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噛むようになった
投稿者:さる
投稿日:2013/11/19(Tue) 16:57
No.2852
トイプードル2才(♀)について相談です。最近、気に入らないことがあると唸って噛みつくようになってしまいました。別室で遊んでいて、もう寝る時間だから「部屋に帰ろう」と声をかけるのですが見つめるだけで来ないので、抱きかかえて帰ろうとすると唸って噛みつきます。(普段抱っこされるのは大好きです。)その場合は、慌てて手を離し「ダメっ!!」と叱るのですが、唸って歯をむき出して威嚇をするように。私が怒っている間は隅に縮こまり唸り続けます。仕方なく放っておくと、頭を下げ私の様子を伺いながらノソノソと帰って来て静かに手や足を舐めてきます。怖がっているようにも見え、対処の仕方に困っています。
Re: 噛むようになった
- ドッグライフカウンセラー 三留
2013/11/21(Thu) 13:13
No.2944
さる 様頬にあたる風の冷たさに冬の訪れを感じる頃でございますが、さる様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。この度はご相談をいただきまして誠にありがとうございます。最近、2歳になるトイプードルちゃんがうなって噛みつくようになられたとのことでございますね。早速ご案内させていただきますが、実際のご様子を拝見しておりませんので、一般的なご案内となりますことをご了承ください。ワンちゃんが噛むようになる原因といたしましては以下のようなものが挙げられます。1.「痛い!止めて」などとかけた言葉が「ワンちゃんへの注目」というご褒美になってしまい、噛むことが構ってもらう手段だと思ってしまっている2.過去に人の手に対して「怖い」という思いを抱いた経験がある場合、過去の記憶がもととなり、人の手が近づくと自分を守るために反射的に噛んでしまっている3.ブラッシングなどのお世話をしているときなど、ワンちゃんが「嫌だなあ、その手をどけて」と飼い主様の手を噛んでしまい、たまたまその時、飼い主様が手を引っ込めたり、ブラッシングなどを止めたことがきっかけとなり、「嫌なことから逃れるためには噛めばいいんだ」とワンちゃんが思っている4.身体のどこかに痛い所があり、触られた時の痛みや触らないでという意思表示で噛む5.ワンちゃんが噛んだとき、恐怖を感じて手を引っ込めたりするご家族の行動を見て、ワンちゃんが自分の優位性を感じてしまうようになり、ご家族に対する支配欲から噛むさる様のトイプードルちゃんは、そろそろ寝る時間だからと抱っこをしようとすると、うなって噛むとのことでございますので、いつも噛む状況が決まっているのではあれば、なるべくその状況を作らないようにするのが最も重要です。例えば、別室から戻ろうとされる状況を変えてみるのも一つの方法でしょう。別室で遊んでいるのを中断して部屋に戻るタイミングで、抱っこをするのではなく、ボールやオモチャ、オヤツなど、トイプードルちゃんにとって興味をひくものを追いかけてもらうなどして、別室から出すようになさるのもよろしいでしょう。とにかくトイプードルちゃんに噛むきっかけを与えないようにしましょう。また、トイプードルちゃんのお部屋に戻ってからも、少しお楽しみを作っていただき、トイプードルちゃんがワクワクしながら別室を出るように流れを変えてもよいかもしれません。それでも、状況によっては、抱っこをしてお部屋を出ることもあるかと存じます。「もっと遊びたい」と抱っこをなさっている、さる様の手を噛んだときは、床に下ろさず、「今、トイプードルちゃんがしている、噛むということがいけない」とトイプードルちゃんに分かるように噛んでいる、その瞬間に叱ったほうが望ましいでしょう。叱る時、声のトーンは低く、毅然と落ち着いた表情で、感情的に叱らないことがポイントです。「噛んでもうなっても、思うようにならない」とトイプードルちゃんに教えてあげることが重要ですので、さる様は動じず、平然とした表情で行動なさり、お部屋に戻るようにします。ワンちゃんには、ご家族という群れに、自分の身を安心して任せていればいいと感じさせてあげることが大切です。このように感じさせてあげるために、ワンちゃんに「ご家族という群れは、自分が中心に回っているのではなく、飼い主様が中心に回っている」と感じさせてあげることが大切です。また、飼い主様が頼りになる存在であることを示すためには、さる様の安定した対応をトイプードルちゃんに見せていただければと存じます。そして、噛んでいないときに、トイプードルちゃんと楽しいコミュニケーションの時間を作ってあげましょう。さる様とトイプードルちゃんが笑顔いっぱいにお過ごしになられますよう、心から応援しております。アニコムでは、予約制でございますが、お電話での健康相談・しつけ相談をうけたまわっておりますので、お気軽にこちらもご利用くださいませ。●アニコム損保 あんしんサービスセンター0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)平日9:30〜17:30 / 土日祝9:30〜15:30土日祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。なお、日・祝日および年末年始はお休みさせていただきます。それでは、今後ともアニコムをどうぞよろしくお願いいたします。
散歩中おかしいんです
投稿者:JEWEL
投稿日:2013/06/29(Sat) 11:18
No.2157
お世話になっております。9歳のチワワです。(2年前に血小板減少症と免疫介在性溶血性貧血を併発し、現在も治療中です。ステロイド1錠とシクロキャップ1カプセルを毎日飲んでいます。)先月ころから散歩中、終始トボトボ歩きだったり、トボトボ歩きと普通歩きを繰り返す様になりました。トボトボ歩きと普通歩きの間隔は数歩から数分とまちまちです。トボトボ歩いている時でも、物音に反応して振り返ったり、ニオイを嗅ぎたい場所へは私を引っ張ってでも行こうとしたりします。散歩の時間も5分から1時間と、その日によって全然違います。(散歩のコース・時間とも犬まかせ)また突然トボトボ歩いていたかと思うと座り込んで歩かなくなる時もあります。心配で抱っこして自宅へ戻ろうとすると、腕の中で動き「下ろせ」とアピールしますが下ろしても歩かずボーっとして立っているだけの時もあれば、辛そうに歩いているからと思い抱っこして連れ帰ろうとすると、抱っこする度に腕のなかで動き「下ろせ」アピールし、下ろすと意地でも自力で歩いて帰ろうとする時もあります。でも、トボトボ歩きのままです。数か月前から時々、ボーッとして呼びかけ等にも反応が鈍かったり、散歩中に急に立ち止まったかと思うとヨダレをダラーっと垂らし意識が飛んでる様な感じがあったりしたため、かかりつけの病院では、軽度の発作だろうとの事で、頭に何らかのトラブルがある可能性があると言われました。(エコーで見る限り心臓にはトラブルなさそうとの事)また6月4日には正常だった肝臓の数値が6月18日に血液検査した検査した所、ALT/1000以上 ALP/2000以上 AST/756 GGT/135 と異常な数値を示し毎日点滴に通い6月24日には ALT/223 ALP/594 AST/44 GGT/55 と少し落ち着いてきました。(エコーで見た感じでは肝臓はキレイだそうです)でも散歩中の異変は、肝臓の数値が異常を示す前なので、これが散歩中の異変に関係してるのかどうかは分かりません。真夏も真冬も関係なく毎日元気に1時間以上散歩に歩いていたウチの子が、ここまで辛そうに歩く事など考えた事もなく、正直ショックを受けています。歩きたい気持ちがあるのに体がついていけずに、トボトボ歩いているのかと思うと可哀想で仕方ありません。かかりつけの病院では発作であろうとの事ですが、この症状から考えうる、すべての病気について教えて頂けませんでしょうか?自分でも調べてはみましたが、トボトボ歩きと普通歩きを繰り返す症状に当てはまる様な病気はありません。あらゆる病気を想定し、獣医さんとも相談し治療したいと思っています。文章が分かりずらいかもしれず申し訳ありませんが、お返事お待ちしております。
Re: 散歩中おかしいんです
- 獣医師 山田
2013/07/03(Wed) 13:38
No.2164
JEWEL 様夏の日盛りに木陰の恋しい季節となりましたが、JEWEL様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。 この度はご相談を頂きまして、誠にありがとうございます。2年前に血小板減少症と免疫介在性溶血性貧血を併発し、現在も治療中のチワワちゃんが、先月頃から散歩中のご様子に変化が見受けられるのですね。また、数か月前からは時々ボーッとして呼びかけ等への反応が鈍くなり、散歩中に急に立ち止まってヨダレを垂らし意識障害が出ている様な時もあるのですね。JEWEL様におかれましては、今まで毎日元気に散歩をしていたチワワちゃんの突然のご様子の変化に、さぞご心配のことと存じます。お問合せにつきましてご案内させて頂きますが、実際のご様子などを拝見していませんので、一般的なご案内となりますことを何卒ご了承ください。ワンちゃんの元気がなかったり、疲れやすかったり、歩き方に変化が生じる場合の原因は多岐にわたります。JEWEL様のチワワちゃんは散歩中、トボトボ歩きと普通歩きを繰り返したり、時々ボーッとして呼びかけへの反応が鈍くなったり、散歩中に急に立ち止まってヨダレを垂らし意識障害が出ている様な時があるとの事でございますね。このような症状が見られる状態に運動誘発性脱力というものがございます。運動誘発性脱力とは、最初は正常な歩様が認められますが、運動でエネルギーを消費するにつれて脱力状態になっていく症状です。最も発生が多いとされる体の部位は後肢と言われており、脱力状態が緩徐あるいは急激に進んで虚脱状態に陥ることもあります。原因によって意識がある場合とない場合があり、突然一過性に意識喪失が認められることもございます。体内循環で酸素や糖が低下するために脳の代謝が阻害されることで症状が出ると言われております。この様な運動誘発性脱力が認められる場合、循環器疾患、呼吸器疾患、中毒、筋疾患、脳疾患など様々な原因が考えられます。JEWEL様におかれましては、考えられる全ての病気についてお知りになりたいとの事ですが、原因として考えられる疾患は多岐にわたりますため、概要のご案内となりますことを何卒ご了承くださいませ。1.循環器疾患不整脈や心筋の疾患、心弁膜の疾患に伴い心臓からの血液の拍出量が急激に低下するために症状が出ます。脈拍の異常や胸部聴診から心臓疾患を疑う場合は心臓の検査が必要となります。また、犬糸条虫症に感染している場合にも運動負耐性が出てきますので、フィラリア検査も必要となります。2.呼吸器疾患呼吸器の疾患などで呼吸困難を起こした場合にも症状が出ます。肺は血液中の酸素と二酸化炭素を交換(ガス交換と言います)して、常に新鮮な酸素を全身に送り込んでいます。気道閉塞や肺の疾患、肺の血流量不足をおこす心不全などにより、ガス交換が上手く行えないときに症状が出ます。3.中毒有機リンやカルバメート中毒によって全身性の脱力を認めることがあります。有機リンは有機リン系の殺虫剤による中毒で、倦怠(けんたい)、嘔吐、流涎、部分的な筋肉のけいれんなどの症状にはじまり、重症になると全身性の痙攣をおこしたりします。カルバメートは農薬や殺虫剤などに含まれている成分で、その中毒症状としては元気がない、流涎、涙、嘔吐、呼吸困難、ふるえ、痙攣などが出ます。4.筋疾患1)筋炎(感染性筋炎、多発性筋炎など)炎症により筋肉組織が破壊されるために発生する疾患です。感染性の筋炎は微生物や寄生虫の感染により発生する炎症性の疾患で、疼痛や発熱、筋力の低下などの症状が出ます。多発性筋炎の原因はワンちゃんやネコちゃんでは確定していませんが、免疫が関与していると言われています。歩様が不安定になったり歩幅が短くなったり、慎重に歩くような症状が見られ、また、疼痛、圧痛を伴い頭部の下垂と背弯姿勢をとることが多く見られます。2)代謝性筋疾患(副腎皮質機能亢進症、副腎皮質機能低下症、甲状腺機能低下症など)筋肉における糖や脂肪の代謝異常により様々な症状を発生します。疾患にもよりますが、筋力の低下で動きが鈍くなったり、嗜眠(しみん:睡眠を続け、強い刺激を与えなければ目覚めて反応しない状態)や徐脈、神経症状(発作や運動失調など)などを認めます。(詳細につきましては「どうぶつ相談室」のワンちゃんのかかりやすい病気の記事をよろしければご参考にしてください。副腎皮質機能亢進症:http://www.anicom-page.com/labo/2009/04/post-119.html副腎皮質機能低下症:http://www.anicom-page.com/labo/2009/04/post-122.html甲状腺機能低下症:http://www.anicom-page.com/labo/2009/04/post-118.html)3)神経筋接合部の疾患(重症筋無力症)神経と筋の接合部の異常で、神経から筋肉の収縮の信号が上手く筋肉に伝わらないために発生する運動不全です。大きくは先天性と後天性に分かれていますが、動物では一般的にはほとんどが後天性と考えられています。その症状は3つの型に分かれており、全身型は運動不耐性、疲れやすい、吐出などです。局所型は眼瞼反射の消失、巨大食道による吐出や発声障害(鳴き声がかすれる)、嚥下障害などがあります。最も重度なのは劇症型と呼ばれており、急性発症で急速な四肢麻痺と呼吸筋の麻痺により呼吸困難を生じます。5.脳疾患(てんかん、脳炎、腫瘍、ナルコレプシーなど)てんかんや脳炎、頭蓋内腫瘍などで痙攣発作が出た場合、突然倒れたり後肢の虚脱を示すことがあります。脳炎と頭蓋内腫瘍では虚脱や脱力を見ることは少ないと言われていますが、感染性の脳炎や頭蓋内の腫瘍などによって除脈や頻脈が認められ、その結果、運動誘発性脱力を認めることがあります。ナルコレプシーは、「突然強い眠気に襲われる」という睡眠発作を特徴とする睡眠障害です。興奮や喜びなどの感情に伴い、姿勢を保つ筋肉が突発的に弛緩する脱力発作(カタプレキシー)が見られます。興奮によって誘発されて起こる虚脱ではナルコレプシーが疑われます。このようにさまざまな原因で運動誘発性の脱力はみられます。一般的に原因を追究していくには、問診や身体検査(触診、視診、聴診など)などを元に行っていきます。聴診で循環器や呼吸器の異常を疑った場合には、胸部レントゲン検査、超音波検査、心電図検査を行う事があります。問診で中毒を疑う場合には血液検査を行い判断していきます。症状に疼痛などを伴っている場合などは筋炎などを疑います。代謝性筋疾患の可能性がある場合は、ホルモン値の測定などを行っていきます。吐出などの重症筋無力症の症状を伴う場合には、特殊な血液検査で確定診断を行っていく事もあるでしょう。その他、同じような症状が見られる原因として、椎間板ヘルニアや変形性脊椎症などの神経疾患、膝蓋骨脱臼や関節炎、あるいは腹痛、腰痛など、なんらかの痛みがお散歩中に間欠的に起こっていることによる症状である可能性も考えられるかもしれません。また、かかりつけの病院の先生は、頭蓋内に何らかのトラブルがあり、軽度の発作なのではないかと診断されているとの事でございますね。おそらくJEWEL様のお話とチワワちゃんの症状から様々な原因を疑いエコー検査などを行った結果、脳疾患を疑ったのではないかと思います。どのような原因でチワワちゃんの現在の症状が起こっているのかを確定診断するためには、さまざまな検査が必要であり、特に、頭蓋内の異常や脊髄疾患などを確定診断するためには、CTやMRIなど、全身麻酔が必要な検査を行うことが必要になってくる可能性もあります。チワワちゃんは現在治療しているご病気がありますので、検査自体の身体へ負担についてもよくご検討いただき、今後の検査や治療方針につきましては、かかりつけの先生とよくご相談していただけたらと存じます。JEWEL様のチワワちゃんは2年前に血小板減少症と免疫介在性溶血性貧血を併発し、現在もステロイドとシクロキャップを毎日飲んでいるのですね。ステロイド剤の影響により少し倦怠感が出て、あまり動きたがらなくなることもあります。また、肝数値が上昇しているときなども、倦怠感があり元気や食欲が低下します。しかし、散歩中の異変は、肝数値の上昇がみられる前からとの事ですので、JEWEL様がおっしゃるとおり、肝数値との関連性はわかりかねますが、肝臓の治療を行うことで散歩中の異常が見られなくなるのであれば、肝数値が散歩中の異常に関与している可能性もあるかと思いますので、肝臓の治療を続けていただきながら、チワワちゃんのご様子をよく観察していただき、何かチワワちゃんのご様子に変化があった際にはかかりつけの先生にご相談していただけたらと存じます。毎日お薬を飲んでいるチワワちゃんは本当に立派でございますね。また、毎日お薬を与えているJEWEL様も、長期間にわたり本当に大変なことと存じます。少しでもお役にたてればと思いますので、何か気がかりなことがおありの際には、いつでもご気軽にご相談下さい。どうかワンちゃんと一緒に頑張って下さい。また、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、しつけ相談のサービスを承っておりますので、ぜひご利用くださいませ。お電話番号は、あんしんサービスセンター 0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。今後ともアニコムを宜しくお願い申し上げます。
- JEWEL
2013/07/04(Thu) 19:29
No.2170
お世話になっております。丁寧にお教え頂き、心から感謝いたします。教えて頂いた事を自らも調べ、獣医さんの判断に任せることなく、少しずつでも良くなっていくと信じて治療にあたって行きたいと思っています。またご相談させて頂く事もあると思いますので、その際は宜しくお願いいたします。本当にありがとうございました。(お礼をお伝えしたかっただけなので、お返事はいりません。)
2013/07/05(Fri) 12:14
No.2173
JEWEL 様この度は、ご丁寧にお礼のお言葉をいただき、またお心遣いをいただき、恐縮でございます。JEWEL様にこんなにも深く強い愛情に包まれて過ごすチワワちゃんはほんとうに幸せでございますね。今後、チワワちゃんに気になる様子がみられた際には、、ビデオや携帯電話の動画などで撮影・保存をしていただき、かかりつけの先生に見ていただいてはいかがでしょうか。実際のご様子を見ていただいた方が診断や治療の助けになるかもしれません。チワワちゃんは現在も血小板減少症と免疫介在性溶血性貧血の治療中で、ステロイドとシクロキャップを毎日飲んでいらっしゃるとの事でございますね。お薬の種類によっては、副作用が強く出てしまうために他のお薬と併用して使用できない事もございます。今後の検査や治療(特に内服薬)を複数の先生にお求めになられたり、より詳しい検査のための2次病院をかかりつけの先生にご紹介されることがあるかもしれませんが、その際にはこれまでの経緯等をしっかりとお伝えいただくことが重要でございます。チワワちゃんのためにも、かかりつけの先生の厚く、温かいケアをお受けになられますよう心からお祈りいたしております。気がかりなことやご心配なことがございましたら、いつでもお気軽にお声掛けください。今後もどうぞよろしくお願い致します。
Re: 散歩中おかしいんです→肛門...
2013/11/18(Mon) 17:55
No.2795
先日は質問にご丁寧にお答え下さり、本当にありがとうございました。おかげ様で、ご質問させて頂いた頃より体調も少し安定してきました。今回は、先月シッポに肛門周囲腺腫が見つかり手術を薦められているため、ご質問させて下さい。前回も書きましたが、現在エバンス症候群で通院、他に呼びかけに反応しない・四肢や全身の震え・散歩中に急に座り込むなどの意識障害があります。今も時々ですが、散歩中の速度が不安定な時もあります。肛門周囲腺腫が見つかり、去勢とシッポの腫瘍の切除手術をした方が良いと担当の先生から言われていますが【免疫性疾患の子は麻酔の危険が増す】【免疫性疾患の子は術後体調を崩す子が多い】【プレロンを多量に飲んでいる(現在は1日1錠・4分の3・4分の3サイクルで服用)ので傷口が塞がりにくい】などと説明を受け、本当に手術して大丈夫なのかと不安になっています。手術する条件としては【ステロイドをもっと減らし、かつ、貧血を改善させ安定して基準値内にする事】だそうなのですが、そんなのを待っていたら、シッポの腫瘍が大きくなってしまわないか不安です。【最悪、シッポを切り落とす】とも言われています。私が悪いのですが発見が遅く、既にシッポの腫瘍はかなり大きくなっていて、ワガママではありますがシッポを切り落とすような事態になる事は避けたいと思っています。免疫性疾患を抱える子の麻酔や手術は、やはり危険でしょうか?ステロイドを飲んでいると、そんなに傷口の治りが悪いのでしょうか?先生は、最低でも去勢だけはした方が良いと言うのですが、去勢だけでもしておけば、シッポの腫瘍が大きくなる事を止めらる可能性はありますでしょうか?また手術しなくて済む方法はありませんか?本当に本当に困っています。どうかお力を貸して下さい。宜しくお願い致します。
- 獣医師 秋吉
2013/11/20(Wed) 12:18
No.2882
JEWEL 様木枯らしに一段と寒さを感じるようになりましたが、JEWEL様におかれましては、いかがお過しでしょうか。この度はご相談をいただきまして誠にありがとうございます。チワワちゃんの尻尾に肛門周囲腺腫が見つかり、かかりつけの先生からは手術を勧められているとのことでございますね。現在もエバンス症候群の治療中のチワワちゃんは意識障害もおありで、JEWEL様におかれましては、手術や術後のリスクについてのご不安と併せて、シッポの腫瘍がさらに大きくなっていくことへのご心配なお気持ちはいかばかりかとお察しいたします。さっそくご案内をさせていただきますが、実際のチワワちゃんのご様子を拝見していませんので、一般的なご案内となりますことをご了承ください。免疫介在性血小板減少症と免疫介在性溶血性貧血を併発したエバンス症候群のどうぶつさんの大部分は、治療が長期間(しばしば一生涯)にわたって必要になります。JEWEL様のチワワちゃんは2年前から投薬を続けていらっしゃいますので、ご高承かとは存じますが、プレロンのようなステロイド剤やシクロスポリンのような免疫抑制剤の投与量は、試行錯誤して決められます。つまり、投薬量を減量して一定期間投与し、その後血液検査をし、貧血や血小板の数値が安定しているなら、さらに投薬量を減少しますが、悪化した場合は元の投薬量(効果があった用量)にもどします。ステロイドの投与で数値が安定し、投薬を中止することができる子もいますが、なかには投薬に反応しにくい難治性のエバンス症候群の子もいます。そのようなどうぶつではシクロスポリン以外の免疫抑制剤(アザチオプリンやレフルノミドなど)の投薬での維持治療を試みることもあります。血小板や貧血の数値をなるべく安定させることは、手術前に優先すべきことだと思われます。どの程度の用量でステロイドを投薬していると手術ができない、という明確な基準値があるわけではありませんが、ステロイドの副作用が現れない程度で投薬することが大切です。ステロイドで病気をコントロールできない場合は上述した免疫抑制剤を用いた治療を行います。貧血や血小板減少の症状がある場合は手術のリスクは高くなりますが、病気を良好にコントロールできているどうぶつさんでは、全身麻酔下で手術を受けることができるでしょう。JEWEL様のチワワちゃんは貧血の数値が基準値にないとのことでございますので、早めの去勢手術をご希望されるのであれば、エバンス症候群の今後の治療についてかかりつけの先生とご相談していただくことをお勧めいたします。その他の手術に際しての注意点を以下にご案内させていただきます。・手術前の注意点エバンス症候群がうまくコントロールされていることが前提ですが、その他の病気がないかどうか術前検査をしていただくとよいでしょう。特にステロイドを長期投薬しているどうぶつでは血液検査で肝臓の数値(肝酵素値)に異常があることがあります。事前にチワワちゃんの体調をしっかり把握され、必要に応じて治療を優先することで麻酔リスクを軽減することができます。また手術の前には極力ストレスを避け、穏やかに生活できるようにしてあげましょう。・麻酔の注意点コントロールされたエバンス症候群のどうぶつでは全身麻酔のリスクが著しく高いわけではありません。以前のご相談からチワワちゃんの全身の震えなどの症状について、かかりつけの先生は脳疾患を疑っているとのことでございますね。脳疾患の診断のために全身麻酔下でCT検査やMRI検査を実施するどうぶつさんは少なくないのですが、麻酔薬の影響から脳疾患の症状が悪化することがまれに起こります。現在のチワワちゃんの意識障害についても先生とご相談されることをお勧めいたします。・手術後の注意点エバンス症候群をはじめ、免疫介在性疾患を患っているどうぶつさんでは、投薬治療で体調が安定していても、ストレスなどがきっかけで病気が悪化することがあります。侵襲性が高い手術がストレスとなり術後に投薬量を増やすなどの治療が必要になるかもしれません。体調に変化があればすぐにかかりつけの病院に相談できるように、術後はチワワちゃんのご様子をよく観察していただくとよいでしょう。・ステロイド投薬により傷が癒合しにくいことについて手術方法やどうぶつによる個体差はありますが、通常の去勢手術後の抜糸は10日前後くらいをめどに実施されています。ステロイドを長期投薬している子では傷の治癒が遅れることが予想されるため、抜糸時期を通常より延長する(例えば2週間以降に抜糸など)ケースは多くあります。抜糸までの間は患部を舐めないようにエリザベスカラーを装着したり、必要であれば抗菌剤の投薬を行うことも大切です。しかし、チワワちゃんに血小板減少症の症状がある場合は、傷の癒合が著しく遅れる可能性がありますので注意が必要です。手術後はこまめに患部からの持続した出血や、重度の内出血や血腫がないかどうかチェックしていただくとよいでしょう。・肛門周囲腺腫について肛門周囲腺腫は去勢手術を受けていない中高齢の男の子のワンちゃんで発生することが多い腫瘍の一種です。ほとんどは良性の肛門周囲腺腫ですが、悪性の肛門周囲腺癌も時に発生します。急激に大きくなる場合は特に注意が必要ですが、良性と悪性の区別は術前には難しく、切除後の腫瘍の病理検査によって確定診断を行います。良性の場合でも腫瘍の部位や大きさによっては、出血したり潰瘍化することが多いため、基本的には外科手術による摘出が勧められます。肛門周囲腺腫の発生には雄性ホルモンが関与しているため、去勢手術を同時に行うことが必要です。肛門周囲腺腫を摘出せずに、去勢手術のみを行った場合、術後に腫瘍のサイズが小さくなることがあります。しかし、腫瘍の悪性度が高い場合は術後に大きくなったり、新たに別の部位に発生する可能性もあるので注意が必要です。・断尾手術について現在チワワちゃんの尻尾の腫瘍からは出血などの症状はございますでしょうか。肛門周囲腺腫に限らず、尻尾に大きな腫瘍ができた場合は断尾手術をすることがあります。背中などに比べ、尻尾は余分な皮膚が少ないため、皮膚がよりにくい(皮膚を縫合しにくい)ことが理由のひとつに挙げられます。尻尾を温存して、腫瘍を完全に切除することが難しい場合は、断尾を選択しなければならないことがあります。しかし、肛門周囲腺腫の場合は去勢手術後にサイズが縮小もしくは消失することもあるので、尻尾の腫瘍摘出を行わない、あるいは尻尾を温存して部分切除を選択されるかもしれません。腫瘍がとても大きい場合やまたは重度の出血や炎症を伴っている場合は、断尾手術が必要なことがあります。チワワちゃんの手術の麻酔時間を短縮するため、あるいは術後の傷の管理をしやすくするため、尻尾の腫瘍を摘出せずに去勢手術だけでもと先生はご提案されたのだと思います。腫瘍の状態によっては去勢手術のみを選択していただけると思います。また、チワワちゃんの術前の体調や手術時の麻酔が安定していれば、尻尾の腫瘍に対しても積極的な治療を選択することもできます。去勢手術のみ行うか、それとも腫瘍切除も行うべきかは、腫瘍の状態だけでなく、チワワちゃんの体調や麻酔状態によって判断が異なります。そのため、今後のエバンス症候群の治療や、手術内容・実施時期やリスクについて、チワワちゃんのためにも、かかりつけの先生とよくご相談されることをお勧めいたします。JEWEL様のチワワちゃんのような場合、いつ手術を行うか、どの治療方法を行うのかということに関してこれが正解、というものが必ずあるわけではなく、飼い主様や先生のお考えによって様々な方法を選択することができると思います。チワワちゃんは毎日の投薬や定期的な血液検査などがんばっていらっしゃいますね。今後も気がかりなことやご心配なことがございましたら、いつでもお気軽にお声掛けください。JEWEL様とチワワちゃんが笑顔いっぱい、お元気にお過ごしになられますよう心から応援いたしております。寒さも本格化し体調を崩しやすい時期ですが、お体大切にお過ごし下さい。アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、しつけ相談サービスを承っておりますので、お困りのときなど、ぜひご利用ください。お電話番号は、あんしんサービスセンター 0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。
就寝時について
投稿者:ココ
投稿日:2013/11/18(Mon) 09:33
No.2790
はじめまして、ココです。旦那と私、1歳半のトイプードルの女の子で暮らしています。就寝時について教えて下さい。旦那とは寝室は別のためイプーはいつも旦那のベッドで一緒に寝ています。私のベッドにはトイプーが乗らないようにしているので旦那がいない時は、ベッド横にペットベッドが置いてあり、そこで寝たりといつも誰かの近くで寝ています。最近旦那が腰を痛め、私のベッドの方が寝やすいとの理由で一緒に寝ていますが、その日からトイプーはリビングで寝るようになりました。今までそんな事がなかったので、なんだ寂しい気もしますが他の部屋でひとりでいても安心しているという事なのでしょうか?本で一緒に寝るのは良くないと読んだ事があります。やっぱりベッドには乗せない方が良いんでしょうか?知識がなく、こんな質問で申し訳ありませんが回答をお願いします。
Re: 就寝時について
2013/11/19(Tue) 15:07
No.2844
ココ 様クリスマスのイルミネーションが街を彩る頃でございますが、ココ様におかれましては、いかがお過ごしでしょうか。この度はご相談をいただきまして誠にありがとうございます。また、現在、ご主人様が腰を痛めているとのこと、お加減はいかがでしょうか。寒い季節ですので、どうぞ暖かくして、お大事になさってください。さて、この度はトイプードルちゃんの就寝時についてのご相談でございますね。早速、以下にご案内させていただきますが、一般的なご案内となりますことをあらかじめご了承ください。今まではご家族のどなたかのそばでいつも寝ていらっしゃったのに、ご主人様がココ様のベッドで休まれるようになってから、リビングでひとり眠るようになったとのこと、トイプードルちゃんはお利口でございますね。トイプードルちゃんが、環境の変化に際して、リビングで心地良く寝ているということは日頃からご主人様とココ様との生活に安心を感じているからではないでしょうか。ご主人様とココ様がたくさんの愛情で大切に育てていらっしゃった賜物でございますね。就寝時、同じ空間にトイプードルちゃんがいないことを寂しく感じられるのであれば、寝室のスペース内に、ワンちゃんのケージやキャリーバッグなどを用意なさって夜を過ごすことも一つの方法でございます。置く場所は、できれば枕元にあたる辺りではなく、足元に近いほうが望ましいでしょう。ココ様がおっしゃるように、一般的にはワンちゃんをベッドに乗せないことが望ましいという意見が多くございます。ワンちゃんが飼い主様を守るのではなく、飼い主様に守られているということをワンちゃんに伝えるために、優先順位やお家の中でも場所を制限することなどで飼い主様とワンちゃんとの間に一線を画すことが有効であるとされております。そのような意味で、ベッドに一緒に休み、なおかつ、ワンちゃんがベッドの中心で、飼い主様が端で寝るという状態は、望ましいことではないかもしれません。ただ、ワンちゃんをベッドに乗せることだけが、ワンちゃんとの関係に影響を与えるということではございませんので、ご安心いただければと存じます。ワンちゃんとの関係性については、日常生活全体の中でのバランスやメリハリをつけた対応をされることが大切でございます。例えば、ソファに座る位置については、ご主人様やココ様が真ん中、トイプードルちゃんは端や足元のトイプードルちゃん用のクッションの上などが良いでしょう。また、ココ様がお部屋や玄関を出入りする時には、トイプードルちゃんより先を歩くようにしたり、ご主人様がご帰宅された際は、先にココ様に声をかけていただいてから、トイプードルちゃんに声をおかけいただくなど、物事の順番を意識してみると良いかと存じます。もし、トイプードルちゃんがベッドに乗りたがったとき、すぐにベッドに乗せてあげたり、自由に上り下りができる状態よりは、「オスワリ」とご主人やココ様が指示をして、トイプードルちゃんがオスワリをしたら、「パパやママのいうことを聞いて、お利口ね」と、ベッドに乗せてあげるようにすると、飼い主様に主導権があることをトイプードルちゃんに伝えることができますので、ご参考にしていただければ幸いです。寒い季節にワンちゃんの温もりを感じることは、心まで温かくなり、幸せな気持ちになりますね。ご主人様とココ様とトイプードルちゃんが、心地良く、楽しくお過ごしいただける方法が、日々の生活を通して作られていくのではないでしょうか。ご主人様とココ様、そしてトイプードルちゃんの笑顔いっぱいの毎日を応援しております。なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、しつけ相談サービスをうけたまわっておりますので、お困りのときなど、ぜひご利用ください。●アニコム損保 あんしんサービスセンター 0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)※土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。今後ともアニコム損保をよろしくお願い申し上げます。
犬を飼うのは初めてで・・・
投稿者:ちっち
投稿日:2013/11/13(Wed) 02:19
No.2673
はじめまして。犬を飼うのは初めてで、分らない事だらけで訊きたいことが沢山あるのですが、まずは今一番困っていることから質問させていただきます。うちの子はトイプードルの雌で、もうすぐ1歳になります。諸事情により飼い主が2回ほど変わり、我が家に来てからは1か月くらいです。トイレのしつけは出来ているとのことだったのですが、トイレでするときもあれば、部屋のあちこちでしているときもあり、あまりにもトイレ以外が頻繁なときに怒ってしまったのです(その後しつけの仕方を見て間違っていると分かりましたが…)その時は悪そうにしているのですが、その後も粗相は何度もありました。しかし、散歩のときに大も小もするようになった頃から粗相は減ったのですが、トイレでの回数も減り、ここ数日は全くしなくなってしまいました。おそらく散歩に行きたいがために我慢しているのだろうとは思いますが、仕事がら家を空けている時間も多くいつも散歩には連れて行けません。そんな状況で困っているのが、おねしょをするようになったことです。寝る前に散歩とまではいきませんが外に連れて行きおしっこをさせてはいても朝方におもらしをしてしまいます。因みに布団で一緒に寝ているので、毎日やられるとホトホト困ります。「トイレのしつけ」などを見てトイレでするようにやってみてはいるのですが、一向にしてくれません。ある時は我慢のげんかいだったのか、散歩に出たとたんにおしっこをしていました。(マンションのエントランスで…)ゲージも検討中ですが、犬を飼っている人に相談したところあまり良い返答ではありませんでしたので迷っています。おしめも考えていますが、できればトイレでしてもらいたいので、アドバイスお願いします。
Re: 犬を飼うのは初めてで・・・
2013/11/14(Thu) 16:20
No.2689
ちっち 様冬の訪れを感じる頃でございますが、ちっち様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。この度はご相談をいただきまして誠にありがとうございます。もうすぐ一歳になるトイプードルちゃんの粗相についてお困りとのことでございますね。早速ご案内をさせて頂きたく存じますが、一般的なご案内となりますことを何卒ご了承下さいませ。ワンちゃんは、場所や匂い、足の裏の感触、飼い主様の対応(褒める)など、複合的な要因でトイレでの場所を覚えていきます。また、いったん、トイレの場所を覚えても環境の変化などがあると、どこでオシッコをしていいのか分からなくなることがございます。また、ラグやマット、布団などワフワしたものでございますとちっち様のワンちゃんのように、お外でもっぱらするようになったお子様であってもついついトイレと間違えてしまうことが多くみられます。そして、一度、間違うようになると、習慣化してしまうことが多いので、ちっち様がお考えのように、ケージをご利用なさるのがよろしいかと存じます。ちっち様はワンちゃんがケージで過ごすことについて、あまり良いことはお聞きになられなかったのでございますね。いろいろな飼育の仕方がありますし、昨今ではお家の中は自由にされているご家庭もたくさんいらっしゃいます。どのような飼育が望ましいのかは、それぞれのご家庭の事情にもよりますが、ワンちゃんは、もともと穴倉で生活をしており、ケージを、「自分を守ることのできる安全で安心な場所」として上手くご利用いただくことは、たいへん望ましいことでございます。特に、大きな震災があった場合を考慮して、クレートやケージのような場所に慣らしておくことの重要性は広く認識されるようになっています。ケージを「好きなところ」にしてあげるためには、ケージを「素敵なところ」に見せる必要があります。ケージの中が心地良い場所だと思わせてあげることがたいへん重要ですので、好きなオヤツやオモチャでケージに誘導して、入ったら「オリコウ」と与えていただくとよろしいでしょう。また、叱ったときにケージに入れることはなさらないよう、ご注意いただければと存じます。お食事の後やお散歩の後など、日常生活の中で、トイプードルちゃんのお気に入りのことをした後にケージでのんびりさせてあげるのもよろしいでしょう。ケージで休むときには、トイプードルちゃんが程良い疲れを感じて、うとうとと心地良くしてしまうように、お散歩で適度に疲れさせてあげておくのもよろしいでしょう。また、ケージをご利用なさってしばらくは、ちっち様の布団で寝たいと、トイプードルちゃんが騒ぐかもしれませんが、このときに、ケージから出してしまうと、「騒げば思うようになる」と、トイプードルちゃんが思ってしまうかもしれません。騒いでも知らん顔をなさって、視線を向けたり、相手になさらないほうがよろしいでしょう。ワンちゃんは、自分から外は見渡せるけれども、外からはみられることのない、穴倉のようなタイプの場所を好むようでございますので、寝る時間には、ケージの上にシーツや大判のバスタオルなで覆っていただいてもよろしいかもしれません。何かの拍子でワンちゃんが布団でオシッコをしたときに飼い主様が視線を向けたり、騒いでしまったことが「構ってもらえた、振り向いてもらえた」など、ご褒美になってしまうことで、お布団の上でオシッコをすることが習慣となることも中にはみられます。飼い主様が自分に興味を示してくれている、自分のほうを振り向いてくれる、ということは、ワンちゃんにとって、たいへん嬉しいことですので、布団でオシッコをしても、関心を示さないことが大切でございます。また、布団が出ているときにトイプードルちゃんをケージから出すときには、お布団は汚すと、洗うのも、乾かすのもたいへんですので、布団をビニールシートなどで覆っておいたり、トイプードルちゃんを布団に近づけないようになさったほうがよろしいかもしれません。また、今までしなかったのに粗相をするようになる場合、泌尿器科などのお病気があることで、排泄のリズムが変わったり、オシッコを我慢できなくなったりしていることもあります。「オシッコの回数が増えた」、「オシッコをする素振りをするのに上手く出ていないようだ」などいつもと変わった様子があれば、一度かかりつけの動物病院さんにご相談いただくことをお勧めいたします。また、女の子の場合、生理の期間は、オシッコの量や回数がホルモンの影響で増えて、間に合わなくなってしまうようでございます。布団でオシッコをしてしまったときの対応でございますが、粗相を見つけた飼い主様が「あらーっ」と声を上げた様子を「注目を浴びたこと」「ご褒美」だと思った経験があり、トイレではない所ですることがご家族の注目を浴びることの一つの手段となってしまうこともありますし、また、粗相をしたときに、飼い主様が叱ろうとしたことを、ワンちゃんによっては「騒いでくれてうれしい」と思ってしまったり、反対に飼い主様に叱られたことで、排泄行為そのものがいけないと思い、隠れたところで排泄をするようになってしまうことがありますので、ちっち様がおっしゃるように、叱ったり騒いだりしないほうが望ましいでしょう。トイプードルちゃんはこのところお外でしかオシッコをしないとのことでございますね。ヒトは言葉を使って他人とコミュニケーションをとりますが、ワンちゃんはおしっこなどの臭いを通して、他のワンちゃんと会話をすると言われております。小犬ちゃんのうちはお家の中で排泄をしていたワンちゃんも、成長するにしたがって外で排泄をするようになる子が多いようです。この他にも、ワンちゃんはもともと自分の居住スペースでは排泄をしないという習性があるといわれておりますし、外での排泄には開放感がございますので、だんだん外でしか排泄をしなくなるワンちゃんも多いようです。ただ、台風など天候が荒れたときもお外に連れていかなくてはならないのはたいへんですので、お玄関などにトイレを用意しておき、お散歩などでお出かけの前やオシッコがたまっているようなタイミングでトイレシートに誘導していただき、偶然でもよいので、できたら褒めることで、「ここでしてもいいんだよ」と教えていただいてもよろしいかもしれません。生理現象ですので、緊張感が漂うのは望ましくありませんので、ダメでもともと、というくらいのリラックスをなさった気持ちでいらっしゃったほうがよろしいでしょう。ちっち様は初めてワンちゃんとお暮らしになられるのでございますね。ワンちゃんとの生活には、「どうしてなのだろう。」と途方にくれることも多いかと存じます。しかしながら、あきらめず歩き続ける中でそれ以上の大きな喜びというプレゼントを、トイプードルちゃんはちっち様に贈られると思います。大変ではございますが、いつも心から応援いたしております。アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、しつけ相談サービスを承っておりますので、お困りのときなど、ぜひご利用ください。お電話番号は、あんしんサービスセンター 0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。体調管理が難しい時期ですが、ちっち様におかれましては、お体をご自愛いただき、トイプードルちゃんと素敵な晩秋をお過ごしください。今後ともアニコムを宜しくお願い申し上げます。
夜の吠えの相談です。
投稿者:ピュア
投稿日:2013/11/10(Sun) 16:45
No.2594
昼は、玄関が開いても、宅急便の方が来られてもほえないのですが、夜、玄関の鍵の音がすると、入ってきた人の顔が見えるまで 吠え続けます。 マンションなので、ご近所に迷惑になるので、困っています。 何かいい方法はないでしょうか? トイプードル 女の子 3才です。
Re: 夜の吠えの相談です。
2013/11/12(Tue) 16:54
No.2658
ピュア 様枯葉の舞う木立の美しい頃でございますが、ピュア様におかれましては、いかがお過しでしょうか。この度はご相談をいただきまして誠にありがとうございます。昼間は吠えないピュア様のトイプードルちゃんですが、夜、玄関の鍵の音がすると、入っていらっしゃった方の顔が見えるまで吠え続けるのでございますね。さっそくご案内をさせていただきますが、一般的なご案内となりますことをご了承くださいませ。ワンちゃんは、要求をしたいときや縄張りが侵されるのではないかという警戒心を感じたとき、あるいは恐怖心からなどと、いろいろ場面で吠えます。ピュア様のワンちゃんはどのような表情で吠えているのでしょうか。お聞きしたご様子からは、警戒心から吠えているような気がいたしますが、いかがでしょうか。同じように、お家の中で過ごしている状況でも、夜だけ吠えるのは、夜の静まった状況では余計に縄張り意識も研ぎ澄まされ、昼間にはない緊張感を夜になると感じているのかもしれませんし、何か以前にドキリとした経験をしたのが、夜であり、同じ状況になると吠える習慣がついたのかもしれません。ワンちゃんの行動は習慣化されることが多いので、「夜、鍵の音がした=吠える」という行動が、ワンちゃんの頭の中で結びつき、同じ状況になる度吠えるのかもしれませんね。夜、鍵の音がしたとき、トイプードルちゃんは吠えようとするのですが、この吠える行動を他の行動に置き換えるのも一つの方法でございます。ワンちゃんは一度吠えてしまうと、興奮して手がつけられなくなることが多いので、吠え始める直前、あるいは瞬間に吠える以外の行動に気持ちをひきつけることが重要でしょう。鍵の音がして、ワンちゃんが耳をピクリと動かし、吠える行動に入る瞬間がありますので、このとき、「おいで」と好きなオモチャやフードで気持ちをひきながらオスワリと指示をして、オリコウと遊んであげたり、ご褒美を与えていただいたりします。このような行動を根気強く繰り返すうちに、「夜、鍵の音がした=ピュア様の指示に従う=良いことある」という行動がワンちゃんの中で結びついていくかもしれません。このほかにも、トイプードルちゃんの好きなクッションなどに「おいで」と誘導して、クッションの上に座ったら、ご褒美を与えてもよろしいでしょう。安心できるクレートやケージの中に入って、ご褒美をもらうという行動も望ましいでしょう。ピュア様のトイプードルちゃんの日頃のご様子をふまえ、どのようになさるかをご家族様でお決めになられてはいかがでしょうか。また、夜、トイプードルちゃんが玄関の様子や鍵の音が少しでも気にならないようにするため、パーテーションなどで玄関を視界からさえぎるようになさったり、守られているような雰囲気にしてあげることも良いでしょう。音が気にならないように、ラジオなどをおかけになってもよろしいでしょう。吠えたときに、止めさせようと感情をこめてたくさんの言葉をかけてしまうとワンちゃんは一般的に余計に興奮してしまったり、飼い主様がワンちゃんの吠えに加勢をしているような形になってますます吠えてしまうことがあります。また、ワンちゃんは周囲の気持ちを読み取る能力のたいへん高いどうぶつさんですので、「ワンちゃんが吠えてしまうので、玄関の開く音は嫌だ」とご家族が強く感じることが、余計にトイプードルちゃんの反応を強めてしまうことも考えられます。ワンちゃんが吠えてしまった時には、何とかやめさせようと、たくさんの声をかけないほうがよろしいでしょう。何があっても平気という表情で、平然と落ち着いていらっしゃるほうがよろしいかもしれません。叱るのであれば、吠え始めた瞬間に、低くて落ちついた声で「ダメ」などといつもいけないことを教えるときに使われる言葉で叱ります。落ち着いたトーンによって、してはいけないことを教えるイメージです。お家の中というのは、ワンちゃんにとって縄張りですので、縄張り意識を和らげることも重要でしょう。このためには、お家の中にワンちゃんの安心できる小さな縄張りを用意してあげることが有効です。具体的には、キャリーバッグやクレートなどのように、ワンちゃんが落ち着いて安心できるスペースを作ってあげることも望ましいでしょう。この中に、好きなオモチャなどで誘導していただき、入ったら褒めてあげたり、ご褒美をいれることを繰り返していただき、好きな場所にしてあげてください。クレートやケージであれば、シーツやバスタオルなどで覆いをしていただき、トイプードルちゃんが周囲の様子が気にならないようになさるのもよろしいでしょう。信頼できる飼い主さんが守ってくれるから安心してのんびりと暮らせる、がんばって吠えなくても大丈夫だと思わせてあげること、また、ご家族がしっかりと主導権を握ることも、縄張り意識の軽減には効果的だといわれております。日頃から何かして欲しいというトイプードルちゃんの要求にそのまま従うのではなく、オスワリなどの指示を上手にお使いいただき、指示にしたがったら、いいことがある、と思わせてあげることもよろしいでしょう。お家の中のソファの真ん中の場所など、良い場所はピュア様が占めて、また順番もピュア様が先です。お散歩のときも、ピュア様がワンちゃんを従えるという雰囲気で堂々とお歩きいただくとよろしいでしょう。寒い時期ですので、お散歩もたいへんですが、ご家族が帰宅なさる前に長めのお散歩をしていただき、夜はケージやクレートの中で、疲れてうとうして眠ってしまう状態をお作りいただくのもよろしいでしょう。トイプードルちゃんのご様子からは、警戒心から吠えている可能性が高いとは思いますが、中には、ご家族のご帰宅が嬉しくて興奮して吠える子もいます。このような場合は、興奮して吠えているときは、相手にせず、落ち着いてから声をかけたり、遊んであげたりして、「落ち着いていたらいいことがあった」という経験をさせてあげるのがよろしいでしょう。また、「ただいま」と声をかけるのは人間のご家族様が先にしていただくのが望ましいかと存じます。なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、しつけ相談サービスを承っておりますので、ぜひご利用くださいませ。お電話番号は、あんしんサービスセンター 0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。ピュア様とトイプードルちゃんの笑顔にあふれた毎日をいつも応援いたしております。今後ともアニコムを宜しくお願い申し上げます。