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初ヒート

投稿者:chihuahua

投稿日:2012/02/28(Tue) 13:19

No.1164

8ヶ月のチワワの女の子です。

初めての生理開始から、今日で21日目です。
出血はおさまってる感じですが、
いつ頃からお出かけ(カフェや公園・ドッグラン)へ行っても
大丈夫でしょうか?
オス犬に迷惑にならないのはいつ頃でしょうか?

初歩的な質問ですみませんが(調べても見当たらなかったので)
ご回答頂けると有り難いです。
よろしくお願いします。

Re: 初ヒート

- 獣医師 岸田

2012/03/01(Thu) 18:57

No.1171

chihuahua様

この度はご相談を頂きまして、誠にありがとうございます。
チワワちゃんが初めての発情を迎えられたとのことですね。
健やかにご成長されているようで何よりでございます。
お問合せにつきましてご案内させて頂きますが、一般的なご案内となりますことを何卒ご了承ください。

【発情周期について】
女の子のワンちゃんの性周期である「発情周期」は、
「発情前期」、「発情期」、「発情休止期」、「無発情期」の4期に分けられます。
そのうち「発情前期」と「発情期」をいわゆる発情と考えます。
発情前期はワンちゃんに外陰部の腫脹や血様分泌物の排出、膣の充血・浮腫などが生じる
時期であり、平均8日間(個体差3〜27日間)続きます。男の子のワンちゃんは
この時期の女の子にとても興味を示しますが、女の子のワンちゃんはまだ交尾を許容しません。
発情期は、交尾を許容する期間で、平均10日間(個体差5〜20日間)続きます。
発情期の2〜4日目に排卵が起こり、外陰部の腫脹や血様分泌物は少なくなります。
その後、交尾を許容しなくなる発情休止期となり、妊娠していない場合、ワンちゃんによっては
偽妊娠のような兆候(乳腺が張って乳汁が出たり、巣作り行動をするなど)が見られることがあります。
この時期は平均6〜8週間続き、その後、卵巣の活動が休止する無発情期となります。

【妊娠可能な時期について】
ワンちゃんの排卵期は概ね発情期の2〜4日目頃に起こりますので、
発情前期の出血の始まった日から数えて平均10〜14日目頃にあたります。
排卵後の卵子が受精能力を有するのは4〜8日間といわれていますので、
この間に卵子と精子が出会うと妊娠が成立します。
これらのことから、ワンちゃんが妊娠する可能性があるのは、
平均的には出血の始まった日から数えて3週間くらいまでといえるでしょう。
なお、ワンちゃんは自分で出血をなめてしまうので、いつから出血が始まったのかが不明確
なことも多く、また、発情サイクルには個体差が大きいので、ある程度の幅をもってお考えください。

【発情終了後のお出かけについて】
発情中の女のワンちゃんのオシッコにはフェロモンが含まれており、この匂いが男のワンちゃんを
強くひきつけ、女の子を取り合って、男の子同士が喧嘩を始めることも想定されます。
何より望まない妊娠はワンちゃんたちにもご家族にも負担が大きく、避けなくてはなりません。
そのため、一般的にドッグランなどワンちゃんが集まる施設の多くは、発情出血が始まってから
1カ月間の女の子、あるいは、出血が治まってから2週間以内の女の子のワンちゃんの利用を
制限しているところが多いようです。
基本的にはこういった内容を目安にしていただければよろしいと思います。
chihuahua様のチワワちゃんは出血が始まってから20日以上が過ぎているので、
そろそろお出かけを考えられてよろしい頃ですが、
発情の期間については個体差がかなり大きいので、
できればしばらくの間はリードをつけた状態で、周りのワンちゃん達の様子をご覧に
なりながらのお出かけからお始めになられてはいかがでしょうか。

チワワちゃんとのカフェや公園やドッグランへのおでかけ、
とても楽しそうなご様子が目に浮かびます。
暖かい春が待ち遠しいですね。
まだ寒い日が続いておりますが、チワワちゃんもchihuahua様も、お体大切にお過ごし下さい。

今後ともアニコムをどうぞよろしくお願い申し上げます。



いまさらですが

投稿者:さくら

投稿日:2012/02/26(Sun) 10:46

No.1162

二才になるフレンチブルドックですが、私が帰ると嬉しくでカナリの勢いでとびついて来ます。また気をひこうといたづらばかりします。いまさらですが何か良いしつけ方法はありますか?

Re: いまさらですが

- ドッグライフカウンセラー 三留

2012/02/29(Wed) 18:57

No.1169

さくら 様

この度はご相談をいただき誠にありがとうございます。
2歳になるフレンチブルドッグちゃんの飛びついてくるご様子にお困り
とのことでございますね。
フレンチブルドッグちゃんは、さくら様のご帰宅が嬉しくて仕方がないのでしょうが、
かなりの勢いで飛びつくとのことですので、たいへんでございますね。
ワンちゃんは感情表現がストレートですので、「嬉しい」という気持ちの表出に伴う行動を
変えることは難しい面もあるかもしれませんが、嬉しくて、構って欲しくても、
「飛びついたら、楽しいことがなくなってしまうこと」を根気強く教えてあげましょう。

さて、フレンチブルドッグちゃんが飛びついてきたとき、さくら様はどのように対応
なさっていらっしゃいますでしょうか。このときに、声をあげたり、騒いだりしてしまうと、
フレンチブルドッグちゃんは「飛びついたら構ってくれる」と思ってしまうでしょう。
「飛びついたら、いいことがなくなる」ということを教えるためには、
たとえば、さくら様が帰宅されたとき、フレンチブルドッグちゃんが飛びついてきたら、
そのまま、さくら様はフレンチブルドッグちゃんに背中を向けてその場を離れてしまいます。
さくら様は、飛びついた途端に視線もフレンチブルドッグちゃんに向けることなく、
無表情になってしまうとよろしいでしょう。繰り返していく中で、「おかしいな、飛びつくと、
いつも楽しいことがなくなってしまう」と理解させてあげましょう。

また、ご帰宅後、嬉しくて興奮状態のフレンチブルドッグちゃんには声をかけず、
落ち着いた状態になったときに「ただいま、お利口ね」と声をかけてあげましょう。
このようにすることで、「落ち着いていたら、いいことがある」ということを教えてあげましょう。
また、さくら様の指示に従ったら良いことがあるということを教えるためには、
フレンチブルドッグ何かして欲しそうなときには、オスワリ、などの指示を出して、
従ったら、フレンチブルドッグちゃんの要求を叶えるということを続けるとよろしいでしょう。
例えば、オモチャをもって「遊んで」とさくら様の傍にきたときなどには、
そのまま遊んであげるのではなく、一度「オスワリ」と指示をして、従ってから遊んであげるなど、
工夫してみましょう。

さて、フレンチブルドッグちゃんはさくら様の気をひこうといたずらをするのでございますね。
さくら様のことが大好きで、構ってほしくて仕方がないのでしょう。可愛いですね。
そのようなフレンチブルドッグちゃんに可哀想ではございますが、
「いたずらをしても気をひくことができていない」と、根気強く教えてあげましょう。
フレンチブルドッグちゃんは、どのようないたずらをするのでしょうか。
例えば、噛んでいけないものを噛んで、さくら様の気をひこうとしているのであれば、
噛んでも知らん顔をしていただき、噛んでいないときに声をかけたり、遊んであげたりするようにします。

ワンちゃんのしつけはいつからでも遅いということはございません。
フレンチブルドッグちゃんの愛らしさに、ついつい、いたずらに反応したくなってしまうかと
存じますが、心を鬼にしていただき、「乗らない様子」をフレンチブルドッグちゃんに
見せていただくとよろしいでしょう。

梅が芳しく春を告げる日が楽しみな頃でございますね。
さくら様におかれましては、
フレンチブルドッグちゃんと素適な春をお迎えくださいませ。
今後ともアニコムをどうぞよろしくお願い申し上げます。



ワンワン吠える

投稿者:ダイ

投稿日:2012/02/25(Sat) 20:15

No.1160

ダックス・チワワ
インターホンが鳴ると吠える
吠え続ける

チワワ
部屋(飼い主の娘の部屋)に入ると吠える
部屋の近くで音を立てると吠える
娘の上に居る時、傍で立ったりすると吠える

娘が居ない時は、吠えない。

Re: ワンワン吠える

- ドッグライフカウンセラー 三留

2012/02/29(Wed) 18:40

No.1168

ダイ 様

この度はご相談をいただきまして誠にありがとうございます。
ダックスちゃんとチワワちゃんが、インターフォンがなると吠え続け、
またチワワちゃんがお嬢様のお部屋に入ったときや、ご家族様がお嬢様の近くに立ったり
なさったときに吠えるとのことでよろしいでしょうか。
早速、ご案内をさせていただきたく存じますが、実際のダックスちゃんとチワワちゃんの
ご様子を拝見しておりませんので一般的なご案内となりますことを何とぞご了承くださいませ。

ワンちゃんが吠える原因といたしましては、
「縄張りを守ろうとする防衛本能から吠える」、「周囲のご家族様に要求をして吠える」、
「怖くて吠えて何とか身を守ろうとしている」、「お知らせをしようと吠える」
「周囲のご家族様に指示をしようと吠える」など、さまざまな原因が考えられます。
吠えているときのワンちゃんの様子やワンちゃんの気質などをみながら、
その子の気持ちにあった対応をしていくことが大切でございます。

さて、どのワンちゃんにも縄張り意識がありますが、
この意識が強い子は、どうしても周囲の様子に敏感に反応をいたします。
この縄張り意識を弱めるためには、「飼い主様がいれば心配しなくても良い」と
ワンちゃんに思わせ、飼い主様にすべての主導権があることを示し続けることでございます。
そのため、「ダイ様の指示に従ったら良いことがある」と、ワンちゃん達に根気強く教えて
いきましょう。また、お家の中をどこでも自由にするのではなく、ある程度、行動範囲を
制限することが望ましいともいわれています。ケージなどをご利用いただいて、
安心な自分の場所を作ってあげてもよろしいでしょう。

あるいは、家の中でお気に入りの場所が、いつもガラス窓の前や高窓など、見張り番のしやすい
状態でワンちゃん達が過ごしているのであれば、パーテーションやカーテンを利用いただき、
外の様子が気にならないようにしていただき、ラジオなどの音を付けておいていただくのも
よろしいでしょう。

なお、ワンちゃんは一度、興奮して吠え始めると、なかなか止まず、大声で叱っても、
「ママが応援してくれている」とばかりに、余計興奮することがありますので、
かえって相手にせず、ゆったりと落ち着いた様子でいらっしゃったほうが、
よろしいかもしれません。

このほか、吠えることに関する具体的な対応についてのご案内をさせていただきます。
ご参考にしていただければ幸いでございます。
1.インターフォンがなったときに、吠える以外の行動をするように習慣付ける。
インターフォンがなったり、人の足音がしたときなど、いつもならワンちゃんが吠える
状況で、ワンちゃんが吠える寸前に、「ハウス」などとおっしゃっていただき、
ケージやクレートの中に入るように指示や誘導をします。
ケージに入ったら「お利口」と褒めて、ワンちゃんの気持ちを吠えること以外に引き寄せて
いただきます。吠えなかったことに対して、褒めたり、ご褒美を与えたりしましょう。
「ハウス」以外にも、吠えようとしたときに、「オスワリ」と指示をしていただくのも
よろしいでしょう。

2.吠えそうになったら、他のことに気をそらす
外の音に反応をしそうなときには、ボールを投げたり、窓をあけて、
吠える以外のことに気持ちをそらすと効果がみられる場合もあります。

3.インターフォンの音に慣らす
ダイ様のお宅のインターフォンの音量が調節できるのであれば、
一番小さい音量にしていただき、インターフォンをどなたかに鳴らしていただきながら
練習をしてもよろしいでしょう。
インターフォンがなって、ワンちゃんたちが吠える寸前に、ダイ様は「お利口」と笑顔で
フードを与えたり、オモチャで遊んであげます。
何日か時間をかけていただき、
インターフォンとワンちゃんたちの好きなことと結びつけながら
少しずつインターフォンに慣らしていきましょう。
なお、吠えた後に、フードを与えたり、オモチャを与えたりすると、
「吠えればいいことがある」と思ってしまいますので、ご注意をしていただければと存じます。

4. インターフォンがなってもご家族はあわてない
インターフォンがなったときに、ご家族様が急いで走ってくることで、
「何か起きるのではないか」と不安になり、インターフォンの音が嫌いになってしまったり、
吠えるようになることがあります。
ワンちゃんを安心させるためには、ワンちゃんの興奮を相手にせず、ご家族様が大丈夫そうな
落ち着いた表情をお見せになられることが、かえって効果をみせる場合もございます。

次に、チワワちゃんがお嬢様のお部屋に入ったときなどに吠えることについてご案内させて
いただきます。チワワちゃんはお嬢様がいらっしゃるときだけに吠えるとのことですが、
お嬢様に「遊んで」と呼んだり、お嬢様といっしょのときに傍にご家族様が立つと、
「せっかく楽しいのに、邪魔をしないで欲しい」という気持ちで吠えて
いるのでしょうか。
ワンちゃんの行動は、自分が何かしたときに、周囲にどのようなことがあったかという経験をもとに
形成されていきますが、
お嬢様の部屋に入ったときに、チワワちゃんが吠えて、
そのタイミングでお嬢様が「あら」と声をかけたというような経験があったのかもしれませんね。
お嬢様のお部屋に入って、チワワちゃんが吠えても、
お嬢様は知らん顔をしていただき、
チワワちゃんが吠えていないときに、声をかけたり、遊んであげて、
「吠えないといいことがある」と、教えてあげましょう。

ワンちゃんは一度、上手くいくと、その行動にかなり強く執着することがあります。
あまり長時間吠えるからと、「仕方がないわね」と折れてしまうと、「やっぱり吠えれば
いいことがある」と強く思ってしまうことになります。 根気強く、「吠えても無駄だ」と
いうことを教えていただければと存じます。

さて、お嬢様とチワワちゃんはご家族様の中でもとりわけ絆が強いのでしょうか。
あるいは、チワワちゃんとダックスちゃんでお嬢様を取り合っているということは
あるのでしょうか。
ワンちゃんは群れという意識をもつ傾向があります。
ご家族という群れで自分の位置がはっきりしていなかったりすると、
ワンちゃん同士が競うことがあります。
もし、ダックスちゃんが先住犬でチワワちゃんがお嬢様の近くという魅力的な場所が自分の占める場所だと
主張しているのであれば、先住のワンちゃんを徹底的に優先していただくことも重要かと存じます。

回り道のようにお思いになられるかもしれませんが、ワンちゃんの行動に対しては、日常生活の対応を
通して、「ボクたちは従っていれば、安心なんだ」ということを伝え続けることで変化があらわれる
こともございます。根気強くワンちゃんたちを見守ってあげてくださいませ。

アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、
しつけ相談のサービスを承っております。気がかりなことがおありの際にはお気軽
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平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)
土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。

時節柄、ダイ様におかれましてはお体ご自愛くださいませ。
今後ともアニコムを宜しくお願い申し上げます。



困った甘ガミ

投稿者:リクト

投稿日:2012/02/25(Sat) 17:54

No.1159

 こんにちは。

柴犬の男の子3ヶ月です。

初めて動物を飼います。おうちに来てもうすぐ2週間なんですが、甘ガミが半端じゃないです。

ゲージの中ではおとなしいのですが、いったんゲージから出すと、走る走る!!。

疲れておとなしくなってる時は噛まないのですが、走り回ってる時や尻尾を噛んだり、おもちゃを噛んだり興奮してる時は手当たりしだい噛みます。

人が通ってたら足(かかと)をめがけてダイビング噛み!!。

けっこう痛いです・・。

声をかえて低いトーンで「ダメ!!」と強く言ってもはなしません。

おもちゃやドッグフードでつって離させますが、まためがけて噛みに来ます。

よく「噛んだら別の部屋に移動して無視する」って本に書いてあったり、獣医さんが話してたりしますが、別の部屋に移動する暇がありません。

どうしたら良いですか?。

Re: 困った甘ガミ

- ドッグライフカウンセラー 三留

2012/02/29(Wed) 18:35

No.1167

リクト 様

この度はご相談いただきまして誠にありがとうございます。
リクト様は、柴犬ちゃんをお迎えになられたとのことでございますね。
元気いっぱいの柴犬ちゃんを囲んで、お家の中では笑い声が絶えないのではないでしょうか。

さて、リクト様の柴犬ちゃんはケージから出すと走りまわり、
手当たり次第噛んで、リクト様を戸惑わせていらっしゃるとのことでございますね。
ちょうど歯の生え変わりの子犬期にはとにかく噛みたがりますので、
ほとんどといっても良いくらいの飼い主様がワンちゃんの噛み癖に悩まされます。
また、エネルギッシュに部屋の中を走り回る様子は、「大丈夫かしら」と心配になるほど
でございます。

ワンちゃんは自分のした行動の後、周囲がどのような行動をしたかということを
たいへん良くみていますが、その経験をもとに、成長にしたがい、
自分で行動を選択するようになります。
今すぐに噛み癖を止めさせることは、なかなか難しいのですが、
長い目でご覧いただき、「噛むことはいけない」「噛まないでいるといいことがある」
と柴犬ちゃんに感じさせていただき、根気強く、歯が痒くなくなったときに、噛まない状態を
お作りいただければと存じます。

そのためには、柴犬ちゃんが噛んだ後にお取りになるリクト様の行動が、
柴犬ちゃんにとってのご褒美にならないことが大切です。
周囲の皆様が柴犬ちゃんを叱っているつもりでも、
「騒いでもらって楽しい」と柴犬ちゃんが感じてしまうと逆効果となってしまいます。
「噛むことはいけないことだ」と柴犬ちゃんに理解しやすいように、
今リクト様がなさっているように、噛んだ瞬間に、とにかく低くて怖い、落ちついた声
で叱ることが大切です。その際、叱る言葉は、「いけない」、「ダメ」などのご家族で統一した
分かりやすい言葉だけを使っていただき、これ以外のことばはなるべくおっしゃらないほうが
よろしいでしょう。

また、柴犬ちゃんがリクト様の手などを噛んだとき、
「痛い」、「怖い」という感情を柴犬ちゃんに見せないことも大切です。
「パパやママを噛むなんて、とんでもないことよ」という
強気な気持ちを前面に見せるようにしましょう。

何がいけなくて、何が望ましい行動かということを教えるためには、
その瞬間に褒めることが大切ですので、
偶然でも噛むことを止めたら、「お利口」と褒めてあげましょう。
止めないようであれば、柴犬ちゃんを他の部屋に移すのではなく、
リクト様が柴犬ちゃんに背中を向けて、
廊下や他の部屋などに姿を消してしまうとよろしいでしょう。
しばらくして部屋に戻り、また噛んだら姿を消します。
このような対応を根気強くなさっていただければと存じます。

さて、柴犬ちゃんが噛みにくるというタイミングはどのようなときでしょうか。
例えば、ケージから出すと、まず走り回って
飽きるといつも手を噛みに来る、というようなタイミングがあれば、
そのタイミングに、おもちゃなどを噛むように仕向けるのもよろしいでしょう。

リクト様もオモチャやフードで利用されているとのことですが、
ご注意いただきたいのはタイミングです。
噛んだ後にオモチャやフードを見せると、
噛めばオモチャやフードがもらえると思ってしまいますので、
「噛みにくるな」というタイミングで、柴犬ちゃんの興味をオモチャにひいて
人の手や足ではなく、オモチャを噛むように誘導をしていただき、
噛んだらそのまま遊んであげていただくとよろしいでしょう。
また、柴犬ちゃんがこれからオスワリなどを覚えてくれば、
お食事の後、ケージから出るとき、何かにつけて
オスワリと指示をしていただき、
指示に従うといいことがある、と教えることは、
落ち着く習慣をつけることにもなるのでお勧めです。

柴犬ちゃんのお健やかなご成長が楽しみでございますね。
時節柄、リクト様におかれましてはくれぐれもお体ご自愛くださいませ。
アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、
しつけ相談のサービスを承っております。気がかりなことがおありの際にはお気軽
ご利用くださいませ。

お電話番号は、あんしんサービスセンター 
0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。
平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)
土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。
今後ともアニコムをどうぞよろしくお願い申しあげます。



線維肉腫について

投稿者:ひまわり

投稿日:2012/02/14(Tue) 02:15

No.1137

7歳の柴犬のメスです。

昨年12月末頃に右後肢パット近位に腫瘤ができていることに気付き、針吸引生検(?)では悪性ではないとの結果だったのですが、2月5日に外科的に切除する手術を行い病理組織学的検査の結果、「線維肉腫(Fibrosarcoma)」と診断されました。

病理検査報告書の「概要」欄には、「未分化間葉系細胞由来の悪性腫瘍性病変である線維肉腫が認められました。隆起部皮膚の深部真皮から皮下に及んで、充実性で細胞成分の豊富な腫瘤が形成されています。腫瘤内では、核小体明瞭な卵円形核を有する紡錘形の線維芽細胞様の腫瘤細胞が、錯走する束状配列で増生しています。腫瘤細胞内外に豊富な膠原線維が認められる高分化型の線維肉腫で、核分裂像が散見されます。腫瘤境界は明瞭で、取り切れています。検索した範囲内では脈管侵襲は見出されません。」と記載されていました。

主治医からは治療法として、@断脚手術(拡清術)すなわち右後肢下部の切断、A放射線療法、B化学療法(抗がん剤治療)、C上記@からBの組み合わせ、D治療しない、という5つの選択肢を提示されましたが、どの方法を選択するのが良いかについては主治医からのサジェスチョンは特にはなく、飼い主の判断に委ねられている状況です。

飼い主としてより納得のいく判断をするために、以下の点をおたずねさせていただきたいと思います。

1.上記病理検査報告書の「概要」欄の内容を素人にもわかりやすくご説明ください。悪性腫瘍のなかでもより深刻な状況なのでしょうか?再発や転移の可能性は高いのでしょうか?

2.上記病理検査報告書の「概要」欄の内容及び7歳の柴犬であること等を鑑みると、医学的に標準的な判断としては@〜Dのどの選択肢をとることが一般的と考えられますか?

3.上記病理検査報告書の「概要」欄の内容を鑑みると、断脚手術(拡清術)、放射線療法、抗がん剤治療は各々どの程度の有効性(例えば、何も治療をしない場合に比べて○年後生存率や余命年数がどうなるか等)が見込まれるのでしょうか?また各々どのようなデメリット(副作用やQOLの低下等)を伴うのでしょうか?

4. 断脚手術(拡清術)、放射線療法、抗がん剤治療の効果があまり見込まれずデメリットの方がより懸念される場合には、QOLを重視しDの「治療しない」という選択もありうるかとも思うのですが、Dの「治療しない」という選択をした場合、一般的には今後どのような経過や余命が予測されますか?主治医からは余命について「あくまで神様が決めることなのであてはまらない事例もあるが、腫瘤ができた時から1、2年程度」とも言われています)。

以上ご回答のほどよろしくお願い申し上げます。

Re: 線維肉腫について

- 獣医師 岸田

2012/02/16(Thu) 15:43

No.1144

ひまわり様

この度はご相談を頂きまして、誠にありがとうございます。
柴犬ちゃんが右後肢の腫瘤を切除する手術を受けられ、病理検査の結果線維肉腫と診断された
とのことですね。ひまわり様におかれましてはさぞかしご心配のこととお察し申し上げます。
お問い合わせにつきましてご案内させて頂きますが、
一般的なご案内となりますことを何卒ご了承ください。

<線維肉腫とは>
軟部組織肉腫と呼ばれる悪性腫瘍の一つで、線維芽細胞と呼ばれる細胞が悪性化したと考えられる
腫瘍です。口腔内、皮下、骨など、様々なところで発生が見られます。
局所侵襲性が強く再発しやすいという特徴がありますが、遠隔転移はあまり見られません。
治療法は、外科的な切除と、補助療法として状況に応じて放射線治療や抗がん剤治療(化学療法)
を行います。以下、ひまわり様からいただきました4つのご質問について順にご案内させていただきます。

1. 病理検査報告書の「概要」欄の内容等についてのご質問
「概要」欄の前半部分は、摘出された腫瘤を構成している組織を病理学的に説明しており、
一般的な線維肉腫の病理所見と一致します。
後半部分では、腫瘍のタイプと術後の予後を示唆する所見について説明されていますが、
その中でキーワードとなるのは、「高分化型の線維肉腫」、「核分裂像が散見される」、
「腫瘤境界は明瞭で、取り切れている」、「検索した範囲内では脈管侵襲は見出されない」の
4つの記述です。これらのキーワードについて簡単に説明させていただきます。
(1)「高分化型の線維肉腫」
病理組織学的に腫瘍細胞が正常細胞に近いものを「高分化型」、腫瘍細胞が正常細胞と非常に
異なっているものを「低分化型」と分類します。一般的に「高分化型」の方が腫瘍としての悪性度は低く、
「低分化」あるいは「未分化」のものは悪性度が高くなります。
(2)「核分裂像が散見される」
核分裂像は細胞が増殖するときに見られます。腫瘍組織の中で核分裂像が多く見られるほど
腫瘍細胞が盛んに増殖していると考えられ、悪性度は高くなります。
(3)「腫瘤境界は明瞭で、取り切れている」   
正常な組織と腫瘍組織の境目が明瞭で、摘出した組織の中に腫瘍細胞がすべて含まれていると
考えられることを示しています。 一般的に、正常な組織と腫瘍組織の境目が不明瞭な場合は、
摘出しきれなかった部分に腫瘍細胞が残っている可能性があり、同じ部位での再発の可能性が
高くなります。
(4)「脈管侵襲は見出されない」
脈管とは、体内で体液を通す管(血管やリンパ管)を指します。通常腫瘍細胞は、血管・リンパ管に
のって転移しますが、今回、摘出した組織内の血管やリンパ管の中に、腫瘍細胞が認められなかった
ということを示しています。血管やリンパ管の中に腫瘍細胞が見られる場合、リンパ節や肺、全身の臓器
などに遠隔転移している可能性があることが示唆されます。
脈管侵襲が認められない場合には、その可能性は低いとはいえますが、目に見えないレベルで転移して
いる可能性も否定できません。

以上のキーワードから言えることは、
摘出された腫瘤は悪性の線維肉腫ですが、比較的悪性度の低い高分化型であり、
腫瘍細胞は切除した組織の中に限局していて周囲の正常組織や脈管内には認められないので、
現段階で局所再発や転移の可能性がそれほど高いわけではないと推測されます。

しかしながら、線維肉腫の術後の経過をより正確に推測するためには、以下のような情報も必要
となります。
・現時点での、肺やリンパ節への転移の可能性の有無
・手術の際に、十分広い範囲で切除することができたかどうか
線維肉腫は性質として、局所再発が多い特徴があり、局所再発を防ぐための完全切除を行うためには、
腫瘍組織の肉眼的境界から、周囲の正常組織を横方向で2〜3cmほど含めて広く切除することが
推奨されています。実際の手術の際にどの程度の広さで切除が行われたか、また、深部方向についても、
十分な深さで切除できたかどうかが、再発率に関わってくると言われています。
・核分裂像の数(出現頻度)
線維肉腫を含むワンちゃんの軟部組織肉腫では、腫瘍組織内に見られる核分裂像の数(出現頻度)が
術後の生存期間と再発率に関係していることが報告されております。
病理検査報告書には核分裂像について「散見される」と記載されておりますが、
これがどの程度の出現頻度を示しているのかがはっきりわかると、予後についてより有用な情報が
得られると思います。
以上のような情報も合わせた上で、術後の経過を予測し、今後の治療法を検討する必要が
あると思います。

2医学的に標準的な判断による治療法の選択について
1でご説明したように、今後の治療法を選択する上では、報告書の記載内容以外の情報も
併せて評価していただいた方がよろしいかと思います。特に、核分裂像の数(出現頻度)は線維肉腫の
悪性度と予後を評価する上でとても有用な情報を与えてくれる可能性がありますので、
主治医の先生を通して病理診断をされた先生に確認していただくとよろしいでしょう。

仮に、現段階での遠隔転移がなく、腫瘍組織の完全切除が行われ、核分裂像の出現頻度も低い、
低グレード(悪性度が低い)の線維肉腫であったとした場合、術後の補助治療を行わなくても、
長期間再発や転移もなく良好に経過する可能性もあるかとは存じます。
しかしながら、ひまわり様のワンちゃんの腫瘍があったのは後肢のパット付近ということ
ですので、十分な範囲での完全切除が難しかった可能性も高く、局所再発の可能性を
完全に否定することはできないかもしれません。
また、転移の可能性が低いとはいえ、主治医の先生が「何も治療しなければ余命1〜2年の
可能性も」とおっしゃったことを考えますと、局所再発や転移の可能性を考えておいた方が
よろしいということかもしれません。

局所再発や転移を出来得る限り抑えるためには、
一般的には何らかの術後の補助療法を行うケースが多いと思います。

悪性度が比較的低く、転移の可能性も低い線維肉腫の場合には、可能であれば
放射線治療、何らかの理由で放射線治療が選択できない場合には、無治療で経過をみる、
あるいは、断脚という選択になることが多いのではないかと思います。
組織学的に悪性度が高く、局所再発に加えて遠隔転移の可能性が高い線維肉腫の場合には、
上記の治療に加えて抗がん剤治療を行うというのが、おそらく一般的ではないかと思います。

しかし、実際に治療法を選択する際には、
・物理的にその治療が可能かどうか
(例えば、有効な放射線療法を行っている施設に頻繁に通院が可能かどうかなど)
・ワンちゃんの健康状態がその治療に耐えられるかどうか
・ワンちゃんの性格や飼い主様のライフスタイル等
が大きく関わってきます。どの方法が最善ということはなく、それぞれのワンちゃんに合わせて最もよいと
考えられる治療方法を選択することが大事です。

次のご質問で、それぞれの治療法の有効性とデメリットについて、一般的な情報ではありますが、
ご案内いたしますので、ひまわり様のワンちゃんにとって一番適しているのがどの治療法になるのかに
ついて、主治医の先生とよくご相談いただければと思います。

3. 断脚手術(拡清術)、放射線療法、抗がん剤治療に見込まれる有効性とデメリットについて
(1)断脚手術
現時点での遠隔転移(肺やリンパ節への転移)が認められないのであれば、根治や長期延命を
めざすためには最も効果的な治療法と言えます。
外見上は痛々しく見えますが、もともと4足歩行のワンちゃんは3本足でもそれほど不自由なく歩く
ことができ、走ることもできますし、長期にわたる治療や痛みから解放してあげることができます。
デメリットとしては、残った足に負担がかかりやすく、関節炎などのトラブルが生じた場合、
生活の質が低下することも考えられます。体重管理をしっかり行い、足に負担をかけるような無理な
運動をさけるなど、常に注意していく必要があります。
 
(2)放射線療法
放射線療法は線維肉腫の局所再発を防ぐためにはかなり有効であり、断脚手術を行わなくても長期の
コントロールが可能(場合によって根治を目指すことができる)であることがわかってきています。
しかしながら、有効な照射方法を行うことのできる施設は限られており、治療のためには複数回の通院が
必要であるため、物理的に通院が可能かという問題があります。
治療のためには複数回の全身麻酔が必要であることや、放射線障害のリスク(皮膚炎やパッドの
脱落など)等のデメリットもあります。放射線療法の有効性(再発までの期間や再発率に関するデータ)に
ついては、照射方法によって異なり、施設によって可能な照射方法も異なってくるようです。
通院可能な施設でどのような照射方法を行っているかと、その有効性に関する具体的なデータについては、
主治医の先生を通して実際に治療を行っている施設にご相談いただくのが確実だと思います。

(3)抗がん剤治療
全身療法のため、遠隔転移を予防する効果がありますが、線維肉腫に対する抗がん剤の有効性は
明確ではなく、局所再発を抑える効果は少ないと言われています。使用する抗がん剤の種類や投与方法
によっても異なりますが、消化器や泌尿器への障害などの副作用が出る可能性があります。
新しく副作用が少なく動物に負担をかけない投与方法での治療法も行われるようになってきて、
線維肉腫に対する効果も認められてきているようですが、まだ報告数も少なく、行われている施設は
限られているようです。

それぞれの治療法の一般的なご説明をさせていただきましたが、
獣医療の進歩は日進月歩で、常に新しい治療法や有効な治療法に対する研究が行われております。
もし可能であれば、主治医の先生から紹介していただき、腫瘍専門の上級病院や大学病院を受診されて
今後の治療法についてご相談いただくと、ひまわり様のワンちゃんにとってよりよい治療法の選択が
できるのではないかと思います。主治医の先生とご相談されてみてはいかかでしょうか。

4.「治療しない」という選択をした場合に予測される経過や余命について
病理検査報告書の内容からは、比較的悪性度の低い高分化型であり、
現段階で局所再発や転移の可能性がそれほど高いわけではないと推測されます。
仮に、現段階での遠隔転移がなく、腫瘍組織の完全切除が行われ、
核分裂像の出現頻度も低い、低グレードの線維肉腫であったとした場合には、
治療を行わなくても、長期間再発や転移もなく良好に経過する可能性もあるかとは存じます。

しかしながら、局所再発や転移の可能性が全くないということはできません。
一般的に、局所再発をした場合には、初回発生のときよりも不整形に浸潤してできる場合が多く、
手術で完全切除しきれない可能性がでてきます。
また、再発時に腫瘍の性質が変わって、悪性度が高くなり、高転移性のものになる可能性もあります。
遠隔転移を起こした場合、転移した先の臓器(肺や肝臓など)の機能を障害し、
それが原因で命を落とすケースが多いようです。

断脚や放射線治療、抗癌治療など、ワンちゃんの負担の大きい治療は行わず、抗腫瘍効果の期待できる
サプリメントを利用するなどの方法で経過を見るというのも一つの方法だと思います。
また、近年では、腫瘍免疫療法(自分の免疫系を活性化させて腫瘍をやっつける治療法)を行っている
動物病院さんも増えてきているようです。
ワンちゃんの線維肉腫に対する腫瘍免疫療法の有効性についてのデータを持ち合わせておりませんので、
有効性について申し上げることができませんが、そのような病院さんにご相談していただくのも
一つの方法だと思います。

線維肉腫に限らず、腫瘍の治療法には(「治療しない」も含めて)さまざまな選択肢があり、
どの方法が最善かは、ワンちゃん1頭1頭で異なってきます。
ひまわり様のワンちゃんの今の病状を一番よく把握していらっしゃる主治医の先生と
今一度よくご相談いただき、御納得された上で治療法を選択いただければと存じます。
場合によっては、腫瘍に詳しい上級病院を受診されることも、
今後の治療法の選択のためにはとても有効だと思いますので、ご検討下さい。

なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、
しつけ相談のサービスを承っておりますので、よろしければご利用くださいませ。
お電話番号は、あんしんサービスセンター 
0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。
平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)
土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。

ひまわり様のワンちゃんが今後も元気いっぱいに過ごせますよう、
心よりお祈りいたしております。
今後ともアニコムをどうぞよろしくお願い申し上げます。



Re: 線維肉腫について

- ひまわり

2012/02/26(Sun) 22:09

No.1163

とても詳しいご回答をありがとうございました。おかげさまで検査病理報告書の内容や線維肉腫という病気について素人なりにある程度理解したうえで腫瘍に詳しい病院を受診し、今後の治療方針を選択することができました。治療方針の選択という重大な決断をするにあたり正確な知識や判断材料が乏しく困惑していたところに詳しいご回答をいただき本当に助かりました。

恐縮ですが以下の点について念のためお訊ねさせていただきたいと存じます。前回のご回答において「高分化型の線維肉腫」について「一般的に「高分化型」の方が腫瘍としての悪性度は低く、「低分化」あるいは「未分化」のものは悪性度が高くなります」とご説明いただき、その点については理解することができました。それで少し気になりましたのが、検査病理報告書の「概要」欄の「未分化間葉系細胞由来の悪性腫瘍性病変である線維肉腫が認められました」という第一文です。「未分化間葉系細胞由来」というのはどういう意味なのでしょうか?この「未分化」というのは悪性度が高いということを意味するのでしょうか?またこの「未分化」というのと上述の「高分化型(の線維肉腫)」ということと矛盾はしないのでしょうか?ご回答のほどよろしくお願い致します。



Re: 線維肉腫について

- 獣医師  岸田

2012/02/29(Wed) 18:19

No.1166

ひまわり様

この度はご丁寧にご返信をいただきまして、誠にありがとうございます。
その後、柴犬ちゃんのご様子はいかがでしょうか。どうぞお大事にお過しくださいませ。

早速、この度いただきましたご相談についてご回答させていただきますが、実際に柴犬ちゃんのご様子等を
拝見しておりませんので、一般的なご案内となりますことをご了承くださいませ。

さて、診断書に記載のある「未分化間葉系細胞」とは、体内の結合組織(種々の臓器や組織を
取り囲む支持組織)などに存在し、条件によって骨芽細胞、脂肪芽細胞、線維芽細胞など様々な機能を
持つ細胞に分化する能力を持つ細胞のことをいいます。
「特定の細胞に分化する前の細胞」という意味で「未分化」という名前がつけられており、
この細胞が腫瘍化したものを総称して「未分化間葉系細胞由来」の腫瘍といいます。
この「未分化間葉系細胞」が特定の細胞に分化しない状態で腫瘍化していれば「未分化型」
あるいは「低分化型」、正常の特定の細胞に近い形まで分化した状態で腫瘍化していれば
「高分化型」といわれます。
つまり、「高分化型」の線維肉腫とは、「未分化間葉系細胞」が正常の線維芽細胞に近い形まで分化した
状態で腫瘍化したものということでございます。
なお、先回ご説明させていただいたように、一般的には「低分化」あるいは「未分化」のものに比べると、
「高分化型」の方が腫瘍の性質上の悪性度は低いと言われます。
しかしながら、実際の腫瘍の悪性度はそれ以外の様々な要因によっても異なって
きますので、分化の程度のみで判断することはできません。

ヒトもワンちゃんも、腫瘍に打ち勝つためには体力と免疫力が大事であり、
免疫力をあげるために、なるべくストレスなく、精神的に安定した生活を送らせてあげることが大切
でございます。
ひまわり様におかれましては、今後の通院や治療で大変かとは思いますが、
ワンちゃんが今まで通り明るく楽しく生活できるようにサポートしていただけたらと思います。
また、気がかりなことやご心配なことがございましたら、
いつでもお気軽にお声掛けください。
今後ともアニコムをどうぞよろしくお願い申しあげます。