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胆嚢泥の食事

投稿者:ハッピー

投稿日:2015/09/07(Mon) 12:51

No.4121

9才になるチワワのオスです。1ヶ月前に血液検査でALPの値が1300もあり、腹部エコーをした結果胆嚢泥が見つかりました(4月の血液検査では異常なし) 今はドッグフードをヒルズのwdを与えています。胆嚢泥の場合、食べてはいけない食材はあるのでしょうか? カロリーの低いおやつをあげようと思って、小魚(塩分なし)をあげていますが大丈夫でしょうか? また野菜の乾燥したのはあげても大丈夫ですか? よろしくお願いします。

Re: 胆嚢泥の食事

- 獣医師 酒井

2015/09/09(Wed) 11:39

No.4125

ハッピー 様

一雨ごとに秋の深まりを感じる今日この頃ですが、ハッピー様におかれましては
いかがお過ごしでしょうか。
この度はご相談をいただきまして誠にありがとうございます。
ハッピー様の9歳の男の子のチワワちゃんが、血液検査でALPが高くなっており、
エコー検査をしたところ、胆泥が見つかったので、胆泥症のお食事管理についての
ご相談でございますね。

早速お問い合わせにつきまして、ご案内をさせていただきますが、実際のご様子を拝見して
おりませんので、一般的なご案内になりますこと、何卒ご了承ください。

胆泥は、胆嚢の中に貯留している本来であればサラサラの液体である胆汁が変質して
泥状になっているもので、このような胆泥が蓄積している状態を胆泥症といいます。
人ではこの胆汁が結晶化して石のようになってしまう胆石症が多いのですが、
ワンちゃんでは胆泥症が比較的多く認められます。
特に何らかの症状を示しておらず、健康診断で偶然発見されることも多いのですが、
今後、進行して胆汁の流れが悪くなり、十二指腸に分泌される際の通り道である総胆管が
閉塞すると黄疸が認められたり、胆嚢が破裂する可能性もあるため、
食事の管理や場合によっては、胆汁の流れを良くするためにお薬による治療を行う場合もあります。

胆泥症は、高脂肪食、細菌感染から併発した胆嚢炎、甲状腺機能低下症やクッシングなどの
内分泌疾患などに関連していると考えられています。
基礎疾患がある場合にはその治療を行いながら、基礎疾患がない場合にも食事に注意を
していくことが大切です。

ハッピー様はすでにチワワちゃんのためにお食事をw/dに変更していただいているのですね。
w/dは肥満のワンちゃんのダイエットフードとしても利用される低脂肪、高線維食で、栄養バランス
も整った療法食です。
w/dはそれだけで1日に必要な栄養を過不足なく摂取できるものですので、
基本的には、他の食べものを与える必要はないのですが、
ハッピー様はおやつとして、チワワちゃんに小魚や乾燥した野菜などを与えたいということですね。
胆泥症の食事内容でご注意いただきたいのは脂質をとりすぎないことと
炭水化物をとりすぎないことです。
w/dを1日の必要量食べているのに加えて、さらに穀類からできているクッキー等のおやつは
避けるようにしましょう。
小魚や乾燥した野菜は脂質も少ない食品ですが、野菜はイモ類のように炭水化物が
多いものは避けた方がよろしいかと存じます。
基本は療法食できちんと管理をするのが一番です。体の小さなチワワちゃんにとっては、
ほんの少しのおやつのつもりでも、多く与えすぎてしまう場合もございます。
ほんの少し、お楽しみの一つとして必要最低限の量で与えていただくことが大切です。
ワンちゃんはもともと野菜を消化吸収することが苦手などうぶつなため、
肝機能改善が期待される野菜の成分を消化吸収しやすい形にしたサプリメントを
おやつのかわりに与えることも一つの方法です。
療法食を指示された、かかりつけの先生にも念のため、おやつ類で与える物については
ご相談いただくことをお勧め致します。

また胆泥症の場合、お食事の与え方は、1日の必要量を回数を分けて与えていただくことが
良いと言われています。食事をとると、胆嚢が収縮するので、胆泥の貯留を改善する効果が
あると考えられています。
1日2回のお食事であれば、今後、朝昼夕、朝夕晩のように3回に分けていただくとよろしいでしょう。

なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、
しつけ相談のサービスを承っております。気がかりなことがおありの際には、
ぜひご利用くださいませ。

お電話番号は、あんしんサービスセンター 0800-888-8256です。
平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)
土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。

食事の変更をしても、胆泥症はなかなか改善しない場合もありますが、
症状もなく、維持できる場合もございます。
チワワちゃんの普段の様子をよく見ていただき、何か様子がおかしいときには
お早めにかかりつけの先生にご相談するようにしましょう。
今後ともアニコムを宜しくお願い申し上げます。



無題

投稿者:じろりんちょ

投稿日:2015/09/06(Sun) 14:45

No.4120

M・シュナウザー11歳雄です。一週間ほど前に胆嚢粘液嚢腫で胆嚢を切除しました。術後は少づつ回復しているように見えますし、これからの日常生活については医師からは通常通りと言われましたが、一般的に特にしてはいけない事、与えてはいけないもの等、胆嚢を切除したことによる弊害等はあるのでしょうか・・・・?今後の体調管理と食事管理を含め気をつけるアドバイスをいただけたらと思います。

Re: 無題

- 獣医師 酒井

2015/09/09(Wed) 11:31

No.4124

じろりんちょ 様

朝夕は少し肌寒く感じることもある今日この頃でございますが、
じろりんちょ様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。
この度はご相談をいただきまして誠にありがとうございます。

早速ご案内をさせていただきますが、実際のご様子を拝見しておりませんので、
一般的なご案内になりますこと、何卒ご了承ください。

じろりんちょ様の11歳の男の子のM.シュナウザーちゃんが、胆嚢粘液嚢腫で
胆嚢切除の手術を受けられたとのことですね。
無事手術を終え、順調に回復に向かっているとのこと、何よりでございます。

術後の日常生活について、先生からは普段通りとのご指示だったということでございますね。
おそらく、じろりんちょ様が普段M.シュナウザーちゃんに与えている食事、普段の生活に
特に問題がないので、先生も普段通りの生活をというご説明だったのかと存じますが、
一般的な注意点を以下、ご案内させていただきます。
ご参考にしていただけましたら幸いでございます。

胆嚢は肝臓で作られた胆汁を貯める袋状の臓器で、必要に応じて十二指腸に胆汁を
分泌します。胆汁は主に脂肪を分解する役割を担っています。
胆嚢粘液嚢腫は、比較的高齢で高脂血症のワンちゃんに発症が多いと言われている病気で、
正常では胆嚢の中にさらさらの液状の胆汁が貯留しているのですが、
その胆汁がゼリー状に固まり分泌ができない状況となって胆嚢炎を起こしたり、
嘔吐、下痢など消化器症状を示したり、肝炎を引き起こします。
胆汁が十二指腸に分泌される際の通り道である総胆管が閉塞してしまうと、
黄疸が見られたり、最悪の場合には胆嚢破裂による腹膜炎で死に至ることもある
恐ろしい病気です。
胆汁がゼリー状に固まってしまう原因ははっきりとは分かっていないのですが、
細菌感染や高脂血症との関連、甲状腺機能低下症や、クッシングなどの内分泌疾患との
関連などが考えられています。
また、M.シュナウザーやシェルティーなど品種によって多く認められており家族性因子も
原因として考えられています。

じろりんちょ様のM.シュナウザーちゃんは手術をされ、胆嚢を切除していらっしゃいますが、
胆汁の生産は肝臓で行われていますので、脂肪の消化ができなくなるというわけではございません。
ただし胆汁をストックしておく袋(胆嚢)がない状態ですので、脂肪分の高い食事を
一気に食べさせると、消化が追いつかず、負担がかかってしまい、
軟便や下痢の原因になります。
基本的には脂肪分の高い食事やおやつは避けることが大切です。
すでに、じろりんちょ様のM.シュナウザーちゃんは11歳と高齢で、年齢に適したお食事を
選択していただければ、脂肪分を配慮されたお食事が多いのではないかと思います。
また、炭水化物、タンパク質など他の栄養バランスが整った食事を規則正しく摂取することも
大切です。可能であれば、1日の食事を3回以上(朝昼夕、朝夕晩など)に分けて、
ゆっくり食べさせることができると、よりよいでしょう。

M.シュナウザーちゃんには、その他に例えば、遺伝的に、コレステロールが高いですとか、
甲状腺機能低下症のような、内分泌疾患などの病気はございませんでしょうか。
もし、そのような病気がおありの場合にはそれぞれの病気に対して、検査による病状の確認や
治療が必要となります。
特に今気になる病気がなくても、定期的に肝機能等のチェックを含めた健康診断を受けていただき、
病気の早期発見に努めていただくことがとても大切です。
もし気になることがおありのようでしたら、今、食べさせていただいているお食事内容を
かかりつけの先生にお伝えいただき、健康診断のスケジュールなども先生にご相談いただくと
ご安心かと思います。

お食事の内容に注意していても、軟便が認められる場合には、早めに整腸剤など使用する
ことによって、体調を整えてあげるといいでしょう。
普段から腸内細菌のバランスを整える乳酸菌のサプリメントなどを使用することにより、
消化、吸収に強い体作りを行うこともお勧めです。

手術を無事乗り越えて、M.シュナウザーちゃんがこれからもますます、お元気で過ごされることを
心より応援致しております。

なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、
しつけ相談のサービスを承っております。気がかりなことがおありの際には、
ぜひご利用くださいませ。

お電話番号は、あんしんサービスセンター 0800-888-8256です。
平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)
土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。

今後ともアニコムを宜しくお願い申し上げます。



無題

投稿者:しゅーまま

投稿日:2015/09/04(Fri) 19:25

No.4119

お世話になります。
狂犬病の予防接種のことで質問です。ステロイドを飲んでいて調子が悪く、体調をみて例年4月にうっていますが、今年は9月に打ちました。
来年も体調をみてにはなりますが、もう少し時期を早めることは可能なのでしょうか。
例えば、調子がよければリズムを4月に戻したいのですが、
それだと今から1年はたっていなくなってしまいますが大丈夫でしょうか。

Re: 無題

- 獣医師 酒井

2015/09/08(Tue) 13:16

No.4122

しゅーまま 様

爽やかな秋晴れが気持ちの良い今日この頃でございますが、
しゅーまま様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。
この度はご相談をいただきまして誠にありがとうございます。
しゅーまま様のワンちゃんの狂犬病の予防接種についてのご質問でございますね。
早速ご案内をさせていただきますが、実際のご様子を拝見しておりませんので、
一般的なご案内になりますこと、何卒ご了承ください。

しゅーまま様のワンちゃんは狂犬病の予防接種を毎年4月にするようにしていたけれども、
現在治療のためにステロイドを服用していて、
体調を見ながら今年は9月に接種されたということですね。
そして、今後の接種スケジュールを来年9月に接種するのが望ましいのか、
それとも以前のスケジュールの4月に戻してもいいものかというご相談でございますね。

ワクチンを接種すると、ワンちゃんの体の中で、免疫応答が起こり、その病原体に対して
抗体が作られます。このようにワクチンがその病気に対する抵抗力を作り、しっかりと効果を
示すためには、ワンちゃん自身の体調が良いことが大切です。
しゅーまま様もかかりつけの先生と相談して、ステロイド治療をしながらもなるべくワンちゃんの
体調の良い日を選んで接種していただいたのかと存じます。

狂犬病のワクチンは1年に1回の接種を推奨されており、一般的に不必要に頻繁に接種
することは勧められていません。ワクチンを接種することは、見た目はワンちゃんが元気な様子で
特に副反応が起こっていないように見えても、体の中では
入ってきた病原体(狂犬病の場合には不活化ワクチンですので、死滅した狂犬病ウイルス)に
対して、免疫系が働いて抗体を作りますので、少なからず体に負担がかかっていると考えられます。

一方で日本では狂犬病予防法で4月から6月までの間に予防接種を行うことが定められている
(狂犬病予防法施行規則第十一条)ため、子犬の最初の接種時期が7月以降の場合で
あっても、翌年は1年後ではなく、4月から6月までの間に行われていることが多いのが現状です。
健康なワンちゃんであれば接種間隔は1年以内であっても通常は問題ないかと存じます。

しゅー.まま様のワンちゃんの体調を考えますと、体の負担を最も軽くするためには、
できればワクチン接種が必要と考えられる最低限の頻度、つまり来年も9月で
接種されるのがよろしいのではないかと思われます。
いずれにしても、ワンちゃんの病気の経過をよくご存じのかかりつけの先生に接種の
スケジュールを相談されると良いのではないでしょうか。

狂犬病予防法では、ワンちゃんの飼い主さんは、そのワンちゃんが健康な場合には1年に1回の
接種が義務づけられていますが、病気などで接種が困難な場合やワクチンアレルギーがあり、
接種によって健康を損なう可能性がある場合には、接種を見合わせることができ、
「狂犬病予防注射猶予証明書」を発行していただくこともできます。

混合ワクチンで予防されるような実際に身近で発生のある感染症と異なり、狂犬病ワクチンは、
日本で万が一発生があった際にワンちゃん達に集団免疫をつけておくことで
国内の流行を防ぐという意味合いが強いワクチンです。
しゅーまま様のワンちゃんに直接狂犬病の危険が迫っている環境というわけではありませんので、
体調によっては、接種を見合わせることをご選択することも一つの方法かと存じます。

今月予防接種ができたということは体調が落ち着いていらっしゃるということでしょうか。
このまま順調に回復に向かわれることを願っております。

なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、
しつけ相談のサービスを承っております。気がかりなことがおありの際には、
ぜひご利用くださいませ。

お電話番号は、あんしんサービスセンター 
0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。
平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)
土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。



子犬を迎えたら

投稿者:だんく

投稿日:2015/09/02(Wed) 11:15

No.4116

8歳になるMシュナウザーです。5日前に二か月の子犬を迎えました。子犬はゲージにいるのですが、私がゲージからだして、子犬を世話していても何も言わないのですが、主人や子供が子犬に触ろうとすると、すぐに飛んできて普段鳴かないのに吠えてよだれがでます。先住犬を一番にみんなでしているのですが、どうして主人や子供の時だけ怒るのでしょうか?

Re: 子犬を迎えたら

- 愛玩動物飼養管理士 三留

2015/09/04(Fri) 12:10

No.4118

だんく 様

虫の声が秋の訪れをしらせるころでございますが、
だんく様におかれましては、いかがお過しでしょうか。
ワンちゃんたちは元気いっぱいにお過ごしでしょうか。

この度はご相談をいただきましてありがとうございます。
早速ご案内をさせていただきますが、
実際のワンちゃんたちのご様子を拝見いたしておりませんので、
一般的なご案内となりますことを何とぞご了承ください。

だんく様は5日前に子犬ちゃんをお迎えになられたとのこと、「たいへんだけど、
笑顔いっぱい」という、ご家族様のご様子が目に浮かぶようでございます。
新しくワンちゃんをお迎えになられると、先住のワンちゃんは、
今までは自分の縄張りだったところに知らないワンちゃんがやってきたことに
大きな戸惑いを感じることが多いようです。 
また、愛情を取られてしまうのではないかと心配になったり
中には体調を崩してしまうワンちゃんもみられます。
このようなことからも、お迎えになった当初は、8歳のシュナウザーちゃんが
子犬ちゃんの存在を受け入れやすい状況を作るために、何よりも
先住の8歳のシュナウザーちゃんのことを中心に考えていただくことが
大切でございます。

だんく様のお宅でも、ご家族の皆様で8歳のシュナウザーちゃんを優先なさる
ようにしていらっしゃるとのこと、このことは環境の変化に繊細なワンちゃんに、
「何も変わらないから大丈夫」と安心させてあげるためにも、
新しくお迎えのワンちゃんを受け入れる心の余裕を先住のワンちゃんに
作ってあげるためにもたいへん重要です。

新しくお迎えのワンちゃんはケージの中で過ごしていらっしゃるので
ございますね。 子犬ちゃんにとっては、環境が大きく変わったことに加えて、
成長が著しいときでもありますので、構いすぎず、しっかりと睡眠をとらせて
あげることが大切です。
そのため、だんく様の子犬ちゃんのように、ケージでゆっくりと過ごさせて
いただくことが望ましく、また成犬になっても安全で安心な場所を提供して
いただくため、ケージを上手にお使いいただければと存じます。

ところで、子犬ちゃんのケージは、どこに置いていらっしゃるのでしょうか。
もし、先住のワンちゃんがいつも過ごすリビングなどに置いていらっしゃるので
あれば、最初のうちは、子犬ちゃんのケージに覆いをなさったり、パーテーション
や家具などで目隠しを作っていただくなどしていただき、
常時、先住のワンちゃんが子犬ちゃんのことが気になって仕方がない、という
状況はお避けいただいたほうがよろしいかもしれません。
また、先住のワンちゃんが子犬ちゃんの存在を感じるときは、先住のワンちゃん
にとっても楽しいとき、という状況を作っていただくことが大切でしょう。
「新しい子犬ちゃんが来てから嫌なことばかり」ではなく、「子犬ちゃんが来て
から余計に楽しくなった」と感じさせてあげることが、新しいワンちゃんの存在
を受け入れる余裕をもたせるためにも望ましいでしょう。
例えば、先住のワンちゃんがお食事をするときに、ケージの覆いをとって
子犬ちゃんの様子をみせる、あるいは、覆いをとったケージのそばで、
ケージに入った子犬ちゃんの姿をみながら、パパやママやお子様と楽しく
ボールで遊んだり、体を優しく撫でていただいてはいかがでしょうか。
子犬ちゃんを抱きしめて、可愛いね、と見つめ、声をかけることは
たいへん重要ですが、しばらくは先住のワンちゃんの視線がないところで、
そっとお世話をなさるとよろしいでしょう。

さて、先住のシュナウザーちゃんは、だんく様が子犬ちゃんのお世話をなさって
いるときは変化がみられないのに、ご主人様やお子様が子犬ちゃんを触ろうと
なさると吠えてよだれをたらし、興奮した様子がみられるのでございますね。
これまで、自分だけを見ていてくれたご家族の皆様が、自分以外の子犬ちゃんを、
目を細めて可愛がる姿をみるのは、シュナウザーちゃんにとって切なく、
辛いことではあると思いますが、ご家族様によってワンちゃんの行動が
異なる理由として次のようなことが考えられます。
まず、同じように先住のワンちゃんを優先しているおつもりでも、
シュナウザーちゃんの気持ちを刺激する行動を知らず知らずの間にとっている、
ということです。
また、日ごろからそれぞれのご家族様と先住のワンちゃんがどのような関係を
築いていらっしゃるか、ということも、大きなポイントとなります。
シュナウザーちゃんが、だんく様のことを日ごろから「従うべき相手」と把握し、
わきまえているから、怒って主張をしないということも考えます。
反対にご主人様やお子様は、日ごろからシュナウザーちゃんの主張を
比較的よく聞き入れることから、自分の意思を通そうとして強く感情をみせて
いることも考えられます。
ご主人様やお子様が、「8歳のシュナウザーちゃんを守っているよ」という姿勢
を明確にしていただき、主導権を握るようになさることが大切でしょう。
お子様はおいくつでいらっしゃいますでしょうか。まだ小さくていらっしゃっても、
お子様をワンちゃんたちの前では立てる、という姿勢も大切でしょう。

また、ワンちゃんは群れの中でどちらが上でどちらが下であるかが明確で
あれば関係性が落ち着きますが、どちらが上でどちらが下なのか分からない、
という不安定な状況であれば、上下関係をはっきりさせようとします。
したがいまして、はっきりさせるために喧嘩が起こってしまうこともあるかも
しれません。
群れの中の約束事、良い事、いけないことも、先住のワンちゃんが子犬ちゃんに
教えようとすることもありますので、喧嘩をしているようにみえても、
ワンちゃんたちにとって大切な行動であることがあります。
このようなことを加味しながらワンちゃんたちを見守ることも大切なことですが、
例えば、先住のワンちゃんにとって、必要でうなったり吠えたりしていることなのに
叱られると、先住のワンちゃんにとって納得がいかない、ということも考えられます。

いずれの理由であっても、嫉妬が辛いのは人間もワンちゃんも同じですので、
あまり嫉妬心を湧き上がらせる状況を作らないようにしたほうがよろしいでしょう。
先住のワンちゃんの目に子犬ちゃんが映るときに、パパやママたちの愛情に
対する不安を感じる状況ではなく、パパやママたちと楽しく遊べる時間になさって、
例えば、だんく様が子犬ちゃんのお世話をなさっているときに、パパやお子様と   先住のワンちゃんとボールやオモチャで遊んだり、お散歩にいらっしゃる
などなさるのもひとつの方法でしょう。
このほか、仲良く過ごすためのポイントを幾つか、ご案内させていただきます
ので、ご参考にしていただけましたら幸いでございます。

1.「縄張りへの不安」を和らげる
(1)これから子犬ちゃんの活動範囲が広くなってくると、ゆっくりと過ごしたい
先住のワンちゃんにとって、子犬ちゃんの元気さが時に鬱陶しく見えることが
あるかもしれません。先住のワンちゃんにとって、子犬ちゃんの存在を心地良い
ものだと感じるようにしてあげるため、先住のワンちゃんが疲れ気味のときに
逃げ込める安心できる場所を用意していただき、 「ここへは新しくお迎えの
ワンちゃんは入っていってはいけない」ということになさった
ほうがよろしいでしょう。

(2) 
先住のワンちゃんが縄張りだと感じている場所以外の所で、2頭の
ワンちゃんたちを慣らしてあげてもよろしいでしょう。
例えば、だんく様が先住のワンちゃんをお連れになり、ほかのご家族様が
子犬ちゃんを抱っこなさって、お天気のよいときなど気持の良い公園を
散策なさってはいかがでしょうか。

(3) 
先住のワンちゃんと新しくお迎えのワンちゃんをケージから出して一緒に
過ごさせてあげる時間は、急に長くするのではなく、最初は 10 分、
次は 20 分、 30 分と短い時間から少しずつ延ばしていきながら、
同じ空間にいることに慣らしていきましょう。
その際には、必ずだんく様がそばで見守ってあげるようにしましょう。
なお、ワンちゃんの尻尾は感情の動きを表すといわれております。
したがいまして、機嫌の良いときだけに尻尾を振るのではないことを
ご注意ください。
       .
2.「群れの順位への不安」を和らげる
飼い主様が先住犬を優先することにより、先住犬が群れの中で上位である
ことを群れの双方のワンちゃんに伝えることが大変重要です。
名前を呼ぶ順序、視線を向ける順序、お家から出る順序・・・、すべてにおいて
先住犬を優先してください。
また、先にご案内したように、ワンちゃんたちの順位を正しく扱うことにより、
ご家族様への信頼感を深め、群れの安定を作っていきましょう。
(1)
ワンちゃんたちも、これからいっしょに過ごす時間が増えてくると、喧嘩をして
いるようにみえてもじゃれて遊んでいることがあると思います。
また、上下関係をはっきりさせるために喧嘩をすることもあるかもしれません。
ご覧になっているとハラハラすることが多いかもしれませんが、ワンちゃんたち
のことはワンちゃんたちにある程度任せる姿勢も大切でしょう。
また、子犬ちゃんが成長して、もしかしたら先住のワンちゃんを負かすように
みえる状態が生まれるかもしれません。
そのようなとき先住のワンちゃんをかばいたくなってしまっても、
だんく様はケンカに負けた方のワンちゃんをかばわないようにしたほうが
よろしいでしょう。
かばうと、余計にそのワンちゃんが弱い存在に見えてしまいますし、
弱いワンちゃんをだんく様がかばって、勝った方を叱ったりすると、
上位のワンちゃんは納得できず、だんく様が見ていないところや、
次の機会にもっと激しい喧嘩に結びついてしまう可能性もあるかもしれません。

(2)
だんく様は、ワンちゃんたちに対してきちんとリーダーシップを取ることが、
群れの安定のため、重要でしょう。日常生活の中で、だんく様はワンちゃんたち
を守るリーダーとして、一貫性のある落ち着いた対応をなさるとよろしいでしょう。

3.愛情への不安を和らげる
ワンちゃんにとって、「群れのリーダーである飼い主様の愛情こそ全て」といっても
良いくらい、愛情は重要なものといわれています。先住のワンちゃんへの
だんく様の愛情は今までどおりであることをしっかりと伝えてあげましょう。」
(1)
先にご案内をしたように、先住犬の前で新しくお迎えのワンちゃんを抱っこしたり、  お世話をしたりするのはなるべく控えていただいたほうがよろしいでしょう。

(2)
だんく様と先住のワンちゃんが一対一で過ごす時間をお作り頂き、
だんく様の愛情は今までと変わらないことを先住のワンちゃんに
伝えてあげましょう

ワンちゃんたちのお健やかなご成長と笑顔を心から応援いたしております。
なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、
しつけ相談サービスを承っております。
気がかりなことがございましたら、お気軽にご利用ください。
お電話番号は、あんしんサービスセンター 0800-888-8256 です。
平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)
土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります

気温差が大きく、体調管理の難しい時期でございますが、
だんく様におかれましては、くれぐれもお体ご自愛くださいませ。
今後ともアニコムをどうぞよろしくお願いいたします。



トイレ

投稿者:バニー

投稿日:2015/09/02(Wed) 10:28

No.4115

7ヶ月になるキャバリアの男の子なんですが、昼間、ゲージに入れて留守番しているのですが、オシッコを我慢しているようで、帰宅してゲージから出すと、すぐにオシッコをします。
留守番中のゲージの中で、オシッコをさせるにはどうしたらいいでしょうか?

Re: トイレ

- 愛玩動物飼養管理士 三留

2015/09/03(Thu) 15:21

No.4117

バニー 様

秋の訪れを感じる頃でございますが、バニー様におかれましては
いかがお過ごしでしょうか?
このたびはご相談を頂戴いたしまして、誠にありがとうございます。
早速ご案内させていただきたく存じますが、マロンちゃんの詳しいご様子が
分かりかねますため、一般的なご案内になりますことを何卒ご了承下さい。

7ヶ月のキャバリアちゃんは、留守番の間はケージの中にトイレがあるのに、
オシッコを我慢しているのでございますね。
ワンちゃんにはもともと自分の居住空間(特に寝場所や食事場所)以外の
ところで排泄をする習性があるといわれています。
これは自分の居住空間を汚さないようにするため、また、排泄の痕跡を
残さないことで自分を含めて群れの仲間を外敵から守るためではないか
と考えられています。
このようなことから、最初はケージの中のトイレで排泄していた子犬ちゃんでも
その後の成長に伴いケージの中で全くしなくなることがございます。
さらにはお散歩のときしか排泄をせず、お家の中ではぜったいにしない、という
ようなワンちゃんも多くみられます。
キャバリアちゃんは7ヶ月とのことでございますね。 
ちょうどこのころは縄張り意識が強くなり、またさまざまな経験をもとに自我が
成長する時期だといわれております。

バニー様のお宅では、普段お留守番の時間はどれくらいでしょうか。
お留守の間キャバリアちゃんがオシッコを我慢しているとお思いになると、
バニー様も外出先で気が気ではなく、辛く感じておいでではないかと存じます。
ただ、年齢や飲水量、運動量などにもよりますが、一般的に成犬へと成長すると、
ワンちゃんは半日以上くらいの長い時間、排泄を我慢できるようで
ございますので、私たち人間が排泄を我慢している、というのとは事情が
異なるのかもしれません。

先にご案内したように、居住空間を守ろうとするワンちゃんがもともと持っている
習性から、ケージの中で頑なに排泄をしない、という場合も多いのですが、
中には今までの習慣からケージの中でしてはいけないと、思っている
場合もあります。
そういう時にはここでしてもいいのだ、と教えていただくと、ケージ内のトイレで
できるようになる可能性もあります。

ワンちゃんに排泄の場所を教えるには、排泄のリズムを飼い主様が把握して
タイミングよくトイレに誘導していただき、偶然でもその場所でオシッコをしたら
褒めていただくとよろしいでしょう。このように褒めることで、どのようにしたら
よいかを教えてあげます。
日ごろからオシッコをしているときに、「トイレ、トイレ」など決まった声がけを
していただくことで、その言葉とオシッコをするという行為がワンちゃんの中で
結びつくことがあります。
お留守番のとき以外も、日常的にケージの中のトイレに誘導していただき、
バニー様のキャバリアちゃんが偶然であっても、トイレのシートの上で
できたら褒めるようにしていただくとよろしいでしょう。
できたときは、「お利口ね」というバニー様のお褒めになる言葉と笑顔とともに、
オヤツやフードをお与えになられてもよろしいでしょう。

また、遊んでいるときにケージの中のトイレに戻りやすいように、
「ケージ=ほっとできる場所」にしておくことも必要でしょう。
「ケージ=お留守番する場所」あるいは「ケージ=叱られて入る場所」となって
しまっていると、ケージに入ることそのものを躊躇するように
なることがございます。ケージに入ったら笑顔で褒めていただいたり、
オヤツやオモチャでケージに誘導していただくなどなさって、
ケージが良いところだと感じさせてあげることも大切でしょう。

キャバリアちゃんがスポッと潜り込むことができて、落ち着ける、キャリーバッグ
のようなものをケージの中に用意いただくことで、ケージでトイレをしやすくなる
可能性がございます。
あるいは、バニー様がご帰宅なさったとき、キャバリアちゃんが排泄するのが
ケージから出たすぐ近くのトイレであれば、ケージとトイレを何か柵のような
もので囲むのも一つの方法でしょう。
ケージの扉を開けておくことで、オシッコをしたいときにはトイレにいくことが
できますし、最初はトイレシートを複数枚広げていただいておけば、
成功して褒める頻度はずっと高くなるかと存じます。

よく、ウレション、ビビリションなどといいますが、ワンちゃんには、嬉しくて興奮
したとき、あるいは恐くて仕方がないときなど、感情の高まりや緊張があった
ときに、オシッコを思わず漏らしてしまうことがございます。
キャバリアちゃんは月齢がまだ小さいですので、バニー様のご帰宅後にすぐ
オシッコをしてしまうのは、嬉しくて思わずお漏らしをしてしまっている
可能性もあるかもしれません。
このような場合は、成長に従い、だんだん落ち着いてくることが多いのですが、
日常生活の中で、キャバリアちゃんのテンションが高くなっているときほど、
ご家族の皆様は落ち着いてご対応いただくことが大切でしょう。
いつもなら興奮してしまう状況のときに落ち着いて行動できたときなど、
うまくできたときに褒めることで、自信をつけてあげることも大切でしょう。
人と暮らすにあたって、もともとの習性と違うことをワンちゃんに強いている
部分もあるかと存じますので、あわてず、のんびりと教えてあげてください。

なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、
しつけ相談サービスを承っております。
気がかりなことがございましたら、お気軽にご利用ください。
お電話番号は、あんしんサービスセンター 0800-888-8256 です。
平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)
土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。

キャバリアちゃんのお健やかなご成長と笑顔いっぱいの毎日を心から
応援いたしております。
今後ともアニコムをどうぞよろしくお願い申しあげます。