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大動脈狭窄症

投稿者:来夢ママ

投稿日:2016/06/30(Thu) 16:05

No.4427

ゴールデンレトリバー
避妊済の5歳5ヵ月の女の子



先天性の大動脈狭窄症で
3ヵ月毎に心エコーで検査しています

重軽度は
中度に限りなく近い軽度です

咳が出てくるようになるかも
薬が必要になる一歩手前の進行状況です

今年4月まで
お散歩も食事も
量的な変動はなく過ごしてましたが
昨年10月の体重より今年4月の方が
1kg減少してました

獣医師より
心臓に対するエネルギーが
以前より多くなったからだと思われると話がありました

そして何よりも
昨年10月までの進行状況とは明らかに違ったのは
心臓から大動脈に血液を送り出すときの圧力により
大動弁直下の大動脈の幅が
本来の幅の2倍ほどに広がったことです

お散歩もランも
基本的には来夢自身に任せてはいますが
お散歩はリード着用してるので
息遣いを気にする程度ですが
ランでは暴走するので
暴走直後は急に休ませるのではなく
ゆっくり散策してから
来夢自身が自ら楽な姿勢で休むようにしてます

来夢は
自分が疲れていれば
大好きなボールで好奇心を煽っても休んでくれる
遊びたくなったら遊ぶ
といったように
自分でコントロールしてくれるので
私は神経質になってはいません

気温や日射
遊んだ度合いにより
休憩時間の長短を決めている程度です

心臓病だからといって
来夢の楽しみを奪ってしまうことは
極力避けたいと思っていますので

4月の検診から今まで来夢にしていることは
心臓稼働が増えたのか
心臓負担が増えたことにより
消費カロリーが増えたので
ご飯の減量はせず
お散歩の距離を平均3〜3.5kmから2.5〜3kmに減らしました

摂取カロリーはそのままで
お散歩での消費カロリーを減らした分
心臓稼働エネルギーに回そう
という考えです

それでも体重減少の場合
摂取カロリーを1割増加し
お散歩の距離は現状維持にしようと思っています

摂取カロリーと消費カロリー
そして
お散歩中の来夢の呼吸状況を中心にしっかりと観察し
ご飯量の増減による摂取カロリーと
お散歩と心臓稼働による消費カロリーのバランスを
これからも3ヵ月スパンで見直していきます

他にも気を付けなければならないことはありますか?

また
大動脈の本来の幅に戻す方法はありますか?

まだ投薬はありませんが
大動脈狭窄症には
どういった薬を処方されることが多いですか?



もう1つ伺います

ドッグフードのパッケージのご飯量の表記は
あくまでも目安ですね

摂取カロリーと消費カロリーのアンバランスは
痩せていってしまったり
逆に太らせてしまったりします

太らせてしまった場合
勿論
心臓への負担を増加させてしまうことだけではなく
股関節形成不全にもさせてしまいかねません

そこで今気にしていることは
もしご飯を食べる量が減ってしまい

摂取カロリーが減ってしまったにも関わらず
消費カロリーは現状維持か増えていってしまった場合
少量のご飯から少しでも多くのエネルギーを摂取するためつまり
ロスエネルギーを少しでも減らすため
1日に食べさせてあげるご飯の量はそのままで
回数を増やす方法があることを知りましたが
他にも方法はありますか?



以上
ご返答を宜しくお願い致します

Re: 大動脈狭窄症

- 獣医師 江口

2016/07/04(Mon) 18:34

No.4430

来夢ママ 様

この度は、ご相談いただきまして誠にありがとうございます。
ゴールデンレトリバーちゃんの大動脈狭窄症ついてのご相談ですね。

早速ご案内させていただきますが、大動脈狭窄症は、症状の進行具合や狭窄部位
によっても治療方法が変わってきます。
そのため、ゴールデンレトリバーちゃんの重軽度は中度に限りなく近い軽度と
いうことですが、実際のご様子などを拝見しておりませんので、
明確なアドバイスは難しく、一般的なご案内となりますこと何卒ご了承下さい。

来夢ママ様は、ゴールデンレトリバーちゃんのお体のご様子をしっかりと把握
された上で、日常生活を優しく、そして温かく見守りながら心配りをなさって
いて、ゴールデンレトリバーちゃんは幸せですね。
まず、その他に生活の中で気をつけることは無いか、という点についてご案内
いたします。
運動については、来夢ママ様がなさっているように、
今まで通りゴールデンレトリバーちゃんのペースに合わせて、
ただし激しい運動は避けることを続けて下さい。
今から暑い季節になるので、体温が上がりすぎないように気温と湿度にも気を
つけましょう。

そして、心臓に負担をかける感染症の予防、呼吸器感染症の予防、口腔内の
ケアに気をつけていただくことも重要です。
心臓に負担をかける感染症には、蚊が媒介するフィラリア症やダニ・ノミが
媒介するバベシア症がありますので、駆虫薬の通年使用などでしっかりとした
予防を行ってください。
呼吸器感染症は心臓病を持った動物にはかなりの負担となります。
しっかりワクチン接種をし、感染を避けるため不特定多数のワンちゃんが
いるところを避けるなどしましょう。
口腔内のケアは歯石や歯垢などで口腔内細菌が増加し心内膜炎のリスクを
高めさせないためにも必要です。日々の歯磨きでオーラルケアをしていきましょう。
そして、来夢ママ様が気を付けていらっしゃるように、
ゴールデンレトリバーちゃんへのストレスはなるべく避けたいものです。
人間の気持ちに敏感な犬種ですので、来夢ママ様のお気持ちにも敏感なのでは
ないかと思います。人間が心臓病に対して過度に敏感になると、それを察知し、
ワンちゃんにとってストレスになってしまうこともあります。
そのような面からも、来夢ママ様が、気持ちを前向きに持ち続け心臓病に対して
過度に敏感にならないようにしていらっしゃることはたいへん重要なことでは
ないでしょうか。

次に「大動脈の幅を戻す方法」についてご案内いたします。
血流圧によって拡張した血管を縮小させ、元に戻すことは難しいのではないかと
思います。
これ以上、血管の幅を拡張させないために血管の狭窄部位をステントで
拡張修正したり、大動脈弁狭窄の場合は外科手術で弁置換術の報告がありますが、
大学病院などの循環器専門機関病院でないと対応できませんし、
血管や弁の状態や症状、病気の進行度によって手術できない可能性もあります。

もし内科療法がはじまりゴールデンレトリバーちゃんの投薬が始まったとしたら、
内服薬はどのようなものになるかということですが、大動脈狭窄症は慢性的に
徐々に進行する病気です。残念ながらその進行を止める薬はありませんが、
その進行を緩やかにしたり、症状を改善させるための投薬が始まります。
狭窄により血流の流れが悪くなると、心臓がその分頑張ろうとすることにより
心臓に負担をかけてしまうので、その負担をかけないようにするための薬になります。

ACE-I(ACE阻害剤)が基本となるお薬です。
血管を収縮させたり、腎臓に作用し血圧をあげる作用がある物質が
アンジオテンシンUですが、このアンギオテンシンUを作らせないようにして
血圧を下げる薬です。血圧を下げることにより、心臓への負荷を軽減します。
症状により「心臓の筋肉である心筋の活動を抑制する薬」、「心拍出量を減少
させる薬」、「心拍を下げ血圧を低下させる薬」などが症状の改善のため
併用されます。症状によっては利尿剤や咳を抑えるための気管拡張剤などが
追加されることもあります。

最後に、摂取エネルギーと消費エネルギーのロスを無くす方法ですが、
「食事の回数を増やすこと」と、「その1回分の摂取カロリーを増やすこと」に
なります。
過度な体重増加は心臓への負担になるので安易なカロリー増加はいけませんが、
現在1sの体重の減量が確認されているので食事のカロリーを増やし、
来夢ママ様がご予定を立てていらっしゃるように今後もしっかりと管理いただき、
消費カロリーと摂取カロリーのバランスをみていきましょう。
また、食事の内容についてですが、心臓疾患の食事では摂取するナトリウム量の
削減が目標になりますので、過度の塩分摂取に注意を払っていただく必要が
あるでしょう。

来夢ママ様はしっかりゴールデンレトリバーちゃんの病気と向き合い
ゴールデンレトリバーちゃんと一緒に二人三脚で病気と闘っていらっしゃる
ご様子ですね。
そのおかげでゴールデンレトリバーちゃんも安心してマイペースでいられるのだと
思います。来夢ママ様とゴールデンレトリバーちゃんのご安心のため、
アニコムも全力でサポートさせていただきます。

なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、
しつけ相談のサービスを承っております。気がかりなことがおありの際には、
お気軽にご利用くださいませ。
お電話番号は、あんしんサービスセンター0800-888-8256です。
平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)
土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。

蒸し暑い季節がやってきますが、来夢ママ様も暑さで夏バテなどになりませぬ
ようご自愛下さい。暑い夏も頑張って乗り越えていきましょう。

今後ともアニコムをどうぞよろしくお願い申し上げます。



尿漏れ

投稿者:ハッピ

投稿日:2016/06/24(Fri) 22:25

No.4422

お世話になります、尿漏れについて教えてください。
3才10か月のフレンチブルドッグ♀(避妊済み)です。

今年に入ってから時々ですが尿漏れします。
毎日ではなく月に1・2回ほどで、普段の1回分のオシッコと同じくらいの量がポタ、ポタと時間をかけて漏れます。
日中の起きている時もあれば、夜間の寝ている間に漏れている事もあります。
尿漏れの前後も普通にトイレに行っていますし、陰部を気にするような仕草もありません。
気づいたときにはオムツをして様子をみていますが、大体1時間〜2時間ほどで治まる事が多いと思います。

避妊手術の際に、稀に尿漏れしやすくなる子がいるとは聞きましたが手術をしたのは3年前で尿漏れが気になりだしたのは最近です。
また、普段から頻尿気味で1日に6〜7回トイレに行きますが調べた結果、病気の所見はありませんでした。

考えられる原因や尿漏れを改善する方法を教えてください。
よろしくお願いします。

Re: 尿漏れ

- 獣医師 青山

2016/06/29(Wed) 14:21

No.4425

ハッピ 様

蒸し暑い梅雨に青い空が恋しい頃ですが、ハッピ様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。
この度はご相談をいただきまして、誠にありがとうございます。
ハッピ様の3歳10ヶ月のフレンチブルドッグちゃんが、今年に入ってから、
月に1・2回ほど尿漏れをするようになったとのことでございますね。
検査をなさったところ、病気の所見はなかったとのことでございますね。

早速、お問合せにつきましてご案内させて頂きますが、実際のご様子を
拝見しておりませんので、一般的なご案内となりますことを
何卒ご了承ください。

フレンチブルドッグちゃんはふだんから頻尿気味ではありますが、排尿のご様子は今までと変わらず、
排尿とは別に、尿漏れを起こしているということですね。

まず、排尿の仕組みをご説明いたします。
尿は腎臓で作られますが、通常は意識的に尿道が閉められているため、
作られた尿は膀胱にたまります。
膀胱がいっぱいになってくると、神経から脳へ、その情報が伝えられ、脳により「排尿すること」が
決められます。この脳からの排尿命令が、尿道括約筋(尿道を閉めている筋肉)に伝えられ、
この尿道括約筋が弛緩することで、尿道が開き、膀胱から尿が流れていきます。
さらに膀胱をはじめとする各種筋肉が収縮することで、たまっている尿が押し出され、
排尿が起こります。

以上の排尿の仕組みから、尿失禁の原因は、膀胱・尿道・神経のどこかにあることが考えられます。
その他にも、薬物やストレスなどによって起こることもあります。
一般的に、具体的な尿漏れの原因としては次のようなことが考えられます。

1.頻尿や残尿感、多飲多尿が原因である場合
頻尿(トイレに何度も行くようになり1回の尿量が少なくなる症状)や
残尿感(トイレで長時間排尿姿勢をとる)などがある場合には
トイレの間隔が短くなりますし、お水をたくさん飲んだり、おしっこを
たくさんするような「多飲多尿」と言われる状態でもトイレの間隔が
短くなることがあります。

なお、一般的にワンちゃんでは、体重1kgあたり1日で90〜100ml以上の飲水
がある場合に「多飲」、体重1kgあたり1日で45〜50ml以上の尿量が
ある場合を「多尿」といいます。
1日の尿量を正確に調べることは実際には難しいので、
まずは飲水量のチェックと、尿検査が必要となります。

次に、頻尿や多飲多尿を起こしやすい疾患や状況を幾つかあげさせて
いただきます。ハッピ様のフレンチブルドックちゃんのご様子と照らし合わせて
いただき、もしご心配な点がおありであれば、
一度、かかりつけの獣医師さんにご相談いただけたらと存じます。

(1)膀胱炎
膀胱炎とは、何らかの原因により膀胱に炎症が起こることをいいます。
膀胱炎の原因は、細菌性のもの、膀胱結石や尿の結晶によるものが多いとされます。
膀胱炎は原因に関わらず、だいたい同じような症状を示すことが多いのですが、
検査を行い、その原因に合った治療をすることが重要です。
頻尿や残尿感以外にも尿が濁ったり、色の変化が見られたりするほか尿が臭くなることがあります。

(2)尿石症
尿石症は尿路結石症ともいわれ、尿に含まれるリン、カルシウム、マグネシウムなどのミネラル成分
が結晶化し、腎臓、膀胱、尿道などの泌尿器で結石となるために
さまざまな症状を引き起こす病気です。特にワンちゃんでは、尿がアルカリ性に傾くことでできる
リン酸アンモニウムマグネシウム結石(ストラバイト結石)が多く見られます。
結石の形成は、食事の種類や飲水量の減少、細菌の尿路感染、遺伝的体質などが原因である
といわれています。症状は膀胱炎と同様に、頻尿や血尿が見られます。
時には発熱、食欲不振などの症状が出たり、排尿時に背中をまるめて痛がる様子が
みられることもあります。

(3)内分泌疾患(糖尿病や副腎皮質機能亢進症など)
糖尿病、副腎皮質機能亢進症は共に多飲多尿の症状を認める内分泌疾患です。
糖尿病の初期症状としては、多飲多尿、食欲があるのに体重が減少するなどがありますが、
初期には発見が難しく、病状の進行とともに白内障や腎疾患、肝疾患など、
多くの合併症を伴うことが多いので注意が必要です。
副腎皮質機能亢進症は、副腎皮質ホルモンが過剰に分泌されることにより、
多飲多尿、食欲の異常増加、肥満、腹部膨満(お腹が膨らむ)、皮膚のひ薄化(皮膚の厚さが
薄くなる)などさまざまな症状がみられる疾患です。
副腎皮質機能亢進症は中高齢のワンちゃんでしばしば見られる病気です。
 
(4)腎不全
腎臓は、尿の生成や体の中で不要になった老廃物や毒素の尿への排出、ホルモンの分泌などを
行っている臓器で、腎臓が障害を受けて十分に機能しなくなると、ワンちゃんは多飲多尿や
食欲不振、嘔吐などさまざまな症状を引き起こします。
この状態を「腎不全」といい、おもに高齢の動物に見られます。

(5)食事の変更
食事内容の変更などがあった場合には、今までよりも多くお水を飲むようになることもございます。
基本的に、ドライフードはウェットフードよりも水分含量が少ないので、
今までウェットフードを食べていたワンちゃんのごはんをドライフードに切り替えた際は、
いつもよりお皿から飲水する量が増えたと感じることがあるかもしれません。
また、同じドライフードであっても、メーカーにより塩分含量などが異なりますので、
お食事内容の変更に伴い飲水量が変化することは十分に考えられます。
重要なのは、飲水している量が正常範囲を超えて多飲の域に達しているか
どうかという事になります。

フレンチブルドッグちゃんはまだ3才10か月ということですので、上記の(3)や(4)の可能性は
低いかと思いますが、念のため飲水量や普段と異なる様子はないかなど、
注意して観察していただければと思います。

2.排泄しようとせずに尿が漏れてしまうような場合
無意識に尿が漏れてしまうような場合は、泌尿器の先天的な異常や神経疾患、ホルモン異常
などの原因が隠れている可能性もあります。ご参考までにいくつかご案内をいたします。

(1)先天的な奇形(異所性尿管、尿膜管遺残など)
膀胱や尿管の形態的異常のため、尿漏れが起こります。
尿は腎臓でつくられ尿管によって腎臓から膀胱まで運ばれますが、異所性尿管は
先天的に尿管が膀胱以外のところにつながっている病気です。
そのため、尿を膀胱に貯めることができず、常に尿を漏らしている状態になります。

(2)脳や仙髄などの神経疾患
膀胱・尿道の働きを支配する末梢神経・脊髄・中枢神経が外傷や腫瘍などにより障害を受けると、
膀胱や尿道筋の神経的な機能不全のため排尿のコントロールが上手くできずに
尿漏れが起こります。
(3)体内のホルモン量の変化の影響
尿道筋の運動性に影響を与えるホルモンの減少によって、尿道括約筋の機能が低下し、
睡眠時や休息時に尿漏れが認められることがあります。尿道括約筋を収縮するために
必要なホルモンが減少・欠乏することで、うまく排尿の調節ができなくなります。

また、ハッピ様のフレンチブルドッグちゃんは3年前に避妊手術をされたのですね。
ごくまれに避妊手術後、尿失禁を起こすことがあるといわれています。女の子のワンちゃんの場合、
手術後数年以上経過してから尿失禁がみられることもあるようです。
今回の尿漏れと避妊手術との因果関係は明言できませんが、避妊手術後に起こる尿失禁は、
ホルモンの影響があると考えられています。
手術後は肥満になりやすくなる傾向があり、肥満も尿失禁を起こす要因の一つといわれています。

尿漏れについては、このように多くの原因が考えられます。
治療が必要な状態なのかどうか、また、どのような治療を行う必要があるのかは
原因によって異なってきますので、まずはその原因を特定することが重要です。

その原因を特定するためには、
・いつから尿漏れが始まったのか
・尿漏れを起こすときの状態
・尿漏れの回数や量、色など
・通常の排尿の状態
・飲水量や尿量
などの情報が重要になります。

病院では、一般的にはまず身体検査と尿検査を行い、
必要に応じてエコー検査、レントゲン検査、血液検査、神経学的検査などを行います。
また、その結果によって、さらに詳しい検査が必要となる場合もあります。

ハッピ様のフレンチブルドッグちゃんは、検査の結果、病気の所見はなかったとのことでございますね。
失禁が続くようであれば、その他の異常はないか再度受診して原因を解明し、それに合った
適切な治療をなさることが望ましいでしょう。
また、尿失禁の程度などによっては、治療が必要ではない場合もあるかもしれません。
尿道括約筋の収縮機能の低下を原因とする尿失禁の場合は、尿道括約筋の収縮を増強する
お薬で症状をコントロールする内科治療が一般的とされています。
ストレスなどによる尿失禁の場合には、ストレスを感じるような環境を作らないようにし、
原因となるものを取り除くことが大切です。また、お薬により症状の改善が望めることもあります。
ワンちゃんの意図的ではない尿失禁を叱ると、症状を悪化させることもあるため、注意が必要です。
排尿器官の異常や中枢神経の障害による尿失禁の場合は、外科手術が行なわれることも
ありますが、膀胱や尿道括約筋の機能を高めるお薬を用いて、尿失禁をコントロールする場合もあります。

今のところ尿漏れ以外の症状は見られないようでございますが、
原因によっては、これから症状が進行してくることも考えられ、
場合によっては早期の治療と対処が重要となるケースもあります。
かかりつけの先生とよくご相談いただき、今後の検査・治療方針をお決めいただければと思います。

また、受診の際には尿検査を行うことが予想されますので、
新鮮な尿をきれいな容器に入れてお持ちいただくか、
院内で採尿できるように、尿がたまった状態のときに
お連れになることをお勧めいたします。

なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での
健康相談、しつけ相談サービスを承っておりますので、ぜひご利用ください。

お電話番号は、あんしんサービスセンター 0800-888-8256 です。
平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)
土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。

暑さ対策のたいへんな季節でございますが
ハッピ様もフレンチブルドッグちゃんもお体大切にお過ごしください。
今後とも、アニコムを何卒宜しくお願い申し上げます。



Re: 尿漏れ

- ハッピ

2016/06/29(Wed) 16:33

No.4426

青山先生、返答ありがとうございます。

尿・血液・エコー検査などは一通り行っていて、1日の飲料量や尿の回数・時間・大まかな量も数週間分提出済みです。
いずれも特にひっかかる項目もなく頻尿は体質で尿漏れは軽度、薬を使うほどではないとの事でした。

尿漏れの時は騒いだりせずにしばらく様子を見たいと思います。
どうもありがとうございました。



Re: 尿漏れ

- 獣医師 青山

2016/06/30(Thu) 19:22

No.4428

ハッピ 様

この度はご丁寧にお返事を頂戴致しまして、誠にありがとうございます。
フレンチブルドッグちゃんは、動物病院さんで一通り検査を受けられ、
頻尿は体質で、薬を使うほどではないとのことですので、
まずはご安心かと思います。
ハッピ様がおっしゃいますように、尿漏れのときは、
騒がずに、おおらかな気持ちで接してあげることが何よりかと思います。

今後もフレンチブルドッグちゃんのご様子をみていただき、
何かいつもと異なるようなことがあった場合には
お早目に先生に相談いただけたらと存じます。

ハッピ様とフレンチブルドッグちゃんが、日々の生活を楽しく、
健やかに過ごされますよう、心からお祈り申し上げます。
今後ともアニコムをよろしくお願い申し上げます。



引越し

投稿者:みき

投稿日:2016/06/24(Fri) 21:26

No.4421

ミニチュアダックス13才オスを飼っています。
このたび結婚で車で3時間ほどの所に犬を連れて引越してきました。
犬の性格は臆病で人や犬になかなかなつきません。
車での外出も嫌いで、どちらかとゆうと家のまわりを散歩するのたが好きなような内弁慶な犬です。
引越してきて4日目ですがまだ馴染めずマンションの中も私が移動するたびに着いてきますし、部屋に1人にして外出しようとすると、高い声で鳴いてるのが聞こえます。
夜に旦那さんが帰ってくると、手をずっと舐めはじめます。旦那はかわいがってくれています。
このような犬の性格から言って、このままここで暮らすべきなのか、住み慣れた実家に返すべきなのか迷っています。
よろしくお願いいたします

Re: 引越し

- 愛玩動物飼養管理士 三留

2016/06/28(Tue) 18:20

No.4424

みき 様

このたびはご結婚、本当におめでとうございます!
笑顔に溢れたご主人様とみき様とミニチュアダックスちゃんのお幸せな毎日を
心からお祈りいたしております。

新しい門出には環境の変化が伴いますが、ご新居にお引越しされた後のミニチュアダックちゃんの
ご様子に心配をなさっているのですね。
さっそく案内をさせて頂きますが、実際のご様子を拝見していませんので、一般的なものとなりますことを
何とぞご了承ください。

ワンちゃんは環境の変化に対してたいへん繊細なところがありますので、
「いつもと違う」ということに対してはたいへん大きな不安を感じます。
このため、お引越しなどの環境の変化があった後に行動の変化がみられることは
多かれ少なかれ、どのワンちゃんにもみられます。
みき様のミニチュアダックスちゃんのように飼い主様の後追いをしたり、留守番を不安がったりする
ことはたいへん多くのワンちゃんにみられ、これ以外にも粗相をするようになったり、下痢などの
消化器症状などがみられることなどもあります。

このような、ワンちゃんの今までと違う様子をご覧になると、飼い主様は不安で心配になりますので、
ついつい表情にもその気持ちがあらわれてしまいますが、ワンちゃんは、そのような飼い主様をみて、
ますます不安になってしまうことがよくみられます。
飼い主様は今までと変わらぬ穏やかな笑顔で、毎日を楽しそうにお過ごしになられることが重要でしょう。
なだめたり、なぐさめたりすることも、なさらないほうがよろしいでしょう。
繰り返される日々の営みは、ワンちゃんに安心感を与えるといわれます。
日々の穏やかな生活が、今までと変わらず続いていく中で、ミニチュアダックスちゃんは安心し、
今は知らない匂いに満ちた新しい環境でも次第に知った匂いがする場所に、慣れた場所に
なっていくでしょう。

お引越しに際して、家具や食器などを新しくなさることが多いのですが、
みき様のお宅ではいかがでしょうか。
ただ、今まで使っていたものをご利用いただくことは、引越しで不安を感じるワンちゃんにとって
たいへん有効です。お気に入りのタオルケットやクッションや、食器や水のみの器なども以前から
使っていらっしゃったものをご利用いただくとよろしいでしょう。
また、お出かけのときにご利用なさるようなキャリーバッグやクレートのようなものがあれば、
リビングなどに用意いただいてもよろしいでしょう。

さて、ワンちゃんはもともとある程度の頭数で群れとなり、集団で力を併せて狩りをしてきた
どうぶつだと考えられており、たいへん社会性が高いのが特徴ですが、
その分、家族という群れから離れることや、離れてしまうかもしれないと不安を感じたとき
に反応をみせる傾向がみられます。
特にお引越し後にはこの傾向が強くみられることがありますが、
みき様から離れることも、お留守番も、特別なことではなく、当たり前のことだと感じさせてあげる
ためには、さりげなくでかけて、さりげなくご帰宅されることが重要でしょう。
また、個体差はありますが、「お利口にしていてね」などの声がけはあまりなさらないほうが
よろしいかもしれません。

新しい環境に少しずつ馴染んでいくまでは、ミニチュアダックスちゃんが不安を感じない程度の短時間
のお留守番に留めていただき、少しの時間でも「一人でお利口に待っていられたら褒めてもらえた」と
いう経験をさせていただくよろしいでしょう。
今は知らない匂いに囲まれ、間取りもよく理解できない状態だと思いますので、ミニチュアダックスちゃん
の緊張感も強いのではないでしょうか。
長めのお散歩の後、ゆったりと体を撫ぜてあげるなど、なるべくリラックスする時間を過ごさせて
あげてください。
お部屋の中を不安そうについてきても、さりげなく笑顔で迎えてあげてください。
好きなオモチャで遊んでいるときなど、ちょっと部屋を離れ、ミニチュアダックスちゃんが反応を
見せる前に部屋に戻っていただきます。そして、吠えていないことを褒めていただくことを気長に
繰り返してはいかがでしょうか。
このように様子をご覧になられながら、ちょっとゴミ出し、などというところからお留守番に
慣れるようにしてあげてください。

また、例えばみき様がバッグを持つと心配そうにそわそわする、というような、ミニチュアダックスちゃんに
とってキーとなることはありますでしょうか。
もしそのようなことがあれば、バッグをもったまま出かけないでリビングでくつろぐなどなさることで、
キーとなる行動とお留守番との結びつきを解いて断つようになさることが望ましいでしょう。
一度ついた結びつきですので、解くことはなかなか難しいかもしれませんが、バッグをあらかじめ玄関に
おいておいたり、立ち上がってもすぐにでかけず、他のことをなさってから出かけるというように、
結びついた行動をミニチュアダックスちゃんが目にしないような工夫をなさることも一つの方法でしょう。

ミニチュアダックスちゃんだけではなく、新しい生活を迎えたときにはワンちゃんはみな、行動に落ち着きが
ないようにみられることはどのワンちゃんも同じですので、しばらく様子をご覧になられてはいかがでしょうか。
ただ、ミニチュアダックスちゃんも13歳と高齢期をお迎えですので、しばらく様子をご覧になられた上で、
身体上の負担が大きいというような状況が今後あれば、慣れたご実家での生活を検討なさるのも
一つの選択肢かもしれません。ご主人様とご実家の皆様とご相談をいただきながら、
ミニチュアダックスちゃんを見守っていただければと思います。

なおアニコムでは、お電話でのしつけ・健康相談サービスも行っておりますので、
お気軽にご利用ください。
お電話番号は、あんしんサービスセンター 0800-888-8256です。
平日9:30〜17:30 / 土日祝9:30〜15:30
土日祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。
なお、日・祝日および年末年始はお休みさせていただきます。

みき様におかれましては、ご結婚という人生の大きなイベント、そしてお引越しもされ、
お疲れはたまっていませんでしょうか。
どうぞお体をご自愛いただき、素敵な日々をお過ごしください。
今後ともアニコムをどうぞよろしくお願い申し上げます。



突然鳴きだします

投稿者:ちゃーちゃん

投稿日:2016/06/23(Thu) 18:56

No.4420

4歳になる柴犬の女の子を飼っています。引っ越しをして三ヶ月、最近夜〜朝にかけていきなり、キュンキュンと鳴きだします。たまに遠吠えもします。ヒートが始まる前あたりから鳴き出したので、ヒートが原因だといいですが、他に病気などの原因の可能性はありますか?前回の引越しでは鳴き出すことはありませんでした。夜にお客さんが来てたら鳴くことはありません。食事水分摂取良好で、尿便も毎日2回出てます。

Re: 突然鳴きだします

- 獣医師 江口

2016/06/27(Mon) 16:20

No.4423

ちゃーちゃん 様

梅雨空が続いておりますが、ちゃーちゃん様におかれましては
いかがお過ごしでしょうか。
引っ越し後、4歳の柴犬ちゃんが最近夜から朝にかけて鳴き出す
ということでございますね。
早速ご案内させて頂きますが、実際のご様子を拝見して降りませんので
一般的な案内となりますことを何卒ご了承下さい。

ちゃーちゃん様も心配をされているように、「ワンちゃんが鳴きだす」という
行動が精神的なものによるものなのか、体調の変化によるものなのかを
判断することは、たいへん重要です。

◇ワンちゃんが病的な原因で鳴き出すようになった場合
「体に痛みや違和感がある」「発作の症状」ということが考えられます。
腹痛や頸椎、胸・腰椎や四肢の関節などの痛みであることが多く、
その場合、体の震えがあったり、体を触られることを嫌がったり、痛みを感じた
時にいきなりキャイーンと鳴いたりします。
また発作の前症状ということも考えられます。
発作で多いのがてんかん発作です。てんかん発作の中でもワンちゃんに
多いのは特発性てんかんといって、明らかな原因がなく発作が起こる
タイプのものです。
てんかんかどうかの判断は、頭蓋内疾患がないか、不整脈を含む心疾患
がないか、眼科疾患、内科疾患がないかといった検査で発作を起こす
はっきりした原因がないかどうかの確認が必要になってきます。
てんかん発作のなかでも全身性の痙攣や硬直のような明らかな発作は、
わかりやすいのですが、意識が消失しない軽度な発作(部分発作)の場合には、
身体の一部の震えや、よだれを出す、また呼びかけに対する反応が鈍いなど、
わかりにくい症状の場合もあります。てんかん発作の特徴としては、発作後
何事もなかったかのようにいつも通りの行動をすることです。
発作の間隔は半年に1回、月に1回、数日に1回と様々でその発作の程度も
様々です。このてんかん発作の前症状としてソワソワと不安な様子があったり、
クンクン鳴いたりすることがあります。

その他にも脊髄空洞症といって何らかの原因により脊髄内に空洞が生じ、
その空洞内が脳脊髄液と同様の液体で満たされ、脊髄を内側から圧迫して
しまう病気があります。この病気でも身体に触られるのを嫌がる、
キャンと鳴くなどの症状が認められることがあります。

柴犬ちゃんが鳴くには夜中から明け方にかけてということですので、
その際の様子を把握いただくことは難しいかもしれませんが、
鳴く際のご様子に気になる点はありますでしょうか。
体の震えを伴ったり、触られることを嫌がるなどの行動もあるようでしたら、
痛みがある可能性があるかもしれません。
また、ソワソワと落ち着かないなどの発作の兆候はありますでしょうか。
もしそのようなことがありましたら、一度、かかりつけの動物病院へご相談を
頂ければと思います。
その際可能であれば、柴犬ちゃんの様子を動画などにお撮りいただき、
診察時に先生に動画を見て頂くと、柴犬ちゃんの様子をしっかりお伝え
できてよいでしょう。

柴犬ちゃんに先にお伝えしたような病的な様子がみられないのであれば、
ヒートが始まる前あたりからこの行動がはじまったことや、
お客さんが来ていたら夜に鳴くことはないということ、また、食欲等は良好で
尿便も快調ということからも、病的な可能性が低く、精神的なものによる
行動かもしれません。

◇精神的な原因で鳴く場合
1つの理由から鳴くのではなく様々な理由があるといわれます。
警戒・用心、要求、寂しさ、挨拶、興奮、遊びなどがあります。
キュンキュンという高い声で鳴くのは欲求のサインが多いようです。
遠吠えの習性については明確な理由は不明ですが、
寂しさ、楽しさ、仲間との交信、ストレス解消、癖などがあります。

柴犬ちゃんはヒートを迎えるころから鳴き始めたとのことですので、
発情が終わるにつれ落ち着いていく可能性もありますので、しばらく様子を
ご覧頂いてもよいかと存じます。
しかしながら、新しく住む地域はまだ見知らぬ土地で、匂いや景色、
音への不安、寂しさ、要求等から今回の行動がある可能性もあるでしょう。

ワンちゃんは環境の変化に敏感ですので、お引越しやご家族の生活上
の変化の後には、夜鳴きなど、さまざまな行動の変化があらわれることは
多く、むしろ変化がみられることが一般的だといっても良いでしょう。
前回のお引越しの際には鳴きだすことはなかったとのことですが、
今回の引越しに際しては何か他のワンちゃんの匂いなど、気になることが
あるのかもしれませんね。

お客様がいらっしゃるときには吠えないとのことですので、今回のお宅は
お部屋の配置等で、柴犬ちゃんのいつも休む場所からは、人の気配を感じ
にくい部屋の配置だということはありませんでしょうか。
人の気配を感じると落ち着くのであれば、しばらくは夜も小さな明かりをつけて
おいたり、ラジオの音を小さくつけておいてはいかがでしょうか。
また、ケージの中に、前のお宅からお使いになっていらっしゃる、柴犬ちゃんの
お気に入りのタオルケットなどを入れておいて、懐かしく安心できる環境を
ご用意いただくことも重要でしょう。
また、気温や湿度などは問題ないか、いつでも水が飲めるようになっているか、
なども一度に見直していただくことも大切でしょう。

新しいお宅の生活環境は、柴犬ちゃんが外の様子を感じやすいということ
はありませんか。夜遅くや明け方近くに犬の散歩に行かれる方もいらっしゃる
かもしれませんし、新聞配達の方のオートバイの音に反応している可能性も
あるでしょう。
遠くで気になる他のワンちゃんの鳴き声が聞こえているのかもしれませんね。
柴犬ちゃんが外の環境が気になっているようでしたら、「カーテンをしっかりと
閉める」「ケージの回りに使い古しのシーツなどで覆いをする」など、
柴犬ちゃんが守られていて安心できるということを感じやすいように工夫いただく
のもよろしいでしょう。
新しいお宅の間取りにも慣れ、大好きな場所がお宅のあちこちにでき、
知らない匂いで落ち着かなかった散歩道が馴染みの道になってくると、
柴犬ちゃんもゆったりと生活ができるようになるのかもしれません。

また、柴犬ちゃんが鳴いたときに、様子をご覧にいらっしゃる、声をおかけに
なる、ということは、「鳴けば来てくれる」、「鳴けば構ってくれる」ということになり、
鳴くことが手段のようになってしまうことが多くみられます。
もし、構って欲しくて鳴いている、というようなことをお感じなるのであれば、
鳴いたときには知らん顔をなさることが重要でしょう。
ワンちゃんは、一度手段だと思った行動に関してはかなり執着します。
これでもか、これでもかと鳴き続け、飼い主様が閉口して、折れてしまい、
希望をかなえると、吠えることがますます重要な手段になってしまいますので、
我慢強い対応が望まれます。
暑い季節を迎え、窓をどうしても開けてしまう時期ですので、たいへんでは
ございますが、夕方や夜のお散歩を長めにしていただき、なるべく疲れた
状態で夜を迎えることも一つの方法でしょう。
ケージ周りの気温や湿度をちょうどよく調節いただき、しっかりと眠れるような
環境をお作りいただくことも重要でしょう。

お引越し後はお忙しくて、どうしても、あまり構ったり、遊んだりする時間を
作ることは難しいかもしれませんが、ゆったりと体を撫でてあげていただくなど、
柴犬ちゃんが吠えていない状態に、素敵なコミニュニケーションの時間を作って
いただければと思います。
話すことのできない柴犬ちゃんに代わって、普段の様子や症状の変化を
ちゃーちゃん様がよく観察して頂くことで、より早く原因の追及につながり、
対策がとれる可能性が高くなります。今後も続けて柴犬ちゃんの様子を
注意深く見てあげるようにして下さい。

なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、しつけ相談サービスを承っておりますので、ぜひご利用くださいませ。
お電話番号は、あんしんサービスセンター0800-888-8256です。
平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)
土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。

季節柄、ちゃーちゃん様も体調など崩されませぬよう、くれぐれもお体ご自愛ください。
今後ともアニコムを宜しくお願い申し上げます。



噛み癖について

投稿者:akko

投稿日:2016/06/19(Sun) 19:05

No.4418

4ヶ月ラブラドール女の子です。我が家に来て二ヶ月になりますが、噛み癖がなおりません。歯が痒いのと、じゃれて噛んでくるので、他のおもちゃを差し出したりして、根気よくいけないと教えてきましたが、いっこうにやめません。おいで、お座りはすぐに憶えましたが、噛むな、痛いといっても、手を噛みながら寝そべって喉をぐるぐると鳴らします。昼間留守にしているので寂しいのでしょうか。乳歯が生え変われば落ち着くでしょうか。

Re: 噛み癖について

- 愛玩動物飼養管理士 三留

2016/06/20(Mon) 17:47

No.4419

akko 様

紫陽花が雨に美しく映える頃ですが、
akko様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。
この度はご相談いただきまして誠にありがとうございます。
早速ご案内させていただきますが、一般的なご案内となりますこと、
何とぞご了承ください。

生後4ヶ月のラブラドールちゃんの噛み癖にお困りとのことですね。
子犬ちゃんの乳歯は生後2、3か月で生え始め、
その後抜けて、8か月ごろを目安に永久歯が生えそろいます。
この間は、ワンちゃんの口の中はむず痒いこともあり、何かにつけて
噛みたがります。
そのため、子犬ちゃんのうちは、例外がないといって良いほど
噛んで飼い主様を困らせます。
akko様がおっしゃるように、ラブラドールちゃんも口の中がむず痒くて、
つい噛んでしまっているのでしょう。
また、噛んだ後のご家族様のご様子を「構ってもらえた」と感じ、
遊んで欲しくて噛むようになったり、
「嫌なことを止めてもらうために噛む」というように、噛むことがワンちゃんの
要求をかなえるための手段となることも多くみられます。

ワンちゃんは、「自分がした行動の前後にどのようなことがあったか」ということ
をもとに、行動を選択するようになります。
ワンちゃんがした行動の後に嬉しいことがあれば、その行動が重要になり、
ワンちゃんは、よりその行動を繰り返しするようになります。
したがいまして、噛んだあと、「面白い」、「構ってもらった」、「楽しい」と
ワンちゃんが感じる行動をご家族様がなさらないことが重要でしょう。
例えば、叱っているつもりでも、高くて大きな声で叱り、
ワンちゃんからみると、「楽しくなってしまう」、「余計に興奮する」という状態
になっていることもよくみられます。
したがいまして、叱る際には、噛んだその瞬間、低くて落ち着いた声で、
毅然と落ち着いた態度で、お叱りいただくことが重要でしょう。
「いけない」、「ダメ」など、ご家族様の間で叱るときの言葉を決めていただくと
よろしいでしょう。
感情で叱って大騒ぎになってしまうと、ワンちゃんを余計に興奮させたり、
飼い主様への信頼が減じてしまったりすることが懸念されます。
落ち着いて対応いただくことが重要でしょう。

子犬ちゃんといっても、噛まれると痛くてたいへんですが、
「痛い」「怖い」という飼い主さんのマイナスの感情をみせると、
ワンちゃんが強気になってしまうことがあります。
噛まれても、毅然とした強い表情でいらっしゃるほうが良いでしょう。
中には、噛んだら手でワンちゃんの口を押さえるなど、
飼い主様の手をご利用なさって叱ることもあるようですが、
「人の手が怖い」という状況を作ると、怖くて自分を守るために噛む、という
状況が今後生じてしまうこともあります。
これから長いこと、共に暮らす上で、「人の手は良いものだ」という経験を
たくさんさせていただくためにも、できれば手でお叱りにならないほうが
望ましいでしょう。

ラブラドールちゃんの様子をご覧になり、遊んでもらうことを期待して噛んで
いるようであれば、「噛んだら遊んでもらえなくなった」という状態を
作ることも一つの方法でしょう。
例えば、ラブラドールちゃんが噛んだら、akko様も他のご家族様も、
その場を立ち去ってしまうというのはいかがでしょうか。
噛んだらワンちゃんをケージに戻す、という方もいらっしゃいますが、
ワンちゃんにとって、くつろぐ場所であり、安全で安心なケージが
叱られるということと結びついて、自分のケージが好きな場所でなくなって
しまうようになることがあります。
ワンちゃんの遊ぶスペースをある程度制限していただき、
安全な状況にしていただいた上で、噛んだらワンちゃんをその場に
残したまま、ご家族様が皆様立ち去るほうが望ましいかもしれません。
akko様が「噛むな」、「痛い」とおっしゃっても、ラブラドールちゃんは
手を噛みながら寝そべっているとのことですね。
ラブラドールちゃんが噛もうとakko様の皮膚に歯を当てた瞬間に、
ぱっと立ち上がって、その場を立ち去るのも一つの方法でしょう。
最初は平気で一人遊びをしているかもしれませんが、
「おかしいな、いつも噛むと、遊んでもらえなくなってしまう」と
分かるときが来ると思います。

ワンちゃんが望ましい行動をした後には、「褒める」など、ワンちゃんにとって
嬉しいことをしていただくことで、「それは良い行動だよ」ということを
ワンちゃんに教えていただくことになります。
akko様がなさっているように、噛んだとき、オモチャなどに興味をそらす方法も
一つですが、噛んだあとにオモチャを見せると、「噛めばオモチャで遊べる」と
いう経験をラブラドールちゃんにさせてしまうことになりかねません。
したがいまして、ちょっかいを出そうとakko様の手に狙いを定め、
「この後に噛むな」という状況で、噛む前にオモチャなどで気持ちをそらす
ことが重要でしょう。
例えば、ケージから出てお部屋の中を走り回った後、akko様の手を噛む、
というのがいつものラブラドールちゃんのお決まりの行動だとすると、
走り回った後に、噛む前に、お気に入りのオモチャをみせたり、
オモチャをさっと投げて遊ばせる、などはいかがでしょうか。
「噛まない状況を作る」ということも重要なポイントでしょう。
「噛まないでいたら良いことがあった」という経験をさせてあげましょう。

ラブラドールちゃんは、お散歩には慣れてきましたでしょうか。
子犬ちゃんの時期は特にエネルギーが有り余っていて、見ているだけで
目が回りそうな時期ですが、エネルギーを上手に発散させていただくためにも、
お散歩を上手に利用いただくことは重要でしょう。
また、ラブラドールちゃんに、「落ち着いたらいいことがあった」という経験を
させていただくためには、akko様が「おすわり」という指示を上手に
ご利用なさるとよろしいでしょう。
お食事のとき、ボール遊びをしたいというときなど、さまざまな日常生活の
場面で、akko様の「オスワリ」という指示にしたがったら良いことがあった、
という経験をさせてあげましょう。
ラブラドールちゃんは「おいで」もできるようになって、素晴らしいですね。
akko様の声に走り寄るラブラドールちゃんの姿はさぞかし可愛くて、
満面の笑顔で迎えていらっしゃるのではないでしょうか。
akko様の元に走り寄っていったら、「可愛い」「良い子」と声をかけて
ラブラドールちゃんを喜ばせてあげましょう。
反対に、「呼ばれて飼い主さんの元に走っていったら叱られた」という経験
をしてしまうと、次第に呼ばれても、走り寄っていかなくなってしまう
ことがあります。
「飼い主様に呼ばれたら、嬉しいことがあった」、「飼い主様の声に
振り向いたら、笑顔に包まれ、うれしい気持ちになった」という経験は、
akko様とラブラドールちゃんの絆を育むための礎となるでしょう。

ワンちゃんとの生活では、ブラッシングや歯磨きなど、さまざまなお世話を
していただく必要があります。
「嫌だから、止めて欲しくて噛む」という行動もよくみられますが、
そのようなときには、噛んだ瞬間に、飼い主様は「いけない」などと
一言おっしゃって、後は「平然と余裕の笑顔でブラッシングを続ける」というように、
「噛んでも止めてもらえない」という状況を作るとよろしいでしょう。

お昼間はakko様がお留守になさっていらっしゃるのですね。
子犬ちゃんのうちは、睡眠をしっかりととることが重要です。
一日に20時間近くうとうとと寝ていても良いくらいの時期ですので、
お留守の間はゆっくりと成長のために必要な休養をとっているのでは
ないでしょうか。
もちろん、帰宅なさった後遊んでもらうのを楽しみにしているのだと思いますが、
騒いだり、遊んでとアピールしているときに、遊んであげるのではなく、
指示に従ったり、落ちついているときに、楽しい時間を過ごすようにしていただくとよろしいでしょう。
「噛んではいけない」、「噛んでも良いことがない」、「噛んでも思うように
ならない」ということを根気強く教えておけば、口の中のむず痒さが
落ち着けばだんだん噛まなくなることが一般的です。
焦らず、ゆっくりと、毎日を過ごしていらっしゃるうちに、
だんだん成長していき、行動も変わってきますので、
ゆったりと見守っていただければと思います。

なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での
健康相談、しつけ相談サービスを承っておりますので、ぜひご利用ください。
お電話番号は、あんしんサービスセンター 
0800-888-8256です。
平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)
土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。

ラブラドールちゃんのお健やかなご成長を心からお祈りしております。
今後ともアニコムをどうぞよろしくお願い申し上げます。