「お知らせをしようと吠える」「周囲のご家族様に指示をしようと吠える」など、さまざまな物が考えられます。きらら様のカニヘンダックスちゃんの場合、きらら様からうかがったご様子から、きらら様が来てくれることを期待して吠えているような気がいたしますが、いかがでしょうか。夏は日が昇るのが早いですので、明るくなってきたら、きらら様に構ってもらいたくてソワソワして吠えていることもあると思いますが、カニヘンダックスちゃんが吠えたときに、きらら様も起床されて、ご飯をあげていらっしゃるとの事でございますので、吠えたときに要求をかなえてもらえた経験によって「吠えれば要求を叶えてくれる」、「吠えれば大好きな家族が話しかけてくれる」と、認識してしまっているのかもしれません。また、ワンちゃんはそれぞれの子が縄張りを持っており、外で物音がすると縄張りを守ろうと思い吠えることが大変多いようです。新聞や郵便を配達される方に吠えることも多いのですが、このような場合、ちょうど配達を終えて去る様子を、自分が吠えたから去っていったように感じることもあるかもしれません。きらら様のワンちゃんも、朝方にお散歩のためにワンちゃんが家の前を通るなどをして、そのために吠えている可能性もございます。【対応について】ワンちゃんは、自分がした行動のあと、どのようなことがあったかという経験をもとに、自分の行動を決めていきます。特に、きらら様のワンちゃんくらいの月齢では、自立心が芽生え、今までの経験をもとにさまざまな行動を選択するようになってきます。また、ワンちゃんは成功体験を導いた行動については、かなり強く固執をします。このため、一度吠え始めるとかなり長時間吠えることが多いのですが、ご家族が根負けをしてしまうと、「やっぱり、頑張って吠えてよかった」とますます、吠えることへのワンちゃんの依存度が高まってしまうことになります。このような場合、いちばん望ましいのが、「吠えても無駄だよ」「吠えていないときに、いいことある」とワンちゃんに根気よく教えることです。具体的には、「吠えているときは相手をせず、声をかけるのは静かになったとき」ということを一貫して続けるのが望ましいのですが、現実の問題として、夜中や早朝には難しいため、まずはご家族のお休みの日の昼間などに、吠えているときは知らん顔をして、静かになったときに構ってあげて「吠えても無駄だ」「静かにしていたらいいことがある」ということをしっかりと教えていただければと存じます。また、きらら様が毅然と、堂々と、落ち着いている様子を見せることは、いずれの原因の場合にもたいへん重要です。主導権はきらら様にあることを示すためにも、何かしてあげるときは、一度「オスワリ」などという指示をしてあげ、指示にしたがったことのご褒美として、要求をかなえてあげるとよろしいでしょう。例えば、遊んで欲しいとオモチャを持ってきたら、「オスワリ」と指示をして、落ち着いた表情を見せたら、「オリコウ」と遊び始めます。また、夜は飼い主様の寝室の近くにクレートやキャリーバッグをおいて、静かで暗いところで休むようになさったり、寝床の場所を動かすのが難しい場合は、ワンちゃんのケージに布をかけたり、ダンボールなどで囲ってみるなどなさってもよろしいでしょう。吠えてご家族様を呼ぶ状況を作らないような環境作りや、夜に休む場所を、できるだけ朝の光をさえぎることができて、落ち着く雰囲気にしていただくことも一つの方法でしょう。このほかにも、暑さやお水、お腹が空いていないかなどの生活環境についてもチェックをいただくことも大切でしょう。お腹が空いているのであれば、夕食を取り分けておき、その分を寝る前に一つかみほど与えてみるのも一つの方法でしょう。このほかにも、夜のお散歩を長めにして疲れるようにしてあげたり、遊んであげられる時間はたっぷりと遊んであげて満足感を与えていただく事なども効果的かと存じます。なお、アニコムでは下記の受付時間で、お電話でも健康相談、しつけ相談サービスを平日の予約制にてうけたまわっておりますので、気がかりなことがございましたら、お気軽にご利用ください。●あんしんサービスセンター0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)平日9:30〜17:30 / 土日祝9:30〜15:30 (年末年始を除く)※土日祝は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。カニヘンダックスちゃんのお健やかなご成長を心からお祈りいたしております。それでは、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。